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<三峡ダムの危機> 三峡ダム 半月ほど前から中国の三峡ダムに注目していた。三峡ダムは中国の長江(揚子江)中流域にある世界一大きな水力発電ダム。こともあろうに、このダムが崩壊する恐れがあると言うのだ。最初はそんな馬鹿なと思った。だがyoutubeには幾つもの動画が溢れていた。日本人の投稿、中国人制作の緊迫した投稿、そしてアメリカの報道社制作のもの。それがいずれも鬼気迫る内容。これはただ事ではない。 上空からの写真 投稿動画の中には、同ダムを上空から撮った写真がある。その堰堤が歪んでいると言う。確かに、真っ直ぐではなくくにゃくにゃと曲がっているように見える。これは2年前からで、強列な水圧に耐え兼ねて変形したもので、決壊するのは時間の問題と言う。最初、中国政府はそれに反論していた。ダムの歪みは計算されたもので、弾力性の故と言うのだ。それが歪を認め、やがて危険性まで認め始めた。 三峡ダムは大型の「重力式コンクリートダム」。つまり大量のコンクリートで水圧に耐えるもので、本来ならダムの内側は垂直。ところが工事当初から「ひび」が80か所もあった由。原因は地盤の脆弱さに加えて、コンクリートの品質が悪く、鉄筋も不足していた由。中国の学者の中には、この地に大型のダムを建設するのは無謀と、6回も反対した良識ある研究者もいたが、政府は無視して強行した模様。 1993年に着工し、完成は2009年。一説によればダム建設は政府首脳の私服を肥やすためで、結果はどうでも良い由。予算を削られた工事業者は、当然手抜きする。同じ理由で中国が建設したウズベキスタンやラオスのダムも決壊している。江沢民らは三峡ダムの竣工式にも出なかった由。関係者と思われるのを避けた由。「大紀元」は中国系の人のための米国の通信社だが、世界各国に支社があり各国語で報道されている。その内容がかなり詳細。同社のyoutubeもあった。 三峡地区は複数のプレートが地下でせめぎ合っており、活断層も付近にある由。巨大なダムの水圧による負荷がかかり、土砂崩れや地震が発生する。また巨大ダムから大量の水蒸気が発生して雨雲を形成、始終雨が降る由。6月は連続3週間以上雨が降り続いた。梅雨前線の停滞も大きい。三峡ダムの上流にある小規模のダムが100以上決壊したと言われ、濁流や土砂が三峡ダムに押し寄せた。 危険が迫ったためダムは下流の都市には無断で放水を始めた。下流では水害が多発していたが、放水も加わり200万人近くが被災した模様。もし三峡ダムが決壊したら、直下の人口400万人の宜昌市、新型コレラ発症の武漢市、南京市、河口の上海市まで約6億人が被害を受け、中国の総生産力の4割、農作物の半分が壊滅する恐れがある由。なお上海とその周辺には日本はじめ外国企業が千社以上進出している。 上海の繁栄 空母遼寧 また中国軍の予備軍も被害を免れないと言われる。ダムは当初1万年水害に耐えると言われ、それが千年、百年、20年と徐々に縮まり、最近では治水能力は不明、「ブラックスワン」つまり予期せぬ出来事の発生もあると変化。ついに決壊の可能性を政府が認めたのだ。中国の土木科学者王維洛氏(ドイツ在住)は、ダム下流の住民は至急避難すべきと言うが、6億人もの避難先はない。 中国は長年その機密を隠し、軍備増強を図って来た。さて三峡ダムが決壊すれば、東シナ海や日本海の生態系が変わると言われる。決して他人事ではないのだ。 さて日本の報道社が報道しない理由は何か。国交回復以前の協定で中国を敵視しないこと、悪く書かないことなどが、中国に支局を置く条件だったためだ。唯一これに反発したのが産経新聞社。左派の知識人も、中国を批判せず自国の首脳を攻撃し続けて来た。 沖縄はさらに酷く、県知事が北京を訪問して媚を売る始末。さて、三峡ダムの決壊はいつか。世界への影響も大きく、引き続き本件に注目する所以。昨日「ミヤネ屋」が初めて取り上げ、今日はNHKが中国の水害を報道。ことの重大さに、どうやら国内でも気づき始めたようだ。
2020.06.30
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~「全員集合!!」~ いかがでしたか、皆さん。何の説明もしませんでしたが、ここは私が時々行く園芸店です。特売の野菜や野菜の苗を買うのですが、実はここにはたくさんの花が並んでいます。この園芸店は2か所に大型の温室を持っていて、花を生産しているのです。だから花が本来の仕事で、野菜の苗はついで。そして野菜は近所の農家が生産した物を預かっているだけなんですよ。今回はプロが育てたたくさんの花々を、少し大きめの写真も交えて楽しんでいただきました。 最後は花好きなお宅の玄関先の風景です。プロの園芸店にはない優しい雰囲気が漂っていますね。これはこれで非常に楽しいです。いかにも花が大好きで、花に癒されているのが分かります。さて、明日は何の花にしようかな。写真を載せられない6月28日のメンテは終わったけど。<続く>
2020.06.29
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<花と俳句> 苧環(おだまき) 自分が撮った花を漠然と並べるだけなのはどうかと、今回は花の写真に俳句を添えることを思いが至った。例の実験精神である。だがそれには困難さも付きまとう。全ての花が季語ではないためだ。そして上の苧環は春の季語。ところが俳句の世界ではもう夏。理由は旧暦のため季節がずれているのだ。そして外国から来た花や、新たな栽培種などは季語に入っていない。 ならばどうするか。花以外の季語にすれば良いだけの話。頭をひねるのはボケ防止に有効だし、何より俳句の勉強になる。幸い時間はたっぷりあるので、後はどれだけ俳句の世界に没頭出来るかだけだ。では暫し花と俳句の世界にお付き合いあれ。 ヒマラヤの青いケシ 先日北海道のブロ友たくちゃんさんのブログを拝見したら、ヒマラヤ産の青いケシの花の写真が載っていた。以前三重のブロ友さんがヒマラヤへトレッキングに行った際に写真を撮り、ブログに載せた。それが青いケシを見た最初の出来事だった。噂には聞いていたものの、あまりの衝撃に声も出なかった。今回は2度目。何とかそれを題材にして句が詠めないか。暫し悪戦苦闘した私だった。 ヒマラヤの芥子の青きと出逢ふかな ヒマラヤの峠幾度翠き芥子 *いくたび *あおき チェリセージ 梅雨半ばカモメさながらチェリセージ アジサイ アジサイには「七変化」とか「四葩」(よひら)と言う呼び名がある。いずれも俳句の世界でのことだ。だが私はそんな気障(きざ)な言葉は使いたくない。「言葉」も当然大事だが、一番は内容だ。そこで「紫陽花」と言うありきたりの呼び名を使うことにした。 紫陽花の夢の通い路巨星墜つ *おつ *「巨星」は志村けんさん 紫陽花の変はりゆく彩数えけり *いろ 紫陽花や新聞すべて読み終へし ヒナゲシ ヒナゲシ(雛罌粟)は夏の季語で、虞美人草(ギビジンソウ)の別名がある。こちらも夏の季語。虞美人は中国の希代の英雄項羽の愛妾で美人の誉れ高かった。略して虞姫(ぐき)。 雛罌粟や田の水嵩もほど良くて *きずかさ 陽は昇り虞美人草の萎れけり *しおれ ハマナス 浜茄子や虞姫の裳裾もかくあらむ *ハマナス *ぐき *もすそ 浜茄子や美しき女みな逝きぬ *ひと ハマナスは夏の季語。海岸などに咲くバラ科の植物で、秋に赤い実が生りそれが「梨}に似ていることから、浜梨としたがそれが訛って「ハマナス」となった由。 バラ 薔薇散りて閑けさ戻る垣根かな 薔薇(バラ)は夏の季語。他の季節にも咲くため、秋の薔薇とか、冬薔薇(ふゆそうび)とか言い方を変えると、その季節の季語となる。 テッセン テッセンは蔓が鉄線のように見えたことからの命名。鉄線、鉄線花は夏の季語。鉄線の改良品種であるクレマチスも夏の季語になっている。私はカタカナを使わず敢えて漢字にして詠んだ。 鉄線花母の形見の博多帯 鉄線や躾厳しき祖母の貌 *しつけ *かお 鉄線や逝きたる祖母の佇まひ *ゆき *たたずまい 鉄線花祖母の形見の紺絣 *こんがすり 俳句に詠まれたことが全て真実とは限らない。句に託して物語を作る、つまりストーリー性を持たせるのも「あり」で。芭蕉はその天才でもあった。それが俳句文学とも言えようか。ただし、正岡子規は徹底した写生を重んじ、そのホトトギス派の主張がその後の俳壇の主流となった。ただし今日では現代俳句や時事俳句など、表現の幅が広がっている。 擬宝珠(ギボシ)の花 生真面目な故人なりしか花擬宝珠 ギボシの花はあまり面白みを感じない。地味で目立たない花だ。まるでその花のような生き方をした故人だったのだろうか。そんな気持ちを句にした。なお、「擬宝珠」とだけだと橋の欄干の「飾り」と間違える。そこで俳句の世界では「花」を頭につけて「花擬宝珠」とする。間違い安い花の名にも通用する約束事だ。例えば「花八手」これはヤツデの花。「八手」のままだと農作業などで使う道具。 タチアオイ(立葵) 立葵怒りをいかに鎮むべき *しずむ=鎮める 黄昏て母の呼ぶ聲立葵 *こえ *たそがれ <ノウゼンカズラ(凌霄花)> 咲いて落ち落ちては咲ける凌霄花 *のうぜんか 凌霄花終戦遠のく令和かな 凌霄花戦後遠のく令和の代 サルスベリ(百日紅) 百日紅終日妹背負ひけり *ひねもす=一日中 *せおい 背負ひたる妹重し百日紅 背負ひたる子の憎らしさ百日紅 ノウゼンカズ(凌霄花)、タチアオイ(立葵)、サルスベリ(百日紅)のいずれも盛夏の頃の代表的な花で、夏の季語である。稚拙な実験俳句に最後までお付き合いいただきどうもありがとうございました。<シリーズ続く>
2020.06.28
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<ブログは表現の実験室> 何の説明もしない。花の色も大きさも揃えず、名前すら書かない。そう言えば枚数すら数えなかった。それでも見れば花だと分かるし、どれもみな美しいとも感じるはずだ。これらの花は全て5月半ばから撮り貯めて来たものばかり。いつどう使おうと思いながら、わが日常些事ばかり書いてるうちに出番を失ったのだ。ここ数日、それらをどんな風に日の目を見せようかとばかり考えていた。 私は自分が良いと思って撮った写真は出来るだけ使い、何らかの舞台に上げてスポットライトを浴びさせてやりたい。このシリーズはそんな趣旨で始めた。読者の方々はご存知の花を探すのも良いし、彩の変化を楽しむのも良い。さて、私は時たまこんな実験をする。ブログこそ最大の表現の場と信じるからだ。わがブログの読者にも、そのことに気づいていただけたら嬉しい。<続く>
2020.06.27
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~掘り出し物を探しに~ その日は朝からこんな服装になったのだった。半袖シャツは100kmマラソンの参加賞。ハーフパンツは前日「父の日用」に買ったばかり。当然同系統色のシャツがあるのを意識していた。暑い夏は半袖シャツと半ズボンに限る。汗かきでとても暑がりの私には、これが望ましい出で立ちなのだ。そして自転車に乗って颯爽と出かけた。そして偶然だが、電動アシスト付き自転車も同じこの色。私は緑色が大好き。 向かったのは5km先の園芸店。だが花はざっと眺めただけで済ませ、私がじっくり探したのは安い苗と掘り出し物の野菜だった。なぜかと言えば、売れ残った野菜の苗を多分安く売ってると踏んだためで、その中にもしもゴーヤがあれば買おうと思っていたのだ。果たしてあるかどうか。キュウリやナスは簡単に見つかったが、探していたゴーヤがなかなか見つからない。 散々探した挙句、見つかりましたよこのヒョロヒョロしたのが。きっと相当長い間売れないでいたんだろうねえ。その間にすっかり蔓が伸び切った憐れな姿。おうおう、待っとれ待っとれ。俺が買ってやるからな。そう言って買い物かごに入れたのだった。でもそれも正直な気持ち。好きな物を買うと言うよりは、売れずに残っている苗を自分が救ってやろうと言う思いなのだ。 次に買い物かごに入れたのが3本の長ナス。これも売れ残っているうちに栄養不足になったのか、ヒョロヒョロだ。こんなのを買って植えても果たして花が咲くのか。花が咲かなければ実は生らない。まあこれも俺が救済してやろうと、馬鹿な想いに取りつかれたのだ。 次に選んだのがツルムラサキ。これは「売れ残り」ではなく新品。でも畑には同じように葉を摘んで食べ、ヌルヌルした食感の「雲南百薬」があるので、無理に買うこともないのだが、植える場所があれば植えて楽しもうと言う「遊び心」からのお買い上げ。 次に野菜のコーナーに。カリフラワーは見切り品。キュウリは「少々難あり」のお徳用。トマトだけは普通の良い品物。これらを持ってレジに出す。その時一緒に出したのがポイントカードと、3月の誕生月に届いた「ハガキ」。ハガキには3回分のプレゼントが印刷され、その日は2回目で200円の値引きだった。以上の品を全部合わせて600円でお釣りが来た。 半額だからゴーヤが75円でナスが1本39円とは激安。ツルムラサキ1本98円。大きなカリフラワーが100円。曲がりキュウリが7本で218円。トマトが1個98円。そして全体で200円引き。やっぱり遠出して正解だった。苗を植えるのは翌朝にし、夕方は買ったキュウリとキャベツで漬物を作った。「塩昆布」を混ぜて揉んだのだが、美味しく完成。実に安上がりな暮らしだ。ワハハ。
2020.06.26
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~マックス爺の俳句論~ 俳句を詠むと言う行為は芸術活動、つまり創造だ。自由で柔軟な発想が必要とされるように思う。空にはばたく鳥のように、自由な心で「ことば」を紡げたらどれだけ気持ち良いことか。自由自在に言葉を選び、それを組み合わせて一つの作品を生み出す。純粋かつ無限の行為のように思える。 その一方、自分を縛る何者かが存在する。俳句は十七音で構成される「世界で最も短い詩」。それだけに幾つかの約束事がある。曰く「季語」。曰く「切れ字」。曰く「古語」かつ文語体での表現。季語も切れ字も一つであることが原則。そして「上五」、「中七」、「下五」で構成され、その内容にも若干の約束事がある。面倒と言えば極めて面倒な文学なのだ。 俳句教室に通い出してから今年で3年目。講師からは俳句の歴史や約束事や常識めいたことを何度も聞いた。それで理解した積りになっても、俳句は奥の深い文学で、十七音(17文字ではない)と短いながら、「余韻」を重視する文学でもある。だから理解しがたい部分があるのも確か。それは日本の四季の移ろいであり、日本語の美しさと「言霊」の神秘性とも言えようか。 受講生は年配者が多く、中には80歳を超えた人もいる。人生経験はきっと講師にひけを取らないだろう。それなりに自分の俳句論を持ち、一家言もある。講師は地方紙の俳句欄に載る作品が詠めるように指導したいと言うが、私にはまったくその気はない。地方紙に載ることにさほどの意義を見いだせず、それよりも自分が納得出来る作品が詠めたら満足だ。最近の習作を以下に載せたい。 笹舟や白雨峰より荒磯へと *はくう=夕立 *ありそ=岩場の多い海岸 笹舟を海まで流す白雨かな 夕立風蔵王見へざる侘び住まひ *ゆだちかぜ *わびずまい 寓居あり蔵王隠しし夕立風 *ぐうきょ=仮住まい 夕立風たちまち蔵王隠れけり それらの作品は言って見れば虚構で、実体験ではない。笹舟、白雨、荒磯、夕立風、蔵王、寓居などいわば「絵」になる言葉を「見繕って」選び、それらを17音に入れ込んだに過ぎない。多分講師の「受け」は良いかも知れないが、自分としては大いに不満足なのである。本当にこんな句が、自分が詠みたい句なのか。自分が理想とする句なのかと悩みは尽きない。そこで「反逆の」の句lを詠んだ。 反逆の狼煙密かに卯月尽 *のろし *ひそか *うづきじん=旧6月の末 反逆の十七音や卯月尽 *じゅうしちおん=俳句のこと 焦げ飯も馳走となさむ土用入り いわば講師が理想とする俳句への反逆である。美しいばかりが俳句なのかと言う本音を詠んだ。焦げ飯の句はむしろ川柳に近く、人の行為の滑稽味を詠んだもの。無論これが自分の理想形ではなく、「こんなのも面白いんじゃないの」と言う感じだ。この後も幾つか俳句を詠み、その中から提出句を吟味したい。願わくば無心になって私なりの秀句が詠めるのを期待している。
2020.06.25
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~自分へのご褒美~ 俳句教室の友人であるKさんの家の前を通ると、愛車の姿が見えない。どうやら外出中のようだ。買い物か、それとも釣りか。塀越しに庭を見ると一番北側にズッキーニの苗が見えた。もうかなり大きいが実はない。きっとこれから黄色い花が咲き、その後に太めのキュウリのような実が生る。私も一度だけ栽培したことがあったが、結構場所を取るためそれきり止めた。でもあの食感は独特だよね。 家に着き、リュックから荷物を出す。上が「父の日」用に買ったハーフパンツ(左)とポロシャツ(右)。ハーフパンツはサニーグリーンと黒の2種類。ポロシャツはいずれも黒だが1枚は生地が薄くて1枚は少し厚め。いずれもポリエステルの中国製で、速乾性のもの。シャツはMサイズだがパンツはLサイズにした。その方が余裕があるからだ。手持ちのポロシャツやTシャツとの組み合わせが楽しみだ。 少し落ち着いてから、今度は自転車でHCへ。買い物は特売の蚊取り線香が目当てだったが、ジャンボの特大サイズは本数も多い。おいおい、俺はこの後何回夏を迎えるんだよ。そんなに大きなサイズでも、多くなくても良いんだよ。結局普通サイズで34巻きのを買った。そして夏向きの花を、寄せ植え用に。帰宅後早速植木鉢に花を植えて水やりし、郵便受けの下に置く。郵便屋さん、新聞屋さんご苦労様。 お昼は冷やし中華で簡単に済ませ、午後からは料理を。1品目はナスや新タマネギを中心にした野菜と練り製品の煮物。2品目は買って来たばかりのズッキーニとベーコンの炒め物。油はオリーブオイルを使い、塩、コショウ、レモン酢。それにマヨネーズを加えてみた。試食していないが、果たして一体どんな味になるか。 これがフライパンの中のズッキーニ。火は通ったはずだがどうか。さて今夜(6月19日)から今シーズンのプロ野球が開幕予定。オリックスとの初戦はわが東北楽天が終盤に大量得点して初勝利を飾った。第2戦のデーゲームは6回表まで1対1の同点。このまま連勝して欲しいものだが。どうなるか。結果はご存知の通り2連勝。開幕カードは2勝1敗の勝ち越しでした。6月23日(火)が地元での初戦は対日ハム戦。勢いに乗ってくれれば良いのだが。 その夜は、一日早い「父の日」を助六寿司(左)などで祝った。そして3時のおやつにはマーラーカオ(中国の蒸し菓子=右)。ズッキーニの炒め物は案外美味しかった。さて、健康であってこその老後。後何年か頑張って暮らしたいものだ。一人で祝う父の日も乙なもの。全てに感謝だ。では読者の皆様も、コロナに負けずお元気で。6月23日現在、まだ10万円は振り込まれてなかった。なぜなの
2020.06.24
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~「父の日」のために~ 雨が降る恐れがあるので傘を持った。花を撮影しようとデジカメも持った。そして何百mか歩いた後で、あることに気づいた。何と「マスク」を忘れていた。1人暮らしのため、家でマスクはしない。その癖で、すっかり失念してるのだ。そのまま家には戻らずに遠回りをし、主に紫陽花を撮影。自宅近辺だと限られるが、少し離れれば結構色んな品種や色のものに出会える。 パプリカ 行ったのは近所の生協。新聞の折り込み広告に「父の日」特集が出ていたのを思い出したのだ。半袖のポロシャツと出来たら半ズボンを買いたかった。暑くなるこれからの必需品。両方持ってはいるが、特に半ズボンの方は古びて、すっかりゴムが駄目になった。先日苦労してゴムを入れたが、予備が欲しいし新しいのだとさらに嬉しい。爺さんでもお洒落はしたいのだ。それに出来たら小芋いや恋もね。 店外に露店が出ていた。ほとんどが100円の自家製野菜。思い切ってズッキーニを2本買った。店内だと消費税がかかるが、出店の方は消費税なし。しかも自由に好きな物を選べる。そこで太くて長いのを2本選んだ。そしてレジ袋は無料。来月からは有料とのこと。帰路はA沼公園経由で帰った。先日カルガモの雛が「遭難」した近辺だ。久しぶりだが、さて一体どんな風に変わったか。 A沼には水草が生い茂って、すっかり緑色だった。キバナショウブは咲き終わり、柳が鬱蒼と茂っていた。木橋の工事は全く進まず、何となく間の抜けた景色が横たわっている。行き会った小父さんが「子供がいる」と一言。少年は池のずっと向こう岸。変だなあと思ったら、カルガモの雛のことだったようだ。子供は人間の子で、鳥の子供なら「ヒナ」と言うのだがなあ。 菱(ヒシ)の葉が茂る沼の中央部に、親のカルガモの後ろから数羽の雛が追いかける姿。誰かそれを撮影していた。「雨が降ると雛が流されるんだよなあ」と私が言うと、「今日辺りは危ないね」と返事。先日「遭難」した雛は、その後親鳥と一緒にZ川に行った由。沼から流れ出す川が、下流でZ川に合流しているのだ。そうか無事だったか。それは良かったが、大雨が降ればまた流される恐れがある。<続く> 軽鴨の親子浮かべし菱の沼 *ひし
2020.06.23
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~イラつく男~ 何故だかその人はやけに苛立っていた。4か月ぶりに開かれた俳句教室。私は意気揚々と出かけた。例のコロナ対策で、教室の机の配置は以前とは異なり、講師の前に透明なプラスチックの幕がぶら下がっていた。だが講師の様子がおかしい。今年から入った新人は2人。講師は自分の作品を印刷したプリントを配り、長々と話を始めた。もう何度も聞いた自慢話と自分の信念。新人には珍しいだろうが、度々聞かされて来た旧年度からの我々には「また始まったか」とうんざりだ。 講師は今年で80歳。ガンにもなっていつ死んでもおかしくないとのこと。そして自分の考えに反対の人はいつ辞めても良いと言う。馬鹿な男だ。自分が主催する俳句の同人ならそれでも良いが、俳句教室は市の地区センターの企画なのだ。嫌なら辞めろとは非常識で言語道断。それで5年前にも受講生と大喧嘩した由。その日、私は講師から散々嫌味を言われガッカリして帰宅。何なのだろうなあ一体。 恐らく老化のなせる業なのだろう。同じことを繰り返す。話があらぬ方向に飛ぶ。時間の配分が不安定。結局来月の兼題も出さないまま終わった。きっと怒り狂ってそんなことすら忘れてしまったのだろう。自分の気持ちをコントロール出来ない老講師。さてそれでも今後彼から学ぶことがあるだろうか。それともじっと我慢して、自分なりに自習するか。まあ月に1回仲間と会え、刺激にはなるが。 万願寺唐辛子 翌朝起きると、庭と畑が濡れていた。夜中に雨が降ったのだ。畑に出ると萎れていたナスとキュウリの苗が、元気になっていた。どうやら根付いたようだ。無理な移植を反省し、朝夕水を撒いたことも幸いしたのだろう。そして万願寺唐辛子が3個ほど生っていた。嬉しいなあ。きっとナスも実が生ると思う。花が咲いてるのを無理やり移植したが、何とか生き返ってくれた。 ついでに雲南百薬の葉を30枚ほど摘んだ。今年の初物だ。この苗は今年で7年目になる古老。冬の間もずっと土に埋めたまま。土寄せしただけで春まで頑張ってくれた。本当に強いアンデス原産の健康野菜。別名「岡ワカメ」と言い、ぬるぬるした食感もまた健康には良さそう。早速茹で、夕食のテーブルに載る予定。あんな老講師に腹を立てても無駄。自分は自分の人生哲学を会得すれば良いだけの話。 物のついでに梅干しの漬かり具合を確かめた。漬け始めてから1週間は経った経ったはず。3個の重石を退けると、少し萎んだ梅の実が姿を現した。梅酢が上がって来てる。少し舐めたがさほどしょっぱくはない。そこで再び庭に出て梅の実を15個ほど採り、少し塩を加えて一緒に漬けた。合計で70個ほど。今年は見事な青梅が実って嬉しい。これも自分の健康を守る必需品。ゴーヤとヘチマも楽しみだ。 喜びついでにモップをかけた。そろそろ集金に来るはず。その前に使っておこう。1階のフローリング全部と和室の畳表を拭き終え、次に1階の窓の外側とサッシ、玄関と勝手口のドア、風呂場のルーバーを拭き掃除。モップはすっかり汚れた。何とその日の夕方には係の人がやって来た。約束の日の1日前。やっぱりやっておいて良かった。それから意気揚々とリュックを背負って出かけた爺だった。<続く>
2020.06.22
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~懐かしき地名、人名と風景~ TVのニュースを聞いて「あれ?」と思った。汚染物質が検出された川の名が「ダクジャク」。その瞬間沖縄だと分かった。そして字は「大工廻」大工が沖縄の言葉で「だく」で廻は本来「迫」(さこ)とも知っていた。さこが「じゃく」に変化し、字も間違えたのだ。 本来の「だいくさこ」が「だくじゃく」に変化した。発音の変化、と言葉(文字)の変化の双方だ。 沖縄の地名や人名は不思議なのが多いが、元来の日本語が沖縄風に変化したことが分かる。沖縄の原型は日本にあり、断じて中国ではないのだが、「内地」の人も沖縄の人もあまり知らない。さて米軍基地内の小川が比謝川に合流する。河口付近には比謝橋があった。琉球王朝時代は石橋だった由。私は原付で沖縄本島を走り回り市町村の地図を丹念に見ており、島内のことは案外詳しい。もう30年も前の話だが。 北陸本線「越後筒石」地下駅 俳優の火野正平がサイクリングしながら旅を続ける番組がある。先日JR北陸本線の「越後筒石」が出た。珍しい地下駅だが私は石川県勤務の時に、列車内から見て驚いたものだ。当時は北陸新幹線はなく、「ほくほく線」で近道して北陸本線に乗り継いだ。その地上に出た上越市の柿崎区は「えちごくびき野」マラソンの92km地点くらいのはず。さて筒石が地下駅なのは、天下の難所「親不知」の海岸だからだ。 同じ番組で佐渡島の「赤泊」と言う集落も出た。今は全島が佐渡市だが合併前は幾つかの市町村に別れ、赤泊は島の左下に近い。ここは柏崎市からの連絡船が着く港があり、私はアイスクリームを買って食べた記憶がある。「佐渡島一周」206kmレースに3回出て、地図を見ただけで地形や景色、集落名などを思い出す。佐渡島一周を走った仲間が3人ガンで死んでいる。2晩寝ずに走った怖いコースだった。 伊豆大島「月の砂漠」 後ろの山は活火山の三原山。 兄の告別式で一緒だった姪の旦那さんが火山学専攻と知り、どこの火山に行ったか聞いたら伊豆大島とのこと。つまり三原山だ。なら「月の砂漠」を知ってるかと聞いたら、彼も行った由。私は「伊豆大島ウルトラマラソン」で走り、そこもコースの一部だった。走友のT田さんもエントリーしていてレース中に何度か出会い、翌日は港で缶ビールをご馳走になった。今は良い思い出だ。 一青窈の出身地 あることから一青(ひとと)姓の由来をネットで調べた。母親が石川県中能登町の一青出身で、それが姓の由来だ。平安時代に藤原氏の荘園があった土地柄とのこと。私は石川勤務の時にマウンテンバイクで能登半島方面に旅し、たまたま2日目の帰路、その町を通っている。隣町が日本で一番古い「お握り」が出土した鹿島町。気多大社に寄ったが、主目的は縄文時代の真脇遺跡の見学。往復160kmの旅だった。 沖縄県大宜味村喜如嘉集落 芭蕉布の糸を採る芭蕉 私はランニングを始めて40年。47都道府県全部を走った。それとは別に旅行や会議などでも訪ねている。だからそれぞれの府県ごとに思い出がある。加えて地名大好き、人名大好き人間のため、その名を聞いただけで大体どの辺かが分かる。TVで地名や人名を聞くと、懐かしくその景色に見入るのが常だ。大宜味(おおぎみ)村喜如嘉(きじょか)は美しい集落だった。4年がかりで沖縄本島を1人で一周した。450kmはあったろうか。まだ若かった60代の素晴らしい冒険だった。 何日か前。久しぶりに走った。兄の告別式などで寝不足と高温の日が続いて体調は今一だった。だがその朝は湿度も低く、これなら走れると感じた。それで「腹出しシャツ」を着て家を飛び出した。「自粛太り」の醜い腹だが、これも不摂生の為せるわざ。実際は1kgも増えてないのだが、運動不足がありあり。帰宅後は水シャワーし、着たものを全て手洗い。やはりランニングは気持ち良い。たとえ遅くともね。
2020.06.21
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~マイブーム~ 暑くなると、やはり冷たいものが飲みたくなるなあ。そこで食糧買い出しの際に忘れてならないのがこの2つ。1つはあるメーカーのブラックコーヒーで、950mlで80円の大安売り。右の白いのは地元弱小メーカーの低脂肪乳で1L125円のお値打ち品。これを最低でも2本ずつ。多い時は3本ずつ買って自転車に積む。相当な重さだが転ばないように乗るのもボケ防止の訓練。相当危険だけどね。 暑くなるとやっぱり冷やし中華だ。そこで血眼で安い麺類を探す。これは2個で100円の「喜多方冷やし中華」麺はシコシコでまあまあ美味しい。3個入りで180円の地元産のもある、そちらはしょうゆ味と、味噌クルミ味。味噌も良いのだがタレが少ないのが難点。かくして、買い物は「合戦」そのものの日常行事。こうしてコロナ禍にもしぶとく生き抜くマックス爺なのであった。 さてこれが先日畑から抜いた新玉ネギ。通常のものは裏庭で一時干し、乾燥が済んだら物置小屋で保管する。上のものは「トウ」が立ったのを切った図。一見きれいに見えるが、中に堅い芯(右)が2本入っており、これは食べられない。そして外側の皮も堅くなっている。これをスライスして冷やし中華の残り汁に漬けたり、ピクルス用の酢に漬け込むと美味しい一品になり、血液もサラサラに。 インゲンの花 先日スーパーで「オリーブオイル」を買った。これを少量ペットボトルに入れ、酢、塩、コショウなどを入れてシャッフルすれば、立派な「ドレッシングオイル」に早変わり。だから高価なドレッシングなど不要。これからは庭のシソの葉を刻んでかけるのもまた一興。掃除機は月1回か2回で、後はレンタルの化学モップで済ますのもマックス流手抜きの術なのであ~る。 検針員の人が電気のメーターを検針し、そのお知らせを入れて行った。6月分の請求額は4400円弱。それに対して売電額は12300円弱。差し引き7900円ほど浮いた計算。わが家は屋根の上でソーラー発電をしてオール電化。水道料、下水料を払ってもまだお釣りが来る計算だ。元手もかかったがほぼ回収した感じ。後1年半で購入単価が激減するが、それでも役立つことに感謝だ。 6月14日(日)。梅雨の晴れ間の暑い日。バケツを持って梅の根元に近寄った。そろそろ青梅のもぎ時と判断。1個ずつ確認して虫食いなどがない美しく大きめの青梅をバケツに入れた。水道水で洗い、1個ずつタオルで拭く。数えると54個あった。 木にはその倍は残っているが、自分1人が1年間食べるだけならこれで十分。容器、漬物石を洗い、早速漬け込みを開始した。塩の量は適当。もう何年間も作っていると、目分量で十分。1週間後には梅酢が上がるはず。梅干し作りは梅雨の時期の楽しみの一つだ。
2020.06.20
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~梅雨の合間に~ ナス 久しぶりにまとまった雨が降りそうなので、その前に畑仕事をした。ネットの整備や苗の植え替えなどだ。翌朝、喜び勇んで窓を開け、庭と畑の湿り具合を確認した。おうおう、十分ぼどの雨、これで2日ほどは水やりしないで済むはずだ。だが、庭に出て前日移植した苗を観て愕然、すっかり萎れていたのだ。やはりあれだけ乾燥した中での移植は無理だったのか。せめてもう少し元気を取り戻してくれたら良いのだが。 トマト だが、後悔はすまい。自分では大丈夫だと思い、出来る限りの手は尽くした。多分根の張り具合と、連日の猛暑で苗が移植に耐えられなかったのが原因。一応判断ミスとして置こう。そこで萎れたキュウリの苗の近くに、新たに種を蒔いた。折角ネットまで張ったのだから、このまま引き下がるのは悔しい。自分なりに最大限の努力をし、後は野菜の生命力を信じたい。 朝食もそこそこに自転車で山の上の内科に向かった。その朝の「エール」は可笑しかった。死んだ「音」のお父さんが頭に三角頭巾をつけて現れた。いくら撮影済みのシーンが残り少ないとは言え、あれじゃ朝ドラのイメージを損なうよな。まるで喜劇。幸い病院はとても空いていて、私は血糖値を測るため採血室に入り、4番目に診察を受け、最近の体調を話し、「血圧手帳」を差し出した。 今、小規模の医院はどこも経営が厳しいとドクター。コロナ感染を恐れるあまり、患者が診察に来ないのだとか。それに学校が再開されたせいで子供たちも病院へ来なくなった。街の店や飲み屋に客が来ないのと全く同じ。ただしスーパーだけは、どこも客足が絶えない。やはり生きるために食料の確保は不可欠。薬局で薬を受け取り、坂を下って帰途に就いた。 その途中小さなスーパーに寄って買い物。1個100円の夏ミカンとグレープフルーツ。小粒の見切り品だが、私はこれで十分。血圧降下剤とグレープフルーツの併用は禁止となっているが、ドクターはあまり気にするなと。薬剤師の説明では少し強めに効いて血圧が下がり過ぎることがある由。豆大福、アイス最中なども買って帰宅し、早速アイス最中を食べる。頑張った自分へのちょっとしたご褒美だ。 さて今週買った「刺身」はマグロとクロダイの2種類。パックには刺身と書いてないが、活きの良さを見込んで刺身になると判断。帰宅後出刃で刺身用に下ろす。3日分をそれぞれ皿に盛り、残りは冷凍室へ。1回分150円の刺身は身がプリプリして美味しかった。クロダイは大阪や四国では「チヌ」、沖縄では「チン」と呼ぶ高級魚。焼いても煮ても美味い。刺身はなかなかの味と食感だった。どうやら私の判断は正しかったようだ。 ヤナギガレイ ヤナギバガレイが確か3枚で200円だったはず。それに塩を振って一夜干しにしたのだが、翌朝ビックリ。夜分の雨で表面が濡れていた。その前にも冷凍と自然解凍を繰り返して活きが悪くなり、焼くとはらわたが魚焼き機の受け皿を汚した。やはりもっと早く処理し、念のためはらわたを抜いておくべきと反省。それでも焼いて食べた。戦後の食糧不足の頃は、残った骨にお湯をかけ、スープにして飲んだものだ。貧しさや空腹を嫌と言うほど味わった貴重な体験だった。 そしてこちらは冷蔵庫の中で変色した生シイタケ。2パック買ったのは2週間前。使う予定がないまま冷蔵庫に保管。パッキングがきちんとされているので大丈夫と高を括っていたら、徐々に変色が進んだ。そこで開けると、少しブヨブヨした部分も。そこでザルに開けて、天日干しした。すると余分な水分が飛び、色も薄らいだ。これならOK。タマネギ、豆腐と一緒に味噌汁に。やはり捨てないで良かった。これからの季節は腐敗との戦い。冷蔵庫に入れたからとと言っても安心は出来ない。
2020.06.19
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~わたしが気になったニュースなど~ 何日か前のニュースで、カルガモの雛が下水道に入り込んで出られなくなってると聞いた。仙台市内の話だ。ひょっとしてと思って聞いていたのだが、しばらくた経つとさらに詳細が分かって来た。どうやらカルガモの親子が散歩に出てるうち、ヒナが下水に落ちて出られなくなった模様。さすがに親鳥の方は飛べるので簡単に道路に上がれるのだが、雛はまだ羽が生えそろっておらず、親鳥とはぐれたようだ。 私がひょっとしてと思ったのは、近所の沼で何年か前に同じようなことが起きたからだった。大雨で雛が沼から川に流され、しばらく戻れなくなったことがあった。沼と川には大きな落差があり、羽が弱い雛は2か月ほど下流の川で暮らしていた。と、さらに詳細が判明し、やはり近所のA沼のカルガモだと分かった。常に30羽ほど沼に棲み着いているカルガモたち。こんな騒動がまさかニュースになるとはねえ。結局カルガモの雛たちは消防署員によって救出され、母鳥と共に沼に帰った。めでたしめでたし。 仙台市が近く、市内の小中学校の生徒全員に対して、リモート教育用の端末を支給するのだとか。例の「新型コロナウイルス騒動」で暫く登校禁止措置が取られた。新入生は入学式すら行われず、学習の遅滞が心配されていた。きっとそのため急遽補正予算を組んだのだろう。自治体の財政状態が子供の教育に格差をもたらしてはいけないのは分かる。だが、と私は思った。 授業再開となれば、当然子供たちは学校へ通学して学ぶことになる。ところが教室内が暑過ぎるのだ。特に最近の気温上昇で、仙台ですら熱中症が起きやすくなっている。だがまだ教室内にクーラーが設置されてない学校が多いのだ。至急手配して工事するようだが、この夏全校に設置するのは無理のようで、扇風機や家庭用クーラーを借り受ける由。子供たちにとってさらなる受難の年になりそうだ。 ニュースを聞いて驚いた。ある洋服のチェーン店が、国税局の査察を受けて納税の仕切り直しをする由。近所にあるチェーン店の一つが、先日新聞にちらしを入れていた。その広告が驚くべき内容で、「お願いです。ぜひ〇〇で買ってくださいと」全品値引きの案内。よほど行こうとしたが止めた。ムダ金は一銭もない。ここはガマンだ。今回の「コロナ自粛」全国の会社や企業が倒産の危機に陥っているのだと実感した「事件」だった。頑張ってほしいなあ。日本経済。そして多くの日本国民たち。 竣工予想図 古代の陸奥国府だった多賀城の南門が、4年後の再建に向けて近く工事が始まる由。まだあの「東日本大震災」から10年も経ってない。そして新型コロナ騒動による経済活動の減退も深刻だ。そんな中での再現は古代史ファンとしては大いに喜ぶべきことなのだが、国家財政や地方財政が厳しい折だけに、何とも不思議な気持ちであるのも事実。長年の悲願の建物を、何とかこの目で確かめたいものだ。 少し前、大河ドラマが終わった時、「放送は今回で終了」のメッセージが画面に出てビックリ。コロナ騒動で撮影の撮り貯めた分がなくなるとのニュースは聞いていたが、いよいよ現実のものになるとショックが大きかった。ただ今月末から撮影を再開するとも聞き、少し安どしている。明智光秀と言う武将の人間像に魅せられた前半だった。何とかこのドラマの結末を知りたいものだ。 朝ドラ「エール」も事情は同様で、撮り貯めた分はほとんど放送し尽くした。作曲家古関裕而の生きざまと家族との交流を興味深く観て来た前半。あまり流行歌には興味ないが、商業高校卒の新人の奮闘と深い家族愛に心惹かれた。こちらも前途多難だが、何とか最後まで全力を尽くして撮影・放送されることを願っている。 ドラマ「大化の改新」 コロナ騒動でTV局が番組作りに苦心してるのが良く分かった。そして最近観た「再放送」は数え切れないほど。中には2度3度と観た番組も。そんな中で先日たまたまNHKの歴史ドラマ「大化の改新」を観て驚いた。本格的な内容で、後半を部分的にしか観なかったことを後悔。確か2004年頃の作品と聞いたが、NHKにしか出来ない贅沢な内容。いやはや勿体ない。何とかもう一度観たいものだ。 さてお立合い。昨日の朝4時ころ、仙台の上空を白いゴム風船のような物体が飛んでると大騒ぎになった由。写真でははっきり見えないが、白い物体の下には十字形のアンテナ様のものと2基のエンジンが付いていたとか。警察や気象台に問い合わせが続出したが不明。高度は1500mほど。まさか韓国国内から北朝鮮にビラを飛ばした風船じゃないか。左はネットで検索。右はTVの画面を私が撮影したもの。まあ未確認飛行物体だから、「UFO」と言うことにはなるのだが。
2020.06.18
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~わが家の家庭菜園奮闘記~ ある日の午前中、空からポツリポツリと降り出した。待望の雨だ。これは良い。大至急畑仕事をしよう。私は大喜びで庭へ出た。先ずは南の畑のタマネギを全部抜こう。そして少しでも長く干して乾燥させよう。そうすれば結構長持ちし、上手く行けば年末まで買わずに済むはず。まだ茎が枯れてはいないが、このまま梅雨に入ると乾燥させる時間がなくなる。ここらがそのリミットと見たのだ。 こんな見事な大玉の新玉ネギが70個も獲れたろうか。中にはトウが立って堅くなったのもあったが、それも無駄にせず食べる積り。早速硬化プラスチックの箱に入れて、台所の裏に干した。そこがわが家では風通しが良くかつ雨が当たらない唯一の場所。お日様が当たる場所も駄目。色が緑色になって味が辛く変化するからだ。 上左が今回切って捨てたタマネギの茎。若いうちに切って「ぬた」にして食べてみたが、味と食感が今一だった。食べられないことはないが、美味しい物でもなかった。上右は今回の作業で土の中から出て来たちびのジャガイモなど。そのまま放置すると来年芽が出て面倒なので、洗って食べる積り。自分が育てた野菜の命を無駄にしないのも、「農業者」の務めだと思っている。 <ナスの花(左)と雲南百薬の葉(右)> タマネギの畝を掘り返して発酵鶏糞などをすき込み、東の畑からナスの苗3本と、余ったキュウリの苗4本を移植。さらにゴーヤとヘチマのためのネットを張り、それをキュウリを移植した部分まで伸ばし、支柱を立てて補強した。出来るだけ日当たりの良い南の畑を有効活用するためと、秋冬野菜のためのスペースを確保するためでもある。雲南百薬の葉がそろそろ食べられるほどの大きさに育って来た。 オオキンケイギク 花壇に見慣れない花が咲いた。植えた覚えが全くない。そこで「キバナコスモスに似た花」でネット検索した。その結果、名前はオオキンケイギクで「特定外来植物」のようだ。有害かつ増えるため見つけたら種が実る前に抜くようにとあった。早速抜いてゴミ袋へ。しかしどこから飛んで来たのかが謎だ。春先に花壇を整備した際、種がほど良い位置に埋まったのだろう。まさに生命は不思議だ。
2020.06.17
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<新型コロナウイルスと世界の苦しみ> 今、世界は新型コロナウイルス感染症によって苦しみ、死者も40万人に迫る大きな被害を出しています。そこである雑誌で観た世界の映像を紹介したいと思います。これは著作権法違反に該当しますので詳しくは書けませんが、映像だけでもご覧になり関心を寄せていただけたら幸いです。責任はすべて筆者にあることを申し添えます。 「新型コロナウイルス感染症」は恐らく人類の疾病史にその名を刻んだ未曽有の難病であることは明白でしょう。未だ治療薬もワクチンも開発されておらず、それどころか第二波、第三波が世界を席券するおそれすらあります。どうぞ一日も早く治療薬やワクチンが開発され、この難病が収束に向かうことを願って、本日のブログの結びとします。人類の明日が明るいものになりますよう。
2020.06.16
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~マックス爺の随想~ 「東京アラート」が解除だそうだ。そしてほどなく第3ステージへ移行とも。おいおい、本当に大丈夫なんかい。まだ早いんじゃないかい。そう突っ込みたくもなる。何せ若い女性がホストクラブに入れ上げて、クラスター発生なんておかしいよ。世間がこれだけ慎重に行動して「自粛」に努めているのに、あまりにも無防備と言うか、認識不足と言おうか。自分が感染するだけじゃなく、人にも迷惑かけるんだよ。 プロ野球が動き出しそうだ。高校球児にも明かりが見えて来そうだ。各県での小規模の大会や、センバツに選ばれた高校を甲子園に招き、各自1試合だけ交流試合を催す由。またタイガースからは全国の球児に甲子園球場の土が入ったペンダントをプレゼントする由。そして東京オリンピックの簡素化と安全化が検討される由。少しずつ事態は動き出した感がある。また東京都知事選挙も近い。 アメリカ国内の中傷合戦が凄まじい。大統領選挙が近いから当然なのだろうが、共和、民主共に手段を選ばない感じで相手陣を攻撃している。しかし、現職大統領であるトランプさんも、前副大統領だったバイデンさんも共にセクハラで有名な御仁。それがあまり問題にされないのが、欧米国家の特徴。とても日本じゃ考えられない。バイデンさんなど、女性のスカートに手を突っ込んだと言うのになあ。 そのトランプさんだが、次のG7の際には韓国を招く意思を示した。文大郎朝はそれに応じると返事した模様。トランプさんは韓国に「踏み絵」を踏ませる積りなのだが、文氏は相変わらずの「コウモリ外交」。日本に対してはGSOMIAの破棄をチラつかせるなど、ダブルスタンダードそのもの。おまけに北のヒステリー妹からは、冷たくあしらわれて右往左往の蝋梅ぶりだ。しかしあの妹も異常人格だね。 先日の沖縄県会議員選挙で、県知事の与党が2議席減らしたものの、辛うじて過半数は維持した。野党の自民党は友党公明の明確な意思表示がなく、過半数に2議席足らなかった。それでも善戦と見たのか、それともコロナ収束を期して、このほど辺野古基地の埋め立て工事を再開した。中国艦船が火事場泥棒のように、尖閣周辺に出入りしている現況を、沖縄県民はどう見ているのだろう。とても不可解でならない。
2020.06.15
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~ごく些細な話~ 何日か前、南東北も梅雨入りし、残るのは北東北だけとなった。ほぼ例年通りの梅雨入り。これまでずっと雨が降らず、庭も畑もカラカラに乾燥していた。発芽したゴーヤが1株だったのも、きっとそのせいだ。そう思って1粒だけ残ったゴーヤの種を蒔き、水をかけた。種を蒔くための穴を掘ると、土が乾燥して固くなっていた。万願寺唐辛子の白くて小さな花が咲いた。こちらの苗には毎朝散水していた。 東の畑のジャガイモを掘った。茎が枯れていたため収穫時期であるのは分かっていたし、雨が降る前の方が作業しやすいため。前回同様に小さな芋がほとんどだが、中には中くらいのも混じっていた。小さな芋を圧力鍋で煮て、今回はポテトサラダを作った。ジャガイモ以外の具は、竹輪の切ったの、ニンジン、そしてキュウリ。中ぐらいの大きさのは物置へ収納。残るのは裏の畑のジャガイモだけだ。 梅雨入り宣言した日の最高気温は30度越え。日中に熱せられた室内は夜になってもまだ暑く、今年初めてクーラーを点けた。まだ体が暑さに慣れておらず、そのままでは熱中症になりかねないとの判断だった。もう一つの「初物」は蚊取り線香。日中窓を開けた時に蚊が入って来たのだ。私は蚊に食われやすい方。血液型もそうだが、きっとこの暑さで汗臭かったのだろう。蚊はその臭いに誘われてやって来たのだ。 残ったご飯で炒飯を作った。具は豚肉と冷凍のミックスベジタブル。これからの梅雨は食品が傷みやすい時期。それでご飯が危ないと思って炒飯にしたのだ。これなら火が通って大丈夫。野菜が高かった時期に何種類か冷凍食品を買っていた。その活用のためでもあった。今あるもので何が作れるか。それが自分が食べたいものか。そんなことを確認しながら、食品を無駄にしないよう工夫してる積り。 前回作ったナスの味噌炒めをほぼ食べ切ったので、また作った。今回のナスは不ぞろいの見切り品。量は十分あったが、あえてタマネギも刻んでいれた。味付けは適当で胡麻油も少し加えた。その方が風味が増す。私は暑い時期も食欲が衰えることはない。そのためにも、自家製の梅干しや海苔の佃煮なども少量添える。もちろん夕食時には焼酎の水割り1杯も約束事だ。 先日いただいた絹サヤをどう料理しようか考えて、結局卵とじにした。ラーメンの残り汁があったのでそれで煮、最後に卵2個を入れてとじた。これがなかなかの味。私はどんなものも無駄にはしない。ラーメンの残り汁が良い出汁になっていた。絹サヤを煮る前に「筋」を取ったのは言うまでもない。絹サヤもまた今年の初物。普通なら自分では買わない食品だ。 東の畑のキュウリ用のネットをずらした。そのためには端っこの支柱を一旦抜いて移動し、改めて固定する必要があった。苗が成長して、そのままでは伸びてもネットからはみ出る恐れがあったためだ。梅雨が本格的になれば、トマトには雨傘を差す予定。トマトは多くの水分を嫌うためで、根腐りの原因にもなる。たとえ狭い畑でも、始終観察を怠らず野菜の成長を見守る必要がある。収穫はその結果なのだ。
2020.06.14
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~コロナ禍の中で~ ボケの実 10万円の受給申請の手続きはとっくに終わった。だが実際に支給された比率はまだ少ないとのこと。「安倍のマスク」も届いたが、開いてもみない。現職時代の共済組合から届いたお知らせにはさしたる情報もなく、そのまま古新聞と一緒の袋に。そして同じく共済組合から今年度の年金の支給額のお知らせ。介護保険と後期高齢者医療保険分が控除され、年々支給額が減って行く。悲しいものだ。 いつもは週末に行く食料品の買い出しが月曜日になった。月曜の朝食は兄の葬儀後の会食で出たご飯とウナギを持ち帰ったので、それで済ませた。これからは一層厳しく財布を締める必要がある。大量に買った食料品に混じって、「苗」のコーナーで「沖縄ヘチマ」を買った。1株150円。本当はゴーヤが欲しかったのだが、売ってなかったのだ。でもヘチマは大好き。観賞用ではなく食用なのだ。 沖縄ヘチマの苗 ヘチマなど見たことが無い人が大半だろう。昔は生った実を腐らせ、スポンジ状にした。すると粗くて強い繊維だけが残り、体を洗う素材になった。茎を切って採取する「ヘチマ水」は美容液になり、痰を切るにも有効だったようだ。子規の句に 痰一斗糸瓜の水も間に合わず がある。 これが彼の時世の句。肺結核で苦しかった彼は、死ぬ前に糸瓜水を所望したが、残念ながら間に合わなかったとの意。 沖縄ヘチマ その糸瓜(へちま)を沖縄では食用にする。と言ってもまだ若い実のうちに収穫し、豚肉や豆腐などと一緒に炒めてから、出し汁で煮る。沖縄の言葉で「ナーベラー」。市場の花笠食堂で食べたが、とろみがあってとても美味しかった。 ゴーヤ(苦瓜)も青いパパイヤの実も、沖縄では重要な野菜で健康食品。プラスチックの鉢に刺してあった「札」の裏に調理法が書いてあったので、それを引き出しに入れておいた。果たして上手く収穫出来ると良いのだが。ゴーヤと共に成長そして収穫、さらに調理するのが楽しみだ。 ナスの味噌炒め 買って来た食材を使って早速料理。大量の野菜を使っての野菜炒めと、ナスの味噌炒め。野菜炒めには豚肉を、ナスの味噌炒めには鶏肉と鶏の皮も入れた。味付けは適当だが、幸い美味しく出来上がった。今回買った魚は鮭の切り身とホッケの干物。肉は特売の豚肉。カボチャのコロッケと、アジフライも買った。その他お徳用の野菜類。8千円分の食料で、この一週間を食いつなぐ。貧者の知恵比べだ。 茹で上がったジャガイモ 東の畑のジャガイモの茎が枯れたので、掘ってみた。土の中から出て来たのは可愛らしい豆粒のような小芋ばかり。今年植えた種芋「インカのめざめ」が小さかったので期待はしてなかったが、それにしても小粒過ぎる。丁寧に洗って早速圧力鍋で煮た」。まだ熱い芋の皮を手で剥いた。これだって貴重な食糧。一個たりとも無駄には出来ない。ポテトサラダにしようとしたが止めた。 肉じゃが 私が選んだメニューは「肉じゃが」。何だかそんなものが食べたくなったのだ。圧力鍋で煮た芋は、案外まだしっかりしていて、煮崩れはしなかった。味付けは適当。万事が適当で十分美味しい。それは自分の直感。言って見れば「ひらめき」だ。その自分の直感を信じ、素材を無駄にせずに使って全てを栄養にして自分の健康維持に努める。究極のボケ防止でもある。 頂き物の絹サヤ ある日の夕刻、同じ班のTさんから絹サヤをいただいた。お返しに大きめの新玉ねぎを3個差し上げる。わが家の新玉ねぎも人様に差し上げるばかりでまだわが家では食べてない。さて折角の絹サヤだ。新鮮で美味しいうちに戴こう。今年の初物が楽しみだ。この日はミニトマトの支柱を強化し、インゲンの支柱と結束した。これで益々頑丈になるはず。梅雨入りしたものの、なかなか雨が降らない。
2020.06.13
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~真実はどこに~ 韓国が揺れている。自称「従軍慰安婦」だったと言うお婆さんが、先刻国会議員になった慰安婦運動の指導者を糾弾しているのだ。曰く。その団体からは見舞金は受け取ってない、事情聴取もされてないと。つまり支援団体は慰安婦を出汁にして金集めに奔走し、しかも集まった募金を勝手に流用したのだ。ところが訴えた婆さんの証言は二転三転し、自分はハイヒールとワンピースをもらって台湾に行き、米兵に英語で話しかけられたとも。 昭和10年代の朝鮮でワンピースにハイヒールの娘がいる訳がない。それに台湾で英語で話しかけられるなどあり得ない。つまりこのお婆さんは「朝鮮戦争」当時米軍専用の慰安婦になっていたのだろう。だから英語だし、ワンピースにハイヒールなのだ。戦後米国の調査によれば、従軍慰安婦は高給の上比較的自由で、「客」を取らないこともあった。そして当時は貧乏な親に売られた娘が多かったそうだ。 韓国政府が息巻いている。日本が輸出品の厳重管理を促した3品目について、自国は改善したのに日本が協議に乗って来ないのはおかしいと再びWTOに提訴する由。大いにやったら良い。それにその背景にはアメリカが中国へのIC部品の輸出を禁じたことがある。その代用を韓国に求めたのだが、韓国も日本からチップ生産に不可欠な3資源が輸入出来ないと生産不能なのだ。自国で生産すると公言してたのになあ。 アメリカのABCニュースによれば、中国の武漢では昨年9月中旬から市内の2つの大病院の駐車場へ出入りする車両が異常に多かったことが、スパイ衛星の画像分析であきらかになった由。その頃から新型コロナの兆しが表れたのかと。そして日本の葬儀社によれば、昨年秋から年末にかけて、重篤な肺炎による死者が異常に増加したのだとか。その2つのことが果たして結びつくかは不明だが。 インドネシアが領有する南沙諸島の小島に港を整備した由。この周辺ではインドネシアの漁船が中国艦船に追い回されたり、暴力を振るわれるケースがありその対策のようだ。そして4年前中国に発注した新幹線建築工事に日本に参加してほしいと要請があった由。中国は受注したものの全く建設出来ず、途中で投げ出したのだ。しかも請け負ったのは日本側が行った地盤調査をパクってのもの。やっぱりなあ。 バンクシー作品 アメリカの警官による黒人殺害に端を発した騒動は、アメリカのみならずヨーロッパにも波及した。つまり「奴隷業者」の像、アメリカ大陸を発見したコロンブスの像、南北戦争で黒人を冷遇した南部軍の将軍の像などを片っ端から引き倒し、中には川に投げ入れられた像もあったほど。これを風刺画にしたのが例の街角芸術家のバンクシー。早速これを作品化した。だがこれだと頭の上に落ちるよねえ。 顔を破壊されたコロンブス像 黒人たちはアフリカ西岸から奴隷船に載せられ、船底に並べて寝せられ、5週間そのままの姿で西インド諸島の中継地まで運ばれた由。食事も排泄も寝たままの状態で、船は5往復すると捨てられたそうだ。汚くて掃除が出来なかったためだ。5分の1は航海中に死亡して海に捨てられた。北米などの黒人の祖先はたちは、そうして新大陸へとやって来た。一方ヨーロッパ列強はアフリカ各地に植民地を持った。
2020.06.12
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~茂る雑草と庭~ 黄金ヒバ 兄の通夜と葬儀が終わって、再び日常世界へと舞い戻った。とは言え、喪主を務めた義姉と違って、私はとても気楽な立場だった。姪の一人は列席したが、その姉の上の姪っ子は病気のため父の葬儀に列席出来なかった。その姪も50歳を越え、自らの人生と戦っている。残された私も例外ではなく、これからの余生にどんなことが待ち受けているのかは全く不明。その意味でも生も死も隣り合わせのようなものだ。 夏の通夜姪の一人は病にて 生も死も隣り合わせや五月闇 *さつきやみ 麩入りの葉 2日間着た礼服をハンガーに吊るしておいた。ワイシャツは他の汚れものと一緒に洗濯した。礼服をしまおうとして何だか良い香りがすることに気づいた。そこで匂いを嗅ぐと、線香のようだ。斎場の線香はきっと高級品なのだろう。その残り香が漂っていたのだ。黒いネクタイと共にハンガーに掛けて、ファスナーを下ろし、クローゼットに仕舞った。 残り香や夏の礼服仕舞ひたり 本当は仕舞ひけりとしたいのだが、そうなると「や」と「けり」と「切れ字」が二つになる。これは俳句の世界では厳禁。そこで「たり」とした。切れ字でもなく「けり」よりはかなり弱めになる。また季語がないため、「夏の礼服」とし、これで季節が分かる。 青胡桃 青胡桃通夜の礼服仕舞ひけり 青胡桃(あおくるみ)が夏の季語なので、夏の礼服とはしない。黒い礼服は当然だし、青胡桃の青と「黒」の二つの色が交錯するので不可と考えた。そこで通夜のとしたが、当然告別式にも着てるが、そこまで説明しない。この句の場合切れ字は一つなので、「けり」で強めの断定。礼服、黒いネクタイを仕舞って一区切りをつけた。 生と死は隣り合はせや青胡桃 死んだ兄と生き残った私。だが生も死も隣り合わせ。それが生物の宿命だ。そして夏の季語の青胡桃は生きているもののシンボルとも言えようか。 ヨモギ 月曜日と火曜日の朝、庭と畑の草取りをした。暫くサボっているうちに、あっと言う間に大きくなる雑草。その中でも花が咲いて種が出来るのを優先して抜き、ゴミ袋に詰める。そのまま裏に積むと腐葉土に大量の種が残り、その腐葉土を使うと雑草を増やすことになるためだ。涼しいうちの作業だが、既に何か所も蚊に食われる。ヨモギが種でも増えることを初めて知った。秋口に地味で小さな花を咲かせる由。それでヨモギがはびこる理由が分かった。 蓬生へ荒れたる庭の雀かな *よもぎ *はえ よもぎは春の季語だが、やむを得ず使った。季重なり(きがさなり=季語が複数となること)は厳禁なので、ひとまず良しとしたが工夫の価値はある。雀の子となると春の季語で季重なりとなる。俳句は結構面倒。従って一旦公開した作品でも、後刻おかしな箇所を見つけ次第訂正するのが常だ。
2020.06.11
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~通夜と葬儀を終えて~ ナツシラギク 6月8日も兄の死に関する俳句を載せたが、あれはまだ通夜や葬儀を行う前に兄の訃報を聞いて詠んだ想像上の句だった。俳句、短歌、詩など文学に関心を寄せている者にとっては、常にイメージを言葉に置き換える訓練を積んでいると言っても良く、想像でもそれなりに作品を生み出すことは出来るものだ。今回は実際に式典に参列しての思いを句にしたもの。さてどれだけの違いが出るか。 夏の礼服を出した。冬物に比べて生地が薄い分、幾らかは涼しく感じる。ワイシャツを着るのも、ネクタイを締めるのも、革靴を履くのも久しぶりのことだ。通夜の会場に着いてビックリ。兄の遺影があまりにも頬がこけたものだったからだ。そして棺に安置された兄と対面。最後は食べ物を摂れなかったせいか、やはり病気の老人の顔になっていた。口を結び無言の兄に合掌し、冥福を祈った。 頬こけし兄の遺影や百合の花 百合は夏の季語 眼閉じ百合手向けらる兄の黙 *まなこ *たむけ *もだ=沈黙 遺影胸に揺るる車内や不如帰 *ほととぎす=夏の季語 火葬場に向かう霊柩車に兄の遺影を抱いて乗った。遺影を持つのも、霊柩車に乗ったのも初めての経験だった。鬱蒼とした森を過ぎて火葬場に到着。 兄の遺体が焼き上がるまでの間、控室で待っていた。コロナ対策上廊下の窓も部屋の扉も開かれ、通気を良くしてあった。待合室から帰って来た姪が、ツバメが窓から入って来て館内を飛んでいたと言う。先日は飛ぶツバメと兄の死を句を詠んだが、あれが本当のことになった。アナウンスで呼ばれ焼き場に向かった。まだかなり熱い兄の遺骨を竹の箸で拾い集めた。 焼き了へし骨の熱さや燕飛ぶ *おえ *つばめ=夏の季語 厳かや月に輝く釈迦の骨 高野山の塔頭でみた仏舎利を思い出して 病気のために姪(兄の長女)は通夜にも葬儀にも参列出来ず、代わりにその婿が出た。その彼も仕事のために現場に行くとかで、火葬場には向かわずに新潟のダムへ行った。大学院で地学を専攻した由。 通夜の膳姪来ざるまま百合の花 走り梅雨姪の一人は病にて 火葬場から葬祭会館に向かう帰路は、焼き終えたばかりの遺骨を私が持った。骨自体は軽いのだが、骨壺が案外重たくて、女性は無理と喪主の兄嫁から委託されたのだ。 白骨となりし兄なりえごの花 エゴの花が夏の季語 ホトトギス 葬祭会館から最寄りの地下鉄の駅まで歩き、そこから終点まで地下鉄に乗った。前日もこの日の朝もタクシーだったが、まさか地下鉄の駅に近かったとは。敬老パスも使えるため安上がり。終点から自宅まで歩いて帰る山道でホトトギスの鳴き声が聞こえた。漢字だと不如帰、時鳥、杜鵑などと書くこの鳥は渡り鳥。深い森に棲み、夜中などにも独特の鳴き声が聞こえて来る。 鳴いて血を吐くホトトギスと言われるが、さほど鳴き声が煩いと感じたことはない。むしろ「てっぺんかけたか」とも聞こえる、キェッキェッキェキェキェキェが懐かしい。岩手県の100kmレース中に、お暗い森の中で何度か鳴き声を聞いたことがあり、自宅付近でも夜中に聞いた。 手に重き兄の遺骨や不如帰 時鳥弔ひ終へし杜の道 *とむらい 自宅付近まで坂を下ると、あるお宅の庭にホタルブクロ(蛍袋)の花が咲いていた。これも夏の季語。これを用いてどう詠もうか。 逝く兄や蛍袋の涙雨 革靴で坂道を下ったせいか、翌朝は足が奇妙に痛んだ。まだ疲れが残ってはいたが、このところの高温で茂った庭の雑草が気になって、草取りをした。そして午前中にスーパー2か所で食料品の買い出し。これでまた新たな一週間が始まる。礼服をハンガーに吊してクローゼットに収納した。
2020.06.10
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~コロナ禍の中で~ コロナ騒動の中で横田滋さんが息を引き取った。享年87歳。死因は老衰のようだ。当時中学1年生だった長女めぐみさんが、新潟市内で北朝鮮に拉致され、そのことが判明後は奥様の早紀江夫人と共に拉致被害者家族会の代表として長年奪還に命をかけて来た。その願いも叶わずの死去。さぞかし無念だったことだろう。安倍総理は解決出来なかったことを謝罪し、米国政府は北朝鮮の人権侵害を強く非難した。 朝ドラ{エール」で先日もこの人の演技を見た。確か5度目の登場だったと思う。日本の代表的な作曲家である山田耕筰役としてだが、堂々たる演技だ。あれは単なる喜劇人の「馬鹿殿」ではない。実に重厚な人物像を演じ切っていた。しかし山田耕筰役に彼を抜擢した人物は誰なのだろう。その慧眼にも驚かされる。新型コロナウイルス感染症による70歳の死。今さらながら惜しい人物を亡くしたものだ。 柴咲コウ この人の名を初めて知ったのは、大河ドラマ「女城主直虎」だった。その彼女が「エール」ではオペラ歌手三浦環役を演じている。当然だが歌も歌うし、その声も聴いた。椿姫の一節や古関裕而が作曲した「船頭可愛いや」など。裕而の妻である金子(ドラマでは音)を芸大で指導もする。女優だから当然とも言えるが、役者とは凄いものだと思う。「のだめカンタービレ」の玉木宏などはピアノを弾き、指揮もしたが、堂々たるものだった。 暇に任せて古関裕而が作曲した名曲を20曲ほどyoutubeで聴いた。私は戦時中生まれのせいか、「軍歌」も嫌いではない。しかし商業高校しか出てない男が、あんな名曲を次々と生み出したことに驚く。やはり天才だったのだろう。金子夫人(音)の歌声、「船頭可愛いや」を最初に歌った音丸の歌声、三浦環の歌声もそれぞれ聴いた。やはり歌は時代の投影だが、心の中で生き続けるものでもある。 この人のはしゃぎっぷりには辟易している。新型コロナ騒動でも、次々に「横文字言葉」を口にして煙に巻いた。それで注目は浴びたし、手製のマスクも話題にはなった。次の都知事選でも盤石との噂。だが私はどうしてもこの人を信用出来ないでいる。カイロ大学を首席で卒業との触れ込みも、どうやら怪しいそうだ。その怪しさが、この人には良く似合っている。それ以上でもそれ以下でもない。 東京の女ボスに対して大阪のこの知事は、万事が控えめだ。だが熟慮した結果の決断が理にかない、結果的に最善の一手を選択したようにも感じられ、信用出来る。九州大学法学部卒の弁護士兼税理士。早くから政治の道に目覚め大阪市長から大阪府知事に鞍替え。じりじりと患者が再発する東京に比し、大阪でのり患はピタリと止まった。誠実な人柄で不眠不休の戦いが、多くの大阪府民の支持を得ている感じ。 何かと暗い話題が多い昨今だけに、この人の活躍が爽やかだ。将棋の藤井聡太七段が、棋聖戦の挑戦者となることがこのほど決定し、タイトル戦挑戦者としては最も若い年齢の記録を破った。17歳10か月24日と言うのがこれまでの記録。若くして礼儀正しく、対局者への敬意を失うことなく、どんなインタビューに対しても丁寧に応対する紳士ぶり。誰からも愛される逸材は、きっとこれからも記録を破り続けるように思う。そして昨夜、渡辺棋聖との初戦で勝利し、タイトル獲得まで後2勝。恐るべき天才だ。
2020.06.09
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~45年間の闘病を終えて~ 虫歯予防デーの6月4日、5歳違いの兄が逝った。36歳で初めて倒れて以来、その後も2度倒れて障碍者となった兄。だが義姉(兄嫁)の手厚い看護と介護に守られて45年も生き永らえた。心臓が強いらしく、幾つもの危機を乗り切りこのたび81歳で永眠した。今回のコロナ騒動のため、義姉は入院中の兄に面会出来ず、私も訪れることが出来なかった。長い闘病を終えた兄は、天国へと旅立って行った。 戦後の混乱で苦労した父は40歳で死に、残された私たち兄弟は長い貧困生活を送った。兄は定時制高校に通いながら勤め、私もアルバイトをしながら高校を卒業し大学は夜間の二部だった。姉も弟も苦学して資格を取り社会人となった。私と弟はやがて転勤族となり、私たち兄弟が一緒に暮らせた期間は短かった。それは私たち兄弟に与えられた運命で、それぞれ必死に頑張って今日を迎えた。 山神の石碑 6日に通夜、翌7日にささやかな家族葬で兄を送った。今日は兄の冥福を祈り、最近私が撮った白い花の特集とした。 コテマリ サンザシ(山査子) サンズンアヤメ ツツジ ベニカナメモチ ヤマボウシ(山法師) シャクナゲ(石楠花) マーガレット ミヤコワスレ(都忘れ) アネモネ イチハツ シラン(紫蘭の白花) エゴ カシワバアジサイ(柏葉紫陽花) ヤマボウシ(山法師) ノイバラ(野茨) ホオズキ(鬼灯) 散ったエゴの花 桐の花兄は鬼籍に入り給ふ *きせき *たまう 燕天に還りし兄送る *つばくらめ=ツバメ *かえる 生と死に別れし夕や桐の花 燕鬼籍に入りし兄の貌 *かお 野茨や通夜で逢ひたる姪二人 *のいばら 散るえごや鬼籍に入りし兄の貌
2020.06.08
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~コロナ禍の中で~ 香港が怒り狂っている。中国が形だけでも守って来たかに見える「一国二制度」を止めて「一国一制度」の趣を強めて来たのだ。中国よりの行政長官は早くもそれに従う姿勢を示し、香港市民はアメリカに支援を求めた。これによりトランプさんは、香港ドルと米ドルの交換を認めて来た金融政策を見直す策を打ち出した。それで香港の銀行を通じて米ドルを得ていた中国は悲鳴を上げるはずだ。 経済が不況な中にあっても、中国は軍事費を増額し、空母や潜水艦などの海軍力、ステルス戦闘機などの増強を図った。台湾と沖縄の奪取と、太平洋進出への目論見を隠そうともしない。昨年は米国の基地があるグアム島周辺まで空母を巡航させてアメリカの出方を窺った。コロナ禍の現下でも膨張主義の本質を隠そうともしない所業。当然アメリカも現状を変える中国の野望を許す訳がない。 この人の怒りは凄まじい。近くアメリカ国内の研究機関にいる中国の研究者3千名を国内から追放すると発表した。中国軍に所属していることを隠して米国の研究所に潜り込み、軍事機密を盗み出していたと言うのがその理由。それが真実ならば、これまでのアメリカの身元調査が大甘だったことを証明するようなものだ。先のファーウエイ追放など、トランプさんは本気だ。 そしてインド、オーストラリア、ニュージーランド、日本などの同盟国を巻き込んでの「中国包囲網」形成は本気だと思う。EUからの離脱を目指すイギリスも一役買うだろう。「一帯一路」計画を通じての経済支配を目論む中国の野望を打ち砕き、国連での覇権をも許さない態度。コンゴだったか、アフリカでも中国による資源独占に反発する動きも出だした。覇権争いは5Gから宇宙へと広がっている。 そのトランプさんの強硬姿勢が、国内の暴動激化で味噌をつけた。警察官が何の咎もない黒人を殺害したことに怒った国民が、鎮圧のために軍を動かそうとした大統領に反発して抗議活動が激化したのだ。閣僚からも異論が出て、トランプさんは軍の出動を取り消した。中国の人権侵害を唱える彼が、自国の黒人を軽視するのは論理に合わない。11月の大統領予備選に向けて、国内は益々ヒートアップするはずだ。 「コロナエンブレム」に「東京アラート」に「あべのマスク」。新型コロナウイルス感染症流行にまつわる話題は尽きず、甲子園大会や高体連の開催中止や巨人軍選手の「微陽性問題」、「9月入学検討」などが起きている。そして来年に延期された東京オリンピックのスリム化が叫ばれ出した。ワクチンや治療薬、検査キットの開発促進などに関して、前方に少し明かりが見え出した感がある。 対応の悪さと相まって、安倍内閣の支持率は最近落ち続けている。未曽有の事態に対処しているのだから、うろたえても当然と言えば当然。試行錯誤でことに当たっているのだから、迷いもする。医療制度や保険制度だけでなく、世界の動きと連動した経済政策まで求められるのだ。行動は制限されて、購買意欲も減退。零細企業など倒産する企業も増加している。攻撃だけの野党は楽な立場。総理はもう3か月も休んでいないのだ。 奮闘する医療関係者に謝意を表すため、過日ブルーインパルスが東京の上空でデモフライトをした。病院の屋上で手を振るスタッフの姿をニュースで観た。お願いだけで国民の行動を律した政府と、それに応えた国民。まだ前途には問題があり全面的な解決には程遠いが、これからもwithコロナ精神で耐え抜きたいものだ。3日前に兄が死んだ。コロナ騒動でついに病院で面会出来ないままだった。合掌。
2020.06.07
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~コロナ禍の中で~ 南極lの氷が物すごい勢いで融けているらしい。グリーンランドの氷も半分ほど融けたとか、北極海の氷が融けてシロクマが獲物を獲れないとか、「北極海航路」の開発に中国が名乗りを上げたとか、来るべき食糧不足に備えて、スピッツベルゲン諸島に野菜、果物、穀物の種を保存する世界的な施設を作ったとかのニュースを聞いた。全ては地球温暖化のなせる業だ。 それらに関連する話題をもう一つ。ロシアのツンドラとかアメリカのアラスカではこのところの気温上昇に伴う森林火災で、生態系が崩れて来てるとか。森林火災で太陽光を覆っていた樹木が燃えた後の地面は乾燥化が一気に進み、地下の泥炭の乾燥に伴う火災が頻発してるとか。それが一旦は消えたように見えても、地下深くの泥炭が燃え続けていて再度地表が燃え出す由。それを「ゾンビ火災」と言うようだ。 シベリアやアラスカほどではないが、アマゾンのジャングル喪失も地球の生態系破壊に加担したのではないか。全てはボルゾナール大統領が経済と開発を優先するあまり、違法な焼き畑を黙認して取り締まらなかったせいだ。アマゾンのジャングルはズタズタに引き裂かれ、樹木を焼く炎と煙は人工衛星からも確認出来たほどと言う。そして今、それに輪をかけた不幸な出来事がブラジルを襲っている。 都市においては大勢の貧民層が、そしてジャングルにおいては未開の原住民が新型コロナウイルスによる感染症に、猛スピードでり患してると言われる。狭隘で不潔な住居に大勢で暮らせば、たちまち感染が広がるのは道理だ。これから冬に向かう南米やアフリカでは、急速な感染と医療崩壊が予想されている。それに慢性的な食糧不足とサバクトビバッタによる食害が加わって、恐るべき事態が待ち受けている由。 インドのアッサム地方(左図)では以前からインドとの国境を中国軍が侵入して紛争が絶えなかったところに、今度はカシミ-ル地方でも中国軍とインド軍が衝突したようだ。カシミールは元々パキスタンとインドの領土紛争が絶えなかったのだが、今回のコロナ騒動に便乗して領土拡張に乗り出したようだ。当然インドでは中国への抗議を高め、中国製品の不買運動を始めた良し。 ともかく今はこの人が元気だ。コロナ騒動で起きた「中国非難」に対抗するように、過日の全人代でも強気の意思表示をした。経済の失速は火を見るよりも明らかだが、絶対に非を認めないのが全体主義国家の習わし。香港の自由を奪い、台湾と尖閣への野心を隠さず、防衛費を増強して軍事力をさらに増強してアメリカとの対決姿勢を見せている。 新彊ウイグル自治区のウイグル族への圧政はさらに悪質化しているが、チベット族から生き仏」として尊崇を集めているパンチェンラマ11世を、こともあろうにこのほど「彼は中国共産党が選んだただの人間」と言い始めた。ノーベル平和賞を受賞したダライ・ラマ13世が中国軍の圧政に抗議してインドに亡命したことは既存の事実だが、国内に残ったパンチェンラマまでを抹殺した訳だ。恐るべし中国の野望。<続く>
2020.06.06
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<コロナ便り20> その日の仙台は最高気温が29度もあってね、とても暑かったのさ。そのせいで夜になっても居間が熱く感じたんだ。でもクーラーを点けたら冷え過ぎて体調を崩すし、そんな時はやっぱりこれだろうと扇風機を持ち出した。先月までは足元が冷える日があって、電気ストーブを点けていたのさ。それが2週間後には扇風機が必要になった。やっぱり今年は暑い。その夜は風呂じゃなく、シャワーで十分だったよ。 翌朝起きると、アプローチの敷石が濡れていた。どうやら前夜遅くに雨が降ったみたい。それで2階に上ってベランダの手すりと、物干竿を拭き、洗濯物を干した。少し脱水が甘いが、きっと乾くはず。そのまま郵便受けに新聞を取りに。なにやら書類が届いていた。市から例の「特別給付金」の申請書類だ。早速内容を確かめる。それほど面倒ではない。通帳と、健康保険証の写しが必要なようだ。 お日様が出て、空が晴れて来た。そこで布団を干した。予め手すりを拭いていたのは、このためだった。朝食後、早速近所のコンビニに。家を出た途端に、カメラを持参しなかったのを悔やんだ。垣根の葉っぱや、花壇の花など撮りたいものがあったのだ。通帳と保険証を一緒にコピー。わずか5円で済んだ。帰宅してサイズに合わせて切り、申請書の添付欄に張り付け、封をして近所のポストに投函。 カメラを持参して再び外出。近所のお宅の庭のヤマボウシが見事。確か日本も縁産地の一つだったはず。真っ白いエゴの花、ノハナショウブ、カシワバアジサイ、ピンクのシラン、ホオズキの花、サクランボなどを撮って帰宅。畑を点検するとトマトに小さな実が付いていた。そしてカボチャも1株だけ発芽していた。これは嬉しい。伸びたトマトの脇芽を摘み、伸びた分の長さだけビニールひもで固定した。 発芽したカボチャ(左)とまだ小さくて青いトマト(右)。畑をやってる人間には、こんな小さな変化でも楽しいんだよねえ。撮影した25枚ほどの写真を整理し、ブロ友さんにコメントし、丁寧に新聞を読む。昼は素麺を茹でた。これからの暑い日にはこれに限る。ただし炭水化物だけでは太るので、出来るだけ野菜や果物、たんぱく質も摂るようにしている積り。 デスクでPCに向かっていると、隣の奥さんが畑にいたので声をかけ、急いでわが家の畑から大きめの新玉ネギを3個切って袋に入れ、垣根越しにSさんに手渡した。中を覗いた奥さんが喜んで、早速スライスしてサラダにするとのこと。わが家はまだ。冷蔵庫と物置にあるものを食べ、畑の分はまだ放置して太らせるつもり。それに掘り上げても陰干しにする場所がないのだよ。 トウが立ったタマネギのネギ坊主2本を切った。そのままだとタマネギに芯が出来るためだ。だが触った感じが堅過ぎた。味噌汁に入れて煮るしかなさそうだ。洗濯物と布団を取り込み、洗濯物はそれぞれタンスの所定の場所へ。今日は小さめの散歩を2回と、洗濯、郵便物の投函が主たる出来事。そろそろ夕食の準備と書いて、ブログを予約。実に平和な一日だった。明日からも当分暑い日が続きそうだ。
2020.06.05
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<🌸話題の乏しさをバラで胡麻化す> 相変わらず重苦しい日々と重苦しい話題が続いている。私はそれでも耐えられるのだが、果たして読者はどうだろう。そこで今が盛りのわが家のバラを載せようと思う。ところが喜び過ぎて、初っ端からボケボケの写真になった。カメラは良いのだが、私の腕がねえ。どうぞお許しあれ。 黄色のミニバラも可愛い。なおバックの葉は、まだ青いモミジでバラの葉ではない。 これもミニバラのはずなのに、結構大きく育って花も八重になった。色んなことが起きるものだ。 こっちもミニバラだったかな。ピンクのバラにも色んな種類があってねえ。 私はほとんどバラの世話はしない。たまに剪定する程度だが、アブラムシが付かないのが嬉しい。 少し色が違うと思うのは種類か、それとも花の咲き具合か、撮影時間の問題か。 これは柵の傍で咲いているもの。あまりにも茂り過ぎたために先っぽを剪定したら、ガレージから見え難くなって、ガレージの屋根の方に伸びている。あれま。 これも同じ種類だけど、植えてある場所が違うのよ。こんな風にたくさんのバラが咲いてるのは良いんだけど、朝の掃き掃除が結構大変でね。 やっぱり代わり映えしなかったか。ゴメンゴメン。m(__)m これは最初クリーム色だったはずなんだけど。 深紅のバラも案外きれいだよね。でもこれがもう散り始めている。 乳白色のバラも良いよね。牛乳石鹸みたいで。 少し濃く見えるのは、お日様が当たる角度のせいだと思うんだ。これは庭の内側から。 ほらね、やっぱり違うでしょ。これは庭の外側からの撮影。 弟から電話が来て、少しだけ話した。それで驚いたのは、彼と全く同じことを考えて準備していたこと。それだけでも嬉しいのに、ちゃんと私のブログを読んでくれ、感想を話してくれること。弟は秀才だが、凡才の私とも話は通じる。つまり彼は私と違って常識人でもある。 その彼が意外なことをつぶやいた。それにはビックリ。まあここには書けないことだが、なるほどそんなものかと思った。彼はジャーナリストだったせいで、私とは違った角度から物事を観られる。でも彼が言わんとしたことは私も感じていたことで、十分気を付けようと思った。 その夜のこと、洗濯をしようとしたが設定を確かめるため眼鏡をかけようとしたが見つからない。ひょっとして間違って洗濯機に入れてしまったか。そう考えて洗濯機に入れた洗濯物を全部出した。だが見つからない。眼鏡を探すためにも眼鏡が必要。居間、台所、洗面所に浴室。あれまあ、どこへ行ったのか。 散々探したが見つからず、もう一度洗濯機から洗濯物を出した。ああ無情。もしもと思って薄暗い階段を手探りで探すと、眼鏡のような感触。どうやら用心して、安全な場所に置いたようだ。ようやく設定し直して洗濯開始。失敗の原因は風呂の残り湯がなかったから。最近はこんなことが増えた。もう一つ眼鏡を作りたいが、贅沢は許されない。さてとんだバラ尽くしになったが、読者諸氏どうぞお許しあれ。
2020.06.04
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<コロナ便り19> 通称「自粛太り」と言うものがあると聞いた。今回の「新型コロナウイルス感染症対策」の一環として、自宅に引き籠る生活を続けているとストレスが溜まり、その結果知らず知らずのうちに、食べ過ぎてしまうらしい。それを医学の専門用語で何とか言うらしいが忘れた。太古人類は飢餓を体験し、その記憶が糖尿病の引き金になったと聞いたことがある。私も今回の自粛で1kg太った。 それだけではない。私の場合はコーヒーの量が増えた。ウーロン茶も良く飲むせいか、トイレの回数も多い。最近は夜中に3,4回起きた。それでもまた眠れるのだが、先日TVで標準的なトイレの回数は1日4回から8回と聞いて驚いた。私はその倍はトイレに行く。糖尿病の場合も自然に体が水分を欲するあまり、トイレに通うとも聞いた。そして一番の成人病対策は、食べないことだそうだ。ふ~む。 郵便局の配達の人が来た。「安倍のマスクか」と聞くと、まだらしい。届いたのは「大人の休日倶楽部」の会員証。4社から毎月ツアーの冊子が届くが、もう4か月ほどツアーの申し込みをしていない。そして困ったツアー会社が「通信販売」に力を入れ出した。それでも私は買わない。新聞には「お願いです〇〇で買って下さい」のチラシ。マスクもかなり値下がりした。それでも私は買わない。 町内会から今月の清掃のお知らせと敬老懇談会のお知らせが届いた。そして町内会の会費の集金も。わが家が班の当番になるのは3年先。それまで元気でいられるかどうか。6月の俳句教室へは、体温を測ってから来るよう連絡あり。提出する作品を清書する必要があるが、まだ先で良い。共済組合から通知が来たが、本人死亡以外は無関係みたい。市の広報、県の広報も見るべき情報は皆無。 TVのドキュメンタリー番組で、沖縄本島北部やんばるの森(左)に棲む天然記念物のヤンバルクイナ(右)の数が少し増えて来たとの朗報。それも最近は人工飼育で卵から育て、野生に戻す活動をしている由。その野生化した雄が野生の雌と番になり、卵を産んだことも分かった由。琉球大学に転勤し、ヤンバルテナガコガネ、セマルハコガメ、ノグチゲラの天然記念物の名前も知った。 何年か前にやんばるの東海岸を一人で走った時、ヤンバルクイナの天敵であるマングースを生け捕りにする檻(おり)を設置している作業を偶然見かけた。捨て猫や捨て犬が野生化してヤンバルクイナを襲うことも知った。その犬猫も大分減った由。そして30年前にやんばるを訪れた際に匂いを嗅いだイジュの花(ツバキ科ヒメツバキ属)の清楚な姿と香りが今も忘れられない。 別のドキュメンタリー番組でロシアのカムチャッカ半島にあるクリュチェフスカヤ山のことを知って驚いた。何と富士山よりも富士山らしい美しい円錐形の山。これが活火山で十数年前にも爆発してることにも驚いた。そして標高が4700mから4800mと言うのに3度ビックリ。噴火する度に溶岩が噴き出、今でも70mくらい盛り上がるため、正確な標高が測れない由。 <カムチャッカ川> <国後島の爺爺岳> 取材陣が写したカムチャッカ川の名を聞いて驚いた。幕末に白子(三重県)の千石船がアリューシャン列島に漂着した際、カムチャッカ半島に渡り、首都ペテルブルグに向かうために遡ったのがその川なのだ。大黒屋光太夫らの苦労は吉村昭の歴史小説で知った。井上靖の「おろしあ国酔夢譚」は映画化された。右は北方領土国後島のチャチャ岳。北方領土の早期返還を切に望むが、ロシアはしたたかだ。
2020.06.03
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<わが日常些事> スーパーで買った食品を詰めていたら、「歩いて来たの」と小母ちゃん。いえ、自転車ですよと言うと。自分はY山から歩いて来たと言う。きっと私がリュックを背負っているのを見て勘違いしたのだろう。そこなら生協が近いでしょと言うと、「高くてね」と。さらに「10万円もらっても直ぐになくなるよ」とも。あんな遠いところから歩いて来た小母ちゃん。生活の防衛も大変だよね。 この日は125円の低脂肪乳など、8千円近いお買い上げ。トマトは不整形のお徳用だったし、鶏肉は2割引きの値引き品。魚は鯵3匹、カレイ2匹、とカツオ。パンも2割から3割引きのもの。それらをリュック、買い物袋、レジ袋に分別して入れ、重さでふらふらしながら、何とか家に帰宅した。それからが戦争みたいな忙しさで、急いで冷蔵庫など所定の場所に収容。一息する暇なく、魚を捌く。 カツオは3日分を刺身にし、残りは冷凍にしておいた。アジは3匹とも開いて塩を振り、ベランダに干した。カレイは2つ切りにして煮物に。鳴門の海辺で5年間過ごしたため、魚の生臭さにも慣れた。釣った大量の魚を処理した経験が役立つのだ。頭や内臓はビニール袋に二重に入れてゴミの日まで台所で保管し、魚を洗った汚水は裏庭の堆肥置き場に捨てる。油を使った際の汚水も同様だ。 最近買う果物は上の3種類。リンゴは時季外れで味も食感も悪くなったが、最近出だした「シナノゴールド」(左)が優れもの。柑橘類は最近まで河内晩白柚が美味しかったのだが時期外れとなり、代わって出て来たのが甘夏(右)これで助かる。バナナは1房100円程度の安物で十分。4本程度ついたのを2房。リンゴと甘夏は袋入りで4個程度。ニンジンと葉物野菜は不可欠。玉ねぎ、キュウリなどはある。 5月末の日曜日の朝、庭を点検していて嬉しい物を発見。最初がアジサイの花。まだ小さな蕾で、全く色がついてない状態だが、それでも季節の移ろいを感じさせる贈り物だ。そして2番目がユズの花。数日前から今か今かと待っていたこの白い花。1つの枝にびっしりと花がついていた。今年もきっと豊作のはず。そして柿の花は数も少なくて頼りない。一体どれだけが秋まで落ちずに実を結ぶかどうか。 裏庭にもピンクのバラが咲いているのを見つけた。淋しい裏庭にもこんな明るい花があるのは嬉しい。一方で有難くないのがドクダミ。(右)この早春に庭の大改造をした際、スコップなどで掘ってドクダミの根はほとんど取り去ったと思っていたのに、この雑草はしぶとい植物で、とても深い場所にまで値を伸ばす厄介者なのだ。こんな風にこれからの季節は雑草との戦いに追われる日々なのだ。 南天の地味な花が咲き始めた。私の背を遥かに超えた南天。折角花を咲かせ、これから実が生るのだから切るのは可哀想だが、いずれは倒れないように上の部分を切る必要がありそうだ。青梅が大きく育って来た。昨年秋に強めに剪定したのだが、ちゃんと季節を覚えていたのだ。今年も梅干しを作る予定でいる。何せ私の健康を守ってくれる優れた食品。このまま虫がつかず、立派に育ってほしい。 モッコウバラに続いて、垣根のバラが散り始めた。残念だが、それもまた自然の摂理。その一方で若い蕾も幾つか見える。特段何の世話もしていないのだが、たとえ一時的にもせよ淋しいわが家の庭を彩り、コロナ騒動に疲れた心を癒してくれた春の花たち。本当にありがとうね。これからも俺は出来るだけ健やかに過ごそうと思っているよ。この日記が公開される時は6月。ようやく俳句教室に行けそうだ。 そしてこれがその日の夕食。メニューは左上から、トマト、ピクルス、沢庵。煮物、コロッケ。カレー。ご飯、梅干し。カツオの刺身。冷や奴。夏ミカン。そして焼酎の水割り1杯。夕食後に薬2種を服用。私はサプリメント類は飲まず、栄養は全て食品から摂るようにしている。そのためにも、出来るだけバランスの良い食事を心がけている積り。そのほとんどは自分で用意した料理が中心だ。
2020.06.02
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<TV番組から思い出した旅> ランの仲間 月末の週末。早朝に起きて自転車で某所へ。まだ5時前なので誰にも会わない。とある箇所をささっと見渡して、素早くタケノコを鎌で切る。細くて短くて貧弱な種類。それでも15本ほどをビニール袋にしまい、次の場所に移動。そこではまあまあのフキを15本ほど鎌で切り、そそくさと帰途に就く。20年前はもっと太くて長くて見事なのが採れたが、開発が進んで山菜はすっかり姿を消してしまった。 月山富田城 先日TVの歴史番組を観ていて、「おや」と思った。月山富田(がっさんとだ)城と言う聞き慣れない山城の名前。だが待てよどこかで聞いたことあるぞ、その名前は。確か昨年山陰などへツアーした際、島根県安来市の足立美術館の少し手前で、ガイドさんが口にした名前だと気づいた。尼子氏の居城で、山全体が砦と城で蔽われ、難攻不落だったと言うが、その時は何の変哲もないただの丘にしか見えず、全く気にかけてなかったのだ。 月山富田城とその城下町 ところが今回TVで知ったのだが、この山城は30ほどの砦と城が築かれ空堀や迷路などが施されていた由。また周囲には8つほど味方の山城があった由。石見銀山の銀を手中に収め、山陰全体を支配していた尼子氏。それを山陽地方の覇者、大内氏が攻撃したがとうとう落ちなかった。だが、大内氏の配下だった毛利元就が主家を乗っ取り、70歳を過ぎてから再び月山富田城を攻め立てた。 毛利元就 2度目の攻略で毛利元就は、敵将が寝返ったとの噂を立て、それで動揺した隙に三方から攻めてついに落城させた。その後城を修復すると共に、真向かいにもう一つの山城を築城して、尼子氏の武将山中鹿之助の攻撃を躱(かわ)した。こうして毛利氏は、山陰、山陽の諸国全てを支配する大大名へと成り上がり、三人の子をそれぞれ毛利、大内、小早川氏の後継者と定めて万全の体制を築いたのだった。だが、関ヶ原の戦いで西軍の大将となったことで、毛利は家康から周防と長門の2国に封じ込まれ、城下も萩に移すこととなった。 北海道の縄文遺跡 何年か前に岩手、秋田、青森の遺跡を幾つか一人で訪ねる旅をした。その時に北海道と一緒になって縄文文化を世界遺産に登録する運動中であることを知った。縄文時代の重要な遺跡が東北に多いことは知っていたが、それが北海道にまで及んでいることは知らなかった。ただし、青森の三内丸山遺跡から発掘された鏃(やじり)の黒曜石が北海道産で、交流があることだけは知っていた。 ところが最近観たTV番組で、北海道南部には東北の縄文遺跡と同様の住居跡、土器、土偶、漆(うるし)が使用されていたことを知った。つまり津軽海峡を行き来して、北部東北は北海道南部と全く同一の文化を保有していたのだ。北海道にはなかった栗も東北から持ち込まれ、住居の骨組みとなった栗材も、東北から運ばれたものだと言うことが、発掘の結果分かった由。 <北海道南部の縄文時代の住居(左)とチーズケーキ(右)> 北海道に「後縄文文化」や「オホーツク文化」が興ったこと。北大構内の住居跡や、北見に巨大な「モヨロ貝塚」があることも知っていたし、平取町のアイヌ博物館を観に行ったこともある。函館市内でランニング中、偶然和人の砦である志海苔館(しのりだて)を知ったのも、今は良い思い出だ。北海道と東北の縄文文化が世界遺産に登録されることを願っている。白老の新アイヌ博物館も観たいものだ。 伊勢路 TV番組で「伊勢古道」を観た。熊野古道の一部で「伊勢路」とも呼ばれる。内宮、外宮の神宮と熊野三山を結ぶ、信仰の道として昔から多くの人々が歩んで来た。馴染み深い熊野古道に対して、伊勢路の方はさほど有名ではないが、何か所もの峠道を越え、熊野灘の浜辺の集落へと降りる厳しいルート。だが、かつては重要な生活道として石を敷くなどして整備され、所々に石仏が祀られている。 <伊勢路のルート(左)と山中の石橋(右)> 私は2年前、ツアーで伊勢神宮、熊野三山、高野山を訪ねた。その際に、この古道とクロスする国道をバスで通った。山が海に迫るこの地は昔から交通不便の地だったことだろう。浜辺には秦の始皇帝の命で不老長寿の薬を探しに「徐福」がやって来たとの伝説も伝わっている。松阪のブロ友マッカーサーさんがかつてこの道を歩いて撮った写真をブログに載せられたのも、今は懐かしい思い出だ。 またまたTV番組で長崎県の離島である対馬(上左)のトレッキングを観た。この島へは3年前にツアーで訪れたことがある。その時御岳(みたけ)と言う山にある展望台から、リアス式の浅茅(あそう)湾(上右)や白嶽(しらたけ下図)が見えた。対馬は国境の島で、いわば日本の最前線。昔から大陸や朝鮮半島との交通の中継地点であり、地理的な理由で何度も戦闘に巻き込まれて来た。 金田城 その典型が古代の山城である金田城。これは「かねだじょう」ではなく、「こんたのき」と読む。「き」は砦(とりで)の意味であり、敵軍が攻めて来た際には険しい山上にあるこの城に逃げ込んだ。神功皇后が三韓征伐をした際はこの島にも立ち寄ったとされ、鶏が時を知らせたと言う雞知(けち)の地名が残っている。元寇、秀吉の朝鮮征伐などの他、朝鮮やロシア軍が上陸したこともある。 対馬の聖地白嶽(しろたけ)は遥か彼方に白い山頂がちらりと見えただけだった。番組では軽々と頂上へ上ったが、断崖絶壁の痩せ尾根を歩くのは極めて危険。風が吹けばふらついて直ぐに落下するだろう。私には到底無理な注文。 金田城 倭と百済の連合軍が白村江の戦いで唐と新羅の連合軍に敗れた後、倭は対馬に金田城を築き防人を置いた。太宰府周辺には水城と山城を築き、防人を置いた。瀬戸内海沿岸の岡山や香川などにも山城を築き、都を近江に遷宮した。天智天皇は唐が本気で攻めて来ると考えたのだ。朝鮮通信使の世話など、江戸時代は何かと日朝友好の担い手として苦労した対馬藩。今、韓国人は対馬の土地を買い漁り、対馬に伝わる仏像を盗んだまま返そうともしない。相変わらず無礼な国。西郷隆盛が怒って「征韓論」を唱えたのが分かりそうな気がする。
2020.06.01
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