「パナソニック、ケナボードSの壁倍率」で、耐震計算時の倍率について書きました。
建築基準法と品格法の壁量は以下のとおりです。
住宅性能表示(品格法)では、1Fの耐震壁の合計が、等級3では29→54へと倍近く必要です。
耐震性能については、ちょっと興味のある方なら知っており有る程度理解できると思います。
そして、もう一つ「耐風性能」があります。
これにも定まった壁量があり、耐震の壁量計算より真横から見た住宅の投影からの算式があり複雑です。
ただ、意外だったのは、2F建ての場合「耐風性能」の基準をクリアーするほうが、耐震性能の壁量より
多いのです。
マイホームの場合「耐風性能」の壁量は「耐震性能」の壁量より1.5倍から2倍前後になります。
リビング側の壁量計算結果
ガレージ側の壁量計算結果
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この表から「耐震性能」は全て2.5倍以上の壁量を確保しており住宅性能表示(品格法)については建築基準法の2.5倍以上「等級3」は確実にクリアしていることがわかります。
また「耐風性能」の最小壁量は建築基準法の1.08倍です。
ビルトインガレージとその上のベランダ掃き出し窓のあるX軸の方向に対し弱いということがいえます。
ただりリビング側と接続するので平均的には、「耐風性能」の住宅性能表示(品格法)建築基準法の1.2倍「等級2」はクリアしているものと思われます。
結論として、家の形によっては、耐震よりも耐風性能を確保するほうが厳しい場合もあるということが言えると思います。
せっかくのマイホーム、強風が吹くたびにゆれるような感じがするなんてあってはならないことです。
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2012年07月06日
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