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加藤諦三(2008)「行動できない人」の心理学.PHP研究所自立していない人間は恩着せがましい他人の動きによって自分の感情のバランスを失うものは,他者の動きに要求が多い。他者の一挙一動が自分の感情を混乱させるのであるから,他者への要求が多くなるのも当然であろう。そして自分の感情が混乱するのは自分が自立していないからなどとは考えない。自分の感情を混乱させた責任はあげて他者にあると信じている。自立していない人間の心理のもう一つの特徴は,何かを独りでやったとき,虚しさを感じたり,幻滅を感じたりすることである。自立していない人は親とか上役とか誰かに命じられて何かをやった時には感じないむなしさや幻滅を,自分独りで何かをやった時には感じる。自分独りでやることを決めて自分独りでやったことには,何か納得がいかないのである。絵を描いても,映画に行っても,旅行しても,どうしてこんなことをやるのだろう,という気持ちが付きまとう。何かむなしくその行為に意味を見つけることができない。つまり自分独りでやったことには,どうしてもそれをやることの正当性の根拠が感じられないのである。自立していない人には内的な必然性というのがない。かつてザトペックという長距離走者は,「なぜあなたは走るのですか?」ときかれた。すると「ウサギに向かってなぜそんなに上手に走るのかと聞いてみたまえ」と答えた。そして「走らざるを得ないから走るのです」と付け加えた。ザトペックは誰に頼まれて走っているのでもない。走らざるを得なくて走っているのである。走ることがザトペックの内的必然性なのである。そして走ることの中で彼は意味を感じ生きている。走ることについて「なぜ?」という問いがザトペックには必要ないほど明らかなことなのである。間違っても「俺がここまで苦しさに耐えているのに」というように他人に恩着せがましい態度は取らない。日本のマラソンランナー君原氏は,新婚旅行で奥さんが汽車に乗っていくのに自分は走って行ったという。君原氏にとってもザトペックにとっても走ることは内的必然性をもっていることなのである。登山家も,なぜ山に登るのか?と聞かれて「そこに山があるから」と答える。自分が登りたくて登り,そして登ることに幻滅を感じない。ところが,このように強い内発的感情を持てない人間は恩着せがましくなる。自分でやった行動に自分が意味を感じることができないから,「おまえのためにやってやった」と他人に恩を着せることで,その行為の正当性の根拠を見つけようとする。「感謝を要求する父親は最低の父親だ」という言葉がある。それは恩着せがましい父親のことであろう。つまりこの父親は自立できていないということなのである。自立できていない親に育てられた子供はたまらない。父親は自分のやることに自分で意味を感じることができないから,「お前のために」と子どもに恩着せがましくなる。そのことで子どもの人格は親に吸収されてしまうのである。つまり子供もまた自立できなくなる。内発的感情を持てない人間,自分のやったことに自分独りでは意味を感じられない人間は,他人に恩を着せることで意味を感じようとする。「こんなにしてあげたのに,そんな態度をよく取れるものだ」などと常に恩を着せて不機嫌になっている人が自立していない人である。----------------------------何に対しても無気力になってしまったとき興味を抱けなくなってしまったとき。そんなときは自分の無関心の背後にある原因を探る必要がありそうです。なぜ自分の感情に目を背けるのだろうか。そこに自分が目をそむけたくなるような憎しみが閉じ込められているかもしれません。憎しみの原因が実はこれまで尊敬していたと思い込んでいたものかもしれません。しかしそれに気づいたときにはきっと自分の自然な感情に従って行動できる自分を見出せそうです。他人の期待は怖くないと思えた時に自分で自分を受け入れられるようになると思います。これまで信じてきたことが覆るかもしれないので,目をそむけたくなるかもしれませんが,この問題をクリアしなければ無気力感から脱することはできないかもしれません。みなが「あるがままに」生きられますように。
2008.10.31
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昨日はいい天気でした。でもいい天気であればあるほど夜の冷え込みがこたえます。この気温の変化で紅葉が一気に進めばいいなぁ昼に鰯雲が浮かんでました。夕日がきれいでした。手前に見えるのは小学校。空気が澄んでるのかな。
2008.10.30
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食の安全性に対する関心が高まっています。マンナンライフの製造した蒟蒻畑をのどに詰まらせたことによる死亡事故が相次いだことを受けて,蒟蒻畑は製造中止に追い込まれました。マンナンライフはその生産のほとんどを蒟蒻畑に依存しているので今後営業を続けていくことは難しそうです。メーカーの安全性に対する配慮が足りないことが批判の対象になってます。マンナンライフはそれまでにも容器を丸型からハート型にしたり工夫をこらしてきたそうですが,また死亡事故が起きました。死亡した方のご遺族には申し訳ないですが,蒟蒻畑は餅と同じように喉に詰まらせて死亡する可能性があるのだということを認識する必要があったのだと思います。消費者は食品を口にするとき,これまでは何となくメーカーのブランドを信用して食品の品質や安全性に何の疑いももっていなかった面があると思います。しかし自分たちが口にするモノに対して,消費者も本当に安全に食べられるものかどうかを気にしておく責任も多少はあるように思います。これは何も食に限ったことではないと思います。アメリカのクロックスがつくった樹脂製サンダルを履いた子供らが,エスカレーターのすき間に足を挟まれる事故が相次いでいます。こうした靴は履きやすさやオシャレなことが支持されているのだと思います。しかし,それらを重視するあまりに安全性への配慮が欠けていることを使う側も意識して,それを履かせる親はもう少し気をつけなければいけないかもしれません。蒟蒻畑ではないけれど,蒟蒻ゼリーを販売している店があったので久しぶりに買ってみました。 おいしかったけど,蒟蒻畑ほどの硬い食感はなかったです。値札のそばには「お子様と高齢の方はご注意ください」との注意書きが。小売店側も気を使ってました。
2008.10.29
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生きる王様のブランチで取り上げられていました。谷川俊太郎の有名な「生きる」の詩。「生きているということ」ここから始まりますが,mixiの谷川俊太郎コミュニティであなたにとっての「生きる」とは何かがトピックとしてたてられました。その後,たくさんの投稿が寄せられNHKで取り上げられたことをきっかけとしてその中の一部の詩が今回出版化されました。思わず買ってしまいました。たとえば「生きているということ」「すきなひとのなまえをひなたぼっこしてるのらねこにそっとうちあけること」104hero「『寒い,寒い』と言いながら,みんなで野球をすること」もりやん「あの人と目が合うこと目をそらしてしまうこと顔が熱くなること心が熱くなること」茂木雅世「生きる」意味を考えることと人生の目標を立てることとは別のことではないかと思えます。
2008.10.28
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サンデーモーニングの風を読むで「排出量取引」について検討していました。本当に当初の目的が達せられるか疑わしいものがたくさんあります。見せかけだけのその場限りの対策があります。○メタボリック症候群の絶食○受験の際の一夜漬け○駐車違反など交通違反の身代わり国策をみても○金融危機の際の公的資金投入○選挙が迫る中での減税効果は一時的なのではないか。これらの対策で目的は達せられるかどうか見極める必要があります。麻生内閣は排出量取引制度を始めようとしています。京都議定書で温室効果ガスの削減がうたわれてから排出量取引が提案されました。余った排出枠は他企業へ売ることができます。自社内で排出枠を超えた場合は,超えた分をお金で買って補うことができます。しかし,日本の制度は参加自体が自主的なもの。EUでは政府が決定し違反の場合には罰金も科せられます。排出枠をお金で買えばよいという発想では本来の環境負荷をなくすという目的がかすんでしまいそうです。だいたい日本の削減目標に比べて実際には排出量が減るどころか増えています。しかも,マネーゲームに走って排出枠のバブルが起こった挙句にバブルがはじけるといった事態も想定できます。
2008.10.27
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学校に行きました。都内はまだまだ紅葉の気配はありません。来週には相模湖に行くことになりました。来週だから少し紅葉には早いかもしれないけれど楽しみです。学校の銀杏並木もまだ青々としています。これがひと月後には真っ黄色になるんです。土曜日とあって人もまばら。これからが楽しみです。
2008.10.26
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家を出たら屋外ファンの上を占拠する猫がいました。あまりにもふてぶてしく寝ていたので写真をとってやりました。さらにアップで何見てんのよ!と言わんばかりの顔ですね。
2008.10.25
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「ゲームで自信あった」=ひき逃げ逮捕の女子中学生-大阪10月24日10時53分配信 時事通信 大阪市淀川区の交差点で自転車の男性(58)が車にはねられ、180メートル引きずられて重傷を負った事件で、自動車運転過失傷害などの容疑で逮捕された中学3年の女子生徒(14)が「ゲームセンターで自信を持ち、本物を運転したくなった」と供述していることが24日、分かった。「運転は初めてだった」とも話しており、府警淀川署が裏付けを進めている。----------------------------本当に怖いです。こんなことがあってはならないです。ゲームはあくまでゲームと割り切ってする分には一つの娯楽になるかもしれないけれど,現実でもそれができると勘違いすると話は違ってきます。リアルな操作方法を実現すればするほど実際にできると錯覚してしまうかもしれません。電車でGoなんかで運転して実際に電車を運転できると思う人もいるかも。周りの景色も減速や加速の仕方も全く同じだとしたら確かに本物の運転士の練習になりそうです。実際にゲーム作成時には鉄道会社がバックアップしているそうですが。大人がゲームをするときのわきまえを教えなきゃいけないのかも。人殺しや戦争もののゲームはたくさんありますが,これらが現実の世界に少なからず反映されている場合があるのではないでしょうか。気に入らない人がいれば,殺してしまえばいいという発想。自分の思い描いた通りにいかなければ,この世界をリセットしてしまおうとする発想。スポーツが気軽にできたり音楽が気軽に奏でられるWii。これも本物とは違うと常に意識しながらやらないと,実際にやってみてできないことに失望してしまうかもしれないですね。僕はやっぱりゲームはゲームだと思います。ゲームと割り切って楽しめる分にはストレス発散のいい道具だと思います。
2008.10.24
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日経夕刊より「こころのサプリメント」言いたいことが言えない多くの相談者の言葉として「(わたしは)~できない」がある。この言葉で立ち止まってしまうと,カウンセリングにおいて悩みの解決は難しくなる。30代のA子さんは,今の部署に異動してきて以降,上司から業務のことで繰り返し注意を受けていた。しだいに自信を失い,意欲や気力もなくなりカウンセリングに訪れた。業務に慣れないうちに上司から高度な要求を受け,注意を受けている状況が語られた。まず,上司の業務の与え方に無理があり,現在のA子さんに高度な要求をして注意するのは筋違いであることを伝えた。さらに,それにこたえられないからと言ってA子さんの能力がないわけではないことを理解してもらい,自信を取り戻してもらった。そのうえで,A子さんの気持ちを上司に伝えて改善を求めるよう提案した。しかし「私には無理です。上司が怖くて言えません」と弱々しい声で話す。そこで「でも,もしあなたが上司に言えたとしたら?」と問いなおしてみた。しばらく考えたいたが「言えたらとてもすっきりします。上司も多分びっくりするでしょう。今のように無理難題を押し付けて注意することはなくなるかもしれません」と表情が明るくなった。「本当はどうなりたいの?」と尋ねると,「ちゃんと言える自分になりたい。頑張ってみようと思います」と答えた。後日,上司に自分の気持ちを伝え,状況は改善された。これを契機にA子さんはこれまでの展望のない「できない」人生から,目的に向かってチャレンジする前向きな人生へと変わっていった。「できない」という言葉は無力感を引き起こし,自分の言葉で自分自身の可能性をストップさせてしまうといわれている。これに対して「もしできたとしたら?」という言葉は,今まで考えてもみなかった可能性を引き出し,自分自身の枠を広げていく。前向きな未来をイメージすることが,楽に一歩を踏み出す大きな力となる。(ピースマインド臨床心理士 三上道代)-------------------------------一回失敗した経験などを経ると,「できない」回路ができてしまいそうです。「できない」は自分自身に壁をつくっているだけかも。過去の失敗をもとに自分の未来が作られているとしたら悲しいことです。どうせなら「できる自分」を想像しながらやるべきことをやりたいです。負のスパイラルを断ち切って,正のスパイラルをつくって楽しい未来をつくっていければいうことなし。もし,過去の失敗に引きずられて自信をなくしているなら,一度心をリセットして,できなかったことができたらどんな未来が描けるかを想像したいです。
2008.10.23
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東急本店の屋上に行きました。ここには花屋さんやペット関連ショップとともにベンチが置いてあって,都心なのに空を見上げながら開放的な気分に浸ることができます。だんだん日が落ちるのが早くなってきました。花壇にはススキのような草が生えていて綿毛がきれいでした。鳩が元気でした。屋上まで飛んできては小さい子どもに追いかけられてました。ローズマリーも植わっていました。肉の臭みを取るなど薬草・香草として使われるそうです。
2008.10.22
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この時期になるとよくゴキブリがでます。夏前にも出ますが。そして昨晩出ました。黒い物体が扉の隙間から這い出てきました。でももう見慣れてしまったのでそれほど慌てずにゴキジェットで退治できました。夏前のものよりも少し弱ってる感じでした。しかし,どこからやってきたのかわからないので対処のしようがないです。台所の下のシンクにはゴキブリホイホイを設置してるのに全然かかってくれません。不衛生かもしれないけど,きっと住みやすい家なんだろうなぁといい方に解釈しておきます。
2008.10.21
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NHKスペシャルで世界同時食糧危機(2)食糧争奪戦~輸入大国・日本の苦闘~を特集していました。 大豆争奪戦の背景は○投機マネー○アメリカで大豆からバイオ燃料として需要のあるトウモロコシに切り替える動きがある。大豆をどうやって調達するか,日本の味噌メーカーの苦悩を追っている。足りない大豆を同じ大豆を輸入する中国から輸入しようとしている。アメリカ,ブラジル,アルゼンチン,中国で大豆生産量の9割を占めているが,輸入には1/3しか回っていない。アメリカ,南アフリカは遺伝子組換え食品(大豆やトウモロコシ)を積極的に採用している。日本でも遺伝子組換え食品が使用され始めていて,サラダ油などは遺伝子組換えが用いられている。一方,小麦の値段が7割ほど値上がりしている。讃岐うどんは安さが売りでもあるが,どの店も1割ほどの値上げをしている。小麦はほとんどがオーストラリアから輸入している。オーストラリアはこれまで遺伝子組み換え技術に消極的だったが,ここにきて遺伝子組み換え技術の研究に乗り出している。食糧危機への対応策として,ライスパワー(米粉)が注目されている。小麦粉や家畜の飼料であるトウモロコシの代わりとして期待されている。減反によって食用のコメを作ることを禁じられた休耕田に家畜用の飼料米を作っている。飼料米で育てた鶏卵の方が脂肪分が少なく質がよい。東京農業大学信岡誠司准教授の試算によると,日本の水田270haのうち,休耕田である100haで飼料米を作れば,飼料用トウモロコシの輸入が必要なくなるとのこと。----------------------------日本は食糧のことについて今まで無頓着でいられて幸せだったのかも。しかし,世界の人口が明らかに農作物の生産量の増加を上回るスピードで増大しているなかで,各国が食料をいかに確保するかを考えなければいけない状況であることが分かりました。「食」は生命に直結することなのに,これまで店頭にあるものをどこでつくられたかを気にせずなんとなく信用して買っていました。これからは自分が食べるものに気を使って,食べ物がつくられる過程を思いながら感謝しなきゃと思いました。環境問題についても同じことが言えるかもしれません。
2008.10.19
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勉強会があって明治大学に行ってきました。都心の駿河台キャンパスです。最寄駅はお茶の水か神保町。自宅から乗り換えなしで行けることがわかって意外でした。ここにはリバティタワーというひときわ大きいビルが建っていて,ここに図書館や食堂,講義室まですべてそろっています。23階建てでとても高く眺めもよかったので写真を撮ってきました。反対側にはエレベーターがついていて窓がなかったですが,トイレに入ると,窓から景色が見えてびっくり。 用を足しながら感動してました。真ん中に東京ドームが見えます。勉強会が終わったあとは大学院生の案内で夜景を眺めに行きました。21階には院生室があって,その部屋は窓がないけれど,眺めのいいところで研究できる環境もなかなかいいなと思いました。
2008.10.19
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8月に放送した「NHKプロフェッショナル仕事の流儀」の再放送を見ました。崖の上のポニョの映画監督宮崎駿の300日を追っていました。実はまだ「崖の上のポニョ」は見ていませんが,見た人の感想に賛否両論あること自体はニュースになって知ってました。宮崎駿はパソコンが普及した今でも絵コンテにこだわっています。1枚1枚書きあげていますが,歳を重ねたこともあり,その作業スピードは格段に落ちたといいます。崖の上のポニョのストーリー自体は以前から決定していたそうです。しかし,ストーリーをただなぞったものでは面白くないといいます。最後の場面までは順調に絵コンテを書きすすめたものの,どのようにエンディングを迎えるかはまだ決めきれずに筆が止まってしまいます。宮崎駿の人生が映画に反映されるので手は抜けないといいます。彼は25年前に病魔と闘い続けた母親を亡くしてしまいました。その母親は車いすに乗る「トキ」として描かれています。最後のシーンでは,このトキと宗助を登場させることで,母親が子どもに何をするべきかを自分自身に問いかけてラストを締めようとします。それでも映画公開1年前になっても筆が進みません。結局,2007年秋に終了予定だった作業を年末まで延ばさざるを得なくなります。これによって,すべての作業が遅れだして公開までに間に合うか宮崎自身が追い詰められます。構想を書きなぐった秘密のノートを見ながら試行錯誤します。大人が考えた理屈は面白くないのですべて削除するとつぶやく。5歳の子どもたちがわかるようなものにしたい・・・12月に入ってようやく筆が動き始めます。最後はトキが「こっちにおいで~」と言いながら宗助を呼び寄せます。歩けないはずのトキは立ち上がって手招きしています。宗助はそれに応えてトキにとびかかります。トキはどうするべきか・・・そこでまた筆が止まります。ラストのシーンは翌日以降に持ち越します。そしてついにトキはしっかりと真正面から宗助を受け止めます。ヒット作を生み続けている宮崎駿といえども苦悩しながら一つの作品を書き上げていることが分かりました。アニメをつくることを自分の使命ととらえているようでした。しかし一方では自分に残された時間がないとの焦りもあります。時間がないとつぶやきながら時間に追われるようにして自分の使命を全うしようとする姿は,自分の人生を生きている姿そのものです。映画は宮崎駿の人生そのものと言ってもいいかもしれません。
2008.10.18
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加藤諦三(2008)「行動できない人」の心理学.PHP研究所面白いから練習するのではない。練習するから面白くなるのだ『現代スポーツ心理学』という本を読んでいたら,国際競技の経験のあるコーチが,根性のある選手は次のような特徴がある,と語っていた。1.勝つためには,どんな苦しさや困難にも耐え,それを克服する努力をする。むしろ苦しさに耐えることに喜びや満足感をもっている。苦しさに耐える喜びというとまるでマゾヒズムみたいであるが,ここで言っているのは決してそうではないと僕は思う。要するに,練習しているうちに自分自身が変化してきて,困難がただ困難だけではなくなり,喜びにもなってきたということなのである。練習しているうちに,面白さが出てくるということであって,面白いから練習するというのではない。もちろんそういうこともあるが,それだけではないということである。2.一つのことに打ち込む行動傾向をもち,これが日常生活にも練習にも示され,ほかの人よりも少しでも多く練習しようとする態度があり,自己に対して極めて厳しい。これも初めから面白くて何かに打ち込んでいくというより,やっているうちに面白くな手打ち込むようになる,ということであろう。まず何かをやらねば打ち込むものも出てこない。何かをやっているうちに,そのことに打ち込むようになっていくのである。何かをやっているうちに興味がさらにわいてきたり,興味の焦点が変わってきたりする。3.苦しい練習に耐え,それを実行し続けたことから強い自己信頼感や自信を身につけている。ある人は,自信というよりもむしろ信念にまでなっている。何もしないで自信を持とうとしても,それは無理な話である。自信というのは何かをやった後の結果として出てくるものである。自信があるから何かをやるのではなく,何かをやるから自信がついてくるのである。-------------------------------何かをやる前に自信を失って手をつけないでいるということがよくあります。その場合は,ただ座っているだけでは何の解決にもならない。少しでも自信をつけたければ,いつもとは違う行動をとらないと前に進まないように思います。スポーツなどは自分に打ち勝つことができるかどうかがポイントかも。オリンピックに臨む選手はこれまでの練習の積み重ねがあるから本番で自信をもって本番でパフォーマンスを発揮できます。これ以上ないほどつらい練習に耐えてきた,妥協せずに弱い自分に打ち勝ったという自信がみなぎっています。だから,結果が望んだものにならなくても,今の自分の結果を素直に受け入れることができるのだと思います。ここまでやってこれたということの自信そのものは揺るがないと思います。だから自信をつけるために,まず今までとは違う行動を起こそう。そして,練習や辛いことに耐えることの面白さを感じよう。
2008.10.17
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ここ最近はあちこちで金木犀が咲いていていい香りを放ってます。 小さい子どもは芳香剤の香りをイメージするみたいです。でも金木犀が咲く時期はそろそろ終わり。風が吹くと散ってしまいます。地面がオレンジ色に染まってます。写真を撮っている間にも花びらがぽつぽつ落ちてきました。これから紅葉の時期ですね。紅葉を見にお出かけしたいなぁ。
2008.10.16
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IT Plusからの記事です。手放しで喜べないノーベル賞ラッシュ 日本に「狭く深く」の軽視はないか 理科系研究者のノーベル賞ラッシュにわいた先週の日本だが、日本人の受賞者の数をめぐり、国内外の評価が分かれた。日本の多くの新聞は「ノーベル物理学賞に日本人3氏」と1面を飾ったが、世界の有力紙は「米国人が1人、日本人が2人」と報道した。■日本人受賞者は4人か2人か 物理学賞の選考にあたるスウェーデン王立科学アカデミーの発表でも、日本国籍は2人とされている。日本国籍の益川敏英氏、小林誠氏は、留学経験のない「純国産コンビ」(毎日新聞)だが、米国籍の南部陽一郎氏は、物理学の研究を続けるために米国に帰化し、シカゴ大学で半世紀に渡り研究に打ち込んで、現在はシカゴ大学名誉教授である。 一方、ノーベル化学賞を受賞した下村脩氏は、日本国籍だがプリンストン大、ウッズホール海洋生物学研究所等で研究生活を送り、現在はボストン大名誉教授である。南部氏、下村氏ともに、自身の研究のために米国に拠点を移し、米国での研究成果が今回の受賞につながった。 今回の日本人受賞者は、日本の報道によれば4人、日本国籍を基準とすれば3人。しかし、本来は、受賞の対象となった研究業績がどこで生まれたかを基準とすべきであり、そうであれば「日本」の受賞者は2人となる。逆に、外国人が国内の研究拠点での業績で受賞すれば、日本の受賞にカウントすべきだろう。 このような国内外の報道をきっかけに、「頭脳流出」に対する問題意識が高まり、よりよい研究環境を求めて国境を越える研究者を念頭に、世界の頭脳が日本に集まる「頭脳循環」の実現のために魅力的な研究環境を整えるべきとの議論が高まりつつある。筆者もかねてから指摘してきたが(2001年執筆のコラム参照 )、日本人が海外で活躍することよりも、日本という「場」が生み出す価値を高めるための「GDP的発想」がより重要であるはずだ。■競争力に不安抱える日本の大学 しかし、世界の先端研究者を惹きつけるべき大学をみると、日本の競争力は実に心許ない。国際的な高等教育情報機関であるイギリスのQS(Quacquarelli Symonds)は、2008年版「世界大学ランキング」を10月9日に発表した。研究者による評価、論文の引用数など研究力を中心に、教育力、企業からの評価、留学生比率なども加えたうえでの総合評価だ。 1位は米ハーバード、2位は米エール、3位は英ケンブリッジ、4位は英オックスフォードで、15位までは米英が独占している。20位までに米国が13校、英国が4校入るなか、日本からは東京大の19位が最高で、100位以内でも京都大(25位)、大阪大(44位)、東京工業大(61位)の計4校にとどまった。 本来はこの種のランキングは、総合評価ではなく専門分野ごとに評価すべきだが、そのような評価を行えば、理系では日本の大学の評価がより高く、文系ではより低くなる傾向が予想される。筆者の専門である経済学であれば、ノーベル賞受賞者数の実績と同様、米国のランキング独占がますます強まり、受賞者がゼロの日本は目を覆いたくなる結果となるだろう。 筆者は日米双方の大学院に在籍したが、教員・学生双方の観点から、日本の大学には改善の余地が多いと感じている。大学改革のための処方箋リストは別の機会にゆずるとして、日米の大きな相違は雇用の仕組みである。 米国には教授としての終身雇用に向けた厳しい競争システム(tenure制度)があり、その間に査読論文の質と量、教育への貢献等さまざまな評価が加えられるが、日本ではそのような仕組みが広がらない。いったん採用されればやがては教授に昇進するのが原則だ。国内競争がうまく機能しなければ、国外との競争に打ち勝つことは難しいだろう。 専門課程のあり方にも違和感がある。最近は、大学・大学院での新設学科・研究科が目白押しのようだが、学際、融合、超領域等の名前を冠し、専攻する学問領域が的確に想像しにくいものが多い。筆者の関係する政策分野でも、「公共政策」、「総合政策」といった政策系の学部・大学院が広がっている。 しかし、誤解を恐れずに言えば、「政策」は学問ではない。利害関係者との調整や国民への説明等を要する優れて実践的な作業である。この「政策」がどうあるべきかを分析するのが政策科学とも言うべき学問であって、その性質上、理系・文系にまたがる複合領域となる。 このような政策系の学生と接すると、ある種の傾向を感じる。例えば、専攻を聞くと、「環境が専門です」などと言う。筆者が考えるに、「環境」は学問の対象であって、それ自体が学問ではない。理学、工学、医学、法学、経済学など、様々な専門的アプローチがあるはずだ。しかし、そこまで尋ねると満足な答えはなかなか返ってこない。むしろ、クールビズやヒートアイランド、洞爺湖サミットなど、ジャーナリスティックな意味で関心を呼ぶ政策の話題で饒舌になる。■専門知識の追求なくして進歩なし 専門家が集う学会にも同様の傾向がある。境界領域を標榜し、響きはよいが学問的基礎のあいまいな名称の学会が次々に発足し、日本の学会は乱立気味だ。主導権争い等により、同じ専門領域に2つも3つも学会が存在するケースさえある。その一方で、国際的に通用する質を維持した査読付の学会誌を備えた学会は数少ない。 自省も込めて言えば、基礎の弱いうちからいきなり境界領域に飛び込んで成果を挙げるのは無理だ。水は最初はチョロチョロ流れて細く地面を刻み、水量が増してくるにつれて深さを増し、やがて勢いを得て幅を広げて川となる。最初から幅の広い地面を覆おうとすれば水が浅くなり、時には干上がってしまうだろう。 実感するのは、自分の軸となる学問的な分析ツールが確立してこそ、境界領域という他流試合にも臨めるということだ。自分と相性の良い「狭い」学問領域をできるだけ早く選択し「深く」掘ることで自然と水量が溢れ、幅を広げて境界を侵食していく。伝統的な学問領域でアイデンティティーを確立するのは古臭く、頭が固くなり、最先端の学際領域に対応できなくなるというのは全くの誤解だ。創造は知識の企図しない融合であり、先人の知識を消化しなければ何も生まれない。 昨今の風潮で憂慮するのは、理解に努力を要する専門知識がないがしろにされがちな点だ。組織内では調整に長けたジェネラリストが重用され、入門書が得意で視聴者に簡単に面白く伝えられる学者が引っ張りだこになる。政治家も得意分野をつくれば族議員と批判され、小選挙区制で年金、食品、税制、道路から拉致問題まで何でもカバーしなければならない。 討論番組や記者会見などでも、勉強不足の質問者やコメンテーターが、攻撃は最大の防御とばかりに専門家の話を遮って、まるでクイズのように「白なのか、黒なのか」と迫る光景をよく目にする。「分かりにくい」と一刀両断して思考停止する前に、もう少し辛抱強く専門家の話を聞き、理解しようと努力できないものだろうか。 新しい理論や技術を生み出し社会を進歩させるのは専門家の役割だ。政策に新たな潮流や手法をもたらすのも、「薄く広く」の評論ではなく「狭く深く」の専門知識である。ノーベル賞ラッシュで思い出した世界級の専門家に対する畏敬の念を、もう少し身の回りの「本物」の専門家にも振り向け、じっくり耳を傾けてもいいのではないだろうか。【本稿は筆者の個人的な見解であり、所属する組織を代表するものではありません。】-筆者紹介-今川 拓郎(いまがわ たくお)総務省 情報通信国際戦略局 情報通信経済室長略歴 1990年東京大学大学院修了、同年郵政省入省。97年米ハーバード大学経済学博士。大阪大学大学院助教授、総務省総合通信基盤局市場評価企画官等を経て現職。東京大学公共政策大学院・早稲田大学政経学部等の非常勤講師を兼務。専門は、情報経済学、産業組織論、都市経済学等。“Economic Analysis of Telecommunications,Technology, and Cities in Japan” (Taga Press)、「高度情報化社会のガバナンス」(NTT出版、共著)、「デフレ不況の実証分析―日本経済の停滞と再生」(東洋経済新報社、共著)等、著書・論文多数。静岡県出身。-------------------------思わずうなってしまいました。確かに研究の潮流が社会が求める学問のあり方に引きずられているように感じます。基礎的学問に対する評価が低いです。今後役に立つかどうかわからない研究に対して,社会の評価は低いです。環境や経済,科学技術や医学の進展にすぐに役立てられる応用的研究に対する社会の評価は高くなります。科研費も後者に配分される割合が大きくなってきているのではないでしょうか。政策は基礎的な学問による分析や考察があってはじめてうちたてられるものという意見には賛成です。一言で説明がつく学問こそが評価されるべき学問なのでしょうか。すぐに世の中に立たないような学者の個人的趣味とも言えなくもない研究は,学問としての評価は低いのでしょうか。また,政策論や学際的な研究は,対象となる問題ごとに持ち込まれるべき学問成果が違ってくるため,その成果のどれを持ち込むべきかを判断するための基礎的知識(教養)がかなり必要になりそうです。こうした研究を進めるためには,相当量の基礎的な学問を身につけておかなければならないように思います。ある事象をある一つの視点から語られることが多いように思います。多角的な視点で物事を複眼的にとらえられる訓練をする機会をもっと増やしてもいいと思います。
2008.10.15
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材料2つの絶品レシピ338引き続きピーマンを使ったレシピで夕飯はリーズナブルに。43.鶏肉とピーマンの豆板醤マヨ炒め材料(4人分)鶏胸肉 2枚(400g)ピーマン 8個塩 少々酒 大さじ1片栗粉 大さじ1A(マヨネーズ 大さじ3,豆板醤 小さじ1/2,おろしにんにく 少々)サラダ油 大さじ2作り方1.鶏肉は一口大のそぎ切りにして塩,酒をもみ込み,片栗粉を混ぜる。2.ピーマンはへたと種をのぞいて,長めの乱切りにする。3.フライパンにサラダ油を熱して鶏肉を強火で炒め,まわりがこんがりとしたら,ピーマンを加えて炒め合わせる。ピーマンの色が鮮やかになったらAを加えて調味し,全体になじませる。 マヨネーズのまろやかな味と豆板醤のピリ辛がよく合っていました。マヨネーズがマイルドな味わいにしてくれてます。ピーマンも鶏肉も安い食材だしお手軽につくることができます。困った時のレシピがまた増えました
2008.10.14
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後輩が横浜ジャズプロムナードに出演するとのことだったので,見に行ってきました。いくつか会場がある中で,ワールドポーターズ前の会場での演奏でした。もう会社勤めをしていて練習する時間も十分取れないのにうまく演奏していました。 目の前にはきれいなみなとみらいのビル群と観覧車。その後,ワールドポーターズ1Fのフードコートで夕食をとって,馬車道に本店のあった「キャラバンコーヒー」で苦みのあるドリップコーヒーをいただきました。せっかくなので,コスモワールドにあるみなとみらいの顔でもあるコスモクロック21に乗りました。これに乗るまでが大変でした。カップルの行列で1時間待ちでした。でも待った甲斐がありました。夜景のきれいなこと。左はベイブリッジです。 最高到達点は110mです。横浜の街並みも見渡せます。観覧車自体も装飾されているので,イルミネーションがきれいです(右)。 彼女は高所恐怖症?で一度座った場所から動けずに手すりを握ったままでした。。でも素敵な夜景を見られてまたいい思い出がひとつできました。みなさんにもオススメします。
2008.10.13
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昨日は雨が降ったあと,晴れてきました。彼女の誕生日だったのでお出かけしてきました。羊雲が広がってました。 2人とも体が凝っていたので,整骨院マッサージを受けてきました。都立大学にある「健康堂」というところです。9月にオープンしたばかりで初回は600円引きです。 30分コース3000円-600円=2400円コースにしました。自分は肩と首のコリがひどかったので,肩中心にもみほぐしてもらいました。彼女は全身がだるいといってたので,肩と背中中心に足や手ももんでもらったみたいです。すっきりした後は渋谷に行って,ミシュランのひとつ星「シェ松尾」でデザートを食べました。ケーキセット(左)とアプレ・ミディ(右)をオーダー。 ケーキは4種類から選べました。今回は蜂蜜のケーキ。アプレ・ミディは,あったかいパンの上にブルーベリーアイスがのってました。とてもおしゃれな雰囲気だったし味も文句なし。大満足でした。
2008.10.12
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前回に続いて彼女がバリ島ウブドで撮ってきた写真を紹介します。今回はショッピングや植物,泊まった宿の巻。ウブドのコンビニは、このサークルKと、次のデルタデヤタの2系統しか見かけませんでした。お店の中は菓子類や飲み物、日用品などで、国内外のメーカー品が中心のようでした。DELTA DEWATAのコンビニです。24時間営業です。このチェーンはウブド唯一のスーパーマーケットも置いています。定価販売している店はこのスーパーとコンビニ、あと若干の路面店があるくらい。DELTA DEWATAのスーパーの精肉売り場。(ヒンドゥー教徒は食べない)牛肉も、(イスラム教徒は食べない)豚肉もありました。同じく、果物売り場です。量り売りです。さすが南国、種類は多いです。ウブドの中心部にあるマーケットです。3階建ての建物の中と中庭に小さい土産物店がすしずめ状態です。値段は全て交渉で決まります。「いくらなら買う?」と聞かれることも多々あり。マーケットでは同じような品物がいろいろな場所で売られています。商品は、布製品や服、木工細工、ツタで編んだような細工、銀細工が中心。続いて植物編。日本の関東あたりでは見かけない、名前のわからない植物をたくさん見ました。特徴は、とにかく巨大化している、色が華やかで原色、ということ。これは花なのか実なのか・・・?これも不思議な植物です。赤い花?が円錐形に広がっています。色も明るいので目立ちます。最後は宿の様子です。今回の宿はIBAH HOTELです。イギリスのWarwick系列になっています。ヴィラ形式のホテルで、全ての部屋にテラスがあり、ソファやテーブルもあるので、まったりできます。このホテルのプールはとても素敵です。周りの石壁に直径2mくらいの穴があり、中にはマットレスとテーブルが。白人の宿泊客が本を読んだりアフタヌーンティーを楽しんだりしていました。ホテルのいたるところに飾られていたのが、この白い花。プランジバニ?というそうで、ウブドだけでなくバリ島のシンボルになっているようでした。真ん中の赤い花はもちろんハイビスカス。-----------------------------泊まったホテルも街並みもゆったりできそうな雰囲気。何十年か前までは日本の下町もこんな感じだったのかな。サークルKがたくさんあるのには何か理由があるのかな。現地の人にとっての日常が今のたいていの日本人にとっては非日常ですね。
2008.10.11
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斎藤茂太(2000):「いくつになっても「輝いている人」の共通点」祥伝社黄金文庫.毎日が楽しく,希望に満ちている。病気にかかりにくく治りも早い。仕事が面白い。何を食べてもおいしい―「輝いている人」たちは,心と体のバランスのとり方がうまい!人生をどう生きるかについて書かれた一節なので紹介します。あなたの心がつらいのは自分のせいだあなたには自分の心を楽しくする義務がある心が晴れ晴れしない時は「どうして自分はこんなにクヨクヨしやすいのか」と自分を責めることで一層惨めな気持ちになってしまう。では,どうして心が晴れ晴れとしないのかと考えれば,確かにみんな,自分のせいなのである。自分のやり方や考え方を変えれば,この瞬間は楽しく過ごせる時間に変えられる。何があなたの心を悩ませているのだろうか。いやな上司だろうか,口うるさい周りの人間だろうか,失敗した仕事のことだろうか。それともうまくいかない人生や,お金の不満だろうか。ここであなたがどんなことを思いついたとしても,私はあえていう。それはあなたの心の問題でしかないのだと。いやな上司も,口うるさい親も,仕事もお金も家庭もあなたを不幸にすることができない。なぜなら,あなたの心の中を支配しているのはあなた自身なのだから。今,この本を読んでいるとき,少なくともあなたは人生の様々な問題に直面してはいないだろう。あなたは今,この時点では,誰からも文句を言われてもいないし,けんかの最中でもないだろう。失敗した仕事は過去のものであろうし,恥ずかしかった出来事もとうの昔に終わったことである。お金がないといっても,今サラ金にとりたてられているわけではない。なのに,なぜクヨクヨし続けるのかといえば,あなたが好んでそのことについて考えるからである。忘れたくても忘れられないというのは,間違っている。忘れたくないから忘れないのである。いやな出来事は忘れようと自分に言い聞かせなくてはならない。強く,言い聞かせるのだ。いつも心が安定して楽しく過ごすためには,過去のこと,未来のことを考えないことである。目の前にあることを楽しむことに没頭しなくてはいけない。簡単な例でいえば,日曜の夜の精神状態がそうだろう。せっかくの休みだというのに,明日から始まる月曜日のことを考えて憂鬱になる。これほど残念な日曜日の過ごし方があるだろうか。憂鬱になっても,楽しく過ごしても月曜日はやってくるのである。それならば,月曜日の朝にだけため息でもつけばいい。前の晩から長々とため息をつき続ける必要はない。前の晩の不幸の原因は,あなたの心が考えてしまったことにある。朝,妻や夫とけんかをする。家を出て電車の中でもまだむしゃくしゃしているとすると,むしゃくしゃしている原因はあなたがいまだに考えているせいである。けんかのせいではない。強いていうなら,あなたの頭の中で再現されているけんかのせいかもしれないが,けんかをした時も場所もすでにそこにないことを忘れてはならない。失敗した仕事だって,次に気をつければいい。いつまでも考えて落ち込んでいたのでは,ますます失敗も増えるというもの。あっけらかんとしてるために,「何と無責任な」と言われてもかまうな,かまうな。いつまでもクヨクヨすることで,誰に何の得があるというのだろう。すぐ忘れて,目の前の仕事に没頭した方がよほど能率的だ。もしも,病気にかかって狭い病室にいなければならないとしても,心が落ち込むようなことは考えないでいたいものである。心配する方が体に悪いとは再三述べている通りだ。忘れようと努力することは大切な心の健康法である。「考えない」ことも同様である。にわとりは三歩歩くと忘れるというが,そのやり方を見習うべしと言おう。不幸は自分の中で作り出すものである。傍から見た情景に自分まで惑わされてはならない。幸せでいよう,と強く願おう。周りの環境や状況はあなたの心に手も触れることはできない。心の幸せや安定はいつだって自分のために作り出せる。忘れることや何かに没頭することで・・・無用な心の悩みには,今日で別れを告げよう。考えるのは目の前にあることだけ。人生それで十分ではないだろうか。-----------------------------心の悩みを抱えている友人や仲間は多いです。自分もそうです。悩みの原因はたいていは人間関係です。人間は人との関係の中でしか生きられないので,人との関係では誰もが少なからず悩むことがあると思います。自分はそれよりもお仕事のことで悩むことの方が多いですが,本書を読むとたいしたことはないなと思います。日々やりたいことができているから何も悩むことはないはずなんだけれど,まわりを見ると自分が恵まれない環境にいるような気がしてきます。しかしよく考えると,今したいことをして夢にチャレンジできること自体が幸せなことだと思えます。やるべきことはただ一つ。目の前の課題を一つずつとりあえずこなしていくということだけ。知らず知らず充実した生を送っていることに気づくものかもしれません。もう自分の内面について振り返ることはやめて,自分がすべきことの優先順位をつけて一瞬一瞬を大事に,大事に。
2008.10.10
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バリ島のお土産にコーヒーの粉をもらいました。コーヒー好きの僕としてはとてもありがたいお土産です。左はクプクプ特産バリコーヒー。日本語の説明が書いてありました。KUPU KUPU BOLA DUNIA BALI COFFEEの気品ある味と香りを最大限に生かした最高品質のバリコーヒーです。わかったようないま一つわからないような。右はスマトラマンダリン。この珍種のスマトラ産アラピカ種のコーヒー豆は,そのとろけるようなコクと深み,そして凝縮された風味など,その名もインドネシアンクラッシックとして親しまれてきました。その感動たる味わい,神秘的なアロマ,苦みも,酸味も,中途半端な文章で倒置法が使われてます。英語の文章をそのまま翻訳ソフトにでも入れたのかもしれないですね。スマトラマンダリンを試してみました。苦みが結構あって好きな味でした。まだ見ぬバリ島に思いを馳せながら朝の幸せなひと時でした。
2008.10.09
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昨晩から雨が降ってきました。今朝も強い雨が降っていて途中で目が覚めました。アパートの玄関先にある庭に赤い実がなってました。何の実かわかりません。出かけるときには雨も上がって,通学路の途中にあるいつもの緑道へ。コスモスが咲いてました。 雨露に濡れるコスモスもまたいいですね。ピンクの鮮やかなコスモスを見ていると曇りがちな天気でも,気分は晴れやかになります。コスモスをみて山口百恵「こんな小春日和の~」を口ずさむのはおっさんでしょうか。
2008.10.08
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今日の日経夕刊より転載します。「こころの健康学」話しやすい環境づくり勉強会で「しばらく黙っていてください」と,下の人から言われた。勉強会に出席している仲間はとても活発で,発表内容に対して,我先にといった感じで発言をする。私も,雰囲気につられて,つい最初から発言することがある。しかし,他の出席者が私の意見に気を使って,自分の意見を言いにくくなるというのだ。他の出席者は,私よりも20歳以上も若い人たちばかり。病院での勤務を終えた後に,勉強のために集まってくる。私は,出来るだけ同じ立場で話をしたいと考えて,他の人たちと同じように発言しようとしている。しかし,いくら同じ立場で話をしたいと考えても,客観的にみれば随分年上の先輩だ。先に自分の意見を言ってしまうと,それとは違う意見を口にするのは難しい。企業の管理職にこうした話をすると,そのような状況の中でも「是は是,否は否」と,自分の意見を言えるようになることが大事なのだという人がいる。正論ではあるが,みんながそのように強く振る舞えるわけではない。自分の意見を主張すると,生意気だと言って不満に思う上司がいることもある。下の人間が,自分の意見を主張するのはかなり勇気がいるのだ。話しやすい環境を作ることも,上司にとっては大切な仕事だ。その意味では,耳の痛いことを下の人たちから率直に言ってもらえるのは,それなりに良い関係を築けているからだろうと考えて,心の中でそっと満足している。(慶応義塾大学保健管理センター教授 大野 裕)--------------------------正直に言って後輩から言われる指摘や批判はかなり耳が痛いです。自分の不甲斐なさが感じられて悔しくなります。それでも率直に意見してくれたことにはいつも感謝しています。自分が後輩に意見するときには,後輩がある程度意見するのを待ったうえで,それらの意見を踏まえていうように心がけています。それでも待ちきれずに思わず意見してしまうことが多いです。そのおかげで後輩がしゃべりにくい雰囲気をつくってしまったかもしれません。会議や勉強会などで自分が上の立場にあるときには,できるだけみなが発言できるように自分の意見を主張しすぎないように気をつけたいと思いました。
2008.10.07
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先週から非常勤が始まりました。初回はガイダンスのみでよかったのでまだ気分は楽でした。今週からは本格的に講義を進めます。これから毎週準備に追われそうです。前期の学生評価で,学生とのInteractionが少ないとの意見があったので,できるだけアンケートや小テストなどをして,自分が話すだけのスタイルを変えていこうと思っています。といっても受講生は200人を超えそうな中で,みなとコミュニケーションするのはちょっと工夫がいるかも。今日は初めて動画を見てもらいました。といっても1分ほどの短い内容でしたが。退屈なトークよりも,映像で見た方が分かりやすいですよね。あと,前回とったアンケートで,普段お弁当や衣服を買いに行く場所を聞いて,その集計結果を最初に紹介しました。お弁当は学校近くのコンビニで,衣服は主要ターミナル駅で購買されるというわかりやすい結果が出ました。地道な努力をして興味を持ってもらえる講義にしたいと思います。
2008.10.06
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盛岡から帰ってきました。お仕事盛りだくさんで観光はできなかったけれど,地元のおいしい料理をいただけました。まず,学会の懇親会で「わんこそば」が出ました。大学生協の計らいに感謝です。それから催しもので大学のサークルが踊りを踊ってくれました。 それから二次会で先輩方と行った「沢内甚句」というお店がよかったです。先輩が以前来たことがあるお店でした。ここのももどり(百々鶏)が最高でした。スパイシーでそこら辺の鶏肉の味付けとは違って何個でも食べられそうなぐらいでした。味付けは店長の秘伝らしくて,店員さんも知らないそうです。キャベツが付け合わせてあって交互に食べると箸休めになります。日曜日はお昼に大学近くの明月館という冷麺屋さんに行きました。ここは後輩が盛岡のおいしい冷麺屋さんだと聞いてきたそうです。自分は温麺を頼みました。ウーメンと読むのに,「オンメン」と言ってしまいました。冷麺の汁があったかくなっています。ピリ辛でも麺自体が冷麺のあの透明な麺であっさりしているので,つるつるっと食べられます。その土地のおいしいものに舌鼓を打つのを楽しみに行けばお仕事もまた息抜きになります。
2008.10.05
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今日から2日間,学会で盛岡に行ってきます。盛岡といえば,じゃじゃ麺,冷麺,わんこそば。。麺類しか思い浮かびません。他にも南部鉄瓶などもあるそうですが。お土産にいいお菓子類や海産物もあるかな。盛岡市内も観光名所もたくさんあると思いますが,いろいろ巡る時間はないかも。。寒暖の差が激しそうなので,服装に気をつけなきゃ。土曜日 最高19°C | 日曜日 最高20°C | 最低8°それでは行ってきます。
2008.10.04
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彼女がお母さんと一緒にバリ島のウブドへ旅行に行ってました。現地の料理やショッピング,エステなどを楽しんできたみたいです。写真を何枚か送ってくれました。素敵な写真ばかりだったので紹介します。紹介文もつけてくれたので,それも一緒に。今日は料理を中心に。ナシゴレン。ナシとはご飯のことで、真ん中に盛られたご飯と、周りにおいてある野菜や肉を混ぜ合わせて食べる、とてもメジャーな料理。これは現地到着した日の夜にホテルのレストランで注文したもの。味付けはお店にホテルの朝食。ジュースやパン、卵などをチョイスしていく。これはパパイヤ・ジュースとバリ・コーヒー。ジュースは他にオレンジとスイカ。コーヒーの変わりに紅茶もある。朝食のトロピカル・サラダ=果物盛り合わせ。スイカ、パパイヤ、マンゴー、イチゴ。ライムをしぼったり、ブルーベリーヨーグルトをかけたりしていただきます。朝から幸せ~~。トロピカル・サラダの代わりにシリアルも選べます。これはオールブラン。イチゴとパパイヤ?付き。ミルクをかけていただきました。プレートの卵は調理方法をチョイスできるのでいろいろ頼んでみた。スクランブル、目玉焼き、ゆで卵、ポーチドエッグ。写真はオムレツ。ふわふわ~~。上の箱にはトースト。塩コショウとバターが付く。ココナッツ・ジュース。ジュースといってもかなり水っぽい。ライムをたくさんしぼるとジュースっぽくなる。ココナッツの実って茶色でふさふさしてなかったっけ?地元の人にも観光客にも大人気というワラン(食堂)。子豚の丸焼きをのせたご飯が有名。お昼時はたくさんの人で店内は満員。子豚は皮がパリパリでお肉はジューシー。しかもお値段も財布に優しいのだ。子豚の丸焼きがワランへと運ばれていくところ。子豚は店内では切り取るだけで、焼くのは離れたところでらしい。2,3軒隣のコーヒーショップの2階でお茶してたら目の前を子豚が・・・。-----------------------------どれもこれもおいしそうです。料理だけを見ても南国ムードたっぷりです。まるまる焼かれた子ブタも豪快ですね。写真を見たらますます海外旅行に行きたくなりました。
2008.10.03
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材料2つの絶品レシピ338最近はピーマンが安いです。ピーマンを使ったレシピで夕飯はリーズナブルに。42.鶏挽肉とピーマンのきんぴら材料(4人分)鶏ひき肉 150gピーマン 6個みりん,醤油,ごま油 各大さじ1粉ざんしょう 少々作り方1.ピーマンはへたと種をのぞいて,横に細切りにする。2.フライパンにごま油を熱してひき肉を炒め,色が変わったらピーマンを加えてサッと炒める。3.ピーマンの色が鮮やかになったらみりん,醤油を加えて炒め合わせる。器に盛り,粉ざんしょうを振る。 ピーマンのほかに余っていたしし唐も入れてみました。粉ざんしょうはなかったので入れませんでした。醤油の甘辛が効いていてご飯も進みます。鶏挽肉は脂身が少なくてヘルシーメニューだと思います。
2008.10.02
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斎藤茂太(1995):「肯定的人生観のすすめ」KKベストセラーズ.本書の最後には,若々しく生きるために心がけたいことが列挙されています。世の中には幸福も不幸もない,幸福だと感じた人が幸福なのだ1.何事に対しても旺盛な好奇心をもつこと歳をとればとるほど,経験から結果が予想されて,なかなか好奇心を抱くことができなくなりがちだ。好奇心こそが,いつまでも何事に対しても挑戦して前進するためのエネルギーだ。2.できるだけ多くの人と積極的に付き合うことことに自分と異なる世代との付き合い,異性との付き合いを忘れないこと。これは孤独にならないことを心がけることでもある。3.新鮮な感動を得るような体験を得ることこれは好奇心とも関連するが,常に新たなことを体験しようという意欲とともに,感動できるみずみずしい感受性を持ち続けたいものだ。ただ感動をもつのではなく,積極的に自分の手で作り出し,自己暗示をかけることも大切である。4.遊びや趣味をもつこと仕事はしなければなrないことだが,遊びは好きでするものだ。好きでやることがたくさんあるほど,人生は豊かになる。5.いつもユーモアを心がけることユーモアは,人間関係をよくしてくれる。しかも,深刻になりがちな自分の気分もほぐしてくれる。さらに,その場に応じたジョークを言おうとすれば,脳細胞を活発に働かせなければならない。6.オシャレを心がけるベストドレッサーである条件は,勇気,積極性,判断力,適応性,バランス感覚,そしていい意味での自己顕示性である。自分の服装に関心がなくなったら要注意だ。適度な緊張があってはじめて,外向きの自分を演出することができる。それは当然外の世界に対する関心と通じるものだ。自分の服装に関心がなくなっているときというのは,外の世界に対しても無関心になっている時だ。7.色気をもつこといつまでも異性にもてたいという気持ちは持ち続けたいものだ。もちろん,その気持ちが過剰になっても困るが,もてたいという気持ちは,自分の気持ちに張りをもたせ,また時にやせ我慢であっても無理しても,自分のいい面を出そうとするものである。この色気がなくなったら,いわゆるオジン,オバンということになりかねない。8.思いついたら,とりあえず始めてみる思いつきをすぐに実行できるということは意欲的だということだ。何かをやりたいと思っても,すぐにマイナス面ばかりあげて実行に移さなければ,いつまでたっても何もできない。とにかく,こだわらずに始めてみることである。9.変化のある生活を心がけるマンネリに陥ると,気分的にも落ち込みやすい。好奇心をもつこと,感動を求めることとも関連するが,意図的に変化をつけて,メリハリのある生活を心がけることが大切である。10.適度なストレスを楽しむストレスから逃げるというよりも,ストレス自体を楽しむくらいの心の余裕をもつことである。適度なストレスは,活力のもとになる。----------------------表題の幸福に関する文章はシェークスピアの言葉です。人の一生はせいぜい100年です。どうせ生きるなら人生を否定的にとらえるより,肯定的に。不幸だと感じながら生きるより,つねに幸福を感じながら生きたいです。だれもが望んでいることかもしれないですが,自分だけが不幸だと感じてしまう人が多いです。現代社会には情報があふれて,ただでさえストレスの量が増えています。それらをすべて真正面から受け止めていては身がもたないかも。他人と競争する機会が多いと,他人に愚痴もこぼせなくなるかも。どうやってやり過ごしたり,自分なりに受け止めるかが重要なのかもしれません。仕事は仕事としてやりがい,生きがいをもたらしてくれます。そのほかに時間は限られているのだということを意識しつつ,興味があるものにとりえず手を出してみればそれだけで人生は豊かになる。幸福を感じる心のアンテナをみながもてますように。
2008.10.01
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