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2016.10.07
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カテゴリ: カテゴリ未分類
図書館で『記録された記憶』という本を手にしたのです。
パラパラとめくると、魏志倭人伝、百万塔陀羅尼、東方見聞録、鄭和の航海図、ビゴーの風刺画等々・・・
大使のツボ満載でんがな♪



記憶

東洋文庫編、山川出版社、2015年刊

<「BOOK」データベース目次>より
第1章 文明・国家・宗教の成立ー紀元前~7世紀(甲骨文字/古文尚書と論語集解 ほか)/第2章 民族の移動と東西交流のあけぼのー8世紀後半~14世紀半ば(古事記/万葉集 ほか)/第3章 広がりゆく世界ー14世紀後半~17世紀初頭(永楽大典/鄭和の航海図 ほか)/第4章 専制国家の隆盛ー17世紀初頭~18世紀末(群書治要と帝鑑図説/ジョン・セーリスの航海日誌 ほか)/第5章 激動の近代アジアー19世紀(大南寔録/環海異聞と北蝦夷地部 ほか)

<読む前の大使寸評>
パラパラとめくると、魏志倭人伝、百万塔陀羅尼、東方見聞録、鄭和の航海図、ビゴーの風刺画等々・・・
大使のツボ満載でんがな♪

rakuten 記録された記憶


記録された歴史として・・・・
まず、魏志倭人伝について見てみましょう。
倭人
p16~17
<そんな書名の本はない?>
 「魏志倭人伝」という名前の書物は中国の古典籍には存在しません。それは中国の歴史書『三国志』中の一つ、「魏書」第30巻烏丸鮮卑東夷伝の「倭人」の条の通称です。

 『三国志』は、西普の陳寿が、後漢末の混乱期から西普による天下統一までの時代(180頃~280頃)を書いた歴史書です。
(中略)

<女王が君臨する国へ>
 「魏志倭人伝」として知られる烏丸鮮卑東夷伝の「倭人」の条は、「魏書」全30巻の末巻第30巻のさらにその末尾にあります。

 その記述は、倭の地理的位置から始まり、続いて帯方郡から倭の諸小国を経て、「南のかた邪馬台国に至る。女王の都する所なり」と、邪馬台国への工程が書かれています。ここが今なおその解釈をめぐり論争が続く邪馬台国の位置の根拠とされるところです。

 その他、倭人の条には続いて人々の生活、風俗、習慣や、外交について記されています。特に、239年、邪馬台国の女王卑弥呼が、魏に大夫難升米を派遣し、男女10名の奴隷や貢物を贈り、それに対し魏の皇帝から、「親魏倭王」の金印や銅鏡100枚などが贈られたという記述は、卑弥呼が中国皇帝の権威をかりて、自国の支配権を安定させていたことを示しています。

 これらは、中国の歴史書の中でも、日本に関するはじめてのまとまった記事といえ、当時の日本を知る史料として重視されています。


お次に、広開土王碑文を見てみましょう。
広開土王
p18~19
<4~5世紀の東アジア世界>
 4世紀から5世紀にかけての東アジア世界では、北方諸民族が勢力をのばして大規模な移動を開始しました。中国では北方の匈奴を初めとする遊牧諸民族(五胡)が華北に進出し、多くの漢人は華北から江南(長江下流域)へと移住して南北分裂動乱時代(南北朝時代)を迎えました。

 このため周辺諸民族に対する中国の影響力は弱まり、東アジアの諸地域では次々と国家が形成されました。

 中国北東部に前1世紀頃おこった高句麗(前1世紀~668)は、朝鮮半島北部に領土を広げ、313年、漢の支配地であった楽浪郡を滅ぼしました。このころ朝鮮半島南部では馬韓、弁韓、辰韓といった小国が分立していましたが、4世紀には半島西部に馬韓から百済が、東側に辰韓から新羅がおこり国家を形成しました。さらに4世紀後半に高句麗は、半島南部の鉄資源を求めて、かつて弁漢からおこった伽耶(加羅)諸国の支配をめざし、南下していました。

 そのころ倭と呼ばれていた日本では、ヤマト政権による地方征討がすすめられました。その結果、鉄資源の確保のため半島南部の伽耶を初め新羅・百済と密接な関係を持ち、高句麗に対抗しました。高句麗の広開土王碑の碑文には、倭が高句麗や新羅と戦ったことが記されています。

<荒野に立つ>
 広開土王碑は、高句麗の最盛期を築いた第19代広開土王の治績を後世に示すために、王の死後の414年に、子の長寿王によって都の丸都城(現在の中国吉林省集安市)に建てられました。高さ6.39メートルに達するやや歪んだ自然石の石柱で、長いあいだ荒野の中に忘れられていたのを、1880年頃に偶然発見されました。書体が隷書という中国で確立した漢字の古い書体を用いていることから、書道の分野でも手本として珍重され、たくほんもが多くとられました。
(中略)

 記載の大半は領土拡大に関することで、倭軍との戦いについても述べられています。なかでも第I面第8~9行に見える「辛卯年(391年)条」については、日本のことを示す「倭」字が出てくること、2~3字相当の判読不明の文字があることから、従来様々な解釈がなされ、広く注目を集めています。

 この碑は、広開土王の治績を顕彰するために建立されたことから、記述には多少の誇張が含まれていると考えられます。しかし高句麗史研究における同時代の史料として、貴重であることに変わりはありません。






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Last updated  2016.10.07 00:00:22
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