海外旅行紀行・戯言日記

< 新しい記事

新着記事一覧(全6502件)

過去の記事 >

2003.09.26

アーミテージ副長官会見記事から予想する国策

(2)

カテゴリ： Opinion

国策とは国民総意の施策と考えますが、国を代表する首相方針が大きな比重を占めるのは確かでしょう！

所で、9月25日朝日新聞夕刊にアーミテージ副長官会見の記事が掲載されました。
彼の要望・意向は、従来全て日本政府が受け入れて来ていますので、来月の日米首脳会談でブッシュ大統領が小泉首相に要求するものと同一だと推断出来ますので予想して見ました。

先ず、首脳会談はざっくばらんに雑談から始まります。

ブッシュ大統領：イラク復興は上手く行かず、支持率も低迷している。支援してくれたイギリス・ブレア政権も危うい状態なので、日本からの強力なサポートで支持率回復を図るつもりだ。

小泉首相：苦しい状況は理解するし、出来るだけ支援する。支持率維持には私はワン・フレーズ政策を行い、責任は担当大臣に任せて、首相責任に及ばない様にしている。参考になれば幸いだ。

その後、アーミテージ副長官会見にあった具体的な項目についての会談は次の様になると思いますが如何でしょう？

「イラク復興支援」
イラクからの石油供給の安定は日本の国益にも沿う。持ち前の寛大な精神で貢献してくれるだろう。

ブッシュ大統領：支援金の負担を頼む！

小泉首相：了解、復興資金の二割を負担する。

「自衛隊派遣」
小泉首相は観客席から、グラウンドプレーヤーとして立つ道を選んだ。ポジションは別にして、多くの国と共に取り組んでくれると楽観している。

ブッシュ大統領：自衛隊のイラク派遣を頼む！

小泉首相：了解、年内に派遣する。

「国連決議案」
イラクへ多国籍軍を送る我々の決議案は安保理で採択されると確信している。

ブッシュ大統領：安保理採択の側面支援を頼む！

小泉首相：了解、非常任理事国への説得は任せて欲しい。

「国連改革」
日本の常任理事国入りを強く支持する。

ブッシュ大統領：安保理での米国支援を頼む！
小泉首相：了解、常任理事国となって日米同盟堅持の上で支援したい。

「北朝鮮問題」
二回目の6カ国協議開催について楽観的だ。KEDOの軽水炉建設工事をこれ以上進めることは無い。

ブッシュ大統領：北朝鮮はならず者国家、圧力で押さえ込みたい！

小泉首相：了解、但し拉致問題の支援をお願いする。

「日米首脳会談」
小泉首相の助言と見識に期待する。拉致問題では日本を支援する。

ブッシュ大統領：全て要求を受け入れてくれて有り難う！今後とも頼りにするので宜しく。

小泉首相：どう致しまして！　今後とも日米同盟最重視を堅持するので宜しく。

何か、了解ばかりで自主性が感じられません！
況して、国民の総意に基づく国策とも思えませんね、これでは！

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう