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今回はhidepxさんやラ・ロマネさんたちとプチワイン会。場所は、最近ヘビーローテーションで通っているオゥレギュームで。NV Pannier Brut Selectionパニエ・ブリュット・セレクションまずはハウスシャンパーニュで乾杯。写真なし。1990 Puligny-Montrachet 1er Cru Les Perrieres(Carillon)ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ レ・シャン・カネ(カリヨン)続いてラ・ロマネさんのカリヨン。これはなかなか素晴らしい。熟成感がありながらも若い部分もあり、熟成した初期の飲み頃。完壁なコンディション。トップクラスの生産者には及ばないけれど、まだ将来を感じさせるよいワイン。the_eaterさん残念でした。カリヨンのピュリニーを探す>2004 Meursault Rouge(J.F.Coche-Dury)ムルソー(J.F.コシュ=デュリ)続いてわたしのワイン。"Meursault"よりも"Cote de Beaune"の文字が大きかったため「コシュ・デュリってコート・ド・ボーヌ赤を出しているんだ」と、ムルソーであることにまったく気づかず購入したもの。帰宅後にムルソーだと気づいた(笑)。これが素晴らしい!香りムンムンで満開。その芳香の高さはリシュブールといわれても、そうかなと思ってしまうほど。04らしい透明感で、ボディはけっして太くないけれど、ブル好きにはたまらない。到底、村名だとは見抜けない。今日のNo1にして、今年飲んだ赤でもトップクラス。昨年末に飲んだ04のヴォルネイ1er Cruも素晴らしかったので、04はコシュ・デュリ赤の当たり年か。04同士だと、香りの開き具合でムルソー、酒質のなめらかさやスケールの大きさではヴォルネイ 1er Cru。【新入荷】[2004] ムルソー・ルージュ コシュ・デュリMeursault Rouge Coche-Dury1万円ちょいという、この値段なら買い!2000 Volnay 1er Cru(J.F.Coche-Dury)ヴォルネイ・プルミエ・クリュ(J.F.コシュ=デュリ)これも良いのだけれど、前のムルソーが良すぎた。1996 Echezeaux(Rene Engel)エシェゾー(ルネ・アンジェル)第一印象は、熟成したグランクリュのうねるようなよい香り(とはいえ抑え気味)。これまでのワインとは一線を画す。ところが飲んでみると、ぎこちない味わいで軽いブ疑惑。全然飲めるのだけれど、ルネ・アンジェルの96エシェゾーだと思うと残念な状態。うーん。そういえば9年前にまったく同じワインを飲んでいる。ルネ・アンジェルのエシェゾーを探す>結局今回は、白の造り手の赤、そしてもっとも低いグレードが、良い年のグランクリュまで制圧してしまった。ワインは難しい。料理編今回は\6,000のコース。メインの鴨だけお願いして、あとはおまかせ。今日のテーマは玉ネギとのこと。アミューズ玉ネギのムース。中央に乗っているのはホワイトアスパラの薄切り。その下にグリルしたホタテリードヴォーとソラマメ。シェリー(マディラ?)のしっかり目のソース鴨と玉ネギ 事前にお願いしていた食材だけに、力の入った一品。このクラスの店で出せる鴨としてはクオリティが高い。ここの鴨料理は外れない。ホワイトアスパラのアイスクリームとグリーンアスパラのクレームブリュレ玉ネギがテーマと聞いて少しビックリしたけれど(一般的にワインとは合わないと言われている)、全然大丈夫。玉ネギらしい刺激成分はなくて、どれもしっかり火が入って甘く仕上がっている。ただし、好みでいえば前回のほうが好みかな。2皿目はリードヴォーじゃなくて、もっとあっさり目の料理でよかった。気が向いたら投票お願いします→
2008.04.30
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定例の銀座ワイン会。今回は場所を変えて&ブラインド無しで開催。京都紀行を10回も書いたのでバックログがたまりすぎてしまった。ということで簡素化。???? Raymond Boulard Brut PetraeaChampagne, France - 白泡辛口なかなかおいしい。2005 Bourgogne Aligote Les Genevrays(N.Rouget)Bourogogne, France - 白辛口ルジェ親戚銘柄。何となく自然派っぽい。2006 Sauvignon Blanc Spatlese trocken(Okonomierat Rebholz)Pfalz, German - 白辛口ドイツでは珍しいソーヴィニョン・ブラン。切れ上がる酸があって、なかなか好印象。と思って値段を聞いてみると、小売りで6千円くらいとのこと。安ければもう一度飲んでみたいと思うけれど値段を聞くと微妙。でも素晴らしいですぜ。ソーヴィニヨン・ブラン シュペートレーゼ トロッケン[2006]レプホルツ 750mlSauvignon blanc S...2005 Bourgogne Passetourgrain(Emmanuel Rouget)Bourogogne, France - 赤辛口2005 Bourgogne Cuvee du Pinson(Ponsot)Bourogogne, France - 赤辛口この2つのブルゴーニュ対決(一つはパスグラだけど)は圧倒的にルジェの勝利。ポンソも悪くないのだけれど、ルジェのエロティックな凝縮感、パスグラとは見抜けないしっかりした酒質。2005年の恩恵を最大限に生かしている。今まで飲んだパスグラでは一番おいしいかも。でも時間をおくと意外に早く落ちた。HABANDさんが飲んだボトルはそうでもなかったということなので、ボトル差なのか。[2005]ブルゴーニュ パストゥーグランエマニュエル・ルジェ1998 Volnay-Santenots-du Millieu 1er Cru(Domaine des Comtes Lafon)Bourogogne, France - 赤辛口わたしの持参品。悪くはないけれど良くもない。ラフォンの赤で、すごいと思ったこと無いんだよね。中途半端な熟成状態だったので、10年くらい寝かせてからのほうが良かったかも。1997 Turiga Nacional(Quinta dos Roques)Dao, Portugal - 赤辛口ヘビー級ボトルに入ったポルトガルの赤。残念ながらコンディション不良。気が向いたら投票お願いします→
2008.04.29
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いよいよ最終日。Part10まで続いたブログも、ようやく終了。この日は朝早く起きて奈良の吉野山に行く予定だったのだけれど、今まで歩きまくった疲れで少々だるい。前日飲み過ぎという話もある(笑)。・吉野までは、京都から2時間近くかかる。・吉野山は頂上近くの奥千本以外は散っているらしい。・奥千本を見るためには山を登らなければならない。いろいろなことを考えていると、吉野山に行くのが苦痛になり今回は断念。もっとも好きな仏像「興福寺の阿修羅像」を見るために奈良に行くことにした。京都の地下鉄は春のシーズン仕様京都から近鉄に乗って40分。近鉄奈良駅に到着。興福寺国宝館 ここに阿修羅像があるあまりにも有名な仏像なので一つだけ特別に展示していると思ったのだけれど、ほかの八部衆の仏像などとともに並んで展示されていた。阿修羅像それにしても素晴らしい表情。少年のような顔でありながら、少し憂いがただよう。いつまで見ても飽きない表情。この前にいすを置いて何時間でも見ていたい。興福地周辺の鹿はおとなしい次に奈良国立博物館へ。これで国内全国立博物館制覇(東京、京都、奈良、九州)。やったー! ここの常設展は仏像が中心。敷地は広いけれど、博物館自体はほかと比べると小さめ。奈良国立博物館このあと、法隆寺やもっとほかのところに行こうとも考えたのだけれど、とりあえず奈良の大仏がある東大寺へ。襲われる人たちえさ屋のまわりには鹿がたむろしていて、人が買ったとわかると猛然と襲いかかってくる。東大寺の仁王像 この仁王像も大きい下にいる人と比べると伽藍(がらん)の巨大さがわかるいわゆる奈良の大仏柱をくぐっているのは学生ばかり。つっかえる人っていないのかな(笑)もっとどこかに行こうと思ったけれど、ほどよく疲れてきたので、奈良駅の反対側にある奈良町周辺を散策することにした。このあたりは古風な町屋が並んでいる。最後はカフェで抹茶プリンアイスクリームパフェふー、今回の旅も終了。かなり忙しく動いたけれど、なかなか楽しい旅でした。大まかに予定を立てて、その時々で予定を変えながら動いたけれど、おおむね満足。失敗したのは、大阪造幣局の通り抜けに行ったことくらい。来年行くとしたら4月15日前後に行きたい。長い間読んでいただきありがとうございました。Part9へ戻るPart1へ戻る気が向いたら投票お願いします→
2008.04.28
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夕食は祇園花霞。京都の和食ではお気に入りの店で、今まで数回訪問している。でも今回は料理長が、先代の末友久史さんから、西川正芳さんに変わっていることもあり興味深く訪問した。なお末友さんは独立して新店舗を出すらしい。西川正芳さんは超名店「祇園 さヽ木」などで修行を積んだかた。今年の2月から、この店の料理長に就任したとのこと。お店に入って気づくのが、料理長だけでなく、女将さんやお弟子さんまで総入れ替えになっている。料理はお勧めといわれた\10,000のコースを注文。オーナーの方針なのか、料理人が変わっても、祇園としてはリーズナブルな値付け。なお、ブログを書くのに時間がかかりすぎて、料理名は完全に失念。すみません。ウニの料理お吸い物本マグロ地の魚各種筍ヒメマス(?)の焼き物完全に失念。うるいが入ってたご飯はおくどさんで生姜ご飯 生姜の存在感がない水菓子全体として質的には十分満足しているのだけれど、何か量的に物足りない。畑善や余志屋、また先代の料理長時代と比べても少ない。いちおう、おにぎりのお土産をもらったのだけれど、おかずのほうをもっと食べたかったというか、メリハリをつけてガッツリしたお皿があっても良かったと思う。まあ2月に料理長に就任したばかりなので、もう少し見守っていきたいと思う。西川正芳さん若くてなかなかイケメン。たしか32、33歳。この世界では引き継ぎというものが無く、調味料一滴さえ残していかなかったとのこと。先代の末友さんとは、直接会ったこともないそうです。んー、シビア。---祇園花霞京都府京都市東山区祇園町北側279-13 14番路地075-525-272611:30~13:30(LO) 17:30~20:30(LO)休:日曜日予算:昼\4,500から、夜\10,000から。夜の白川何か不満を感じ祇園をさまよう。これといったお店が見つからず、ランチで行って、夜のメニューが良さそうだった出町柳の「FRIGO」に電話をかけてみる。空いているということで、さっそく急行。ワインは3千円から6千円くらいが中心価格帯。イタリアワインの赤と白が、それぞれ10~15種類ずつくらい揃う。リーズナブルなトラットリアらしい良いセレクション。2005 Montepulciano d'Abruzzo(Masiarelli)モンテプルチアーノ・ダブルッツォ(マシャレッリ)お店では\3,500。楽天で調べてみると1千円台前半。味わいを考えれば十分合格点。さすがマシャレッリ。普段飲みワインとしてケース買いしてもいいかも。マシャレリMontepulciano d'Abruzzoモンテプルチアーノ・ダブルッツォ2005アンティ・パスト・ミスト(前菜盛り合わせ) \1,500としてはしっかりしたボリューム。パテ・ド・カンパーニュ(?)だけでも、単品で頼むのと変わらない満足度。トリッパと白インゲンの煮込み ランチのときに、もっとも気になっていたのが、このメニュー。これもしっかりしたボリュームでおいしい。日本のイタリアンは、料理がリーズナブルでもワインの値付けが高かったり、パスタばっかりだったりと、イタリア本国とのトラットリアとは似つかない店が多いなか、値段もメニューもボリュームも十分合格圏内。リクエストがないわけではないけれど、家の近くにあったら小腹が空いたときにふらっと寄りたい店。夜と比べるとランチは普通かな。---FRIGO(フリーゴ)京都府京都市左京区田中下柳町8-7075-771-205011:30~14:00 17:00~23:00(LO)http://www.frigo-kyoto.com/Part10へつづくPart8へ戻る気が向いたら投票お願いします→
2008.04.27
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昼食を終えて京都御所へ。御所の敷地には予約無しでも入れるけれど、中心部に入るのには事前予約が必要。桂離宮ほど競争率は高くないので、平日なら余裕でWeb予約できる。余裕を持って予約できることもあり、とくに期待していなかったのだけれど、これほど京都に来ていながら、今まで訪問しなかったのが悔やまれる素晴らしさ。写真では表現しきれないけれど、いやー素晴らしい。今回訪問した寺社では印象度No1。位によって、ふすまのへりが違う。これは上級貴族向けの部屋昨年塗り替えたばかりで、まばゆいまでの朱色さ天皇だけが入場可能な門。皇太子でも入れない屋根の構造。今回説明してくれた係のお姉さんはわかりやすくてGood玉座蹴鞠の庭この画像だとわかりづらいけれど、チェーン状のものは避雷針ではなくて職人の命綱。今は足場を組んで改修するけれど、昔はこのチェーンをつかみながら作業したらしい。見学終了。あとは自由に入場できる場所を散策。ソメイヨシノは散ってしまったけれど、遅咲きの桜は少しだけ咲いていた。ホテルからの夕景Part9へつづく-Part7へ戻る気が向いたら投票お願いします→
2008.04.26
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本日のランチは筍料理の名店筍亭(じゅんてい)へ。桂駅から西に、つまり桂離宮とは反対方向に、2.5キロほど行ったところにある。今回は朝からレンタサイクルを借りていたので、そのまま自転車で行ったけれど、通常はタクシーで行くべき場所。国道9号の緩やかな坂を上り、お店の看板が出ている角を曲がり細い道に入る。ゆるい坂道を奥に進んでいくと突き当たりにお店がある。まさに隠れ家的なお店。今回は12畳の個室だった畑善ほどではないものの、床の間もある豪華な部屋。窓からは緑の木々が見え、小川のせせらぎが聞こえてくる。今回は\5,250の筍御膳。左奥から、木の芽と筍の和え物、ゆで筍にゴボウのソース、味噌で煮込んだ筍、お造りみじん切りの筍をクズで固めたもの筍の和え物筍のパン粉揚げ、シシトウ、魚の網揚げお椀の上ぶたが美しいので撮ってしまった筍ご飯とお吸い物、香の物この金額で、この料理と、この雰囲気は立派。お腹もいっぱい。小さな割烹のように手間のかかりすぎることや大胆なことはできないかも知れないけれど、長年筍を扱っている専門店らしい技。いずれもしみじみとおいしい。ランチとしてはお勧め。食後は裏庭を散策。裏庭には小高い山があり、筍亭所有の散策コースになっている。しだれ桜こんなに大きくなると食べられないけれど、山にはたくさん筍が生えているとなりには神社があり、草木が美しい食事を満喫したあとは、次の目的地の京都御所へ。それにしても今回はレンタサイクルが役に立った。---筍亭(じゅんてい)京都市西京区樫原鴫谷50075-391-719112:00~8:00(LO)http://www.juntei.jp/休:不定休予算:昼のコースは\5,250から。夜のコースは\10,500から。Part8へつづくPart6へ戻る気が向いたら投票お願いします→
2008.04.25
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この日は念願の桂離宮へ。桂離宮をはじめ、京都御所や仙洞御所、修学院離宮は事前予約が必要な施設だ。なかでも桂離宮の競争率は高い。申し込み方法は、往復はがきによる抽選とネット予約があって、ネット予約のほうは三カ月前の予約開始からすぐにいっぱいになってしまう。それほど前から予定を立てていたわけではないので、今回は抽選に賭けたところ見事当選。ラッキー! それで訪問となった。桂離宮は、京都駅から真西に5キロほど行ったところ。阪急の桂駅からは1キロ強。ちょうど駅のレンタサイクルが\300/日だったので借りることにした。それにしても\300は安すぎる。京都の中心部だと\1,000以上が当たり前で、あの福岡の柳川でも\500。宮内庁の施設なので皇宮警察の警備が厳しい一度に入れるのは30人ほどで、グループごとに係の人が説明してくれる。また外国人向けにオーディオガイドも用意してある。中央に池があり、その周囲に茶室が点在している。池の色が汚いのは、いつもなのか、それとも2日前に降った雨によるものかは不明。桂離宮で特徴的なのは踏み石(?)。砂利道以外の土の地面には必ず置いてある。日本的総天然色。緑と赤、そしてピンクの色彩が美しい。ふすまの取っ手が矢の形こちらは櫂(かい:オールのこと)になっているものすごく期待していたこともあって、そのふくらみすぎた期待ほどではなかったのだけれど、木々の美しさは印象的だった。また手入れの行き届き具合もすごい。そして同時に30人程度しか入れないため、とても静かに落ち着いて見られるのは素晴らしい。ランチの予約まで時間があるので地図を探索。桂川沿いをサイクリングして、ゆっくり鈴虫寺に行くことにした。桂川菜の花が美しいさらに上流に行くと嵐山。ちゃんとサイクリングロードが整備されているしばらくして鈴虫寺に到着何の前提知識も無しに来たのだけれど、ここは中に上がって20~30分程度、毎回お坊さんの話を聞くようになっている(お茶とお菓子付き)。そして中には鈴虫寺という名前の由来にもなっている鈴虫が飼われている。鈴虫は本来季節ものだけれど、一年中温度管理することによって、いつ来ても見られるとのこと。ここの見所は、なんと言ってもお坊さんの話。落語家も真っ青の話し上手。別にありがたい説法をするわけではなく、お寺の説明やお参りの仕方などを説明するだけなのだけれど、笑わせることに命を賭けているというか、笑いどころ満載。少々くどいので終盤になるとつらくなるけれど、一度は訪問の価値あり。また部屋は入れ替え方式なので、一般のお寺のように連続で入れない。シーズン中の土日はとても混むので、平日がお勧めとのこと。アクセスしづらいこともあり、今までまったく意識していなかったお寺だけれど、とても人気があるようだ。平日なのにけっこう込んでいた。文字通り亀の甲羅のような節目の竹ひとつだけ願いを叶えに来てくれる、わらじを履いたお地蔵さん次はランチの目的地「筍亭」へ。Part7へつづくPart5へ戻る気が向いたら投票お願いします→
2008.04.24
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この日の夜は鳴滝の畑善へ(金閣のさらに西)。お店までは、京福・北野線の宇多野駅から徒歩15分ほど。途中までゆるい下り坂なので楽だと思ったら、最後の数百メーターはスキー場のような登り坂。豪邸が並ぶ急坂を息を切らしながら登ると頂上付近にお店を発見。写真だと急坂感があまりわからないけれど京都の西側一帯を見渡せる小山にある中に入ると、テレビの豪邸訪問に出てきそうな吹き抜けのリビング。ここがウェイティングスペースになっている。案内されたのは広々とした個室。格天井(ごうてんじょう)で、ふすまや障子も標準的な大きさではない高そうなもの。折り上げ格天井 格式の高い部屋に見られる、四隅が弧を描いた折り上げ格天井今回はお勧めといわれた\13,650(税抜き\13,000)のコース。タケノコの木の芽和えタケノコ豆腐お吸い物漆塗りの鮮やかなお椀。建物や室内もただ者ではないし、器も目を見張るような素晴らしさ。聞いてみると、ご主人が器好きのようだ。切り子のとっくりとおちょこお造り 白身魚は煮きり酒で。このくらいのクラスになると刺身の質が違う。焼きタケノコアワビと京菜のサラダ ドレッシングとして柑橘系のジュレがかかっている。鯖鮨と穴子鮨 厚みのある鯖で素晴らしい。穴子もほくほく。お椀 ほどよくだしが効いて素晴らしい鯛飯 余志屋と比べるとやさしい味付けお腹がいっぱいで鯛飯の残りはお土産にしてもらった。佃煮付き!水菓子 器に合わせて桜の懐紙(?)全体的に京都らしい味付けで、最後の水菓子までしっかり仕事をした素晴らしいもの。奇抜なものはないけれど、いずれもしみじみとおいしい。サービスの女性もご主人もフレンドリーで、部屋の居心地の良さも相まってゆったりとした時を過ごせる。会計は、\13,650(税抜き\13,000)のコースに、日本酒2合とビールを飲んで、1万8千円くらい。サービス料は15%と高いけれど、これだけの雰囲気やサービスならば仕方ないところ。総額で考えれば中堅フレンチ程度の金額なので、安いとさえ言える。東京や祇園だったら、いくらになるのだろう。今回訪問したなかでは、もっとも印象的だった店。お世話になった人を招待したい。---音戸山山荘 畑善京都府京都市右京区鳴滝音戸山町6-18075-462-010911:30~14:00、17:30~20:00休:火曜日予算:夜のコースは\10,500から。総額だと\15,000∼くらいが目安。 サービス料15%ランチは、All Aboutも参考に。Part6へつづくPart4へ戻る気が向いたら投票お願いします→
2008.04.23
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南禅寺のあとは哲学の道へ。ソメイヨシノは葉桜なのだけれど、この手まりのような桜は満開鴨と鯉このアングルからだとわかりづらいけれど、右から濃いピンク、白、薄いピンクの桜途中で離脱するつもりが銀閣まで歩いてしまったバスで移動して細見美術館へ。10周年記念ということで行ってみることにした。細見美術館開館10周年記念特別展I 「江戸絵画の夢と光―若冲、北斎とともに」平成20年4月18日(金)∼6月1日(日)開館10周年記念のコレクション名品展第1弾として、江戸絵画(近世絵画)の優品を初めて一堂に展示します。細見コレクションは早くから伊藤若冲や琳派の魅力に注目してきましたが、江戸時代の他の画派やユニークな画家の作品も広く蒐集しています。葛飾北斎の「五美人図」や池大雅の「児島湾真景図」をはじめ、京都や江戸を中心に活躍した画家たちの個性豊かな作品は、近世文化の多彩な側面を如実に伝えるものです。独創的な江戸絵画のさまざまな表情をお楽しみください。(Webページから転載)悪くはないのだけれど、暁斎のすごいのを見たあとだけに印象が薄い。でも、こぢんまりとしてゆっくり見られるいい美術館です。このあとは琵琶湖の海津大崎へ行こうと思っていたのだけれど、大阪造幣局の「桜の通り抜け」期間中ということもあり、急遽行ってみることにした。京阪電車で天満橋へ。ある程度はわかったいたけれど、ものすごい人。天満橋駅から造幣局までずっと行列。上野公園の比じゃありません。中に入ると、さらにぎゅうぎゅう。桜はけっこう咲いていたけれど、ピークは越えている。実際のところ桜云々ではなく、圧倒的な人の多さに疲労感たっぷり。全長560メートルらしいのだけれど、これほど長く感じたのは初めて。一度入ったら最後、最終出口まで離脱できないのもつらい。帰り道にある露店こんなに込んでいるなら行かなきゃ良かった。わざわざ大阪まで行って損した!Part5へつづくPart3へ戻る気が向いたら投票お願いします→
2008.04.22
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ウエスティン都ホテルに泊まっていたこともあり、まずは近くのインクライン&岡崎桜回廊十石舟巡りへ。インクラインは、船で上がれないような急な坂を、貨車を使って引っ張り上げる線路の跡。線路の両脇には桜が植えてありピーク時にはすごいようだ。正面に見えるのがインクライン今は使われていない線路琵琶湖疎水続いて岡崎桜回廊十石舟巡りへ。この遊覧船は、蹴上から平安神宮の西側まで続く琵琶湖疎水を一周するようになっている。\1,000なり。船乗り場船は今年から新しくなって大きくなったとのこと。また屋根は可動式になっていて、水位や橋の低さに合わせて上下するようになっている。ここが折り返し地点ここも桜の名所なのだけれどソメイヨシノは散ってしまっている次は2008年春のJR東海の「そうだ、京都行こう」のポスターにもなった南禅寺へ。山門この山門は、かの有名な石川五右衛門が「絶景かな、絶景かな、春の眺めは値千金とは小せえ、ちいせえ」と大見得を切った場所といわれている(フィクション説大)。法堂(はっとう)今回は法事中で見ることができなかったけれど、天井には今尾景年の龍図がある。龍の格好が違うけれど、妙心寺にある探幽の天井画に似ている。方丈は必見。小堀遠州作と伝えられる庭や、探幽作といわれる障壁画がある。竜安寺のように込んでいないのがよい。境内の端にある水道橋うえにはちゃんと水が流れている夜は豪遊続きなので、昼は質素にと思っていたのだけれど、南禅寺を出て哲学の道へ行こうとしたところに湯豆腐屋「奥丹」を発見。事前のリサーチでは、湯豆腐ならば「豆水楼」と考えていたのだけれど、南禅寺の奥という絶妙な立地に負けて吸い込まれるように店内へ。美しい庭があり1階でも食べられるけれど、今回は2階席に案内された。落ち着いた雰囲気で、窓からは緑が差し込み、聞こえてくるのは鳥の鳴き声のみ。ランチは\3,150のコースのみ。ゴマ豆腐とトロロ木の芽の田楽 これはおいしい湯豆腐湯豆腐には、ネギ、黒山椒、たれをかけて食べる。ご飯と天ぷら、漬け物 右下のお椀は豆腐をよそったもの悪くはないけれども、だからといって激賞するところもない普通の味。京都にあるほかの湯豆腐屋に行ったことがないので比較できないけれど、料理の内容を考えれば千円くらいは雰囲気代か? 開店すぐで、すいていたこともあり、雰囲気は良かったけれど、経験として一度来たらもういいかな。腹ごしらえを終えて、哲学の道へ。Part4へつづくPart2へ戻る気が向いたら投票お願いします→
2008.04.21
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この日の夜は、先斗町(ぽんとちょう)にある余志屋(よしや)を訪問。ここは釜飯屋の流れをくむ割烹。この店にたどり着くのはけっこう大変。地図だと木屋町通り沿いに見えるのだけれど、実際には鴨川と木屋町通りに挟まれた先斗町通りから一本入った奥にある。木屋町通りからは行けないのでご注意を。この先斗町通りから一本入ったところにある土曜日ということもあるけれど、ここは超繁盛店。3週間前に予約したのに8時以降なら大丈夫という返事。また入店してからもひっきりなしに飛び込み客が来て断られていた(わかりづらい場所にあるのにもかかわらずである)。入店すると、活気のある和風高級居酒屋的な雰囲気。会社帰りらしい客もいれば観光客もいるし、子供連れもいる。カウンターには、ご主人と、若手の料理人が2人。また奥の厨房にも何人かいるようだ。みんな忙しそうにてきぱきと働いている。メニューを見ると、値段の無いアラカルトのみ。事前の情報ではコース料理があると聞いていたので、そのことを聞いてみると\7,500、\8,500、\10,000(?)のコースがあるとのこと。アラカルトだと、どう頼んで良いかわからないこともあり、今回は\8,500のコースを注文。・焼き茄子のごまだれ(no photo)お造り焼き筍 これでもかというほどたっぷりの鰹節が添えてある京都の和食ではビールと日本酒しか飲まないのだけれど、赤ワインを飲んでいる常連らしき人がいて、ちゃんとしたグラスだったので注文してみた。ワインは赤白それぞれ一種類で値段は不明。総額から類推すると5千円くらい。2006 Colli Pesaresi Roncaglia(Fattoria Mancini)リーデルのシャルドネグラスで出してくれた。さわやかで、なかなかおいしいワイン。あとでご主人に聞いてみると、ワインに詳しくないのだけれど、料理人仲間にイタリア料理店のご主人が何人かいて、みんなで共同購入したものを分けてもらっているとのこと。ロンカリア ビアンコ2005 マンチーニ定番の「鴨饅頭」 ショウガのすーっとした香りに鰹だしの葛あんが印象的。鴨まんじゅうは、もちっぽい生地(豆やジャガイモ、百合根などが使われるらしい)に鴨のひき肉を入れたもの。カマ焼き三種盛りてっぱい(ぬた)だし巻き卵ホタテとエビのフライ鯖のきずし きずしとは締め鯖のこと。やさしくしめてある。鯛の釜飯 さすが釜飯を売りにしているだけはある。とてもおいしい。黒糖アイス カウンターでは最後の客だったこともあり、黒糖アイスマジックをみせてくれた。黒糖アイスマジックとは、何かを混ぜることによってほかの味になること。インスタントコーヒーをかけるとコーヒーアイスになる。とにかくご主人の人柄が最高!ものすごく低姿勢で一生懸命。笑顔を絶やさない。訪問の際には、ぜひカウンターに座りたい。この一生懸命さは、多くの料理人が学ばなければならないと思う。料理は、もっと伝統的な京都料理だと思っていたけれど、ここはうまいもんや。良質の素材を、京割烹としてはガッツリ出す。コースの場合、皿数はあまり決まっていなくて、お客さんの食べ具合で判断して出してくれる。量が少なくて、このあとにラーメン屋などに行かれるのが嫌らしい。今回は、わたしの体の大きさを思ってくれたのか、サケの釜飯もいただいてしまった。もちろん全部食べきれるわけはなく、残りはおにぎりにしてもらって持ち帰り。京都の和食に行くと、お土産をもらうことが多いので、翌日の朝食はこれで十分。夜遅くまでやっているので使い勝手もいい。今回食べなかったものにもおいしそうなものがあったので、こんどはアラカルトで訪問したい。---余志屋京都市中京区先斗町三条下る075-221-511517:00~23:00(LO)休:月曜日予算:コースかアラカルトによって違うけれどワインなど高額な酒を頼まなければ1万円前後詳しいことはAll Aboutの記事をご覧あれ。Part3へつづくPart1へ戻る気が向いたら投票お願いします→
2008.04.20
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京都に行ってきました。京都は昨年の秋以来で、春の季節は2年連続。仁和寺の御室桜が忘れられずの訪問になった。当日はくもりのち晴れ。新幹線に乗っているときは途中まで晴れていたのだけれど、京都に到着するとくもり。チェ! JR&嵐電で仁和寺へ。嵐電(路面電車)に乗るのは初めて。仁和寺へ行く路線は、桜で網棚を飾っていた。嵐電 御室仁和寺駅仁和寺仁和寺の桜は「御室桜(おむろざくら)」という背低い見事な桜で、遅咲きで知られている。昨年より一週間訪問が遅いので心配していたのだけれど不安的中。直前までは大丈夫だったのに、前日の雨&暴風でひどい状況。ところどころ花びらがちゃんとついている木もあるのだけれど、雨風の影響で花びらはヨレヨレ。地面もぬかるんでいる。ちょっと違うけれど昨年と似たアングルから昨年の様子天候も違うし、桜が違いすぎる。夕方になるとだいぶ天気が良くなったので、夕方ないしは翌日に行った方が少しは印象が良かったかも知れない。モミジはきれいだった仁和寺の悲惨さに落胆しながら、遅咲きの桜があるという千本えんま堂へ。千本通りの商店街と並んでぽつんとある小さなお寺(?)。たしかに桜は咲いているのだけれど、スケールが小さい。それに境内のほとんどが駐車場という場末感に雰囲気無し。さくっと切り上げ、大原の三千院へ。遠いと思っていた三千院は、出町柳からバスで30分強。ほとんどノンストップだったこともあるけれど、意外に早く着いた。この時点では結構くもっていたので、あまりきれいじゃないけれど、実物の菜の花は美しい。三千院は、お寺はもちろんのこと参道も美しい。三千院の庭色調がきついのは、カラーモードをヴィヴィッドにしたままだったから。しまった―。これとISO感度を変更したままにしてしまうのは、たまにやるミス。大原は寒いこともあり、こちらの桜はけっこう見頃。市内へ戻る。朝からくもっていた天気は、大原を出るころにはだいぶ晴れてきた。鴨川この日の最後は京都国立博物館へ。没後120年記念 絵画の冒険者 暁斎 Kyosai-近代へ架ける橋- 2008年4月8日 (火) ~5月11日 (日) 版画も手がけていた暁斎だけれども、今回は肉筆だけの展示。はっきり言って素晴らしい。昨年の狩野永徳展も良かったけれど、個人的にはそれを上回る素晴らしさ。一部気味の悪い絵もあるのだけれど、狩野派の裏打ちされた技術、圧倒的な独創性、展示品のバラエティの広さ。今回は1時間強しか見られなかったのだけれど、もっとじっくり見たかった。2時間いても飽きないはず。わたしが見た日本絵画展では近年まれに見る傑作。同等の感動があるものを思い起こせば、2006年に東京国立博物館で開催された(巡回もした)プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展 。相国寺の若冲展、京都区立博物館の狩野永徳展など、最近は京都だけで巡回しない美術展に優れたものが多い。そう考えると最近東京で開催されている美術展は和洋問わずスランプ気味。Part2へ続く気が向いたら投票お願いします→
2008.04.19
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週末に京都行くのだけれど、期待していた仁和寺の御室桜(おむろざくら)は、昨日の雨で散ってしまったようだ(仁和寺の開花状況)。残念。現在は、遅咲きの桜のシーズンとはいえ、それもダメかも知れない。東京ではものすごい暴風だったけれど、京都ではどうだったのだろう。今年は、東京の花見&観梅で運を使い果たしてしまったのか?↓は昨年4月中旬の仁和寺の様子。ワインは定番のディゴワーヌ。2004 Bourgogne La Digoine(A&P de Villaine)ブルゴーニュ ラ・ディゴワーヌ(アー・エ・ペー・ド・ヴィレーヌ)Bourgogne, France - 赤辛口\3,000くらい, かわばた酒店, 2006年5月購入2001年以降のビンテージは、あまりピンと来ていないのだけれど、04らしさが良く出ていて好印象。線は細いけれど繊細なブルゴーニュの良さがわかるワイン。ディゴワーヌを探す>気が向いたら投票お願いします→
2008.04.18
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最近いろいろ気づいたことがある。一つは楽天ブログの携帯版。今まで携帯からアクセスするときは、携帯に内蔵されているフルブラウザの機能を使用していた。でも、これだと画面の小さい携帯ではちゃんと表示できないし、イメージを張りまくっているとサイズオーバーになってしまう。またパケット代がすごくて一度パケ死したことがある。でも携帯版のサイトでは、携帯用に画面ができているので使いやすい(当たり前!)。問題は、楽天フォト以外からのリンクではイメージを表示できないこと。こちらがPC版のアドレスで、http://plaza.rakuten.co.jp/rousseau/携帯版は、アドレスがplaza→plzになっている。http://plz.rakuten.co.jp/rousseau/もう一つは携帯用のデータ閲覧ソフトウェア。今まではトリスターの「携帯万能」を使っていたのだけれど、なぜかわたしのマシンとはドライバの相性が悪く、新しい携帯に買い換えてからは接続できなかった(ソフトウェア自体は対応している)。 (株)トリスター 【Win版】携帯万能 for Windows ドコモ FOMA/SoftBank 3G用 TS10002710新しいバージョンにすれば大丈夫かなと思い、新バージョンの購入を検討していると、ドコモケータイdatalinkというソフトを発見。ドコモの純正で、もちろん無料ダウンロードして使ってみると全然快適。少し重いけれど、よく考えられている。他携帯メーカーのことは知らないけれど、これだとサードパーティーの携帯用ソフトって厳しいよね。気が向いたら投票お願いします→
2008.04.17
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前回の白編に続き赤編。1998 Au Bon Climat Pinot Noir Isabelleオー・ボン・クリマ ピノ・ノワール イザベル11,500円くらい, 2000年10月購入思ったよりも熟成感があり、ムンムンエッチの一歩手前。この香りと、果実味豊かなスタイルは人気があった。とはいえ、酸っぱいもの好きのわたしには、ちょっとゆるい。それにしてもイザベルは安くなった。これを購入したころが一番高かったのかも。オー・ボン・クリマのイザベルを探す>no photo1999 Duckhorn Napa Valley Merlot Three Palms Vineyardダックホーン ナパ・ヴァレー メルロー スリー・パームス・ヴィンヤード10,000円くらい, 2002年6月購入このスリーパームス・ヴィンヤードは、エステート・グロウンと並ぶ、ダックホーンの看板ワイン。うーん、若い。そして雑味がないきれいな造り。スマートな凝縮感。素直にメルローらしさを感じるものの、現時点では若さが前面に出ている。現在でもそこそこおいしいのだけれど、将来のポテンシャルを感じるだけに、いま飲むにはもったいない印象。ダックホーン メルロー スリーパーム ヴィンヤード [2003] 750ml1996 David Arthur Cabernet Sauvignonデイヴィッド・アーサー カベルネ・ソーヴィニョン8,000円くらい, 1999年8月購入近年は高騰&入手困難のデイヴィッド・アーサー。とくにトップキュヴェのエレヴェーション1147は高評価&高価格。このCSを購入直後に飲んだときには、若いながらも秘めたポテンシャルを感じ、いままで寝かせていた。ダックホーンやハーラン・エステートと比べれば飲みごろ感はあるのだけど、熟成に入る一歩手前でやや中途半端な印象。よくわからない(=おいしくない)中途半端さではないところが救いだけれど、5年くらい前に飲むか、もっと熟成させるかのどちらかが良かったのかも知れない。デイヴィッド・アーサーを探す>1996 Harlan Estate Napa Valleyハーラン・エステート ナパ・ヴァレー40,000円くらい, 2000年7月購入何本か持っているのに、今回が初ハーラン。これまた若い。今回の赤のラインナップでは、まだタンニンも残り一番若い印象。もっとパワフルなスタイルだと思っていたのだけれど、嫌みを感じない程度の凝縮感。じっくり味わえば、やはり余韻の長さは別格。ポテンシャルはひしひしと感じるのだけれど、あと5年、10年寝かせたい。今回は10人割だったので、いつかは4人割くらいでたっぷり飲んでみたい。ハーラン・エステートを探す>ハーラン・エステートHarlan Estate [1998]最安値が98の8万。その昔は高いと思っていたけれど、いまのボルドーの値段を考えると、それほど高く無いと思えてしまうのが不思議。1999 Turley Zinfandel Heyne Vineyardターリー・ジンファンデル ハイン・ヴィンヤード13,500円くらい, 2001年11月購入ものすごく種類があってよくわからないターリーのなかでも、このHeyne Vineyardはトップクラスの1本。これはけっこう熟成している。「これでもか」というターリーのパワーを期待していたのだけれど柔らか。もう少し若いときの方が好み。ターリーのハインを探す>1998 Santa Barbara Winery Late Harvest Sauvignon Blancサンタ・バーバラ・ワイナリー レイト・ハーヴェスト ソーヴィニョン・ブラン4,000円くらい, 2002年1月購入こちらのソーヴィニョン・ブランではなくて、ジンファンデルが漫画「ソムリエ(瞬のワイン?)」で取り上げられて小ブレイクしたワイン。糖度は乗って甘いのだけれど、ジンファンデルのようなユニークさは感じなくてやや平凡。酸もゆるめ。またけっこう熟成している。ジンファンデル・エッセンス(甘口)は、03がラストビンテージで傑作らしい。2本くらい買っておこうかな。サンタバーバラジンファンデル・エッセンス[2003]まとめ:すごいのは無かったけれど、いずれもコンディションが良く、ハイレベルにまとまったワイン会だったと思う。赤に力を入れたのだけれど、飲みごろ感のためか白の人気が高かった。赤は、ダックホーン、デイヴィッド・アーサー、ハーラン・エステート、いずれも若かった。もう少し早く飲むか、もっと熟成させるかのどっちかが良いのかも知れない。とはいえ、昨年や一昨年に経験した90年代中盤のカリフォルニアによる中途半端な熟成による後悔はなく―――はっきり言っておいしくなかった―――今回はそれぞれのポテンシャルを実感できたと思う。そう思うと昨年の初夏に飲んだオーパス・ワンの82と95は、いろいろな状況が奇跡的に一致した出来事だったのだと思う(そのときのブログ)。あー、すごいハーランを飲んでみたい。ハーランはあと3本持っているけれど、いま開ける勇気もないので、97のメイデン(ハーランのセカンド的ワイン)でも開けてみようかな。料理:新玉葱と桜エビのムース フルーツトマトのクーリとソラ豆のアクセントホタテと春野菜のサラダ 菜の花のピュレ、グレープフルーツのジュレ、プチトマトのコンポート尾長鯛のポワレ、甲殻類風味の白ワインソース 筍のフリット、グリーンアスパラを添えて黒豆のリゾットとマグロのグリル 赤ワインのアクセント子羊のカツレツ、バルサミコソース モッツァレラチーズを包み込んで、赤スグリのアクセント気が向いたら投票お願いします→
2008.04.16
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ハーラン・エステートを主役に、いろいろなカリフォルニアワインを集めたワイン会を開催しました。まずは白編から。NV Gloria Ferrer Blanc de Noirsグロリア・フェラー ブラン・ド・ノワール\2,000円, やまや, 2008年2月購入スターターは、安ウマスパークリングのグロリア・フェラーから。このブラン・ド・ノワールは薄いロゼ色で、ほんのりベリーの味わいでチャーミング。何度も飲んでいるけれど、あらためて安ウマであることを実感。花見シーズンは過ぎてしまったけれど、花見をはじめとするアウトドアにお勧め。シャンパーニュが高騰しているなか、2千円でこの味わいは立派だし、10年以上ほとんど値上げしていない「やまや」も立派。グロリア・フェラーの泡は何種類かあるけれど、ブラン・ド・ノワールとロイヤル・キュヴェがお勧め。グロリア・フェラーのワインを探す>2002 Palmina Pinot Grigio Alisos Vineyardパルミナ ピノ・グリージョ アリソス・ヴィンヤード$20, 2004年1月購入まったく知らないワイナリーだったけれど、海外からワインを買ったときにカートンに空きがあったので買ったワイン。あとで調べてみると、イタリア系品種のスペシャリスト。これが素晴らしい。キリリと引き締まり、ミネラル豊かで石灰のようなニュアンス。温度が高くなってくると、少しアルコール度が高いかなと思うけれど、ニューワールドと見抜くのは難しい。とても鮮烈な印象で、これを今日のNo1と言った人もいるほど。パルミナのワインを探す>2002 Turley The White Coat San Luis Obispo Countyターリー ザ・ホワイト・コート サン・ルイ・オビスポ・カウンティ7,000円くらい, 2004年7月購入ジンファンデルのスペシャリスト「ターリー」が造るローヌスタイルの白。先日2001年を飲んだばかり(そのときのブログ)。かなり濃いイエローで心配になるけれど大丈夫。ハチミツやべっこう飴などの甘い香り。黒トリュフ。わずかに酸化のニュアンスがあり、フルボディのしっかりした白ワイン。先日の01のほうが印象はよいけれど、なかなかおいしい。ターリー ザ・ホワイト・コート [2002]Turley The White Coat1998 Au Bon Climat Chardonnay Santa Maria Valley "Nuits-Blanches"オー・ボン・クリマ シャルドネ サンタ・マリア・ヴァレー ニュイ・ブランシュ7,500円くらい, 2000年10月購入ターリーのたっぷりした味わいに対し、こちらは酸がシャープで、オークやナッツの香りも少々。「あっ! 高級シャルドネ」と思う味。ほどよい熟成感があって飲み頃。あまり期待していなかったのだけれど、予想よりおいしくて一安心。オー・ボン・クリマのニュイ・ブランシュを探す>オー・ボン・クリマ シャルドネ・ニュイ・ブランシュ・ユニティ 2003このようにバラエティ豊かな白をいろいろ飲むのも楽しい。いずれも、そのワインのポテンシャルを考えれば十分納得のいく味わいだし、グッド・コンディション。次回は赤ワイン編。気が向いたら投票お願いします→
2008.04.15
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先日訪問して、とても好印象だったロティスリー・メゾン・デュ・シャテーニュ。こんど友人を誘って訪問しようと考えていたので、確認をかねて再訪問することにした。料理編:アラカルトにするか迷ったけれど、今回は\7,500のシェフおまかせコース。前回の\5,000のコースはアミューズがあったのに、なぜかアミューズ無し。イカの香草炒め?皮をむいて下ゆでしたイカを香草とオリーブオイルで炒めたもの。フォアグラのソテー上記2品には少々ビックリ。ビストロと言うよりも、リーズナブルなイタリア料理。別にイタリア料理をけなしているわけじゃありませんよ。マズイくなはないけれど手抜き過ぎだし、ポーションも小さい。カサゴのペルノー&サフラン風味とてもスパイシー。ペルノーが効いている。可もなく不可もなく。この料理用にグラスワイン白をサービスしてくれた。○○豚(ブランド名忘れ)のローストフォアグラのソテーとソースが似ている。完全に一緒ではないのだけれど、ベースは同じものを使っている。またアラカルトでは、二人用として提供していたものなので、大きなサイズで来ると思ったら5ミリくらいのスライス状でポーションも普通。豚はブロックごと焼いて「大ぶり」で出した方がおいしいと思っているだけに、シェフの実力を考えれば平凡な仕上がり。クレームブリュレ前回は、前菜やデセールが弱いと思いつつも、メインの完成度のすばらしさに絶賛したのだけれど、今回はいただけない。料理の完成度に対してよりも、手抜き感があるのが不愉快。期待が大きかっただけに失望感や脱力感がぬぐえない。まあ自分自身としても反省点はある。・今回は当日の夕方に予約を入れたのだけれど、もっと前に予約して、電話で「食べたい熱意」を伝えておけば良かった。とか・定休日前の最後の客だったのが良くなかったのか。・メニューの提示方法や常連さんの注文を見ていると、アラカルトが良さそう。などなど。ワイン編:今回はちょっと高い料理にしたので、それに合わせてワインも前回よりも高価なものをセレクト。マルサネ・ルージュ[2005]/ドメーヌ・トラペ2004 Marsannay(Jean Louis Trapet)マルサネ(トラペ)今まで小さいグラスだったけれど、今回は大ぶりのグラス(シュピゲラウのブルゴーニュ)。\5,000くらいにボーダーラインがあるのか? それともワインの種類?トラペのマルサネを飲むのは初めてだけれど、04としては力強くバランスも良好。なかなか素晴らしいワイン。前回も感じていたことだけれど、あらためてワインリストをじっくり見ると改善の余地あり。\2,800のワインがあるのはよいことだけれど、1万円以下の品揃えが薄い。2万円∼3万円が結構あることを考えるとバランスが悪い。6人くらいの大人数で来た場合、選択肢が少なくてチョイスに困る。料理の値段を考えれば、4千円から8千円くらいを分厚く揃えて、1万円以上のものは少しでいいと思う。総評:ばらつきが大きすぎて評価できず。隣りには常連さんらしき人がアラカルトを頼んでいて、それはおいしそうだったので、訪問するならアラカルトを強くお勧めする。次に\5,000のコース。すぐ再訪する気にはならないけれど、数ヶ月後にアラカルトで訪問したい。気が向いたら投票お願いします→
2008.04.13
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最近行った美術展を紹介。まずは国立新美術館で開催されているモディリアーニ展2008年3月26日(水)∼6月9日(月)・モディリアーニ展 公式サイト・モディリアーニ展 国立新美術館モディリアーニと言えば、細長い顔と、かしげた首。そしてアーモンドのような目。今回は初期の作品から晩年の作品までモディリアーニ展と呼ぶのにふさわしい作品が展示されている。また作品のクオリティもなかなか。瞳のない目はどうしても好きではなかったのだけれど、表情だけではなく肌の色や背景までをじっくり見ると、その人の本質が見えてくるらしい(->展示会で書いてあった説明の受け売り)。モディリアーニは、あまり得意でないのだけれど、そこそこの満足感はありました。好きな人だったらもっと満足するはず。続いて、東京国立近代美術館で開催されている生誕100年 東山魁夷展2008年3月29日(土)∼5月18日(日)こちらはとてもお勧め。魁夷というと幻想的な風景画というイメージがあったのだけれど、写実もあったり、海外留学中の絵もあったりとバラエティ豊かに楽しめる。圧巻は唐招提寺の障壁画(ふすま絵)。全長20メートル近いものが3面。柱や畳を再現し、限られたスペースのなか、なるべくありのままのように展示している。百聞は一見にしかず。あまり絵に興味のない人も満足するはず。4月の後半に展示替えがあるので、もう一度行く予定。・大丸ミュージアム・東京さらに続いて大丸ミュージアム・東京へ。なぜか今年は縁があり、今年すでに3回目。ブログには載せていないけれど、前回開催の「ヨーロッパ絵画名作展」も訪問。で、今回は「写真」とは何か20世紀の巨匠たち美を見つめる眼 社会を見つめる眼2008年4月3日(木)∼21日(月)マン・レイ、ロバート・キャパ、エドワード・ウエストンなど、20世紀を代表する14人の著名写真家の作品展。大丸ミュージアムの説明文(↓)が、この作品展の性質を良く表していると思う。写真の社会性ということが印象に残った。本展では、それらを探究する一つの方法として写真の歴史、「写真史」からその答えを導き出すことにしました。写真が最も発展した20世紀、そしてそれらに連なる21世紀、この時代の写真史を形成した重要な写真家たちを取り上げます。彼らの作品やその根底にある表現思想を通じて、人間が事物に視線を向け視察し記録する行為、そして、さらに表現芸術の領域までに昇華された「写真」ー、その本質や意味、役割を探究することで、単に写真の歴史をご覧いただくことに留まらず、「写真」とは何か?を体感していただけることでしょう。気が向いたら投票お願いします→
2008.04.12
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イメージセンサーやレンズのゴミが気になっていた今日このごろ。ネットを見ていると、イメージセンサー清掃のページを発見。その記事に触発されて講習に行ってきた。日ごろの清掃と言えば、レンズペンやクロスでレンズを拭いたり、ブロアーで吹いたりくらい。でも、乾式のクリーニングはあまり良くないらしい。イメージセンサーのゴミに遭遇することもたまにあるのだけれど、ミラーアップ+ブロアーで解決することがほとんどだし、D300の場合イメージセンサーのクリーニング機能がついているので数回連打すれば大丈夫だった。とはいえ上記のWebページの内容を見ていると、レンズやカメラに対する清掃全般が足りないことを実感。それでイメージセンサーを掃除する「クリーニングキットプロ」が欲しくなってしまった。ニコン クリーニングキットプロ正直なところ、サービスセンターに持ち込めば、保証期間内ならば無料でイメージセンサーのクリーニングやファームアップをしてくれる。また保証期間後でも\1,050で掃除してくれる。このことを考えれば、8千円近いクリーニングキットプロを買うのは抵抗があったのだけれど、・新しいブロアーが欲しい・カメラ清掃用のブラシが欲しい・湿式のレンズ清掃道具が欲しいということもあったので、8千円も仕方ないと思い購入することにした。また受講無料、ニコンの「ローパスフィルター清掃講座」体験記を読むと、講習を受けた方が良さそうなので、講習にも行ってきた。このセミナーの参加料は無償だけれど、ニコンのクリーニングキットプロとデジタルカメラが必要。ただし「見学のみ」という選択肢もあり、その場合には手ぶらで参加できる。でも、おすすめは実習。講習の詳しい内容は、先ほど紹介したニコンの「ローパスフィルター清掃講座」体験記を見ていただくとして、やはり実習に参加して良かった。クリーニングキットプロにはクリーニング方法を説明したCDが含まれているのだけれど、シルボン紙の巻き方の強さや、具体的なコツなどは実習を受けないとわからないところ。ああ、カメラ掃除がしたくて仕方ない♪ローパスフィルター清掃講座は、新宿と銀座のニコンプラザで実施しているので興味のある方はどうぞ。気が向いたら投票お願いします→
2008.04.11
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最近はカーヴ・デ・ヴィーニュとともに、もっとも通っているオゥレギューム。今回はホワイトアスパラを食べに行ってきた。お店で注文したワインは省略。1990 Chambolle-Musigny 1er Cru Les Fuees(Domaine Herve Sigaut)シャンボール・ミュジニ― プルミエ・クリュ レ・フェ(エルヴェ・シゴー)Bourgogne, France - 赤辛口the_eaterさんが絶賛していたので、すぐに買ったワイン。15年以上経っているワインとしては若々しくて果実味豊か。別の言い方をすると、けっこう甘い。サーブ温度が高かったので、少し冷やしてもらうと多少引き締まったけれど、基本的には豊満で外向的なワイン。シャンボールらしくありません。味わいだけを判断すれば、そこそこおいしいのだけれど、1985 Chambolle-Musigny(SERVELLE -TACHOT)を、勝手に想像していたので、まったく違うベクトルの味わいに少々ビックリ。the_eaterさんのコメントをあらためて読み返してみて納得。今回のボトルには「ムンムンとした妖しい香」というほどのものは無かったけれど(でもニュアンスはあった)、>赤系フルーツバスケットを潰した感じに>確かにCMらしさは少ないですがという部分はドンピシャ。今回の軽いショックは、わたしの想像違い&ボトル差が原因か。もう1本は、あと5年以上熟成させたい。エルヴェ・シゴーのシャンボールを探す>[2004]シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュレ・フュエ エルヴェ・シゴー著名生産者と比べると激安価格。6千円ちょいで買える、このあたりに興味あり。料理編:料理は、\5,500のコースをベースに「ホワイトアスパラを入れたおまかせ」でお願いしました。料理名はいい加減です。アミューズ:豆のミネストローネニンジンのムースとオマールエビのジュレ北島亭、マノアール・ダスティンと、最近このような料理に出会うことが多い。甘いニンジンのムースの上にオマールエビのジュレがかかっている。野菜が看板のお店だけに、金時ニンジン?などいろいろな野菜がのっていて目にも口にも楽しい。マノアール・ダスティンのはっきりした味わいに対し、こちらは野菜を引き立てるやさしい味わい。女性に人気のお店らしい。ホワイトアスパラとアサリ太いアスパラを丸々2本分。お店で食べるホワイトアスパラはおいしい。ほくほくした大粒のアサリもおいしい。少しトリュフオイルがかかっているのだけれど、これは無くても良かったかも。鴨のロースト、上には山菜、下にはグリルした筍鴨はかみしめるほど味がありブルゴーニュにはよく合う。ここの鴨はおいしい。ここではいろいろなメインを食べているけれど、鴨がコンスタントにおいしいように思う。初回の訪問以外は、とても安定した仕上がりのオゥレギューム。今回もおいしかった。この価格帯ではお薦めの一店。値段もリーズナブルだし、季節ごとに訪問したいお店。気が向いたら投票お願いします→
2008.04.10
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2004 Vouvray La Gazille(Lemaire Fournier)ヴーヴレ・ラ・ガジール(ルメール・フルニエ)Loire, France - 白微発泡(ペティアン)ルメール・フルニエは、02がラストビンテージだと思っていたのだけど、まだ出ていたようだ。リーズナブルな値段だったので、とりあえず注文。ペティアンにしては泡立ちが良く、ほかのスティルと比べるとドライ。また、ふくよかな味わいが印象的。ルメール・フルニエのワインを探す>2003 Chateauenuf-du-Pape(Clos des Brusquieres)シャトーヌフ・デュ・パプ(クロ・デ・ブルスキエール)Cotes-du-Rhone, France - 赤辛口何か赤をとお願いすると、店主が「いいのありますよ。最近飲んだ南仏ではNo1」と言われて出されたのがこれ。まったく知らない造り手だったけれど調べてみると、アンリ・ボノーでの修行経験もあり、パーカーさんも評価している銘柄だった。ワイルドでスパイシー。濃厚とは違うのだけれど、メリハリのあるインパクトのある味わい。ショップで4千円くらいで購入できるパプとしてはなかなか。クロ・デ・ブルスキエールChateauneuf du Papeシャトウヌッフ・デュ・パプ2003気が向いたら投票お願いします→
2008.04.09
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最近、神の雫にも登場したマルク・コランのサン・トーバン。紙面に登場したのはLa Chateniereだけれど、手持ちのEn Remillyを試してみることにした。2004 Saint-Aubin 1er Cru En Remilly(Marc Colin)サン・トーバン プルミエ・クリュ アン・レミイィ(マルク・コラン)Bourgogne, France - 白辛口\4,000くらい, アッシュワインショップ, 2006年6月購入Impression: たっぷりとしたワインでオークが強い。酸のニュアンスだけで判断すれば、早すぎる印象はないのだけれど、まだオークがなじんでいないのか。冬の寒いときに、クリームシチューや鶏肉のクリーム煮込みを食べるにはいいけれど、そこそこ暑くなっている現在ではもてあまし気味。3本買ったので、まだ残っていると思っていたけれど、確認するとこれが最後みたい。しまった。コランのサン・トーバンは好きな銘柄だけに、もっと大切に飲めば良かった。マルク・コランのサン・トーバンを探す>マルク・コランSaint Aubin La Chateniereサントーバン・シャントニエール2004気が向いたら投票お願いします→
2008.04.08
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最近はいろいろなブログで取り上げられている四恩醸造。ミーハーなわたしとしては、とりあえず飛びついてしまった。購入したのは以下のワイン。2007 クレマティス白ペティアン王冠2007 窓辺白(スクリューキャップ)2007 窓辺赤(スクリューキャップ)2007 ローズ赤(スクリューキャップ)全部飲んで一番気に入ったのはコレ。2007 クレマティス白ペティアン王冠白のペティアンと言いつつ、色は完全にロゼ色。ほんのりとした果実味がありクリーミー。とても口あたりがよい。あまりの飲みやすさに一日でほとんど飲みきってしまった。2千円アンダーだし、デイリーにはよいのではないでしょうか。赤は、まだ瓶詰めから落ち着いていない印象があり、少し微発泡。薄くてチャーミングだけど、現時点ではわたしのストライクゾーンからは外れる。白も軽やかなワインで、いま飲むなら赤より白のほうが好み。いずれにしても軽やかなワイン。好みの差が出るワインだと思うけれど、興味のある方はどうぞ。もう少し足すとアルザスやロワールではもっと魅力的なワインもあるだけに国際的な競争力は微妙だけれど、温かく見守ってあげたい。四恩醸造のワインを探す>気が向いたら投票お願いします→
2008.04.07
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埼玉の権現堂へ桜を見に行ってきた。きっかけはテレビの天気予報。桜の名所として放映されていたのを見て、懐かしさもあり行くことにした。懐かしいのには理由があって、わたしの中学生から高校生時代にかけて―――つまり25年前くらい―――ブラックバス釣り&キャンプに何回か行ったことがあるのだ。権現堂は遠かった。権現堂は、東武動物公園の少し北、幸手駅から3、4キロのところにある。田園都市線は東武伊勢崎線に乗り入れているので、電車によっては乗り換え無しで行ける。でも電車に乗っている時間だけで約100分。さらに到着してからは臨時バス。3、4キロなのですぐに着くと思ったら、ものすごい花見渋滞で30分近くかかってしまった。結局ドアtoドアで2時間30分。臨時バス停を降りると眼前に広がる菜の花畑と桜約1キロにわたって続く桜並木東京よりは1日2日遅いかもしれないけれど、こちらも散り始め立派な橋ができていた橋を渡ると行幸湖(みゆきこ)ちょっとだけ昔話...25年ぶりに来て思ったのは、驚くくらいの変わりっぷり。昔の記憶と重なる部分が少しはあるかと思ったけれど限りなくゼロ。すでに記憶力が低下しているからという突っ込みはあるとしても(笑)、昔は行幸湖なんて名前はついていなかったし、湖はもっと小さかった。それにこの付近は、幸手園という釣り堀と少々の民家と工場、そしてほとんどが原っぱだったのだ。なにしろ野犬に襲われたことがあるのだ。桜は昔もあったと思うけれど、今のように巨大な駐車場が満タンになるくらいの観光地ではなかったと思う。あまりの変わりっぷりに帰宅してから調べてみた。当時、権現堂を知ったのは、ホッチキス止めの超マイナーな釣り雑誌「タックルボックス」。タックルボックスを検索してみると、雑誌は廃刊になっているものの、DVD&Webとして存続していることがわかった。・タックルボックス バックナンバーの紹介もあり、懐かしい表紙が見れる。一部の記事も見れるようになっていて興味深い。当時の権現堂の紹介記事のページも載っていた。中央の橋は、今では50メートル近い巨大なものになっているが、当時は10メートルもないような短い橋だった。さて、現在の話。湖の周辺には桜並木夕日に少しだけ染まった桜行幸湖を半周ほどして桜堤に戻る。国道側にはすごい出店の数。数百メートルは続いていただろうか。夕方になると桜吹雪が加速する帰りは徒歩で駅へ巨大な駐車場が車でいっぱいだったけれど、その理由がわかるスケールの大きさ。関東で屈指のスケールではないだろうか。また菜の花まで一緒に見られることを思うと、遠さを考えても一度は行く価値のある場所だと思う。次回は自転車で来るか、そこまでの余力が無い場合は電車で自転車を持ってきて、まわりをサイクリングしたい。気が向いたら投票お願いします→
2008.04.06
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最近10年近く毎年続けている花見ワイン会。今回は男女10名以上の参加者で盛り上がりました。で、わたしはいつも幹事で一番乗り&ワインに近い場所にいることもあって毎年二日酔い。今年はハイチオールCで完全防備したつもりだったのだけど、後半の出来事は完全に抜け落ちていました。10時過ぎに家を出て、帰ったのは何時か覚えていないけれど10時前後か? どのように家にたどり着いたのか、ほとんど記憶にありません。四谷の土手も、この土日が最後この写真でどの程度わかるか微妙だけれど、当日は「さくら吹雪」という言葉がぴったりの桜日より。強く風が吹いたときは、桜の花びらで風景が見えなくなるくらいすごかった。少しは思い入れがあるフジッコワイナリーのクラノオト巨峰。やや甘口でオリがたっぷり。新酒のような雰囲気。辛口甲州のような完成度ではないけれど、アウトドアで楽しむには良いワイン。飲んだワインの数々。12人で20本以上。これだけ飲めば二日酔いの犠牲者続出は当然です。とくに後半に飲んだヤツの記憶は薄いけれど、印象に残ったのは1995 Brunello di Montalcino IL GREPPONE MAZZI(RUFFINO) 自分で持って行ったワインだけれど今日イチ。ほどよい熟成で抜群の飲み頃。今日のなかでは高めなワインということもあって抜群の存在感。ミートローフにはよく合いました。2006 Vin de Pays des Cotes de Gascogne Mage Blanc((Domaine du Mage) 何度も飲んでいるマージュだけれど、はつらつとして香り高い酒質はアウトドアによく合う。みんなも評価の高かったワイン。NV CROTE Rosato-Irpinia IGT(Colli di Castelfranci) これも2度目。ロゼなんだけれど凝縮してスパイシーで、赤ワインのような仕上がり。ブルゴーニュのロゼとはベクトルが違うけれど、素晴らしいワインだと思います。実際には暗くなるまで飲んでました。みなさんいつも料理&ワインありがとうございます。来年もよろしく!気が向いたら投票お願いします→
2008.04.05
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最近飲んだワインについてのショートコメント。2003 Alsace Pinot Blanc H(Gerard Schueller)アルザス ピノ・ブラン アッシュ(ジェラール・シュレール)Alsace, France - 辛口白\2,560, 森田屋. 2007年9月購入スタンダードよりは、ちょい上のキュヴェだったので少し期待していたのだけれど、シャバシャバで水っぽい。シュレールの持つ透明感や艶っぽさは皆無。ボトル差・ビンテージ差の大きいシュレールだけに、たった1本を飲んだだけでどうこう言うつもりはないけれど、ピノ・ブランはきついのか。2003 Pouilly-Fuisse En Buland Vieilles Vignes(Daniel Barraud)プイィ・フュイッセ アン・ビュラン ヴィエユ・ヴィーニュ(ダニエル・バロー)Bourgogne, France - 辛口白\5,000くらい, NOISY'S WINE SELECTS, 2005年3月購入軽く熟成していると思ったけれど、フレッシュで力強い。03を感じさせないバランスの良さ。コート・ド・ボーヌの03白は、ゆるいヤツが多いけれど、マコンはまっとうなワインが多いような気がする。もう少し我慢すれば良かった。1人で開けるにはちょっともったいないワイン。ダニエル・バローのアン・ビュランを探す>1990 Ch.Tayac Cuvee Prestigeシャトー・タヤック キュヴェ・プレステージュCotes de Bourg, Bordeaux, France - 辛口赤\5,000くらい, 和泉屋, 1999年8月購入それほどグレードの高いワインではないし、購入してから10年経つので熟成した古酒を期待したのだけれど、まだ古酒の域には達していない。90年の恩恵なのか。少し枯れたワインが飲みたくて開けただけに少しがっくりだけど、現時点では良くもなく悪くもなく中間的な印象。このあたりは\5,000以下だし、飲み頃なのではないでしょうか。CHタイヤック・キュヴェ・プレステージ[1994]ACコート・ド・ブール気が向いたら投票お願いします→
2008.04.03
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お店で料理の写真をけっこう撮っているけれど、実際のところ撮るかどうかは悩ましい。ブログを書いている立場からは撮りたいことが多いのだけれど、必ずしもいつも撮りたいわけではない。撮影を禁止している店に対して、「どんな法律で撮影を禁止しているんだ」と、すごむ人もいるようだけれど、それは言いすぎだろう。たとえお金を払う客であっても、お店にはお店のルールがあり、それは尊重すべきことだと思う。料理(お店)というのは―――太さの大小はあれど―――お店とお客の信頼関係で成り立っているものだと思うからだ。それにお店は、一組のお客だけのものではないのだ。友人に「おれは偉いからドレスコードを守る必要はない」という、とんでもないヤツがいたが、この行為のダメさに似ている。この友人には何度も説明したがわかってくれなかった。で、わたしなりの判断順序。第一段階の作業として、撮って良い店か判断する。あくまでも独断と偏見だけど、・グランメゾンは原則として撮らない。・すし屋やカウンター割烹など和食ではその雰囲気に応じて判断する。ようにしている。グランメゾンのような場所で、パチパチやるのはどうしても違和感を感じるのだ。と言いつつ、(十分席間が広くて死角が多いと思っている)レ・セゾンでは撮ってしまったのだが(笑)。迷うのはカウンター主体の和食店。とある人が京都のカウンター割烹などで写真を撮ってはダメだ。なぜと聞くヤツがあるが、それがわからないなら行く資格無し。と書いているのを読んだことがあるけれど、わからなくもない。ご主人と対面勝負的なお店では、その間や雰囲気があるので、写真を撮ることによって、それを乱すようならば避けたい。ということで、和食では店の雰囲気で判断している。で、写真を撮ると決めたら、次のことを心がけている。・お店の人の了解を得る。・フラッシュは使わない。とりあえずこんなところだろうか。長々と書いてきたが、わたし個人の独断と偏見のポリシーなので、そんなの間違っていると言われても困るのでご容赦を。基本的には、お店や他のお客さんに迷惑をかけない範囲で、各人が判断すべきことだと思っている。
2008.04.02
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駒込で評判のビストロ「ル・リュタン」に行ってきた。場所は六義園(りくぎえん)のすぐそば。この日は六義園のお祭り中ということもあり、とても盛況。春と秋のお祭り期間中は、アラカルトはなく特別コースのみ。今回は六義園に行かなかったので、別のときにすれば良かった。店は20席くらいの広さで、テーブルクロスは無く、いかにもビストロ的な雰囲気。今回はお祭り中ということで3,670円のコースを注文。前菜は決まっていて、メインだけを選べるようになっている。今回は常連さんと行ったのだけれど、通常メニューのほうがアラカルトも含め選択肢が広く面白いとのこと。写真を撮ったけれど全消去。パソコンに取り込んだつもりでカードをフォーマットしてしまったのだ(涙)。・アミューズ:リエット けっこう長持ちしてワイン好きには楽しい。・前菜盛り合わせ(鴨のテリーヌ、自家製スモークサーモン、菜の花のマリネ) スモークサーモンはとっても厚切り。・皮付き豚ばら肉のバルサミコ煮 こちらは普通かな。・デザートの盛り合わせポーションも多めで味もこの値段としては悪くないけれど普通。ほかの人のメインをつまませてもらったけれど、そちらのほうが良かった。しまった。また常連さんの話を聞くと、通常メニューのアラカルトのほうがボリュームがあっておいしいとのことだった。ワイン編ビストロらしくボトルで3千円から5千円くらいのものが充実している。もちろん、もっと高価格のもリストアップされていて、品揃え自体は多い方。グラスワインは赤白数種類ずつあり、デキャンタ(500ml?)で提供しているのもある。産地は、フランス産を中心にニューワールドもそこそこある。値付けも安め。このクラスのお店としては理想的なワインリスト。このクラスのビストロとなると小さなグラスを使っているところも多いなか、ショット・ツヴィーゼルの比較的立派なものを使っている。リーデルの・ヴィノム・キャンティクラシコと似た形のもの。↓リーデル ヴィノム キャンティ ・クラシコ/リースリング(416/15)飲んだワインは、・マージュのガスコーニュ・ブラン・店売りで3千円ちょいのアルゼンチンの赤マージュは、このクラスでは定番だけれど安定しておいしい。アルゼンチンの赤はお店のお勧めということで飲んだのだけれど、SO2が強くていけません。素直に自分で選んでおけば良かった。ワインは持ち込みもできたはず。たしかワインリストに書いてあった。まとめ:会計をすると、頭の中で計算していたものよりだいぶ安い。明細はうろ覚えだけど、サービス料をとっていないようだ。また常連さん情報によると、通常はもっとメニューが豊富でおいしいと言うことだったので、こんどはお祭りの日を外して訪問したい。---ル・リュタン東京都文京区本駒込6-15-19 春日ビル1F03-3945-0277定休日:水・第3木曜日気が向いたら投票お願いします→
2008.04.01
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