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本日忙しいさなかに訴状が届きました。送り主は「再び訴訟?」の方。調停に掛けるということだったんですが・・・早速損害賠償請求として提訴されました。請求金額544万円!(@_@;)「先祖代々の墓地を破壊されたので、損害賠償を請求した」「元の場所に墓石を立てるから確保しておけ」「お骨は丁重に預かっておけ」墓所を破壊した寺院の境内に何故墓地をまた立てる???しかも、お骨を預かっておけとは???今度は一昨日、当院に墓地があったM氏から電話がありました。M氏は関西在住で以前から建て替えを希望していたのですが、当院の都合で少し伸ばしてもらっていました。今回の墓地整備についでにどうですか?という話をしていたのですが、金銭的な問題等もあるようで病気と称してこちらから何度連絡しても連絡が付きません。おおよそ、3年ぐらい誰もお墓参りがなく、ここ二年は墓地管理料も未払いです。昨年ようやくN社が連絡を付け、墓地を確保してもらえば墓所は撤去しても構わないということだったので、そのとおりにしました。ところが、M氏いわく、「墓地を撤去しても良いなど言ってない」と言いだしました。一応墓地整備を行ったN社に対応してもらったら、六月に来るので、その時に話をするということでまとめてもらったのですが・・・昨日また電話がかかってきました。「墓地の管理者として責任があるだろう」「墓地整備に関する書類など全く届いていない」「勝手に墓所を無くされてショックを受けている」「親戚が説明を求めているので、関西まで説明に来てほしい」しかも墓石はもうないという説明を先日したにもかかわらず「そんな話は聞いていない。」と言いだしました。N社と協議した結果、当院に来てもらって話をするということになりましたのでそう伝えました。しかし、「お墓がないのに行っても仕方がない」「その前に話をしてもらわないと困る」とかなりごねています。「3年間も誰も来ないので、やむを得ないところもあるでしょう、来ていただいたらお話します。墓地管理料も未納ですよ」と強く対応しました。「そちらへは親戚は高齢なのでいけない」と言われましたが、こちらは「来ていただいたらお話します」の一点張りで押し切りました。税務署だけでも厄介なのに・・・いろいろ問題が起きつつあります(;一_一)人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2009年04月30日
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駅前の郵便局に行くと面白いものがありました。なんでしょう?なんと切手帳です。徳島から88の札所の切手を集めた帳面です。高野山奥の院で終わりです。価格8800円(うち切手価格が7240円)衝動的に買いました。高いのでしょうか?安いのでしょうか?人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2009年04月28日
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本日、税務署に電話しました。電話に出たのは先日来た上司。「過去帳を閲覧させてほしい」と言われていたので、本山に問い合わせたところでも、「強制捜査ではなく任意なので、過去帳はあえて見せる必要はないでしょう。ただ、税務調査には協力して欲しいということですが」「本山は各寺院の判断に任せるといわれてのでは?」「いえ、とりあえず当院は税務調査には十分に協力していますので見せる理由がわかりません」「判りました、過去帳はともかく、パソコンの中味なども見せて欲しいのですが・・・」「そんな話は聞いたことありませんね。ただ、来ていただいたら、お話は聞きます。五月の連休明けにしてください」「では五月七日にお伺いします。何時頃がよろしいですか?」「何時でもどうぞ」五月七日に再びやってきます。しかし、その上司はかなり失礼な人間。「正直者は馬鹿を見ることがあってはならない」(完全に当院を疑っています)「私物でもお布施で買ったのなら見せる必要がある」(公私を分けて給与所得を勧める税務署に何故そんなことを言われるのかが不可解?)「すべての情報を出してもらって、その中からこちらが必要な情報だけをもらう」(すべての情報を開示する必要など絶対にありえないしできない)前回はおとなしくしていましたが、今度はこちらの主張もきっぱり伝えます。人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2009年04月27日
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先日から税務署がやってきて思いました。「何故、日本には宗教の自由がないのだろう?」こんなことを言うと首をかしげる人が多いに違いありません。憲法にも宗教の自由があるじゃないですか?そう言われる人が多いに違いありません。日本国憲法 第二十条 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。 二 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。三 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。宗教の自由って国から与えられるもの???それに、この条文を読む限りでは、戦前の国家神道に対する防御のように思われ、とても、宗教の自由とは思えません。国が国民に信教の自由を保証するということは、逆にいえば国が保証しない教えは広めてはいけないということです。たとえば、当院がバルカン砲や機関銃で武装して、当院の敷地内に無断で入り込むものを威嚇する様な行為を取り、警察や国家権力と対峙していたら間違いなく反社会的な宗教団体のレッテルを張られるに違いない。でも、一方で、当院本堂では素晴らしい教えを説いていたら???一般の日本人の感覚ではそんな教えはバツ!教えの内容はともかく、とりあえず危険な宗教団体と決めつけられることでしょう。しかし、それはおかしいでしょう!!!日本という国を考えてください。日本は自衛隊という世界でも有数の自衛組織を持ち、他国からの侵入を防いでいます。その一方で、国内では宗教の自由を保障しています。当院が武装して、本堂で教えを説くのと変わらないのでは?だから本来、仏教団体は武装して治外法権を獲得すべきというのが私の持論。武装して治外法権を勝ち取れば、その教団の中では教えを自由に説くことができます。ただ・・・ほとんど支持者がいません(;一_一)ほとんど、オウム真理教まがい???創価学会とか公明党とかとは、「宗教が政治に介入すべき」というあたりで共同戦線が結べそう???屁理屈だと思われるかも知れませんがそうではありません。仏教の伝来は550年ごろ、それから仏教団体が力を持つ奈良時代ぐらいまでは、日本の仏教の中では独自の教えが発達していません。実は、教団が政治的に力を持っていた700年ごろから日本オリジナルの教えが登場し始めます。広大な寺領を持ち、僧兵を抱え教団が武装していた時代に日本仏教の最盛期を迎えます。真言宗・天台宗・臨済宗・曹洞宗・日蓮宗・浄土宗・浄土真宗をはじめ、ほとんどの日本仏教がこの時代に花開きます。戦国時代が終わり、教団が武装解除した1600年頃以降は見るべき教えは作られませんでした。どうです。教団の武装(治外法権)と教えの多様性には明らかな相関関係があります。一理ありませんか?ちなみにイスラム教を開いたムハンマドなどは、自ら軍を率いて敵対勢力を一掃し、教線を拡大しました。世界的にはそれほど突飛な考えではないような気が・・・とはいえ、「和」を重んじる日本人向きでは無いかも知れません。そうそう。先日やってきた二人組の税務署員にこんな話をしました。宗教団体から税金を取らなければ、そのお金はすべてお寺のもの使用方法は無言ながら制約を受けます。それなりの使用方法を考えないと非難を受けることでしょう。一方、現在のシステムのように住職が給与を受けて税金を取るシステムだと、給与は住職個人のお金であってお寺のお金ではないので、それを何に使おうと自由という考え方になりかねず、税金を払っているのに、文句を言われる筋合いはないという開き直りにもなってしまいます。だから宗教団体から税金を取ると堕落するという話をしましたが全く理解されませんでした。税金を逃れるために凄い言い訳をする人間と思われたでしょうね!(*^^)v国から教えを自由を与えられるというのは、本当の自由ではなくのであくまで限定されたもの国家権力から離れた本当の宗教の自由が欲しいものですが難しいでしょうね!人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2009年04月26日
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月曜日、火曜日と税務署がやってきました。寺院は税金を納めていないと思っている方も多いようですが、そうではありません。いただいたお布施がすべて住職のものになるわけでなく、給与という形で住職は、お金を取っています。当然その給与には税金が掛かります。その会計が適正にされているかどうかという話になるのですが・・・月曜日の朝にまだ若い20代の税務署員が一人でやって来ました。こちらは違法税務調査の事例を聞いていましたので、とりあえず、ビデオとレコーダーを用意して構えていたので少し拍子抜け?ところが、結構つわものでした。当院はしっかりした帳簿が作成されていなかったので、収入のメモ書きと領収書を見せました。過去帳の閲覧を要求してきます。過去帳は法律で定められた書類ではありません。宗教上の書類です。それは拒否しましたが、葬儀の件数等を聞いてきましたのでそちらは教えました。また、通帳や現金の保管場所を確認したいと言いますが寝室なので、それも拒否しました。ただ、通帳も現金も見せました。一日中応対していたので疲れてしまいました。帰りに収入のメモ書きと領収書と墓地使用者の一覧を持ち帰りたいといわれ、渡してしまいました。ところが、よく考えるとその収入のメモ書きも領収書もこちらに控えがありません。それを税務署員も知っていたはずですが、他の方の時にも持ち帰りますといわれて渡しました。翌日(昨日)やってきた時に、収入のメモ書きを「こちらは渡したものかどうか確認できないので受け取れない」と受け取りを拒否しました。税務署員には今度、修正申告を行なうときに返還して欲しいという旨を申し入れ、相手もそれを了承しました。一通り調査した後で、檀家名簿を閲覧したいといわれましたがこちらも拒否しました。「正当な理由が無くて、過去帳も現金や通帳の保管場所も団信徒名簿も見せないということでしょうか?」と言われたので、こちらは税務調査のための資料は提出しており、十分に協力していること。適正な会計処理を行っていることを伝え、猛烈に抗議しました。「過去帳は捜査令状を持ってきても見せないし、それで逮捕されても私には不利益がない」と伝えました。そして税務署員は午前中に帰ったのですが・・・今日になって、2時頃法事から帰ってくると昨日まで来ていた税務署員と一緒にその上司がやってきて、収入のメモ書きと領収書を返しに来たと言います。こちらは預かり証ももらっているので、返還は後日で構わないといったのですが、1か月近く預かるのは問題があるらしく、しばらく預かると言っていた領収書を20枚もの一覧表にして1日で作って持ってきていました。流石にそれを見せられては追い返すわけにもいかず、やむを得ず、受け取ることにしたのですが・・・チェックするだけで大変!その上、また、過去帳の話を蒸し返してきました。「過去帳を閲覧させてほしい」過去帳自体は宗教的なもので部外者に閲覧させるべきではないこと。そこに祀られている施主の方が閲覧させたことを知ったら気分が悪いこと。などを伝えたのですが・・・理解していただけないようです。今回も拒否して帰っていただきました。どんなものでしょうか?人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2009年04月22日
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44番大宝寺から45番岩屋寺へ向かうと、ちょうど孫悟空が出てくるような?奇岩の山が現われます。そこが古岩屋で、45番岩屋寺への登り口です。古岩屋礫岩峰といわれ、四国カルスト県立自然公園の一部になっています。安達忠一氏の「四国遍路だより」によると、ここに「古岩屋山善通禅寺」という番外霊場が存在していました。彗星の如く歴史の表舞台に現れて足跡を残し、すぐに歴史の闇へと消え去っていた謎の霊場。詳しくはこちらです。ここが古岩屋の入り口です。奥へ進むとそそり立つような岩山の真下にお堂があります。カルスト地形を形成する石灰岩の岩山の中に、石が含まれていますが、それが長い年月で侵食され独特の形状を生み出しています。さらに奥へ進むと、岩山の中腹にお不動さんが現れます。丈六(1丈6尺ー約5メートル)だそうですが、それほど大きくは見えません。ところで・・・44番、45番とお参りして、ちょうど古岩屋の入り口で持ち込んだお弁当を食べたのですが、その時の注意事項。「食事時間は30分程度を考えています。あまり山奥まで入らないように注意してください、時間に遅れた方は置いて行きます」ところが、お不動さんのところまで行った私は大幅に遅れてしまいました(汗)危なく置いて行かれる所でした(汗)撮影日 4月13日人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2009年04月18日
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先日、東京のお寺の副住職をしているTさんより電話がありました。「もしもし、三人文殊さんですか?東京のTです。ご無沙汰しています」「こちらこそご無沙汰しています」Tさんには15年前私がお遍路の途中に車に乗せてもらって以来なのでずいぶんご無沙汰です。ちなみに、この一回しかTさんとは面識がない!「実はお願いがありまして」「なんでしょう?」「私の後輩がお遍路するんで、私に話を聞きたいといわれたんですが、あいにくあまり詳しくないんで三人文殊さんを推薦したいんですが、アドバイスしてあげてもらえませんか?」「私も歩いてお参りしたのはずいぶん前の話なんで、あまり参考にはならないかもしれませんが・・・」「いえいえ、少しでも教えていただけたらと思いまして」「そうですか、いいですよ、いつでもおいでください」と軽く引き受けました。一昨日、電話がありました「東京のTさんから紹介されたKですが、16日ごろお伺いしたいんですがよろしいですか?」「ええ、どうぞ」夕方に、精悍な青年が歩き遍路姿で尋ねてきました。「もう遍路されているんですか?」「ええ、善通寺から歩いてきたんです」「・・・」既に歩き遍路のアドバイスの必要がない(汗)「ところで何をお話したらいいのでしょう?」「そうですね~、実は東京のTさんから、遍路に行くなら是非こちらをお訪ねせいといわれたんですが・・・」いきなりプレッシャーのかかる言われ方(汗)「いや~私の経験は15年ほど前の話ですから、あまり参考にならないかと・・・」「ところで最近のお遍路さんは、スタンプラリーのようになって札所しか廻らないですからね」「そうですか」「番外の札所とか廻る予定なんですが・・・」とおもむろに、歩き遍路用のへんろみち保存会の地図を出されます。これを出されるとそれ以外の番外霊場の持ち札がほとんどなくなる(汗)注)この地図はほとんどの番外霊場を網羅しています。「(札所の)奥の院とかどうでしょう?」「そうですね、澄禅さんの日記とか読むと・・・」「澄禅さんの日記も読まれているんですか?」澄禅さんの日記なんか読んでいるお遍路さんは見たことがない(@_@;)注)澄禅さんの日記は日本最古の遍路日記です。「どこか番外の霊場をご存知ないですか?」「う~ん、急に言われても思いつきませんね(汗)」これほど詳しく調べられているとは、完全に想定外(汗)あらかじめ、Kさんの情報を頂いていればそれなりの対処法もあったはずですが、安請け合いしすぎました(汗)「三人文殊さんは篠山とか行かれました?」「ええ、行きました。行きました。私は篠山は得意ですからね。」(*^^)v篠山について一通り説明します。「この辺は不思議な霊場なんですよ・・・」「五来先生の本にも書いてありませんからね」「五来先生の本も読まれたんですか?(汗)」注)五来重「四国遍路の寺」奥の院について 詳しく書かれています遍路の話のみならず、かなり博学な方です(汗)「私がお話することありませんね(汗)」「行場とかご存じないですか?」「日内山はご存知ですか?」「え~それは聞いたことないですね」「求聞持堂があるんですよ」(*^^)v「へ~求聞持堂が・・・求聞持法はやりたいんですが・・・良い場所がないんですよ」「ここはいいですよ、完全に行者堂が隔離されますからね」「興味深いですね」一通り説明します。「他にないですか?」「星の岩屋とか・・・」一通り説明します。「他にないですか?」「岩屋寺と古岩屋とか・・・」一通り説明します。「他にないですか?」「う~ん、行ったことないんですけど「聞持の岩屋」とか聞いたことあります」「他にないですか?」「・・・」「いや~今日はいろいろと教えていただきまして参考になりました」「あまりお力になれないで・・・(汗)」「特に日内山の話は参考になりました」「そうですか(汗)」「ところで、日内山で行するとき住職さんが伝授してくださるんですか?」「ええ、していただけますが、他の知り合いの方にお願いしてはいかがでしょうか?」「私のほうだと・・・○○さんぐらいですが、三人文殊さん、どなたかご存知ですか?」「私の師匠なら紹介できますが・・・」「どなたですか?」「○○寺さんです。善通寺派なんですがご存じないですか」「お名前は?」「△△師です」「ええ~△△師!!!そうくるか!」「どうしました?ご存知ですか?」「ええ~、実は私がこの世界に入るきっかけとなった伯父の行仲間の方なんですよ」「そうなんですか」「その伯父が亡くなって、法事とかにも来ていただいたんですよ」「そうなんですか」「実は△△師の奥さんが善通寺で行をするきっかけを作ってくれた人で・・・」「そうなんですか」「何度かお訪ねしたんですが、お忙しいようでお会いできなくて・・・」「そうなんですか、もし行かれるのならご案内いたします」不思議な縁というものを感じました。人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2009年04月16日
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かつて、バス遍路が盛んになった昭和四〇年代、車の侵入を拒んだ札所がいくつかありました。鶴林寺、太龍寺、神峰寺・・・その多くが時代に流れに逆らえず、車の侵入を受け入れざるを得なくなりました。その中で孤高のごとく、今だに車の乗り入れを拒んでいる札所が存在します。それが四十五番札所岩屋寺です。麓から約一一キロの山道を登る以外の参拝方法はありません。入口は桜の季節だからでしょうか?箱庭のような美しさを持っていました。登り口の両側には、売店が軒を連ねています。山門を登ると真っ縦のような上りが続きます。途中には地獄のような上りもの関わらず、極楽橋という正反対の名前の橋があります。ようやく登ると本堂は岩に押しつぶされそうな状態で、張り付くように存在しています。良くももまあこんな場所にお寺をつくったものです。その昔は霊気が漂い、来るものを拒むようなお寺でしたが、晴天だからでしょうか?それとも四国遍路の増加がそうさせたのでしょうか?そんな雰囲気は消えていました。ただ、この場所の奥を除いて。麓の登り口よりも、大きな古い山門が、なぜか境内の上にあります。その奥の道は、山中の行場へと、そして山越えの大宝寺への遍路道へと続いています。15年ほど前、ここには山中で修業しているという行者さんがいたそうです。残念ながら会うことはできませんでした。人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2009年04月15日
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月例の四国遍路です。徳島より西へ向かい、松山から打ち残した久万高原へ上ります。天候も昨日までの暑さとは変わって、暑くもなし寒くもなし、丁度よい気候です。四国とはいえ、スキー場もある久万高原の道沿いには終わりかけながら、桜が咲いていました。巨木の生えた山道をそろそろと登っていくと、巨大な山門が姿を現します。これが久万高原の札所、四十四番大宝寺の入口です。境内には桜が咲いていました。いつも思うのですが、何故かこのお寺をお参りすると四国遍路も大方終わったような感じがします。ちょうど八十八の札所の半分の数ではあるのですが、それ以上に大きな関所のような意味があるような気がします。人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2009年04月14日
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四国・九州アイランドリーグもプロ野球に合わせて開幕しました。今年は関西独立リーグができ、女性の魔球投手が登場したこともあって四国九州アイランドリーグはピンチ!ところで、徳島インディゴソックスはドミニカの3選手に加え、かつてリーグで二冠王にもなった山本を加え今年こそは期待できそう・・・と思ったのが間違い(;一_一)開幕が蔵本球場だったのですが、成績を予感するかのような雨 !いきなり開幕から5連敗!(;一_一)おととしの19連敗の悪夢がよみがえります。ただ、負けても負けても戦い続ける姿は今の不況の時代に感動を呼ぶかもしれません!(*^_^*)人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2009年04月12日
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先日、週間朝日の「2009入試速報 大学合格者ランキング」「全国主要大学合格者数ー2045高校」を買ってみました。私の話はさておき、主要大学の合格者数を見ると面白いことが判りました。実は東大・京大に進学するには特定の高校へ進学したほうが有利です。福井県は合格者50人中28人が藤島高校香川県は合格者62人中36人が高松高校和歌山県は合格者64人中44人が智弁和歌山高校鹿児島県は合格者95人中63人がラサール高校滋賀県は合格者96人中52人が膳所高校奈良県は合格者323人中110人が東大寺学園、92人が西大和学園これほど極端ではありませんが、他の県でも特定の高校に合格者が偏っていますね。一方愛媛県の松山南高校は国立の愛媛大に130人も入れていますが東大へは2人。同じ愛媛の愛光高校は東大・京大に30人入れながら愛媛大へは18人。同じ進学校でもかなり志向性が違うようです。昨日の日記ではありませんが、高校入学の15歳で進路が決まってしまうのでしょうか?さらに165人の卒業生で東大・京大に98人も入れる筑波大駒場高校。217人の卒業生で同じく139人も入れる灘高校。212人の卒業生で同じく110人も入れる東大寺学園。この辺りは、中高一貫教育の高校ですから中学受験の12歳で進学先が決まってしまうともいえますね!とはいえ、何でこれほどまで特定の高校が大学進学で有利になるんでしょうね???ちなみにこんな高校もあります。わずか創立20年で有数の進学校!早稲田・慶応といえば有名私学の代表ですが、浦和高校は早・慶に203人千葉高校は同じく267人筑波大付属高校は同じく259人都立西高校は250人意外?にも首都圏の公立進学校に制圧されている?関西でも状況は同じです。膳所高校は立命館に273人郡山高校は関大に210人豊中高校は関学に179人先日、受験地獄ー怖いものがあるで書いたように 地元の私立大学へ通うのは、親元を離れて国立大学へ通うより経費が安そうです。地方に住んでいると恐ろしく不利?にも見えます。まだ、少しでも大学がある地方都市ならば、先の松山南高校のように大学へ通えるのですが、自宅から通える大学が無い私の田舎などにいたら目も当てられません。大学進学=親元を離れて下宿しかし、経費を抜きにすれば、得るものも多いかもしれません。少し前までゆとり教育といって、詰め込み教育をやめ公立学校では授業の時間が少なくされていたようです。勉強だけが学校ではないという考え方なんでしょうが・・・その結果、公立高校の学力が低下し、私立進学校が多い地域では公立高校が有名大学への進学者数を減らしたようです。「大学進学だけが人生ではない」「大学への進学者数だけがいい高校のバロメーターではない」そういう正論もあります。私も自分の人生から見て事実だと思います。しかし、一方で世の中には格差が存在するのが事実です。大学へ進学することは、その格差を実感するいい機会のように思いますね。小さいころから勉強させると可哀そうという意見もあります。無理してまでやらせる必要はありませんが、一方では勉強させて受験させる。そういう機会をもてるならば、どんどん行なうべきですね。親の方が圧倒的に子供より経験がある。その親の経験から良いと思うことは、結果的に失敗しても子供にとってマイナスにはならない。そんな気がします。いかがでしょうか?人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2009年04月11日
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先日、週間朝日の「2009入試速報 大学合格者ランキング」「全国主要大学合格者数ー2045高校」を買ってみました。以前受験地獄ー怖いものがあるで学費の高さを書きましたが、それでも進学者数は私の高校生の頃から比べると20万人ぐらい増えているようです。今から考えると、高校を卒業する頃など、将来どうするかという展望など全く考えていませんでした。今の私の知識であれば、それなりの社会経験を積み、進路をかなり選べたはずと言いたいところですが・・・私の実家は自営業者。自営業者は基本的に学歴など重視しないといいますが、本当でしょう。現在の私なども自営業者に近い立場。学歴はありませんが、あった所で商売上?それほど有利とは思えません。私の親などその典型でしょうか?良くも悪くも放任主義。息子の進路にアドバイスをすることはありませんでした。もし、知識があってアドバイスしたとしても・・・私が聞く耳を持っていませんでした。何故か受験したのは、当時にあっては、さほど就職状況がよくないといわれた「物理学科」のみ???さらに、聞く耳を持っていたとしても・・・小学校が一学年約150名、そのすべてが中学校に進学。中学校220名のうち約120名がほとんど競争なしに同じ高校に進学。その高校などは4クラスしかありませんでした。高校三年生になると進学別のクラス分けになります。一つ目は就職クラス。二つ目は就職・専門学校クラス。三つ目は短大・私立文系クラス。四つ目が国立・私立理系クラス。四つ目のクラスにいたんですが・・・希望者が少なく定員45人を大きく割れる全部で38人しかも、理系大学に必要な「数学三」は10人くらいしか受けてません(@_@;)そんな環境で成長していて、幼稚園からお受験、小学校・中学校・高校と連戦して大学入試に臨む人間と戦って勝てるか?ということですね!それ以前に私が何故進学を目指したか?実は高校2年生までは進学クラスに入っていませんでした。ところが、3年生のクラス分けの段になって戦慄の事実が発覚!「素行が悪くて、遅刻・欠勤が多すぎるので就職は不可」それ以前に、単位不足であわや3年生に進級できない(;一_一)「就職は無理だから、とりあえず、大学でもいくか」環境が違いすぎて、今から思えば、こちらがスタートを切るころには、ほとんど相手はゴール寸前???これは勝てんでしょう(*^_^*)仮に上記の条件がクリアーされて有名大学に進学したとしても、小学校・中学校・高校のように護送船団方式でなければその大学でドロップアウトした可能性が大!先日の人生をやり直したいですか?ではありませんが、25歳ぐらいでは同じ結果になりそう(;一_一)以前、住職になるには?で書いたように「寺院の子弟以外から住職になった人は高野山大学出身者が多い」のですが、18歳の時点で決めた道に進んでいることを考えると凄いものがあるような気がします。それ以外でも、15歳とか18歳とかで決めた道を進んでいる人はなんと先が読める人でしょうか?私など18歳でも25歳でも30歳でも35歳でも40歳でも先が読めていませんでした(;一_一)まあ超低空飛行が得意ですから何とかなるかと思います(*^^)v人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2009年04月10日
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ぼたんの花さんより、原発を爆撃した場合について尋ねられたので、こちらに書きます。原発を爆撃したら一般的には原子炉が破壊されるように思えるので、周辺に放射性物質がまき散らされるように思いますが、通常の爆撃程度では原子炉は破壊できない構造になっているという書き込みを見たことがあります。現実には私は原発の構造に詳しくありません。そこでミクシーという会員制のSNSでトピックを立てました。以下はそのやりとりの一部です。~~~~~以下引用~~~~~爆弾の爆発方法、爆発威力と落とし方によります。二枚以上のコンクリート壁を貫通し、厚さ数センチのステンレス容器を破壊し中の燃料棒を吹き飛ばす威力とエネルギーがあれば撒き散らされます。 あと原子炉の破壊と放射性物質の飛散は、破壊されたから飛散するというほど単純ではありません。原子炉が外部から圧力を加えられても中身が飛散するかは、爆弾の威力によります。威力が足りない場合は原子炉の破壊のみで放射性物質はさほど飛散しないでしょう。原子炉建屋の天井は薄いぺらぺらの構造なので、数キロの鉄球でも貫通できるようですね。ピンポイントに爆撃できるかわかりませんが。原子炉を破壊するのが目的ならば、爆撃よりも、よく訓練された10人程度の兵隊が原発内部に侵入して配管などを爆破する方がよっぽど現実的でしょう。メルトダウンを起こせば高熱の燃料が地中の水と接触して水蒸気爆発⇒全国に放射性物質が拡散します。メルトダウン起こしても水蒸気は圧力制御プールで凝縮し、溶けた燃料も格納容器の下に溜まるだけで爆発にまで至らないのではないでしょうか。といいますか建屋の天井そんなに薄くないよ。普通の鉄筋コンクリ造りより薄いというのですか。まぁ、地上数百メートルから落とした鉄球とかでしたらわからなくもないですが。原発の壁は戦闘機が突っ込んでも破壊されないように出来てるけど、911のように大型の旅客機が突っ込んだ場合はその限りではない。また爆弾に関しては、現代では数百mという低高度では行いません。少なくとも数千mの高度から行います、無誘導の爆弾なんて、現代では使いませんから。破壊力に関して言えば、おそらく地中貫徹爆弾なら可能であると思います。 但し、それで核物質が全国にばら撒かれるかといえば、それもないと思うよ。原子炉まで到達できる爆弾が爆発すれば、メルトダウンを起こす前に中性子線が止まる。海中から打ち込まれるってないのかな?冷却水取り込み口を爆破されるとか。取水できなくなったら34秒で冷却不可能、途中で原子炉停止しても冷却水がないと炉心溶融・水蒸気爆発はありうるのでは。取水できなくなったら、制御棒動かして炉心の緊急停止だと思うんですけど。 もしも仮に原発を破壊するならバンカーバスターのように硬い岩盤でも突き抜けて、内部でナパーム弾のように激しく燃えて、強アルカリ性で、一次冷却水と化学反応して爆発力が凄まじい兵器でないと、ただ破壊するだけでは原発一基が使えなくなっただけの問題にしかならないと思います。いや、簡単な話、原爆を落とせばいいんです。長崎級でも原発は吹き飛びますから。>「原発を爆撃すれば破壊される」>>「しかし、それだけでは広範囲に放射能汚染が広がることはない」>これは私の途中結論です。 そのとおりです、但し例外もあります。破壊が中途半端に終わった場合です。例えば、原子炉自体に大した損害はなかったけれども、制御システムにダメージを食らった場合は、原子炉の制御が出来なくなり、下手をするとメルトダウンという可能性はあるでしょう。核弾頭を開発する能力はないけど、通常弾頭のミサイルは他国から輸入して持っているならず者国家が、日本の原発を攻撃する可能性は当然あるでしょ。その可能性は否定しませんが、弾道ミサイルってのはCEPが広いので、まず間違いなく当たりません。弾道ミサイルは、精密誘導は出来ないのです。巡航ミサイルは使いこなすのに高度の技術が必要なので、そのようなならず者国家には扱えません。テロリストだったら、911みたいに燃料を満載した旅客機をハイジャックするか、小型機に爆薬でも積んで突っ込めばいい。 爆弾を積んだ小型機程度では無理でしょうね、ですが911と同じケースが原発で再現されたらやばいでしょうね。既に記しましたが、原発の外壁は戦闘機が突っ込んでもビクともしません。しかし大型旅客機では耐えられないでしょう、質量が10倍以上違いますからね。 原子炉その物を狙うより冷却水の配管の継ぎ目を外すほうが、はるかに簡単だとは思うんだけれどソノ場合は緊急停止してくれるのでメルトダウンに繋がるなんて事は「ゼッタイに」有り得無いんですよね。地震の場合と同じく。航空機が突っ込むことについては、六ヶ所村の施設については設計段階で考慮されています。ただ、近くに射爆場があった関係でF-16が燃料満載で突っ込むことについてですが。 それよりはるかに古く、B-747も就航していない段階で設計がはじまった敦賀第一などか、その種のアクシデントにどの程度耐えられるかはわかりませんが。 敦賀原発第一号機はBWRなので、たぶんコンクリートもかなり分厚いと思います それに大型旅客機は質量こそ大きいものの速度は戦闘機よりも遅いですし、背の低い建屋に衝動させるにはエンジンの出力を下げて滑空状態にしないと当たらないですからかなり難しいんじゃないですかね? 自分がテロリストなら、燃料を満載した状態の旅客機をハイジャックして、燃料タンクに爆薬をセットし、ギリギリまで通常の航路を保った上で、熟練したパイロットの操縦で原発に突っ込みますね。原子炉まで到達することは無理でも、重要な施設や配管系を破壊し、広範囲に放射能汚染をもたらすことは可能でしょう。また飛行機の燃料の爆発によって大規模火災を引き起こすことで、復旧を遅らせ、ダメージをさらに拡大できますね。~~~~~以上引用~~~~~途中から、爆撃ではなく、飛行機を使ったテロの話になっていますが、その理由は「原発を攻撃したときの国際世論を考えると、それを容認する国家はほとんどないので、爆撃する政治的な意味がない。」という極めて現実的な意見が大勢を占めたからです。しかし、歴史を見てもわかるように、必ずしも歴史は意味のある行為ばかりで構成されているわけではありません。 ですから、それを押しのけて、「もし攻撃を受けたら」という議論を進めたんのですが、こういう結果になりました。当たり前の話ですが原発は爆撃されることを前提として建設されているわけではありませんので、「爆撃されたら」それなりのダメージを受けるのが当然です。ただ、それがどれほどのものか?当然ながら爆弾の威力に比例するのは当たり前です。通常のビルなどを破壊する程度の爆撃では防御壁で覆われている原発を破壊できるかどうか微妙?また破壊できたとしても、それが深刻な放射能漏れになるかどうかは微妙なのではないでしょうか?ただ、私のいう深刻な放射能漏れとは、複数の県にまたがって即時に避難が必要な事態を想定しています。当然のことながら、爆撃されたら原発所在地の市町村は避難が必要です。ミクシーに加入の方は以下のアドレスで全部のやり取りをご覧になれます。http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=38238740&comm_id=260093人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2009年04月08日
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花まつりとは、お釈迦さんの誕生を祝う行事です。お釈迦さんのお母さんのマーヤー婦人はある時「遥か遠い天から、6本の金色の牙を持つ純白の象が下りてきて脇からお腹に入った」という夢を見てお釈迦さんを身ごもりました。母親のマーヤー婦人がお産のために、実家へ里帰りする途中にルンビニ(藍毘尼) の花園で休んでいた時に夫人の脇の下よりお釈迦さん姿を現し誕生したそうです。また、ルンビニーの園でお生まれになった時は、あらゆる木々は咲き誇り、虚空から清らかな甘露の水が降り注ぎお釈迦さんの体に注がれたといわれて、そして、七歩歩いて右手を上に、左手を下にして「天上天下、唯我独尊」と宣言されたといわました。そのため毎年4月8日(旧暦では5月2日)の花まつりでは白い象を引いて、花で飾られたお堂の中で、生まれた時のお釈迦さん(誕生仏といいます)に甘茶を掛けます。去年も書きましたが、最近は花まつりを知らない方が増えてきました。昨日、甘茶をお茶屋さん買いに行った時も、囲炉裏端でお茶を飲んでいるお客さんから「まだ、甘茶なんかしとるんやな?昔は一升瓶を持ってもらいに行ったけど・・・」私も子供のころ、花まつりに行きました。ところが私の田舎のお寺は山の中腹。そこから白いゾウを下ろすのが結構大変でした。しかし、年に一度の行事です。白い象を引いて温泉街を練り歩きました。季節は四月。その頃は5月でも雪が降った記憶があったぐらいですから結構寒い時期です。帰ってから、水筒やら、容器をたくさん持ってお寺に甘茶をもらいに行きました。当時は今のように豊富にジュースがある時代ではありません。今のように自動販売機がそこらにあるわけでなく、家庭の冷蔵庫にジュースが常備されているような時代でもありませんでした。(ちなみに私の実家は店をしていたので子供が冷蔵庫を開ける習慣がありませんでした)甘茶は子どもにとっては珍しい甘い飲み物だったように思います。また、甘茶で習字をするとうまくなると言われていましたが・・・あまり効果がなかったような気が・・・(;一_一)余った甘茶は家の周りに撒くと蟻が来なくなる?という言い伝えもありました。それほど重宝されていた甘茶もいつしか人気が無くなったようです。明日は各地のお寺で甘茶供養が行なわれます。ぜひ、お寺へお参りください。人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2009年04月07日
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人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなりともいいます。「倶舎論」という仏典には「人間五十年、下天一昼夜」とあります。人間世界の五十年は、下天(六道の天界)における一昼夜に相当するということです。すなわち、天界にあっては人間の一生などほんの僅かのことなのです。ただ、そうは言うものの、結構長いですね!もうそろそろ、私も50年が見えてきました。人生山あり谷ありとは言いますが・・・自分の人生を振り返ると谷のほうが多いような気がします(;一_一)ただ、落ちそうで落ちない超低空飛行が得意です(*^^)v「もし人生をやり直せたら・・・」そんな話も聞きますが・・・やり直しても・・・確かに失敗したところではつまずかないかもしれません。でも、別のリスクも出てきます。隣の芝は決して青くないと思います。人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2009年04月05日
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戦争を知らない子供たちという歌をご存知ですか?私はこの歌をリアルタイムで聞きました。この歌が発表された、前の年が大阪万博、翌年が札幌オリンピックです。時代は高度成長期。この歌の背景には、戦後25年余り経って、戦時中を経験した30歳以上と戦争を知らない20代の世代的な格差があったと思われます。当時、私はまだ子供でしたが、その格差を感じています。戦争経験がある方のほうが多く、「先の戦争は、物があったら勝てた」という話は結構聞きましたし、「マレー進駐記念(ゴムの産地)に学校でゴムボールが配られた」などという話もありました。欲しがりません勝つまではの精神ではありませんが「昔は桃の皮だけ食べて、中身は兵隊さんにあげた」「弁当が床に落ちても食べた」ですから、給食などを残すと恐ろしく怒られました。食べるまで帰さないと言われたので、後から食べるということで、脇の戸棚などにかくしておいた給食が後日干からびて発見!あるいは、卵をくるんで置いておいたら、腐ってウジがわいていたという事件!とか・・・教師が殴るのは当たり前?「昔は金属の板で殴られて血がダラダラ流れても我慢した、それに比べればまし」温泉地だったので銭湯でも、刺青をした暴○団関係者がいつもいました。それどころか入っている客ほとんど刺青ということも(@_@;)私などは常連?だったので気にしないで入っていましたが・・・ちなみに、そこいらの普通のおっさんも戦争帰り。「刺青してるからってえらそうな顔するな!」と喧嘩を売る人もしばしば・・・テレビでは、アニメで太平洋戦争が放映されていました。日本軍の快進撃を見ては興奮していました。日本軍は肯定的にも書かれていたんでしょう。結果はわかっているんですけどね。(;一_一)また、日本の戦争責任など、当時は言われていなかったはずです。ただ、重要なことは、当時は自衛隊を海外に派遣することなど想像もできませんでした。なにも言わなくても「戦争はもうしない」という風潮があったような気がします。いつの時代からでしょうか?戦争を知らない子供たちが社会で多数派を占めるようになりました。日本は戦争責任を追及されるようになり、戦争について肯定的に語ること自体が問題視されるようになりました。戦前は悪、戦後は善。それはおかしいでしょう。戦前の日本軍は全部悪かったんでしょうか?その一方で自衛隊がなし崩し的に海外に派遣されるようになりました。その理由が全く理解できない国際貢献。すごく危険な気がするんですけど・・・小泉政権がイラクに自衛隊を派遣したのは、とんでもない暴挙。それにも関わらず、自民党を大勝させてしまった国民は・・・戦争を知らない子供たちはどこへ向かうんでしょうか?人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2009年04月03日
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北朝鮮が舞水端里(ムスダンリ)のミサイル基地で発射準備を進める長距離弾道ミサイル「テポドン2」に燃料注入を始めたそうですが・・・実感がない。北朝鮮は「日本が迎撃を敢行するなら、すでに展開済みの迎撃手段だけでなく、重要対象に対しても、我が人民軍は容赦なく断固たる報復攻撃を加える」と語っていますから戦争状態に入る可能性も否定できません。日本本土が攻撃されたとしたら、1945年8月以来、64年ぶりに他国から攻撃を受けるのですが・・・実感がない。平和ボケなんでしょうか?日本海側に住んでいたら、北朝鮮の工作船がやってきて街が焼き払われる想像もできるのでしょうか?もし、北朝鮮軍が上陸したら、どうしたらいいんでしょう?その昔、64年前には上陸してくる米軍を相手に竹槍で「一人一殺」とか言われていましたが、今の北朝鮮のほうが装備はいいはずです。それに、64年前には徴兵制があり、そこらのオッサンであっても軍事訓練を受け、戦場を経験した人も少なくなかったはずですし、竹槍訓練も皆が受けていたはずです。64年前と今を比べたら、どう見ても敵の攻撃力は上がりこちらの防御力は低下しています。憲法9条を守って戦争を仕掛けなければ、戦争には巻き込まれないはずという主張はどうなったんでしょう?自衛隊とか、警察が一般市民を守ってくれるんでしょうか?戦争状態に巻き込まれそうな状況であっても、危機感が全くありません。人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2009年04月02日
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今日は4月1日です。入学式・入社式なども行われ、新しい生活が始まる方も多いのではないでしょうか?1945年4月1日、米軍が沖縄に上陸しました。民間人を巻き込んだ日本国内での最大規模の地上戦が始まったのです。沖縄戦の日本側死亡者は18万8136人その後、沖縄は占領され、さまざまな悲劇を生み、現在に至っても、米軍が駐留していることを考えれば過去の出来事とは言えません。一方、こんな記事を見つけました。南京大虐殺を描いた『ジョン・ラーベ』、日本で上映禁止~~~~~以下引用~~~~~ 中国、ドイツ、日本で上映を予定していた中国、ドイツ、フランス合作の『ジョン・ラーベ』が、日本での公開を断念したことが明らかになった。この中国版『シンドラーのリスト』は、国際的視点で南京大虐殺という歴史的事件を正面から描いていることから、日本での上映は全面的に禁止され、日本の映画配給会社も映画を見ることさえ断ったという。 2009年4月1日 エキサイトニュース ~~~~~以上引用~~~~~上映禁止?誰が禁止したんだろう?という疑問がわきました。妙な記事だと思いましたが、配信元はチャイナネット日本語版(中国政府による中国情報ポータルサイト)『ジョン・ラーベ』と『シンドラーのリスト』を並べるのは無理があるのでは?第二次世界大戦中、ナチスにより強制収容所に収容されていたユダヤ人を虐殺から救ったオスカー・シンドラーと南京大虐殺を告発したといわれるジョン・ラーベ。ナチスドイツの「ユダヤ人大虐殺」と日本軍の「南京大虐殺」並べてみると似ているような気もし比較されることもありますが全く違います。ナチスドイツはユダヤ人を地球上から抹殺する目的で大虐殺を行なっていました。ところが日本軍は中国人を抹殺する目的を持っていたわけではありません。南京大虐殺は当時首都だった南京の攻防戦と占領過程で起きた事件です。最大30万とも言われる大虐殺ですが、当時南京の人口が20万、陥落後は人口が増えていることからも、ありえない話です。日中戦争、日米戦争、どちらにしても、何故回避ができなかったか?開戦に至ったとしても何故、早期の講和ができなかったのか?戦争をしなければよかったという言葉だけで片付けて過去を分析しないのはいかがでしょうか?人気ブログランキングに参加しています。クリックよろしくお願いします。 ↓
2009年04月01日
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