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今日は何度書いてもブログが進まない。楽天のチェックシステムが作動して、ある言葉に反応するのだ。私はそれを否定するために書いているのだが、システムは馬鹿正直にその言葉を使うと前進を阻んでしまう。もう2時間近く無駄な時間を費やした。今日から12月だと言うのに、困ったものだ。 国内でも鳥インフルエンザ流行の兆しが見られる。新潟県では鶏が、そして青森県ではアヒルが感染。どちらも野鳥から感染したと思われる同じタイプのウイルスだ。已む無く32万羽の家禽が殺処分された由。宮城県でも感染して死んだマガンが見つかり、急遽消毒に追われている。近所の動物園では、カモやフラミンゴの禽舎を閉鎖したそうだ。感染騒動が早めに治まることを願いたい。 ある歌手がある容疑で逮捕された。本人から警察へ、▽聴や▽撮が行われているとの通報があり、自宅に駆け付けるとそのような事実はなく、尿からある反応が出た。本人と警察の言い分は真っ向から対立しているが、このような反応は脳が破壊された兆候で、中毒患者の特徴らしい。 月に1度九州で治療を受け、近くニューアルバムを出す予定だったとか。その一方で支離滅裂な長文のブログを披露し、家人が慌てて削除した形跡もあった由。この中毒に一人で立ち向かうのは困難。仲間や治療措置を受けないと、再起は無理なのだろう。怖いものだ。 大学生による犯罪も続いている。昨年のW大に続いて今年はK大。どちらも私立の名門だ。そして今回はT大とC大。こちらは国立の名門校。それが女性にむりやり酒を飲ませて卑怯な犯行に及ぶ。本人たちはきっとゲーム感覚なのだろうが、人生をめちゃくちゃにされた女性の怒りはいかばかりだろう。中には医学部の学生もいたと言う。実に嘆かわしいことだ。 大相撲九州場所は横綱鶴竜が3度目の優勝を果たした。実に7場所ぶりの優勝だ。今場所に綱獲りがかかっていた豪栄道と大関獲りがかかっていた高安は、共に不成績に終わった。幕内上位の正代が11勝4敗の好成績で敢闘賞を受賞。今後が楽しみな若手力士だ。休場明けの白鵬が11勝4敗で終わったが、通算の勝ち星を1008勝まで伸ばしたのはさすがと言うべきだろう。 プロ野球界では二刀流の大谷選手がパリーグのMVPに圧倒的な差で選ばれた。日本一になったのだから当然とも言えよう。セリーグのMVPは神ってる広島の新井内野手。また新人王はパが日ハムの高梨投手で、セが阪神の高山外野手が選ばれた。 パリーグの5位に終わったわが東北楽天だが、藤田内野手が3度目のゴールデングローブ賞に輝き、則本投手が3年連続で奪三振王に輝いたことを特筆しておきたい。なお則本は3年後に大リーグを目差す予定とか。マー君に続いて則本まで失ったら、困るんだけどなあ。 大好きなTV番組「劇的ビフォー〇フター」が近く放送を終了するらしい。何でも注文主の意向に反したリフォームが行われるケースがあったり、番組とは全く無関係の悪質な業者が番組の名を語る詐欺紛いの行為をしてるのだとか。夢のある企画で本当に素敵な番組だったので、終了は実に残念なのだが。 今年の大河ドラマ「真田丸」も残りわずかとなった。真田親子の頭脳的な戦いぶりに、大いに沸いた今年だった。大坂での戦いに敗れたのは、大蔵卿の局など女性の意見が影響したように思ったのは筆者だけだろうか。今更歴史をひっくり返すことは不可能だが、あの時にこうしていれば、との思いもある。 ところで敗れた真田幸村の遺子が仙台に来たと聞いたら驚くだろうか。幸村の長女阿梅と次男大六は、戦った相手仙台藩の武将である白石城主片倉氏に託された。阿梅は片倉小十郎重長の後妻となり、大六は後に仙台真田氏の名を回復する。そしてその子孫は現在藩祖伊達政宗を祀る青葉神社の宮司を務めている。歴史の真実とはかくなるもの。実に愉快な逸話だ。
2016.12.01
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大統領府の経費でベッドやバイアグラを購入していたそうだ。週末のデモはますます拡大し、支持率はついに4%に落ちた由。親友の姪も逮捕され、弾劾も実現しそうな感じになって来た。韓国の朴槿恵大統領は昨日ついに任期中の辞任を表明した。今後は議会の決定に従うそうだが、本当にそれでうまく行くのかは分からない。日本との通貨スワップ協定の再開や軍事機密協定署名が、韓国にとってはせめてもの救いだったように思う。 それにしても韓国の闇は深そうだ。なぜどの大統領も政権末期にはこんな風になるのだろう。親戚縁者への便宜供与や財閥との癒着など、必ず問題になって辞任後に逮捕されるケースが続いている。その一方で今回のデモの背後には北朝鮮の工作員が関与してるとも言われている。不安定な国、民主主義とは程遠い政情。前代未聞のことばかりが続いている。韓国は一体これからどこへ向かうのだろう。 東京オリンピックの会場問題に、ようやく決着がつきそうだ。ボート・カヌーの長沼案は消えた。選手村から遠いと言うのが最大の理由だが、そんなことは初めから分かっていたことだ。結局日本を訪れた際のバッハIOC会長の、「原則を崩してはいけない」の一言が効いたのだろう。申請時に「震災からの復興」の方針を、IOCには申し出てない由。村井宮城県知事の潔い撤退表明が、県民の嘆きを幾分は救ったと思う。 水泳の会場は規模を縮小し、バレーの会場はさらにクリスマスまで吟味することになった。それでも今回の決着で、建築経費が大幅に下がったのは朗報だろう。小池都知事は来年度の都予算編成に関して、都議会の政党復活予算枠200億円を廃止するそうだ。予算編成権は知事にあるとの考え方からだが、またひと悶着あるだろう。現実と戦うこと。それが絶えず政治家に求められる。知事の今後に期待したい。 沖縄県北部のヘリパッド基地移転に関して、翁長知事がついに移転を認める発言をしたようだ。当然だと思う。これまでのヘリコプター基地を集約して建設し、広大な敷地の半分を返還する案なので、本来は反対の道理がないのだ。それに反対派の中にはプロの運動家がかなり加わり、中国からの資金も流れているやに聞く。それでも老朽化して危険な普天間基地の辺野古移転に、知事は反対だそうだ。何だか訳が分からない。 国会の開催期間が延長された。新しい法案で今後年金は、年代層の収入に応じて変化することになる。また2年後には70歳以上の老人医療制度が変更され、これまでよりも高額な負担に変わる。厳しいようだが、これは仕方がないこと。日本は「高齢化社会」ではなく、既に「高齢社会」なのだそうだ。それが近いうちに「超高齢社会」になると聞く。未知の領域に突入する日本。多少の負担は仕方あるまい。 キューバのカストロ元議長が亡くなった。90歳の高齢だった。キューバ国民は嘆き悲しんでいるが、アメリカへ亡命したキューバ人は大喜びしている。一体この差は何なのだろう。オバマ大統領がキューバとの国交回復を実現したのはつい先日のことだが、トランプさんはキューバは弾圧の国として嫌っている。さて、今後事態はどうなるか。今日は紙数が尽きた。近くまたアメリカなどの話を書きたい。
2016.11.30
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あのトランプさんが現実主義者に大変身中らしい。いや、経営者の彼は、元々が現実主義者だったのだろう。とすると、あの選挙期間中の過激な発言は、意図してのものだったことになる。マスコミや国民の注意を自分に引き付けて、「おや、これは今までの政治家とは全然違うぞ」との印象を与えたことは間違いない。大統領に当選してからは、党の幹部との関係も修復しつつある。オバマさんと会って、大統領としての取るべき態度も学んだ。 今彼は次なる政府の幹部となるスタッフを人選中。大統領の交代によって、約4千人の要人を新たに選び直す必要がある由。特に今回は政党が違うため、大掛かりなのだろう。ここでも政治素人のトランプさんをフォローする実力者が選ばれているそうだ。そして長女のイバンカさんやその夫、長男、次男の4人も父を助けるため、何らかの役職を与えられる由。やはりこれまでのスタイルとは全然違った大統領になりそうだ。 今般、世界中のマスコミのほとんどが読み間違えた。彼は泡沫候補で、大統領になるはずはないと。私達もそれに踊らされて、そう思い込んだ。ロシアに中国。これまでアメリカから冷ややかに扱われて来た国が、今トランプさんに熱い視線を送っている。それに応えるようにトランプさんも新しい外交を展開しようとする考えを示している。さて世界は来年、どんな風に動き始めるのだろう。 安倍さんは早速動いた。何とアメリカ以外の首脳で、次期大統領と直接会談した最初の人になったのだ。いや、既に9月にもトランプ氏側の要人と会っていたらしい。あの選挙期間中、もしものことに備えてトランプさんとのルートを作るよう、外務省などに指示した。外務省はそれまでトランプさんの当選を全く予想せず、ルート開拓を怠っていたそうだ。それで急遽人脈のある補佐官を派遣し、今回の会談が実現した由。 TPPはトランプさんが否定した。ベトナムはそれで国会での審議を諦めた。それにも関わらず自民党は法案を通した。野党、特に民進党は「どんな意味があるのか」と食い下がった。実はTPP参加を最初に打ち出したのは彼らが政権にあった時なのだ。それを安倍さんは粘り強く対応して、ようやくここまで漕ぎ付けた。自由主義貿易が日本の、いや加盟国の経済を救うとの信念からだ。なんでも世界のGDPの4割以上を参加国で占めるようになるらしい。 自分の国は自分で守れとトランプさんは言う。そしてアメリカが守るなら全額経費を出せとも。それがビジネスマンの彼の本音。平和憲法を守れ。アメリカとの安保協定は不要。自衛隊は違憲。そう唱える政党は今回これをどう捉えるのだろう。これもきっと安倍さんは粘り強くトランプさんと交渉するはず。いや、安倍さんだったからこそ、これだけの対応が出来たと私は考えている。野党ではすぐさま路頭に迷ったことだろう。 一見嫌われ者のように見える彼が本領を発揮するのは、これからだと思うのだがいかが?。何しろ彼は「戦争法案」などと猛反対されながらも、安保関連法案を整備した人。ずっと先が見えているんだよね。ロシアのプーチンさんとも上手くコンタクトが取れることを期待してやまない。 大変なことになってますなあ、この人。支持率はわずか5%。29歳以下に限れば0%とか。目下検察の事情聴取を、何とかのらりくらり屁理屈をつけて逃れています。最大野党党首との会談も流れてしまいました。連日大変な人数の退陣要求デモが首都ソウルを取り巻いています。それでもこの人は辞める気なし。日本と合意したあの慰安婦問題も、もう一度見直せと国民が叫び出す始末。一体どうしたんでしょうね、この国は。 「お友達」が悪かった。自分の元夫を大統領に差し出し、自分は4人の有名ホストを専属ホストにし、その1人を政府に送り込んだ。また権力を利用して財団を作り、財閥から資金を提供させて懇意のジムのトレーナーを理事長に就ける。出来損ないの娘は、裏口入学で超有名大学に無理やり入れ込む。言うことを聴かないオリンピック関連団体の要人は首をすげ替え。そして自分は大統領に「占い」で政治を指導。 家族との交流もない孤独な女性大統領は裸の王様。いや女王様。あのセウォル号が沈没した日、7時間も姿をくらましていたことが今再びクローズアップされようとしている彼女。あの日彼女はエステに行っていたとの噂もあるようだ。危機管理が全然出来ない国。不都合なことが起きると日本を悪者にして逃れる理不尽な国と国民。彼らはどこまで沈めば自らの愚かしさに気づくのだろうね。レ・ミゼラブル。 橋下さんからは「希望の塾」講師となることを断られたようですね、小池さん。実現すればインパクトがあったんだろうけど、ちょっと残念。豊洲市場移転問題では、一番早くても移転は来年12月になると表明したみたいですが、水産業者への補償金が40億円、ほかにも維持費など多額の費用が掛かりそうです。また、オリンピック会場見直しでは、ボートの「海の森」を使わないと100億円の損失になるとか。まさに前門の虎後門の狼だ。 森さんが会長を務める団体は、都からの拠出金を返上しました。もう都の管理は受けないと言う意思表示でしょうか。豊洲移転問題の黒幕はやはり石原さんのようですね。その指示を受けて東京ガスからあの土地を買収したのが当時の副知事の浜渦さん。彼は「何でも知ってるし、都に聞かれたら何でも話す」と言ってるらしい。でも都から聞かれた様子はないんだってねえ。 折角の美味しいお料理も冷めたら不味くなる。折角の才能も、ちびちび出していたら目立たない。鉄は熱いうちに鍛えろ。政治はスピーディーに処理しないと新鮮味がなくなる。いや最悪の場合は腐ってしまう。問題が大きくて前途多難な都政だけど、頑張って何とか早めに解決してほしいな、小池さん。 こうして見ると政治家っていうのは、「嫌われてなんぼ」なのかも知れないねえ。何だか気の毒だけど。
2016.11.19
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JR博多駅前から200mほど離れた目抜き通りに、縦横30m深さ15mの穴が開いた。道路が崩れ、信号機などが飲み込まれて行く様子には驚愕した。なんでもこの地区では、地下鉄工事が行われていた由。その工事が関係したことは間違いないようで、福岡市交通局の幹部が謝罪していた。 付近は元々海で、そこに注ぐ川もあったそうだ。そのため水分の多い砂の層が堆積していた由。きっと地下水脈が生きていたのだろう。この路線工事では過去に2回、陥没事故が起きていた由。だがその教訓を生かせなかったのが残念。幸い大穴は新たな土でかなり埋められたが、地震などが起きたら大災害になるところだった。けが人や死者が出なかっただけ、不幸中の幸いと言えようか。 電通の若い女子社員が自殺した。東大卒の才媛だった由。勤務してからまだ日が浅い彼女が自らの命を絶ったのは、過酷な残業のせいと言う。何せ1週間の合計睡眠時間はわずか10時間だったとか。これでは心身が正しく機能するはずがない。同社には「鬼十則」と言う約束事があり、一度受けた命令には絶対服従だったそうだ。 この事故を受けて、厚生労働省の査察が入った。月間150時間以上も残業させておきながら、実際は70時間以内に抑えるのが社内の暗黙の了解だったと言う。過重労働だけでなく残業費の不払いについても、同省は調査に乗り出した。希望を抱いて就職した若者が勤務後半年で絶望するとは、何と無残な会社なのだろう。そんな現状を決して許してはいけないと思う。 多少時期を失した感があるが、小池都知事が主催する政治塾「希望の塾」への参加希望者は4800名に達したとか。そのうちの2900名が塾生として選ばれ、第1回の講習が開催された。小池都知事自らが講師となるほか、今後は若狭衆議院議員や、大阪市長を務めた橋下弁護士も講師を買って出たようだ。 それは良いとして、豊洲市場問題や東京オリンピック会場問題は目下検討中のようだ。現在の築地市場では老朽化が進み、天井の一部が崩落したりしてるようだ。また使用中の海水に、有害物質が含まれていることが判明した由。移転予定業者への補償も急ぐ必要があり、これからは一層スピード感のある行政が求められるだろう。 山本農水大臣の愚かな発言で、国会が混乱している。しかし身内のパーティーでのこととは言え、馬鹿なことを言ったものだ。それがマスコミに明らかになると、彼はまたまた「あれは冗談」だと釈明した。日本のTPP参加に関する大切な審議のさ中に、良くもあれだけ下らないことが言えたものだ。到底弁護士だった人の言動とは思えない。 野党も野党だと思う。例によって「強行採決だ!」の一点張り。40時間以上審議したら十分と言う中で、TPPに関しては今国会だけでも既に60時間以上審議している。だから「揚げ足取り」ではなく、協定の中身についてもっと質疑を行うべきではなかったのか。私はそんな風に感じている。 韓国の政情が予想以上に酷い。朴大統領の40年来の友人が深く政治に関与して、機密事項が漏れていたり、大統領の側近が権力を行使して財閥から巨額の資金を引き出して2つ財団を作り、友人が資金を勝手に流用していた由。既に逮捕者は3人に及び、近く大統領自身も検察の事情聴取に応じる予定とも聞く。8名の大統領補佐官が辞めた。新たな首相候補として大統領が上げた人物は野党に拒否された由。 それにしてもオカルト教団に属する人物が政治に深く関与し、巨額の資金を自由自在に使用する韓国の政治は異常と言わざるを得ない。韓国の憲法規定によれば、現役の大統領は訴追を受けないのが実情。これまでの4代の大統領が辞任後に家族などの不正で検察の取り調べを受けているのがとても異常だ。朴大統領の支持率は0%にまで落ち込んだ由。この影響は大きく、今後北朝鮮の挑発が気がかりだ。 アメリカ大統領選に決着がついた。世界中が予想しなかった例の暴言王、共和党のトランプ氏が民主党のクリントン女史を下した。それも結構な大差でだ。今まで一度も公職についてない彼。一度も軍隊に入った経験もない彼。法律の知識を使って17年間も税金を納めなかった彼。そして何度も破産を繰り返しながら、今では巨万の富を所持している彼。3度美人の妻と結婚した彼が、次期アメリカ大統領に就任する。 予想外の結果に世界が驚嘆した。日本では株価が下がり円高傾向になった。これからのアメリカが、そして世界が、どんな風に変化するのかなかなか予想出来ないのではないか。副大統領候補も州知事の経験しかないのだから。アメリカが保護主義になることは間違いなさそうだ。そして貿易や防衛など、日本も大きな影響を受けそうだ。 考えて見ると、このような結果になったのは、きっとアメリカ国民が現状に不満を抱いていたからなのだろう。8年間続いたオバマ政権。その間にアメリカの尊厳は地に落ち、国民の間の経済格差が広まった。「口だけで何もしないオバマ」。きっと国民はそんな風に見ていたのかも知れない。だから暴言王がいくら女性を蔑視した発言を繰り返しても、彼には今までの政治家になかった「真実」を見出したのかも知れない。 だからこそ、世界の誰もが予想し得なかった結果が生まれたのだ。「隠れキリシタン」ならぬ「隠れトランプ支持者」がかなりいたのだと思う。これから世界は混沌へと向かうのだろうか。出来ればトランプ氏の意識が正常化し、真の政治家として目覚めることを願っている。プーチン、トランプ、そしてフィリピンのドテルテ。これからはこの3つの台風の行方に要注意だ。
2016.11.10
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元女優の高樹沙耶が逮捕された。大麻所持の疑いだ。逮捕の数日前、私は偶然TVで彼女たちが暮らす石垣島の家を見た。共同生活者だと言う複数の男たちがなんだかやばそうな雰囲気で、心に引っかかった。女優を辞めて彼女はナチュラリストになった。素潜りの日本記録(確か53mだったはず)も作った。昨年は参議院議員選挙にも立候補したらしい。医療用大麻の公認を訴えて。 そもそも彼女が最初に大麻と関わったのは18歳の時で、インドネシアで吸引した経験があった由。今回彼女の家から見つかったのは最も薬効が高い花の部分55g。これは110回分の使用量に相当し、常習性を疑う量とのこと。一見健康そうに見えるナチュラリストが、大麻に冒されていたとは無残。果たして真相はどうなのか注目だ。 この人は韓国ソウル大学の李榮薫教授。彼はこのたび「従軍慰安婦問題」の正しい姿をネットで発表した。これは安倍総理の談話を肯定するもの。以前発表した際は、炎上する騒ぎになったそうだが、今回はとても静かなのだとか。彼の専門は経済学で、歴史の専門家ではない。このためデータや事実しか書かないのが良かったのではないかとの説も浮かぶ。 従軍慰安婦問題に関する韓国民の反応は異常で、ソウルの日本大使館前にも少女像が置かれる始末。これは明らかな国際条約違反なのだが、ヒステリックな国民は頓着しない。最近日本から送付した基金を受け入れる「元慰安婦」も出て来たそうだ。1冊の偽書と朝日新聞の誤報から始まった騒動は、ユネスコ人権委員会の場に引き出されるなど、大騒動になっている。真実が明かされる日が早く来て欲しいものだ。 巧みな外交で中国から2兆5千億円の資金援助を引き出したフィリピンのドテルテ大統領。このたび2泊3日で日本を訪れた。中国では横柄な態度を見せたが、親日家の彼は日本では無礼なことはしなかった。要人の前でガムも噛まず、礼儀正しく振舞った。ただし、パーティーの時間にはたびたび遅れたが。 日本からは艦船の提供と練習機の貸与、インフラ整備に関する資金提供などが得られた。安倍総理との70分間の対談の内容については全く明らかになっていないが、「最後は日本の側に立つことを約束する」と話したそうだ。そして「今後は暴言を吐くことはしない」とも。元検事の彼は、どうやら状況に応じて巧みに態度を変えているようで、フィリピン国民の支持は85%以上。今後の行動に注目だ。 豊洲市場の汚染問題がなかなか進捗しない。真相解明にはまだまだ時間を要しそうだ。このままでは「風評被害」はさらに強まるだろうし、移転予定業者への補償問題も現実味を帯びて来る。一方オリンピック会場問題も難航している。ボート・カヌーの候補地の一つである宮城県の長沼については、用地の確保や環境アセスメントの確定に時間がかかり、オリンピック開催に間に合わないとの意見も出て来た。 問題点を挙げて真相を追求するのは大事だが、物事には期限がある。それにどう折り合いをつけ、どう実現するかが政治家の務めなのだろう。政治塾の立ち上げ、「7人の侍」の処分問題なども含めて、まだトンネルが続いて、その先に光は見えない。彼女の実力が試されるのはこれからだろう。気力と健康が心配だ。何せ都民だけでなく、国民全員が彼女の動向に注目しているのだから。 世界のタケシがまたまたど偉い賞を受賞した。フランスで最も権威ある「レジオン・ドヌール勲章」がそれ。その第4等だった由。この勲章はフランスの文化、科学、経済の発展に寄与した者に与えられる名誉ある賞。もちろんタケシがもらったのは、「お笑い」での活躍ではない。今や映画界の快男児、世界の巨匠になり話題を集める存在になった。 「風雲たけし城」で大暴れをし、週刊誌の記事に怒ってビルを襲撃したあの頃の面影はない。だが世界の巨匠となった今でも権威に屈する様子は全くなく、時々首を曲げるあの姿は今も変わらない。 今年の文化勲章受章者の1人に、芸術家の草間彌生さんが選ばれた。彼女はカボチャや水玉模様をモチーフにしている世界的なアーティスト。80代半ばになっても未だに制作を続ける現役の芸術家だ。だが今では世界的な名声を得ている彼女には少女時代から続く苦しみがあった。 彼女は統合失調症を患っている。昔の病名は精神分裂病だ。少女時代から幻覚に苦しんで来たそうだ。だが彼女は脳裏に浮かぶ幻影を絵に描いた。私はあまり好きな意匠ではないが、凄い才能であることは分かる。命を削り続けて来た彼女の作品が、日本で最高の賞に繋がった。きっと壮絶な人生だったのだろう。 熱戦が続いていた日本シリーズが昨夜の第6戦で終止符を打った。もう結果を書くまでもないだろうが、日本一に輝いたのは日本ハムファイターズだった。もつれた試合が後半になって一気に爆発。思わぬ展開になった。 今年の広島カープは文句なしに強かった。2位に大差をつけてのリーグ優勝。CSに入ってもその強さが揺らぐことはなかった。「神ってる」、「カープ女子」そんな流行語が生まれた背景には、男気から大リーグの高給を蹴って古巣に戻った黒田投手の存在が大きかった。その彼が日本シリーズを前に、今季での引退を発表した。第3戦で先発した彼は、途中で体調を崩して退場したほどだった。 一方の日ハムは、大谷の二刀流が大きな反響を呼んだ。投手としては日本最速記録を塗り替え、時速166kmのスピードボールを何度も投げた。打者としてはホームラン20本、100安打、打率3割を残す怪物ぶりを発揮。二刀流が間違いではなかったことを自ら証明した。 2連勝と広島カープに勢いがあった出だしだったが、北海道に帰ってからの日ハムは接戦を次々と物にして3連勝。その勢いで再度広島に乗り込み、敵地で日本一を手中に収めたのは見事だった。球界の大先輩と日本のホープが第7戦で戦う姿を観られなかったのは残念だが、輝く彼らの残像がくっきりと脳裏に残っている。2人ともありがとうね。そして今年一年、どうもご苦労様でした。
2016.10.30
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奈良県の弥山(1895m)に登山に行き、遭難した人がいた。なんでも島根県の土木部長らしい。その人を捜索したものの見つからない。ところが13日後、下山中の本人の姿を発見。何と下山を急ぐあまり崖から転落してろっ骨を骨折していた由。近くの湧水で凌ぎ、何とか崖をよじ登って登山道へ出、捜索中の人と出会って発見された。13日間水だけで生き延びた奇特の人は、特段生命の危機はなかったそうだ。 遭難騒ぎがあった弥山の近くにあるのが大峰山。ここは昔から修験道の修行の地。ここで「千日回峰」の荒行を敢行した人がいる。千日連続で43kmの厳しい山道を歩き、その終了直後に9日間不眠、不臥、不食、不飲で祈り続ける。これは昭和以降で2人目しか完遂者がいない。そのうちの1人が、仙台市秋保温泉近くの慈眼寺住職の大阿闍梨だ。まだ40代の若さと聞く。ニュースではないがついでに紹介した。 変な男が話題になっている。ピコ太郎がその人。英語の短いフレーズだけで特徴のある歌とダンスを作った。その動画を見た超有名人が面白いと言ってリツイートして世界に拡散し、何と短期間に3億3千万回アクセスされた由。アメリカのビルボードでは77位にランクされ、100位以内に入った最も短い曲としてギネスに認定された。昨日その発表が「日本外国特派員協会」であった。「PPAP」は実に愉快な歌。ぜひyoutubeでご覧いただきたい。今は世界の人が次々に新バージョンを発表している。 日曜日の朝のTV番組「サンデーモーニング」で発したこの人の言葉が問題になったとか。先日箱根駅伝の予選会があった。ところが伝統校の中央大学が上位10に入れず、残念ながら70数回連続出場の記録が途絶えた由。番組でこの人が言ったのは「どうやら内紛が原因のようだ」と。これは事実と違うと抗議され、番組は謝罪したようだ。だがこの人は謝らなかった。 かつて「大沢親分」が存命中は、実に良いコンビだった。きついことを言っても親分のたくまざるユーモアで座が和らいだ。だがこの人だけになってから独断と偏見だけが先行している。彼の専門は野球なのでそれを中心にすれば良いのだが、まるでスポーツ評論家のように話す。それも断定的に。関口さんの司会自体が独断的になったので私はもう見ていないが、やっぱりなと言う気がする今回の騒動だった。 先日の衆議院議員補選東京10区でこの人が圧勝した。自民党の若狭議員だ。前職の小池さんが都知事になったことで出た欠員を埋める選挙だった。禁止されていた小池都知事の選挙を応援して問題になったこの人は元検事。堅い役職の人が良く政治家に転身したものだ。一連の活動で、彼が信念の人であり、清廉潔白な政治を目指していることも分かった。 彼は自民党の候補者として公募に応じて推薦され当選したが、都知事選で一緒に応援した7人の区議の処分は今月末までに行われる予定。さて、小池さん主催の政治塾には4千人を超える応募者があったとか。彼らはこれから一体どこへ向かうのか。そして彼らの活動が果たしてどんな形をとるのか見守りたいと思う。 俳優の平幹二朗さんが亡くなった。どうやら風呂で入浴中の事故だったようだ。享年82歳。堂々たる役者だった。テレビドラマ「三匹の侍」は何となく覚えている。山本周五郎原作の小説をドラマ化した「樅ノ木は残った」は良く覚えている。これは伊達藩内部の主導権争いで、彼は悪役の原田甲斐役を演じた。女優の佐久間良子と結婚し、やがて別れた。2人揃って離婚会見の場に現れたが、佐久間は最後の握手を拒んだそうだ。 彼女との間に生まれた双子の一人が俳優の平岳大。彼が父の葬儀の喪主を務めた。あれほど元気だった父は、死の前日双子の妹が生んだばかりの孫と初めて会ったらしい。大俳優は初孫を抱き、ミルクを与え、大層喜んでいたと言う。喜びのあまりたくさんのワインを飲んだらしい。そしてその夜自宅の風呂で酔っ払ったまま亡くなった。何という幸せな人なんだろう。彼のシェークスピア劇など一度も観たことがない私は、そんな風に感じた。合掌。<続く>
2016.10.29
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ラグビーの平尾氏が亡くなったと言うニュースに驚いた。まだ53歳の若さだった由。死因はガンのようだ。若かっただけに、病状が一気に進行したのだろう。伏見工業高校では全国制覇。同志社大学では大学選手権を3連覇。そして神戸製鋼時代は日本一の座を7年連続で守った。かつての映像を見たが、相手をひらりひらりとかわしてゴールに飛び込む華麗なステップはまさに神業だ。 一頃イギリスに渡って本場の技と精神を学んだ。最近はラグビー協会の理事に就任し、東京オリンピック前年に東京で開催されるラグビーW杯の成功を目指して奮闘していた彼。その夢は残念ながら潰えてしまったが、日本のラグビーはますます変化し強くなりそうな予感がする。だからラグビーの天才児よ。安らかに眠って欲しいと祈る。合掌。 IOCのバッハ会長が来日して以来、小池都知事の反応に変化が見られる。ボートの会場は「海の森」と「長沼」の2か所に絞られた。恐らく長沼は選ばれないだろう。そんな感じがする。宮城県民としては寂しいが、サッカーの予選が県内であり、我慢するしかないように思う。そして野球とソフトボールは福島県内で。こちらは福島市、郡山市、いわき市の3か所が以前から立候補していた由。良いんじゃないのかな。 今まで悪役だと思われていた森元総理が、バッハ会長に色んな進言をしていたようだ。リオ五輪の安倍総理のマリオ扮装、そして今回の「復興五輪」に対する具体的な提案などだ。あの苦虫を潰したような顔は嫌いだが、やはり実力の持ち主であることを今回示したように思う。ゴタゴタが起きた結果経費がグッと下がったのは結果オーライ。雨降って地固まる。今後も上手く落ち着き、大会が成功して欲しいと願う。 自民党が党則を改正し総裁任期を延長することに、朝日新聞が論評していた。どうやら安倍政権が長引くことを快く感じてないような表現。比喩に明治の「薩長政治」を持ち出すとは論外というか、見当はずれのように思う。今世界の状況は極めて不安定で、我が国もその渦中にある。こんな時こそ政権が安定しているのは大切な要素ではないのか。 そんなことよりも「従軍慰安婦の強制連行」の誤報を30年間も訂正しなかった朝日の責任は重く、国益を大きく損なったことへの反省が未だに足らないと私は思うのだが。 民進党の蓮舫代表の言動がおかしい。「二重国籍問題」に関して、法務大臣から問題なしとした文書が届いたと過日表明したが、その翌日法務大臣は「法務省は今回違法との見解を送付した」と発表。さて、どちらかが嘘を言ってるのは明らかだ。しかしかつて大臣を務めた人物が、日本国籍を30年もの間選択してなかったことの重要性に気づかないとはねえ。 戸籍謄本やパスポートの写しも提示しない。「それは個人的なこと」というのが彼女の主張。野党第一党の党首が「日本人でなかった」ことの異常性を、マスコミが大きく取り上げないのはなぜだろう。私にはそれが不思議でならない。 中国に出向いて習近平国家主席と会談したフィリピン大統領のドテルテさん。紛争の種となった南シナ海を今後両国で共同開発することは先日も書いた。だがその後「アメリカとは決別する」と報じられたのには肝を冷やした。他社では「アメリカとは距離を置く」との表現もあった。いずれにせよ、あの地域のパワーバランスが大きく変化することは確か。 こんなことになったのはアメリカのオバマ大統領が、フィリピンの麻薬関係など凶悪犯人を法に基づかずに殺していることに警告を発したためだ。「フィリピンのトランプ」と言われている彼が、これに激しく反発したのがことの真相。フィリピンの外相が必死に弁明しているが、状況は混迷を深めそうだ。 一旦は原子力発電所に関する工事から中国を外すと表明したイギリスのメイ首相だが、最近になってそれを覆したようだ。契約上の問題があったらしい。中国主導のアジアインフラ投資銀行AIIBに主要国で参加していないのはアメリカと日本だけ。他国は政治よりも経済を先行させているそうだ。 ふ~む。世界はそこまでシビアなのかねえ。まあ自国の経済を守るのが優先と言うのは分かるけど、中国のバブルはとっくに崩壊して、近く国家経済が破たんすると予測する研究者や経済アナリストも結構多いようなんだけどなあ。 NASAの発表によれば、宇宙の銀河はこれまで知られていた10倍の数に達することがこのほど分かったようだ。これはイギリスのノッティンガム大学の研究によるもの。望遠鏡だけでなく計算も含めると、銀河の数は2兆個もあるのだとか。まさに天文学的な数字だよね。 40数億年後にはわが太陽系は爆発崩壊すると聞く。それまで人類が持つかどうかは不明だが、いずれは他の惑星や他の銀河系に脱出しなければいけない時が来るのかも。ふ~む。 さて、昨日は鳥取県で大きな地震が起きた。被害の程度はまだ明確ではないが、幸いにして死者は出ていないようだ。被害地の皆様には、心からお見舞いを申し上げたい。日本列島は火山列島でもあり、重力が過重に作用してるようだ。自然災害が多いのはこの島に住む私達の宿命かも知れないが、出来るだけ安全で平安に暮らしたいものだ。
2016.10.22
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今年のノーベル文学賞受賞者に決定した彼に、ノーベル財団からの連絡がつかないと言う。仕方なく財団は彼の親しい友人宛に連絡したそうだ。彼の名はボブ・ディラン。アメリカのミュージシャンで、私は若い日に日本の歌で彼の名を聞いたことがあった。 このまま授賞式に出ないと受賞資格が喪失し、約9千万円ほどの賞金もパーになるとか。過去には受賞を拒否したつわものも何人かいたと聞く。さて、彼は今何を考えているのだろう。ひょっとして一切の権威に従わないのかも知れないねえ。 ご存じこの人の悪評が治まらない。アメリカ大統領の共和党候補者のトランプ氏だ。暴論が何かと話題になっているが、今回は彼にセクハラされたと言う女性が複数現れた。またマイクを切らずにしゃべった会話が公になった。口にすることも憚れるような内容のもので、相手のブッシュ氏(元大統領の従弟)が番組から降ろされた由。共和党の重鎮もトランプ氏に投票しないと言明する始末。さて、今後どうなるか。 この人小池東京都知事が大奮闘している。一つは東京オリンピック問題。3種目について会場の見直しをし始め、そのお陰で経費が格段に下がる気配だ。ただボートなどは東京の他に宮城、埼玉まで上がり、何と会場が決まらない際は韓国で開催などというような噂まで飛び出した。 もう一つの難問が豊洲市場移転問題。石原元都知事からの文書は、結局「なしのつぶて」と一緒。「記憶にない」。の一手だった由。地下空間に溜まった水も水位が下がらないそうだ。市場長の更迭をするが、前途にはまだまだ光が見えない感じ。何とか頑張ってほしいものだ。 このたび来日されたIOCのバッハ会長。小池都知事との会談では、IOC,日本国政府、東京都、組織委員会の4者で、近く東京オリンピックの経費問題などを協議することを提案。早速来月から発足する運びだ。でも「原則を貫く」ことを強調するなど硬軟を使い分けたのはさすが。 安倍総理との会談では、東日本大震災被災地での競技開催もOKとの案を示した由。野球・ソフトボールの予選などを考えているようだ。いいね、いいね。これで少し進展しそうで嬉しいな。 10月17日に中国が宇宙船神舟11号の打ち上げに成功。今日辺り9月に打ち上げられた実験室「天宮2号」とドッキングする予定とか。これは国際宇宙ステーションISSが2024年に運用を停止されることを想定し、中国がその後の宇宙開発の中心となることを狙ってのものと考えられる由。中国の支配が宇宙まで及ぶ時代が来るのだろうか。 フィリピンの大統領と中国の国家主席が先日会談したようだ。例の南シナ海問題だ。フィリピン領有の岩礁を中国が奪って基地化した問題。どう決着するかと興味を持って見ていたのだが、何と両国は今後南シナ海を共同開発をするんだとか。おいおい、大丈夫かよ。この海域は日本経済の将来に関わる重要な箇所なんだよ。あんまり簡単に考えてほしくないなあ。 それに日本と中国との間で共同開発が協定された東シナ海の天然ガスだって、その後中国が勝手に開発を進め、もう16基もの海上基地が作られ中にはレーダーが設置された箇所もあるみたい。中国は要警戒の国。アジアインフラ投資銀行(AIIB)の理事に、鳩山元総理が取り込まれたのも心配なんだよなあ。 今日は3時半に目が覚めてブログを書き始めたんだけど、4時過ぎからウインドウズ10の更新が始まり、結局2時間もかかったのさ。その間に書いた文章は消えてしまうし、もっと書きたいこともあったんだが、今日はこれで止めておこう。どうも「動作」も不安定なようだしね。ニャロメ~!!
2016.10.20
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昨日の早朝パソコンを立ち上げ、現れたニュース欄に「リスペクトしてない」との本田選手の意見を見つけた。「一体何のこと?」と思ったら、前夜モスクワワールドカップアジア最終予選で戦った相手イランの選手は、もっと日本をリスペクトすべきと言うことらしい。 試合は原口が絶妙な股抜きのヒールシュートで先制し、後半イランに追いつかれた後はインデビジュアルタイムに放った山口の強烈なミドルシュートで勝ち点3をもぎ取った。本田も何本かシュートしたが、点には結びつかなかった。相手にリスペクトを求めるより、どうしてもリスペクトせざるを得ない状況を作り出すのがプロ。プロは「勝ってなんぼ」の世界。先ずは結果を出すのが先決だ。 激しい本田の言葉より、私は恋人の平愛梨を紹介した際「僕のアモーレです」と言った長友選手の温かいハートに共鳴する。あの日彼の出番はなかったようだ。そしてその翌日11日の対オーストラリア戦に備えて練習中彼は頭部を負傷し、次の試合を欠場する由。勝ち点を争う最大の山場だけに、長友の欠場は何とも痛い。 一浪いや世界のイチローは今年も偉大な記録を作った。42歳の彼が活躍する姿は、世界の野球ファンに希望を抱かせる。そして来季もマイアミマリーンズでプレーすることが決まった。年俸は2億数千万円とのこと。私の小遣いより少し多いねえ。 一方ゴジラ松井はスラッガーとして大リーグに渡り、ワールドカップでMVPにもなった。だが活躍した期間はずっと短い。それが大きな筋肉を使い続けるスラッガーの運命だ。それに対してイチローはバットコントロールでヒットを量産する。そして体を労わり、大リーガーとしてのプレーを可能にするためのトレーニングを欠かさない。来季は43歳。外野手としては驚異的な年齢だが、彼ならきっと活躍し続けるように思う。 今年のノーベル医学・生理学賞受賞者に東京工業大学栄誉教授の大隅良典博士が選ばれた。「細胞のオートファジー現象の発見」が受賞の理由とか。がんやパーキンソン氏病のメカニズムを解明し、その治療法を見つけるための手掛かりになる研究で、かなり前から受賞して当然と思われていたらしい。 博士は酒豪。今でも指導する学生たちには優しい研究者で、おごり高ぶった態度は全くない。若い時からへそ曲がりで、人がしない分野の研究をするのが好きだった由。奥様もかつての研究仲間で、家庭に入った後も博士の研究を陰で支え続けた。博士には奥様の眼鏡を隠したりするお茶目な一面があるとか。何とも微笑ましい話だ。 なぜ日本人研究者だけがアジアの中で毎年のようにノーベル賞を取り続けるのか。中国や韓国ではもっぱらそんな疑問の声が出ているそうだ。やっかみも半分はあるだろうが、最近は日本を見習うべきとの意見も少し出て来たようだ。 だがノーベル賞のうち医学・生理学賞、物理学賞、化学賞は30年ほど前の研究成果に与えられることが多いと聞く。だから30年後には日本が追い抜かれることも十分考えられるわけだ。 国花であるムクゲ(木槿)の花の名を名前にした朴槿恵女史の悩みは深い。日本帝国の軍人だった偉大な父親を忌避するような反日国家韓国の大統領ともなれば、本心とは違った行動を取らざるを得なかったのかも知れない。だが国内経済は遅滞し、同胞国家北朝鮮の暴走が続いて心の休まる暇はない。 そして彼女のヒステリックな性格が、検察や裁判所など司法の判断にも影響を与えているのだとか。野党議員の半数近くは「国家反逆罪」での逮捕歴があると聞く。あれだけ凶暴で強硬な北朝鮮に心を寄せる国会議員がいるとは魔訶不思議。恐らく朝鮮民族自体がヒステリックなのだろう。そう思うと全ては納得出来る。そしてそれは強大国を隣国に持つ半島国家の宿命なのかも知れない。 この人にもうさん臭さが付きまとう。ご存じ民進党の蓮舫代表だ。野党第一党の代表でありながら本名は名乗らない。そしてつい最近まで二重国籍だった。国会で与党を追及する姿は勇ましく、舌鋒も鋭いものがある。だがその言葉の割には空虚さが付きまとう感が否めないのはなぜだろう。つまり言葉が軽いのだ。言ったことがコロコロ変わるのを目の当たりにしたら、やがて人は信用しなくなる。それだけの話だ。 この人も最近時々TVに出て来る。例の豊洲市場問題の関係者としてだ。なぜ汚染された土地を築地市場の代替地として選んだのかを知ってる人物。だが言は二転三転している。公開の場でのヒアリングには協力せず、文書での問い合わせになら応じるとの言。そこで小池都知事は昨日早速、文書での質問状を石原氏の事務所宛に送付したそうだ。 彼が都知事にあったあの時期は、「新銀行東京」が大赤字を出していた時。移転を推進していた豊洲の敷地の汚染処理に膨大な費用がかかると知って、急遽工法を変更した経緯があるようだ。それをトップにいた彼が知らない訳はないのだ。政治家は高齢をヒアリング免除の言い訳には出来ないと私は思うのだが。 工事契約に関する談合疑惑や、連絡通路部分の汚染土壌放置、技術委員会議事録改ざん疑惑まで飛び出した豊洲市場問題。どこまで闇が深まるのか全く見当もつかない状態だ。このままでは移転時期が決まらないし、関係業者への補償問題も出て来るのは必至。「安全な食」のイメージとは程遠い豊洲の地。やはり移転するには無理があったのではないだろうか。 今や小池都知事は渦中の人。都議会での答弁などの態度はさすが大臣経験者。風格が違うし、不正を追及する姿も素晴らしい。恐らく豊洲市場移転問題や東京オリンピック会場問題には、共通の闇があると彼女は踏んでいるのではないか。ただ東京都幹部職員の無責任ぶりは想定外の酷さだったに違いない。 この難局をどう切り抜け、どう解決するか。それが彼女が負った使命だ。賢明な彼女ならきっとこの泥沼から抜け出し、最適の解決策を見出してくれるはず。私は日本国民の一人として、心からそう信じている。 最近TVでこの男を見かけないだろうか。ボートの武田大作選手。30歳ほど年齢が違う彼は松山勤務時代の走友で同じグラウンドで走り、同じフルマラソンに出、同じトライアスロンレースにも出ていた。その後彼は国体、アジア大会と戦いの場を広げ、やがてオリンピック5回出場のベテラン選手になった。 その彼が東京オリンピックのボートやカヌーの会場予定地である「東京海の森水上競技場」の弊害に関して、選手の立場から意見を述べている。曰く、「ここは海風が強くてボートへの影響が大きい」。「海水はボートを浮かせて難しい」。「海水による部品の錆が激しい」などなど。 20年前は学生だった彼が、今は世界のトップ選手としてTVに出て意見を述べている。だが真面目で努力家なのは今も変わらないようだ。TVで元気な顔を見られるのは嬉しい。そして私は思う。「歳月は人を育てる」と。まさに「男は黙って○○ビール」だ。
2016.10.08
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報道陣に結婚の報告をした卓球の福原愛ちゃん。きれいでしたね。日本での発表では着物姿で日本語で。台湾での発表の時はドレス姿で、鮮やかな台湾語で話す愛ちゃん。可愛らしくてとても幸せな笑顔をしてましたっけ。小さい時から苦労されただけあって、しっかりしてました。 江選手も優しい好青年で、きっと2人で幸せな家庭を築いてくれそうですね。日本にも台湾にも家があるけど、当分はご主人の仕事の関係でドイツに住むことになるみたい。ぜひとも健康で幸せに暮らして欲しいと願っていますよ~!! 民進党の代表に就任した蓮舫さん。あんまり評判は良くないですね。これまで主張して来たことが二転三転し、信用出来ないと感じた人が多く居たようです。おまけに積極的に日本人としての国籍を選択することもなく、かつ台湾国籍を捨てなかったことで、やはり二重国籍だったことが判明した模様。言ってることとやってることが違うと、今後国会などでの追及は必至でしょう。 父親が台湾人であることは分かっていましたが、母親は中国系の人で日本に帰化したため、蓮舫さんも日本人としての国籍を持つことになった由。失ったイメージを取り戻すべく、急に小池都知事に接近し、東京オリンピックの協力方を申し出たみたいですが、いかにも「取ってつけた」観が免れないように感じたのは私だけでしょうか。そのうち国会で追及されなければ良いのですが。 大相撲の秋場所が終わりました。優勝はカド番大関の豪栄道が全勝優勝。これには驚きましたね。大相撲史上初めての快挙だったそうです。来場所はいきなり綱取りになります。おめでとうございます。そして何とか頑張ってほしいものです。一方3場所連続で綱取りを狙っていた稀勢の里は、とうとう力尽きて一から出直しになってしまいました。やはり精神力に課題があったのでしょう。 13勝して技能賞をとった遠藤は見事怪我から復帰しましたね。来場所は幕内上位に昇進しますが、頑張って欲しいものです。連日横綱・大関を連破して前半注目された隠岐の海は9勝6敗に留まったものの、殊勲賞受賞。後半乱れたのが残念です。関脇高安は10勝を挙げ、来場所は大関取りに挑戦ですね。怪我で4勝11敗とカド番になった輝ノ富士、やはりもっと以前に休場し、怪我を治すべきでしたね。 先日両親が眠る墓に、墓参りして来ました。途中で花と線香を買い求め、久しぶりの墓参でした。ここに後何度来られるのだろう。墓前でふとそんなことを考えたものです。3兄弟で資金を出し合って建てた墓ですが、長男の兄は娘二人が嫁いで墓を守る人がないため、そのうち「墓終い」をしてお寺で永久供養をしてもらう予定とか。そうなると次男の私が入るべき墓が無くなるのですよねえ。これは何か考えねばいけなくなりましたよ~。 話は変わって、このたび立命館大学と大阪大学の教授2人が「イグノーベル賞」を受賞しました。日本人研究者の同賞の受賞は10年連続とのことです。これは世界的な研究に対して授けられるノーベル賞と異なり、あまり実際的ではない研究内容が受賞の対象となる、いわばパロディーなのです。 受賞者は表彰式の際、ユーモアたっぷりに挨拶する義務があり、今回は「又覗き」を実演した由。又覗きは「天橋立」が昔から有名ですが、それによって対象物が平板で小さく見えることが確認出来たとか。賞金は大金でアフリカの紙幣。でも実際に使用することは不可能とのこと。あくまでもユーモアたっぷりのパロディーの世界なのですが、日本人研究者の有能性については疑う余地がありません。 このたび5回目の核実験に成功したと伝えられている北朝鮮が、過日以下の表明しました。「このまま我が国に敵対する場合、ソウルを灰にし、グアム島は沈めてしまう」と。これに対し日韓米はカンカンになって怒り、国連でさらなる制裁措置を採るよう要求中です。果たして実効性のある策が取れるのか、それともこのまま北朝鮮の暴走を許すのか、今国際世論の行動力が問われています。 安倍総理は早速ニューヨークで記者会見を行い、日本の立場を強調しました。昨日9月26日は通常国会が開催され、ここでも安倍総理は決意表明をしました。9月28日からは都議会開催。そして同日、国連安保理総会開催と続きます。緊迫する東南アジア、東アジア情勢に対して、果たしてどんな実効性ある規制が提案されるか注目ですね。 日本のプロ野球界。セリーグはとっくに広島カープがリーグ優勝を果たしました。2位の巨人と3位の横浜が目下しのぎを削っています。そしてパリーグのリーグ優勝は日本ハムが独走していたソフトバンンクホースを急追し、昨日ついにマジック1点灯に漕ぎ付けました。さて、早ければ今日中に日ハムのリーグ優勝が決まります。だが東北楽天は目下5位。相変わらず苦戦が続いています。わが人生と同じように。う~む。
2016.09.27
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秋ナス 一昨日の中秋の名月を「満月」と書いたが、それは月の満ち欠けと連動していた旧暦の場合で、新暦の場合はずれることがあることに後になって気づいたよ。実は今日17日が満月。ブログの入力方式が変わってから、細部に不都合が生じている。昨日は旧方式で書いたら、日付を直すのを忘れてしまった。0時過ぎたら自動的に翌日の日付に変わる新方式の方が、目覚めるのが早い老人には好都合かも知れないね。 秋ナスが何本か獲れている。夏の終りに枝を剪定したお陰かも。気になっていた孫のコンクール結果だが、ネットで調べたら高校生の孫の学校は金賞だったが全国コンクールへの出場はならず、中学生の孫の学校は銀賞だったよ。合唱は一人では出来ないだけに、全国大会へ行くには学校全体のレベルが上がる必要があるんだろうね。どちらもまだ一年生なので、きっと良い経験になったと爺ちゃんは思うんだけど。 女子レスリングの伊調馨選手の「国民栄誉賞」受賞決定のニュースは、みんなの気持ちを明るくしたんじゃないのかなあ。何せこのところいニュースが多かったもんねえ。で、受賞の理由は言わずと知れたオリンピックでの4回連続優勝。あの吉田沙保里選手でさえ3連覇で留まったんだから、伊調選手の強さが分かろうと言うもの。本当におめでとうね。そして吉田選手も、長い間お疲れ様で~す。 先日多賀城市に行った時、実に面白い人物に出会った。車で全国を回っている男の人が、国府多賀城跡を歩いていた時に爺の後をずっとつけて来たのさ。三重出身で日本百名山を踏破し、外国の山も登った由。北海道の山は80回は登ってると言うから驚くね。前日は奥松島の大高森から松島湾を見下ろしたと話していた。私と同様不整脈で手術をしたことがあり、先日の登山中も不整脈が出て中止した由。 それにしても6月から旅を続けてるなんてお金持ちでしょ。話を聞いたらあんまり出歩いてばかりいたため奥さんに迫られて、とうとう離婚したそうだ。でも娘さんとお孫さんは近くに住んでるので寂しくはないとか。自由行動が出来る理由は親の遺産なんだとか。それも少々のものなんかじゃなさそうだ。そこで爺も言ってやった。「我が家にもイサンはある。ただし太田胃酸だけど」とね。 それにしても豊洲市場移転問題の雲行きがなんだか怪しいね。「地下空洞」の水の水質調査を急ぐ必要があるし、そもそもなぜ専門家会議の意見が覆されて現在の方法に変わったのか、確認する必要もありそうだ。元都知事だった石原さんの発言にもおかしな点を感じるしね。それに「談合疑惑」まで騒がれ出したから驚く。ともかく原因解明を急ぎ、不明朗な部分を早急に炙り出してほしいな。 幸い築地のオリンピック関連道路の方は、幾つかの工事方法がありそうだ。今後は豊洲への移転が長引いた場合の補償が問題になるかもねえ。 アシタバの花 それよりも民進党の党首に選ばれた蓮舫さんの危うさが気になるねえ。この人、きっと躓くよ。あの甲高い声。一見元気はつらつそうだけど、言ってることに一貫性がない。口は達者だが、どうも国を率いる素質に欠けていそうな雰囲気だ。 元「ドジョウ総理」が今度は「レンコン幹事長」になって彼女を支えると言うんだけど、「二重国籍問題」で国会での追及は必至。彼らも追及してる時は結構強いけど、いざ自分達が追及される立場になったら果たしてどうなんだろうね。 昨日福岡高裁那覇支部で一つの判決が下された。例の辺野古沖の埋め立て問題で、沖縄県の主張を退け、国の主張を全面的に認める内容だった。つまり仲井眞前知事が下した埋め立て許可に違法性はなく、現翁長知事が工事を差し止めた理由に正当性がないって内容だ。まあ常識的な判決だと爺は思うんだけど、翁長さんは早速最高裁に上告するって息巻いてるよね。 サンザシの実 裁判長はこうも言ってる。老朽化して危険な普天間基地の移転先は、諸般の事情に鑑みて辺野古基地以外にはない。云々」と。へえ~っ、これは驚いた。考えてみればごく常識的な意見だけど、それが裁判長の口から出ると、ホホ~となるのさ。現実が見えてる裁判官もいるんだとね。 防衛は国の仕事。それも国民の生命と財産を守る重要な任務だよね。国が国民を守り、国益を守るのは当然のこと。それに日本を囲む国際情勢はかなり厳しい。何せ周囲に国際ルールを守らない危険な国家が複数存在する現実。先ずそのことを認識しないとね。平和は口先だけでは守れない。時には「自己犠牲」すら必要とする。それが常識であることに早く気づいてほしいな。
2016.09.17
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都庁の公文書用紙をA3からA4に変更し、しかも用紙の裏まで使用することを改革したのは良かった。都知事選で応援した若狭議員が、自民党の幹部から口頭での厳重注意で済み、小池都知事が抜けた東京10区の候補者として立候補出来そうな運びになったこともまだ良かった。だが問題は移転を延期宣言した豊洲市場が、今とんでもない状況に陥っていることだ。今後の都政を左右しかねない大問題が発生したのだ。 今ニュースで大きく取り上げられ、連日詳しく報道されているので簡単に書く。主要な建物の下の「盛り土」がされておらず、作業スペースの空間に地下水らしい液体が滲出していたのだ。それに青果棟棟の地下ではコンクリートすら打たれておらず、バラスが敷かれていただけだった。つまり専門家会議と技術会議で提案された内容と全く違った形で、現実は進行していたわけだ。 都知事は慌てて幹部を招集し、早急な調査を求めた。同時に彼らの責任感の所在を厳しく問うた。何せ都のHPに公表された土壌改良の方法が事実と異なっていたのだ。しかも担当部署の幹部はそれを知りながら、他の部署や報知すべき委員会のメンバーには工事の変更を知らせてなかった。 この裏で果たして何があったのか。移転工事に伴う経費は巨額。その一部が闇に吸い込まれた感がある。今後の解明が待たれる。ことは極めて深刻だ。小池さんが都知事にならなかったら、きっとこの問題は闇に葬られていたのだろう。 杭州で開催されていたG20及びラオスで開催されていたASEANで、中国は何とか各国から「南シナ海問題」で追及されることだけは逃れた。いや裏から手を伸ばし、「経済的な議題」だけ討議の対象とすることに成功した。だが、折角の国際会議も内容が乏しいものになった。肝心の中国経済が急激に減速し、さまざまな矛盾が現出しているからだ。おまけに会議のさ中、北朝鮮がとんでもない行動に出、中国の面子は丸つぶれになった。 北朝鮮が国連安保理決議を無視して、中距離弾道ミサイルを日本海に打ち込んだのだ。今年に入ってから既に21発目らしい。しかもそのうちの2回は我が国の排他的経済水域内(秋田沖、北海道沖)への着弾だから危険極まりない。今後国連安保理事会ではさらなる厳しい決議がなされ、関係各国もさらなる独自制裁に踏み切るだろうが、何だかとても空しいのだ。決議は何の効力もなく、制裁も全く効いてないように見えるからだ。 中国の北朝鮮に対する経済封鎖は形式のみ。北朝鮮に接する中国の3つの省は国内で最も経済の発展が遅れた地方で、北朝鮮の安い労働力と豊富な鉱山資源で何とか持っているのが実態。だから北朝鮮には相変わらずお金が入るし、中国との電話も簡単に通じる。この地区(中国の3省)の電話帳には北朝鮮の主要な電話番号が載っているそうだ。しかも「北朝鮮省」と明記されている由。つまりツーカーの仲なのだ。 北朝鮮はさらなる賭けに出た。今年2回目の原爆実験、通算で5回目の核爆発を実行したのだ。しかも近々6回目の実験の準備に入ったとの情報もある。裏には中ロの技術提供があると言われている。またサイバーテロでロシアの軍事機密を北朝鮮が盗んだ兆候がある由。 こうして核弾頭の実現化が着々と進み、潜水艦からの長距離ミサイルの発射実験にも成功してしまった。これは日本にとっても、アメリカにとっても脅威以外の何物でもない。果たして北朝鮮の暴走を止める手立てがあるのだろうか。強い制裁とメッセージが出せない国連では、全く機能してないのと同然。中国の南シナ海問題も然り。私の心はますます暗くなるばかりだ。 中国や北朝鮮の暴走を許した一因は、オバマ大統領の弱腰にもあったと思う。「ノーベル平和賞」の足かせが彼を躊躇させ、早急で具体的な対策を取らせなかったとも言えそうだ。今アメリカは大統領選のさ中。11月の本選まで最後の戦いの最中だが、依然両候補者の人気は低いまま。しかもクリントン女史は肺炎で9・11の慰霊式典を途中で退席する始末。ますますこの後の国際情勢が心配だ。 そんな状況下でも民進党代表選に出馬している蓮舫さんの「二重国籍問題」は小さな問題なのだろうか。あれほど台湾国籍は捨てたと言いながら、実際はまだ残っていたことが判明した。民主党政権時代、彼女は二重国籍のままで閣僚の地位にあった。 世界には二重国籍の人が溢れ、日本の「国籍法」が時代遅れなのだと言う意見もあるそうだが、どうなのだろうね。ともあれ真実を確かめもせずに、口先だけで勇ましいことを言う政治家は信用出来ない。何せ彼女は「クラリオンガール」だった頃、「将来政治家には絶対ならない」と主張していたのだから。
2016.09.14
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「アヴェ・マリア」は美しい曲だが、リオに現れた「安倍マリオ」には世界の人々が驚いたのではないか。もちろん次期開催国の首相として登場したのだが、誰も予想出来なかった登場の仕方でビックリした。私の印象は「そこまでやるか」と言うもの。you tubuで観た中国の若者の反応は、「あそこまで出来る自由な国が羨ましい」と好意的な意見が圧倒的だった。 8月6日。ある人がブログで平和に関する記事を書いた。だが広島の原爆資料館には2度行って2度とも中に入れなかったそうだ。私は中学生の時に大田洋子の『人間襤褸』を読んだ。「襤褸」はらんると読み、ぼろ切れのことだ。作者は広島原爆の被害者で、原爆が投下された広島の街で起こったことがつぶさに記されている。中学生にとっては厳しい現実だったが、私はその時に原爆と言うものの実態を知ることが出来た。 原爆資料館を観たのはその35年後のこと。高熱で溶けた弁当箱や、一瞬で焼け死んだ人間の影が焼き付いた階段など、今でも忘れることが出来ない。だがもっと鮮烈な印象は15歳で読んだ『人間襤褸』。文字通り10万人もの人間がぼろ切れのように焼け死んだのだ。折角原爆資料館に行きながら見る勇気のない人が平和を語っても説得力はない。現実を直視出来ない人の意見はあまりにも軽過ぎると私は感じた。 沖縄県の翁長知事が先ごろ政府に来年度の沖縄振興予算として3千億円を要求した。普天間基地の辺野古への移転に関してはあれほど抵抗している男が、こと沖縄振興になると抜け抜けと掌を返すように近寄って来る。米軍那覇軍港の浦添市への移転に関して、那覇市長でもあった翁長氏の意見は二転三転して困ったと浦添市長は語る。沖縄本島11の市のうち、9つの市長は辺野古への基地移転に賛成しているのだが。 7年ほど前、私はリュックを背負って沖縄本島の北部を走っていた。4年がかりで沖縄本島を単独一周するのが目的だったが、東村の高江付近から山へ入って見た。ヘリコプター基地建設の反対小屋があったからだ。目の鋭い男が1人いて、私をジロリと睨んだ。直ぐにヤマトンチュー(内地人)と分かったのだろう。沖縄勤務時代の部下によれば、反対小屋には人がたくさん集まっているとのことだったが、その時見たのはたった1人。それも反対派の党員のように思えた。 やんばるの米軍演習地は広大で、ジャングルでのゲリラ戦の訓練をしてるのだろう。そこに3つのヘリコプター基地を作って移転し、残りは返還する計画のようだが、これにも反対しているのだ。恐らく反対の理由は自然破壊だろうが、本音は返還されても困るからだろう。未開の山など返されても二束三文にしかならない。それなら毎年確実に手に出来る基地借料が彼らには重要な収入源なのだ。 変な話だが、そんな場所は名護市にもある。基地の返還を申し入れても応じないのだ。もちろんお金のためだ。それなのに米軍基地反対を叫ぶ矛盾。それにやんばるの広大な演習地が返されたら、彼らが声高に叫ぶ「米軍基地の75%が沖縄にある」とのパーセンテージが一気に下がるではないか。それなのに反対するのは矛盾でしかない。 尖閣諸島の領海へ連日のように中国の艦船が侵入している。なぜこれに沖縄県民は反対しないのかが不思議でならない。あそこは貴重な漁場で、反対しているのは島が所属する石垣島の島民だけだ。少し前、沖縄県の代表などが国連の人権委員会に沖縄では先住民の人権が阻害されていると訴えた。 これはおかしい。沖縄の人たちは昔から琉球語を話しているが、これは日本語の方言に過ぎない。それに琉球王朝の公用文は「ひらがな」であり、中国の漢字ではなかったのだ。竹富島の赤崎集落には、自分たちは平家の末裔と主張する人々がいるし、沖縄本島東部の島には、先祖が倭寇だったと言う集落も多いのだ。 日本海の竹島と東シナ海の尖閣諸島は韓国、中国と領有権を争っているが、両島ともれっきとした日本領であることは歴史が証明している。それが不承知なら、両国は国際司法裁判所へ訴えたら良いだけの話。それが出来ないのは、事実がばれるのが怖いからだ。竹島は戦後まだ日本が国連に復帰出来ないでいる期間に奪われた。いわゆる「李承晩ライン」に組み込まれて、手出しが出来なかったのだ。 今般整備された安保関連法案を「戦争法案」と呼び、「徴兵制」に繋がると主張する政党がある。これはおかしな話だ。泥棒がいるのに鍵をかけない家があるだろうか。痴漢がいるのに裸で出かける人がいるだろうか。自国の領土は敢然と守る。これは独立国として当り前の行為。これに「いちゃもん」をつける人の気が知れない。 かつて日本軍が済州島で韓国の若い婦女子を無理やり従軍慰安婦として連行したと言う吉田清治の本はインチキだった。だが朝日新聞は事実を調査せず、それを正しいこととして30年間放置した。国連の人権委員会もそれを事実と認識し、アメリカやオーストラリアに慰安婦像が建てられるきっかけになった。 今吉田清治の長男は取材に応えて言う。「父が済州島へ行って取材した事実はなく、自宅で原稿を書いていた。もし許されるなら自分がクレーン車を運転して、世界中の慰安婦像を撤去したい」と。 私は朝日新聞は漫画と連載小説しか読まない。面白くないからだ。関口宏の「サンデーモーニング」は前は観ていたが今は観ない。内容が偏っているためだ。ある政党の「顔」になってる女優。彼女は好きな女優だが、党の看板になるのは出来れば止めて欲しい。日本は自由主義の国。これほど自由な国もなかなかないだろう。だが無責任では困る。自由と責任は表裏一体の関係にある。 私は歳を取って保守的になったのだろうか。いや、あの民主党政権時代のていたらくを目の当たりにして、幻想が消えただけの話だ。大学生の政治集団シールズも解散した。どうも就職に不利と言うのが理由の一つらしい。その程度の認識なら消えて当然。人間、時には自分が嫌いな物も食べることが必要。食わず嫌いでは本当の味が分からない。それに真贋を見抜く力も必要不可欠と私は考えている。
2016.08.25
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小池新東京都知事の就任挨拶と記者会見には感激した。約45分もの間、ほとんど原稿を見ないでの施政方針説明は実に迫力があった。理路整然とし、とても納得出来る内容。もし鳥越さんが当選しても、あれだけの話をするのは到底無理だと思った。今後は「情報公開」と「オリンピック経費」に関して、外部委員を中心とする調査委員会を立ち上げ、自らその責任者になる旨言明した。 若狭参議院議員の話にも感激した。今回除名覚悟で小池さんを応援したのは、女性が輝く日本で在って欲しいとの願いからのものとのこと。あの髭のあるいかつい顔の彼が、そんな思いでいたことに驚いた。日本は女性の国会議員や首長が少ないことで、国連から勧告されている由。なるほどねえ。そんなことがあったのか。そうだったら彼を除名は出来ないはず。だって安倍政権は女性が輝く世の中を標榜してるのだから。 にこやかに挨拶した小池さんに対し、都議会議長と副議長の応対はたった3分で終わる、そっけないものだった。おまけに恒例の記念撮影にも応じず、皮肉めいた捨て台詞で終わった。与党である都議会自民党の対応もトップのドンが不在で、冷たい対応。まさに男どもの肝っ玉の小ささをまざまざと見せつけるものだった。またオリンピックのドンである森元総理も記者団に聞かれ、今後の関係修復は小池さん次第とのたまった。全く感じ悪いねえ。 今回の都知事選で、瀬戸内寂聴さんが鳥越氏を応援していたことを知った。誰を応援しようが勝手だし、恐らく宗教者の立場から平和を願ってのことだろうが、まさか応援した相手が女性の敵だったことまでは知らなかったようだ。 過日、寂聴さんは雑誌の対談で小保方晴子さんを慰めていたことも知っていた。恐らくはマスコミから袋叩きされ精神が参っていた彼女に力を与えたかったのだと思う。93歳と高齢の尼僧の気持ちは有り難い。 だが、鳥越氏は公人として追及を受けたのであり、一方の小保方さんは一科学者として追及を受けた。そのことを忘れてはいけない。それらは今後も永久に非難されるべき行動。もちろん小保方さんの場合は、人間として非難された訳ではない。 第3次安倍改造内閣の陣容が昨日明らかになった。女性閣僚はわずか3人とは寂しい限り。総務大臣の高市さんが残留。オリンピック担当の丸川さんは横滑り。これは小池さんとの関係修復が狙いのよう。そして稲田政調会長が防衛大臣に就任。論客で知られる彼女は中国や韓国から煙たがられる存在。総理の心意気が分かる。彼女は信念の人。臆することなく日本の安全のために献身してくれるはずだ。 こともあろうに、そんな日に北朝鮮が2発の中距離ミサイルノドンを日本海に発射した。1発は直後に破裂したが、残りの1発は秋田県沖250kmの我が国の排他的経済水域に着弾した。付近では山形県のイカ釣り船が漁をしていた由。早速自衛隊と海上保安庁の艦船が出動し、弾頭の破片を回収した模様。日米韓の軍事協力に対する嫌がらせだろうが、国連決議に反する卑劣な行為だ。 安倍総理が先日就任したばかりの英国メイ首相にお祝いの電話を入れたようだ。その際、今後の結束を約束したみたい。サッチャー以来の女性首相は、早速前内閣が締結した原子力発電所建設プロジェクトへの中国の参加を見直すことを表明した模様。恐らくは国家機密保持の観点からだろうが、危機管理の点からごく当然の措置と言えよう。 都知事選のさ中に代表選への不出馬を表明した民進党の岡田代表は、まさに敵前逃亡さながらの様相だった。無責任な候補者選び同様、無責任な行動だったのではないか。後継者に名乗り出た一人が蓮舫さん。泥船の民進党を女性の力で再興することが可能だろうか。 海の向こうのアメリカでは、目下大統領選挙の真っ最中。イスラム系軍人遺族への侮辱的発言で、共和党のトランプ候補は非難されている。そんな「敵失」を捉えて、今後ヒラリーさんの再浮上があるかどうか。11月の本選まで、激しい戦いが続きそうだ。
2016.08.04
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東京都知事選挙の開票速報を見ようとした時、テレビの画面にテロップが流れた。何と大相撲の九重親方が亡くなったと言う。これには驚いた。享年61歳。余りの早過ぎる死に涙が流れた。親方はすい臓がんで入院中だった由。小さい体で肩の関節を良く外した。それを防ぐため筋トレを重ねて体を作り、名横綱千代の富士になった。優勝回数31回。国民栄誉賞も受賞した。 きびきびとした動き。美しい所作。全てが絵になる相撲取りだった。関脇貴乃花に負けて決意した引退も潔かった。その後テレビでは「千代の富士物語」が放映された。千代の富士に扮したのは宍戸開。良く似合っていた。心配になってHPを見ると部屋は、元大関千代大海の佐の山親方が継ぐようだ。あの悪ガキもすっかり親方の顔になっていた。名横綱の冥福を心からお祈りしたい。合掌。 相模原市の障害者施設での大量殺人には言葉もない。犯人は26歳の青年で、連行されるパトカーの中でもニヤニヤ笑っていた。小学校の教師を目指し、大学では教職コースを取っていた。だが3年次の頃には刺青を入れ出したらしい。やがてそれがエスカレートし、大麻や危険ドラッグに手を染めるようになった。完全な中毒患者だ。脳は壊れ、妄想が始まった。 重症の精神患者は殺した方が世の中と本人のためになる。彼の頭の中にはヒットラーが「降りて」来ていたようだ。5本のナイフと包丁で、何の罪もない19人の障害者の命を奪った狂った男。父親は教師だったそうだ。恐らく今頃彼の両親は、いたたまれず家を出ることも出来ないでいることだろう。危険ドラッグが簡単に入手出来る現状を嘆く。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りしたい。 WADAによって国の関与が指摘されたロシアのドーピング問題は、IOCが個々の競技団体に最終判断を委ねた。どうやらバッハ会長は親交のあるプーチン大統領に配慮したようだ。7月末日現在でリオオリンピックへの出場停止となったのは8団体114名に上った。その他に80名が判断待ちの状態だ。一応現地ブラジルに出発し、最終判断を待っている段階の模様。 それにしても今回のリオオリンピックに関しては何かと問題になった。治安の悪さ、オリンピック関連施設や交通機関の工事の遅れ、ジカ熱の発生、労働者による大規模なスト、大統領の汚職で副大統領が指揮に当たることなど、これほど問題のある大会は初めてだ。開会式まで後3日しかないのに、大国ロシアの選手団はまだ決まっていないとはねえ。 アメリカでは先日大統領選のための党大会が開催された。民主党はヒラリー・クリントン女史が、そして共和党ではトランプ氏が正式な大統領候補として指名されたものの、両党共に波乱含みであわや分裂の危険性を孕む党大会だったようだ。11月にどちらが大統領に選ばれるかは不明。だがそれぞれの党の副大統領候補者が常識的な議員なのが救いだろうか。 南シナ海の問題で孤立した中国は、同じくウクライナ問題やドーピング問題で孤立しているロシアと共同で、近く南シナ海で共同の軍事演習を行うそうだ。国際世論に反することは確か。国連の安全保障理事会で共に拒否権を持っている両大国が、国際審判で権限を否定された海域で軍事演習とは論外だ。そして目下大統領選の最中で手を出せないアメリカ。波乱含みの国際情勢が続く。
2016.08.02
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昨夜8時からの開票速報を楽しみにしていた。もちろん東京都知事選の結果だ。だがスイッチを入れた途端に小池百合子さんの当選確実が報じられ、後はその話一色になった。今朝になってPCを開いて見ても各候補者の得票数は載っていない。まだ開票数は出てないのだろうか。それでも8時で投票が済んだ時点で「当確」が出たのだから、きっと物凄い「差」だったのは違いない。 今回の都知事選は、何から何まで異例づくめだったのではないか。何しろ2人の都知事が相次いで任期途中で辞めたのだから。それも自民・公明の与党の推薦候補が政治資金や活動費の使い方を問題にされたのが原因。そして候補者の選び方が大きな話題を呼んだ。中でも今回当選した小池百合子氏は、自民党東京都連に問題ありとして立候補し、自民党からの推薦を受けられなかった。 彼女に対する政治評論家の評判は、あまり芳しくはなかった。変わり身が早い。党の言うことを聞かないなどだ。つまり彼女は自民党にとっては都合の悪い候補者だったのだろう。特に東京都政は自民党の「ドン」が仕切っていて、その男の関連会社がオリンピック関連工事を請け負うこともあるようだ。いわゆる黒幕が牛耳る都政に、彼女は敢然として立ち向かった訳だ。 当然自民党は応援を禁じた。家族でさえ応援したら自民党を脱退させるみたいな脅かしを文書で流した。全くもって酷い話だ。それでも参議院議員の若狭勝氏がたった一人、自民党の国会議員として応援し続けた。元検察官の勇気ある行動。そして国際的に有名なアルピニストである野口さんがいつも彼女の傍らにあった。 選挙戦の中で、彼女は鳥越氏に対して「病み上がり」と言った。それが問題にされたが、病み上がりには違いない。都政を率いるには健康である必要がある。それに彼女自身も子宮筋腫で子宮を摘出した過去がある。また元都知事の石原慎太郎氏などに「厚化粧」と言われたが、彼女の顔には生来の痣がある、医療用化粧品でそれを隠しているようだ。それを知らずに何と惨いことを言うのだろう。 推薦なしで都知事に立候補した小池さん。その彼女に対する支援の輪は急速に広がった。敢然として魔宮に挑戦する姿が共感を呼んだのだろう。防衛大臣や環境大臣を務めた実力はある。カイロ大学卒業で、英語やアラビア語も得意。もちろん国際感覚にも優れ、政治家としての「勘」も備えている。きっと乱れた都政を彼女の真っ正直さで正してくれるに違いない。 増田寛也さんは今回自民党や公明党など与党の推薦を受けた候補者。東大卒の行政官で、岩手県知事を務め地方自治の実務にも明るい。人柄は地味だが穏やかな方。決して悪い感じはしない。だがもし彼が当選しても、恐らくは「都政のドン」の言いなりにしかならなかっただろう。旧悪を絶つだけの勇気と信念までは持ち合わせていないはずだ。 鳥越俊太郎さん。京都大学卒のジャーナリスト。風貌は良く、爽やかな印象を受ける。恐らくは「聞く耳」も持っているのだろう。だが、中身が全くなかった。あるのは知名度のみ。おまけに過去の女性問題が暴き出されるなど、野党4党共同候補の割には、全く「身体検査」も受けてなかった。何しろ都政の問題点が全く分かっていなかったのだ。 私が驚いたのはテレビでの会見時。彼は「自分は昭和15年生まれなので終戦時は20歳。空襲も体験した」と言った。昭和15年生まれなら5歳にしかならない。しかも彼が当時居たのは九州で空襲もない村なのだ。それに伊豆大島を訪れた際は、「伊豆大島は消費税を5%にします」と言っていた。「この人は本当にまともなんだろうか」と、その時私は感じたものだ。 なぜこのような軽薄な人物を野党は担ぎ出したのだろう。かつて共産党の推薦で2度次点になった宇都宮さんが今回統一候補にならなかったことを怒って、最後まで鳥越氏の応援をしなかったそうだ。「勝てば良い」。野党はそう考えたのだろうが、その考えは実に甘かった。これが日本の進歩人、知識人、「良心あるマスコミ」の実態。大衆迎合のポピュリズム政治の実態だ。 日本は一体そこからいつ脱却するのだろう。私は東京都民ではないが、大いに小池百合子さんには期待している一人。都議会や都政をどう改革して行くのか、今後の活動を大いに楽しみにしている。恐らく自民党も協力せざるを得ないだろう。それだけ圧倒的な差で当選したのだから。
2016.08.01
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バングラディシュで日本人7名が犠牲になったテロには、日本の大学に勤務していた外国人も関与していた形跡があるとか。フランスのトラックによるテロでは90名近い死者と50人以上の重傷者が出た。犯人は40代のアルジェリア系市民だった。ドイツではアフガニスタン難民の少年が列車内で斧を振るい、4人の乗客を傷つけた。 トルコ軍の一部兵士によるクーデターは半日で失敗に終わったが、エルドアン大統領が拘束され、殺害される恐れもあった由。危機一髪で逃れた大統領は、放送局から携帯電話で国民に対して蜂起を呼び掛けた。鎮圧に成功した大統領は、クーデターを起こした兵士はもとより、政府内の関係者など数万人を解雇した由。さらには今後3か月間の非常事態宣言まで飛び出した。 国民投票でEUからの離脱を決めたイギリスだが、その後後継者として有力だった首脳陣が、次々に逃げ出した。結局次期首相に指名されたのは女性のメイさん。「鉄の女」サッチャー女史以来の女性首相が誕生した。だがEU残留の意向が強いスコットランドやウエールズなどは、今後独立する可能性が高まるのだとか。一つの動きが新たな変化を引き起こす典型みたいなものだろうか。 ハーグの常設仲裁裁判所(PCA)がフィリピンの提訴をほぼ全面的に認め、南シナ海における中国の権利を否定した。浅瀬を埋め立てて軍事基地化したのを島と認めず、従って領海も成立しないとの見解。また歴史的な支配の証拠も見当たらないとの裁定。これが最終決定となるため、国際世論は中国に国際法を順守するよう求めている。 これに対し中国は、この裁定は「紙屑」であり、何ら拘束されない旨主張。早速スカボロ礁へ核ミサイルが搭載可能な爆撃機を飛行させると言う暴挙に出た。今後は対立するフィリピンや他の東南アジア諸国への資金援助を図るなど外交工作を展開し、東シナ海での攻勢も見据えている由。インドネシアやベトナムは、フィリピンに続いてPCAへの提訴を考慮中のようだ。 北朝鮮が日本海へ3発の弾道ミサイルを発射した。短距離弾道ミサイルのスカッドと中距離弾道ミサイルのノドンのようで、ノドンの飛行距離は600km。近くアメリカが韓国へ配備する高高度防衛ミサイルTHAADへの対抗処置らしい。THAADの強力なレーダー機能は、中国やロシアにとっても脅威らしい。彼らの軍備状況が丸裸になるためだ。北朝鮮の暴走はどこまで続くのか。 昨日スポーツ仲裁裁判所はロシアの陸上選手のドーピング疑惑を「黒」と判定した。先に出た疑惑に対し、ロシアが裁判所に対して提訴していたのだが、それが裏目に出たようだ。ロシアでは選手が不正を訴え、反ドーピング調査機関の首脳2人が変死している。暗殺を恐れた責任者はアメリカに逃亡し、ロシア政府がドーピングを主導している実態を明かした。 今回の措置を受けて、IOCはロシアの全面的な参加拒否を表明する可能性が高くなったようだ。本日7月22日がリオオリンピック選手登録の最終日だが、ロシアが選手登録を諦める可能性が高い由。前代未聞の大騒動になった今回のドーピング問題。中国、北朝鮮、ロシアはいずれも社会主義国家。自由主義国家にはない深い闇が、きっと彼らの国には存在するのだろう。
2016.07.22
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ペルーの大統領選がようやく終わった。2人の候補者の最終的な差は、わずか0.24%だったと言う。稀にみる接戦ながら、今回もケイコ・フジモリ氏は敗れた。相手候補者が父である元大統領の強権的政治手法を批判したのが響いたようだ。恐らく元大統領がそうせざるを得ないほど、かつてのペルーには悪事が氾濫していたのだろうが、なんだか今回も残念な結果に終わったのが悔しい。 舛添東京都知事の評判が芳しくない。元検事2人による「調査結果」発表も、都民の疑念を解くまでには至らなかった。そこで給与の自主返納や問題になった別荘の売却、美術品の寄贈などを提案したが、不信感は解消されていない。もし都議会に知事の不信任案が上程された場合は、与党である自民党も賛成に回る意向とのこと。いよいよ知事包囲網が狭まって来たようだ。 過日行われた沖縄県議会議員選挙では、知事支持派の議員の当選が過半数を大きく超えた。これで米軍普天間基地の辺野古への移転が、一層困難になったようにも思える。本来国の安全保障体制の樹立と米軍関係者による犯罪とはリンクしない性質のものなのだが、若い女性を惨殺され、酔っ払い運転で事故を起こされた沖縄県民の怒りが一層燃え上ったのも事実。 そんな中、尖閣諸島の接続水域をロシアの軍艦が通過した。問題は中国の軍艦がその後を追って接続水域に侵入したこと。接続水域を航行すること自体は国際法に抵触していないそうだが、中国の軍艦の侵入は初めての出来事だったそうだ。早速中国の駐日大使を呼んで厳重に抗議したが、どうらや大使は軍部の「暴走」を知らされてなかったようだ。 先日北京において「第2回琉球・沖縄最先端問題国際学術会議」が開催され、日本からも複数の研究者や沖縄県関係者が出席した由。問題は議論の中身。ここでは「琉球」の独立や沖縄県からの米軍基地撤去について論議されたこと。この会議に中国政府が資金援助しているのは明らか。そこでこのようなことを論議するのは、我が国の主権を著しく侵害する行為と言わざるを得ない。 琉球王国が中国の冊封体制下にあったのは歴史的事実だが、中国領であったのではない。1600年代初頭に島津藩の侵入を受け、事実上徳川幕府の支配下にあった。それが日本に組み込まれたのが明治の「琉球処分」。琉球王国が力があった時代は、奄美の8島を実力で奪い取ったこともあったのだ。歴史とはそう言うもので、過去に遡って否定出来ないものなのだ。 南シナ海の東沙諸島や南沙諸島の浅瀬を中国が埋め立てて軍事基地化していることは、今や世界の事実。先日シンガポールで開催された会議でも非難を浴びたが、中国は昔から自国の領海だと居直っており、フィリピンの国際裁判 への提訴も無視する構えだ。東シナ海での石油開発も急ピッチで日本との合意はまるきり無視。こちらもレーダー設置など軍事基地化の恐れがある。 参議院議員選挙が近い。今回から18歳以上と選挙権が拡大するが、北朝鮮の暴走や中国韓国の経済状況悪化など東アジアの国際情勢はより厳しいものがある。こんな事態にありながら、「戦争法案反対」などと叫ぶ人々の気持ちが分からない。暴走する国家が近隣にあれば、より防衛を強化するのは自明の理だと私は思うのだが。 イギリスでは近くEUからの離脱の賛否をめぐる国民投票が実施される。もし離脱する場合は、後に続く国が出て来ることが懸念される由。国民の暮らしと平和を守るために、果たしてどんな道を選ぶのか。その判断は国民自身に委ねられている。それが自由主義国家の当然の権利であり、そうでない国家に本当の自由など存在はしない。
2016.06.13
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ある手続きのために必要な書類を必死で探したが、どうしても見つからなかった。そこで出先の事務所に行って、再発行してもらった。あれだけ苦労したのに、何と再発行の簡単なこと。書類をまじまじ見ると、一度もみたことのないもの。一体どうなっているのだろう。もう一つの方は東京の本部に問い合わせたら、私の場合元々「ない」のだそうだ。今回の件で「役所用語」の難解さを再認識した。彼らはきっとそうは感じてはいないのだろうが。 北海道の山林に置き去りにされた子供の行方が分からなくなってから、もう1週間以上経つ。これだけ探しても見つからないことを理由に、警察は捜索態勢を縮小する由。七飯町は国立公園の大沼や秀峰駒ケ岳が有名で私も一度泊り、大沼公園の周辺を走ったことがあるが、「熊出没」の看板がとても怖かった記憶がある。しかし、「しつけ」のために、子供を辺鄙な山林に置き去りにする親がどこにいるだろうか。恐怖する子供の姿が目に浮かぶ。<補記> 行方不明になっていた田野岡大和君(7歳)は、本日自衛隊の演習場内で無事発見されました。初日からそこを動かず、空腹は水を飲んで我慢していたようです。家族の喜ぶ様子が目に浮かぶようです。 覚醒剤事件で逮捕された清原に判決が下った。懲役2年6月の有罪判決で、執行猶予4年が付いた。裁判長は覚醒剤を使用した清原の言い分を退けたものの、今後の更生に関しては温情を示した。それに応えて彼が更生することは、果たして可能なのだろうか。覚醒剤の後遺症はとてつもなく大きいと聞く。完全に薬の影響を絶ち切って、人間らしい表情を取り戻して欲しいものだ。今後の行方に大いに注目したい。 舛添東京都知事の事件には呆れ果てた。参議院議員時代の政治資金執行の乱脈ぶり。そして東京都知事に就任以降の公私混同ぶりには、開いた口が塞がらない。新進気鋭の国際政治学者から政治家へ転身し、一時は有力な総理候補とさえ言われた彼の、言行不一致の乱行振りはどうだろう。都民の信用を全く失った彼が、今後その地位に座り続けることが果たして可能なのだろうか。DVの末の離婚や、2人の愛人との間に3人の子供がいることなど、人間性も最低だと私は思うのだが。 安倍総理は消費税の値上げを再延長することを宣言した。景気の動向を見据えてのことらしい。これで延長は2回目。実施は2019年10月となった。野党は「アベノミクス」が破綻したとして「内閣不信任案」を上程したが、採決の結果否決され、通常国会は閉幕した。今回お得意の戦法、「衆参同時選挙」は採られなかったため、参議院議員選挙だけに止まった。今後の日程は6月22日公示、7月10日投票が正式に決定した。 今回の選挙で注目されるのが、18歳以上の若者に与えられた選挙権。これまでの選挙とは一変する結果となるのではないか。今回の改正によって高校生や、未成年の若者達の政治への関心が高まることを願いたい。そしてそれ以上に政治家の意識が改革されることを期待している。これからの日本は若者達が担うのだ。清新な選挙になることを心から期待して止まない。 5月31日から今年も「セパ交流戦」が始まった。わが東北楽天は地元に阪神タイガースを迎えての3連戦。昨年は甲子園で1勝も出来なかった。今回は緒戦をエース則本の完投と新人オコエの初ヒットなどで圧勝した。だが翌日の第2戦は接戦で競り負け、昨日の第3戦は藤浪投手に完封負けを喫した。未だ浮上の兆しが見えない東北楽天。セパ交流戦をきっかけに浮上したいと話していた梨田監督の願いが、果たしてこの先どう実現するのか注目だ。 < O川さん情報 > 「本州縦断レース」(青森~下関間1550km余)を見事に完走したO川さんですが、昨日の走友会掲示板への書き込み(恐らく大会本部関係者の方)で、O川さんは11人目の完走者になったことと、これまでの最高年齢(多分65歳=私の推定ですが)だったことが判明しました。文字通り鉄人ランナーの誕生です。M仙人の後継者に相応しいですね。O川さん万歳。そして改めておめでとうございま~す!!
2016.06.03
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大相撲五月場所は横綱白鵬が全勝優勝。見事史上最多37回目の優勝を果たした。綱取りがかかった大関の稀勢の里は13勝2敗の成績で優勝はならなかったものの、千秋楽に横綱日馬富士を破り、来場所に夢をつないだ。帰り入幕の遠藤と新進気鋭の御嶽海は共に11勝4敗の好成績。これに反して一頃注目された大関照ノ富士は怪我のためわずか2勝しか出来ず、怪物逸ノ城は5勝止まり。こちらは全くの稽古不足で話にもならない。 元プロ野球選手清原の公判があった。覚醒剤取締法違反がその罪名。もう誰でも彼が犯した罪のことは知っているだろう。清原は「遅くとも引退以降から覚醒剤に手を出した」と微妙な発言をしているが、検察側は懲役2年6月を求刑。近く判決が下される。 識者によれば、覚醒剤を使用すると脳は破壊され、人格が変わる由。だから執行猶予ではなく、実刑を受けて刑務所に入った方が完全に断ち切れる由。しかし、覚醒剤使用の後遺症は長くかつ厳しいものらしい。盟友の佐々木主浩が救済に名乗りを上げたが、前途はかなり困難だと思われる。はたしてこの地獄から這い上がって来れるかどうか。 わが東北楽天が借金13の泥沼に落ち込み、パリーグ最下位の悲哀を味わっている。開幕当初は勢いがあって首位を突っ走っていたのに、主力選手の怪我と中継ぎ投手の不出来から次第に負けが込み出した。その後も抑えの松井が大崩壊し、守備の要である嶋捕手が左手骨折で戦線から離脱すると、さらに崩壊が進んだ。それでも東北のファンは暖かく、先日は入場者数の新記録を達成した由。清原じゃないが、何とかこの地獄から這い上がって欲しいものだ。 沖縄で若い女性が殺された。犯人は米軍軍属の男。勤務中でなかったことから警察が逮捕したが、県民の怒りは治まらないようだ。犯人の名前を初めて聞いた時に驚いた。シンザトは「新里」で沖縄の姓だったからだ。だが風貌は日系人には見えなかった。彼は沖縄の女性と結婚し、彼女の両親の家近くに住み、妻の姓を入れて複合姓にしていたのだ。赤ちゃんが生まれたばかりだと言うのに、何と言う裏切りだろう。彼も若いころは麻薬常習者だったようだ。 沖縄県民の怒りが分からない訳ではないが、これで基地の撤去を叫ぶのは早計だ。米軍基地の削減と移動計画は以前から日本政府との間で協議されている。ただし、「日米地位協定」の改定は必要だろう。トランプ大統領が誕生したら、この問題は一体どうなるのだろう。日本の防衛は日本自らが行うことになれば、財政負担どころの問題では済まなくなるからだ。 伊勢志摩サミットが終わった。安倍総理の主導の下に、幾つかの重要なテーマに就いて協議された今回のサミット。世界経済に関しては「下方リスクの高まり」からの脱却を目指し、主要国がこれまで以上の協力体制で臨むことになった。北朝鮮の核開発に関しては、今後も断固とした態度で臨むことも確認された。 中国を名指しこそしなかったものの、南シナ海、東シナ海における現状破壊の行動に強い警告を発し、経済面においても余剰鉄鋼のダンピングへの警戒を行うことが表明された。これに対して中国は、早速抗議の意思を示したが、経済減速による国民生活の混迷はさらに加速するだろう。 サミット終了後、オバマ大統領は米軍機で広島に向かった。先ず原爆資料館を訪れ、次に原爆慰霊碑に花束を捧げて「核と平和」に関する自分の考えを述べ、原爆被災者代表と面会して抱き合い、握手を交わした。原爆を落とした国の大統領が原爆を落とされた国の都市を初めて訪れた意義は大きい。 ノーベル平和賞を受賞した彼だが、アメリカでの核開発はさらに進展しており、世界の核廃絶への道は遥かに遠いと言わざるを得ないのが現状だ。人類の未来に、これから一体何が起き、どう変わるのだろう。それとも暗黒の前途が待ち受けているだけなのだろうか。伊勢志摩サミットは終わったが、日本に、アジアに、そして世界に恒久の平和が訪れるのは果たしていつなのだろう。 「本州縦断レース」(青森~下関間1512km余)に単独挑戦中のO川さんは、昨日の第24日目も無事ゴールされました。走ったのは島根県大田市温泉津から同県浜田市三隅町までの58km。かかった時間は11時間だったそうです。これでこれまでの累計は1376.2kmとなり、要した時間は277時間20分となっています。これはあくまでも私の計算であり、誤差があるかも知れません。 昨日特筆すべきことはなかった由。だが山陰路で気づいたのは、廃屋と子供の数が多かったことだったそうです。今日の第25日目は島根県浜田市三隅町をスタートし、同県津和野町がゴールです。津和野は中国地方の小京都と呼ばれ、隣はもう山口県です。国道9号線も日本海から山間部へと入って行くようです。今日も安全と健康に十分注意して走って欲しいですね。 驚くべきことに、O川さんは所属走友会の掲示板にこう書いています。「体調は快調そのもの」。う~ん、凄いですねえ。24日間もずっと走り続けて来て、体調に全く問題なしと言うのは鉄人そのもの。でも決して油断せず、これからもペースを守って無事に下関にゴールして欲しいものです。 残りの距離は136km余り。そして残された日は今日を入れて6日間あります。楽々間に合う計算ですが、今日からはアップダウンの多い山道となります。O川さんファイト~!!そして前進前進!!宮城の仲間がみんなで応援してます。ガンバ~!!
2016.05.29
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大相撲の3月場所が先日終わった。最後はびっくりポンの千秋楽だった。白鵬と日馬富士の横綱同士の一戦。しかも優勝がかかった場面で白鵬が変化技で勝ち、史上最多36回目の優勝を決めた。最近は優勝から遠ざかり、きっと焦る気持ちがあったのだろう。優勝インタビューで彼は涙を流しながらファンに謝っていたようだが、それほど非難されるべきことのように、私には思えなかった。 横綱に王手をかけていた琴奨菊が8勝7敗に終わったのもびっくりポン。先場所の優勝で祝賀会続きだった彼。練習不足での綱取りなど到底無理と話した解説者がいたが、全くその通りの結果となった。琴奨菊の初優勝に刺激された、稀勢の里と豪栄道の2人の大関の奮闘が光った。怪我で十両に陥落した大砂嵐が優勝し、遠藤が11勝4敗の好成績を残したのも嬉しい。理事長選挙に2対6で敗れた貴乃花親方は執行部から外されるとの噂だったが、結局はナンバー2の巡業部長に就任する由 プロ野球の公式戦が先週から始まった。わが東北楽天は昨年の覇者ソフトバンクホークスを地元コボスタに迎え、1勝1敗1引き分けの健闘だった。今季から天然芝に姿を変えたコボスタ。間もなく外野芝生席には、我が国最初の観覧車が登場する。昨日から始まった千葉ロッテとの対戦では、2対12のぼろ負けだった。4戦して勝ったのは、エース則本で上げた初戦のみ。今後の戦いぶりがちょっと心配になった私だが、梨田新監督の明るい人柄に救われた思いだ。 女子カーリングの世界選手権大会で、日本チームが銀メダルに輝いた。これまでで初めての快挙だった由。チームは選抜ではなく、国内大会で優勝したチームが派遣されるのがこの競技の特徴。北海道の「LS北見」が今回の立役者だ。世界の強敵を次々と破り、決勝戦ではランク高位のスイスを相手に、堂々たる戦いを展開した。最後は僅差で敗れたが、選手達の見事な連携が光り、今後の活躍が期待される。 そんな爽やかなニュースに混じって、耳を疑う意外なニュースが飛び込んで来た。参議院補選(東京都)の候補者に上がっていた乙武氏の不倫騒動がそれ。本人が結婚後も5人の女性と不倫関係にあったことを認めたのだから驚く。「へえ~っ、あの真面目で誠実そうな彼がねえ?」。「それにしてもなぜ奥さままでが謝らなくちゃいけないの?」。「彼は学生時代から女性に猛アタックしてたらしいよ」。「ふ~ん、そうなんだ」。 「五体不満足」の障害者だからと言う訳ではないが、教育者でもあった彼の意外な一面を、今回私達は知らされた思いだ。これも選挙前のゴシップ探しとして片づける訳には行かない。「下半身には人格がない」。これは学習院院長で文部大臣にもなった安倍能成(1883-1966)の言葉だが、今日では全くの時代錯誤的見解。恋愛は自由だが、倫理は厳しく問われるべき。それが現代の通念ではないか。たとえ混沌たる倫理の時代でも。 先週から整骨院に通い始めた。腰痛と肩の痛みが酷かったためだ。原因は分かっていた。ずっと自分の部屋に閉じ籠り、座イスのままで1日中過ごしていたせいだ。その背景もあるが、書かないで置く。ともかくじっと我慢。だがそれでは事態は改善しない。そう考え直して治療を受け、内科では睡眠薬も処方してもらった。主治医は何も聞かなかったが、私は「不眠状態が1年は続きそう」とだけ答えた。信頼関係が成り立つドクターが身近にいるのは有難いことだ。 区役所で印鑑証明を取って来た。すっかり手続きを忘れていたが、無事終了。帰宅して書類に署名し、実印を捺印した。次男のマンションの連帯保証人としてのもので、これまでは妻が保証人だった。今回新たな場所へ転居するのに際しての措置。東京で暮らしている2人の息子達。彼らの将来と、老父である私の残り少ない人生を思うと複雑だが、彼らには彼らの生き方があると信じるしかない。そんな気持ちで書類をポストに投函した。 四国から長女と2人の孫娘が我が家へやって来た。前回の訪問から既に9年近く経った。今年中学校を卒業した上の孫は、難関の第一志望の高校に合格した由。下の孫娘は今年中学校2年生になる。2年前大阪で私の古稀を祝う会を開いて以降の再会だが、2人ともすっかり背が伸びていた。2人とも合唱部の所属。私が若いころ合唱団に入っていたことや、長女が高校生の時から「第九」を歌っていたことを思うと、これも血の為せる業なのだろう。 階下からピアノの音が聞こえて来る。久しぶりに聞く音色が嬉しい。あれは筑波勤務時代に千葉の柏で買ったピアノ。私の転勤に伴ってこの「重たい家具」も、鳴門、沖縄、松山、大阪、そして仙台へと運ばれて来た。「爺ちゃん、半音違うキ―があるよ」と孫。それもそのはず、ずっと調律をしないままなのだ。2人にお祝いを渡したら、喜び勇んで早速長女と買い物に行った。良かったねMちゃん、R子ちゃん。爺ちゃんはいつまで2人の成長を見られるかなあ。 私は孫に見送られて走りに行った。今年初めての半袖とランニングパンツ姿。この日のコースは23kmと決めていた。多分大丈夫と判断して走り始める。風は既に春の南風に変わっている。前回は登れなかった坂道も登れた。さらにそこから山の上の団地へと登って行く。頂上から春霞に霞んだ仙台平野が見えた。慎重に県道まで下り、そこから名取川の堤防沿いに走る。雉の雄がいた。梅とレンギョウの花が満開だ。そして遥か遠くには泉ケ岳の姿もあった。 前週の前半までは走るどころではなかった。睡眠不足に腰痛に肩の痛み。最悪の体調でも何とかブログだけは続けていた。だが整骨院と睡眠薬のお陰で、体調は徐々に戻った。あの「東日本大震災」の後でも、処方された睡眠薬はほとんど飲まなかったのだが、今回は無理せず必要な時はお世話になることにした。ほぼ4時間をかけて自宅へ戻った私。この間に350mlと500mlのスポーツドリンクを飲んだ。ゆっくりペースだが、走れて本当に良かった。 4時間のランですっかり日に焼けたようだ。これからも体調と相談しながらジョギングを楽しみたいものだ。そして出来たら30kmまで距離を延ばせたら嬉しい。孫達は今日も買い物へ行くようだ。私は庭の手入れと、整骨院と眼科へ行く予定。 さて、今日の甲子園でのセンバツ大会はどうだろうね。高松に住む娘達はもちろん高松商業を応援するだろう。庭の梅が散り始めた。今はその散った花弁の掃除に少々時間がかかっている。ニュースにもならない我が家の話だが。
2016.03.30
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覚醒剤の不法所持と使用で逮捕された清原だが、その後捜査はどこまで進展してるのだろう。マスコミの報道によれば、10年以上も使用し続けていたようだし、現役時代から覚醒剤中毒だった可能性が高いようだ。あれだけいかつい顔つきをしているのに、心はとても弱かったと言う。きっとその弱みを暴力団に付け込まれたのだろうし、彼自身が暴力団に対する憧れを持っていたのも確かなようだ。 ともあれ彼はこれまでに築いて来たものを全て失った。元妻の亜季さんは仕事で清原姓を名乗るのを止めて、名前だけに変えたそうだ。清原の容貌は一変した。医者によれば覚醒剤中毒者の脳は大きく破壊され、その治療は容易ではない由。現役時代に稼いだ55億円もの金は、すっかり霧散した。これからの長い治療と服役の日々を、一体彼はどんな想いで過ごすのだろう。今は全ての闇が暴かれるのを、期待して止まない。 また一人巨人軍のピッチャーが野球賭博をしていたことが分かった。これまで一軍で負け知らずの中継ぎ投手高木某。彼も先輩にそそのかされ、軽い気持ちで犯罪に手を染めた。賭けで50万円を失った辺りで「これは拙い」と気づいたようだが、時既に遅し。これも陰には暴力団の存在があるようだ。軽い気持ちで始めたことが、やがてとんでもない事態に発展する。 ジャイアンツの栄光は地に墜ち、新聞界のドンである渡辺最高顧問など3名の中枢の辞任表明に繋がった。折角スタートした高橋新監督の船出が危ぶまれる。今後どこまで捜査が進展し、真相が解明されるか注目だ。 女子テニス界の妖精と呼ばれるロシアのシャラポア選手が、禁止薬物使用の疑いで出場停止に追い込まれている。彼女が服用していたメルドニウムは本来糖尿病や心疾患の治療薬。それを彼女は医師の処方で10年間も飲み続けていた由。この薬物、実は故障後のリハビリ効果を高め、持久力をつける効果を有する由。病気でもない彼女が10年間も飲み続けていた陰には、ロシアの闇社会があるのだ。 ロシアの陸上競技界では陸連、ドーピング検査機関、そのチェック機関が三位一体となって選手へのドーピングを組織的に行っていたことが判明している。スポーツを通じて国家の威信を高めるためだが、ロシアの陸上競技選手全員がリオオリンピックへの出場停止措置を受ける可能性が高いとも言われている。ロシアは政治だけでなくスポーツの世界でも国家的な犯罪を犯しているのだ。さて、どこまでその闇が暴かれるか。 女子サッカーのオリンピック出場アジア予選でのなでしこの惨敗には驚いた。緒戦の対オーストラリア戦では、あれよあれよという間に点を取られ、最後まで立て直すことが出来なかった。カナダワールドカップでの対アメリカ戦で立て続けに点を取られたのと同じパターンだった。中国にも不覚を取った上、ほとんど勝ち点3を取りかけていた韓国戦でも同点に追い付かれて引き分けた。結果は2勝2敗1分けの3位。勝ち点は2位の中国に遠く及ばなかった。 なぜあれほどまでに変わったのだろう。澤選手の引退が大きかった。なでしこの作戦がマンネリ化し、相手に研究され尽くされたことも大きい。それ以上に影響したのが、佐々木監督と選手との間の大きな溝。ロンドンオリンピック以降は互いに不信感が芽生えていた由。あれほどまでに強かった関係も、両者の信頼感が失われてしまっては強くなれない。監督の交代を機に、新たなスタートとなることを期待したい。 訴訟合戦となっていた沖縄県と国が、福岡高裁那覇支部の和解勧告を受け入れることになった。和解案は2つあるが沖縄県の選択案を国も飲み、辺野古基地内における工事は一旦中止された。今後は和解案に従って両者の協議が再開されるが、その前途は案外暗そうだ。互いの主張があまりにもかけ離れているためだ。今回の措置は既にアメリカ政府にも伝えてあるが、グァムへの海兵隊移転計画がまた遅れそうだ。 もし辺野古へ移転しない場合は普天間基地の固定化に繋がり、老朽化に伴う危険性がさらに高まることは必然。米軍基地の閉鎖や移転を叫ぶのはとても簡単だ。だがその移転先受け入れを表明する自治体は皆無。我が国は総論賛成各論反対の建前が横行する国。もっと国際情勢を冷静に判断して欲しい。 中国が幾つかのサンゴ礁を埋め立てた南沙諸島。そこに滑走路や港湾を築き、高性能のレーダーを配置した。国際法違反は当然だが、さらにミサイルまで運び入れた。完全な基地化で恐るべき事態だ。アメリカは対抗措置としてステルス型の偵察機を飛ばし、大型の空母を同海域に派遣する措置を取った。今後も巡行が続くだろう。オバマ大統領がもしも早めに勇気ある措置を取っていたら、きっとこのような醜態は避けられたはず。 経済が破たんしつつある中国で、防衛費だけは伸び続けている。さすがにこれまでのように10数パーセント以上もの伸びはないが、次年度も7%台の増強を図る計画だ。どこまで中国の横暴を黙って見過ごすのか。私には日本の野党や一部の大新聞の考えが全く理解出来ない。危険極まりない中国だが、その隣の北朝鮮もさらに輪をかけた犯罪国家。どこまで暴走するのか全く予断を許さない。拉致問題の早期解決を望むのは、到底無理なようだ。 アメリカでは大統領予備選挙の真っ最中。当初泡沫候補と見られていた共和党のトランプ候補が意外に奮戦している。一方の民主党はヒラリー女史が一歩リードの構え。過激な発言で何かと話題になっているトランプ氏がもしも大統領になったら、果たして世界はどんな風に変わるのか。自国が最優先で、国際協調は乏しくなりそうだ。アメリカは知性よりポピュリズムを優先するのだろうか。 さてスポーツ界から政治の世界に至るまで、世の中には多くの闇が存在するが、大相撲はどうだろう。日本人力士の横綱が久しぶりに誕生するかどうか。いよいよ今日から春場所が開幕する。貴乃花親方の理事長選挙への挑戦も見ものだ。
2016.03.13
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今日は1月26日火曜日。朝の4時15分。自室の窓ガラスは既に凍っている。外気はマイナス4度ほどか。室温も0度に近いはず。手袋をしているが、それでも冷たい。それにしても大変な寒波襲来だ。 長崎では17cmの積雪で市内の交通は麻痺し、怪我人も多数出たとか。鹿児島はさらに雪が多く、奄美でも降雪があった由。沖縄本島北部の本部町では、観測史上初めての雪だったそうだ。台湾では60名近い死者が出、ニューヨークでは史上第2位の68cmの雪。ワシントンも60cmの積雪になった由。皆様も滑って転ばぬよう、十分ご注意くださいね~!! SMAPの分裂解散騒動には驚いた。何でも辣腕マネージャーとジャニーズ事務所社長との対立が原因らしい。まあ芸能界のことなどどうでも良い私だが、政治家まで騒動を心配していたのがビックリぽん。結局はキムタクの仲介(?)で元の鞘に収まるようだが、今後もまだ影響は残りそうな雰囲気だ。 女優土屋アンナと演出家甲斐某の裁判に判決が下された。結果はアンナの全面勝利で、甲斐某は直ちに控訴すると表明した模様。原作者の意向を無視した演出家と、原作者の意向を汲んで稽古に参加しなかった女優。私は彼女の言い分の方が筋が通っていると思っていたが、その通りの判決になった。下らない裁判は早く終わって欲しいものだが。 ベッキー騒動にも驚いた。芸能界のことなど関心がない私だが、あの真面目そうなベッキーが不倫とはねえ。第一相手のバンド名が良くない。「ゲスの極み乙女」だって。奥さんに隠れて浮気し、何とベッキーを実家に連れて行って挨拶までしていたとは。 それだけでなく何とLINEの内容まですっぱ抜かれた。もし違うなら否定出来たろうに、否定しなかったのは「本物」だったのだろうね。乙女は乙女でなく、ベッキーの信用は地に落ち、コマーシャルのほとんどが中止に追い込まれた。今後は損害賠償の動きが激しくなるはず。それにしても悪いのはゲスな男の方。とても「両成敗」なんてもんじゃないね。バンドにふざけた名前を付けた男は、きっと世の中を甘く見ていたのだろう。 スキーバスの転落事故には驚いた。大型バスの運転手は55歳くらいで観光バスを引退し、マイクロバスでの送迎などに変わるのが普通らしい。ところが今回死者15名の事故を起こした運転手は、65歳で長距離の大型バスに乗った由。ほとんど大型バスの経験はなく、初めて通る山道は曲がりくねっている。しかも夜間で傾斜が分かりにくい。 どうやら弱小バス業界共通の問題がありそうだ。こんな危険があるのでは、例え料金が安くても乗りたくないよね。軽薄な会社運営の犠牲になった若者達。実に勿体ない命だったと思う。合掌。 廃棄食品の流用事件にも驚いた。廃棄処分するよう依頼されたビーフカツを、何と転売していたのだ。本来「ただ」の物を1枚100円で売る店もあったとか。それがたまたまビーフカツを目にしたのが、発売元の社員。もしそうでなければ、永遠にバレなかった可能性がある。 この産業廃棄物業者を強制捜査後、コンビニのから揚げや有名ブランドの味噌など、他にも108品目を廃棄処分せずに保管していたことが判明した。「勿体ない」ことは確かだが、有害な事態もあり得、大事件に繋がる可能性もある。法に従うのが順当だろう。 大相撲初場所で大関琴奨菊が優勝したニュースは、日本列島を明るくしたのではないか。31歳、入幕後11年での初優勝とは遅咲きだ。怪我などでこれまで5度もカド番になった弱い大関がなぜこんなに強くなったのか。それには個人トレーナーの存在が大きいようだ。体幹を鍛え、メンタルを鍛え、平常心を養った。おまけに美しい嫁さんまでもらった。それが日本人力士として10年ぶりの優勝に繋がった。この分では横綱も夢ではなさそうだ。 それにしても今場所は休場が目立った。理由は相次ぐ怪我やインフルエンザ。また遠藤や逸ノ城などの成績不振も目立った。人気力士の遠藤は怪我を治せないまま土俵に上がり続け、さらに悪化させた。逸ノ城は太り過ぎと、稽古不足だろう。図体がでかいだけでは大怪我の元。力士に激しい稽古は付き物なのだが。 台湾の総統選挙は野党の民主進歩党(民進党)の女性候補が圧勝した。選挙前、中国政府は与党の総統と会談して、中国の影響を強く印象付けた。そのことが嫌われたのか、選挙結果は逆に動いた。台湾史上初めての女性指導者で、欧米で修士、博士の学位を取った秀才が、今後台湾をどう指導するのか注目だ。 今後アメリカはもとより日本も台湾との協力関係を強化し、中国をけん制することになるのではないか。これで中国が力づくで台湾を併合するのは、より困難になったと思うのだが。 沖縄の宜野湾市長選挙では、自民党推薦の現市長が沖縄県知事推薦の野党候補を下して当選した。老朽化して危険だとされる普天間基地が市の真ん中にある宜野湾市。もしこの米軍基地が撤去されれば新たな都市開発が可能になり、危険も除去される。ところが野党候補者は辺野古への基地移転には反対だった。それで一体何が解決するのだろう。全く不思議でならない。 尖閣諸島や沖縄への侵略を露わに表明している中国。南シナ海での岩礁埋め立てと軍事基地化はその典型で、平和を守るために日米の軍事協力は今後も欠かせないと私は思うのだが。 アメリカではつい最近、1700億円の宝くじ当選者が出たようだ。日本では九州の銀行が100万円定期預金した人に宝くじをつける企画を打ち出した。そしたら早速10億円の当選者が出たそうだ。アメリカほどではないにしろ、新年早々ついている人がいるものだ。 宝くじを買わない私が当選することはないが、先日お年玉つき年賀状が1枚当たった。賞品は3等の「切手シート」。82円と52円のが各1枚ずつ。合計で134円分のささやかな当選だが、先ずは目出度いとしておこう。
2016.01.26
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<私の中のニュース> 「従軍慰安婦問題」に関する日韓両国の完全な合意が成立したと言う。日本は安倍総理が謝罪し、元慰安婦の厚生のために10億円の基金を提供し、韓国側は2度とこの問題を蒸し返さないと言うのがその内容。ソウルの日本大使館前などに建てられている「慰安婦」の少女像の撤去についても韓国側が努力すると約束した。だが、本当にこの問題は決着し、今後何ら騒動の基にならないのだろうか。私の胸の奥でくすぶっているあの国への深い疑心は、なかなか解けそうもない。 政権が危うくなる度に、韓国の大統領はこの問題を繰り返し持ち出した。朝日新聞の30年以上に及ぶ慰安婦問題に関する誤報も、韓国を始め世界に誤解を与える結果になった。朝日新聞の罪は非常に重い。反日教育を推進した韓国政府の方針も、日本人への誤解や憎しみを深めた。元慰安婦とその支援団体は、今回決着に不満だと早速表明した。韓国に対しては過去莫大な資金が日本政府側から提供されているが、そのことすら韓国政府は国民にきちんと説明していないのだ。 我が国に対する中国の態度にも、最近変化が現れたように感じる。経済活動がかなり減速しているのだ。それに加えて、南シナ海での岩礁埋立と軍事基地化の動きが、東南アジア諸国はじめ世界の各国から全く支持されなかったので、かなり慌てているのだろう。中国の反日教育も韓国以上に酷いものだ。映画の大半は旧日本軍の悪行をテーマにしたもので、それも事実に基づかないものが多い由。日本を叩くのが中国浮上に繋がると、あの国は考えているようだ。 だが、一党支配の矛盾が次々に出ている。貧富の差は大きく、歴史は歪められ、国民の異民族には漢民族化教育を推進して資源を奪い、国土は今汚染に苦しんでいる。間もなく中国のバブルが弾け、折角世界通貨となる「元」の信用が失墜する日が近いみたい。韓国を従え、アジアから世界一の経済大国を目指したその行方には、暗雲が漂っていると言えよう。拉致問題の進展もない北朝鮮は、今年も飢饉に苦しんでいる由。この3国は果たしてどこへ向かうのだろう。 パリでは今年テロによる大量の死者が出た。ロシアはウクライナからクリミア半島を奪い、ウクライナ領地深く侵入した。そのためマレーシア機が撃墜された。シリアでは政府、反政府、ISの三者が激しく戦い、多くの難民がヨーロッパへ脱出した。日本人も捕虜となり、2名が命を落とした。そのほかにも拘束されている日本人がいるようだ。世界遺産は無残に破壊され、イラクやシリアの国土は荒れ果てて行く。アフガニスタンの動乱も治まる気配がない。 普天間基地の辺野古移転を巡る沖縄県と日本政府の確執は、ついに行政問題から法廷闘争へと移行した。「あの腐れナイチャー」。沖縄のオバーが口汚く罵る相手は島尻沖縄・北方対策担当大臣。彼女は宮城県生まれで、沖縄出身の男性と結婚し、島尻姓を名乗っている。沖縄のために必死で頑張る大臣に対して、「あれは内地人で根性が腐っている」。それが沖縄の人の地元選出の大臣に対する見方なのだろうか。 私には最近の沖縄が韓国とオーバーラップして見える。つまり被害者意識ばかりが先行して、現実が見えなくなっていると言うことだ。我々は日本の犠牲者。その想いを、偏った沖縄のマスコミと内地の一部マスコミが煽って、自分達だけが正義だと勘違いしてしまうのだろう。この溝はかなり深く、お互いの理解をますます困難にしている。韓国もそうだが、遡って歴史を変えることは出来ない。出来るのは相互理解の努力だけなのだが。 その他、今年は国内でも様々なことが起きた。新国立競技場建設のやり直し問題、東京オリンピックエンブレムデザインのやり直し問題、杭打ちデータの不正問題、安保関連法案整備に関する民意の二分など政治的な問題もあった。そして苛めによる子供の自殺や、理由なき尊属殺人、靖国神社トイレの爆発事件など、楽しくない事件が多発した。気候変動に伴う様々な影響も出、火山の噴火、大雨による浸水、土砂崩れなどの事故もあった。 だが中には日本にとっての明るいニュースもあった。ラグビーのワールドカップでは、日本が世界の強豪と戦って3勝を挙げた。ノーベル賞では、今年も日本の科学者2名が物理学賞を受賞した。安倍総理の売り込みが効いて、インドの最初の高速鉄道を日本が受注する運びになった。そして理化学研究所が発見した113番目の元素が、近く認定される由。どうやら新しい元素の名は「ジャポニウム」に落ち着きそうとのこと。 そして異論は多いかも知れないが、私は「安保関連法案」の整備が今後の日本の安定を約束するように考えている。これで中国も易々と東シナ海の尖閣諸島や沖縄へ手出し出来なくなったはずだ。今回の韓国の変身の陰には、アメリカ政府の強力な要請があった由。つまり中国の動きを封じるためにも、同盟国同士の団結が欠かせないとの認識だ。さて来年の日本と世界は、果たしてどんな風に変わるのか注目している私だ。<完>
2015.12.30
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沖縄県宜野湾市の普天間基地。着陸しようとする米軍のヘリコプターにレーザー光線を当てた疑いで、一人の男が逮捕された。沖縄在住の写真家(56歳)で、昨年から5回あった事件のうち3回はこの男が照射した疑いがあるらしい。最近はこの手の犯罪が世界の各地で横行しているそうだ。操縦席にレーザー光線を当てたら、最悪の場合はパイロットの目が損傷する恐れがある。逮捕された男は外国製の強烈なレーザー光線が出る装置を持っていた由。 もしも事故が起きたらどうなるのか。墜落の恐れがあるし、基地は混乱するだろう。男の狙いは何だったのかは分からないが、ひょっとして英雄気取りだった可能性もある。その勘違いが実は恐ろしいのだ。また名護市辺野古の米軍基地キャンプ・シューワープの前で、反対運動を行っていた男が逮捕されている。「捕まえられるものなら捕まえてみろ」。男は警備員を挑発して基地内に入り、逮捕された。世の中にはこんな無法者で「勘違い男」が、結構いるのだ。 翁長沖縄県知事は良く「沖縄の基地は、米軍に土地を奪われたものだ」と言う。だが辺野古の基地は、旧久志村議会が基地の招致を2度決議した結果ここへ来た経緯がある由。これは勘違いではなく、嘘を言ったことになる。また良く言われるのが「日本国内の米軍基地の面積の74%が沖縄にあり、沖縄は差別されている」こと。ところがこれは米軍専用基地の場合で、自衛隊やその他と共用している基地まで含めると24%に低下するそうだ。 全体の24%だって大きい比率だが、74%と比べたら50%も違う。これまで聞いた「事実」は何だったのだろう。日本のマスコミも、そんなことはなかなか報道しないしねえ。まさに「びっくりポン」の事実なのであった。 菅内閣官房長官は言う。「国道58号線拡張のために、米軍基地の一部を3か所近く返還してもらうことになった」と。朗報ではないか。そして彼は沖縄の海兵隊の一部がグァムの米軍基地内へ移転する計画についても再確認して来ている。普天間基地が辺野古へ移転すれば、さらにあの広大な基地が宜野湾市へ返還されるのだ。「日本一危険」だと言われる普天間が安全になるのに、翁長知事がなぜ反対するのか、その理由が全く分からないんだよねえ。 先日朝日新聞にこんな記事が出ていた。「沖縄県の土木業者が沖縄県選出の国会議員8名に、政治資金を提供していた」と。その業者は辺野古の土木工事を行う可能性があるとも書かれていた。そして記事の横には、「政治資金法」の抜粋がご丁寧に並んでいた。一見すると政治家や業者は法律に違反したのかと錯覚してしまう仕組み。だが1件当たり50万円の枠内であり、法律違反ではないようなのだ。朝日新聞は時々読者を「勘違いさせる技法」を使う。実に不愉快だ。それに工事は入札なので、その業者が落札するとは限らないのだ。 先日靖国神社に爆発物を仕掛けた疑いのある韓国人が、事件後韓国に逃げた。防犯カメラの映像から特定されたのは、今年の春に韓国空軍を除隊した27歳の男。日本の記者が取材したら、男は靖国神社に行ったことは認めたが、事件は知らないと言う。彼はひょっとして英雄になりたかったのだろうか。憎たらしい日本人が尊崇する寺社を傷つけることで、韓国人の愛国心を高揚させようとしたのだろうか。 韓国世宗大学教授の朴裕河さんが、つい最近在宅起訴された。彼女の著書が、韓国の従軍慰安婦達の尊厳を傷つけたと言う容疑だ。彼女は学問的な良心に基づいて、徹底して事実関係を調べて本を書いただけ。日本なら到底考えられないことだが、韓国の司法は立法や行政から独立しておらず、かなり大きな影響を受ける。産経新聞ソウル支局長が書いた記事のことで在宅起訴され、長期間日本に帰国出来なかったことは記憶に新しく、まだ裁判は続いている。 中国のpm2.5の汚染度が酷い。昨日はこれまでの最高に達して、とうとう「赤色警告」が出たそうだ。室内で5台の空気清浄機をフル稼働させている日本人に聞くと、しっかり「目張り」をしていてもフィルターが汚れてしまうそうだ。その汚染物質が偏西風に乗って、韓国や日本へも飛来する。原因は大量の石炭を家庭の燃料や工場の燃料として使っていること。そして猛烈に増えた車の排気ガスだ。世界2位の経済大国も、公害防止技術に関しては発展途上国なのだ。 パリで開催中のCOP21はいよいよ閣僚級の会談に入る。炭酸ガス排出量第1位の中国と第2位アメリカの責任は重く、両国も排出量の削減に努めることを明言した。第3位のインドは、排出量削減には先進国の技術協力が欠かせないと訴え、島嶼国キリバスは海水面上昇による島の消滅危機を訴えている。安倍総理は早速1兆3千億円の資金提供を申し出た。最近はニューヨーク付近でもオーロラが観測されるようだ。やはり世界の気象が変化しているのだろうか。 北極海の氷が解けて、シロクマが生息し難くなっている話は聞いた。この分では「北極海航路」が誕生する日も近いらしい。そして北極海の地下資源等の争奪戦の可能性もある。その一方、南極の氷は逆に厚くなって来ているのだそうだ。そして北極海の氷が解けても、比重の関係で地球の海水面は上がらないと言う説も聞く。これが「勘違い」なのかどうか素人には良く分からないが、子孫のためにかけがえのない地球をちゃんと残さないとね。 インドの高速鉄道計画の一部500kmの最重要路線を、近く日本が受注出来そうな運びになった。インドネシアでは最後の最後に中国の卑劣な手段で敗れたが、今回はモディ首相と安倍総理が近くこのことで最終協議をするようだ。高速鉄道は安全が第一。それに開発途上国の公害防止に関しては、日本の技術が大いに役立つはず。世界の安定のために、これからも日本が一役買って出ることを願っている。
2015.12.09
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ニュースも様々だ。世界を驚かすような大きなニュースもあれば、自分の身の回りに起きたごくささやかなニュースもある。そして身近なニュースの方が、案外自分にとっては大きな影響を与えるのが面白かったりする。 先日、東の畑のヤーコンを掘った。先ず、堅い茎を鎌で切り倒し、次にスコップで慎重に土を掘る。苗は2本。11月に入ってから黄色くて小さい花も咲いたので、そろそろ収穫の時期だと判断した。苦労して掘り起こした芋は、大小合わせて40本ほど。長期間放っておいたので、予想以上に増えていた。1本ずつ丹念に水で洗い、大きなザルに入れて日に干した。これはスライスして生で食べても、甘みがあって美味しい。血糖値を下げる作用があると聞いた。 白菜の幾つかをビニールひもで縛った。今年は割と早めに種を蒔いたのだが、成長は思ったほど良くない。考えられる理由は元肥が足らなかったこと。体調が悪くて、発酵鶏糞を買う量が少なかった。何せ自転車に20kgの袋を2つも積んで自宅まで運ぶのだから。今後持ち直してくれるよう追肥を施しているが、果たしてどうなるか。 妻が裏庭を開拓して植えたサトイモからは、可愛らしい子芋が10個ほど獲れた。洗って干して、何かの料理を作ったことまでは知っているが、その後どうなったかまでは知らない。 干し柿を作っている。第1回目はごくささやかな量の渋柿を妻が買い、皮を剥いて干していた。良い色合いになった頃、その姿が消えて台所の窓に移っていた。それを時々もいで食べた。独特の甘みがあって、実に美味しい。 第2弾はお向いさんが皮を剥き、大型のホッチキスで紐に固定した渋柿を2連くれた。これもベランダに干していたのだが、良い色になった頃外が騒がしいのに気付いた。何と8羽ほどの雀が飛んで来て、折角の干し柿を突いているような気配。慌てて取り込み、今回も台所の窓に移動した。危ない危ない。可愛い雀にも油断は禁物だ。 岡山のHさんから大きめの封筒が届いた。中には筑波山で撮った写真が3枚入っていた。堅い台紙まで入れて、写真が折れないよう配慮してある。来年の麻雀大会はこれからじっくり企画する旨のメモも入っていた。彼は6学年ほど後輩だが、とても優秀で頭が下がる存在だった。 一方、三重のFさんからは何の音沙汰もない。こちらは逆に筑波山で撮った写真と、その時の様子を手紙に書いて郵送していた。彼が不整脈で苦しんでいることは仲間から聞いた。どうやら入院もしたと言うから、ひょっとして私が受けた手術をしたのかも知れない。それにしても何の返事も来ないなど、彼の性格からは考えられない事態。一体今彼の身に、何が起こっているのだろう。私達の年齢になると、こんな不測のことが生じても不思議ではないのかも知れない。 先日ようやく「マイナンバー」が書留で届いた。同じ封筒の中に、妻の分も入っている由。翌日どんなものかと開封したが、酔っていたせいか、はたまた字が小さ過ぎるせいか、さっぱり意味が分からない。ともかくカードを作るには証明写真を撮り、台紙に張って再提出する必要がありそうだ。私はカードを必要と考えて証明写真を撮りに行く予定だが、妻は不要とのこと。確定申告は家で書き、郵送するのが彼女の流儀らしい。ふ~む。 パリで大事件が起きた。ISによる同時多発テロの勃発だ。ドイツとフランスでのサッカーをしていた競技場、ロックコンサートをしていたホール、幾つかのレストランに日本料理店までターゲットになり、死者は目下129人に達している。これは世界的な惨劇だ。フランスのオランド大統領も競技場にいてサッカーを観戦中だったとか。 犯人はフランス在住のイスラム教徒との説もあれば、シリア難民に混じってギリシャ経由でヨーロッパへ潜入したテロリストとの説もある。射殺された8人とも同じベストを着用し、同じ爆弾を身にまとっていた由。事実の解明は今後進むだろうが、3名の容疑者が逮捕されたとも聞く。テロの拡大を恐れる。そして来年日本で開催される伊勢サミットが早速心配。東京オリンピックもあるし、警備問題がクローズアップして来そうだ。 悲しみの一方で喜びのニュースもあった。過日のMRJの初飛行だ。三菱リージョナルジェット機の頭文字がMRJ。長年開発を進めて来た小型ジェット機が、ようやく日本の空を飛んだのだ。我が国が開発した小型ジェット機は、YS11以来の50年ぶりの快挙だった由。これからアメリカや日本などで安全のための飛行確認を繰り返す予定とのこと。既に国の内外から400機以上の発注を受けていると言う。我が国にとっては明るいニュースだ。 今日は早朝から出かける予定。そのため昨夜は世界野球の試合の途中にテレビを消して寝た。抑えの松井が打たれて逆転されたこともあった。きっと負けたに違いないと思って朝起きたら、なんと9回裏に日本のサヨナラ勝ちだった。これは驚いた。これで全勝のまま、今夜から始まる決勝トーナメントに進む。 なお帰宅は夜になります。いただいたコメントへの返事と皆さまへの訪問はそれ以降になるので、ご了承願います。では皆さまもどうぞお元気で。行って来ますね~!!
2015.11.16
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「ノウマク・サンマンダバザラダン・センダ・マカロシャダ・ソワタヤ・ウンタンタ・カンマン」。これは不動明王の真言である。これを10万回唱えた男がいる。それも9日間水を飲まず、食べ物を口にせず、横たわらず、眠らずにだ。比叡山でこのほど「堂入り」の修業を達成したのは釜堀浩元阿闍梨(あじゃり)41歳。 引き続き7年間のうち千日で4万km(約地球1周分)を歩く「千日回峰行」に入る。最も長い日は、比叡山の谷と京都の町を1日で84km歩くそうだ。足首は捻挫し、足や脚は怪我だらけになると言うすさまじい行である。 <眼科外構一部> さて今日も「白シリーズ」の続きである。今日のテーマはニュースなので、少し重々しい文章に変わっている。 <玄関ホール> 亀田興毅(28歳)がこのほどボクシングの4階級制覇に挑戦して破れ、引退を表明した。悪名高い亀田3兄弟の長兄で何かと世間を騒がせて来たが、今後は実業家に転身するのだそうだ。 <待合室天井> その三男和毅(24歳)が結婚したらしい。相手は3歳年上のメキシコ女性。9年間の交際の末だった由。彼は15歳でメキシコに渡り、修業を続けた。日本国内では試合が出来なかったからだ。3兄弟の中では一番強いと言われた彼が、この後どんな変身を見せるのだろう。 日本シリーズが終わった。結果はソフトバンクの圧勝で、ヤクルトは本拠地の神宮球場でわずか1勝しか出来なかった。予想されたこととは言え、今年のソフトバンクは猛烈に強い。工藤新監督が「福岡のヤフードームへは帰って来ない」と言っていたが、本当にその通りになった。ひょっとして当分ソフトバンクホークスの時代が続くのではないか。そんな気がするほどの勢いがあのチームにはある。他チームはきっと大変だろうなあ。 <薬局入口> 小保方晴子さんの博士号が近く取り下げられることになったと、早稲田大学が発表した。理化学研究所に勤務した当時、英国の科学雑誌にSTAP細胞の論文を発表して華々しいデビューを果たした彼女だったが、その後のことは皆さんご存知の通りで、未だ誰もあの細胞を再現することが出来ないでいる。 学位論文の修正には1年間の期間が設定されたのだが、彼女はその間に修正出来なかったようだ。さらに期間の延長を申請したが許されなかった由。大体にして「コピペ」や不正な論文の引用で博士になること自体がおかしいのだ。私は12回ほどブログで取り上げたが、ついにこの日を迎えてしまうことになった。 <薬局の窓> 旭化成の子会社によるデータねつ造が今大きな騒ぎになっている。地盤が弱い場合、建物の基礎部分には鉄製やコンクリート製の杭を打ち込むのだが、その杭が堅い地盤に達してなかったり、基礎のコンクリ-ト量を誤魔化していたようだ。それで大きなマンションが傾き出したと言うから問題だ。そんな建物が、どうやら全国でかなりの数に達する由。 <トイレの棚> 当初は特定の技術者が起こした事件だと言われていたが、他にも同じようなデータねつ造が発見されて、一人だけの問題ではなかったことが分かった。どうやら「納期」が迫るとそんなことを起こす風潮がこの業界にはあるのかも知れない。住民にとっては高額な財産だし、安全に関わる重要な問題だが、果たしてどんな風に収束するのだろうか。 沖縄県名護市辺野古の工事が再開される。県知事はかねて工事の差し止めを申請していたが、国土交通省はそれを認めなかったようだ。当然だと思う。前の県知事が承認した工事を、その後に就任した知事が承認を覆すのは一貫性がないし、法治国家とは到底言えないからだ。それに普天間基地の危険性を考えれば、1日も早く辺野古への移転を考えるのが現実的で当然の帰結になると思えるのだが。 <薬局天井> 菅官房長官がグァムへ発った。沖縄の海兵隊の一部をグァムへ移転する話が以前から米軍との間で進められていたのだが、その点の確認と現地視察のためだ。当然海兵隊の司令官は、日本政府への協力を快諾した。 <感知器> 辺野古の工事に関しては今後法廷闘争になるだろうが、恐らく国が敗訴することはないと思われる。しかし県知事が国連の人権委員会にまで行って、沖縄県民の人権が侵害されているとか琉球固有の文化が失われているとかの提訴に一体どんな意味があるのだろう。最近現地では「沖縄独立論」が盛んらしいが。 <壁と照明> その点、仲井眞前知事は現実的だった。「沖縄独立論」は酒を飲んだ際の「よた話」であるとして一笑に付す。そして普天間基地の危険性や中国の脅威から沖縄を守るため、辺野古への移転は欠かせない措置と断言する。東京大学工学部を卒業して旧通産省の官僚となり、沖縄担当の部長、本省の要職、沖縄電力の副社長や社長を歴任した彼は、沖縄県知事になっても最後の最後に現実的な選択をした。それが多くの県民に理解されないのが悲しい。 <壁面と装飾> 南シナ海の「中国領海」を米国のイージス艦ラッセルなどが航行した。かねての通告通りの行動だ。これに対して中国は駆逐艦やフリゲート艦で追跡し「警告」を発したと公表した。国の重要会議中における米軍の強硬策で、中国の面子は潰されたようだ。米軍は艦船を今後もこの海域で航行させる方針らしい。 <壁面> 元々広い海域を2千年前から自国のものだとする中国の主張がおかしいのだ。大陸から遥かに離れた海域の浅瀬を埋め立てても、国際法ではそれを「島」とは認定せず、領海も発生しない。国連の安保常任理事国でありながら中国は国際法を無視し現状を変える。5つの埋め立て地のうちの1つは、駐留していたベトナム海軍を殺戮して奪ったものだ。 <壁面と絵> その中国を頻繁に訪れているのが翁長沖縄県知事。ある評論家は「県知事は中国から、もし沖縄が独立国になったら翁長氏を初代の大統領として認めると言われている」と断言する。本当だろうか? <鏡> さて私の入院日と手術日が決まった。昨日病院から電話があったのだ。これで3度目の不整脈手術。今回で少しでも症状が緩和されると嬉しいのだが、果たしてどうなるか。 紙数が尽きた。私は今日この後、茨城県の筑波へ旅する。帰宅は明日の夕刻。その間にいただいたコメントへの返事はその後になる。またブログ友への訪問も困難なのでご了承いただきたい。では皆さん行って来ますね~!!
2015.10.31
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国賓としてイギリスを訪れた中国の習近平国家主席は、エリザベス女王の歓迎を受けたそうだ。先日同じように国賓としてアメリカを訪問した際は、日程がローマ法王とバッティングしたり、オバマ大統領からは南シナ海での基地増設やサイバー攻撃に対する苦言を呈されて散々な目に遭った同氏だが、今回は少しはマシな扱いを受けたようだ。だが、民主主義の本場での演説の評判は芳しくなかったようで、皇太子などは退屈で終始下を向いていたとか。 それにしてもかつての大英帝国が、ずいぶん落ちたものだと思う。いかに経済状態が良くないとは言え、民主主義とは真逆の存在である中国の首脳を国賓として招き、女王が謁見したり晩餐の宴を催すとはねえ。中国が提唱したアジアインフラ投資銀行(AIIB)に欧米側では真っ先に手を上げたイギリス。今度の訪英は、その返礼でもあったようだ。中国の経済の減速が、今世界にも大きな影響を与えつつあるそうだ。さて世界経済はこの後、どこまで冷え込むのだろう。 冷え込むと言えば昨日の仙台は北風が吹き荒れて、とても寒い一日だった。その風の中、投票に向かった。県会議員選挙だ。私は若くて活きの良い人に一票を投じた。履歴を見たらどうやら大学の後輩のようだ。それに選挙用の葉書と、電話まで来た。一体どんなつてがあったのかは不明だが、これも何かの縁かも知れない。当落の確認はまだしてないが、活気ある県政を展開して欲しいと心から願っている。「東日本大震災」の後遺症は、まだまだ大きい東北なのだ。 昨日は仙台市内で女子大学駅伝が開催された。何日か前に街へ出た時、その選手と思しき若い女性達が歩道を走っていた。あれはコース確認のためだろう。毎年そんな風景が観られるこの季節の仙台。女子大学駅伝が仙台で開催されるようになって早や10年。今年は第一区から立命館大学がぶっちぎりのトップで優勝し、新記録で5連覇を達成した。初めての偉業だった由。強い風の中を走った選手の皆さん、どうもお疲れ様でしたね。 <インドネシアで発見された新種ブタバナラット:ネズミの仲間> ある人のブログを読んだら面白いことが書かれていた。関口宏が司会を務める「サンデーモーニング」のコメンテーターは、関口が気に入った人を選考しているのだとか。なるほどねえ。それで最近は紋切り型のコメントばかりが目立つのか。私は面白くなくなって観るのを止めてしまったよ。元は俳優だった関口が、今ではすっかりジャーナリストのような口ぶり。人間長い間そんな立場に立っていると、態度にも表れるようになるんだねえ。 私が朝日新聞をさっとしか読まなくなった理由もこれに良く似ている。新聞社の性格が記事や見出しの付け方に良く表れている。到底正確で冷静な内容とは思えない。あまりにも自国政府に対する批判が強過ぎて進歩的な知識人には受けるだろうが、私には着いて行けないのだ。「報道ステーション」もかつてはセンセーショナルな態度が目についた。もっとも最近はそんな時間になる前に眠ってしまうのだが。 <ランの一種であるドラクサ・ギガスの花が10月7日に京都府立植物園で咲いた> ジャイアンツのピッチャー3人が野球賭博の疑いで逮捕された。間が悪いことに、今年のドラフト会議の前日のことだった。楽天は1位指名予定だった仙台育英の平沢大河選手をロッテに取られ、外れ1位で関東第一高校の外野手、オコエ瑠偉選手の交渉権を獲得した。線が細い平沢選手より、ガンガン打ってくれそうなオコエ選手が良いなと私は密かに思っていたのだが、それが実現して本当に嬉しい。来季はかなりの球団の監督が変わるのも楽しみだ。 日本シリーズはソフトバンクが強い。昨晩も勝って2連勝で神宮球場に乗り込むことになった。今季は強かったヤクルトだが、投打が揃って破壊力のあるソフトバンクの前では全く手も足も出ない感じ。肋骨を骨折した内川が出場してなくてあの調子なのだから、今年の日本一は戦う前から決まっているようなもの。きっと来季も強いだろうなあ。今後の楽天の選手補強に期待するほかなさそうだ。 さて、関口宏と好対照なのが「昼おび」の司会者、恵俊彰ではないか。彼は大食漢の石塚(石ちゃん)と組んでいたホンジャマカのお笑い芸人だ。それが全然そんな過去を思わせない活躍ぶりなのに驚いている。頭の切り替えの速さ。時事に対するセンスの良さ。当たりの柔らかさと他の出演者に対する配慮など全てが及第点で、非の打ちどころがない。人間的な魅力もある。これからどこまで伸びるか見ものだが、決して天狗にはなって欲しくないね。
2015.10.26
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ボケの実2つ 先日近所のスーパーへ新米を買いに行った。この店では無料で精米してくれ、我が家ではいつも三分搗きにしてもらっている。胚芽が残り、色は黒いが、これを圧力鍋で炊く。粘り気があって美味しいし、第一栄養満点なのだ。それにこの日はポイント10倍の日。早速溜まったポイント券を発行し、コーヒーの大びんと交換した。これが無料なのだから嬉しい。ただ、このJAの直営店は今月で閉店する由。住民が高齢化して、あまり売れなくなったのだと思う。これも時代の流れ。残念だが仕方ないね。 ネムの種 畑の雲南百薬を先日から少しずつ処分している。南米原産の健康野菜で我が家では次々に成長する葉を収穫し、茹でてお浸しにしている。今年の苗は3年目の蔓と2年目の蔓を冬越しさせ、4月に定植した。これが6月から現在まで、ずっと食べ続けるほど繁茂した。「岡ワカメ」の異名があるほどぬるぬるした食感で美味しい。残念だがそろそろ冬越しの時期が近づいたため、少しずつ蔓を切りながら収穫している。残りは後1回分か。来年もまた頼むよ。頑張ってね。 山芋の葉 ラグビーの日本チームが昨日ワールドカップが開催されていたイギリスから帰国した。結果は3勝1敗の好成績ながら一次リーグでの敗退だった。これはボーナスポイントの差。これまで7回参加した同大会で、日本が勝ったのはわずか1回だけだった。それがエディー・ジョーンズHCの厳しい指導で、世界に通じる実力をつけたのだ。地元イギリス始め、報道陣はこぞって日本チームの健闘を讃えた。 ミニトマト 4年後には日本がラグビーワールドカップの会場になるようだ。今回参加したメンバーで残るのは半分ほどだろうか。それに鬼監督だったジョーンズHCの契約は今年で切れるのが残念。ごつい外国選手を相手に、小さい体の日本選手達は良く頑張ったと思う。チームには日本を愛して止まない帰化選手も混じっていた。あの感動を国民は決して忘れないと思う。ナショナルチームは昨日で解散し、来月からは国内リーグだ。選手の皆さん、本当にお疲れ様でしたね。 ツタ ユネスコに日本が申請した2点の資料が、このたび「世界記憶遺産」として認可された。一点目は京都の「東寺百合文書」でこれは歴史資料らしい。二点目は京都府舞鶴市の「抑留・引き揚げ関係資料」。これは第二次世界大戦の敗戦後、中国大陸や朝鮮半島などから船で帰国した膨大な元兵士や日本人の記録。きっと古い人なら「岸壁の母」の歌を聞いたことがあるはずだ。 黄葉する樹木 残念だったのが中国が申請した「南京虐殺事件」が認可されたこと。これは戦時中のプロパガンダであり、歴史的事実とは異なると日本政府は抗議したが、実らなかった。今後はユネスコの分担金を支払わないことも検討するそうだ。そして韓国が申請した「従軍慰安婦問題」は今回認可されなかったが、ユネスコは今後の共同申請を進言している由。これも歴史的事実ではなく、世界記憶遺産の政治的利用として日本政府は抗議している。実に忌忌しき問題だ。 山栗 トルコの首都アンカラで先日爆破事件が発生した。97人が死亡し、186人が負傷(10月10日現在)したと言う。犯人は2人で、共に爆死した由。クルド人擁護のデモへの攻撃と言うが、実態は不明だ。シリアの内戦も泥沼状態。政府側、反政府側、IS(イスラム国勢力)と入り乱れ、政府側についているロシアが反政府勢力の穏健派を攻撃する始末で収拾がつかない。民族、宗教、文化の違いが憎しみの連鎖に繋がる悲劇。難民が増加する一途だ。 ノブドウ 沖縄県知事が米軍辺野古キャンプ沖で工事中だった埋め立て承認を正式に取り消し、昨日沖縄防衛局へ通知した。これを受けて同局は行政不服審査法に基づき、国土交通大臣に対して執行停止を申し立てる運びのようだ。そうなった暁には、沖縄県は執行決定差し止め及び抗告訴訟の手続きに入ることを想定しているようだ。米軍基地を巡る国と県の全面戦争の始まりだ。これは恐らく長引き、深い亀裂を残すように思う。 野の花(ヨメナ?) するとどうなるか。あれほど危険だと叫ばれていた普天間基地の老朽化が、全く解決しないことになる。そして勿論広大な普天間基地がその間返還されることはない。尖閣諸島や沖縄県の奪還を狙う中国への備えが絶対必要なためだ。これまで10年以上かけて検討して来た移転計画が、全て水泡に帰すことになる。沖縄県知事の責任は実に重大だ。世界の現実を見ないと、往々にしてこんな悲劇が生じる良い見本と私は感じている。極めて残念なことだ。
2015.10.14
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バングラディッシュで一人の日本人が殺害された。現地で農業を指導していた東北出身の星さんと言う男性の方だ。数日後IS(イスラム国)の関係者を名乗る者が、犯行声明を出した。日本人を殺害したのはバングラディッシュ政府と日本国政府への警告と言う。だがバングラディッシュ政府は国内にIS勢力はいないとの声明を出した。一日も早い犯人の逮捕を願う。そして異国の地で命を奪われた日本人の勇敢な一生に拍手を送り、心から冥福を祈りたい。合掌。 インドネシアの高速鉄道の受注を争っていた日本側の提案が採用されなかった。一旦インドネシア政府は高速鉄道を諦めたと宣言しながら、その数日後には中国の提案を採用すると言い出した。日本の提案より経費が安く、完成までの期間は約半分で済むらしい。日本はもう5年近くも前から地質調査をするなど、慎重に最善の計画を練って来た。これに対して中国が受注戦争に参戦したのはわずか4カ月前から。 何故そんな短期間で受注出来たのか。実は日本側の提案資料が、中国に筒抜けになっていた由。駅の位置やトンネルの個所など、日本の提案と丸きり一緒だったそうだ。インドネシア政府の中国びいきの閣僚が、情報を漏洩したのが真相らしい。何と卑怯な国であることよ。日本はただひたすら、安全な案を練り続けていたのだ。だが、中国の計画が本当に上手く行くかは分からない。工事の中止や、大事故に繋がらないことを祈りたい。 円安のせいか、日本へ来る中国人旅行客が増えているそうだ。例の爆買いだけでなく、純粋な旅行も多いと聞く。先日テレビで知ったのだが、彼らは中国のツイッターで日本のどこが良いかを情報提供してるのだとか。それによれば、「どらえもん」や「ちびまるこちゃん」関係の施設の人気が高いそうだ。広島の島も人気の高いスポットのようだ。特に優れた景色が見られる訳ではなく、島で飼われている数百匹のネコが「癒し」になるのだそうだ。どうやら時代は変わりつつあるようだ。 連日のビッグニュースには驚いた。先ずノーベル医学生理学賞を北里大学特別栄誉教授の大村智氏が受賞される。氏が地中から発見した放線菌で、アフリカの難病を治す医薬品を作ったのが授賞の理由。もうワイドショウやニュースで、氏の功績や人柄は何度も紹介されているので、詳しい人も多いだろう。ともかく努力の人で、夜間高校の教師をしながら、日中は大学院で学んだそうだ。 アメリカに留学する際は、最も給与が安い大学を選んだそうだ。そして同時に製薬会社と提携し、研究費を支援してもらったそうだ。「産学連携」の創始者で、その後製薬会社が発売した薬剤で莫大な報償を得、それで北里大学の研究所に病院を作った由。彼の研究によって救われたアフリカの人達は数億人に上る由。朴訥な老研究者は、故郷に美術館や温泉施設を作って提供した。「人を救う。人真似をしない」。これが大村氏のモットー。本当に凄い研究者だ。 翌日のノーベル物理学賞には、東京大学宇宙線研究所長の梶田隆章教授の受賞が決まった。2日連続の朗報だ。以前同じ賞を受賞された小柴先生の直弟子で、岐阜県飛騨市にある「スーパーカミオカンデ」における実験が受賞の決め手になった。同施設は旧神岡鉱山の地下千mに作られ、宇宙線の一種である「ニュートリノ」の観測を続けている。これまで質量がないとされたニュートリノに質量があることを初めて証明したのが彼なのだとか。 奥さまは大学の同級生らしい。いかにも素朴な方だった。何故富山市にいるのか不思議だったが、そこから岐阜県の山奥まで通勤可能とのことで驚いた。大村氏も梶田氏も山梨大学や埼玉大学と言う地方大学の卒業生なのが異端だが、どちらも国立大学で私は出張したことがあった。大村氏は80歳の高齢だが、梶田氏はまだ54歳の若さ。2人の受賞で日本人のノーベル賞受賞者は24人。これはアメリカに次ぐ多さとか。アッパレ日本。日本の底力は大したものだ。 環太平洋戦略的経済連携協定、いわゆるTPPがようやく大筋で合意した。太平洋を取り巻く12カ国で進められる経済連携も、2006年の発足時はチリ、ニュージーランド、シンガポール、ブルネイの4カ国に過ぎなかった。そこにアメリカが加わり、2013年のタイムリミットぎりぎりに日本が参加した。貿易と関税に関するこの協定は、各国の産業保護の思惑からなかなか妥結せず、国内主要紙の評価も厳しい論調だった。 協定の細部の詰めはこれから。そして参加各国では議会の承認を経る必要がある。前途多難ではあるが、もしこれが実現したら世界の経済活動の約40%をTPP圏が占める計算になるのだとか。経済効果は抜群で、今後年月をかけて各貿易品の関が引き下げられ、知的産物の流通が盛んになる。消費者にとっては朗報だし、農業などの在り方も大きく変化することになろう。 「中国に世界的なルールは作らせない」。これは協定妥結への見通しが立った後、オバマ大統領が放った言葉。中国が提唱したAIIB(アジアインフラ投資銀行)構想への強烈なパンチとも言えよう。産業や軍事機密を盗み出す中国への敵対心が、その一言に表れている。協定の前途はなお厳しいと思うが、私達も新たな一歩を踏み出す覚悟が必要なようだ。 第3次安倍改造内閣が昨日発足した。来年の参議院議員選を見据えた布陣との噂が専らだ。政府閣僚も党の人事も、主要メンバーが変わらず新鮮味はないとの評がある一方、安心、安定を志向したとの評もある。今、世界は混沌に向かっている。経済活動も決して好調とは言えない。そして一番の不安材料が中国の将来。そんな時代を、日本はこれからどう乗り切って行くのか。 島国日本が一国の平和を楽しむだけで済む時代ではない。今年の後半にはロシアのプーチン大統領が来日しそうな雰囲気がある。来年は伊勢志摩でサミットが開かれ、広島や仙台では外務大臣と財務閣僚の会合も持たれる。そして消費税も8%から10%に上がる。ただし食料品に対する措置がどうなるか。「拉致問題」に進展はあるのか。長期政権になった日本だが、国民が今後どんな道を選択するのか、私は密かに注目している。
2015.10.08
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9月10日木曜日。テレビの実況放送に釘付けとなる。何と川が氾濫して住宅地へ流れ込み、ヘリコプターで救出する生の映像が写っている。場所は茨城県の常総市で、川の名は鬼怒川。筑波と水戸に合計11年間住んだので、茨城の地名は分かるが、平成の大合併ですっかり昔の地名とは違っている。そこでネットで場所がどこか調べ、それを昔の地図で確認する。これは私が時々行う調査作業でもある。 その結果、常総市は昔の水海道市であることが分かった。ここには筑波時代の卓球仲間が住んでいるはず。さらにテレビを見てると、堤防の決壊場所が「新石下」と呼ばれていることも分かった。石下(いしげ)も馴染みがある地名。筑波研究学園都市の創設期、私は東京の三鷹から3時間かけて通勤したことがあったが、「石下」は常磐線の土浦駅から職場へ向かうバスの終点の名前だったのだ。 筑波から観光バスに乗ってあの周辺を通った時、バスガイドから「小貝川は洪水の多い所」と聞いたことがあった。そのために何度も堤防を補修しているとか。だがその小貝川ではなく、それより大きな鬼怒川が決壊したのだ。原因は「線状降水帯」と呼ばれる大雨を降らせる雨雲が同じ場所にかかって、雨を降らせ続けたことだ。上流の栃木県も同様の気象だったため、川の水嵩が増したのだろう。 目の前で濁流が次々に住宅地に流れ込むヘリコプターからの映像。すさまじい水の勢いに、住宅が耐え切れずに流されて行く。そして自衛隊員がロープを伝って民家のベランダに降り、取り残された住民を助ける様子を手に汗握りながら私は見続けていた。栃木県でも鹿沼市を中心に水害が生じ、家が流され人が亡くなったことを知った。鹿沼市には、東京勤務時代の後輩が住んでいる。果たして彼の家は大丈夫だろうか。 その夜のニュースで、仙台と山形を結ぶ仙山線が全面運行停止していることを知った。また高速道路「山形道」の一部も通行止めにしているらしい。これでは家に帰れない人が出て来る。私も仙台の自宅から山形の職場まで、4年間高速バスで通勤したことがあった。通常は1時間で着くのが、大雪で4時間もかかったことがある。あの時はトイレで困ったものだ。 9月11日金曜日。ブログを更新しようとしてパソコンを開いて驚いた。待ち受け画面に宮城県内に「特別大雨警報」が発令され、仙台市などに避難勧告が出ていたからだ。この警報が出たのは東北で初めてのことと、後で知った。大雨が降ることは前日の天気予報で知ってはいたが、まさか自分が住む地区に避難勧告が出るとは。それも5つの区全てが対象のようだ。外は大雨だが、少し高い位置にある我が家は大丈夫のはず。 ゴミ出しに行きながら、近所の川を確認した。まだ水量はさほどでもない。これなら心配はないはずだ。だが朝食後テレビを見ていて驚いた。県内の交通が高架の東北新幹線と仙台市地下鉄を除いて、ほぼ全面ストップしている。それに学校は軒並み臨時休校措置を取ったようだ。 パソコンを開くと、仙台市内でも泉区に氾濫箇所があるようだ。仙台市の北方の富谷町と大和町を流れる吉田川及びその支流の竹林川でも氾濫のニュース。ここは「薬莱山とお足」55kmコースで通り、橋の上からいつも川を眺めていた場所だ。さらに大崎市古川の渋井川も氾濫したとのニュース。こちらは規模が大きく、古川駅も水に飲まれたようだ。だが、聞いたことがない名前で、調べるのにかなり手間取った。 そのうちヘリコプターが飛ぶ音が何度か聞こえるようになった。救急車も良く通る。どこか崖崩れでも起きたのだろうか。それともまさか市内を流れる広瀬川が危険になったのか。夕方になって、同じ太白区の団地で崖崩れがあったことが分かった。旧国道沿いの傾斜地にソーラー装置を設置した場所で、何度も傍を走って通ったことがある。 ブログには心配したブログ友のお見舞いの言葉もあった。皆さん、ご心配いただいてありがとうございます。幸いにして我が家は無事。そんな返事を必死で書いていた。 県内の大雨もやはり「線状降水帯」の仕業だった。そして渋井川の氾濫の原因は、鬼怒川同様に「バックウォーター現象」のようだ。小さな川が大きな川に合流する際、水嵩が増したより大きな川に合流出来ず、水が押し戻されて堤防が崩れて決壊するのだそうだ。鬼怒川の決壊現場では、その後かなり水が引いた。だがその分水没面積が増えて、常総市役所まで水に飲み込まれてしまった。 さて今日は9月12日土曜日だが、今朝もパソコンを開いたら仙台市の青葉区に避難勧告が出ている。これは一体何なのだろう。ともあれ大雨と水害のニュースに翻弄されたここ数日間だった。犠牲者の方々に心からご冥福を祈りたい。そして被災地の方々には、大変でも頑張っていただきたいと願う。折角刈り取り前だった稲が、すっかり台無しになってしまった農家の悲しみを思う。自然災害のエネルギーの物凄さをつくづく思い知らされた感じだ。 「災害は忘れたころにやって来る」。物理学者寺田寅彦のこの言葉を、もう一度噛みしめる必要がありそうだ。
2015.09.12
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<国を守ると言うこと> 8月13日。東京永田町の憲政会館において、安全保障関連法案に賛成し、早期成立を求める有識者の会見が行われた。メンバーは森本敏拓殖大学特任教授(元防衛大臣)、百地章日本大学教授(憲法学)、西修駒澤大学名誉教授(憲法学)、山田吉彦東海大学教授、西岡力東京基督教大学教授、桜井よし子(ジャーナリスト)の各氏である。百地教授は「憲法学者の立場から集団自衛権が国際法上の権利であり、法案は合憲であると説明したい」と話している。 日本で30年以上暮している国際弁護士のケント・ギルバート氏は言う。「国連憲章はすべての加盟国に個別的自衛権と共に、集団的自衛権を認めている」と。オーストラリアの首都キャンベラの「アンザス大通り」を思い出す。これはオーストラリアの「A」、ニュージーランドの「NZ」、それにユナイテッドステート(米国)の「US」の頭文字を取った軍事同盟の愛称。集団的自衛権の象徴だ。今世界は集団的自衛が常識。共同で防衛に当たるのはごく普通のことなのだ。 それに世界の各国では、憲法も必要に応じて改正するのが常識。法律が最優先ではなく、人間の暮らしや安全が優先されるためだ。イタリアの格言に「良き法律家は悪しき隣人」と言うのがある。法律だけを口やかましく言う人は、隣人としては好ましくないことを昔から知っていたのだ。法律は人のためにある。憲法も時代の要請に応じて改正するのが普通だが、日本では国会議員の3分の2以上の賛成が必要と、ハードルをかなり高くしている。 GHQの要請に応じて自衛隊を設立した時は憲法を改正せず、憲法の解釈を変えた。その時も論議になったが、憲法の解釈を変えるのも時代の要請とも言えよう。当然憲法の改正がベストで、解釈変更はベターだが、改正が困難である場合に解釈の変更を適用するとの考え方も現実にあったのだ。それを「戦争法案」と呼び、「徴兵制」に繋がるとか主張するのは論理の矛盾だ。 個別的自衛権だけしか保有しない国ほど徴兵制を敷くのが世界のすう勢。それは考えれば良く分かること。1国で守るのだからそうなるのが当然だ。だから集団的自衛権を認めたら徴兵制に繋がるという主張は、国際的には非常識になる。嘉悦大学の高橋洋一教授はそう話す。東京大学法学部の教授が「憲法違反」と言うと、一斉にそれに倣うのがこれまでの通例。それは日本の学閥の弊害でもあるのだが、マスコミはなかなかそれを指摘しない。 辺野古沖の工事を1ヶ月間中止して、沖縄県知事と政府との話し合いが始まった。私から見たら遅過ぎの感がある。もっと以前から沖縄県へは、防衛上の理由から米軍基地存続の必要性を何度でも説く必要があると考えていた。沖縄県知事は米国まで行って、辺野古移転反対を訴えた。だが、何の進展もなかった。当然のことだ。それはもう何年も前から国と国との約束として立案されたものだからだ。 辺野古移転は単純な計画ではない。老朽化して危険だとされる普天間基地の移転、嘉手納基地以南の米軍基地の返還、米軍海兵隊の一部グァム島への移転とも連動し、米国議会では予算措置も審議されたものなのだ。そのことは自民党沖縄県連幹事長を務めた翁長知事は良く知ってるはず。それを「米軍基地は抑止力にはならない」とする氏の発言はどう考えても不可思議でならない。 今回の法案整備を最も脅威に感じているのは中国。太平洋を2国で自由に使おうとする米国への働きかけは失敗に終わった。中国が太平洋に進出するには、沖縄の米軍基地が最大の邪魔者なのだ。だから抑止力にならない訳がない。戦後70年の間、日本が平和で繁栄したのは憲法9条のお陰ではなく、米軍が日本列島の安全を守ってくれていたからに相違ない。 沖縄の人は去る大戦で日本軍に見捨てられたと言う。いわゆる「沖縄捨て石論」だ。だが決してそのようなことはない。最後の官選知事は沖縄県民の安全を守るために獅子奮闘の努力をしたし、海軍沖縄方面司令官だった大田実少将は「後世沖縄県民には特別の高配を」と打電して自決した。 何よりも沖縄を救うために戦艦大和が出撃し、敵の襲撃を受けて東シナ海に撃沈した。また沖縄を敵艦の襲撃から守るため九州から飛び立って撃破された特攻隊機は1800機以上に及ぶ。だが、それでも沖縄県民は本土から見捨てられたと言う。沖縄のマスコミがことさら日本政府に批判的な記事を書くのは有名な話。狭い島内では、それが唯一の真実として伝わるのだ。 辺野古には普天間基地からの移転を歓迎する地元民が多い。だが、そのことはほとんど報道されない。1ヶ月間工事を中止しても、状況は何も変わらないと私は思う。防衛に対する意識がまるで違うのだ。沖縄には自ら守ると言う意識がない。きっと守る必要がないと言うのが本音だろう。だが、沖縄の奪還を狙う中国の野望は本物。中国共産党の機関紙とも言うべき「環球時報」にもそのことが明記してあるのだ。 外交上の理由で、安倍総理は「今度の法案整備は中国を相手に想定した」とは言えないようだ。ロシアは先日内務省の職員1万2千人を解雇した。ウクライナ問題でヨーロッパが天然ガスをロシアから買わなくなり、経済力が極端に低下したのだ。それでも日本の領土である島々を、ロシア国民に廉価で譲渡するプランを披露している。それも一つのポーズなのだろう。 北太平洋の公海では、中国、台湾、韓国の大型船が、サンマを根こそぎ網で掬っている。日本は列島沿岸に回帰するサンマを待つ漁法。これでは年々サンマが獲れなくなり、値段が高騰するのも当然だ。それらは全て国民が飢えるか食えるかの境目にあることを示している。領土も経済活動も全ては国民が安全に暮せるためにある。 論議のための論議、与党を追い詰めるだけで満足する国会であってはならない。法の整備も領土の保全も国民が安心して暮らせるためのもの。そして安全とは何かを、国民自らが考える必要があると私は思うのだ。<続く>
2015.08.19
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つい最近のこと、韓国の将校が逮捕された。米軍の機密を中国に漏らしたスパイの容疑だ。これでは友軍として、とても信用出来ないではないか。自衛隊の機密も一部漏れたとの話もあるようだ。中国では先日進歩派の弁護士と活動家が200名以上拘束された。株価が暴落してやっきになっている中国政府は、なり振り構ってられない状況にあり、自由主義陣営にありながら中国べったりの韓国も、政権末期の様相を呈している。 わが国の知識人は声高に戦争反対を叫ぶ。そのこと自体に問題はないが、それならなぜ日米安全保障条約に反対しないのか。米軍基地の設置に反対。自衛隊は軍隊ではない。憲法9条は護持すべき。それでどうやって日本の国土と国民を護るのか。憲法9条が平和を守ったと言うが、それは日米安保条約に基づく米軍基地が日本にあったから他国が侵略しなかっただけの話。そのことに気づいている日本人は、あまり多くはないようだ。 周辺諸国とのトラブルは武力でなく話し合いで解決すべきとの声がある。至極もっともなことだ。だが、竹島問題で韓国が国際司法裁判所の席に着くことはない。出たら自国が負けることを承知しているからだ。竹島は日本がまだ国連に加盟前の敗戦国だった時期、手出し出来ないのを見越して韓国が占領したもので、江戸時代から精密な地図が残るわが国固有の領土なのだ。 中国も平気で現状を変える。南シナ海での領土拡張はまさに異常な行動だ。国際法によれば、元々島でないものを埋め立てても領土とは認められないのだが、中国はそんなことなどどこ吹く風。話し合うことなどあり得ない。東シナ海でのガス田開発も然り。日本との協定など守る気配もなく、海上プラットホームを勝手に増強し、レーダー設置の動きすらあるようだ。 「河野談話」や「村山談話」はその当時の妥協の産物だった。相手に譲歩することが将来のためになると判断し、事実関係を十分確認しないままに談話発表の形を取った。中国や韓国は暫くはそれで納得したが、やがて談話を利用して反撃に出た。ありもしない日本軍による「南京大虐殺」や「従軍慰安婦の強制」を唱え出したのである。 通常兵器しか持たない日本軍が、なぜ人口「20万人」の南京市民「30万人」を皆殺し出来るのか。実態は多くてもその10分の1の兵士を殺傷した程度だろう。韓国には80歳の「元従軍慰安婦」がいる。戦争当時は8歳か9歳の年齢だ。それで連日20名から30名の日本軍兵士を相手にしたと言う。どう考えても無理な話。彼らは一旦認めたものは、何度でも蒸し返して攻撃材料にする。既に善意の「国家賠償」が済んでるのにだ。 既に他のアジア諸国は日本軍が起こした過去の戦争責任に関する日本政府の謝罪と補償を受け入れている。中国と韓国(北朝鮮も)だけが、執拗に日本政府を攻撃し続けている。近々新たに出される安倍総理の談話は、どうか未来志向のものであって欲しいと願っている。 敗戦国の日本は東京裁判で徹底的に悪者にされた。勝者と敗者の差がこれほど明確だったことはなく、多くの日本人は未だにその軛(くびき)を曳いたままだ。批判は十分に受けた。今はもう総理が唱える「積極的平和主義」で近隣諸国と仲良くすべきと考える。いつまでも自虐的な反省ではなく、戦争そのものを客観視すべき時代だと思う。 自分の考え方がこんな風に変わったのは、民主党政権時代の体たらくを目の当たりにしたせいだ。鳩山総理、菅総理の無様な姿、野田総理の頼りない姿を観たせいだ。「トラストミー」とは良く言えたもの。口ばかりで、政権担当能力は全くなかった。反対は出来ても、政策を現実に移して実行するだけの実力がなかったのだ。今でもそんな野党が多い。反対ならどんな政党でも出来るが、国を護り国民を護るにはそれなりの覚悟と実力が必要なのだ。 最近、妻は平気で「安倍」などと呼び捨てにしている。一国の総理大臣を呼び捨てにする主婦。今はそんな光景がどこででも観られるのだろう。国民にとって実に悲しむべきことだ。総理は言う。「安全保障関連法案は、戸締りだ」と。けだし、実に名言だと思う。どこかの国が泥棒に入ろうとしても、ちゃんと戸締りが出来ている家には、入ることが出来ないのだ。そんな「用心」すら平和ボケに慣れ親しんだ人々は、必要がないと言うのだろうか。 恐らくは私のような意見は少数派だろう。だが私は少数派になることを、少しも恐れてはいない。あの話題になった「STAP細胞」に関してもいち早く疑問を抱いて13回ほどブログで取り上げた。橋下市長が従軍慰安婦問題に関する発言でマスコミに叩かれた時も私は疑問を抱いて橋下氏を擁護し、ブログで8回ほど取り上げた。結局はその双方とも、私の直感が正しかったことが後日証明されることになった。 今回も私は自分の直感を信じている。もちろん単なる勘だけでなく、それを裏打ちする数多くの事実を拾い集めてはいるのだが。日本人はとかく数に頼りがちだ。つまり「勝ち馬」に乗りたがる人が多過ぎる。右顧左眄、烏合の衆と言っても過言ではない。もっと自分の目で確かめ、自分の頭で判断しろと言いたい。ともあれ、わが国の将来を大きく左右するこの問題を、今後も注目し続けたい。最後に長文にお付き合いいただいたことに心から感謝し、筆を置く。<完>
2015.07.22
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今日は7月21日(火)の深夜1時過ぎ。すっかり目が覚めてしまったので、ブログを更新しようと思う。昨日から取り上げたこのテーマに、いつものブログ友がわざわざコメントしてくれた。本当は私とは意見が違う方もおられると思うのだが、この難しいテーマにお付き合いいただいた友情に心から感謝し、今日も書き始めることにしたい。 野党がこの「安全保障関連法案」を「戦争法案」と呼び、「徴兵制度」に繋がると唱えることに、私は強い違和感を覚える。わざわざ戦争をしたい人間がどこにいるのか。それに平和な暮らしを享有している日本で、徴兵制を必要とする理由が分からないし、そう言って国民を不安に陥れる魂胆に不信感を覚えて仕方ない。安倍総理も繰り返し否定しているし、現実としてはそんなことが起こり得るはずがないのだが。その訴えが、支持率に大きく作用してるのは間違いないだろう。 また野党は本件による自衛隊員のリスクが増えることを問題とした。確かにリスクはあるし、あるのが普通だと私は思う。同じ公務員である税務職員のいわゆる「マルサ」や、鉄道公安官や、消防署の署員や、警察官や、麻薬取締官や海上保安庁の職員など、自衛隊員の他にも生命の危険に曝される職業はある。いずれも公務員であり、その多くは国家公務員だ。いつも給料が高過ぎるとか、国民の税金で食っているとか非難されている彼らが、体を張ってこの日本を護っているのだ。 本来は憲法の解釈を変更するのではなく、先ず憲法改正をするのが「筋」との意見がある。私もそう思う。だが、「平和憲法」信奉者が多いこの国で、今それを行う時間的余裕はないように思う。わが国には「平和憲法」を変えてはいけないとか、ノーベル平和賞に推薦しようなどと考える人が結構多いのも事実。それほど素晴らしい憲法なら、なぜ他の国が模範にしないのかが不思議。その理由は簡単。現実に合わないから採用しないだけのこと。永世中立国であるスイスですら、軍隊があるのは有名な話だ。 石平さんと言う人がいる。「いしだいら」ではなく「せきへい」と読む。元は中国人で、北京大学の哲学科を卒業した秀才だ。その後日本に留学し、神戸大学大学院博士課程文化学研究科を修了している。その彼が母国である中国と留学先の日本とで、あまりにも国の在り方が違うことに驚き、日本国籍を取ることになった。現在は評論活動の傍ら、拓殖大学で客員教授を務めている。奥さまは日本人だ。 彼は言う。最近中国は安倍総理に招待状を出すなど一見これまでの態度を軟化させているように見えるが、決してそんなことはないとのこと。理由は昨年3つの記念日を設けたこと。7月7日。これは抗日戦争が勃発した記念日。9月3日。これは抗日戦争に勝利した記念日。そして12月3日。これは「南京大虐殺犠牲者」を慰霊する記念日。いずれも国民が日本軍に対する憎しみを忘れないよう、わざわざ設定したのである。 中国は目下南シナ海の浅瀬5か所を埋め立てて、基地化を図っている。そのために東南アジア諸国から猛烈な反発を受けている。その目を逸らすため、日本に対する攻撃を止めないのだと石平氏は言う。だから「日本はかつてアジアを侵略した」と。そして「日本は未だに戦争の責任を果たしていない」と言い続けるのだと。日本が戦った相手は国民党であって中共軍ではないし、「南京大逆殺」などもでっち上げなのだが、狡猾な中国はなりふり構わず執念深く世界に訴え続けている。<続く>
2015.07.21
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これから書くのは日本の政治の話。しかも目下国を二分する「安全保障関連法案」のことである。ブログで政治を語るのは慎んだ方が良いのかも知れない。読者の中には色んな考え方の人がいて、対立の恐れがあるからだ。だが、これだけ混乱してる状況に目を瞑るわけには行かない。 読者の中には不快に感じる方もおられよう。どうかその場合は初めからスルーしてほしい。そしてブログ友の皆さまも、敢えてコメントして下さらなくても結構。ただ私の考え方を知っていただくだけで十分だと思う。今は7月20日(月)の未明3時15分過ぎ。長い長い話を書き始めたい。 衆議院の特別委員会で「強行採決反対」と叫ぶ人達がいる。一体どこが強行採決なのか。議会の民主的な手続きに基づき、長時間議論された結果ではないか。「強行採決反対」のプラカードを特別委員会の委員長席へ向けるのではなく、テレビ中継用のカメラに向ける議員達。そこにどんな意図があるかは明白だろう。あれは国民に向けたパフォーマンスに過ぎない。もし「理解不足」を唱えるならば、政府から必要な答弁を引き出せば良いだけの話だ。 「集団的自衛権は憲法違反」そう述べる憲法学者が多いようだ。だが、本当にそうなのだろうか。私は日本のマスコミや学者の話を鵜呑みにはしない。若き日、私はマルクス経済学を学んだが、そんなものは社会の役には立たなかった。その後、マルクス経済学理論に基づく共産主義国家が次々に消滅して行った。理論の是非はともかく、国家が経済的に破綻したのである。学問と社会の実態がかけ離れていることの好例。今回の憲法論議もそれに良く似ていると私は思っている。 国民の理解がまだ十分でないのに自民党が急ぐ訳はなんだろう。国会の会期が限られていること、アメリカとの約束、原発再開、拉致問題への対処、参議院議員選挙における一票の格差問題の解消。国内的な理由は色々上げられるだろうが、私は周辺諸国との間に緊迫的な関係が続いていることが要因と考えている。それを口に出して言えない、面と向かって言えないだけの話。本当はちゃんと言った方が先方のためでもあると私は思っている。 尖閣諸島周辺で、中国の艦船がわが国の領海を侵犯し続けていることは誰もが知っているだろう。海上保安庁の艦船が中国の艦船に体当たりされた生々しい映像は、今も私達の目に焼き付いている。今東シナ海の中国の「ガス田プラットホーム」はかつての倍に増え、そこにレーダーを設置する計画が進行中との話があるようだ。もちろん自衛隊や米軍の動向を探るためだ。 さらに福建省の温州には、新たな軍事基地を建設中らしい。これは尖閣諸島を奪うための基地と考えられている。ここから発進すれば、沖縄本島より発進するよりも100km短かくて済む。それだけ速く尖閣諸島に到達するのだ。「琉球を奪還する」。これは中国共産党の関係紙に明記してある紛れもない事実。中国は本気で沖縄を奪うつもりだ。もちろんその理由は、太平洋へ進出するには沖縄の米軍基地がどうしても邪魔になるためだ。 これは本当かどうか分からないが、中国は「尖閣は中国領」と刻まれた石をあの近辺に沈めたとの話がある。何十年か後に海中から引き揚げて、「中国領の証拠」として世界に訴える計画なのかも知れない。小笠原諸島に中国の漁船が押し掛けて来て「宝石サンゴ」を根こそぎ奪った時、中国政府の艦船も紛れ込み、海の深さなどを測量したとの話もある。国民年金のDBがサイバー攻撃に遭った際に追跡調査したら、最後は「簡体字」のファイルに行き着いた由。それは中国しか使わない簡略型の漢字だ。 中国機に対する自衛隊機のスクランブル発進が、ここ10年間で400倍に増えた。それは中国機の領空侵犯を意味する。また中国の軍備費は1990年代以降、毎年10%以上増大している。恐るべき数字だが、中国の統計はインチキが多く、実態はその比ではないようだ。南シナ海での浅瀬を埋め立て、要塞化を企てているのもその一環だろう。増大する中国の脅威に対抗出来る方策が、今回の「集団的自衛権」だと私は考えている。政府はなぜそのことをありのまま国民に訴えないのか、不思議でならない。<続く>
2015.07.20
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痛ましい事件が起きた。岩手県の中学生のいじめによる自殺だ。少年が「生活記録ノート」に、何度もいじめがある事実やその辛さを訴えているのに、担任教師の方は全く心配していない様子なのに驚く。いじめた生徒の名を上げようとした時には「上から目線ですね」と感想を書き、「花丸」を付けている。 子供の必死の訴えを、「上から目線」の一言と「花丸」で済ませる教師の神経を疑う。家族にも辛さを訴えられないまま電車に飛び込んで死んだ、少年の孤独を思う。家族の悲しみはいかばかりだろう。そして、少年を死に追いやったクラスメートは、今どんな気持ちで過ごしているのだろう。 自民党議員の発言には驚いた。報道姿勢を批判して、沖縄の新聞社2社を潰そうとの発言だ。非公開の勉強会でのことのようだが、判断力と発言の内容があまりにも稚拙。意見は自由だが、普通ならせいぜい報道姿勢をたしなめる程度で治まるはず。それが内輪の勉強会で過激な発言になったのだろうが、政治家は自らの発言に十分注意する必要がある。なぜならそれだけ責任ある立場だからだ。 先日、ある政党の演説を聞いて驚いた。今国会で論議中の安全保障関連法案を「戦争法案」と呼び、これが徴兵制度につながり、消費税の増税につながるとの主張だった。私はたまたま散歩中に通りかかっただけ。演説はきっと近々実施される、地方議会議員選挙への備えなのだろう。その政党は前回の衆議院議員選挙で躍進を遂げた野党。だが、こんな荒っぽい論理で市民へ訴えていることに、私はすっかり呆れてしまった。 沖縄では、辺野古への普天間基地移転に反対の声が高い。翁長知事は先日の「慰霊の日」の挨拶でも、そのことを訴えた。平和を願う声は大切だ。特に戦地となって直接被害を受けた沖縄県民の願いは、無視出来ないと感じる。だがその一方で、基地が取引の材料になって来たことも事実。名護市の米軍基地3か所を返還しようとしても、それは困ると言う。戻って来ても山間地なので転換が利かない。つまり基地の借料の方がより高い収入源と言うわけだ。 翁長知事が那覇市長だった時に、「米軍基地に反対するのは、国からの予算をたくさんもらうため」云々の発言をしているそうだ。彼は自民党沖縄県連幹事長でもあった。それが知事になりたいため、オール野党側の推薦に乗ったのだ。その「本音発言」は地元の2紙、つまり「琉球新報」と「沖縄タイムス」には小さくしか載らなかった由。私も3年間沖縄に勤務して地元紙を読んでいたが、あまりの過激さに驚いたものだ。そして、あれが沖縄の政治家の本音なのだろう。 今、世界は激しく動いており、日本もそれらの動きと決して無関係ではない。日本を取り巻く環境も厳しい。広大な領土と人口を抱える大国が直ぐ傍にあって、その国民を食わせるためにこれまでも無謀な領土拡大政策を執り続けて来た。そして今、尖閣諸島の領海を毎日のように侵犯し、南シナ海には「赤い舌」を延ばして要塞を築いている。 拉致国家も何をしでかすか分からない不気味な存在だ。日本海へ平気でミサイルをぶち込むような国。同胞である隣国といつ戦いが起きてもおかしくない状況。もし不幸にしてそうなれば、何百万人もの難民が日本の近辺に生じることになる。そしてその同胞国家は相変わらずの「コウモリ外交」で、政治や経済活動が実に不安定な在り様だ。 平和の大切さは誰もが知っている。だが、黙ったままでは平和は保てない。国の安全や国民の安全を守るために、政治があり、政治家が存在する。世界の状況が変われば、国の法律もその動きに連携して改正することは当然のこと。世界の安全を保つために、多くの国々が協力するのは当然のことと私は思う。自国の安全すら守れない国ではしょうがない。戦争をするのではなく、戦争を避けるための最低限の備えと、国際的な協力関係を保つのはごく当然だと思う。 今わが国では結婚しない若者が増え、結婚年齢も年々上がり続けている。当然生まれて来る子供の数は減少してしまう。これからも日本は強くて豊かな国であってほしい。明日への希望を持って生きられる国であってほしい。子供達の将来、若者達の将来は一体どうなるのだろう。出来ればそんな心配をせず、老人は心安らかに余生を過ごしたいものだ。
2015.07.13
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何と言う国なのだろう。その名はギリシャ。国民投票でEUの要請を蹴っておきながら、まるで正反対な結論を出した首相。彼の強烈なアジ演説は、一体何の真似だったのだろう。EUの財政緊縮案を受け入れる代わりに、7兆円の支援を要求していると言う。何と言う厚かましさ。ギリシャがIMFやEUからの借金を返せる当てなど全くないだろうに。 一説によればドイツ銀行がギリシャの国債を無条件で大量に買うなど、支援している由。ギリシャがこけたら、ドイツ銀行が先ず一番にこけるのは必至とのこと。どうやらIMFにアメリカに次いで第2位の拠金をしている日本も、無関係ではないようだ。ギリシャが借りたお金を返さなければ、出資した基金は全部国民の負担になってしまうのだ。 さて、今日EUは一体どんな結論を出すのか注目される。きっとどんな方策であっても、EUとギリシャにとって困難を極めることに相違ない。 何と言う国なのだろう。その名は韓国。4人目の首相が辞めて困っているのに、あのワンマン女性大統領は、またもや閣僚の首を切った。理由は自分の意見を聞かないからだと言う。大型フェリーの沈没、航空機のナッツリターン事件、与党幹部の収賄事件による逮捕、そしてMERSの感染による大量の死者、そしてありもしない「従軍慰安婦問題」と戦時中の「強制労働」を主張し、わが国の世界遺産申請に難癖をつけて妨害した国。あの国は一体何を考えているのだろう。 釜山国立大学準教授のロバート・ケリー氏(米国人:オハイオ州立大学政治学博士)が最近アジア外交問題の専門誌に掲載した論文では、韓国人の国民性について次のように述べている由。少し長くなるが、引用したい。○「韓国の反日は単なる感情や政治を超えて、民族や国家のアイデンティティーの自分中心の探求に近い」。○「だが民族の純粋性の強調では北朝鮮に劣り、国家の民主主義を強調するにはコネや汚職が多過ぎる」。○「だから日本を悪と位置づけ叩き続けることが、韓国の民族の純粋性の正当性誇示の絶好の方法となる」。○「韓国の国家や民族の正当性の主張は韓国の存在自体を否定する北朝鮮に向けられるべきなのに、日本叩きを代替の安易な解決法としている」。 同氏の他の論文によれば、日本の「韓国疲れ」がついに米国でも広まり始めたと言う。 ○「半島国家の朝鮮民族は、過去の歴史から一貫性よりもその時の強者の力を利用し、列強の間のバランスを重視する」。これは政治評論家である宮家邦彦氏の言葉。 今、韓国は強烈なウォン高で苦しんでいる。財閥に頼る韓国経済が危機に瀕していると言っても過言ではない。そんな中で、いつまで独善を貫くのだろう。ここまで来ると、もう哀れでしかないのだが。 何と言う国なのだろう。その名は中国。今、彼の国の株式市場は乱高下の真っ最中。ギリシャ問題とも無関係ではないが、以前から指摘されていた「バブル」がいよいよ弾けて来たのだろう。元々「一国二制度」が可笑しいのだ。国家が注文をつける株式市場がどこの世界にあるのだ。知識もない庶民が不自然な借金をして株を買ってるのが実態。中国の景気を支えて来た「不動産バブル」が、今はすっかり破綻しているようだ。 軍事費はかつての40倍に膨らみ、関係各国と紛争中の南シナ海では、浅瀬を埋め立てて滑走路や港湾を造っている。「要塞化」を狙っているのは明白。国内では少数民族を抑圧し、怒ったウイグル人はイスラム国家(IS)で軍事訓練を受け、国家要人の暗殺を計画中との噂。鳴り物入りで作ったアジアインフラ投資銀行(AIIB)の前途も危ぶまれているようだ。9月には安倍総理を招待する予定と聞く。あれほど強硬だった中国が、今強い危機感を募らせている何よりの証拠だと思う。 何と言う国だろう。その名は北朝鮮。国民の苦しみをよそに、黙々と軍事強国を目指す独裁国家。若い首脳に逆らった部下は容赦なく殺す。そして何やかやと理由をつけて、わが国から拉致した大勢の被害者を未だに返さないどころか、その所在すら明らかにしない。この国は一体どこへ向かおうとしているのか不明。このような「迷惑な隣人」に取り囲まれている日本が、果たして「一国平和主義」に浸っていて本当に良いのだろうか。<続く>
2015.07.12
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眠い。昨夜は珍しくスポーツニュースを観たからだ。日中は東北楽天の試合経過をパソコンで確認しながら、大相撲夏場所の千秋楽を観ていた。わが楽天は西武に勝ち、セパ交流戦直前の成績を借金3つで終えた。開幕から一進一退が続き、最近は勝ったり負けたりの日々だった。エースの則本がなかなか勝てなかったのが大きく、美馬は4連敗とまだ勝利がないまま。その中で抑えの松井が10セーブと良く頑張っている。明日からのセパ交流戦に、何とか期待したいものだ。 大相撲夏場所が昨日で終わった。今場所は初日から横綱の白鵬が敗れるなど波乱続きだった。その波乱が結局千秋楽まで及び、3敗で並んでいた関脇の照ノ富士が初優勝した。彼は場所後に大関に推戴される。その大関昇進を援護したのは部屋の横綱である日馬富士。不利な前評判だったが、低い体勢で白鵬に食らいつき、見事弟弟子を援護した。 前場所途中で怪我のため休場した遠藤は、千秋楽に勝って6勝9敗。何とか幕内に止まった。モンゴルの怪童逸ノ城は千秋楽に勝ってようやく勝ち越し。勝とう勝とうとする彼に対して、照ノ富士は強くなろうとして稽古に励んでいる。精神力も強く、早い段階で横綱に昇進すると思う。ますますモンゴル勢の天下が続きそうだが、白鵬に陰りが出て来たことが心配。まだまだ頑張って、記録を更新して欲しいものだ。 1週間前の日曜の夜、私は開票速報に見入っていた。例の大阪都構想賛否の住民投票だ。結果は0.8%の僅差で否定され、橋下大阪市長は任期終了後の政界引退を表明した。何だか勿体ないような気がする。地方再生の鍵になるような構想だった。道府県と政令都市との関係の見直しや、二重行政問題に一石を投じるきっかけになったかも知れないのだ。その動きを与野党が結集して潰した。希有な一人の男の政界からの引退も、勿体ない気がしてならない。 関西電力高浜原発の安全性に関する福井地裁の判決は否だった。これに対して九州電力川内原発の安全性に関する鹿児島地裁の判決は可だった。国内の専門家が策定した同じ安全基準を、一方は否定し一方は認めた。これは一体どう言うことなのだろう。 また諫早湾干拓の海水間仕切り工事に関しても、福岡地裁と佐賀地裁の判決は真逆なものになっている。このため間仕切り板を開けても閉めても、国は毎日罰金を支払うことになった。こんな矛盾が罷り通る判決が不思議でならない。裁判員制度もそうだが、我が国の司法制度に瑕疵はないのだろうか。 沖縄県知事が近々渡米して、普天間基地の撤去と辺野古への移転反対を訴えるらしい。気持ちは分からなくもないが、大統領に会うのは無理だろう。政治の次元が違うし、国と国との約束がかかっているからだ。防衛は国の仕事だし、沖縄の位置が重要なのだ。尖閣問題で石垣島の漁師達は、良い漁場である尖閣付近での漁が出来ないままだ。それを知事はどう考えているのだろう。 聞くところによれば、女性副知事は沖縄独立論者らしい。変な話だ。沖縄で話しているのは日本語。これは二千年以上の歴史がある。書かれて来たのも日本語。これは日本から伝わって六百年。今後は日本語を話さず、日本語を書かず、日本からの膨大な資金投資を受けないなら独立を認めても良いが、彼らは日本人なのだ。日本人が日本から独立をするのは、井上ひさしの小説『吉利吉利人』だけで十分と思うのだが。 安倍総理の米国議会における演説を、韓国は何とか阻止しようとロビー活動を行った。だがその目論見は外れ、演説は米国人から好意的に受け止められた。この直前、朴大統領は不人気が続く国内世論を打開しようとして、前政権の悪を暴く手段に訴えた。検察が大統領の意を受けて動き、8人を逮捕したまでは良かった。だがそのうちの7名は与党関係者だったのだ。そして彼女を支えた首相が辞任した。これで辞任した首相は3人目。一体どこまで韓国の泥濘は続くのだろう。 米国が中国の軍部に警告を発した。東南アジアの諸国と領土問題を起こしている中国が南沙諸島の5つの岩礁を埋め立てて、滑走路やビルや港湾を建設している問題に対してだ。米国は公海なので近く艦船を派遣するとしている。中国が領空と主張することにも警告を発している。 ロシアはクリミア半島をウクライナから実力で奪って国際世論から非難され、経済が失墜した。経済活動が減速している中国も、軍事力を行使して南沙諸島や東沙諸島を実効支配した。これが共に国連安保理事会の常任理事国の実態。彼らは不都合な点を指摘されても、拒否権を発動出来る立場にあるのだ。 国連本部で開催されていたNPT(核不拡散条約再検討会議)では、結局議長裁定の決議案が表明出来ずに終了した。日本はこの会議で、「世界の指導者は広島、長崎を訪れるべき」との提案をした。だが、その提案は中国の申し入れで実現しなかった。世界で唯一原爆を投下された日本。だが中国は、日本は敗戦国なので意見を述べる立場ではないとの主張だ。どちらの国がより平和を望んでいるかは、これでも明らかのはず。 こんなことを書くと、これはニュースではないとか色々注文をつける人がいる。これはニュース解説ではなく、私の心の中の問題なのだ。「ご意見は自分のブログでどうぞ!」と言いたい。
2015.05.25
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今日は3月31日。と言うことは明日からもう4月です。仙台はこのところポカポカ陽気が続き、春の花々が一斉に咲き始めました。完全な春ですねえ。それでもまだ遅霜の心配はあるのでしょうか。さて、時々は気になったニュースについて触れておきますね~。 朝の連続ドラマ『マッサン』が先週で終わりました。国産初のウイスキー作りに命を懸けたマッサンと、ウイスキーの本場スコットランドから遥々日本へ嫁いだエリーのお話、面白かったですねえ。と言うより、異国の地で夫と共に生きたエリーの健気な気持ちに打たれました。どんな時も相手を信頼し、かつ自分の信念を貫いた素晴らしい夫婦の物語に感動でしたね。最終回の視聴率は23.3%とか。来月はぜひマッサンが仙台に作ったウイスキー工場を見学したいです。 親子の対立になった大塚家具の会社運営には驚きました。父親の会長は「悪い子を作った」と長女の社長をけなせば、社長は「会長の商売のやり方では家具は売れない」と反論。株主総会は今後どちらの経営方針で行くかを巡って、多くの株主がしのぎを削る場となりました。勝ったのは娘で、父親は経営の第一線から退くことになりましたが、どの業界も今は売るのが難しい時代なのでしょうね。明らかになった親子の亀裂が、今後どう収拾するのか気がかりです。 ドイツのジャーマンフライングス機の墜落にはショックを受けました。機長がトイレに立った後、操縦を任せられた副操縦士がわざと機を墜落させたと言う信じられないニュース。犠牲者は150人を超える痛ましい事件で、日本人乗客2名も犠牲になりました。まだ二十代の副操縦士はうつ病の治療中で、目も網膜剥離で医師からは業務に支障があるため勤務不可能との診断書が出ていたとも聞きます。最近飛行機の墜落事故が多いことが気がかりです。 上海であったフィギュアスケートの世界選手権で、羽生結弦選手は2位に入賞しました。昨年から練習中の事故で重傷を負ったり、病気のため手術をした同選手でその後の体調が心配されましたが、ほぼ回復したと考えて良いのでしょうか。本人としては2位は本意ではなかったようです。女子も宮原知子選手が2位に入賞するなど、今後の世界大会への出場枠をこれまで通り確保出来ましたが、男子は1つ減って2となったのがちょっと残念でしたね。 陸上競技男子100mの桐生祥秀選手(東洋大学19歳)が快挙のニュースには興奮しましたね。先日アメリカの「テキサス・リレー」で出した100mの記録は9秒87の好記録。もちろん日本人が初めて出した9秒台です。残念ながらこの時は風速が3.3mの追い風だったため新記録にはならず、参考記録となってしまいましたが、それでも立派な記録であることに変わりありません。今後も新記録が期待される桐生選手の活躍に注目したいです。 先週の金曜日から、日本のプロ野球が始まりました。我が楽天は敵地に乗り込み、日本ハムとの3連戦。残念ながら初戦でエース則本が打たれて負け、1勝2敗で終わりました。今日からはホームのコボスタでの3連戦となります。相手は3連勝で目下トップの西武ライオンズ。今年の活躍が占われる試合になりそうですね。セリーグは阪神タイガースが2戦連続のサヨナラ勝ちで3連勝とトップ。今年もハラハラドキドキの胸躍る季節がやって来ましたねえ。 一方甲子園のセンバツ高校野球大会は今日から準決勝が始まります。泣いても笑ってもあと2試合を残すのみ。残念ながら東北勢の3校はいずれも敗退して涙を飲みました。残った4チームは西日本が大阪桐蔭、敦賀気比の2校、東日本が浦和学院、東海大四高の2校でバランスが取れています。さて、今日はどんな戦いが見られるか楽しみ。選手の皆さんには、悔いのない戦いをしてほしいですね。
2015.03.31
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去る3月21日、ソウルのホテルで日中韓3国の外相会談が持たれた。久しぶりの会談では、極力早期に3国の首脳会談を実施することが話し合われたようだ。それには特に反対する積りはない。だが、中韓両国が日本政府を追及する動きは止まない。中国は「南京虐殺事件」と尖閣問題で、そして韓国は「従軍慰安婦問題」と竹島の帰属を巡って。来年は「抗日戦争勝利70周年」と言うことで、両国は共同戦線を歩み、意気盛んなのであろう。 だが、先日観た映像には驚いた。南沙諸島の小島を埋め立て、そこに滑走路がほぼ出来上っていたからである。もちろんこれは中国の仕業。そこに中国軍の基地を置くことは明らかだ。現状を実力で変更する中国の横暴は今始まったことではない。一方で、中国は尖閣諸島の領有権をも米国首脳にアピールしているようだ。何の歴史的根拠もないのに、言い続けていたら、それがいつか「歴史の真実」になると信じているのだろう。 日米主導のアジア開発銀行に対抗して、中国が資本金の半分を拠出する「アジアインフラ投資銀行」設立の構想が現実化している。対中国の経済活動を重視したのか、アジアだけでなくヨーロッパの諸国も参加する動きが出て来た。さて、日本はどうする対処するのか。 韓国の暴漢がリッパード駐韓米国大使を襲った事件には驚いた。この男は5年前にも日本の駐韓大使に対してコンクリート片をぶつける傷害事件を起こした。今回は顔を80針縫う重傷である。強力なパートナーである国の大使が、簡単に襲われる警備体制とは信じられない。そしてこんな大事件が起きたにも関わらず、「雨降って地固まる」式の認識しかない国民性には呆れ果てる。暴漢は米韓の合同軍事演習に反対していたようだ。 韓国では大型フェリー沈没事件や、「ナッツリターン事件」など、到底近代的な民主国家とは思えない事件が続いている。産経新聞社ソウル支局の記者の裁判問題などはその典型。司法が民意によって捻じ曲げられているのは明らかだ。経済界は中国依存、そして軍事はアメリカ依存。その「コウモリ外交」にもそろそろ限界が近づいているのではないか。それでも「従軍慰安婦」問題を執拗に主張し続ける韓国の真意を疑う。そして国民性を疑う。 鳩山元総理がクリミア半島を訪れ、「ロシア帰属を果たした住民投票が民主的な手続きに基づく正当なものであった」などと発言した。これは日本政府の見解とは真逆。先日プーチン大統領は、あの時2万人のロシア兵をクリミアに派遣していたことを後日明らかにした。同時に核兵器の使用も検討していたことが明らかになった。まさにロシアは実力でクリミア半島を奪ったのだ。鳩山氏の行動が国益に反したものであることは疑うべくもない。 ロシアはクリミアだけでなく、ウクライナ東部でも自国の軍隊を送り込んで内乱状態に陥れ、それがマレーシア機の撃墜に繋がった。ロシア国内では先日野党首脳が暴漢に襲われて死んだ。犯人はチェチェン人と言うが、それも仕立上げられた犠牲者だろう。プーチンは秘密警察の出身。邪魔者を消すのなどお手の物。ロシアも中国も国連安保理事会の常任理事国。それが実力で他国の領土を奪い、不都合な時は拒否権を使うのが現実の世界。一体それで良いのだろうか。 沖縄県知事が辺野古沖の米軍基地増設のための基礎工事に、待ったをかけそうだ。一旦作業を中止しないと、前知事が許可した工事を認めないとの主張。先日の与那国島での住民投票もそうだが、国の重要施策で外交とも密接な関係にある国防が、こんなことで揺らいで良いのだろうか。危険性の高い普天間基地をあのまま放置して良いのだろうか。そして何よりも、虎視眈々と沖縄奪還を狙う中国への備えを、疎かにして良い訳がない。 今日3月24日は私の誕生日。私は今日で71歳になった。誕生日の朝は、真っ白い雪が迎えてくれた。後何年生きられるか分からないが、これからも私なりの生き方を続けたいと思っている。
2015.03.24
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イスラム国に捕えられた後藤さんの命は、湯川さんに続いて奪われてしまった。多額な身代金から死刑囚との人質交換など彼らの要求は変わり、その期限も次々と変化し緊迫を伴った。その間、後藤さんの釈放を願う世界の人々は、彼が助かることを祈り続け、「I AM KENJI」の連帯の輪が広がった。だが死刑囚はヨルダンにおり、ヨルダン政府は政治的な判断に迫られた。極めて残念な結果に終わったが、誰も責めることは出来ないのではないか。心からお二人のご冥福をお祈りしたい。 シリアへの入国は自己責任であることを、後藤さん自身が話していた。それだけ危険な行為であることは、彼も知っていたのだ。「必ず生きて帰る」。だが、その望みは叶わなかった。今回の事件で、私達はテレビを通じて湯川さんの父親の話や、後藤さんの母親の話を何度も聞いた。親としての悲痛な叫び、真剣な願いだった。かけがえのない命が失われたが、イスラムへの良き理解者をイスラム自身が奪ってしまったことにはならないか。 政府の対応について一部から非難があるようだが、それは当たらないだろう。非難されるべきはイスラム国そのものだ。彼らはイスラム教徒からも異端者と思われている。暴力で住民を脅し、高額な報酬で外国から兵士を募る狂った集団だ。それに正式な国でもないから交渉は難航したはず。ヨルダンやトルコなどへも必死に働きかけたが駄目だった。世界には彼らのようなイスラム過激派が240集団もあるそうだ。日本人の危機管理が、今後ますます問われるのではないか。 名大生の殺人事件にも驚いた。中学生時代からの殺人願望。そして高校時代の同級生への毒薬付与と斧の収集など、異常性は極まっていたのに、悲劇が起きるまで誰も気づかないままだった。大学入学後もネットへの投稿など、異常性が見られた。化学薬品に対する知識も半端ではなかったようだ。殺人の対象は誰でも良かった。彼女は捜査陣に対してそう話していたようだ。嘆かわしいことだが、国立大学学生による犯罪も今では珍しいことではなくなった。 後藤さんも女子大生も仙台出身とのことで、両方の事件は全国版と地方版の両方で観ることになった。それだけ関心が深まったのは当然だ。そしてネットには色んなことが書かれていた。女子大生はまだ19歳だと言うのに、本名、出身高校、所属学部、所属クラブも分かった。後藤さんの方も本名、奥様の名前、出身大学と学部、修士論文のタイトル、勤務先などが分かった。恐ろしい時代になったものだ。イスラム過激派もネットを駆使し、犯罪に利用している。 横綱白鵬のクレームも物議をかもした。大相撲初場所、優勝がかかった一戦での取り直しの一番。その審判に苦情を言ったのだ。「あれは子供でも分かる」。だが優勝回数の新記録を達成した大横綱の言とは思えない。他の力士の模範となるべき存在の者が、採るべき態度ではない。協会から親方を通じて注意があり、故大鵬親方の夫人からも忠告があり、白鵬もその後謝罪した。ただ、千秋楽の土俵上で、奥様の協力に感謝したのは素晴らしいことだったと思う。 イチローの所属が決まった。マリーンズの首脳陣が5人も揃って日本まで訪れ、イチローに背番号51が入ったユニフォームを手渡した。4番目の外野手としてマイナースタートになるようだが、異例中の異例の歓迎ぶり。彼は言う。「大リーグ3千本安打が目的ではない」と。さらに「日本人ファンに応援を頼むのではなく、その期待に応えられるような準備をしたい」と。41歳の彼には、きっと失うものなどないのだろう。頑張れ、イチロー!!
2015.02.02
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全豪オープンテニスの錦織選手は2回戦を突破し、今日3回戦を戦う。相手は強敵。どこまで勝てるか分からないが、全力でぶつかって欲しいと願う。大相撲初場所13日目。横綱白鵬は大関稀勢の里を取り直しの末に破り13連勝。これで33回目の優勝を決めた。大横綱大鵬の記録を破る前人未到の記録を作った。この分ならまだまだ優勝の記録を伸ばすのではないか。後に続く力士もこれは苦労しそうだ。 一方オーストラリアで戦っていたサッカーのアギーレジャパンは、残念ながら昨夜UAEにPK戦の末敗れ、準々決勝で姿を消した。敗因は何か。過密スケジュール、高い気温など考えられるが、それは相手も同様のはず。PK戦の1発目で本田が蹴り損なったのが全て。髪を金髪から銀髪に変えたのが悪かったか。銀は金より動ける範囲が狭い。おっと、これは将棋の話だった。 男のスポーツばかり取り上げては悪いので、一つだけ女性向きの話を書いておこう。何とレスリングのユニフォームを変更する考えがあるようだ。女子はこれまでのランニングシャツからビキニスタイルになるとか。男はウハウハだろうが、あのチャンピオン吉田沙保里選手は抗議し、もしビキニスタイルが採用になったら選手を辞めるそうだ。何と勿体ない。いや、困った事態になった。 スポーツニュースだけでなく、たまには芸能界のニュースを見ないこともない。先日驚いたのは矢口某の復帰。旦那の留守中に若い男を自宅に連れ込み、そこへ帰宅した旦那と鉢合わせして離婚した彼女だ。なんとまあ浅はかな女。そんな女の芸能界復帰などどうでも良いではないかと思うのだが。 さて某テレビ局の裁判にも決着がつきそうだ。女子大生の採用に関して、履歴書にクラブでのアルバイトを記入しなかったかどで採用中止になった女子大生が争っていた事件。裁判所の和解勧告に従って、採用に踏み切る由。テレビ局の女子アナがそれほど神聖な職業とも私には思えないのだが。 安藤美姫とスペインの貴公子との恋にも驚いた。彼女は未婚の母。子供の父親はフィギュアスケートをしていたN里君。彼は美姫ママの眼鏡に適わず、スケートを辞めて居酒屋チェーンで働いていたようだ。それだけ頑張ったのに、あっさり振られた。スペインの貴公子の年収は1億円以上。とても居酒屋のアルバイトでは太刀打ち出来ないだろう。彼女はさっさと日本から脱出したいそうだ。しかし女は強いねえ。今はそんな時代になったようだ。 三船美佳と高橋ジョージの離婚話にも驚いた。2人が結婚したのは彼女がまだ16歳の時。相手は23歳も年上のミュージシャン。長く芸能界のおしどり夫婦としてテレビを賑わせていた。だが年毎に彼女の不満が高まって来たようだ。離婚申し立ての理由は「モラハラ」。夫に束縛され通しで自由がないとの主張。今回の「事件」が明らかになって以降彼女の表情が明るいが、ジョージの表情は沈みっ放し。離婚の理由がジョージいや情事ではなかったことが唯一の救いかも知れない。 さて芸能界のニュースばかり追っている訳にも行かないだろう。世界ではイスラム過激派の事件が頻発している。フランスでも大事件が起き、続いてベルギーでも起きた。女性蔑視の過激派は困った存在。マララさん襲撃、アフリカでの女子生徒大量誘拐事件など、とても許しがたい行為だ。だが、だからといって教祖を揶揄するのは行き過ぎではないか。そう思って書こうと思っていた時に今回のイスラム国による身代金要求事件が起きた。 彼らに捕まった日本人の1人はノイローゼ気味の変な人。「自分はどうなっても良い」とか言って、ノコノコ危険地帯に入って行った。民間軍事会社などと言うのも奇妙だし、武器を手にした映像もとてもまともな神経とは思えない。一方のフリージャーナリストは立派な人。彼を救おうとしてイスラム国へ赴いたものの、ガイド役に騙されたようだ。今は敵に捕虜として「売り飛ばす」商売が横行しているようだ。 身代金2億ドルは余りにも巨額。そして交渉期限の72時間はあまりにも短か過ぎた。軍資金に苦しむ彼らは凶暴の極み。1人の日本人の愚かな行動が、もう1人の日本人を窮地に陥れた。イスラム国との仲介人になっても良いと申し出た人も何人か現れた。だがイスラム国から日本政府への正式な連絡はないと言う。彼らが通告した期限は既に切れた。今後事態はどう動くのか、皆目見当がつかない。世界は危険に満ちている。日本人はもっとそのことを心に刻む必要があるようだ。
2015.01.24
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17歳の少女マララさんがノーベル平和賞を受賞したパキスタンでイスラム過激派が学校を襲い、児童など149人を銃殺した事件は世界中の人々を暗澹たる気持ちにさせたのではないだろうか。平和を願う祈りも、狂信者には届かないようだ。この事件を受けてパキスタン政府は、イスラム過激派の囚人500人を近々処刑する予定らしい。そのことが新たな殺戮に繋がることを恐れる。まさに負の連鎖。宗教も道を踏み外すととんでもないことになる。 不可解と言えば、大韓航空機の「ナッツリターン事件」も解せない。客室乗務員の態度に激怒した同社の副社長が離陸間際の飛行機を引き帰させ責任者を下ろして問題になった。まさに個人の感情で職権を乱用した典型で、多数の犠牲者を出したセウォル号沈没事件と同じパターンと言われている。限られた数の財閥が経済界を支えているのが韓国の特徴だが、弊害がもろに出た感じだ。この国の闇とぬかるみは、一体どこまで続くのだろう。 結局小保方さんはSTAP細胞を再現出来ずに理研を退職した。また理研側の検証実験でもSTAP細胞を再現することは出来なかった。理研の不正問題に関する調査委員会は、撤回された論文の図表2か所に新たな不正があったことと、緑色に発光したのはES細胞の混入が原因であることなどを本日公表する由。つまり「STAP細胞」はねつ造と改ざんと不正でしか作り得なかった訳だ。実験の中心的な存在だった彼女が、なぜそのような犯罪行為を行ったのか不可思議だ。 先週の日曜日に行われる予定の「荒川マラソン」が中止された。事前に警察の使用許可を取ってなかったのが中止の理由らしい。こんな不始末は前代未聞。主催者は関西で10回以上マラソン大会を実施しているが、ゼッケンナンバーがコピー用紙だったり、コースは交通規制していない堤防上で大混乱だったようだ。スタッフは3人しかいないと聞いた。本当に開催する意思があったかは疑問。マラソンブームに便乗してひと儲けしようとしたのではないかと疑う。 第3次安倍内閣が発足した。今回は与党として安定多数を確保し、長期政権になると予想されている。だが前途には財政の立て直し、景気対策、地方再生、TPPの締結、少子化問題や高齢化問題への取り組み、国防、集団的自衛権、憲法改正へ向けての国民的な論議など課題が山積している。力強い日本、豊かで平和な日本を目指して奮闘して欲しいと願っている。また東日本大震災の被災地としては、一日も早い復興を強く待ち望んでいる。今年も残り後わずかになった。
2014.12.26
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昨日、仙台の最低気温は零下2.6度だったようだ。我家の辺りはもっと低かったと思う。ベランダの手すりは硬く凍り、大根の葉はバリバリ状態だった。さて凍るような出来ごとがつい最近アメリカで起きた。映画会社ソニーピクチャーズがサイバーテロに攻撃され、未公開の映画5本と職員の個人情報がネット上に漏えいしたのだ。映画会社では金正恩をモデルにした「ザ・インタビュー」を近々公開する予定で、テロはこれに怒った北朝鮮の仕業のようだ。 一説によれば北朝鮮には数千人規模のサイバーテロ部隊がいるとか。ただあまり国内のインフラが進んでいないため、基地は中国国内にあるらしい。真偽のほどは分からないが、ネット犯罪の闇は限りなく深いのが実態だろう。先日まで私を悩ませていたブログの悪質な広告がようやく消えた。これと同時に、それまで起きていたPC上のおかしな現象がパタリと治まった。危ないサイトには近づかないのが一番。これが今回得た教訓だ。 アメリカ政府が8年間かけて調査したドイツと日本の戦争犯罪の記録がこの度明らかになった。今回の調査対象は未公開文書や秘密の公式文書850万ページで、そのうち日本関係は14万2千ぺージだった由。それだけ調べても「従軍慰安婦強制連行」の痕跡は見つからなかったそうだ。この調査を強く迫ったのが在米中国系の反日組織である「世界抗日戦争史実維護連合会」。韓国と共に日本を貶めようとする中国の意図は強硬で明白だ。 「これを根拠に日本は、米国議会の非難決議や国連人権委員会のクマラスワミ報告の撤回を求めるべき」。これは米国人ジャーナリスト、マイケル・ヨン氏の意見。かなり前、大阪市長の橋下氏が「従軍慰安婦問題」について発言した時、日本を始め世界のマスコミが反発したことがあった。私はその時も、彼の言い分が正しいとブログに書いた。先日朝日新聞の社長が交代した。間違った記事を掲載したことの反省だが、嘘を世界に広めた罪は重大だ。 沖縄に駐留している米軍海兵隊員5千人のグァム島移転経費の支出が、つい先日米国議会で承認された。これに伴い日本政府からも「思いやり予算」として数千億円支出されることになるだろう。受入れ先のグァムでは今後基地を拡張する必要があり実施は6年ほど先になるが、沖縄の負担が軽くなることは明白だ。 老朽化して危険な普天間基地の辺野古移転について沖縄県民は選挙でノーを突きつけたが、本当にそれで沖縄は守れるのか。米国議会は中国の海洋進出に関して、最近警告を発した。南シナ海、東シナ海における中国海軍の動きは異常で、力で現状を変えようとしていることは明白。現に南シナ海では中国が強行に珊瑚礁を埋め立て、飛行場を造っている。尖閣のこともあり、沖縄への適正規模の基地配置は地政上、防衛上からも必要不可欠だと私は確信している。 日本列島は目下師走選挙の真っ最中。宮城県でも選挙区の再編があった。マスコミによる投票結果予測が取りざたされているが、国民の選択結果は1週間後には明らかになる。私は総理の外交努力を多としたい。これまでの政権で、あれだけ日本の立場を世界に訴え続けた総理はいなかった。総理の懸命な訴えが近隣諸国の理解を深め、強固な友好関係を築き上げる結果となった。今、中国や韓国は相当慌てふためいているはずだ。 国民が「風」に左右され、間違った選択をすると、その影響は後世まで響く。前政権の幼稚な政策が残した「つけ」が、今大きく国民にのしかかっている。「風」に浮かれていてはいけない。「風」は自由気ままに吹く。マスコミに踊らされず、自らの目で「真実とは何か」を見つめないととんでもない結果となるのは必定。私もより豊かな老後を願って、一票を投じようと思う。
2014.12.07
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昨日、仙台では初雪が降った。例年より2週間ほど遅かった由。栗原市耕英では109cmの積雪となり、県内の幾つかのスキー場がオープンしたようだ。12月3日に起きた仙山線の事故には驚いた。積雪の重みで倒れた木が架線に引っ掛かって停電し、電車が山形県の山中で8時間も立ち往生した。暖房の切れた電車に閉じ込められた乗客は300人。トイレは使えたようだが、寒さと退屈さは堪えたと思う。 まだ現役時代の頃、私は4年間仙台の自宅から山形まで長距離バスで通勤していた。普段は1時間で着くところ大雪のため高速道が閉鎖され、一般道で4時間かかったことがあった。あの時はトイレに苦労した。運転手さんが田圃の所で停めてくれたが、女性の乗客は本当に苦しかったはずだ。 俳優の菅原文太さんが先日亡くなった。亨年81歳。死因は膀胱がんが転移した多臓器不全だったと思う。その前に亡くなった高倉健さんに続いた形だったためマスコミは一斉に報道したが、私は静かに見守っていた。彼は宮城県の出身で、地元のテレビで何度も見かけていたせいかとても親しみを感じていた。名門仙台一高卒業なのは有名だが、中学校が岩手県に近い築館中だったことを今回初めて知った。その頃は学区制が自由だったのだろうか。謹んでご冥福を祈りたい。合掌。 健さん、文太さんが出ていた任侠映画を私は全く観たことがなかった。やくざの世界は反社会的な組織。それを映画やテレビで花々しく扱うことはおかしいと思っていたからだ。切った張ったの映像を観て、暴力を賛美したり暴力団に入る人はいないと思うが、出来るなら取り上げて欲しくないテーマだ。本物の任侠道は江戸時代で終わっている。現代の組織は地下に潜り、利益の上げ方もかなり巧妙化しているらしい。 11月3日。はやぶさ2が載ったロケットが種子島から打ち上げられた。2回打ち上げが延期され、まさに3度目の正直だった。延期の理由は共に強風。強い風はロケットの発射に大きく影響するのだろう。その後も順調に飛行し、これから3カ月間はイオンエンジンの試運転など様々な装置の機能を確認する予定とか。地球への帰還は6年後。既に東京オリンピックは終了してるそうだ。長生きして両方とも自分の目で観たいと願っているのだが。 仙台の地下鉄東西線の開通が来年12月26日に決定した。工事開始以降、長い年月が経った。先日は前もって抽選された市民が、広瀬川に架かる橋などの線路を歩いたようだ。我家の付近でも終着駅の工事が順調そう。地下鉄の新路線開通に合わせてか、新しい道路の建設や橋の架橋も進んでいる。先日久しぶりに近所の橋の様子を散歩がてら見に行った。確かに工事は進捗してると感じた。それらが全部開通したら、きっと生活も一変するように思う。 今年は鮭の遡上を観なかった。11月は体調不良で、あまり遠くへ走りに行けなかったためだ。ようやくランニングが出来た日名取川を覗いたら、川底に数匹の鮭の死骸が横たわっていただ。遡上はとっくに終わっていたのだ。3年前の東日本大震災、そしてその後の海水温の異常な上昇で、回遊する魚の生態にも大きな影響があったのだろう。来年こそは私も元気で、懸命に川を泳ぎ上る鮭の姿を観たいものだ。 向かいのKさんの庭を見せてもらったら、畑にビニールシートが被せてあった。霜や雪から守るためのトンネル栽培だ。中に植えられていたのはサンチェとキヌサヤエンドウ。キヌサヤの芽はまだ小さいが、サンチェの葉は適宜千切って食べている由。すっかり寒さが厳しくなった仙台。私はコタツに入り、指先を切った手袋をしながらブログを書いている。きっと今朝の気温は零下だったはず。指先と手がかじかんでいた。皆様もどうぞ風邪など引かれませんように。
2014.12.06
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宮沢りえが主演の映画「紙の月」を観た。若い男との不倫や、そのために銀行の金を横領する話だ。生々しい場面の連続に落ち着かなくなった。きっと私は悪いことが出来ない性分なのだろう。それにしても彼女の体を張った演技には驚いた。ベテラン行員役の小林聡美の演技は冷静そのものだったし、顧客役の石橋蓮司も良い味を出していた。彼は確か若い頃歌手だったと思うが、今ではなかなか存在感のある俳優だ。 亡くなった高倉健の追悼放送で「幸福の黄色いハンカチ」を観た。今から37年前の昭和52年の作品。北海道の炭鉱で働いていた男が、妻となる女性と出会うが喧嘩でやくざ者を殺して刑務所に入る。その北海道を車で旅する青年役が、初めて映画に出た武田鉄矢。まあ盛りのついた犬みたいな男で、若い女性桃井かおりを誘う。刑務所帰りの男も乗せた3人の旅。倍賞千恵子演じる妻が待つ家には黄色いハンカチがはためいていた。いかにも古めかしいテーマだが、家庭の温もりを感じる心に残る作品だった。 「ハヤブサ」の再放送を観た。ハヤブサは4年前に小惑星「イトカワ」から微粒子を持ち帰るのに成功した探査機だが、それを記念して3本の映画が作られた。他の2作品は観たが、今回のは残った1本で竹内結子が科学者の卵役。西田敏行らが科学者役で出ていた。3本ともそれぞれに特徴があるが、今回のは割と科学的な精度が高い作品だった。 さてハヤブサ2の発射が2度延期され、明日種が島で打ち上げられる予定。今回のミッションは小惑星「1999JU3」に着陸し、生命の基になった岩石などを採取すること。緻密な軌道計算により、もし上手く行けば東京オリンピックが開催される2020年に帰還する由。小さな探査機が無事大きな使命を果たすことを祈っている。 東日本大震災の当日、仙台空港で災害監視用のヘリコプターと小型飛行機を何とか飛ばそうとする海上保安庁関係者の話をテレビで観た。その数分後、大津波に飲み込まれる空港。滑走路の飛行機が次々に流される姿は、何度観ても信じられない光景だ。あの時仙台は停電で、私が映像を観たのは何日か後になってからだった。 歯医者の待合室で私は歌集を読むことが多い。東北各県の短歌愛好者が詠んだ歌を1冊にまとめたもので、テーマは東日本大震災。どれも深い悲しみに満ちた優れた歌だ。被災の光景は生々しく、あの日の大災害を思い起こすには十分だ。忘れられない悲しみ。いや忘れてはいけない情景が、31文字に秘められている。 何回か観た韓国歴史ドラマ「奇皇后」を観るのを止めた。番組の冒頭に「真実に基づいたフィクション」と断り書きが出てはいるが、あまりにも真実味が乏しいと馬鹿馬鹿しくなったためだ。あの国は日本に対して「歴史をねじ曲げている」と良く言う。だが、対馬の仏像盗難事件などは余りにも酷過ぎる。裁判の結果、日本がかつて朝鮮から持ち去ったことを確認する必要があるとして、未だに返還しない。つい最近韓国人が2度目の仏像盗難事件を対馬で起こした。 大統領の名誉棄損の罪で産経新聞前ソウル支局長を在宅起訴したことも常識外れ。出国停止を受けて前支局長は未だに韓国に留まったままだ。彼は韓国の新聞社が書いた記事を引用しただけ。あの大型フェリー沈没事故でさえとても信じられないのに、事故当日大統領が7時間も所在不明になることなど日本ではあり得ない事態だ。 危険ドラッグに関する番組を観た。薬物を服用した直後の運転で、死傷事故を起こす事件が最近増えている。これまで手軽に入手していた危険ドラッグが、法の改正で入手が困難になったようだ。だがドラッグを売ろうとする側の工作はさらに巧妙になり、今はデリバリー方式が浸透している由。大きな社会問題になっている事件の背後に中国人が関係しているらしい。危険ドラッグの製造工場が中国にあると言うから驚く。あの社会主義国家が、悪の巣とはねえ。 そう言えばあの国では上層部が不正蓄財に励み、その金を外国に送金してると良く聞く。外国に留学させた子弟を中国に呼び戻したりもしたが、中には偽名を使って帰国しない子弟もいる由。少数民族は力で抑え込み、香港の市民にも約束した自由は与えないままだ。とてもまともな国家とは思えない大国も、経済状況はかなり悪化しているようだ。 理研の検証実験が先月末で終わった。例の小保方さんによる「STAP細胞」の再現実験だ。結論は出たがまとめる必要があるため、公表するのはまだ先になるようだ。彼女は200回も作ったと言うのだから、もし再現出来たのなら直ちに発表するはずなのだが。 これに先立って理研は組織の改編を断行し、神戸の研究所を縮小した。小保方さんもユニットリーダーから一研究員に格下げされた。今回の検証実験の結果によっては、解雇もあり得るだろう。世紀の大発見、ノーベル賞候補と騒がれた論文も水泡と化した。こうなると次に何が起きても誰も驚かなくなるのではないか。間もなく日本列島は厳しい寒波に襲われる。
2014.12.02
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京都の悪女には驚いた。結婚相談所で知り合った男性と結婚、あるいは付き合う中で、相手を殺して財産を奪うとは。付き合った相手は10人以上。そのうち亡くなった方は分かっているだけで現在7人おられ、そのうちの2人から青酸化合物の反応が出ている由。奪った財産は10億円以上だが、先物取引の失敗で1千万円の借金があり、生活保護を受けているとも言われている。結婚中なのに、もう次の「婚活」をしていたと言うから呆れ果てて物が言えない。 中国船による赤サンゴ密漁も、実に不愉快なニュースだ。200隻以上もの船が小笠原諸島付近までやって来て、天然の赤サンゴを根こそぎ奪って行く。海底には千切れた青い網が幾つも残されているようだ。もちろんここは日本の領海で、サンゴは大事に保護されているもの。こんな状態を放置して良い訳がない。取り締まりが厳しくなった今は日中島影に潜み、夜間密漁をしてるようだ。こんな不法行為は世界に報道して、彼の国の本当の姿を知らせるべきだ。 沖縄県知事選挙が終わった。辺野古移転反対を唱える候補者が、移転容認を掲げる現知事に圧勝した。10万票近い大差だった。これは沖縄県民の意思表示で、新知事はあらゆる手段を使って移転を阻止すると広言しているが、防衛は国の役目。今後軋轢が深まるのは確実だ。しかし普天間基地が現状のままで良い訳がない。沖縄県民の心情が分からなくはないが、今回の事態を一番喜んでいるのは中国政府だと思う。 ケント・ギルバード氏は言う。「パールハーバーを忘れるな」は米国の謀略だったと。つまり第二次世界大戦で日本は宣戦布告しないままハワイを襲ったのではない由。そして日本が挑んだ戦いは決して侵略戦争ではなく、純粋に防衛上の必要のためだった由。彼はこうも言う。戦後の平和は憲法9条によって守られたのではなく、米軍、自衛隊、そして日米安保条約のお陰だと。彼は単なる芸能人ではなく、経営学修士と法学博士の学位を持つ弁護士。私はとても良く納得出来た。 朝日新聞の論調が、少しだけ静かになった気がする。例の「従軍慰安婦強制連行」と「福島原発事故」に関する不正記事を謝罪してから以降のことだ。だが報道機関としての良心と良識を失ったあの行為の代償はとてつもなく大きい。私は抗議のため購読を中止したい気持ちだが、妻は記事を信じているようだ。真実を追求しない報道機関などあり得ない。それを恥とも感じない報道機関はなおさらだ。次期社長は、その過ちを犯した部署の責任者とは呆れ果てる。 高倉健が亡くなった。亨年83歳で死因は悪性リンパ腫。撮影ではいつも周囲を気遣う優しい人だった由。それでもどこかに殺気を帯びたスターでもあったようだ。彼の代名詞とも言える任侠物、評価を高めた「幸せの黄色いハンカチ」や「鉄道員(ぽっぽや)」のいずれも私は一切観ていない。たった1作観たのが遺作となった「あなたへ」。妻を亡くした夫を演じた姿が瞼に浮かぶ。寡黙な大スターは黙ったまま、あの世へと旅立ってしまった。合掌。 昨日衆議院が解散された。野党は「大義なき解散」と言うが、果たして国民はどんな審判を下すのだろう。経済政策が悪いと言う政党も多いが、彼らが政権を取ったら本当に強い日本になれるかは不明。前政権は幼稚過ぎて、全くの期待外れだった。野党の連合はなるのか。そして現政権に立ち向かえるだけの内容を伴えるのか。古稀を過ぎてから私は保守的になったのだろうか。否、そうではなく、より本質が見えるようになっただけと自分では思っているのだが。
2014.11.22
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妻との旅、そしてその旅日記を書いているうちに半月が過ぎた。中にはいささか旧聞となったものもあるが、今日は私が気になったニュースや話題について記してみたい。 さて、大型の台風19号は一体どこを通過しているのだろう。九州南部から四国南部を通り、関西方面に向かったことは知っているが、昨夜は疲れて早めに眠ってしまった。窓の外は雨。それもかなり強い雨で、時々風の音も聞こえる。土砂崩れがあった広島市。同じく伊豆大島の西側。そして御嶽山の噴火で大量に降った火山灰がどうなるか心配。 その御嶽山で被害に遭った方の救出劇でも心を傷めた。亡くなった方の大半は、体や頭部に噴石の直撃を受けたことが原因のようだ。大きな石が物凄い速度でぶつかったらひとたまりもない。胸くらいまで深い泥流の中での救助活動は、さぞ困難を極めたことだろう。救助隊の活動に、心から敬意を表したい。 そして驚くべきことに、今回の噴火の前には異常とも思える変化があったと言う。これは山小屋の経営者などの話。彼らによれば、数日前から通常とは違う位置から強い噴煙が出たり、かなり遠方まで強い硫黄臭がしていたそうだ。ところが設置した地震計のうち、7台ほどが故障中。これでは的確な避難情報は望めない。今後は山岳関係者からも情報入手の必要性がありそうだ。 さて、とっくの昔に終了したアジア大会だが、主催国である韓国の運営は異常だったのではないか。日本選手はバトミントン競技で急に向かい風を受けたり、サッカー選手の宿舎ではエレベーターや水道の「故障」で、22階まで歩かされたり、水が出なかったりした。 ところが不利な条件に置かれたのは日本選手だけでなく、ボクシングやレスリングなどで韓国と戦った相手国も同様だったとか。打たれてフラフラになった韓国選手が判定勝ちするような種目が続いたようで、試合後非常に怒っていた。インドの女性選手などは銀メダルを韓国選手の首にかけて退場したとか。こんなことがあったせいか、韓国の金メダル数はトップの中国に次いで2位となり、日本は3位に終わった。 一方、中国で開催された世界体操選手権では、日本は団体戦で中国に微差で敗れ銀メダルに終わった。恐らくはこちらも「アウェイの洗礼」を受けたのだろう。ライバル国で不利な判定を受けたら、勝てるものも勝てなくなる。エース内村選手は前から肩を傷めていたが、最後まで良く頑張ったように思う。若手が充実している日本チームなので、これからもきっと頑張ってくれると思う。政治の世界同様、両国のアンフェアさが際立つ。 男子テニスの錦織選手は、ジャパンオープンでも優勝し、世界ランクを1つあげて過去最高の7位に上昇した。試合後、感極まって泣いていた彼の姿が印象的だった。その後の香港オープンでは、残念ながら前から傷めていた臀部に痛みが出て1回戦での敗退に終わった。ツアーの激務の中で常に良い体調を維持するのは至難の業なのだろうが、これからも頑張って欲しいと願っている。 日本のプロ野球は、CSが始まった。セリーグは阪神タイガースが1勝1引分で広島カープを下し、ジャイアンツとの決勝戦に臨むことになった。 パリーグはオリックスと日本ハムが1勝1敗だったが、大阪での最終戦は台風19号の影響で中止され、今日に延期された。さて、どんな結果になるか楽しみだ。そんな中で日ハムの大谷投手の活躍ぶりが凄い。投手としても10勝以上の勝ち星を上げ、打者としては確かホームランを10本ほど打ってるはず。まさに獅子奮迅の活躍とはこのこと。 それに反して、我が東北楽天の凋落ぶりが酷過ぎる。昨年日本一のチームが今季は最下位。最後も6連敗のままシーズンを終えた。田中投手の退団、星野監督の長期欠場など理由はあるだろうが、選手層の薄さは否めない。それに外国人選手の活躍も、今季は目立たなかった。 星野監督の後任人事もなかなか公表されない。多分三木谷オーナーが迷っているのだろう。さっさと決断し、新監督の元に新たなスタートを切って欲しいと願うのは、多くのファンが共通のはず。 今年度のノーベル物理学賞に3人の日本人研究者が選ばれたのは、実に喜ばしいことだった。85歳の老教授から、まだ54歳の新進気鋭の教授までと年齢も幅広い。中には中村さんのように、青色ダイオードの発明を巡って所属した会社と裁判まで起こした兵もいる。それぞれの長期に亘る努力と、研究に対する真摯な態度に敬意を表したい。 日本人が発明し、商品化に成功したLEDは、世界のエネルギー革命に寄与し、人類の発展に貢献したのは明らか。政治やスポーツの世界でアンフェアなあの両国に対して、心から「ザマー見ろ」と叫びたい気持ちだ。 ノーベル平和賞はパキスタンの少女マララさんと、インドの人権運動家カイラシュさんの頭上に輝いた。この両国は領土を巡って未だに紛争を続けているが、2人は受賞を機に両国の関係修復を企図していると聞いた。まだ高校生のマララさんがイスラム教過激派ヒズボラの手によって、頭部を銃撃された悲劇。彼女はそれにもめげず、女性教育の必要性を世界に訴え続けた。あの国連での演説は凄かった。魂を揺さぶられるような演説。とても17歳とは思えなかった。 そんな彼女を、今後も襲撃し続けると公表したイスラム教過激派。男だけが中心になって活躍する宗教なんておかしいし変だと思う。だが狂信的な集団は、今や政府のない「イスラム国」まで作るほど。 日本の憲法9条が受賞の対象になるとの噂があったが、私は受賞しなかったのは正解だと思う。法律は絶対ではないし、日本の平和は9条だけで守られて来た訳ではないからだ。そんな狭量な精神で憲法を束縛してはいけない。平和は観念ではなく生活の実態だ。そして世界の常識と連動しているものだ。 同じくノーベル文学賞はフランス人文学者の頭上に輝き、以前から噂の高かった村上春樹氏は今回も受賞を免れた。これも私は騒ぎ過ぎだと思う。私はあまり面白いとも感じないし、文学の好みは人によって大きく異なる。憲法9条同様、我が国の「インテリ層」の脆弱さの表れとでも言えようか。 それにしても小保方さんの博士論文に関する早大の最終裁定は酷かった。再度科学倫理を受講し、大学の指導の下に論文を修正したら学位を承認すると言う内容。そんな甘い裁定は最低だ。彼女のせいで、人が1人死んでいる。博士論文にもSTAP論文にも不正とねつ造があったと認定されているのに、こんな裁定はないだろう。今回の結論は、同大学の評価を貶める以外の何者でもないと思うのだが。
2014.10.14
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第二次安倍改造内閣が発足した。野党からは相変わらず酷評の組閣だが、総理自身の表現によれば「実行実現内閣」だそうだ。しっかりと強い日本を作って欲しいが、今回の人事には対中国重視の願いが込められているのだそうだ。そう言えば今回の改造に関して韓国は快い評価をしてなかったのに、中国の反応はさほど悪いものでなかったようにも感じた。私が一番驚いたのは、官房長官に沖縄の基地移転に関する問題を一部担当させたことだった。それだけ総理が沖縄について、心を傷めていた証拠だと思う。 新聞を読んで驚いた。わずか5、6行だが辺野古地区の住民に関する記事をみつけたのだ。それによればなんと辺野古の住民達は、普天間からの基地移転を受け入れる代わりに国から各戸に対し、1億5千万円の補償を願い出ていたそうだ。反対の記事は大きく取り上げるくせに、こんな重要な問題は小さな記事にしか扱わない朝日新聞の方針に、私は唖然としたのだった。 以前与那国島に自衛隊が配置される話が出た時、与那国島の住民は1戸当たり確か1800万円の補償を国に要求したはずだ。その時も私は沖縄県民の感覚を問題視した。何かが狂っているのだ。国防は国の重要機能。それなのに国から金をたかろうとする考えは、「内地」でなら決して起きないだろう。名護市内の基地を返還しようと進めたら、逆に一部の住民が反対した話もあった。基地内の借料が入らなくなるためだ。そんな矛盾は、沖縄ではごく普通のことのようだ。 老朽化した普天間基地の問題を解決するためには、名護市辺野古地区への移転は欠かせないと私は思う。これはかなり以前に合意済みのものだったが、民主党政権時代の「鳩の一声」で情勢が変わってしまった。反対派の中には、内地から派遣された活動のプロがいるとの噂は本当だろう。その中には中国の工作員が混じっているとの噂もあるようだ。中国が沖縄収奪に食指を動かしているのは既成の事実。それを沖縄県民はどう考えているのだろう。 最近ネットで新たな事実を知った。第二次世界大戦の終盤、梅沢陸軍少佐が座間味島の島民に集団自決を迫った後、自分は朝鮮人従軍慰安婦と共に死んだと言う事実はなかったとのことだ。この「事実」は朝日新聞が報道し、その後は沖縄タイムスに引き継がれ、教科書まで載っていた。沖縄に赴任した私もそれを聞かされて、つい最近まで「事実」だと信じていたのだ。ところが真実は、戦没者遺族等援護法の適用を受けるため、島民が日本兵を悪者に仕立て上げたのだ。 その話が虚偽であることは、1985年に神戸新聞の調査で判明したそうだ。だが、文部科学省が教科書を書き換えるよう指示した際、座間味の島民は飽くまでも事実だと主張したらしい。過去の犯罪が明白になることを恐れたのだろう。これは2年ほど前のことだと記憶しているが、当時の私はそんなことを知らず、内心「文部科学省も罪なことをするなあ」と思っていたのだ。だが金のために、事実が歪められていたとは。 朝日新聞の「従軍慰安婦強制連行」に関する誤報は酷かった。32年間の同社の方針が我が国を危機に陥れたにも関わらず、朝日はきちんとした説明も謝罪も未だにしていない。その上、一時は「池上彰の新聞ななめ読み」というコラムを閉じようとした。これには同社の複数の記者が驚いてツイートして問題が広がり、最終的には謝罪と共に記事を載せた。私も池上氏の記事を読んだがごく常識的な内容で、なぜ朝日が記事を差し止めようとしたのか不思議に感じた。 朝日は自社に批判的な記事を載せた「週刊文春」と「週刊新潮」の広告を拒否した。その次の週には、両社の広告は載せたが、見出しの一部を「黒塗り」にした。朝日が隠した文字は「不正」などの8字4語。そんな普通の文字すら、朝日にとってはおぞましかったのだろうか。報道の良心は一体どこへ消えたのだろう。それこそ戦争のさ中に、新聞が真実を隠した手法だったはずなのに。 社民党の前党首が、マスコミの追求から逃げているとの記事をネットで見た。彼女はあの「従軍慰安婦問題」で、韓国人婦人の訴訟の弁論に立った。その際、その元慰安婦が元々は「家族に慰安婦として売られた」と言っていたのを、「日本兵に強制連行されて慰安婦になった」と直させたそうだ。朝日の報道を裏付けようとする何らかの「意図」があったと思わざるを得ない。何が真実なのか。報道とは、そして弁護とは一体何なのか。 「沖縄は捨石だ」と書いたブログ。総理大臣の名前を正しく変換出来ないブログ。それらのブログから、私は静かに身を退いた。いずれも相当の教養がある知識人だ。だが、彼らの正義や真実は観念上のものに過ぎなかった。私は私自身の感覚を信じたい。歴史を欺こうとする者は、いずれ真実の歴史に飲み込まれるのではないか。この問題の一連の動きを見ながら、そんなことを感じた私だった。
2014.09.07
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理研が発生・再生科学総合研究センター(CDB)の改革案を発表した。CDBの規模を現在の半分ほどに縮小すること。管理職を減らし、部門を再編成すること。組織内の意見交換を容易にすることなどである。竹市センター長は退任し、ユニットリーダーも廃止される。自殺した笹井氏が中心となって推進していた新事業も、内容と規模などを見直すようだ。 一方、STAP細胞検証実験の中間報告が出され、4カ月間で細胞の再現は確認されなかったと発表された。また取り下げた論文に新たな疑義が存在するとして、近く再調査を行う由。私には笹井氏が全てを知っていたように思う。知っていながら最後まで細胞があるかのように装い、小保方さんを庇っていたように思えてならない。この闇はとてつもなく深く、日本の科学界に禍根を残した事件と言えよう。 過日、朝日新聞社が慰安婦問題を誤報だったと報じた時、私はとても厭な気分になった。誤報なのはとっくに分かっていたこと。朝日新聞はそれを32年間、いかにも真実であるごとく報道し続けていたのだ。私が暗い気持ちになったのは、誤報を伝える記事に全く反省の色が無く、開き直って論理的とは言えない弁解を繰り返していたからだ。戦時中はもっとも軍部に協力した同社が、戦後は一変して「民主的」になった。 この問題に関する同社の責任はとてつもなく大きい。「河野談話」の引き金となり、韓国が我が国を責める根拠となり、国際社会が日本の野蛮性を認知する原因となったからだ。特に根拠のない「慰安婦像」が建てられ、日系人が責任を問われているアメリカでは、子供達が謂れのない迫害すら受けていると言う。 同社の代表を国会で喚問する動きもある。本来は世界に対してこれまでの報道は誤報だったと各国語で訴えるべきだが、HPに英文の記事を載せただけでお茶を濁した。一体何人がそれを読むと言うのだろう。 24歳の日本人男性が、自分の精子を使ってタイで代理出産を依頼し、17人もの子供を作ったとのニュースには驚いた。タイ以外の国でも、同様に代理出産で産ませた子供がいるそうだ。DNA鑑定の結果、実子であることが判明している。 またタイでは、親権を巡って裁判になってるケースが何件かあるそうで、この男は「子供は不倫の結果生まれ、相手が育児を放棄した」と主張している由。世の中にはとんでもない男がいる。果たしてこんなことが許されて良いのだろうか。 シリアに侵入し、「イスラム国」に捕まった日本人の行動も解せない。職業は「民間軍事業」とのことだが、そんな実績はない。民族と宗教が対立する紛争地に、護身用とは言え銃を持って侵入したらどうなるか明白なのに、この男に危機感はなかったのだろうか。妻に先立たれて悲観し、自らの男性器を切断し、本名も女性的な名前に改名したそうだが、とても正常な精神状態とは言えないだろう。金曜日は「イスラム国」の公開処刑日。迷惑者の運命は一体どうなるのか。 ガザ地区のパレスチナ人組織のハマスとイスラエル政府間の無期限停戦が合意されたようだ。だが、その停戦合意は、これまで何度も破られている。今度の騒動の原因は2人の子供が殺されたこと。それが1200人以上ものパレスチナ人の殺戮につながった。イスラエル政府は理は自国にあるとし、アメリカもいつも通りこれを支持している。 ガザ地区は過去の中東戦争で勝利したイスラエルが、エジプトから割譲させた土地。そこにパレスチナの避難民を閉じ込めた。高い塀で囲い、脱出出来ない彼らに砲撃を加えるイスラエル。今回は避難所として指定された学校にロケット砲を打ち込み、多数の子供達が死んだ。民族と宗教の深い対立は、一向に治まる気配はない。憎しみが新たな憎しみを生む。憎悪の連鎖は永劫に続くのだろうか。 ウクライナとロシア首脳による協議が持たれた。ウクライナ東部の戦闘に関する協議だ。ロシアが突然クリミア半島を奪ってからこの紛争が始まっている。その動きに東部ウクライナのロシア系住民が呼応し、上空を通過中のマレーシア機が撃墜された。その後ろ盾になったロシアに対し、ウクライナを支持する欧米諸国が制裁措置を取った。日本もその一員だ。対抗策としてロシアはウクライナを通過するヨーロッパ向けの天然ガスをストップさせた。 今、ロシアの経済活動はかなり低下し、大きな影響が出ているようだ。だが復讐に燃えるプーチンは、ウクライナ領内にロシア兵を送り込んだ。戦闘が一進一退を続けているのはそのせいだ。両国首脳の協議によって、事態は収拾するのだろうか。私にはそのようには思えない。民族同士の対立は、とてつもなく根深いものがあるからだ。どこまでこの泥濘が続くのか。そしてどれだけの血が流されるのか。 中国と韓国がほんの少しだが軟化して来たようだ。両国は一致して我が国を責め続けて来た。一方は尖閣諸島の領有権問題で、そしてもう一方は慰安婦問題で。だが両国とも今、経済界が大揺れになっている。中国は長年のバブルが弾ける危険な時期に差し掛かった。中国政府から目の敵にされた外国企業。その影響もあって、外国資本が中国から手を引き始めた。我が国からの投資も半分近くまで急落。中国経済にも大きな影響が出始め、ようやく慌て出したようだ。 財閥中心の韓国経済はもっと悲惨だ。「日本叩き」を続けているうちにウォン高円安も手伝って、経済力は一気に落ちた。こちらは知日派の大使を新たに発令し、日本へ派遣した。中国とは軍のOB同士(日本は自衛隊)での協議が持たれ、軍事危機に関して意見交換された。中国も韓国も自国中心の論理がまかり通る国。これまでは国内の反応ばかり気にしていたのだ。北朝鮮も含め、3国との前途は遥かに厳しい。暗雲が晴れるのは、かなり遠そうだ。
2014.08.29
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