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posted by fanblog

2017年10月21日

日本で手に入るチェコの絵本の話(十月十八日)








 まずは、ベチェルニーチェクでアニメにもなっているクルテク、もしくは指小形でクルテチェクである。この『もぐらとずぼん』が確か第一作で、その次が『もぐらとじどうしゃ』だったかな。
 ズデニェク・ミレル原作のこの絵本、と言うか、絵本から誕生したキャラクターは、日本も含めて世界中で人気を博しているわけだけれども、数年前に亡くなったミレルの遺産をめぐる遺族の争いが起こっていて、結構厄介なことになっている。昨日も、ミレルが亡くなる直前にクルテクの使用権を譲り受けたと主張して、さまざまな会社に使用の許可を出していた孫娘が、遺産の管財人によって訴えられた裁判で負けたというニュースが流れた。
 この手の著作権ビジネス、版権ビジネスというのは、大金がかかっているだけに遺族の間でも一度こじれるとなかなか解決できない問題になってしまうようだ。他にも子供向けの人形劇のフルビーネク(あんまり好きじゃないけど、これも絵本になっていたかな)でも、権利をめぐって争いが起こっているようだし、せめて子供向けの絵本、キャラクターについてはこの手の醜い争いが起こらないようにできないものかと思う。
 とまれ、この判決について、孫娘側の弁護士は、キャラクターグッズを作成する許可を出す権利は否定されたけれども、クルテクを使った新しいストーリーを作ることが禁止されたわけではないと語っていた。つまり、クルテクとその仲間たちを登場人物にしながら原作者の全く関わらない物語が生産されるということである。嫌だなあと思った人はもう遅い。こちらをごらんあれ。
https://kultura.zpravy.idnes.cz/krtek-a-panda-v-tv-0zi-/filmvideo.aspx?c=A160329_224424_filmvideo_spm
 中国に売りにだされたクルテクは、あろうことか3Dアニメーションとなり、パンダと共演しているのだ。しかも、普通にしゃべるのである。クルテクのよさの一つはほとんどしゃべらないところにあるのに、饒舌なクルテクなんてクルテクじゃないと思うのは、ファンなら当然であろう。特にファンではないけれども、チェコに住むものとしても当然なのである。中国と組んで、「マフとシェベストバー」の実写版も作られていたなあ。あれもクルテクほどではなかったけど、やめてくれだった。


 もう一つ、恐らく日本でも有名なのが、ペトル・シースがガリレオを描いた『星の使者』であろう。この作品は、もともとアメリカで発表されたためチェコの絵本だとは思っていない人もいるかもしれない。チェコの絵本というのは間違っているのかな。正しくはチェコ人が描いた絵本というべきだろうか。


 シースは、もともとはチェコで映画関係の仕事をしていたらしいのだが、後にアメリカに亡命している。以前出演していたトーク番組では、確かこの絵本『星の使者』が、たまたま時の大統領夫人の目に留まったことで全米的に有名になり、それが世界に広がったとか言っていたような記憶がある。
 ってチェコ語のウィキペディアで確認したら、アメリカに渡ったのは1984年のロサンゼルスオリンピックの放送ための、ボート競技をテーマにしたアニメーションのオープニングを作成するためだったらしい。チェコスロバキアは東側の一員としてボイコットすることになったので、帰国命令が出たのを無視してアメリカに残ったという経緯だったようだ。
 それにしても、この日本版の『星の使者』、出版社が徳間書店になっている。徳間と絵本、うーん、似合わん。徳間にしてもカッパノベルズの光文社にしても、意外なところで意外なジャンルの意外といい本を出していたりするから侮れないんだよなあ。そうなると、お高く留まっている岩波なんかよりずっといい仕事をするんだよ。


 もう一冊、絵本じゃないけど子供向けの本としてお勧めなのが、インテリアとして販売されているズデニェク・スビェラークの本。この中の一冊目が、ズビェラークの本で地の分は、きれいなチェコ語で書かれているはずなので、チェコ語の勉強にもいいはず。話し言葉の部分はプラハ方言も出ていたかもしれない。これの一冊目がそれ。


 寝る前の子供に聞かせるお話が尽きてしまったお父さんが、その場ででっちあげるというお話で、でっちあげたお話が中心になるのだが、題名はお父さんのでっちあげたお話を聞いて、お母さんが思わず「うまい」と漏らしてしまう言葉である。個人的には、チェコのノバー・ブルナの作品を、一緒くたに高く評価するのはどうなのかねという気持ちがあって、あの辺を見るぐらいだったら、スビェラーク、スモリャクのツィムルマンコンビが出てくる作品を見たほうが、よっぽど当時のチェコのことが、チェコの映画のことがわかるんじゃないかと思うということで、この続きは映画である。
2017年10月18日23時。





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