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♪ 真ん中に猫を据えたるじじばばの重石すなわち平和の鑑 猫の行動には理解できないものがたくさんあって、そのせいか物書きには猫好きが多いようだ。色んな作家が猫について書いていて、この本には49人のものが載っている。 詩ありエッセイあり、小説風の小話もあって、さすがに本職だけあって文章が上手い。わたしも猫の小説なんか書いてみたくなったりする。あっちから出てこっちから入りくる猫の意味無き一方通行カリカリと窓に爪立て戻りきし未明の猫のドアマンとなるずんずんと頭おしつけミャァミャァと猫がしつこい「おなかがすいた」仰向けにごろんごろんと右左「孫の手」もたない猫土まるけ庭へ出て用を足したる猫のきて肉球まわりの泥が気になる寝転びてぐーぱーしながら催促する右へ左へぐるぐる回す 亭主よりずっと大事にされている、勝手気ままな不思議生物。猫にしか「おはよう」なんて言わないし、何をやっても嫌われないし
2024.04.15
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♪ 小ネズミの糞にいろめくわが夫婦「アラン(猫)とアリン(鼠)」の夢を見ており しばらく前から家の中でネズミの糞が見つかるようになっている。あちこちと所かまわず、ある時はまとまって、ある場所ではほんの1つか2つ。 左から去年の10月、12月、今年の1月(電子レンジの置いてある棚の奥にあった糞) たぶんハツカネズミだろうと思う。今までに何度も、我が家の猫たちが咥えてきた、小さくてかわいいネズミだ。まだ元気なやつは猫から救助して、外に逃がしてやったりしていた。 いつぞやはアランが家の中で見失って、どこかに隠れたままになっていたことがあった。そいつが棲みついているのかとも思ったが、よくわからない。 最近は、同じ場所で糞が見つかるようになった。洗面所兼脱衣所の脇に洗濯機が設置してあり、その上の空間に洗濯物を入れる盥が置いてある。その洗濯物の中に時々糞が見つかるのだ。 猫の飲み水が置いてあり、しょっちゅう猫が出入りしているところでもある。どうやら家人が寝静まった夜に出没しているらしい。アランも冬の寒い時期は、2階のベッドに潜り込んで朝まで寝ていることも多い。 どこかに潜んでいて、夜になって出てくるというのが自然な発想だが、違うのかもしれないと思い始めている。外にいるやつが、夜になって猫用の通用門から入って来るんじゃないか? 猫の餌も置いてあるし、外よりもずっと暖かい。洗濯物の上ならなおさらだ。 ネズミはどこでも歩けてしまう。天井だって逆さま状態のまま平気で移動できる。昔、行きつけの喫茶店で、天井から鼠が落ちてきたことがあった。家ネズミの太ったやつで、自分の体重を支えられなかったらしい。 我が家に出没するネズミの顔は、何度か捕まえて逃がしてやったりしているのでよく見ている。何故か水のない浴槽に逃げ込んだことがあった。ある時は、盥の中で立ち上がってバンザイノの姿勢で「たすけて!」とやっていたこともあった。ほんとうに可愛い顔をしている。 その時の鼠騒動は、2020年12月8日。その翌日のブログを見ると「ハツカネズミ」のことが書いてある。「害はクマネズミ属の家ネズミよりもずっと小さい。渇きに強く、コンテナなどの荷物に潜んで移動し、世界の広い地域に分布する。日本でも、史前移入種として、島嶼(とうしょ)部を含むほぼ全地域に生息する」 動物好きのわが夫婦。このかわいいネズミが、夜な夜な家の中を歩きまわっている姿を連想し、「トムとジェリー」を思いうかべてはほくそ笑んでいる。実害はほとんどないので、いっそ、餌付けして手なずけられるものなら仲良くしたいと思う。暗視カメラを設置して、動き回っている姿を観察できたらなぁ、なんてことも思ったりする。「アランとアリン」なんて名前で、だれか漫画にしてくれないか?
2023.02.24
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♪ 玉ねぎの剥かれるごとく老いゆきて少し小さくなりし年の瀬 絵が描きたいと思いながら、なかなか絵筆に手が届かないのはどうしてなんだろう? やりたいことが多すぎて手が回らない? やっぱりモチベーションの問題で、本当に書きたいとは思っていないのかもしれないなぁ。好きなのは確かだけれど、決して得意ではないので二の足を踏んでるのかもしれない。 榎本孝明の個展を見て、ペンと携帯用の水彩筆を買って帰ったものの、一度も使わないまま眠っている。でもこんな人を知ると刺激を受けるのも確か。 ネットでも話題になって、2019年の個展には大勢のファンが押し掛けた様ですね。絵には詩が添えられていて、その詩に感銘を受ける人も多いらしい。 個展に寄せてのメッセージ。「私の猫の絵は、“単に猫の絵”だけではなく、自分自身の、人間の生き様を重ねて描いています。この猫見てると『あ、自分に似ているな』この猫の言っている事は、『僕に似ているな、私に似てるいるな』ーそういう、人間と猫の間に共通点を見出して、そこの中にひとつの『希望』『勇気』を(作品をご覧になる方々に)受け取っていただけると嬉しいなと思います」 「キミを知ってるよ」と全く同じ構図で、どうなのかなと思ったりする風は空から舞い降りてボクにいろんな匂いのプレゼントしてくれる。香りは目に見えなくても何かを語ってる。色んないのちを教えてる。 ピピとアランの家猫2匹が時折見せる表情と、何を考えてるんだか分からない姿を、ちょっと茶化したカチカチュアのような絵を描きたいと思う。しかし、手作りが好きだと言っても絵は線が命なので、そう簡単に描けるもんじゃない。訓練した上で、それなりのイメージを持って集中して掛からなければロクなものにならない。 でも、やっぱり絵を描きたい気持ちはある。何か目的ができて必要性があれば、それを切っ掛けに入っていけるのだろう。年賀状に、寅の代わりに猫を描くか。“下手な寅の絵だ” と思われるのがオチだろうなぁ・・・
2021.12.23
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♪ 起き抜けにトントントトンと駆け下りるアランは2歳の青年となり ピピです。わが家の二階へあがる階段は、ステップの高さが27センチもあって8段しかない。その階段を一段飛ばしに下りるのがアランの常で、一段づつゆっくり8つの音を立てて下りてゆく僕とは大違い。キャットピラーで鍛えたおかげかどうか知らないけれど、とに角あいつは身軽だからどこだって、さっサッサーと上がってしまう。いつも呆気にとられている。 昨日も、まだ小雨が降っている中に出て行ったかと思うと、ぱっと跳んでスッと空中に消えた。 左の室外機から、正面の塀に上がり・・ 室外機とやらから少し角がのぞいている塀に上がって、塀の上を少し行って屋根の切り欠き部分から上に。それも一気に、何のためらいもなく上っていくんだからねぇ。塀の上から屋根へ どこもみんな狭いので小柄なアランならではの軽業だ。ちっとも大きくならないままで体重も5.キロぐらいしかない。8キロの僕にしたらまだまだ子供にしか見えない。猫の2歳は人間だと23歳とか。何ヶ月か経っているらしいのでまあ25歳ってところかな。 未だに甘えん坊で、いつだってご主人が外へ出ると、一緒になって出ていって後をついて回っている。構ってほしいのは僕もおんなじだけど、ああもべったり引っ付いているのは見苦しい。 でも本心は、素直にああやって甘えられるのが羨ましいなあ。僕だって小さい頃は随分かわいがってもらったんだ。アランが来てから(19年9月14日)は、あいつが子供だからとこっちは遠慮するばっかり。正直言って、邪魔だなあと思うこともある。 写真も最近はアランばっかり撮ってもらってる。この写真なんか8月19日のもので、外で撮ってもらうことなんか滅多にない。まあ、いつだって昼間はぐうたらと寝てるので、絵になる写真を撮れるはずもないけど・・ なんか、秋ってメランコリックになっちまうなあ。いや、アンニュイと言った方が僕らしいか。フランスなんて知らないけど、“いい感じの退屈そうな雰囲気” っていいじゃない。“こころは貴公子” なんだから僕は・・・。 タイトルに「◇」が付いているブログは、飼い猫「ピピ」の目線です。身内ということで、いつもはソフトな傾向にありますが、時に辛辣になったりします。
2021.09.27
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♪ 淋しさにねこ抱き寄せて話し掛くそんな朝(あした)の来ませぬように‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 22日の猫の日にちなんでちょっと面白い猫画像を拾い集めてみました。 世界的に、犬を飼っている割合が最も高いのはアルゼンチンで66%、次いでメキシコの64%。また、猫を飼っている割合が高かったのは、ロシア(57%)、フランス(41%)の順。アジアはそれに比べて、総じて低いらしい。岩合光昭さんの「世界ねこ歩き」でもほとんどがアジア以外の国々で、それ以外ではせいぜいブータンぐらい。 日本では人口密度のせいもあって、外で自由に飼う環境が限られている。 まあ外飼いや外出が自由に出来る環境に生活している猫は、ヨーロッパなどの人口密度が低いところの方が条件がいいに決まっている。映像的にも歴史を感じさせるような、ゆったりとしたシチュエーションを背景にした方が見ていても落ち着くというもの。 ここに載せたものは顔や姿の面白いものをチョイスしたので、背景の事などまったく関係がない。リュコイ NewSphereより リュコイはギリシア語で狼を意味しており、狼に似た姿から「狼男」とも呼ばれている。目や鼻、耳、口周りに毛が無く、その他は斑点状に毛が生えている。2011年9月から繁殖プログラムが開始され、2012年、マイナー猫種の認定を行う「TICA」により新品種として認定された。性格は人懐こく、飼い主に忠実。
2020.02.24
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♪ じじばばが二匹二様のねこ様に手を焼きながら過ごす猫の日‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ にゃおにゃおフーフーにゃんにゃん。 昨日はBSで猫の番組が多いと思ったら、「猫の日」だったんだね。2月22日の語呂合わせで、愛猫家の学者・文化人が構成する猫の日実行委員会が「一般社団法人ペットフード協会」と協力して、「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの喜びをかみしめる記念日を」という趣旨で、1987年に制定されたんだとか。今年で33年目。 今年は語呂の良い2020年、令和2年というおまけ付きで「2020 2.2.22」とたくさん並んで、何時もよりお祭り気分で猫関連の番組をこの日に持って来たようだ。 夜7時ごろピピが外から戻りリビングの戸を開けてやるが、アランがいるので家に入るどうするか迷っている。何度も開け閉めするがちっとも入ろうとせず、埒が明かない。その内キッチンの方へ回って鳴くので戸を開けて「早く入れー」とやっている間に、隣の部屋で様子を窺っていたアランが、ダーッと走って来て庭に飛び出してしまった。 外へは出さずに飼うつもりでいるアラン。いつもピピばかりが出て行くのに自分は出してもらえず、ピピが出た様子を窓から恨めしそうに眺めている。今でも数は減ったものの相変わらずやっている喰らいついてのじゃれ遊び。それさえしなければピピが外に逃げ出すこともないのに・・。最近は顎の力も強くなっていて噛まれるとかなり痛い。 呼んでも反応なし。ピピを探している様子だがどこかに行ってしまったらしい。あれだけ外に出たがっている猫だ。このままもう帰ってこないかも知れないという一抹の不安がよぎる。 まあ、しょうがない、なるようにしかならないと、しばらく静観していた。 30分ほどして、 リビングの窓の下で鳴く声がした。おお、戻って来たか。あまり遠くにもいかず、その辺でウロウロしただけで心細くなったのか。 捨て猫として、小さな体で鳴いていたのを救出された時のことが、トラウマとなっているのかも知れない。 アランは体毛がスベスベで尻尾が長いのが特徴で、今まで飼った猫の中でももっとも運動神経がいい。とても敏捷で、大好きな紐遊びをしてやると嬉々として走り回る。グルグルと回りながら(目が回るので時々向きを変え向きを変えしながら)紐を引っ張れば必死で追いかけてくる。捕まる寸前で外してはシッチャカメッチャカに振り回してやる。 何はなくとも紐遊び。最近買った100均のゴム製の靴ひもが一番面白い。適度な重さがあり、幅があるので動かし方によって様々な変化がつけられる。引っ張れば伸びるし、その伸縮を利用する手もある。私の顔を見ると、その紐で遊んでくれることを暗に訴えていることがヒシヒシと伝わってくる。 そんなんで狩りの訓練のような事をしておきながら、外に出してやらないというのはとても気が引ける。 アランは雑種なのは当然としても、毛並みやスタイル、性格などからしてベンガルとかトイガー系の血が、キジトラの中に何分の一か混ざっているに違いない。少し長くて下がった鼻筋も特徴的だ。 性格は温厚で、甘えん坊のところがある。それで、人間なら9歳ぐらいになる今でもピピを親のよう慕って絡みついていくわけだ。ベンガル NewSphereより 1970年代、カリフォルニア大学でネコ白血病の研究として、野生のヤマネコと短毛種のイエネコの交配が基礎となり、アメリカで生まれた品種。柄は、ロゼットと呼ばれる豹柄、タビーやマーブルがある。アーモンド形の目にマスカラと呼ばれるアイラインがふちどっている。野生的な外見に反して、性格は大人しく、温厚として知られる。トイガー NewSphereより アメリカのカリフォルニア州でベンガルの繁殖をしていたブリーダーが、「リビングで飼えるトラ(猫)」を育種しようとして生まれた。名前は、「Toy(おもちゃ)」と「 Tiger(虎)」を組み合わせてつけられた。外見の一方で、性格は好奇心旺盛な面もありながら穏やかで、人によく懐くことで知られている。
2020.02.23
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♪ リビングに立つ登り棒を五歳児にけしかけてみる仔猫のように‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 二階にいたら階下で、バッターンと凄い音がした。行ってみるとキャットピラーが倒れている。アランが勢いよく飛びついため、固定してない下の部分が滑って倒れたのだ。 最近は体重が4キロを超え、体力も有り余っている。ダーッと走って来て1mぐらい手前から飛びついて、ガガガッと駆け上るのだからたまらない。2m以上もある青竹はかなり重い。それが足払いを喰らったようになって・・・そりゃあ凄い音がするわけだ。 当のアランはケロッとしていて、倒れているそれで爪を研いだりしている。で、またやって来ると登るはずのものがない。「アレレ?」てなもんだ。まあせっかく作ってやったものだ、立て直してやるか。 そこそこに固定したつもりだったが、体重が増えていくことまで考えてなく、まさかの想定外。今度は絶対に倒れないよう鴨居にステンのワイヤーで固定し、床との接地面には滑り止めシートを挟み込んだ。 もう大丈夫だ。孫が来たので「登っても良いぞー」とけしかけた。それまでは倒れるかもしれないので凭れたりしないように注意していた。足を絡めてしがみ付いているだけで、どうしたらいいのか分からない風だ。4月から年長組になる。登る気になるかもしれない。 毎週月曜日に一人で3時間、面倒見なくちゃならなくなる。家の中で木登りが出来るこれが少しは役に立つか・・
2020.01.26
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♪ 母親の気分で差し出す指先をオッパイほしい仔猫が吸いおり‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 相変わらずピピとアランの関係は犬猿の仲のごとく具合が悪い。 ピピが食べている時は大人しくしているアラン。後ろで静かに眺めているかお尻の匂いをかいだりしている。腹の下に潜り込んでオッパイを探すような仕草をする時もある。しかし、食べ終わると、狂ったように飛びついていくのでピピは堪らず走って逃げる。そんなパターンがずっと続いている。こんなツーショットは滅多に撮れない。 ピピは外に出てしまうので時間差が出来てしまい、一緒に餌を食べる機会がない。たまに腹が減って帰って来たピピとアランの給餌が一緒になることがある。たまたまそこ居合わせてカメラが傍にあったという偶然が重なって、この貴重な画像が撮れた。 アランも食べている時だけは大人しいのだ。 いつもはこんな具合で、にらみ合いの後取っ組み合いになる。アランが背中に載って噛みつくが、ピピは決してやり返したりしない。せいぜい猫パンチを喰らわすぐらいなのでアランはまったく怖くない。却って激しく喰らいついていくのでピピは堪らず逃げ出す。スッとんで行くピピを追いかけ回すというパターンの繰り返し。 ピピも本当はストーブに当たりたいのに、アランがいるのでそれが出来ない。この寒い冬空下に出て行くしかない。大人と子供のこの真逆の立場は西洋の童話にありそうな、ペーソスを感じさせる有様でちょっと悲しい。アランは自分が悪いとも知らず、ストーブの前で一人淋しくするばかり。人間でいえば9歳に近く、体重は4㎏になっている。 朝、パソコンの前に座ればやって来て膝の上に乗るアラン。この風景は見覚えが有るでしょう。そう、ついこの間までピピがやっていたこと。アランが来る前までの間は。 ピピが我が家に来たのは2011年の9月。アランが来たのが昨年の9月。ほとんど同じくらい(1歳半から2歳)のチビちゃんだった。“8年の時間差をもって同じことが繰り返されている” というこの不思議。 ただ個体差というのはハッキリあって、その性格は全く違う様だ。小さい時のピピもかなりやんちゃだった。その点は同じだが、アランのようにオッパイを欲しがるような事はなかった。 アランは未だに指しゃぶりが治らない。歯が生えて立派になりつつあるというのにだ。寝る前に布団に入ってきて猛烈な勢いで指にしゃぶりついてくる。前歯を閉じたその僅かな隙間から吸うのだが、どの指が良いかを探りながらなので右手も左手もまさぐられる。唾液でべちゃべちゃになるし、前足の爪を立ててぐいぐい押しながらなので痛い。 思うに、ピピが指しゃぶりを誘発しているんじゃないか、ピピがいなければそんなことはもうしないんじゃないかと。あのモッコりしたピピの体つきは母ネコそっくりなのかも知れない。 寝る前には必ず母ネコに抱かれていたのかも知れない。私は指をその代償行為のため、昨夜は眠る前の10数分、今朝方の数分間、母親になった気分で差し出すのだった。
2020.01.18
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♪ 水洗に猫のうんちを流すとき河口にボラの跳ねる音する‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 猫は狩りをする動物なので毛づくろいを頻繁にして体臭を消す習性がある。そのため(犬はけっこう体臭がきついが)、猫はまったく体匂がない。それがどう関係するか知らないが、猫のウンチはとにかく臭い。猫用トイレに行ったかと思うとすかさずその臭~い匂いが部屋に漂って来るので、あわてて片づけることになる。しかしして直ぐのウンチは臭いが、しばらくすると紙の繊維の猫砂が吸収して匂いはさほど気にならなくなる。 カミさんに言わせれば、猫は体臭をウンチの中に排出しているからじゃないかと、もっともらしい説を唱えたりしている。実際は、猫は肉食なのでキャットフードにはタンパク質が豊富に入っているので糞が臭くなるらしい。犬は雑食性なのでそうはならないというわけだ。 アランを見ていて猫の排便のことで発見があった。ピピとの都合もあって二か所に猫のトイレを設けてある。ほとんど決まったように一か所でウンチをし、別の所でオシッコをするのだ。必ず別のところでする。同時には出来ないらしく、毎回別々にする。 人間も同じだという人がいるかも知れない。アメリカ人は両方同時に出来ないらしく、ミッキー安川がやって見せたら「おまえは凄い」と、えらく不思議がられたという話を聞いたことがある。 大と小は別の生理現象であって同時はあり得ないのが普通なのか? 私は大の時も小が付随して催すので、ほぼ同時にすることも珍しくない。 ところで、我が家ではアランのウンチはトイレに流している(ピピは外でする)わけだが、「猫のウンチはトイレに流すと詰まってしまう」という話がある。ネコのふんは水に溶けにくく毛づくろいで飲み込んだ毛なども含まれているため、トイレを詰まらせる可能性が有るというのだ。犬のウンチも同じように考えられているようだ。 東京では、「燃えるゴミ」として出すよう指示している自治体もあるし、ペットのふんも分解できる「生ゴミ処理機」を利用するのがベストとしてりるところも有るらしい。また、「トイレに流す」と指示している自治体もあるというからマチマチだ。 システムトイレや団地やマンションの集合住宅のトイレの配管は詰まりやすいのかも知れないが、我が家の下水はほぼ問題が無いと思われる。アランは仔猫なのでその量も知れているが、義姉は猫を4~5匹飼っているし、坂上忍は13匹の犬と猫1匹を飼っている。それらのウンチをどう処理しているのだろうか? 町田康も沢山の猫を飼っているが、保護猫も多いことから外で済ませる猫が殆どなのかも知れない。
2019.12.14
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♪ 首元で喉を鳴らしている仔猫 風邪ひき男がケアされており‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 起きたら9時を回っていた。風邪の症状が抜けず微熱が有るのか、幾らでも眠れてしまう。 あらんが布団の中に入って眠ることが多く、ここ二日間も一晩中ずっと一緒だった。途中でゴロゴロと喉を鳴らし始めたたが「チュウチュウ行為」はなく、何だかひどく安心している様子。夜明け前にピピが外から帰って来た時、いつもの様に起き出して追いかけていった。が、争いが起こる様子もなく静かなものだった。あらんも大分落ち着いてきたようだ。 朝の何時ごろか、再び布団に入ってきたあらん。腿のあたりまで下りてしばらくその辺りで寝ていたが、その内暑くなったのか、首のところまで上がって来た。少しして、またゴロゴロとやりだし、幸せそうな顔をして寝ている。 何だか知らないが、 “風邪ひき男が好きなのか” と思うここ二晩のあらんである。そういえば子供が小さい頃、具合が悪くて寝ている子の傍に猫が寄っていって、見守るように寝ることが何度かあった。具合が悪いのを悟って、添い寝してあげているという感じ。猫の行動には分からないところがある。 具合が悪くて寝ている傍に猫が寄り添ってくれるというのは、とても良い気分だ。その上、「よしよし」とでもしているかのようにゴロゴロと喉を鳴らしてくれれば、癒し効果があるというもの。こんな時は猫を飼っていて良かったと思うし、猫と交信できているような気分になってほのぼのとしてくる。 さっき覗いたら気配を感じて目を開けたが、すぐに目を瞑った。顔を布団に圧しつけて寝る体制なった。いつもなら寝ている時間なのだ、「ゆっくりおやすみ」
2019.11.20
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♪ 尾骶骨のあたりに疼くものありて駆け回りおる仔猫を見ている‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 落ち着いてきたかと思った「あらん」は、それが間違いだったことを思い知らされている。やることは益々激しくなり、ソファーは爪を立てて引っ掻き回すし、障子は破る。テレビ台に設置したポールは無駄な存在となって撤去したら、それをいいことに、ラリー車が森林コースを突っ込んでいくような勢いで走って来て、台からピアノ(アップライト)に飛乗っていく。 ピアノカバーがズレて、上にあるものが落ちそうになるので、あの硬い天板の後側に画鋲で止めることに。わずかな隙間に指を入れてまともには力が入らないので、板を当ててバールを使ってテコの原理で押し込む。強くやると針が曲がってしまうので、ゆっくりゆっくりと押し込んでようやくのこと。こういう余分な仕事が増える。障子も、丈夫な紙に張替えだ。 高いところが好きなのは理解できるが、恐がることを知らない猫だ。夜中に、ベッドの足下にある洋服ダンスの上から突然「ドサッ」と落下してきて何事かと驚かされる。まだかなり薄い掛け布なので足の上に落ちたら双方がタダじゃ済まない。 日中はスピ-カーから乗り移った書棚の上から、いきなり床に飛び降りたのには驚いた。小さな体で、1.8mの高さから飛び降りることに何の躊躇もない。 ピピには相変わらず追い回して、まるでヤンキーが喧嘩を売るようにヤタラメッタラに絡んでいく。鋭い爪で首根っこに飛びついてしがみ付き、生えそろった歯で噛みついていくのだから堪らない。餌を食べている時は足元から近づいて股の間に頭を突っ込み、オッパイをまさぐるような仕草をする。これだけ荒っぽいのにまだオッパイが恋しいらしい。 夜中に布団の中に潜り込んできて、足元まで移動して静かにしていて、”おお、これならゆっくり寝られるわい“ と安心して寝ていると、突然ささーっと上に移動して来て例のものが始まる。ゴロゴロと激しく喉を鳴らしながら吸いついてくるのだ。もう止まったのかと思ったのは人間を欺く一時的なモラトリアムだったらしい。朝日を浴びて眠そうな顔。こんな時が一番カワイイ。 そりゃあもう以前にも増して激しい吸いつき方で、場所を移動し、手で防御しても強引に頭でねじ込んで来る。その力が強く、まさに猛然として執拗。前歯を閉じてチュウチュウやるだけなら我慢もするが、鋭い爪を立てながら前足を小さく前後させるのだから堪らない。爪を切ろうにも暴れてしまって切ることが出来ないので、先のとがった凶器そのもの。痛いったらありゃしない。ピピの写真は8月に撮ったきりだ。 そういえば小さいころ恐がりだったピピだって、隣家の庭の木に猛然と駆け登ったりしていたのを思い出す。最初のチャミーもかなりやんちゃなメス猫だった。お蔭で我が家の二階の柱は、代々の猫の爪とぎ場となって哀れな姿になっている。そんな事を思えば「あらん」が特別なわけでもなく、幼少期の猫はみんなこんなもんだと諦めるしかないのだろう。 町田康も何匹も飼っていて家の中はもうグチャグチャだというし、出入り自由にして猫本来の習性を阻害しないで育てるということは覚悟のいる事ではある。お気に入りの玩具でけっこう重い。在る時、階段でゴトン、ゴトン、と妙な音。あらんが咥えて二階へ運んで来た。 ガス抜きするために、紐で遊ばせてやる。捕まえられそうで捕まらない絶妙なヒモさばきで、部屋の中を走り回らせる。アドレナリンが出っ放し状態で、野生の狩猟本能がピークとなってそりゃあもう必死で追いかけてくる。その一番やる気の出るのが夕方から夜にかけての時間帯で、しばらく走り回ると疲れてウトウトして10分ぐらい眠る。一度起きてから我々が寝る頃にはまたソファーで眠っている。それぞれ、動きと捕まえた時の感触が違う。 その後の事は猫に聞かないと分からないが夜行性の猫の事、やおら起き出してウロウロし出すのだろう。二階までおもちゃを運んできて一人遊びしたりもする。あちこち覗きまくってやんちゃして、飽きると布団にやって来るというわけだ。
2019.11.11
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♪ 粗悪なる昭和の冬の掛け布団厚く重たき雲に敷かれてぬ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 昨夜は9時に就寝してしまった。寝不足が溜まっているのと、シルクのストールを染めわけで染めたりして何だか疲れてしまった。本でも読もうかと思ったが、大江健三郎の「雨の木を聴く女たち」はロクに働かない頭に如何に重くて読む気が起こらず、放り投げてしまい眠りについた。 夜中の2時半にトイレに起き、眠れそうに二も無かったのでまま起きてしまった。染色の作業つづきをしていると、かなり降る雨の中をピピが帰って来た。餌を食べていると、例のごとく “あらん” がやって来て飛び掛かって何時ものようにギャーギャーやり出した。 最近は、ピピのためにカミさんが別室に寝て、ピピがゆっくり寝られるように “あらん” を引き離すようにしている。そこへピピを連れて行って部屋に押し込んだが、すぐにまた雨の中へ出て行ってしまった。 台風21号が南の海上を通過していると同時に四国の南に低気圧が発達して通過中。その影響で三重県ではかなりの雨が降った様だし、風も強かった。今後は雨雲が東へ移動し、東京周辺では午後にかなりの雨が降るらしい。大雨警報が出ている 台風19号の被災地でもかなり降っている様で、ダブル被害があったばかりの所でのトリプル被害がとても心配だ。 4時ごろまでパジャマのまま仕事をしていたが冷えて来たので、一段落したところでまた布団に戻り、ひと眠りして6時ごろ起床。いつもと違う朝を過ごしている。と、ピピが帰って来て餌を食べていたかと思っているとまた、雨の中を出て行った。雨があまり苦にならないらしい。一軒手前の家の塀伝いに屋根に上がる。もう完全な日課になってしまった。 どうもあの空き家が自分の居場所になっているらしい。二階の割れた窓から入っていくところを目撃した時はちょっと驚いたが、まあ逃げ場があって良かった。空き家の存在が役に立っているというのは皮肉なものだが、ハクビシンの入り込むのを防ぐ効果があるとすれば好都合でもある。 今日はぶ厚い雲に覆われて、薄暗い憂鬱な一日になりそうだ。
2019.10.25
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♪ 家猫の楽しからずや狩りをせず眠りもしないぬばたまの夜‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 昨夜も、耳たぶに吸い付きて来て、グルグルグルグル喉を鳴らしながらチュウチュウされた。耳から離せば顔から首へ移動してちゅぱちゅぱ。堪らず引き離して体の脇へ移動させれば、今度はその手の指先をチュウチュウして離れない。4-50分はやって静かになったかと安堵して眠る。 寝返りを打ったり手が触れたりするとまた、スイッチが入ったかのごとく猛然と始まる。それが一晩中続くのでまともに眠らせてもらえない。トイレに行ったついでに餌をやって、満腹なら止めるかと思いきや、その気配はまったく無し。空腹が原因でもなさそうだ。 保護した時は700gで、先日計ったら1100gだった。まだまだ赤ちゃんの域を出ていないのは分かるが、ピピ(オス)の時はこんな事はなかったし、その前のチャミー(メス)の時もそんな記憶はない。甘えん坊というかなんというか、オッパイが恋しくて口が淋しいらしい。猫用のオシャブリみたいなものがあればいいんだが・・。そんな事より「あそんでー」 や、止めろってーあーあ~ とにかく、良く動く。元気溌剌でジッとしていない。ピピを追いかけては、飛びつき抱きつき噛みつきの連続で、ピピはたまらずすぐ外へ逃げ出してしまう毎日だ。 以前いたギンはオス猫だったが、どこぞの仔猫を連れて来てよく世話していた。それに比べると雲泥の差。ピピが小さい時には随分世話になったのに、その体験も何の役にも立っていない。虫が網戸に止まれば、目ざとく見つけてこの有様。短パンで、うっかり爪が当たって・・ 紐に何かを付けて引っ張り回すのには飽きてきた。最近はごく身近なところで遊ばせる。何をやっても飛びついてくる。 遊び疲れて急に眠くなる。というか、眠くなってもまだじゃれ付いてくると言った方が良いか。とろんとした目で耐えている。 1分後には静かになった。 しかしこれも30分ほどで、またすぐにやんちゃが始まる。遊び疲れて “夜はぐっすり” という訳にはいかないのが夜行性動物の悲しいところ。夜はしっかり目が冴えて、することもなく起きている。 暗いし静かだし、誰も遊んでくれないもんだから余計にオッパイが恋しくなる? こいつだけの特徴ではあるが・・。
2019.10.03
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♪ そそくさと済ませてしまいたいブログ朝のルーチンに時を食われて‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 昨日、次男がテニスをやりに来くるついでに昼飯を食べに立ち寄った。仔猫がいることは伝えてある。やって来るなり仔猫が近づいていって、初めて対面したとは思えないくらいに馴れ馴れし気にまとわり付いている。 次男は幼児や仔猫を惹き付ける何か特別なものを持っていて、今までにも感心させられる事があった。案の定、この時の「あらん」も例外ではなかった。 好きなことの意思表示は、とにかくなめる事 会えなかった肉親、あるいは大好きな人ににやっと会えたよろこびを全身で表すように、べったりと引っ付いて離れない。寝ころんで抱えてやれば、口の周りをしきりになめまわしている。 好き!すき!好き~!だーいすき! 次男と入れ違いに長男一家もやってきた。仔猫を自分の所で飼えたら飼いたいと思っているので、どんな猫か見にきたのだ。わが家で飼う事は決まっているが、もし今飼っている「ウララ」と相性が良ければそちらに譲っても構わないとも思っている。 嫁さん、やって来て一目見て「かわいい~!」とさっそく気に入った様子。ウララちゃんを保護施設から連れてきたときはもう2歳を過ぎていたので、生後2週間ほどの小さな猫と接するのは初めて。その小ささと動き回る姿がやけに新鮮に見えるようだ。 サッカーの蹴りの練習とか言って、吊るした猫用に作ったおもちゃを蹴って遊ぶ孫。 孫がリビングで遊んでいる間、キッチンで嫁さんがひとしきり遊んいたネコを膝の上に乗せ、コックリコックリし出したのを愛おし気にながめている。とてもとても気に入っている。 それで「ウララ」との相性を確めに、ネットに入れて連れて行いくことに。もし相性が良ければそのまま置いてくるし、悪ければ同行して引き上げて帰ることにした。 30分ほどのドライブの後、「ウララちゃん」とご対面。すると、「フー!」とかなりの剣幕で威嚇して、仔猫を寄せ付ようとしない。ダメなようだ。 保護猫になる前には辛い思いをたくさんしただろう。周りに対する不信感と、自己防衛のバリアを張って身を守る癖が付いているのだろう。仕方がないので、再びネットに入れて再び30分間を車に揺られることに。孫が遊んだものがちょうどいい高さにあり、あらんの格好のおもちゃ 紐が伸びるので、捕まえても手を離すとピヨーンと逃げて行ってしまう。それが面白くて何度でも繰り返して、ちっとも飽きない。しばらくこれで遊んでいた。 朝、家の中に保護したばかりの仔猫。やっと家の様子が分かりかけてきたところで、また違う5歳児も混じった家族に囲まれて、いじられて構われて休む間もなし。その間、相性のいい人間一人に会えたのは良かったとしても、とてもとても変化の多い刺激的な一日だったに違いない。遊び疲れてうつらうつらするものの、ゆっくり昼寝も出来なかった。ピピの傍へ寄っていってもプイと背を向けてどこかに行ってしまう。 そんな一日もようやくすぎて、明日からはピピと水入らずでまったりできるかと思いきや、ピピは近づけば怒るし、相手なんかしてくれない。自然に慣れていくまで、慌てずにぼちぼちやっていくしかないのか。 体重を計ったら800gだった。最初に窓の下で鳴いていた頃に比べるとだいぶしっかりしてきた。良く食べるのでウンチの回数も多いので、そっちの世話が大変だ。
2019.09.16
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♪ 十五年を共に生きらん保護猫を「あらん」と呼べば太陽がいっぱい‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 迷い猫は昨日、何故か一回も来ず、心配性のカミさんはいつものように取り越し苦労の妄想を抱いて心配していた。とうとう夜になっても来なかった。 昨日は変な日で、ミスばっかりしていた。カミさんの姉さんもなんか思い違いしてパニくったりしていたらしい。変な気が流れていて、あちこちでいつもと違う小さな出来事が起こっていたんじゃないかと思っていた。 製本作業を中断して、何をするともなくボーっとしていた。寝不足とか疲れているとかの自覚は無かったが、プッシュアップなどしてみても10しか出来なかったところをみると、疲れがたまっていたのかも知れない。 それで早めに寝てしまおうかと電気を消して二階へ上がろうとしたちょうどその時、あのいたいけな仔猫の鳴き声が。おお、来たか! 時計を見ると22時を過ぎている。エサをやって部屋に導き入れ、「今までどこへ行ってた?」「何があったの?」と問いかけても、ガツガツとエサに喰らいついているばかり。 それにしてもよく食べる。一日何も食べていなかったのだろうから当然だとしても、お代わりを入れてやればすぐに無くなり、少しずつ追加していつもの3倍以上を平らげた。保護色みたいなピピと同じ茶トラのネコだ 取りあえず、無事生きていることを確認できたのでその夜はそのまま外へ出し、床に就いた。 今日、いつものように朝早くからやって来たらしい。私は珍しく寝坊して6時半頃に起床した時は、家の中で遊んでいた。猫を数匹飼っている姉さんに、「飼うつもりなら外に出さない方が良いよ」と言われたこともあり、昨日心配したもあってキッパリと飼う事を決めた様だ。 飼うことになれば、とうぜん名前を付けてやらないといけない。 以前、飼い始めた仔猫の名前を付ける時、私の案を強引に押しのけてカミさんが自分の案を名付けたことがあり、今回はそのリベンジだ。 その名は「あらん」アラン・ドロンのアランと、エドガ・アラン・ポーの「アラン」からとった。ちょっと言いにくいとか言ってカミさんが反対するも、今回は譲らない。表記はひらがなで優しい感じが出るように「あらん」とする。 これから、始終「あらん」「あらん」と呼ぶ声が家の中に溢れることになる。 先ずはトイレを教えなくては。それで数回、トイレの場所へ連れて行って手で掻いて「ここだよ、ここでするんだよー」とカミさんが教えておいたら、いつの間にかちゃんとウンチがしてあったらしい。これで何の心配も要らない。 ピピがどういう対応をするようになるか、とくと観察させてもらおう。 「あらん」の命とこちらの命をシンクロさせて、同時に全うするのが目標となった。そのおよそ15年間を、共に恙なく過ごせることを願うばかり。 折しも今日・明日の名古屋は35℃の猛暑日の予報が出ている。9月中旬だというのに、アラン・ドロンの「太陽がいっぱい」に相応しいこの暑さ。太陽も保護した猫に「あらん」と命名するのを予知していたか。昨日の妙な「気」の流れとは関係はないと思うが、結びつけて考えると何だか面白い。ともあれ、太陽が“あらん”かぎりのエネルギーで祝福をしてくれると思えば、この時期外れの猛暑をやり過ごすことができるというもの。
2019.09.15
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♪ なしくずしに家ネコとする猫好きの十五年先のいのちを想う 捨て猫か迷い猫か。鳴いて鳴いてうるさいのと、不憫なのとかわいいのとがない交ぜになって猫好きの心を乱す。ついに堪らずカミさんがエサを与えてしまった。 こうなるともうこの場所から離れない。しょっちゅうここへ来て、鳴いて、エサをねだって甘えるようになる。もう、後には引けないぞ~。捕まえて確認すると、どうやらオスらしいことが判明。 まってよー! 纏わりついていくものの、可愛がるような素振りはなくて何だかいじらしい。 今朝4時過ぎに、早くもやって来て鳴いているので、私も餌をやって部屋におびき寄せてやった。ちょっと警戒していたが、直ぐに入って来て足にまとわりついくる。 膝に乗せてやれば、グルグルと声を鳴らしながら腹の辺りに頻りに潜りこもうとする。どうやらオッパイを探しているらしい。 外から帰ったピピが「帰ったよー、入れて~」と鳴く声を聞きつけて、やってきた○○。甘えたい盛りなのでウレシクテうれしくて擦り寄っていいくものの、同じく親を知らずに育ったピピには、どう相手をすればいいのか分からない。 まったく同じ境遇のオス同士の、不思議な邂逅というところ。 カワイイ、カワイイを連発しているカミさんが起きて来て、少し構ってやってから外へ出してやったようだ。息子の方からは何も言ってこないが、取りあえずは外猫として扱うつもりでいるらしい。 ピピとの相性もまだはっきりは分からないが、相手は危害を加える事などないおさなごだ。直ぐになれるだろう。寒くなる前に家の中で飼うことになるのは目に見えている。 ピピは8歳なので人間でいえば48歳前後。壮年期の男盛りだが、私が「師匠」と呼んでいたギンちゃんとはエライ違いの素朴で地味なやつだ。猫の性格や気質は、個体差がかなりあるのが面白い。みんな違ってみんないい。情報は大まかなもので、猫種や個体差があるので参考程度のもの「獣医師広報板(www.vets.ne.jp)」 私が70歳でカミさんが63歳。猫の寿命と飼い主の寿命のを天秤にかけてみる必要がある。このチビを飼うことになると14~5年は生きるので、こっちの寿命を考えるとギリギリのところ。「最後の猫」ということになるのだろうか・・。
2019.09.14
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♪ 八年前のホームビデを見るごとく仔猫が窓の外で鳴いている‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 連日の熱帯夜。湿度も高くこりゃあ東南アジアそのものという有様だ。しかし、ようやく脱出できる日が近づいて、明日の木曜日までの辛抱らしい。5時半頃の空。見るからに暑さを感じさせる雲だ。 捨て猫か迷いネコが隣家の庭で鳴いている。朝、二階から見えていた子猫は何かを見つけたらしく、ジッと見つめて動かなかった。その様子は落ち着いて見え、飼い猫の子供かと思っていた。 しかし、午後になって窓の外でヒーヒーか細い声で鳴いている。カミさんが気付いて呼ぶと近づいてきた。飼い猫の仔かと思ったがどうもそうじゃないらしい。あまりに痩せていて腹ペコ状態らしく、餌を求めて鳴いているのだ。カミさんは見てしまった以上放っておけない。餌を与えてしまった。 息子の家では、飼っている子猫が家を空ける時に一匹にしておくのは可哀想だと、常々言っている。そういうこともあってのカミさんの行動だったようだ。孫を預かる日だったので一緒に見ていて、「家に連れて帰りたい」と言いだした。「パパとママに確認しないとね」 エサ与えてしまった以上、もうどこにも行かずに居座ってしまうかも知れない。腹がふくれたので取りあえずどこかへ行ったようだった。息子の家の保護猫 連れてきて間もない頃 人間の身勝手。“上から目線の思いやり”というか、人道的な優越感から来るやさしさ。自然界には理不尽な出来事や災いが満ち溢れているし、野生の動物の世界にも艱難辛苦は付きまとう。我々は、人間だけが心を持っていて慈悲と犠牲的精神に裏打ちされたもの。博愛のもとに生態系の頂点に生きている偉大な存在と思い込んでいる。 人間ほど残酷な生き物はないし、身勝手で自己中心であることを自覚しないまま、都合のいいように物事を解釈する傲慢な偽善者に他ならないのだが。 動物をかわいがることも、その実態は自分のためにしている自慰行為で、自分の心を満たすために利用しているに過ぎない。人間は、人間界に無いものをペットに求めている、哀れでか弱い存在なのかも知れない。 しかしまあ、それで救われる生きものもいるし、守られる命もある。外で遊ぶピピ 外で過ごした経験のある猫は、飼い始めるとやっぱり外へ出たがる。今飼っているピピがそうだ。家の中だけに閉じ込めておくことが出来ない。 今回の迷い仔とほとんど同じくらいの時に、同じように窓の下で鳴いていたのを次男が家の中に入れてしまって飼うことになった。幸いなことに我が家はそれ以前にも猫を飼っていて、自由に外へ出してやっていたので抵抗なく飼っている。 飼い始めて間もないピピ。ギンに抱き着いて甘えている 弊害と言えば、三代目のギンちゃんが賢い猫で勝手に網戸を開けて出入りするので、夜中に蚊に悩まされることがしょっちゅうだった。サッシの重いガラス戸でも平気で開けて自由に出入りする。猫用の出入り口が設置できなかったのでしょうがないのだが・・。 左はピピが来る前のアンリで、途中から居なくなった。右は高齢になったギンで、スリッパなんか載せられて・・ 息子の家は完全に家飼いで、一歩も外へ出していない。そこに、この風来坊を連れて行って一緒に飼い始めれば、なにかと問題が起こるだろう。それを考えると簡単に「じゃぁ、飼おうか」という訳にはいかない。 また、猫だってみんな違う個性を持っているし、相性の問題もある。どんな癖を持っているか、どういう気質の猫なのかは全くの未知数で、飼ってみないと分からないのだが・・。 こんなことを書いている間に、カミさんがちゃっかり餌を与えていたらしい。ピピも近づいて網戸越しに鼻を突き合わせたり、子猫が身を寄せて来たりして、まんざらでもなさそうなことを言う。本当は自分が飼いたいのだ。 そうそう、ピピを保護したのも8年前の9月18日だった。小雨の降る午後、家にいた次男がソファーに座って、その猫を胸に抱いて嬉しそうにしているではないか。プライベート・ペットにでもするかのように勝手に飼う事を決めている風で・・。
2019.09.11
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♪ 縄張りに入りて傷負い若猫のひねもすうつらうつらかな オス猫は外へ出ると敵ばかり。やっと外へ出ていく気になった我が家の少年「アンリ」。何回目かの外出時にさっそく足に傷を負って帰って来た。痛さと恐ろしさに怯えたのか、それ以来ずっと寝てばかり。春だというのに家に籠りっきりで、如何にも痛そうにしていて餌もろくに食べない。二週間経ってその傷も癒え、やっとまともに歩けるようになった。恐る恐る外へ出ては見るもののまだ遠くへ行く勇気が出ない。家の周りには野良猫(誰かが餌を与えているらしい)がうろうろしていて、そいつ等がほんとに怖い。3~4日前、まだ少しびっこひいて歩く状態で追いかけられ、隣家の庭のヒバの木に駆け上って困っていた。下には真っ黒のいかにもガラの悪そうなオス猫が睨み見上げていて、降りるに降りられない。仕方ないので石で追い払って救出。アメリカンショートヘアーは元々が大人しい性格らしく、その何分の一かの血が彼を「いいとこのボンボン」みたいにしている。オットリとしていて声も小さいく、気が弱そうなところがある。以前飼っていたメス猫のチャミーとは雲泥の差だ(もっともチャミーは気の強さでは別格かも知れないが)。この木登り事件以来、外へ出たくても出られない日が続いている。
2009.04.16
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♪はるの陽のあふれて部屋に若ねこの じゃれて遊びしルアー釣りかな ルアーの先にオモリとビニールひもを付けて、子猫を存分に遊ばせる方法を見つけた息子。自分は動かずに猫を部屋中に走らせるこの方法は横着者にはなかなか便利だ。 間もなく息子が居なくなるので彼の代わりに、リールを使わず延べ竿を使ってやってみたが、これが結構面白い。グルグル回りに急転回そしてジャンプと自由自在に操れる。 しかし、オス猫はやっぱりメス猫ほど熱心じゃない。死んだチャミーはその点格段に精力的だった。物凄い勢いで紐の先を追いかけてきたもので、こちらがいい加減くたびれて中止するまで勢いは衰えなかった。 その甲斐あってか小鳥を捕まえる名人で、キジバトまで捕まえてきたのには驚いたものだ。 ライオンのオスと同じで、オス猫はひねもすごろごろと寝ころんでるだけのもんだ。 そういう自分もまあそんな様なもんだろう。面目無い。
2009.03.29
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♪ 人間に近づきすぎてペット等も シュクシュクシュクシュクシュクシュくっしゅ 新たに家族となった坊やネコは、こたつの中で空砲の壊れた機関銃のようなクシャミをしていた。 鼻水は自分でペロペロと舐めてしまうのでいいようなものだけど、クシャミの最中は飛沫が辺りに飛びに飛んでいると思うとちょっとへこむね。 親子代々ロクに外にも出ないで飼われていたに違いない。 人と同じような理由で発症しているとしたら、笑っちゃうね。 夜は布団でぬくぬくで、昼間はこたつでポッカポカ。餌は衛生的なキャットフードときている。風邪にも当たらず泥んこ遊びもしないんだから、やっぱり現代人と同じだな。 今年の花粉は特にひどいと聞きますが、この猫を見ていれば想像がつくというもの。 いやはや人並みのペットさま。人なくしては生きてゆけまい。
2009.03.05
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♪ 身をあずけ眠りに入りてなをのどを 鳴らし続ける捨てねこアンリ 近所で捨てられたらしい猫がいるので誰か飼わないかと、前々から聞かれていた猫を我が家で引き取ることとなった。 アメリカンショートヘアーのミックスで、ちょっと「おねえキャラ」の入ったオスの割にやさしい顔・体をしている。よく分からないが、生後1年ぐらいだろうか。 飼われていただけあってよく人には慣れていて、初めての家でも平気な素振り。初日は私の蒲団に入って寝た。余程嬉しかったのか、緊張してご機嫌をうかがっていたのか、夜中じゅう喉を鳴らしっぱなし。 安眠妨害もはなはだしく、二日目はご遠慮願った。 今日で三日目。漸く緊張も取れてきたようで、ひもで遊ばせるとよくじゃれるようになった。 名前をアンリと決めまる。本当はアランにしたかったが、呼びにくいとか格好つけ過ぎとかで、結局この名に決まった。
2009.02.25
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♪ 「ぎん」の名は幾つ目の名か 世渡りの達人にして10日戻らず 居候のぎんちゃんは、どうもあちこちの家へ出入りしているらしい。 オス猫の行動範囲がメス猫の8倍だということは認識しているつもりだ。しかし、「犬は人に付く」に対して「猫は家に付く」という言葉があるように、猫は一か所にねぐらを持つものと思っていたが、どうもそうでもなさそうだ。 オス猫というのは何日も帰らないことが度々あるものだが、その間にいったい何処でどういう生活をしているのかが分からない。 元々は野良猫だったぎんちゃんは、我が家へ出入りする前から餌をもらっている家があったらしいが、それが一軒や二軒じゃなさそうだ。ぎんという名前も我が家で勝手に付けている名であって、他所では違う名で呼ばれているはずで、一体幾つの名前で呼ばれているのか。 人なつっこく、餌のねだりかたなんざ見事なもので、「貴方は私の命です」っていう感じですり寄って来る。それで皆コロッと騙されて、「我が家のネコ」として飼っているのだろう。 先日、10日ほど顔を見せなかったが、やけに身ぎれいになって帰って来たところを見ると、風呂にでも入れてもらっているような感じもする。背中の傷も治っているし、手厚くもてなされているようだ。 首に回覧板でもぶら下げて、それぞれの家での生活を書き込んでもらおうか。手紙を書いて首に付けておいたら、ちゃんと返事が返って来たという話もあるようだから。 GPSの発信機か何かで、何処をどう動きまわっているのかを見てみたい。驚きの事実が判明さたりするかも知れない。
2009.02.17
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