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2017.01.17
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カテゴリ: 中国
図書館で『日本にとって中国とは何か』という本を手にしたのです。
「日本にとって中国とは何か」とは、古くて新しい課題といえるわけで…
昨今の狂ったような中国の軍拡の行く先が気になるのです。



中国

砺波護編、 講談社、2005年刊

<みんなのレビュー>より
遂に全巻完結。実にタイムリーな好著です。
高校以来、中国の歴史を改めて学ぶことが出来、
新たな発見・見識を獲得できました。

<読む前の大使寸評>
「日本にとって中国とは何か」とは、古くて新しい課題といえるわけで…
昨今の狂ったような中国の軍拡の行く先が気になるのです。

rakuten 日本にとって中国とは何か


戦後の日中国交を見てみましょう。
p341~345
<親愛と嫌悪のないまぜの国:砺波護>
■日中国交正常化まで
 戦争末期からアメリカ・イギリスなどの自由主義陣営とソ連がひきいる社会主義陣営の対立が目立ち始め、戦後になって激化した。ドイツでは二つの陣営が分裂して占領、1949年に西ドイツと東ドイツの二国家が生まれた。

 連合国に加わって日本に勝利した中国は、国際的地位を高め、植民地の地位を脱した。ところが大戦が終わるや、それまで国共合作によって抗日戦争を行ってきた国民党と共産党の対立が、ふたたび表面化し、中国は内戦状態となった。蒋介石がひきいる国民党は、アメリカから軍事援助をえて攻勢にでたが、共産党は農村を中心に改革を進めて、支持を集めていった。内戦は共産党に有利になり、1949年10月1日に毛沢東を主席とする中華人民共和国が成立した。首相は周恩来であった。アメリカは冷戦を背景として人民共和国の政権を否認、内戦に敗れて台湾に逃れた蒋介石を正式の中国代表とみなして援助をつづけた。

 1951年の吉田=ダレス書簡において、日本は台湾の中華民国政府を国交回復の相手とすることを選択した。サンフランシスコ講和会議に52カ国が参加したが、ソ連は条約への調印を拒否、中国と朝鮮は招待されなかった。52年4月に中華民国との平和条約が結ばれた。71年10月の国連総会で、中国の代表権の中華民国から中華人民共和国への交代が決定し、翌72年9月に田中角栄首相が訪中し、周恩来首相との会談で日中国交正常化が実現するのである。

■ねじれた文化交流と嫌中感の広がり
 1966年から76年にかけて、毛沢東が主導し、中国全土を混乱の渦に巻き込んだ<文化大革命>の10年間、日本でも知識人や大学生の間で、毛沢東と四人組を熱烈に讃美する人と、嫌悪感を示す人とに二分された。私などは、四人組から批判された周恩来に親近感をもった。

 しかし89年6月4日、戒厳令下の天安門広場に集まった学生・市民のデモ隊に戦車から無差別発砲がなされた現場が、リアルタイムで日本のテレビに放映され、恐怖感を抱いた人も多い。90年代は、市民レベルで中国に対する親近感が急激に冷めていった時代となった。

 1995年夏の中国では、抗日戦争勝利50周年ということで、総書記江沢民の指導による徹底した愛国教育が行われた。中国各地で行われてきた記念式典をしめくくる。9月3日に北京の人民大会堂で開かれた抗日戦争勝利50周年記念式典で、江沢民は演説し、日本の戦争責任と台湾問題に言及した。その江沢民が98年11月に国家主席として来日し、滞日中に歴史問題すなわち戦争責任を執拗に強調した発言に対して、日本で反感をもつ人が激増した。詳しくは清水美和『中国はなぜ「反日」になったか』(文春新書、2003年)に譲る。

 2005年夏の抗日戦争勝利60周年記念日を前にした、中国各地における政府黙認の反日運動の高まりは、近年の日本でおこる凶悪犯罪に不法滞在の中国人の関与が目立つこともあり、中国への嫌悪感、嫌中感を広げることとなった。

 中国人留学生の不法就労が増加する一方、中国のめざましい経済発展により、今や日本の対外貿易額は、アメリカを抜いて中国が首位となった。最近になって中国在留邦人が約10万人になったのは、日系企業の中国進出が相次いだ影響である。なお日中国交正常化以後30年間の、日本文化の中国への伝播と影響を検証した、李文『日本文化在中国的伝播与影響(1972-2002)』(中国社会科学出版社、2004年)が刊行された。

 日本の敗戦から60年、日本にとって中国は、親愛感と嫌悪感のないまぜになった国になった。


ウン 戦後の日中国交史のおさらいになっていますね。
中国共産党のしかける「歴史戦」にさらされて、日本人が嫌中に振れて行く様が述べられています。

『日本にとって中国とは何か』1
『日本にとって中国とは何か』2





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Last updated  2023.02.06 11:41:51
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