しかし寒い地方からインフルエンザが猛威を振るっているというニュースは流れてきません。
インフルエンザ予防には、部屋の湿度を上げることがインフルエンザの予防になりますとよく言われます。
それは、加湿は、湿度20%の時、室温22度ではウイルスは死滅の効果は無く、湿度50%室温22度の時は、ウイルス生存率が数%だった、という数十年前の古い外国の調査結果を元に加湿、加湿と言われているだけのようです。
この調査は、湿度20・50・80%、温度10・22・32度という、6つの数字てせの組み合わせによる、インフルエンザウイルスの生存率を調査した結果でしかありません。
この組み合わせの中で、日本の冬の気候、環境に近いのが、湿度50%・温度22度の環境がウィルスの生存率が低いということだけです。
湿度20%は、日本の住まいではなかなか有りえない数字のような気がします。
湿度40%の時のインフルエンザウイルスの生存率を調査した結果なんてのはありません。
と、これらのインフルエンザと湿度の関係は、ただ単に、加湿器を売るための屁理屈として流布されているのではないかと思うのです。
イギリスなど北欧では、インフルエンザは暖かい部屋でゆっくり休めば治る病気とも言われています。
では、何故、関東地方のみインフルエンザが大流行するのか?
・一つは、人口が多く患者が多いのではないか。
・人口比では、比率的には低いのではないのか。
・騒ぎすぎなのではないのか。
という疑問も湧いてきます。
もう一つ考えられることは、関東地方の住宅の部屋の温度が意外に低いのではないかと思うのです。
さて、マイホームの結露という観点から考えれば、湿度を上げることは結露がひどくなることは間違いありません。
その結露が、窓だけなら流れて屋外に排出されるのでいいのですが、場合によっては冷たい床や壁にも発生します。
さらに、カビの発生や断熱材を腐らせ、さらにひどくなる可能性や、新たな病気の原因にもなります。
健康、インフルエンザ良い湿度というのは、何パーセントかと言えば、50〜60%とい言われています。
しかし、住宅でこの湿度を維持することは、冬の室温20度、アルミサッシの複層ガラスでは確実に酷い結露を引き起こすことは間違いないと思います。
通常の、加湿機能付き空気清浄器での設定は、50から60%と思われ、いくら加湿しても空気中の水分は窓で結露し、湿度が低くなり、そして加湿、この悪循環になること間違いありません。
では住いにあまり影響なく、健康、インフルエンザの予防にはとうするかと言えば、室温を22度以上にすることではないかと思います。
何故なら、湿度50%で室温を22度以上の場合、インフルエンザのウィルスが劇的に死滅するということだけは、数十年前の実験結果で言えることだからです。
あとは、いかに、湿度を50%に近づけるか、ではないのかと思います。
湿度と空気中の水蒸気量は
室温20度の湿度50%の空気中の水蒸気量は、約8.6g。
室温22度の湿度50%の空気中の水蒸気量は、約9.7g。
室温23度の湿度40%の空気中の水蒸気量は、約8.3g。
室温24度の湿度40%の空気中の水蒸気量は、約8.8g。
と、空気中の水蒸気量は温度によって含有量が変わり、同じ湿度なら、温度が高い方が空気中水蒸気量は多いのです。
そして、湿度は10%変わっても、空気中の水蒸気量はほとんど変わりないのです。
肝心なのは、自分の住いや部屋との兼ね合い、バランス、程度をどこにおくのかということが肝要です。
室温が高いほうが、より空気中の水蒸気を含みやすい環境にもなります。
これは、暖かい部屋で過ごすといことは、インフルエンザのウイルスか少なく、湿度が同じなら、水蒸気量が多い部屋で過ごせるということだと思います。
北国ほど、冬の部屋の温度は高く、東京などの関東以北のほうが部屋の温度が低い傾向にあり、インフルエンザが流行する原因の一つではないかなと思います。
ちなみに、マイホームのリビングの部屋の隅で空気清浄機能付加湿器で加湿器を使用すると、掃出し窓の二重窓の下側(床近く)では、早朝になるとダラダラに結露します。
朝方の室温の低下と、窓下のサッシの温度低下で空気中の水蒸気の飽和状態が発生し結露するにほかなりません。
室内の部屋の中心部の湿度は40%前後、温度は22度〜24度程度を維持していますので、加湿器は使用しないで過ごしています。
これなら、結露はまったくと言っていいほど発生しません。
1記事での最長文のネタでした。
タグ: 結露
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image