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2022.07.16
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カテゴリ: 気になる本
図書館で『アジア・ルポルタージュ紀行』という本を、手にしたのです。
共同通信社の記者が「平壌からバクダッドまで」をレポートした紀行とのことであるが・・・
金子光晴の『どくろ杯』や『マレー蘭印紀行』などを持って旅をしたようで、ええでぇ♪




石山永一郎著、柘植書房新社、2014年刊

<「BOOK」データベース>より
アジアの裏町から島々までをさまよい、泥の海を歩き、戦火を駆け抜けた渾身のルポルタージュ集。時空を超えた幻想の旅路として描く新機軸のアジア紀行

<読む前の大使寸評>
共同通信社の記者が「平壌からバクダッドまで」をレポートした紀行とのことであるが・・・
金子光晴の『どくろ杯』や『マレー蘭印紀行』などを持って旅をしたようで、ええでぇ♪

rakuten アジア・ルポルタージュ紀行



「Ⅳ 物語を追って」でバングラデシュのサイクロンを、見てみましょう。
p158~161
<泥の海辺の悲劇>
 走っても走っても、泥の海だった。ミルクを注いだ紅茶のような水が波打つ中を、ボートは流し網をよけながら進んだ。たどり着いた島でも、青みがかった黒い泥が約50メートル先の崖まで続いていた。引き潮だった。
 岸から男たちが小舟を押して来た。触れると、手にまとわり付くぬめりとした粘土状の泥の上を、迎えの小舟は案外するすると走った。
 バングラデシュ南部コックスバザール市からボートに乗り、モヘシュカリ島、マタルバリ島など、1991年のサイクロンの被災地を回った。どの島も水田が広がるほとんど真っ平らな島だった。

 日が沈むと電気のないモヘシュカリ島の村を満月が照らした。澄んだ湖に底のような幻想的な光が村を包んだ。
 この島では、満月は不吉な輝きでもある。
 満月は大潮を招く。月齢を読み慣れた村の人々は「あの夜も満月の日に当たっていた」と言う。調べるとそれは事実だった。1991年4月29日。バングラデシュ独立以来最悪のサイクロンが襲った夜のことだ。

 政府の統計によると、この地域とチッタゴンに近いサンドウィップ島などを中心に全土で死者は13万8000人に上った。モヘシュカリ島一帯だけで3万人以上が死んだ。
「ものすごい風だった。四つんばいになっても前に進めなかった」
「ゴーッという大きな音が海の方から聞こえ、突然6メートル以上の大波が押し寄せた」
 その夜の恐怖を島の人々は語る。
「夜なのに海が赤く見えた」
「木の葉の色が緑から茶色に変わった」
 事実なのか。恐怖が映し出した幻影化。
「あらしが収まった朝、島の木には、水死者の死体がいくつも引っ掛かっていた」
「沖に流された死体は数日後に海岸に押し戻され、海岸には腐臭が漂い続けた」
 この被害も、この国では「史上最悪」ではない。独立前年の70年には「死者50万人」と記録されるサイクロンに襲われている。
 インド洋で発生する強い熱帯低気圧サイクロンは西太平洋の台風、メキシコ湾方面のハリケーンに相当する。サイクロンは、毎年4-5月と10—11月の季節の変わり目にベンガル湾で発生、バングラデシュ南部をなめ尽くすように襲う。高波や逆流した河川のはんらんにより湿地帯の住民に多大の被害をもたらす。

 世界銀行がまとめた2011年の調査報告書によると、1965年から2009年までの44年間に、バングラデシュでは約46万人がサイクロン被害により死亡している。
 さまざまな死者の数字がある。関東大震災の死者・行方不明者は約14万人。ナチスのユダヤ人虐殺犠牲者は推定600万人。広島の原爆投下直後の死者8万7000人以上。ベトナム戦争における米軍戦死者約5万8000人。阪神大震災死者6200人以上、東日本大震災死者・行方不明者約2万人。

 歴史の意味付けがされ、犠牲も大きい時、世界はその悲劇を語り続ける。しかし、この国で毎年のように繰り返される洪水や竜巻やサイクロンの悲劇が語られることはまれだ。確かに、そこには虐殺も戦争も放射能もない。あるのは「世界最貧国」といわれてきた貧しさと約1億5000万人の過密な人口だけだ。

 世界各国の主要新聞がバングラデシュのサイクロン被害をトップニュースで伝えた1991年の同じ日の日本の新聞が手元にある。社会面の片隅に「台風試写9万超す/バングラ」と小さな見出し。その上に倍以上の大きな見出しで「原油の海の水鳥あわれ/死亡2万羽、救出は420羽」。湾岸戦争による原油汚染の記事だった。
 日本では、バングラデシュ人の命はペルシャ湾の水鳥より軽かったようだ。


『アジア・ルポルタージュ紀行』2 :南洋諸島の統治
『アジア・ルポルタージュ紀行』1 :北朝鮮紀行





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Last updated  2022.07.16 00:08:49
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