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~行動と評価~ サッカーW杯全日本代表監督のハリルホジッチ氏が電撃解任された。モスクワ大会の2か月前と言う慌ただしさ。解任の理由は成績が上がらなかったことに加え、選手とのコミュニケーションが欠乏していることらしい。解任までに支払う額は8億円に上る由。欧州組は監督の多様で過酷な要求に慣れていると言うが、勝てないのでは意味がない。後任は西野技術委員長。突然のピンチヒッターだが何とか頑張って欲しい。 日本レスリング協会の特別委員会が、かねて調査中だったパワハラ問題に結論を出した。それによれば4つの点で訴えが認められた由。田名部コーチに対するパワハラが2件、伊調選手に対するパワハラが2件。これを受けて栄強化委員長は職を辞し、両氏に謝罪した。特別理事は留任し、パワハラが証明されたにも関わらず志學館大学での監督も継続する由。ただ、内閣府の最終判断はこれからだ。 巡業中の土俵上で挨拶中の市長が倒れた。素早く土俵に上り心臓マッサージを施した女性医療従事者が、場内放送で下ろされたことが問題になった。「女性は土俵から下りてください」は不適切との声。責任者の春日野巡業部長は着替え中で知らなかったと弁解したが、居合わせた市民が撮った画像には、しっかり写っていた。両手をズボンに突っ込み、黙って立っている姿がはっきりと。これが協会の実態とは驚く。 ないと言っていた公文書が出て来た。財務省からだが、近畿財務局と籠池氏との間で交わされた「埋没ゴミ問題」の口裏合わせも明らかになった。国会での答弁は一体何だったのか。防衛省からも関係文書が出て来た。南スーダンでの日報や中東地方でのPKO活動に関する日報も、ないと言っていたにも関わらず芋づる式に出て来た。公務員の倫理観は一体どこへ行ってしまったのだろう。あまりの堕落を嘆く。 それらに比べ、エンゼルスの大谷翔平選手の活躍は爽やかな話題だ。打者としては3試合連続のホームラン。そして投手としては2連続勝利。ついに週間MVPにまで選出されたのだから、「アッパレ!!」だ。やれ1A(日本の3軍)スタートすべきとか、高校生並みの打撃と評価したアメリカの報道陣が、手のひらを返したように賞賛。でも彼の国ではフォローもする由。それにもアッパレと言いたい。
2018.04.11
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~世の中思うようには行かぬもの~ ツーリストに電話して、4月の旅行をキャンセルした。楽しみにしていた福島県で3か所のお花見だが、あんまり桜の開花が早過ぎて、指定日には散ってると判断したためだ。最初は21日だったが、今年の桜前線は早い。それで15日に変更したのだが何と宮城県内でも咲き出し、このままでは散った後の樹を眺めて帰って来る破目になる。こうなったらちょうど良さそうな日に、自分で行くしかないだろうなあ。 市民ランナーの川内優輝選手(埼玉県庁)がギネスの記録を更新した。フルマラソンで2時間20分を切っての完走回数が78回と言う物凄い内容。これは恐らく破れないだろう。さて写真の喜んでる選手は本人ではなく、良く似た芸能人。何とユニフォームはおろか、髪形までそっくりだ。で、右側の笑ってないのが本人。彼に言わせれば、「自分は公務員なので偽物は許せない」のだとか。アッパレな精神だ。 「貴乃乱」が終わった。相撲協会への全面降伏で白旗を掲げた。親方会の臨時総会で、かなりの追求にあった。中には「大相撲協会関係者数百名を路頭に迷わすつもりか」と激怒した親方もいたとか。日馬富士による暴力事件に対する抗議はまだしも、自分の部屋の力士が起こした暴力事件に関して、役員としての勤務を疎かにしたり、協会に無断でTVに出演した責任を問われたのだ。 今後も弟子を育成したいとの思いから、心を入れ替えて勤務すると懇願した親方。親方会が理事会へ厳罰を願うことはしなかったようだが、結果は2階級降格。これで理事から5階級下り、80人の親方衆に順位を抜かれた。そして弟子の貴公俊は、出場停止1場所の厳しい措置だった。 日馬富士の暴力事件に関する同親方の行動は間違ってなかったと思う。ただあのような封建的な世界では、口だけの改革や孤高は許されない。誇り高い元横綱が、果たしてどこまでこの屈辱に耐えられるかどうか。協会もここまで痛めつける必要があったのだろうか。 衆議院及び参議院での証人喚問で、新しい要素は何も出なかった。野党は政府の非を唱えるが、証人喚問こそが大事とし、拘留中の籠池氏から聞いた話を鵜呑みにして追求したものの、何も明らかにはならなかった。証人にも法で守られた権利があるからでもあるが、証人喚問の限界でもあろう。そもそも総理がこの問題に関係した証拠はどこにもないのに、昨年から国会で連綿と追求し続け、混乱を招いている。 事の発端は近畿財務局と大阪航空局のチョンボ(ミス)だと識者は指摘する。伊丹空港の航路直下にあり、騒音が酷い土地。元々は沼地で一旦宅地になったものを買い戻すことになった曰く付きの土地。そこからゴミが出て、籠池氏に足元を見られて安く売らざるを得なくなった。首相が出る幕などどこにもないのだ。 このほど来年度の政府予算が成立した。また尖閣列島近辺での偶発的な衝突を避けるため、このほど「日中海空連絡合意」が成立した。証人喚問のゴタゴタ騒ぎの中でも、重要事項は着々と決まって行く。 驚いたと言えばこの2人が北京で顔を合わせたことだ。金正恩が北朝鮮の統治者となって初めてで、外国訪問もこれが初めて。あれほど強硬姿勢を見せていたドンが、なぜ心変わりしたのだろう。経済制裁の影響がかなり厳しくなったのだろうし、アメリカとの協議を前に、中国の代表から知恵を借りる意味もあるのだろうし、中国の後ろ盾も欲しかったのだろう。核開発の放棄も匂わせているが、実態はどうか。 そっくりさん 一方のトランプ大統領も負けていない。北朝鮮包囲網を解く姿勢は全く見せず、さらに強硬な人物を国務長官に指名した。また韓国との貿易交渉では、アメリカの要求を全面的に飲ませた。中国に対しても強硬方針は変わらず、随一の同盟国日本に対しても、貿易戦争の矛先を納めてはいない。その意味では強いアメリカの姿勢を維持している。さて、北のドンが屈服する日が、果たして本当に来るのだろうか。
2018.03.30
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~自らを信じて~ 白菜の蕾菜 白菜の蕾菜を何本か切ってお浸しにした。これがなかなかのご馳走なのだ。この厳しかった冬、白菜もヒヨドリに良く突かれていたのだ。掛布団と敷き布団の布団カバーを外した。ついでに襟元のバスタオルも。面倒なので放置していたが、いよいよ洗濯する時期が迫った。庭の梅がほころび出した。と思う間に3日目には満開になった。強めに剪定したため花は少ないが、梅干しを作るのが楽しみだ。 豊後梅 自転車に乗って兄宅へ行った。兄はショートステイで不在だったが義姉が富山のマス寿司をご馳走してくれた。お互いの健康の話、子供たちの話、今後のお墓の問題、離婚した前妻の話など、話題は気がかりなものばかり。結婚式以来会ってなかった姪にもたまたま会え、お互いの年齢を確認。甥の消息も知った。後何年健康年齢を維持出来るのか。義姉は早めに「要支援」の資格認定を受けるべきと言うのだが。 クリスマスローズ 先日アメリカで初優勝した女子テニスの大坂なおみ選手が、次の試合でも1回戦でセリナ・ビーナスを破った。これで新旧の世界ランク1位を連続で撃破したことになる。初優勝で賞金1億円以上を手にしただけでなく、ランキングが44位から22位に急上昇。今回も世界の強豪ビーナス妹を一方的に破ったのは、実力が本物である証。活躍が楽しみだが、今後の問題は日米どちらの国籍を選ぶかだ。 ホソバスイセン ドイツの大会で、女子ジャンプスキーの高梨沙羅選手が優勝した。これでワールドカップの優勝回数は54回目。男女を通じて新記録と言う。この記録は昨年来のもの。新記録達成を目前にして、なかなか優勝出来なかった彼女。だが平昌五輪で銅メダルを獲った辺りから、復調の兆しが見られるようになった。優勝した彼女を、日本の選手仲間が駆け寄って祝福した。何という麗しい光景だろう。 ヤブツバキ 大相撲春場所は横綱鶴竜が14日目に優勝を決めた。他の2横綱が休場した中で、良く横綱の意地を見せたと思う。彼自身も決して体調は良くなかったはずだ。貴乃花部屋の貴源治と貴ノ岩が共に千秋楽で勝ち越した。遠藤の技能賞獲得と三役昇格確定は立派。前場所優勝した栃ノ心の10勝も見事な成績だ。ただ場所後の親方会と理事会で、貴乃花親方への糾弾がどうなるかが心配だ。 雲南百薬 国会で「森友問題」が紛糾している。が、私はさほど問題視していない。確かに近畿財務局の忖度はあったかも知れない。そして首相の答弁に鑑みた公文書の手直しはあったかも知れない。だが、それを総理夫人の関与や総理の関与と言うのは無理。正すべきは正すとして、国会の審議を混乱させるのはどうかと思っている。あの「加計問題」も今では全く騒がれなくなった。あれほど総理が関与したと騒いでいたのにだ。 チオノドクサ 元々あの土地は沼だった。さらに大阪空港付近で、騒音が激しい地。一旦宅地として売られた後で問題となり、国が引き取った曰く付きの場所なのだ。その隣の野田中央公園も元沼地で、ゴミが出たため近畿財務局は98.5%も値引きして豊中市に売却した。実はそれを推進したのが立憲民主党政調会長の辻元清美議員なのだが新聞は全く報道せず、野党6党は拘束中の籠池氏を事情聴取する始末。 椿 財務省から近畿財務局へ公文書書き換えの依頼があり、その関係者が双方で自殺した。だからと言って安倍総理や総理夫人が関与したとは言えないだろう。でも財務大臣の任命責任はあると思う。それが27日衆参予算委員会の証人喚問でどんな結果になるのか注目だ。各党の議員は冷静に追求し、報道各社は客観的かつ正確に報道して欲しいと願う。
2018.03.26
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~変わり行く世界~ プーチン大統領の当選が決まった。大統領としては4度目の登板。この間首相としても1期務めており、政権に就いた期間はあのスターリンに次いで2番目の長さになるのだとか。野党は長期政権の弊害を説き、選挙放棄を訴えたが投票率は76%を超えた由。プーチン氏は平昌で金メダルを獲ったザギトワ選手などに高級乗用車を贈り、ロシア国歌を熱唱して愛国心を煽ったのだとか。そして不正投票も横行している由。 さて、トランプ大統領も反撃に出た。貿易赤字の原因である中国の鉄鋼品などに、高めの関税を掛けることを決定し、輸入制限も発動した。EU、カナダ、メキシコ、韓国に対しては当分静観するが、日本へも中国同様強硬措置を取り今後の交渉でFTAを持ちかける予定とか。なおEUなどへの対応は5月までの暫定措置。これは完全な貿易戦争で、かつての自由貿易はすっかり影を潜めた観がある。 李明博元大統領が逮捕された。「またか」と言うだけで驚きはない。朴槿恵さんは現役の時に逮捕されたが、韓国の大統領の多くは辞任後に逮捕されたり、政治的追及で自殺するケースがほとんどだ。身内に便宜を図り高額の収賄を受け取った大統領たち。国家の品格が問われるが、疑問の声が聞かれないのが不思議でならない。一方米国との協議が決まった北朝鮮だが、国内で報道されないのが魔訶不思議。 内閣府に対して告発があった女子レスリングの件だが、告発した側の田南部コーチ側にも問題ありとの指摘がある由。その一方、レスリング協会が強化費を恣意的に配分しているとも聞く。栄コーチの奥さんや、寮の栄養士にも配られているのだとか。どこまでが真実でどこからがフェイクかは分からないが、連日ワイドショウを賑わしている。こんなことで東京オリンピックは大丈夫なんだろうか。 同じく内閣府へ訴えた貴乃花親方が、告発を取り下げるようだ。あの後、弟子で新十両の貴公俊が場所中に付き人を殴打した事件が起きた。親方は元日馬富士の暴力事件騒動が祟り、理事選に落選。大阪の春場所では役員室へ出勤しないなど混乱が続いた。貴乃花一門の親方衆が相次いで離反し、今場所後は親方会で事情聴取を受け、理事会では再び処分検討予定となっていた。 貴公俊の暴力問題も、職務をないがしろにした自分の責任と親方は反省したようだ。一門での連合稽古は出来ず、付き人を一門の他の部屋から借りたくても相談出来ない状況だった由。女将さんもFBでそれとなくこぼしていたようで、協会への抵抗と非協力が歪んだ形で現出したのだろう。このため今回は潔く白旗を掲げ、協会への協力を言い出すしかなかったのだと思う。 今場所、幕の内の貴景勝は怪我で途中休場し、新十両の貴公俊は暴力事件のため途中休場。十両に降格した貴ノ岩と貴公俊の双子の弟である貴源治は7勝7敗の五分(14日目時点)。これらは全て自分の姿勢と関係があると親方は判断したようだ。厳しい状況は確かで、出直しも必要だ。指導者として成長するためにもこの経験を生かし、さらに前進して欲しいと願っている。
2018.03.25
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~忖度とは何か~ 雁戸山 中国の国家主席の任期が事実上なくなった。この度全人代で憲法を改正した結果だ。あのむっつりした習さんが、今後どれだけ長く国家主席の座に就くのだろう。また本来は定年だった政治局員が、副主席の座に就く由。さらに毛沢東の孫など、政府要人の子や孫のほとんどが中枢から追われた。これで習さんの独裁体制が続くのは明白だ。そんな中国に、果たして本当の自由があるのだろうか。 名取川 ロシアの大統領選では、プーチン氏の当選がほぼ確実。首相時代も含めれば、通算で20年以上も1人の政治家が権力を握る。前回敗れた候補は、今回立候補すら不可能になった。ロシアは最近イギリスに帰化した諜報員を襲った。使用した神経ガスは、ロシアでしか製造されていない。以前にもイギリスに逃亡した諜報員を放射性物質で暗殺。イギリスは今回23名のロシア大使館員を国外追放し、ロシアも対抗措置を取る予定とか。 大東岳 北朝鮮との協議を決めたアメリカだが、トランプ大統領は国務長官を突然解任した。自分と外交方針が異なり、北との関係についても異論を唱えていたと言うのがその理由。ついでと言って良いのかどうか、国務次官も罷免する由。一体何人政府高官の首を切ったら気が済むのだろう。娘婿クシュナー氏の権限が制限されたのに続き、長男のトランプジュニア氏が離婚。何とも落ち着きの悪い政府だ。 落ちた椿 谷岡志學館大学学長の記者会見を見た。女子レスリング問題に関してのものだが、聞いていて気分が悪くなった。曰く。「栄監督にはパワーはない。従ってパワハラは出来ない」。「そもそも伊調さんは選手なのか。東京オリンピックを目指しているのか」。何ともはや乱暴な意見。家庭環境、政治家としての経歴、現在の地位。何から何まで相撲協会の池坊議長と瓜二つ。物事の「決めつけ方」までそっくりだ。 フキノトウ 森友学園問題が思わぬ方向に進み出した。例の公文書書き換え問題だ。はっきり言って、私は近畿財務局の「忖度」は初めからあったと思っている。勿論総理夫人が財務局を動かしたのではなく、籠池氏が夫人や総理の後ろ盾をちらつかせ、府議会議員や国会議員の名を出して財務局を脅かした点においてだ。しかも敷地からゴミが出たことを逆手に取り、価格を下げさせようとしたのも極めて悪質。 クンシラン 財務局は彼の作戦に驚き評価額を下げたのだろう。ただ「妻も自分も一切関与していない」。総理の国会での答弁が佐川前国税庁長官を縛り、近畿財務局へ公文書の書き換え依頼へ繋がったのではないか。それが私の推理だ。本来「忖度」に悪い意味はなく、「その意を汲んで実践する」奥床しい行動だと思う。それがなぜ不正に繋がるのかが不思議。公文書の書き換えなどせず、堂々と反駁すれば良いのだ。 チオノドクサ 籠池氏が名前を出した自民党の鴻池氏がこう言っていた。「なぜ私の名前を公文書から消したのか。私は何も悪いことはしていない」。一切の関係を否定するから物事がおかしくなる。「それはこう言う意味だ」とはっきり説明すれば済む話。住民の要望を正当な政治活動で解決する=忖度と考えれば、何もやましいことはない。ただし、あくまでも社会的な要望の実現であることは論を俟(ま)たないが。クリスマスローズ それにしても最近の役人はお粗末過ぎる。佐川氏は自分の出世を優先したのだろうが、論理性の乏しい姑息な手段。前文科省の前川氏はもっとお粗末。事務次官でありながら週に3度も風俗街に出入りする神経が異常。また厚生労働省では、新法制定の根拠となるべきデータチェックに不備があり、論外だ。 今回の公文書書き換えに関する朝日新聞の特ダネは、大阪高検のリークとも言われている。そうでもしないと事件化出来ないと考えたのだろうか。機密漏洩は社会正義に繋がる反面、犯罪行為ともなり得る。日本の役人は優秀。そんな評価は今や過去のものとなったようだ。
2018.03.18
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~春一番は終わったが~ パンチ器を買った。まさかとは思ったが、100円ショップでちゃんと売っていた。何に使うのかと言えば、短歌の会でもらった資料を閉じ込むためだ。それが不思議な縁なのだ。2年前のこと、私が「東日本大震災」の短歌を詠もうと思ったのは、歯医者に置いてあった大震災の歌集を読んだのがきっかけ。ところがその歌集を編集したのが、所属短歌会のわが師なのだとか。これには驚いた。 わが家のフキノトウ 実はもっと古い因縁がある。短歌会では有志がN病院の患者さんに作歌指導を行っている。病院はかつてN療養所と言い、病気療養中の子供達がいた。今は支援学校だが、昔はベッドスクールと言った。私は高校時代、入院中の子供たちに「読み聞かせ」をしていたのだ。何と言う偶然。その50数年後に、また関係が出来たとは。きっと赤い糸で結ばれていたのだろう。 女子レスリングの選手育成に関して、さる弁護士が内閣府公益認定等委員会に提訴した。オリンピック4連覇で国民栄誉賞受賞の伊調選手が、練習場所を締め出されていると言う内容。訴えの相手でもある栄監督は伊調姉妹や吉田沙保里選手ら世界チャンピオンを大勢育てた名伯楽。だが志學館大学副学長となった吉田選手に比し、伊調選手は同監督の許を去り、他のコーチについた。それがパワハラの原因と言うのだが。 貴乃花親方が相撲協会の処分に関し、内閣府に提訴した。協会が貴ノ岩の診断書を本人の承諾なしに公表したのは承服出来ないとし、相撲協会への査察を要請した。法的な見地からは当然だろう。隠蔽体質で、評議員会や理事会の運営は封建的そのもの。何の瑕疵もない被害者貴ノ岩が、幕下一歩手前まで陥落すること自体がおかしいのだ。貴ノ岩は昨日白星スタート。女子レスリング共々、今後事態はどう進展するのだろう。 佐川国税庁長官が辞任した。国会を混乱に陥れた責任を取ると言うもの。その日の朝、近畿財務局の職員が自殺した。籠池氏との学園敷地売却交渉の担当者だった由。朝日新聞の関係資料改ざんの報道が国会を疑惑に陥れたが、証拠は示していない。資料の修正を命じたのは佐川前長官のようだが、これが改ざんに当たるのかどうか。麻生財務大臣(副総理)の強気の国会答弁が、今後尾を引かないかが分かれ道になろう。 トランプ大統領が5月までに金正恩とトップ会談をすると公表した。韓国の高官が平壌で彼からトランプ氏への書状を預かり、過日大統領へ手渡したようだ。トランプ氏はそれを読んで、会談を決意したのだろう。だが国際世論は北朝鮮を信用しておらず、核兵器開発のための時間稼ぎとしか見ていない。平昌五輪を契機に、積極外交へと転じた北。今回もどこまで本気なのか。ただ、経済封鎖が効いてることは確かだが。
2018.03.12
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~世の中はすべて戦い~ 一昨日の王将戦予選は、結局10時間戦って藤井五段が勝った。途中劣勢だったのを、後半に逆転しての勝利だった由。これで次は師匠の杉本七段と対戦することになった。師弟の戦いは、両者にとって公式戦で初めてのことらしい。弟子と戦うことになった杉本七段は、インタビューを受けて「弟子と戦えるのは喜び」と答えた由。伸び伸びと弟子を育てた師匠に対して、中学生棋士はどう戦うのだろう。 理事選挙に出馬した貴乃花親方は惨敗だった。投票日まで連日賑やかだったワイドショウで、関係者が貴乃花親方の作戦を解説していたが、結果はその通りにはならなかった。副理事選に出馬した元寺尾の錣山親方も落選。貴乃花一門はどちらも八角理事長側に敗れた形となった。投票の翌日、貴乃花親方はにこやかな笑顔になり、それまでの無表情から一変していた。 しかし、今回の結果には失望した。当選の予想が外れたこともあったが、相撲協会がいかに旧態依然とした組織だったことが再確認されたからだ。さらに春日野部屋の暴力事件を巡って裁判中だったことが分かり、十両大砂嵐の無免許事故も問題点となった。それより、貴ノ岩への暴力事件が協会内部で隠蔽されようとした印象がますます強くなった。協会の常識が世間の常識と違うのだ。理事解任の決議も、法律的に間違っているとの見解もある。 貴乃花親方が提出した「報告書」は闇に葬られ、親方は理事をはく奪。今回の落選でさらに平の委員となった。池坊議長ら評議員会のメンバーは八角理事長が推薦したと判明し、投票が記名式であることも分かった。あれでは自由に物が言えず、一門の締め付けが効いたとしか思えない。貴乃花親方が改革には後50年かかると言っていた理由が分かった。今後「モンゴル連合」の悪弊がなくなるかどうか。 沖縄県名護市長選が終わり、辺野古基地拡張反対派の現市長が落選した。票差は約3500票。予想外の大差となった。当選したのは自民、公明、維新が応援した新人。地域の経済発展をスローガンにして市民の支持を得たようだ。2期8年務めた現職は、相手の当確をTVで見てビックリした由。「沖縄は中国に上げたら良い」とかねがね漏らしていたそうだが、世の中馬鹿なことを言う人がいるもんだ。 選挙結果を知った鳩山元総理はワシントンで記者に、「辺野古への基地移転が唯一の解決策ではない」と語ったそうだが、トンデモナイ。総理当時に言った「最低でも県外」の言葉が、どれだけ沖縄県民の心に期待感を持たせ、やがて大きな失望に繋がったのかの反省が全くないのだ。言うだけなら誰にでも出来る。現市長と言い、元総理と言い、認識の甘さに驚かざるを得ない。 これで拡張工事再開への弾みがつくはず。辺野古に移転出来れば、老朽化した普天間基地の問題が解決し、同基地の返還も早まる。だが支持母体の公明党沖縄県連は、辺野古への移転反対を表明中。そのすり合わせが待たれる。今秋の県知事選でもしも現知事が落選したら、事態は一気に好転するのではないか。 中国の沖縄奪取の野望は本物で、機関紙で公表したほど。それを多くの県民、国民に早く気づいて欲しいのだが。
2018.02.07
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~世の中はすべて戦い~ ようやく新米の美味しいご飯が炊けた。3回連続で焦げ飯だったのだ。圧力鍋のパッキングが古くなったせいか、蒸気の音が良く聞き取れないのだ。それに先日などは訪ねて来たヤ〇ルトの小母さんと話し込んでいて、ご飯を炊いてる途中だったのを、すっかり忘れていたのだ。いずれも何とか食べられる範囲の焦げだったから良かったものの、丸ごと焦げなら圧力鍋を買い直す必要があったかも知れない。 旅行代金の振り込みでも失敗があった。何と送られて来た振り込み用紙を紛失したのだ。そこで旅行会社に連絡し、再度郵送してもらうことにした。郵便局でお金を下ろして帰宅すると、マガジンラックの中から振込用紙が見つかった。そこで慌てて旅行会社に連絡し、払い込み手続きのために再び郵便局へ。恐らく先日掃除した際に場所を動かしたのを忘失していたのだ。悲しいかな、これが老いと言うものだ。 老化と戦っている私と違って、溌剌とした戦いもある。その好例が将棋の藤井五段。先日はプロC級2組で10勝し、C級1組に上がると共に五段になった。朝日杯本戦準決勝で次に対戦するのがあの羽生二冠。ここでも優勝すればたちまち六段に昇格する。中学生の五段は初めての快挙の由。王将戦で南九段に勝てば、次の対戦相手は師匠の杉本七段で、師弟対決になると言うから勝負の世界は恐ろしい。 プロテニスの錦織選手が久しぶりに優勝した。先日5か月ぶりくらいで出た試合では、世界ランク160位くらいの選手に1回戦で敗れた。一時は世界4位まで昇り詰めていたランキングも怪我のため27位まで落ちた。それがアメリカのRBCテニスチャンピオンシップオブグラスでようやく優勝。これはメジャーではないが、本人にとっては試合感覚を取り戻す良い機会だったに違いない。再びの快進撃を期待したい。 岡山理科大獣医学部の入学志願者数が多いようだ。例の「加計学園」だ。早速M新聞社が「これはおかしい」と、社の公式ツイッターで取り上げた由。何がおかしなものか。6年制の獣医学科が定員140名で4年制の獣医看護保健学科が定員60名だが、いずれも出足好調とのこと。昨年末には推薦入学の合格者が発表されている。 20年近い準備期間と大学設置審議会の厳しい審査を経て認可された新学部を、何の根拠もなく非難し続ける大新聞の姿勢を咎める意見が続出した由。そして当該のツイッターはやがて削除されたそうだ。取材に基づく事実を突きつけるならまだしも、大新聞社が風評を垂れ流す悪弊は、報道機関としての使命を自ら放棄することに他ならない。最近はこんなポピュリズムが横行する時代になったようだ。<続く>
2018.02.06
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~この世はなべて虚構?~ 一つの旋律が何度も頭の中で繰り返していた。きっとYouTubeでユーカラを聞き過ぎたせいだと思う。ユーカラはアイヌの口承文学で、神謡とも呼ばれている。私はアイヌ人初の国会議員だった萱野茂氏の著書で、幾つかのユーカラは読んでいた。だがそれは文学としてであり、本当のユーカラではなかった。なぜならそれは声に出して歌い、神に捧げてこそのものだからだ。 最近YouTubeでアイヌ関係の動画を調べた中にユーカラもあり,、初めて謡われたユーカラを知った。素朴で単純で神聖。いかにも平和を愛するアイヌらしい芸術で、ムックリなどの楽器にも通じるものを感じた。そんな刺激が先日の詩に昇華したのだろう。 大河ドラマ『西郷どん』を毎回面白く観ている。原作者は林真理子。今回のドラマ化に際して、脚本家と共にかなり手を加えた由。だから歴史的事実とは異なる部分がかなりあると聞いた。私は歴史が好きで、幕末期にも大いなる関心を寄せている。だから本当は歴史的事実を解明したいと言う気持ちが強いのだが、例えフィクションが混じっていても面白いものは面白い。 日本の最果ての藩である島津氏とその家臣団とが当時何を考え、何を規範として行動したのかが興味深い。だから難解な薩摩弁も決して邪魔にはならない。鎌倉武士の末裔が、黒船が開国を迫って押し寄せたあの緊迫した時代をどう捉え、全国の同志と共にどう乗り越えたのか、この1年間じっくり観察する積りだ。 注目と言えば、相撲協会の理事選も同じ。10人の枠に11人が立候補し、貴乃花一門からは2人の候補者が立った。この結果阿武松親方が初当選したものの、貴乃花親方は2票しか取れずに落選。2人が理事に当選するためには、他の一門の「隠れ支持者」が投票してくれないと無理。相撲協会の改革に一石を投じようとする貴乃花親方だったが、結局は他の一門の締め付けが厳しかったのだろう。 北朝鮮の金剛山(クムガンサン)で実施しようとした南北の合同トレーニングが、北の意向で急遽中止になった。この時期の厳しい自然条件の中で、数百人規模のトレーニングを、資金の乏しい北が実行出来る体制にはならなかったと言うだけの話。当然韓国の資金援助を当てにしてたのだろうが、国際世論の反発で実施出来なくなったと言うのが真相ではないか。元々無理があったのだ。 100人もの中国人が成田空港で大騒ぎし、うち1人が傷害罪で逮捕された由。先日の寒波襲来で、上海行きの飛行機が飛ばなくなった。大雪で上海空港に着陸出来なくなったのだ。だが格安航空機だったため、宿や食事の保障はしない規約。それを知った中国人が暴れ出し、中国国歌を歌った由。 何という破廉恥さ。規約を良く確かめず、騒げば何とかなると言う根性。中国大使館員が駆けつけて航空会社と交渉し、食事代を出させたと言うから開いた口が塞がらない。あの国では上から下まで、大きな声を出した方が勝ち。つまり論理や常識など通じない世界なのだ。
2018.02.03
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~些細な話ですが・・~ 来週初めにまたまた寒波襲来と聞き、畑の大根を抜いた。抜いてどうするのかと言えば、畑に穴を掘って埋めるのだ。埋めてどうするのかと言うと、凍らせないため。これで春まで持ってくれたら嬉しい。1本だけ残した大根には、土寄せをした。これは近々使う分で、わざわざ穴から出さずに済む。ついでにキャベツ、ユズ、ブロッコリーの脇芽も収穫。時々ヒヨドリが飛んで来て、白菜を啄ばんでいる。 ゴジラ松井が野球殿堂入りを果たした。43歳での殿堂入りは、これまでの最年少記録だとか。当然日本とアメリカ両国での活躍が認められたもの。私は寡黙で真面目な松井が大好きで、石川県で勤務した時は松井の中学校時代の恩師であったN校長先生とも話したことがあるが、中学生当時から相当の努力家だった由。さて、44歳になるイチローが未だに現役を目指しているのも、相当凄いと思う。 恐れていたことが起きた。稀勢の里が大胸筋の怪我でまた休場。これで5場所連続だ。白鵬も両足親指の怪我で休場。こちらは横綱審議会から張り手やかち上げに注文をつけられ、取り口を変えたことも大きかったはず。そして元大関の照ノ富士も膝の怪我と糖尿病で途中休場へ。一時は横綱を目指していただけに、この凋落ぶりには驚かざるを得ない。何とか再起して欲しいのだが。 さて、貴乃花親方が提出した調書では、事件の夜、日馬富士はアイスピックを貴ノ岩の前に出して脅かした由。別の機会には「殺すぞ」と脅迫したとも。さらに白鵬は止めに入った照ノ富士を正座させたそうだ。このため膝を傷めていた照ノ富士は、さらに怪我が悪化した由。これらが事実なら、厳罰を受けて当然の悪行だ。貴ノ岩が再起目指してリハビリを開始したのが嬉しい。鶴竜も頑張っている。 八甲田山の樹氷に、何者かが赤いスプレーでいたずら書きした。誕生を祝って英語と簡体字で書いた由。簡体字と言えば漢字の省略形だから、犯人は中国人だろう。名古屋近辺の高速道では、観光バスからキャリーバックが10個ほど道路に飛び出した。間違えば大事故に繋がりかねない。これも中国人観光客がらみで、中国人ガイドが荷物入れの扉をちゃんと閉めなかったのが原因。本当に困った連中だ。 困った民族と言えば朝鮮族も同様。平昌五輪に関して、北朝鮮と韓国の協議がまとまったようだ。女子のアイスホッケーは合同チームを結成する由。IOCの許可が下りるかは不明だが、何とか経済制裁の苦難を排除しようとする北と、オリンピックを利用して政権の基盤を固めたいとする南。北朝鮮は大応援団を出すようだが、ご都合主義の両国には呆れる。北の制裁逃れは目に見えているのに。 ご都合主義と言えば日本も決して負けてはいない。希望の党との統一会派構想が破れた民進党が、今度は立憲民主党との統一会派結成を目指して協議に入る気配。元々一つだった党が、すったもんだの末に分離。それが再び徒党を組むと言うのだからビックリ。政治家とはこれほどまでに節操のない人種なのか。子供の遊びじゃあるまいし。
2018.01.21
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~その誠実なる国民性~ 新聞の勧誘員がやって来た。「そろそろどうですか」と言う。「何が?」と私。私がその新聞を止めたのは、社の方針に賛成出来ないため。いわゆる「従軍慰安婦問題」を十分な取材に基づかず、国民の間に重大なる誤解を招き、誤報だと分かった後も十分な謝罪をして来なかった姿勢に納得が行かなかったため。影響は未だに大きく、各国に例の少女像が蔓延している状況だ。その責任は重大で、到底許せるものではない。 外遊に旅立つ前、安倍総理は今回の韓国の動向を完全に拒否した。それはそうだ。どの面をして一昨年の合意を覆そうとするのか。アメリカが中に入って取り交わした最終的な合意を、己の人気取りのためにあっさり否定する姿は日本人にとっては理解し難いものがある。従軍慰安婦の強制連行の証拠はない。それどころか高給を得ていたし、行動の自由もあった。あの当時の朝鮮は貧しく、親に売られた娘が多かったのだ。 韓国は平昌オリンピックについても日本を脅した。「もし日本人が平昌に来ないなら、韓国人も東京オリンピックには行かないと」。何を言うか。自国ですら人気が低く、チケットが売れてないのに。今文大統領は北朝鮮の参加に夢中だ。結局は安倍総理もトランプ大統領も、開会式には不参加の意向とか。目下アメリカと韓国はFTA(2国間貿易)の改訂で争っている最中なのだ。 中国の艦船(上側の船)が連日尖閣諸島の接続水域に侵入している。これを海上保安庁の小さな船(下側の船)が必死に追っ払っている。今回は初めて潜水艦を伴って来たようだ。中国の侵入はとてもしつこく、その都度出没水域を広めている。そして日本の領土である小笠原諸島付近の海底地形に中国名を付けることを申請し、このほど認定された。ルール違反ではないが、中国はそうして世界のイメージを変えて行く。 ある番組で若手のお笑い芸人が「沖縄は中国から奪ったもの」と発言し、中国政府は大いに喜んだとか。馬鹿言っちゃいけないよ。もっと歴史を勉強して欲しいね。確かに琉球王国は中国の柵方体制下にあった。これは資源の無い琉球が貿易で富を得るための方便で、一方では1600年代の初頭から薩摩藩の支配下にあったのだ。勿論徳川幕府の許可を得たもので、当時から琉球は二重帰属の形を執っていたのだ。 中国が歴史上何をして来たか思い起こすが良い。第二次世界大戦後ですら、内蒙古、チベット、ウイグルを次々と支配下に置き、最近でもパミール高原や共和制になったネパールに進出して強い影響を与えるようになった。また国境を越えてインド側にまで道路工事を進める有様。当然だが、これは自分の領土と主張するためだ。コツコツと領土を広げる中国。その恐ろしさは南沙諸島などでの埋め立てを見れば一目瞭然だ。 話題を国内に戻そう。突然の大雪に、信越線の車両が15時間も立ち往生したと言うニュースには驚いた。600人ほどの乗客がいて、立っていた人も多かったそうだ。それが長時間席を譲り合い、交互に眠って頑張ったそうだ。トイレにも不自由したことだろうし、睡眠不足と長い空腹にも協力し合って耐えた。これが日本人の普通の姿。確かに辛抱強い民族だ。 成人式の「振袖事件」でも特筆すべきことが起きた。あの時の被害者は約600名と聞く。一生の思い出を悪徳業者の行為で台無しにされた新成人。その無念さを救うために、横浜と八王子の着物関連団体が、改めて成人式を行う計画を立てているとか。世の中まだまだ捨てたもんじゃないね。結構心優しい人たちがいるものだと、頑固爺は喜んでいるのさ。 さて、昨日最後の餡子餅を食べた。ほど良い甘さで、われながらとても上手に出来たと思った。それは良いとして、朝から体調がおかしかった。午後になっても続く不調。そこで血圧計を引っ張り出した。長い間使わなかったため電池切れ。入れ替えて何度か測ったがいずれも高い数値。そこで30分ほど昼寝をしたら気分が良くなった。測定すると先刻よりもかなり高い。そこで医者からもらっていた急速に血圧を下げる薬を飲んだ。初めての服用で何とか下がったが、明日はどうなるか。 ネットより 寒さが厳しい今年は、恐らく多くの老人の血圧を押し上げているはず。それが寒い室内で辛抱してたらなおさらだ。先日の霜焼けと言い、今回の血圧急上昇と言い、あまり我慢するのも体には負担なのだろう。それだけ自分も歳を取ったということ。無理は禁物。きっと我慢にも限度があるんだろうな。
2018.01.13
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~なぜ?が多い最近のニュース~ 強風の中を歩いて、山の上の整形外科へ行った。相変わらずの肩のリハビリでは、丹念に細かい筋肉の動きをチェックしている。週に1度の理学療法で痛みがかなり取れ、可動範囲もかなり広まったのだが、まだしこりのように固い部分があるのだとか。自分でもストレッチ運動をするように勧告された。帰路は軽くなった肩のせいか、まるで生き返ったような気分。自分ではかなり不調と感じていたのだ。 不調の原因は脈の乱れと睡眠不足。ここ何日かは不安が募って深夜に目覚める日が続いた。昨夜(これは予約機能を使って書いているので一昨日の夜)もトイレに起きた拍子に眠れなくなった。そこでテレビを点けると、何と『夢千代日記』をやっていた。後日調べたら昭和56年の作品。懐かしい俳優の顔が幾つもあった。だが画面は色が褪せ、相当古い映像と感じた。 主演は吉永小百合で、まだ若くて美しい姿。主人公は胎児被ばくした芸者置屋の女将で、場所は兵庫県の温泉地。複雑な人間関係と、暗い画面が印象的な作品だ。なぜ今頃こんな古いものを再放送したのか。実はこの原作者であり脚本を書いた早坂暁が昨年末に亡くなっている。これは追悼番組なのだろうと納得。『夢千代日記』に続き、『花へんろ』も昭和60年から放送されたのを思い出す。 私が勤務で苦しんだ頃の作品だ。まだ若かったから何とか激務に耐えられたのだろうが、その代償が今頃離婚と言う形で現れたのかも知れない。これらの作品も自分もそして昭和も、ずっと遠い時代の古い思い出になってしまった。 テレビと言えば、今年の大河ドラマ『西郷どん』の第1回が先日放送された。だが意外や意外、初回の視聴率は15.4%とここ数年では最低だった由。不人気の原因は、難解な薩摩弁の連続。厳密な方言を用いるのも良いのだが、あれでは一体何を話しているのか全く分からなかった。西郷の人柄、藩主島津斉彬の英明さなど見所が多く楽しみなのだが、今はじっと我慢するしかないのだろうか。 さて、成人の日のこと。横浜などで晴れ着が着られなくなった事件が起きた。着付けなどを請け負った会社が倒産したのか、成人式の前約束の時間に訪れても閉鎖されていた由。中には2年前から予約し、着物を買った人もいた。ざっと520名ほどの被害者が出たようだが、この日を楽しみにしていた新成人やその親にとっては、忘れがたい最悪の日だったろう。 衣装と言えば先日ハリウッドの映画祭に、女優たちが黒のドレスを着用して出席したニュースが話題をさらった。これは監督や実力のあるディレクターが、自分の権力をかさにしてセクハラを重ねて来たことへの抗議なのだとか。普段なら華やかな衣装を身にまとって参加する女優たちが、この日は勇気を奮って性差別に猛抗議したのだ。民主国家アメリカにしてこの体たらくとは驚く。 沖縄の米軍基地のヘリコプターが、またまた事故を起こした。最近こんな事故が続いている。私は米軍基地に対して理解がある方だが、最近の事故頻発にはさすがに驚きと疑問を禁じ得ない。一体事故の原因は何なのか。隊員のたるみ、整備不良、部品の劣化、経費削減や人員削減の影響、演習の増加に伴う疲労、機体の設計ミスetc。これではまともな軍隊とは言えない。困ったことだね米軍さん。 南北の高官による板門店での協議が昨日開かれた。詳細な内容は不明だが、平昌五輪に北朝鮮が参加することは確実のようだ。それが朝鮮半島ひいては東アジアや世界情勢の安定に繋がるなら大賛成だ。だがオリンピック開催期間中の米韓合同演習延期だけでなく、韓国の資金援助などにまで及べば、ミサイルや原水爆開発に手を貸すことにもなり兼ねない。狡猾な北朝鮮の誘いには絶対乗って欲しくない。
2018.01.10
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~貴乃花親方の心中は?~ 先日の日本相撲協会臨時理事会で、貴乃花親方への処分が論議された。結果は理事から委員待遇へと2階級降格する運びとなった。ただしこれはまだ正式な決定ではなく、来年1月4日に開催される評議員会での審議を待つ。池坊議長はTVに出まくり、評議員会は理事会よりも厳しい処分を下すこともあり得ると公言していたので、果たしてどうなるか。しかしそれだけの権限を持つ立場の人間が、TVで軽々に話して良い内容なのだろうかと、私などは疑問を持つのだが。 しかしこの貴乃花親方は、今回の事件に関してほとんど口を開いていない。そのためか理事・巡業部長としての職責を問われて、協会からは目の敵にされた感が強い。なぜあれほどまでに頑なな態度を取り続けたのだろう。むしろ正々堂々と反論した方が、理解を得られたのではないか。誰しもがそう思うのだが、彼はその道を選ばなかった。そこまで相撲協会への不信感が強いのだろうが、国民の大半は理解出来ないままだ。 若貴フィーバーが懐かしい。兄若花田と弟貴花田の活躍に、国民は熱狂した。そして弟が先に横綱になり、兄がその後を追った。史上初の兄弟横綱誕生に国内が沸いたのも束の間、悲劇が襲った。父初代貴ノ花がガンに冒され、母は担当医師と恋仲になって離婚。兄弟は相撲道の考えの相違から、以後別々の道を歩んだ。貴乃花が信奉していた整体師のマインド・コントロールが話題になったのもその頃だ。 角界を去った兄に対して、弟は一代年寄となって「貴乃花部屋」を興した。期待の弟子貴ノ岩は今回の暴力事件で休場した結果十両に陥落したが、もう一人の幕内力士貴景勝は来場所新関脇に上がる。これで年寄株を持つことが決定だ。伯父初代若乃花以来のガチンコ相撲の伝統が、貴乃花にも脈々と受け継がれている。私は父貴ノ花のハラハラ相撲が大好きだった。あの細い体で、良く大関の地位を守ったものだ。 現役を引退し、38歳で理事に初当選した当時も大反響を呼んだ。大相撲は先輩後輩の敷居が高く、しかも「なあなあ」の世界。そこに殴り込みをかけ、相撲同様真正面から協会の改革に名乗りを上げたのだ。この世界は権限者が利益を得る構造にあり、今もその体制が続いている。それに最近のモンゴル勢が新たな悪弊をもたらして来つつある。貴乃花が理想とするガチンコの相撲道が脅かされているのだ。 噂によれば、貴乃花親方が考える相撲協会が実現するには後50年は掛かると言う。そしてこのままで行けば、貴乃花と白鵬が理事長を争うのは2030年頃と聞く。気の長い話だし、国民の知らない所で泥沼のような戦いが続いていることに驚く。何が真実か。そして相撲協会が今後どう変わって行くのか。それを国民はしっかりと見定める必要がある。私はそんな風に見ている。 そして一家がバラバラになった花田家だが、今回の事件をきっかけにして一見家族の絆が戻ったように見える。母憲子改め紀子、そして兄勝改め虎上が共に相撲協会の非を説き、弟の貴乃花親方を応援するメッセージを寄せている。これは長い間角界で過ごして来た者だけ、そしてガチンコの相撲部屋で育った者だけに通じる共感なのだと思う。貴ノ岩同様、貴乃花親方の前途をも見守りたい。<完> この拙いブログに足を運んでくださった読者の皆様。そしてせっせとコメント下さったブログ友の皆様。この1年大変お世話になりました。心から御礼申し上げます。来たるべき年も、また新たな気持ちで頑張りますので、どうぞよろしくお願いしますね。どうぞお元気で、良いお年をお迎えくださいませ。ではでは。
2017.12.31
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~大相撲の暴力事件について思う~ 元横綱日馬富士の傷害罪による略式起訴が12月28日に決定した。恐らくは罰金刑になる由。これで彼は「前科持ち」となり、日本に帰化するのは極めて困難になったようだ。酔っ払っての暴力事件が、とんでもない代償を負うことになった。事件の翌日に相手の貴ノ岩と「手打ち」をしたと考えていた彼は、思いがけない結果に戸惑っていることだろう。 彼は法政大学の大学院で学び、絵も描くと言う教養人。本人は「これまで酔って間違いを起こしたことはない」と言っていたが、1回の暴力事件でとても大事なものをほとんど失った。大相撲界に残って親方になる夢、そして強い弟子を育てる夢。それらが一夜の乱行で水泡に帰した。全ては驕りであり、油断だったと思う。彼はモンゴル人力士の後輩を指導した積りだったのだろうが。 事態が容易ならざることを悟って引退を表明し、協会はそれを受理したが、私は受理すべきではなかったと思っている。何故ならまだ法の裁きが下ってないからだ。あくまでも引退は「預かり」であり、法的な裁断の後で正式に協会の処分が下されるべきではなかったか。もしそうであれば、退職金などを支払う必要性も生じないのだ。そこまで厳しくしないと、相撲界から暴力や八百長はなくならないだろう。 今回の事件の黒幕はこの白鵬だ。彼が鳥取城北高校相撲部の同窓会に顔を出さなかったら、そしてモンゴル人横綱の日馬富士と鶴竜にも声を掛けなかったら、今回の事件は生じなかったのだから。あの事件の陰には、この人が貴ノ岩を「可愛がろう」としたことがあった。だから他の横綱も誘って、貴ノ岩に圧力をかけようとした。事実その意を忖度して日馬富士は熱くなり、今回の事件を起こした。 「モンゴル力士会」は、今や相撲界の一大勢力と化した。その力を維持するため、星の貸し借りをしたり金銭的な援助なども行っていたようだ。八百長疑念を払拭するためにも、あってはならないことだ。また力の衰えからか、横綱相撲からは縁遠い、「張り手」や肘打ち同然の「かち上げ」など荒っぽい相撲での勝利が目立つようになった。現に九州場所は15番のうち12番でその荒業だった由。 千秋楽の優勝インタビューでの彼の振る舞いについては何度か書いた。とても暴力事件の現場に居合わせ、陰で糸を引いた人物とは思えない言動だった。貴乃花巡業部長の巡業への同行拒否発言も、厳罰が下されてもおかしくない行為。それを厳しく戒められない協会にこそ、大きな問題が潜んでいる。これでは到底「国技」とは呼べないし、相撲道など存在しないに等しい。 今回の事件の唯一の被害者である貴ノ岩の影が薄い。一頃は協会から「仮病」のように扱われた。暴力を受けたのは1人。他は暴力を振るった力士とそれを傍観した力士だけ。多勢に無勢。相手が口裏を合わせれば、あったことがなかったことにされかねない。協会の中間報告と、警察、検察の調書との整合性が、今後問題となるだろう。果たして協会のレポートは、どこまで正確なのか。 頭部に打撃を加えられた影響は、相当強いものと思われる。普段から鍛錬を積んでいる力士だからこそあの程度の裂傷で済んだが、頭蓋内部への影響はかなり遅れて現れることがある。それは自分の怪我と手術(慢性硬膜下血腫)でも体験済み。だから2番目の診断書を軽く扱った協会の対応には疑問を抱くし、ましてまだ途中の段階で、一方的な情報を漏らすのは印象操作としか思えないのだ。 故郷のモンゴルでは横綱を引退に追い込んだ悪人との評判が流布され、精神的なダメージも大きいのだろう。体の怪我と同時に、PTSD(心的外傷後ストレス障害)も心配だ。出世争いから脱落したために、将来親方になるのもかなり困難な状況だが、その責任を今後の裁判で問うこともあり得よう。 全ては相撲界の隠蔽体質から派生した事件で、貴ノ岩はその犠牲者。一日も早い怪我からの回復と、相撲界への復帰を心から願ってやまない。<続く>
2017.12.30
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~大相撲界の暴力問題について思う~ 日本相撲協会の紋 このブログは予約機能を使って書いている。書こうとしているのは大相撲で起きた暴力事件のこと。12月28日に日本相撲協会の理事会などが開催され、貴乃花親方への処分が話し合われるようだが、その以前に書いているため結果は分からない。このままで公開するか、結果を見て訂正するか、このまま公開した後で別に続編を書くか決めないでいる。多分私の考えとは違った処断になるとは思うのだが。 八角理事長 暴力事件の判明後、この人の判断は正しかったのだろうか。元日馬富士は所属する部屋の親方に、暴力沙汰を起こしたことを伝えなかったし、居合わせた白鵬、鶴竜、照ノ富士、そして被害者の貴ノ岩さえも所属部屋の親方に真相を伝えることはしなかった。唯一石浦だけは鳥取城北高校校長で相撲部監督である父親に伝えたはずだ。もしそうでなければ翌日に貴ノ岩が日馬富士に謝罪し、「手打ち」などしなかったはずだ。 事件後、理事長は理事会への速やかな報告はしなかった。そして調査半ばであるにも関わらず、2つ目の診断書を書いた医師の意見を公表した。「相撲を取るには差し支えない」と言ったあれだ。全くとんでもない話で、印象操作と疑われても仕方がない行動だと思う。本当に医師自身の話か、理事長側の希望的観測が含まれているか分からないためだ。 それに貴乃花親方が巡業部長なら、12月の巡業には参加したくないとか主張した白鵬に対して、協会としての明確な抑制はしなかった。普通なら力士として許される発言ではないのに、「力士会を通じて意見を出せ」とは論外。筋が違うだろと言いたい。 それより何より今回の暴力事件の裏にあるのは、モンゴル勢の「つるみ」であり、それが八百長の温床になり兼ねないと言う当然の危惧なのだ。現にここ数年間はモンゴル勢で優勝を分け合っている。それが裏取引無しで貴ノ岩が白鵬を本場所で破り、その結果稀勢の里の優勝と日本人横綱の誕生に繋がったのだろう。 高野危機管理委員長 この人は危機管理委員会の高野委員長。どこかの高検の最高責任者を務めた人らしい。会議の席で報道陣を前に、貴乃花親方が主張する「捜査が済むまでは協会の事情聴取に応じられない」との発言に異論を唱え、その場で鳥取県警に電話した張本人だ。普通そんなことをするだろうか。これも貴乃花を悪者にするための印象操作としか思えないのだ。それも協会側に立つ一方的な論理の元に。 彼の考え方に異論を唱えているのが、その前任者だった宗像弁護士。彼もある高検の長だったが、貴乃花親方はいわば「内部告発者」の立場にあり、それによって不利益を被るのは論外と論評していた。 池坊評議委員会議長 この人は公明党選出の国会議員で、元文科省の副大臣を務めたことがある。今回の事件については、「貴乃花親方が早めに協力したら理事会でも進めようがあった」とぶった。まだ鳥取県警が捜査中なのに、理事会は果たして一体何を進められたのかが疑問。 さらに「八角理事長を中心に、会員は一致協力して進めるべき」云々の発言も不可解。現体制の方針が曖昧だからこそモンゴル力士会の暗躍が許され、白鵬の万歳事件や不規則発言に繋がったと私は思うのだが。そして議長の役職は、外部の人間として客観的に問題点を捉えることにあるのだが、一方に偏るのは果たしていかがなものだろう。 ここまで書いてきて、やはり1回では書き切れないと悟った。もう少々お付き合いいただけたら嬉しい。<続く>
2017.12.29
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<わたしとニュース> 世界に誇る新幹線のぞみが事故寸前とのニュースに驚いた。台車枠に14cmほどの亀裂が入り、さらに運転を続けた場合は脱線の可能性が高かった由。異臭に気づきながら車掌は運転中止を躊躇した。中国や韓国ではこの手の事故が頻発しているが、まさか日本でこんな「事故」が起きるとは。ベテランの保線担当者が急激に減った影響らしいが、高度の保線技術が若手にも継承されないと、こんなことが生じる。 リニア中央新幹線の工事に関して、大手ゼネコン、大林組、大成建設、鹿島建設、清水建設の4社が談合したことが明白になった。4社の受注額は全体の75%にも相当する由。談合はルートが正式決定した2011年頃から始まったと言うから悪質極まりない。技術を有するゼネコンが限られ、今後の世界戦略に有利との思惑からだろうが、被った損失は新幹線の乗客が負うことを忘れてはいけない。 沖縄県宜野湾市の米軍普天間基地から飛び立ったヘリコプターから、近隣の小学校校庭に部品が落下した。これを受けて翁長沖縄県知事が「米軍は良き隣人ではない」と非難した由。相次ぐ事故に県民が怒るのはもっともだ。だが、基地の老朽化や基地周辺の住宅化は、あながち米軍のせいばかりとは言えない。既に19年前から辺野古への移転が決まっていたのに、県は未だに反対し続けている。 これが建設当時の同基地。周辺には広大な空き地があり、危険性も現在よりは遥かに小さかった。だが生活の便宜性を優先させ、基地の傍までどんどん住宅地が広がって行った。基地は今早急な改修が求められている。だが、翁長県政は県内移転を許さない。鳩山元総理の「最低でも県外」発言もあった。さらに県民を反対闘争に導く中国の巧妙な世論工作があるのだが、地元紙はそれを報じない。 大相撲問題が長引いている。昨日の臨時横綱審議会と臨時理事会とで、一定の結論が出た。相撲の歴史は古く、第11代垂仁天皇が、野見宿祢(のみのすくね)と當麻蹴早(たいまのけはや)とを大和国、現在の奈良県桜井市にある相撲神社の境内で戦わせたのが最初と伝えられている。宿祢は蹴早の腰を蹴り、骨折させたと言う。天皇は勝った宿祢に蹴早の領地を与え、以後朝廷に仕えさせた由。 <回向院(現在の国技館)での相撲興行> 相撲は神事と言うが、発祥時は相手に大怪我を負わせることも認められていた。蹴り倒したり、お互いに殴ったりもした。相撲自体が、相撲(あいなぐる)と書く。神は穏やかな魂である和魂(にぎたま)だけでなく、荒々しい荒魂(あらたま)も同時に持つ存在だった。江戸時代になって大坂と江戸の相撲興行が合同し、回向院で相撲を取った。「一年を十日で暮らすよい男」。年間10日だけの本番だった。 番付も当時は大関が最高の地位。やがて大関の中で強い力士から横綱が誕生。国技館が出来たのは明治42年(1909年)で、ようやく相撲が国技と呼ばれた。国技館が建てられたのが、かつての回向院の境内の由。日本相撲協会が公益財団法人になったのは平成26年だから、まだわずか3年前に過ぎない。これになったお陰で、協会は税金を納めずに済むのだとか。何だかねえ。 裁決が下った。元日馬富士は引退勧告相当。白鵬と鶴竜の来年1月の俸給は支給停止で、白鵬は2月分も半減措置。伊勢ケ浜親方は理事を辞退。被害者の貴ノ岩は診断書を提出すれば、初場所全休でも十両の最下位に据え置き。貴乃花親方への処分は、事情聴取が終わってからとされた。八角理事長は残任期間の3か月間、俸給の全額返上を自己申告。私はとても甘い処分だと思う。特に白鵬に対しては。 JAXA(宇宙航空研究開発機構)所属の金井宣茂さん(41歳)がロシアのロケットでISS(国際宇宙ステーション)とのドッキングに成功した。これで日本人宇宙飛行士は14人目か。同氏は元自衛官で潜水医官と言う珍しい任務に就いていた。それが海から宇宙に向かうのだから凄いもの。ISSでは認知症治療の研究を続ける由。日本人の宇宙での滞在時間は、アメリカ、ロシアに次いで3位とか。心から任務の成功と無事帰還とを祈りたい。 昨日詠んだ歌 花に水やり終え部屋も温まれば窓辺でしばし珈琲ブレイク 雲光る師走の空の美しき新たな年はより健やかに のそのそと網戸を登り行く虫の姿も消えて空に青雲 小豆煮る平穏の時有り難きこの酉年も年の瀬迫る この他ローズコーンさんのブログに5首書かせていただきました。感謝です。
2017.12.21
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<~群れと孤立~> 横綱日馬富士が引退届を出した。当然の帰結のように思う。「怖いなあ」。日馬富士がこうつぶやいたのは、九州場所が始まって3日目のこと。この日、スポーツ紙が日馬富士の暴力事件をスクープしたのだ。彼は事件後、密かに負傷させた相手の貴ノ岩と「話」をつけ、「親方には階段から落ちたことにしろ」と言っていたそうだ。それが貴乃花親方に真実が知られたことで、一気に問題化した。 横綱白鵬の態度も不可解だった。九州場所中、嘉風との対戦で負けた後、62秒間も土俵に上らなかった。明らかに軍配は返り、行事が「残った」と言っていたのに、自分は「待った」をしたと態度で表した。40回目の優勝を決めた表彰式での態度も不可解。「事件の膿を出す」。「二人をもう一度土俵に上げたい」の発言。そして意味不明の万歳三唱。いずれも横綱として相応しくない態度だった。 そもそも白鵬自身が事件の関係者なのだ。元々鳥取城北高校時代のOB会の席に、無関係の白鵬が日馬富士と鶴竜に話して同席した経緯がある由。まさか高校のOB会に3横綱が現れるとは思っても見なかった貴ノ岩は驚き、暴力をふるわれることを覚悟したと言う。場所中に白鵬が報道陣に事件の顛末を漏らしたのも変。それも一方的に日馬富士を庇う内容で、「既に手打ち済み」の発言も不愉快だ。 「これは可愛がりなんですよ」。事件発覚後、白鵬が知人に話した言葉とか。相撲用語の「可愛がる」とは猛稽古で相手をグーの音も出ないまで鍛え上げること。それなら許されても、土俵外の目の届かない場所で暴力を振るうのは虐め以下。今回のは陰惨な暴力事件でしかない。しかも「モンゴルの結束」を乱すものを懲らしめる意味もあった。だからあの場に居合わせた者は、全て同罪とも言える。 貴乃花親方は父(貴ノ花)伯父(初代若乃花)の伝統を受け継ぎ、ガチンコ勝負で名高い。つまり八百長や、星の貸し借りを一切しない正統派。ところが最近一大勢力となったモンゴル勢同士では、「優勝のたらい回し」をしていた形跡がある由。一時期は白鵬、日馬富士、鶴竜、照ノ富士の4人で数年間優勝し続けた。この間日本人力士の優勝はわずか1回。日本人力士の弱さだけでなく、モンゴル勢の「貸し借り」と考えれば納得しよう。 貴乃花部屋の力士は他の部屋の力士とは口を利かないのが原則。モンゴル勢の飲み会にも参加させないのが普通。理由は「戦う相手と親しくなるべきではない」と言う親方の考え方だ。今回は高校のOB会で、十両石浦の父親が高校相撲部の監督で例外。ところが結果は陰惨な虐めになった。 これは普段からモンゴル勢と「群れなかった」貴ノ岩に対する制裁であり、力をつけて来た後輩への悪質な「威し」だったのだろう。私はそう確信している。だから日馬富士が引退会見で語った「今回は後輩への躾の一環」との発言は、きれいごとだと思っている。 モンゴルの先輩力士の動きも怪しかった。元朝青龍は弟分である日馬富士の窮状を知り、「これは日馬富士を陥れるための策謀」とモンゴル国内に流布した。その一方、モンゴル力士の草分けである元旭鷲山は政府の顧問としてそれを打ち消す行動を取った。貴ノ岩の頭部負傷の写真は、彼がネットに流して明らかになった。モンゴルでの相撲人気は日本とは違った独特のもので、逆に加熱気味とも言える。 日馬富士が引退しても幕引きではない。横綱審議会、評議委員会での審査も継続中。今後十両に陥落した貴ノ岩と貴乃花親方の理事資格がどうなるか。かつて日本相撲協会は理事である横綱千代の富士を3階級降格させたことがあった。 その強い千代の富士の星の貸し借りのお陰で、弟弟子の北勝海(現八角理事長)は優勝することが出来たとも言われる。千代の富士引退後、北勝海が優勝出来なくなったのはそのためらしい。利害に繋がる役員選挙の実態が偲ばれる。一門の利害にまつわる激しい闘争があるのだろう。貴乃花親方の態度にも批判があり、今後の相撲協会の運営が気になる。 場所後、八角理事長の講話があった。十両以上の関取に対する暴力廃絶の訓話だ。その終了後、モンゴル力士から質問が飛んだ由。一つは貴乃花親方を巡業部長から降格させること。二つ目は貴乃花親方が巡業部長である限り、12月の巡業には参加しないと言うもの。これが本当なら本末転倒だ。力士にそんな意見を言う権限はない。また親方衆が所属の力士の口を通して言わせたとしたらなお論外だ。 大相撲界にこれだけモンゴル力士が勢力を伸ばすと、誤った方向に進みかねない。大相撲は我が国古来の国技。もしモンゴルの国技であるモンゴル相撲に日本人が注文をつけたら大騒動のはず。大相撲はかつて神事だった。39歳の再入幕安美錦が見事怪我を克服して千秋楽に勝ち越しし、敢闘賞を受賞した。その精神を全力士が見習って欲しい。大相撲を見始めてから65年経つ私の心境は複雑だ。
2017.11.30
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「親父の趣味は何なの?」。東京で次男に言われた。私が走っていたことは知っている。今も走ってるのか知りたかったのだろうか。「ブログだよ。毎日500人くらいの人が見てくれてる」。「へえ~っ、そんなに?」。それ以上ブログの話は進まなかった。以前彼に私のブログを見てくれと頼んだことがあった。独り暮らしになった今ブログで消息を確認が出来ると考えたのだが、反応は鈍かった。 もう6週間ほどブログを更新してない友がいる。一体どうしたのかと心配。ブログも順調な時は楽しい。アクセス数が増えればなおさらだ。だが人間には不調な時もある。加齢と共に行動範囲が狭くなり、書く内容も偏る傾向もある。そうなると面白みが消え、アクセスも減る。家庭的な理由で書けなくなることもある。それをどう切り抜けるか。ともあれ、書く本人が面白いと感じないとブログは続かない。 ジンバブエのムガベ大統領がようやくその地位を譲る。御年93歳で、国を独立に導いた英雄。大統領職を30年間勤めた独裁者は、後継者に54歳の夫人を立てた。ところがこれに反対して軍部がクーデターを起こし、前副大統領が新たに就任することになった。しかし93歳でなお政治を我が物にしようとする執念が凄い。一方民衆の怒りも理解出来る。かつての英雄も欲にまみれればこうなるのだ。 習国家主席の特使と会わないまま帰国させた北朝鮮の金正恩。これに怒った中国は、北朝鮮との国境に架かる橋を閉鎖する。これで一層経済封鎖が厳しくなる。為政者が苦しむのは良いが、国民が気の毒だ。古い北朝鮮のレーダーでは、アメリカのステルス戦闘機が捉えられず、そのことを知った彼は爆撃を極度に恐れていると言う。 トランプさんはプーチンさんとも1時間以上電話で情報交換した。話題は北朝鮮への制裁だろうか。時折しも8人が乗り込んだ北朝鮮の木造船が、秋田県由利本荘市の港に漂着した。最近こんなことが続く原因は、イカの好漁場である大和堆(やまとたい=日本の経済水域)への北朝鮮漁船の侵入。信じられないがそんな船が千隻も集まると聞く。イカは良質なたんぱく質で、輸出品にもしている由。 貴ノ岩負傷事件が連日ワイドショウを賑わしている。最近は相撲協会の池坊評議委員会議長までがTVで意見を言い出した。結論が出る前に公職にある者の意見陳述はいかがなものか。それにしても貴乃花親方の沈黙の理由は何だろう。相撲協会への不信感の根深さを感じる。警察の捜査を待たないと何事も解決しない現状こそが大相撲界の問題なのだろう。もう暫く静観し、真実が明らかになるのを待ちたい。 昨日シーツなどを洗濯して干した。天気予報は悪くないはずだった。ところが急に空が曇って、大粒の雨。私は慌てて洗濯物を室内に取り込んだ。シーツと靴下などは物干し竿のまま2階に干し、シャツや下着類は居間で専用の器具に。その作業中、雨が霙(みぞれ)に変わった。さて、今日はウォーク行事の日。一時雪の予報が出ていたが、寒さと濡れることが心配だ。では、行って来ますね。
2017.11.25
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< わが名は野次馬 > おかしなことに争いの場が土俵上ではなくなりました。日馬富士の暴力で弟子の貴ノ岩が負傷させられた貴乃花親方は、先月のうちに鳥取県警に被害届を出したようです。正式に受理されたため近く捜査活動が始まるかも。何せ頭蓋底骨折と髄液漏の疑いと言う診断ですから尋常ではありません。 日馬富士はアルコールが入ると人が変わるみたい。貴乃花親方は日本相撲協会の改革を目指して理事長選にも立候補した人。今回も現状では改革が不可能とみて、意を決した感がありますね。最悪の場合は日馬富士の引退にも繋がるでしょう。貴乃花の行動にも首を傾げる点がありますが。 小池東京都知事が希望の党代表を辞めました。唐突な感もしますが、多分先日の区議選で惨敗したのを潮時と考えたのでしょう。何しろ候補者5人のうち、当選したのは1人だけ。かつての神通力を失ったことを、自ら悟ったのかも。今後希望の党が空中分解しなければ良いのですが。その点、音喜多議員(右)は立派でした。一早く彼女と決別し、都議の仕事に専念したのですから。 かねて申請中だった加計学園獣医学部の新設が大学設置審議会から承認。これを受けて文部科学大臣が認可を公表しました。野党と交渉中だった衆議院文部科学委員会における質疑時間の配分にも合意したようです。元々法に基づき専門家の厳正な審査を受けての認可ですから、幾ら野党が追及しても何の問題も出ないはず。総理の忖度など入り込む隙はありません。3つの国立大学新設に立ち会った私の実感です。 この人は今鳴りを潜めています。9月15日以来2か月間もミサイル発射や原爆実験を行っていません。米韓合同軍事演習に悪態をついてはいるものの、どうやら米軍の実力行使が怖いみたい。経済制裁や食糧難に疲弊した亡命もあり、先日も兵士が板門店から南に逃げ込みました。金正男を殺害しただけでなく、その息子まで暗殺しようとした北の工作員が中国で逮捕された由。強がってはいるものの不安が募るのでしょうね。 先のトランプ氏訪韓では、この人がすっかりミソを付けましたなあ。晩餐会に「慰安婦もどき」を出席させ、日米にくさびを打ち込もうとした姿勢が、世界の失笑を誘いました。トランプ氏側に連絡なしで米軍基地で待ち構えていたこと、米軍兵士との会合で、トランプ氏の隣に座ろうとして列席と握手も拒否された由。安倍総理との仲の良さを見せつけられて焦ったのでしょうが、自分勝手な振る舞いは困りますねえ。 トランプさんが会合から帰る際、車の前にデモ隊が立ち塞がったと言うからビックリ。怒った民衆は車にペットボトルなどを投げつけたため、急遽反対車線へハンドルを切った由。国賓に対してそんな非礼な態度を取る国がどこにあるでしょうか。前駐韓米国大使が韓国市民に顔を切られた事件もありました。今回トランプさんが文氏の誘いに乗って板門店に行かなくて良かったと思うのは私だけかな。 ベトナムで開催されたAPECで、各国はどんな収穫があったのでしょう。日本は11か国によるTPPの成立にほぼ成功。さらに安倍さんとトランプ氏の信頼関係も深まりましたね。北朝鮮は日本はアメリカの忠犬に成り下がったと悪態をついていますが、その北朝鮮へ中国は近く特使を派遣するみたい。さて今後東アジアはどう展開するのでしょう。なおイラストはネットから借用しました。
2017.11.16
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<謎> 神奈川県座間市で起きた連続殺人事件の犠牲者の身元が全員判明した。滅多に起きない残虐な事件だが、事件の全容解明につながることを願いたい。だが容疑者は供述調書にサインせず、死刑の阻止を図ってるとも伝えられている。それに、この容疑者が以前住んでいたマンションでも、下水管が詰まったり異臭騒ぎが起きていた由。若い犠牲者たちの乏しい金品を強奪したことも不可解だ。 大相撲九州場所が開幕したが、初日早々稀勢の里と日馬富士の2人の横綱が敗れる波乱があった。日馬富士と関脇に陥落した照ノ富士は2連敗。さらに日馬富士は3日目から休場した。ところで今場所休場している貴ノ岩だが、鳥取巡業中に日馬富士からビール瓶で殴られた負傷が原因とか。日馬富士の休場も、これが明らかになったためと聞く。モンゴル人は直ぐカッとなるようだが、朝青龍も同じだったね。 希望の党の共同代表選出劇で、おかしなことが起きた。敗れた候補が小池代表の考え方と異なる意見を表明したのだ。憲法改正と安保体制に関するものだが、先の選挙で訴えた党の公約と相反する内容。選挙が終われば何を言っても許されるなんて考えるのは大間違い。小池さんはこの度代表の座から降りることを表明した。自民党への支持率が少し上がったが、「モリカケ問題」への批判は依然強い。 トランプ大統領が今回の韓国訪問時にハグした元慰安婦の老婆(88歳)は、慰安婦ではなく運動家の女性で年齢も違うとの指摘があるそうだ。李明博元大統領時代の国防大臣が、ネットを使って世論を操作した疑いで逮捕された。今後は元大統領の尋問へ発展する可能性もある由。大統領を務めた人物が、その後逮捕されるケースが韓国では普通のことだ。 トランプ氏はあの時差し出した文大統領の手を握らなかった由。本当なの?そう言えば朴槿恵さんが安倍総理との握手を拒んだこともあったっけ。そしてつい最近38度線の板門店を越えて、北朝鮮兵士が韓国側へ亡命した模様。何だかなあ、朝鮮半島。 今回訪中したトランプさんに、習国家主席は28兆円分の大型契約を示した。膨大な貿易赤字を攻撃材料とされることを恐れての先制攻撃だったのかも知れない。一頃は先行きが暗いと目されていた中国経済だが、まだこんな余力があったことに驚く。経済力のみならず強大な軍事力も侮れない。今後南シナ海や東シナ海でのさらなる覇権行動が気になるところ。 ヒラリー陣営が訴えたトランプさんの「ロシア疑惑」は、結局大手報道社がねつ造したフェイクニュースだった由。最近のサイバー攻撃やネット疑惑は想像を絶する激烈さで、もはや「ネット戦争」の段階まで来た気がする。APECの際にトランプさんとプーチン氏の会談が実現しなかったのが残念。もし実現していたら、少しは現在の事態が打開されたかも知れないのにねえ。 イギリスのEUからの離脱が難航してる。原因は多額の「手切れ金」。実態は加盟金で、EUでは7年単位で加盟各国から徴収している由。その加盟金を全額支払った後でないと離脱は許さないと言うのがEUの主張。これでは加盟していた方がまだマシとの意見も出そうだ。時あたかもエリザベス女王の税金逃れが発覚した。かつての大英帝国の栄光は何処に消えたのだろう。どうするイギリス。
2017.11.15
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<人間とは何か> 神奈川県の座間市で凄惨な事件が起きた。「自殺サイト」で自殺の志願者を「募集」した犯人が、自宅に招いて殺害した大事件。それがわずか3か月ばかりの間に9人もの方が犠牲になった。死体を処理した後の内臓や肉は少し遠くのゴミ捨て場に捨て、頭蓋骨と骨はクーラーボックスに入れ、「猫砂」を被せていた由。臭気の籠る室内に3か月ほど同居していた犯人の神経にも驚く。 警察の捜索で、徐々に犯罪の実態が明らかになりつつある。中には高校生や大学生もいたようだ。性欲を満たし、殺害し、金品を奪い、遺体を損壊し、証拠隠滅を謀ってその一部を捨てる。全く恐ろしい犯行だ。左は犯人の白石某。右は俳優の高橋一生氏。失礼だが似てると感じて並べてみた。 NHKの朝ドラ『わろてんか』に出演中の葵わかなさんだが、どこかで見たような顔だと前から思っていた。特に目がパッチリしている点。ある時、これはあの「引越センター」のコマーシャルに出てる女の子だなと気づいた。彼女、まだ20歳ほどの若さとか。ついでだが、↑の高橋一生も製薬会社の御曹司役で、同じドラマに出演中。大阪の笑いの文化を育てる内容のようだが、今後に期待したい。 血を沸かせた日本シリーズもワールドシリーズも終わった。日本一に輝いたソフトバンクは、何と優勝の原動力になった3人のコーチを放出した。今後は工藤監督の天下になるのだろう。放出された佐藤ピッチングコーチを、東北楽天は早速1軍コーチとして迎えた。田中マー君や大谷投手を育てた名伯楽だ。 その楽天は松井稼頭央選手を戦力外とし、同選手は古巣の西武に戻るようだ。あの松阪もソフトバンクの戦力外となった。45歳になるイチローもまだ現役続行を志願している。ポスティングシステムで大リーグ入りを図る大谷投手以外にも、大リーグを目指す選手が数名いる由。ワールドで敗れたダルビッシュはそのまま残留してリベンジを果たす希望のようだが、ストーブリーグは活発だ。 次の訪問地である韓国へと向かったトランプさんだが、韓国内の政情は不穏な動きを見せている。国賓である大統領を待ち受けていたのが、訪韓反対のデモ隊。これが会見会場の200mの至近地だと言うから驚く。トランプさん訪韓に先立ってTV会見に出た外務大臣が、記者の質問を受けトランプさんを嘲笑したと聞く。あの国では、重要な閣僚がその程度の見識なのだ。 文大統領主催の晩さん会では料理に「独島海老」を出し、トランプさんと元慰安婦のハグを強要し、政治的なメッセージを演出した。「日韓合意」を踏みにじる行為であることは明らかだ。韓国は合意事項を自国の都合で簡単に変更する。つまり「ゴールポスト」を勝手に動かしてしまう国民性で、法治国家としては到底信用出来ない国だ。 釜山鎮殉節図 朴前大統領もそうだったが、文現大統領も政策に迷いが見られる。対北朝鮮としては自由主義国家として日米と共に対応するのが本筋であるにも関わらず、約2千年間支配された中国の顔色を窺っての「二重外交」つまり「コウモリ外交」の習癖がつい出てしまう。中国の「大中華思想」に対する、朝鮮半島諸国の「小中華思想」。たとえ支配されてもプライドの高さは一流なのだ。 京都耳塚 さて「元寇」だけでは不公平なので、秀吉の蛮行についても記そう。彼の晩年、日本軍は朝鮮半島に2度侵攻した。上の「釜山鎮殉節図」は、日本軍が釜山城を攻撃する図。そして下の耳塚は日本軍が切り取った朝鮮兵士の耳や鼻を供養した塚である。将校の首は現場で検視したが、兵隊は削ぎ取った耳や鼻を塩漬け、酒漬けにして内地へ持ち帰り数えた。報奨のためだ。 東莱城殉節図 果たして殺戮された朝鮮半島の人々は一体どれだけなのだろう。当時の出征軍は16万人近く。因みに2度目の元軍は10万人で高麗軍は1万人みたいだ。この侵攻は秀吉の老化による妄想とも、部下に知行を与えるためとも、明に攻め入る前提とも言われているが、朝鮮国民にとっては迷惑以外の何物でもない。まさに不毛な歴史と言えよう。日本軍は引き上げの際に多くの工人らを連行した。九州の焼き物は、その朝鮮人技術者が高めたと伝えられている。
2017.11.09
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<初冠雪のニュースなど> 何日か前に寒気団が南下した折、東北の山々に雪が降った。例年よりも3週間ほど早い雪の便りだったとか。仙台でもその前夜から足が冷え込み、翌日は蔵王山頂に雪が積もったと聞いた。だが市内の気象台からは曇っていて確認出来ず、初冠雪とは認められなかった由。寒くてもまだ10月初旬。ここでコタツを出すわけには行かない。服装の調節と暖かい飲み物で頑張っている私だ。 折も折、アメリカから驚愕すべきニュースが飛び込んで来た。男がホテルの36階から、400m先のイベント会場に向けて銃を乱射し、60名近い死者と500名近い負傷者を出したとのこと。銃は連射出来るよう加工され、ホテルと自宅には合計40丁もの銃があった由。ISの発表とは異なり、政治的な背景は無さそうだが、男は犯行当日8時間もギャンブルに興じていたそうだ。銃社会の怖さを感じる。 連日TVの報道番組が喧しい。衆議院議員選挙報道が過熱気味だ。中でも小池東京都知事の動向がヒートアップ。公示日を目前にして、政治評論家の論評にも変化が見られる。これまで「作戦」の中心だった若狭衆院議員のやり方に業を煮やして知事が「希望の党」の代表となり、最前線に躍り出たのだ。そして矢継ぎ早に色んな手を打ったようだ。 先ず民進党を分解させ大部分を希望の党に吸収した。政策上の「踏み絵」を踏ませてのことだ。維新の会とは選挙協力の合意を交わし、公明党とは同党支持の女性副知事を誕生させて、悪化した関係を修復した。日本のこころからは前代表を取り込み、共産党、社民党とはすっぱり手を切って旗色を明確にした。そして自民党の石破氏を首班に推すため、密かに離党を勧めたとも言われている。 ところがその足許から思わぬ綻びが生じた。都民ファーストの音喜多都議と上田都議の離党。理由は知事が国政に打って出たことや自論の情報公開を守らないことなどだ。グループの人事は数人で密かに行い、政務活動費のピンハネやパーティー券販売の強要も。2人は今後都政改革に全力を尽くすと宣言。ファーストペンギンとして同知事を助けた2人の主張は、ごく正論だと思う。 自民党の女性閣僚は、小池氏を「女性ヒットラー」と評した。若狭議員には「TVに出るな」と厳命したようだから、彼女は笑顔のヒットラーなのかも知れない。さる評論家の「策士策に溺れる」の言葉が印象的。都の改革はほとんど果たさないまま国政に血眼になるとは、一体どんな神経なのだろう。「風」に惑わされ易い特性の国民に10月10日の公示日が近づく。 さて日本ハムの大谷投手が、ピッチャーで4番と言う試合を先日観た。確か3-0の完封で勝利し、ヒットも放ったはず。今シーズン後、彼はポスティングシステムで大リーグに行く予定。投球時のスピードは165kmを超え、ホームランを多発するあの傑物を国内でもう見られなくなるのは淋しい。一方早実の清宮選手や広陵の中村捕手がプロ入り宣言をした。これらの若者が今後どう化けるかも楽しみだ。 今年の秋は淋しかった。ノーベル賞の受賞者に日本人の名が挙がらなかったからだ。医学・生理学賞、物理学賞、化学賞、全部外れた。で、春樹ストが期待する文学賞はどうかと思ったら、意外な名前が告げられた。日系イギリス人のカズオ・イシグロ氏がその人。長崎県出身で5歳の時に両親と共に英国に渡り、そのまま帰化した人気小説家なのだとか。多様な表現の基底には日本人の感性が潜む由。 また昨夜は平和賞の発表があった。受賞対象はICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)で、国際的な反核キャンペーンの集合体だそうだ。日本の被爆者団体も関係してる由。広島、長崎の関係者の歓びはいかばかりだろう。特に長崎は二重の歓びだ。今回の受賞は北朝鮮に対する警告でもある。ともあれ目出度い。暗いニュースが多い中で、一際明るいニュースだった。
2017.10.07
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<唐突感と違和感> 衆議院の解散は入院中に知った。正直言って安倍総理は少し焦っているように感じた。恐らく「今なら勝てる」と踏んだのだろうが、違和感も感じた。「森友、加計隠し」。野党はそう言うが、私は全くそうは思わない。国会の休会中審査までしてながら、野党はどんな疑惑を引き出せたのか。何もない。それなのに「疑惑隠し」とは驚くべき感覚だ。安保関連法案の整備を、「戦争法案」と呼んだのと同じ論理で、全くのこじつけに過ぎないと思う。 総理の態度も煮え切らなかった。「忖度」は無いにせよ、昭恵夫人の軽率な行動が疑惑を招いたことは確か。「森友」は籠池夫妻の老獪な手法やごり押しが行政の下部機構に何らかの影響を与えた可能性はあり、司直の手で捜査された。「加計」は論外。加戸前愛媛県知事が、加計学園に20年に亘って獣医学部の新設を働きかけたことが明白で、全ては現行規則の範疇だ。それを報道しない方が異常だと思う。 小池東京都知事の手法には驚きを禁じ得ない。東京オリンピックの地方開催問題の頃から、私は疑問を感じ始めていた。宮城、埼玉、神奈川などは、結局小池さんに「ダシ」にされただけ。豊洲市場移転問題も長引くだけ長引かせて時間を稼ぎ、最後は曖昧な決着になった。しかも築地市場の跡地開発は都自らが行うと言う。どれだけ赤字を増やせば気が済むのだろう。どこが「ワイズ・スペンディング」だ。 その彼女が「希望の党」を立ち上げた。だがこれは「野望の党」。沈没寸前の民進党からの大量転身。これは財源と組織が使えると読んだはず。「日本のこころ」との合流も政党助成金の持参金付きだが、実際は落選中の中山氏の救済措置。「こころ」党内に反対論もある。維新との棲み分けや公明党への秋波など「何でもあり」で、「議員ファースト」や「政党ファースト」になってはいないか。 党の代表に就任しながら、自分の立ち位置は明確にしていない。もし衆院選に立候補すれば都政を途中で投げ出したことになり、出なくても公明党が都議会の与党から下りたら苦戦を強いられよう。これまで8つの党を渡り歩いた彼女が女性初の総理を目指すのなら、今回が最後のチャンスとか。そのため「原発反対」や「消費税増税反対」などの甘い言葉は、票集めの手段として有効なのだろう。 希望の党の眼鏡に適わなかった民進党リベラル派議員は無所属での出馬、共産党などとの連携、新党結成などが予測される。希望の党が躍進すれば憲法改正への道は近くなり、状況はこれまでと一変するだろう。保守系の政党同士での政権交代の目も出て来よう。さて、野党はしきりに安倍政権打倒を叫ぶが、倒した後に何をするのか。そこが重要だと思う。 安倍総理の国連総会の場での演説は見事だった。そしてその後北朝鮮の隠れた一面が明らかになった。一つは米軍の爆撃機をレーダーが捉え切れなかった事実。二つ目はロケットのエンジンオイルは他国からの輸入ではなく、自国で生産してるとの事実。これでは経済制裁の意義が乏しくなる。そして三つめは今年も主食のトウモロコシが不作で、闇で交換する物が無い兵士が飢えているとの噂。 兵士がぜい弱だからこそ、原爆や長距離ミサイルの開発を急いでいると言う北朝鮮。その危険極まりない隣国を見ながら、「平和憲法護持」などと呑気なことを言っている日本国民。憲法は必要に応じて改正するのが世界の常識だし、自国の安全は自らの手で守るのが民主主義国家の基本だが、これまで日米安保体制に反対し、自衛隊を異端視する政党もあった。さて今回の選挙で国民はどんな判断を下すのだろう。
2017.10.02
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スペインのバルセロナで悲惨な事件が起きた。繁華街の歩道に車が突っ込み、100名もの負傷者と13名の死者が出た由。この後、バルセロナ近郊でも乗用車が暴走し、7名の死傷者が出た。犯行グループはISの同志による事件と発表したそうだ。シリアやイラクの本拠地を奪われて苦戦するISが、最近ヨーロッパで都市型のゲリラ活動を活発化しているが、彼らの主張に同情すべき点は皆無だ。 トランプ陣営のバノン主席戦略官が辞任した。大統領の選挙戦を勝ち取り、トランプ氏の側近中の側近だった保守派で報道会社の経営者だった同氏は、穏健なトランプ氏の娘婿とは相性が悪く、閣内でいざこざが絶えなかった由。しかし主要ポストにある側近が次々に辞任する事態は異常そのものだ。 今、北朝鮮を巡る動きは急。同胞である韓国はもとより、米軍基地がある日本、北朝鮮を諫めるべき立場にある中国、中国に代わって北朝鮮を後押ししてるかに見えるロシア。だがアメリカの実態がこれでは、北朝鮮に甘く見られても仕方ない。一触即発の緊迫感が一頃よりかなり薄れたのも確かだが、油断は禁物だ。 土曜日に参加予定だった「薬莱山とお足」は見合わせた。その日も雷雨があったので、不参加は賢明だったと思う。一応電動自転車のバッテリーを満タンにしておいたが、気が抜けて大掃除もしないままだった。その代わりリュックを背負って買い出しに行った。食料品の他に、出汁醤油、味醂、マヨネーズなど重たいものも購入。帰宅して5品目ほど料理を作った。 今日も朝から甲子園の高校野球を観戦。東北のチームが3校出るため気合いが入る。済美(愛媛)は松山に足掛け8年住んだため、まだ女子高の時から知っている。宇和島東の監督だった上甲さんが監督になってから強くなった。対する盛岡大付属は、ここ数年で急速に強くなった。この日も満塁ホームランの応酬に沸いた。結局延長戦にもつれ込み、やはりホームランで盛岡が勝った。これは予想外だったかも。 関東勢同士の前橋育英(群馬)と花咲徳栄(埼玉)の試合中に買い物に行った。どちらが勝っても関東勢が1校残るだけ。群馬も最近強いが、やはり人口の多い埼玉に分があったようだ。第3試合の聖光学院(福島)対広陵(広島)は聖光学院を応援していたのだが、もう少しの差で惜敗した。これも私にとっては意外な結果。最近の広島は昔ほど強くなかったからだが、広陵が強かったのだろう。 第4試合の大阪桐蔭対仙台育英の試合には驚いた。打撃戦になるかと思いきや、1点を争う投手戦。しかも点が入ったのは8回表だった。9回裏仙台育英の攻撃も2アウトランナー無し。「最後のバッター」が内野ゴロを打って、ファーストがボールをキャッチ。試合終了と思ってチャンネルを変えようとした時、「セーフ」の声。慌ててチャンネルを戻したら、何と最後はサヨナラ勝ち。まさかの結果でしたね。さて明日(今日)の準々決勝はどんな結果になるんだろう。
2017.08.20
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<暗雲> 今日も朝から小雨。そしてこれから先も雨か曇りの日ばかり。地元のニュースを聞いていたら、日照不足で稲の発育が悪いとのこと。我が家の畑でもあれほど好調だったトマトが、実が割れたり腐ったりするものが増えた。長雨による障害だ。だが気温が低いため体は楽。それに窓を閉め切っているせいか室内の湿度は高くなく、案外過ごし易くて助かっている。 天気が悪いが退屈はしていない。今は甲子園の高校野球を観るともなく観ている。それにしても東北は強くなったものだ。山形日大は敗れたが、盛岡大付属が優勝候補で春夏連続制覇を狙う栃木の作新学院を下し、福島の聖光学院がおかやま山陽(岡山)を下して2回戦に勝ち進んだ。どちらも私立高校なので国内留学があるのかも知れないが、それにしても強い。今は地域による格差はなくなったのかも知れない。 結局サニーブラウン・アブドラ・ハキームは7位だったようだ。こんな長い名前だが、れっきとした日本人。そして活躍した舞台はロンドンの世界陸上選手権で、これは200m決勝の結果。18歳5か月での決勝進出はあのボルト選手の記録を抜いた。太腿の裏を傷めたため、100m×4リレーへの出場はしないようだが、ケンブリッジ飛鳥などと共に日本陸上競技短距離のホープ。これからが楽しみだ。 夜はまたプロ野球で退屈しない。応援している東北楽天は目下首の皮一枚の差でパリーグのトップ。だが2位のソフトバンクよりも勝ち数は少ない。消化したゲーム数が9つもソフトバンクより少ないのは、雨で試合が流れたからだ。そして早く故障中の主力選手が戻って来て欲しい。昨夜は敗れて再び2位に落ちた。だがわずか1厘差。こんな風に夢中になれるのは、きっと幸せなのだろう。 PCへの写真取り込みについては、近所の電気屋さんが私だけを対象に、急遽パソコン教室を開いてくれることになった。ただしお盆休みが終わってからなので、後12日間ほどは貯えた写真を用いるしかない。最近困っているのは、突然作業中の文章が消えること。これもウインドウズとウイルスソフトの熾烈な戦いなのだろう。 実は最近、中国、北朝鮮、韓国のウイルスが日本のネットを侵略してるとのうわさがある。世はまさにネット犯罪の時代。アメリカやロシアなどの大国も、裏では相手国を妨害しようと暗躍しているのだ。知らぬは平和国家日本の国民だけと言う風にならねば良いのだが。 北朝鮮とアメリカの「チキンレース」が熾烈だ。北朝鮮は米軍基地があるグアム島の付近30~40km周辺へ、日本列島の上空を通過してミサイル4発を発射すると脅かし、アメリカは絶対に脅かしには屈しないと表明。実兄を他国で毒殺し、核実験や大陸間弾道弾の開発に血眼になっている北朝鮮。国連決議など完全に無視し、世界へどれだけ毒を撒き散らしているか自覚していない独裁国家だ。 それに反発するトランプさんだが、あまりにも国の代表として軽率と、このほど60名ほどの議会議員が彼に自重要請の手紙を出した由。しかしこのまま北朝鮮を野放しにしておいて良いのか。もちろん戦争はしない方がベターだが、「気違いに刃物」の喩えもある。そして中国は西沙諸島に基地を築き始めたと言う。こんな無法が通用する現実を虚しく感じるのは、果たしてこの老人だけだろうか。
2017.08.12
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< 写真のテーマは葉っぱなど > サルノコシカケ 籠池夫妻が大阪地検の事情聴取を受けた。助成金の不正受給の疑いなどだ。4時間ほど事情聴取の後、その日は自宅へ帰された。今後さらに疑義を調査する運びとか。この夫婦、トンデモナイ人たちだ。教育勅語に基づく幼稚園教育もおかしな内容だったが、小学校建設に関する設置準備の過程がいかにも不明瞭。自分の「夢」の実現のために賛同者を募り、人の好い総理夫人を名誉園長として担ぎ出した。 カシワバアジサイ 運営費の集め方も異常だった。たまたま取得した国有地から大量のゴミが出たことでゴネ、購入価格を引き下げさせた。補助金は誤魔化して申請し、教員の確保もインチキ。総理から100万円の寄付を仰いだと偽りのPRをし、野党の目を引きつけた。崇高な教育理念は別として、思考と行動がまるで滅茶苦茶。それに乗っかる野党の目の不確かさはどうだろう。恐らくは逮捕も時間の問題だろう。 民進党の蓮舫代表が辞意を表明した。党内の求心力低下の責任を取ると言うのがその理由。先日の東京都議会議員選挙の惨敗を受けて、同党の野田幹事長が一早く辞任表明をした。責任感が強い同人としては当然の行為。それも選挙直前に複数の議員が離党して、他党から出馬当選したのだから手腕を問われても仕方ない。だがあの舌鋒鋭い蓮舫さんがねえ。先日も国会で安倍総理を追求したばかりではないか。 辞任劇の陰に国籍問題があったことは明白だ。謄本の一部を公開した後も、本人はプライバシーの侵害とか言っていたが、トンデモナイ。先日もオーストラリアの閣僚がそのことで辞任している。中国系日本人の母親と台湾人の父親。二重国籍を都合の良いように使い、隠蔽して来た彼女。野党第一党の党首なら、国籍を明確にするのはごく当然の行為。ヒステリックなあの声を聴かずに済むだけでも助かる。 稲田防衛大臣が自ら辞職を決意したようだ。PKO活動で自衛隊が南スーダンに駐留していた際の警備日報が不明になった責任を取る形らしい。それも監査結果の発表を目前にして、明白になるのを恐れたかのようなタイミングだった。この人は弁護士で、蓮舫さん同様に敵を攻めるのは強かった。だが国を守るべき立場にある閣僚として最も重要な「危機管理」が全く出来ていなかった。 森友学園問題でも、籠池氏との関係を問われてしどろもどろ。そしてこの警備日報も都合が悪くなると無かったことにする。そんな対応では防衛相は務まらない。PKO活動は自衛隊に危機が及ばないのが一番だ。だが「駆け付け警護」で友軍を守る際に、予期せぬ事態に遭遇することはあるはず。お化粧が気がかりなこの人に防衛相は、所詮無理だったのだろう。国を守るのは、本来男も女も関係ないはずだが。 最近良くネットが中断する。中には関係ない場面でパスワードなどを聞いてくることも。フェークニュースもさることながら、ネットを介してのスパイ活動や妨害活動が国家の主導で展開されていると聞く。ネットによる国際犯罪も企図されているとか。「平和日本」の甘ちゃん達がワイドショウなどで浮かれている間に、都合の良い情報を信じさせられることもあるのだ。怖い時代になったものだ。
2017.07.29
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先日行われたプロボクシングWBA世界ミドル級タイトルマッチで、フランスの同級1位エンダムに敗れた村田諒太(同級2位)の試合の再戦が決まった。これはメンドサWBA会長の裁定によるもので、不可解な判定を下した2人のジャッジへの6か月間の資格停止処分も、同時に決定した。村田が奪ったダウンを始め明確な点差があった試合で、判定直後から多くの疑問が呈されていた。 大相撲夏場所では、横綱白鵬が1年ぶり、38回目の優勝を14日目で決めた。また全勝優勝は13回目と言うから立派なもの。この1年は怪我などで体調が思わしくなく、力の低下も指摘されていたが、鶴竜、稀勢の里の両横綱が途中休場した場所を最後まで盛り上げてくれた。今後は40回の優勝を目指すと力強く宣言。 また関脇高安の大関昇進を審議する理事会の開催も決まった。最後は負けて11勝4敗に留まったが、横綱日馬富士を堂々たる相撲で破ったのは立派。フィリピン人のお母さんも涙を流して喜んでいたのが印象的だった。 女子プロゴルフの宮里藍選手が引退を表明した。まだ31歳の若さだが、昨年の夏には今シーズン終了後の引退を決意した由。理由はモチベーションの維持が困難になったことだが、ほぼ15年間のプロ生活で腰痛に悩まされていたのも確か。高校生でプロに転向して直ぐに優勝。十代で獲得賞金1億円の実力を発揮し、全米女子プロツアーに進出。人懐こい笑顔が愛らしい選手だった。結婚予定はない由。 なお私は沖縄本島単独一周ランの際に、彼女の実家がある東村平良の集落を通過したことがある。ただし夜の8時半ごろで、どこが自宅かは分からず終い。その日は朝の8時半から75km走り、夜の10時20分にホテルに着いた。長い長い走り旅だった。 わが東北楽天がパリーグの首位で、今日からの「セパ交流戦」に臨むことになった。開幕からずっと首位を走って、まだ1度もその座を譲っていないのは立派。今季は投打がかみ合い、ようやく助っ人3人衆の猛打が爆発するようになった。また先発、中継ぎ、抑えの各投手の調子も良く、早くも30勝を挙げている。今夜は本拠地のkoboパークで対巨人戦。先ずジャイアンツから血祭りに上げるか。 相変わらず北朝鮮の暴挙が止まない。先日もまた日本海へ弾道ミサイルを発射。日本を始め世界各国から非難の声が上がっている。イタリアのシチリア島で開催されたG7でも問題になり、今後国連などで強く制裁を求めることになった。「太陽政策」を図る予定だった韓国の文大統領もその方針を変え、非難せざるを得なくなった。 アメリカのトランプ大統領への風当たりは相変わらず強いものがある。G7では安倍総理の斡旋で「自由貿易推進」と「保護主義」の対立は避けられたが、「地球温暖化」に関してはパリ議定書と対立する立場を取り続けたトランプ氏。G7での雰囲気も決して良好とは言えなかった。 一方アメリカ国内での追及がさらに厳しくなった。例の「ロシアゲート」問題で、娘婿クシュナー氏のロシアとの秘密交渉が情報機関の捜査対象となるなど、激しい批判に晒されてる。南シナ海での中国軍との対立や北朝鮮近海への空母派遣なども含めて、今後のトランプ氏の動向が注目される。 豊洲市場問題への小池都知事の反応が今一だ。豊洲だけでなく、最近築地の土壌汚染も明らかになった。だが帰趨を未だに明らかにしない都知事。汚染対策を早急に立て、豊洲への移転を敢行すべきと私は考えるのだが。 加計学園の獣医学部新設問題はさほど問題にはならないと思う。先の森友学園問題もそうだが、マスコミの取り上げ方が変。今回内閣からの圧力があったと公表した文部科学省の前川前事務次官はどう考えても異常。先の「天下り問題」も前川氏の責任は重大なのだが、「出会い系バー」へ夜な夜な出没していたとは論外。第一あれは公文書の形式じゃない。やはり文科省は三流官庁なのだろう。
2017.05.30
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フランスの新しい大統領が決まった。名前はエマニュエル・マクロン氏。年齢は何と39歳の若さ。もちろんフランス史上最も若い大統領の誕生だ。大学を出てから銀行に勤務し、オランド政権では若くして経済相を勤めた新進気鋭の政治家。 夫人は25歳年上で、高校時代の恩師だった由。その連れ子が一番下でも自分より年上と言うからビックリ。所属政党が無いと言うのも驚く。一般的には中道左派で市場経済や自由競争を尊重する考え方。また親EU派でもある。 今回の選挙では極右政党「国民戦線」代表のルペン女史と決選投票で争ったが、大差をつけて圧勝した。EU離脱、外国からの移民政策反対の立場を取る彼女が勝っていたら、きっと大混乱に陥ったことだろう。 新しい韓国の大統領が誕生した。名前は文在寅氏で64歳。極左政党「共に民主党」所属。廬武鉉大統領時代は、乞われて秘書室長(日本の内閣官房長官に相当)を勤めた。親北派で反日、反米思想の持主と言われ、「自分が大統領になったら、アメリカよりも先に平壌に行く」と公言している。 夫人とは学生運動で知り合い、彼が催涙弾を直撃して倒れた際に助けたのがお付き合いするきっかけだった由。収賄罪で逮捕、起訴された朴槿恵前大統領の罷免直後だけに国民の支持は高いが、あの強硬な北朝鮮の若き首脳と果たして民主的な協議の場を持つことが可能か疑問だ。 また従軍慰安婦問題などを巡って、我が国との関係が悪化しないかが心配。また米軍によって実戦配備されたTHAADを、果たして新大統領がそのまま受け入れるのかどうかも注目される。いずれにしても韓国は、前途多難なように思えてならない。 先月は朝鮮半島に暗雲が漂っていた。北朝鮮は建国の記念行事が重なり、恣意的な軍事行動を示そうとしていたし、これに反発するアメリカは原子力空母や駆逐艦などを朝鮮半島を封鎖する形で配備しようとした。まさに一触即発とはこのことで、一時は両者の交戦の可能性すらあった。もしそうなったら我が国の安全はどうなるのかと、私は本気になって心配していたのだ。 中国首脳との会談で、トランプ氏は中国が北朝鮮に対してもっと圧力をかけるよう迫ったのは間違いない。それを受けて中国がこれまでよりも強力な経済制裁に踏み切ったことも明らかだ。そこで北朝鮮はこれまでの方針を変え、ロシアにすり寄る気配を見せている。 一方のトランプ大統領だが、まだまだ支持率は上がらずに苦戦中。だが、先日は「オバマケア」に対する見直し案が議会で承認されるなど、上昇気運が見え出した。フランスのマクロン新大統領にも、早速当選祝いのメッセージを寄せた。だがまたまたコミーFBI長官を解任するなど、余震は今も続いている。 現在はロシアに占領されている我が国の北方領土。プーチン大統領と安倍総理が協議した経済協力の動きについてあまり聞こえて来ないが、その後どうなったのだろう。ロシアは今回のフランス大統領選に関しても、極右のルペン女史を当選させるべく、ネットを介して妨害工作をしたとアメリカが発表した。 さて安倍総理は、テロ対策法案の今国会での成立を期しており、憲法改正に関しても並々ならぬ意欲を示している。だが民進党を始め、政府を追及する勢いは決して強くないと感じる。あれだけ朝鮮半島がきな臭いのに、我が国の防衛体制を積極的に見直すべきではないかと私は考えている。野党が「森友問題」にいつまでも拘泥しているようでは、優先すべき問題の解決は遅れるだけだ。 人気の小池東京都知事はどうだろう。東京オリンピックの会場に決まった県では、負担金の問題が少しも進捗しないと都知事に苦情を呈した。これに対する都知事の返答は不明瞭で、逆に安倍総理が早急に問題を解決するよう丸川五輪担当相に指示を出した。「何だかなあ」である。 豊洲市場問題に関する都の動きも相変わらず鈍い。小池都知事は都議選の争点にする積りなのか、なかなか豊洲への移転を口にせず、結論を先延ばしにしている。そのため築地市場の維持と豊洲市場の補償など都の負担はさらに増大中で、関係委員会では築地の改築なども提案するなど混迷が深まっている。オリンピックもそうだが、そんなことまで政争の対象にせず、早急な解決を図って欲しいものだ。
2017.05.11
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W杯アジア最終予選で日本はタイに4-0で圧勝し、ついに暫定首位に立った。残りは対サウジアラビア、イラク、オーストラリアの3戦のみ。何とか全勝してアジア代表になって欲しいものだ。 連続優勝した稀勢の里の怪我の程度が明らかになった。左腕筋肉損傷で、1ヵ月の加療を要すると言う診断だった。だが、あの時の痛がり方を観た医師は、さらに精密検査をする必要性を口にした。4月には巡業があるが稀勢の里はこれに同行せず、治療に専念するそうだ。だが本人は出たい気持ちがあり、師匠が諭している由。やはりここはじっくり体を治してからじゃないとね。 メジャーリーグのカブスを解雇された川崎選手だが、その後急遽古巣のソフトバンクホークスへの復帰が決まったようだ。何はともあれ現役でプレーで来たら最高。同チームでは松坂大輔が復活の兆しを見せて、今年はさらに強くなりそうだと思ったのだが、どうやら松坂は先発のローテーションスタートとはならない模様。怪物松坂選手よ、一体どうなってるんだ~!! 甲子園の選抜高校野球には驚いた。ベスト4は全て西日本の高校ばかり。それに昨日の準決勝の結果、何と決勝戦は大阪桐蔭高校と履正社高校の大阪同士の対戦になった。これは史上初の出来事なのだとか。確かに両チームの安定度と強さは目立っていた。いわば甲子園の地元同士。きっと球場内は大入り満員となり、大声援が飛び交うことだろう。 ここまでは明るくて清らかな世界だったが、これからは少々トーンダウンする。先ずは森友学園の籠池理事長の話。ついに彼を告発する者が現れた。容疑は補助金の不正受領疑惑。既に国交省からの補助金は全額返済したのだが、大阪地検は告訴を受け取った。 さらに国会での偽証を理由に、自民党が告訴を検討し始めた。安倍総理からの寄付金100万円振り込みの字体が、籠池夫人のものと90%の確率で一致するとか。さらに犯罪心理学の専門家の分析では、やはり偽証のサインが表情に現れた部分がある由。さらに証拠固めをしているが、野党は安倍総理夫人などの国会喚問を要求し、対立が続いている。 一方韓国の検察当局は朴前大統領の逮捕状請求を決め、地裁はその是非を判断するため前大統領を呼んで尋問している。今夜は地裁の敷地内に留まり、引き続き明日の夜まで調査する運びとか。一方前大統領の支持者はこれに反対し、暴動を起こす準備をしているとも言われている。北朝鮮が危険な兆候を見せていると言う中での分裂ぶりは、この国の不条理そのもの。結局彼女は昨夜のうちに逮捕、収監された模様。 ところでマレーシアの北朝鮮大使館に匿われていた犯人2人と、北朝鮮によって暗殺された金正男氏の遺体が北朝鮮に向けて送り返された。北朝鮮国内に留められていたマレーシア大使館の職員と家族を帰国させための交換だが、とても残念だった。無法国家の要求をむざむざ飲むのは、日本の拉致被害者と同じ構造。日本政府はその要求を蹴って、未だに被害者が帰国出来ないままでいる。実に悲しい。
2017.03.31
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<ロシア、大相撲、センバツ、今後の進路など> ロシアの高官の不正蓄財がネットで評判になっているそうだ。普通なら住めない豪邸に、広大な葡萄畑もあるのだとか。それからロシアからウクライナに移住した人が、何者かにピストルで撃たれ、殺された由。間違いなくこれはロシアの秘密警察の仕業だろう。 何故なら殺された人はロシアの不正情報をネットで頻繁に流していたそうだから。これまでロシアによって闇に葬られた人は、何十人に達するのだろう。考えれば実に恐ろしい国だ。 いやはや驚いた。大相撲春場所の千秋楽。結びの前の取り組みが2敗の稀勢の里と1敗の照ノ富士。前日負傷を押して土俵に上がったものの、力なく敗退した。だから千秋楽も前日の二の舞と思ったのだが、稀勢の里の必死な相撲に、照ノ富士は土俵の外に転落した。これで同点決勝戦でのもう一番となった。結びは横綱同士の戦いだが、その間の休憩が稀勢の里に幸いしたようだ。 優勝決勝戦がまた物凄いものだった。稀勢の里は傷めてない右腕一本で相撲を取った感じ。これに対し、照ノ富士には焦りがあったようだ。かなり膝の怪我が回復して今場所は快調だったとは言え、新横綱稀勢の里の気合いと迫力には勝てなかった。それにしても稀勢の里の気迫には鬼気迫るものがあった。あの大怪我から千秋楽に良く二番続けて勝利することが出来たものだ。観客の誰もが興奮し、感激したことだろう。 控室でTVを観ていた弟弟子の高安が、大泣きをしたそうだ。その気持ちが痛いほど良く分かるよねえ。兄弟子の援護射撃もしたし、自らも12勝を挙げて、五月場所は大関獲りがかかる。同じ部屋で激しい稽古を重ねて来た2人。だからこそ涙に繋がったのだろう。稀勢の里も土俵上で涙をこらえることが出来なかった。土俵上で父親と目が合い、軽く頷いてもいたようだ。何はともあれ、新横綱での優勝おめでとうね!! 国会での証人喚問の間に、我が仙台育英は逆転負けしていた。春の選抜高校野球の話だ。そして何と盛岡大付属高が優勝の呼び声の高かった奈良の智弁学園に圧勝した。これにはビックリ。そしてその後、延長15回戦って引き分け再試合が2つ続き、昨日は怪物清宮がいる早実が激戦の末に敗れた。春はやはり大荒れの試合が多いのだろう。でもそれが高校野球。敗戦をてこにして、夏に向けて一層精進して欲しい。 私は今岐路に立っている。人生最大の難問と言えようか。これから先どのような道が私の前に展開するのか全く不明。今ある重要資料の準備に取り組んでいる最中。後何年生きられるか分からないし、ここは自分の直感と信念に従って進むしかないだろう。逆境の時こそ人間の真価が問われる。これもまた人生修行だ。頑張れ自分~っ!! ところで、ある友が1か月以上ブログを更新していないのが心配。どうぞお元気でおられますように~。
2017.03.28
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<2つの委員会> 東京都議会に設置されたいわゆる「百条委員会」だが、豊洲市場問題で今回何か新事実があったのだろうか。私はそんな印象は全く受けなかった。初日招致されたのは歴代の市場長。だが石原元都知事との多少の感触の違いはあったものの、過去の矛盾を突く新たな視点はなかったように思う。 2日目の浜渦元副知事に至っては、自分が何か悪いことをやったかと開き直る始末。それに対する議員の質問が腰砕けで、元副知事の独演会を許してしまった。あれは議員側の完全な力不足で、「都民ファーストの会」の力量も露呈した感じを受けた。 第3日目は石原元都知事に対する喚問だが、高齢を理由にわずか1時間の質疑しか行えなかったのが残念だ。ここでも新たな視点は出なかった。逆に石原氏は小池都知事に対し、豊洲新市場への移転を早急に決行すべしと迫った。土壌汚染の専門家によれば、環境基準は地下の水質で地上には影響を与えず安全は確保されているとの主張。私もその点は賛成だ。 ようするに小池都知事は、あまりにも豊洲市場を政争の材料にし過ぎたのではないか。そして都議会だけでなく東京都庁の職員の認識の甘さもあったことは事実。ようやく小池氏は都事務局内に「戦略本部」を設置し、築地市場と豊洲市場運営費の比較を始めた。築地に残る方がかなりの高負担になることが判明したようだ。安全、安心の確保も当然だが、移転延期に伴う損失もかなりの規模で、早期の決断が求められよう。 衆参両議院による森友学園籠池理事長の証人喚問は「百条委」よりはずっと迫力があった。質問する側の各党議員は税理士、弁護士、警察官僚などの出身で、かなり突っ込んだ質問になった。一方これに対する籠池氏は自分に不利な質問はさらりとかわしたり、追訴の恐れありとの理由で証言を拒む場面も多かった。ただ籠池氏の強弁には矛盾点も多く、今後偽証を理由に告訴される可能性はあるように感じた。 安倍首相の昭惠夫人との関係(名誉校長、寄付金、講演会謝礼、関係省庁への口利きなど)に関する籠池氏の説明には不明確な面、作為的な面が感じられ、籠池氏が世間知らずな昭惠夫人を利用し、政治家を使っての関係省庁、大阪府などへの運動も容易に想定出来た。先ずは昭惠夫人の脇の甘さが目立った。結局はその善意が悪用されたのだろう。 そもそも今回の小学校設置申請には多くの問題があったように思う。認可の条件である自己資金が全然乏しかったこと。校地も事前に準備出来なかったこと。申請が正しくなかった(建築費用、専任教員数、教員の実態、入学予定の生徒数、小学校運営の経験年数など)こと。学園の経営内容が悪化していたことなど、多くの項目で条件を満たしていなかった。 それを強行突破するため昭惠夫人の名を借りたり、政治家を動かして近畿財務局に精神的な圧力を掛けた部分もあるように感じた。籠池夫妻の精神状態は真っ当なものではない。まして小学校運営に関わる資格は皆無。申請そのものが無理だったと私は思うのだが。 国会では野党側が昭惠夫人などの証人喚問を要求中だが、与党側はその必要性を認めていない。夫人同士のメールのやり取りを一部目にしたが、籠池夫人の対応には明らかな作為がある。昭惠夫人の人の良さを悪用した感じがする。一方大阪府では松井府知事が「百条委の設置」を口にし、野党の自民党が設置を要求したが、逆に与党側の維新の党と公明党が設置反対に回った。大阪府は今後籠池氏を告訴する動きもある。 一連の騒動で森友学園は小学校設置の申請を取り下げ、それに伴って財務省は更地での用地返還を求め、国土交通省は補助金5600万円の返還を求め、大阪府は幼稚園への補助金を停止し、建築業者は校舎建築費用の不払いを理由に、系列幼稚園の資産を差し押さえした。「無理が通れば道理が引っ込む」。「天網恢恢疎にして漏らさず」。悪事は必ず露見する。
2017.03.27
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昨日TVで「グレートレース ~極寒の420km~」を観た。これはイギリスのアドベンチャーレースで。主に北部の山岳地帯を走るもの。あまりの面白さに、再放送ながらつい最後まで観てしまった。最終的に勝ったのはイギリスのトム。医師でアマチュアで今回が初めての参加。彼の作戦はチェックポイントでは必ず眠り、最後の区間で逆転すると言うクレバーなものだった。 それまで先行していたのはチェコのパベルとスペインのユージーンで、プロである彼らの作戦は極力睡眠取らずに先行し、3位以下に差をつけるものだった。だがそれだと体に対する負担が重く、最終コースでついにトムに追い越されてしまう。私は200km超級のレースを3度経験しているが、途中では全く眠ることが出来なかった。脳が興奮して眠れず、2日目からは幻覚、幻聴に悩まされたものだ。 大相撲春場所13日目で日馬富士に敗れた新横綱の稀勢の里。土俵の下に転落した際に強打し、肩と胸部を怪我したようだ。骨折も脱臼もしていないがかなりの痛みがあったようで、普段は寡黙な彼が激痛で悲鳴を上げていた。応急措置の後病院で治療を受けた結果。翌朝になってかなり痛みは緩和したみたい。 当初は休場も予想されたが、14日目も強行出場。先ず琴奨菊は照ノ富士と対戦して敗れ、場所後の大関復帰はならなかった。一方照ノ富士は1敗を死守した。稀勢の里は結びの一番で鶴竜に敗れ、千秋楽に照ノ富士と直接対戦になるが、今の状態で勝つのは難しいように感じる。 中国の韓国叩きが凄い。韓国がアメリカのTHAAD配備を受け入れたことへの圧力だ。中国政府の指導により韓国への旅行は激減。韓国経済はこれによってかなりのダメージを受けている模様。さらにTHAAD配備のための用地を提供したロッテへの制裁はさらに厳しく、中国のロッテ製品の締め出しを目的として、施設の不備を名目に実質上の全店営業停止措置が執られている。 その韓国では、朴前大統領に対する検察の事情聴取が先日行われた。休憩時間を入れて、延べ21時間にも及ぶ厳しい追及だった由。彼の国では裁判所や検察などが国民感情を重視する傾向があり、今後の起訴及び逮捕の可能性は大いにあり得る。新大統領選は5月9日に実施予定だ。 大勢の死者を出したセウォル号の引き上げ作業がようやく始まり、最初の切断部分が事故後3年ぶりに引き上げられた。前大統領が7時間も不在になって問題となったあの事件だが、関係官庁とフェリー会社の不適切な関係、フェリー会社の安全管理など日本では到底考えられない実態は、韓国の政治体制を象徴しているように思える。果たして多くの謎が解明される日は来るのだろうか。 北朝鮮への圧力が高まりつつある。一つは国連による「テロ支援国家」認定への動き。私などはテロ支援国家ではなく「国家テロ」そのものだと思うのだが。二つ目は国際銀行間通信協会(SWIFT)からの締め出しの動き。これは北朝鮮の7つの銀行に対して今後早急に情報提供を停止し、国際金融システムから排除する動き。これによって国際決済は不可能になるそうだ。 トランプ政権がまた一つ窮地に追い込まれた。大統領選の公約の一つだった「オバマケア」を停止し、これに代わる新たな法案が議会で承認される見通しが立たないことから、自ら法案を取り下げた由。トランプ大統領の看板政策だっただけに打撃が大きく、さらに支持が低下しそうだ。 長らく空席となっていたアメリカの駐日大使がようやく議会の承認が得られそうだ。ケネディ前大使の後任はハガティー氏。実業家で経済の専門家。かつて東京で3年間勤務した経験があり、知日派と言われているが、日本との貿易格差を何とか是正したいと言うトランプ打倒量の強い意志を、どれだけ代弁して臨んで来るのか注目している。良い架け橋になることを祈念しているのだが。 <続く>
2017.03.26
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昨日3月24日は私の誕生日。74回目の誕生日だが、年齢は73歳。理由はお分かりだろう。生まれたその日は0歳だが、最初の誕生日だからだ。ここ数年体調はあまり良くなかった。そんな中で良くここまで生き永らえたと感謝している。 先日市役所から「豊齢力チェックリスト」なるものが届いた。要するに老化の程度を判断するものだ。該当項目が多いと折り返し注意喚起のための案内が来るらしい。極力正直に書いたので、もしかしたら案内が来るかもねえ。その際は近くの地域包括支援センターで相談する必要がある由。それらも突破し、75歳の肺炎予防措置を受けたいと思っている。肺炎は老人が罹り易い病気の一つ。先日もお向かいさんが10日ほど入院されたもんねえ。 WBC準決勝の対アメリカ戦は1対2の惜敗だった。菊池と松田のエラーが、それぞれ失点の原因となったのは残念だ。菊池は自らのホームランで1点を返したが、松田は三振して最後のバッターになった。何だか前回も似たような負け方をしたように思う。 負けた相手アメリカが決勝戦に進み、プエルトリコを完膚なきまで叩いて圧勝した。あの結果を見るともし日本が勝っていたらと残念でならない。それでも選手たちは良く戦ったし、どの試合も立派な内容だったと思う。小久保監督はこれで契約終了。長い間お疲れ様と言いたい。次の楽しみは公式戦。そして東京オリンピッの前年にも世界大会があるのだろう。 一方、UAE(アラブ首長国連邦)で行われたサッカーワールドカップアジア最終予選の対UAE戦。前回国内で行われたホームでは敗戦のスタートになり、いきなり苦しい展開になった。今回も初めてのピッチでの試合で、完全アウェイ状態だった。それが2-0の完勝。次回は最下位のタイとの戦い(アウェイ)。暑さも厳しいが、何とか勝利して欲しいもの。ともあれアジア代表となるのは時間の問題だ。 女子大生が起こした殺人事件に昨日判決が下った。名古屋でお婆さんを斧と首を絞めて殺した事件。そして中学と高校時代の同級生に劇薬タリウムを飲ませて重大な後遺症を与えた事件。3つの事件を併せて無期懲役の求刑にに対し、被告側の弁護士は無罪を訴えていたが、結果は求刑通り無期懲役となった。他にも放火の疑いがあった。 高校時代から殺人願望があった、元女子大生。一時は自分の妹を殺そうとしたことがあったようだし、殺人に対する関心の深さは異常そのものだった。他の殺人事件を研究し、少年法の適用を受けられると信じていたようだが、世の中はそう甘くはなかった。それにしても、高校時代に家族が気づいて強制入院させつことは出来なかったのだろうか。 大相撲春場所は昨日十三日目を迎えた。今場所は早々に横綱白鵬が途中休場して興味が削がれたが、先場所まで怪我の後遺症で成績が振るわなかった大関照ノ富士は横綱鶴竜を破って1敗を守り、12勝1敗となった。全勝の新横綱稀勢の里は日馬富士と結びの一番で当たり、負けた際に肩を強打して負傷した。明日以降の出場がどうなるか。関脇の琴奨菊は勝って8勝5敗。残り2連勝で大関復帰だが、どうなるか?
2017.03.25
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横綱白鵬と大関豪栄道がそろって途中休場となった。折角の4横綱時代の幕開けに水を差した感じだ。でも過去何度かあった4横綱時代も、やはり全員が揃って活躍した場所は少ないそうだ。白鵬は昨年も途中休場の原因となった足の裏の怪我の再発。これをかばうため、他の筋肉も傷めた由。今場所10勝を挙げれば大関に復帰出来る琴奨菊は4勝2敗。これに対して新横綱の稀勢の里が6連勝と好調だ。 最近、安倍総理がぼやいてるそうだ。「どうも第一次安倍内閣が総辞職した際の状況に似て来た」と。何が総理にそんな気持ちを抱かせたのだろう。一つは南スーダンからの自衛隊撤退に関する状況。第二に森友学園の小学校創設にまつわる問題。どちらも関係してるのが稲田防衛大臣だが、彼女の答弁が実に要領を得ないもので、閣僚としての資質を問われている。 南スーダン問題に関する防衛大臣の答弁はあやふやものだった。駐留先で戦闘行為があったのかなかったのか。それに関するメモが防衛省内部で本当に廃棄されたのか、残っているのか。どうやらある部署に残っていたようだが、そのことを大臣に伝えなかったのが原因。防衛省特有の隠ぺい体質が出たのは確実。大臣は徹底的な調査を命じたが、大臣と部下の間に信頼関係が形成されていないこと自体が問題だ。 籠池騒動に関しても稲田大臣は、弁護士とも思えない答弁をした。裁判記録の多くは5年で廃棄されるため、ばれないだろうと思ったのかも知れない。籠池氏の裁判には関わっていないと答弁したが、第1回の裁判記録の「写し」が残っていた。大臣は夫の代理で裁判に出たと言ったが、第1回から主任弁護人が出廷しないのは異常で、恐らくは彼女が主任弁護人だったと推測される由。2件とも大臣としては軽過ぎる答弁で、野党が問題視するのは当然かも知れない。 さて今最も注目を浴びているのが森友学園理事長の籠池氏。これまでの展開から、この人は自分の欲望を貫くためにはどんな手段でも用いると言う人物のように思える。認可申請書類の記載内容は出鱈目。教員採用の見通しもなく、校地獲得や認可への道も「虎の威を借る」方式とはったりで進めた感じ。疑惑が多過ぎて到底教育者とは言えない感じの悪い男だ。 目下閉園中の彼の幼稚園には園児の折檻部屋がある。「お漏らし」をした子をその部屋に入れ、副園長の籠池夫人が殴ったり蹴ったりする由。それで園児たちはとても怖がり、幼稚園に行きたくないと泣き出すのだとか。「お漏らし」の原因は、園内でのトイレが1日2回と決まっていること。我慢出来ず汚した下着は、そのままバッグに入れて持ち帰らす由。これは教育ではないし、「教育勅語」の暗唱強制も異常だ。 籠池氏の奥さん、大阪府の担当者が視察と確認のため小学校の建築現場を訪れた際、職員の顔を写真に撮りまくって妨害。彼らは仕方なく視察を中止して帰った。また最近籠池氏に代わって、1人のフリージャーナリストが報道陣に対応している。籠池氏を追求する立場だった人が、逆に代弁者となっての擁護。 こんな不条理な状況から、籠池氏は23日に国会で喚問を受けることになった。証人なので嘘をついたら罰せられるが、この男がどんな風に切り抜けようとするのかが見もの。大阪府も告訴の用意があるとか。 さて問題なのが総理夫人。今回の「事件」の主要な部分を担っているように見えるが、恐らくは籠池氏に名前を利用されたのだろう。安倍総理が再び総理を目指した際、彼女は大反対した由。それが止められないと知って、今後は自分の思い通り行動することを夫に宣言した。外国のファーストレディーに対して自らの学歴の低さにも引け目を感じていた由。ともあれ総理の足を引っ張るのだけは止めて欲しい。 さて「東京オリンピック」のソフトボール、野球の予選を、1試合ずつ福島市の県営あづま球場で開催することが正式決定した。そんな程度でもやらないよりはマシ。恐らくは開幕戦で日本が出る試合になるとの予測。森組織委員会委員長が誇らしげに話していたが、あの人って最初は福島開催に反対してたんだよね、確か。
2017.03.18
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WBC2次リーグの初戦、日本はオランダと対戦した。ここからは何があってもおかしくない強豪ぞろいだ。中田の3ランで一時は突き放したものの、9回には頼みの則本が打たれて6対6の同点。延長戦11回はノーアウト1,2塁のタイブレーク方式での開始。送りバントで2,3塁とし、ここでも中田が2点タイムリーを放って決着をつけた。12時まで起きていたのは大晦日以来だった。 大相撲春場所が始まった。注目の新横綱稀勢の里は堂々の相撲で初戦を飾った。関脇に落ちた琴奨菊は先場所途中休場の横綱日馬富士を下し、貴重な勝ち星を挙げた。ここ数場所優勝から遠のいている白鵬は、伏兵正代に敗れた。腰が砕けるあっけない負け方。やはり急速に力が衰えて来たように感じる。人気力士の遠藤と宇良は共に勝ち、今後の展開が楽しみだ。2日目、4横綱そろって白星。 森友学園の籠池理事長が先日記者会見し、「瑞穂の国記念小学校」新設の申請を取り下げ、自らも理事長を退くことを表明した。あまりにも問題と無理があり過ぎ、当然と言えば当然のこと。普通ならあり得ない話の連続だった。今後敷地は国が買い戻す。ただし更地にしての話。学園側は受け取った補助金も返戻することになる。大阪府は府議会へ籠池氏を参考人招致する意向だが、籠池氏は出席を拒否した模様。 先日記者会見をした石原元東京都知事に反論する人が現れた。記者会見で名前の出た人(現在は区長)だ。石原氏の記憶は全く違っていて、6年ほど年月のずれがある由。元市場長の人も記者会見し、豊洲市場への移転問題が出たのは、石原氏が都知事時代のことと証言。今後の「百条委員会」で石原氏、浜渦元副知事、元市場長達がどんな証言をするのか、一層注目される。 安倍総理が南スーダンに派遣中の自衛隊を5月末の任期終了を機会に引き上げると表明した。国連のPKO活動の一環で、自衛隊は道路補修などの整備作業を担当して来た。派遣開始から5年に及ぶこと、派遣隊員数が延べ3854名と十分目的を達し、民族融和の協議が始まることなどが引き上げの理由。また、今後の朝鮮半島有事に備えるためとの見方もある。総理の判断を多としたい。 マレーシアのクアラルンプール空港で殺害された金正男氏の長男ハンソル氏がyou tubeに顔を出し、殺害されたのは自分の父であることを初めて認めた。またマカオからの脱出に際して、オランダ、中国、アメリカなど4か国の協力を得たとも。出国先はアメリカかヨーロッパか。そして今後彼を北朝鮮の新首領とすべく、作戦を展開する国が出現するかどうか。 情報によれば金正男氏の死因であるVXは、顔に塗られた2種類の薬品によって合成された可能性が高い由。ベトナム人とインドネシア人の2人の女性が、2度彼の顔に丹念に薬品を塗り着けたのはそのせいか。また彼の指紋は日本と韓国から提供された由。日本のは、以前TDLを観るため密入国した際に採取したものだろう。 それにしても不思議なのは、金一家の料理人だった藤本氏が昨年夏北朝鮮に行った切り帰国せず、ピョンヤンで日本料理店を開いていること。以前から謎を秘めた人物だったが、さらに謎が深まった。 先日韓国の憲法裁判所は朴大統領の罷免妥当の裁決を下し、朴氏は大統領府からソウルの自宅へ戻った。今後60日以内に新大統領選出のための選挙が行われる。彼女は今回の結果に不満があるようだが、大統領府を去った彼女が逮捕される可能性は大いにある。 次期大統領として呼び声の高い共に民主党前代表の文氏は「従中親北」の思想の持ち主と言われ、今後韓国内は混乱しそう。赤化が進み、中国、北朝鮮、日本、アメリカとの関係の変化が懸念される。これに乗じ、北朝鮮の暴走が加速しないことを祈るのみだ。
2017.03.14
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都議会の「百条委員会」に先立って行われた石原元都知事の記者会見ですが、相変わらず要領を得ないものになりましたね。自らの責任を棚に上げて、小池さんが早く豊洲に移転しないのが悪いみたいな論法でした。よほど都議会議員が論理的に聞き出さないと、何の問題解決にもならないような気がします。 猪瀬元都知事が言うには、これまで都知事が交代する前後の時期に変なことが集中してる傾向があるようです。つまり例の「ドン」が都庁の幹部に指示して、自分たちに都合の良いような方針を出したようだとの分析。だとすると、百条委員会で石原氏をいくら追及しても、闇は解明されない可能性がありますよね。いずれにせよ、いつまでももたもたしてはいられないと私は思うのですが。 変なおっちゃんが出て来ましたなあ。森友学園の籠池理事長。胡散臭い男です。小学校用地獲得の経緯、設置認可手続きの不透明性、幼稚園の運営方針と経営問題などなど。この男が何とか学校経営を実現するため、幅広く各方面に働きかけたのは間違いないでしょう。校庭地下のゴミ同様、掘ればまた何か良からぬものがわんさかと出て来そうな予感がしてなりません。 マレーシアが北朝鮮大使を追放しました。そのお返しに、北朝鮮も召喚中のマレーシア大使に「好ましからざる人物」として国外退去を命じました。そして日本海の秋田県沖に4発のミサイルを同時に発射。うち3発は日本の「排他的経済水域」内に落下したと言うから穏やかではありません。直ちに韓国、日本、アメリカは協議に入り、北への制裁をほのめかしています。 韓国の特別検察チームが槿恵大統領と知人の崔容疑者に、433億ウォンの賄賂共謀があったと認めた由。日本円では約32億円の巨額です。それでも大統領が弾劾されない可能性もあると言うのですから不思議な話。狂乱ぶりが異常な北朝鮮、対する韓国はてんやわんやの大騒動。全く危機感が感じられないのが不思議です。そしてそんな北朝鮮と同調する動きが韓国の野党にあるのが、さらに不思議です。 トランプ大統領の上下院での施政方針演説はあまり好評ではなかったようですね。軍事費の10%増額表明は中国に対する牽制になるでしょうが、議会が予算案を通すかどうかが問題。また特定の国からの入国禁止に関する、新たな大統領令を発布する由。メキシコ国境の「壁建設」は小規模になりそうです。 中国の北朝鮮に対する経済制裁は穴だらけ。ミサイルの部品も中国経由のものが多く、北朝鮮の銀行が中国内で営業してる実態があるようです。そして国連が北朝鮮に対するさらに強硬な経済制裁を行使出来るかも疑問。果たして、トランプさんはどう出るのか。 さてWBCが始まりました。予選B組のイスラエルが強いですねえ。韓国と台湾を相手に、2戦2勝とは大したもの。我が侍ジャパンは強化試合でなかなか勝てず、苦戦の連続でした。急遽不調による選手交代もありました。初戦の対キューバ戦は点の取り合いで、手に汗握る熱戦でしたが、見事11-6で勝利。良い出だしとなりましたね。これからもみんなで応援しましょう。💛
2017.03.08
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世の中はまさに奇怪千万である。今日は最近気になったニュースを幾つか。 あのヌーボーとした風貌の金正男氏がマレーシアで暗殺された。しかも白昼堂々と、わずか2秒間の犯行だった由。事件の真相は徐々に解明されつつある。直接手を下したのは2人の女だが、北朝鮮の工作員に指示された模様。毒物の種類は分かっていないが、怪しまれないようかなり手の込んだ「細工」をしている。<最新のニュースで猛毒のVXガスが検出された由> 実行犯の女は2人とも捕まった。連絡役の北朝鮮人も逮捕された。彼は北朝鮮とインドの大学で化学を専攻し、毒物を造る能力もあった由。事件を指示した男4人は全員北朝鮮へ帰国した模様。仲間の工作員の2等書記官と高麗航空の職員は、マレーシアの北朝鮮大使館に逃げ込んだとも言われている。 事件が明らかになった時から、北朝鮮大使館の動きが怪しかった。何台かの車で病院に駆けつけ、遺体を引き渡せと要求し続けたし、事態が明らかになるにつれ「これは韓国の陰謀」とか言い出した。北の工作員が金正恩から指示されたのも間違いなさそうだ。一説によると金正男氏が今回マレーシアに向かうことをもらしたのは、彼の第3夫人とか。彼女も工作員だった由。 ミサイル発射に続く、実の兄の暗殺に世界は驚いた。今回の事件で中国の「切り札」を奪ったとの見方も強い。しかし凶暴極まりない国家は、一体どこへ向かおうとしているのか。このままでは世界から孤立するしかない。 中国は北のミサイル発射に関して、今度こそ厳しい制裁措置を取るようだ。国連決議で北への経済制裁が決まっていたのに、これまで中国は密かに北から石炭を輸入していた。北に接する中国の3つの省の経済的な理由からだ。だが北の無軌道ぶりに、相当手を焼いた。そして金正男氏の長男である金漢率(ハンソル)を、北朝鮮の新たな統治者として担ぎ出そうとする見方もある由。 金漢率はフランスのパリ政治学院卒業のエリート。若くして西洋文化に親しみ、民主的な思想の持ち主のようだ。だから中国は彼の暗殺を恐れ、オックスフォードの大学院へは行かせなかった由。その一方で南シナ海の埋め立て地に着々とミサイル基地を建設中で、今後アメリカを中心とする中国包囲網との軋轢が危ぶまれる。 韓国の混乱ぶりは相変わらずだ。ついに経済界の中心人物が逮捕された。サムスン電子の李副会長がその人。韓国第一の財閥の事実上のトップ。逮捕の理由は朴大統領の知人等への贈賄容疑。もちろん大統領の弾劾問題とも関連が深い。 今回金正男氏の暗殺を行ったのは北朝鮮の工作員と分かってからも、親北朝鮮意識の強い野党の人気が高いと言う理由が、日本人にはまるで理解出来ない。あれだけ核兵器の開発と挑発行為を繰り返す危険極まりない国と、なぜ共同歩調を取るのか。韓国は一体どこへ向かおうと言うのだろう。 アメリカでは大統領補佐官だったフリン氏が辞任した。政権発足前にロシアと経済制裁に関して情報を交換したことが憲法に違反する行為とみなされたのだ。その他高圧的な報道官なども評判が悪く、閣僚15人のうち、議会で承認されたのはまだ9人に留まっている。 トランプ大統領がマスコミを非難する常套句が「偽ニュース」だが、彼自身も先日それに近い発言をして問題になった。また在イスラエルのアメリカ大使館をエルサレムに移転することを公言して、イスラム教徒から猛反発を受けている。そこはキリスト教だけでなく、ユダヤ教やイスラム教の聖地でもあるのだ。訪問予定であるイギリス国民から、NO!の声も突き付けられている。 さて、東京都議会は豊洲市場移転問題に関して、「百条委員会」の設置を決める。元知事の石原さんはこれまで参考人としての出席を求められていたが、今度はより責任の重い証人の立場。好い加減な説明や「知らぬ存ぜぬ」は通用しないだろう。本当に出席するのかどうか不明だが、欠席するとしてもその理由が見つかるかどうか。 その都議会の構成が怪しくなって来た。何と東京都自民党も内部分裂し、ほぼ小池与党化して来た感じ。先の千代田区長選で「小池派」の強さを目の当たりにし、7月の都議会議員選挙を見越しての行動だろう。まさに百鬼夜行。議員とはなんと計算高い職業なのだろう。 時の人である小池さんが、今回東京オリンピックの地方開催種目会場の整備の一部を、都で負担する考えを示したのは良かったと思う。だが全額ではないし、今後どんな決着になるのだろう。豊洲市場問題もそうだが、何でも「政争化」して目を引く手法だけでは駄目。困っている市場関係者が一日も早く救われることが肝要と思うのだが。
2017.02.24
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脳科学者の中野信子さん(横浜市大教授・医学博士)はトランプさんのことを「サイコパス」だと言う。つまり精神病質者と言う訳だ。他人のことを全く気にしない言動。女性蔑視や人種差別的な発言。自信過剰で自己中心の性格などからそう判断したのだろう。 そんなトランプさんの懐に安倍総理が飛び込んだ。しかもタイミングは最悪。アメリカの高等裁判所が、例の7か国からの入国禁止大統領令の中止の裁定を下したのだ。それにも関わらずトランプさんは戦う姿勢を見せた。一つ目は訴訟手続きの継続。そして二つ目の選択は新たな大統領令の発令だ。元々あの大統領令は政府内の調整が不十分で、拙速との意見が強かったようだ。 安倍総理の渡米前から、トランプさんは強いジャブを放っていた。在日米軍への経費負担。日米貿易の赤字。日本政府の為替操作の疑念。アメリカ車輸入への疑惑などなどだ。それらの多くは思い違いにせよ、どう対処すべきか、日本政府は悩んだことだろう。だが全ては、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の格言通りになった。結論を急いで、このたびの共同声明を再考して見たい。以下はY新聞のまとめによる。 <日米共同声明ポイント> *一部筆者が編集1)米国は核と通常戦力の双方で日本の防衛に関与する。 これは日米安保条約の重要性を再確認したのだろう。2)尖閣諸島は日米安保条約第5条の適用範囲と考える。 これは先に来日したマティス防衛長官の発言の再確認でもあり、中国に対する大いなる牽制だ。 3)東シナ海及び南シナ海での力の行使や威嚇による現状変更に反対すること。 これは中国の無法な行為に対する牽制で、アメリカが今後も積極的に関わることの意思表示だ。4)沖縄の普天間基地の辺野古への移設を推進すること。 これは日米政府が十数年かけて合意したことの再確認。さらに2)3)への対応と、沖縄駐留米軍の国外への移転計画と連動していることの再確認でもあろう。 5)両国は今後経済対話を創設し、関連分野の横断的な協議を進めること。 これは日本側から渡米前に提案したが、反応はなかった。今回安倍総理が直接トランプ大統領に進言して、推進が決まった。日本側は麻生副総理、アメリカ側はペンス副大統領らが中心となる。ペンス氏は4月来日予定のようだ。これで、両国の財政、金融、経済、貿易関係に関する包括的な協議が進むだろう。 6)アジア・太平洋地域の貿易ルール作りを日米が主導すること。 これはトランプさんが嫌っていたTPPから1対1の貿易体制を広めることの確認。日本もTPP参加の12か国中8か国とは既にこの関係にあり、今後さらに協議して新たなルールを作るのだろう。7)安倍総理の招待により、トランプ大統領の年内来日を調整すること。 言うまでもなく今回の返礼。当然天皇陛下との謁見もあり、両国の関係はさらに深まるはず。 昨年の大統領選挙中に安倍総理がトランプさんと会見した時から、「朝貢外交」と批判した野党があった。今回もまたそうだった。日米関係の強化は決して軽んじられない重要事項。それは日本の近隣諸国の情勢を見たら明らかだろう。今回の訪米中に、北朝鮮は日本海に中距離ミサイルを発射した。威嚇の意味だろうが、早速日米両国はこれを非難する共同声明を出した。国連決議を無視する暴挙なので、当然のことだ。 今回2人は専用機や大統領の別荘などで親密に話を進め、時には安倍総理の世界観、政治観をトランプ氏に披露した由。新米で経験の乏しいトランプ氏はそれがかなりの参考になったと聞く。安倍総理は日本の報道陣にこう言ったそうだ。「日米の首脳の親し気な姿を見せるのは、中国や北朝鮮に対する牽制だ」と。だからこそ「朝貢外交」と言われたりゴルフへの批判も意に介さなかったのだろう。 世界は今回のこの2人をどう見たのか。恐らくあれほど不可解だったトランプ氏の、異なる一面を見て驚いたのではないか。そして安倍総理と日本の選択の意義を再認識したのではないだろうか。だが、評価はこれから。豪華客船「トランプ丸」の航海はようやく始まったばかりなのだ。
2017.02.13
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英国下院議会はこのほどメイ首相にEUから離脱する権限を与えたそうです。元はと言えば、昨年の国民投票でEUからの離脱を国民が選択したための措置ですが、あの時も「まさか離脱派が多数になる」とは思わなかった人が多かった感じでしたね。これはトランプ大統領の誕生も一緒。「まさか」の人があれよあれよと言う間に選ばれてしまったのですから。 そのトランプさんがTPP離脱を表明し、孤立したイギリスとの2国間貿易推進を提案しました。でもその後の入国制限令に反対して、旗色が急変した感じです。トランプ大統領の渡英に反対し、エリザベス女王との謁見にも反対する意見が多勢を占めているみたい。メイ首相の今後が少々気になるところです。 小池都知事、勢いがありますね。先日の千代田区長選挙では、応援していた候補が圧勝。自民党推薦候補者の3倍以上の得票だったそうです。石原元知事、浜渦元副知事を都議会へ参考人として招致することも決定しました。両氏は「知ってることは何でも言う」と表明。ますます汚染の度合いが激しそうな豊洲市場への移転を決めた2人が、一体どんなことを証言するのか気になるところです。 7月の都議会議員選挙に向けて、小池さんは大量の候補者を立てる予定と聞いています。都政刷新のためでしょう。東京オリンピックの会場問題では、宮城県の長沼や横浜アリーナをあっさり「袖」にしました。よくよく調整もせず、「仁義」もちゃんと切らなかった印象があります。でも先日彼女が宮城県の震災復興に尽力していることを知り、少し安堵しています。自分の勢力拡大だけが願望ではないのかもね。 トランプさん、苦労してるみたいですね。例の入国禁止令も含めて、多くの国民やマスコミを敵に回した感じがします。つい最近連邦高裁は、大統領令の差し止めを命じる判決を下しました。これで制限のあった7か国からの入国も一時確保されます。ただ政府は、さらに最高裁へ上訴することになるでしょう。 先日メキシコとの国境に住む牧場主の話を聞きました。連日大勢の不法入国者が、有刺鉄線を潜って自分の敷地に侵入して来るのだそうです。中には銃を手にした麻薬密売人のグループもいて、ライフル銃が手放せないと話していました。もちろん国境の壁建設は、早急に必要な措置だとも。 中国が春節を迎える際、アメリカの大統領は祝電を打つのがこれまでの恒例だったそうです。でもトランプさんはそうせず、大統領就任祝いの返書を3週間遅れで出しただけでした。それどころか中国の舗装関連製品に300%以上、次いで肥料の硫安には500%近い関税をかけることを決定しました。 ダンピングの疑いや、中国政府からの多額の補助金を不正としたのです。経営者トランプさんの面目躍如と言った所でしょうか。 しかしツイッターによる攻撃は相変わらずです。今度は娘のイヴァンカさんが立ち上げたブランド品が、あるデパートで排除されたことに対する怒りです。大統領令に怒った市民たちが不買運動を呼びかけ、デパートも販売出来なくなったのが実態のようです。一人の父親ならいざ知らず、一国の大統領が自分の娘の商売のことに、一々口をはさむなんて論外。それにツイッター攻撃は幼稚そのものですものねえ。 さて、安倍総理は昨日夫人と共にアメリカへ行きました。トランプさんと会談をするためです。麻生副総理なども同行して、トランプさんの閣僚と会談を重ねる予定みたいです。さて、今回の「じゃじゃ馬慣らし」、一体どんな風になるのでしょうね。謂れのない攻撃を上手く交わし、トランプさんの本音や今後の対応策などが引き出せると良いのですが。 何せ日米両国は自由主義経済の盟友です。日本列島の安全、引いては東アジアの平和を確保する日米安保にも、正確な認識を持ってもらえるようにしたいですね。今回安倍総理は大統領専用機に乗って、フロリダ半島にあるトランプさんの別荘にも行き、一緒にゴルフをする予定とか。きっと世界の眼が、この2人に注目しているのではないでしょうか。私も一人の野次馬として、非常に興味を持っています。
2017.02.11
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先日一人のアメリカ人が韓国へ行った。新しく国防長官に就任したマティスさんだ。本当は最初に日本へ来たかったようだが、国会開催中のため日程の調整がつかなかったそうだ。 韓国は今、大統領が弾劾裁判の最中で大混乱。次期大統領候補のナンバーワンと言われた前国連事務総長のパンギムンさんも、候補から下りてしまった。目下最有力なのは野党第1党「共に民主党」の文党首みたい。彼はもし自分が大統領になったら、アメリカに行くより前にピョンヤンを訪問すると公言している。もちろんTHAAD(高高度防衛ミサイル)は拒否し、日韓合意も見直すらしい。 アメリカの恐れは、そんなところにもあったみたい。韓防衛相と会談したマティス氏はTHAAD配置について再確認し、もし北朝鮮が核を使用した場合は圧倒的な対応を取ることを表明した。韓国の赤化を懸念すると同時に、北朝鮮の暴発を抑止する狙いがあったのだろう。 彼は海兵隊の大将だった筋金入りの軍人。軍歴が全くないトランプさんと違って、これまで戦って一度も負けたことがない。恐れを知らないことから「狂犬」と言われているが、読書家で歴史に明るく7千冊の蔵書を有する知識人でもある。そのことから「戦う修道士」との異名もある。未だに独身を貫くのは、軍人はいつ死ぬか分からないからとの信念からとか。 来日して稲田防衛大臣や安倍総理と会談したマティス長官は、以下の確認をした。1)尖閣諸島は日米安保条約の適用範囲にあること。2)日本政府による米軍基地経費負担率は、世界の見本となる内容であること。3)普天間基地の移転先は、辺野古以外にないこと。4)東アジアはアメリカの核の傘の下で守られること。トランプさんが選挙中に言っていたことは、どうやら杞憂に終わったようだ。 さてマティス長官が外遊中にアメリカに渡っていた翁長沖縄県知事だが、結局は今回もスゴスゴと帰国する羽目となった。国防省の日本部長には面会出来たものの、辺野古移転拒否が受け入れられることはなく、共和党の有力議員にも面会出来なかったようだ。本来外交や防衛は国家の重要な任務。それを県知事が動かそうと言うのが土台無理な話なのだ。そんなことより尖閣への中国公船の侵入に抗議すべきではないのか。 政府は動いた。第一は米軍横須賀基地から、岩国基地への一部移転。この再編によって、沖縄の基地負担を減らす考えだ。第二は辺野古基地沖での拡張工事の再開。辺野古基地への移転が完了したら、老朽化した普天間基地の危険性が減少し、沖縄に駐留する米軍兵士の3分の1が海外に移ることが可能になる。第三はシリアの難民留学生300人を受け入れること。これには妻子も含まれる。ささやかな数だが、これも立派な国際貢献だ。 トランプ新政権に対する中国の出方は、これまで極めて静かだ。トランプ氏に対する国民の関心や非難を、あまり刺激しないよう注意しているとしか思えない。トランプ氏の中国に対する発言は強硬。為替操作の疑い然り。対中国の巨額な貿易赤字然り。南シナ海の軍事基地化問題然り。だが、強硬な発言の多い彼の閣僚には、中国情報に精通した人物はいないと言うのが目下の評価。 さて、中国が尖閣諸島を自国領と主張している根拠は、1895年4月17日に締結された下関条約。これは日清戦争の賠償が協議されたもの。中国は尖閣が当時の台湾領で、会議以降日本の支配下に置かれたと言う。ところがつい最近新たな資料が見つかった。上の写真は1887年にイギリスのスタンフォード地図店が発行した地図。黄色い円の中が尖閣諸島だが、国境線はその左側に引かれている。 1868年にドイツのアドルフ・シュティーラーが製作した地図も国境線は尖閣諸島の左側にあり、尖閣は琉球領となっている。当時の列強国はどの島がどの国の領土か神経を使っていた。当時の台湾は蛮族の島。琉球王国は慶長14年(1609年)の侵攻によって島津藩の支配下に入ったのが歴史の真実。形は中国の柵封下にあったが、実質は日本の支配下。つまり両属だったのだが、中国はそれを知らなかったのだ。 中国の「琉球王国はかつて朝貢していたので中国領」と言う主張は幼稚。それなら現在のベトナム、フィリピン、インドネシア、シンガポール、マレイシアなども全部中国領と言うことになるが、実際はそうなってはいない。「一つの中国」であるはずの台湾ですら、未だに自立を保っている。 アメリカのティラーソン新国務長官も、このたび尖閣諸島が日米安保条約の適用範囲であることを明言した。翁長知事はこの歴史の事実を認識し、早く領土保全の重要性に気づいてほしい。安倍総理は今月10日にトランプ大統領と会談する。一緒にゴルフも楽しむようだが、総理には正々堂々と日本の立場を主張してほしいと願っている。
2017.02.08
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今時、こんな人も珍しいのではないか。アメリカの新大統領のトランプさんのことだ。選挙中の行動と、大統領になった後の行動が、ほとんど変わっていない。相変わらずツイッターで自分の考えを発信し、相手が異論を唱えると、さらに攻撃の度合いが激しくなる。 就任後に発令した大統領令は、果たしてどれだけに上ったのだろう。本人は早速公約を果たしたとして得意満面だが、国民やマスコミの受けは必ずしも良くない。 その典型的な例が、イスラム圏の7か国に対する入国禁止令。これには該当国だけでなく、欧米の主要国も反対した。テロリスト対策にならないばかりか、人権侵害だと声高に唱える。もちろん国内での反対も大きい。アメリカは「自由の女神」が象徴する自由主義の国。そして長い歴史の中で、世界各国から多くの移民を受け入れて来た。当の本人、トランプ氏の祖父もドイツからの移民なのだ。 司法省のイエーツ長官代行は大統領令に反対し、これを実施しないよう各州に伝えた。そのため大統領によって罷免された。彼女はオバマ時代からの閣僚だが、後任が議会で承認されるまでの「つなぎ」だったのだ。 ワシントン州の司法長官は憲法に反するとして提訴し、過日連邦地方裁判所は違法として判決を下した。ニッキー・ウイリー国連大使は、自分を任命したトランプさんに反旗を翻し、これは国連の精神に反すると主張した。またカリフォルニア大学の講演会会場では、トランプ支持派と反対派が激しく対立し、警察が出動して騒動を治めた。 それでもトランプさんは意気軒高だ。ツイッターも止める気配はない。ロイター社の調査では、アメリカ国民の49%が彼を支持し、支持しないとする意見は41%に留まっている。あれだけ世界を騒がせている人物が、国内では支持者の方が多いとは信じがたい。彼の熱心な支持者が個人的にラジオ局を開設して、応援してる由。 政府は連邦地方裁判所の判決を不服とし、早速上訴する意向のようだ。トランプ氏はまたしてもツイッターで言う。「そんなに反対なら、大学への補助金を停止しようか」とも。だが、連邦控訴裁判所は、政府の訴えを退ける決定を下した。今後は最高裁判所の手に委ねられることになりそうだ。 直ぐに頭に血が上る単純な大統領。政治的な経験が全くない大統領。思ったことを直ぐに口にし、真実を十分に知ろうとしない大統領。まさか本当に当選するとは思ってもみなかった大統領。それでも世界で一番の大国の大統領であることには違いない。それも民主的な手続きで選ばれた正式な大統領なのだ。そして現に、多くの国民から支持されているのも事実。 そんな大統領と、そしてその政治経済の方針と、これからどう付き合い、どう向き合って行けばいのかと言うのが、世界の国々の率直な気持ちだろう。まさか、そのトランプさんがテロリストや暴漢の手によって暗殺されるなんてことはないよね。だって、彼の周辺には優秀な閣僚が揃っているんだもの。きっと少しずつ真っ当な政策が実施されるんじゃないのかな。出来たら私はそんな風に信じてみたいのだが。
2017.02.06
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昨日書いた韓国人によって盗まれた長崎県対馬の仏像の件だが、韓国政府は判決を不服として控訴する方針を示したようだ。と言ってもその主張は日本へ返還すべきと言うのではなく、韓国政府で預かるとの趣旨。これがまた不思議なのだ。日本から盗まれた仏像は対馬の元の寺へ返すのが常識。だが韓国の地裁は、約700年前に倭寇が盗んだものと判定した。 その事実が解明された訳ではないし、過去の歴史を現実の裁判に適用すること自体が不可解なのだが、韓国の司法では曖昧なのが現実だ。対馬から盗まれた仏像の1体は返還された。これは自分の寺から盗まれたと主張する韓国の寺が現れなかったためとか。まさに「何だかなあ」である。日本人にとって韓国を理解するのは、到底無理なような気がする。 釜山総領事館前への「少女像」設置問題などで駐韓大使と釜山の総領事を帰国させていた日本国政府だが、このほど安倍総理の決断により、大使などを任地に戻す時期については期限を設けないことにしたようだ。それだけ不快感が大きいと言うことだろう。約束を決して守らない国。何だかんだと理由をつけて弁解する国。何度でも過去の謝罪を求め、何度でも補償を得ようとする不正義な国。 残念ながら、韓国に対する日本国民のイメージは悪化する一方ではないか。一旦決めた「ゴール」を自分勝手に移動してしまう国。かつては日本に高度の文化や文明を伝えた歴史ある国も、今は民主主義のルールすら守れない二流国に成り下がってしまった感が否めない。両国の交流を思うと残念でならない。 トランプさんがこれまでに署名した「大統領令」は、13件に達するそうだ。先日も公約の「メキシコとの国境に壁を作り、費用はメキシコに払わせる」を実行すべく、大統領令にサインした。まるで画家ビュッフェのサインを観るような尖った署名だった。だが1枚の紙切れに彼がサインしただけで本当にそんなことが実現するのだろうか。 例えば予算を伴うような案件については議会の承認が必要なのだとか。それにしても広大な国境に、本気で壁を造るとは驚きだ。メキシコの大統領は経費は負担しないし、首脳会議にも出席しないと表明した。アメリカ政府も会談を断念し、費用はメキシコ製品へ関税を課すことで賄う考えのようだ。 日本もこの「壁建設費用問題」の埒外ではなく、膨大な貿易赤字の相手国として、今後20%の関税を課される可能性が出て来た。恐るべき時代になったものだ。そして驚くべきことに、メキシコとの国境線3200kmほどのうち、既に1000kmには、柵が設置されている由。これはブッシュ大統領時代にも同じような問題が起き、その対策として設置された由。今回初めて聞いて驚いた。 現在アメリカには不法移民が1100万人もいる由。大半がメキシコ国境を越えての密入国者みたいだ。メキシコを始め、中米や南米大陸から豊かなアメリカで暮らそうとやって来る。このため治安状態は悪化し、財政負担は増え、アメリカ国民へのしわ寄せが増大する。加えて、麻薬の持ち込みやギャングの潜入も大きな社会問題のようだ。 話は変わるが、日本への難民申請も半数は日本で稼ぎたいのが理由の由。政治的な難民申請はごく稀みたいだ。今回トランプさんはシリア、イラク、イラン、リビア、ソマリア、スーダン、イエメンの7か国からの難民申請を4か月間停止する大統領令にサインした。テロリストの入国を防ぐのが理由だ。そう考えると、トランプさんやアメリカ国民の悩みの一旦も、理解出来そうな気がする。 それにしてもトランプさんの対日貿易に関する偏見には酷いものがあるようだ。「日本は高い関税をかけてアメリカの車を売れないようにしている」などがその例だが、それは1980年代の話で、現在は関税が0.逆にアメリカが日本車の輸入に2.5%の関税をかけているのが実態。またアメリカに売られる日本車の大部分はアメリカ国内で生産され、アメリカの部品を使い、アメリカ人の労働者によるものとか。 先の、「日本は駐留する米軍の経費を支払うべき」の指摘も事実と異なる。75%相当額を日本は負担し、負担しない25%は米兵の人件費なのだとか。全額負担だと米軍ではなく日本の自衛隊と変わらなくなる。ともあれマティス国防長官が近く日本を訪れて稲田防衛大臣や安倍総理と会談する運びになっている。大いに情報交換を重ね、日本政府も言うべきことはしっかり主張してほしいものだ。 話は変わって、大阪のある会社が目下「PPAP」を登録商標申請中なのだとか。もちろんあのピコ太郎氏とは縁もゆかりもない会社なのだ。同社はこれまでもあの「じぇじぇ」や「ゲス不倫」など幾つかの案件についても登録申請しており、目下出願が適正か審査中らしい。世の中にはトンデモナイ会社があるものだ。 最後に明るい話題を2つ。最初は新横綱稀勢の里の綱打ちが行われ、真新しい横綱が出来上がった。早速それを腰につけた稀勢の里は、一門の芝田山親方(元横綱大乃国)の指導で雲竜型の土俵入りを稽古した。昨日は明治神宮の神前で、初めての土俵入りを奉納した。 朗報の2つ目は女子サッカーのアイナック神戸が、澤穂希親子にオファーを出したこと。今年澤穂希さんは第一子のお嬢さんを無事出産している。その生まれたばかりのお嬢さんの将来性を買い、選手として契約する意向を示したのだ。そしてお母さんの穂希さんに対しては、同チームの監督としての契約だ。後15年はかかる先の長い話なのだが、なかなか夢があって笑えますね。
2017.01.28
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東京都の来年度予算案が議会に上程されたとか。小池さんが知事になって初めて編成した予算だ。これまでの議会調整枠200億円を撤廃し、知事自らが関係団体と交渉した由。ただしそれが非公開の場だっただけに、これまでと変わらないではないかとの批判もある。なお、予算額の7兆円はロシアの国家予算の50%以上に相当するとのこと。そう考えると相当の巨額であることが分かる。 問題の豊洲市場へ移転した際の赤字は年間100億円に達する計算とか。また、これまでの方針を変え、築地から豊洲への移転を決めた石原元都知事に対する裁判を起こすことも検討中らしい。一方、都議会自民党はさらに会派分裂が進みそう。都議会議員選挙を見据えて、今後も激しい攻防が繰り広げられるのだろう。 APAホテルの客室にグループのCOEである本谷外志雄氏の著書「本当の日本の歴史」を置いていることに対して、中国政府から抗議があった。著書は「南京虐殺」がデマだったとの説で、札幌で開催されるアジア大会の宿泊施設としては適切でないとの指摘。中国の抗議に韓国までが同調する騒ぎになったが、日本政府は民間のこととして静観を決めた。結局、大会期間中はこの本を部屋に置かないことにしたようだ。 南京虐殺がデマであることについては私も賛意を示したいが、スポーツの国際大会に政治性を持ち出すことは不適切で、まあ妥当な結果と思われる。 韓国世宗大学の朴裕河教授が元慰安婦の名誉を棄損したと言う容疑で訴えられていた裁判が決着した。訴えの元は同教授の著書『帝国の慰安婦』だが、ソウル東部地裁は著書の35か所の表現は元慰安婦の名誉棄損とは言えず、本の出版も公共の利益に適うものと裁定した。つまり学問の自由の範疇と言う訳だ。民主主義国家では当然のことだが、最近の韓国では法の精神より国民の情緒が優先されていたのだ。 その一例が別の地裁で出た対馬から盗まれた仏像の判決。長崎県対馬の観音寺から韓国人に盗まれた観音像は韓国の浮石寺から倭寇が盗んだものと認定し、韓国政府が預かっている仏像を日本へ返却しないとしたもの。不思議なことがあるものだ。かつて朝鮮半島に儒教が伝わった際、大量の仏像を廃棄した歴史があるのだが、それを倭寇が盗んだとはねえ。倭寇と言っても、朝鮮人や中国人の盗賊の場合もあるのだが。 韓国の大統領選挙に出馬予定と伝えられている、前国連事務総長のパンギムン氏。この人はその職にあった際に中国の軍事パレードに出席して非難を浴びた。また国連内でも韓国マターを優先させた。そして、もし韓国の大統領に就任したら、日韓合意を覆して10億円を日本に返すと明言している。 つい最近のこと、彼の実弟がベトナムのビル売却に関連し中東の政府関係者に贈賄した容疑があるとして、韓国政府に対してアメリカが身柄を拘束するよう要請してるのだとか。朴大統領が目下弾劾訴追中である韓国では、政府与党が四分五裂の状況。当分先行き不透明な状態が続きそうだ。そして汚職や不正が満ち溢れたこの国は、一体どこへ行こうとしてるのだろう。<続く>
2017.01.27
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深夜に目覚めてテレビのスイッチを点けた。例のトランプ大統領誕生の時だ。日本では真夜中だが、アメリカの東部では1日遅れの正午過ぎ。就任式はゆっくりゆっくりと進んでいた。気にしつつもまた眠りに就き、朝も当然のことのようにニュースに見入った。 オバマ大統領が誕生した時は、ホワイトハウス周辺に180万人もの観衆が押し寄せた由。アメリカ史上初の黒人大統領誕生に、それだけ期待するものが大きかったのだろう。だが不人気の今回はわずか25万人だった由。でもトランプ氏は早速ツイッターで応戦。TVでニュースを観た人は、前大統領の時よりも1100万人も多いと。 ホワイトハウスに入ったトランプさんは、早速大統領令にサインした。その一つがTPPを推進しないこと。これまで長い間12か国で協議を重ね、環太平洋地区での自由貿易を推進することで、互いの利益を確保しようと努力したことが水泡に帰するのは極めて残念。これはアメリカにとっても大変有益な協定だと思うのだが。 2つ目のサインはいわゆる「オバマケア」の見直し。これは国内問題で前大統領が制定した保険制度。だが、トランプ政権の代案は全くの不明状態。3つ目のサインはNAFTA協定の再交渉。これは北米における自由貿易を推進するもの。トランプさんはこれがアメリカの国益を損ねていると主張し、早速幾つかの企業がアメリカへの工場進出などを表明した。 トランプさんの方針に対して、スイスで開催されたダボス会議で習近平主席は「中国は保護主義には反対する」と表明した。「開いた口が塞がらない」とはこのことだ。為替レートを国が裏で操作し、鉄鋼品のダンピングなどはざら。そして主だった統計も信用出来ないのが中国経済の実態ではないかと思うのだが。 <1月18日の予測図。PM2.5の汚染がほぼ中国の全土を覆っている> トランプ政権には、中国に対して強硬論を唱える閣僚が多いと言われる。中国の反応も、それをけん制するためのものだろうが、この辺が商売上手のトランプさんの読みと手法なのだろう。相手を激しく攻撃して経済上の譲歩を得る戦略は、大統領就任前に既に成功したかに見える。日本の政府や経済界が警戒するのも頷ける。 それにしても、移民に対しては実に厳しい意見をお持ちのトランプさんだが、トランプさんのお爺さんはドイツからアメリカに渡った移民だった由。そんな歴史を持つトランプ家なら、もっと移民に対する理解があっても良さそうなものだが。 これまで3人の美女と結婚したトランプさん。現夫人のメラニアさんは、旧ユーゴ(現スロベニア)出身の46歳。大統領就任式の日は、某有名ブランドの高級衣料にその身を包んで登場した。4人の子供達はいずれも優秀で典型的な「勝ち組」と言えよう。そしてトランプ政権は、これまでで一番IQの高い閣僚をそろえたと豪語している。まさに順風満帆の船出に見えるがどうなのだろう。 就任式会場周辺で大暴れした若者たち。トランプさんの大統領就任に反対するのは良いが、車に放火し、店のショウウインドーをたたき割る行為は行き過ぎに見える。それにトランプさんは民主的な手続きで大統領に選出されたのだから。そして就任式の翌日には、女性によるトランプ政権反対のデモがあった。こちらは50万人の参加者があった由。前日の就任式への参加者の倍と言う数字にも驚かされる。 これだけ船出当日から大荒れでは、今後の進路が心配だ。国論が大きく対立しているアメリカ。この分裂が今後アメリカや全世界にどんな影響を与えるのだろう。 大相撲初場所で大関稀勢の里が初優勝を果たした。前場所も準優勝扱いなので、場所後横綱に推挙される公算が強くなった。今場所はついていた面も多分にあった。大関豪栄道との対戦は不戦勝と幸運だったし、鶴竜、日馬富士の2人の横綱が相次いで対戦せぬまま怪我で休場したのも、結果的には幸運だったと思う。それでも前年は1度の優勝もなしに年間最多勝に輝いた。成績が安定しているのも事実。 土俵上で優勝インタビューを受けた稀勢の里の頬に涙が流れる姿が、とても印象的だった。中学3年生の時にスカウトされて大相撲に入り、期待されながらなかなか優勝を果たすことが出来なかった。精神的に弱いとも言われ、本人も悩んだことだろう。特に昨年は同じ大関の琴奨菊や豪栄道が初優勝して、焦りがあったことだろう。 新聞でお父さんの発言を聞いて驚いた。何という冷静な人なのだろうと感じたものだ。その後、この父親がボクサーだったことを知った。プロの厳しさを知る父親が自分の子供の実力を信じ、わずか15歳の少年を大相撲に進ませた勇気を称えたい。 技能賞は御嶽海。前頭筆頭で11勝4敗。今場所は2横綱2大関を破った期待の日本人力士で、精神力も強い。もう一人の技能賞が12勝3敗の蒼国来。中国人力士でかつて八百長事件に関与したとして一度は引退となった。だが無実だとして日本相撲協会を相手に訴訟に踏み切り、勝って再び力士として土俵に上がった逸話の持ち主。それだけ相撲に対する情熱がある証拠だろう。 殊勲賞は11勝4敗の貴ノ岩。モンゴル人力士で、貴乃花部屋の所属。上位の壁にぶつかり、なかなか勝てなかったのだが、精進が実って実力がついて来た。敢闘賞は小結の高安で成績は11勝4敗。稀勢の里と同部屋で、今場所は優勝を争う白鵬や貴ノ岩を破り、兄弟子の稀勢の里を援護射撃した。 その一方、横綱白鵬の力が確実に衰えて来た実感がある。今後どう力を取り戻すかに注目したい。そして琴奨菊の大関陥落も決まった。ちょうど1年前の初優勝を思うと、天国と地獄の差だろう。来場所は関脇だが、10勝を挙げて再度大関に上がれるかどうか。人柄に惚れ込んで自ら琴奨菊にアプローチした可愛い奥様の心情を察する。 この他にもテニスの全豪オープンや卓球の全日本選手権についても書く予定でいたが、長くなったのでここで筆を置くことにしたい。う~む、残念。
2017.01.24
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豊洲市場の地下水から、異常な値の汚染物質が検出されたそうだ。まずベンゼンが環境基準値の79倍の高濃度。次にヒ素が3.8倍。そして検出されてはいけないシアン。これは猛毒で、存在してはいけない物質。こんなものが出たら、生鮮食品を扱う市場に適さないことは明白だ。 だが、今回の検出結果には以下の疑問もあるのだとか。1つ目はこれまでの検査業者と異なる新しい業者だったこと。つまり検査の方法が一定ではなかったことも考えられる。2つ目の要素は、排水機能を使用した直後だったこと。それで数値が大きく変わったことが考えられるらしい。だが、気化するベンゼン以外は地下深くにあり、地上には全く害を及ぼさないとする研究者の声がある。 検査は今後も続けるようだが、新市場への移転がさらに困難になったような気がしないでもない。最終的な検査結果に基づく科学的な判断と、汚染物質から隔絶する方法を採れば移転も可能なのかどうか。いずれにしてもこのままズルズル放置することは出来ないと思うのだが。 豊洲市場問題で苦悩する小池都知事だが、東京オリンピック会場と経費の問題も依然暗中模索の状態だ。その渦中の人が、先日テレビ前に現れた。首には涼し気なネッカチーフをして。その図柄を良く見ると、東京オリンピックのロゴが入っている。どうやら特別にデザインしたネッカチーフを特注で作ったようだ。そしてもう一つは、例の「市松模様」の入ったデザインのトートバックも。 資金不足を強調する組織員会の森会長に対する「当てつけ」みたいだ。口を開けば「組織委員会にはお金がない」と言う会長。もっと頭を使えば資金は集まる。ネッカチーフもトートバックも、その例を示したのだろう。そして使用済みの携帯電話やIC機器から金や銀などを抽出して、オリンピックのメダルを作る案も示した。いわゆる「都市鉱山」の活用だ。資金分担方法の決定も、そろそろ急がないとねえ。 今、インターネットの世界で、「にせのニュース」が流行しているそうだ。これを「フェイクニュース」と言うらしい。イギリスではそれを識別しネットから追放するシステムを開発中とのこと。困ったことに悪意を持って世論を誘導しようとする試みは以前からあった。人の世には陰謀が付き物なのだろうか。つい先日終わったアメリカ大領領選挙に関する、世論操作にもこのフェイクニュースが使われていたのだろう。 韓国の「慰安婦像」も中国の「南京虐殺」も私は悪質なでっち上げだと思っている。両国では幼少のころから徹底した反日教育が行われている。戦時中のアメリカの調査によれば、日本の従軍慰安婦には自由があり、高給を受け取り、平均年齢は22歳だった。だからあんな「少女」はいないし、強制連行された事実もない。 人口25万人の南京市民が2か月で30万人殺されたとする中国。その2か月間、中国軍は無抵抗だったのだろうか。そして「事件」の1か月後には人口が25万人に戻っているのもおかしい。あの国では昔から為政者に都合の良いよう歴史がねつ造されて来た。内モンゴル、チベット、東ウイグルを奪い、天安門広場で多くの市民の命を奪ったのも、全ては戦後のことだ。 安倍総理が外遊している。今回の訪問先はフィリピン、オーストラリア、ベトナム、インドネシアの4か国。アメリカの行方が変動的で読めない中、アジアの平和と繁栄を願って、さらに強い絆を結ぼうとする試みだろう。 さて、私は12月の末にハワイで行った総理の表明を高く評価している。過去の戦争を反省し、新たな関係を築き上げようとする我が国の立場を明確に述べるものと感じた。8年間のオバマ政権下で、最初のうちは信頼が得られなかった安倍総理。慰安婦問題や靖国参拝で間違った認識が当時のアメリカにあったのだ。 その誤解を、安倍総理は具体的な行動で解いて行った。これだけ辛抱強い首脳はそうざらにはいないだろう。常識や世論に左右されない強い指導者。その勇気ある行動を称えたい。 何かと話題の多いトランプさん。アメリカ国民の声が大きく割れ、まだ大統領就任前だと言うのに、連日ニュースの種になっている。そのトランプさんは、ロシアへの経済制裁を解きたい意向らしい。プーチン大統領とも直接会って会談したいし、ISの撲滅にはロシアの協力が欠かせないとの認識だ。 首脳部人事でも大揺れの次期政権。トランプさんが大統領になっても、直ぐに力を発揮するのは無理と言うのが専らの評判だ。そして100日間は「蜜月期間」と通常言われているマスコミとの関係も、険悪なままのスタートが予想される。前途多難な船出だが、強気な経済人のトランプさんがどう舵を取って荒波を乗り切るか見ものだ。 さて、生前譲位の意向を示された天皇陛下だが、政府はその意を体して平成31年の元旦から新元号を用いることにしたようだ。混乱を避けるために、新元号は少なくともその半年前には明示される由。これで2年後には新しい時代を迎えることになる。色々論議はあるだろうが、私は陛下の健康のためには良かったと思う。 皇太子殿下や妃殿下の心中はどうなのだろう。そして男系皇位継承の原則から言えば、秋篠宮様が皇太子としての扱いを受けることになるのだろう。この際、皇室の在り方について論議する必要性はないのだろうか。後2年後まで私が生きている保証はないが、新元号がどんな名称になるのか知りたい気持ちが強いのも事実だ。 今日は長くなったため、「103歳の言葉」はお休みします。
2017.01.16
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キャリー・フィッシャーと言う女優が先日亡くなった。機内で突然心臓発作を起こしたのだそうだ。享年60歳。SF映画『スターウォーズ』のレイア姫などを演じていたようだ。私は一昨年たまたま彼女が出ていた最新シリーズを観た。『スターウォーズ』とは一体どんな映画かを知りたかったのだ。彼女がレイア姫を演じるのは久しぶりだった由。ずいぶんお婆さんだと感じたのが正直な感想だった。 彼女が亡くなった翌日、その母親も死んだ由。娘の急死を知って、自分も娘の元に行きたいと漏らしたそうだ。母親の名前を聞いて驚いた。デビー・レイノルズがその名。1952年の映画『雨に唄えば』でデビューした女優で、オードリー・ヘップバーンに次いで好きだった人。まだ小学生だったので映画は観てないが、歌は歌詞も曲も良く覚えている。享年83歳。母娘は同じ墓に葬られた由。 元サッカー選手の中田英寿氏(39歳)がFIFAの競技規則を決める国際サッカー評議会(IFAB)のアジア代表諮問委員に任命され、既に活動中らしい。2026年開催のワールドカップの出場国拡大に賛成しているそうだ。語学力もある彼なら、きっと国際的な活躍が期待出来ると思う。こんな風に日本人もどんどん国際進出を果たしてくれたら嬉しいのだが。 トランプ次期アメリカ大統領の人事が難航しているようだ。中国大使などに次いで、駐日大使の名が挙がった。日本にも3年間いたことのある人らしい。だが、政権中枢人事が議会の承認を得られるかどうかが問題なのだとか。それに選挙運動時の主張と異なる大金持ちがかなり選ばれ、その点も承認し難い理由の由。 カナダからメキシコに工場を移すトヨタ自動車に関してもツイッターで文句をつけたそうだ。なぜアメリカ国内に工場を建ててアメリカ人を雇用しないのかと言うのが彼の主張だ。トヨタは既にアメリカに多数の工場を持っており、今は静観する予定とか。保護主義的な色彩の強いトランプ政権は今月20日の発足だ。 中国が先日空母「遼寧」を宮古海峡を通過させ、台湾を経て南シナ海へと向かわせた。宮古海峡は公海のため航行は自由だが、ここを通って太平洋へ出たのは初めてのこと。これに対抗してアメリカは原子力型空母を南シナ海へ派遣した。少し前、トランプ氏が台湾総統と電話で会談したことが端緒だったようだ。これまで「一つの中国」を認めて来たアメリカが、初めてそのことに疑問を呈したのだ。 だがその一方でトランプ氏は、中国経済に明るく習近平氏を良く知る人物を中国大使にすることに決めた。硬軟織り交ぜての対応だ。トランプ次期政権が果たしてどんな政策を取るのか、世界は戦々恐々としている。ただ景気浮揚に対する期待は大きく、株価の動きも激しくなって来たようだ。 韓国の動きがおかしい。目下大統領の弾劾問題で大揺れの同国では大規模のデモが相次ぎ、先日釜山の日本領事館前に「少女の慰安婦像」が設置された。我が国はこれに抗議して、駐韓大使と釜山の領事を帰国させることを決定した。また通貨スワップも延期する由。 これは一昨年の暮れに締結した「日韓合意」を覆すものと日本政府が判断したためだ。二度と見直すことはしないとあれほど強調したのに、あの国では約束事が守られない。何度でも日本に頭を下げさせ、何度でも補償金を得ようとする国際感覚が通用しない国なのだ。北朝鮮の動きも気になるところだ。 東京オリンピックの会場問題や、豊洲市場移転問題では後れを取った感のある小池都知事だが、次の都議会議員選挙への備えは着々進行中のようだ。長らくドンの支配体制にあった都議会自民党も、最近では少し様子が違って来たようだ。公明党が自民党との共闘を見直し、都知事の改革に協力する姿勢を見せ、民進党の協力も得られそうな見通し。今後は民主的で分かり易い都政の展開を期待しよう。 ≪103歳の言葉≫ 現役の前衛芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「忘れ去るのは、あまりに惜しい。外国の人が教えてくれる日本の美しさ」。 外国で暮らしている日本人が良くこのようなことを言うようだ。日本を離れて見て初めて日本の良さに気づくと。自然、文化、人情、食べ物、空気、治安の良さなどなど、ひょっとして神羅万象かも知れない。 国土や大気が汚染された中国の人が、今大わらわで日本の土地や建物を買い漁っていると聞く。本当か嘘かは知らないが、特に清らかな水がある土地が人気らしい。先日の「初売り」でも、中国人が大量に「福袋」を買い漁っていたそうだ。転売で儲けるためらしいが、語るに落ちる国民性だ。 補記には「せっかくの美しい日本語を次の世代に伝えたい」とある。本来の日本は「言霊の幸う(さきわう)国」だったのだが。
2017.01.08
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<ニュース編> 新潟県糸魚川市の大火には驚きましたね。フェーン現象による強風下での大惨事でした。今年は熊本や鳥取などでは大地震がありましたし、北海道や岩手県では大きな水害も発生しました。そんな災害のことがとても気がかりです。また神奈川県の障害者施設で起きた殺人事件や、いじめによる死者が出たことも悲しい出来事でしたね。心から被害者のご冥福をお祈りしています。 世界に目を転じれば、フランスやドイツではテロが頻発して犠牲者が出ましたね。シリアではISの勢力がかなり低下したようですが、その一方でテロの火が世界へ拡大しているのが気がかりです。北朝鮮の相次ぐミサイル発射や、原爆実験。国連の決議を無視する無法者です。また中国による南シナ海南沙諸島などでの軍事基地建設には怒りを覚えます。あんな無謀な行動を許して良いのでしょうか。 今年は新しい政治家が登場した年でもありましたね。フィリピンンの暴れん坊ドテルテ大統領は全く予測がつかない行動をする人で、世界中から非難を浴びながらも麻薬犯罪者を次々に射殺しています。アメリカでも予想を覆して、トランプさんが次期大統領に当選しました。政治家や軍人としての経験が皆無の彼は、来年1月に大統領になったら、果たしてどんな行動を取るのか見当もつきませんね。 日本では小池東京都知事が注目を浴びています。長年ドンに支配された都議会と都政を、果たしてどんな風に改革が出来るのか。それも相当のスピード感を伴う必要がありますね。安倍さんとプーチンさんの日ロ平和条約、そして悲願の北方領土返還への動きも注目です。尖閣列島周辺での中国の暴走も気になりますね。来年もきっと目が離せない事態の連続となることでしょう。 83歳になられた天皇陛下の生前退位のご発言にも驚きました。あれはきっと高齢となられた陛下の偽らざる心境なのでしょうね。色んな問題が派生して出て来そうですが、出来れば少しでも早く体が楽になるよう改善して欲しいものです。 リオオリンピックには燃えました。特に日本選手の活躍を連日目の当たりにし、日の丸と君が代を見たり聞いたりすると感激が一層高まりましたね。この勢いで東京オリンピックまで突き進んで欲しいです。今年も実に色んなニュースを観聴きしました。来年はもっと平穏で楽しいニュースに接したいものです。今日は一度使った写真を挿絵代わりにしたのですが、少々間延びしてしまったようです。 <103歳の言葉> 現役の抽象芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「受け入れられるか、認められるかよりも行動したことに意義がある」。 篠田さんは幼いころから書に親しんでいました。また成人してからは美術に目覚めました。24歳で実家を飛び出し、それ以来ずっと一人で暮らしています。その中で血の滲むような苦労を重ねながら、書と美術を組み合わせた新しい芸術を模索し、外国でも研究を重ねて世界に認められる芸術家になったのです。 今日の言葉はそんな彼女にしか言えない言葉でしょうね。編集子の補記には「人の成功を見届けてからの後出しじゃんけんではつまらない」とあります。まさにむべなるかな、ですね。
2016.12.27
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今、朝の3時40分。今日のブログを書き始めた。外は雪ではなく雨のようだ。この週末、仙台は雪が降った。今シーズンの初冠雪だ。今日は挿絵にその時に撮った写真を多用しようと思う。今日は寒~い政治の話だからだ。 7人の都議が自民党から除名された。いずれも都知事選挙で小池さんを応援した人だ。自民党が処分すると言いながら長い間なかなか決まらなかった本件に、ようやく決着がついた形。都知事はこれを受けて、「希望の塾」塾生の中から来年6月の都議選の候補者を立てることを決断した模様。 都議会による復活予算制度の拒否に伴い、顔をつぶされた自民党と小池都知事の対立は一層明確になった形だ。一部では都議選に合わせて、都知事選のダブル選挙に持ち込む案も飛び交う始末。長らく問題になっていた豊洲市場地下空間の排水作業がようやく始まった。完全に排水するためには3か月間を要する由。 今月20日の最高裁での裁定に先立ち、辺野古基地の建設問題に関する国と沖縄県の争いに終止符が打たれそうだ。結局県の主張は認められないようだ。つまり敗訴だ。だが沖縄県は国との間の和解条項を守る気配はなく、さらに抵抗を続ける意向のようだ。 国は国頭村と東村にまたがる米軍の北部訓練場の半分を、近く県に返還する。ヘリポート集約工事終了に伴う措置で沖縄県にも招待状を送付したが、知事は出席しない意向らしい。これで県内の米軍基地の20%分が返還されるのにだ。頑迷なのは果たしてどちらだろう。私には不毛な戦いだと思えるのだが。 韓国大統領の弾劾決議が圧倒的な数で採択された。大統領の権力が停止される間、首相が代行することになる。今後はその是非を問う弾劾裁判が進められるが、当初の見通しよりもずっと早めに決着がつきそうな勢いだ。まだ混乱はあるものの、遅くとも来年の春までには朴槿恵大統領の退陣が決まるだろう。 その混乱に乗じて、先日北朝鮮はソウルの青瓦台を襲撃する訓練を実行した。それが現実のものにならないことを祈りたい。一つのことが傾き出すと、それまでのものを全て否定するのが朝鮮民族の特徴みたい。だからいつまで経っても積み重ねが出来ないのだ。何という不幸な民族なのだろう。 WADAはロシアが約千人分の選手のドーピング検査を不正に扱っていたとこのほど発表した。先のリオオリンピックでは200名以上が出場停止となったが、今回の発表は最終的な結論のようだ。政府が深く関与して検体を正常なものと取り換えたり、検体にコーヒーや塩を混入して検査をかく乱したりしていたそうだ。中には男性のDNAが検出された女性の検体もあった由。国家ぐるみの悪質な犯罪行為だ。 アメリカ大統領選挙に関するネットからの妨害事件にも決着がついたようだ。FBIはヒラリー女史の個人的なメールが公開された件に、ロシアの諜報機関が深く関わっていたと断定した。また投票の再集計がされていたウィスコンシン州では、結局トランプ氏の票がさらに100票以上上積みされる結果に終わった。これで問題とされた他の2州の計算し直しはしないことになった由。 そのトランプさん。「一つの中国」に疑問を呈し、台湾の総統とも電話で会談した。これに中国は猛烈に抗議した。先日は沖縄の宮古島付近の海峡を、わざわざ4機の軍用機を通過させる措置を取った。何機かはそのまま引き返したものの、数機は台湾方向に向かった。その際スクランブル発進した自衛隊機が妨害したと中国政府は非難したが、その事実はないと日本政府が反論。 8年間のオバマ政権で中国の強硬策を見逃した失敗を反省し、トランプさんは次期政権の閣僚に元米軍の幹部を多用することを決めたようだ。中国大使には習近平氏とも仲の良い経済人を登用するようなので、きっと硬軟織り交ぜて対応するのだろう。 さてロシアのプーチン大統領と安倍総理との会談が、いよいよ明日に迫った。果たして今回はどんな展開になるのか楽しみだ。いきなり北方領土の返還とはならないだろうが、経済協力などを通じてさらなる前進があるのを期待している。国際状況は絶えず変化している。私達もそのような感性を磨いていたいものだ。 <103歳の言葉> 現役の抽象芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋 曰く。「日々、違う。生きていることに、同じことの繰り返しはない」。 この章の見出しは「歳をとるということは、創造して生きてゆくこと」とあります。また「老いてなお、道なき道を手探りで進む」との編集子の注も。 私は老化とは「未知との遭遇」だと思っています。本やテレビでも老化とは何かとの知識を得ることは出来ますが、老化の実感は自分の体を通じてしか得られません。だからこそ「手探り」なのだろうし、「日々違う」のでしょう。103歳になっても、不確かな存在である自分を絶えず意識して生きることの意義を知らされた思いがしています。
2016.12.14
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先日、JR常磐線の山下駅(宮城県)~相馬駅(福島県)間が5年9か月ぶりに開通した。これで残りは東京電力福島第2原発付近が不通区間となるだけだ。原発の汚染対策にはまだ時間がかかる。私が生きている間に常磐線が完全に繋がることが出来るだろうか。 つくばや水戸で勤務した私にとって、常磐線の沿線は懐かしい。おまけに仙台からは「勝田マラソン」や「かすみがうらマラソン」に参加するためにもお世話になったのだ。仙台から上野まで海岸線を走る常磐線の全線開通を心待ちにしている。 福岡国際マラソンで、例の公務員ランナー川内優輝選手が日本人トップの3位になった。タイムは2時間9分台の好成績。レース前にふくらはぎを傷め、さらに練習中に軽い捻挫まで起こしていた彼。だから今回の強行出場には、家族までが反対だった由。それでも彼は招待選手でありながら辞退することは出来ないとの強い思いから、果敢にレースに臨んだ。結果は瀬古さんが絶賛する走り。これで来年の世界大会代表選出は確実だろう。最初で最後の快挙を、共に喜びたいと思う。 フィギュアスケートのグランプリファイナルで、羽生結弦選手は優勝した。4連勝は世界初の快挙だった由。SPは圧倒的な強さだったが、フリーでやや精彩を欠いた。外国の新人がフリーで高得点を挙げ、2位に食い込んだ。世界は常に激しい戦いの連続だ。女子は宮原知子さんが3位に食い込んだのが立派。真央ちゃんが出場してないのは淋しいが、これからが楽しみな存在だ。 高橋・松友の「タカマツペア」が先日若手を圧倒して優勝した。バトミントンの大会だ。彼女たちのリオオリンピックでの活躍が思い出されるが、世界はそんなに甘くない。近くルールが改正されるのだとか。ベテラン選手の多いヨーロッパに有利なように、これまでの21本3セットから11本5セットになるそうだ。 日本人選手が活躍すると、ルールが改正されるのはこれまでも良くあった。荻原兄弟のスキー複合などがそうだった。そして柔道も近くルールが改正され、「有効」との併せて1本がなくなる。そして女子同様に男子の試合時間が5分から4分に短縮される。これで動きが活発になり、一本勝ちが増えると良いのだが。 東京オリンピックで復活する野球・ソフトボールの予選会場予定の福島県下の3球場について、視察した世界野球連盟幹部が苦情を呈した由。内野が芝生でないこととと、設備が貧弱な点だ。震災復興の点からも福島県での開催が望まれたのにだ。北京オリンピックでの球場も内野は芝生でなく土だったのだが。 一方サッカーの予選でグラウンドを提供する宮城県知事が、経費負担を明確にするよう求めている。オリンピック仕様とするためには数十億円の改修費が必要なのに、その負担区分がまだ不明のままなのだとか。ボートの長沼開催案でも苦い思いをした宮城県。政府や関係団体の誠実で早急な対応が望まれる。 今年の漢字一文字は「金」だったそうだ。さて、話題のピコ太郎の「PPAP」は今年のYouTube動画のアクセス数が8億7千万回となり、第2位に食い込んだ由。かなりのお金が懐に飛び込んだようだが、ピコ太郎は例のとぼけた顔で知らんぷりを決め込んでいるようだ。「アイハブ メニマニー」と言ったかどうか。 ソフトバンクの孫社長が先日トランプ氏と会談し、今後4年間で5兆円の投資をすると約束した。同時に米国人5万人の雇用も約束したそうだ。きっとトランプさんだけでなく、「お父さん犬」も今頃喜んでいるに違いない。 先日ノーベル賞の授賞式があった。医学生理学賞受賞の大隅東京工業大学栄誉教授は借り物のタキシードだったが、体に合わせて手直ししてくれたようだ。内容は良く分からないが、英語のスピーチ見事で耳障りが実に良かった。1億円近い賞金は、若手研究者の育成資金にするらしい。博士の素晴らしい人柄を想う。 話題の文学賞受賞者ボブ・ディランは結局授賞式を欠席し、友人が代理でメッセージを読み上げた。またその数日前、彼の友人が代理で彼の歌を現地で歌った。歌手に文学賞を与える是非が論議されたが、歌詞は立派な詩だと私は感じた。 <103歳の言葉> 103歳の現役前衛芸術家篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋 曰く。「自分という存在は、どこまでも天地にただ一人」。 編集子の補足には「自分の孤独を、客観視できる人でありたい」とある。また前頁のタイトルを著者は「この寂しさを観音様は微笑む」と書いてある。 釈迦はかつて言った。「天にも地にもわれ一人」。いわゆる唯我独尊の謂れだ。だがこれは独善とは違う。私と同じ存在は広い宇宙の中でたった一つだけとの意味。孤独と言う感傷よりも、生命の不可思議さの表現とも言えようか。私と言う存在は宇宙でたった一個。だからこそ生きる価値があるのだろう。
2016.12.13
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中国では肺癌による死者の数がここ10年で43%増加してるそうだ。例の汚染物質pm2.5の影響だ。北京の空を覆う真っ黒な大気。あんな空気を吸っていたら、肺癌にもなるはずだ。そこで政府はマスクに新しい基準を設けた由。でもここにもカラクリがあって、大気観測所の傍ではトラックの通行を禁じたり、大量の水を撒いて数値が下がるようにしてるのだとか。だから実態はもっと悪いのだと思う。 「サラミソーセージ理論」と言うのを先日池上さんの話で知った。サラミソーセージの端っこと同じように、近隣の諸国の領土を少しずつ侵略して行くと抵抗が少ないと言う考え方だ。南シナ海のサンゴ礁で、中国は先ず自国の漁民の生命を守ると言う理由で、テントを張った。それが今は岩礁を埋め立て、滑走路まで作った。もちろんよその国の領土だった所へだ。中国はトランプさんの登場を歓迎してるそうだ。 ロシアはこのたび択捉島と国後島に地対艦ミサイルをそれぞれ配置した。領土問題の解決を迫る日本への暗黙の意思表示とも受け取れる措置だ。だが、これは既に今年の1月に決定していたことらしい。ロシアもトランプさんの登場を大歓迎している。これまではウクライナやクリミア半島問題で、欧米から経済制裁を受けて困窮していたからだ。 アメリカが変化すればロシアはこれまでよりも有利になり、日本への対応も異なって来ると言われている。今月15日には山口県で、翌16日には東京でプーチンさんと協議する予定の安倍総理。日本から経済協力を引き出して北方4島を含む地域での共同開発を目指すロシア。だが領土は返還しない「食い逃げ」を心配する声も結構根強い。安倍さんには曲者のプーチン氏に負けない対応を願いたいものだ。 トランプ陣営を勝利に導いたのは長女の夫であるクリシュナーさんだったそうだ。彼は得意のテクニックを駆使して作戦を練り、広告費をさほど使わずにマスコミを賑わした。例のトランプ氏の過激発言だ。さらにツイッターやフェイスブックなどのSNSを多用して選挙戦を勝利に導いた。各州の戦況分析はかなり正確で、臨機応変に対応したようだ。そしてそれらの作戦は、最後までマスコミに隠していたそうだ。 だがこのまますんなり大統領になれるかどうかは不明。第1に得票数が200万票以上クリントンさんが上回っていること。これは「総取り制」なので仕方がないこと。2番目に投開票がおかしいとクレームがついて、目下3つの州で集計をやり直していることだ。これは緑の党の候補者からの申し出によるものだったが、クリントン陣営も経費をねん出してこの訴えに加わった由。 3つ目は今月実施される代理人による選挙。アメリカでは直接的に大統領を選べるのは各州の代理人だけに限られている。その代理人が党の方針に反して他の候補者に投票する可能性が全くゼロではない。特に今回は国内の意見が真っ二つに割れ、共和党内でも異論が噴出した。目下それを修復するため次期政権の閣僚などを選出中だが、果たして事態は今後どう進むのか注目される。 ゴタゴタ続きの韓国。それを密かに狙う北朝鮮と中国。トランプさんの登場で世界の情勢は今後大きく変化しそうな雰囲気。そしてイギリスのEU離脱など、ますます自国中心の考え方が蔓延しそうな勢いだ。米ロの変化で、シリアの内戦や対イスラム国への攻撃にも強い影響が出そうだと言う。 そんな中、つい最近日本の防衛省の軍事機密がサイバー攻撃によって一部漏洩した可能性が高い由。かなり高度のテクニックだったそうだ。機密を奪おうとしたのはロシアか中国か、はたまた北朝鮮か。謎は深まる一方だが、これが世界の現実。 実は先月行われたアメリカの大統領選挙も、インターネットを使って投票を操作した疑いが持たれている。それで集計結果を再確認してるらしい。裏で何が起きているか私たちが知らないだけの話。世界は「情報戦争」の真っ最中。口先だけで世界平和を唱えても、何の役にも立たない所以だ。
2016.12.02
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