今回は、ファンヒーターから発生する水蒸気の話です。
我が家のファンヒーターの設定温度は、22度です。
この設定温度で、位置的に、ファンヒーターから2メートルほど離れた高さ1.5メートルにある温湿度計は、24度です。
湿度は39パーセントです。湿度は常に40パーセント前後を指示しています。
本題の、水蒸気の話ですが、開放型の石油ファンヒーターが燃焼すると、水と二酸化炭素になります。
では、その水、水蒸気がどれくらい出るのかと言えば、単純で1リットルの石油から、約1リットルの水、水蒸気が発生します。
我が家のリビングでは現在、3日間で約5Lの灯油を使用していますが、リビングでは1日、1.5Lほどの水蒸気が発生しているといことになります。
では、石油ファンヒーターから発生する水蒸気量が多いのか少ないのかといことですが、前の記事
「インフルエンザと結露と加湿。」 では、室温22度、湿度50パーセントでは、1立方メートルあたり約10グラムの水蒸気が含まれています。
20帖の部屋が、約80立方メートルとすると、800ccの水蒸気(水)が含まれていることになります。
実際には、温度の低い所や窓や通風口などあるのでそんなには含んでいないと思います。
とすれば、1日1,500cc(1.5リットル)の燃焼による発生は、換気やキッチン換気扇による排出、室内全体の廊下等へ空気流出からすればまったく問題ないと思います。
ファンヒーターは換気も必要ですので、仮に高気密住宅でファンヒーターを使っても換気さえしていれば、ファンヒーターによる酷い結露には至らないのではと思います。
ファンヒーターにより酷い結露が発生する場合は、その部分の断熱不足か、家全体の断熱不足ではないかと思います。
ちなみに、空気清浄器の加湿器を見れば、稼働していませんが46パーセント表示です。
室内中央の湿度とは、常に数度以上差があるようです。
さらには、ダイニングの換気ダクト下の湿度計は、30パーセント前後と低いです。冬の外は水蒸気量が少ないからですよね。
我が家の壁には、防水シートを使ってないこと、透湿クロス、セルロースファイバー、ケナボードと、自由に湿気が出入りする構成などを考えれば湿気はほとんど排出されると考えるのが妥当と思います。
結論とすれば、我が家は根本的に器具や装置を使い、室温や湿度を積極的にコントロールする住宅ではありませんので、寒くなければ良し。
あとは、乾燥があまり気になる場合は人間自身が、マスクをするなど対処するのがベターなのかなと思います。
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