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テクノナショナリズムに目覚めた12-R4


2013.02.04
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カテゴリ: 気になる本
今回借りた7冊です。
だいたい支離滅裂に借りているけど、今回の傾向は、強いていえば「ナショナリズム」でしょうか。

<大学図書館>
・富国強兵の遺産
・ニッポン近代化遺産の旅

<市立図書館>
・国家と犯罪
・モダンタイムス
・日本人の「正義」の話をしよう

・週間東洋経済8/4号:読書の技法

テクノナショナリズムに目覚めた6
*************************************************************

【富国強兵の遺産】
富国

リチャード・J. サミュエルズ著、三田出版会、1997年刊

<「BOOK」データベースより>
「日本」繁栄の本質!!民生産業と防衛産業の相互依存により、日本の技術戦略は大成功を収めた。その根底には、明治期に培われたイデオロギーが脈脈と流れる。

<大使寸評>
この本を読むと、アメリカ人教授の情報収集、執筆力に舌を巻くわけですね♪
さすがに「菊と刀」を著わした国の学者である。その伝統とインテリジェンスが感じられる内容になっています(褒めすぎか)
このガッツには日本人の学者、ジャーナリストも見習うべきではないでしょうか?

なお、著者は日本のテクノナショナリズムを理解しつつも批判的であることを、心しておきましょう。

富国強兵の遺産 byドングリ



【ニッポン近代化遺産の旅】
近代化

清水慶一著、 朝日新聞社、2002年刊

<「MARC」データベースより>
全国に残る、維新前後からの「近代化建築」。今なお美しい姿をとどめる小樽運河、富岡製糸場、門司港駅など40件を、美しいカラー写真とともに紹介する貴重な一冊。交通案内つき。

<大使寸評>
文字の頁よりカラー写真の頁が多いような本である。
「百聞は一見にしかず」という諺もあることだし、地味なテーマでも見てみようかという気にさせる本である。(編集者に座布団一枚♪)




【国家と犯罪】
国家

船戸与一著、小学館、2000年刊

<内容紹介より>
「わたしは比較的辺境を旅することが多いが、ときどき眩暈を覚えるような光景に出くわすことがある。そこでは人間があまりにも簡単に殺されるのだ……。
国家に対する犯罪。本書はその二つの相関についてのささやかな旅の報告である」(「序にかえて」より)
キューバ、メキシコ、中国、クルディスタン、イタリア…世界の辺境では、いま何が起きているか?
『山猫の夏』『砂のクロニクル』など傑作冒険小説を描き続ける作家が20年ぶりに世に問うた巨弾ルポルタージュ。

<大使寸評>
目次を見ると「中華膨張主義の解体」という章があり、これこそ喫緊の世界的課題ではないかと思い、借りたわけです。
この本の発刊時(1997年)には新疆では暴動が沈静化していたようだが、今チベットでおきているような暴動が、起きていたはずである。(ウルムチでは4人にひとりが公安関係だといわれているそうです)
緩慢なジェノサイドのような少数民族対策であるが、それが国是とも言える大漢民族主義である。

、

この本の一部を紹介します。
p246~250
 中華人民共和国において民族問題は一貫していないようで一貫している。
 孫文が日本の対華21カ条の要求を撥ねのけた1923年の中国共産党綱領草案「チベット、モンゴル、新疆、青海等の地域と中国本土との関係は当該地域の民族自決によって決めるものとする」。1931年の端金ソヴィエト憲法第14条「中華ソヴィエト政権は中国国境内少数民族の自決権を承認する」。中華人民共和国成立後の毛沢東声明「帝国主義が過去あえて中国を侮った原因のひとつは中国の各民族が団結していないことにあった。中華人民共和国が成立したその日から中国の各民族は団結して友愛協力による大家庭となすものとなりはじめた」。1952年に政務院政務会議が採択した民族区域自治実施要綱「各民族の自治区はすべて中華人民共和国領土の切り離すことのできない1部門である。各民族自治区の自治機関はすべて中央人民政府の統一的指導のもとにある地方政権であり、かつ上級の人民政府の指導を受ける」。
 要するに、抗日戦争と国共内戦のあいだは少数民族のよろこびそうな言辞を弄してシンパ化させ、権力奪取後は秦の始皇帝以来の手法、すなわち中華思想のもとに民族自決権を否定したのだ。東夷・西戎・北荻・南蛮を漢人のなかに取り込むことによって版図を拡大するのである。
 (中略)
 新疆における漢人大量移民はいつも北京の政治路線のあからさまな反映である。新疆生産建設兵団の発足。辺境支援という名目の都市余剰人口の放出。文化大革命のための下放。北京のそのときそのときの政争によって漢人たちがどっと押し寄せて来る。これによって果樹園や羊を飼っていたウイグル人たちの暮らしがばらばらに壊されていく。1962年のイリ・カザフ自治州での人民解放軍との激突。こういう漢化政策に加えて、中ソ対立の結果、毛沢東は自力による核開発を決定する。原爆の実験地に新疆ウイグル自治区が選ばれる。そして新たな油田の発見。
 これらの事実はもはや何があっても中華人民共和国がこの広大な地を手離さないことを意味したのである。
 「最近になって漢人がまたどんどん押しかけて来るようになった。このままじゃわれわれウイグル人は住むところさえなくなってしまう」バザール商人は苛立ちを剥きだしにして言った。「トルファン駅で降りて来る漢人たちは1日に500人を越える。甘粛省とか狭西省とかそっちから来やがるんだよ。そいつらはトルファン駅に降りたらもう引き返しはしない。新疆に住みつきやがるんだ、1年間に18万人もが・・・」
 これはもちろん改革開放路線の結果である。上海や華南だけでなく新疆ウイグル自治区にも石油採掘権をめぐって外貨が導入された。日本の商社もこれに絡んでいる。その前線基地たるコルラはまさにゴールド・ラッシュ時代のサンフランシスコがこうではなかったかと想わせる。アタッシュケースを持つビジネスマンたち。きびきびと動く陽に焼けた採鉱技師たち。タンク・ローリーの排気音。夜のカラオケ騒ぎ。内陸部の農民たちがタクラマカン砂漠のタリム盆地の入口にぽつんとできたコルラの町に民工として流れて来るのは当然だ。汽車の窓から見える光景―保線工事で働いているのはすべて漢人、道路建設に携わるのはすべて漢人。新疆ウイグル自治区の好景気は石油だけじゃない。シルクロード観光のための施設造りも着々と進んでいる。民工たちはおそらく4,5年稼いだら郷里に戻るのだろう。しかし、ウイグル人の眼には移民として映る。改革解放路線の進展はそのまま彼らの緊張を高めるだけだった。
(中略)
 1992年3月、新疆ウイグル自治区高級人民法院および人民検察院の報告「国内外の敵対勢力がわが国に対して転覆、破壊分裂活動を強めている。昨年1年間で自治区の法院が受理した反革命罪は36件(182人)にのぼる」。この報告の直前には区都ウルムチで『東トルキスタン共和国』独立要求のポスターが貼られた。
 1993年7月、香港の中立系月刊誌『前哨』の記述「北京の消息筋の話によれば、最高指導者・トウ小平は中国からの独立」。



【モダンタイムス】
モダンタイムス

伊坂幸太郎著、講談社、2008年刊

<「BOOK」データベースより>
5年前の惨事―播磨崎中学校銃乱射事件。奇跡の英雄・永嶋丈は、いまや国会議員として権力を手中にしていた。謎めいた検索ワードは、あの事件の真相を探れと仄めかしているのか?追手はすぐそこまで…大きなシステムに覆われた社会で、幸せを掴むには―問いかけと愉しさの詰まった傑作エンターテイメント。

<読む前の大使寸評>
「フィッシュストーリー」を読んではずみがついたので、ちょっと長めのこの本を選んだわけです。

rakuten モダンタイムス



【日本人の「正義」の話をしよう】
日本人
岡野雅行×勝谷誠彦著、アスコム、2011年刊

<「BOOK」データベースより>
金型ひとつで食べてきた小さな町工場の主人、岡野雅行。
どこの組織にも属さずに筆一本で食べているエッセイスト、勝谷誠彦。
一本の筋を通して生きてきた2人が、「日本人であるための哲学と生き方」とは何か、過激に語りあった!
本当のことを言って何が悪い!本当は、あなたもそう思っているはずだ!!

<読む前の大使寸評>
「ディアスポラ」に続いて、勝谷さんの本を借りたのです。
この本にも、中国人に真似できない職人の技術が語られれていて、大使のツボ(テクノナショナリズム)にクリーンヒットするわけですね。
それから岡野さんの携帯持たない主義が、へそ曲がりの大使を強くうちます。
(だけど、スマホがほしい大使である)

rakuten 日本人の「正義」の話をしよう
勝谷誠彦の世界 byドングリ


図書館では雑誌最新号の貸し出しはしないけど、古いものは貸し出しがあり、よく借りています♪(以下参照)
・WEDGE12月号:食ビジネス、世界で勝つ4ヵ条
・週間東洋経済8/4号:読書の技法
*************************************************************
とまあ・・・・
抜き打ちのように、関心の切り口を残しておくことも自分史的には有意義ではないかと思ったわけです。
1/17 図書館大好き22
図書館大好き21






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Last updated  2013.02.04 01:05:03
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