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2025.01.12
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カテゴリ: 気になる本
図書館で『韓国の行動原理』という新書を、手にしたのです。
小倉紀蔵さんの専門は東アジア哲学とのことで・・・なにやら難しそうで、興味深いのである♪




小倉紀蔵著、 PHP研究所、2021年刊

<「BOOK」データベース>より
日韓請求権協定に関わる報道に接して、韓国人の法意識に疑問を持つ人は少なくない。著者は韓国は法よりも道徳にこだわる国だと説く。朱子学の影響で、韓国では道徳は敵を叩き潰すための武器になっている。また、韓国の前近代が王朝であり、日本の前近代が封建社会であったことの違いも大きいといえる。ただし韓国の法曹的能力は日本よりも高く、「法を軽視する韓国の民主主義はレベルが低い」と考えるのは危険である。さらに著者は韓国を国家と思わず、一つの「運動団体」と捉えたほうがよいと論じる。韓国の実像を知るための視座が得られる一冊。

<読む前の大使寸評>
小倉紀蔵さんの専門は東アジア哲学とのことで・・・なにやら難しそうで、興味深いのである♪

rakuten 韓国の行動原理


「第二章 韓国の主役はだれか」で現代の韓国を、見てみましょう。
p41~43
<1 苛立つノーリターン国家>
■「ナッツリターン」事件
 韓国社会が抱えている巨大な問題のひとつとして、「財閥」という存在の暴力的なまでに自己中心的な振る舞いがある。財閥は、韓国が驚異的な経済成長を遂げて先進国に突き進んでいくためには絶対的に必要な装置だった。しかしそれは、「開発独裁」という、旧時代の圧倒的な資源集中の暴力性と並走する装置であった。だから開発独裁の時代が終わるとともに、ある意味で役割を終えるべきであった。
 特に左派政治家や知識人たちからは、徹底的に批判されもした。しかし、たとえばサムスンやLG、ヒュンダイなどという財閥がなければ、中国や日本との厳しい経済競争には勝てないというのも、韓国人の大多数が持っている意識である。その意識の存在が、財閥企業の病理を長続きさせてきたともいえる。

 その病理の一端を垣間見せたものとして、たとえば2014年12月に起きたいわゆる「ナッツリターン」事件があったのを、記憶しているひともいるかもしれない。韓国のナショナル・フラッグである大韓航空のチョヒヨナ副社長が、自社のフライトに乗ったところ、CAがナッツをサーブしたのだが、そのやり方が気に食わないとして激怒し、飛行機を出発空港に強引にリターンさせた、という事件である。これは、日本の「嫌韓派」および、「なんとなく韓国に違和感を抱いているふつうの日本人」の関心を強く引きつけた。

「財閥は大韓民国に属する企業なのか」、いやそうではなく、「大韓民国という国家は財閥の支配下にある団体に過ぎないのではないか」とまで思わせるような傲慢な振る舞いを財閥はふだんからしてきた。そのことに国民は常日頃苛立っている。その苛立ちのさなかに、「ナッツリターン」が起きたのである。

これを大韓民国政府が許しておくわけがなかった。当時の朴槿恵政権は、躍起になってこの問題を「財閥=悪」という図式の素に処理しようとした。国民は当然それを支持した。チョヒヨナ副社長はメディアの前に罪人のごとき無残な姿を晒さなくてはならなかった。
 メディアのカメラの前では、堂々とした人間的な姿勢を取ることすら許されない。だがそのうちひしがれて許しを乞うかのような彼女の姿が、彼女のこころをそのまま表していると考える韓国人はひとりもいなかったはずだ。朴槿恵大統領(当時)もチョヒヨナ副社長が反省しているなどとは少しも思っていなかった。


『韓国の行動原理』2 :王朝社会(朝鮮)と、封建社会(日本)
『韓国の行動原理』1 :王朝的伝統の韓国、封建的伝統の日本





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Last updated  2025.01.12 00:12:00
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