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♪ 過去となり遠ざかりゆくものすべてうつつの滓となりて美し 夕べ、深夜の2時半ごろか、ウギャギャ~!という猫の声が2階の隣の部屋で。ビックリして飛び起きた。 アランがよその外猫に追いかけられて、家の中に逃げ込んだのを追いかけて来たらしい。 電気をつける間もなくカミさんがベッドから降りた音に気付き、その瞬間にササーッと逃げて行った。逃げ足の速いこと。姿を見ることも出来なかった。アランはそこに居たが、すぐにあとを追うように階下へ。 私はもう収まったので下へは行かなかったが、カミさんは下へ降りてアランの無事を確認し、何やら声を掛けていた。 その後のアランは、別にオドオドしているわけでもなく普段と変わらない様子。いつものようにカミさんのベッドで寝て、朝方餌を欲しがっていたようだ。 私が起床して餌をやった後、2階のPCの部屋から外を歩いているのを見かけている。喧嘩というより、じゃれ合ったのがちょっと度を越したというようなものなのかもしれない。 以前から体に爪痕を残して帰って来ることもあるが、噛みつき合って深い傷を負うというようなことにはなっていない。 かなり前、顔に傷を負ってそれが化膿し大変だったこともあるが、その時のような狂暴なやつじゃないようだ。 22年8月 今頃になると猫は発情期を迎える。そうなるとオス同士の喧嘩が始まる。自分の子孫を残すための本能だ。しかし、オス猫は自分だけで発情することはなく、メスの発情に呼応するように発情するという。 この辺りにメス猫はおらず、その心配はなさそうだ。 もちろん去勢手術がしてあるが、それでも本能は抑えられない部分があるようで大喧嘩をすることがある。どうも今回の喧嘩らしきものは、発情したわけでもなく、オスの猫特有の縄張り争いが原因だろう。 お互いに同じようなタイプで、アランも同じようなことを先方にして困らせているかもしれない。 PCの前の私の膝の上に乗って来たが、すぐにどこかへ行ってしまった。どうやらまた外へ出て行ったらしい。 親子代々家の中で育った猫は外に出るのを嫌がるらしい。 我が家で飼ってきた5匹はすべて外猫の子を保護したもので、外へ出たくてしょうがない。トイレだって外でしたがるので、雨の日などは家の中でウロウロしている。 アランは以前の猫砂が嫌いであまり利用しなかったが、木の粉を原料にしたものに替えたらよくするようになった。それでもやっぱり外が良いらしい。 アランは今年9月で、保護してからまる5年になる。人間でいうと36歳前後だ。
2024.10.11
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♪ 諦観のうちに弛緩のすべを知り猛暑をゆるりとやり過ごす猫 夕べは、と・て・も・と・て・も蒸し暑かった。湿度が90%前後もあって、気温も28度以上あったらしい。クーラーはいつも10時過ぎに切ってしまうので、そりゃあもうサウナで寝ているような気分だった。 連日の猛暑日でアランもグロッキー気味。クーラーを入れるのが午後2時過ぎなので、それまでは2階の廊下で寝ていることが多い。朝からずっと・・。顔のそばを通っても、何の反応もない。 午後2時ごろの2階は35℃ほどにもなっているのに、そのまま同じ場所で寝ている。 暑くなりかけたころは、あちこち移動して少しでも涼しい場所を探していたようだが、慣れたのかもう抵抗する気がないのか、ほぼ同じ場所に横になっている。 カミさんが、「クーラー入ったよ~、下りておいで~」と呼ぶと、ちゃんと降りてくる。私が呼んでも来ない。私の声は低くて聞き取りにくいのだろう。 カミさんがいない時は、しょうがないので2階に上がって連れてくることになる。その時のアランは、弛緩して手足をダラーと下げ、やたらに重い。意識がないごとく無抵抗で、まるで死体を運んでいるようだ。 しばらくは「すずしい~!」とばかりに横になっているが、本来、クーラがあまり好きじゃない。そのうち、玄関に移動したり染色場の流しのステンレスの台の上に横になったり、いろいろ場所を替えたりしている。 夜中には外に出ていったりもするし、早朝から「おなかが空いた~!」と頭で背中をグイグイ押して、起こしに来たりする。 そんなアランが夜、猫にはあるまじき歩き方をする。フローリングの上を爪音を立てて歩いている。ノンレム睡眠のときなど、つい耳に入ってくるので気になってしまう。 一体どうしてそんな歩き方をするのだろう。気を引くためにワザと音を立てていると言う人もいるようだが・・。 ときどきよじ登っているキャットピラー(綿のロープが巻いてある)の下に、剥がれた猫の爪が落ちていることがある。爪研ぎのように引っ掻いていたりもするので、爪が伸びているということは考えにくい・・。 音が出るのが後ろ足なのか前足なのか、確認しておいた方が良いかもしれない。 朝、外に出るとアランも出てきて、涼しい道路に横になったりしている。 どうやら天気は下り坂に向かう様で、24日(土)、25日(日)には前線が本州に近づいてきて、停滞し、暖かく湿った空気が流れ込んでくるらしい。 アランにも教えてやりたいが、リテラシーってやつが問題でそうもいかない。 気はこころだ。「もう少しの我慢だぞ、涼しくなるぞ~」って耳元でささやいてやった。「にゃー」と返事をした。
2024.08.19
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♪ 幸あらん下僕(しもべ)となりし飼い主について離れぬアランのひと日 明日は夏至だ。1年の半分が過ぎようとしている。 夏至の日の出と日の入りは当日よりずれがあるという。ただ、一日で数秒の差なので、実際に私達が変化を感じることはない。明日6月21日が夏至。 下の表から、日の出は7日~18日間が一番早く、25日~7月1日間が一番遅いことが分かる。秒単位で変化していくのでほとんど分からない。名古屋のデータ(暦のページより) 日の出が最も早い日と、日の入りが最も遅い日は、南へ行くほど差が大きくなるらしい。沖縄付近では10日ほどずれるが、北海道付近では5日ほどしかずれない。 この原因は、地球が太陽のまわりを回る面(公転面)に対して自転の軸が傾いていることや、太陽のまわりを回る軌道(公転軌道)が真円形でないことなどによる。 まあどうでもいいことだけどね。 毎夜毎夜、アランが私の布団にやって来る。就寝が遅いともう寝ている(今なら箪笥の上)が、10時ごろだとまだ起きていて、ベッドにいくのを「待ってました」とばかりにやって来る。本を読むのがお決まなので必ずスタンドが点いている。その眩しさを我慢している。 その内、体を向こう向きに変えて凭れるようになる。首を後ろにのけぞるように向けて、ゴロゴロとしきりに喉を鳴らす。“そうかそうか、一緒にいるのがそんなにうれしいか” と、顎を撫でてやったりする。 6月中旬ともなれば最低気温も上がって、布団の上は暑かったりする。夜中の何時ごろか、いつもの箪笥の上に移動していった。 朝になって再びやって来て、後ろ向きに寝ていた私の背中に凭れた。少しして、小さな声でグルグルと喉を鳴らし始めた。勝手にやって来て喉を鳴らしている。なんと可愛いいやつだこと。自撮りのレンズで撮った。画像がソフトだね。狭くて居心地が悪く、向きを変えてはみたものの落ち着かない。 手を伸ばして撮ってみたら、目を開いていてちょっと不満げな顔。サッと下りて、行ってしまった。その気の変わりようには付いていけない。気難しいというか、デリケートと言うか、猫らしいというか・・。 起床して、庭に出てみると、アランがアスファルトの上にスフィンクス座りしていた。朝の誰もいない道路は気持ちがいいらしい。私が行くとすぐにまとわりついてくる。 生え変わる抜け毛がすごい。撫でてやると湧き出すようにいくらでも手に付いてくる。指を立てて撫でまわし、そこいらじゅうを毛だらけにしてやれば、やっぱりゴロゴロと極楽の声。 家に戻り、さあブログでも始めようかとPCの前に座れば、またまたアランがやって「んにゃあ」と鳴いて椅子のそばに横たわる。いつもの事ではあるが、こんな調子でとにかくそばに居たがる甘えん坊だ。 要求を聞いてやり、喜びそうなことをしてやり、ごきげん伺いをして・・・。甘やかしすぎ・・? 猫の戦略にまんまと引っ掛かり、しもべになって猫の言いなりになっている状況とも言える。真っすぐに上に伸びている蔓を、ほどいて横に誘引してやった。 猫に出来ないことを朝顔にやってやり、心のバランスを保っているのかもしれない。
2024.06.20
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♪ のどを鳴らししっぽを使って意思表示ことばの要らない猫になりたい 昨夜もアランがベッドにやって来た。私が行くのをどこかで今か今かと待ち構えていいるようだ。ベッドに上がって本を読み始めると、さっそくやって来てベッドに乗ってくる。そして、足元に凭れるようにして寝転ぶ。その時の様子がとってもかわいいのです。 小さな声でニーンとかフャーンとか二言三言何か言っている。独り言のようでもあり、何かを伝えたいようでもある。「うれしいなぁー」とか「じじが好きー」とか言ってるのかもしれない。ことばにうまく翻訳できないのがもどかしい。 そして眠る体勢に入ってしばらくの間、聞こえないほどに小さくぐるぐるぐるぐる喉を鳴らしている。ハッキリとごろごろして “嬉しいんだよ~” と意思表示する猫だがそんな風でもなく、リラックスした気持ちがそのまま出ているという感じ。それがなんともいじらしい。 谷崎潤一郎が “猫のしっぽが欲しい” というのを読んで、なるほど “言葉でわざわざ言わずとも、チョイとしっぽで意思表示できる” というのはとても便利だと同感したものだ。それと同じように、こんな風に “しぜんな感じで” 喉を鳴らして、いまの思いを表現できるというのはとてもいいと思う。 言葉を持たないがために身に着けた、ネコ科に特有の意思表示。人間にも有ったら、もっと素直に楽に生きられるような気がする。ネコがうらやましい。 最低気温の予想がけっこ高かったので、どうせ途中でいなくなるだろうと思っていた。ベッドに入った11時ごろは14.7℃あって、最も下がったのが2時。その時点で15.1℃もあった。 案の定いつの間にか居なくなっていた。夜中に行動する時もあるので多分、3時ごろにはもう居なかったんじゃないかな。 5時ごろになって「はらへったよ~」とエサの催促に来た。目が覚めていたのでそのまま起きてしまった。いつもの様にPCのそばにやって来て、しきりに何かを訴えている。ただ甘えたいだけでもなさそうだが何を言っているのか分からない。 ごろんと横になったりするので、背中を撫でてやれば、前脚(ポー)の先を伸ばしたり握ったりして喜んでいる。 でも、どうも違う何かを訴えているようで、いつものぐるぐる回しをやったら起こって噛みついてきた。便秘していて落ち着かないこともあるので、そっちの方かも知れない。 ネコ語を理解するのは至難の業だ。まだ、四十雀の方が分かりやすい。バウリンガルは講評なのにミャウリンガルは酷評が出ているほどのものらしい。2004年だかに発売されたミャウリンガルは、当時でも8,000円もしたらしくその割に程度が低かった。 その気になれば今なら、ディープ・ラーニングでかなりの精度のものができそうな気がするが、単価的にペイしないのかもしれない。 まあ、相容れないまったく別の生きものなので、お互いが分からないまま方が良いのかもしれない。分からないからこそ斟酌もするし、思いやりも生まれるというもの。
2024.05.12
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♪ 可愛さにやり過ぎている弊害を身をもって知る甘える猫に アランがすり寄ってきて盛んに鳴く。エサが欲しい時もあるがそうじゃない。ころんと横になるので背中を撫でてやると、前脚をぐーぱーぐーぱーしながら目を細め、「あれ」をやってとおねだりをする。最近は病みつきになったか、毎日のように言ってくる。「変な癖がついちまったなぁ」と言いながら、こっちも面白がってやってやる。 それは、「横になっているところを、“首の辺りと脚の辺り” を押さえて、体をグルグルっと回転させてやる。フローリングの上なので良く滑る。目が回るといけないと思い、右回り、左回りを交互に。鳴き声は立てず、前脚をぐーぱーぐーぱーやって喜んでいる。様子を見て、場合によってはさらに2~3回繰り返してやる。」 こんなこと普通では絶対に体験できない。猫ブームであっても、そんなことやってもらっている猫は、世界広しといえどもどこにも居ないんじゃないだろうか。 アランは、紐やボールなどで遊ばせてもあまり興味を示さず、遊ばせ方が分からない。それで、面白半分にやり始めたこと。それがえらい気に入ったようだ。自分からは何もしない、まったくの受け身。まるでなんとかサロンでスペシャル施術を受けているようなものだ。☆ そんな事をしてくれる爺だからか、甚く気に入ってくれていて何かとそばにいたがる。それはそれで可愛いのだが、暖かくなった最近は毎晩、私の布団の上に乗って寝るようになった。それがちょっと・・。 ベッドに入る時間が遅いと、待てずに箪笥の上で寝ていたりするが、私が行くとタンスから下りてベッドに移動してくる。夜の様子を始めて撮った。 本を読んでいる足元に、ごろんと体を凭れかけて喉を鳴らしている。この日は11時前だった。こっちはまだ本を読んでいるので、ヤツは先に寝ることになる。 私が寝るころには完全に眠りに入っているアラン。起こさないように体をそーっと下に潜り込ませる。腰から脇のあたりにアランが居ることになる。寒い時期ほどには密着してこないので少しはましだが、重いので寝返りが打ちにくい。来てくれるのは可愛いが、居ないならその方が良いと思ったりもする。 朝になってもアランはまだ寝ていることが多い。私が抜けた後の状態ばかりだが、証拠写真が撮ってある。目を開けたので、間もなく起きるだろう。未だ夢の中。爺様は起きたか、まだ早いのになぁ・・。この夜は下の方へ移動して寝ていた。やけに暑い夜だった。 こうして写真が撮ってあるのを見ると、夜中は邪魔でウンザリしているのに、私はやっぱりアランガ可愛いと思っているんだねぇ。 欲といったら食べることと寝ることくらい。ただ無心で慕ってくる猫が可愛くないわけがない。 朝飯を食べた後、いつも決まってPCのところにやって来て膝の上に乗る。ずっと夜一緒に寝ていたのに、まだ一緒に居たいらしい。嬉しいけど迷惑だ。しばらくすると居心地が悪いと見えて、どこかに行ってしまう。 4月5月はこんなことの繰り返しの毎日。これから暑くなるにつれて様子は変化していく。 今年の夏は、猫にとっては居場所のない厳しいものになりそうだ。地獄の釜ゆでのような、逃れようのない状況ではクーラーが嫌いなんて言ってられない。
2024.05.07
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♪ ペット猫が野生本能見せつけて野鼠喰いおる月の無い夜 アランが、だだだッと駆け込んできて、ちょこまかと走り回っている。さては、また何かを捕まえて来たか。何か小さな生き物。蜥蜴? 捕まえては放しまた捕まえては逃がす。 テレビの後ろに入り込んで出てこないのか、見つからない風で、きょろきょろしている。染色場の戸が少し開いていたのでそこへ入り込んだのかもしれない。しばらく探していたが、諦めてまたすぐ外に出て行った。 しばらくすると、また何かを咥えて戻って来た。小さな鼠だ。 動かない。死んでしまったのかと触ってみると、足をぴくぴくやっていて、まだ息があるようだった。 パクッと咥えた、と思ったら、ぐしゃ、ぐしゃ、ぐしゃッと食べ始めた。いつもは遊んで、死んでしまえばそれでお終いなのに・・。 一気に喰ってしまうのかと思ったが、尻尾のついた半身が口からポトリ。一息ついている。 そしてまたパクッと咥えて、むしゃむしゃと食べ始めた。 とうとう全部喰ってしまった。その間2分ほど。 普段はキャットフードしか食べないので、生の獲物は食べ慣れていない。歯に伝わる肉と骨の感触、舌で味わう生肉のジューシーな味。こんな小さな鼠でも、アランにとってはそりゃあ新鮮な味なのだろう。 最初に逃げられてから2度、このイベントは繰り返された。いつもは食べずに放置するのに、どういうわけかこの日は違った。今年生まれた子どものネズミだったのか。巣の周辺にまだ何匹かいて、そこへ行っては2度3度と捕まえてきたのだろうか。★ 人間に依存し、エサも寝場所も安全も与えられて、ぬくぬくと生きている猫。そんな猫でも野生の本能は持っている。時としてその本能が顔を出し、血が騒ぐのだろう。狼なら満月の夜に遠吠えをしているイメージが出来上がっているが、猫族のそれは、あまり語られることがない。 念のために月齢を調べてみると、前日の14日が月齢0.7(新月)でその翌日のこと。無月の夜だったことが判明。暦のページより カミさんは、エサをもらっているのに・・・“鼠が可哀そう” と、浮かぬ顔をしている。アランは今までの猫の中でも野生の血を多く持っている猫のようだ。何かにつけ敏感で、警戒心が非常に強い。他の猫も野鳥を良く捕まえてきてはいたが、鼠を食べたりはしなかった。 家の中で逃がしたネズミはどこへ行った? 以前、ネズミの糞やせっけんを齧られたりしていた問題が解決して、落ち着いていたところなのに・・・。
2023.11.16
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♪ まよい猫の勘か定めか猫好きの家に行きつき飼い猫になる 猫が大好きな新築のお隣の奥さんは、我が家に猫がいることを羨ましがっている。朝6時過ぎには車で出勤する。少し遅れて旦那さんも車で出勤だ。 神の差配か。その旦那さんが「○○さーん、車の下に子猫がいて車が出せな~い」とカミさんに泣きついてきた。これまた猫好きのカミさんがおっとり刀で駆け付けて、取りあえず子猫を保護。 もの凄い声で鳴く。低くて太い声はおよそ猫とは思えない声だ。それも力の限り鳴いていて、その必死さが伝わってくる。 目の周りに目やにがこびりついて酷い顔をしている。濡らした綿で拭いてやって、何とかみられる顔になった。 鳴き通しで喉が乾いているだろうから、取りあえず牛乳を与えてみると、むしゃぶりつくように飲んだ。何日も何も食べてないらしくガリガリに痩せている。歯も生えているし、アランの餌を水で湿らせて柔らかくして与えてみる。ガツガツとしっかり食べた。 腹もふくれて少し元気になって、落ち着いたか鳴き声も小さくなった。それでも鳴きやむことはなく、よたよたと動き回り「かあちゃ~ん、かあちゃ~ん」と探し回っているよう・・。 何という偶然だろうか。猫が好きなのが分かっていてお隣さんにやって来たような気がしてならない。旦那さんは猫を飼ったことはないなしいが、奥さんが好きなのは分かっているので、きれいになった顔のスナップを撮って、奥さんに転送してやっていた。風邪をひいているらしく鼻水が出る。暖かい場所を見つけて・・ 仕事から帰ってからどんな話になるのか分からないが、取りあえず我が家で一日面倒を見ることに。カミさんは午後から仕事で居なくなり、その間私が対応することになった。 最初のトイレが肝心だと言われても、どう対応して良いか分からない。遊ばせながらその兆しが見えたら猫用トイレに連れて行って、なんとかそこでやらせる手筈。 しかし、タイミングがうまく合わず、私のズボンの上でやっちまった。 ずっと一緒にいるわけにもいかないので、部屋で自由に動けるようにして私は別室へ。しばらくして様子を見に行くと疲れたのかよく眠っている。生まれてまだ1か月ぐらいの子どもだ。心細いし腹ペコだし、取りあえずは保護されて安心したのだろう。 時間をおいてまた観に行くと目を覚ました。まだ少し寝ぼけた顔がかわいい。 旦那さんが撮った写真はあまりに酷いので、我が家で撮ったものを奥さんにラインで送ってある。きっと飼う気になるんじゃないだろうか。 5時半ごろ、奥さんが少し早めに帰宅。さっそく猫を見に来た。一日の様子を、猫好きの心をひきつけるように気配りしながら、元気だし人懐っこいことなどを伝え、抱っこしてもらったりする。 6時ごろに旦那さんが帰宅し、さっそく二人でやって来た。「飼い猫の子らしく人に慣れている風で、まったく怖がったり警戒するところがないのがいいね。」そんな話をしながら、子猫の様子をじっくり観察。帰る時になって、二人の後を付いていくのを見ても相性はすこぶる良さそうだ。 この時点で、猫の世話には長けているカミさんはまだ仕事から戻っていない。夕食後に改めて来てもらうことに。体重を測ったら470gだった。 カミさんに、8時半ごろに来るというLINEが入っていたようで、「3度目です」とか言いながら二人がやって来た。もう飼うことに決めていたらしく、「猫砂を上げますよ」というと「買いました」の返事。帰宅して直ぐに話がまとまったらしく、あれこれ準備が出来ていてた。奥さん思いの優しい旦那さんだ、本人共々気に入れば揉めるはずもない。めでたしめでたし。 *後から聞いたところによると、付けた名前が「アンカー」。車の下にいたので「under the car」から取ったんだとか。猫好きの奥さんは工場建築の現場監督をやっている人。その感性がこんなところにも現れているのが面白い。 アランは気づいて覗きに来たが、そばに近づくことはせず遠くで眺めていた。うなり声を上げて怒ったりすることもなく、“もし一緒に生活するなら拒否はしないよ” という風な感じだった。 我が家が(齢からしても)、今から子猫を飼うことは憚られる。もしお隣さんが飼わないとなると、飼ってくれる人を探さなければならない。そうもならずに収まるところに収まってくれた。 つくづくこの猫は運がいいと思うし、運命的なことも感じてしまう一日だった。
2023.09.28
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♪ 喫茶店(さてん)にてビール飲みつつ歌を詠む時速十二首小瓶3本 夜中の3時にアランがそばに来て鳴いた気がした。1度だけで次の声がないので放って置いたら、今度は網戸に爪を立てる音。久し振りに窓から入ろうとしている。変な時間に起こされた。 そして餌をくれと鳴く。しょうがないので一緒に下りて、エサのある所へ行くも、ちゃんと有る。どうしていつもこんなメンドクサイことをするのか。猫出入口から入ればすぐ近くに餌があるのに2階の屋根に上がり、わざわざ私を起こして一緒に餌のある場所へ行く。少し濡れていたので、それを知らせたかったのか・・・。 今朝は4時からラグビーの日本対イギリスの試合中継があり、場合によっては4時に起きて観戦しうかとも思っていた。しかし、3時ではいくらなんでも早い。寝不足になるのも嫌なので、なんとか寝付くことを願って横になった。 アランが来てしばらく頭を押し付けて横になっていたが、間もなくどこかに行ってしまった。そして6時までぐっすりだ。 猫ベッドがこんな感じに出来上がったが、いざ置く場所を決めあぐねてしまった。 窓際で外が見えるところがいいと思うものの、まだまだ暑いので陽射しが入るところは無理だ。PCの部屋にも置いてみたが、窓際はやっぱり暑い。朝から午前中はガンガンに陽が当たる。昼以降ずっと西日が入る。 西の角にあるわが寝室。ベッド脇の窓ぎわに取りあえずおいてみる。夜はこの窓下で寝てるのだから気に入るかも知れない。二日ほどして、仕事部屋の机に寝ていたのを無理やり抱えて、乗せてやったら必死で逃げていった。 もともとお仕着せが嫌いで、強制されることには頑として従わないアラン。無理とは思ったがやっぱり駄目だった。乗っけてみて分かった。外がよく見えるのはいいが、最近は車の出入りが多く、よく人の声もするのでアランは嫌がるに違いないと。 そうなると、もうここしか残らない。いつも外を眺め、寝ていることも多い北の仕事部屋。身を晒して寝ているが、本当は見えないところで寝たいはず。そう思って作ってやったものだ。 私の目線より上にあって視線を遮るようにするのがモアベター。それで段ボール箱を置いてすっぽり隠れるようにした。片側は外が見えるように低くしてある。 今はまだ暑いので入ることはないだろうから、中が見えるように段ボールの箱の向きを反対にしておいた。涼しくなるころには興味を示すに違いない。そうなってくれないと・・。 ラグビーはやはり歯が立たなかったようだ。この後、NHK地上波で8時過ぎに再放送がある。
2023.09.18
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♪ 不幸にも見えないものが見える夜猫は護衛を欲しがっている アランの様子がどうもおかしい。昨夜も3時頃、私のベッドに来て小さな声で鳴く。手を軽く噛んできたのでまた餌かと思い、階下に下りて行くものの後を付いて来ない。餌じゃないらしい。 ベッドへ戻ると姿がない。カミさんの方へ行ったのかもしれない。 一旦は外に出ていったらしく、カミさんを起こして窓から戻ったようだ。うっすらとその物音を聞いていた気がする。 何時ごろか再びやって来て、しばらく毛づくろいなどしてたが、そのうちタオルケットの中に入ろうとするので掛けてやった。暑いのか直ぐに飛び出して、ベッドを降りてすぐそばの床に下りたらしい。 耳だけで様子を窺っていたが、どうやら朝までその場に寝ていたらしく、起床した時もそこで寝ていた。 以前もそんなことが有って、朝起きるとベッドの脇の床で寝ていたことが有った。とにかくそばに居たいらしい。 エサが欲しいわけでもないのに私を起こすのが解せない。そんなことは初めてだ。日中もほとんど外へ出て行かないし、寝てばかりいる。 猫は1日に20時間眠っても、4時間くらいしかぐっすり眠れていないらしい。平均14~15時間は寝ているものらしい。半日ずっと寝っぱなしで、夜はどのくらい起きているのか分からないが、夜も大方寝ているとなるとちょっと心配になる。 キャットピラーもあまり登ろうとしないし、爪とぎの回数も減っている。 日中起きている時は、頭を摺り寄せてやたらに甘えてくる。夜、就寝前になるとにゃーにゃー、にゃーにゃー、やけにしつこく鳴く。離れたくないらしい。甘えん坊なのも確かだし、小さな物音にもビクっとする警戒心の強い繊細な猫で、かなり疲れているのかもしれない。 22019年9月14日に生後一か月ぐらいだったのを保護したので、丸4歳になる。人間でいえば32歳くらい。体が小さく顔も小さいので若く見えるが、人間でいえば働き盛り。一番パワーの出る年ごろだろう。 2019年9月に保護した。 こんな変化に富んだ毎日だったのに、その変わりようったら今はもう見る影もない。人間以上にそのストレスは大きいのかもしれない。 2020年9月 近隣の庭木や家がすっかり取っ払われて多様な自然が無くなり、隠れる場所も、のんびりできる場所もなくなってしまった。気晴らしする場所も思索にふける?場所も全くない。 そして今年は、嘗てない猛暑の連続。その夏を耐えに耐え、少し気温が下がって気がゆるみ、夏の疲れがどっと出たのかもしれない。 部屋飼いの猫ならまだしも、自由に出入りできる生活なのにその自由が面白くないものになっている。工事の騒音もつづき、終わったかと思えばまた始まって、静かで落ち着いた生活など望むべくもなかった。やっと静かになった矢先のこの猛暑。 もう一軒、来年の夏までに建つことになっているので、年が明ければまた工事が始まる。車と人の声がひっきりなしに聞こえ、工事の騒音も続くことになる。去年まではピピがいたが、今はもういない。 耳のいい猫にとってどれほどのストレスになるのか、考えてみればみるほど可哀そうになってくる。どうしようもないことで、慣れてもらうしかないのだが・・・。 何かに集中していると周りの雑音が聞こえなくなるが、猫も同様に、室内の騒音はじょうずに断ち切っているそうなので、過剰に気にすることはなさそうだが・・。 最近は湿度が案外低いせいか、電車の音がやけに大きく聞こえる。これだって猫にとってもかなりの騒音だろう。何も文句を言わないけれど、確かに疲弊しきっているのかもしれない。 撫でて可愛がってやることはできても、障害を取り除くことはできない。静かな夜の間くらい、その静寂の味を一緒に味わってやりたいものだが・・・。
2023.09.03
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♪ 真夜中に髭近づけてくるアラン腹をすかした不良少年 時々、週に1回ぐらいだろうか夜中にアランに起こされるので困っている。それも1度ならず2度3度ある。何故か私のところにばかりやって来る。 夕べは最初が12時半だった。枕元にきてにゃ~にゃ~と鳴く。この日はいつもより早く床に就いたので、起こされた時そんな早い時間だとは思わなかった。何ごとかと思えばやっぱりエサだ。階下の餌場になっているキッチンに行ってみると、エサはちゃんとある。 確認もしないで呼びに来たのか、ホント迷惑なやつめ。そう思ってそのままそこに置き去りにし、トイレに行ってベッドに戻った。 なかなか寝付かれず、うとうとし始めたころにまたやって来た。顔の辺りがもさもさする。アランが顔を近づけていて、髭が触るのだ。さっき食べたばかりなのに・・。もう起きるのは御免なので、無視を決め込んでいてもしつこく鳴く。あっちへ行けとばかりに、ベッドから下そうとしても踏ん張って下りようとしない。「勝手にせい!」とそのまま放っておいたら、いつの間にか居なくなったらしい。 そして1時間ぐらい経っただろうか、またやって来て、座った姿勢で見下ろしている。今度は思いっきり押し出してやった。まったく寝られやしない。 ようやく寝付いたと思ったころに、またまたやって来た。 鳴いても鳴いてもいう事を聞いてくれないと、腹を立てて噛みついてくる。二度の無視の後だけにいつも以上に怒っているらしい。手の甲をかなり力で噛んできた。さすがに堪らなくなった。起きてキッチンに行ってみると、まだエサがある。まったく口をつけてないらしい。 袋から出して時間が経つと風味が消えて、湿気も帯びてしまって食べる気がしないらしい。でも何故だか、そばについていると食べる。この時も、こっちもヤケクソの心境で横に座っていたらガツガツと食べ始めた。ようやく食べ始めたとはいえ不承不承だろう。たまにやる「銀のスプーン三ツ星グルメ」を一つまみ加えてやった。 ようやく満足してほぼ完食。甘やかして育てた “わがままな一人っ子” のように、当然の風体で顔を洗っている。お礼の一言もない。ニャンと言って手でも挙げたらかわいいのに。 こんなことなら、最初からそうすればよかった。 その後、なんとか寝付いたらしく6時過ぎにスッキリと目覚め、寝不足にはならずに済んだようだ。起きてPCの部屋に来ると、アランが珍しく仕事部屋の机の上で寝ていた。熟睡はしておらず、ささやくように声を掛けたら小さく反応があった。 少し経って再び覗いてみると、起き上がっている。いつもなら隣のPCの部屋にきて、椅子の横に寝そべったり、本棚の上に乗って寝てしまったりするのに。ただじっと外を眺めている。 いつものアランなら朝寝をする時間で、しばらくすると姿が見えなくなった。 夜中の3半から4時ごろに外から帰ってくるのがパターンなのに、この日は違っていた。涼しくなって行動パターンが変わったのだろうか。 よくよく部屋を確かめると、なんとこんなところにいる。こんな下が平らでもないところに居るなんて思いもしないので気づかなかった。それも、姿をさらけ出しているのが珍しい。 寝る時はあまり姿を見られたくないのか、変なところに入り込んで寝ていることが多い。いつもなら机の下や台の下に入り込んで寝るのだが、今日は上に乗って寝転んでいる。いつもと違うことだらけ。 3連台風の影響か、あるいは何かの予兆だろうか。いやいや、前日の夜、他所の猫と出会って「ギャオ~、ニ”ャオ~」と大きな声で叫び、喧嘩をしかけたことがあり、緊張が残っているのかも。それでちょっとばかり生活パターンが変わったのか。 神経質で怖がりなので、案外そういうことがあるのかも知れない。
2023.08.31
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♪ 凡夫にも猫さえいれば生きられる今朝も不思議を落としてくれる 昨夜10時頃だったか、外で猫が「ギャォー」と叫ぶ声がした。またあいつがやって来て、喧嘩でも始まったか。慌ててカミさんが外へ出たもののどこかに行ってしまったようで、それっきりで静かになった。 臆病で甘えん坊で小柄なアランは、とても喧嘩に勝てそうなヤツじゃない。ケガして帰ってきたことがあるので心配になる。 しかし、どうしようもない。帰って来るのを待つしかない。それからずっと静かなままで、どこかに逃げ隠れしてやり過ごしているだろうと思っていた。☆ 11時半ごろか、アランが戻って来たが、その姿を見てビックリした。なにやら身体中が汚い。頭から顔、背中や右前脚が真っ黒。濡れ雑巾で拭いても拭っても全く取れない。油性の何からしい。 追われて、逃げまくって、憔悴しきっているかと思いきや、いたって元気。ケガしている様子もないし、エサもちゃんと食べた。 一体何があった? どこかに入り込んだのに違いないが、その汚れの正体にまったく思いあたらない。 その内どこかに行ってしまった。自分も寝る時間となり、二階に上がってカミさんのベッドを見ても居ないようだった。☆ 朝方、私の足元に寝ているのに気が付いた。滅多に来ないのにどういう風の吹きまわしか。起きてからカミさんに確認すると、最初、いつもの様にベッドに行ったらしいが何故かすぐにいなくなった。その後再びやって来て、また居なくなったと言う。何がそんな落ち着かない行動にさせたのか、アランの考えていることはさっぱり分からん。 起きて改めて見てみると、だいぶ汚れが薄くなっている。口先が届くところは舐めまくり、前脚が届くところは顔を洗うようにして、懸命に汚れを落としたのだろう。しかし、それでも簡単に取れる質のものじゃなく、まだ汚れは残っている。ようやくここで写真を撮ることが出来た。 見っともないったらありゃしない。 いつもの様に、私の後ろの本箱の上に乗った。しばらくここでまったりするのかと思いきや、30分後に突然飛び降りてどこかに行ってしまった。何考えているんだか・・ 私が居る朝の間だけここにやって来る。高いところが好きで、真夏の一番暑い時期に寝室の洋服ダンスの上で寝ていることもある。6月1日6月13日6月24日 今まで飼った猫の中でもかなり個性的な、独特の感性をもった猫だ。いつも神経をピーンと張っていて、微妙な変化に反応する。地震の検知役として使えるかというと、そういう類のものには案外疎い。 何の役にも立たない猫だが、クールとホットが入り交った独特の態度と仕草に、ついついこころを持っていかれる。ライオンが主人公の番組だった。ジャズだって聴かせてやる
2023.06.29
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♪ あからひく朝のひと言「おはようちゃん」猫には親身なあいさつをする 朝は無言のまま始まる我が家だが、猫が起きてくればねんごろに声を掛ける。それがその日の最初の言葉だったりする。二人とも動物が好きなので、我が家の猫は、幸せな日々を過ごせているはずだ。 足の指の間をケガしてびっこを引いていたが、若いだけに急速に良くなったようだ。昨日あたりからびっこを引かなくなって、猫共々にホッとしている。 私はそれほどでもないが、カミさんは猫に対する態度が度を越えている。頭の中に猫を住まわせているか、あるいは脳を占拠されているんじゃないかと思うほど、四六時中アランのことを考えている。 姿が見えなければ「どこで寝ている?」と気になってしょうがないし、外に出かけたままなかな帰って来ないと、これまた心配でしょうがない。今回みたいにケガでもすると、そりゃあもう我が子の事のように気になっている。 オシッコは家の中の猫用砂場でするが、ウンチをしている形跡がない。外でしているならいいが一体どこでしているのだろうか、喧嘩の相手に襲われたりしないかと、いらん詮索をし、勝手に悪いイメージを膨らませては心配している。 心配するために飼っているんじゃないかとさえ思えてくる。“他に考えることないのか? 脳が暇なのか?” なんて意地の悪いことを思ったり・・。 かといってペットロスなんかにはならない。死を受け入れることに対しては案外さばさばしているので、その点は天晴ではある。 カレンダーは毎年必ず猫の写真のものを買ってくる。買うのが遅れていい写真のものが手に入らないようなことが無いように、気を使っているようだ。 まあ、生きものに対するまなざしは私と共通しているので、そういう点では意見が合う。小さな生き物でも「かわいい!!」と声を上げるし、NHK「ダーウィンが来た」なんかも好きな番組で、欠かさず見ている。 NHKの「人体の神秘シリーズ」とか「ヒューマニエンス」が好きなのも、生き物としての人間を観ている。生きものすべてに底通している命の神秘性に触れ、その奥深さを畏敬の念をもって眺めている。微生物や昆虫もしかり、犬や猫も人間と同じ要素を持った仲間たちだ。可愛くないわけがない。
2023.06.05
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♪ 冷え締まり空を映せる佐布里池梅のつぼみがふんふんと啼く 昨夜は冷えた。マイナスになったかと思い確認するとそこまでは行っていなかった。 昨夜も前日に続き、私のベッドにアランが潜り込んできた。外から帰り車のルーフにあがり、2階の屋根伝いにやって来て、前脚でガラス戸を引っ掻くようにして音を立てる。開けてくれとの合図をするわかだが、昨夜は寝入っていてまったく気づかなかった。寝場所が変わったカミさんがその音を聞いていたらしい。何分か経って諦めたらしく、1階へ下り、猫マドから入ってやって来たらしい。最初からそうすればいいものを、何故か屋根を伝ってやって来る。 場所が変わったカミさんのベッド。家の中ならカミさんのベッドに入るのに、2階からはルートが決まっていてそっちへ行く発想がないらしい。教えてやらないといけない。車からは近いしこっちもその方が都合がいい。寝返りがちょっとばかりやりにくいし窮屈だ。 左側に寝る癖があって、ベッドから降りるのに邪魔になって困る。それで、昨夜は右側から入れてやったのに途中で左に移動してしまった。その内どんどん足元の方に移動して、最後にはど真ん中で寝ている。腰のあたりにいる時はそのまま寝返りできるが、足元のど真ん中となると、脚を持ち上げないといけない。 2日連続だ。カミさんは猫と寝ることを喜んでいるが私は違う。しっかり教え込んで、もう私のベッドには来ないようにしないと。もしかして、カミさんより私の方が好きなのかもしれない。 今日は晴れているのに7℃ほどまでしか気温が上がらず、寒い一日だ。 昼前に出かけて留守にするので炬燵はナシだ。猫用の家があるのに何が気に入らないのか、絶対に入ろうとしない。 亡くなっピピは大きな図体で無理やり入って、パンパンにふらませていたことがあった。日が当たる場所に置いてあるが、見るからに安物なので入る気にならないのか?
2023.01.05
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♪ 陶芸の土のごとしもいじくればいじくるほどに遠ざかりゆく猫 久しぶりのお湿りだ。昨日のウォーキングは前回とは打って変わって曇りがちの空。夕方4時過ぎの空はどんよりとして表情がないものの、雲の切れ目があり遠くの空に色づいた雲が見え、多少の変化を見せている。 いつもの様に秋葉神社の階段を駆け上がる。なんとか120段をクリアできた。 朝日を眺める場所へとりあえず行ってみる。夕日に染まった雲が色を添えて、なんとなくバルビゾン派の絵のような風景が広がっていた。プスタライズで加工などしてみる。 絵ならば省いて描ける真ん中の木が邪魔だが仕方がない。不要なものを消してしまえるというスマホの宣伝があったが、そんな高級なものは買えない。 神社の階段を降りると、目の前のマンションの窓に猫の姿があった。窓にいる猫というのは何故か興味をそそられる。絵にもなってなかなかいいので、ついつい撮ってしまう。かなり距離が有るので手を振っても何の反応も示さない。 犬がいても何とも思わないが、猫がいるとその背景まで想像したりする。存在そのものがドラマを内包していて、猫好きにはその姿が意味ありげに見えてしまっているのかもしれない。 ただ外を眺めているだけなのだろうが、猫の不思議な行動を知っている人にはそうは思えない何かを感じさせるのだ。 変だと言われるかもしれないが、この陶芸家の言っている “土のこと” が猫と重なって来るのです。こちらで思っているようには絶対にならないし、なだめすかしてもすぐに裏切られる。猫には人間に合わせる気などないので、こちらが向こうに合わせるしかない。「辻村史朗」 1947年、奈良県御所に生まれる。師を持たず、独学で焼き物作りを始め、奈良水間の山中に土地を購入。2ヶ月かけ、自力で家を建築。自宅周辺に次々と自力で窯を建築。窯の数は全部で7つ。リヤカーの車輪を利用して、自力でロクロを作り、お茶碗や花入れなどを作るようになっていく。作った焼物を路上で販売し生計を建てる。「小屋を造ることも、絵を描くことも、焼物をすることも、 売りにゆくことも、自分にとっては同じ一つのことなのです。」 焼物を焼けば、日本の歴史上比類なき作陶家の一人であることは広く知られている。油絵も、画家を自称する多くの人たちよりも、はるかに沢山の絵を描き、どの書家よりも多くの墨と紙を使う。30歳を前に自ら建てた寺の廃材を利用した家は、世界中の建築家が見学に訪れるほど人々に愛されている。近所の肉屋で自ら目利きした肉を焼けば、世界の一流料理人たちが目を丸くする。自然釉丸壷(大)」 径44×高さ43cm 勲章や人間国宝といった名声にも興味はなく、師匠もいなければ、弟子もいない。二人の息子である唯(長男)と塊(次男)が父の姿をみながら学んだだけである。例外として、細川護煕は押しかけで辻村からロクロを学んだ。昨日よりも良いものを作りたい。そんな思いが辻村を突き動かしている。 今では、奈良の大自然の中で、日々物づくりと向き合っている。 Art Fair Tokyo 2020では、過去最大規模のブースを用意し、50年に渡る作陶を振り返り、辻村史朗本人が選んだ「辻村史朗選 50盌」を開催予定でしたが、新型コロナウィルスにより中止(展覧会は延期)となっている。(かみ屋より)
2022.11.01
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♪ じわじわと前頭葉がしおれゆく〈遊び足りない〉猫がつぶやく 昨日の夜中、11時過ぎに玄関で何やら音がする。どたんばたんとやっているのでまたアランが何か捕まえてきたのだろう。見に行くと、どうやら鼠らしい。トイレの前の狭いところに入り込んだようだ。 咥えてみても、もうかなり弱っているようであまり動かない。 あまり逃げる力もなくなったのを、前脚で払って無理やり動かし、壁にぶち当てたり、放り投げたりしている。動かなくなったのは面白くない。 環境が変わっても野鼠たちには影響がないのか、時々捕まえて来ては遊びの道具にしている。まだ元気なこともたまにはあって、そんな時は逃がしてやる。今回は捕まえた時点でもうかなり弱ってしまったのだろう。可哀そうに。 飽きて放置したので、隣の空き地に放り投げておいた。他の小さな生きものの餌になるか、いずれは微生物が分解して土に還るのだろう。 遊び飽きたアランは、腹が減ったらしくエサを欲しがっている。そんなことなら鼠を食べればいいと思うが、キャットフードに慣れた今の猫はもう鼠を “喰うもの” とは思っていないらしい。 ネズミ駆除のために飼い始めた猫が、今では “外で捕まえた鼠を、家に持ち込んでくる” という本末転倒の有様だ。☆「遊び」がいかに重要であるか、アメリカで研究が進められている。暴力的な衝動を抑えられない性格には、幼い頃の遊びの欠如が関係しているという報告なされている。 よく遊ぶと前頭葉(感情や思考に深く関係する)が発達することが分かっている。ネズミの実験では、よく遊ばせたネズミを全く知らないネズミと一緒にするとすぐに慣れて一緒に遊ぶようになるのに対し、まったく遊ばせなかったネズミはそうならなかったという。ストレスを感じて、寄り付こうとしないのだ。 そんなことを2019.12.10のブログに詳しく書いたことがあった。 カナダの幼児教育者・エレンサンドセター女史は、「危ない遊び」というジャンルを体系化していて、保育所の遊び場をもっとスリルが味わえるものに作り直そうとしているとか。 * ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。
2022.10.27
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♪ 安眠の出来ない夜がやってくるアンカ代わりが婆は嬉しい ピピが死んでからアランは何だか寂しそう。決して甘えたりする仲ではなかったが、じゃれたくて飛びついたりしていた。それが鬱陶しいピピは逃げ回っていたが、今年に入ってアランもずいぶん落ち着いてきていた。 猫同士のいい関係が出来そうだった矢先の事だった。秋の気配を感じるようになって、少し寂しさが募ってきてようだ。 外に出ればアランも近づいてきて、盛んに体を摺り寄せて来る。モデルハウスの階段に座ると、おもむろに駐車場のコンクリートの上でゴロンゴロンとやりだした。土の上だと砂埃まみれになって大変だが、ここならどれだけやってもらっても構わない。 今日はあまり長い文書を書く気にならず、写真と短歌(短歌と呼べない代物でお粗末ですが)だけで構成してみた。
2022.10.05
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♪ かまきりに喰われるバッタ「助けて」と叫ぶおさなやさわらびの色 「早蕨」はかさねの色目(合わせ色目)の一種で、表が紫、裏が青。実際に使われた形跡がなく、名前だけ存在するもののようです。その色目と由来を、幼子の本質的な姿になぞらえて表現しました。 なんだか分からない猫の行動。アランが最近やけにすり寄ってきて何かを訴えている。具合が悪くなった時のピピに似ているので気になってしょうがない。 エサが欲しいわけでもないし遊んでほしいわけでもないし、どこかが痛いという感じでもない。ただ側にいてほしいのかもしれないが、それだって意味がよく分からない。人間だったら不定愁訴とかいうのがあるが、猫にもそんなようなものがあるのだろうか。 食欲もあるし元気がないわけでもない。そばにいて一緒に横になってやると安心しているところを見ると、どうも甘えたいだけのような気もする。ピピが死んで秋の気配を感じるようになって、急に寂しさが降りてきたということかもしれない。 秋は、 “メランコリックになって人恋しくなる” って、人間だけじゃないのか? 急に気温が下がった日の夜中に、蒲団の中に入って来てびっくりしたことがあった。下がったと言ってもまだまだそんな気温じゃないし、そんな時期でもない。毛が少ないので寒がりなのは確かだが、布団に入るのはいくら何でも早すぎる。まあ、それも一回だけでそれ以降はそんなことは無くなった。 夏の暑さに合わせていたところへ少しひんやりするような日があると、それほどの気温じゃないのに寒く感じたりする。くしゃみが出たり鼻水がでたりもする。そんなことが猫にもあって、先祖が砂漠地帯だったらしいアランは他の猫よりも敏感なのかもしれない。 最近はここが定位置。 朝、PCの前に座るとやって来て、真後ろにある本箱の上に上がって横になる。それがもっぱらの習慣になっている。側に居たいのと、高いところが好きという習性がピッタリ一致して、とても落ち着くのだろう。今朝のアラン。お気に入りの場所だが、まだ熟睡はしていない様子。 ブログを書いている間ずっと寝ている。熟睡して昼過ぎまで寝ていることがあるが、書き終わって階下へ下りているといつの間にか居なくなっていることも多い。やっぱり一緒に居たいのだ。かといってずっと一緒に居られるはずもない。 9月16日。庇の下に設置してある巣箱にアランが乗ったので、びっくりした。 ずいぶん前に、四十雀が営巣して、雛が巣立っていったことのある巣箱だ。チャミー(雌猫)が隣の窓から物干し竿の固定金具から巣箱に飛び乗って、小鳥が来るのを待ち構えていたことがある。それ以来、もう二度と四十雀は寄り付かなくなってしまった。アランは小鳥がやって来るのを見たわけじゃないのに、それを察知していたことになる。 キャットピラーをしょっちゅう登っているので脚力は鍛えられている。それなのに、降りる時にどう降りたものか、あたふたしている。見るに見かねて手を伸ばし、抱えて下ろしてやった。 この巣箱はチャミーの件もあるし古くもなったので、北側に新たなものを設置してある。そこにも営巣してくれ、無事に雛が巣立っていった。それ以降は何故か、もうやって来なくなった。環境も変わってしまい、四十雀がやってくるような所ではなくなっている。 とても寂しいことだ。 巣箱の写真を撮るのに窓を開けたりしてごそごそ音を立てたら、目を開けた。どうも眠れないらしい。この分だと私がいなくなればここから降りて、どこか別の場所に移動して寝ることになりそうだ。 新居の若奥さんも猫が好きで、アランの姿を見ると手を振っている。アランは怖がりというか用心深いので、人の姿が見えるとすぐにどこかへ行ってしまう。昨日の飼い猫みたいに寄って行けば可愛いがってもらえるのに。幼少の時に捨てられて路頭に迷っていた体験は、もう一生ついて回るのだろうか。 * ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。
2022.09.28
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♪ 旅立ちの空晴れわたり朝つゆの光りに応えたるキャッツアイ 昨日、とうとうピピが死んだ。まったく何も口にしなくなり、水を飲むだけになってから7日目だった。1週間も、よく頑張った。 一昨日のこと。どうしても外に出たいらしい。まだ前脚がかろうじて踏ん張れるので、腰砕けしながら場所を移動するので、何時の寝ていたキッチンの網戸の前に連れて行ってやった。 そこなら風にも当たれるし外も見られる。そうして夜になり、就寝の前に様子を見にいくと、居ない。どこを探しても見つからない。もしやと思って外へ出ると、なんと、外で横になっている。猫の出入り口から出たらしい。あの状態でブロックまでの段と、地面までの段を下りたらしい。 そこまでして外に出たかったのかと驚き、その一心さに心を打たれた。やっぱりピピは人目に付かないところで最期を迎えたい思いが人一倍強いらしい。それならそのままにしてやろう、どうせ遠くには行けないはず。 玄関の開き戸の前に移動したのがガラス越しに見えたので、そこで最期を迎えるものと思って寝に着いた。 未明にカミさんが見に行くと、居ない。そんなこと思いもしなかった。植木の下や車の下、外出する時に必ず通った裏の通路を見てもいない。一体どこへ行ったのか。 他に探す場所もなく、表の道路に出てみると、居た。収集のためのゴミ置き場の裏のコンクリートの上に横たわっていた。てっきり死んでいるものと思って声を上げて近づくと、何と! 顔を上げたのでびっくり。雨に濡れてビショビショになっている。 車の後ろ、画面中央の猫用出入口から出て、左の道路の向こうの電柱のところまで行っていた。 そのいたいけな姿を見て、哀れさと切なさ、けな気さといじらしさが入り混じる。慌てて抱えて家の中へ。タオルで拭いてやりながら私を呼んだ。びしょびしょになって、まだ息をしているピピに、「何でそんなに頑張るのぉ」涙を流しながら体をねんごろに拭いてやる。 これで、今日中に家の中で安心して死期を迎えられる。「看取ってやれるので却ってよかったねぇ」と、安心感も湧いてくる。そのうち、ピクピクと痙攣をし始めた。いよいよかと覚悟を決める。 やがてその痙攣も収まって穏やかになった。息を吹き返したように目も澄んでいて、復活したようにみえる。ウソみたいな不思議な姿に、ピピの生命力の強さに驚くばかり。口内炎が無ければもっと食べられてまだまだ元気でいられただろうに。腎臓病が恨めしい。 姉は、猫の腎臓病を治す研究の資金集めをしていた、クラウドファンティングに寄付したという。不治の病で猫を亡くしている人が多く、目標額はすぐに一杯になったらしい。 どこに寝かせるのがいいか、いろいろ検討してもピピの気持ちに沿える場所がない。とりあえず奥の物入れにしている部屋に入れ、戸を少しだけ開けて覗けるようにしてみた。しばらくすると、そこから出ようとして、動けない体で必死で入り口の方に移動してくる。まさか、今晩もまた外へ出ていくようなことはないだろう。そうは思うものの、様子を見ているとそんな気がしてくる。 もし昨日みたいに外へ出たら、安心して入り込める場所を作ってやらないと。思いを巡らしてもいい案が浮かばない。しかし、どう考えても昨日よりは体力は落ちているはず。もうそこまでの力は残ってはいないだろうということに落ち着いた。 今まで通り、目の届く床の上に寝かせておくことにした。午後になって、ソファーに上がるような仕草をしたらしい。抱えてやるとオシッコを漏らしたらしく、「ズボンが濡れちゃって」といいながら2階にいた私に声をかけてきた。 ああ元気なんだなぁと安心していた。この時、寝不足でやたらに眠く急に睡魔に襲われて、ベッドに横になって寝てしまった。どれほどの時間がたったのか分からないが、下から呼ぶ声がする。慌てて下りて行くと、「苦しがって大変なの」といいながら、首を反らせて苦痛の表情で呻いているピピを手で支えてやっている。目を見開いて悶絶の姿。ああもう駄目か。最後の最後なんだなぁと、覚悟を決める。見るのも辛さの極み。 しばらくするとその苦痛の表情は無くなり、大きく息を吐くシーンが続く。その息が間欠的になって、小さい痙攣の様に息を吐くだけになった。心臓がなかなか止まらないらしい。よほど強健な心臓らしい。早く楽にしてやりたいのに、心臓が憎らしい。 昔、80過ぎのお祖父さんが老衰で寝たきりになっていた時、孫たちが付き添っていて、寝ながら「づつない、づつない」と言っていた。農業で鍛えられた心臓が、衰弱した体に逆らうように動き続けるためらしかった。孫が口喧嘩をしていると「まあ置け!」と叱責された。親父は何も言えない人だったのでその威厳がうらやましくもあった。最期まで、新聞を隅から隅まで読んでいるような人だった。 20分ほど死線をさまよい、ピピはとうとう静かに息を引き取った。よく頑張った。立派だった。最後まで紳士だった。おおらかな雄猫だった。思い出はたくさんあるが、とても穏やかでやさしい猫だったという印象が強い。 昨日は15時までの受付は過ぎていたので、今日、斎場に運ぶ予定でいる。悲しいけれど、正直なところホッとしている。「ピピよ、猫の恩返しが欲しいぞ」と、いつも背中をポンポンしながら呟いたものだ。これでピピも天国にいって、歴代の猫たちと一緒に楽しく過ごせることでしょう。 一気に書いて、推敲はしていない。誤字脱字があるかもしれないが、ピピに免じて許してもらおう。 * ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。
2022.09.10
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♪ 未明4時至近で啼けるハシブトの声に目覚めてピピを見に行く やけに近くでカラスが啼くので、もしやと思って覗きに行った。この日は、もう死期が近いんじゃないかとカミさんが、側で寝ることにしていた。 階下に下りてゆくと、いつもの所にピピがいない。カミさんが起きていて「ピピが自分でキッチンの方へ行こうとして、よた、よたっとしながら。外に出たいみたいなの」という。足腰に力が入らないのに、どうしてもという感じで・・。 カミさんは「そばに寝ていたのが逆効果だったみたい」と後悔している。でもトイレはさせてやれたので良かったとも。前日は床に寝たままオシッコをしてしまい、ビショビショで可哀そうだったので。 それにして、もまだそれだけの元気があることに驚かされる。痛いところがあるわけでもなさそうなので、それには救われている。口の中が爛れてしまって、口臭もかなりひどい。昨日からは鼻が詰まり気味で、息をするたびに音がするのが気になっている。 ハシブトガラスの啼き声は朝が早い鳥の習性で、たまたま近くで啼いただけの事だったようだ。不吉なイメージのあるカラスは余計な心配をさせるものだ。 3日から何も食べず、水をほんの少しずつ飲んでいるだけで今日5日目となる。猫の習性で、誰にも見られないところで最期を迎えたいのだろうか。ここ両日が山かも知れず、それなら意に添うようにしてあげないと・・。目の届くところで、周りが気にならないような場所へ移動させてやろう。6日のピピ。外の風を当ててやっているところ。うまく撮れなかったが、目も澄んでいるし意識もしっかりしている。 飲み水は、様子を見ながら器を口元に持っていくと、おもむろにピチャピチャと飲んでくれる。要らないときは顔を背けるので分かる。トイレも何となくそわそわするような仕草をすると連れて行って、体を支えながらさせてやっている。この辺の呼吸は猫大好きのカミさんの真骨頂だ。 私は、人をこういう風に看病したり見送ったりしたことがない。猫など比較にならないほど辛いことでしょう。 絶対に俺の方が先に死ぬ。その逆なんて許さない。もし先に死んだら、棺桶に手を突っ込んで、首絞めてやる」と言ってある・・・ 先日、ブロフというのかブログを訪問したり、時々コメントを寄せてくれる5歳年上のリケジョいて、そのご主人が亡くなられた。ご自身のブログにそのご主人との日々のことが綴られていて、あまり良いことが書かれていなかった。でもそれは愛情の裏返しだったことを、亡くなられてから改めて思い知らされている。 長年連れ添い、生活を共にしていた相棒が亡くなるというのは、“家の鍵を無くすようなもの” かもしれない。もうその部屋には入ることが出来ない。諸々のものから切り離されて、置いてきぼりにされるような喪失感に包まれる。なんともやるせないことでしょう。■ 死期が近いピピのこと パート2 * ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。
2022.09.08
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♪ 大声で呼ぶ声はなくよわよわと静まる猫の背の柔らかさ ピピの容態が芳しくない。食欲がなくなってキャットフードはほとんど食べずマグロの刺身だけ食べていたが、それも受付けなくなった。体力が落ちて歩くのも覚束ない状態になってしまっている。 ゆっくり静かにすすむ病気で気づいた時はもうステージ3だという。腎臓病は治らない病気。点滴で延命させる方法もあるが、それが猫にとって幸せなこととは思えない。大の猫好きのカミさんがかいがいしく世話をしている。私は声をかけてそっと見守ってやるしかない。*ステージ3老廃物や有害物質の排泄ができなくなり、尿毒症が進みます。血液中に尿毒素が入り込み、口の中や胃の中が荒れ、口内炎や胃炎になりやすくなります。「食欲がない」「吐く」といった症状が見られ、飼い主もやっと異常に気づく段階です。腎臓の機能は10%程度まで低下してしまいます。*ステージ4尿毒症が進み、残存腎機能も5%まで低下してしまいます。積極的に治療しなければ生命維持が難しくなります。 階段の上り下りが難しくなったので、カミさんが抱えて下ろしトイレをさせて水を飲ませたりしている。そしてまた、一番落ち着く私の仕事場の机の上に戻してやる。 声を掛けると尻尾を振って、反応を返してくる。(今朝7時過ぎ) 幸いなことにどこかが痛いとか苦しいとかは無いようなのでその辺りは、見守っているこっちも救われている。静かに寝ているだけでもう声も出さないし、撫でてやると尻尾を振るような仕草をする。喜んでいるのか嫌がっているのか、どうかも分からない。その場を離れようとするところを見ると、構ってほしくないのかもしれない。 怪我を悪化させて死期が近づいた猫は誰にも見られないところへ隠れて死んでいくと聞くが、飼い猫はそんなこともない。介抱している家族の手の中で息を引き取ることがほとんど。今までに2匹の猫を看取っている。ギンちゃんに甘えるピピ(2011・10・2) ピピが我が家にやって来たのは2011年の9月18日で、生後2か月ぐらいだった。その時のことがブログに書いてある。あの時からたくさんの思い出を積み重ねてきた。写真もずいぶん撮った。 保護した当の本人(次男)に電話しておいたら今朝やって来て、言葉にならず無言で眺めていた。後になって、「意外と元気そうじゃん」とつぶやいていたらしい。そんなに弱ってはいないようにも見えたらしい。 ピピは命の恩人をとてもよく憶えていて、三つ子の魂何とやらで他の家族とは甘えようがずいぶん違う。そんなピピの相手をするのも満更でない次男は、よく遊ばせてやっていた。家を離れてからもやって来ると、お互いにやけに嬉しそうにしていたものだ。 まだ11歳だからちょっと早すぎるが個人差がある寿命だと思って、出来る限りの世話をしている。猫を何匹も飼っている姉は、「食べなくなると、あと4~5日だねぇ」といっているらしい。でもまだ意識もしっかりしているし、傍で見る限りはそんなに衰弱しているようには見えない。 我が家に拾われて、猫好きに囲まれての11年。世界一幸せだったはずだよなぁ、ピピよ。 * ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。
2022.09.04
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♪ 切り戻しのキバナコスモス花を付けピピは腎臓弱りいるらし 少し前からピピの元気がない。体調が良くないようで、近くに寄ってきて何かを訴えているような素振りをするが、何を求めているのかよく分からない。時々嘔吐をするし、食欲もない。 横になっていた場所に、水のようなものが流れ出ていることが2~3度あった。匂いはまったくなく色もない。「なんだろうね、これ?」 ちょっと様子を見ていたが、一昨日、近くの動物病院に連れて行った。 11歳という年齢は、若くもないし老人とも言えない難しい年ごろだという。人間なら60歳、還暦の年頃だ。熱は無いし、嘔吐して食欲がないという症状から腎臓に問題がありそうだという。猫は腎臓病に罹ることがよくあり、腎臓となると治療方法が無いという。まだ高齢者でもないので、点滴をして様子を見ましょうということに。 猫の点滴はいたって簡単。血管に針を通す必要もなく、首の後ろの皮膚の下に針を刺すだけで点滴が出来てしまう。猫は背中に水を溜めることが出来、つまんでも痛くない皮膚のたるみがある。それを利用して点滴するわけだ。 わずか数分で終わり、痛がったり嫌がったりすることも無かった。先生は動物を過度に扱うようなことはせず、腎臓病が出たらしょうがないと至って冷静。人によっては冷たいと思うかもしれないが、私はそういうところがいいと思う。 場合によっては(人によっては)定期的に点滴に来てもらうこともあるという。この日、点滴だけで3,000円ほどかかった。ネットで調べると、点滴は自宅でやれるらしく詳しい説明が幾つも載っていた。猫はなぜ腎臓病になるのか?よく分かっていないらしい。 点滴をしてもらったら少し元気が出たようで、臭いオシッコモも沢山してあったらしい。しかし、食欲が元に戻ったわけではない。食べないと体力が落ちてしまうのでちょっと心配ではある。27日のスナップ 猫が亡くなるとペットロスになるような飼い主なら、自宅で点滴を続けるという事もありかも知れない。 まあ、原因は別として何時かは死ぬ運命にある。ピピは路頭に迷い、命を全うすることも難しい迷い猫だった。それを保護して飼っているのだ。自然界よりもずっと豊かで愛情いっぱいに育てられている。人間並みに(以上かも)扱ってもらっていて、とても幸せな毎日なのだ。 カミさん共々延命のための治療をしてあげることは無いと思っている。 * ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。
2022.08.31
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♪ ウォーキングで挨拶をするわたくしはさみしがりやの猫を愛する 年明けから変な天候が続いていた今年。早や8月も下旬になろうとしている。とんでもなく不順な夏も、もうじき終わる。我が家の猫たちも、温度変化に戸惑いつつも何とかやり過ごしてきた。 過ぎてしまえば懐かしくさえ思う。そう思えるようになることで艱難と辛苦を忘れ、先の分からない未来を生き抜こうという仕組みが脳にはあるらしい。 毛の多いピピと毛の少ないアラン。対照的な2匹が受けた実感はまったく違うのかもしれない。そんな2匹の昼寝の様子ばかりを並べてみた。2匹の猫と共有した時間が、ここのは確かに存在している。6月7月8月アランはどこで寝ているのか分からないことが多く、どうも写真が少ない。 ほとんど盗撮と言ってもいいこの2枚。本人が見たら「やめて~!」って怒るかもしれない。でも写真としてはなかなか面白いと思っているので、勝手に掲載しちゃいます。 適度な昼寝は寿命を延ばす効果もあるらしい。ほとんどルーティーンとなっているので、何かで出来なかったりすると調子が狂うらしい。 * ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。
2022.08.20
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♪ 瞑目ししずかな時に身をまかす猫はことばをもてあそびもしない 一か月ほど前に、アランが頭と顔に小さな傷を付けて帰って来た。喧嘩したらしい。オス猫の行動範囲は結構広い。喧嘩しているような声は聞いていないので遠くの方で、その辺りにテリトリーを持っている猫に襲われたのかもしれない。 小さな傷だし元気だし、どうってことないと思っていた。それが一週間ほど前になって、耳の中の傷から汁が出ていてティッシュで拭いてやったりしていた。その内、耳の奥がじっとりとして変だなあと思っていた。 その内、顔が腫れてきた。化膿しているようだ。ちょっとまずいなあと思いつつも当のアランは元気だし、いつもと変わらないので様子を見ていた。 2日ほどしたら急に腫れが酷くなり、化膿がかなりひどくなっている。以前飼っていたオス猫もしょっちゅう喧嘩して年中傷だらけで、化膿してお岩さんみたいになることも珍しくなかった。 オス猫の宿命としてこっちも付き合っていくしかない。最初は犬猫病院に連れて行ったりしたが、大きな猫だったので嫌がって暴れて大変だった。以降は慣れっこになって、状態を説明して化膿止めをもらって来るという方法で対処していた。 ここまで腫れては、放っては置けない。今回はスマホで写真を撮って、それを先生に見せるという方法を取った。先生も「暴れる猫で怪我をする恐れもあるので、それが一番有難い」って。 化膿止めを粉にしてエサに混ぜて食べさせた。それが6日(土曜日は午前中だけやっている)のこと。こうして動くのはカミさんで、私は見守っているだけだ。看護は女性の方が向いているし、猫もそういう扱いになれている。 一日経って、昨日の午後。アランが外から、勢いよく駆け込んできた。何かに怯えている。家の中でもじっとしておれず、走ったり隠れたりいかにも尋常じゃない。何があったのだろうと、追いかけて様子を見ると、呼吸は引きつるほどに早く、まるでパニック状態。 チラっと顔が見えた。あの傷口から、血がダラーッと垂れている。膿が溜まって膨らんで、傷口が破れたらしい。気になって、爪で引っ掻いたのかも知れない。「変だ~!」まだ子供なので何が起こったのか分からず、ビックリしてパニ喰ったようだ。 押し入れに入り込んだところをカミさんが、のぞき込んで落ち着かせ、ティッシュで血を拭いてやる。逃げる素振りもなく、されるままになっている。ちょっと安心したようだ。小さな子供なら泣きわめくところだろう。 朝、カミさんがエサを食べている時を狙って撮った。如何にも大きな傷のように見えるが、毛が抜けているのでそう見えるだけ。膿が出てスッキリした。傷口が塞がるのも時間の問題だろうし、若いので治りも早い。 それにしても、野生の動物は強い。化膿しかかった時はかなり痛かったはずだが、痛い辛いと鳴くわけでもなく、ただじっとそれが通り過ぎるのを待っている。ケガは怖い。運が悪ければそれで死ぬこともある。 ここの所、アランだけでなくピピの様子も変だった。やけに甘えてくるのでおかしいとは思っても、何を訴えているのか分からない。 昨日、リビングでピピが寝ていたところに、何かの液体がたくさん流れて出ている。「なんだこれ~」いわゆる嚢胞の中の粘りのある液体が破れて出たような感じのもの。ほとんど無臭。尿ならかなり強烈な匂いなので、全く違うもの。何だかさっぱり分からない。 雑巾で拭いて、周りを点検する。と、点々と血のようなものが落ちている。ピピの体に傷らしきものは無いし、一体どこから出たものか? この血の雫は、アランが走り回った時に落としたものだったようだ。 出てしまって楽になったのか、近くに寄ってきてウロウロするあの落ち着かない素振りが無くなった。一体何だったのだろう? 猫はただじっと耐えるだけなので、よけいにいじらしく愛おしくもなる。 * ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。
2022.08.08
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♪ ちょと顔を上げてひとこと言うピピのその愛おしき意味が知りたし ここ最近、ピピが嘔吐することが多くなった。食べたものがそのままの形で吐いてあることもあるし、消化しかかったものを吐く時もある。今朝は水のようなものが大量に吐いてあったらしい。胃腸に何か問題があるのだろうか? 毛玉を体内から出すために草を食べて、それと一緒に吐き出すというのは猫の特徴だ。しかし、カミさんがしょっちゅうブラッシングを兼ねて猫ノミチェックのに梳き櫛で梳いてやっている。ついでに抜け毛もかなり取れるので、その可能性は低い。 よくあるのは、早食い・丸飲みによるもので(ほとんど噛まずに丸飲みしてしまう)、食べた直後にぜーんぶ吐き戻してしまうことがある。かき込むようにして食べてしまうので、一度に大量のフードを与えないようにしないといけない。 夜食べるものがないと、朝早くに「腹減ったー」と鳴いて起こされるので、二匹分を皿に盛っておくこともある。そんな時に一気喰いしてしって、吐くのかもしれない。 寝てばっかりいるのは猫の特徴なので、元気がないのかそうでないのかよく分からないのが困る。食欲があればそう心配しなくてもいいらしいので大丈夫だとは思うが、体重が減っているかどうかのチェックはした方がよさそうだ。 暑くない日は、隣の空き地でまったりしていることも多く、今朝も7時前に外へ出ていた。7月で11歳になるので人間なら5~60歳くらい。優しい飼い主の許でほとんど平和な日々を過ごしているのだから、何もなければ14~5歳、あるいはそれ以上長生きするはず。病気にはなってほしくないが、生き物だからいろんな病気があるのでならないとも限らない。 盛りの季節が過ぎて、腰のあたりがむずむずするのか相変わらずポンポンしてくれと要求してくる。以前ほど要求が強くはなくなったのは、おっさんになった証拠だろう。 今でもたまにアランが近づいて、首のあたりに食らいついていこうとする。アランはじゃれ合いたいのだろうが、ピピはもっと違う関係性を持ちたいと思っている。その意識の違いから来るちぐはぐさは全く埋まる気配がない。 二匹の毛並みや体形、行動パターンと性格は笑っちゃうほど違っていて、同じ猫同士とはとても思えない。 * ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。
2022.06.04
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♪ 個体差を時折見せる猫たちをパックの赤いトマトが見ている 暑いのも嫌だけど、雨が降ったり曇りの日がつづくのも嫌だね。気分がブルーな感じのままスカッとしない。爺様に喉を鳴らして甘える気にもならないし、声を掛けられても嬉しくない。天気のせいだけじゃない気もするけど、爺さまや婆様には落ち込んでるように見えるだろうなぁ。ぼくは一体どうしちゃったんだろう。 よその猫とちょっとした喧嘩をして、それからおかしくなった。縄張りにうっかり入ってしまい、そいつが怒って喧嘩になったんだけど、取っ組み合いにはならずに戻って来れた。なんかその日以来、不定愁訴みたいになってる。人間なら60歳ぐらいなので、いろいろ起こりそうなオッサンの年頃だからねえ。ああ、あのどんよりした空が恨めしい。 工事が終わってしばらくは静かな日が続いていて、表に出た爺様の後を付いて回ったり、寝転んでこんな風にまったり出来ていた。変わってしまったテリトリーにも慣れて、道路でノンビリ寝転ぶのもなかなか良いもんだと思ってた。 それが最近は、しょっちゅうモデルハウスに人が出入りしてて、こんなことしてられなくなった。それも不機嫌の理由かもしんないなぁ。 爺婆さまと、お互いのことばで一言二言やり取りするのが僕のいいところ。こういうのをおしゃべりって言うのかも知れないぐらい、よく喋る。アランとはぜんぜん違う。それがここに三日は、あんまり喋る気にならない。「何か悩みがあるのか?」って言われても、答えようがない。 渡辺裕之さんや上島竜兵さんの自殺報道があったばかりなので、爺さまが心配してるようだけど、まさかねぇ。ご主人には強制されることも、禁止されることもなく、勝手気ままでわがまま生活をさせてもらっているから、そっちのストレスはないはず。でも、人間にもわがままなところがあって、うざったいって思うことが無いこともないからなぁ。 ダダダッーと上まで駆け上がって、前脚でガッシガッシと爪を研ぐ。その仕草の荒々しいこと。そのまま後ずさりしながら途中で飛び降りて、どこかに行っちまう。つくづく若いなあと羨ましくなる。 若い頃は隣家のヒバの木を駆け上がったりしたもんだけど、11歳ともなって体重が8キロ以上もあったんじゃぁ、こんなことはもう無理だ。 爺さま、散歩中に遭った猫にやけに気に入られて「すり寄って来られて困った」なんてことを自慢げに喋ってた。近くに飼い主のお爺さんが居て「知らない人の所へ、自分から寄って行くなんて珍しいゎ」。 「三毛猫だねぇ!珍しい」と、爺さまもまんざらでもなき、背中を撫でたり叩いたり・・。飼い主のお爺さんが、すかさず「メスだわ」って。三毛猫のオスは滅多にいないし他人にも聞かれるのだろう、聞く前に教えてくれらしい。 まだ若いようで、良く動き回るのでなかなかフレームに収まらない。チャンスとばかりにシャッターを押す瞬間に動いて、こんな写真しか撮れなかったらしい。足の間を行ったり来たりして体を摺り寄せ、まるで初対面同士が見せる情景じゃない。 気が変わったのか、スッと離れたのでようやく解放された爺さま。ズボンのすそは抜け毛だらけ。アランの匂いも付いているだろけど、猫は鼻があまり良くないので全く気にならなかったらしい。 三毛猫はお爺さんの許に戻っていき、「ミケちゃん、ちゃんとありがとう言ったか?」なって言われている。“可愛がられてるんだなぁ、だから知らない人でも怖がらないんだ”、なんて一瞬思ったらしい。僕とアランは(可愛がられているのに)やけに怖がりで、来客が呼び鈴を押しただけでどこかに隠れてしまう。それで、その考えは即座に取り下げたらしい。 爺さまは以前にも、初めて訪問した家の猫が膝に乗って「そんなこと初めてです!」って驚かれたことがあるらしい。博愛精神の持ち主だからねぇ、それは猫にもわかるんだよ。 爺さまはこの日、久し振りの「1日断食」をしていて朝から何も食べていない。“食べる楽しみがないというのはつまらんもんだなぁ” ってぼやいていた。それでも午後になって、軽いウォーキングに出たりしてる。体に力が入らず、頭もなんだかボーっとしていたらしい。 * ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。 タイトルに「◇」が付いているブログは、飼い猫「ピピ」の目線で綴っています。
2022.05.16
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♪ 朝六時アランが布団に入り来て妻の不在の夜を解きゆく 甘えん坊のアランは、カミさんの布団の中に潜って寝るのが習慣になっている。寒さが厳しかった頃は、カミさんもアンカの代わりで暖かくていいと喜んでいた。だいぶ暖かくなった今でも、寝しなは布団の上で寝ていたとしても朝方になると必ず潜っている。 こんな時期に旅行で留守したりすると布団は上げられてしまっていて、習慣になっている布団に潜り込んで寝ることができない。私が寝た12時頃は、私の布団の上で寝るピピもアランの姿も無かった。どこで寝てるのか、おおよその見当はつく。まあ暖かくなったのでどこで寝たって問題はない。 朝6時頃になって、アランが布団に潜り込もうとやって来た。ああ、やっぱり布団が恋しいかと、入れてやると足元の方まで移動して脛に持たれて落ち着いた。しばらくしてピピがやって来た。 時々ピピも、朝早くから布団に乗ってきて寝ることがある。夜、一緒に寝ても途中で起きてどこかへ行ってしまう。外出から戻って、エサが置いてあるときはそれを食べて二階に上がり、布団に乗って来るのが大体のパターン。春になって、乗って来ない日も多くなったが、この日は何故か二匹ともやって来たわけだ。 アランが布団に潜っているらしいことを察知して、もぞもぞしていた。私も起きるタイミングだったので布団を出ると、ピピも結局どこかに行ってしまった。一緒に寝ることは絶対に嫌らしい。 何にも文句を言わず、ただすり寄って来る猫は、ただそれだけゆえに可愛い。アランなどは、エサが欲しい時でもピピのように鳴いて要求したりせず、すり寄ってきて鼻を寄せて来るだけ。最近ようやくする寄って来るのはスキンシップを求めているわけではなくて、ただエサが欲しいだけだと知ったぐらいで、ガツガツしたところがない。本当に声を出さない奴で、出しても一言で終わり、滅多に鳴くことがない。珍しいツーショット 何やら左官屋さんが作業をしているのを「どうなるのかな~」と言う感じで、眺めている。 * ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。
2022.03.25
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♪ 萌えいずる緑もあらぬ寝に帰るためだけの家巣箱のような 日曜日は作業がないので人の出入りやトラックも来ない。すごく暖かいし、地面に体を投げ出して右に左にってごろんごろん背中をすると気持ちいい。 最近は、アランが遊びたくて首根っこに噛みついてくることもなくなったので、少しは安心していられるけど、そばに来ると自然に体が反応してしまう。でも、こうして一緒に寝転んでるいられるのは、広くてサッと逃げられるところがいい。「春はいいね~」「こんな広い庭があったら最高なんだけどな~」「でも、当分は家が建たないみたいだから、うちんちの庭みたいなもんだね~」「ずーっと、このまんまだといいよねぇ」「コロナで物価が上がって、それにロシアの戦争が追い打ちで物価上昇させてる」「ほんで、購買力とやらがへなちょこなんだって」「営業担当の、昔のお姉さんが困り顔で言ってたよ」「当分はこのままか、うれしいねぇ」「もう、今更ここに家が建った姿なんて想像したくないわ」「体が隠れるぐらいに草が生い茂って、鳥が落とし種が芽生えて育っていってジャンルみたいになってほしいねぇ」「同感、同感!」「二階から眺めるのだって、木や雑草が茂ってる方が自然に見えるってもんだよ」「駐車場はコンクリートだし、庭に植物を植える発想もないらしいからねぇ」「建物がモノクロで、道路が黒、砂利や土もとうぜん色気ってものが無い」「どういう神経してるんだろうねぇ、今の日本人って・・」「どこをどう切り取ったってモノクロームの世界だよ」「色と言えばビニールシートと幟、それにカラコンの青と赤がアクセントになってるぐらいだ」「工事が終わればこの色はみーんな無くなって、辺り一面が不毛地帯のようになっちまう」「まるで月面か、火星にいるみたいじゃないの」「まったくねぇ」「爺様が比べてみたら全く一緒だって、僕らの言ってることに共感してたよ。さすがに猫は自然を見る目が鋭いねぇだって」「入居まであと2週間しかないよねぇ、間に合うのかなぁ?」「シンボルツリーを1本植えることになってるらしいけど、まったくその気配もないよ」「今朝は、配管作業の人や左官屋さんが外まわりの仕上げに来てるみたい」「きのうみたいに、外でノンミリと言うわけにもいかないなぁ」「いつものように2階の爺様のそばで、ぐうたらしてようっと」「極楽だなぁ~」「ちょっと暑くなってきたなぁ」 タイトルに「◇」が付いているブログは、飼い猫「ピピ」の目線で綴っています。いつもはソフトな傾向にありますが、時に辛辣になったりします。 * ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。
2022.03.14
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♪ にゃんの日は巷に猫のあふれ出る好きでも飼えない人のお祭り 昨日は2が5つ並ぶということで、人間どもが勝手に「にゃんにゃんの日」とか言って大騒ぎしていた。新聞の一面トップ下段、本の広告欄はぜーんぶ猫に関するものだったし、テレビもBSで猫の特集をやっていたようだし、手作り品を売るネットサイトでも猫特集をやってたみたい。ホント、猫だらけの一日だったねぇ。 爺さまは天邪鬼なのでいくら猫が好きでも、そんな語呂合わせの猫の日なんてのには、ひょいひょいと乗っかっていったりはしない。 僕たちカワイイ猫2匹がいつも寄り添ってやってるし、甘えた振りしてうまく手名付けているので十分満足してるはずだから。猫グッズを買うまでもないし、そんなものにうつつを抜かせるのなんてシャレになんないし。 おとといだったか、僕らの出入り口から中をのぞいてるやつがいた。どこぞの猫か知らないけど失礼な奴だ。目が合ったので、睨み返してやった。「なんだなんだ! 人んちを覗くなー!」「誰だお前は、名を名乗れ」「やるか~、いま出ていくから待ってろ!」「ここは俺のシマだぞー、縄張りを荒らす奴は承知せんからな~!」「逃げるかー、待てコラ~!」 とっ捕まえて懲らしめてやらねば。 庭に出て、睨み合いすりゃあいつはやけに高い声でヒャーヒャーいいやがる。低音で凄味を利かしてやれば、じりじりと後じさりする。からきしじゃねえか。鈴を付けてるところを見るとノラじゃあねえんだな。 どっかで見たことがある顔だなぁ。その真白の毛と締まりのない風体、前にも見たことがある気がする。 1年前の同じ2月にやってきたこいつとは違うようだ。この時はアランが相手をして、追い返したんだった。僕はなんだか知らないけど、立ち向かう気力が無かった。 近くで飼われている奴らしいので、見かけたら一言いってやらねば。 春は僕らオス猫はなにかと大変なんだ。恋の相手を探さねばならん時期だからねぇ。僕は手術でニューハーフにされちまったけど、本来のオスの本能は残ってる。それで、体の奥から湧き上がってくるものがあってイライラして落ち着かない。 春は良いねぇ、とばっかりは言ってられないんだよ。 タイトルに「◇」が付いているブログは、飼い猫「ピピ」の目線で綴っています。いつもはソフトな傾向にありますが、時に辛辣になったりします。
2022.02.23
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♪ 日が射すと射さないのとは大違い影が心を立体にする 今日は「大寒」なんだって? 一年で寒さが一番厳しい頃だって? 確かに寒いわ。夜は爺様の蒲団の上で寝るのがこのところの定番になってる。それまでは婆さまのところで寝てたけど、どうしてかあんまり暖かくないんだなぁこれが。爺様の方が体が大きいので、密着してると背中の方も暖かいのが分かったの。それを知ったらもう婆さまの方へ行く気がしなくなった。 アランは相変わらず婆さまの蒲団に潜り込んで、朝までぐっすりらしい。足元まで下がっていって横になって伸び伸びで寝てるらしい。お陰で足が暖かくて「湯たんぽ替わりになっていいわ」って、婆さまは大歓迎してる。僕が婆さまのところで寝てた時は、上下でサンドイッチされて身動きできないってぼやいてたけど、もうそんなこともないからねぇ。 ただ、爺様は「8㎏もある体重で背中に密着されると身動きでん。腰も痛くなるしー」って、いつもぼやいている。こっちだって、狭いし寝返りも打ちにくいのでベストじゃないけど、足元では暖かくないのでどうしたってそうなっちまう。 7時すぎに起きて、ストーブの前で陽が射してくるまでのしばしの間、寒さをやり過ごすことにしている。まもなくアランも起きてきて、当然ストーブの前にくる。それがどうにも落ち着かない。仲良くしたいのはやまやまなんだけど、すぐ絡みついて噛みついたりしてきたころのことが頭に浮かんできて、つい逃げたくなる。 ああ恨めしい。可愛いけど憎たらしいアランのやつめ、僕より毛が少なく寒がりなのを知ってるので、追い立てることなんて出来ない。年長者を立てるという気がないのが子供の証拠。僕が気の弱い感じを装って遠慮してるのに気づかないんだから。 大寒が過ぎればこれからは暖かくなっていくらしいので、何とか乗り切らなくちゃ。去年がやけに暖かかったので、今年の寒さは特に応える。僕ももう若くないし。人間なら50を過ぎて還暦に向かう年頃だからねぇ、暖冬が一番だ。トンガの海底火山の噴火で灰が成層圏まで行って、地球を覆っちゃうとか言ってた。それで寒冷化するってことあるのかねぇ、ないよねぇ。2-3年先のことだっていうからピンとこないけど、そんなことになったら寒がりの猫なんかどうにかなっちゃう。 4℃しかないので、家の中でも息が白くなってる。寒いわけだ。とりあえず、昼までは爺様の蒲団でぬくぬくしてようっと。 タイトルに「◇」が付いているブログは、飼い猫「ピピ」の目線で綴っています。いつもはソフトな傾向にありますが、時に辛辣になったりします。
2022.01.20
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♪ 残酷さを忘れるためにもの言えぬペットを愛でて善人になる 夜、アランが走ったりガタゴトしたりしているので何かと思ったら、小動物を捕まえてきたらしい。リビング、玄関、キッチンと場所を移動しいていたぶっているが、まだ生きているんだろうか、死んでるんじゃないのか? せっかく捕まえてきたのだからそのままにして、しばらく様子を見ようということになった。 一体この時期に何を捕まえたのか。トカゲなんか冬眠してるし、羽が生えているようにも見えないし、まったく想像がつかない。 テレビを見ていて、いつの間にか静かになっているので、あれは何だったのだろうとカミさんが見に行く。キッチンの隅に何かが・・「ネズミ~!」「半分しかなーい。他は食べちゃったらしい」。床には血が付いているし、内臓が飛び出たそれはいかにもむごたらしい。小さな鼠で、2年前の12月にも捕まえて来たことがあるハツカネズミらしい。 半分しか食べないとは、人間世界では通用しない無作法なやつだ。 ゴキブリと毛虫・芋虫が大嫌いでも、何故かほかの昆虫や小動物は平気なカミさんが「かたずけて~!」と叫んでいる。「そんなー、鼠なんて平気なはずだろう!」と言っても取り合わない。そのくせ片付け方を指図する。やれ新聞紙に包めだの、ゴミ箱にじかに入れないで、捨ててあるプラ容器に入れろとか言ってうるさい。自分は、床に着いた血を拭くのにとキッチンペーパーにメタノールを振りかけてスタンバイしている。 古い隣家が壊されてしまいそこに棲んでいたのが追い出され、生き場を探して未だにうろちょろしているのかもしれない。そういえば、この日は、ピピもアランも様子がおかしかった。押し入れだの染色部屋だのの戸の前で、何かを訴えてウロウロ、そわそわしたりしていた。鼠の鳴き声でもすればその理由もわかるが、そんなものは何もないので、その挙動は不審のままだった。 鼠は、猫の通用口から入り込んだのかもしれない。周辺の環境は一変したが、長年家とともに生きてきた鼠は家もろともに死ぬわけではないので大変だ。鼠の被害はないので、入ってすぐに見つかってしまったというところか。周りの家が壊されていった過去に何度も経験していることで、猫のお陰で水際ではないものの被害を食い止めることが出来ているわけだ。タダ飯食ってるわけじゃないんだね。
2022.01.10
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♪ メルヘンにもサスペンスにもなる雪よ孫とじーじの心を揺らす ああ、もう嫌。ピピが布団に載って寝ると、身動きが取りにくくて寝返りもままならない。昨夜は就寝に行ったときはすでに蒲団の上で、ちゃんと心得て足元に寝ていた。最近はそういうことが多い。 それまではアランと一緒にカミさんのところで寝ていた。アランは直毛で少ないタイプなので、とにかく寒がりなのでこの時期になると蒲団の中に入って寝る。ピピは密集した縮れ毛なので蒲団の中には入らない。2匹に外と中でサンドイット委されて寝ているカミさんも、窮屈で安眠できないと嘆いていた。ソファーの上が昼寝の定位置。ピピのために敷いてある毛布を、爪を立てた前あしでオッチラオッチラやってから横になる。 それがここへ来て何故か、ピピだけが私のところで寝るようになった。夜中に寒くなるのか、腹のあたりに移動して来る。多分、私の方が体が大きいので密着させるときの暖かさが違うのだろう。蒲団の中に入ってくれた方がまだましなのに、ピピは入って来ない。無理やり入れるとすぐに飛び出してくる。炬燵にも絶対に入らない。暗所恐怖症かと疑ってみたくなる。 夜中の3時頃、トイレに立って戻ってきたとき、布団に入る際に手がピピの顔に当たった。眠ってなかったのか、少したってから小さな音で喉を鳴らし始めた。「うれしいんです。こうして寝るのが」と、こっちの心を見透かすように、しばらくやって静かになった。 今日から日本列島は寒波の中にすっぽり覆われ、各地で雪の予報が出ている。知多地方でもくびれた腰の部分を日本海から寒波がすり抜けてくるため、朝から雪がちらついている。 12月26日 7:00 今後一週間は寒波が身動き取れずに居座るらしい。猫にとっても今期最も寒い日がやって来たわけで、毛の少ないアランは炬燵に入りっぱなしだろう。 でも、今日の午後は息子のところに大掃除の手伝いに行くことになっているので、その間はベッドで縮こまるしかない。これから来る本格的な冬を乗り越えるには、寒さにも慣れてもらわないと。どうせ直ぐに降ろされてしまうのに。冬はとにかく人が恋しい。 朝、パソコンをやっていると必ず膝の上に載って来るアランが今朝はいないと思ったら、まだ蒲団の中だった。ピピはというと、餌を食べたあと、いつもは朝だけ点いている台所のストーブの前に横になるのに2階で大きな声で鳴いている。行ってみると、私のベッドの上で寝たいようだが蒲団がめくれていて具合が悪いらしい。それで呼んでいたらしい。直してやったらさっそく上に乗ってきた。 ピピはもういい年だけど甘えん坊で、何かを要求する時はいつもやたら大声で呼ぶ癖がある。一方アランは、甘えん坊は変わらないが決して声を上げない。餌が欲しい時はすり寄って来るし、炬燵では上に乗って顔を寄せてくるのでそれと分かる。ほとんど喉を鳴らさないしのもピピとはだいぶ違う。 年末から厳しい今年だけれど、来年はどうなるのかねぇ。しっかり寒さに耐える体にしておかないと。そう思っていたらアランが膝の上に・・。
2021.12.26
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♪ 拾われて二十四年を生き越しの猫は文句の一つも言わず 快晴の夜は放射冷却でかなり冷える。今朝もかなり冷えて、フロントガラスが凍っている。 知多市付近の観測値 昨日は、久しぶりに隣の市にあるギャラリー喫茶までウォーキングしてきた。片道5キロ。いつもとは違うコースを選びたいと思うものの、そう遠回りはしたくないので必然的に決まってくる。 午後1時半ごろ。この日も日本海側の人たちには申し訳ない無風快晴の上天気で、暑くも寒くもない絶好のウォーキング日和。下着に薄い化繊のベストを着て薄手のウィンドブレーカーを羽織るだけの軽装でいいし、お茶を持つ必要もない。スマホ用ウェストポーチを腰に付けているだけ。 1時間ほどで目的地に到着。オーナーは足を痛めたらしく足を引きずっていた。体調がいいからとつい調子に乗って足を大きく振ったら、靭帯が伸びてしまったらしい。若いころにバレーボールで一度痛めたところらしく、年を取ってからその古傷が後遺症として出来ることはよくある。お互いに年なんだから気を付けましょうと・・。高山の娘さん夫婦の経営するKochiの作品展を開催中 12月27日まで もう一人の娘さん家族が、若猫2匹と老猫が1匹を飼っているらしい。驚いたことにその老猫が24歳になるという。そんな長命になった猫の話は聞いたことがない。道路でうずくまっている子猫を保護して病院に連れて行ったのが飼う始まりだったらしい。 一般社団法人ペットフード協会が発表した「令和2年 全国犬猫飼育実績調査」によると、猫全体の平均寿命は15.45歳。犬全体は14.48歳だったとか。猫の方が長命らしいが、ギネス世界記録ではアメリカの家庭で飼われていた雌猫が38歳3日だったという。人間の年齢に換算すると、約170歳だとか。 生まれてから1年(1歳齢)で、人間の20歳程度に相当すると言われる。1歳齢以降は、1年間にだいたい4歳ずつ年をとるので、上の平均寿命を換算すると74~75歳になる。 この24歳の猫が幾つに相当するか。表には載っていないが、概算で112歳になる。オムツはしているものの食欲もあり、まだまだ元気だそうだ。 1時間ほど滞在して帰途へ。相変わらず無風状態で、雲一つない空は愛想がない。多少の雲があってこその夕空なのに残念だ。行きと同じ、中電知多火力発電所の煙突 北西の風が冷たい中を歩くのも悪くはないんだが、こう暖かくては調子が狂う。ちっとも12月らしくなく、身も心も弛んでしまっている。拡大します この分だと翌日も晴れだ。こんなに甘やかされては、来るべき寒波に対応できなくなる。15,000歩ほど歩いたけれど、さして疲れもせず、膝も問題なく体調がいいのはありがたい。 ウォーキングしている高齢者の多くが、暖かいのに真冬の格好をしている。外気温に合わせて着るものを調整しないと、体が対応できなくなってしまう。そうでなくても鈍くなっているのに、この暖かい時ぐらい少し薄着になって体を刺激してやらないとねぇ。はたで見ていて「1枚脱いでウォーキングに出るべきだよ」って、言ってやりたいくらいだ。 拡大します 土・日は急激に気温が下がるという予報が出ている。最高気温が前日(金)より10度以上下がるところもある。そうなってこそ厚着の効果が出てくるわけで、そうじゃないときに厚着をしていては、それ以上の重ね着は効果も薄い。 当然、朝と昼でも大幅に気温が違うのだから、通勤通学者でなくとも調整しないといけない。
2021.12.15
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♪ 第二子の来てから後の第一子の写真減りゆくわがペット猫 最近のピピはやけに甘えん坊になった。朝、未明にトイレに入るとすぐに寄ってきて、鼻先をすり付け体をくっつけてはゴロゴロと喉を鳴らせている。毎日決まって、少し開いている戸を前脚で引っ張って開き、そそくさとやってくるので可笑しくなる。 アランにご主人を独占させまいとするのか、とにかくすり寄ってくる度合いが増えてきている。少し寒くなってきたとはいえ、朝寝の時間になるとPCのところにやって来てしきりに鳴く。背中をポンポンしてほしいわけでもなさそうだが、猫語がわからないので困っている。 朝はアランがカミさんのベッドで寝ていることが多い。彼は夜もカミさんのベッドで寝るし、ちょっと寒い日などは布団の中にもぐって寝ている。ピピも寝る時間だろうと思い、8㎏もある図体を抱えてベッドに乗せてやる。しばらく体を覆うようにしてなだめていると、姿勢を変えて眠りに入っていく。なんだか私と一緒に寝てほしたかったようだが、そうもしていられない。ピピはいい年になってこんなに甘えるようになったのは、いったい何なんだ? 今朝は着替えをしようと廊下に面したタンスを開けてシャツを物色していたら、その開いた引き出しの上に乗ってきた。シャツが汚れるし、こんなところに入ってもらっては困る。寝る場所にしてはいかにも狭いし、何を考えてるんだか。「オイオーイ、どいてくれよ」と言っても、頑として動こうとしない。「今日はここで寝る」って決めてるようだ。まあいいかと、そのままにしておいた。電気を消せばこんな風で、あんがい寝心地がいい? カミさんに見つかりまだ眠ってはいなかったらしく、あきれて笑うので30分ほどしたら降りてしまった。 暑さには強い猫は、中秋晩秋となってきて気温が下がり始めると落ち着かなくなる。どこで寝るかが決まらないまま生活のリズムが整わない。メランコリックな季節と相まって、なんだかご主人がいとおしくなるのかもしれない。 朝、何故か寝ない日もある。そんな時はこの南東向きの二階の部屋に来て、日の当たる場所に寝転んで日向ぼっこを始める。 日が燦燦と入る部屋なので、日向ぼっこするにはいいが、板の間で長時間寝るのは猫でもやっぱり辛いらしい。そのうちどこかに移動してしまう。一日の行動を観察したことはないが、猫の行動パターンは一定ではなく、日によってずいぶん違う。 この日は10時ごろにPCをいじっていたらやって来た。 頭を私の足にくっつくようにて、しばらく寝そべっていた。暑くなってきて日が直接当たらない場所へ移動。太陽が恋しいとばかりに寝そべっている姿はいかにも猫らしい。 日中は椅子を占拠されることもあるので、そうされては困るときはゴミ箱を置いておいて阻止したりする。 第一子に比べて第二子の写真の数が半分、いや10分の1ぐらいになってしまう家庭の子供と反対で、アランが来て以来ピピの写真を撮る機会が格段に減ってしまった。オッサンになって行動もあまり変化がないのでしょうがないが、たまにはこうして書いてやる。どうしても寝てる写真ばかりになって面白くはないけど・・・。これが大人の猫の、ペットの姿なんだからしょうがない。 外から帰ってきたアランと玄関にいたピピが猫のあいさつをする。ほんのわずかな貴重な場面。ピピはもっとしっかりコミュニケーションをとりたいのに、アランにはまったくその気がない。 相性がよくないらしい。性格や性質がまったく違う二匹なので、やることなすことがかなり違っている。それがまた面白いわけで、今まで飼ってきた猫は個性がそれぞれみんな違っていた。 接触排卵する猫は、違う相手と交尾をするので生まれてくる猫は、ほとんどが色・模様が違う子供が生まれてくる。そのため多種多様な猫が誕生するのだろう。遺伝学的に言っても優れた子孫繁栄の方法で、混血の混血がずーっと続いていくのは種を強くする効果があって理にかなっている。 そういう背景があって、独特の個性を持った猫が生まれてくるのだろう。そういう猫のことを知れば知るほど可愛さが増してくる。猫好きが増えているのはそんなことも関係してるように思う。「みんな違ってみんな良い」って、猫のためにあるような言葉だ。
2021.10.30
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♪ 一輪のけだしひまわり咲き切りぬ四度の四季に五種目の華‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ アランという猫はようわからん。僕とはあまりに違うので、ときどき違う動物かと思うことがあるくらいです。 2匹がのっそり歩いている姿を見て、「檻の中のメスライオンとチーターみたいだ」って爺さまが言ってたっけ。 こないだなんいかトカゲを捕まえてきたのはいいけど、ガッつくようにしてムシャムシャ喰っちまった。頭だけ喰われたセミの死骸が転がっていたこともある。野生の魂がまだ健在らしく、旨いから喰うというより道楽みたいなものか。貰っている餌に、満足はしてないのかも知れない・・。 ここ数日は羽化したばかりのセミをくわえて来た。ジッとしているのをそっと手を出して、バタバタさせて楽しんでいる。激しく抵抗できないのが分かっていて、ケガをさせて弱らせるような事はしない。昨夜も11時半頃に婆さまがそれを見つけそっと保護して、植え木に止まらせてやったらしい。それで別段、怒るわけでもなく何事もなかったような顔。何考えてるんだか・・。 先日はPC机のうらの棚上に寝ていて、爺さまがちょっと机を動かした瞬間に飛び出して驚かせたらしい。定位置が決まらないらしく、いろんな所で寝ている。どうも寝ている姿を見られたくないらしい。まさに野生のチーターって感じだね。身軽ですばしっこいし・・・ 隣家に庭木があったあの環境が懐かしい。僕だって木登りして遊んだし、野鳥もいろいろ捕まえることもできたからねぇ。キャットピラーなんか、飛びついて1秒で天井に届いっちまうので今のアランには面白くない。最近は、途中まで登って爪研ぎするぐらいなもんだ。 しばらく工事が休みなので平和そのもの。セミ時雨が単調な継続音として、入道雲の湧く空に充満するばかり。スポーツ大好き人間の婆さまはオリンピックを、心のおやついや食事のおかずだとばかりに、ちぎっては食べつまんでは頬張って嬉しそうなこと。 僕はといえば、猫のための番組がほしいなあと思いながらテレビをしり目に、1日中ぐうたらしているばかりです。廊下で寝たりピアノの上でノビノビになったり、やっぱり1階の風の通る場所が一番だね。 で、アランのやつ、今朝はどこで寝てるんだ? やっぱりな。 気温も平年並みで比較的過ごしやすい夏なのでここでもいいけど、猛暑ともなれば2階は暑いし、箪笥の上じゃなお暑い。その内、あっちへウロウロこっちへウロウロして、寝る場所を探さなくちゃいけなくなる。 個人種目に賭けていた内村航平が鉄棒から落下? 予選敗退だって!? 残酷なようだけど、4度目でもあるし肉体的にも精神的にも限界が来ていたんだろうね。猫にもできないことをやって来たんだから、ただもう「お疲れさん」て言ってあげようよ。「このブログは2020年8月22日より、飼い猫ピピの目線で書いています。タイトルの頭に ◇ が付いてますが一部例外があります。日によって文体が違ったりしますが、未熟さを面白がりつつやり過ごして頂けるとありがたいです。」
2021.07.25
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♪ 共生の感性ありて純真な瞳かがやいているプラネット‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 息子さんの家で飼い始めた仔猫がかわいいって、婆さまが盛んに言ってる。猫好きだからそりゃあもう、堪んないのでしょうねぇ。 その仔猫ちゃんと同居することになった柴犬・小次郎と、若猫・うららとの関係が抜群に良くて、まるでフィクションと思える様なメルヘンチックな様子がとても面白い。貰われてきた動物同士の3匹が運命的に出会って、もとから知っているかのような仲良しぶり。絵本にでもありそうな3匹の様子を聞く度に、婆さまはもうオキシトシンが出っ放し。 貰って来たパパさんも、お嫁さんと孫ちゃんともどもにその様子が堪らなくて、そのペット家族が話題になるたびに笑いの声がはじけている。お嫁さんが堪らず撮った写真をFBにアップしているので、爺さまも引用したくなったみたい。パパさんが会社から持ち帰ったオスとメス 生後一カ月ほどか。野良猫が3匹生んで、2匹になっていたものを会社の人が持ち帰り、それを猫好きのパパさんが家に連れて帰ったのがひと月ほど前だった。お嫁さんは、今まで飼ったことが無かった犬と猫を飼うようになって、本来持っていたらしい動物愛護のこころが顔を出したらしく、とても喜んで受け入れたんですね。小次郎の何て優しい目をしていることか 本当は2匹とも飼いたかったらしいけど、オスの方を会社の人が飼うことになり、メスの方を飼うことになった。こんな小さな猫をどう扱っていいか分からないので、経験の多い婆さまがいろいろアドバイスしてあげていた。ウララちゃんのお陰で、猫好きの芽が大きく育っているようで上手くいきそう。仔猫の名前は「ココちゃん」。正式にはココアなのかな? まだ子供の小次郎がどういう風に接するのか心配していたけれど、そんな心配はまったく要らなかったらしい。生きものには共感性みたいなものがあるのか、仲間子どもを自分のものと見る様ないたわりと慈しみに満ちた様子に、人間たちは驚いているらしい。おっぱいを吸わせているというわけでもなのだろうけど・・この子は私のものだって独り占めしたいぐらいに思ってるウララちゃんと小次郎。この小さな新顔が可愛くってしょうがない。 大人しいウララちゃんですが、猫同士の見えない絆というものがあるのかスキンシップだって当然します。小次郎にばかりに独占させるわけにはいかないの・・。 クリックで動画へ 家族全員が優しくて、そのうえ赤ちゃん猫が加わるなんておとぎ話みたいな毎日がとても嬉しい。自分を出すチャンスが無くて、ちょっといじけているようなところもあったけど、妹みたいな守ってあげいプッシーちゃんのお陰で、目の前がパーッと明るく開けたような気がしています。 クリックで動画へ 小次郎の異常なほどの可愛がり様を見て、ウララは内心は穏やかじゃないらしい。外でガラス越しにウララの気を引いている小次郎から遠ざける様に、口にくわえて奥の部屋へ運んで行ってしまった。 子育ての経験もないのに母性本能とやらがそうさせるのか、単なるやきもち焼きなのか分からないけど、いじらしいったらありゃしない。 それにしても、それぞれに個体差があって相性が悪ければこうはならないのに、すべての関係がこんなに上手くいくなんて奇跡としか思えない。犬1匹、猫1匹の間につなぎのような子猫が入ってまるでハンバーグがうまくまとまったような、何とも双方にいい刺激を与えているようだね。「このブログは2020年8月22日より、飼い猫ピピの目線で書いています。タイトルの頭に ◇ が付いてますが一部例外があります。日によって文体が違ったりしますが、未熟さを面白がりつつやり過ごして頂けるとありがたいです。」
2021.07.15
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♪ 人の世に紛れて生きるものたちよあまねく空の広さに生きよ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ まったく、猫好きの家に拾われて僕もアランの幸せ者だよなぁ。爺さまも僕の背中を撫でたりポンポンしながら、「お前は幸せだぞー、感謝しないとなぁ」なんて、よく言ってる。アランにも同じことを言ってるんじゃないのかな。 ときどき擦り寄ってその期待に応えてはいるよ。朝、爺さまがトイレに入って座っていれば必ず僕も入って行って、あちこちに顔をこすり付けて喉を鳴らすようにしてるし・・。 アランだって、そりゃあもう甘えっぱなしで、爺さまの後を付いて回ったりしている。擦り寄るなんて当たり前で、今でも夜中に外から帰ってくるとベッドの上に乘って寝てたりする。ゴマ擂ってるって訳じゃないんだろうけど、婆さまの方へも行ってる事がある。甘ったれだから誰でも良いんだよ、あいつ。 僕はもう立派な大人だから、アランとは違う。あいつがかわいいと思うこともあるけど礼儀を知らないからなあ、時どきうっとおしくなる時がある。周りの様子が変わってしまったけど他所へ行く気はないし、ここで死ぬまでノンビリ暮らしていければ別に文句はないね。 工事中はうるさいけど寝てるだけだし、音さえ我慢してれば夕方5時には静かになるからね。滅多に人が通らないこの路地が僕はそこそこ気に入ってるんだ。この舗装の上の砂で背中をくねくねしてると気持ちがいいんでね、叱られたりもするけど止められないの。 アランが来なければ爺さまのPCの部屋は極楽なんだけどアイツにとっても同じらしく、一緒になる時がある。そんな時はちょっとイラつくこともあるけど、爺さまが好きなんだから我慢する。 庭でトカゲを追いかけることは無くなったけど、家の中にいるとなると話は別だ。アランが逃がしたやつが気になってねぇ。若い時を思い出してちょっとだけ血が騒いだりする。 PCの部屋に入ってもアランのやつは決してジッとしてなんかいられない。外へ出たがって屋根の上から外を眺めてはご満悦だ。気が強いのか臆病なの分からないところがあるし、若いもんの行動がさっぱり読めない。でもまあ、他愛ないけど憎めないやつだね。「このブログは2020年8月22日より、飼い猫ピピの目線で書いています。タイトルの頭に ◇ が付いてますが一部例外があります。日によって文体が違ったりしますが、未熟さを面白がりつつやり過ごして頂けるとありがたいです。」
2021.06.23
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♪ 危機感の日々に薄らいでゆくさ中コロナ死者数万人を超す‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 夜中の4時半に起こされたって、爺さまが欠伸を連発している。今日中に返さなくちゃいけない本を読みながら、「あいつが悪い、アランのせいだ! ちっとも本が先に進まんわぃ」ってボヤいている。 以前は2階から出入りさせてもらっていた夜の生活。東側の空き部屋の窓をネコが通れるほどに開けたままにしてくれていた。その前は、西側の寝室の窓のところで、「いれて」って、小さな声で鳴いて開けてもらっていたことがあったんだ。 隣家が更地になって塀が無くなってからは2階に上がれなくなっちまった。それで爺さまがキッチンの掃き出し窓に、猫用のスウィング式小窓を作ってくれたの。だから今は、夜もそこから自由に出入りできるんだ。 それなのに、アランはどういうわけか2階に上がって、爺婆さまの寝ている窓の下へ行って開けてもらおうとする。それもだ、何故かあいつは声を出さないの。どうしてか知らないけど、鳴いて訴えることをしないんだ。戸をカリカリやって、その音で目を覚ました爺さまが開けてやってる。婆さまは、耳が悪いのでその微かなアランのシグナルに全く反応しない。それでいっつも爺さまが起きる羽目になる。その時間がいつも4時過ぎと決まっているからねぇ、爺さまには嫌な時間帯だろうと思うよ。 アランはどうやって屋根に上がっているのか、爺さまは不思議でしょうがない。婆さまが以前、アランがこっちの屋根から斜向かいの隣家に飛び移ったのを見たことがあるらしい。僕にはできないけど、あいつならできそうだ。どうもそれしか考えられない。 いつも爺さまが作ったキャットピラーで鍛えていて脚力はあるし、高いところから飛び降りるのもへっちゃらだからねぇ。屋根を飛び移るぐらい朝飯前だろう。 それで爺さま、本当にそうなのか確かめに行った。下から眺めると「なるほど近いなぁ、アランならこの程度の距離は訳ないわ」。 上から見ればこんな感じか。あの向こうの塀をささッと上って屋根に乗り、こっちに飛び移って来るって寸法だな。謎は解けたぞ。だけど、これを防ぐ方法はなさそうだねぇ。 しかし、なんでわざわざそんなことをするのか、僕もアランの気持ちになって考えてみよう。とにかくやつは甘えん坊で寂しがり屋なので、いつも誰かのそばに居たがる。そういうやつだから、たまたま夜の外出から直ぐに爺婆さまのそばに行きたくなる日があるのかも知れないなぁ。誰もいない台所から入れることを無視して、2階に直行しようとするのかも知れないな。 寝不足が苦手な爺さまが、まあ、滅多にないことなので大目にみるけど、たまたま本を読まなくちゃならないなんて日にはご免こうむりたいって。恨めしそうに屋根を見上げていました。「このブログは2020年8月22日より、飼い猫ピピの目線で書いています。タイトルの頭に ◇ が付いてますが一部例外があります。日によって文体が違ったりしますが、未熟さを面白がりつつやり過ごして頂けるとありがたいです。」
2021.05.08
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♪ 残酷と思う束の間大好きな親子丼など食べたくなりぬ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 最近、環境が変わってしまったので、僕ら猫2匹は森から草原に出てきた猿のように心もとない気分なんです。身を隠すところが無くなったので、なんだか落ち着かない毎日を送っています。 でも、逆に良くなったこともあるというか、楽しみ方をいろいろ工夫してみたりしています。 今、アランも僕も一番のお気に入りは、アドレナリンが出て気分高揚する「狩猟ごっこ」だね。 更地になった前庭で、草原で狩りをするチーターになった気分で身を伏せて、獲物を狙ってみたりしています。ピピはまだ子供なので何でもかんでも興味がある。屋根の上からカラスを狙ったり、更地のずいぶん先の方にいる野鳥を狙ったり・・。 小さな獲物しか捕まえられず、先日はトカゲを捕まえてきた。遊ぶ相手になってほしいばかりで、家の中に放しては追いかけて押さえつけ、また放しては追いかけている。そのうち冷蔵庫の下に逃げ込んで、そのまま出て来なくなった。しばらく待っていたけど出て来ないので、諦めてしまったようです。 (今はもう塀だけになってる)空き家からネズミが逃げ出した? どこで捕まえるのか、また小ネズミを銜えて来て玄関に放すもんだから大変だ。ドタンバタンと大騒ぎして、派手に追いかけ回している。まだ子供のネズミらしく抵抗することもなく、しばらくやっているうちに死んでしまったようだ。 爺婆さまは、かわいそうだけど仕方がないなぁと見守っている。家ネコが野生の本能を持ちつづけるのは難しいだろうから、大目に見てやろうかって、人間が介入しないほうがいいと思っているようだ。 そういえば、去年の12月にもそんなことがあったっけ。この時はまだ家の前が更地になる前だったはずで、環境が変わったからとか何とかはあんまり関係がなさそうだねぇ。確かその時は、親ネズミだったらしいので爺さまが捕まえて逃がしてやったんじゃなかったっけ。人間のやることはあんまり一貫性がないよなあ。 ちょっと前の夜、やってきたアランが急に絨毯を引っ掻き始めた。何かと思って捲ってみるとなんと!先日逃げたトカゲが隠れていたんだねぇ。何も食べずにずっとここにいたのかと意地らしく思った爺さまが、さっと身柄を確保して庭に逃がしてやった。本当はやさしいんだよ。 そんなこんながあった翌々日、今度は僕が小鳥の雛を銜えて帰って来た。銜えたまま鳴くので何て言ったのか分からなかった婆さまが、覗き込んできてやっと気付いたの。「何、なにぃ? コウモリ? 違う?」 どうも良く分かんないけど、「何かの雛らしいなぁ」って結論をだして様子を見守っている。僕はもう中年のオッサンだから、アランの様にドタンバタンしたりはしない。静かにおごそかに弄って猫の猫たる様を示して見せるだけです。その内雛は死んでしまったのでそのまま放っておいた。 そういえば僕も、去年の10月に、キジバトの幼鳥を銜えて帰ったことがあったっけ。もっと若いころにはキジバトの親も捕まえたことがあったなぁ。 次の日の朝、見つけた婆さまが外に放り出して「カラスのエサにでもなれば、それはそれでいいんじゃない?」なんて。一体何の味方なのか分かんないことを言っている。「このブログは2020年8月22日より、飼い猫ピピの目線で書いています。タイトルの頭に ◇ が付いてますが一部例外があります。日によって文体が違ったりしますが、未熟さを面白がりつつやり過ごして頂けるとありがたいです。」
2021.05.01
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♪ 氷雨降る野に野鳥らは餌を食み氷の下に目高が息す‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 最近、婆さまが猫の気まぐれに不満を漏らしている。なんでかって? 今まで婆さまの布団の中に入って寝ていたアランが、ここ数日、爺さまの布団で寝ているからだ。それまでも、いつもとは逆に僕が婆さまの布団の裾の方に寝て、アランが爺さまの布団の上で寝ることがあったりした。どうしてそういうイレギュラーなことをするのかって言われても、自分でも良く分からない。何となく場所を変えて寝てみたいとかいう事ぐらいしか思い浮かばない。 最近は2匹の仲が多少良くなったこともあって、たまに同じ布団に寝ていることも有ったりするんだ。まだ寒くない11月29日、初めて同じ布団に乗っていたときのもの。 1月11日 たまに観られるだけの2ショット 1月に入って氷点下になる日があったりして、寒さが苦手のアランは居場所を探してウロウロしていた。当然、夜は布団の中に入って寝ることになる。ほとんど決まって婆さまの布団と決まっていて、足が冷える婆さまはアンカ代わりになると喜んでいたんです。 それがここへ来て、何故か爺さまの布団に入って行く。寒さにはだいぶ慣れて、夜中には外へ出て行く習慣も怠りない。4時ごろに戻って来て布団にもぐり込んでいくのだ。寝る前は炬燵でぬくぬくしているものの、爺さまが11時ごろには2階へ寝にいって炬燵は消されてしまう。その後、何時まで炬燵にいるか知らないけれど、出入り用に開けてある窓から寒空に出て行くのが日課だ。 猫好きの婆さまが嫉妬しているんだね。「何で爺さまの布団に潜り込むようになったか、理由がさっぱり分からない」って、猫好きにも理解できないらしい。手厚く、甲斐甲斐しく、懇ろに世話しているのに、何で~!?って、口をとがらせて不満たらたら・・・ 爺さまは迷惑顔でいるものの、その代わり僕が婆さまの布団の上で寝ることになっていて、「ピピが布団に乗ってるより、この方がよっぽどましだわ~」って喜んでる。 婆さまが、「猫は赤い色が好きみたいだねぇ」って。いつも布団の上に乗せてある婆さまの赤い部屋着の上に乗って寝ているからです。必ずそこへ乗るんです。このフワフワな感触が好きで乗ってるんだけなんだけど、爺さまの布団の上に掛けてある毛布も真っ赤で、そこもお気に入りの場所なもんだからそう思われるのもしょうがない。 人間を始めとする霊長類には3種類の錐状体があり、虹の七色に代表される様々な色を識別できる。しかし犬や猫を始めとする夜行性の動物には、通常2種類の錐状体しかないらしい。霊長類は太陽が出ている間に活動する「昼光性」で、色彩豊かな果実などを主食としてきたので、食べ物を見分けるための色覚能力は非常に重要な意味を持っています。 それに対して犬や猫は、日が沈みかけてから活動する夜行性(もしくは薄明薄暮性)で、獲物を捕らえる際、色の識別はそれほど重要ではない。霊長類と犬や猫の色覚能力には大きな差があるようです。猫の色覚予想図 「子猫のへや」より 447ナノメートルの青色領域に反応を示し、554ナノメートルの黄緑色において最も感受性が高いと言われているんだとか。 あの寒がりのアランが平気でこの寒い中へ出て行くのを見てると、つくづく過保護に育つのは良くないなあと思う。鍛えればちゃーんと順応できるようになるんだから。気温の変化に付いていけない様じゃ、このエコなすきま風が入ってもエアコンなんか点けない家では生きていけないからね。 【このブログは2020年8月22日より、飼い猫ピピの目線で書いています。 タイトルの頭に ◇ が付いてますが一部例外があります。日によって文体が違ったりしますが、そのうち一つの形に収斂していくと思いますのでそれまでは、未熟さを面白がりつつやり過ごして頂けるとありがたいです。】
2021.01.23
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♪ 手をあげて怖がっている野ネズミの家族を思う猫の後で‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ きのうの朝、アランが2階で家具の隙間に入り込んだ何かを、手を伸ばしたりして捕まえようとしているのを婆さまが発見。何がいるのだろうと覗いてみると、なんとネズミ。 驚いて「ネズミ~、ネズミがいる~!!」と、隣の部屋でPCに向かっていた爺さまを呼んだ。爺さまが「ええ~?、家にネズミがいるって~!?」とちょっと不審がっている。少し間をおいてから行ってみると、小さなネズミが部屋の隅で怯えている。 「捕まえてー!」と婆さまが叫ぶので、染色場にゴム手袋を取りに行って、手を伸ばしたらあっさりと捕まえられた。小さなかわいいネズミで、まだ元気そうなのでそのまま二階から植え込みに放り投げてやった。 どこから入ったんだろう? 家には猫が2匹もいるし、踏み天井なのでネズミの生息する場所もないはずなのに。 どうやらアランが野ネズミを捕まえて、二階の出入り用の窓から持ち込んだらしい。大概の猫は見せびらかすために、わざわざ家人のいるところへ持って行ったりするけれど、アランはそれをしない。自分だけで、自分の世界に入り込んで声も立てず、相手が弱まるまで弄んでいることが多い。 「この辺にも野ネズミがいるんだねぇ」、「そうか、ヘビがいるぐらいだからそのエサになるネズミがいてもおかしくないか」と、初めてのネズミの出現を妙に納得している。 午後になってDKの掃き出し窓の外に、ネズミの死骸が転がっていた。外に放り投げたやつをアランがまた見つけて、嬲り殺ししてしまったらしい。家猫はもうネズミを食べないことを証明した様なもの。 僕も、そのそばを通ったけれど別段興味も湧かなかった。動いて、逃げたりすれば追いかけたかも知れないけれど、死んでるネズミには用がない。 爺、婆さまは、多分「ハツカネズミ」だろうと言っている。野にも家にも生息している賢いヤツ。ねずみは地球上に約1800種類もいて、日本には27種類が生息しているらしい。 草地、田畑、河原、土手、荒れ地、砂丘などをはじめ、家屋や商業施設の周辺などの様々な環境に生息している。雑食性で種子や穀物類、雑草や花を採食するほか、小型の昆虫類も捕食する。また、汚染された飼料はもとより、ペットフードや家畜飼料などを消費する。さらに、しばしば農業や家屋に被害をもたらすと考えられている。ハツカネズミも他のネズミのように疾病を媒介するが、クマネズミ類ほど危険ではない。 クマネズミ属のドブネズミ・クマネズミの2種と同様、「家ネズミ」として人家や周辺の環境に入り込むが、その害はクマネズミ属の家ネズミよりもずっと小さい。渇きに強く、コンテナなどの荷物に潜んで移動し、世界の広い地域に分布する。日本でも、史前移入種として、島嶼(とうしょ)部を含むほぼ全地域に生息する。 Wikipediaより 爺婆さまは、猫がいると回りの生態系まで教えてくれるなんて、なかなか良いことを言っている。 そうなんだよ、コッソリ捕まえてその場で喰っちまえば誰にも分からないのに、わざわざ家まで持って来るんだからね。褒めてもらいたいわけじゃないんだけど、見てもらいたいって気持ちは確かにあるからねぇ・・【このブログは、20年8月22日より、飼い猫ピピの目線で書いています。タイトルの頭に ◇ が付けてありますが一部例外があります。 日によって文体が違ったりしますが、そのうち一つの形に収斂していくと思いますのでそれまでは、未熟さを面白がりつつやり過ごして頂けるとありがたいです。】
2020.12.09
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♪ この日から冬なんですとねこ二匹爺を温めるために寄りくる‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12月1日に、爺さまは夜中に僕とアランの2匹の猫にサンドイッチになって寝返りも打てなかったことを書いたけれど、それは一晩だけだった。それで、翌晩以降は足を延ばしてゆっくり寝られてホッとしていたの。 それが夕べまた、違う形で爺さまを苦しめることになった。 爺さまは、メダカの水替えとか庭の整理などをしていたせいか右の腰を痛めていて、日中はまともな動きも出来ないで辛そうだった。 夜11時ごろベッドに座って少し本を読んで、横になったものの右腰の鈍痛が邪魔をしてなかなか寝付かれない。そこへアランが来て布団の中に入って行った。2日3日は婆さまの布団で寝ていたのに、どういうわけかこういう風に時どき変わる。 仰向けで寝ても横向きに寝ても腰が痛い爺さまは、寝返りもままなららず余計に寝にくくなった。まるで二重苦、緩やかな拷問を受けれいるような有様だ。 それだけならまだしも、何故か知らないけど僕もその布団で寝ることになったのだから不思議でしょうがない。アランに引き寄せられるように、アランが潜り込んでいる布団の右側のすぐ下辺りに、ドカッと横になったのだから爺さまは驚いたねぇ。「何でだよ~!」選りに選ってこんな時に2匹が乗って来るなんて・・・「サンドイッチじゃないだけマシだけれど、俺は腰が痛いんだよー」「これじゃ三重苦だ、寝られるもんじゃない~」と悲痛につぶやくも、まともに動けないんだからどうにもならない。 腰は痛いし重たいし、蚊が一匹羽音を立てて顔の周りを飛び回るし、うつらうつらしている間に変な夢を見るし、三島由紀夫の『天人五衰』の透のように「知らぬ間に自分の身のまわりに、緻密な悪の構図が張りめぐらされているかのように感じ」たりしていたようだ。 2匹の猫はいつの間にかいなくなっていた未明に、またアランが布団の上に乗って来た。爺さまはぼんやりとした頭で、未明の階下で戸を開け閉めする音を聞いている。「ずいぶん早く起きたんだなあ」と、婆さまの今朝の行動に感心してふと時計を見ると、7時20分を指していた。「えーもうそんな時間?」まだ5時ぐらいかと思っていたので、ビックリしている。 そうか、今が一番日の出が遅いんだっった、昨日書いたばかりじゃないか。 腰を擦りながら起きた爺さまがPCの前に座る。僕は、まだ陽が射さない二階の部屋で居場所がないので何んとかならない?と爺さまに訴えていた。アランは爺さまの布団で寝ているけれど、夜じゃないんだからもう布団に乗る気は起らない。 爺さまが膝に毛布を掛けたのを見て、その上に乗っかった。しばらくここで陽が射すまでの時間を潰そう。 このブログは8月22日より、飼い猫ピピの目線で書いています。タイトルの頭に ◇ が付いてますが一部例外があります。 日によって文体が違ったりしますが、そのうち一つの形に収斂していくと思いますのでそれまでは、未熟さを面白がりつつやり過ごして頂けるとありがたいです。
2020.12.05
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♪ あの人が何で出て来た夢の中あの大石をどかせと叫ぶ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 昨夜の爺さまは大変だったみたい。僕が、この夜は前の晩と違って爺さまのところで添い寝してやろうと思っていたんです。夜中に徘徊からもどって、ベッドの右側に乗って寝ていました。 なぜそうしたのかって? 婆さまのところばかりだとやきもちを焼くかも知んないし、優しくしてくれたろもするので偶には側にいきたいって気持ちもあってねぇ。 4時半頃かな、爺さまがトイレに起きたので僕も一緒に下りて、餌をねだって食べさせてもらった。目が覚めていたし、それからまた外へ行こうとも思ったけど寒いしやることも別にない。ちょっと迷ってボーっとしてたけど、また同じ場所で寝ることにして横になっていたんです。 それからしばらくして、アランが爺さまの反対側の布団にもぐり込んで行ったのが分かった。えっ!お前も来たのかいって、なんか同じことをしてるのが可笑しかったけど、2匹は無理があるんじゃないかー。 知多市にあるテキサスキングバーガー 爺さまは両側から挟み撃ちにあって、まるで弁当箱に入れられた横向きのハンバーガーみたいなもんだ。そりゃあ窮屈でしょう。右側には7.5㎏の僕が乗っていて、左側の布団の中にはアランがウインナーみたいに伸びて寝てるんだからねぇ、寝返りなんかそうそう出来るもんじゃないよ。 昼間、孫ちゃんに鬼ごっこなんかやらされて、全力で走ったりして疲れていた。DKの模様替えをした関係でDIYなんかもやっていて、腰が痛いとも言ってたのに、これだもんなぁ。夜は足を延ばしてゆっくり疲れを取りたいところだっただろうにねぇ。 そんな事も知らないで、二匹の猫が揃って安眠の妨害をしたんだから。良かれと思ってやった事がアダになっちまったって感じ。 今日はキムチの本漬け作業があるようだし、腰を痛めたりしないといいけど・・・ このブログは8月22日より、飼い猫ピピの目線で書いています。タイトルの頭に ◇ が付いてますが一部例外があります。 日によって文体が違ったりしますが、そのうち一つの形に収斂していくと思いますのでそれまでは、未熟さを面白がりつつやり過ごして頂けるとありがたいです。
2020.12.01
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♪ 縄張りと仲間意識に目覚めたる生きゆくものの悲しみを見ぬ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 先日、珍しく他所の猫がやって来て、アランと喧嘩を始めた。木の陰になっている塀の上で、「暖かいなあ、こんな日がずっと続くといいなぁ」なんて思いながら、まったりまどろんでいたら、突然アランの悲鳴が聞こえてきた。「どうした!?」と声の方を見ると知らない猫に襲われている。それを見た瞬間に体が反応した。 ダダっと塀から下りて突進していったら、猫の方も驚いて一目散に逃げて行った。アランは耳に爪で引っ掻かれたキズがあったけど、大したことはなかったようだ。 なんか可愛いんだよなぁ、アイツ。たまにのんびり寝ているところへ飛び掛かって来て鬱陶しかったりするけど、まだまだ小さな子供だからねぇ。守ってやろうとか可愛がってやろうとか思ってるわけじゃないんだけど、仲間意識というか家族意識というのかなぁ、気になってしまうんだよなぁ。身体が勝手に反応したのには、自分でもちょっと驚いたけどね。 9月で丸1年となってアイツも大分落ち着いてきた。同じ部屋にいても大仰にじゃれついてくることも無くなっている。僕の後をついてきて、同じことをしたがってるのを見てると可愛いなあと思う。遊んでほしいっていう気持ちはわかるし、猫同士だからねぇ、爺婆さまとは違って根っ子のところで分かり合ってる感じだね。 最近は、ピピは爺さまのベッド、アランは婆さまのベッドの布団の中と、それぞれの寝場所も決まっている。 お隣さんの庭を楽園と思っていたのに来年の4月までだなんて、あんまり考えたくないなぁ。一体どういう風になってしまうんだろう? 更地になってスコーンとした味もそっけもない空間が広がったあと、庭がない住宅が立ち並ぶんだよなぁ。緑の繁る風景なんてシッポの先ほどもないに違いない。 塀の上でまったりするなんてことも無くなるし、野鳥を眺めたり捕まえたりする楽しみも無くなってしまうしなぁ。 8軒の内すでに2軒の申し込みがあるんだって、立地条件が市内でも最高の場所だからねぇ。猫嫌いの人が、すぐまん前に住む様になったりしたら最悪だなぁ。 ここはオーナーが千葉に住んで放置したままだし、手前の家もそのまま残りそうだ。でもなぁこの前の路地が4mに拡幅されたりしたら、うっかり歩いてなんかいられなくなるしなぁ。 まぁどうなるか分からん事を思い悩んでも仕方がない。今まで良い思いをさせてもらったと思えば腹も立たないし、あんまり先のことは考えんとこ。 このブログは8月22日より、飼い猫ピピの目線で書いています。タイトルの頭に ◇ が付いてますが一部例外があります。 日によって文体が違ったりしますが、そのうち一つの形に収斂していくと思いますのでそれまでは、未熟さを面白がりつつやり過ごして頂けるとありがたいです。
2020.11.18
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♪ 朝まだき聞きなれぬ音す暗がりに何か食べおる丸き猫の背‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 爺さまベッドで寝ていて、4時半ごろに爺さまがトイレに行ったので僕も一緒について行った。餌をもらうためだ。それからはベッドには戻らず、夜の逍遥に出掛けた。 5時頃だったか、爺さまがうつらうつらしていると、ベッドのそばで何かがくちゃくちゃくちゃくちゃと音を立てている。猫がいるのだろうけど舐めて毛繕いしているのとは違う、何かを食べている様な音だ。トイレに起きて寝付かれずうつらうつらの眠りたいタイミング、起きて確認するのも面倒だ。でも、いつまでも続くその音がどうも気になる。ぼんやりした目で暗い中を見ると、押し入れの前に屈みこんで何かしている。 そう、僕が小鳥の雛を食べていたのです。なんでわざわざベッドの側まで持って来たかって? 爺さまに見せたかったけど眠ってるし、生まれたばかりの雛なのですぐに死んでしまったし、小腹も空いていたので・・・。何の鳥か知らないし、身体が勝手に動いて、何か知らないうちに咥えていた。キャットフード以外のものを食べるのなんて、いったい何年振りだろう。 夜が明けて起き出した爺さまが、その小さな残骸を見つけて孵化したばかりの雛だと分かったみたい。 先日はアランが、もうすぐ巣立ちというキジバトの雛を捕まえてきた。それを知って、僕も忘れていた「獲る」という感覚が刺激されたのかも知れない。しかし、こんな小さな雛だ、獲物だなんて言えたもんじゃない。それで、「アランに知られる前に喰っちまおう」と思ったのかも知れない。 来年の4月になれば解体工事が始まって、庭木もろとも取っ払われてなーんにも無くなってしまう。今年は柿の実が殊のほか少ないのは、このことを暗示している様に思えてならない。餌となるものが無くなり、野鳥が飛び交うようなところではなくなってしまう。「もうここへ来てはいけないよ」と・・。 今朝も、夜明けとともにヤマガラとシジュウカラがやって来て、一個だけ熟した柿を啄んでいた。 このブログは8月22日より、飼い猫ピピの目線で書いています。タイトルの頭に ◇ が付いてますが一部例外があります。 日によって文体が違ったりしますが、そのうち一つの形に収斂していくと思いますのでそれまでは、未熟さを面白がりつつやり過ごして頂けるとありがたいです。
2020.11.04
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♪ 若き血を躍らせ眼(まなこ)光らせる無常の風を耳に受けつつ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 昨日の朝、爺さまがPCに向かって何やらやっている時、どこかで妙な音がするのに気づいた。音のする方へ行ってみると廊下の隅でカタカタカタカタと音を立てているものがいる。何とキジバトの幼鳥だった。幼鳥といってもかなり大きく、もう少しで巣離れするぐらいまで育っている。 アランが捕まえてきて直前まで弄んで、動かなくなったので放置したらしい。外へ出て行ったらしい気配があったけれど、アランの声も聞こえず、幼鳥もまったく鳴かなかったので気付かなかったようだ。 獲物を見れば狙いたくなる。絶対に捕まえてやるという狩猟本能を抑えることはできない。心臓は高鳴るものの冷静さは保ちつつ、身を伏せて息を殺し、飛び掛かるチャンスをじっと待つ。この瞬間のスリルがたまらない。6月のアラン この頃よりもずっと逞しくなっている。 猫が体を舐めているのはただ単に毛づくろいをしているわけじゃない。身体のにおいを消すためだ。おしっこが臭いのも体臭を出さないように、尿にして排泄するためだ。折角持って生まれた狩りのためのパフォーマンスを発揮できるチャンスを逃すわけにはいかない。 スーパーボールを追いかけ回していたのだってこの日のためにやっていたんだし、登り棒を駆け上がってついでに爪を研ぐのもそのためだ。そんな訓練の成果を実際に試すチャンスは、そうそう有るものじゃない。このぬくぬくとした毎日のなかで、ただ寝てるだけじゃあ猫が廃るというものだ。 掴み上げてみるとまだ元気があって、翼をばたつかせて逃げようとする。聞こえてきたのは、苦しいのか怖いのか、しきりに嘴を鳴らしている音だった。声は決して出さないのは身を護る本能なのかも知れない。ケガをしているかどうかは分からないけれど、飛んで行けそうな感じもしない。 爺さまはどうしたものか、ハタと困ってしまっている様子。 ここまで大きくなっていればもう普通の餌をもらっているだろうし、保護して育てるのも難しそうだ。以前、巣から落ちた雛を見つけて「日本野鳥の会」に問い合わせたら、元の場所に戻してくださいと言われたことがある。自然に戻すことが自然界に生きてるものへの最も意味のある事らしい。 しょうがないので、塀の上に乗せて様子を見ることにしたようだ。 こうして見てみるとかなりダメージを受けてるようにも見える。しばらくじっとしていたけれど、爺さまがPCに向かってしばらく目を離しているうちに姿が見えなくなった。塀の向うへ落ちてしまったのかも知れない。 可哀想だと思うかも知れないけれど、動物はもともと危険がいっぱいのなかに生きている。運命と諦めてもらうしかないなあと、爺さまは呟くばかり。 人間世界のように可哀想とか、哀れとかいう感傷に浸るような世界じゃあない。倫理も道徳もへったくれもない。生きるか死ぬかのどっちかしかない。人間ほど残酷な生き物もいないのにその罪滅ぼしか知らないけど、妙な同情心なんて向けられても困るってもんだ 僕も以前、キジバトの成鳥を捕まえてきたことがあったし、5年前にはヒヨドリ、3年前にはメジロを咥えて帰って来たりもした。その度に爺さまが奪い取って逃がしてしまった。 猫は、ダメージを与えずに咥えることができる特殊な技術があるので、生んだ子を咥えて移動させたりすることができる。そのテクニックを使って咥えて来るのは、殺すのが目的じゃないからだ。自分の狩りの腕を認めてほしいだけなの。 でもアランみたいに声も出さないんじゃ、何やってるか分かんない。普段もあまり声を出さないし、変な奴だよあいつは。 僕たち飼い猫は小さい時からキャットフードで大きくなったので、小鳥を捕まえても滅多に食べることはしない。チャミーという先住のメス猫は食っちまったらしいので、腹が減ってたまらん時は食っちまうかもしれない。でも、まだそんな目に遭ったことがない。 今、電線にキジバトが止まっている。まるで剥製のように身じろぎもしない。放心状態のようにも見える。親鳥だろうか。 何だか切なくなってきたような爺さまです。 このブログは8月22日より、飼い猫ピピの目線で書いています。タイトルの頭に ◇ が付いてますが一部例外があります。 日によって文体が違ったりしますが、そのうち一つの形に収斂していくと思いますのでそれまでは、未熟さを面白がりつつやり過ごして頂けるとありがたいです。
2020.10.28
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♪ 無口なるやんちゃ坊主が寝ておりぬ祖はヤマネコのアラン一歳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥このブログは8月22日より、飼い猫ピピの目線で書いています。 タイトルの頭に ◇ が付いていますが一部、例外があります。 9歳下のアランは、まだまだ子供だねえ。やってる事が良く分からん。1歳過ぎたというのに、まだこんなことしてる。手前からビニールブ袋に潜り込んで行った こんな状態で寝るつもり?最終的にはこうなった。 僕がこのぐらいの時は、友達が出来ていつも一緒に遊んでたんだぞー。1歳直前のピピ 婆さまが勝手にマルちゃんとか名前を付けていたっけ。「ボーっとしているようで結構俊敏なところもある。そんなところが二匹はとてもよく似ていて、兄弟でもこんなに良く似たタイプは居ないんじゃないか」なーんて、あの頃のことが爺さまの日記ブログに書いてある。 アランは横着そうでもけっこう怖がりであんまり遠くには行かないし、他所の気配がするだけで直ぐに逃げていっしゃう。まあ僕も妙に用心深いところがあるので、あんまりアランのことをとやかく言えないけどね。 体もちっちゃいし何系の猫なのか見当もつかない、謎の多いやつだ。 数あるヤマネコの中から、リビアヤマネコだけが人間に懐き、世界中で飼育されているイエネコの唯一の祖先となったらしく、基本的な生息環境は、半砂漠から熱帯雨林だという。 敏捷で用心深く、あまり声を出さないところとか、風体なんかを見ているとリビアヤマネコに近い品種かも知れない。僕なんかとは違う、由緒ある家柄の末裔の端っこのそのまた末裔の雑種なのかもしれないなあ。 僕はといえば、何時からなのか分かんないんだけど、背中のてっぺんの毛が立ってモヒカン頭みたいになってる。舐めても、何をしても戻んない。自分では別に気にしてないいけど、婆さまが指さして笑ってるのがちょっと気に喰わない。 何かの遺伝子が紛れ込んでいて、先祖返りみたいに表に出てきたんだろうか。どうせならこんな中途半端なものじゃなくて、背中の端から端までボワーッと立っていればネット受けするんろうけどなあー。 この先どうなっていくのか、楽しみにしてようっと。お帰りの際にポチっと クリックお願いします
2020.09.28
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♪ 乾坤にH2O満ち満ちて存在も死も海が総べらん‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ランキングに参加してみました 一夜明けて台風10号は、危惧していたほどには被害を出さなかったようで、一安心というところ。川の氾濫もなく、超大型という割には雨量も少なめで被害が少なくて済んだ。そうなった理由をしっかり検証し次に活かしてほしいもの。 義兄弟猫は、暴風雨吹き荒れる夜に出るに出られず、いつもの逍遥を我慢してつまらない一夜を過ごしていた。朝になってちょっと晴れ間がのぞいたのを幸いに、外の様子を窺いに出掛けていった。 静岡や山梨で猛烈な雨が予想されていたりで、まだまだ油断は禁物らしいと思っていたところへ、突然の強風と叩きつけるような雨。 右 網戸に小鳥の羽がひっつき、ロールアップした簾の紐が煽られている。 アランはもうビックリ慌てて、二階の通用口から飛び込むように帰って来た。臆病だけど身は軽い。フットワークの良さはピピなんかとは大違いだ。どこにいたのか知らないが、大して濡れずに済んでいる。 ピピは、昨日と同じように空き家に入り込んで、どこ吹く風とばかりに聞き流している。昨日も途中で雨が降って来たけど、小振りになるのを猫の勘で察知して戻ったのでほとんど濡れずに済んだ。今日のこの雨も午前中までのことで、それまで風の声を聞きながらのーんびり過ごすつもり。南から次々に濃い雨雲がやって来る。 突風と雨の波状攻撃。これが昼過ぎまで続いたあと徐々に間隔が大きくなって、夕方には台風一過の晴れ間が出るのだろう。 爺さまは、こんな日こそとばかりにウォーキングに出る算段でいる。濡れても構わない。荒れる自然の一端に触れ、風に身を任せることで、自分も地球の一部であることを感じたいと思っている。 自然を制御することはできない以上、自然を身近なものとして、積極的に接することで見えてくるものが有る。それも、いつもとは違う状況なればこそより感じられるというもの。田中陽希やグレートレースの選手とか登山家のするハードで困難を伴うものでなくても、自然を体感し交感することは出来る。 本能を持たない(純粋な意味での)人間は、少しでも本来の動物としての感性を持ち続けることが、精神的安定につながると信じて疑わない。お帰りの際にポチっと クリックお願いします
2020.09.07
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♪ しじまなる夜のきざはし響かせて下り特急アラン戻り来‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ランキングに参加してみました ザーッと降って止み、間をおいてザーッと降って止む間欠泉みたいな雨が降る夜。明け方近くになって外から弟分のアランが戻って来た。 二階から出入り出来るようにしてくれているので、主人が寝静まっている時はここから入ってキッチンのある一階に餌を食べに行く。その階段の下り方が面白いと笑われている。猛スピードで、“だだだだだだだだっ” と、駆け下りて来る。階段は駆け下りるものと決めつけているようで、ゆっくりゆっくり下りてくるのを見た事が無い。なんでアイツはいつもそんな下り方をするんだか、ピピには皆目見当もつかない。 「暁の超特急」は、ロス五輪男子100メートルで6位に入賞の吉岡隆徳。「異次元超特急」は、師匠の杉本昌隆八段が命名した藤井聡太。今朝、主人がアランに「下り特急ARAN号」と命名した。 まだ薄暗い早朝、階段を上がったところに寝ていたアランは、危うく踏んずけられそうになっていた。そんなところに寝ている気が知れない。 外から戻ると直ぐに “コテン” と横になる癖があって、いかにも疲れたという顔をしている。何か怖い経験をした事があるのだろうか。緊張しながらの徘徊なのかもしれない。 日中はあまり出て行かないのはその為かもしらん。それで帰ってくるとホッとして、緊張の反動からか、階段では自然に駆け足になるのかもしれない。 僕(ピピ)も用心深いところがあって、部屋に見慣れないものが有ると前足でチョイチョイと確かめないと気が済まない。しょっちゅうそんな事をしているので、変わりもんだと思われている。猫の性格もいろいろ。他と比べてとやかく言われたくない。“みんな違ってみんな良い” なんて人間だけの話じゃない。猫にだって個性ってものが有るんだからね。 僕はおっとりしていて大人しいので、階段の下り方もアランとはずいぶん違うよ。“とこん、とこん、とこん” と、一段ずつゆっくり下りるのが紳士のたしなみと思っている。 足音の違いでどっちが帰って来たのかすぐにわかるんだから、まあ都合がいいってもんだ。 湿度80%以上の蒸し暑いい一日になりそう。随時運航の「特急クラウド」が、南東から北西に向かって高速で通り過ぎてゆく。お帰りの際にポチっと クリックお願いします
2020.09.03
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♪ 揚羽蝶コゲラひばかり来る庭に今は熊蝉鳴きおるばかり‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ランキングに参加してみました アランは甘えん坊で人が恋しくてしょうがない。誰かのそばに行って寝ることが多い。昨年の9月に保護して、11カ月目なので人間ならハイティーンに当たるというのに。性格は雄の割には大人しく、悪さをして困らせるようなこともない。 姿が見えないと思ったら、こんなところで寝ている。それが一度だけではない。いつもPCをやっているのを知っていて、先回りして寝ているらしい。 仕事場にいることも多いので、やって来ては近くに場所を見つけて寝る。 ある時は仕事場の横の屋根の上に来て、明り取りのビニールトタンの上で寝ようとした。 引っ掛かるものが何もなく、寝返りを打てとズズッと滑って行きそうでハラハラした。動き出せば爪も効かないのでもう落下するしかない。部屋に呼び込んで事なきを得た。家の外でも人の近くに居たいらしい。誰かのそばがいいと、座卓にも乗って来る 暑くなってきたので涼しいところを選んで寝ることが多くなった。昨日は風呂場に入り口の珪藻土マットの上で寝ていた。 階段を上がったところは風通しが良いのか、ど真ん中に寝ていることも多い。階段の上り降りに邪魔になってしょうがない。 二階は階下より2度ほど高いの一階で過ごすことが多くなるだろう。まだまだ本格的な暑さからは程遠い。初めて迎える日本の猛暑をアランはどうやり過ごすのか、かなり悩ましいに違いない。 ピピとの関係は大分落ち着いてきて、ピピも無理して出て行くことも無くなり、最近はキッチンの椅子で寝ることが多くなった。その間、アランは別の場所で大人しく寝ている。 慣れたというより分別が付いてきたというべきだろうか。しかし、まだ遊びたい部分は抜けてはおらず、時にちょっかいを出して嫌がられている。お帰りの際にポチっと クリックお願いします
2020.07.21
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ランキングに参加してみました♪ つれづれのデジタライズのノンリアル浮世ばなれが極まってゆく 剪定されずに済んだトウネズミモチがようやく花を咲かせました。木全体に花が付いていないのでちょっと寂しい感じです。以前は、こんもりと白い塊となって見事だった。 何年かぶりに越年した枝のいくつかは、花を咲かせるのを忘れたかのように梅雨空に伸びている。 カナブンやアオスジアゲハが盛んに花の蜜を吸っている。目と鼻の先なので花の匂いが、湿度の高い風に乗って部屋に流れ込んでくる。決していい香りとは言えないのが残念だ。 あまり大きくならないタイプらしいアランはいつまでも子供の様で、意外にも臆病なろころはピピによく似ている。構ってほしいのか人恋しいのか、無言で擦り寄って来るが、エサが欲しいときと同じなので分かりにくい。 右側だけに黒いひげが混じっている。 トコトコやって来たかと思うと、どこでもすぐに「コテン」と横になる。階段を上がったこの場所が好き。家の真ん中だけど、風が通っていくんだ。 一日中寝ている。他にすることが無いんだからしょうがない。 構ってくれないおっちゃんが網戸の外にいる。ちょっかい出しても知らんぷり。 アランに組みかかられて、嫌がって逃げてきたピピは、雨の上がった外へ逃げ出そうとしている。空き家にでも行って、独りでのーんびりしようかな。ああ、行っちゃったー。また、今日も一人ぽっちか。 アランの頭にはこんな情景が頭に浮かんでは消えていきます。 相性が悪いようなのでしょうがないけど、寝てるだけじゃやっぱりつまんない。 メダカの水槽はミニスイレンが葉をのばし、産卵用に入れていたホテイアオイのお蔭か、日照が少なく雨も多いせいか、ひと頃のように水が濁ることもなく優雅に泳ぎ回っている。ミユキメダカも楊貴妃も稚魚がたくさん生まれている(別容器で)のに、いつの間にかいなくなっている。育たずに死んでしまうのはどうしてなのか、よく分からないでいる。 人間以外の生きものとの関わりの方が多い日々にあって、世間というものが媒体を通してのみになっていくのを感じる。それに何の不都合も無ければ、不自由を感じることもない。「他人と自分を比べない」を幸せの極意と見極めて実践するようになって、自然界の多種多様な生きものたちの生き様に心ひかれるようになった。無為なる生の中に見せる、高度な秩序と強かな戦略には畏敬の念さえ湧いてくる。お帰りの際にポチっと クリックお願いしますにほんブログ村
2020.07.01
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