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土日と学会に行って発表してきました。発表は質疑でうまく答えられなかったですが,指摘を受けて有意義でした。それはともかく,会場校の門をくぐると,桜並木が出迎えてくれました。 構内にも満開の桜がありました。こちらがメイン会場
2008.03.31
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昨日,早くも東京の桜は満開とのニュースが流れました。週末過ぎたら散り始めるかもしれません。楽しむのは今のうちなのでさっき慌てて写真を撮りにいきました。まずは緑道の桜です。 上のほうはまだでしたが,お花見するには十分。桜並木がきれいでした。川には散った花びらが流れてたまってました。花びらのじゅうたん。次は学校のグラウンド脇に咲いている桜です。ここも桜並木がきれいです。 最後の写真を撮るときに土手に上がると,土手の向こうにこちらを向いて茣蓙敷いて座ってるカップルと思いっきり目が合いました。そんなカップルの視線を感じながら撮った接写でした。
2008.03.28
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高田明和(2004):「男と女のすれ違いはなぜ起こる?」廣済堂.恋愛運を高める言葉セロトニン神経は脳幹の縫線核から脳をいろいろなところに神経突起を送ります。とくに記憶の入り口である海馬,感情の場である扁桃に送ります。セロトニンは感情を安定化させる力をもちます。セロトニンが少なくなると,うつになるのです。もちろんセロトニン神経も「つもり細胞」につながっています。精神が安定し,不安や心配,恐怖などが少なくなれば,「つもり細胞」は自信を持ちます。これが相手に伝わるのです。セロトニンは食べ物の中のトリプトファンというアミノ酸から作られます。トリプトファンは私たちの体で作ることができず,「必須アミノ酸」と呼ばれます。このトリプトファンは肉に多く含まれています。したがって肉食をしない菜食主義の人にはうつ病が多いといわれます。しかしトリプトファンを摂取しても,それだけで脳内に取り込まれるわけではありません。これが血液から脳内に入るにはブドウ糖が必要なのです。ですから,食後のデザートに甘いものをとり,砂糖からブドウ糖を摂取しようとするのは,長い経験から生まれた理にかなった食生活の習慣といえます。ところがトリプトファンが脳内に取り込まれても,そのままでセロトニンになるわけではありません。トリプトファンに酵素が働いてはじめてセロトニンになるのです。この酵素の働きは心理面や生活の仕方の影響を受けます。たとえば,明るい考えをもつ場合にはセロトニンは増えます。また陽の光もセロトニンを増やしますし,運動もよい睡眠もセロトニンを増やします。反対に,暗いところにいたり,陽の光を浴びる量が少ないと,人はうつの症状を示します。北欧などでは,陽が短い時期にうつ病患者が増えますが,それはこうしたことが原因だと考えられています。そして,とくに大事なのは言葉です。言葉は「つもり細胞」を介してセロトニンを増やします。他人の言葉が自分の言葉や考えのように思える「つもり」になるわけです。ですからよい言葉,元気になる言葉を自分にかけることが重要です。これはドーパミン神経についてもいえます。元気な言葉は「つもり細胞」を介して,ドーパミン神経,セロトニン神経を活性化するのです。---------------------------神経の働き,酵素の働きは,気持ちのあり方に左右される部分も大きいことが分かりました。無理なダイエットで肉や甘いものを採りすぎないのもよくない。夜更かしして陽の光を浴びないのもよくない。今は誘惑がたくさんあるので,特にひとりで生活していると生活のスタイルが乱れていきそうです。結局,一番身体にいい生活は,食べたいものを中心によく食べて,よく寝て,よく運動するっていう昔ながらのスタイルだということだと思います。そうやって自分らしい生活を取り戻せると,自然と恋愛する意欲も湧いてくるし,自分の魅力が身体からにじみ出てくるのかも知れません。恋愛は「愛されたい」と願えば願うほど,他人に愛されなくなるみたいです。「愛したい」気持ちが起これば,自然に「愛される」人になるものなのかな。話は変わって,渋谷の桜です。街の雑踏の中に満開に近い桜が咲いてました。歩道橋から足を止めて写真を撮る人もちらほらいました。
2008.03.27
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暖かい日が続いて桜の花はどんどん開いてきてます。昨日は緑道で日当たりのいい場所にあるソメイヨシノの花が咲いてました(左)。そして今日はさらに花が開いてました(右) 桜並木も見ごたえが出てきてます。昨日彼女が公園に桜が咲いてると教えてくれたので行ってみました。まずは駒場公園で待ち合わせ。行ったらネコに餌付けしていて,2匹のネコと2羽のカラスに囲まれてました。ベンチに座ってる彼女が襲われそうなほど必死な動物たちに囲まれている光景がちょっとおもしろかったかも。 こうやって見るとカラスも精悍な顔立ちをしています。したたかに餌を狙ってる様子です。桜もところどころ7分ぐらいまで咲いてました。 しかしベンチから上を見上げるとまだまだつぼみ(左)満開になるのが楽しみです。ひばり?かなんかが枝に止まってました(右) 駒場野公園にも行きました。ここでは早咲きのコヒガンという桜が満開に近いぐらいに咲いてました。枝がすらっと上に伸びているのが特徴です。 今日は学校の枝垂桜をとりました。ここもかなり花が開いていて満開に近い状態です。 最後は学校の植え込みに咲いてたピークを過ぎた沈丁花(じんちょうげ)です。
2008.03.26
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学位記授与式がありました。しかし,昨日はあいにくの雨でした。朝から父母を連れた修了生の姿がたくさんありました。父兄がこんなにもいるとは思わなかったです。講堂の前で記念の写真。その後別のキャンパスで研究科の学位記伝達式がありました。一人ひとり手渡しでいただいて,なんか感慨深いものがありました。さらに専攻での祝賀会,教室の祝賀会に出席しました。毎年この場でギター演奏するのが恒例になってしまっています。いつもは追い出す立場でいましたが,追い出される立場でも歌う羽目になりました。同僚の替え歌のおかげで,さだまさしの「関白宣言」が悲哀漂う歌に変身しました。とてもうれしい区切りの日ではあるけれど,ある意味始まりの日でもあって,すべて終わって手放しで喜ぶといった気持ちにはなりませんでした。行事をこなしながら,これまでのプロセスをしみじみと感じるものなのかもしれません。
2008.03.25
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22日に気象庁が開花宣言を出しました。東京は全国一番乗りだそうです。見ごろは1週間後だそうです。駒沢公園に行ったら,咲き始めの桜もちらほらありました。写真を撮る機会が増えそうです。学校の高い棟の7階から学校のグラウンドを中心に撮りました。夕日が街をきれいに映します。学校の木蓮も花を咲かせました。 最後はご近所に咲いていた椿。
2008.03.24
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オンエアバトルのチャンピオン大会第10回がありました。個人的には最近どんどん面白くなっているBコースを応援していました。それぞれ見た感想を○×とともにメモしました。最終的なキロバトルとだいたいあってました。優勝は三拍子かとも思いましたが,全体的に安定感のあったトータルテンボスに決まりました。自己評価順番コンビ名キロバトル備考○1ストリーク650KB定番野球ネタ。ファンにはたまらないけど,女性には分かりにくいかも。△2オジンオズボーン738KB動きが多い。◎3Bコース690KBまき戻しのギャグはツボにはまった。単発のギャグも連発するとリズムあり。◎4トータルテンボス1026KB的確な突っ込みとボケ。文句なし。×5プラスマイナス246KB悪口の言い合い。○6NON STYLE886KB盛り上がりに欠けたかも。◎7タイムマシーン3号878KBテンポがかなりよい。後半にかけて掛け合いがよくなった。○8流れ星578KBリズムが独特。ちょっと間が悪くてハラハラさせる。◎9三拍子1006KBどんなネタで迷っているかを紹介していく。ネタ自体が新鮮。ボケが分かっている中でさらにボケていく。△10えんにち562KBヤンキーボケがいまいちはまらず。○11超新塾854KBリズムはあった。コンパクトだったが大きな盛り上がりがほしい。
2008.03.22
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高田明和(2004):「男と女のすれ違いはなぜ起こる?」廣済堂.男性の判断基準は「地位,力,影響力」相手の気持ちや表情を読むことが苦手な男性が頼る判断基準は,地位,力,影響力などです。自分より地位の高い人は自分より成功し,自分より優れているという気持ちからなかなか抜けられません。事実,男性が会社や組織などで地位が上がると,周囲の人に対する態度が変わります。これは驚くほどです。私などはフリーの立場で生活しているので,そうした判断はもっと自由にできますが,長い付き合いのある出版社の編集長が重役になったり,テレビ局のディレクターが総合プロデューサーになったりすると,その人の私に対する態度が微妙に変化するのです。「お前とは対等だ」という感じがにじみ出てくるのですが,この変化は本当に驚くほどです。つまり,男性の脳は縦社会型なのです。一方,女性は横社会で生きている人が多いので,相手の判断基準は,まず相手の性格,態度,目的とする仕事への能力などです。自分の基準に合わない人とは仲良くならないという生き方をします。社会がその人に与えた地位と,その人の人格とは異なることが多いと知っていて,自分の直感的な判断を大切にするのです。こうしたことは,高齢になったときの男女の生き方にも影響を与えます。男性は定年後に仲間を作るとき,現役時の地位の影響を受けないことを目指します。かつて相手が自分よりはるかに高い地位にいたということを意識すると,非常にやりにくくなるからです。このことは,高い地位にあった男性が,定年になると仲間はずれになるという結果も生みます。一方,女性の仲間は,人格そのものの結びつきといえます。現役時代の地位など関係ないことが多いですし,何よりも年をとってからの仲間作りで大事なのは「居心地のよさ」だと感じているからです。このように男女の脳の仕組みの差は,社会の組み立ての中で一生続くのです。--------------------------女性も縦社会の中で生きる機会が多くなっているので,男女の差は縮まっているかもしれません。それでも男性の悩みは仕事において,女性の悩みは家庭においてが圧倒的に多いみたいです。男女平等で家事も仕事も半々といいますが,やっぱり男性に男性の役割があり,女性には女性の役割があるように思います。今後社会の仕組みがもっと変わっていくと,脳の仕組みも変わっていくのでしょうか。それとも脳の仕組みにあわせた社会=人間関係をつくっていけるのでしょうか。
2008.03.21
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日本沈没(上)日本沈没(下)小松左京(1973):「日本沈没」上下巻各400ページの超大作SFやっと読破しました。日本列島が沈むという壮大なテーマを緻密に描いています。1973年当時,ベストセラーとなった本書は,あまり知られていなかった大陸移動説を始めとするプレートテクトニクスが一般に知られるきっかけとなったそうです。個人的には,型破りな学者である田所博士が好きです。まだ日本が沈む予兆すらなかったときに,田所博士は一人鋭い勘を頼りに日本が沈むことを予測しました。それを,学界や政府は客観的,科学的裏づけがないとして信用しませんでした。科学的根拠がない議論は,アカデミックとはいえないのが現実です。でも地震や火山噴火などの予兆がすでに起きているとき,国家としての対応は一国を争うため,不確かな根拠にでも基づかなければ後手後手の対応になってしまいそうです。「地球温暖化」の問題も同じかもしれないと思いました。地球全体の温度が年々上昇していること,各地の異常気象が増えていることは確かですが,それらの因果関係はわかりません。さらに,温暖化の原因は,CO2の排出を始めとする人間活動によるものなのか確証は得られていません。しかし,異常気象は現実として起こっているので,何らかの対策は必要です。国家の枠組みを超えた環境対策が急務であるにもかかわらず,国同士の思惑がぶつかりあって,対策はなかなか進みません。こうした国家間の利害対立も本書で展開されています。特に,1億を超える日本国民をどの国にどれだけ配分するかをめぐって,国同士が対立します。国別人口にしたがって比例配分する方法が提案されますが,国の面積(人口密度)はまちまちであるため,受け入れる場所を確保できないと主張する国が続出してうまく調整できません。最後に,日本が沈む前に関西に大地震が起こって,津波によって平野部はほとんど水に浸かってしまいます。あちこちで火災が発生し,ビルが傾き,救援活動ができないほど道路が寸断され,断層がずれて地層が剥き出しになる状況が描かれます。これらの描写が1995年の阪神大震災を想起させました。1973年当時ではありえないことだととらえられたかもしれません。しかし,震災を経験した人にとっては決してフィクションではないリアルな描写であることが分かります。最後に以下のタイムリーな記事が出ました。当分は日本沈没の心配はしなくてよさそうです。日本沈没ない?愛媛大でプレート落下説を否定する研究成果2月14日3時14分配信 読売新聞 巨大地震を起こす原因でもある、地表を覆うプレート(板状の岩盤)は地中に沈み込んでいった後、地下600キロ前後でたまって、それ以上の深さには沈んでいかない可能性が高いことが分かった。 映画の「日本沈没」で、日本列島が海溝に引きずり込まれるという“根拠”となっていた、プレートの地球深部への落下説を否定する成果という。 愛媛大の入舩(いりふね)徹男教授(高圧地球科学)らが、14日付の英科学誌「ネイチャー」に報告する。 地球内部を構成する岩石の種類は、マグマが運んできた岩石の成分分析などで分かってきているが、地下410~3000キロはまだ不明のままだという。 入舩教授らは、岩石の種類によって、その内部を伝わる地震波の速度が異なる点に着目。地球内部と同じ高温・高圧状態を特殊な装置で作り、その装置の中に数種類の岩石を置き、地震波に見立てた超音波をあてて、その速度を計測。 その結果、プレートを構成している岩石の内部を伝わる超音波の速度が、地下550~660キロの地中を伝わる地震波の速度と一致し、プレートがこれ以上の深さに沈まずにたまっていると推定した。
2008.03.20
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サンデーモーニングの「風を読む」のコーナーで,アスリートの引き際について語られていました。名古屋国際女子マラソンで高橋尚子が惨敗したことに対して,同情の意見が多数ありました。三浦和良や野茂英雄は若いころから第一線で活躍してきたにもかかわらず,現在でも現役にこだわって頑張っています。一方で,中田英寿や長嶋茂雄,新庄剛の引き際は鮮やかでした。大相撲でも横綱引退のタイミングは早いです。桜などにたとえて,散り際の美学があるほどです。ことわざには,「一念岩をも通す」とあります。固い決意があればどんな願いもかなうという意味です。しかし一方で,「諦めは心の養生」ということわざもあります。ことわざはものごとの両面をあらわすことが多いです。要するに,どちらもある面では正しいということで,答えは一つに決まらないことを示していると思います。アスリートの場合は,年々力の衰えが結果に直接影響してくるので,どうしてもいつ引退するかが話題になります。周りがどういおうと,結局は自分が選んだ道で後悔しないことを自分の生き様とするということだと思います。そこには引退時期に関する正解はありません。どちらにせよ,他人の評価に振り回されずに,自分の信じた道に真剣に挑んでいる姿勢に人は心を打たれます。だから,高橋尚子が自分のために現役続行にこだわることに対する同情の意見は的が外れているような気がします。
2008.03.18
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ここ最近はいい天気が続いていますね。近所の庭に咲いていた桜のような花がありました。河津桜?日曜日はみなとみらいに行きました。爆笑問題が3時からDVD発売イベントトークをするというので見に行きました。でもすごい人だかりがランドマークの会場を埋め尽くしていました。本人たちが登場する前から「サンジャポ」のリポーターがスタンバイしてました。後ろの列にいる女性は青木裕子アナ,前列には小林のんがいました。午前中テレビで見てたので不思議な感じでした。トークはスピーカーが離れすぎててほとんど聞こえませんでした。早々に撤退して臨港パークに行きました。中ほどにベイブリッジも見えます。夕暮れ時にシーバスに乗って横浜駅まで行くことにしました。 船着場もちょっとおしゃれ(左)。シーバスがやってきました(右)。たくさん人を連れてきてました。乗ったタイミングがよくて夕日をバックに横浜のビル群がとてもきれいでした。 かもめも平行して飛んでました。大人400円で横浜まで行けて楽しめました。
2008.03.17
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昨日はホワイトデーでした。チョコのお返しにリーフティを渡しました。店員さんによると日本ではあまり扱っていないメーカーだそうです。3缶を1セットにして,包装してもらいました。ブローディーズ【アッサム】125gブローディーズ【アールグレイ】125gブローディーズ【フェイマス エディンバラ】125gフェイマス・エディンバラは,ミルクティにするとおいしいとアドバイスしてくれました。早速彼女から紅茶の感想があって,紅茶が濃く出たからミルクティでちょうどいい感じになったとのことでした。自分はリーフティを飲まないので,ちょっと気になりました。あと,これまでに撮った思い出のツーショット写真をアルバムに収めて渡しました。30枚になって,アルバムの半分まで埋まったので,残りの空白はこれから埋めていこうというメッセージも込めて。どちらも喜んでくれてよかったです
2008.03.15
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材料2つの絶品レシピ338鶏肉とジャガイモのよく使う食材でピリ辛料理に挑戦。24.鶏肉とジャガイモのチリペッパー炒め材料(4人分)鶏胸肉 2枚(400g)ジャガイモ 4個(500g)にんにく 1かけA(塩小さじ1/3,チリペッパー,こしょう各少々)オリーブ油 大さじ1作り方1.ジャガイモは小さ目の一口大に切り,水でさっと洗って水気を切る。2.フライパンにオリーブ油を熱してジャガイモをさっと炒め,蓋をして時々混ぜながら5~6分蒸し焼きにする。3.鶏肉は2cm角に切る。にんにくはみじん切りにする。4.ジャガイモがやわらかくなったら,鶏肉,にんにくを加えて炒める。鶏肉に火が通ったら,Aを振り入れて全体に味を絡める。一味でチリペッパーの代用,にんにくペーストでにんにくの代用をしました。一味がけっこう効いててピリリと辛さが効いていました。鶏肉とジャガイモの愛称は抜群でした。
2008.03.14
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斎藤茂太(2000):「『茂太流』こうすれば気分転換は100%うまくいく」成美文庫.内的圧力を高めるものを学ぶときに,最初はぐんと力が伸びる。テニスでも英会話でも,何でもそうである。それでみんな興味をもって,本格的にやり始めるのである。ところが,である。そのあといくら練習を積んでも,思うように力が伸びない。そのうちに中だるみになって,ついには投げ出すことになる。こういう経験をしている人は多いものである。階段で一つ一つのステップが前後に長いのをイメージしてもらえばいいのだが,練習を積んでもなかなか実力が伸びないとき,あなたはそのステップの平たい部分にいるわけである。さらに練習を積む。視界は変わらないが,実は平面の先へ足は進んでいるのである。飽きずに,投げ出さずに続けていると,ガクンと上に上がる部分に達する。滑らかな坂を上がるように,力が伸びるわけではない。平面で横移動しているだけなのだが,内的な圧力は十分高まっていて,ある時点でガクンとレベルの違うところに出る,というのが習い事の鉄則のようである。ひらめきにも似たようなところがあって,蓄積がなければ,ひらめきもない。溜めて溜めて,ある瞬間にレベルの違ったところに出るのが,ひらめきや第六感の助けである。それらを外から来る偶然のようなものと考えがちだが,実は必然のようなものだと考えてもいいのである。いつも目覚しいアイデアを出せる人は,ひらめきや第六感を引き出す仕組みを自分で見つけているのである。そうじゃないと,続けてインスピレーションが得られるわけがない。------------------------------学部のときに同じようなことをある先生に言われました。専門分野の第一線が理解できるレベルに一気に近づくけれど,そこから先はあまり成長を感じることができなくて苦しい時期が続きます。スポーツ選手が陥るスランプも同じようなものかもしれません。「ひらめき」はこれまでの蓄積の結果であり,必然であるという言葉には納得しました。だから,収穫逓減で日々成長を感じられないとしても,腐らずに一歩一歩やるべきことをやるのが,目標に近づく一番の近道であると感じました。
2008.03.13
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昨日の東京は19℃まで上がりました。桜の季節の頃の気温です。桜が待ち遠しいです。学校の講義棟脇に植えられた梅が咲いてました。 夕日は澄んでてきれいでした。今日はまた気温が低めです。三寒四温で,徐々にあったかくなっていく感じですね。でも服を選ぶのが難しいです。
2008.03.12
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仄暗い水の底から設定と内容は「ダーク・ウォーター」と一緒でした。淑美は離婚調停をしていて,5歳の娘郁子と商店街を抜けた古い高層住宅に引っ越してきます。ここの部屋の天井から水が滴り,不可解なできごとが次々に起こります。邦画の方が怖がらせる演出が多いです。エレベータに女の子(美津子の幽霊)が乗っていたり,ごみだしのときに美津子のカバンが捨ててあったり。また淑美がカバンを持ったときに,給水タンクにカバンが落ちる映像が浮かんできます。さらに,成長した郁子は当時の部屋を訪れて母親の淑美と再会します。ここで,郁子は母親の愛を知ります。DVDで面白いのは特典映像がついていることです。実際の場面がどうやってつくられているのか,スタジオの様子が収められていました。映画では雨が降っているシーンが多いのですが,ホースを使って上から大量の雨を降らせています。またスタジオ内のセットの撮影でも大量の水を出演者に浴びせていました。監督の強いこだわりと,それにこたえて演じきる俳優や支えるスタッフの努力があって一本の映画が作られていることが伝わります。
2008.03.11
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斎藤茂太(2000):「『茂太流』こうすれば気分転換は100%うまくいく」成美文庫.無理をしない後ろ向きの気分のときには,それを心が欲しているのである。ご主人様は相変わらずいけいけドンドンで行きたがっているが,心はちょっとした休憩をほしがったり,全体のスピードを落としたがっている。そうしないとこの先,無理が来るのではないか,と予知しているのである。うつ状態や無気力に陥っている人がいたら,追い討ちをかけないで,温かく見守ってあげること。これはあなた自身にも当てはまること。ネアカ人間じゃないといけない,人に好印象を与えないといけないと,無理していると緊張の糸が切れてしまいかねない。よくいじめなどで自殺にいたる少年が,級友や学友の間では人気者だったということがある。あるいは重大犯罪を犯した少年が,かつてはクラスの人気者だったというケースもある。おそらく必要以上に彼らは無理をしていたのだろうと思う。もう少し早く「後ろ向きになる」訓練をしていれば,大事にいたらなかったかもしれないと思う。日本のような同質社会では,異端であることは非常なプレッシャーである。疎外感を味わいたくないがために,周りとつい同調しがちである。高度成長,バブルと一億全員が熱に浮かされていたような時代が過ぎてみれば,われわれがいかに同質の価値観だけで突っ走ってきたかが分かる。同じ過ちを数十年前に一度痛いほど経験したというのに。-----------------------------みんなと同じ行動をすれば,周りから目立つことはなくて安心できます。個性を出してグループとは違った自分の主張をすると「出る杭は打たれ」ます。KYという言葉もあるとおり,「空気を読まない」発言はみんなに嫌われます。でも「出すぎた杭は打たれない」これは誰かが言った好きな言葉です。みんなの個性に埋もれて生きるよりは,みんなとどれだけ違うことができるかを考えた方が自分らしく生きられそうです。周りの評価が自分の価値を決めるのではないから,他人から何を言われようと関係なくなりそうです。周りの意見に同調して世の中をうまく渡っていく人よりよっぽど自分らしい生き方をしていると思います。自分もそうありたいと思っています。だからやりたくない仕事はできるだけやらずに,自分のしたいことをするというスタンスでいきたいです。
2008.03.10
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日本のこれから日本の学力について議論していました。今回は中高生も自宅とスタジオをつなぐテレビモニターから意見を言ってました。専門家もいて議論が分かりやすかったです。まず,学力の定義について整理されました。つまり,学力には読み,書き,そろばんの基礎的学力と,それらを組み合わせて現実の問題を考えたり,新たな創造力を生み出したりするための応用力の2種類があります。そして,基礎的学力については主に小学校において強制的に学ばせる必要がある。一方で,応用力についてはある程度生徒の自主性を尊重して学びたい科目に多様性をもたせて学ばせる必要があるという結論に至りました。次に,公立の学校のあり方が議論されました。公立学校は,学力の二極化を是正するために底上げを図る必要があるとの意見が大勢を占めました。その過程で最近SAPIXの塾講師を入れた「夜スペシャル」を実施した杉並区立和田中学校の取組みが紹介されました。そして,国が教育のためにすべきこととして,お金をもっと教育にかけて教師の質を上げるべきであるとの意見が多く出されました。子どもは社会を映す鏡であるとはよく言ったもので,子どもは大人の押し付ける教育に嫌気が差している感じがしました。子どもの方がよっぽど問題の矛盾をよくをとらえていると感じました。子どもが教育に求めていることは,そもそも今やっているこの教育が何の役に立つか,何のためにやっているのかという疑問にこたえるということです。その前提がない限り,押し付けによる教育では,子どもは興味を持つはずがなく,引きこもりや落ちこぼれを生んでしまうだけです。そのとおりだと思いました。自分も勉強することの意味について疑問を持ちながらも,高校の生物の先生が「君たちはただ勉強をしていればよい。そういう時期もあるのだ」というように無理やり納得させられていた気がします。大学進学や就職のためにという理由だけでは生徒は納得しません。確かに,学んだことは社会に出たときにどこかで役に立つ場面もあるかもしれません。しかし,基礎的学力がどのような応用力に生かすことができるのかを具体的に社会人や実体験から学ばなければ,学力向上の真の意味は理解できないと思います。大人同士の議論は,現実を見すぎて理想とかけ離れたところで交わされているような気がしました。特に,国と現場の教師との意見の対立,財源の問題,現在の学力低下の原因探しなどに関する発言は,すべて大人の事情,すなわち自分の立場を守るための発言に聞こえてしまいます。その議論の中に,子どもはいません。将来の希望である子どものために自分たちがなすべきことがありません。それは言い換えれば,自分たちが住む日本という国を世界とのかかわりの中でどのようにしたいかというビジョンが見えないということだと思います。日本の学力低下は世界の競争から取り残される→だから子どもたちには教育が必要だと言っても,それは子どもを競争力強化の道具に使おうとする大人の論理ではなかろうか。また,日本全体が何となく閉塞感に包まれていて,国民が何となく将来に漠然とした不安を抱えている状況が,子どもに反映されているのではないか。先生や親に限らず,大人は子どもに希望を与えられるような教育をしなければならないと思います。最終的には,大人は自分の生き様に誇りを持ってそれを語り継いでいく努力が必要なのだと思います。
2008.03.09
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竹田恒泰(2006):「語られなかった皇族たちの真実」小学館.旧皇族の竹田家が皇室の歴史をつづっています。そして今般話題に上がった皇室典範の問題に言及しています。天皇家が男系継承にこだわる理由は,天皇家が男系により継承される世界最古の家柄であるが,男系継承が困難だからといって女系天皇が即位したとしたら,それは天皇ではなく,皇統は断絶したことになるからだといいます。したがって,皇位の男系継承は,それがすでに2000年続く伝統的慣習というだけで,守らなければいけないことの十分な理由になるとしています。さらに先人たちが男系継承にこだわった理由は,初代天皇の血を受け継いでおり,日本の社会が男系社会であり,女性は生理や出産時に神事ができないことを指摘しています。また,皇族の皇統継続における役割についても触れ,特に太平洋戦争前後において,皇族方が開戦を避けるべく動き,そしていったん戦いが始まったならば,いかに早期講和に持ち込むかを真剣に模索してきたかを述べています。皇室典範における女系天皇の是非について,以下のようにして反対の立場をとっています。もし天皇家が女系継承を認めたなら,皇室はまもなくいくつかの系統に分かれることになる。つまり,女性天皇の配偶者が仮に鈴木さんだった場合,「鈴木王朝」が成立したと観念することができ,皇統に属する女系の家と,皇統に属さない男系の家が並立することになる。時代が下ることでその系統はさらに分かれ,そうなった場合,何百年か経過したあとに,かつての水戸学のような学問が再興され,「皇統に属する女系と皇統に属さない男系ではどちらが天皇系としてふさわしいか」といった議論が起こらないとも限らない。つまり天皇家は男系を守ることによって,長い間唯一絶対の存在であったことになる。著者は元皇族の子孫であるからこそ,天皇家の皇位継承の伝統を重んじるべきであるとの立場にたつことは,自然の感情だと思います。天皇のあり方は,第二次大戦を境にして総司令部(GHQ)によって大きく変えられました。14宮家のうち3直宮を除いて11宮家が皇族を離れて人民と変わらない立場となりました。このことによって,天皇断絶の切り札として皇族への引継ぎが選択肢として消えてしまったことを訴えています。戦後の世界しか知らない世代にとって,天皇家の伝統の価値が理解しにくくなっているのかもしれません。
2008.03.07
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昨日は二十四節気のひとつ「啓蟄」でした。虫たちが顔を出すころだそうです。いよいよ春がやってきます。また,気象庁から桜(ソメイヨシノ)の開花予想(1回目)が発表になりました。冬は寒かったですが,これからぐっと暖かくなるので,平年どおりの開花だそうです。東京は3月27日です。4月はじめに見ごろを迎えそうです。天気のいい朝で梅を探しながら緑道をいくとありました。雲ひとつない空に梅がいい香りを放ってました。 枝がしだれた黄色の梅も庭先にありました。雲南黄梅 (うんなんおうばい)というそうです。これから花の紹介がたくさんできそうです。
2008.03.06
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斎藤茂太(2006):「なぜか人生がうまくいく『悟り』のススメ」講談社+α文庫自分を丸ごと信じる生まれたばかりのときはあんなに自由だったのに,自由という言葉がわかるようになると,どんどん不自由になっていく。その不自由さを埋めようとして,便利なもの,楽な生活を手に入れようと躍起になる。しかし何かの機会に私たちは気づくはずだ。そんなもので心の不自由さを埋めることはできない。せいぜいそれを忘れることぐらいの役にしか立たないのだと。そう感じることが「悟り」への第一歩である。そういう人たちに私は,もっと自由に生きるにはどうしたらいいのか,もっと自分らしく生きるためにはどうしたらいいのかを言いたかった。それはしごく簡単なことだ。今の自分を丸ごと信じるということ。これに尽きるのだ。人はよく,あちこちで自分を見失う。また都合の悪いことに今の時代は自分を見失ったままでも,何とか生活していける。自分を見失ったまま,何かにすがりついて生きている人をよく見かける。自分の考え方もなく,人が言っていることを鸚鵡返しに口にしながら,人の後ろからくっついていく。「悟り」とはほとんど無縁の生き方をしている。こういう人に,人の言ったことや世間の常識なんか鵜呑みにせず,もっと自分らしく生きてみたら,と言わずにいられない。もっと自分を信じてあげなさい。もう自分を信じるふりをしたり,世間を信じるふりをするのはやめにしよう。モノや,他人に振り回されっぱなしでは,「悟り」もへったくれもあったものではない。地位や名誉がほしい。それはお釈迦様がおっしゃる名誉欲だ。もっと異性にもてたい。あるいはそれは性欲かもしれない。もっとうまいものが食べたい,ただ金がほしい。それは食欲,財欲だし,反対にただぼんやりと寝っ転がっていたいというのは睡眠欲だろう。これを捨てるのは難しい。それは人間の本能だ。でも,もっともっとと追いかけているうちに,自分がどこにいるのかわからなくなってしまったら,それはやりすぎというものである。本能がにごって煩悩になってしまったと思って間違いない。本能と煩悩との境目あたりのところに,自分を見失っているか否かの線があるように思う。自分を見失ってしまうと,人はただの欲の塊になってしまう。あるいは世間体だけを気にした,面白みのない常識人になってしまう。世間の常識を鸚鵡返しに唱えているだけでは自由とはいえない。中心には自分がいなくてはならないということなのである。「悟り」とは,自分を隅々まで見つめなおし,中心にいる自分を見つけ出すことだろう。お金もほしいし,異性にももてたい,そういう自分がいることをもう一人の自分が見つめ,うまくコントロールしながら,こだわりのない自由を手に入れていくという作業なのだと思う。-------------------------------------中高時代に「いい父親になれ」とか「死ぬために生きろ」といわれてきました。何か具体的にしたい職業はなかったかもしれません。ただ,仕事に振り回されて自分の時間をもてなくなる生き方はしたくないと思ってきました。仕事は手段であって目的ではないと考えてきました。仕事と生きがいが一致していればいいですが,なかなか思い通りの仕事につけるものでもないと思います。生きがいが決して仕事に結び付いている必要もないと思います。旅行や料理や絵画など趣味を生きがいにしてもいいし,家族と過ごす時間を生きがいにしてもいいのではないか。生きてて辛いことは多いです。でも死ぬ間際に生きていてよかったと思えれば人生上がりで一生を全うしたといえるのではないかと思います。
2008.03.05
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久しぶりに「あいのり」の感想でも。毎週欠かさずに見てます。昨日はチャラ男だったリョウと社長令嬢Remiがキスして帰国しました。告白したリョウに対して,Remiの迷いながらの返事は見ていてイライラしつつ笑えました。Remiは本当に恋をしていたんでしょうか。最初は半信半疑で見てました。どうせ一緒に帰ってもすぐに別れるんじゃないかって。本人いわく,告白されたときに「好き」という気持ちが芽生えて,その後一晩考えて迷ってしまったということでした。これまでRemiは自分から好きになるような恋愛をしてこなかったから「好き」の感覚がどういうものか分からなかったのでしょうか。それも分からないではないです。Remiの場合は告白された昨日好きだと思えての今日の返事だから迷った部分もあるし,本当に心のそこから好きになったのではないかもしれないなと思いました。先のことを考えて不安になることもあります。自分もかなり先のことまでシミュレーションしてしまいます。うまくシミュレーションできたときに告白までとりあえず突っ走ってしまいます。でもそれまではかなり自分の中で悩みます。最後には,悩んで結局心の中にわだかまりを残して後悔するなら今動くしかないと思ってしまいます。だから自分はわりとこうだと思ったことを行動にしてしまうほうかもしれません。とRemiの返事を見ながら自分のことと照らし合わせて考えてました。
2008.03.04
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理由サスペンス映画で面白いと評判だったのでみてみました。舞台は1986年フロリダ州オチョピーという小さな村。黒人のボビーは同じく黒人のタニー警官によって,少女刺殺という無実の疑いで死刑囚監房に入ります。8年後,ボビーの母親は死刑反対を掲げる元弁護士のアームストロング教授に会います。それから教授は真相究明のためにボビーに会って,自白を強要されたことを知ります。ボビーの弁護人も適当な弁護をしていたことを知ります。アームストロングの妻は以前,検事としてボビーがかかわった事件で有罪にしようとした過去がありました。ボビーから聴取を続けるうちに,ブレアー・サリバンという別の死刑囚が少女を殺したという証言を得ます。アームストロングはサリバンからナイフのありかを教わります。証言どおりナイフが実際に見つかったことで,ボビーの無実が証明されます。しかし,これでこの件は解決しません。サリバンがアームストロングに会いに来るように電話をしてきます。サリバンはボビーを生かすために,自分が少女を殺したとうそをついたといいます。ナイフのありかは逆にボビーに教わったと告白します。そしてそのままサリバンは死刑に処せられます。自由になったボビーは,アームストロングの妻子を狙います。ここから,アームストロングはタニーとともにボビーを追いかけます。最後のどんでん返しはかなり衝撃的でした。すべての人物に抱いていたイメージがひっくり返された感じです。しかし,ボビーの本当の目的が有罪にされかけた妻への恨みだったことは少し動機が小さすぎるような気がします。まあそれぐらいの小さな動機だと,みてる側にはボビーの本当の目的がわからないという仕掛けではあると思います。最後まで結論が見えない展開で楽しめました。
2008.03.03
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駒沢公園の一角に梅の木があります。昨日行ってみると,満開ではないけれど赤,白,ピンクと色鮮やかな梅の花が咲いていました。 ピンクの梅の木は垂れていました(右)。空に向かって赤い梅の木をパシャリ花壇には油菜も植わっていました。 春はそこまできています。
2008.03.02
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