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2015.08.14
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カテゴリ: 歴史
図書館で『売国奴』という本を手にしたのです。
このところ、中韓の歴史認識にさらされて、気分がすぐれない大使であるが、お三方の歴史認識を拝聴して、元気をとりもどそうではないか♪・・・
ということで借りた次第です。


【売国奴】
売国

黄文雄×呉善花×石平著、ビジネス社、2007年刊

<「BOOK」データベース>より
内からではなく外から見た日本は、古代からすでにさまざまな見聞や研究で語られ、また論じられてきている。しかし戦後の日本については外からの誤解や曲解も多く、ことに「反日」論はむしろ言論界の主流のひとつといえないこともない。では日本とは、日本人とは、いったいどう見られているか。より多くの視点から探るために、黄文雄氏と呉善花氏、石平氏と三人での鼎談という形で語る。論題としては天下国家から民族、歴史、文化、そしてなぜ「反日」なのか、についても取り上げる。

<読む前の大使寸評>
このお三方とも、故国では売国奴と罵られるが・・・
日本ではヒットメーカーとして肩で風を切っています。
お三方とも本音炸裂で、わりと爽やかでおます。

rakuten 売国奴


このところ、中韓の歴史認識にさらされて、気分がすぐれない大使であるが・・・
お三方の歴史認識を拝聴して、元気をとりもどしたいのです。

<中韓が日本につきつける「歴史問題」の真の目的は?>よりp129~132
黄 :中国や韓国は歴史認識の問題を、主として政治目的からつきつけているわけですが、それによって日本人のほうも、知らず知らずの内に、本来は国内問題である教育問題としての歴史問題を、外交問題として考えるようになっているんですね。

 ようするに、こういう教育をしていては中国や韓国に悪いじゃないかと、そう考えて日本の教育を変えていこうとするおかしな日本人が多いんですが、そんな動きって、他の国だったら起きようのないものですね。

石 :まさしく、そんなおかしな国は世界中、日本のほかにはないですよ(笑)。自分たちの歴史認識が外国から間違っているとかいわれて、それで考え直そうとか、改めようとか、謝ろうとか、そういう国民は日本人以外にはどこにもいません。

呉 :韓国の一方的な歴史史観は、客観的にいえばけっして一方的じゃないんです。なぜなら、日本人のなかにたくさんの同調者がいるわけです。韓国女性を拉致して従軍慰安婦にしたとか、日本統治は徹底した暴力的な支配だったとか、いくら嘘をいっても、日本人のなかから「その通りだ、日本はとんでもないことをしたんだ」という声が、これまた大きく叫ばれますから、韓国人にはとても心丈夫なんです。

 韓国の反日は、日本国内の反日に戦後ずっと強く支えられてきていますから、韓国だけでの問題ではないんですね。

石 :中国にもかなりそれと同じ事情があります。日本の左翼といったらいいんでしょうか、中国共産党の反日に同調する人たちは、中国の間違った歴史教育の共犯者ですよ。

黄 :それでは、日中韓三国の間の歴史問題は、いったいどうすれば解決できるんでしょうか。私は多元的な歴史観を認めるべきだと思っています。日本人も一部ではそう考えていっますが、他の一部の日本人は韓国と中国の考えに立って、我々はもっと彼らの主張に耳を傾けなければならないといっています。

 日本人にいいたいことは、自分自身独自の歴史観をはっきりもって、相手に対して主張したいことはきちんと主張すべきだということです。これを続けていけば解決できるのではないかと考えますが、どうでしょうか。

石 :私は日中間の歴史問題を解決するためには、お互いに外交の場に歴史をもち出さないことだと思います。歴史を外交問題にすること自体が間違っているんです。それぞれの国には、それぞれの国の歴史の見方があることを認めて、気に入らなくても外交的に文句をいったりしないこと、それしかありません。

 しかも、中国の主張している歴史は、いい加減な自己主張以外の何ものでもない。それでも、国内でどんな歴史を主張したっていいですよ。それは自由ですからね。しかしそれを日本に対してまで押しつけることが、大きな間違いだということがわかっていない。わかっていないんですよ。わかった上でやっているんじゃないんです。

 中国は小泉政権時代に、靖国問題で5年間けんかをしかけましたね。その結果、中国に何かいいことがあったかというと、何もないわけです。それどころか、日本国民の対中感情は最悪の水準になってしまった。

 靖国問題は日本の国内問題であり、日本人の心の問題であって、中国人からとやかくいえる問題ではありません。それなのに、靖国参拝をしたからといって、総理大臣との会談を拒否するというのは、周辺諸国の内政問題にまで関与しようとする中華主義にほかなりません。しかも日本国内にも、やはりこれは外交問題なんだと、だから自粛しなくてはいけないと、そういう中華主義の同調者が少なくないんですね。


お次は伝統文化についてです。いまの韓国人は『論語』を読めないとでもいう話になりますが。

<伝統文化の再生へ>よりp136~139
黄 :中国の伝統文化は歴史的に幾たびも断絶を繰り返してきましたから、現代の中国人は伝統文化とのつながりを持っていません。文化の破壊は過去に何度も行われてきて、文化大革命のときにも大規模な破壊が行われました。それが最近では、いくらかの反省が起きてきていると思いますが。

石 :伝統文化を大事にしようという動きが少しは出るようになったのは、つい最近のことです。精神がここまで荒廃してしまうと、みんな生きていくのがしんどくなるんですね。すべてが信じられない、誰もが信じられないという社会で生きていくのは、とてもつらいことです。そういう社会環境のなかで、みんな無理して生きてきたんですが、ここのところにきて、痛切に何か信じられるものが欲しいと思いはじめているんです。

 たとえば私は今日、羽田まで飛行機できましたが、決められた時間に飛行機が飛ぶということを信じています。電車に乗れば電車が時間通りに目的の駅に着くことを信じています。ホテルのなかは清潔で、行き届いたサービスをしてくれます。日本では当たり前のこと、しかし中国ではこういうことすら誰も信じられなくなっています。

 今の中国は心の道徳が崩壊し、最低のところまで落ちているんです。社会崩壊の寸前ですよ。そういうところまでやってきて、やっぱりその反動がくるんでしょう。たとえば『論語』を読みましょうとか、最近ではそういう動きがでてきています。

黄 :古典的な漢文を重視しましょうといった主張も聞いたことがあります。一方、韓国では漢字が消えてしまって、ほとんどハングル専用になっています。そうすると、過去の漢文で書かれた文化や思想はどうなるんですか。全部消えてしまうのか、それともハングルで孔子の『論語』を読むとかいうことで残るんですか。

呉 :韓国の古典がどう残るかということは、ちょっとややこしくなるんですが、まずハングルについて少しお話ししときましょう。

 ハングルがつくられたのは1443年、李氏朝鮮王朝の第4代王・世宗のときです。ハングルというのは「大きい文字」という意味ですが、これは日本統治時代につくられた呼び名で、もともとは「訓民正音」(民に訓える正しい音)というのが正式の名称です。つまり、最初から「偉大なる国字」としてつくられたのではなくて、漢字を知らない民衆でも使える文字としてつくられたわけです。

 ところが、漢字を重んじる高級官僚知識人たちは、これは真字ではない諺文(俗字)だといって排斥したんですね。真字とうのはもちろん漢字のことです。それで、せっかくつくったのに以後四百数十年の間ほとんど使われることがないまま過ぎてしまいました。

 日本の「漢字かな混じり文」とそっくりの「漢字ハングル混じり文」は、一部で用いられたことはありましたが、本格的には福沢諭吉の発案で、日本で鋳造したハングル活字を用いた李朝の「官報」の役割をも果たしていた新聞「漢城周報」(1886年)が最初です。そして、日本の手で学校制度が布かれてから、「漢字ハングル混じり文」がようやく一般の人々の間にまで広く普及したんです。

 それで戦後は一転して、北朝鮮は早くからハングル専用となり、韓国は60年代まで続いた「漢字ハングル混じり文」を止めて70年からハングル専用になりました。わずかな数の基本漢字は学校で学びますが、実際に使う場がほとんどないのですぐに忘れてしまいます。
 ですから、50代前半以下の世代では、70年代以前に発行された「漢字ハングル混じり文」で書かれた書物も新聞も読めなくなっています。博士論文を書く学生が、「漢字ハングル混じり文」のために70年代以前に書かれた文献を、しかも指導教官の論文すら読めないと、ある韓国の学者が嘆いていました。







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Last updated  2015.08.14 00:24:24
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