自分に課せられた課題は、 「家のコンセプト作り」
を具現するわけですから重要です。
マイホームは、自分とプランナーさんのブレーンである、建築士が設計図を書き大工さんが建てます。
コンセプトから「工法・構造」に特に関係するものを抽出すると、
●コストパフォーマンスの良い家
●安全に健康で快適に暮らせる家
●家自体を頑丈で長持ちする家 だけです。
求めるものは、安くて、頑丈で長持ちする家です。
マイホームの特徴は+パネル、パナソニックのケナボードです。
木造住宅の工法・構造と言えば、2×4 か 木造軸組みになります。
マイホームをお願いした大工さんたちが精通している工法は、必然的に在来工法の「木造軸組」になってきます。
「木造軸組」の構造的なメリット、デメリットは別な機会に書くとして、建物の強度・頑丈さは柱と柱、土台や張りと、それらを対角線に接続した「筋交い」で確保します。
ただ、断熱をセルロースファイバーを使う関係で、壁の外側をパネルで覆う必要があったため、ボードで覆う必要があります。
建築基準法をクリアする筋交い+全面を構造用合板で覆う、言い換えれば、「木造軸組工法」+「パネル工法」です。
「パネル工法」は構造的には、筋交いの代わりに、壁の外側を構造用パネルで覆う工法です。
木造2階建てまでの建物であれば、構造計算の必要はなく、図のように、壁倍率の合計がいくらなのかで、
建物強度の一つの物差しが分かります。
この壁倍率が建物の1Fか2Fか、そして面積によってどれくらいの壁倍率の合計数が規定値より多ければ建築基準法に合格します。
マイホームの特徴は+パネル、パナソニックのケナボードです。
マイホームでのパネルの目的は、セルロースファイバーを吹き込むための外幕となり、パナソニックの「ケナボード」を使用しました。
このパナソニックの「ケナボード」を選んだ理由は、構造用合板よりも透湿性があるため選びました。
このケナボードは、構造用合板としての強度的には約3です。よって、これで耐震等級3はゆうに超えているはずです。
木造軸組みと構造用パネル、さらにスキップフロアの場合、別々の建物として筋交いを計算するのでさらに強くなります。
従って、地震でもシナリの無い卵の殻のようなものです。
床板は建物の風圧や地震によるネジレを防止するために、24?o構造用合板の「剛床構造」としています。
もはや、地震で破壊するときは、再起不能な状態になるか土台が壊れるかのどちらかかと思います。
この「ケナボード」は、マイホーム建築後パナソニックでは扱わなくなり、絶版品になったようです。
とても残念です。