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で、間仕切り壁にも断熱剤「グラスウール」を入れていると紹介しています。
家全体を24時間冷暖房するのであれば、床や屋根裏、外に面した壁だけを断熱すれば断熱に関しては問題ないと思います。
でも、実際は、二人暮らしだったり、トイレ、玄関、使わない部屋があったりと、いつでも誰かが居るわけでもありません。
冷暖房費用の観点から考えれば在宅時の使っている場所や部屋のみ冷暖房をすれば一番効率的で節約できます。
実際の生活では、在宅時は、リビングとダイニング、寝る時は寝室ぐらいが、長時間過ごすところです。
とすれば、効率良く冷暖房するには、その場所だけ冷暖房し、素早く温度調整ができれば良いことになります。
間仕切り壁の中は、通常空洞になっています、1Fの場合の天井の梁は、3メートル、天井高は2.4メートルほど、梁の太さを除き、30センチ程度は空いていることになります。
2Fの間仕切り壁の上は、天井裏に繋がっています。
1 10のキーワードで学ぶ01世界で一番やさしい木造住宅
より
断熱材が入っていない場合、壁内で暖められた空気が暖められ上昇し天井裏に逃げていくことになります。
2fの場合は、間仕切壁の上部がきちんとふさがっていない場合、天井裏、屋根裏へと熱が逃げていく、あるいは冷気が入ってくることになり断熱欠損となります。
そのひとは、過ごす部屋だけ暖めたり冷やしたりする場合、とても熱効率が悪化することにもなります。
それを防ぐため、間仕切り壁に断熱材を入れ、壁内の熱の対流が無くし、冷暖房効率を良くなるのではと思いグラスウール断熱材を全て入れてもらいました。
また、1Fは間仕切り壁に断熱材を入れても、天井裏がありますので、一応1Fの天井裏にも断熱材を入れてもらいました。
2Fは、間仕切り壁の天井裏は、セルロースファイバーが積もっているので、空気の流動も防げています。
一応、こだわって断熱材を入れてもらいましたが、反面、断熱されていないところが、なかなか冷暖房されないと言えます。
また、間仕切り壁に断熱材を入れるということは、防音効果も期待できます。
隣室の音、バスルームやトイレなどの排水等の音など防音にもなります。
多少極端かもしれませんが、木造軸組みの場合、間取、配置も重要ですが構造上も注意をはらって対策したほうが良いと思います。
ちなみに、間仕切り壁に、グラスウールの断熱材を入れたとしても、材料費、手間などそんなにUPするものでもありません。
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2013年02月27日
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