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昨夜は「立山登山マラニック」から帰宅し、直ちに荷物を片付けました。その後夕食を食べて、選挙の開票速報を見ながらブログに簡単な報告を記載。本格的にテレビを観出したのは入浴後のことでした。民主党の躍進振りには驚きましたね。一方与党の自民党は大物が小選挙区で次々に落選。与党の片割れである公明党も、結果的に小選挙区では候補者全員が落選だったとか。 眠気と戦いながら12時半まで起きてテレビを観ていましたが、今朝になって新聞で選挙結果の全容を知りました。民主党が公示前の115議席から308議席を獲得し、単独過半数はおろか各種委員会では委員長を出してもなお委員数で圧倒する結果となったようです。 民主党圧勝の勢いは何なのでしょう。きっと国民の多くが、これまでの自公政治に飽き飽きしていたのでしょうね。景気や就職状況の悪化、老後生活に対する不安。そんな中で、高級官僚は自分達の権益を守ることに汲々とし、放言、失言続きの坊ちゃん総理は字の読み方すら知らない能天気ぶり。これでは国民の不満が爆発するのは当然でしょう。 これから数年は民主党が日本の政治を主導することになりますが、きっと各省庁の抵抗がすごいのでしょうね。それでも何とか抵抗を乗り越え、無駄な財団や天下りを追放し、本当に必要な部分に予算を注ぎ込んで欲しいと願っています。子供やお年寄りが安心して暮らせる生活。青少年が懸命に学び、壮年の人々が意欲や夢を持ちながら働ける暮らしの実現を。 自民党が野党になるのも、きっと今後のために役立つでしょう。また、今回政権交代が実現することで、これまでの色んな「しがらみ」や「呪縛」から自由になれるチャンスだと思います。時には判断を誤ったとしても、切磋琢磨を繰り返して大人の政党へと脱皮し、今後は真に国民のための政治を心がける健全な2大政党制へ向かうことを願っています。 しかし民主党の新人が自民党のベテラン議員を相手に良く奮戦しましたね。特に長崎2区の福田衣里子さんの変貌振りには驚きました。政治に対する真摯な姿勢の彼女が、単なる素人から次第に本物の政治家へと成長して行ったことを、私はニュースを観て感じました。 一方、今回の選挙に突然姿を現した宗教団体。ほとんどの選挙区と比例区に候補者を並べたものの全員落選。選挙活動と供託金だけでも数十億円は必要だったでしょう。法定得票数に達しないとパーですから、ほとんどが泡と消えたように思うのですが、教団としては単なるPR費くらいにしか感じてないのでしょうか。私には不可解な行動に思えて仕方がないのですが。 選挙後の日本の進路も心配ですが、台風11号の進路も少し気がかりです。今夜は風雨が強くなりそうです。愛犬を玄関に入れることにしましょう。そして今夜はぐっすり眠りたいと思っています。「立山登山マラニック」の参加記は、明日から書き始める予定です。ではでは~。< 8月のラン&ウォーク > 参加レース1回 ラン回数:15回 月間走行距離:185km ウォーク回数:毎日 ウォーク距離:178km 月間合計:363km 年間走行距離:1571km 年間累計:2926km これまでの累計:68、348km
2009.08.31
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朝5時頃起床。早速朝風呂へ。5時50分から朝食。その後、地獄谷を一周する散歩へ。この朝も天気はあまり良くなく、周囲の山の姿もさほど明瞭には見えない。地獄谷からは硫黄臭がし、所々で温泉が噴出していた。 雷鳥荘へ戻って帰り支度をし、歩いて室堂へ。ターミナルから9時にバスが一斉スタートし、立山に別れを告げる。10時50分ごろ富山駅到着。駅構内で土産を買い、JRで新潟駅へ。新潟からバスで仙台に帰り、7時藩頃無事帰宅。<お断り> 明日は、衆議院選挙結果などについて書かせていただき、「立山登山マラニック」の完走記(?)は明後日から書く予定です。
2009.08.30
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朝3時半ごろ目覚め、4時20分ごろ起床。この間4時15分ころから強い雨の音。4時50分から朝食。5時40分ころ、ウォークの部の出発地点である立山駅へ向かう。室堂への荷物を預けるがスタート時間の6時になってもスタートせず。 6時5分ころ、松原大会委員長から「大雨で八郎坂近辺が危険なため、マラニックの部は立山駅をゴールの36kmで終了とし、ウォークの部は称名AS折り返しの16kmで終了。その後、全員バスで室堂へ向かう」との宣言。思いがけない結果にガッカリしつつも雨の中を6時10分にスタートし、称名ASへ。 帰路は少し走り、合羽は着ていたものの雨と汗でビショ濡れ状態。ゴール後は直ちに着替えをして室堂行きのバスに乗り込む。室堂のターミナルに荷物を預け、TANさん、ちっちさんを率い、勇躍雄山山頂へ向かう。雨は上がっていたものの、山々は雲に閉ざされ、たまにその姿を見せる程度でした。 山頂から降りて荷物を背負い、宿舎である雷鳥荘へ。宮城UMCの仲間であるKさん、K藤さんと同室になるも、男性だけの部屋へ移動。夕食は仲間が集まり大宴会となる。その後温泉に入り、8時から懇親会へ。夜中再び温泉に入った後、レースの話などをした後就寝。
2009.08.29
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仙台7時半発のバスで新潟まで。新潟から富山まではJRの特急を利用。富山駅付近のホテルで大会の受付を済ませ、富山地方鉄道で立山駅へ。立山のホテルに1泊。高松のTANさん、東京の雲峰師匠と同室になる。宮城UMCのK藤さんも同じ宿。入った温泉はお肌ツルツルの素晴らしいお湯でした。久しぶりに再会し、ビールが進みました。
2009.08.28
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明日の早朝、私は富山県の立山に向かう。今回で3回目の「立山登山マラニック」へ参加するためだ。初めて参加したのが一昨年。この時は抜けるような青空で、気温は30度を超えていた。そして山の上も結構暑く、ランパンと半袖Tシャツで標高3003mの雄山山頂へ到達することが出来た。 山頂からの眺めは抜群だった。360度の大パノラマ。眼下には富山平野からダムのある黒部湖まで見渡せた。距離60km、標高差3003mのコースを初めての挑戦で完走できたのは、偏に「ビギナーズラック」というやつだろう。 それに気を良くして昨年も参加した。だが1ヶ月以上続いていた過酷な残業と、制限時間が1時間短縮されたことが災いして、私は標高2500m地点の室堂でリタイヤした。低気圧が通過する最悪のコンディション。3kmのうちに500mを一気に登る難所の八郎坂では氷雨が降り出した。私はここで20回ほど眩暈に襲われ、7回ほどよろめいた。運良く室堂の最終関門を通過できたランナーの中には、雄山山頂の0度近い体感温度に苦しみ危うく遭難しかかる騒動があったらしい。 今回はマラニックの部ではなく、初めからウォークの部へ申し込んだ。幸い書類選考で参加が承認されたものの、昨年苦しんだことが私に一抹の不安を抱かせていた。それに今年の夏、北海道大雪山系トムラウシ岳周辺で生じた、中高年登山家の遭難騒ぎが一層心の重荷になった。 10名以上遭難したうち8名の方が亡くなる大惨事。その暫く後に、今度は立山連峰の剱岳でも中高年の登山家が尾根から滑落して亡くなった。晴れれば楽しい登山も、低気圧の通過で氷雨が降り、強い風が吹けばたちまち体温が低下する。山に関しては全く無知な私にとって、レース当日の天気が気がかりなのはこのようなことが背景にあったからだ。 この夏、私は努めて疲労を溜め込まないようにした。昨年の失敗を繰り返さないためだ。だが、これまでに比べれば相当楽なはずのウォークでも一抹の不安が残る。30kmの平地を走るのは簡単だが、山道を30km歩き続けることが出来るかどうか。そして立山周辺の当日の天気予報は、雨のち曇りとある。気温が比較的高めなのと、風の心配がないのがせめてもの救いだろうか。 立山への準備は終わった。シューズはトレイル用の底がしっかりしたものを履く予定。雨具はビニール製の簡易合羽と折り畳み傘。ゴアテックス製の山岳用雨具など持ち合わせていない私の装備は、いたって簡単だ。山で実際に背負うのは小さなリュック。25リットル用のいつものリュックは、室堂行きの袋に入れて送るつもり。 さて、現時点で私が知ってる参加者は、マラニックの部では地元富山のテラさんと、千葉の亀仙人さんの2人。一方ウォークの部では、宮城UMCのK藤さん、東京の雲峰師匠とちっちさん、滋賀のO平さん、長野の走るナースさんとお友達の方数名、香川のTANさんくらいだろうか。久しぶりに走友と会えるのがとても楽しみだ。そして、ナースさんとは初お目見え。果たして今回の立山では、どんなドラマが私を待っているのだろう。< お断り:以下のとおり明日から暫くの間留守にしま~す> 8月28日(金):早朝より富山へ出発。 同夜は立山のロッジに宿泊。 8月29日(土):6時スタートで雄山頂上を目指す。 同夜は雷鳥荘へ宿泊。 8月30日(日):朝室堂を出発。富山~新潟経由で帰宅予定。
2009.08.27
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< 家庭菜園編 > 妻の留守中にやっておくべきことが他にもあった。庭の草取りと畑の始末だ。このところ暑い日が続いていたせいで草も伸びたし、トマトやモロッコインゲンも枯れかけていた。だが疲労感が強かったため、どうしてもそんな気になれなかったのだ。8月も終わりが近づき、秋野菜の準備をするためにも、どうやら重たい腰を上げる時が来たようだ。 土曜日の朝、愛犬との散歩と朝食を済ませると、早速庭へ出た。気温は結構高いが風が爽やかに感じる。やはり秋が近いのだろう。先ずは生っているモロッコインゲンのさやをもぐ。もう最後のはずなのに、ザルに一つ分ほど収穫があった。次に支柱の始末。縛っていたビニール紐を切ってゴミ袋に入れ、支柱は長さを揃えて縛った。 その次は同様にトマトとミニトマトの処分。これもまあまあの収穫。支柱が片付いたところで草取りを開始。畑と庭と家の周囲を丹念に廻る。3時間ほどかかって午前中の作業を終了。イチジクの根元に積んだ雑草や野菜の苗が凄い量になった。南側の畑のキュウリと東側の畑のトマトはそのまま残す。野菜が高い今の時期、もう少し頑張ってもらう予定。 午後は2本の畝を耕し、石灰、鶏糞、堆肥を撒いて均す。そこへ早速ダイコン、春菊、小カブの種を蒔いた。それらは昨年の秋と今年の春に蒔いた分の残りだ。そして如雨露で丹念に水を撒く。特に春菊は乾燥に弱いからだ。コンポスト容器の一つから作っていた堆肥を掘り起こし、臭気を防ぐために少量の土を被せる。 さらにHCに出かけ、マリーゴールドと日々草を買った。弱って来植木鉢の花を交換するためだ。ガレージの朝顔を抜き、植木鉢と支柱を片付ける。それから玄関とガレージの掃き掃除。これでようやく落ち着いた。見違えるようになった我が家の庭と畑。夕方にはホースと如雨露で庭全体に水遣り。 日曜日には久しぶりに洗濯をした。干すものがすべて男物と言うのは何と壮観なことか。ついでに妻と自分の布団も干す。これで帰宅した妻も気持ち良く眠れるだろう。干し上がった洗濯物をたたみ、タンスのそれぞれの場所に収納。布団2人分を和室に敷いて、夕方からは夕食の準備。妻から電話が来、バス停まで迎えに行った。そして貧弱ながら久しぶりに2人揃っての夕食となった。これで4日間の留守番も何とか無事に終えた。 妻が私に何枚かの写真を差し出した。そこには高松と倉敷で撮った長女一家、次男と妻の溢れるような笑顔があった。短い休暇ではあったが妻にとっても、子供達や孫達にとっても楽しい一時だったに違いない。私も忙しい中でナイター観戦などをし、充実した日々を過ごせたと思っている。ようやく穂を出したトウモロコシに支柱を施したのは、その数日後のことだった。
2009.08.26
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<食事編> 先週の後半、妻が4日ほど家を留守にした。だが妻がいないと言ってもわずか数日だから何とかなる。第一の問題は冷蔵庫の中身。一体何が入っているのか、それが分かれば過ごしようがある。仕事を持っていて日ごろ忙しい妻は、結構作り置きしているおかずが多い。調べてみると次のようなものが残っていた。 焼き魚2切れ(鮭)、鯖の味噌煮、筑前煮、カボチャの煮物、豆とヒジキの煮物、ゴーヤチャンプルー、ゴーヤのサラダ、キュウリの酢の物、その他。このうち夕食の中心となったのは鯖の味噌煮と鮭。鮭はお握りに入れて金曜日に行ったナイターで食べた。3日目の夜はうな丼を作った。朝食のメインは鮭が1回と野菜入りのさつま揚げが2回。味噌汁はインスタントのが2回と、ミョウガ、ワカメ、卵入りの澄まし汁を作った。 昼食はほとんど麺類。冷やし中華の場合はゴーヤチャンプルーやキュウリの酢の物、トマトなどを具にする。つけ麺も1回作った。朝食後にはカスピ海ヨーグルトにうずら豆の煮物を混ぜて食べた。夕食後のデザートにはスイカやブドウ(巨峰)。酒のつまみにはだだちゃ豆(枝豆の種類)を食べ、キュウリのヌカ漬けも結構食べた。 我が家は(と言っても妻と私の二人の話だが)結構野菜を食べる方だ。家庭菜園で採れる野菜も大事に食べる。そして食べる食品の数も多い。乳製品はヨーグルトやチーズ、そしてコーヒーや紅茶には牛乳を入れて飲んでいる。豆類も納豆や枝豆、うずら豆。海草はワカメやヒジキに昆布。果物も好きなので多分食物繊維は多いはず。だから日々の便通も極めて良好だ。 毎日食べたらおかずが少なくなり、畑のゴーヤを採ってチャンプルーを作った。材料はゴーヤ2本、モロッコインゲン、解き卵2個分、ウインナーソーセージ、ゴマ、鰹節(削ったもの)。調味料は塩コショウと出汁醤油、それに黒砂糖を少々。妻は豆腐を入れ、炒めたあと出汁で煮るのだが、水切りが面倒なため豆腐はパスした。 カスピ海ヨーグルトも作って補充した。ビンに3分の1ほどヨーグルトを入れ、そこに無調整の牛乳を注いで良くかき混ぜるだけ。それを半日常温で放置し、固まった後で冷蔵庫に入れれば良い。職場に持参する麦茶も沸かして作ったし、妻が帰宅する日曜の夜はご飯を炊き、刺身、トマト、ゴーヤチャンプルー、野菜の煮物、素麺汁などを用意して待っていた。 さて、食事後の後片付けだが、朝食後の食器は水に漬けておき、昼食に使った食器と一緒に洗った。夕食後はたとえ酔っていても直ぐに食器を洗う。そして布巾で拭き、直ちに水屋にしまうことにしている。その方が気持ちが良いし、後が便利だからだ。これらのことは3年間の単身生活で自然と身についた。それに比べれば留守番はずっと楽。日ごろの妻の準備があればこそ私も手抜きが出来たわけで、やはり妻に感謝しなければいけないと思う。
2009.08.25
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昨夜の10時17分。私はラジオの電源を切った。放送していたのはKスタで行われていた楽天対オリックスの16回戦。9回表オリックスの攻撃中でスコアは10対9で楽天が1点リードの場面。ノーアウト満塁のピンチだった。ピッチャーはこの回からマウンドに上がった抑えの福盛。1点取られてどうなるかとハラハラドキドキの場面だった。だが放送時間は10時21分までらしく、私はきっと逆転負けだろうと観念していた。 それが今朝の新聞を見たら、9回表に取られたのはあの1点のみ。結局あのまま10対9で楽天が勝っていた。第1現場に出勤し掃除担当の小父さんと野球談義をしていると、彼はラジオ放送は最後まで間に合ったと言う。最後はショートライナーと内野ゴロでの併殺だったようだ。西武も勝ったが、これでまだ楽天は3位のままだ。 セリーグでは1位の巨人と2位の中日が2.5ゲーム差。この2チームのCS進出は間違いないだろう。パリーグでは日ハムが5連敗して2位のソフトバンクと3ゲーム差まで縮まった。この2チームのCS進出も堅いと思う。問題は3位になるのがどこかだ。楽天が初めてAクラス入りを果たすか、はたまた実力のある西武が順当に勝ち上がるのか。 世界陸上最終日の女子マラソンにも痺れた。35km過ぎエチオピア、中国、日本の3選手の争いの中で最初にエチオピアのメルギアが脱落。40kmからは中国の白雪と日本の尾崎好美の一騎討ちとなったが、41km過ぎに白雪が抜け出す。後を追う尾崎も必死だったが10秒差での銀メダルだった。この日のベルリンは30度以上の気温で、路面は40度を越していたとか。 尾崎選手は第一生命陸上部の山下佐知子監督の愛弟子だが、元々体は弱い方だった由。初マラソンだった昨年3月の名古屋国際で2位。昨年11月の東京国際で優勝。そして今回が世界陸上で2位と、経験が少ないのに安定した成績を残しているのは立派。セカンドウインドの加納は7位入賞、資生堂の藤永が14位で女子団体の銀メダルを獲得した。期待されたママさん選手の赤羽は暑さ対策が十分でなかったのか31位に終わったのが残念だ。 甲子園の高校野球もつい先ほど全日程が終了した。決勝戦は愛知の中京大中京と新潟の日本文理の戦いだった。好投手を擁する花巻東を圧倒的な大差で下した中京が有利と見ていた。事実8回まで10対3と大量リードしていた。だが最終回日本文理は凄まじい集中力で6点を取り、10対9まで追いすがったが、結果は中京が1点差での辛勝だった。 かつての名門チームの強さも目立ったが、新興チームの強さが光った今大会だった。そして、たとえ試合中に負けていてもベンチではニコニコしている選手達の顔が印象的だった。もう昔のような地域による格差は見当たらない。どうやら北国のチームが技術的な面で南国のチームに負けるようなことは無くなったようだ。 甲子園で私が思い出すのは「やまびこ打線」を率いた徳島の池田高校の蔦監督や、指笛とセーラー服姿での応援が印象的だった沖縄水産を率いた栽監督だ。2人とも既に亡くなったが、茨城の常総学園を率いる木内監督は未だ現役。78歳の老監督に何とか甲子園で1勝をプレゼントしたかった選手達だったが、残念ながら今回その夢を果たすことは出来なかった。若者達よ、いつまでも嘆くことはない。きっと君らの後輩達が来年に夢をつなぐことを信じようではないか。
2009.08.24
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世界陸上でジャマイカのボルト選手が3つ目の金メダルを取った。いずれも世界新記録と言う快挙だった。100m、200mは彼個人の記録。そして今回は100×4のリレーでのものだ。身長は1m90cmを超える長身で、100mでの1歩の幅は、確か最大2m40cm以上だったはず。まさに桁違いの強さだが、まだ「延びしろ」があるとか。 同じく男子100m×4リレーでは日本も4位に入った。そして男子マラソンで中国電力の佐藤選手が30km過ぎから粘りに粘って6位入賞。他の選手も上位に入り、団体では見事銅メダルを取った由。この佐藤選手は北京オリンピックの男子マラソンで、完走者中最下位の屈辱を味わっている。今回は心に期するものがあったのか、ゴール後何度も雄たけびを上げていた姿が印象的だった。しかし、アフリカ勢の強さは凄過ぎる。 昨夜NHKで、ホクレンの赤羽有紀子選手とコーチである夫君とのトレーニング生活を紹介する番組が放送された。日本人の女子選手で初めて、子供を育てながら陸上競技を続ける彼女は珍しい存在だ。かつて女子選手は厳しい練習の結果、生理も停まるのが普通だった由。だが夫君は、それは一個の女性として採るべき道ではないと考えたようだ。 練習で疲れた妻に代わり、幼い長女と一緒に眠る夫。二人三脚の生活ぶりには考えさせられるものがあった。果たしてどんな成果が得られるのだろう。どんな結論になるのか楽しみだったものの、睡魔には勝てず番組の途中で寝床へ向かった。その赤羽が今日の世界陸上女子マラソンに出場する。 今日は朝食後、久しぶりに走友会の練習コースに向かった。シューズは底の柔らかいものを選び、左足には医療用のインソール、右足には普通のインソールを2枚重ねにして入れた。底の固いシューズに今回作ったインソールを入れて走ると、どうしても足に違和感があった。短い距離なら走れるが、20kmを超える距離ではどうか。それでシューズを変えてみたのだ。 ゆっくりのLSDだが、暫く走ると汗が滴り落ちる。栗木橋を渡り切ったところで、車中から声。M井さんが窓から顔を出して「頑張ってますねえ」とエール。「ほとんど走ってないもんだから」と私。本当は前日の土曜日にある走友会の練習に久しぶりに参加し、情報収集をと考えていたのだが、畑仕事が長引いて行けなかったのだ。 坂道を登り、山の上の団地に向かう。鼻歌を歌いながらのゆっくりランは気持ちが良い。そして曇り空のためとても走り易い。山を下り名取川を一旦上流に向かい、橋を渡って今度は左岸の堤防へ。ザル川の畔まで来た時、前方からM仙人の姿。宮城UMCの掲示板によれば、最終日は歩いたと書かれていた「トランス・エゾ」の話を聞く。 前日に足の裏に肉刺(まめ)が出来、それを十分治療しなかったため、最終日にはコースの半分辺りでスタッフの車に乗せられたものの、ゴール1km前から再び走った由。合計で470km以上は走ったのだとか。写真でオレンジ色の半袖Tシャツを着た姿は直ぐに仙人だと分かったが、赤い長袖も着た由。似たような人がいると思ったが、それでようやく謎が解けた。 今回背負ったリュックの荷物が多過ぎ、後半はビニール袋やタオルをリュック代わりにした由。道に迷ったのは、疲労で距離感がつかめなかったためらしい。そして72歳の髭カクさんが最後まで一定のペースで走り切ったとも話していた。ようやく肉刺が治り、今朝は6kmほど走れた由。夏の大冒険に挑戦したM仙人が意外に元気そうなのに安心し、手を振って別れた。 22km、2時間40分のLSDから無事帰宅。スタート時は、「自分も連れて行け」とばかり吠えまくっていた愛犬が尻尾を振って迎えてくれた。軽くラジオ体操とストレッチをし、着替えの後昼食の準備をした。さて、そろそろ女子マラソンの放送が始まる。大急ぎで愛犬との散歩を済ませて来よう。
2009.08.23
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愛犬との散歩も済ませたし、球場へ行く準備も出来た。だが、どうも気が進まない。頭が痛むし、いざ出かけようとして外へ出ると強い雨が降る。そんなことを2、3度繰り返していた。金曜日には1週間分の疲れが出る。まして妻が四国に旅行に行き、1人暮らしの2日目。疲れの頭痛なら仕方がないが、まさか新型インフルエンザに感染した訳ではないだろうなあ。 そのうちに頭痛が治まって来た。よし、行こう。雨の中を自転車で30分走ればずぶ濡れになるのは目に見えている。止んでいる今のうちに急ごう。途中水溜りや走っている車に水をかけられないよう注意。Kスタに着いて先ずピンバッジの交換。そしてレフト側自由席へ。座席の雨水をタオルで拭き、ようやく着席。今夜の国歌斉唱は何と尺八の伴奏。そしてソリストはとても響く良い声の老年男性だった。 この後自分が作った鮭入りのお握り2個を急いで食べる。試合開始直後の1回表、田中が1番バッターの坂口に3塁打の先制パンチ。あらら、今日も立ち上がりは良くない。2番大引の1塁ゴロをセギノールがエラーし、早速失点。併殺の後もローズが2塁打。それでもフェルナンデスをピッチャーゴロに仕留め3アウト。 その裏楽天の攻撃。2塁打で出たリンデンを頼れる4番バッター山崎がセンター前タイムリーで返し、たちまち同点に追い着く。2回にも1点追加し逆転。そして3回裏には山崎が一番深い位置に2ランホームラン。さすがは5連勝中だけあって強さを感じる。それにオリックスには今季10勝2敗と相性が良いのだ。 だが2回以降ノーヒットに抑えていた田中が、6回に坂口にホームランを打たれて1失点。7回にもレフト前ヒットを足場に1失点。ついに1点差に迫られた。そして8回表、2人のランナーをいずれも4ボールで出したところで有銘にピッチャー交代。どうやらあれが限界だったようだ。1ポイントで川岸につなぐ。8回裏楽天は2本のヒットなどで1点追加。そして9回は福盛が何とか0点に抑え5対3で勝利。 田中が4ボールを連発した場面では近くの座席の野球に詳しいファンが、8回の頭から交代させるべきと強調していたが、その通りだった。試合後、田中は野村監督に何か言われていた。どうやらお小言を食らったらしい。インタビューでも勇ましい言葉はなく、反省しきりのマー君だった。魔の8回で苦しみながらもこれで11勝目。彼にとってはあくまでも通過点に過ぎないだろう。 それにしても立派なのが山崎。この日も2安打3打点の活躍、まもなく41歳になる選手とは思えない。かつて南海ホークスにいた門田の41歳時のホームラン記録32本(?)を抜きたいのだとか。現在28本だから夢ではないだろう。6連勝の楽天はこれでようやく貯金が出来た。だが取材した記者に野村監督が言ったのは、「100円の貯金じゃ利子もつかないよ」だったとか。然り名言だ。
2009.08.22
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昨日は第2現場に眼鏡を忘れて来た。暑さの中の作業で汗が流れるため、作業服のポケットにしまったまま帰宅ランしたのだ。期日前投票も、新聞を読むのにも、ブログを書くのにも不自由した。妻が四国の長女のところに出かけたため、居間の食卓へパソコンを移動したのだが、照明が暗くて字が見にくいことにも難儀した。 その妻から夕食後に電話があった。新幹線で東京へ出、さらにモノレールと飛行機を乗り継ぐ旅で、何か問題が生じなかったか心配していたのだが、どうやら無事に着いたようだ。2人の孫からは私が送った桃が美味しかったと可愛いお礼の言葉があった。この夏、長男も長女のところに遊びに行ったみたいだし、今回は妻と次男が訪れた。私だけが留守番だが、特段寂しくはない。 パソコンを1階に移したのは、2階にいると電話が鳴っても直ぐに出られないためだ。だが居間で作業をしていると痒くて仕方がない。どうも蚊が紛れ込んだようだ。話は変わるが、昨夜の日ハムはさらに数人が新型インフルエンザと診断され、ベンチがかなり手薄になったようだ。そのせいか我が楽天が4対1で快勝。とうとう借金が0になり、再び単独3位に浮上した。 その夜、ゴーヤチャンプルーを食べて空を飛ぶと言う、何とも不思議な夢を見た。我が家のゴーヤチャンプルーには、ゴーヤ、豆腐、豚肉、溶き卵を入れるが、特別バージョンには何故かシイタケが入っていた。この変な夢のお陰で目が覚め、真夜中にパソコンを立ち上げて、自分のブログとニュースを観た。この時も再び蚊に刺された。まだしぶとく居間に残っていたのだ。 昨日東北高校に勝った花巻東は、準々決勝で早速大分の豊明と対戦することになった。これが第1試合なのはいかにも気の毒。エースの菊池が背筋を痛め、5回で降板したとか。私が観た時には逆転されていたが、最終回に同点とし、延長10回再逆転して花巻東が勝った。花巻東が菊池1人のワンマンチームから総合力で勝つチームに変身したことを、改めて実感した次第。 150kmを超える球速のサウスポーに対してはプロ球団も注目しているみたいだ。目下獲得の意向を示しているのは阪神、日ハム、楽天のようだが、今後さらに増えるだろう。そしてメジャーリーグのメッツも関心を示している由。菊池がメジャーをも視野に入れているためらしい。 さて、私は今夜Kスタへ行く。今日の対戦相手はオリックスで楽天の先発は田中。きっと久しぶりに貯金が1つ出来るはず。目下にわか雨がぱらついているが、今日は自分でお握りを作ってみよう。1人暮らしは今日も入れて3日間。寂しいなんて言ってる暇が無いほど忙しい。さて今夜こそ蚊に悩まされずに眠りたいものだが。
2009.08.21
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名古屋で新型インフルエンザによる3人目の死者が出たと言う。これまで死者が出た沖縄、神戸、名古屋共に、何らかの病気で免疫力が落ちていた患者と言う共通性があるようだ。たとえそうだとしても、新型インフルエンザの脅威が今頃になってようやく現れたのだろう。 47都道府県の全てを訪れ、かつ走破している私は、当然愛知県も走っている。最初は仲間と一緒に参加の「とよだ24時間リレーマラソン」だった。まだ疲労骨折の影響が残っていたが、陸上競技場の内外を12kmほど走ったろうか。2度目は筑波時代の悪友達との会合のついでに、名古屋城周辺をリュックを背負って走った。その名古屋城をコンクリート製から木製の城に立て替える計画があると最近聞いた。 那覇市内で橋の強度を検査中だった工事関係者が、突然増水した川に押し流され、4人が行方不明になった。そのうち何人かは、翌日死体で発見された由。現場は那覇の街中。5mほどの川幅で普段は大した水量もないようだ。地名は樋川。沖縄の言葉では「ふぃーじゃー」と発音する。元々は隆起さんご礁の伏流水が泉として湧き出した土地柄だったのだろう。 樋川」は水の貴重な沖縄ではとても大切にされ、琉球王朝時代は清らかな水を利用して豆腐を作り、染物をした。ところが人口が増えた現代になって、すっかり下水化し異臭を放つ樋川が増えた。事故の現場は川が暗渠に変わるところのようだ。「NAHAマラソン」のコース脇で、確か近所の公園ではいつもインドワタノキの赤い花が咲いていたのを思い出す。 今日は昼から「期日前投票」に行って来た。衆議院選の投票日は「立山登山マラニック」から帰る日。それでは間に合わないため事前に済ませたわけ。初めて「不在者投票」をしたのは大阪勤務時代。全国最後の未訪問地だった和歌山県を走るため、「和歌山城ー高野山往復110km」をエントリーしていたのだが、たまたま選挙と重なったのだ。今から13年前の話だ。 あの頃は手続きが結構面倒で、確か投票用紙のほかにも印鑑や身分を証明する免許証を持参する必要があったように思う。それが6年前の規則改正で手続きが簡便化され、投票用紙を持参し、宣誓書に必要な事項を記入するだけで良くなった。かつて「出張」など、きちんとした理由がないと許可されなかったのだが、私は市の職員にマラソンに行くと正直に申告した。でも特段の「お咎め」はなかった。 今日は甲子園で東北対決が行われている。宮城の東北高校と岩手の花巻東だ。第2現場の同僚が私に言った。「俺は花巻東を応援する」。彼の言い分はより強いチームが残った方が、今後のために良いとのこと。彼の出身は北海道。言い分は分からないでもないが、仙台出身の私にとって簡単に割り切れるものではない。 転勤族だった私は9つの都府県に住んだことがあり、高校野球ではどの県を応援するかで悩む時があるのも事実。特に徳島、沖縄、愛媛では球場まで高校野球を観に行ったことがあるし、大阪勤務時代は甲子園まで応援に行ったこともある。次男が少年野球をしていた時の仲間が2人、徳島代表として甲子園に出たためだ。成長した彼らの姿を見、心から感激した私だった。 と、書いているうちに東北対決に決着がついた。名投手菊地を擁する花巻東が、東北を4対1で下した。前回もそうだが、東北は今回もエラーがらみでの失点が多かった。それに対して花巻東は、そつの無い試合運びでの貫録勝ち。期せずして北海道出身の同僚が言った通りの展開になった。菊地は東北楽天の岩隈を尊敬している由。これからは花巻東を東北の代表として応援したいと思う。
2009.08.20
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昨夜は結構遅くまでパソコンを開いていた。デーゲームで楽天が勝ったことは知っていたが、ナイターの西武が負ければ3位が入れ替わると思ったからだ。だが、延長戦にもつれ込み、朝の起床が早い私は結果を知ることなく床に就いた。今朝の新聞で、西武が引き分けたことを知った。それでもわずかな勝率の差で、楽天が単独3位なのだとか。開幕時のトップは「春の珍事」と言われたが、今回のAクラス入りはどう評価されるのか。 それはとも角、日ハムに新型インフルエンザの感染者が出たようだ。そして残された選手も全員病院で検査するために、急遽今日の試合は中止になったようだ。案外大したことがないとタカを括っていた新型インフルエンザだが、ここに来て感染者が急上昇しているようで、沖縄と神戸ではとうとう死者が出た。 少し前の話だが、大相撲のどこかの部屋で新型インフルエンザに罹った力士がいたのか、大関琴欧洲が大きなマスクをしていた姿がテレビに映ったのには驚いた。また、目下甲子園で戦っている高校球児の中にも感染者がいるみたいで、島根の立正大しょう南(「しょう」はさんずいに松)はわずか14名の選手しかベンチに残っていないそうだ。それが今日、東京農大二高を下したのだから立派な話。 今日は新しく作ったインソールを帰宅ランで試してみた。約2ヶ月間、失った医療用インソールを装着しないまま走っていたため、やはり違和感は免れない。それに若干の痛みも感じる。と言っても距離はわずか7km。これが200kmを越えるレースなら確実に影響すると思う。慣れれば大丈夫なのか、今度は20km以上の距離を走った時にどう感じるか試してみたい。 午後は昼食後、妻に頼まれたお土産を買いに行く。明日から4日間ほど妻は四国に住む娘家族の元に遊びに行く。仕事が忙しい妻はお土産を買う暇もないほどのようだ。途中、街宣車から衆議院選挙の候補者が挨拶。思わず手を挙げて応援する。今回の選挙ではとある宗教団体が大量の候補者を立候補させた。その意図がどこにあるのかさっぱり分からない。 買い物のうち、笹かまぼこなどの「生もの」はクール宅急便で送った。妻の希望だった「ずんだ餅」は売り切れで、急遽別のものを選ぶ。お菓子類も結構大量になった。明日の朝、仙台駅前までは私も一緒に行って荷物を持とうと思う。一人旅に慣れていない妻はかさばる荷物もあって、きっと苦労するのではないか。さて、明日からは当分一人暮らしが続く。
2009.08.19
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昨日の高校野球で花巻北が勝った。前回は3本のホームランを打たれて苦戦した菊地が、今回は最小失点に留める快投だった。そして今日は我が郷土の東北高校が辛うじて3対2で日大三高を下した。お互いに危なっかしい試合運びで、エラーがらみの得点。それでも最後まで踏ん張った東北が白星を挙げた。これで甲子園で今季2勝目。花巻北と共に3回戦進出は立派なものだと思う。明日からいよいよベスト8を賭けた戦いが始まる。頑張れ~!東北勢っ。 今日ははっきりしない空模様。それでも帰宅ランで走り出すと気持ちが良い。一旦帰宅し、昼食を摂ってから自転車で再び街へ。今日は先週頼んでいたインソールが出来上がって来る日なのだ。少しだけ待って処置室へ。義肢製作所の社長が、新しいインソール、石膏で採った足型、プラスチックの足型を私に示した。 早速インソールを装着してみる。感触は悪くはないが、これだけは実際に走ってみないと良し悪しは分からない。インソールの表面には摩擦防止用の布が張られていたが、予備用のは持参しなかったようで、後から送付してもらうことにした。石膏とプラスチックの足型も持ち帰る。これは「いざ」と言う時のために私が預かる。さて、いよいよ明日から新しいインソールの具合を試す実験ランが始まる。 帰宅途中、選挙用の掲示板に早くも候補者のポスターが張られているのを発見。今日は衆議院選挙の公示日でもあった。国会解散後、実質上選挙戦は始まっていたが、いよいよこれからが選挙の本番。きっと当分煩い日が続くだろう。投票日の8月30日(日)は、「立山登山マラニック」から帰宅する日。きっと間に合わないと思うので、予め不在者投票を済ませておこうと思っている。 帰宅して寛平ちゃんのヨット、エオラス号がフランスのルアーブル港に入港した様子をようやく確認出来た。大阪をスタート後移動した距離は24,730km。そのうち今回渡った大西洋が約6500km。そしてコペンハーゲン経由でユーラシア大陸を横断する距離が約1万5千km。途方も無い距離の大冒険だ。 夜、韓国の金大中元大統領が亡くなったニュースを知る。若い政治家の時分にはかつての軍事政権ににらまれ、韓国を脱出して半ば亡命生活を余儀なくされた彼。日本滞在中には、韓国の秘密機関に拉致されたこともあった。ようやく待望の大統領に就任したのは、彼が晩年になってから。韓国の大統領として初めて北朝鮮の金正日と会談し、ノーベル平和賞を受賞した。彼こそ数奇な運命に翻弄された悲劇の人だったのではないか。願わくば御魂の安からんことを。合掌。
2009.08.18
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サッカーJ2のベガルタ仙台が昨日徳島を下し、順位が2位に浮上したようだ。ご存知の通り今季からJ1の下位3チームがJ2へ自動的に落ち、J2上位3チームが自動的に昇格するルールになった。だがまだ17試合も残っているし、3位、4位との勝ち点の差が少ないので、戦いはこれからが本番だろう。 サッカーの試合を一度もグランドサイドで観ていない。お揃いのユニフォームを着て応援するまで気持ちが高ぶることがないためだ。ただ地元のチームがJ2のままで終わって欲しくはないとの思いはある。それよりも私は今回試合をした徳島のポカリグラウンドのことを考えていた。 徳島ヴォルグスの前身は鳴門市に工場がある大○製薬。私は25年前に鳴門に赴任し、5年ちょっと暮らしたことがあるが、その時の宿舎がその工場や運動公園の直ぐ近くだった。この工場は緑色に塗られ、大阪南港から出航するフェリーの船上から良く見えた。まだ大鳴門橋が出来る前の古い話だ。あの頃は仕事に悩み、深夜の海岸を走ったことも再々だった。 昨夜はラジオ放送を聞きながら一喜一憂していた。対ロッテ17回戦。8回の表まで0対6の試合展開では負けを覚悟するのが普通。ところが8回裏に山崎の3ランなどで4点を取り、9回裏には再び山崎の2ランで同点に追い着き延長戦に突入。そしてもう後が無い12回裏にノーアウト満塁の好機でラジオ放送が終わった。 もう楽天の負けはない。勝ちならサヨナラだし、悪くても引き分け。テレビを点け、スポーツニュースを観たのは当然の成り行き。そして1アウト後、唯一宮城県出身の小坂がサヨナラヒットを打ったことを知った。彼にとって12年ぶりのサヨナラ打だったそうだ。この日デーゲームで3位の西武が敗れたため、差はわずか0.5ゲームまで迫った。球団創立5年目の楽天にとってはAクラス入りとCSシリーズに向けて、これからが本当の戦いになると思うのだ。 さて、昨日まで大西洋を横断中だったエオラス号が日本時間の午後4時頃、フランスのルアーブル港に入港したようだ。その時の動画は入会手続きに手間取っているうちに放送時間がが終了し、残念ながら観られなかった。数日体調を整えた後、寛平ちゃんはこの秋IOCの会議が開かれるデンマークのコペンハーゲンに向けて走り出すはず。そしてその後はユーラシア大陸を上海まで横断する予定。寛平ちゃんの壮大な旅はこれからが本番なのだ。 昨日妻の実家を訪ねた時、「まだ走ってるの」と義兄に聞かれた。そこで私は答えた。「最低でも80歳までは走りたい」と。その答えを聞いて、多分義兄は心の中で笑っていたに違いない。でも私は本気。決して冗談ではない。80歳までフルマラソンに挑戦するには、健康じゃないと無理。走っているからこそ健康を保てるとも信じている私。 今年のレース予定は埋まっているが、既に来年の予定も頭の中では出来ている。いや、そればかりでなく、少なくても後15年は現役のランナーであり続けるのが私の真の目標だ。出来れば死の前日まで走っていたいと言うのが偽らざる心境。先は長い。私のランニング道は、これからが本番だと思っている。
2009.08.17
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皆さんのお盆休暇はいかがでしたか? 今頃はUターンラッシュが始まっているのでしょうか。車で帰省された方は注意してお帰りくださいね~♪ 私のお盆休暇はカレンダー通り。つまり、土曜と日曜日しかお休みがないのです。その最大のイベントは、やはり墓参りでしょうか。昨日の日中は妻の実家と妻方のお墓へ行って来ました。そして今日の日中は我が家のお墓です。昨日も今日も仙台の最高気温は28度C程度ですが、それでも暑く感じます。 墓参りの帰りは、昨日も今日も安いラーメン屋での昼食でした。昨日はラーメン大盛りと餃子だったのが、今日はチャーハンも追加。さすがに食べ過ぎか体重計の数字がグングン上昇でした。体重が増えたのは走らなかったのも大きな理由です。この2日間、昼は高校野球、夜はプロ野球観戦で、昼寝もたっぷりしましたからねえ。 本当は庭の草取りもしたかったのですが、暑さが案外厳しいのですよ。涼しい朝夕は愛犬の散歩もありますからね。これまでに何度も登場している我が家の家庭菜園ですが、この暑さの中でキュウリとトマトが最後のご奉公で、意外に頑張っています。今朝もキュウリ6本とトマト8個くらいが採れました。 と言っても「へなちょこ」です。キュウリは変形し出したし、トマトは実が小さく、皮が堅くなって来ています。そんなものでも重宝して食べています。そうそうモロッコインゲンも枯れかけながらも花を咲かせ、貧弱なさやをつけています。それも有難く戴いていますよ。 今日はどうした風の吹き回しか、前のお家の方が素麺を3束持って来てくれました。それがどこかのお土産と言うわけでなく、どこでも売ってる品物なんです。お返しには立派に育った我が家のゴーヤ2本を取って差し上げました。大層喜んでいましたね。 そうそう、昨日の午前中に愛犬のシャンプーをしました。ずいぶん臭くなっていましたからね。黒々、つやつやとした毛が蘇った分、大量の冬毛が抜け落ちました。そろそろダニ避けの薬効も切れ掛かるため、また獣医さんに行く必要がありますね。 ところで「トランス・エゾ」で襟裳to宗谷555kmに参加していた同じ走友会所属のM仙人が、無事完走されたことをさるHPで知りました。毎日写真を見ていましたが元気そうで何よりです。そしてエオラス号で大西洋を横断中の「アースマラソン」の寛平ちゃん達は、もう直ぐゴールのルアーブル港(フランス)へ到着するみたいです。さて、私も明日から再び勤務開始、そして帰宅ランも始める予定です。
2009.08.16
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日中32度Cの猛暑も夕方になれば涼しくなるのが仙台の夏。その涼しい風を受けながらKスタへ急ぐ。この日の田中の先発を知ったのは、前夜の負け試合のラジオ放送中。本来のローテーションなら井坂の予定が中4日で永井を投げさせたため、翌日がどうなるかと迷っていたのだが急遽コンビニへチケットを買いに行ったのだ。 昨日はレフトの指定席を買っていたため、ゆっくり行っても座席の心配が不要。Kスタへ着いて先ずピンバッヂの交換。ファン倶楽部の会員証と当日のチケットを見せるとバッヂを1個くれる。この日は目下首位打者の鉄平だった。外野の入場口へ急ぎ、荷物のチェックを受ける。しめしめ、無事完了。リュックの底に隠した食べ物も飲み物も見つからずに済んだ。 試合は既に始まっていた。ランナーが1塁に立っている。早くも田中がヒットを打たれたようだ。前後左右の座席は年間指定席で、熱烈なファンが座っている。次の打者早坂が併殺打で2アウト。やれやれと思った途端3番のサブロー、4番の大松に連続ソロホームラン。あれ~っ、今日の田中は調子が悪いのかなあ。満員近いファンが心配する展開だった。 その裏、ロッテのエラーがらみで1点を取った楽天。その後も4本のヒットで1点、6回には女房役の嶋が無欲のホームランで1点、8回にもヒット4本で1点と小刻みに追加点を取る。田中は7回までに7本のヒットを打たれたが、初回のホームラン後は攻め方を変えて変化球主体にし、4回からはセットポジションで投げたのだとか。 大雨に苦しんだ前週と異なり、この日は風が心地良い星空。5回終了後の打ち上げ花火もきれいだった。そして7回裏の楽天攻撃時には赤いジェット風船が、試合終了時には白いジェット風船が夜空に舞った。この夜のお立ち台は田中マー君と嶋。アナウンサーから3年目で30勝を挙げたことについて水を向けられると、確か「まだ通過点」と答えていたように思う。嶋のホームランが2年ぶりだったのは意外だった。 入場者は今年最高の2万737人だった。勝利後ゴーヤマンのバイクから放たれた花火も、選手、ファンが一緒になった万歳三唱も楽しかった。これで借金は4。3位西武とのゲーム差も2.5と縮まった。ついでながらこの夜私が食べたのはカツ丼弁当、甘エビのから揚げ、トマト、ゆで卵、柿ピー、ちんすこうで、飲んだウーロンハイとお茶も全て持ち込んだもの。球場で使ったお金は風船代の、わずか200円だけだった。
2009.08.15
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暑い夏が戻った。今日の仙台は最高気温が32度まで上がり、ニュースによればようやく海の家が大繁盛し出したとのこと。あのジメジメした長梅雨は、一体何だったのだろう。そろそろお終いのキュウリやトマトもこの好天で持ち直し、再び実を結ぶ奇跡が起きないだろうか。 話は変わるが、昨夜の東北楽天は作戦ミスだったのではないか。ソフトバンクに4連勝中で相性が良いと言う理由で、前回100球近く投げた中4日の永井を先発させた。結果は無残にも1回表に大量6点を取られ、早々に試合が決まってしまった。野村監督にとっては、きっと計算外だったと思う。 だが、15対8の負け試合でも嬉しいことがあった。1つ目が主砲山崎の通算1千打点達成。日本プロ野球史上35人目の快挙とか。2つ目は高校生ルーキーの辛島航(からしま・わたる)が2番手として登板したこと。プロ入り5ヶ月での1軍昇格は、本人にとっても予想外だったようだ。 昨夜、自室でパソコンを開いている時、階下から妻の呼ぶ声がした。第1現場から電話があったようだ。急いで受話器を取ると、同僚のT氏だった。翌日私が受ける8月の「現任教育」が、既に前週に終了している由。そのことを確認するために、わざわざ本社に電話を入れてくれたみたいだ。予想外ではあったが、研修に行かずに出勤する旨を伝えて電話を切った。 今朝は自転車で第1現場へ出向いた。お盆でバスの本数が極端に少ないのだ。職場に着いて早速資料を調べる。今年度の研修計画を見直すと、確かに先週の金曜日になっていた。次に手帳を確認。最初は8月の第1金曜日を研修としていたのを消して、第2金曜日と書き直している。前月の研修が第2週だったことにつられて勘違いしたとしか思えない。 う~む。何故そんな初歩的なミスをしたのだろう。幸い9月にも研修があるので、来週改めて申し込もうと思う。今回の私のミスで、出勤簿の整理をしてくれているTさんには、すっかり迷惑を掛けてしまった。「借り」を作るのは好きではないが、まあ長い人生の間にはこんなヘマをすることもあるさ。 研修で休むと前日に伝えていた第2現場の仕事は休むことにした。ここは1日くらい自分がいなくても大丈夫。今日は臨時のお盆休みにしてもらおう。いつもより早めに帰宅し、愛犬を涼しい木陰に移動する。昼は冷やし中華を作った。やはり暑い日は冷やし中華が美味い。 今夜はKスタへ行こうと思う。前回は雨の中ずぶ濡れで観戦したが、今夜は星空の元で熱戦を観られるのが嬉しい。対ロッテ戦の先発は田中マー君。この田中と岩隈が勢いを取り戻して、何とかCS(クライマックス・シリーズ)に進出できる3位以内を目指して欲しい。球場へ出かける前に昼寝をしたいところだが、果たして眠れるかどうか。う~む。
2009.08.14
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なんとも天気が悪い。毎日曇ったり小雨が降ったりでジメジメの連続だ。今朝も霧雨のような天気の中を愛犬と散歩へ。帰宅して裏の畑を探索する。ミョウガの葉がかなり茂ったため、ひょっとしたらミョウガが生ってるかも知れないと思ってのことだ。やはり花が咲いたミョウガの実が10個以上採れた。だが、いずれも水を含んでブヨブヨし、花が変形している。 きっと長雨でそんな形になったのだろう。それでも刻んで味噌汁に入れると、強い香りを放った。トマトの苗が弱って来た。長雨が続くとトマトは根が腐りやすくなるためだ。それでも我が家のは良く頑張ってくれた方。そんな中でゴーヤはネット全体を覆うように茂っている。今4本の苗には大小20本ほどの実がつき、毎日成長し続けているのが頼もしい。 バス停に行くと今日から盆入りで、土曜日のダイヤになっていた。仕方なくバスと地下鉄を乗り継いでの出勤になった。ビルの中を巡回していると、やけに静かだ。お盆休みに入った企業が多いためだろう。出勤して来る社員も交代で出ているのか、極端に少ない。隣のビルの解体工事も昨日から休みに入ったようで、物音が聞こえて来ない。 閑散と言えば裏に建った新しいオフィスビルが「がらんどう」なのが驚き。竣工して3ヶ月にはなると思うのだが、ビルには未だに「入居テナント募集中」の標識。オーナーは有名な関西の企業なのだが、ビル全体が空き家とは市場調査をしなかったのだろうか。このところ倒産する企業、移転して空きスペースが増えたビルが目立つ仙台の繁華街。このため我が社の清掃部門も極端に受注が減って上層部が苦労している由。 さて、甲子園の高校野球だが、今日は地元の東北高校が第1試合に出る。玄関での立哨を終えて事務室へ戻ると、「7対1で勝ってるよ」と管理会社の方が教えてくれた。第2現場の10時の休憩時には8対2で終了する所までテレビで観戦出来た。 その後は汗だくになって清掃業務に従事。勤務後は2つの現場で4日間着用した汗臭い制服を、リュックに詰め込む。明日は警備員の現任教育があり、勤務しなくて良いからだ。勤務後、長女の住む高松に出かける妻に頼まれたチケットを買いに行く。だがお盆期間は回数券が使えないと安売りチケット店で教えられ、止む無く往路はJRの駅で買った。 帰宅する頃には強烈な夏の太陽が戻って来た。先日「今年の東北は梅雨明け宣言をしない」と放送されていたが、今日が実質的な梅雨明けだろう。長梅雨の今年、県内の「海の家」では商売が成り立たなかったのではないか。そして明日からの好天で、稲の成長が持ち直してくれると嬉しい。やはり夏は暑くなくちゃ困るし、秋には黄金色の稲が実らないと困るのだ。久しぶりにアジサイの根元につながれた愛犬が、喜びのあまり庭に大きな穴を掘ったようだ。
2009.08.13
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このブログを開設してから2年3ヶ月ほどになる。極力毎日書くようにしているせいか、通算の記入率は99%を越える。写真もない文字だけのブログは、読む人から見れば面白くないだろうが、書いてる本人は案外面白がっている。だが日課とは言え、毎日3千文字以上の文章を書き続けることは案外草臥れるし、書くテーマに苦労するのも日常茶飯事だ。 開設して1年以上「カテゴリ」なしに日記を掲載していた。つまり書きっ放しと言う訳。だが、ある時から少しでも読者の役に立てばと考え直し、日記にタグ(キーワード)とカテゴリ(テーマの分類)を付けるようにした。これが積もり積もると案外便利。どんなテーマでどんな日記を書いたかが検索出来るようになる。 ブロガーであれば誰でも気になるのがカウンター。つまり何人の人が自分のブログを訪れてくれたかの目安になる。今では1日に100名を越えることも珍しくなくなったが、実はこれにはカラクリがある。ブログを提供している楽天が、ヒット件数を増やしてポイントや売り上げの増加になるよう、「自動巡回」なるシステムを提供しているのだ。 つまり特定のブロガーが日記を書いたら、直ちに「足跡」をつけるシステムだ。実際に出向かなくても足跡だけは残し、自分のところにも来てもらおうと言うちゃっかりぶり。こんなブログを訪れてみると、日記はほどんど書かれずに商品の宣伝だけが掲載されていることが多い。また携帯電話からだと思うのだが、特定の人が連続で十数回も覗きに来るケースも稀にある。これは一体何なのだろう。 さて、ブログを開設した最大の喜びは、心が通じる友と出会うことだろう。それは同じ趣味の人ばかりではないが、きっと人生観や価値観が近いからではないかと感じる。逆に中には嬉しくないこともある。一方的に「お友達になりたい」と言ってくるケース。淋しがり屋なのか、目立ちたがり屋なのか、単にヒット数を増やしたいのか。 自分勝手な理屈を他人のブログで展開し、平然としている人も要警戒。そんな人は得てして自分勝手さに気づいていないことが多い。また他人が書き込んだコメントを無断で消してしまうブロガーも困ったもの。都合が悪いことや自分が知らないことを書かれると拙いのだろうか。稀には間違っての消去もあるだろうが、確信犯的に消すような人のところには、私は2度と顔を出さない。 つい最近のことだが、半年以上前に書いたことについて問い合わせして来た方が居られた。仙台にお住まいでスポーツによる障害を負った方だ。是非私が通院したスポーツ整形の専門医を紹介して欲しいと言うもの。もちろん喜んでお教えしたことは言うまでもない。 また、ふとしたことで、私が応援している東北楽天の田中投手の猛烈なファンとも知り合った。福岡にお住まいの若い女性の方だ。以前は熱心なホークスファンだったとか。それがマー君の魅力にはまって、彼への応援専用のブログを立ち上げたのだ。マー君に対する深い愛情を感じる文章。そして野球の詳しさ、熱心さには驚くべきものがある。 私が良く訪ねるKさんのブログは知的関心に溢れている。森羅万象に詳しく、しかも引用した文献の紹介も忘れない。きっと普段は研究に従事されているのだと思う。その彼がある時を境に「人気投票」を止めた。ヒット件数が30万件近いブログの開設者である彼が、数字の無意味さを知ったからのように思える。そして最近では、「一方的」な記事から、愛読者との間の双方向性を目指す試みを始めた。その謙虚な姿勢には頭が下がる想いだ。 私の性癖から、つい「隣の芝生」を覗き見るようなこともある。他人の人生や人生観に関心があるからだ。でも用心しないと単なる出歯亀になる恐れがある。ネットを通じて、その人をすっかり理解したかのような錯覚。人間は環境に慣れると、つい自分勝手な思いに走る。プライバシーにはくれぐれも注意しながら仲間のブログを訪ね、今後も大いにインターネットを楽しみたいと思う。
2009.08.12
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昨夜の仙台はかなりの雨が降ったようだ。全てのシャッターを閉めて寝ていたため、状況は良く分からなかったが、朝起きたらトウモロコシやヤーコンの苗が倒れ、ベランダが水浸しになっていた。愛犬は玄関に避難させていたため濡れずに済んだ。散歩から帰ってテレビを点けたら、聞きたかった台風のニュースでなく静岡県を襲った地震のニュースが続いた。 今日7ヶ月ぶりに整形外科に行くことは昨日書いた。目的は誰かが間違えたシューズに入っていた医療用インソールを再び作り直すためだ。何故履き間違えたのか、色んな推理も可能だ。だがそんな推理をしてもあのインソールが帰って来るわけではない。そして対策も考えたが、206kmもの「佐渡島一周」を来月走るためには、お金はかかっても医療用インソールを作り直すことが最善だと考えたのだ。 義肢製作所に連絡した結果、病院で再び足型を採ることになった。前回の足型は3ヵ月後に処分した由。今日は残っていた右側のインソール、便宜的に私が作ったインソール、レース用のシューズを持参して午後からの診察に備えた。勤務後第2現場で昼食を摂りながら観たニュースで、台風8号により台湾で大きな被害が出たことを知った。 午後2時、診察券を出して看護婦さんに事情を話す。2時40分、処置室に呼ばれ義肢製作所の方と久しぶりに対面。「手作りインソール」で90kmのマラニックを走ったことを話すと、さすがに驚いていた。そして丹念に悪い方の左足を触りながら、アーチの落ち具合を調べる。これは前回なかったこと。基礎となる材料はやはりシリコンが良いとのこと。 湿気対策用に細かい穴を開けること、インソールの表面に摩擦避けの素材を張ること、出来上がったインソールはもとより、今回は「足型」も私が預かり今後に備えることなどの注文を出した。私が困っている様子を知って、Hさんは代金を値引いてくれると言う。どうやら足型を採った本人が社長だったようだ。そして病院の方も事情を知って再診料を取らないでくれた。 1週間後、来週の火曜日には新しいインソールが出来上がるそうだ。だが、足にぴったりフィットし、障害が出ずに長距離が走れるかは、実際に走ってみないと分からない。そうではあっても無事足型が採れたことで少し心が軽くなった。第1現場に戻って着替え、久しぶりに帰宅ランでゆっくりゆっくり走って帰った私だった。 そう言えば、アースマラソン中の寛平ちゃんがアメリカ合衆国を横断中に足を傷めたことを思い出した。彼も私同様に偏平足だが、超長距離を走ったことで元々低いアーチがさらに落ち、痛みが発生した由。それをトレーナーの坂本氏が「スポンジテープ」などでテーピングし、その場を凌いだようだ。寛平ちゃんの場合は並外れた足底筋の強さがレースの続行を可能にさせているとか。彼に比べれば私の苦労などはまだ軽い方だろう。
2009.08.11
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未明、相当強い雨の音に驚いた。だが、再び眠りに就いたようだ。朝5時前に目覚めた時、雨はかなり小降りになっていたが、愛犬と散歩に出かけると小川は物凄い濁流になっていた。散歩から帰ってびしょ濡れになった愛犬をタオルで拭き、ようやく朝食の準備にかかる。 テレビ放送によれば、低気圧が台風9号に変わったとか。その影響で厚い雨雲が日本列島を覆いつくしている。そして大雨に注意するよう呼びかけるアナウンサー。所によっては、1日で一か月分の雨量の1.5倍ほど降る地域も出るだろうとのこと。 今朝は長靴を履いて出勤した。これだと足元が濡れなくて助かるからだ。乗ったバスはどうしたわけか座席が極端に少なく、結局駅前近くまで立たざるを得なかった。バスを降りてからアーケード街を通って第1現場のビルへ。先日まで飾られていた七夕飾りは全て取り払われていた。 8月6日(木)から8日(土)までの3日間開催された仙台七夕だが、私が今年七夕を見たのは7日(金)の日中、第1現場から第2現場へ移動中にわざわざアーケード街を通った時だけだった。その時の印象では非常にシックな飾りが多かったと感じた。そして数年前の不況時よりは幾分豪華さが増したようだ。 勤務を終えて帰宅すると台風による水害のニュース。兵庫や岡山、徳島で大きな被害があり、死者10名、行方不明者10数名が出たとか。台風9号の進路、そして現在中国本土を北上中の台風8号の進路によっては、さらなる被害が想定される。何しろ予想外の大雨が短期間に集中して降るため地盤がかなり緩み、各地で土砂災害の恐れがあるのだとか。 天気が悪いせいもあり、先週末からずっと走っていない。でも休養がてら「トランス・エゾ」で襟裳岬から宗谷岬に向かって北上中のM仙人の写真や、「アースマラソン」で大西洋を横断中の寛平ちゃんの映像を観て、元気をもらっている。寛平ちゃんが先日エオラス号の上で口ずさんでいた歌が、ゴスペル風の見事な女性コーラスに編曲されたことには驚いた。あれはなかなか実力のある合唱団だと思う。 先日は小ぶりのマグロが釣れて、久しぶりに「生もの」を食べた寛平ちゃん達。そして今日の映像は、エオラス号を先導するイルカの群れだった。暫く前にもう大西洋の半分を過ぎたと書いたのに、公式HPの地図ではまだ半分まで来ていないようにも見える。だが、元気でトレーニングにも励んでいるようで頼もしい。 さて、明日は約9ヶ月ぶりに整形外科を訪ねる。改めて医療用のインソールを作り直すためだ。本当は晴れてくれたら嬉しいのだが、天気はどうも「いまいち」のようだ。
2009.08.10
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つい最近話題になった一つが裁判員制度が始まったこと。多分司法制度改革の一環で私は細部を知らないのだが、ある意味で国民に無理を強いる点が多いように思う。司法制度の改革に、何故国民まで巻き込む必要があるのか。裁判官の数が少ないのであれば数を増やせばよいし、制度に問題があるのであれば司法界の中で改革すれば済む話だと思うのだが。 今回の裁判は裁判員制度のスタートに合わせて、さほど難しくないケースを選んだとも聞く。裁判員候補者は当初が70数名で、実際に裁判所に出向いたのがうち40数名。この中から正式の裁判員数名と、いざと言う場合のための補欠員が数名。かなりの数の国民が1回の裁判のために動員された。決して影響は少なくないと思う。 裁判の内容等については一生涯秘密を保持すること。当然ではあるが、これも大変な苦痛だ。また裁判員本人の姿と音声は公表されないとばかり思っていたら、画像と音声を切り離して公表されたし、彼らの職業も報道で知った。今回の新制度発足で検察側も映像でのアピールなどを採択したようだし、難解な法律用語が分かりやすい言葉に置き換えられて改善されたように見えるが、それだけ手間と経費がかかるようになっただけの話ではないか。 一方驚いたのが芸能人の薬物汚染の実態。矢田亜紀子の元夫で俳優の押尾学や、高宗某と酒井法子夫妻の相次ぐ逮捕劇。これを連日報道するマスコミ。ここ数日ですっかり芸能づいた私だった。亡くなった女性と一緒に合成麻薬MDMAを服用したとされる押尾学の言動にはあきれ果てたし、芸能界の薬物汚染と常識の無さがここまでのものとは知らなかった。 一方、覚せい剤使用の容疑者の夫高宗某の逮捕に立ち会ったのりピーが、まさか麻薬を使用していた張本人だったとは意外だった。悲劇の芸能人として同情される身から一転、犯罪の容疑者へ凋落してしまった。清純で知的なイメージの彼女は麻薬撲滅キャンペーンの映画にも出演していたと言うから、さすがに本人もこれはまずいと逃げたのかも知れない。 現在彼女が取り調べを受けている警視庁湾岸署には、大勢のファンからの抗議の電話が鳴りっ放しの由。これにも首を傾げる。人気者の芸能人だろうが何だろうが、犯罪は犯罪。最近は大学生や家庭の主婦にまで薬物汚染が広がっているみたい。それだけ安易に薬物が手に入る時代になったとは、考えれば実に恐ろしいことだ。薬物の怖さは、一旦中毒になればなかなか泥沼から這い出せないこと。そこが背後に潜んでいる暴力団の付け目かも知れない。 世の中の甘い誘惑に誘われないようにしたい。苦しい場合は真剣に悩むことも人生に必要な道程だと思う。華やかさの陰に、どす黒いものがうごめいているのが芸能界の実態。今度の事件でそう考えるのは短慮だと思いたいがどうか。さて、2組の芸能人夫妻の今後は一体どうなるのだろう。
2009.08.09
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4時。小雨が降ってる。東北楽天の公式HPを見ても試合中止の案内はない。5時、まだ小雨。やはり楽天のHPに試合中止の文字はない。こんな天気でも決行するということだろう。今日はずぶ濡れになることを覚悟し、自転車でKスタへ向かう。弁当は近所のスーパーで買った。いつものようにカツどん弁当だ。ただ違っているのは豚が鶏肉になって値段が下がったことか。 今日は8月7日金曜日。子供達が夏休みに入って久しい。前日からは仙台七夕も始まった。直前にはオリックスに3連勝しての地元への凱旋。そして楽天は田中、日ハムはダルビッシュが先発予定。この好カードをファンが見逃すはずはない。前売り券はほとんど売れたとも聞いた。それだけ人気の試合であれば、少々の雨くらいでは試合を中止することはないのかも知れない。 Kスタのスタンドは、既にかなりのファンで埋まっていた。レフトの自由席にようやく空席を見つける。座席は雨で濡れ、足元には大きな水溜り。何とか座る態勢を作り、クレムゾンレッドのポンチョを被る。約2ヶ月間勝ち星のない田中と、相手は難敵ダルビッシュ。さて今夜の試合はどうなるのか。 立ち上がり、田中の制球は思わしくない。だが慎重な投球で1回表を乗り切った。そして2回表。小谷野の2塁打と金子のライト前ヒットで早々に1点を奪われた。やはり今夜も駄目か。そんな懸念を他所に、田中は一人静かに闘志を燃やしていたようだ。3回裏の楽天の攻撃。フォアボールと盗塁で2塁に立った小坂を、打率1位の鉄平がセンター前タイムリーで返し同点。4回裏は主砲山崎の意地の一打とリックの併殺崩れで2点を追加した。 3点を取られ、逆転されても粘るダルビッシュの投球。田中と対戦した過去の2戦とも、負けたことがない自信の表れだろうか。だが実際は雨でマウンドが緩み、フィールド内に発生した大量の羽ムシに苦しんでいたようだ。7回表日ハムの攻撃が終わり、数ヶ月ぶりに解禁されたジェット風船を飛ばそうとした矢先、土砂降りの雨で37分間に亘って試合が中断する。 シューズはずぶ濡れだし、半ズボンも濡れて気持ちが悪い。だが、2人の先発投手は中断中も気持ちを切らすことがなかった。ダルビッシュは審判団にいつでも行けるとアピールしていた由。再開後、2人とも8回まで投げ続けた。そしてヒットを10本打たれながらも気持ちを切らさなかった田中が、5本しか打たれていないダルビッシュに初めて勝った。 10時過ぎ、雨の中の勝利者インタビューでの田中の言葉は、決して浮ついていなかった。彼の口から出て来たのは、長い間勝てなくてファンや球団に心配をかけた反省の言葉だった。前の打者鉄平が敬遠され勝負の相手とされた山崎も、インタビューではその時の怒りを静かに語った。確かにあれは、40歳を過ぎたベテラン打者の意地の一振りだった。 雨による中断時、大勢の客が帰った。それらの多くは、きっと子供連れの客、雨具を用意していない客、遠方から来た客だったのだろう。それでも応援を続けたファンは、最後に高らかに球団応援歌を歌って勝利を祝った。5回裏終了時に上がった花火。Kスタから吐き出されたファンには、あの余韻を楽しむかのような表情があった。一方、宿舎に向かうバスから見えた日ハムの選手達の、沈んだ表情が印象的だった。
2009.08.08
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< 走友達の話 > 古川のK彦さんはブログを読み、私が7月に石巻から気仙沼まで単独走したことを知っていた。彼も何かの集まりの際、古川から私が泊まった志津川まで50kmを走って参加したそうだ。さすがはネーチャーラン2回連続完走の勇者だけある。K藤さんの予定は8月が「立山登山」のウォークの部、9月が「佐渡島一周」と「秋田内陸」とのこと。秋田を除けば私と一緒で、楽しみが増えた。 Y広さんはゴールまで残り7kmを歩いたものの初完走。2時15分に自宅を出発した72歳のD堂さんも、この日が初完走だった。2人とも9月の「秋田内陸」に向けて、良い練習になったのではないか。さて、私が大衡村のコンビニで休んでいる間に抜いて行ったのは、やはり仙台明走会の青年だった。そしてその後を追い駆けていたのが同じ走友会のM井会長達とのこと。 私の缶ビールが2本目になる頃、若い女性ランナーが次々に大広間に入って来る。初めて顔を見る人ばかり。全員仙台明走会のメンバーとのこと。それも走り出してまだ日が浅いとの話に驚く。良くそれだけの経験で長距離練習に参加したことに、正直驚きを禁じえなかった。M仙人が良く冷えたワインを茶碗に注いで届けてくれた。それを一息に飲んだ私は、どうも暫くの間眠ってしまったようだ。 その間にも自己紹介が続いており、やがて眠りから目覚めた私も簡単な話をした。そして頃合を見てミスターXにシューズの件を切り出した。「他の人にもずいぶん言われたんだよなあ」。明らかに不満そうな彼の顔。とも角、今日私が履いて来たシューズを後で確認してもらうことにした。売店でカップヌードルを買うついでに下駄箱からシューズを取り出し、大広間の前に運ぶ。 後でミスターXに見せると、自分のシューズではないと断言。ふ~む。となるとこのシューズの持ち主は一体誰なのだろう。そして医療用インソールが入った私のシューズは誰が履いて行ったのだろう。いよいよ懇親会はお開きになり、私はお土産センターへ地産の野菜を買いに行った。1袋100円のシシトウと300円のマイタケだが、きっと妻が喜ぶはず。 帰路はM仙人の運転する車に乗せてもらった。来年夏の単独走として予定している「釜石~遠野~北上」コースの計画を車中で話すと、M仙人はコースの中ほどにある「仙人トンネル」のことを教えてくれた。トンネルの標高はかなり高く、古くかつ狭いトンネルであることなどだ。それは地図を見て予想した通りのイメージで、挑戦する気持ちが一層増した。 さらに仙人いわく。先日10名の死者を出した大雪山系のトムラウシ岳には、仙人の山仲間が、同じツーリストのガイドに引率されて翌日登山したのだとか。雨が酷かったために急遽ガイドが予定を変更し、早めに避難小屋に入った由。それで体温の低下を防げたようだ。そして天候が好転した翌日、彼らのパーティーは無事下山出来た由。ガイドの判断力が生死を分けたことになる。 あの涼しかった恒例のマラニックから、早1週間が経とうとしている。M仙人からは「トランスエゾ」へ向けて、今朝出発するとのメールが届いた。間もなく70歳になるM仙人が、自由走を含めて北海道の大地を600km以上走ろうとする偉大なる挑戦に、心からの拍手を送りたい。そして彼より数段若い我々も、負けてばかりはいられないと思うのだ。<完>
2009.08.07
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< ゴールと温泉とビール > 「Yちゃんはどうだった?」。Kさんに尋ねる。「前のコンビニまで一緒だったよ。後は一人で行くからと言って」と彼女。そうか。今回初めてゴールまで走りたいと話していたYちゃんが、とうとう加美町まで来たか。あそこからだと残り12kmくらいだろうか。「ミスターXにシューズのこと話してみたよ」とKさん。「でもあの日どんなシューズを履いてたかも覚えてないし、あれ以降そのシューズを履いてないみたい」。 う~む。ミスターXは無頓着なのか、それともシューズをたくさん持っているため全く気にしてないのか。「そうか。大いに見込みがあるかもね」。その言葉を待ってたかのようにKさんはスパートしてゴールへ向かった。よ~し、ついて行けるだけついてゆこう。私もその後を追った。一度は追いついたものの、やがて彼女の背中は見る見る小さくなった。 旧小野田町の街中は道路がクランク状態になっている。国道347号線をどこまでも行くとやがて鍋越峠で山形県に入る。戦国時代、伊達と争っていた最上氏の侵入を防ぐため、わざわざ道路を「カギ型」にし、曲がり角にはお寺を配置したのだろう。やがて街から離れると道路の温度標示が23度になっていた。涼しい風が心地良い。 ゴールまで2km地点。国道の左脇に「薬師の湯」の大きな看板がついに見えた。疲労困憊だった昨年はそこからずっと歩いたのだが、今年はゆっくりとでも走れるのが嬉しい。直線で500mほど先を走っているKさんの姿が見えた。鳴瀬川に架かる橋を渡ると、そこからは長い登り坂になる。 そこも歩かずに走る。と、急に空が明るくなって太陽が顔を出した。ゴールまで500m。ついに薬師の湯到着。誰かが温泉の前で手を振っている。目を凝らすとK藤さんとK村さんのコンビ。こちらも手を振り返す。10時50分ゴール。7時間50分のマラニックは無事終了した。どうやら彼女達は車で来て、ゴールから逆走したようだ。後で聞いたらK藤さんは「立山登山」のウォークの部に当選したが、K村さんの方は落選だったとか。きっと制限時間が厳しく人気の高いマラニックの部から、ウォークに切り替えたランナーが増えたせいだと思う。 受付でチェックし、荷物をもらってから温泉に向かう。昨年は体を洗っている最中に大きな痙攣が何度も起きて、10分ほど必死に堪えていた。肩や首まで固まったのには驚いたものだ。それが今年は疲労感がさほどなく、涼しかったためか何の心配もなく温泉に浸かれた。まずバブルジェット。次に露天風呂。そして最後に水風呂。大汗をかいて水分を失っているため長湯は禁物。そして冷たい水をゴクンと飲み干す。 大広間に行くとK彦さんら古川グループが既にビールを飲んでいる。それを横目に見ながらお茶を2杯。ここでも先ずはじっくりと水分補給に努めた。それから缶ビールを買いに行った。リュックからお握り、ミックスおつまみ、魚肉ソーセージ、キュウリの漬物などを出してY田さん、I藤さんにも勧める。 M井さんが大きな「おつまみセット」を袋ごと皆にくれた。そして風邪薬を飲んだ後畳に横たわり、そのまま眠ってしまった。相当体調が悪かったのだろう。そして「夜叉が池」完走の疲れも出たのだと思う。U海事務局長が不参加の今回は、なかなか約束の12時までに大広間に選手が集まらない。懇親会の前に勝手に飲み出す連中ばかりだ。まあ、それも自由な雰囲気で楽しいのだが。<続く>
2009.08.06
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< 去年は苦汁、今年はビールを > 一休みしているY田さんを尻目に先行する。田圃の脇で放尿中、Y田さんが抜いて行く。2本のペットボトルを1本にまとめて追走。追いついて話しながらのランとなる。「去年はこの辺で大変でしたね」と彼。昨年の「薬莱山とお足」は体調不良で、もう少し先のエードではめまいに苦しめられた。その後も嚥下障害が起きたり、ゴール後の大痙攣と散々な目に遭った。その時傍に居た一人が彼だった。 昨年の苦戦の原因は疲労。7月の中旬に体感温度40度の猛暑の中を3日間かけ、沖縄本島西海岸単独縦断を果たした。何度か軽い熱中症に罹る苦戦だった。その後7月の下旬から残業が始まり10月の中旬まで延々と重労働が続いた。その激務の最中に走ったのがこの「薬莱山」。ゴール後はビールを飲むことも出来ず、部屋で横たわっていたのだ。 あれにくらべれば今年は楽。もっとも去年9月の「立山登山マラニック」で左足を故障してから、スピードは一気に落ちた。元々偏平足で低いアーチだったのが、去年の無理が祟って左足のアーチがほとんどなくなり、足に過度の負担をかけるのだ。それを保護するために作ったインソールが入ったシューズを、6月の「エンジョグinみちのく」で誰かが間違って履いて帰った。今年は昨年ほどの疲労がない代わり足に弱点が出来た。 振り返ると七つ森、泉ヶ岳、北泉ヶ岳、船形山が青々とした田圃の彼方に見える。どうやら少し天気が回復したようだ。そこで彼に尋ねる。「今年の稲は大丈夫かな?」。農家の長男でもある彼が答える。「これは典型的な冷害のパターンですよ」。そうか。稲にとって開花期の今が、高温と日照が欲しい時期なのだ。「つい最近引っ越したんです。社宅も出なくちゃいけなくなって」。稲だけでなく、会社の体制もかなり厳しいようだ。 魔の一本道がようやく終わり、待望のコンビニに飛び込む。私は「あずきバー」を買い、彼はトイレに寄ってから、チューブ入りのアイスを買って来た。2人でアイスを食べながらのラン。「途中の道が真っ直ぐになりましたね」とY田さん。「そうだっけ?」と私。でも、そう言われて見ればいつも迷いそうになる変則5差路が、今年は迷わずに真っ直ぐ来れた。あれは道路の改良工事のお陰だったのか。 間もなくゴールのある旧小野田町(現加美町)へ入り、鳴瀬川に架かる旭橋を渡る。国道347号線の角にあるコンビニで休憩。私は迷わずに350mlの缶ビールを買った。彼は再びアイスを食べていたが私の手元を見、慌てて缶ビールを買いに戻った。ゴックンゴックン。冷たい缶ビールが実に美味い。昨年苦汁を飲んだ同じ場所で、今年はビールを飲める幸せ。幸福感に浸っているその時、Kさんが凄いスピードで走って来た。まさか彼女が背後に迫っていたとは。<続く>
2009.08.05
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< 田圃の中の一本道とエード車 > 吉田川の小さな橋を渡る。私のインソールを作ってくれた義肢製作所は、その山奥にあると聞いた。もし再度作ってもらうとなれば、車のない私には大変な苦労になる。間もなく大衡村。大柳で国道4号線に別れ、国道457号線(羽後街道)へ入る。いつもならこの分岐点にいるエード車がいない。スタートしてから4時間以上経ち、30km近く走ったはず。2時に朝食を摂ったので、そろそろエネルギーを補充する必要がある。 道路の右手にあるコンビニに入り、先ずトイレを済ませ、ペットボトルに水を補給。ここで買ったのはお握り。早速店頭に座って食べる。その時背の高いランナーが前方に走り去る姿が見えた。若い人のようだ。きっと仙台明走会の若者だろう。そしてその後から男女の2人連れ。思わず声を掛けたが、離れていたため聞こえなかったようだ。大至急お握りを食べて後を追ったが私のスピードではとても追い着かない。 ここ大衡村の工業団地には、自動車工業関連の工場が愛知県から移転して来るとか。きっと静かな農村地帯もこれから大きく様変わりするのだろう。沓掛川の小さな橋を渡り、坂道を登ると色麻町。ここには自衛隊の王城寺原演習場があり、昨年までは沖縄在留の米軍が訓練をしていた。その空砲の音が今日は聞こえて来ない。 自販機に寄りミネラルウォーターを買う。ここで小休止。これまでのペットボトルには、アスリートソルトとヴァーム粉末を入れ、ミネラルウォーターには塩を混入。2本のボトルを手に持って走るのは邪魔くさいのだが、間もなく左折して加美町方面に向かうと、コンビにはおろか自販機のない田圃の中の一本道が8kmほど続く。そこが例年暑さと渇水に苦しむ場所なのだ。 間もなく羽後街道を左折し、直ぐに加美広域農道へと右折。いよいよ一本道の始まりだ。例年太陽熱と戦うこの道が、今日は低温の曇り空でとても助かる。それに疲れや足の痛みもさほど感じないのが嬉しい。誰かが後ろから追って来たようだ。きっとY田さんのはず。気にせずに前へ前へと進む。田圃では穂が出始めた稲もあるようだ。今年の稲の出来はどうなのだろう。 やがて前方に車。M仙人のエード車だ。だが手を振ってる人がもう一人。近づくとM井さんだった。「どうしたの?」と尋ねると、「急遽撮影班になりました」と彼。顔色がとても青く、調子が悪そう。やはり風邪で体調が優れずにエードを手伝うことにした由。その彼曰く。「ミスターXにシューズのことを話しましたよ」。あれまあ、当の本人が言う前に話してくれたとは。これも走友としての心配の表れだと解釈。インソールの帰還がいよいよ現実のものになるか。 M仙人お手製のキュウリの一夜漬けをいただく。冷えたトマトも美味しい。ランナーが欲する食べ物を提供してくれるのも、彼自身がランナーで何を食べたいか熟知しているせいだ。ここで追い着いたY田さんに、キュウリの半分を手渡す。朝スタート直後に寄ったコンビニでは牛丼を食べたと彼。やはりランナーは食べないと走れない宿命なのだ。<続く>
2009.08.04
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< 他人と比べない走り > スタートして間もなくY田さんの姿が消えた。どうもコンビニへ寄ったようだ。街のど真ん中にある田圃まで来た時、急に尿意。「たんぼに肥料を上げるから」。そう言って仲間には先行してもらった。一仕事を終えて仲間を追走。この道は私の通勤経路だから信号の場所とかは良く知っている。早めに道路の向かい側に渡り、1.5kmほど先の信号で合流。 まだ4kmも来ていないのに、汗かきの私の頭からは既に大量の汗。だがランパン、ランシャツでリュックも背負わなくて良いマラニックは楽なものだ。五橋付近でYちゃんと握手し、先行する。今日Yちゃんはどこまで行けるか。そしてお葬式で来れなかったEちゃんがもし参加していたら、どこまで行けたか。折角長距離練習の機会だったのに残念だったと思う。 未明の都会をひた走る私。でもスピードはさほど出ていないはず。車の通らない信号は無視。そして大都会の路上で眠っているサラリーマン風の人。前夜の金曜日から飲んでいたのだろう。北四番丁の手前では高校生が自転車を脇において、道路に横たわっていた。こちらは徹夜で勉強したのか。 北仙台を過ぎ、泉中央を過ぎた辺りから足が草臥れて来た。スピード練習も、長距離練習もしていないからだ。それに医療用インソール無しでのランニングは、傷めている左足にはとても大きなショックになり、無理が出来ないこともある。今日はあくまでも「ちんたら走法」に徹するのが大事。 高速道路への地下道を潜り富谷町へ入って間もなく、手にした飲み物がなくなった。M脇書店の自販機で555ml入りのスポーツドリンクを購入。このボトルが結構後で役に立った。直後ひたひたと迫る足音。O川さん、I藤さん、S田さんのご主人の3人連れだった。「今日は調子が悪いの?」とO川さん。「こんなもんだよ」と私。昨年まで5回走った中でこんな場所で抜かれたことがなかったのだが、練習量豊富な彼らの方がより速くスタミナがあるのが道理。 だが3人に抜かれたことで、草臥れた足でも彼らを追おうと言う気持ちになれた。と、目の前に宮城UMCのオレンジの帽子とランニングシャツを着た人影を発見。近づくとアーリースタートしたD堂さんだった。「何時に出たんですか」と尋ねると「2時15分くらいだったかな」との返事。72歳のランナーが55km先のゴールを目指して、そんな時間帯から走り始めることには頭が下がる思いだ。 田圃の脇に咲くクズの花を横目に、さらに3人連れを追走。後ろからはS田さんの奥様が迫って来ているようだ。富谷町の中ほどで、仙台鉄人会のF田さんの車が停車中。そこが最初のエードだった。ようやく3人連れに追い着く。S田さんの奥様も追い着いて給水。間もなく引き返す予定の夫妻はそこから先行した。I藤さんの話だと、S田さんはGPSを持って走ってる由。25km地点で正確に折り返すS田さん夫妻の科学的な練習には感心させられた。 給水で生き返ったところで再スタート。3人で走り出したものの、O川さんとI藤さんのスピードに付いて行くのは無理と判断。他人と比べても駄目。自分の状況を一番知っているのは自分。ここはマイペースで行くしかない。富谷町二ノ関周辺でS田夫妻は仙台へ引き返した。そして大和町へ入った辺りで後ろから声。振り返るとバンダナを巻いたF田会長が手を振っていた。どうもそこから仙台へ引き返す様子。彼も往復で50kmを越えるはず。一緒にゴールすることは出来なくても、走友の熱い思いを感じることは可能だ。<続く>
2009.08.03
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< 2つの気になること > 前夜寝たのは8時半ごろだろうか。確か7回まで楽天は田中の好投で1対0で勝っていた。だが翌朝早い私は、試合の結果を気にしながらも眠りに就いた。目覚ましは1時45分にセットした。走友会の出発時間は3時。逆算するとそのくらいでもギリギリ間に合うはず。それにも関わらず私が目覚めたのは1時20分。長年のウルトラマラソンでの経験が、きっとそんな時間に私を起こしたのだと思う。 早速トイレを済ませ、朝食の準備。55kmもの道のりを走るためには、先ずエネルギー源となる食事をしっかり摂る必要がある。前日のうちにスーパーで買った助六寿司を冷蔵庫から取り出す。インスタントの味噌汁用にお湯を沸かし、野菜とさつま揚げの煮物をチンする。ほかにおかずはキュウリの酢の物、キュウリの漬物、魚肉ソーセージ1本、納豆。納豆はたれを付けずにおかずとして食べる。そして食後にはいつも通りカスピ海ヨーグルトも。 故障がちな左足の底部には念のためにテーピングし、股の付け根にワセリンを刷り込む。リュックは小さいものにした。今回のマラニックから、宴会のつまみは自分で用意することになった。お世話役の方に極力負担をかけないためだ。私が準備したのはミックスおつまみ、キュウリの漬物、魚肉ソーセージだった。 小さめのポシェットには、ヴァーム粉末、アミノバイタルの粉末、塩、アスリートソルト、クリーム味の「もみじ饅頭」、サングラス、そして現金2630円入りのビニール袋を入れた。そしてこの日のシューズは、6月の「エンジョグinみちのく」で私のシューズと入れ替わって置かれていたものを履くことにした。もしかしたら、今日の参加者の中に間違えた人がいるかも知れないと思ってのことだ。 あの時間違えて私のシューズを履いて行った人は、日ごろインターネットを見ておらず、しかも間違えたことに気づきそうもない人だろう。そんな人の具体的なイメージが、ここ数日で思い浮かんで来た。ミスターX。その人も今回参加すると知って、私の期待は膨らんだ。もしかして私の大切な医療用インソールが帰って来るかも知れない。 2時20分。自転車で自宅を出発。幸い愛犬は静かに見送ってくれた。暗い真夜中の道は妙に肌寒い。2時35分、集合場所の体育館に到着。まだ誰も来ていない。駐輪場に自転車を置き、コンビニでお握り3個と野菜ジュースを買う。これもゴール後の宴会用だ。 最初に現れたのがKさん。「エンジョグinみちのく」の代表世話人である彼女は、男性の参加者に完走証を送る時、無くなった私のシューズのことを一言書き添えてくれた由。あの後、6箇所の掲示板に「捜査願い」を書き込んだが、今日まで何の反応もなかった。あのインソールが無いと9月に走る予定の「佐渡島一周」ではかなり足にダメージを受ける可能性がある。 私はKさんにミスターXのことを話して見た。ひょっとしたらその可能性はあると彼女。少しは期待が持てるかも知れない。実は今日履いて来たシューズをその人に渡し、帰りに履くサンダルまでリュックの中に入れていた。三々五々、走友が集まって来る。72歳と今日のメンバーでは一番高齢のD堂さんは、アーリースタートで既に走り出しているとのこと。遅れて迷惑を掛けないための気遣いだ。 先日走った「石巻~気仙沼単独走」の完走記を読んだとO川さん。その背中にはハイドレーションパックが背負われている。これは走りながら給水出来るもので、ランナーズの特売品を買った由。今日は2kgの水を背負ってのラン。9月の「佐渡島一周」に向けて、長距離の練習を重ねていると言う真面目な彼の性格が良く現れた今日のいでたちだった。 M井さんは風邪気味とのこと。先日「夜叉が池」を無事完走したのだが、会社の飲み会の後、そのまま寝て体調を崩した由。ひょっとしたら今日はゴール出来ないかも知れないと、長袖シャツに着替える彼。どうも風が冷たく感じられるようだ。Y田さんとは「いわて銀河」以来の再会。10月の「東山温泉もみじマラソン」50kmの部にエントリーしたことを話すと、彼もつい数日前にエントリーを済ませた由。 頭にバンダナを巻いたF田会長は仕事があるため、今日は途中から引き返すとのこと。I藤さんはいつも通りのニコニコ顔で、調子は良さそうだ。Y広さんは今日は何とかしてゴールへ着きたいと言う。「いわて銀河」では72km地点でリタイヤしたものの、今やウルトラへの情熱が沸々と湧き上がっているのだろう。 そして今日のサポート役のM仙人。私たちのために車で伴走し、給水と給食を担当してくれる。もちろん荷物も預かってくれるため、私たちは身軽に走ることが出来る。ありがたいことだ。最後に闇夜からS田夫妻が登場。急遽参加を決意して、ここへ来たとか。ただし、所要があるため片道25kmのところから引き返す由。ご夫妻とは7月の「サクランボ狩り」以来の再会だった。 記念写真撮影後、2時58分30秒にスタート。ゴールは標高553mの薬莱山(やくらいさん)中腹にある薬師の湯。我が走友会の場合は55kmになるが、そこまで12時までに到着するのが宮城UMC(ウルトラマラソン・チャレンジクラブ)の約束ごと。だからスタート場所と時間を決める走友会もあれば、各自の自宅からそのまま走って来るランナーもいるのだ。夜風がひんやりとして気持ちが良い。だが、残念だったのが昨夜の楽天の試合結果。どうもあの後逆転負けをしたようだ。う~む。<続く>
2009.08.02
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今日は朝の1時20分に目が覚め、トイレと朝食を済ませてマラニックの準備。こんな風に起きて直ぐにトイレが出来たり、ご飯を食べられるのがウルトラマラソンの秘訣なんですよ。(笑)2時20分自宅を出発して集合場所の体育館に着いたのが2時35分。まだ誰も来てませんでした。(笑) そこで近所のコンビニで食料と飲み物を調達。三々五々仲間が集まって来、3時ちょっと前にスタート。今日は最高気温が23度だし朝から曇りなので、走るには一層良いコンディションでした。10時50分、55km先にある高原の温泉に到着。7時間50分の「ちんたら走」でした。 早速お風呂に入った後、自然発生的に大宴会。ウルトラ仲間の集まりである宮城UMCの楽しいひと時でした。今日は簡単な報告に止め、マラニックの詳細については明日改めて書こうと思います。悪しからず。
2009.08.01
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