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~最近観たテレビ番組の話など~ 世の中は目下大型連休中であることをすっかり忘れていた。なにせ「サンデー毎日」の身なので、大型連休どころか曜日までも忘れている。先日は歯科の予約日をすっかり忘れていたが、燃えるゴミの日は覚えていて、ちゃんと出した。ゴミ袋が満杯になっていたため気になっていたのだ。ところが家の中にしばらく置いていたせいか、アリが入って来たのには参った。まだ初期なので多分退治出来るはず。 長崎港でイタリアのクルーズ船「コスタアトランティカ号」が修理中に新型コロナ感染症の患者が発生したと言うニュースは、しばらく前に聞いた。もう陽性の人はかなり減ったようだが、「イタリアのクルー船」、「故障」と聞いて思い出したのが4,5年前地中海で座礁したイタリアのクルーズ船のこと。ひょっとしてあの船の故障を直しに来たのかと思ったのだが、調べて見たら全く別の船だった。 あの時は驚いたものだ。何せ船長が自分が生まれた島を見るために、島に近づき過ぎて座礁したと言うのだから、「まさかそんな馬鹿な」と思ったのだ。ところが、その船会社の慣習で、その島出身の元船長らに敬意を表するため、島を一周する由。そのせいか、巨船が座礁、沈没したその事故に対して世界最大級の保険金が支払われた由。そして長崎近辺には、他にも2隻ほどが停泊中と聞いた。 <フライングフォックス=大コウモリ> サーズ、マースが共にコウモリが原因のウイルスだったことは既に記した。今回の「新型コロナウイルス」も武漢の「ウイルス研究所」で研究中のコウモリのウイルスとの関係を疑う向きもある。日本にはそんな物騒なコウモリはいないが、わが家を建てた20年以上も前は、夕方ともなればどこからか無数のコウモリが飛んで来て、空を舞いながら虫を捕らえていたのを思い出す。 そしてもう一つの思い出は30年以上も前の話だが、メルボルンの王立植物園を訪れた際、高い木の下で異臭を感じた。それはフライングフォックスと言う大コウモリが止まる樹のようで、その木の上からするオシッコやうんちの臭いとのこと。このコウモリ羽を広げると1m50cmにもなる大物。だが当然だが人の血は吸わず、食べ物は専ら果物で実に平和な動物とのこと。こんなコウモリなら良いのだが。 <ウエディングドレス姿の福原愛ちゃん> 大型連休とコロナ騒動のせいで新聞は記事が少なく、テレビは再放送番組が目立つ。地元のテレビ局では元女子卓球選手の福原愛ちゃんのドキュメント番組を何回か流している。と言うのも彼女は仙台出身だからで、私たちは彼女が子供のころから卓球が上手でTVで「さんま」にいじられ、泣きじゃくっていたことなどを良く覚えている。あれはまだ5歳頃のこと。あだ名は「泣き虫愛ちゃん」だった。 やがて日本を代表する女子選手になり、何度かオリンピックにも出場してついにメダルも取った。その彼女が「東日本大震災」時に大被害を受けた故郷の仙台に帰って、被災者たちを何度も慰問してくれたのだ。その彼女が先年台湾の卓球選手と結婚した。実に美しいウエディングドレス姿だった。彼女が住む台湾の台南市を、昨年のツアーで通過した。その時はもちろん愛ちゃんを思い出した私だった。<続く>
2020.05.08
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~新型コロナウイルス騒動の行方~ ここ何回か、日本の近代化と戦争の話について書いた。日本の近現代史をまったく知らない素人がそれを書くのだから正直言って辛いものがあった。でも私は自分を右翼などとは思っておらず、ただただ本当のところはどうだったのだろうと思っているだけに過ぎない。歴史を変えることは誰にも出来ない。だが中国や韓国、北朝鮮では違う。全ては現政権に都合よく書き換える。嘘つきは民族の特徴なのだろう。 恐らく読んでいる読者の方も辛かったと思う。こんな堅苦しく重々しい内容が連日続いたのだから。でも私はとても嬉しかった。それにも関わらずアクセス数がさほど減らなかったためだ。こんなコロナ禍の折り、それでなくとも憂鬱なのに、重苦しい話題のわがブログを良く訪ねてくれたと感謝し、正直言って驚いた。「3蜜」どころか私は少ないブログ友がさらに少なくなっていたのだが。 この人が怒り狂っている。とうとうWHO(世界保健機関)への拠出金を停止した。それは一人大統領だけの思いではなく、議会の強い意向でもあった。世界一の感染者数、そして死者も5万人の大台を超えて世界一になった。だが、一番に中国からの渡航を禁止したが、感染したのは中国から転移したヨーロッパからで、ヨーロッパからの渡航禁止をもっと早くすべきだったと言うのが最近の観方だ。 武漢のウイルス研究所設立には、フランスも一役買っていたことを最近になって知った。シラク大統領時代のことで、建物が完成したらフランス人研究者40人が運営に参加することになっていたらしい。ところが中国は約束を守らず、完成後は全て中国人研究者で運営を占めた由。そのこともあってか、米国が唱えるWHO改革に、フランスも歩調を合わせるらしい。ともかく中国の強権発動と秘密主義は厄介だ。 IPS細胞の発見と治療への活用でノーベル医学生理学賞を受賞した京都大学の山中教授が、「人類は新型コロナウイルスと共存しなければならない」と話した時。私はええっと思った。あんな凶暴なウイルスとの共存とは、おかしいのではないかと言うのが正直な感想。ところが教授の真意は、このウイルスの撲滅は無理と言うことのようだ。そしてアメリカ辺りから「集団免疫」と言う考えも出て来た。 極論だが、ウイルスを撲滅するには人間が全て死ぬことが必要らしい。つまり宿主である人間がいなくなればウイルスは全滅せざるを得ない。最近は動物園の虎や犬などにも感染したと聞くが、真相は知らない。日本で開発したインフルエンザの治療薬「アビガン」が、今回の新型コロナ感染者の治療に用いられ、一定の効果を上げたとの話は聞いた。やはり最終的には有効なワクチンの開発が必要なのだろう。 東北では目下疫病退散に効き目がある「アマビエ」信仰がホットな話題になっている。言って見れば現代版「安倍晴明」だろうか。楽天が新型コロナの検査キットを発売し始めたが、これは医薬部外品で医学的な保証はないと言うのが厚生労働省の立場。だが楽天は、事前チェックの意味で有用と主張。一方ヨーロッパ諸国に中国が送ったマスクと検査キットは不良品として返品された。 福島県田村市の「お人形様」 これも地元に伝わる疫病退散の神「お人形様」。医薬がまだ発達してなかった頃は、このような信心が人々の心を救ったのだ。笑うことではなく、庶民はひたすら信じる以外はなかったのだ。ところで中国製マスクなどが不良品だった原因は、急遽参入した異業種が製造したため知識と技術がなく、粗悪品になった由。また「安倍のマスク」の不良品は東南アジアでの製造で、中国と同じ理由のようだ。 大阪などで通達を守らなかったパチンコ店の店名発表だが、私は「逆効果」になると踏んでいた。ギャンブル依存症の人にとって、店名が分かれば必ず押し掛けるはず。そう思っていたのだが、やはりそうなった。都道府県に許認可の権限があるのだから、「守らないと許可を取り消す」と言えばよかったのではないか。いかに「三蜜」を守り、いかにして感染と死者を減らすかの真骨頂が問われる。 国連旗 WHOなど国連の下にある14の専門機関のうち6つを中国または親中国派の国が牛耳っている。先日は「知的財産権」機関の委員長を日米が協力し、選挙で奪い返した。何せ中国は「一つの中国」を叫んでアジア選出の常任理事国の座を台湾から奪った張本人。全体主義国家が牛耳る国連は、決して公平でも公正でもなく極めて恣意的。あの国がどれだけ自国の民族を虐殺して来たかを見れば分かるはずだ。
2020.04.28
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<新型コロナウイルス感染症問題の行方> 重苦しい日が続いている。世界中で流行している「新型コロナウイルス感染症」問題のせいで、気持ちが晴れることはない。連日TVで報道され、今世界で一番の関心事。初めは声高らかに撲滅を叫んでいたトランプさんだが、とうとう国内の死者が2万人を超えて、世界一の被害国となった。中でもニューヨーク州での被害が大きく、知事が必死に外出禁止を叫んでいる。 新型コロナウイルス それにしても新型コロナウイルスの感染力は凄まじく、ひと頃問題になった「新型インフルエンザ」の感染力の約10倍と言う。そしてその破壊力も測り知れない。このウイルスに冒されると、肺は壊死(えし)状態に破壊されて出血し、機能を失って溺死状態になると言われている。脾臓は縮小し、心筋細胞は壊死し、肝臓は肥大する由。腎機能は冒され、脳には出血や水腫が見られると言う。まさに劇症だ。 武漢ウイルス学研究所 世界中を恐怖のどん底に叩き込んだ新型コロナウイルスは、武漢のウイルス学研究所から漏れたと言うのが西側諸国の観方だ。この研究所からは以前にも2度強烈な病原菌が周囲に漏れて問題を起こしたことがあった。今回も中国政府は問題の発生を1か月以上隠ぺいし、その間に「病院」と称する隔離施設を大急ぎで建設した。もちろん治療のためではなく、情報操作のため。これが各国での対策が遅れた原因だ。 閑散としたパリの街 フランス、ドイツ、イギリスでは国民の行動を拘束し、ウイルスの拡散を防いで効果を上げた。これに対して、中国との関係が深いイタリア、スペインでは対策が遅れて大量の死者発生。中国が春節で観光に向かう武漢市民に脱出する猶予を与えたことも世界にウイルスをまき散らす原因になった。だが、WHOの事務局長はそれを否定し、ウイルスの拡散を助長した。出身国エチオピアへの中国の経済援助に対する忖度だ。 防護服の看護師 ところが、中国発のウイルスが地球を一周して再び中国に戻った由。ロシアに出稼ぎに行っていた中国人労働者が帰国した黒竜江省で、100名以上の陽性者が発生している模様。また検査キットを駆使して初期に患者の集団発生を抑え込んだ感があった韓国でも、陰性から再び陽性に転じた患者が100名以上出ている。また中国がベルギーやスペインに送ったマスクや検査キットは不良品として、そのまま返品された。 警告ポスター 日本でも一進一退の状況が続く。中でも腹立たしいのが慶応大学病院や永寿総合病院、中野江古田病院(全て東京都)での院内感染。慶応大学では数十名の医局員が研修会の慰労会を居酒屋で行ったのが原因。永寿総合病院ではウイルスに対する認識が浅かったことで、20名もの死者を出した。また神戸西警察署では、署長の歓迎会を居酒屋で行った結果、署長と副署長が共に感染し、70名もの署員が自宅待機となった。 テレビ朝日の報道番組のメインキャスターのアナウンサーが2日間の高熱後に感染が判明し、スタッフが総入れ替えとなった。また「自宅での待機」を呼びかける安倍総理の投稿動画が、「生温くて全く役に立ってない」との批判も出た。私もその動画を見たが、この厳しい情勢にそぐわないもので、ナンセンスと言われても仕方ない内容。妻も妻なら夫も夫。全く危機感が感じられない上流階級の感覚だった。 私が住む宮城県でも陽性の感染者が60名を超えた。だがその内容は、英国風パブで飲食した外国人講師などの4次感染から5次感染者が中心。しかしこれだけ問題になってるのに、盛り場で飲食する神経が解せない。そして困ったことが起きた。PCへの写真の取り込みが出来なくなったのだ。さて、どうしたものか。とりあえずネットからの借用は出来るので、それを「カット」として使うしかないのだが。
2020.04.15
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<米中の戦いはどこへ向かうのか> 今や戦争さながらの様相を示している。新型コロナウイルス感染症は地球的な規模で拡散し、世界の各国が感染者と死者の縮小に血眼になっている。当初は楽観視していたトランプさんが、今では大統領の権限で人工心肺の製造を命令するまでに至った。国民皆保険でないため、貧困層の死者数が膨大なのだ。ブラジルでも短期間で患者数が急増している。その大半は貧民層の由。 EU加盟の大国も大量の発症者を出しているが、アフリカなどの発展途上国に波及した際の被害がどれほどになるのかが心配だ。中国は病原菌は米軍がもたらしたと喧伝し、米国は感染源は中国なので「チャイナウイルス」と名付ける始末。今では「情報戦争」に突入した感がある。そしてこのウイルスには人工的に手を加えた痕跡があるとされ、それがエイズウイルスが有力と言われる。まさしく「生物兵器」なのだ。 思い出してみよう。中国はここ数年で「宇宙での優位」を確立した感がある。人工衛星に対する人工衛星からの攻撃を可能にし、これに危機感を抱いた米国は、宇宙軍を創設するに至った。宇宙からの攻撃が現実のものになったのだ。また中国のIT企業ファーウエイ副社長の身柄を拘束した。5G対応技術を利用して収集した最新技術や機密が、中国共産党に提供されることを恐れてのことだ。 中国共産党は、自国の企業に対して情報戦略への協力を義務付けている。「孔子学院」などを各国の大学に設立して中国への関心を抱かせるのみならず、徹底した経済援助で中国への従属を図り、台湾との関係解消を迫った。「アジアインフラ銀行」創設や「一帯一路政策」の実行などで、実質的な中国支配を図り、国連内での支持基盤を固めた。WHO事務局長人事もその一つ。 エチオピア出身のテドロス氏は自国が中国から多大の経済援助を受けていることから、新型コロナウイルス問題に関して中国に不利になる言動を控え、それが地球的な感染に繋がったとの批判もある。多大な死者を出した北部イタリアはファッション産業の中心地で中国人労働者の移民が多く、ドイツでは中国からの輸送のターミナルであるドレスデンが、感染の中心になったと聞く。 武漢に「生物兵器研究所」があるのは確かなようだ。昨年秋の発症の際、中国政府は武漢に医者ではなく生物兵器の専門家を先ず派遣した由。また事態の深刻さをネットで訴えた医者を拘束し、彼の名誉が挽回されたのは死後だった。米国ハーバード大学化学生物学部の研究者を武漢に招待して最先端技術について講演させ、中国人大学院生の指導を依頼した。全ては巨額の資金を提供した見返りだった。 帰国後教授は重要な情報を漏らした容疑で逮捕された。他にカナダの研究者もいた由。さて太平洋の安全確保に当たるのが米国海軍第7艦隊の任務。その兵士27名が今回ウイルスに感染し、隔離された。その隙をついて中国艦隊が宮古海峡から太平洋へ進出してハワイ沖まで遊弋。空軍機も尖閣方面から侵入して東シナ海へ通過。一方第7艦隊も東、南シナ海に艦を集結し、日本周辺で事態が緊迫化している。 イランでも感染症が広がり、米国に対して経済制裁の解除を訴えているが、感染は支援の中国人が原因とか。中国、ロシア、イランの3か国はフェイクニュースで米国に対抗している模様。今や米中両国は貿易・関税戦争のみならず激しい「情報戦争」の最中なのだ。北朝鮮は食糧難に加えて、新型コロナウイルス感染症による被害が出、国民に対する締め付けを強化しているようだ。 ネットで得たこれらのニュースも、どこまでがフェイクか分からない。今や世界は「不確実性の時代」。情報戦争になっているのは確かなようだ。そして日本ではこの7日、7都府県に緊急事態宣言を発令した。これから日本は、そして世界は一体どこへ向かうのだろう。前代未聞のことだけに、ちょっと不気味だ。 昨日は風もなく気温が高かったため、今年初めてランニングシャツで走ってみました。さすがにランニングシャツは走りやすいですね。ただしスピードは出ないのですが。
2020.04.09
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<春の雪、新型コロナウイルスなど> 過日、東京などで雪が降った。3月末の関東の雪は珍しいだろう。仙台では3月28日にソメイヨシノの開花宣言が出た。例年より14日も早く、仙台気象台で観測を始めて以来の新記録だったとか。その夜から急激に冷え込み、翌日は朝から霙(みぞれ)になった。この日は走友会から、札幌に転勤する方を送別するための練習会があるとメールがあったが、もちろん行くのも走るのも私には到底無理だ。 立春後に降る雪のことを俳句の世界では、「春の雪」、「淡雪」、「雪の果」(ゆきのはて)などと表現し、いすれも季語になっている。走るのは無理でも、俳句なら詠める。そこで、 訪ね来る人の無きまま雪の果 訪ね来る人なきままに春の雪 転勤の友を惜しむか春の雪 淡雪や尾灯遠のく終電車 朝ドラ「スカーレット」が終わった。滋賀県の信楽で陶芸に生涯を捧げた女性の話。丸きりの創作ではなく、モデルになった陶芸家がいたと聞いた。信楽の地名も陶芸の里であることも知っていた。かつてあった「信楽鉄道事故」も記憶に残っている。ヒロインの息子「武志」が白血病にかかる中、彼を愛した女性の心情に涙したのだが、26歳であの世に旅立つところで終わった。だが不快ではなかった。 その2日後には、新たな朝ドラ「エール」が始まった。作曲家古関裕而夫妻の物語。夫は「甲子園の行進曲」や「六甲おろし」、「長崎の鐘」など6千曲あまりを作曲。妻は当時珍しい声楽家だったようだ。珍しく第1回から観たが、冒頭に園山とおるの漫画「ギャートルズ」もどきの原始人が、音楽を楽しんでいたのには驚いた。あれはやり過ぎ。物静かな古関裕而に似つかわしくないと私は感じたがどうだろう。 その「エール」に作曲家山田耕筰役として出るはずだったのが志村けんが、新型コロナウイルス肺炎で亡くなった。まだ70歳の若さ。彼の感染を知ってから、あんな有名人が死ぬことはないと信じていた。「人工心肺」を付けるなど、最新医学による治療も受けていたが、それでも帰らぬ人となった。気の毒だが彼の死が多くの日本人にとって、警告になったのは確かだ。 だが彼が1日60本も吸うヘビースモーカーだったことや、夕方から翌日の朝まで飲み、その足でTV局へ行く繰り返しだったことを知り、感染後間もなくの死の理由が分かった気がした。そんな不摂生を長年続けていたら免疫力が落ち、いずれ重篤な成人病になるはず。病気を舐めてはいけない。特に今回は未知のウイルスが相手。かなりの長期戦を強いられよう。 中国起源の疾病があっという間に世界に拡散し、今では177国(地域)で63万人がり患し、3万人が死亡するに至った(3月25日現在)。イタリアやスペインでの大量死、イギリス、ドイツ、カナダの政府首脳の感染。ニューヨークやパリなどで外出禁止令や市民の移動制限、さらには国家間の移動禁止措置にまで至った。東京オリンピックの延期も当然で、結論を出すのが遅過ぎたくらいだ。 国内でもほとんどの府県で陽性患者が発生し、死者も急増中。最近では院内感染や、施設内、コンサート会場、ナイトクラブなどでの集団感染が出始めた、り患しても比較的症状は軽いとされる若年層が、外出禁止などを守らない「ジェネレーションギャップ」が問題化している。この調子だと都市全体を閉鎖する「ロックダウン」の実施も心配だ。 今回の騒動で注目していたのが阪神の藤浪投手ら3選手の感染。これが阪神だけでなく中日の2選手へ、さらに一般市民の女性3人などにもと次々に広がった。阪神球団の危機管理体制が本当に機能していたのかが疑問。健康に人一番気を遣う立場のプロ選手がこうでは、制限の少ない一般市民のルール無視など当然か。「自分は大丈夫」との甘えが、医療崩壊につながることを恐れる。 わが走友会のお花見は中止と、5日前にメールがあった。当然だろう。自分の身を自分で守るのもそうだが、他人に迷惑をかけないことも大切。今はじっと辛抱だ。目下パリで許されているのは、自宅の周辺1kmを1時間ほど散歩やジョギングする程度とか。それでも十分免疫力の向上につながるはずだ。不要不急の外出は控えよう。そんな簡単なことが、少しでも感染を防ぐ一助になるのだから。
2020.04.04
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<東日本大震災からまる9年を迎えて> 「東日本大震災」から3月11日でまる9年を迎えた。今年は「新コロナウイルス感染症問題」で、政府主催の慰霊式などは持たれなかったが、私ども被災地の人間は9年目を迎える前後や被災の当日に、様々なTV番組を観、特集記事を読んだ。水産業の不振など、まだまだ復興には程遠い面もあるが、それでも様々な復興補助金を得て、復興が進んだのも事実だ。宮城県内で起きた震災関連訴訟は、全て結審した。 中でも被災地に明るい話題を提供したのが、「三陸道」のほぼ開通。「常磐線」の9年ぶりの全腺開通。そして一昨日の「三陸鉄道」の全線開通だろうか。やはり基幹となる交通網が遮断していたのでは、復興も本物ではない。沿線住民の喜びはいかばかりか。それでもまだ震災前とは大きく異なる現状。一日も早い住民の生活安定を祈りたい。 強制的に被災地から避難させられた福島原発周辺の町民のご苦労は今もまだ続いているし、未だに汚染度の高い地区もあって、同じ町民でも悲喜こもごもなのが実態だ。また災害公営住宅入居者への便宜措置も10年目までとされており、他の生活困窮者への配慮も必要なことから、優遇にも限界があるのだ。幸いなのは、若年層の中にも「震災の語り部」となる方が増えて来たこと。津波の怖さと、いち早い避難の重要性を、若い人たちが訴える姿に、頭が下がる想いだ。震災を風化させてはいけない。 新コロナウイルス感染症の流行には、恐るべきものがある。ついにWHO(世界保健機関」が「パンデミック(世界的な波及事情事態宣言」を出した。これまでは発生国中国に対して忖度する姿勢を感じたが、主な感染地がヨーロッパやその他の地域に移ったことで、国際的な疾病となった。今やどの国も、自国での発症と死者の増加を食い止めるのに必死だ。 当初は情報操作疑惑が疑われた中国。早くから重篤な現状を警告した医師を拘束するなどして、情報の遺漏を警戒した中国共産党。アメリカは中国軍による「生物兵器の実験疑惑」を口にし、中国は米軍による武漢市へのウイルス持ち込み疑惑を吹聴するなど、「情報戦争」の状況を呈している。それほど発症者数と死者数が右肩上がりに増加して世界的な危機にり、経済問題へも大きな影響を与えている。 これほどの事態に至れば、スポーツや文化行事への制約、教育現場への影響、不要不急の外出の制限なども致し方あるまい。今やオリンピックの延期までが心配されるほど。私は当分旅行はせず、むやみに人ごみで出かけず、ひたすら安静を守り、体力の維持に努めている。だが軽い運動をして出来るだけ健康を心掛け免疫力を高めたい。楽しみだった「俳句教室」も当分休止状態。苦難はまだ続く。 好記録でゴールした一山選手 そんな中での「名古屋ウイメンズ」での一山選手(ワコール)が2時間20分29秒での初優勝は立派。見事に東京五輪代表となった。その夜、TVのスポーツニュースにゲストとして出た同選手はメイクさんの手で、昼とはまったく違ったお嬢さんに変身、実に可愛いかった。それにしても厳しい練習で走り込んだ彼女の体は、実に強靭かつしなやか。久しぶりに期待出来る有望選手が出て来たものだ。 一昨日。お天気が良かった日。これは走れるかもしれない。そんな気がして半袖Tシャツとランニングパンツ姿になる。若干腰に痛みはあるものの、かなり疲れが取れたので大丈夫と判断。40年も走っていると、走れるかどうかは自分で判断出来る。水を入れたペットボトルを手に外へ。約4か月ぶりの9kmコースだが、ちゃんと走れた。やはり走れるのは嬉しい。5月の3時間走に向けて、もっと練習したい気分。
2020.03.21
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<身辺の些事> ツルニチニチソウ3・13 1月下旬から約40日かかった断捨離作業、引き続き取り組んだ本格的な大掃除、その後の大規模な模様替え、それが済んでから家中に美術品や民芸品などの再配置。それで疲労の限界に達し、1週間ほど作業を休んで体力の回復に努めた。その間住宅メーカーの「23年点検」を受けたが次の「25年点検」までに修理、リフォームすべきか所の指摘はなかった。それで引き続き庭の改造を再開した。 畑から玄関までの通路 前回は花壇の整理と南通路の整理。これは主として敷石などを一旦退けて、芝生とドクダミの根を極力抜いた。両方ともかなりしぶとい植物で、根が地中深くを延びて、新たな勢力圏を形成する生命力旺盛な植物だ。南通路の基礎部分(家の横)には「玉砂利」を敷き、花壇には万年青(オモト)を集中して、渋い感じに改造。今回はその延長で、畑の横の芝生を全部剥ぎ取り、芝とドクダミの根を撲滅 クリスマス・ローズ それだけだと畑作業した後の靴が汚れ、玄関先から玄関までも汚れる原因になるため、畑から玄関前までの間に、マットレスやレンガの踏み石を適当に置いて、そこを歩く間に靴の泥や土が自然に落ちるよう工夫した。ここが最大の芝生繁茂地だったため、かなりの激務となり。大型ビニール袋3個分の根っこを退治した。少しでも根が残っていれば、その内には繁茂するだろうが、根気良く戦いぬく決意。 チオノドクサ その後、主に東通路の小石を拾い集め、「ミョウガ帝国」の擁壁周辺に集積地を作った。かつては地中から出て来た小石を東通路に敷き詰めて、極力雑草の繁茂を抑えようとしたのだが、これらの石の間から雑草が生えると、却って草刈がし難いことに気づいた。そこで今回は再び埋めた小石を拾い集めて、1か所にまとめた次第。これなら草刈も、除草剤を撒いて枯死させるのも楽になるだろう。いずれにしても雑草とのバトルが終わることはない。 玄関の一輪挿しは、剪定した椿の枝を活けたもので、切ったばかりのころはまだ蕾だったのが、ようやく咲いて来た。床の間の大甕のも咲き出した。嬉しかったのは写真の入力と編集機能がまた使えるようになったこと。自分なりに障害の原因を考え、画素数の大きな写真を大量に保存したままの1月の「大連旅行」の写真1500枚ほどを思い切って捨てたら、作業スペースが出来て動くようになった。 豊後梅の開花3・13 それで深夜までかかって1枚ずつ整理し、整理が終わり次第原画を捨てたら順次編集機能も復帰した。これは嬉しい。大量に捨てる際は悩んだが、私が必死で撮影した「旅順博物館の「美術品」だけは何とか守った。これも100枚以上を整理したので、旧満鉄博物館時に収蔵した貴重な美術品、工芸品を紹介出来そうで嬉しい。今月早ければ下旬には新シリーズを開始する予定。珍品なのでお見逃しなきよう。 西洋シャクナゲ蕾 3・13 そうなると今度はまだ未発表の写真がたくさん残る「断捨離シリーズ」と「大連紀行シリーズ」のバッティングとなり、またまた筆者の新たな苦しみが始まることにもなるが、何とか大連及び旅順を始め、中国の珍しい写真を鑑賞して欲しいと願っているのだが。さて上手くゆくかどうか。 裏庭に出たフキノトウを刻んで味噌汁に放った。ほろ苦い春の香りがした。でも刻む前にちゃんと洗わないと、土が混じっていることを知っていた。今年は大成功。でもたった1個だけのフキノトウは姿を消した。<続く>
2020.03.20
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夢中になっているうちに・・ 断捨離作業に熱中して疲労が蓄積し、曜日は忘れるは、整骨院で施術を受けるはで大変なのであります。その施術を受けながら、なんと居眠りしている始末。そろそろ体力の限界に近づいたようだ。整骨院からの帰り道あるアパートの前に、今年も真っ先に紅梅が咲いているのを見つけた。立春、節分と続くこれからは日差しも強まり、一気に春の気配が漂って来るのだろう。 今日は「宮城UMC」の新年会へ出かける。この疲労ぶりでは泥酔するのが心配だ。怪我無く無事に帰宅出来ることを祈る。 大相撲界にも春の嵐が吹き荒れた。何と10勝1敗の好成績で初優勝したのは幕尻の徳勝龍と言う意外さ。出身の近畿大学相撲部伊東監督の急死に発奮した由。賜杯を手にし、土俵の上で男泣きする姿に場内から大きな拍手が送られた。それにしても今場所はお粗末。2人の横綱は初めから休場し、大関2人が席脇に陥落。その1人の豪栄道は引退を宣言して、来場所はもういない。正代、炎鵬、北海富士らの活躍が光った。時代の交代期のようだ。 カルロス・ゴーン氏の逃亡劇には呆れた。東京地検がキャロル夫人および逃亡を助けた米国人3人の逮捕状を取った。また、中国で発生したコロナウイルス型肺炎騒動の急転には驚いた。WHOの中国人事務局長が、密かに幕引きを図ったようだ。今夏開催の東京オリンピックにも多大の影響が出そうで怖い。 イギリスのヘンリー王子とメーガン妃が王室からの離脱と公用から自由になることを宣言した。英国には何せ口さがない国民が多いようで、これまでも2人が傷ついていたのは確かみたいだ。 その英国がEUを離脱することが昨日正式決定された。だが、貿易や人の移動の問題など課題は山積し、TPPへの参加もある由。イラン問題と合わせて注目だ。 とも角忙しい。断捨離の残り。市民税県民税申告の準備、住宅メーカーによる点検作業への対応。今月の俳句教室への準備。粗大ごみの選別と移動、ベランダの清掃。「KK作戦」の準備。畑作業の準備とジャガイモの植え付けの準備などなど。所属走友会の新年会&総会もある。そんなこんなで、ブログ友の皆さんのところへなかなかお邪魔出来ないのが実状。次のシリーズ「国境・その時空を超えて」にもそろそろ本腰を入れなくちゃいけない時期なのだが。ゴメンなさいね皆様。
2020.02.02
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~波乱の予感~ 元旦の午後年賀状が届いた。1枚ずつしみじみと読む。ここ数年間消息が分からなかった人の動向が分かった。皮肉めいたコメントを書いて出した大学時代の級友からは反省を感じさせるコメント。彼らは前妻との離婚後に相談した私を軽んじ、無視していた。きっと私を除いて会合も持ったはず。その会合に私は呼ばれなかった。ほほう、そう来たか。と私は嫌味を書いたのだ。人間時には強く出ないとね。 今年の箱根駅伝は青学の総合優勝に終わった。私は心ここにあらざる状況でTVを観ていたため、途中経過がほとんど分からなかった。若干の波乱はあったのだろうが、やはり総合力に優る青学が最後は逃げ切り、大会新記録(?)での優勝。私はかつての勤務先である筑波大学を応援していたのだが、19位だったかに留まった。国立大学として唯一の出場だったが、やはり選手層が厚い私学には及ばなかった。 驚くべきニュースが幾つか飛び込んで来た。1つ目は保釈中だったカルロスゴーン氏の国外逃亡。トルコの航空会社が所有するプライベートジェットを使ったこと。複数あるフランスのパスポートを使ったこと、元米軍特殊部隊員が関与し、大型楽器を収容する箱に身を潜めてジェット機に詰め込んだことなどが判明している。トルコ政府は関係者5人を逮捕し、国際刑事警察機構がレバノン政府に対して「国際逮捕手配書」を送付し、同政府は受け取ったことを明らかに。 国際的経済人であるゴーン氏はレバノンでは英雄で、今回の逃避行を讃える国民がいる一方、同国上流社会ではびこっている「賄賂」を非難する声が強いのも事実。そのため同国の弁護士団がゴーン氏を告訴する運びもある由。ただしレバノン大統領は、ゴーン氏の日本への引き渡しには否定的とのことだが、ゴーン氏への事情聴取だけはやるみたいだ。 今回の国外逃亡で、14億円ほどの保釈金は没収される見込み。しかし近々始まる予定だった裁判は中止に追い込まれるだろう。また検察側の意見を軽視して保釈を許した東京地裁の責任や、厳格なパスポート保持を守らなかった弁護団の責任が問われるのは必至。来週にはレバノンでゴーン氏の記者会見が行われるが、日本の裁判制度を批判した同氏が、法を犯したことをどう弁明するのか。またレバノンでは政情不安が続き、不正を憎む国民がゴーン氏を暗殺する可能性もあると報じられている由。 米軍がイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官、ムハンディス副長官らをヘリで急襲して殺害したことを発表、トランプ大統領はそれらは米軍に対する攻撃を防御するための措置で正当なものであることを表明。合わせて米国兵士の生命を守るため、近く中近東に3千人規模の兵士を送ることを表明した。また一般米国市民は速やかにイランから出国するよう要請した。 これに対してイランの最高指導者であるホメネイ師は必要な反撃措置を取ると直ちに表明、多くの国民は米国および米国人に対する復讐を声高に叫んでいる。ホルムズ海峡での日本のタンカーに対する攻撃も、サウジアラビアの精油基地へのドローンによる攻撃もイラク革命防衛隊の仕業と考えられていただけに、今回の米軍の攻撃は西側諸国には理解を得られるのではないか。トランプ大統領はもしイランが米軍および米国市民に危害を加えた場合は、直ちにイランにとって重要な52か所に攻撃を加える旨をツイートした。 今回の米国の強硬策に肝を冷やしたのはイランだけではないはず。それは交渉期限を昨年末と区切って脅していた北朝鮮もまた然り。不条理な抵抗には断固として戦う姿勢を示したトランプ大統領および米軍の俊敏な動きに。恐らくはビビったはず。そして米国国内ではトランプ氏への支持が高まり、来年の大統領選にも大きな影響を与えるのではないか。 写真は卑弥呼が魏の皇帝から100枚受け取ったとされる「三角縁神獣鏡」(さんかくぶちしんじゅうきょう)だ。だがその説には異論もあり、これは日本で鋳造されたとか、100枚以上出土しているとか言うのがその代表的なもの。因みに三角縁とは鏡の縁の断面が三角形に見えること。「神獣」は文様が神仙思想の神々と不思議な形の獣の組み合わせであることからの命名だ。 ところがこの度来日した中国河南省文物考古研究院の潘偉斌(ハンイヒン氏=曹操高陵を発掘)の鑑定により、九州国立博物館で保管中の「金銀錯嵌珠龍紋鉄鏡」(きんぎんさくがんしゅりゅうてつきょう=上の写真)が魏の鏡とされる曹操高陵出土の鉄鏡の特徴とほぼ一致することが確認され、卑弥呼がもらった鏡である可能性が極めて高いことが判明した。 <これは鏡ではなくパイだよ~ん。> 問題の鏡が出土したのは大分県日田市日高町にあるダンワラ遺跡。昭和8年(1933年)九大本線の架線工事中に発掘したもので、2~3世紀に中国で制作され、6世紀ごろに副葬品として古墳に埋葬されたと推定される由。銅鏡や青銅鏡は多いが、鉄鏡の出土は日本国内では極めてレアケースで、「珠龍紋」も滅多にないと思われる。まさに歴史的な発見で、今後「邪馬台国論争」に一石を投じよう。
2020.01.07
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~果物にこと寄せて~ 女優の沢尻エリカが逮捕されましたなあ。MDMAとか言う薬物を所持した疑いだけど、他の薬物もやったと本人が言ってるそうですなあ。それにもう10年も薬物と付き合ってるとか。テレビのワイドショーではこの話題で持ちきり。他に話題がないんじゃろうかねえ。暇と言えば暇。安易と言えば安易。テレビなんか所詮はそんなものなんだろうね。 田代まさしが捕まりましたなあ。こちらは大麻だったかな。もう5回目の逮捕と言うから、観る方も慣れっこになってるもんね。アイツまた捕まったなんてねえ。反省もし、更生に向けて頑張ってはいたようだけど、やっぱり麻薬から逃れるのは無理なのかなあ。ところで清原選手。先日トライアウトの監督をやったんだってね。ひと頃はおかしな目つきだったけど、あれから治療が効いてきたのかもね。 またぞろ野党が騒いでますなあ。「安倍総理と桜を見る会」が問題とか。国費で選挙民を招待するのは法律違反と言うんだけど、そんなことは民主党時代もやっていた。ただ人数が増えたのや、推薦の基準があいまいってことはあるかもね。新聞社の調査によれば、安倍内閣の支持率が6%ほど下がった由。でも野党の追及で国会が空転した経費の方が何倍も大きいことに気づいてるんだろうか。 野党は前夜の夕食会のことも問題にしてますなあ。料金が安過ぎるとか、領収書を切らないのはおかしいとか。だが安倍事務所では、参加者がホテルに支払ってる形と説明した由。「モリカケ」の時も大騒ぎしたけど、結局は何も出なかった。旧民主党の大物も同じホテルで同じ料金で懇親会をしたみたいだし、もっと安い料金で朝食会をやった野党議員もいたようだ。あれれ、これもまたブーメランかな。 役人の質が落ちてるねえ。モリカケの時は獣医学部の新設に関し、獣医師団体の意向を文科省が忖度して新設を認めなかった。それこそが問題の根源だった。そして籠池問題は、全てあの夫妻の自作自演。息子が呆れて真相を本に書いたけど、野党は頭を冷やして欲しいね。さらに今回の英語の試験制度もお粗末。文科省の役人の頭はどうなっているんだろう。恥ずかしい限りだ。 プレミア12でははらはらしたね。侍ジャパンの仕上がりが悪くて、初戦から手こずっていた。それが徐々に力を発揮し、予選を1位で突破。決勝リーグでは1敗しただけで決勝戦に臨み、2晩連続で韓国を下して優勝したのが嬉しいね。3位決定戦でメキシコに敗れたアメリカは、来年の東京オリンピックに出場出来ない。他国の実力を甘く見、メジャー級選手を出さなかったのが原因だろうな。 韓国がGSOMIAからの離脱を撤回した。GSOMIA破棄は、大統領に立候補した際の公約だったそうだ。でもアメリカが強硬に反対し、議会で決議までしたのは文さんの計算外だったね。離脱はアメリカの了承済みとか初めから嘘のつき通し。二枚舌が通じるのは韓国内だけ。これも今回の結果でバレたんじゃないのかな。大混乱のこの国が、来年の総選挙で果たしてどんな結論を出すのか見物だね。 そもそも日本が輸出した規制物品をちゃんと管理せず、中国、北朝鮮、イランなどへ提供してたと言うじゃないの。それが全体主義国家に引き渡され、ミサイルや化学兵器に使われたら困るんだよね。それをGSOMIA破棄に結び付けること自体が狂気の沙汰。危険極まりない国家が日本の周辺にあるのが大問題なのに、連日桜や夕食会の追求。必死になっての「ボロ探し」ではねえ。 憲法改正を論議するのは当然のこと。憲法が絶対無二の存在ではないし、国際情勢も変化する。それに憲法自体に改正に関する規定があるんだよね。それらを無視して、論議すらしないなんて言うのがおかしいのさ。備えあれば憂いなし。国家の安定と国民の平和を守るためにも、憲法は強くてかつ弾力的なものじゃないとね。目を覚ませ日本国民。憲法をチェックしない国など世界にはないんだよ。 さて今日はこれから旅に出ます。行き先は富山県の宇奈月温泉で、年に1度の筑波勤務時代の悪友の集まり。1泊して麻雀し、明日は埼玉県で途中下車する予定。だから帰宅は夜になります。それまではコメントへの返事もブロ友さんへの訪問も不可能なので悪しからず。皆様もどうぞ風邪など引かれませんよう。ではでは、行って来ま~す。
2019.11.26
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~気になったニュースなど~ 女優の八千草薫さんが亡くなった。享年87歳。死因はすい臓がんとのこと。実に上品な人だった。そして怒った顔を見たことがなかった。宝ジェンヌの娘役を務めた後、映画界にデビュー。花のある女優として王道を歩いた。どんな汚れ役を演じても、品を失うことがなかったと言う。優しい人柄に憧れ、私は長女にこの名をつけた。ただし読み方は異なるが。天国でもにこやかに暮らして欲しいものだ。合掌。 東北楽天の嶋捕手が自由契約となった。今季は怪我で60試合以下の出場に留まり、球団からかなりの年俸減額と指導者への道を求められていた彼。球団創設以来の功労者に対して、それはないだろうと言うのがファンの一致した感想。結局彼は現役の道を模索して退団。どうやらヤクルトが獲得の意向と聞く。今季もストーブリーグの時期となったが、「プレミアム12」での侍ジャパンの活躍に期待したい。 過日日本で開催された米国プロゴルフツアーの「Zozoチャンピオンシップ」でタイガーウッズが優勝した。これでメジャーでの優勝回数は82勝となり、トップタイに並んだ由。ひと頃彼はセックス依存症により離婚。その後薬に溺れて廃人のようになった。良くもあの地獄から這い上がって来たものだ。さすがは元王者。憧れのプロゴルファーとして、今後一層の活躍と健康を祈りたい。 3位決定戦のニュージーランド対ウエールズ戦は観なかったが、準決勝のイングランド対ニュージーランド戦及び南アフリカ対ウェールズ戦は共にテレビで観戦した。決勝戦はイングランド対南アフリカの実力チーム同士の対戦。前半は接戦だったが、後半は圧倒的に南アフリカが支配して優勝を遂げた。そのチームに準々決勝で敗れた日本チームも、少しは誇っても良い戦いだったと思うのだが。 首里城の焼失には驚いた。犯人は自分とネットで表明した男が複数出たがただちに削除。あり得ない場所から火災現場を撮った画像が出回っているとも聞く。消防署と警察の合同捜査でもまだ火災の原因は分かっていないが、正殿、北殿、南殿など7つの建物を全半焼し、貴重な財産を失った。私は火災当日の早朝旅先のテレビで観て、信じられない思いだった。そして「これはきっと人災だろう」と直感した。 多くの人が「直ぐに再建を」と言うのには驚いた。玉城沖縄県知事が政府に「早期再建」を訴え、官房長官がそれに応えたのにも驚いた。あの城はそんなに簡単に再建出来る代物ではないのだ。復元には30年もの月日を要した。第二次世界大戦で多くの関係資料を失い、一からの出発だったのだ。経費は100億円以上。建築資材は台湾の檜を特別に譲ってもらったもの。「今回限り」と言う条件付きだった。 正殿に収容されていた「尚家資料」400点ほども全て焼失した。尚家は第二琉球王朝の王の末裔。明治の「琉球処分」時以降は沖縄県民から隔離され、東京住まいとなった。その王家に伝わるたった一つしかない歴史資料が、全て灰燼に帰したことにも驚く。なぜ管理が行き届いている博物館で収蔵しなかったのかと。首里城の管理は今年2月に国から県へと移譲されている。県の管理は果たして十分だったのか。 出火の原因は何か。管理体制に問題はなかったのか。消火設備は果たして十分だったのか。火災当日もお祭りの準備のために正殿前で未明まで作業していた由。火気は使用してないと聞くが、貴重な文化財を保護する意識に欠けていたのは間違いない事実。焼けてしまったらもう元へは戻れない。時間も金もそして歴史資料も全てが貴重なもので、決して粗末にして欲しくない。それが偽らざる私の気持ち。 沖縄を愛する者の一人として声を上げたい。簡単に再建などと言って欲しくない。あれが復元出来たのは、戦前の写真家で沖縄研究家の鎌倉芳太郎氏が膨大な写真と精密な図面を残してくれていたからだ。当時はカラー写真がなかったため、人々の記憶を辿ってようやく竣工に行き着いたのだ。当時私の勤務先にも古い写真の存在を尋ねて調査の人が来られたのが、記憶に新しい。 物を大事にしない。そして心を大事にしないと、いつかその報いを受ける。今回はもっと苦しみ、もっと責任を感じて欲しいと思う。それが歴史と伝統を粗末にした罰だ。建物はいつか建てられても、沖縄の真の宝である文化財は永遠に失ったまま。だからこそ私は、今回の火事は「人災」だと、声を大にして言いたい。さて、正殿北側から焼け焦げた「分電盤」が見つかった由。早急な原因究明が待たれる。
2019.11.04
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~恐れながら写真をお借りして~ 10月22日火曜日。午後1時から即位礼正殿の儀が執り行われた。天皇陛下が即位したことを天下に宣言する日だ。詔(みことのり)を読み上げる天皇の声は、少し緊張しているように感じた。それはそうだろう。日本国民に対し、天皇としての務めを果たす責任感をひしひしと感じられていたのだと思う。父上皇陛下の思いにも触れ、平和な世の中の実現を強く希求されている気持ちが、詔には満ち溢れていた。 上皇陛下の第一子として誕生して浩宮親王となられ、やがて皇太子となられた。オックスフォード大学に留学され、この度初めて外国に留学された天皇となった。ライフワークは水の研究。水運に始まって、水利の研究、そして世界の水資源問題にまで心を砕かれている。父上皇に続いて、民間人を妃とされた。そして全力で妃を守ると宣言されたことも麗しいことだ。 皇后となられた雅子様は、外務省職員として外交の経験がある。実父小和田氏が長く外交官を務め、外国生活にも慣れ、名門ハーバード大学を卒業された才媛。強く望まれて皇太子妃となり、長女愛子内親王を生まれたが男子には恵まれず、女性週刊誌などのバッシングにあって適応障害を発症。長く治療を受けられていた。それに耐えて、目出度くこのたび皇后陛下になられた。 直系男子によって継承される天皇制は、世界でも例がない長い歴史を持つ家系。男系皇族が極端に少ない今は、皇位継承第1位が弟の秋篠宮殿下で、第2位がその長男である悠宮親王。あとは独身の内親王が数名しかおらず、このままでは天皇制の維持が困難と危惧されている。女系天皇の承認や、旧宮家の皇族復帰などが取り沙汰されているが、早急に検討すべき課題だ。 振り返れば上皇后殿下美智子様もバッシングに遭って、声が出なくなった時期があった。今は秋篠宮長女の眞子さまが婚約者問題で週刊誌に取り上げられている。国民の関心が高いとは言え、皇族のプライバシーに関わることをあからさまにすることはいかがなものかと思わずにはいられない。戦後の皇室は、象徴天皇に代表される平和の担い手。外交をはじめ、内政に関しても皇室の果たす意義は大きい。 即位礼正殿の儀には世界の180か国・地域が参列してくれた。また国内外から約2千名が祝賀の宴に招かれた。そして皇居付近には、両陛下の姿を拝見して共にお祝いしようと、大勢の国民が各地からやって来て手を振り声を上げる姿があった。正殿の儀では、安倍総理の衷心からの祝辞と万歳三唱に、胸が熱くなるものがあった。外国からの賓客たちは、この儀式をどんな風に感じたのだろう。 あの日、私は長時間テレビに釘付けだった。実は天皇陛下が詔を発せられた高御座(たかみくら)を私は観たことがある。場所は奈良市の平城京跡地に復元された大極殿の中。そこに高御座が置かれていた。もちろん複製品だが、それでもその大きさと立派さに驚いたものだ。今回雨でなければ幡(ばん)が並ぶ前庭に、平安時代の衣装に身を包んだ宮内庁職員が立ち並ぶ予定だった由。 次の正殿の儀を、私が観ることはないだろう。そして次の年号を知ることもないだろう。だが今回の式典をテレビで観て、令和時代が令(うる)わしく和(やわら)ぎに満ちた世の中であることを切に願っている。正殿の儀に参集された世界各国の首脳と安倍総理との会談が、引きも切らずに行われた由。その中には大統領の親書を持って来られた韓国の李首相もいるが、果たしてどんな対談が出来たのだろう。
2019.10.25
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<一抹の不安> 週末の雨が心配だ。もちろん先日大きな被害を出した災害地での雨だ。千葉の大停電を起こした台風15号は典型的な風台風。たくさんの電柱が倒れ、樹が倒れて未曽有の大停電を惹起した。一説によれば千葉県の杉は病気に弱いとのこと。木材としては売れないことも、山林に手が入らない理由となり、倒木につながったのかも知れない。私は漠然とそんなことを考えていた。 一方台風19号は典型的な雨台風。それも100年に1度の規模での降雨量がもたらした災害だった。原因は猛烈な水蒸気が高い山々に遮られて巨大な雨雲となり、台風の速度が遅かったことが災いして集中豪雨となった。24時間降雨量が2か月分を越えた地区もあったとは驚きだ。日時の経過とともに明らかになった被害の大きさとその内容に、国民の多くが驚嘆したはずだ。 私が住む仙台でも2人の死者と1名の行方不明が出た。1か所は普段は水深が50cmほどの小川。だがあの夜は4mほどにもなって、橋の上まで水が来ていたと言う。もう1か所は広瀬川の下流域で、河川敷には広大な耕作地があった。こちらはひょっとして川の増水状態を確認しに行ったのではないか。もし見に行かなければと思わずにはいられないが、残念ながら時間を止めることは出来ない。 長野新幹線の車両基地が水没したことに驚いた。「ハザードマップ」では最大10mの浸水が予想される場所とのこと。千曲川の一部が極端に狭まっていたのが直接の原因だが。不幸にして予想が的中した感じ。長野マラソンを走った時に、河川敷にリンゴや桃の木がたくさん植えられているのを見たが、あれも原因のように思う。浸水の恐れがある新幹線の車両基地が全国で6か所はあるらしい。 利根川や荒川が氾濫するんじゃないかと怖かった。ある方がブログに書かれていた。この2つの川は徳川家康が江戸に幕府を開いた際、河川の流路を変える大工事を行った。結果、利根川は東に向かって銚子が河口となり、荒川は西に向かわせて江戸の氾濫を防いだ。元は2本とも相接して流れ、東京湾に注いでいたのだ。それにしても多くの支流が注ぐ利根川が、良く氾濫しなかったものだ。 それを救った一つが「首都圏外郭放水路」の存在。これは春日部市から江戸川へと緊急に雨水を流す地下水路で地下50mの巨大な暗渠。これが埼玉県東部を水害から守った。もう一つが群馬県の八ッ場(やんば)ダム。旧民主党の主張で工事が中止になるところを、間一髪で救われこの度完成した。貯水量がほとんどなかったところに今回の大雨。ダムが満杯になるまで頑張ったお陰で下流の氾濫が防げたのだ。 本流の水量増加で支流の水が流れ込めずに氾濫した箇所もあった。下水の逆流による氾濫もあった。ダムの緊急放流が遠因となった氾濫もあった。鉄道、国道や県道などの流失や土砂崩れで輸送が不可能となり、通学通勤が困難となった地区や、完全に孤立した集落も多い。飲み水、食料、医療に苦しむ各地の人々。亡くなられた方々の冥福を祈り、被災者の方々にお見舞いを申し上げたい。 不思議なのは山梨県。ここでは堤防の決壊も氾濫もなかった。地形的には周囲を高い山々に囲まれた盆地だらけの県。本来ならば洪水が起きても当然なのだ。考えられるのはかつての領主である武田信玄公の存在。彼は水害を防ぐため川幅を広め、かつ堤防を強化した。重たい神輿を担いで堤防の上を歩かせたと言う「信玄堤」も、流木による堤防破壊防止装置「聖牛」(下)も健在と言うから驚くほかない。 <笛吹川(富士川の上流)に設置されている「聖牛」> 日本は島国であったがゆえに四季の移ろいや豊かな自然が残った。そして独特の文化と歴史が維持された。だが近年の自然環境の変化の大きさには戸惑うばかりだ。高齢化と少子化が問題となって久しいのに、大きな災害まで加わったらこの先どうなるのだろう。美しい日本と子孫を守るためにも、予算をやりくりして災害に強い国づくりをしてほしいと願わずにはいられない。
2019.10.19
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~開発と地球の仕返し~ ある新聞の連載小説が終わった。タイトルは『流人道中記』で作者は浅田次郎。氏の名前も代表作ともいうべき『ポッポや』が映画化され、高倉健が主役を演じたことも知っていた。話は旗本の某が濡れ衣を弁解せぬまま罪に就き、若い同心に送られながら奥州街道を旅する話。無実の旗本がなぜ一言も抗弁せずに罪を受けるのか。一途な武士の心情が哀れだが、江戸時代の東北の描写にも心打たれた。 韓国のチョ・グク法務長官がついに辞任に追い込まれた。文政権の最期の砦として、人気回復を図った人事だったが、家族と本人の相次ぐ不祥事に国民の批判が集中した。2人は生粋の社会主義者で、北朝鮮との統一を図るべく奔走した。だがその手法が乱暴過ぎ、到底民主国家とは言えない暴政の連続。日米との関係は悪化し、国政も経済もとっくに破綻した感があった。この隣国はこれからどこへ向かうのだろう。 今年のセパCSは盛り上がりに欠けた。パリーグは1位の西武が権利の1勝を保持したものの、実戦ではソフトバンクに4連敗を喫して敢え無く散った。セリーグはリーグ3位の阪神が一矢報いたものの、これまた巨人の圧勝に終わった。日本シリーズはソフトバンクと巨人とで戦うことになったが、今一気分が盛り上がらないのはなぜだろう。わが東北楽天は三木二軍監督の昇格で、新規体制を組むことになった。 ラグビーW杯日本代表チームへの賛辞が絶えない。不可能と思えたリーグ戦を4戦全勝で突破し、決勝トーナメントに進出したことに、世界も驚きそして称賛を惜しまなかった。前回からどれくらいの練習と鍛錬を重ねて来たのだろう。W杯に向けてのHCと各選手の思いの深さに、ただただ敬服するのみだ。台風で試合が中止となった後もカナダチームはボランティア活動のため釜石に残り、黙々と残骸を片付けた由。何と言う気高い精神だろう。 人類はフルマラソンでついに2時間を切った。先日ウイーンで、ケニアのキプチョゲ選手(34歳)が1時間59分40秒の世界記録で完走した由。ただしこれは通常のレースではなく、選手は彼一人だけで40人以上のペースぺーカーが一緒に走る「特別レース」なのだ。日本の村山紘太選手も5km分を担当して疾走。つまり世界のスピードランナー達に導かれた形での快走なのだが、時代は変わった感がある。 台風19号による被害の甚大さに呆然としている。災害の様子が明らかになるにつれ、その異常さに恐怖する。被害地区の広さ、降雨量の異常さ、時間の経過と共に増水の度を増す大小河川。山岳に当たって発生した雨雲が大量の雨を長期に亘って降らせ、下流の地区での決壊を招いた。寸断した鉄道や道路。土砂で埋まった家屋や耕作地。水没した建物や溢れた河川で亡くなった方々。 私は47都道府県の全てを訪問し、そこで走った経験がある。大抵の被害地にも懐かしい思い出があるのだが、その話を書こうとして止めた。そんな個人の思い出などより、被災者の苦しみや悲しみに思いを致すべきと考え直したのだ。それにしてもここ数年の災害は異常。明らかに地球温暖化の影響が大きく作用しているとしか思えない。私たちの地球は、果たしてこの先は無事で過ごせるのだろうか。 先日一人の少女が国連で演説した。名前はグレタ・トウーンベリさんでスェーデンの16歳。アスペルガー症候群など3つの病気に苦しみながらも地球温暖化問題に強い関心を抱き、環境活動家として国連に招かれた。その際もCO2を排出する飛行機に乗らず、ヨットで大西洋を横断してNYへ来たと言う徹底ぶり。中にはそのことを揶揄したマスコミもあった。付き添いの人が飛行機に数人乗ったことに対してだ。 彼女の舌鋒は鋭い。「私はあなたたちの裏切りに気づき始めています」。「あなたたちが話しているのはお金のことと、経済発展がいつまで続くというおとぎ話ばかり。恥ずかしくないんでしょうか」。 今、北極海の氷もアルプスの氷河も融け、アマゾンやインドネシアなどの島々では密林に火を放ち、CO2は確実に増加している。海水温の上昇は著しく、サンゴの繁殖地は北上する一方で、魚類の生態にも大きな変化が生じている。そして超巨大なサイズの台風が、異常なほど発生するほどまでになった。果たして私たちは、この少女の訴えを単なる杞憂として笑い飛ばすことが出来るのだろうか。
2019.10.16
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~最近のニュースから~ 先週末の土曜日は朝からTVに釘付けで、台風情報に見入っていた。とんでもないレベルの台風らしく、大きな災害が出ることを早くから警告していた。東京などを中心に早くから交通機関は計画運行を繰り返し予告していたし、国民への周知も盛んだった。私は植木鉢を取り込み、物干し竿を外し、1階の部屋はシャッターを下ろし、窓の鍵をかけ、風で飛びそうな草花も早めに処理して備えていた。 しかし何という強さの台風だろう。各地の降水量は驚くもので、それに伴ってダムの緊急放水が一気に現実のものになって行くのが分かった。昨年の肱川(愛媛県)のダム放水で8名の死者が出ていたことも大きいのだろう。河川の増水情報がやがて氾濫へと変わり、累積の降水量が半端な数でなくなって来た。超大型台風のわりにスピードが遅いため、同じ地域で降り続くことになるのだろう。 東海地区から始まった脅威が関東へ広がり、やがて宮城県にも波及してきたようだ。ついに「大雨特別警報」が発令。土砂崩れの警報も出ていたし、ネットには具体的な地区への「避難指示」も出ていた。それが割と近所なのにビックリ。どうなるか心配だったが、深夜1時近くに睡眠薬を飲んで無理に寝た。強い雨風の音を子守唄代わりにしながら。 翌朝に起床は5時過ぎ。早速ニュースを観てビックリ。全国各地で甚大な被害が出、県内でも5か所くらいで河川が決壊していた。死者1名、行方不明3名。近所の小川でも1人亡くなったとは驚きだ。長野県の千曲川氾濫にも驚愕。道路が落ち、鉄橋が流されている。今後も被害は広がりそうだ。先刻の台風で大きな被害を受けた千葉県はどうだったのだろう。またまた災害では気の毒過ぎる。 「東日本大震災」で74名の児童の命が奪われた大川小学校の損害訴訟に最高裁の断が下った。宮城県と石巻市に14億3600万円の賠償を命じたのだ。津波が襲うまでの間、無防備な状態で子供たちは寒空に立っていた。あの時直ぐに裏山に逃げていたら、むざむざ死ぬことはなかったのだ。教育現場では児童生徒の生命を何よりも第一に考えるべきと言う、ごく当たり前の裁定だったのだが。 女子プロテニスの大坂なおみ選手が、日本政府へ国籍申請を出した由。先日大阪の大会で優勝後、そのことを聞かれて「分かっているのに」とつぶやいた彼女。来年の東京オリンピックに向けて、彼女は日本とアメリカの国籍のどちらを選ぶのかが関心の的だったのだ。彼氏はニューヨークにいるし、豪邸をロス近郊に買った彼女が果たしてどんな選択をするのか。その彼女が日本を選んでくれたのだ。 エチオピアのアビー首相が今年のノーベル平和賞を受賞した。40歳の若さで1年前に首相になったばかりの彼が、隣国エリトリアとの国境紛争を話し合いで解決したことに対してのものだ。国境の村ベドメを巡り2年間で10万人の死者を出した。その村を放棄すると宣言した由。エチオピアは80の民族と100の言語を持つ多民族国家。大変な状況下で、初のオロモ族出身の青年首相は勇気ある決断をした。 台風19号通過の翌日、開催が危ぶまれていたラグビーW杯日本対スコットランド戦の開催が決定した。大会のルールでもしも中止の場合は「引き分け」と決まっていた。だが日本チームは「勝って決勝へ行きたい」と願っていた。あっぱれな精神だ。最初はリードされる展開だったが、そこから日本は4トライとゴールを決めた。最後は1トライ1ゴール差。日本ゴール近くまで押し込まれてハラハラだった。 結果は28対21の僅差。だが日本は世界の強豪を相手に堂々と戦い、見事に勝利した。4戦全勝、プールA1位での決勝トーナメント進出。初めてのベスト8だ。次の相手はプールB2位の南アフリカ。前回「番狂わせ」で勝利した因縁の相手。今回は実力で下し、ベスト4を目指したい。いや選手の願いはそんな小さなことではないはずだ。頑張れ日本。優勝のために苦しく厳しい練習をして来たのだから。
2019.10.14
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~わが野次馬談義~ TVを観たらLiLiCoがスェーデンで結婚式を挙げていた。彼女はスェーデン王室の系譜につながる父親と日本人の母親との間に生まれたハーフで48歳。お相手はミュージシャンと俳優を兼ねた人のようだ。大らかな結婚式の様子に、思わず微笑みを浮かべたのだった。 彼女が突然私に「何か食べさせて」と言って来たのは、一昨年のフルマラソンのコース上。私はそこで個人エードステーションのお手伝い中。「何だ、この女は」。それが第一印象。彼女が何者かを知る由もなかった。さて彼女の両親はその後離婚し、彼女は母方の祖母がいる東京へ。その後母が死亡して苦難の道を歩み、女子プロレスラーにもなったのだとか。ああ、あの時の厚かましい女性ランナーがねえ。 小泉進次郎氏が環境相に就任した。38歳の大臣誕生は、戦後3番目の若さなのだとか。その前には「お・も・て・な・し」の滝川クリステルさんとの婚約発表を首相官邸前で行った。順風満帆と言った2人だが、私はなぜか前途は厳しいだろうとの思いが残った。彼らがここまであまりにも順調に来、「きれいごと」に終始していたように感じられたからだ。老人の不安が的中しなければ良いのだが。 ゾゾタウン社長の前澤社長がヤフージャパンに同社を譲渡し、社長を退いた。ひと頃はプロ野球の球団買収の話が出たほど好調だった事業が、ここに来て急に行き詰まった感があった由。ネット通販で他社に後れを取っていたヤフーの思惑もあっての株式売却。彼が手にした金額は2400億円とか。今後は月旅行に備えて鍛錬する由。女優剛力彩芽さんとの交際は順調みたいだが、波乱万丈だねえこの人は。 韓国が様々な嫌がらせに出ている。例の「ホワイト国外し」問題に関しては、WTO(世界貿易機関)へ正式提訴した。今後関係二国で協議し、協議が難航した場合のみWTOで調停を受けることになる。わが国の言い分は「相手国の危機管理不十分」が理由のため、何らWTOの条文に違反しないと言う見解。たとえ提訴が受理されても解決への道のりは遠そうだが、「門前払い」の可能性もあるように思う。 2つ目の嫌がらせは来年の東京オリンピックに関するもの。IOC(国際オリンピック委員会)には、先ず五輪会場への「旭日旗」持ち込み禁止の提訴をした。それがあっさりと否決されると、次は「パラリンピックのメダルのデザインが旭日旗に酷似している」と提訴。馬鹿じゃないの。旭日旗は世界に認められた自衛隊の隊旗。韓国はサッカー大会でもいちゃもんをつけ、大暴れしてひんしゅくを買っているのに。 3つめのいちゃもんはIAEA(国際原子力機関)への提訴。福島原発から出た汚染水を希釈して海に投棄しないよう求めたのだ。福島の場合害の多い放射能は処理し、害の少ないトリチウム(3重水素)を希釈し海に混捨てる方式で、既に世界で実施されている。現に韓国の原発が数年前に日本海へ捨てているのだ。さらに言えば東京よりもソウルの放射線量の方がずっと高い数値を示しているんだけどねえ。 疑惑の人タマネギ氏を法相に強行任命した文大統領。これで国会での認証を得ないで任命した閣僚などは17名だかになったとか。首相夫人は書類送検され、親族が逮捕されたと言うのにだ。最高裁判事も、閣僚も、左翼系を次々に任命し、現役中は逮捕されない特権を持つ韓国大統領。辞任後は悲惨な道が待つ韓国が、北の犯罪国家と統一してどこへ向かうのか。それに疑問を抱かない国民も不可解だ。 その韓国で目下ベストセラーになってるのが『反日種族主義』。元ソウル大学教授ら6人による共著で、人気沸騰中。韓国の歴史教育や日本統治時代の実態が、教科書の内容とはまるで異なることを、数値と実例で示した学術書。文大統領が日本の「解決金」で実現した「漢江の奇跡」すら隠ぺいしようと画策中の今、真実を知ろうとしている国民がいることに、一筋の灯りを見た思いがする。 異常とも思える行動を繰り返す韓国。日本艦船へのレーダー照射、GSOMIAの廃棄、米軍基地の早期返還要求、「非武装地帯」周辺の哨戒放棄、北からの工作員侵入防止機能放置、政府内、軍部内の保守派追放と左派の大量任命などなど、全ては北との統一を前提とした準備とすれば頷ける。 韓国産業の中核である半導体事業は、日本から奪った企業秘密によって隆盛をみたもの。金と女で厚遇を受けた大企業退職者がやがて「ポイ捨て」されたのは当然だ。中国も半島諸国も目的のためなら手段を選ばない。北がミサイルを発射し続ける資金は、サイバー攻撃で得た「ビットコイン」とも言われる。寝ぼけた平和論など、世界では全く通用しない。日本政府ものんびり構えてちゃ困るんだよなあ。
2019.09.21
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~「GSOMIA協定」破棄へ~ このたび韓国政府は2016年に日本との間で締結されたGSOMIA(軍事情報包括保護協定)を破棄することを日本側に通告した。輸出品目の管理問題から始まった日韓のきしみが、来る所まで来たとの印象が強い。破棄の背景には、1)日本への対抗、2)北朝鮮への忖度、3)朴前政権政策の否定、4)来年の総選挙に向けての支持増強、5)文大統領側近のスキャンダル隠し、があると言われている。 考えて見れば、韓国艦船による自衛隊機へのレーダー照射事件からして韓国の主張は矛盾だらけ。実態は北朝鮮漁船との取引現場を日本の哨戒機に発見されてうろたえたのが真相だろう。また昨年の観艦式では海上自衛隊艦船への「旭日旗」掲揚を遠慮せよとの要望があり、日本政府はこれを拒否して参加を見合わせている。旭日旗は海上自衛隊の旗として、国際的に広く認知されているから当然のことだ。 米中貿易戦争に伴う中国経済の減速が激しく、中国を主要な輸出国とする韓国経済は大きな影響を受けている。また文大統領が基本給上昇を要請したことで、韓国企業は対策上雇用者を減らした。目下韓国青年の10人に1人が失業し、自殺者が増加してるのが実態。そんな中で化学兵器等に転用可能な3品目に厳格な管理を求めた日本に対し、これを「徴用工裁判」への遺恨として反撃に出た韓国。 国民の反日感情を煽った文大統領は、軍事に関する重要な協定の廃棄に踏み切った。経済はどん底状態、政治は不透明かつ不安定のままで、南北統一を強調しても北にそっぽを向かれる始末。東京五輪ボイコットをちらつかせ、日本食品の放射線検査強化を発表。政策と外交が場当たり的で、矛盾と混乱が際立つ。アメリカは今回の廃棄に強い怒りを示したが、そのことにも気づかない。内乱勃発が危惧される所以だ。 韓国で「歴史歪曲禁止法」なるものが成立したと聞く。国が歪曲した歴史観を否定したら罰せられ、過去にまで罪が遡及するとは恐ろしい。先日勇気ある韓国研究者がジュネーブの国連機関で、自国が唱える「徴用工問題」には何の根拠もないことを資料を駆使して説明した。だが帰国後、彼には罵声と脅迫が待ち受けていた由。駐韓米国大使に重傷を負わせるなど、不法がまかり通る理不尽な野蛮国が韓国だ。 敗戦で日本が国連に加盟出来なかった時期、韓国の李承晩が不法にも海上に「李承晩ライン」を引いて、竹島を自国領とした。ラスク書簡により、竹島は日本領と明らかになっていたにも関わらずだ。その後竹島付近で漁をした日本漁船を拿捕し、銃撃した。日本には緯度、経度が入った江戸時代の竹島の地図が存在する。国際司法裁判所に提訴したら勝てるのだが、韓国が同意しないため提訴が成立しないのが悔しい。 戦後軍政が長く民主主義の歴史が浅い韓国は、自由主義国家の自覚が乏しい。歪んだ歴史教育と反日思想が、まともな世界観を育てないのだ。政権が交代する度に前政権首脳が逮捕される韓国。文氏は親北派の裁判官5人を大審院(最高裁)に送り込み、その結果が徴用工裁判での日本企業敗訴判決につながった。条約より国内法が優先する国際法無視で、ご都合主義の「三権分立」なのだ。<なお、徴用工像のモデルは日本人で、全く別な時代の無関係な写真を朝鮮人にでっち上げたもの。韓国の教科書に載った「徴用工」は2人共日本人であることが写真家等によって確認されている。だから根拠のないあの彫像に、元々「表現の自由」などあるわけがないのだ。> さて、GSOMIAの廃棄はエリンギ君の望みだったようだ。「朝鮮戦争」は休戦中に過ぎず、まだ終わっていない。そのため国連軍に代わって駐留しているのが米軍。東西ドイツの統合には整合性があったが、国際感覚が乏しい韓国と危険な軍事国北朝鮮が統一して、一体どんな国家が出来るのだろう。北の諜報員が国内で暗躍しているのに北にすり寄る感覚が解せない。外国資本が韓国から逃げ出すのは当然だ。 初代宮内庁長官の『拝謁記』によれば、昭和天皇は昭和27年の時点で憲法の改正と再軍備の必要性を彼に語った由。前年に勃発した「朝鮮戦争」が背景にあるのだろうが、稀にみるリアリストだったことが分かる。朝鮮戦争勃発後米国は日本に再軍備を要請し、吉田総理は「警察予備隊」を創設した。これが自衛隊の前身だ。 「進歩的」な一部学者やマスコミの非現実的な論調より、昭和天皇の方がよほど世界が見えていたと思うのは私だけだろうか。それにしてもヒステリックな半島国家とその隣国日本には、果たしてどのような運命が待ち構えているのだろう。わが国はこの先も冷静に対処して、困難を乗り切りたいものだ。<お断り>「台湾旅行記」の5回分が終わる都度、「休憩」を入れています。
2019.08.26
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~韓国の狂気~ *かなりの長文です。 文大統領の表情が異常に感じられましたねえ。日本が韓国を通商の「ホワイト国」から除外することを決めた時です。一国の大統領である人が、「盗人猛々しい」と日本を非難するのですから異常としか言いようがありません。言動も大人げないのですが、直ぐそれに反応して激怒する国民もどうかしているとしか思えません。なぜもっと冷静に事の本質を考えないのか。まあ、言っても無理なのでしょうが。 ことの発端は韓国に対する半導体素材3品目の輸出手続きを、これまでよりも厳重にするとわが国が通告したことでした。かねてから韓国側の管理が甘くなっていたためです。「朝鮮日報」の報道によれば、2015年から今年3月までの間の韓国産業通商資源省の摘発件数が156件に及んだとか。それ以前が1桁だったのに比べて激増しています。それに、日本から韓国への輸出量のうち3割が行方不明なのだとか。 韓国の国花 ムクゲ 朝鮮日報によれば第3国を経由して、中国、北朝鮮、イラン、シリアなどに流れている可能性があるとか。実は上記の3品目は化学兵器などに転用される危険性が高い物質なのです。同紙によれば、生物化学系列70件、在来式武器58件、核兵器関連29件、ミサイル兵器2件、化学兵器1件で、不明が1件です。韓国政府は「摘発した」が、物資を押収したとは言っておらず、兵器転用は確実でしょう。 日本の国民的な花、桜 そのため、今後は手続きを厳しくすると通告したのです。それにうろたえた韓国は「徴用工裁判への仕返しだ」と騒ぎ立て、アメリカまで仲介を頼みに行く始末。きちんと手続きをすれば、多少時間はかかっても輸出は出来るのです。それがあんな騒ぎになり、日本製品の不買運動や日本への旅行中止、ガソリンを積んだ車を日本大使館へ突っ込ませるなどの暴挙。頭がおかしいとしか言いようがありません。 バンコックでの両外相 さらにわが国が韓国を「ホワイト国」から除外する方針が変わらないことが分かると、バンコックの会議で両国の外相は冷ややかな対応に終始。頼みにしていたアメリカの仲介も不発で、冒頭のようなことに相成った次第。ますます激高する韓国に対し、なぜ冷静に考えられないのだろうと不思議がるわが国。これまで見逃して来た管理を十分にすれば済むだけの話。それが「盗人猛々しい」にどう結びつくのか。 戦後補償については、既に1965年の協定で決着済み。従軍慰安婦や、徴用工に関しても日本政府は個別補償を申し出たのに、韓国lは自国政府の責任で解決すると明言し、条約が結ばれたのです。当時の韓国国家予算の2.3年分ほどの高額な補償金は、結局朝鮮戦争で疲弊した国土のインフラや、経済支援に使われて、個人へは渡されなかったのです。それをちゃんと国民に説明しないのが韓国の流儀。 2番目の「支払い」は河野談話の時。時あたかも日本人の偽作家が「済州島で日本兵が慰安婦を強制連行した」ことを出版して大問題になったころです。結局取材もせずに書いたデタラメだったことを本人が認めるのですが、時既に遅し。この時は民間団体などが中心となって弔慰金を支払ったのでした。だがそのデタラメ記事を朝日新聞は32年間も掲載し続け、韓国人がそれを根拠としたのです。 そして3度目が安倍総理と朴前大統領との間で裁定された最終的な解決案。あの時もまた数億円の資金を日本側は支払いました。韓国の誤った歴史教育で日本はいつまでも悪者扱いされ、日本が堂々と反論せずに来たのも世界に誤解をまき散らす原因となりました。韓国や中国のロビー活動は執拗です。たとえ嘘でも、100回同じことを聞けばいつの間にか真実だと信じてしまうのが人間です。 明治初期、条約を結ぶべく朝鮮へ渡った西郷隆盛は激怒して帰国します。天「皇」の詔「勅」を渡した西郷に朝鮮の高官は言います。どちらも中国の皇帝しか使えない文字だと。2千年も中国の属国だった朝鮮は、欧米の強国が迫り来る中で、未だに儒教に基づく事大主義に陥っていたのです。清がヨーロッパの強国に蚕食される姿を見た日本が、いち早く近代国家へ変身したのとは大違いです。 福沢諭吉は朝鮮独立を目指す革命家を自宅に匿って保護しました。だが彼らは中国に渡り、自国のスパイに殺されます。諭吉は朝鮮はどうしようもない国だ。あんな国と付き合っていたら日本もダメになると嘆き、欧米に追いつくべく「脱亜論」を著します。李氏朝鮮末期、王の父大院君と王の妃閔妃が外国の力を使って互いに相手を倒そうと画策。時の強国と組んで相手を負かそうとする「コウモリ外交」は、今も同様です。 伊藤博文は予算がかかる朝鮮併合に反対でしたが、初代の朝鮮総督府総監に任命されると、朝鮮の整備に尽力し、そのさ中テロリストの凶刃に倒れます。自分を刺した犯人が朝鮮人と聞いて、伊藤は「そんな馬鹿な」とつぶやいた由。誰よりも朝鮮振興に尽力し、近代国家建築に日夜まい進していたのですから。そのテロリストは韓国、北朝鮮では英雄となり、現在中国の東北部に像が建てられています。 従軍慰安婦は当時民間団体が募集したもの。日本人、日本統治下の朝鮮人、中国人などが高給(巡査の給料が10円の時に300円)の魅力で応募しました。中には親の借金のかたにされた女性もいたでしょう。朝鮮人20万人もあり得ません。それなら朝鮮人の16人に1人が慰安婦になります。そして従軍慰安婦には客を取らない自由も、旅行の自由もあったことが戦後の米国による調査で明らかになっています。 一方朝鮮戦争時、韓国は国連軍に従軍慰安婦を提供し、ベトナム戦争では現地女性を冒しました。いわゆる「ライダイハン問題」です。ニューヨークで逮捕される売〇婦の大半は韓国人とのこと。物資の乏しかった朝鮮で、古来中国に差し出したのは大量の美女と宦官でした。約2千年間近く続いた隷属関係から解放したのが日清戦争で勝利した日本。独立した朝鮮はロシアの南下政策に怯え、日本への併合を自ら議決。韓国歴史ドラマのほとんどが、史実と異なるファンタジーなのです。 韓国が唱える徴用工問題についても、ほとんどが史実に反します。高給(日本人とほとんど変わらない170円ほど)に釣られて密入国した朝鮮人も多かった由。もちろん朝鮮人には同国人の慰安婦があてがわれていました。そして裁判を起こした徴用工が「本物」なのかどうかも不明です。既に昭和40年の協定で解決済みですが、韓国政府はそのことに触れず何度も謝罪と補償を要求して来ました。 古くから争って来た朝鮮半島と日本。中国皇帝の前で席次を争ったことも、互いに領土を蹂躙したこともありました。倭人が中国から朝鮮の安東将軍を命じられたのも史実です。中華思想に染まった朝鮮にとって、日本は文化を伝えた弟分。それが自国を治めた事実は許しがたいのです。歪んだ史観を信じ込まされた国民が怒り狂うのも当然か。 今回の事案は、「フリ-パス」が順番に並ぶようになっただけで内容には変化がないそうで、韓国企業も承知してるはずと識者は言います。また対象品目が千品目以上へ拡大するのも事実に反する由。すると大統領自ら拳を振り上げ、さらなる反日へと国民を扇動したあの姿こそが異常と言う結論になるのです。事実に基づかない怒りと反日活動の韓国、あくまでも論理的な日本。そこが両民族の本質的な相違でしょう。
2019.08.08
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~気になることを少々~ 東で芸能プロダクション関係者の葬儀があった。その数日後、SMAPの三人を使わないよう申し入れていたことが明白に。朝鮮戦争時は米軍の情報機関に勤め、プロダクション設立後は、多くの青年に性的な強要をしていたとか。 西でもゴタゴタ。所属芸人の不品行と処分。ところが当人のお詫び会見がトンデモナイ事態を招いた。社長が謝罪会見をし、会長と共に1年間給与を半分返上する由。解雇処分も取り消したと言うが、社長の会見には驚くばかり。先輩芸人も加わっての大混乱は、まさに「笑てんか」を地で行ってる感じ。 京都のアニメ会社が焼失した。暴漢が撒いたガソリンに火を放つと言う狂気。この火事で34名が亡くなり、34名が重軽症を負った。何の落ち度もない会社を恨んでの犯行とか。世界的な損失との声が高く、嘆き悲しむファン。社長は会社の跡地を、慰霊のための公園に整備したいと言う。老人にとっては朝ドラ「なつぞら」で親しみを抱いたアニメの世界だったのだが。 小池祐貴選手(住友電工24歳)が、イギリスで開催された「陸上ダイヤモンドシリーズ」男子100mの決勝で、9秒98の記録で4位入賞。桐生選手、サニブラウン選手に続く日本人3人目の9秒台ランナーになった。これは嬉しい。本来の専門は200mだが、スピードを生かして100mにも進出した由。早速彼をメンバーに入れて100m✖4リレーが。来年の東京オリンピックが楽しみだ。 大相撲夏場所が閉幕した。大関4人が休場し、2人の横綱が優勝を争った今場所。鶴竜は実に堂々たる横綱相撲で令和初、6度目の賜杯を抱いた。白鵬には終盤衰えが目立った。技能賞は遠藤と炎鵬の2人。敢闘賞は照強。そして殊勲賞は横綱鶴竜を破った友風。前場所優勝の朝乃山が負け越したのが意外。2場所連続休場で関脇に陥落の貴景勝には、来場所10勝を挙げて何とかカムバックして欲しいものだ。 ホルムズ海峡でイランの革命防衛隊がイギリスのタンカーを拘束した。ヘリコプターで急襲し、自国の港へ連行。漁船へ衝突したとの理由だが、恐らくジブラルタルで自国のタンカーがイギリス軍に拘束されたことへの報復だろう。ますます危険になったホルムズ海峡の航行。わが国のタンカーへの襲撃から始まり、イランへの制裁と反発が引き起こした今回の騒乱が、有志連合艦隊結成につながるか。 日韓両国の関係は悪化の一途。過日日本が示した3品目の規制強化に関して、WTO(国際貿易機関)正式議題になった。昨日の夕刻両国が意見陳述。ここ4年で160件もの違反があった韓国は理論では勝てないと、元WTO職員のベテランを代表者に。今後上位委員会に提訴し情実に訴える作戦に出る模様。歴史をと事実を歪め、反日行動を取り続ける文政権。これに対し日本政府はどう迎え撃つのだろう。 参議院議員選挙が終わった。選挙当日、私は深夜まで開票速報に見入っていた。与党側は過半数に達したものの、野党共闘に苦しめられた。与党苦戦の背景には、慢心に基づく議員の舌禍や、官僚の怠慢に対する反感があった。維新が関東で2議員を当選させ、「れいわ」が障害者2名を当選させた意義は大きい。年金の不足分が問題だが、自分で将来に備えるのが当然。日本は社会主義国家ではないのだから。
2019.07.25
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~意見の衝突~ 香港で連日大規模なデモが行われている。直接関係するのが「逃亡犯条例」改正。イギリスから返還後50年間は香港の自由を保障すると約束した中国。だがこの条例が改正された後、中国に不都合な言動をした市民が中国に引き渡されることを怖れ、今回決起したようだ。外国人の観光客もその対象に含まれる。台湾に対する脅しも含め、背後に中国の思惑が強く表れていると感じるのは錯覚だろうか。 日本へ向かっていた2隻のタンカーがホルムズ海峡で襲撃された。時あたかも、安倍総理がイランの最高指導者であるハメネイ師と会談中。師は核兵器の保有を否定したが、同時にアメリカへの深い不信についても表明。空母リンカーンなどをペルシャ湾近辺に配置したアメリカへの敵意か。イラン海軍がタンカーに取り付けられた機雷を除去したが、乗組員は2回の砲撃を目撃してる由。日本への警告かも知れない。 順調に工事が進んでいると思われていた「リニア新幹線」だが、わずか10数kmの工区しか持たない静岡県が、トンネル工事に反対している由。山梨県のトンネル工事で地下水脈が分断され、川が干上がったケースがあるらしい。それを知りながらJR東海が工事を急ぐことに県知事が怒っているのだとか。大井川は下流地区の大切な水源。工事で水量が減ったら大変な事態になると言う主張は確かに頷ける。 山形大の学生が女性眼科医を殺害したと言うニュースには驚いた。元大学関係者としては近年国立大の学生による事件の急増に心を痛めているが、今回は学生の父も医者で、学生も一時医師を目差していたと聞く。だが高校時代にいじめに遭って以来、心が屈折したのだろうか。犯行の解明はまだだが、なぜ遠方の医師をわざわざ電車に乗って殺害したのかが不明。闇は深そうだ。 13年間同じデザインだったある方のブログが変わった。そして同時にコメント欄を閉じられた。恐らく私の詩などが影響したのだと思う。先日老人によるストーカー行為の増大を取り上げたばかりだが、私自身が害毒の張本人となったと思うと悲しい。長い間付き合っていただいた中で1度も間違った字を書いたことのなかったその方に、たくさんのありがとうを言いたい。そしてゴメンねとも。 6月13日木曜日の対ヤクルト戦。この日もわが東北楽天はしぶとく戦った。TV放送はなく、私は時々ラジオとパソコンで試合運びを確認していた。このままでも多分大丈夫とニュースを見ている間に大逆転。何と8回、9回に大量失点して惨敗。中継ぎ投手陣の崩壊だが、平石監督は疲れが出始める今の時期、負けを覚悟して投手の無駄遣いを避けたのかも。昨夜は広島を相手に大勝。
2019.06.15
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~ニュースと真実~ 1人の議員のトンデモ発言が国会を揺さぶっている。例の「北方領土を戦争で取り返すことの是非」だ。論議に火がついた挙句、全党一致でけん責処分の動議が採決。だが本人に辞職の意思はない。さて私などはもっと物騒。中国が建設した南シナ海の要塞を、元のサンゴ礁に戻せないかと本気で願っているのだから。あんな暴挙を許していて良いのだろうか。このままでは国際信義などあってなきに等しい。 ブログで政治や宗教をテーマにするのは禁物と言われる。だが私にあまり拘りはない。先日トランプさん来日の話を取り上げた際、「安倍総理はトランプの金魚の糞」とのコメントがあった。意見は自由だが、自分のブログで主張するのが適当ではないか。政治や宗教は人によって価値観が異なる最大の事案。そしてブログで論争するのは、相手が望まない限り適当ではないと思うのだが。 今、世界の状況が凄い勢いで変化している。欧米諸国の認識や価値観も、かつてのように単純ではなくなった。フェイクニュースの氾濫やサイバー攻撃の応酬。経済戦争から世界戦略戦争、情報戦争へと向かい、国連を初めとする国際機関が有効に機能しなくなった。絶対的な正義は消え失せ、混とんと不確実性が横行し未来への指針が見えにくい。安倍さんは急遽イランへと向かったが、私は立派な外交だと思う。 自作の小説を順次掲載するブログ。同志を募って中国と北朝鮮を自ら解放すると言う荒唐無稽なストーリーに思わずコメントを書いた。もちろん小説を書くのは自由だが、内容が時代錯誤で現実感に乏しいと感じてのこと。暫く訪れなかったら今度はある新興宗教の紹介。再び疑問点を書いた。冒頭の記述に反する行為だった。そしてその人にとっては心外だったかも知れない。 あれから5年。その方が信奉する団体にその後大変動が生じたようだ。教祖が妻を追い出して教団幹部の女性を娶り、女優との結婚を断った長男など、2人の息子を追放処分にしたみたい。信仰は自由だし、人間にとって欠かせない要素。だがブログを特定宗教PRの手段にするのはどうだろう。寺社の御朱印蒐集に嬉々としているクリスチャンの存在にも違和感を感じた。もちろんそれも自由ではあるが。 自衛隊機へのレーダー発射を否認し続ける韓国。米朝協議の折衝に失敗した政府要人を火炎放射器で消滅させた北朝鮮は拉致の事実を認めない。ロシアは北方領土をなかなか返還せず、中国は天安門事件を歴史から抹殺した。伊豆半島には中国製の大量の覚せい剤を積んだ船が接岸して全員逮捕。こんな物騒な国が周囲を取り巻いている日本。政治への私の関心は、かくして益々高まる。<続く><このブログは予約機能を用いてかなり前に書いています。タイムラグや記述の重複はご容赦を。>
2019.06.14
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~わたしと時代~ 外は雨。朝からしとしとと降り続いている。今日は平成31年4月30日。そして明日は令和元年5月1日。新聞のテレビ欄を見たら今夜はどの局も、「平成最後の日の」特別番組のオンパレード。「降る雪や明治は遠くなりにけり」と言う名句があるが、冗談じゃない。明治はおろか、大正、昭和も遠い時代になった。そして「平成、お前もか」と去って行く一つの時代。 誰かがブログに書いていた。「私は昭和、平成、令和の3つの時代を生きる」と。その感慨は私も同じだ。だが考えて見ると32才を過ぎた日本人なら、みんな3つの時代を生きることになるのだ。しかし3つの時代を生きたと言う実感が強いのは、昭和生まれの人間なんじゃないのか。私は密かにそう思っている。それも戦前や戦中、そして戦後まもなく生まれた年代の人にとっては特に。 またある人が嘆いていた。年号がころころ変わる不便さと、なぜ西暦を使用しないのかと。だが、その人は天皇制については決して触れない。確かに不便さはある。昭和なら西暦から25を引けば、昭和の年代が割り出せた。だが平成となればもうお手上げ。だが西暦だけでその時代を思い出すことも無理。不便極まりないとしても、日本人は嫌でも応でも「年号」と共に生きるのが宿命とも言えよう。 「しかし」と、私は思う。昭和天皇が崩御されたのが昭和64年の1月7日。次の年号は当然国民の誰もが知らず、天皇の死を悼んでいた。戦前は「神」であった立場が、戦後は一転して「人間天皇」となった。東京裁判では戦争犯罪人となる恐れもあった天皇。それはそれとして、今回は天皇自身がその位を譲る決心をされた。202年ぶりのことだった由。 不敬を恐れずに言えば、天皇家は「万世一系」ではないし、少なくとも第10代までは架空の人物。浮気した女帝もいれば、天皇の位を巡って兄弟同士で争い、殺し合ったこともある。一時は南北朝に分かれて、それぞれ天皇を戴いた時代も。明治天皇身代わり説、大正天皇白痴説、昭和天皇戦犯説が流れたことも確か。そして昭和天皇の后である香淳皇后は晩年認知症だったのではないかと推定される。 だがそれらも当然で、人間であればこそ生じる事柄だ。日本の皇室は数少ないケースを除いて、公家や貴族、まれに武士階級の庇護を受けて来た。憲法体制下でなくとも常に権力の象徴的存在だったように思う。明治維新などでは、大きな時代の渦に飲み込まれそうになったことも確かだ。そして第二次世界大戦後は、新憲法によって「象徴」であることを明確に位置付けられた。 まわるまわるよ時代はまわる 喜び悲しみくり返し・・ 歌手中島みゆきの名曲「時代」の一節だ。私は昭和を45年足らず、そして平成を30年余り生きた。平成は平和の時代と人は言うが、私個人にとってはどちらも激動の時代で、長編小説が書けるほど。そして老齢の身で一人過ごす令和は、果たして私にとってどんな時代になるのだろう。 興味が湧いて急遽調べた年号の長い順番だが、1位は昭和の62年14日間。2位は明治の44年187日間。3位が応永(1394~1425)の35年間。そして平成が第4位で30年余り。第5位が延暦(782~806)の約25年間と判明した。短いと感じていた平成がなんと第4位に上るのは意外だった。平成元年4月1日。あれが私の管理職としての登竜門、実に厳しい旅路の始まりだった。 初めて民間人から妃を迎えた天皇と、皇室に入って苦労された皇后。時には皇室のしきたりに背いて自らの考え方を貫き通した2人に敬意を表したい。被災地で床に跪き、被災者と目を合わせて話し合われ、右翼から抗議されても決して態度を変えなかった両陛下。そして新しく天皇皇后になられる2人も、きっとご苦労が絶えないことだろうが、皇室と国民のあるべき姿について模索を続けて欲しいと願っている。平成よさようなら。そして令和、よろしくね。 このブログは予約機能を使って前日に書いています。どうぞ、ご了解を。
2019.05.01
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~インターネットの功罪~ 私は良くネットを利用する。言葉の意味やニュース、事実の確認、YouTubeでの歴史学習など大いに役立っている。。ただしネットには功罪両面がある。報道各社で物の見方や価値観が違うからだ。また勝手な自説を唱えるアマチュアや、アクセス数を増やすための動画も多い。政治的な案件については評価が分かれるため、確固たる視点を持つことが重要と考えている。 ウィキリークスの創設者であるアサンジ容疑者がイギリスの警察に逮捕された。主にネットを介在して各国政府、大企業、宗教団体などの機密を盗み、暴露するのが彼らの仕事。米国の国家機密を盗んだ容疑で追われ、エクアドルの駐英大使間に7年間も逃げ込んでいた。今後米国に送還されれば、彼らの犯罪の実態が解明されよう。だが、政権のロシア疑惑の潔白証明につながるかどうかは不明だ。 北朝鮮の在スペイン大使館を襲った賊が、パソコンや通信機器を盗み出して米国の公安当局にそれを差し出したとのニュースに驚いた。まるで「007」ではないか。どうやら北朝鮮から脱出した「自由朝鮮」メンバーがその中心で韓国人も混じっているらしい。マレーシアで暗殺された金正男氏の長男は、目下彼らが保護していると聞く。北朝鮮政権打倒を標榜しているが、今後どう進展するか。 米韓首脳会議はわずか2分で終わった。夫婦連れで遥々ホワイトハウスを訪ねた文大統領だが、公式のレセプションはなかった由。「北の代弁者」文氏に対するトランプさんの評価は極めて冷ややか。自衛隊機へのレーザー発射問題、北との瀬取り疑惑、北への制裁解除と「赤化」を急ぐ反日国家。経済は不調で最高裁判事のほとんどが左翼。国際的なルールを順守しない韓国に、果たして未来はあるのだろうか。 中国はこのたびイタリアと「一帯一路」の協定を結んだ。ただしEUはイタリアに対して「もっと注意すべき」と喚起した由。その中国が国内事業で初めてあのハーウェイと手を結んだ。日本への強硬姿勢も少し弱まった。対米貿易戦争による経済活動の低下が堪えているのだろう。脅したりすかしたりの国際情勢の中で、スパイ防止法がない経済大国は日本くらい。相変わらずおめでたい国だ。
2019.04.16
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~ニュースとわたし~ 先日行われた高校野球の全日本合宿で、岩手県大船渡高の佐々木朗希投手が快速球を投げた由。プロ野球球団のあるスカウトが計測した結果、球速は163kmだった。偵察に来ていた大リーグのスカウトもビックリ。因みにその球を受けたキャッチャーは指の骨を骨折したとか。また名門大阪桐蔭の誘いを蹴ったのは、地元の仲間と一緒に野球をしたいからと言う理由。さて、今後が楽しみな大物だ。 噂によれば、イチローがまたまた国民栄誉賞の受賞を固辞したとか。それが本当なら今度で4度目のこと。45歳で引退宣言をした彼だが、まだまだ野球道を究めていないという思いからだろうが、志の高さに頭が下がる。エンジェルスの大谷、マリナースの菊池雄星、ゴジラ松井にイチロー。彼らはすべて高卒だが、全然大卒にひけを取らないしプライドを抱いて活躍しているのが凄い。 ゴーンさんがビデオメッセ-ジで所信表明をした。日産の首脳の「陰謀」を非難し、自分は無実と言ったようだ。奥さんはパスポートと携帯を検察に取り上げられながら、フランスに出国して夫の無実を訴えた。彼女は隠していたアメリカのパスポートを使った由。「身の危険を感じた」とフランス政府に保護を求めたが、反応は冷たかったようだ。その彼女が帰国し、裁判所に出頭した由。今後が注目だ。 アメリカにいる息子も父親の無罪を訴え、日本の検察を非難している。だが奥さんも息子も数多くあるゴーンさんのダミー会社の責任者で、そこに日産やルノーの資金が流れていると疑われている。ゴーンさんは日産の取締役も先日解任された。今後は法廷で無実を訴えることになるが、巨額の資金を私的に使用したとなれば信用はがた落ち。フランスでもこれまでの行動が疑問視され始めたようだ。 日本の探査ロケット「はやぶさ2」が小型惑星リュウグウに再度接近し、分離したインパクターから銅製の「弾丸」を発射した。見事弾丸は命中し、その間「はやぶさ2」はリュウグウの陰に隠れて被害を避けた由。目的は新しく出来たクレーター内部の岩石を採取すること。成功すれば宇宙誕生の謎の一つが解明されよう。またブラックホールの撮影成功のニュースにも驚いた。世界初の快挙が続いている。 このたび紙幣と貨幣のデザイン一新が発表された。対象は1万円札、5千円札、千円札。これらは額面の数字がかなり大きく印刷される由。そして当然偽造防止の新技術が使われる。貨幣は500円硬貨のみが対象で、こちらは2種類の色を使うとか。今後承認が下り次第準備にかかり、使用開始は5年後とのこと。それまで命をつなぎ、何とか一目見たいものだ。
2019.04.13
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~わたしと皇室~ 今上天皇の退位宣言に伴ってか、このところ皇室関係のTV番組がやたら目についた。私も関心がないわけではないが、ミーハーでもない。ただ、皇室や皇族による公務が、国民の精神に安寧をもたらしていることは確かなように感じる。今日は不敬にならない範囲で、皇室に関する私見を述べたい。 民間から初めて皇太子妃となった美智子様のことをTVで知った。皇室に入る前後に受けた教育のことだ。皇室関係の行事や公務のみならず、書道、和歌、フランス語などを超過密なスケジュールで学ばれた由。特に和歌は皇族の必須事項であるため1日1首は詠むよう指示され、みっちり朱を入れられた。講師は自分の心を素直に詠めば良いと教示された由。。それを知って詠んだのが昨日のブログの短歌だった。 さて、初の民間人妃となった妃殿下のプレッシャーはいかばかりだったろう。その中でも東宮に初めてキッチンを作り、3人の子供を自分で育てるなど、自らの意思を貫かれた。もちろん殿下の協力もあったはず。皇后になられて5年目。過激な報道に心を痛め、急に話せなくなった。その時、陛下や子供たちが妻であり母である皇后を支えたのだと言う。心が通い合っていたのだ。その家族愛の深さに私は打たれた。 バッシングと言えば雅子妃殿下のケースはさらに激しかった。実父である小和田氏が退職後も国際機関に勤務したことや、女子しか生まなかったことをマスコミが取り上げて騒いだ。そのため、彼女は長期間「不適応症」で体調を崩された。愛子様が一般のお子さんとは異なる感覚であることでもマスコミの餌食となり、さらに妃殿下を苦しめた。何と言う無神経で封建的な国。何と言う非常識な一部のマスコミ。 今、マスコミの追及は秋篠宮眞子様のお相手に向けられている。どれだけそのことで眞子様が苦しんでおられることか。妹の佳子様が姉君を庇っているのがせめてもの慰め。皇室に関心を寄せるのは良いとして、過剰な関心やプライバシーの侵害は、知る権利とは言えない。単なる野次馬根性は皇室にも礼を失している。もちろん国民の多くが、幸せなご結婚を願っていると信じてはいるが。 さて私は、昭和天皇が仙台に来られた時に出迎えたことがあった。確か昭和26年の国体開催時だったはず。先生には「陛下の車が通過するまでは決して頭を上げないよう」注意された。未だ「人間天皇」ではなかったのだ。さらに平成5年には、今上天皇と皇后の車列を松山市で出迎えた。植樹祭か何かの時だったはず。あの時期、皇后は憔悴し声を失っていたのだと思うと、お気の毒でならない。 さて、新元号が決まった。その発表を、私はさる場所で見ていた。菅官房長官が掲げたのは「令和」の文字。墨痕鮮やかな元号だったが、一瞬覚めた気持ちになった。なにせ「命令の令」だもんなあ。「でも」と直ぐに思い直した。令室、令嬢、令息、令弟などにも用いられているので、きっと良い意味があるのだろう。それに「和」は、非の打ち所のない文字だ。 典拠が万葉集と言うのにも驚いた。和歌からではなく、「梅の巻」序文からの引用。これまで元号に用いられて来た漢字は、日本に伝わってカタカナや平仮名の素となり、組み合わされて使用された。同じ漢字圏ではあり得ない発想と文化だ。そして『万葉集』には天皇から庶民までの歌が採択され、長く国民の心をつないで来た歴史がある。素晴らしい元号を慶祝し、残された日々を過ごしたいものだ。
2019.04.02
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~ハノイの2人~ トランプさんは静かにハノイに来、かつ慌ただしくハノイを去って行った。2回目の米朝首脳会談。ハノイを希望したのは北朝鮮だった由。金正恩氏はピョンヤンからベトナムまで列車でやって来た。会談の決裂後も直ぐに帰国せず、ベトナム首脳に謝意を示した。帰路は北京に立ち寄る可能性もあるそうだ。今回の4500kmもの列車での長旅は、祖父金日成の故事を見倣ったとも言われる。 会議直前のトランプさんにはとても余裕があって、「私たちは急がない」と重ねて表明した。これに対し若いエリンギは「私たちには時間がない」と焦り気味で、表情に落ち着きがなかった。あの時から腹の探り合いが始まっていたのだろうが、結果を知ればトランプ氏の落ち着いた態度にも納得が行く。 <ベトナムの国花であるハスと地図> 両国が事前協議したわりには齟齬が目立った。まず米国の「報道センター」が会談当日になって急にホテルから追い出された。そこは北朝鮮ご一行様のお宿だったのだ。次の齟齬は2日目のランチミーティングと共同発表が、突然中止されたこと。会談の決裂にはビックリ。世界中の誰もが唖然としたことだろう。ひょっとして驚かなかったのは、米国サイドだけだったかも。 今回トランプ氏は苦戦したのではないか。かつての個人弁護士であるマイケル・コーエン氏の公聴会が、当日議会で開催されたのだ。例の「ロシア疑惑」や過去のセクハラのもみ消し疑惑だ。コーエン氏の証言の模様は、ハノイの2人も確認していたみたいだ。トランプ氏は「これではうかつな決着は出来ない」と判断し、一方エリンギ君は「相手には弱みがある」と、多少楽観視していたはずだ。 彼が今回旅立つ際は「捕らぬ狸」を思ってたのか、珍しくオープンな報道だった。交渉にかなりの自信があった証拠だろう。一方トランプ氏は議会対策や中国との貿易戦争、IT企業ファーウェー幹部拘束への対応など難問が山積していたこともあり、北朝鮮の要求を飲む確率がかなり高いと予測されていた。 だが土俵際でうっちゃった背景には、ポンペイオ国務長官らの懸命な説得があったと聞く。ここで安易な妥協をすれば多少の成果は得られても、北朝鮮の核の危険性は未来永劫解決しないと。その北朝鮮は寧辺(ニョンピョン)の核施設閉鎖などを提案し、その見返りに経済制裁の解除を求めたようだ。だがそれくらいの譲歩で引き下がるトランプ氏ではなく、即座に席を立った。役者が一枚上だった。 アメリカは偵察衛星などで、北朝鮮国内の核施設や実験施設を確実に掌握していた。会談ではそれをほのめかし、外国による査察検証及び施設の破壊を求めたと言われる。ミサイル発射と核実験休止はこれまで通り約束済み。このまま経済制裁を続ければ北朝鮮はさらに窮すると読んでいた。「我々は急がない」と重ねて強調したのは、そう言う意味だったのだ。 これにはエリンギ君も参った。今回はかなりの「戦利」が得られると読み、意気揚々と国を出て来たのに、手ぶらで帰国する惨めさ。途中、中国には何と説明するのか。さて、北朝鮮国内で今後どのような報道がなされ、国民がどう落胆するかが見もの。「あれがトランプ氏一流の駆け引きか」と、エリンギ君は改めて自分の若さを認識したのではないか。 今回の結果に一番ショックを受けたのは文大統領ではないか。何せ南北融和と経済援助を勝手に演出・推進していたのだから、韓国の株価が急降下したのも当然だ。また日米の結束の固さにも青ざめたはず。「独立100周年」も失速した。背筋がゾーっとしたのは習さんも一緒。トランプ氏の本気度を、今回改めて感じたはずだ。90日間猶予されていた貿易と関税に関する3度目の交渉が間もなく始まる。 会談前の2人 安倍総理は帰国中の大統領専用機の中から、会談結果の報告を受けた。北朝鮮の経済発展には日本との講和と拉致被害者の解放が欠かせないとエリンギ君を2度説得したことも。北朝鮮の核放棄問題は五里霧中。解決への道のりは遥かに遠く、我が国もその影響を受け続ける。間もなく貿易と関税に関する米国との協議が始まる。国会議員には国際情勢に目を向け、高い見地からの審議を望みたい。
2019.03.04
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~朝鮮史と周辺諸国~ 「加害者と被害者の立場は千年経っても変わらない」と言った女性大統領がいた。「盗人猛々しい」と言い、天皇陛下の謝罪を要求した国会議長がいた。レーダー照射は実在せず、事実に反する従軍慰安婦を叫び、徴用工裁判を強行する国。数百人の高校生が溺死した「セォル号事件」はうやむやになり、大統領が辞職後に逮捕されるのはごく当たり前。あの国は赤化へ一直線に向かっているとしか思えない。 <中国、日本、朝鮮の時代区分対比図 その1> そこで朝鮮半島の歴史と、民族の特性に関心を持った次第。箕氏朝鮮及び扶余は中国がつけた名前で、韓民族ではないようだ。韓国はその存在を認めず、「檀君神話」を創作して歴史を6千年ほど遡らせたが、周囲の国は無視してるようだ。 <4世紀ころの朝鮮半島> 高句麗は満州族(騎馬民族)の国。このため中国は中国史に含めると主張し、韓国は反論している。楽浪郡、帯方郡は中国の管轄地。馬韓、弁韓、辰韓は韓人が住み農業に従事。弁韓には倭人が多数住み、後に倭国の朝鮮半島の根拠地になる。濊(わい)は本来北方の民。糞尿の意味で中国が付けた蔑称。なお倭は小人の意味。背が小さかったことから日本人をそう呼んだ。 <6世紀頃の朝鮮半島> 漢に進貢した倭の奴国は皇帝から金印を授かる。だが属国扱いの高句麗、新羅、百済は小ぶりの銅印しか下されない。隋の時代半島で動乱が生じる。隋は隣接する高句麗を滅ぼすため新羅と手を結ぶ。だが新羅は出兵中に百済に襲撃されることを恐れ、まず百済を滅ぼすことを提案し隋は了承。驚いた百済は倭国に援軍を求める。だが白村江の戦いで大敗し百済は滅びる。新羅は高句麗を破り、半島を統一する。 <月桂洞2号墳> <三国史記> 時代が前後するが、近年韓国で前方後円墳が発見された。韓国人は大いに喜び、「それ見ろ。前方後円墳は朝鮮半島から日本へ伝えたのだ」と主張。ところが発掘調査の結果、我が国の前期の物より2世紀ほど新しいことが分かると口をつぐんだ。かつて倭国の軍が侵攻したことを記した「好太王の碑文」を改ざんした手口同様、10数基発見された前方後円墳の中にはその後変形されたものがあるようだ。 <歴史年表の続き> 明治時代、朝鮮半島に大韓帝国が誕生する。これは日清戦争で日本が勝利した結果、清国に朝鮮の独立を認めさせて出来た国家。それ以前は約2千年ほど中国の属国か、もしくは直轄地だった朝鮮。だからソウルにあった「独立門」は中国からの独立を意味するもので、日本からではないのだ。それまでは地方の王扱いだった朝鮮半島の国々。日本はとっくの昔に遣唐使を送るのを止め、法治国家になっていた。 <韓国の歴史ドラマ> <日本統治以前のソウル風景> 韓国の歴史ドラマを観ると、その艶やかさに驚かされる。だがそれらのほとんどは虚構。当時の李氏朝鮮は明や清に従属し、産業はほとんどない。儒教を重んじ、物作りを蔑視したのだ。だから針一本作れなかったのが真相。中国への進貢は人。数年ごとに美女を中国皇帝に差し出し、男は宦官となる運命。 右は日本併合以前の風景。都の南大門の真ん前に立ち並ぶ民家。色鮮やかな染料が日本から届いたのは併合以降。ハングルの復活も小学校を数多く建てたのも日本。それで識字率が10台%から60%に上がった。日本の統治下に入った朝鮮では不潔な環境が一掃され、人口が倍増している。日本は国家予算の2年分を朝鮮の振興に充当した。搾取どころではないのだ。その真実すら国民に隠している韓国。 <韓国の国花 ムクゲ> <日本の国花 桜> 以下は韓国の逸話。「お前は泥棒だ」と訴える者があったら、逆に「お前こそ泥棒だ」と言い返すそうだ。それが韓国式の論法。正しいか正しくないかは問題じゃない。大きな身振りで怒鳴り合い、怯んだ方が負けと言う論理に驚くが、それが実態ならばこれまでの疑問が解ける。恥を知る日本人とは精神構造も文化も異なるようだ。どれだけ意を尽くしても、これでは彼の国には通じまい。 <済州島の石像トルハンバン> 以下は韓国済州島の伝説。かつて独身の3男神が寂しく暮らしていた。それがある時、船に乗って3人の女神が島にやって来たと。3組の男女神は結婚し、島は栄えたと言う。この島は一時モンゴルの直轄地になったり、李氏王朝時代は罪人の流刑地になるなど悲惨な歴史があるのだが、世界でこの島と日本にだけ海女がいると言う不思議さ。娘3人は宗像大社の3女神か。石像が明日香村のものにそっくりだ。 実は朝鮮の正史である「三国史記」(写真掲載済)には、倭人が百済と新羅の王になったことが明記されているようだが、南北はその事実を隠匿している。 <日本書紀> <古事記> 韓国、朝鮮が否定する任那の日本府の存在と、半島における日本人の活動ぶりが古事記や日本書紀には事細かく記されている。一方韓国の歴史学者は真実を書くことが許されず、書けば学会と社会から白眼視されるそうだ。あの民族は古来どの大国に付いたら得かを第一に考え、自国の内乱さえ外国に鎮圧を依頼し続けた変節の歴史がある。そしてこれからも歴史のねつ造を続けるのだろう。 国会議長の暴言をきっかけに調べ始めた朝鮮の歴史だが、国家成立当初から今日に至るまで常に「虎の威を借るキツネであることが分かった。平気で嘘をつくのは民族の習性で、生き残るための「知恵」だったのだ。南北朝鮮は今後統一に向かうのか。それともまだしばらく混沌の時を過ごすのか。どちらにしても「コウモリ外交」では世界の信頼を得られまい。多くの政治難民が生まれないことを祈っている。
2019.03.02
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~日本と中国~ <はやぶさ2と小惑星リュウグウ> 日本の探査ロケット「はやぶさ2号」が小惑星リュウグウへ無事着陸した。リュウグウの直径は約600mで地球からの距離は3億4千万km。地球と火星の間を楕円形の軌道で回っている。ほとんど平らな場所がないため着陸出来ず、JAXAでは作戦を立て直していた由。ようやく見つけたのが直径6mの平地。はやぶさ2号がギリギリ着陸出来るスペース。地表下の鉱物を採取するのが今後の使命だ。 辺野古基地埋め立て問題に関する県民投票が沖縄県で実施された。反対の意見が有権者の25%以上に達したため、県知事は今後条例に従って安倍総理と米国政府に、沖縄県民の意思を伝える由。今回の投票には試行錯誤があり、賛成、反対の他、選択肢に「どちらでもない」を加えることでようやく全市町村が実施に踏み切ったとか。この結果に関わらず、政府は埋め立てを進める意向のようだ。 ある識者は言う。選択肢が「辺野古移転」、「普天間基地残留」、「移転先は県外が希望だが話し合いが着くまでの間は普天間残留」の3つだったらどうかと。もっともな意見だが、玉城県知事がそんな項目を考える訳がない。内蒙古、チベット、東ウイグルを略奪し国土を2倍以上に広げた中国。今も反対する少数民族を虐殺し続けている中国。その本質を沖縄県民を含めた国民が再認識すべきと思うのだが。 <在位30年記念硬貨(左)と式典における両殿下> 先日催された天皇陛下在位30年記念式典における出来事に私は胸を打たれた。それは皇太子時代に初めて沖縄を訪れた際に詠まれた琉歌。訪問前、陛下は外間守善氏からこう忠告された由。「沖縄では何が起きても驚いてはいけません」。それに対して答えたのが「すべて受け入れます」の言葉。外間氏は当時法政大学沖縄文化研究所の所長で、沖縄学、沖縄文学の教授だったはず。 ユウナの花 御製琉歌の歌詞は以下の通り。 だんじよかれよしの歌声の響き 見送る笑顔目にど残る だんじよかれよしの歌や湧上がたん ゆうな咲きゆる島肝に残て 琉歌は8886の30音で成立する短詩。御製は琉球王朝時代の正しい表記法だが、実際の歌はうちなー口(琉球方言)で30音となる独特の歌。とうてい素人が作れる作品ではない。恐らく外間教授が添削されたのだろうが、それにしても見事な出来栄えで驚いた。 <熱唱する三浦大知さん(左)と玉城知事> 驚いたことにこの歌を曲にされたのが皇后陛下。この歌を両陛下の前で三浦大知さんが歌った。完璧な琉球音階、そして素晴らしい歌声。それは涙が流れるほどだった。沖縄で暮らした者にしか分からない感慨だろう。三浦さんのお父様は自衛官で、沖縄にも勤務したことがあるようだ。それで彼も沖縄出身としてるのだろう。 御製は沖縄の国立ハンセン病院を訪れて帰られる際に島の人々が歌った「だんじゅかりゆし」に感激して作られた由。奇遇だった。その病院は私の沖縄本島単独一周ランの最終年の走ったコースにあった。たまたま迷子になったのがその病院。普段は誰も行かない奥地だった。 <首里城「守礼門」の扁額> その前に両陛下が参拝された「ひめゆりの塔」の前で、暴漢が火炎瓶を投げた。妃殿下はとっさに陛下を庇ったが、陛下は顔色を変えられなかった由。そんな事件があったにも関わらず、見事な琉歌を作られた。きっと悲惨な歴史を重ねて来た県民への心からの償いと労りだったのだろう。陛下は「礼」を以て「礼」に応えた。 政治家は心して欲しい。決して困難な事態から逃げないよう。国を守るとはそう言うことだ。総理であろうが県知事であろうが、日本と言う国の将来を背負っているのだから。<続く>
2019.03.01
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~日本から世界へ~ 大坂なおみ選手、やりましたね。全豪オープンテニス大会シングルスでの優勝。かなりハードなスケジュールでした。決勝戦も、それに至るまでのゲームでも、たびたび危ない場所がありました。精神的にかなり強くなりましたね。全米に続く4大タイトルでの2連覇。世界ランキング1位も当然でしょう。ベスト8で敗れた錦織選手も、4時間とか5時間を超える試合で勝ったのですから立派ですね。 初場所の優勝は13勝2敗の関脇玉鷲でした。今場所は稀勢の里が引退したり、角竜、白鳳が相次いで途中休場となりました。その中でダークホースの玉鷲の優勝は見事でした。初優勝時の年齢が歴代2位と言うのも立派ですが、初土俵から1度も休まずに出場し続けての優勝は力士の鑑です。11勝4敗の貴景勝大関取りは、来場所再挑戦となりましたが良く頑張りましたね。遠藤の10勝も嬉しい出来事でした。 残念ながら元プロスキーヤー三浦雄一郎さんの、南米最高峰アコンカグア登頂挑戦は実現しませんでした。86歳の高齢で、しかも不整脈の持病がありながら、各大陸最高峰の最高齢登頂に挑んで来た三浦さん。今回は体調不良のため6000mを越えたベースキャンプの先で、下山を決意したそうです。その年齢でのチャレンジ精神に頭が下がります。でもあまり無理はして欲しくはないのですが。 日ロ首脳会談も、どうやら実りはなかったみたいですね。日本は4島一括での返還の声がかなり強かった時代もありましたが、ロシアは日本の「北方領土」と言う表現すら許してない由。それにエトロフ、クナシリには軍隊を配備し、日本への返還を拒否する国民が圧倒的なのです。経済状況が良くないロシアの国内事情に鑑みて、今回少しは脈があるかななんて考えていたのが甘かったようですねえ。 ルノー、日産、三菱自動車3社の会長として君臨していたゴーンさん。今回も保釈申請が却下され、世界のメディアでは日本の司法制度を批判する報道が目立ちました。だがその後の「余罪」が次々と明らかになり、独裁者の言いなりの会社運営の一端が明らかになって来ました。そして日産と三菱に続き、とうとうルノーでもゴーン会長の辞任が確実な気配。後はどこまで検察が実態を解明するかですね。 私は韓国の動向にもあきれています。海上自衛隊哨戒機へのレーザー照射、その後の日本政府への非難など一連の行動を見ると、この国には道理が通じないことが分かります。最高裁判事も、政府の意見を聞く人を任命し、軍部の上層部も首をすげ替えて反日姿勢を明確にしています。一方北朝鮮との統一に向けて一目散と言った感じで、到底健全な自由主義国家とは呼べなくなりました。 朝鮮1 かの福沢諭吉が朝鮮は約束を守らない国だと、明治時代から喝破していたようです。かつて日本が朝鮮を併合した40年ほどで、人口は2倍に、国民総支出は2倍に、鉄道は0kmから6千kmに、小学校は5213校新たに設置し、識字率が10%以下から61%へと向上したのです。人口の倍増はもちろん衛生状態や、栄養状態が比較的に改善されたからです。併合前の写真は大変悲惨なものですよ。 朝鮮2 もちろん日本は朝鮮から物資を収奪したこともなく、逆に日本は莫大な国家予算を朝鮮の発展のためにつぎ込んだのですが。その事実を受け止めず、反日を叫ぶことが正義や愛国だと教育しているのです。同じ立場の台湾とは全く対応が違っていますね。わが国にも結構「反日族」が多いみたい。今日は急遽異なるテーマを入れましたが、明日はまた沖縄の話に戻る予定です。
2019.01.29
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<5w1Hプラス中国> 昨年12月20日海上自衛隊の哨戒機Pー1が日本の排他的経済水域(EEZ)で、韓国海軍の駆逐艦から火器管制レーダーの照射を浴びるという恐るべきことが起きた。いわゆる「大和堆」は好漁場として知られる。通常のパトロール中の自衛隊機にいわば銃口を突き付けた訳で、日本政府は韓国政府に対して、ただちに抗議したのは当然だ。 これが韓国海軍駆逐艦の広開土大王3200トンで、全長は135m。4種類のレーダーを備えているが写真の赤丸部分が火器管制レーダーで、艦の前方にももう1基備えている。日本政府の抗議に対して韓国政府は、そのような事実はないと否定。 そこで日本は客観的なデータを含む動画を公開した。それによれば、韓国海軍の意図を確認するため、3種類の電波で相手艦に理由を尋ねた。だが広開土大王側からの応答はなかった由。動画によって事実を突き付けたにも関わらず、観光国防部報道官はそのような事実はなく、むしろ自衛隊機が海難救助中の韓国艇に脅威を与えており、謝罪せよと対応。動画公開後15分のことで、韓国側が科学的な分析をしてないことが明らかになった。 哨戒機は国際的な民間航空のルールに従い、高度(150m)や相手からの距離(500m)は安全に保っていたと反論。これは韓国側が作製、公表した動画の一部だが、全12分弱の長さのうち、韓国が撮影した部分はわずか11秒のみ。相手の画像を無断で使用し、恣意的に改変した部分も。韓国側の映像でも自衛隊機は豆粒ほどで、主張が虚偽だと分かる。それにもし危険なら、なぜ警告しなかったのか。 韓国側は一時、遭難した北朝鮮の漁船を探索するために全てのレーダーを稼働させたと説明していたが、波は穏やかで漁船は韓国艇のすぐ傍に見える。また北朝鮮の漁船がSOSを発していないのに、なぜ韓国の救難艇と駆逐艦がすぐ傍にいたのかが謎。しかも日本のEEZ内で、義務付けられた海軍旗を掲揚せずにだ。 哨戒機は急降下、急上昇、急旋回が出来ない。領海やEEZ内を警戒しているのだが、経済制裁を受けている北朝鮮が「瀬取り」によって、不法に物資を調達していないか見張るのも任務内。今回韓国艇が「これはやばい」と、慌てて危険なレーダーを照射した理由は、それかも知れない。さて昨年漂着した北朝鮮の漁船は225隻だが、見つかった遺体は12体のみ。工作員上陸の可能性も否定出来ない由。 北朝鮮の金正恩委員長が専用列車で4度目の訪中をし、習近平主席と1時間話し合った。対アメリカ外交で、互いに利するとの判断だろう。近く米朝会談が再開するとも聞く。北京では、同時にアメリカの高官と貿易に関する協議が持たれた由。中国が揺らげば北朝鮮や韓国も揺らぐ。古代から長く続いた「中華思想」が今なおこれらの3国を毒し、日本は地政学上その影響を受けざるを得ない。 さて日本政府は今回「徴用工不当判決」に関し、1965年締結の請求権協定に基づく協議を韓国に要請した。支持率低下の文政権は、反日姿勢をより強硬にして国民の関心を買う。既に53年前に解決済みなのに、真実を隠ぺいするのは友好国とは言えない。今回のレーダー照射事件はその典型で、韓国はどこまで嘘をつけば気が済むのか。そしてこの3国はどこまで国際的な孤立を続けるのか。
2019.01.11
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~最近世界で起きたこと~ 日産カルロス・ゴーン前会長らの逮捕には驚いた。容疑は「金融商品取引法」違反。本来記載すべき事項を記載しなかったとか。拘留期限が切れたため再逮捕したが、さらなる拘留は裁判所が認めず、保釈目前が濃厚だった。外国による日本の司法制度非難も影響したのか。そこで東京地検は強硬策に出、「特別背任」容疑で再逮捕した。一方のケリー氏は保釈請求予定とか。 容疑は個人的な債務の日産への付け替えで、国内外に6か所の自宅が日産の経費で保有中。ブラジルの自宅からは現金や文書が持ち去られたが、東京の自宅は家宅捜査の対象となった。価格700万円のヨットも会社の経費で落とした由。彼はルノー、日産、三菱自動車の会長で、フランス政府はルノーの経営権を有し、ルノーは日産の大株主。ルノーの収益の半分は日産が稼ぐと言う「三すくみ」の関係だ。 韓国の「元徴用工」が戦争時の補償を韓国政府が行うよう裁判所に訴えた。千人規模での訴訟と言う。先に韓国の裁判所は「元徴用工」の訴えを入れ、新日鉄住金に対する補償を裁定した。既にそれらの補償は韓国政府が責任を持つと、日韓で合意しているにも関わらずだ。今回は日本の主張に沿う形の訴訟。過去の3件の事例では、いずれも韓国政府が支払ったそうだ。果たして文政権は今回どう対処するのか。 中国の通信機器大手「華為(ハーウェイ)技術」の孟副会長がカナダ政府に身柄を拘束された。アメリカ政府の要請によるもので、イランへの制裁違反が嫌疑の由。中国政府は早速抗議し、中国内のカナダ人3名を拘束した。これは米中の関税・貿易戦争が形を変えたもので、その背景には近年中国が制定した「国家情報法」が深く関与していると考えられるそうだ。 この法は、民間企業も軍に協力する義務があると規定されている。つまりIT機器などを通じて情報収集を求めるもので、簡単に言えばスパイ活動の強制だ。中国製の安価なIT機器は大量に輸出され、中にはスパイ機能が仕込まれた部品がある由。中国はネットを通じ、簡単に最新技術や軍事機密を盗むとアメリカが警告。そして今回、同社を含む中国のIT企業2社を取引停止にした。 恐ろしいのは世界の通信ケーブルの約2割を、同社が占有していること。同社の排除が困難な理由はそこにある。また中国は外国の大学に設置した「孔子学院」や文化団体を通じて、中国の方針を流布。つまりマインドコントロールにより心まで盗むのだ。「一帯一路」の経済援助では後進国をがんじがらめにし、やがて港湾施設や道路までをも自国の支配下に置く。まあ大変な謀略だ。 中国は宇宙ステーションを攻撃する実験まで行っている。「宇宙ゴミ」の相当のパーセンテージを、中国製ロケットの残骸が占める由。最近トランプ氏が「宇宙軍」の創設を宣言したのも、危機感の表れのはず。ハーウエイ技術は今期、博士課程修了者8千人と修士課程修了者千人を世界各国で採用した。企図は一体何なのだろう。中華思想恐るべし。昔から交易して来た沖縄を騙すのなど、中国はお手の物だ。
2018.12.26
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~今年もいろいろあったけど・・~ スポーツ界では実力のある新人が現れたねえ。女子フィギュアスケートでは紀平選手など。卓球では張本選手や伊藤美誠選手など。そしてスキーのジャンプでも有望な選手が現れた。レジェンド葛西選手が監督を務めるチームの小林選手がそうだ。今年はワールドカップで既に4勝を挙げ、これまでの記録保持者葛西の年間6勝に迫り、抜くのは確実と言われている。 その一方で、パワハラなどの不祥事もたくさん出て来たねえ。アマチュアボクシングの山根前会長は辞任だけでなく、永久追放措置を受けた。協会の金を私用に使っていたのだから当然。体操の笠原夫妻のパワハラが認定されなかったのが残念だ。大学アメフトの加害者被害者共に、その後試合に復帰出来たのは幸いだった。だが一番揺れたのが、大相撲界だったのではないか。 特に貴乃花部屋の興廃が酷かった。貴ノ岩の暴力事件で親方は理事から降格され、弟子が引き起こした暴力事件で、角界からも引退する羽目になった。移籍した千賀の浦部屋で貴景勝が幕内優勝して歓喜に沸いたのもつかの間、貴ノ岩まで暴力事件で引退。元貴乃花親方の離婚に続き、長男優一氏の離婚と泥沼のような転落ぶり。きっとどこかに無理があったのだろうが、大相撲界の汚点もさらけ出た。 秋田の「なまはげ」など各地の伝統行事である「来訪神」のユネスコ無形文化遺産指定が決まった。大阪万博の決定と共に、日本にとっては喜ぶべき事案だろう。その一方で、IWC(国際捕鯨委員会)から脱退することも決まった。ノルウェー、アイスランドに続く脱退で、約30年ぶりの商業捕鯨への道が開けるかどうか。捕鯨基地鮎川を抱える宮城県民としては嬉しいが、国内の鯨肉文化はかなり低下した由。 沖縄県辺野古米軍基地での海面埋め立て工事が始まった。当初予定した本部港からの土砂運搬が不許可となったため、防衛庁は急遽セメント工場の港からの積み出しに変更。今後県は国との紛争解決を関係委員会に提訴し、それが認められなかった場合は裁判に訴える予定。いずれも前回は国の訴えが通っているが、来年2月の住民投票に関し、幾つかの市はこれに協力しない旨。20年以上も遅れた辺野古移転。その間に普天間基地は老朽化し、返還も遅れた。果たしてどんな選択が賢いのだろうか。<続く>
2018.12.25
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~人間のなせるわざとは~ 米国の戦略国際問題研究所(CSIS)の発表によれば、北朝鮮の国内でミサイル関連施設13か所が新たに確認された由。北が公表してない関連施設は、これを加えて合計20か所になったそうだ。朝鮮戦争の終結宣言を求める一方で、依然として核の開発を進める北朝鮮。これが脅威でない訳がない。だが韓国は北との友好を深め、経済制裁の解除を模索するのはなぜなのだろう。実に不思議な話だ。 中国が国際大陸棚限界委員会に、中国の大陸棚は日本のEEZのかなり内側、つまり奄美諸島のすぐ傍まであると訴えた。認められれば領土になるわけではないが、資源の開発が可能。根拠は沖縄トラフ(海溝)まで中国の河川がもたらした土砂が積もっていると。これに対して日本側が異議を唱え、審査の対象にならずに済んだ。しかしその根拠を示すためにも、今後海底の土砂を掬って調査する予定の由。 パプアニューギニアで開催されたAPECでは、共同声明が出されずに終わった。中国による南シナ海の城砦建造や「一帯一路」政策にアメリカが警告し、中国は逆にアメリカの保護主義を非難すると言う応酬があったせいだろう。さらにアメリカは日本と協力して、「一帯一路」に対抗する新たな経済支援策を実施すると表明。中国の膨張主義は、資金援助で後進国をがんじがらめに縛る危険な策動と考えたのだ。 そのアメリカとメキシコとの国境に、例の集団の第1陣約千人が到着した。もちろん「柵」の向こう側にはアメリカの軍隊が待ち構えている。メキシコ政府は「難民」のために仮設のテントを設置し、水や食料を提供した。だが、付近の住民からは反対の声が根強い。「難民」は後続の人を待って共同でアメリカとの交渉を目指すようだが、状況はかなり厳しい。トランプさんも決して容赦はしないはずだ。 日産自動車のゴーン会長が逮捕されたニュースには驚いた。容疑は「有価証券報告書」への虚偽記載で、2010年以降の給与を50億円少なく申告した由。日産1社だけのことで、他にもルノーと三菱自動車の会長を兼ねているため、収入はさらに巨額。そのうえ社内で不正経理を指示したとか、子会社に命じて外国に4つの住宅を用意させたとも言う。 巨額の赤字を抱えた日産を救った大恩人の彼が、そんな大それたことをしてたとはねえ。逮捕は日産の幹部と東京地検との「司法取引」で実現したことで、かなり以前から裏付けの調査が進んでいたと言う。前半は「大恩人」だった人が、後半は「大悪人」に変身した訳だ。それにしても人間の欲の深さには驚きを禁じ得ない。さて日産、ルノー、三菱自動車の将来はどうなる。早速日産の株価は下落したが。
2018.11.24
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~不法移民の是非~ 当初は150名ほどの集団が、今では6500名ほどの大集団になった。歩きながら彼らが向かうのはメキシコとアメリカの国境。そこから何とかアメリカに潜り込み、あわよくば何らかの職と収入を得たいと言うのが彼らの希望。だがそうそう首尾よくは行かないだろう。なぜならその国には不法移民にとても厳しい大統領がいるからだ。それに国境には高い塀もあれば、不法移民を取り締まる係官も待っている。 発端はホンジュラスから歩き始めた人たち。これにエルサルバドルやグアテマラやメキシコからの人々も加わった。ホンジュラスはとても治安が悪く、生活も苦しいようだ。自分たちの命を守り、貧困から脱出するために4千kmも先のアメリカを目指した由。これ以前にはコスタリカから約5千kmも歩いてアメリカへ到達した難民もいたと言うから驚く。 グアテマラもホンジュラスに輪をかけた貧困の国。職の無い若者たちはギャング団に入り、その抗争で毎年大勢の若者たちが死んで行く。先日は日本人の宗教関係者が強盗に襲われて殺されたばかり。26歳の女性で、フルートやピアノに秀でた美人だった。貧困から荒む市民を宗教の力で救おうとしたのだろうが、その尊い志も通じなかったようだ。もう1人の重傷を負った女性が助かったのがせめてもの慰めか。 この人が大統領になった時、「メキシコとの国境に壁を作る」と言ったのが忘れられない。そんなことが本当に可能なのだろうか。国境線は長く、しかも海や川、砂漠や高山まであるのだから。先日行われた中間選挙では、下院は民主党が過半数を奪還した。それを知った移動中の移民たちは大喜びをしたと言う。だが大統領はこの難民を受け入れない書類にサインし、5600人の軍隊を国境へ派遣すると言明した。 現在アメリカ国内にいる不法移民は1100万人に上る由。彼らは米市民が嫌う、低賃金の過酷な労働の主要な担い手なのだそうだ。そこで生まれた子供はアメリカの市民権が得られるが、不法移民は見つかり次第出身国に返還されるのが現実だ。白人でアングロサクソン出身でプロテスタント。いわゆWASPが中心だった時代は過去のものとなり、アメリカの多民族化はますます進んでいるようだ。 かつてシリア難民のヨーロッパへの脱出が問題になった。200万人もの難民が故国を捨て、危険なゴムボートでギリシャの島を目指した。そこからギリシャ本国へ渡り、自分達を受け入れてくれる国を目指して歩いたのだ。数千kmにも及ぶ、当てのない旅だった。その後、大量の難民を受け入れたドイツのメルケル首相は国民の支持を失い、他の国でも移民への風当たりは強くなった。 翻って日本はどうだろう。ほぼ単一民族で他国と国境を接していない我が国。侵略された歴史もなく、極端な貧富の差もない。そして治安の良さは世界有数。だから難民や不法移民問題の深刻さは、到底理解出来ないように思う。アメリカへ向かう7千人近い人々の前途は、今後どうなるのだろう。
2018.11.13
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~人間・おごれる動物の群像~ ハロウィンのバカ騒ぎでは、軽トラが渋谷の交差点で若者たちにひっくり返された。それも連日。かと思えば終わった翌日の早朝から、ボランティアが一斉にゴミ掃除を始めた。美談に聞こえるが、本来は汚した本人が掃除すべきこと。そんなことに気づかない人間が増えた。 ハロウィンで思い出すのは、何年か前日本人の高校生が留学先のアメリカでハロウィンの夜、間違って見知らぬ人の庭に入ってしまい、銃で撃たれて死んだ事件があった。日本では考えられないことが、銃社会では起きると言う現実に驚く。 貴ノ岩が元横綱日馬富士を相手に訴えた民事訴訟を取り下げた。理由は故国のモンゴルでのバッシングが酷いこと。貴ノ岩の兄弟たちは、家から一歩も出られないほどの迫害を受けている由。郷土の誇りである横綱を引退させた上、さらにお金まで要求してるとの国民の怒りだ。 相撲も国技ではなくなった。正義の中身が日本とモンゴルとでは、全く異なるのだ。相手の国の文化を尊重するのではなく、自らの価値観を相手の国でも貫こうとする。退職した貴乃花はその犠牲者みたいなもの。いくらモンゴル人力士が強いとは言え、誤解を解かない限り今後も問題が起きそうだ。 韓国を訪問予定だったイヴァンカさんがドタキャンした。前回も彼女は訪問予定の韓国へ寄らず、日本からアメリカへ帰国した。個人の旅行ではない。彼女は大統領の補佐官なのだ。父親のトランプさんが、韓国を快く思ってない表れとも言えるし、特段急用が出来たとも思えない。それほど現在の韓国は、北朝鮮にベッタリ状態に陥っている。 その韓国の裁判所が、戦争当時の徴用工への補償裁判で原告勝訴の判決を出した。この問題は既に両国の協定締結で解決済み。個々人への補償を申し出た日本に対し、それは韓国政府が行うと言うことで大金を支払った。不可逆的かつ最後の合意であったのだ。ところがあの国はとかく「ゴール」を動かす。今回の訴人も本当の徴用工ではないようだ。元慰安婦でない人が原告団に入っていたこともあった。 当時、体格の良い朝鮮半島出身者は、日本人の労働者よりも高給をもらっていたのが真相。それに引かれて不法に入国した半島人もいたようだし、第一強制労働ではなく、自己申告制での採用だった由。今回の結果を不服とした日本政府は、今後あらゆる手段を用いて我が国に非がないことを世界に訴える由。先刻の海上自衛隊の隊旗問題なども含め、韓国は近代的な法治国家でなはく、情治国家と呼ばれる所以だ。 フリージャーナリストの安田さんが、シリアから帰国後初めての会見を開いた。彼に対する評価は様々だった由。勇気を称える意見もあれば、逆の意見も多かったそうだ。それはかつて彼が、紛争地に乗り込むのは自己責任と強調したり、アラブ人を貶める発言や、日本政府に対して激しい批判を行っていたことが原因らしい。それが政府を始め、さまざまな人に迷惑をかけたと言うのがその理由だ。 フェイクニュースばやりの昨今では、真実が不透明。アメリカとの関税戦争で弱った中国が、最近手のひらを反し日本にすり寄って来る。中国も朝鮮半島も、穏やかに政権交代した国家など皆無。力で奪って歴史を塗り替える。だから「嘘」は「戦略」なのだ。辺野古では中止していた拡張工事が再開する模様。狡猾な中国や朝鮮半島の思惑などくそくらえ。自分の国は自分で守るくらいの気概がなくちゃね。
2018.11.03
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~個人と国家~ サウジアラビアのジャーナリストがトルコのイスタンブールで殺害された。殺人の現場はサウジの領事館内。トルコ政府がその証拠を次々に示している。事件の背後にはサウジの皇太子がいるらしい。最初は口を噤んでいたサウジの政府も、関与を認め始めた。皇太子は石油に頼る政策から、ITや自然エネルギーの活用に切り替えるなど、近代化を図っていた由。 急過ぎる改革に反対者が出ると、皇太子はそれらの者を次々に拘束した。その中には10名以上の王子がおり、殺されたジャーナリストも反対の立場だったそうだ。領事館に赴いたのは結婚の届をするためだが、彼は生きたまま殺されたと言う。補足すれば、自動車事故でパリで亡くなったダイアナ妃と共に死んだサウジの大金持ちが、今回殺されたジャーナリストの従兄弟と言う驚き。 シリアの過激派に拘束されていた日本人ジャ-ナリスト安田純平氏が解放され、トルコ国内で保護されている由。取材のためにISとコンタクトを取ろうとして捕まってから3年4か月。もうダメかと思っていたのだが、日本政府は引き続き周辺諸国へ働きかけ、その助力もあって今回の釈放となった由。奥さんがMYUさんと言う音楽家であることを今回知った。でも今後危険な行為はして欲しくないねえ。 イギリスのメイ首相が困惑している。EUからの離脱の件だ。もし離脱となると、まだ支払っていない負担金の問題に加え、今後は貿易と関税、交通、人の往来などに大きな混乱が生じるそうだ。さらに北アイルランドでは、隣の国アイルランドからの電力が届かなくなるとか。目下7人の閣僚がメイ首相の指示に従わない由。国民投票やり直しの声もあり、完全な離脱までにはさらなる困難が予想される。 トランプさんの動向も気がかりだ。年内に行われる予定の米朝首脳会談が、どうやら来年に持ち越される模様。そしてロシアと締結したINF条約、つまり核兵器削減協定を一方的に破棄すると宣言した。前者は北朝鮮の核放棄がなかなか明確にならないことに危惧を抱いたのだろうし、後者はロシアの軍備の不透明性を疑ったのだと思う。もちろんロシアはそのことを、強く否定はしているが。 だが本当の狙いは中国らしい。東シナ海や南シナ海での実力行使しかり、毎年度の軍事費増額しかり。「一帯一路計画」による海外進出が如実となった現在、これ以上手をこまねいてばかりはいられないと考えたのだろう。もちろん迫り来る「中間選挙対策」でもある。どうしても国民に「強いアメリカ」を見せ続ける必要があるのだ。命の尊さは個々人に関わらず、国の威信とも強く関わっている。
2018.10.26
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~いま話題の日本人と言えば~ この男が捕まった。名前は知らない。いや調べれば分かるが、あえて調べてはいない。罪状も良くは知らないが、大阪府の富田林警察署から逃走した例の男である。弁護士との接見後、部屋のアクリルドアを蹴破って逃げ、40数日間も捕まらなかったのだが、山口県で犯した万引きで身元が分かった。何と逃走中に奪ったお金で服装を整え、自転車旅行を装っていたのだ。それもある男性との2人組で。 「一代横綱貴乃花部屋」が消滅した。彼が育てた弟子たちは、かつて同じ部屋の兄弟子だった千賀ノ浦親方のいる「千賀ノ浦部屋」に移籍。いずれも相撲協会が正式に認めた。貴乃花の一途な性格が災いしたとは言え、同協会の頑なな姿勢は今後大きな論議を呼びそうだ。これではまるで姑が嫁をいびって家から追い出した形。後味が悪く、後世まで悪評が語り継がれることになりそうだ。 大リーグLAエンゼルスの大谷投手が「トミー手術」に成功した由。話題の「二刀流」を引っ提げて今季大リーグに進出した彼だが、早速利き腕の肘を傷めた。投手としては4勝を挙げ、打者としては20本のホームランを打って新人王候補となっているが、これで来季の投球は無理となり、打者1本で行くことになる予定。監督も交代するようだが、早く回復して再び活躍する姿を見たいものだ。 第4次安倍改造内閣の骨格が決まった。閣僚19人中12人が新任で、これは安倍内閣としては最多の記録の由。残念ながら沖縄県知事選挙では推薦候補が破れ、出鼻を挫かれた形だが、流動する国際、国内情勢にしっかり対応してほしいと願っている。「モリカケ」など本来些末な問題を針小棒大に報道されて腐っているだろうが、任期の最後まで全力を尽くして頑張ってほしいと願っている。 今年もノーベル賞の発表は医学生理学賞から始まった。その受賞者に早速日本人科学者の名が挙がったことを喜びたい。京都大学特別教授の本庶佑(ほんじょ・たすく)氏がその人。受賞の対象はがんの治療薬であるオプジーボの実用化で、これはがんの免疫療法に道を開いたことを意味する。この薬によって、2万人以上の患者が、死から逃れることが出来た由。 ノーベル賞のメダル 氏は京都府の出身だが、父親の転勤で高校時代までを山口県で過ごした。京都大学医学部に進学し、卒業後は同大学院で学び医学博士号と医師資格を取得。一時アメリカへ留学し、幾つかの研究所で研鑽を積んだ。帰国後は京都大学、大阪大学などで勤務し、一時は弘前大学教授をも併任していた。また国立大学だけでなく、静岡県立大学などでも要職にあり、現在も財団の理事長などを務めている。 専門は免疫学。基礎医学出身だけに辛抱強く、滅多に信用しない性格らしい。小保方さんが問題とされた世界的な科学雑誌ですら、学術論文として信用出来るのはその10分の1と話していた。その一方で若い研究者を育て、賞の基となった「PD-1細胞」の発見も、彼らの研究によるところが大きい由。こよなくゴルフを愛し、麻雀も強いそうだ。まさに天は彼に、二物も三物も与えたようだ。 さて、イギリスの機関が毎年実施している「世界の大学」の上位200位までに入った日本の大学は、東大と京大のみ。一方中国は清華大学など3機関が日本より上位にランクされた。研究費、主要な学術誌に発表した論文数、その引用度数などが基礎値だろうが、学術支援体制のじり貧状態が明白。資源の乏しい我が国では学術の振興こそが国家の生命線なのに、文科省の現状では何とも心許ない。
2018.10.03
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~列島で生きるために~ 台風24号が日本列島を縦断している。関空は滑走路を2本とも閉鎖し、JR各社は新幹線や在来線をを止めた。沖縄では期日前投票がこれまでの倍もあったし、一部の離島では投票日を早めた。それにしても今年は災害の多い年だった。地震に大雨、そして台風と酷暑。暑さ寒さに弱くなった年寄りには、何とも厳しい現実だ。私は物干竿を外し、1階のシャッターを全部下ろして就寝した。 貴乃花親方が引退すると言う。貴ノ岩傷害事件から始まり、3か月で5階級も降格された彼にとっては、天国から地獄への日々だったろう。「相撲協会」と言う「ムラ」を守るため「生贄」になった犠牲者。私は彼をそう見ている。現役当時から「ガチンコ」だった彼は、決して妥協しない。ところが現実の相撲界は、昔から「裏取引」が横行する世界。大鵬や北の湖理事長に可愛がられたのも、ガチンコだったからだ。 相撲界は「私怨」が渦巻く世界でもある。妬みや嫉みが横行し、金で票を買い、白星を買う「慣行」が幅を利かせて来た。親方の父、初代貴ノ花も潔癖で孤高な人だった。土俵で戦うため、他の部屋の力士とは交わらず、まして「モンゴル協定」などは論外。その孤独な性格も誤解を生んだのだろうが、未だに「一門制度」で縛る古い感覚には驚く。こんな不明朗な協会はさっさと解体すべきと、私は憤っている。 国連総会でのトランプさんの演説が世界の首脳の失笑を買った。例の「アメリカファースト」を諫めたのだろう。色んな考えはあろうが、中国から非難される理由はない。あれだけ国内の少数民族を抑圧し、南シナ海に要塞を築き、「一帯一路」の経済援助で弱小国家を篭絡し、アフリカなどを援助して安保理の常任理事国の座に就いた国。あの文化大革命で、一体どれだけ自国民を虐殺したのか。 トランプさんは目下中国を相手に、猛烈な「貿易戦争」を戦っている。対中国の貿易赤字が巨額なのも原因だが、同時に中国の不正を追及しているのだ。中国へ進出した企業が否応なしに最新技術の供与を迫られる。さらに最近では、サイバー攻撃によって企業の生命線である特許情報や技術機密を盗んでいる由。中国が世界2位の経済大国になれたのは、そのためと言っても過言ではない。 トランプさんは北との2回目の会談を決めたようだ。南北首脳会談で北は窮状を南に訴え、南はそれをトランプさんに伝えた。だが北に対する経済制裁は、核の放棄まで継続するとトランプさんは言う。そのせいでミサイルの発射もなくなった。「口だけノーベル平和賞」のオバマさんと比べて、立派だと思う人はいないのだろうか。そのアメリカと日本は、目下貿易と関税について交渉を続けている。 私は普天間基地の存続は危険だと思っている。市街地があまりにも基地に接近したことと、施設の老朽化が理由だ。移転先の辺野古は既存の基地の拡張なのだが、前知事は「新基地」と呼んだ。県が出した認可を同じ県が取り消す不可解さ。こんな状態では国と国、国と県の信頼関係も損なわれる。地元2紙の偏った報道が県民感情を煽る異常な風土だが、弔い合戦が実って残念。県と国との闘争はさらに激化しそうだ。 沖縄は島だが、沖縄で「シマ」と言うのは「集落」のこと。その「シマ」の利害が最優先するのが沖縄の現実だ。与那国島に自衛隊基地を作る際、島の住民は1戸当たり1500万円を国に求めた。そんな暴論が通る訳がないのだが、沖縄の常識は日本の非常識。基地を拒む一方で、巨額な予算配分だけは要求する沖縄。その様子を眺め、さらなる「沖縄乗っ取り策」を図る中国。今回の結果にもほくそ笑んでいるはずだ。 朝ドラ『半分、青い。』が終わった。同じ日に同じ病院で生まれた鈴愛と律。紆余曲折はあったけど、その40数年後にようやく結ばれた2人。「僕で良いの?」と肩を抱きながら尋ねる律に、「律じゃないとダメなの」と答える鈴愛。18歳の女優が演じた1人の女性の半生は、決して軽い物ではなかったはず。ムラの束縛にもシマの掟にも負けなかった2人の前途に幸多かれと祈り、素敵な結末に拍手を送りたい。
2018.10.01
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~ああ災害~ 今年の夏は猛暑に次ぐ猛暑。それが治まったかと思えば大雨もあり、台風が次々と日本列島を襲ったことにも驚きを禁じ得なかった。そしてその極みが台風21号。徳島県南部に上陸後兵庫県南部に再上陸し、日本海へ抜けて温帯性低気圧に変わったものの、その甚大な被害に目を疑った。中でも関空は大変な被害。滑走路は水没し、タンカーが衝突して連絡橋が破壊され、空港が孤立。前代未聞の出来事だった。 <風雨に霞む関西国際空港> 陸の孤島ならぬ海の孤島となった関空には、8千人の旅行客と職員が閉じ込められ、脱出するまでに丸1日を要した。滑走路への浸水は解決しても、今後連絡橋の復旧工事には半年間はかかりそう。やはり人工島の空港建設には問題があったのか。そんな疑いすら生じる。将来南海大地震が発生したら、被害はもっと甚大になるのではないか。それが杞憂であることを願うばかりだ。 北海道での大地震発生のニュースにも驚いた。これまでは震災発生の恐れも特段論議されてなかったはず。だから突然の災害との印象は拭えない。札幌などでは大規模な液状化現象が起きた。元々が泥炭地と言う地学的な要素もあったのだろう。そして震源地に近い地方では、大規模な土砂崩れが発生。これまでの緑豊かな山々が、震度7の強い揺れでこんな無残な姿になったことにビックリだ。 それよりも驚いたのが、全道規模での停電。震源地に近い発電所が機能を停止したのは分かるとしても、ブラックアウトにより全ての発電所が停止した由。本来は発電所を守るためのシステムが、三百数十万世帯を停電させるとはねえ。幸い他の回路を使って翌日には4割方復旧したようだ。災害列島日本ではあるが、さらなる防災研究の進展を切に願う。そして、台風と震災の犠牲者の冥福を祈りたい。 その震災を受けた札幌のたくちゃんさんから、昨夜コメントがあった。震災後停電があり、棚の物品が散乱したものの命に別状はなかったとのこと。そして翌日には早くから息子さんが訪ねてくれた由。さぞかし不安だったろうし、一人で怖かったに違いない。おまけにブログを更新されて、無事であることを知らされていた。良かった良かった。嬉しい嬉しい。ブログ友の無事を心から喜んでいる。 大リーグエンゼルスの大谷選手が大記録を打ち立てた。1年目の日本人選手の放ったホームラン記録の18本に並んだのだ。彼は肘の故障で今季前半から休場していた。それにも関わらず、この記録とはビックリ。しかもこれに要したイニング数がこれまでの最低。それが祟ったのかは不明だが、今回肘の故障個所が新たに見つかった。二刀流はかくも過酷なのか、それとも超人大谷が再び蘇るのか注目したい。 その大谷選手が本日19本目のホームランを打った由。日本人の新人選手としては新記録達成です。しかも肘の怪我が発表された直後ですからビックリ。やはり超人かもねえ。 日本の体操界が泥沼化している。速見元コーチを暴力問題で謹慎させたところ、宮川選手は逆に塚原夫妻のパワハラを提訴。連日ワイドショウを賑わす結果となった。それぞれに会見してインタビューを受け、協会は第三者委員会の設置を決めた。塚原夫妻の朝日生命体操クラブと日体大グループの対立が根底にあり、塚原、具志堅両副会長の反目へ広がった感じだが、今後どう終結するのだろうか。 先日退会した団体の仲間から電話があった。支払った会費を月割りで返却する由。私がことの真相を話すと大層驚いていた。入会後間もない私が、臆することなく作品の講評をすることに喝采を送っていたと言う。それに私が問題視した人は会の代表でも、指導者でもないとのこと。これにはビックリ仰天。なぜそんな立場の人が、トンチンカンな添削をするのだろう。私が抱いた違和感は、間違っていなかったのだ。 <台風21号の目> まさか初心者の私に共鳴者がいたとは。その方たちも長年我慢して来られた由。入会後半年の私が、ことの本質を簡単に見破ったようだ。日頃の言動や作品で、作者の人格や教養が分かる。言葉は決して嘘をつかない。その人にとって私は台風の目。きっと本当のことを言う邪魔な存在だったのだろう。だが今回真実が明らかになり、私は救われた。人間界にも、まだ少しは望みがあるみたいで嬉しい。
2018.09.08
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~人間の研究~ 東京都の小池知事が安全宣言を出したな。一体今頃何の安全宣言? ほらあれじゃよ、豊洲市場。ああ、すっかり忘れていた。暫くニュースにもならなかったしなあ。で、放置してた間に使ったお金は数百億円とか。うむ。移転延期補償や、豊洲の維持管理が主らしいが、「ワイズ・スペンディング」が聞いて呆れるのう。人気取りやマスコミ受けばかり狙ってると、そんなことになるんですねえ。 日大の田中理事長、とうとう謝罪表明をしたんですってね。したことはしたが、あれは日大のHPでだよ。しかも心からの謝罪とは到底思えないような内容だ。そうか。アメフト関東学連の怒りももっともですね。とうとう日大の今季出場はダメになった。ああ、もっと早くから田中さんが表に出て、心からの謝罪と日大改革を自ら表明してたらなあ。学生の就職や来年の受験にも影響が出そうですねえ。 イランがホルムズ海峡封鎖の動きに出そうですって。ああ、イランへの経済制裁解除から、トランプさんが抜け出したせいだよ。そのお陰で、今イランの経済はガタガタなのさ。自動車部品の純度の高い鉄などは皆輸入に頼ってる。それが70%も価格が上昇したらしい。困りますよね、それじゃ。国民が怒って政府を追及し始めた。あの厳格なイスラム国家が、政府を批判とはねえ。さて、今後どうなるかのう。 さて、8月7日は広島への原爆投下の日。うん、俺も早朝からテレビで式典を観てた。小学生代表の誓いが良かったですねえ。うむ、あれには泣けたな。何せ6年生が必死に覚えたセリフを観衆の前で述べただけでなく、「平和の語り部」になると誓ったんだからのう。それにしても驚きました。ああ、安倍総理の挨拶のさ中、反対の声がスピーカーから聞こえた。いくら民主主義国家でもあれはない。ボクもそう思います。 ボクはその夜ドラマを観ました。ほう、お前がねえ。それでどんな?『夕凪の街 桜の国2018』てんですがね。ああ、こうの史代の代表作のドラマ化だな。知ってたんですか。うむ、実は俺も観ていた。凄かったですねえ、広島の原爆。ああ、投下されて10年後の悲劇だったな。可哀想でした。直接原爆で死んだ人も多かったが、後で原爆症の症状が出た人も多かったようだ。 被爆を隠してた人も多かったんですねえ。うむ。放射能被爆の影響は恐ろしい。それに当時はどんな影響が出るかも分かってなかったんでしょ。そうさ。アメリカのABCCが調査していたが隠していた。体内被曝の問題もありましたね。だから結婚も出来ないと諦めた人も多かったのさ。残酷ですねえ、原爆って。それが分かっていても捨て切れないのが人間って言うことだ。まさに業ですね。 話は変わりますが、甲子園の戦いが凄いですねえ。ああ、今年は100回の記念大会だしな。先日なんか初めての方式で戦ったんだって。うむ。北北海道代表の旭川大高と長野の佐久長聖だね。延長12回でも決着がつかず。初めて「タイブレーク方式」が適用された。で、結果は。うむ。終始押していた旭川だが。負けたんですね。残念ながらその日、北海道は2校ともなあ。あらまあ残念。 ところで『西郷どん』に新たな展開があったみたいですが。そうなんじゃ。西郷どんがついに3度目の結婚をする。で、そのお相手は。幼馴染の糸さんじゃよ。離縁されて実家に帰っとる。ほほう、これは楽しみですねえ。 ふふふ。『半分、青い。』でも変化があったぞ。鈴愛さんが離婚したんですよね。うむ。それで故郷の「ふくろう町」に戻って、幼馴染の律と再会するんじゃ。こちらも幼馴染とねえ。さて、果たしてこれからどうなるかじゃ。そう言えばこのアジサイも・・。うむ。「半分、青い」。 当ブログのアクセス数が8月7日(火)の朝7時半ごろ、キリ番の1111111に達しました。自分もそれを狙っていたのですが、残念ながら1番違いで記念の番号を踏めませんでした。この場をお借りし、日頃のご愛顧に心から感謝申し上げます。併せてこれからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
2018.08.08
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~存在と認識~ 猛暑と言うか酷暑が席巻している。仙台では気象台開設以来である37度3分の新記録が出たし、日本の各地が炎熱地獄で苦しんでいる。世界に目を向けても、自然発火による山火事が各地で続出。何と普段は冷涼なスカンジナビア半島でも発生と言うから驚く。北極圏のスピッツベルゲン(ノルウェー領)では、シロクマが観光客を襲った由。きっと地球が悲鳴を上げているのだろう。 ラオスの新造ダムが決壊した。原因は想定以上の雨量によるとされるが、どうも人災の疑いが強い。建設を請け負ったのは韓国の企業。価格も安く、工期をかなり短縮してラオス政府から数百億円のボーナスが支給されたばかり。だが、手抜きによる危険性が懸念されていた由。事故の数日前からダムが沈下し始め、韓国人技術者は一早く逃亡。死者、行方不明者は百数十名。下流のカンボジアでも影響が出ていると聞く。事故の影響は深刻で、ラオス政府は徹底的な原因追求を始めるようだ。 文部科学省の幹部が立て続けに逮捕された。子弟の合格と引き換えに大学へ便宜を図った者。外郭団体へ出向中に特定の業者から賄賂をもらい、便宜を図った者、大学に出向中資金を流用した者など悪質極まりない。さらに事務次官まで警察の事情聴取を受けた由。野党議員の「政策顧問」の民間人が、国会や中央官庁でロビー活動していることも判明。一方財務省は欠員の事務次官を、この度ようやく任命。 文部科学省首脳の異常性については、昨年指摘した。前川前事務次官はその典型。だが、全国紙やマスコミの一部は糾弾すらしなかった。加計学園に関する文科省の対応も疑問。獣医学部の新設阻止は日本獣医師会の願望であり、野党はそこから寄付を受け、文科省もその意向で動いた。自らの既得権限と利益が一致するためだ。安倍総理は蛮勇を奮って弊害を打破したのに、国民の大半が批判に廻った。 日本ボクシング協会が揺れている。日本大相撲協会から始まった騒動は、日本レスリング協会、日大アメフト部と関東大学アメフト連盟、そしてボクシングへと波及した。結局日本のスポーツ組織には、まだまだ不明瞭な部分が隠れているのだろう。「東京オリンピック」、「パラリンピック」が迫った今でも、スポーツ団体は旧態依然、かつ非民主的だ。改革と自助努力で膿を出し切れと叫びたい。 沖縄県知事が再び提訴に踏み切る模様。辺野古移転工事の阻止だ。「いい加減にしろ」と言いたい。本件は既に福岡高裁で国の勝訴が確定済み。今尖閣の接続領域には中国の「病院船」が出入りし、東シナ海の我が国のEEZ内では、中国の艦船が地下資源の探査活動を行っている。前者は中国漁民が遭難した際の救助を口実に、そして後者は「早い者勝ち」の論理の元に。これに怒って行動しない理由は何なのか。 毎年この時期になると、平和に関する論議が活発化する。「日本は平和国家」。「原爆は不要」。「世界平和は話し合いで」。「戦争放棄」云々。それは良いとして、では一体誰が日本を守るのだろう。自分が守れなければ自衛隊にお願いするしかないし、自衛隊が守り切れない部分は、アメリカに頼らざるを得ない。子供でも分かる単純な論理を理解出来ない日本人の、何と多いことか。 8月の短歌の会で、自作のトマトを暑中見舞い代わりに配った。会は例によって一作品ずつの講評。オブザーバーのお婆さんの作品が最後になった。皆の論評の後、私が言った。「これは彼女だけこの場に来れない淋しさを詠った歌だ」と。「あっ」と小さな声が周囲から漏れた。これまで何十年も歌を詠んで来た先輩たちが、なぜ歌に託された心を読めないのか。歌は決して技術だけではないと思うのだが。 最高気温が出た翌日、私は終日家に籠っていた。睡眠不足と体調不良を感じたためだ。居間のクーラーを点けたままで台所に立つ。先ずは梅干しの後始末。梅酢、シソの葉を瓶に入れ、3日間干されて縮んだ梅の実を丁寧に戻す。これだけ真剣に梅干しを作ったことはこれまでなかった。この貴重な一品が、私の健康を守ってくれると信じてやまない。 次に作ったのがカレー。材料はジャガイモ、ニンジン、玉ネギ、ピーマン、そして豚肉。ルーは3個。ジャガイモなどは予め圧力釜で煮るため、短時間で完成。次にゴーヤの佃煮作り。レシピを忘れたため調味料は醤油、出汁醤油、味醂、砂糖、胡麻油、酢を目分量で。フライパンで煎り直す際に、梅酒の「梅」2個分を擦って入れたら濃厚な味になった。トマトジュースは3度目で、すっかり慣れた。
2018.08.04
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~つましい食事を背景に~ イワシ 17回連載のシリーズ物を書いているうちに、世の中がどんどん進んでしまった。そして最近は猛暑の連続だ。これは変。どう考えても梅雨が明けた感じなのだが、なぜ宣言が出ないのだろう。そんな風に思っていたのだが、昨日ようやく宣言がたようだ。さて旅日記を書いていた17日間に、取り上げたいと思っていたニュースを拾ってみよう。 ワラビ 古くなったが、羽生結弦さんの国民栄誉賞受賞時の言葉が忘れられない。記念品を辞退したが、その理由が泣かせる。この賞は国民の皆さんと一緒に戴いたもの。従って私だけが記念品を戴く訳には行かない。確か彼はそんな風に話したと記憶している。まだ二十代半ばの青年の言葉とはとても思えない。あの一見華奢な体で勝ち取った金メダル同様、あの言葉にもずっしりとした重みを感じたのだが。 <トマトとズッキーニのミルク煮=創作> サッカーW杯にも痺れた。決勝トーナメントの緒戦の相手はベルギー。世界ランクは一桁台の強国を相手に、2点先取した時には正直言って驚いた。結局日本はあのまま攻め続けて逆転負けしたが、他の戦略はなかったのかどうか。あれはどれだけ選手たちが修羅場を踏んでるかの差が出たのだと思う。悔しい思いをしただけ、選手たちが成長したことを信じたい。 万願寺唐辛子 タイの洞窟にサッカー少年12人とコーチが閉じ込められた。洞窟に大雨が侵入して奥に追い詰められで出られなくなったのだ。発見されたのが10日目。救出にはさらに数日かかった。何せ洞窟が入り組んでいる上に、彼らが逃げ込んだのは5kmも奥。大量の酸素ボンベや潜水具、そして食料を運び込むのにも大変な苦労があったはず。献身的な活動のお陰で全員が救助された一方、救助隊の1名が命を落とされた。 オウム真理教首脳の死刑囚のうち7名が過日死刑を執行された。あの恐怖の事件から既に20年を経過し、オウム真理教は解体された。だがあれだけの犠牲者を出して起きながら、首謀者の麻原彰晃こと松本某は刑務所内で生き続けていた。精神異常を装いながら。大量執行に対する反対もあるだろうが、当然と言えば当然の結果ではある。しかし宗教団体が殺人を犯すとは。それもとてつもない凶悪な手段で。 卵焼き 大雨による被害が甚大だった。被害地が広範囲にわたり、多数の死者が各県で出た。まさに異常とも思える降雨量。中には避難勧告が間に合わなかった箇所もあったようだ。そして皮肉なことには、決壊を避けるために行ったダムの放流で死者が出た。これだけ技術が発達した現代日本においても、なお大規模な災害が簡単に起こることを今回の事故が示した。心からご冥福を祈り、お見舞いを申し上げたい。 野菜炒め 先日中学生の大リーガーが誕生した。大阪の結城海斗君がその人。高校には進学せず、直接大リーグに行く道を選んだ由。身長は190cm近くあり、140km超級のストレートを投げる由。ダルビッシュ2世と呼ばれる彼はロイヤルズとマイナー契約を交わした。その大リーグでは、エンゼルスの大谷選手が怪我から復帰し、先ずは打者として登場。早速ホームランをかっ飛ばした。まさにアッパレだ。 塩鮭 大相撲夏場所は波乱続き。初日から休場した稀勢の里は連続8場所休場の異常事態で、次の場所は確実に進退を問われよう。ところが白鵬と鶴竜の両横綱までが怪我で途中休場となり、さらに新大関の栃ノ心までが休場する羽目に。他の2大関も元気がないし、今場所は一体どうなるんだろう。関脇の御嶽海が1人10連勝と頑張っているけど、本当はまたとない優勝のチャンスなんだよね。
2018.07.18
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~天災は忘れた頃にやって来る~ 群馬県で震度5の地震があった翌日、大阪で震度6弱の大地震が発生した。震源地は高槻市。4名の死者と多数の負傷者が出た今回の地震は、「有馬ー高槻断層帯」が原因の可能性が高いようだ。交通網や各種のインフラが寸断し、大混乱に陥った関西圏。私も高槻市に住んでいたことがあり、事故が起きた小学校の場所を確認した。阪神・淡路大震災でも大きな被害があったこの地区。被害が広がらないことを祈りたい。 <東京電力福島原発> 東京電力は福島第一原発および第二原発の10基を全て廃炉にすると表明した。東日本大震災による津波で電源を失い、メルトダウンによる放射能汚染で多数の住民が故郷を離れ、除染や補償や防災工事等で多額の社費を費やし、国家予算から多額の資金援助を得て、何とか社業を継続している同社。もし建設時に土地を10mも掘り下げなかったら、未曽有の災害は発生しなかったはず。同社の怠慢が甚大な原発被害を招いたのは明白だ。 死亡した野崎さんの胃から検出された覚せい剤の成分が、愛犬イブの遺体からも検出された由。同じ成分かどうかは別として、これで野崎さんの自殺説は消えた。何故なら彼は愛犬を子供以上に溺愛していたからだ。噂と違い50億円もの財産はなく、精力絶倫でもない由。また脳梗塞の後遺症でビールの栓は開けられず、味覚障害があった可能性が高いそうだ。さて、ビールの栓を開けたのは誰か。さらに謎が深まった。 東北楽天の梨田監督が成績不振の責任を取って辞任した。今シーズンは開幕から全く勝てなかったイーグルス。セパ交流戦でも負け続けて、とうとう借金が20に膨れ上がった所で突然の辞任。後任はまだ30代の若い平石ヘッドコーチが指揮を執ることに。オールスター前だけに、試合はたくさん残っている。ここは開き直って前進するしかない。一試合ごと何とか借金を返して欲しいものだ。 パワハラ問題で日本レスリング協会の全ての役職から外れた栄さん。過日女子レスリングの大会で、至学館大学の監督として試合に臨んだ。試合開始前には、短時間だが謝罪の表明も。だがその数日後、谷岡学長は彼の解任を公表した。理由は謝罪の意思が感じられず、選手の傍に行かず、途中で芸能人と食事に行ったことなどを解任の理由に上げた。当然だろう。本来は弱い人間が天狗になっていた。謙虚さが人を磨くのだが。 いやはや参った。先日水道の蛇口をひねったら、黒い物質が点々と浮かんでいる。これは水質がおかしいと、市の水道局に連絡。業者が来て点検したら、何とパッキングが劣化して水中に融け出した由。近所の業者の見積もりでは、パッキングと栓全体を交換して5万円かかる由。早い家では10年目で出る症状が、我が家は21年持った。昨年から次々に故障する器具類。人間も劣化するから仕方ないねえ。トホホ。
2018.06.19
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< 6月11日分を間違えて公開しましたので、11日分として読み替えてくださいませ。なお10日分は下↓にあります。> 水遣りをしようとして外へ出たら、小雨が降っていた。前日の予報だと夜に降り始める予定が、どうやら早まったみたい。台風5号が北上中。その動きに梅雨前線が刺激され、北上して来たのだろう。その影響で、太平洋側ではかなりの雨が連続して降るとか。大きな被害が出なければ良いが。そう思いつつ古新聞と古雑誌を、町内の集積所まで運んだ。第2日曜日は、資源ゴミの回収日なのだ。 その後、キュウリを2本収穫。これで早くも3本目となった。玉ネギは↑の通り。間もなく収穫の時期を迎える。そうなれば、玉ネギとジャガイモは買わなくて済むようになる。雲南百薬はかなり葉が大きくなり、これまでに2回収穫済み。問題は玉ネギとジャガイモの干し場と保管場所の確保。今年は収穫が多過ぎて、箱が足らなくなるはずだ。梅干しの作り方をネットで検索。今年は新方法で行く予定。 お笑い芸人の好感度1位は、サンドイッチマンなのだとか。へえ~っ、と思う。仙台出身の彼らが、さんまやタモリを抑えてのトップとは大したもの。先だっての高校のクラス会では、伊達みきおの父親が話してくれた。若くて売れなかった当時は苦労の連続で、借金をこしらえた由。親父は銀行マンなんだがねえ。そう言えば、最近彼らの姿をちょくちょくTVで見かけるね。 大リーグエンゼルスの大谷選手が故障者リスト入りをした。オールスター出場の前評判が高かっただけに、この時期の故障は残念だ。故障部位は右ひじの副靱帯損傷。最低でも3週間は戻って来れないようだ。打者と投手の二刀流だけに、チームの嘆きは深い。同じくNYヤンキースの田中投手も故障者リスト入りとなった。こちらはサードから本塁に突っ込む際、足に肉離れが起きた由。彼も好調だっただけに、チームの損失は計り知れない。 その一方、卓球の若き男女が、中国や韓国のライバルを次々に破っている。男子の張本選手に至っては、リオオリンピックの優勝者を破る殊勲。これは東京オリンピックに向けて、ますます楽しみが増えた。テニスのフランスオープンでは、日本の女子ダブルス選手が強敵を破って決勝進出。その決勝でも勝って、何と初優勝する始末。これは日本人初の快挙だったそうな。 ロシアのプーチン氏と会談した安倍首相。北方領土返還の明確な回答は今回もなかった。その北方領土4島へ、ロシアは近々光回線を設置する由。その工事を請け負ったのが、どうやら中国企業と言うから悲しい。領土は返還されず、平和条約も締結されず、ロシアの実効支配はますます強まる気配。おまけに経済援助だけ求められて、工事を施工するのはライバルの中国企業ではねえ。 カナダのケベック州で開催されていたG7が終了した。保護貿易を推進するアメリカへの抵抗は強く、困ったトランプさんは安倍総理へ後始末を頼んだ由。それを受けて、総理は共同声明をまとめ上げた。来年度はG20の年。海洋を汚染するプラスチック製品のマイクロチップ問題のまとめ役も、総理は担うことになるようだ。トランプ氏はG7の終了を待たず、慌ただしくシンガポールへと旅立った。 北の刈り上げ将軍も専用機でシンガポールへと向かった。おんぼろの年代物も、何とか4500kmを飛べるようだ。すったもんだの挙句、当初の予定通りの開催となった米朝のトップ会談。核の完全廃棄まではかなりの年数を要すると、ようやくトランプさんは理解したそうだ。どうなる、今後の東アジアは。どうなる、世界の情勢は。台風5号の進路と同様、会談の行方が気がかりでならない。
2018.06.10
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~ニュースそして私~ タケノコ 日大学長の対応には首を傾げる。先日スポーツ庁に説明に行った際の会見には驚いた。まるで他人事のような口ぶり。以前は理事長より上の立場だったようだが、その後理事長よりも下に位置付けられた由。アメフト部の家族が立ち上がり、改革に乗り出した。今後は大学側と協力しながら、アメフト部の活動を再開出来るよう尽力する由。このままでは学生たちが気の毒。退部した学生もかなり多いようだが。 ブドウ 男子フィギュアスケート羽生結弦選手への国民栄誉賞授賞が決まった。大怪我に打ち克っての平昌五輪での2連勝は、世界に感銘を与えた。これまでの最も若い受賞年齢は、柔道の山下泰弘氏の27歳だったが、それを4歳更新した由。こんなに若い受賞者はもう出ないだろう。彼はIOCの要請により、平昌五輪で使用した手袋を、ローザンヌの五輪博物館に寄贈した由。もちろん永久保存になるだろう。 アカツメクサ 将棋の藤井7段が「棋王戦」予選8組の決勝で勝利し、34名で戦われる本戦への出場が決まった。実は「王座戦」も予選の決勝で勝ち、本戦出場が決定している。この他に「竜王戦」ランキング戦5組も決勝戦が残り、勝てば本戦出場となる。毎回10時間ほどかかる対戦は、高校の授業の合間を縫っての参戦。どれだけ厳しい時間や体力との戦いだろう。そんな中でもあの物静かな態度が不変であることに驚く。 山椒(サンショウ) トランプ氏が一度は撤回した北朝鮮との会談受け入れを表明した。目下当初の予定通り今月12日にシンガポールで開催予定らしい。ただし、今回北がアメリカへ持参した委員長の親書には目を通さなかった由。国務長官に代読させて北の真意を確かめたようだ。1回では結論を出さないこと。北の核兵器撤去は1度ではなく、期間をかけることも了承の意向らしいが、果たして現実はどう動くか注目だ。 カラスノエンドウ 病院へ行った。採血の結果血糖値はかなり下がって、ほとんど基準値に近づいた由。何か運動したかとドクターに問われて、3時間走やジョギングのことを話した。ただし定期的な運動ではなく、薬の影響も大きいのだろう。ドクターには「耳鳴り」を訴えたが、高血圧のせいではなさそう。薬の処方は遠慮し、様子を見ることに。加齢と共に体の不調がどうしても出て来る。特に独り暮らしであればなおさらだ。 イタドリの葉 ブログを読んでいても、最近は加齢と病気の話が目につく。脳梗塞でリハビリ中の友。ガンで入院中の友。胃潰瘍で入院した方などさまざま。中にはブログを休んだか止められた方も。さて今週は高校時代の恩師の米寿祝(1泊)と、大学時代の同級生との飲み会がある。体調が心配だったが、少し好転して来たようだ。それよりも東北楽天が勝てない。とうとう借金が16。交流戦も未勝利のままだ。
2018.06.04
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~揺れる世界~ 過日のカンヌ映画祭において、是枝監督の『万引き家族』がパルムドール賞(最高賞)を受賞した。日本の作品としては21年ぶりの快挙とのこと。是枝裕和監督は東京都出身の55歳。2013年の第66回では『そして父になる』が審査員賞を受賞している。2005年から立命館大学の客員教授、2014年から早稲田大学理工学学術院(大学院)教授を歴任。 私は『そして父になる』を観た。今回の『万引き家族』もそうだが、極めて社会性の強い作品を手掛けているようだ。同作品の日本での封切は6月8日。主演はリリーフランキー、樹木希林、安藤サクラなど。 南北高官会談をすっぽかしたものの、北朝鮮は過日原爆実験場を爆破した。だがこの4時間後、世界はビックリ仰天。何とトランプさんが6月12日の北朝鮮との会談を中止するとの発表を行ったのだ。これを伝え聞いた金正恩も西側の記者も驚愕。会談が予定通り進むとばかり思っていたからだ。一体何がトランプ氏に懸念を抱かせたのか。あの爆破も見かけだけでインチキと言う噂が専らだったが。 実験施設は既にひびが入って使用不能になっていたとか、事前に必要な設備は運び出していたとの説があった。それに欧米の専門家の立ち会いはなく、予め指定された国の限られた記者のみが取材を許され、真実の解明にはほど遠い内容だった。さらにシンガポールでの会談決定後も、北のアメリカに対する罵倒は続いていた。それは明らかに「リビア方式」による核撤去に対する恐怖を物語っていた。 予想しない事態に金委員長は慌てた。そこで急遽板門店で南北会談を開催し、米朝会談開催への意思を世界に発信した。このままでは厳しい経済制裁が続き、実力行使に至ると踏んだのだろう。その態度を見て、トランプ氏も再考する意向を示した。何という息詰まるチキンレース。北はどんな卑劣な手段を使おうとも、自国が生き延びる道を探ってるはず。さて、事態は今後どう進展するのか。 安倍総理はモスクワへ飛んだ。プーチン氏と北方領土について協議するためだが、領土返還への道は極めて厳しい。日本がこの地区への経済協力を行うことは決まったようだが、それ以外は闇の中。ごく最近、色丹島と国後島の空路がロシアの手で開発されたようだし、中国やアメリカなどの資本がこの地区に投下されているのも事実のようだ。そうなるとますます返還の道は厳しくなるのではないか。 そんな折、オランダなど5か国の調査団が調査結果を発表した。ウクライナ国内で起きたマレーシア航空機の撃破事件は、ロシアのミサイル発射が原因との最終結論。今後これが欧米諸国によるロシアへのさらなる経済制裁に繋がるかどうか。世界は大いに揺れ動いている。ザギトワ選手に日本から秋田犬が届けられたのはそんな時。「まさる」はそんなことも知らず、早速新しいご主人の顔をペロペロ舐めたようだが。
2018.05.28
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<猿芝居と人間模様> 一昨日の仙台は30度越えの真夏日だった。体のふらつきを感じたものの、私は走ることを決めた。半袖シャツにランパン。ウルトラ用の帽子にサングラス。手にはスポーツドリンクが入ったペットボトル。午前中だったので多分気温は30度以下だったはず。久しぶりに汗をかき、帰宅後は水風呂に。気持ちの良い水の感触。ただし体重が減ったのは汗のせいで、水分を摂ればまた戻るのが残念だが。 日大の対応がおかしい。例のアメリカンフットボール部が関学との定期戦で見せた異常なタックル。怪我をさせた学生は、責任感に溢れた立派な謝罪会見を行った。だが内田監督と井上コーチの会見は、学生に責任転嫁する卑怯な内容だった。彼らの言い分は、ネットに溢れる動画でことごとく否定されている。それに会見を仕切った司会者の横暴が火に油を注ぎ、遅過ぎる謝罪と要領を得ない対応が日大の品格をさらに落とした。 監督は常務理事で、学内ではナンバー2の要職にあるらしい。コーチはその忠犬で、監督の口利きで教務職員に採用。最初の仕事は監督の煙草を買いに行くことだった由。日大アメフト部を長い間引っ張ったのが篠竹前監督。彼は厳しさもあったが、学生と寝食を共にして育てた人。そのコーチが内田監督だったのだが部員を力で抑え、恐怖政治を強いた。こんな前近代的な手法は、今ではどこも取らないと言う。 怪我をした側の関学の父兄は、日大の対応に怒って警察に被害届を出した。日大の当該選手と監督らの会見を見て選手には減刑嘆願を、監督コーチには厳罰を願い出る所存らしい。それらの動きの後、日大は学長の会見を開いた。この件にはスポーツ庁の長官も乗り出し、所属の関東学連も厳正な処分を言明。日大には危機管理学部があるが、まさに恥の上塗り。関学は日大との定期戦を中止する由。大騒動だ。 拘留中の籠池夫妻が10か月ぶりに釈放された。保釈金1500万円は、家族が工面した模様。早速その夜には大勢の報道陣に対して会見が開かれた。そして開口一番、「安倍総理、総理夫人は真実を話せ」との演説。さらに長期拘留は政治的な謀略だと主張する。驚くべき論理だ。無論数億円の補助金を詐取した自らの犯罪に対する謝罪は全くない。この猿芝居を信じる国民が、果たしてどれだけいるのだろう。
2018.05.27
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~最近のニュースと人物像~ 大河ドラマ『西郷どん』の愛加那(とうま)が気になった。上の写真は撮影用で、ドラマの中ではピリリとした表情の彼女。まさに奄美や沖縄にピッタリだなと直感した。冒頭の音楽の途中で「ああ~」と叫ぶような声が聞こえるが、あれは奄美の民謡の歌い方。 それはさておき、演じているのは二階堂ふみと言う若手女優。気になって調べたら沖縄の那覇出身とのこと。やっぱりなあと思ったが、沖縄の姓に二階堂はない。お父さんが内地の人なのか、二階堂は芸名で、本名が別にあるかは不明。ともあれ彼女に沖縄の風を感じたのも確か。奄美諸島のほとんどは琉球王朝時代に琉球の支配下にあった。それが慶長の出兵で薩摩に奪い返された経緯がある。 エンゼルスの大谷選手がホームランを打った。これで6本目。あれほど彼の二刀流とメジャーをけなしていた張本氏が、最近は評価を変えたようだ。ダルビッシュは今季まだ勝てていない。田中マー君と黒田投手は、それなりに勝ち星を挙げているのが凄い。日本に帰国し中日に移った松坂は、まだ1勝だけで留まっている。 しかし凄い男と言えば将棋の藤井棋士。昨年の今ごろはまだ中学生で4段だったのが、あれよあれよと言う間に昇段し、最年少で7段に昇格する。これは竜王戦のランキング戦5組で好成績を上げたため。加藤一二三氏の記録を61年ぶりに破ったと言うから天才児。これで師匠の杉本7段と並んだが、師は「悔しいと言うより嬉しい」と話す。この師ありてこの弟子ありの良い関係。弛まずにさらなる精進を。 ロシア政府はドイツのある記者のビザ発給を拒否した由。その人とはロシアのドーピング疑惑を暴いたスポーツ担当の記者。彼のスクープによって、ロシアはリオ五輪と平昌五輪への国としての参加が不可能となった経緯がある。ロシア政府はそのことを根に持ち、近くモスクワで開催されるサッカーW杯で仕返しした模様。「江戸の敵は長崎で」か。ロシアの狭い料簡が何とも浅ましい。 浅ましいと言えば北の将軍様も負けてはいない。先日は韓国首脳との会談を突然拒否する行動に出た。しかも6月12日にシンガポールで開催予定の米朝会談もどうなるかは不明とのご託宣。やっぱりなあと思った。核を全て取り上げられる「リビア方式」を嫌って、様子を見ているのだろうとも言われる。原爆実験場を封鎖した話も、あそこは既に限界で内部崩壊が判明していた施設。全ては芝居なのだが。 その将軍様が大連で習国家主席と会ったのは、飛行機を借りるためとも言われる。彼の専用機イリューシン62はロシア製で約50年も前の年代物。シンガポールまでの4500kmを無事往復出来るか怪しいとされる。一旦は承諾した米韓共同演習に関してもいちゃもんをつけた彼。今のところトランプ氏は、核を放棄すれば体制存続は許すとしているが、今後の行く末がどうなるか注目だ。 新潟で凄惨な事件が起き、犯人が逮捕されたがそのことには触れない。日大アメフト部員による悪質な反則。あれは論外と言うしかない。監督は大学の人事部長でもあるので、スポーツの問題に止まらず大学自体の信用問題となろう。結局内田監督は辞任を表明したが、当然だろう。 イチローがコーチとして初めてベンチに入った。貴乃花親方が審判部の一委員として、序二段の取り組みから審判を務めている。「初心に帰って新鮮な気分」と、親方本人が話したそうだが、新たなスタートになることを祈りたい。
2018.05.20
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~朝鮮半島の行方はいかに?~ 全ては平昌から始まった。朝鮮半島の分断国家の片方、北朝鮮がオリンピックへの参加を表明した時からだ。韓国の文大領領も好意的に受け取り、IOCのバッハ会長も快諾して、あっと言う間に流れが出来た。北からは美女応援団などが乗り込み、両国は友好を温めた。そのこと自体をとやかく言う必要はないだろう。たとえそれが、米軍の攻撃を恐れる若き将軍の恐怖から出発したとしても。 そして過日、南北の指導者は板門店の会場で協議した。核の放棄を前提としてのものだが、究極的には休戦中の朝鮮戦争を終結に導く意思まで示した。だが北は、核の放棄とその過程を明確に示していない。また停戦は、国連軍の実質的な担い手である米国の意思を確認してはいない。だが、米朝協議に向けて、北の意思表示の一端と受け止めて良いのかも知れない。 私は今回の動きを、冷ややかに見ていた。北はこれまでも国際的な約束事を何度も破った国。そしてその指導者は伯父や実兄を虐殺した人。核実験、核兵器、化学兵器の開発に狂奔する犯罪国家。それが偽らざる印象だ。かつて拉致被害者の遺骨と偽って、高熱で焼いた他人の骨を日本へ引き渡した国。だが、飢えた人民は生きながら餓死同然の暮し。それも世界の非難と、強硬な経済封鎖を受けた結果だ。 しかし同じ民族同士とは言え、文大統領がよくも胸襟を開いたもの。彼は協議に先立ち、「大らかな気持ちで話し合う」と明言。南北統一を希求してのものだろうが、そこまで北を信用する気持ちが分からない。北は国境線を破り、南への地下トンネルをこれまで4度は掘っているからだ。南の艦船が北の砲撃で撃沈された過去もある。そして脱北者の大半が韓国に逃れて来ていると言うのにだ。 北はこれまでとは全く変わったように感じる。その真意は果たしてどこにあるのだろう。世界を騙して経済封鎖を解き、また核開発にまい進するのではないのか。安倍総理が文大統領に託した、拉致問題と日朝協議についても、北の将軍は了承したようだ。そして強硬なトランプさんの反応も決して悪くない。その一方で、日米首脳の情報交換にぬかりはなさそうだ。 今回の結果を歓迎する韓国国民が多かったようだが、その一方北とは妥協すべきではないとする国民もいた由。60年以上も国が分断し、同じ民族同士が憎しみ合って来たのだから無理もない。南北に別れて暮らす分断家族が多く、文大統領の両親も北朝鮮出身者と言うから、南北統一の願いは案外そんなところから来ているのだろう。 国境の木橋の上に急遽しつらえた小さな丸テーブルで、31も歳が離れたこの2人は一体何を話したのだろう。「これ以上核に拘っていると本当に危険な結果になるよ」と年長の大統領が諭したのであれば嬉しいし、それを北の若者が謙虚に聞き入れたのであればさらに嬉しい。若き将軍のだみ声、いかにも不健康そうな体型、会場を一周した際のふらついた足取りが心配ではあるが。 東アジアに位置する日本国民として、今回の事態に大いなる関心を持っている。犯罪国家が真っ当な国家へ直ちに変身することは困難としても、周囲に迷惑をかけない国家にはなってもらいたい。米朝協議の成功と日朝協議の成立、そして拉致被害者全員の帰国、さらにはアジアの恒久平和を心から願う。今回の事態が北の人民には正確に伝わっていないみたいだが、標準時は早速統一されたそうだ。う~む。
2018.05.01
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~国家と国民性~ 大韓航空の社長の娘が怒って社員にコップの水をかけたとか。その姉は、スチュワーデスのナッツの出し方が悪いとして、滑走路にいた飛行機を空港ビルまで引き返させた人。この姉にしてこの妹あり。韓国財閥の疲弊は今始まったことではない。ロッテの重役も逮捕されたまま。 朴槿恵前大統領への判決が下った。懲役24年と罰金18億円だそうだ。そんな大金をどうやって支払えるのだろう。彼の国では刑務所内も金次第とかで、悠々と暮らせるそうだ。文政権はさらに李明博元大統領の逮捕を狙っている由。政府要人が職を解かれた後に逮捕されるのが韓国の伝統とは驚く。何とか朝鮮を自立させようとした福沢諭吉も、ついにはその国民性にさじを投げた。元々責任転嫁が得意な民族なのだろう。 中国が日本のEEZ圏内の海域でレアアースなどを密かに採掘していたことが判明した。なぜ判ったかと言うと、中国の研究者が学術雑誌に論文を発表したため。あれは何年か前、中国の船が大挙して押し寄せ、貴重な赤サンゴなどを勝手に乱獲したことがあった。あの時にレアアースも盗んだのか。たとえEEZであっても、鉱物資源は最初に発見した国に採掘の権利があるとも聞く。とんでもないことだ。 アメリカが中国に貿易戦争を仕掛けたため、中国は対抗策としてアメリカの大豆に高い関税をかける由。中国の業者がブラジルの大豆を大量に買い付けたため、これが高騰。EUは割高になったブラジル産を嫌って、米国産の大豆の購入に転じた。その方が割安になったためだ。困った中国は、日本に対して経済対話を働きかけ、自由貿易を強化することで一致した模様。中国が自由貿易の推進とは片腹痛い。 アメリカの不満は、中国が知的財産を守らないことにもある。他国の企業が中国に進出する際は、中国企業と合弁し、技術を中国側に引き渡す必要があった。この制度によって中国は最新技術を簡単に獲得し、あっという間に世界第2位の経済大国にのし上がったのだ。これを不正と言わずして何と言うか。中国の経済政策である「一帯一路」も、経済だけでなく軍事力の進出との見方も強いのだ。 アメリカ、イギリス、フランスの3か国が、シリアの化学兵器施設を攻撃し、105発のミサイルで破壊した模様。シリア政府軍は自国の難民に対して、塩素ガスやサリンを使用したとアメリカは主張し、シリアとロシアは使用を否定する。そもそもシリア国内からの化学兵器撤去はロシアの責任で果たしたはず。それが再び使用されたとすれば問題だし、北朝鮮の関与が強く疑われるとも言われている。 だからこそ2回のミサイル攻撃は北朝鮮にとっても恐怖であり、先日金正恩が中国へ表敬訪問せざるを得なかった背景でもあろう。南北協議、米朝協議を前にして、トランプ氏と安倍総理の会談が持たれる。当然話題は作戦会議のはずだ。またTPPへの復帰など、難問も突き付けられるはず。ここは拉致問題の解決も含めて、安倍総理には背水の陣で臨んで欲しいと思う。 ところが日本国内は平和なのである。やれ森友だ、やれ加計だ、やれ財務省が云々と、ワイドショウと一部の報道に引き摺られ、支持率が乱高下している。大阪高検は、公文書の書き換えは捜査しないと明言した。つまり犯罪的な要素がないということなのだが、その報道はない。政治家も行政マンも報道も、全く劣化した日本の現状。そんな様子を北の将軍様は、一体どんな風に見てるんだろうね。
2018.04.18
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