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♪ 音楽やこの不思議なる贈り物尽きることなき音の貯蔵庫‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 世界中に存在し、無限に生まれ続けていく音楽。考えれてみれば不思議なものです。たった13音しかないものの組み合わせで、多種多様な姿で存在し、尽きる事無く生まれ続けている。 世界中にはクラシックから民族音楽まで、一体どれだけの数の音楽があるのでしょうか。 複雑なインド音楽やホーミーのような特殊なものも含めると、気の遠くなるほどのものが、過去から現在まで絶えることなく受け継がれてきています。 音楽を持たない民族は居ないでしょうし、音楽そのものが嫌いな人もいないでしょう。 同じ曲でも、リズムが変わるだけでまったく別物になる。ファド、カリプソ、ボサノバ、サルサ、ケチャ、サンバ、ショーロ、レゲエ、マンボ、スカ、マンボ、ボサ・ノバみ~んな違う。 音の長さは時間そのものでもあり、時間軸に沿って進行していくのが音楽でもある。時を刻み、延ばしたり縮めたりしながらつぎつぎと過去へ消え去ってゆく。時の中から生まれて、時に溶け込んでいくのが音楽。 音楽を聴くというのは時を消費していく事でもある。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.31
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♪ 藪蚊より迷惑なりぬ、はばかりに早く早くと急かす声して ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ どちらかというとゆっくり時間を掛けないと用が足せない私。 それにに比べて吾が連れあいは、催したと思ったらアッという間にゴロゴロ・ザザーの夕立のように勝負が早い。 こっちが先に入って雑誌などパラパラと眺め、漸くさあ、そろそろという時に突然「早く!早く!」と叫ぶ声。一刻の猶予もない有様で、人の都合などお構いなしだ。時にはうめき声まで上げたりする。 これには参る。 場合によっては、その最中ってこともある。 そんな時は幾らなんでも待ってもらうしかないが、そうでなければ”取りあえず”聖域を明け渡すことになる。 トイレに藪蚊が一匹でもいるとオチオチ用など足している気分じゃないが、その藪蚊より性質(たち)が悪い。 基本的人権の侵害、迷惑防止条例違反で禁固1時間ってとこだな。 まるで不整脈の期外収縮のようにリズムを狂わされたこんな日は、なんだか落ち着かないスタートとなる。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.30
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♪ 生命を生み出す地球さもあらば海は子宮とマイヨールいい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1976年にスキンダイビング(No-limits Variable Weight)の種目で、世界で初めて水深-100mを越える記録を達成(生涯記録は1983年にうち立てた-105m)ジャック・マイヨール。(当時の潜水生理学では、人間が素潜り出来る限界は、40m程度と信じられていた)。 1988年、彼をモデルにした映画「グラン・ブルー」が世界的な大ヒットになり、一躍世の人に躍り出た。 独自の潜水哲学「ホモ・デルフィナス(イルカ人間/海の賢者)」を提唱。彼の呼吸法は独特で、右、左と片側ずつ行うのだという。 高い水圧との戦い。浮上時にブラックアウトと呼ばれる低酸素症による突然の意識喪失を起こしてしまうかもしれない危険。 無心にならないと無駄な力が入り、酸素消費量も上がってしまう。恐怖心や息苦しさを感じてしまえば到底できない至難の業。 ジャックマイヨールは、自らピアノ演奏もしたそうで、特にベートーベンのピアノソナタ「月光」を好んで演奏していたらしい。 「月光」が醸し出す旋律が、水深105mのグランブルーの世界にいた心境を蘇らせるからだという。 自らスクーバーダイビングをする人が語っている。 ”ジャックマイヨールが演奏する「月光」を聞いた時、人間の能力を超えた世界記録を持つ超人の孤高の世界ととてつもない静寂の世界を愛したひとりの故人を感じ、また、いつの間にか自分のつたない潜水体験で感じたあの時の静寂な世界を再び感じることが出来た。”と。 ジャックマイヨールは自然、海洋、イルカやクジラ、など、いろいろな分野で研究活動をしていた。彼は将来、人類が海へ帰ることの可能性を探っていたらしく、自分のことを「海の哲学者」と呼んでいたらしい。 そんな彼が、なぜ自殺と言う最期を選んでっしまったのか誰にもわからない。 人間の限界を超えてもなを、さらなるものを要求する”人間たち”に、”言っても分からない”ものを抱えて、絶望と孤独の中に生きていたのかもしれない。 海のなかにいると 利便性を重んじる日常から開放されて 人間にとって一番大事な価値観や世界観を思い出すことができる 人類の起源や太鼓の昔に想いを馳せるのも 歴史の真実を知りたいというより 海という母なる自然をとおして 人間と自然とのバランスや 自分がこれから進むべき道を再確認したいからである マイヨール「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.29
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♪ 黄金に園児の笑顔はじけたり向日葵はいままさに太陽 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 強烈な日差しの中で、黄金が燃えるがごとく咲く向日葵。 外国では太陽を現す場合、日本と違って黄色で表現しますね。 英語で向日葵を sunflower と言うのは、まさに黄金の太陽のイメージなんですね。 昨日の夕日は、真っ赤かのカーマインレッドに少し青みを加えた感じの色で、それはそれは見事でした。 猛暑の熱を全身に纏って海の向こうへ去っていく、鮮やかでドラマチックなものでした。 向日葵と夏の太陽は切っても切れない関係だと思っていましたが、沖縄では真冬に咲くんですね。 沖縄の「北中城村のひまわり畑」では、真冬に咲いたヒマワリで村おこしにと始めたそうです。約1万平方メートルに、30万本のひまわりが咲き誇るらしい。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.28
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♪ 凹凸に囲まれ生きる人生の凸凹なれば愛しき湖面 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 日本は、「平野」が重要な意味を持つほど山の多い起伏に富んだ国です。 航空写真で見れば一目瞭然で、限られた平野以外はどこもかしこも山と谷の凹凸(おうとつ)の集合地帯です。 人口が増えて、平野にある都市に人が集中するのは仕方のない事ではあります。 国土の約73%が山地を占め、人が住めるエリアが全体の3割しかない。小さな島国なのにその7割が居住できないという日本。 この3割に人が犇めき競い合って、色んな軋轢を生みながら生活しいます。 ほとんどが人間関係から起こる問題で、狭い空間に狭い社会を築き上げ、狭い視野で生きていることから起こるものばかり。 隣が気になってイライラする様な生活は、田舎では考えられない都会ならではのもの。 凸凹(でこぼこ)道を歩くだけでも難儀なのに、人間関係まで凸凹では利便性を生かす前に疲れ果ててしまう。 海や湖を眺めると心が落ち着くのは、元は水棲生物だった名残というだけでなく、あの真っ平らな水面に心が安らぐからだと思う。野反湖 ロングツーリングクラブより こんな国なのに過疎の村が増え、限界集落が増加しているという現実はいかにも勿体ない話です。 田舎よりも都会の方が住みやすいのは便利さから言っても確かなことです。 それとは格段に違う田舎の環境は、歳をとると致命的なものになるため、ますます人が離れていく。 「経世済民」の経済とは、物質の生産・流通・交換・分配とその消費・蓄積の全過程、およびその中で営まれる社会的諸関係の総体。 経済優先の社会では、それが無いところは一切のものが除外されるようになる。 林業や農業に従事する若者が増えつつあると聞きますが、まだまだ環境が整ってきたとは言い難い。田舎に若者が増えれば、今の価値観なんてどうにでも変わっていくでしょう。 人間が人間らしい生活をするには、”何が必要で、何を優先すべきか”を考える必要があると思います。無駄な利便性は追求するべきではないでしょう。 メーカーに踊らされてついつい飛びつく便利なものが、どんどん人間らしさを遠避けるものだったとしたら・・・・、 どうしますか。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.27
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♪ ただ椅子のきしむ無言の野菜室 夏の図書館冷えゆくままに ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 日曜の午後の半日、暑さを避けて図書館に籠っていた。 夏休みとあって受験を控えた学生ばかりかと思っていたが、結構高齢者の姿が目についた。 同じ様なことを考えている人が多いというか、クーラーのない人がそこそこいるという証でもあるのか。ソファーでは、夜の寝不足を解消しているのか、気持ち良さそうに寝入っている人もいる。 90%ほど埋まっている学習机に席を確保して、穂村弘の短歌の本など読んで過ごす。 向かいでは、英検一級の問題集を解きながらひたすら細かい文字を読み続けている青年。♪ 英検の一級テスト問題集 向かいの席は佳境に入りて 左には、女子大生が猛烈な勢いで鉛筆を走らせているし、斜め前では中年男が読書に疲れて、突っ伏して寝ている。 2時間ほどすると体が冷えてしまい、一旦外へ出て日差しを浴びる。冷え切った体には強烈な真夏の日差しが少し有難いものに思えた。 こんな中に一日中閉じこもっていたら、身体は一体どうなってしまうのか。 体温調整が出来なくなるし、自律神経はたまったもんじゃない。おかしくなって当然だ。 こんなことが理由でクーラー嫌いな私。 それに慣れる事は本来の機能が麻痺した事を意味する。身体は環境に順応するようにできているし、それを如何に上手く働かせるかにかかっている。 本来持っている機能をないがしろにする現代の生活は、様々な現代病を生む。 一面だけの都合を考えて全体を見ようとしないのは、高度な知能を持った人間のする事だとは思えないのだが・・・・ 夜は、日中の運動不足を補うため、3キロのウォーキングに階段上りをプラスして、そのつじつま合わせをした。 昼間のたった半日の冷房のせいか、身体が重く汗もあまりかかなかった。 冷房はやっぱり、自分にはどうにも具合が悪い。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.26
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♪ 余部の鉄橋思い猛暑日の焼けて燃え立つ歩道橋をゆく ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 連日の猛暑日。お年寄りなら行き倒れしかねない炎熱地獄だ。 アスファルトはチンチンに焼け、その直ぐ上の温度は確実に40度を越している。小さな子どもや犬など、地面に近い分だけ余計に暑い。 照り返しも強烈な炎天下を、帽子も被らないで歩いているお年寄りを見ると、何だか怖い。 猛暑の中を歩くのも大変なのに、歩道橋を上らせられるのはそれに輪を掛けて残酷な話しだ。階段を上るのが辛い上に焼けつく日差しが容赦なく照りつけてくる。 停車した車の排気と冷房の吐きだす温風が、凪いだ交差点をサウナのような熱気で包んでいる。 で、こんな映像が頭に浮かんでくる。 明治45年(1912年)に完成し、多くの愛好家に親しまれて来た「餘部鉄橋」が、老朽化のため、ついに今年限りでその姿を消してしまいました。 JR山陰本線鎧駅と餘部駅の間にかかる高さ41.5m、長さ310.7mの鉄橋で、トレッスル式と呼ばれる鋼材をやぐら状に組み上げた橋脚が特徴で、この種の鉄橋では日本一の規模を誇っていました。 1970年に一度だけこの地を訪れた事がある私も、その偉容と高さに感動したことを良く覚えています。特急「はまかぜ」 現行橋梁は2010年7月16日夜「はまかぜ5号」の通過をもって終了。17日から8月11日まで区間運休して架設工事が行われている。 そして、2010年8月12日早朝の始発列車から新橋梁開始の予定になっている。 日本海に面しているだけあって風当たりも強く、列車が転落するという大きな事故も有った。 廃止は残念ですが、老朽化に伴い安全優先を考えれば、時代の流れとして致し方ないですね。 歩道橋も5mぐらい、いやいっそのこと10mの高さところを通っていれば、人々は喜んで通るでしょうね。涼しいし、見晴らしもいいし・・・ 高速のエレベーターもあったりしてね。 車優先、経済優先。 何時になったら”人優先社会”が来るんでしょうか。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.25
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♪ 佐布里池にあきあかね生(あ)れ草むらに虫の声あり絶頂の中‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 日の傾くころ車で出たついでに、夕涼みにと佐布里池まで行ってみた。 池の面には二羽のカルガモが羽を休め、湖畔にはアヒルが一匹餌を求めてダッチロール。 光る池面に小さな首を浮き沈みさせながら、こちらに近づいてくるものがある。一体何だろう。この暑さだ。蛇が涼を求めて水に入ったか。 しかし、蛇にしては泳ぎ方が不自然だ。 かなり近付いてからよくよく見ると亀だった。 アヒルが水際で何やら餌を漁っているのを見て、餌のおこぼれが貰えると思いやって来たらしい。♪ そよりとも吹かぬ湖面に航跡をわずかに見せて亀泳ぎきぬ うぐいすも遠くに鳴く池の回りには、色づく前のアキアカネが群れ飛んでいます。 草むらには虫の声、林には蝉の合唱。 日中の猛暑に焼かれたコンクリートのベンチは、チンチンになってとても座っていられない。になってみれば、片面だけトースターで焼かれているようで落ち着かない。 夕涼みにはまだ時間が早かった。日が落ちて暫く後にならないとだめだ。 昨日は、暦の上では一年で最も暑い「大暑」。 連日37~8℃のやたらに暑い日が続くが、あと2週間も過ぎて8月8日頃にはもう「立秋」がやってくる。 本当に暑い盛りは向う3週間程度で、お盆を過ぎれば朝晩から徐々に和らいでくる。 9月の残暑が厳しいという予報はあるが、そんな先の事より今が問題。梅干し食べて、金麦飲んで、クーラー病にはくれぐれ気を付けて、乗り切って行きましょう。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.24
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♪ へえへえとやり過ごしゆく諸々のニュースに吾は我としてあり ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 巷には、ありとあらゆるニュースが満ち溢れている。そのニュースに一々反応していてはこちらがもたない。 人は、無意識で直接影響があるものや間接的にも影響があるもの以外は、見て見ぬふりをしてやり過ごす。 その取捨選択の内容がそのまま、その人の置かれている立場や生き方を反映している。 自分を維持するために、受け入れるニュースとあえて無視するニュース。 本当の事など分かりっこないのに分かった様な気にさせて、物知り顔でコメントするTVのコメンテーター。 ただニュース番組のメニューのために”おかず”にされて消費されるだけのものが如何に多いか。 そんなニュースは、自分という池に石を投げ入れて、ただ波を立てていくだけのもの。何も残してはいかない。 やれ内閣の支持率がどうだとか、マールボロ320円から440円になるとか、「会って欲しい」中3女子にメール1千通の教諭を戒告とか、熱中症死者が30年前の6倍は冷暖房慣れが影響かとか・・・・・ 情報の氾濫の中で取捨選択の能力を身に付けないと、ただただ情報に押し流されてしまう。 自分の池を守るためには、堤防を築いて土石流の流入を防がねばならない。 自分が自分として在るために必要なもの以外は思い切って捨てる。自分にとってニュースとは言えないのだから。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.23
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♪ うぶすなのいかしおぞましいかずちの今は昔となりにけるかも ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 生まれ故郷の茨城では、住んでいた当時、夏になると物凄い雷が鳴った。 たまに近所に落ちる事があって、それはそれはバリバリバリという物凄い音と地響きが腹の底を突き上げるような衝撃だった。 関東平野の片田舎で、あちこちに大きな杉の木があり、そこを目がけて落ちてくるのだ。停電なんかしょっちゅうだった。 夕立とセットになっている事が多く、その光景が幼児体験として頭に刻み込まれている。しかしそれは決して恐ろしい体験ではなく、どちらかと言うと心地いい方に近い。 隣のおばちゃんは雷が大っ嫌いで、鳴り始めると途端に”怖い怖い”と我が家に逃げ込んで来たが、それが何だか滑稽に思えたものだ。 愛知に越してきてからというもの、その快感を覚える様な雷に遇った事がなく、いつも物足りなさを感じている。 畏怖と共に敬虔な気持ちをもてるものとしての雷。 刺激の少なくなった現代人は、真近で、地響きを伴った落雷を経験するというようなことが一度ぐらいあってもいいのにと思う。 水害を筆頭に自然界の凄さ、恐ろしさが身にしみて感じられる天変地異。人間の存在なんてちっちゃなものだと、つくづく実感できる。 うぶすな(産土)-----生まれた土地、いかずち------雷「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.22
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♪ 北欧に猛暑の旅を終えし婦人(ひと)に更に上ゆく猛暑の待てり ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 北欧8日間の旅をして来た友人の女性は、連日30度の異常気象で大変だったそうです。 オーストリアでは16日に気温36度、ドイツのベルリンでは11日に38・7度を記録、半世紀ぶりに最高気温を更新したという 私も、かつてクーラーがなくてただただ絶えるだけというのを信州や北海道旅行で経験しています。折角涼しい処に来たのに、と損した気分になったものです。 彼女は日本に帰って来たと思ったら、こちらも負けずの猛暑で各地で35度を超す異常事態。 これは世界的にどうなのかと調べてみれば、何処も彼処も異常気象だ。アメリカ南西部では40度前後の暑さに襲われている。 ロシアの首都モスクワでは17日に過去最高の35度を記録し、130年の観測史上、最も厳しい暑さに見舞われている。 7月1日から14日までの平均気温が、平年より6.2度高い猛暑が続いているらしい。 市民がウオツカなど酒を飲んで所かまわず水遊びをするため、水死者は6月だけで1300人を超えた、とい信じられないニュースも。 「干ばつ」も問題になっている。小麦の値段が上がる事必至の様相。 この猛暑の原因は、偏西風が南北に蛇行して、北側に膨らんだ所に熱波が入りやすくなっていること、さらに日本の場合は、フィリピン沖で海水温が上がって太平洋高気圧を強めるラニーニャ現象の発生したことが原因らしい。 今週の土日からはオホーツク高気圧が出てくるので少し暑さがおさまるが、8月上旬にはまた太平洋高気圧が強まって暑くなりそうとのこと。 暑さ対策を怠りなきよう。水分と同時に塩分取って乗り切りましょう。 お茶にも”1リットルに対して、小さじ7分目~1杯”ぐらいの塩を入れておくべきだとのこと。塩は水分を保つ働きをし、汗と共に失われていくので補給してやる必要があるんですね。水分だけでは身体が持たない。 スポーツドリンクが良いそうですが、味が濃いのが欠点だ。アスリート達は薄めて飲んでいるそうです。 天気予報を見ていて、沖縄の気温が一番低いのに気づいた。 沖縄に避暑に行く時代がやって来る?「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.21
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♪ たまに飲むビールの味や懐かしきそれやこれやで金麦の味 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 普段はあまりビールを飲まないが、夏ともなればやっぱりビールだ。 最近のビール事情はあまりよく分からないが、発泡酒や第三のビールが断然主流らしい。 それで色々飲んでみたが、一番美味いと思ったのは「金麦」だった。第二・第三のビールにありがちな気の抜けた様な物足りなさがなく、ちゃんとしたビールの味を保っている。 この値段でこの味ならそりゃ売れるワ。 私も好きな「壇れい」のコマーシャルが好評で、その効果も有ってか人気もナンバーワンのようで、「コネコネット」で「24本 1ケース」のランキングで1位を保っています。 順位はこうなってます。 1位 金麦 350ml缶(サントリー) 2位 麦とホップ 350ml缶(サッポロ) 3位 のどごし〈生〉 350ml缶(キリン) 4位 麒麟 淡麗 グリーンラベル 350ml缶(キリン) 5位 スタイルフリー 350ml缶(アサヒ) 6位 アサヒ Off オフ 350ml缶(アサヒ) 7位 麒麟 淡麗 グリーンラベル 500ml缶(キリン) 8位 クリア アサヒ 350ml缶(アサヒ) 9位 麒麟 淡麗 W(ダブル) 500ml缶(キリン) 10位 麒麟 淡麗 W(ダブル) 350ml缶(キリン) 11位 麒麟 淡麗 生 350ml缶(キリン) 12位 キリン ホップの真実 350ml缶(キリン) 13位 金麦 500ml 缶(サントリー) 14位 のどごし 〈生〉 250ml缶(キリン) 15位 クリア アサヒ 500ml缶(アサヒ) 16位 キリン ストロング セブン 500ml缶(キリン) 17位 北海道 生搾り 350ml缶(サッポロ) 18位 アサヒ ストロングオフ 500ml缶(アサヒ) 19位 オリオン リッチ 350ml缶(オリオンビール) 20位 麒麟 淡麗 生 250ml缶(キリン) 「2010/07/12~2010/07/18 の集計結果を元に作成された coneco.net 独自のランキング」 順位は常に変動していますが上位の変動は少ないようです。 これを見ると、遅れを取ったサントリーが、「金麦」で「味」と「壇れい効果」で”起死回生の大逆転”したのが良く分かります。 ちなみに、「ビール」のランキングはこんな感じ。 1位 エビスビール 2位 アサヒスーパードライ 3位 ザ プレミアム モルツ 4位 金麦 5位 キリンラガービール 6位 キリン一番搾り 7位 キリン のどごし〈生〉 8位 サッポロ生ビール黒ラベル 9位 コロナ エキストラ 10位 ダイエット〈生〉クリアテイスト 「酒ログランキング」。大して重みのある集計ではないのですが、参考までに。 ビールの中に堂々4位で「金麦」が入っている事でも、その味が確かな事が分かるというもの。 やれニセビールだ混ぜものビールだと色々言われている第二第三世代のビール。どうしてもビールという呼称を使わないと話題に乗せにくいのは確か。 マスコミが悪いとかメーカーが情けないとかいろんな意見が飛び交っています。 本物からどんどん遠ざかって行く事が、先々どういう結果をもたらすかは分からない。 昔、合板が初めて世に出た時には「まがい物」「ニセモノ」と呼ばれていましたが、今は完全に一つのカテゴリーとなり、優れたものがその地位を獲得しています。 この日本にしかない発泡性飲料は、ノンアルコールありノンカロリーあり、糖質ゼロありプリン体を排除したものあり、技術革新は目覚ましいものがあります。 ビールと呼ぶからニセモノと言われるわけですが、マスコミが認知して堂々と使える様ないい名前がないものでしょうかね。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.20
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♪ 白筋を使わぬ事が極意なり赤筋鍛えに階段登り ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 普段の運動不足を解消するのと秋の登山に備えて、ウォーキングの途中にある神社の階段を登る事にした。 77段あり、徐々に回数を増やしていく事にして、初日はとりあえず様子見に3往復。感触は良く、この分ならかなりいけそうな感じなので目標を往復10回と決める。 それで2回目の昨夜は5往復した。 先日のNHK「ためしてガッテン」で、「驚き!超ラク山登り術 絶景を味わう科学ワザ」というのをやっていた。それによると、演歌のリズムで歌いながらゆっくり登るのが疲れないコツだという。 初心者がマイペースで歩くと、瞬発力に必要な速筋(白筋)を使うことになり、オーバーペースでバテてしまうという。 山登りでバテないポイントは、なるべく速筋を使わず、遅筋(赤筋)だけで歩くことが肝要で、歌いながら息が上がらないペースで歩くと、自然と速筋をほとんど使わずに歩くことができるというのです。 さらに、遅筋を使う運動を続けると、筋肉の毛細血管が増え、働きが良くなるというのです。 最初ゆっくり歩き始める事で毛細血管が増え、それが作用して後半は自然にペースも上がって来ると言うから驚きです。 そして更に、山登りの筋肉痛の正体は、下り特有の筋肉の運動にあるという。 通常、筋肉は縮みながら力を発揮しやすい様に出来ている。山を下る場合、太ももの筋肉は伸ばされながら体重を支えているため、こうした無理な運動が続くことで、筋肉に小さな傷がたくさんできて、筋力の低下を引き起こすと言うのです。 山登りをした後の、ひざのガクガクや筋肉痛の正体は、これだったのです。それを避けるには、とにかく小股で歩く事。 そうすることで、太ももの不自然な使われ方を防ぐ事が出来るというわけだ。 番組の実験で、歌を口ずさむペースで歩き、小またで下るというやり方を忠実に実践。その結果、なんと登る前より、登った後のほうが、疲労度が減少しているという驚くべき結果が出た。 負荷が少ない適度な運動により、血行が促進され、体に蓄積していた疲労が軽減されたと考えられる、とのこと。 「山登り=疲れる」という常識をくつがえしてしまった。 それで、自分もこれを思い出して実践してみた。確かに歌を歌う事でペースが抑えられ、疲労感も少ない感じ。この分なら、10往復は早々にクリアー出来そうだ。 ただ、”登る時の膝の角度は110度が理想”という条件に階段は向いていないので、無理は禁物だ。下りも”小またで”というわけにもいかない。 幸いこのコースは、階段の所までに3キロほど歩くし、途中にダラダラした上り坂もあるので、準備運動としては申し分ない。 慣れてくれば、自然にペースも上がるだろう。 自分よりも若い連中との登山でも、そんなに後れを取る事なく登れるようになるだろうと、密かに期待している。 今秋の登山が楽しみになって来た。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.19
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♪ 発表はされても梅雨の明けざらん不気味に蝉の静かなるまま ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ やけに爽やかな涼しい朝です。 昨日、梅雨が明けたらしいとの発表があったばかりなのに、この時間(6時40分)まだ蝉の鳴き方が弱い。 何時もなら、梅雨明け宣言を待っているかのごとく一斉に大合唱が始まるのに、今年はそれがない。鳴き始めてはいるものの、訝しげに様子を見て鳴くのを躊躇している様な感じだ。もう1日様子を見てみようという蝉が多いのだろう。 今年は、春先の天候不順で色んな虫の発生が少ないみたいだ。 毎年、庭に飛来して鉢植えの楠木に盛んに卵を産みつけるアオスジアゲハの姿を一度も見かけなかった。カラスアゲハやモンシロチョウチョの姿も一度も見ていない。 南天の花に来て、白い花弁を散らせながら飛び回る熊蜂の姿もなかった。 葡萄にうんざりするほどやって来るカナブンも少ないし、藪蚊の数も例年より少ない気がする。 アリもダンゴ虫もテントウ虫も何もかも少ない感じ。 あの暑い中で、騒音でしかないクマゼミの大合唱が少ないなら少ないに越した事はないが・・・・。 梅雨明けを確かめる情報交換が出来つつあるのか、徐々にクマゼミの声が大きくなって来たような気がするが・・・。 やはり梅雨は明けたという事なのかな。 あのげんなりする猛暑の夏がやって来のろ、今朝の涼しさが一瞬忘れさせてくれている。 拷問の前の甘言のように・・・「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.18
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♪ 喰うために飼いたる牛の殺処分 もったいないとは言わざるニュース ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 口蹄疫で大変なことになっている九州・宮崎の畜産農家。 せっかく改良して作り上げた種牛までも殺処分の対象になり、例外を作らない方向で処分することに決った模様。生産者は断腸の思いで受け止めていることでしょう。 殺処分された牛の数は28万9000頭。半端な数じゃないですね。 美味しい肉を食べるために、手塩にかけて育てられる牛。捨て猫だって飼っていれば情が移るのだから、大きな体をして人懐っこい牛がかわいくない訳がない。 声を掛け、心を通わせながら育て上げた牛を売って生計を立てるという、畜産という仕事のむごさ。 ”牛を食べる”と言えば野蛮に聞こえるものを、”牛肉を食べる”と言うように漢語を使うと柔らかくなる。外来語としての「漢語」を日本では上手に取りこんで、文章表現を豊かにしています。 短歌では、硬くなるということからなるべく漢語は使わないように、というのが基本的なスタンスです。漢語は便利だし格調も高くなる様な気がして、現代では使わずに置く事はなかなか難しい。 英語も同じ様に外来語を取り入れるのが好きな言語だそうです。 元々フランス語がベースになっている(60%を占める)ので、フランス語を使う事も多いのだとか。 ビーフとかポークとかマトンとかは全部フランス語で、外来語を取り入れる事で格調高い表現にしているところは、日本の大和言葉と漢語の関係に似ているんですね。 話がそれました。 それにしても人間は何でも食べる生きものだ。 牛を見て美味そうとは思わないし、泳いでいる魚を見てもそうは思わないのに、牛肉や刺身という食材になった途端に目つきが変わる。 なじみが薄い猪肉をボタン、鹿肉をモミジ、馬肉をサクラなんて呼んで食卓に載せる工夫もする。風にネーミングを変えるだけで、さも上手そうに感じるのだから人間の食の貪欲さが知れようというもの。 考えてみれば、雑食の人間って、野蛮だ。動物の中で一番野蛮な生物だと思う。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.17
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♪ 吾をして泥棒扱いする犬の吠えずにおかぬ日々の鬱積 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 無駄吠えと言えばいいのか、兎に角やたらめったらに吠えまくる犬がいる。 癇癪持ちかストレス持ちか、人を見ると常軌を逸して吠えまくる。ぐるぐる回って吠えまくり、今にも柵から飛び出さんとするようなのもいる。 ストレスが溜まって、黙っている事が出来ないほどイライラしているに違いない。★ 無駄吠えのしじまに響む昼下がり住宅街もイライライラと 犬の調教師は、こういう犬を黙らせることなど朝飯前のようだ。あるTV番組でそのテクニックを披露していた。 それはいたって簡単で、吠えたら何も言わずに霧吹きで水を吹きかけるだけ。吠える度にそれを繰り返す。 犬は何だか知らないが、吠えると嫌いな水を霧吹き掛けられる。 その内に、吠えるのは悪い事なのか?と思う様になり、だんだん吠える気がしなくなってくるというわけだ。 犬に吠えられるというのはいい気分ではないし、第一、物凄い近所迷惑だろう。 犬を飼うなら最低の躾ぐらいはしておいて欲しいもの。 イギリスなどではそれが当然の事になっていて、ちゃんと専門家に訓練を受けてから飼うことになっていると聞く。 最近の日本はで、大分マナーが守られるようになって来てはいるが、この辺りの事にはまだまだ無頓着のようだ。 少なくとも新聞配達や郵便配達に向かって吠えまくるのは止めさせて欲しいものだね。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.16
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♪ 花咲けば乙女の色香やがて実のはじけて真弓熟女とならむ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 秋になると真っ赤な実がはじけて艶やかな姿を見せるまゆみ(檀、真弓)は、今、小さいかわいい実を付けています。 ユニークな薄緑色した四角い実はあまり目立たないが、よく見るとなかなかかわいい。 「まゆみ(真弓)」は材質が強い上によくしなる為、古来より弓の材料として知られ、名前の由来になったのだという。 和紙の材料にもなったが、楮にとって代わられ、現在では印鑑や櫛の材料になっているという。 新芽は山菜として利用され、天麩羅やおひたしなどに向くらしい。ただし、実には毒があるので要注意。 花は楚々としてあまり目立たない。控えめで俗世界を知らない乙女のようだ。 目立つようになるのは、実が熟して弾けるようになってからだ。まるで花が咲いたように真っ赤な実が木の全体を覆う様になるとそれはなかなか見事なもの。 一転して、派手なキャピキャピの現代的熟女の様な風情となる。 好きな木の一つ。この名前をもった人も結構多いですね。マユミ、まゆみ、真弓、檀。 知人にも何人かいますが、皆さんそれぞれ個性的な気がします。 歌手の「五輪真弓」が阪神の「真弓明信」監督と結婚すると、「真弓真弓」になる。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.15
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♪ 風呂にするかシャワーにするか梅雨寒の無彩の野辺に半夏生の花 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ スカッとシャワーといきたい日があると思うと、風呂に入った方がいいかと思うような日がないまぜになっていた梅雨も晩期となりました。 この時期になると、各地で恒例の様に大雨を降らせ、最後の仕事とばかりに大暴れしていますね。よくもまあこれだけの水分を空が保持しているもんだと、変に感心してしまう。 もう数日で雨には開放されそうですが、その梅雨明け直後に待ち構えている猛暑には要注意だ。名古屋地方はいきなり34度の猛暑予報が出ていて、連日の雨でゆるんだ身体を刺し貫こうと待ち構えている。 「梅雨明け十日」といってしばらく安定して晴れる日が続く。 急激な温度上昇に面喰って身体が付いて行けず、水分補給を怠ると大変だ。 今、半夏生の花が咲いている。ちょっと時期が遅い感じではある。 葉の表面が部分的に白くなり半化粧のようだということと、半夏生の時期に見られるということから付いた名前らしい。 半夏という薬草が生えるころということから、この頃(7月2日)を七十二候の一つとして半夏生(はんげしょう)という。 半夏とはカラスビシャクのことで、半夏生とはまた別の植物だというからややこしい。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.14
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♪ 緑陰にうもれし暗き古池に低く鋭くウシガエル鳴く ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 生茂った樹々に囲まれ、百年もそこに眠っているかのような古池。光も射ささず暗緑の翳と一体となって静まり返っているその池は、何のもの音も聞こえない。 その池の主か、突然にウシガエルが鳴き出した。 二匹いるようで、鳴き方の違う二種類の声が暗い池面に浮かび上がるように聞こえて来た。低い声で掛け合いのように交互に、また重なるように鳴いている。 回りがあまりにも静かなためか、その声は思いのほか鋭く聞こえる。その声には、何かの意思があるような、ただならぬ不穏の響きを含んでいる。 何やら言い争っているようにも聞こえるし、お互いの存在を確かめ合っているようにも聞こえる。 物音もしない暗い池の中に一日ジッとしていると、自分の存在すら不確かになってきて、時々大声でも出さないと不安になってくるのかも知れない。 自己確認と自己顕示のために、一日に何度かする儀式の様なものかもしれない。 真っ暗な中に一人取り残されたら、人はどんな心理状態になるのだろうか。 あなたは、鼻を抓まれても分からない様な、まっ暗がりを経験した事がありますか? 自分の手を見ようとして見えず、自分すら確認出来ない。自分の体を触って確認してみても、実体が掴めないという不安が残ったまま。 なんの実態も分からない状況というのは孤独そのものです。 昔、旅行中にまっ暗闇で路頭に迷った事がある。 遠くに点る小さな明かりを頼りに、なんとかその最悪の状況からは脱出できたが、暗闇ほど心細いものは無い。 目的を達したのか、そのウシガエルの声は30秒ほどで止んだ。 水面と樹々の境目のない暗緑の空間は、元の不気味な静けさを取り戻した。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.13
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♪ めくるめく再生見せて百草の絶えることなど微塵も見せず ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 雑草の勢いは劣る事を知らない。取っても取っても生えてくる。刈れば刈る程強くなる。 どんな環境にも適応して、隙あればどこへでも現れる。 日陰からいきなり日向に出て来て、その日差しの強さになよなよと萎んでしまうようなどこぞの政治家とはわけが違う。 投票率が前回を下回った参院通常選挙。乱立政党にうんざりし、民主党のもたもたに嫌気がさし、後出し消費税に呆れ、どこをほじくっても同じ穴の貉に希望なく、ただただ無力感。 力があると勘違いして、二人区に二人の候補者を出して返り討ちにあった民主党。自民党に大敗してこれでまた内部は、固まり損ないの豆腐の様にぐずぐずとなること必至。 またしても自民党がしゃしゃり出て来た事に対する落胆は、せっかく取った雑草がまた生えて来たような気分だ。 甦るという字は更生と書く。自民党は更生したのか?過去の悪政を総括したのか? 野党になった途端に自分たちがやって来た事を棚に上げて、批判・追求する姿におぞましさを感じて来た我ら庶民は、やりきれない気分で政治を見て来た。その自民党が参議院での第一党だ。 今の自民党にも大した力は残っておらず、捻じれ国会でどう舵取りしていくのか。民主党がどことどう連立を組むのか。★ 憎まれてまた生えてきし雑草の種やこぼれむ遠雷の音 せっかく取った雑草がまた生えて来た庭を見ながら、もうしばらく続く梅雨空をただ眺めるばかり。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.12
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♪ 今はただ歩くしかない馴染み道けさもゆるゆる声かけてゆき ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 今朝は5時に起きて、本当に久しぶりに10キロコースを歩いて来た。 この道を以前は走っていたんだなぁと思うと、何だか切なくなってきた。 膝を痛めたり疲れが残っていたりで、今はほとんど走れなくなっている。5年から10年ごとにガクっと体力が落ちて、その度ごとに何かが狭まって行く様な気がする。 鬱の時に始めた早朝ウォーキングは”声を出す事が重要”と、遇う人ごとに挨拶をしてきた。その習慣が身についているため、自然に声が出る。今朝もすれ違う人、追い越した人全てに声をかけた。日曜日という事もあって、22人と割合多目だった。 最後に遇った老人が好い。 ちょっと小柄なおじいさんで、手をやや広げ気味にして大きく振りながら歩いて来た。声を掛けるとぴょこんとお辞儀をして挨拶してくれた。 その顔が良いの。 ニコニコニコニコしていて、天下泰平、おらが春という感じ。 こっちの顔までほころんでくる。”好好爺とはこんな感じか”と、いつまでもその顔が頭に残っている。 ”笑っていないと損”とばかりに満面の笑顔を浮かべるその後ろ姿は、ガニ股でひょうひょうとしていて、まるで屈託がない様だった。★ 挨拶を22人と交わせれば屈託のなきひと日となれり こちらもこのおじいさんに、屈託のない幸せの一日を分けてもらった様な朝だった。 こういうことがあると、やっぱり、日々心を外に向けて過ごさないといけないなぁと思ったりもする。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.11
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♪ 公園の下草刈らるその端にむく鳥の群れ、バーゲンセール ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 弱い生き物は集団で行動するというのは分かるが、むく鳥が弱い生き物だという印象はあまり無い。 いつもけたたましい声をあげて我が物顔で動き回る姿は、ならず者の集団の様に見えてくる。 近所の樹木をねぐらにされた日にゃあたまらない。夕方になると集団でやってきて、もう喧しくて五月蠅くてたまったもんじゃない。 高松市の中央通りにあるクスノキ並木に、毎夏ムクドリが集団飛来するようになり、けたたましい鳴き声による騒音とふん公害に悩まされているという。 その数ざっと数千羽。中央通りのクスノキに集結したムクドリの大群。 繁殖期は3~5月の四カ月間程度。共同ねぐらに集結するのは非繁殖期で、ちょうど集団化が始まったばかりらしい。 しかも、親も繁殖後の子供も全部集まる“最盛期”なので、年間を通して一番数が多い時期らしい。来年の二月ごろまで集結するという。 西日本圏内には生息していなかったムクドリ。それが、いつの間にか全国に広がり、各地で同じような悩みを抱えているらしい。 駅前繁華街に約一万羽の大群が押し寄せていた新潟県長岡市では一昨年、ムクドリが危険を感じた時の鳴き声を録音したテープを作成。群れが訪れる時刻に流したところ、五日間ほどで飛来はなくなったという。しかし、来年になればまたやって来るだろうとのこと。 特にクスノキは大木になるので、ねぐらにされる可能性が高い。 名鉄神宮前駅の前にあるクスノキが、先ごろバッサリと枝を払われた。この時期に何故?と思っていたが、どうもムクドリが原因だった様だ。 すぐ傍の熱田神宮にもクスノキの大木があり、同じ悩みを抱えている事でしょう。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.10
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♪ ほととぎす遠くに聞こゆ小夜の辺に猫は孤独を愛でに出てゆき ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 真夜中、おもむろに外へ出ていった猫は何を考えているのだろうか。縄亜張りの中でひとり孤独を愛でながら、彷徨の愉悦に酔いしれているのだろうか。 たまにその縄張りに、介入してくる者がいると激しい拒否反応を示し、けたたましい声で威嚇する。相手も負けじと甲高い、絶叫に近い鳴き声を上げて応戦する。闇を引き裂いて響き渡り、寝静まった夜の底に異様な緊張が走る。 どちらが縄張りの主なのか。 オス猫の”孤独の砦”を死守する執念はすさまい。取っ組み合いするまでお互い譲らず、時々怪我をして帰って来たりする。 この夜毎の行動の反動なのか、家の中ではゆゆしき声を張り上げている同じ猫とは思えない態度ですり寄って来る。 やたら甘えるので撫でてやれば、咽を鳴らし、グーパーグーパーと手指を使って喜んでいる。 寂しがり屋の孤独癖、独立心と自己顕示。 雄という生きものは、どうしようもなく悲しい性(さが)を持っている。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.09
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♪ 人工の匂い漏れくるアパートの闇に漂う虚無といふもの ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ アパートの部屋の外にまで猛烈に匂って来る芳香剤。普通では耐えられない人工的なかなり強い匂いだ。この部屋の住人は地球人ではないのかも知れない。 いわゆる消臭剤という名で売られているもの。決していい香りとは思えないのに、使う人はかなり多いらしい。消臭なんて嘘で、むしろ加臭剤と言った方がいいしろものだ。 あるにおいを消すために、別の匂いで誤魔化そうとするこれらのものは、逆に元の匂いと混ざって余計にひどい匂いになったりする。 自分の部屋が臭いからといってこんな匂いをまき散らしては、嗅覚までがおかしくなってしまう。本当はの目的はそこに有ったりして・・・・。 嗅覚が利かなくなると、危険を匂いで察知できないばかりか、味覚にも影響を及ぼします。鼻が詰まっている時の食べ物の味がまったく分からないという経験は誰にでもあること。 匂いが麻痺して味覚が低下していては、生活する上でかなりのハンディーとなる。季節の変化とか、環境の状態とか、微妙な匂いを嗅ぐことで感じているものは多い。 雨の匂い、埃の匂い、黴の匂い、草の匂い、花の香り、動物の匂い、果物の香りなどなど、色んな匂いで情報を得ることが出来る。 匂いがあるからこそよりリアルに伝わってくるわけで、その匂いが感じれれなければそれこそ無味乾燥というもの。 TVから場面に合わせて匂いを出すことは技術的には可能だそうだ。 しかし、実際には視聴者の置かれた状況がそれぞれ違うので、都合の悪い事が出てきてしまう。また、一度出した匂いが直ぐ消せなければ、次の場面に都合の悪い事も起こる。 一度出てしまった匂いは簡単には消せないのが大きな問題だ。 しかし現在は、消臭という技術が進んでどんな匂いでも一瞬で消せるようになりつつあるらしい。 森には嫌なにおいが無いことに着目して、植物の精油成分(フイトンチッド)が消臭効果があることを利用した消臭技術があるらしい。 「キレイキレイ」とかで殺菌に過剰になりすぎるのは、将来の抵抗力低下を招くということで問題視されています。 匂いにも同じような事があるかもしれない。本来備わっている能力をないがしろにするような生活の仕方は、その反動を考えると無頓着ではいられない。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.08
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♪ 緑陰のめだかの鉢に光射し子の生あれゆきしなる壺中天 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 我が家の庭の片隅には、めだかを飼っている手こね鉢が二つある。一つは黒メダカで、もう一方は白メダカだ。 姫水連が植わり、水草やホテイアオイが浮かび環境的には申し分ない。餌は、定期的に上から落ちてくるという幸せな状況だ。 半日かげのこの場所は、朝の光も射せば、雨だって降り注ぐ。外敵もいないこの環境は彼らにとって、将に天国だ。 中国の故事に「壺中天」というのがある。 後漢時代、費長房という役人が二階の窓から眺めていると、一人の老商人が、商売が済むと店頭に掛けていた壺の中に、いつも飛び込んで姿を消していく。不思議に思って費長房がその老人に頼み一緒に壺の中に入れてもらったところ、その壺の中には宮殿があり、酒や肴のたくさんある別天地であったと言う話(後漢・費長房伝)。 「めだか」達にとって、俗世から切り離されて、食いっぱぐれもなく外敵もいない上に、自然の恵みも満喫できるこの環境は「壺中の楽園」だ。 「壺中天」とは、俗界と切り離された別天地、別世界のこと。仙境でもある。 ”壺中天有り”とは、自分だけの内面世界を持つこと。人と比べるのではなく、自分にとっての仙境をもつこと。 それが”幸せ”の根幹を成すものでしょう。 あなたは、どんな”壺中の天”を持っていますか?「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.07
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♪ ようやくに言語鎖国を解く人の出でて世界の一員たらむ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 何だかんだ言って外国語をまともに導入しようとしてこなかったこの国に、英語を社内言語とする企業が現れた。 「楽天」の三木谷社長は、社内で使用する言語を完全に英語にし、今後2年以内に社員が100%英語でコミュニケーション出来るようにすると発表した。 この発表の意義は大きい。 今まで、英語が出来ないという理由で海外の様々な集まりに行かなかったり、英語の文献を読まなかったりと、世界のグローバル化に完全に乗り遅れている。 英語がしゃべれないという下らない理由で損をしていると、三木谷社長は言う。 日本語ほど難しい言語は無いといわれるものを、日本に来る海外人たちはマスターしている。なのに勤勉で努力家の日本人が英語ごときをマスター出来ないはずがない。 今までは、苦手だと言う理由で遠のけて、必要性をあまり切実に感じてこなかっただけのこと。 「楽天」の様に"No English,No Job"となれば、必死で覚えるし身に付くはずです。器用な日本人は、そういう環境さえ整い、英語的言語センスを磨いていけば、意外と簡単に英語をマスターしていくでしょう。 あらゆるモノ(音楽や料理や絵画や服飾、ガーデニングやスポーツや産業までも)を取り入れて、咀嚼してアレンジして自分のものにしてしまう能力は、世界の中でも”ぴか一”の日本人。 流行に敏感で、横並び意識が強い国民性が、一たびブームに火が点くとあっという間に日本中を席巻する。 「ユニクロ」の柳井社長も同じ様な事を考えているらしい。 海外に拠点を置いたり進出する企業は、こぞってこの波に乗って行こうとするのは間違いないでしょう。 実際、日本人が英語を話せるようになったら国際的な位置が格段に上がるし、真の実力を発揮できるようになるでしょう。欠けている世界の一員としての役割も十分発揮できるようになる。 コミュニケーション能力が上がれば現地で孤立する事もなく、日本の良さ、日本人の持っている優れた資質が確実に生かされるようになるでしょう。 自信も付くし誇りも持てるようになる。 ”Radio I”の様な英語番組を聴く人が増え、英字新聞が売れる。またぞろ語学学校が雨後の筍のように出来て、猫も杓子も通う様になる。 町中に英語表記のものが溢れ、英語が出来る事が売りの商売が先行していく。 ごく当たり前に、電車の中などで英会話が交わされるようになるにはどれぐらいの時間がかかるのか。 その気になると、意外に早い気がします。 当面は、英語推進派と拒絶派に分かれるでしょう。しかし、”英語に憧れている”ところが多分にある日本人は、その勤勉さを発揮して、割と短い期間にマスターしてしまうんじゃないかな。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.06
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♪ 連夜なるまこと厳しや熱戦の分けられていく弱者と強者 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 連夜に繰り広げられているプロスポーツ。 ワールドカップサッカーにウィンブルドンテニス、プロの試合を観るにつけその凄さを感じないわけにはいかない。 大画面になり、画像が美しくなった分、余計にその迫力が伝わってくるようになった。 ウィンブルドン選手権第3日で、これまでの記録を大幅に更新するマラソンマッチがあった。 22日に日没で中断した男子シングルス1回戦のジョン・イスナー(米国)―ニコラ・マユ(フランス)は第5セットから試合を再開したものの、59―59で決着がつかず、2日連続の日没中断。 2人はこの日だけで7時間6分を戦い、2日間合計の試合時間は10時間ちょうど。2004年の全仏オープンで記録された1試合の最長時間の6時間33分を大幅に塗り替えた。 3日目再開後の第138ゲームにようやく決着を迎え、テニス史上最長記録を更新する11時間5分の死闘だった。 両者の集中力が全く途切れることがなく、ふらふらになりながらも諦めることなく戦い続けた根性が凄い。 女子のJrの部では日本の石津幸恵が決勝まで進み、惜しくも準優勝。 最終セットまでもつれる大熱戦。プレッシャーのかかる中、ドロップショットを仕掛け、 182cmの相手を翻弄(ほんろう)するなど、17歳とは思えない、落ち着いた試合運びを見せた。 試合後、「勝てた試合だったので、負けてすごく悔しい」と涙が止まらなかった。 今年5月に辻佳奈美が14歳3か月でプロになった話題があったばかり。森田あゆみ(キヤノン)の15歳1カ月を下回り、史上最年少となる。 今年1月にフランスのタブレスで行われたヨーロッパのジュニアツアー14歳以下女子シングルスでも優勝した、女子テニス界期待のホープだ。 先が楽しみだね。 若手も伸びず、蜥蜴の尻尾切りしているような大相撲なんて、もう誰も見なくなるんじゃないか?「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.05
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♪ 老人が老い犬つれて歩みゆく雨の晴れ間のモノクロの道 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 老老介護が問題になっていますが、ペットを飼うにもまた同じ様な問題が付いて回ります。 歳をとってからペットを飼うといのは、ペットの寿命を考えるとちょっと問題がありますね。犬でも猫でも15年前後は生きるわけですから、飼い主の寿命と照らし合わせて買うのが鉄則でしょう。ペットだけが後に残されるというのは酷な話しです。 空前のペットブーム。豊かだからなのか貧しいからなのか良く分からない。 全国の世帯で飼っているイヌ・ネコの総数は、2234万頭(ペットフード協会の調査による推計)だそうで、現在の15歳未満の子供の人数(1694万人)よりはるかに多い。 新聞のモニター調査で、ペットは家族と答えた人が60%に達するそうです。 その中で今飼っているペットは、犬 652人、猫 394人 、魚類 221人、鳥類 63人、カメ 62人という。 家族意識が高じて「室内で飼う」のは当然としても、「ペット霊園に埋葬する」とか「誕生日を祝う」とか、「服を着せかえ」「エステに通わせ」たり、「喪中の案内」を出すとかとなるとちょっと行き過ぎだと思う。 動物を人と同じように扱うとか、甘やかし放題で主従関係が出来ていないなど、愛情を履き違えている人が意外に多い。 飼い主の自己中はペットにとっても迷惑な話です。人と人との関係とは違った配慮と心構えを持たないと、相手の動物は困惑するばかりだ。 また、「自分がペットに好かれる」事が最優先となって、言いなり甘やかし放題というのは言語道断だね。 ペットブームの陰で、年間50万~60万匹の犬や猫が殺処分されているという。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.04
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♪ 束の間を真紅に染めて今日けふという命燃えゆき年中の過ぎ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 自然界は、一日の終わりに、かくも美しい光景を演出する。 偶然に出会ったこのめくるめく情景っをカメラに収めた方は、何時も素敵な写真を「風の記憶」ブログで発表されている伊藤さんです。まずはオレンジ色に染まり徐々に真っ赤になった 夫婦岩の間に沈む夕日を撮影しようとしていて、代わりにこの光景をものにしたのだそうです。 雲に阻まれて夕日は上手くとれなかったそうですが、長年の経験でこの様な日は空が真っ赤になると読んで、待ち構えていたそうです。 案の定、太陽が沈んだ直後から空を染め始め、あっという間に辺りすべてを真紅に染めたそうです。 色彩の魔術師かと思う様な美しい写真を撮る伊藤さんは、美しい色を引き寄せる魔術を持っているようです。 早いもので、今年ももう半年が過ぎました。 一日の昼の部の終わりに、モノクロの夜へのバトンタッチ。まだ一日は終わっていない。昼はこんなに頑張ったんだ夜も頑張れ、と言ってるようなドラマチックな情景です。 この後にマジックアワーが暫しの余韻を楽しませ、やがて最終章へと移っていく。★「 昼の光に夜の闇の深さがわかるものか 」ニーチェ この言葉はは村上春樹の「風の歌を聴け」にでてくる。「デレク・ハートフィールドが墓碑に選んだニーチェの言葉である」と。 それがですね、「デレク・ハートフィールドというアメリカの作家」は村上春樹の創作したものだというから驚きですねぇ。 この事は、「週刊朝日の1979年5月」の記事に、彼が「風の歌を聴け」で第二十二回「群像新人文学賞」を受賞した時の経緯が詳しく書いてあります。 そこにこのネタばらしも書いてあるので間違いないでしょう。このニーチェの言葉も、ある記述にヒントを得て彼が創作したらしい。 今では、この意味深な言葉だけが独り歩きしているようで、そんな事も知らずに盛んに引用されたりしています。 村上春樹は、新人の時からなかなかの食わせ物のようです。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.03
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♪ 雨雲がどいて現る太陽の猛犬のごとく襲いきたりぬ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 梅雨空は鬱陶しくて、じめじめした空気が何もかもをべたべたと気色悪いものにする。 ああ、嫌だ嫌だ、と晴れるを望んでみれば、そこには強烈な日差しが容赦なく襲いかかって来る。 日差しは強烈で、その上蒸し風呂の様な暑さだ。湿気が無ければまだましなんだへど・・・ 雨でも晴れても、どっちにしても辛い季節だね。★ 先日の、市への苦情が届いた頃かと思っていた矢先に、伸び放題になっていた枝が早々と切り詰めてあった。 返信メールも来ていて、痛んでいる舗装も直ぐに修理するとのことだった。 直ぐに対応してくれた「花と緑の推進課」に、早速お礼のメールを打った。そこまで迅速にやってくれるとは思わなかったので、「市民の誇りだ」という気持ちを伝えた。 そして昨日になって、また更に「ヤマモモ」と「梅」の木に手が入り、下枝がバッサリと切られ全体がスッキリと整えられていた。 全く手入れがされていなかったことに気づいたのか、予備費を急きょ計上して剪定作業を業者に依頼したようだ。 舗装の部分も、アスファルトで真っ黒に修理されていた。 褒められてその気になったのか、豚もおだてりゃ木に登る、か。 そう、苦情を言うばかりではいけない。ちゃんとやってくれたら、その行為に対して感謝と称賛を忘れてはいけないのです。通路に枝がかぶさり、通行の邪魔だった 朝 撮影通路に覆いかぶさった枝は無くなり、スッキリとなっている 夕方 撮影 梅雨の晴れ間の強烈な暑さの中に、スッキリとした小道が何だか誇らしげだった。それにしてもやる事が極端だ「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.02
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♪ かにかくも人の在りたりかにかくも 個性浮き出るキャンドルナイト ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 灯りを消してスローな夜を! 一昨日、遅ればせながらのキャンドルナイトに誘われて、楽しい夜を過ごしました。自慢の手料理を振舞ってくれる自称「キッチン悦子」に8人の善男善女?が集いました。 自負心と自己顕示欲が人を成長させるのは間違いのない事でしょう。ここに集まる人々はみんな個性的で、それぞれが自分の花を咲かせています。 ある程度の年齢に達した人ばかりですから、他人と比較することなく自分の道を歩んでいます。そういう仲間の話を聞くのは楽しいものです。 途中、「将来の生き方について」というテーマが提案されて、思い思いの未来像が語られました。先の事は分からないのが人生です。 私は、初めてやって来る明日という未知の日を、昨日とは違う日なのだという事を自覚していきたい、という様な事を話しました。 翌日になってメール交換なんかが自然に行われたりします。 「話のなかの一つに、将来どうなりたいかというテーマを話したけど、どこかの本に、将来の問題は、将来にあるのではなく、将来についてかんがえている「いま」にあるのです。 という言葉がありましたが、まさに今、一瞬を話している私達がいましたね~、大事な数時間でした。」 というような嬉しいメールが回って来たりします。そんな後日のやり取りも楽しいものです。 何時も、深刻な問題なのに楽しく話しできるって幸せだね~、なんて言い合っています。 キャンドルの灯りの中では何時もと違う空気が流れます。 お互いの距離が近づき、心が暗がりに溶け出していく様な柔らかい空気に包まれます。前回、我が家でのキャンドルナイト まだ経験の無い方は是非、次回は「冬至」の日に全国規模で行われるこの「100万人キャンドルナイト」に参加してみて下さい。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.07.01
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