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♪ 満席が空席になるまでの間の八十七年分の二時間半 昨日は喫茶店で87歳のご婦人と用事があって待ち合わせ、2時間半も喋っていた。「さわらび短歌研究会」のリーダーだ。この日は日赤病院に行く日だったとかで、そこから直行して来たのだった。 話をしたくてしょうがない事柄が頭の中に渦巻いているのに、話が分かってちゃんと聞いてくれる人がいない。日ごろから欲求不満が溜まっている様だった。私も、昔はどんな人とでも話ができるという変な自負を持っていたこともあって、“普通じゃない人” と話をすることが案外好きなのです。 話題が切れることなく、自慢話的なものと思えば思えなくもないが、事実有ったことをそのまま伝えたいだけ。こちらにもそういう部分があるのだからお互い様だ。 一つの話題が出るとそれにまつわる話題がどんどん出てくる。言いたいことがあればすぐに口に出てしまうタイプ。自身がヴァイオリンをやっていたという話から五島みどりへ、そして鈴木メソッドから鈴木ヴァイオリン製作所へ。そのオーナーが音楽を学びに行った時の案内にアインシュタインが来たという話へ、ZONEに入ったことがあるという話から井上尚弥の話しへと、蜜を求める蝶のように次ぎから次へと移っていって止まらない。 怖いものなしなのだから、言動が凡人とは違うわけで、周りとは馬が合わない。常識的な当たり前の話しなどしたくもないというところなど、私との共通点もたくさんあって話が弾む。 父親に小さい時に死に別れているものの、その弟が衆議院議員で何かとよく可愛がってもらったらしい。それで普通の人が体験できないことを経験し、やりたいようにやって来た人生が面白くてしょうがないという。そういうところは自己抑制の塊みたいに生きて来た私とは真逆なのに、相手の言っていることがとてもよく分かる。「20年前に会いたかったですね」と私が言えば、「そうそう、そう思いますね」と意気投合。人は生まれた環境によって基本的な部分は決まってしまうものと思っているが、案外そんなことは小さなことなのかも知れない。 こんなことを書きかけたら、大谷翔平が飛んでもないことになっている。 6打数6安打、3打席連続のホームラン、打点10、盗塁2。あっさりとメジャー史上初である「50-50」を達成し、「51-51」まで伸ばしてしまった。歴史的瞬間だったが、完全にゾーンに入った感じ。まるで漫画みたいな活躍と試合だった。 今日のニュースはこれで決まり。全てが霞んでしまう。総裁選のグダグダはもう聞きたくないし、馬鹿みたいな報道を続けているテレビ局も、ニュースの差し替えに忙しいことだろう。 総裁選の方が大事?! 中身を知らないからそんなことが言えるのだ。
2024.09.20
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♪ 半夏雨(はんげあめ)の天を閉ざしてうす暗き部屋に楽しむことのはの韻 昨日、雨が降る前にと思い5時25分にウォーキングに出た。途中でぱらぱらと雨が降り出し、佐布里池に着くころには小雨となった。まあ寒くも無いし少しぐらい濡れったってどうってことはない。 わずかな風があって、水面に模様を描いている。鏡のような湖面も良いが、微風もなかなかいい仕事をする。 パークロードでにはそこそこの人出で25人ほどに挨拶をしたが、佐布里池はさすがに人影が少なかった。雨宿りもできる藤棚もただ風が通り抜けていくだけ。 ノウゼンカズラは結構大きくなるようで、この家のものも幹の直径が10㎝以上あっただろうか。上手に仕立ててあって、かなりインパクトがあるが嫌味がない。 1本だけある自生の合歓木。もうちょっと背景の良いところにあるといいんだが・・。5月2日6月30日 春、意外なところに白い変わった花が咲いていて、何の木なのかピンと来なかった。実が生っているので画像検索すると、ヒトツバタゴと判明。こんな実が生るなんて知らなかった。 ミニチュアシュナウザーを連れたおじさん。手を出すと近寄って来てくれたのは雌の「花」ちゃん。もう一匹は雄だけど人見知りする怖がりらしく、ワンワン吠えて主人にしがみついているばかり。 ナンキンハゼは色んな表情を見せてくれる。この独特な花が咲いている今の風情も悪くない。秋の紅葉は言うに及ばないが、落葉後の白い実がたくさん生っている姿もわるくない。 朝倉団地内にある遊歩道。新庁舎の周辺にもこんな感じの遊歩道を設けてほしいものだ。道は曲線にしてあくまでも柔らかく・・こちらは東海市の遊歩道 太田川駅東側にあって、住宅街の中を東へ伸びている。大田小学校の通学路にもなっていて、安全できれいなこんな道を通って往き復りできるなんてしあわせなことだ。
2024.07.01
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♪ 六月は草伸月(くさのびつき)とおもうかな庭も通路も緑増しゆく 名鉄の高架下に草が生え繁って鬱陶しいし、一部は通行の邪魔にもなって、市を通して草刈りをお願いしていた。昨年9月に、私の方から直接名鉄に依頼してほしいとの話があり、電話番号を教えられている。22年7月4日7月28日 今年はいつもの様に伸び放題になった時点で、こちらからお願いすることになるのかなぁと思っていた。それが、今年はいつもと違って除草剤を撒くという方法を取ったようだ。これまでに2度ほど撒いた形跡があった。それでも根絶するのは難しく、しぶとく新しい芽を出しているのがある。24年5月4日 6月5日 3度目の除草剤散布があるのかどうかも分からず、しばらく様子を見るというのも考えたが、とりあえず伸びて来たものを鎌で刈り取ってやった。 こっちがやることではないかもしれないが、今までの名鉄側の対応に対する返礼の意味もあってのこと。お互いにすり合わせできる部分があれば、協力しますという意思表示でもある。「そっちの責任なのだから、やって当たり前」という姿勢は取りたくない。世間でいうクレーマーなんかではないし、「お互い様」的な感覚が私を動かしている。 裏の通路の、自分の側に生えた草を取って反対側の草を取ろうとしない人がいる。取った草もそこにそのまま放置してある。そういう人の神経が分からない。キレイにするという心の根本的な部分に欠陥があるとしか思えない。自分の家の庭はきれいにしているのに、平気で道路にゴミを捨てる人の心と同じものだろう。 120mほどの距離だが、ほとんどは枯れているわけで大した労力でもない。刈ったは良いが、去年刈ってくれた草がそのまま放置されている上に、今回の草が積み重なってみっともない。3度目の除草剤散布をするなら、これらの草を片付ける必要もあるだろう。 聞いていた番号に電話し、今までの対応に対するお礼とそれに報いる思いから電話していることを伝え、、除草剤を撒いた後にまた草が伸びているので、こちらで刈っておいたことを伝える。「積み重なっている草を回収してくれるなら、側溝に落としておくがどうでしょう?」今後、除草剤を追加で撒くのかどうか、最終的にコンクリートで固めていまうことを考えているのかも訊ねてみた。 電話の相手は担当者ではないようなので、担当者に伝えてもらう事となった。果たしてどこまでこちらの真意が伝わったのか。電話対応した若そうな声の、その社員の伝達能力次第だろう。 今また2件の新しい家が建ち始めていて、新住人が増える。このきれいに整備されたところへ入っていくための道路の、ここだけが “草ぼうぼう” では私の美意識が納得しない。 名鉄さん、よろしく頼むよ。
2024.06.28
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♪ 若燕のシャトル、ピストン目まぐるしいのち飛び交う栴檀樹の上 昨日の夕方、4年生の孫とちびっこ広場でキャッチボールをした。野球チームに入って毎週土曜日に練習しているだけあって、かなりの球を投げるようになってきている。左目の視力が悪い75歳のじじいが相手できるのはこの辺りまでだろう。来年はもう目が追い付かなくなるだろう。そうでなくともウッカリするとパスボールしてしまう。ここが駐車場になってしまう。 草がかなり伸びているので、ボールがどこまでも転がっていくということがないのがいい。今年は何故か「ネジバナ」が咲くようになった。今まで姿を見たこともなかったのに降ってわいたように、あちらこちらにその可愛らしい花を咲かせている。うっかり踏みつけてしまいそうだが、そのくらいでへこたれる花でもない。 このちびっこ広場が無くなってしまう。子どもの遊ぶ姿も滅多に見られず、あまり活用されていないのも事実。行政側からすれば無駄な空間ということになる。 この季節になると、たくさんのツバメがこの大きな栴檀の木の上を嬉々として飛び回るようになる。ここ4-5日前くらいから姿を見るようになった。 ツバメは4~7月にかけて普通2回の繁殖をするという。暖かい地方(低緯度)では3回繁殖する個体もいるという。まだもう一回、子育て中のツバメもいるわけだ。 フィリピンやベトナム、マレーシア、インドネシアなど、遠く南の方からはるばる日本へとやってくるツバメ。 ひな鳥と子育てを終えた親鳥は、巣を離れて集団となって過ごす。巣立ちを迎えた若鳥(ここでは以前より数が減っているようで、10-20羽というところか)が、筋力をつけ、体力をつけるために飛び回っている。7月以降はもっと数が増えるのかもしれない。 陸上選手が、グラウンドを往復しながらでダッシュを繰り返すように、右へ左へ、上へ下へと飛び回る。鳴き声とともに飛び回っている、その目まぐるしいほどの躍動と発散する青い輝きのエネルギーは、命そのもの。命が飛び回っているという感じ。 以前かなりの数が、そばの電線に止っていたのを見たことがある。そんなにたくさんのツバメが集っているのを見るのは初めてで、えらく感動したことを覚えている。 何故かこの栴檀の周りが好きらしくここへ集って来る。その貴重な栴檀の大木も無くなって殺風景な駐車場になるのだから、悲しいと言わずして何と言う。 秋が近づき、9月~10月になるとツバメたちは日本を離れることになる。その規模は数千羽から数万羽にもなるという。小集団が集って大集団となって、九州、沖縄を経て海を越え、南方へと渡っていくのだろう。その距離は、2,000km~5,000kmにもなるらしい。日本野鳥の会 年々、ツバメの数が減っていて、日本野鳥の会が一般からの情報を集めたりしてその実態調査をしていた。2013年より取り組んでいたが、2022年度末で10年間の調査を終了いている。「全国ツバメ繁殖状況調査(2013~2022年)報告」日本野鳥の会★ 返す返すも、ここが駐車場になるなんて、考えるだけでも気が滅入って来る。
2024.06.22
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♪ 展覧会に心の中を覗かれてこんなもんです私というはまだ続いている異常アクセス。 昨日は2015年と2014年のものに集中していた。こうなったどこまで続くのか見届けてやる。☆ 同じ市内に住む画家の友人が開いている個展を観に行ってきた。昨年、亡くなった奥さんとの約束、「絵はずっと続けてほしい」という思いをしっか受け止め、彼らしく1年間を過ごしてきたようだ。奥さんが自分の亡き後の夫を気遣っての約束でもあったのでしょう。 精神的な支えでもあった奥さんに先立たれ、どちらかと言えばナイーブなタイプの彼は支えを失って崩れてしまうことをとても心配していたのだろう。 彼の都合もこちらの都合もあってなかなか会えずにいて、この日ようやく会うことができた。一周忌も過ぎ展覧会を無事開くことができて、ホッとしているところでしょう。元気そうで、絵があることで救われているということを本人もしみじみと話していた。 日曜日のギャラリートークで、教室の生徒やファンに始めて奥さんを亡くしたことを公表したらしい。お悔やみの言葉は必要ないとのメッセージを添えて・・。絵に没頭できる有難さを伝え、皆さんに心の中にしまっておいたものを吐き出すことで、重い荷物から解放されたようだった。 朴訥な語り口で、下を向いて話す彼の姿が思い浮かぶ。自分を律することのできる彼の強さに、こころから拍手を送りたい。 ギャラリー・オーナの奥さんがHPに書ているので、引用させていただきます。「百瀬博さんは大の猫好きです。お宅の猫に限るのかな。みち代さん(亡くなった奥さん)がお友達から譲り受けた猫2匹を「僕の方が寝心地がいいらしくて毎日一緒に寝てるよ」って。すっかり猫たちのお父さんになっています。猫に乗っている天使が手を前にあげているのはなぜか聞いてみました。「この姿勢でないと造形的にうまくないんですよ」さすがにこの手には何か意味があるに違いないと思ったのですが、そこにストーリーはないというのです。ただこの天使の顔の角度はこれしかないというところを探りに探ったのだそうです。角度が変われば絵の意味が変わるとさえおっしゃいます。猫に乗った天使。深読みしなくてもかっわいいたっのしい、でいいかな。」どうしてもガラスに背景が映り込んでしまう。 数年前の絵とはテーマも違う様で、内容がかなり違うように思った。しかし絵に暗さはなく、私には「希望」のようなものが見えていて、それを彼に伝えると、そんなはずはないと思ったのか、「・・・・」。 苦しかった日々の中で、孤独を感じながら必死で絵を描いていたことを思えば、その心情は想像に難くない。生易しいものではなかったと思う。「希望」なんか見えているはずがないと・・。 でも、私にはそれが見えたのです。あるいは、見ようとしていたのか。 私も毎日短歌を詠み続けている。2006年からだからもう18年になる。365日ほぼ欠かさずに詠んできた。たまに投稿したり歌会始に応募したりもするが、絵のように「個展」というかたちで発表することはしない。自分で冊子を刷って配布する「ZINE(ジン)」というやり方もあるが・・。 染色作品(絞り染、ローケツ染め)制作している時は、その時点での自己追及の途中経過を見てもらうという心境で個展を開いていた。純粋芸術とは違って、クラフトとなれば売ること(買っていただく)なくしては通らない。民芸はそうではなかったが・・。 彼にしても売ってなんぼで、買っていただけるかどうかはアーチストとしての立ち位置と実力を知る上でも重要なこと。売れるか売れないか、受け入れられるか否か。趣味ではない限り値を付けて世に問う姿勢は崩せない。収入源でもある。 値踏みされ見透かされ、アートという世界に生きることは並大抵のものではない。謙虚に真摯にいきるしかない。 しかし同時に、絵を描く行為そのものは自分というものを探ることでもあるし、根源的なものであって他人に総評価されようがされまいが、そんなことはどうでもいいことでもある。続けていられることそのものに意味があるとも思う。 来客もあったし、会場でゆっくり話をすることはできなかった。「一杯やりましょう、ワインが1本あるんです。」「酒という言葉に釣られるかもしれないなぁ・・」☆ 近くの喫茶店に入って、「ビール、飲めるよね?」と確認し、けっこう奥行きのある店で一段高くなっている奥の席に座った。奥に男性二人が話し込んでいた。 エスニックなものが所狭しと飾られ、上を見れば天井絵。昔風のこだわりと昭和の匂いがするここは、かなり歴史がありそうだ。「一番搾り」の中瓶1本を飲みほしておもむろに席を立ち、支払いの時に一言。「エーデルワイスという名前と装飾が一致していないようですが・・。」「父親が、山が好きだったので・・」とひと言。 名前の由来は分かったが、店内の装飾はどうなのか。店主だった人の山とはまた別の、懐古趣味的感性がそうさせたのだろう。☆ 先月30日に歩いたきりで、ウォーキングが遠のいていた。地下鉄の駅の階段を1段飛ばしで上ったり、久屋大通り駅から錦通りへ出て名古屋駅まで(たかだか2.6㎞ほど)歩いたりした。 途中、ビルの下部分(人の目線の届く1階)に植栽された升が、壁面を埋め尽くしているのが目に入った。これはいい! 大きくなりそうな種類もあるし、これを小さくきれいに整えておくには、小まめな管理が欠かせないだろう。 様々な植物が植えられている。そのランダムな取り合わせに、設計者のかなりな植物好きだろうセンスが窺われる。 水遣りがどうなっているのか気になって、入り口にいた警備員に訊いてみた。「自動で給水できるようになってるんですか?」「いや、普通にホースで水を撒いてましたよ。」 そうか、それでこの高さまでが限界なのか。この高さなら管理にも手が行き届くわけだ。このアイデアは工夫すれば一般住宅にも使えるんじゃないかな。
2024.06.08
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♪ 鳥の眼と蟻のパワーと想像力ヒル・フィギュアに古人を想う イギリスの主に南部を中心にいたるところに、石灰岩を利用した巨大な地上絵がいくつか(20以上)あり、その内の一つの制作年代が新しく塗り替えられた。 英国南西部の農村地帯、サーン・バレーの丘の急斜面に、全長55メートルもの巨大な裸の男の絵が描かれている。「サーン・アバスの巨人」と呼ばれ、その白い線は、緑の草を取り除いて白い石灰岩をむき出しにすることによって作られている。「鉄器時代に異教の偶像として作られた」、「ローマ時代のヘラクレスをイメージした」、「17世紀にオリヴァー・クロムウェルを侮辱するために作られた」など諸説唱えられてきたものの、調査のたびにそれまでの説は覆り、新たな仮説やさらなる疑問を生み、依然としてその起源は不確定なままだ。古代の異教の神を表しているという説もあれば、17世紀の政治風刺画だという者もいる。様々な時代のスケッチ(Wikipedia) しかし、考古学的証拠と文化的証拠を組み合わせた最新の研究では、ヒル・フィギュアの肘から足にかけた部分の地下1メートルほどの深部から採取したサンプル結果から、推定制作年は紀元700~1000年であることが判明。(英国ニュースダイジェストより) これとて確定したわけでもないようで、また新しい研究が発表されるかもしれない。 管理、清掃作業 ヒル・フィギュア(Hill figure)と呼ばれる、丘陵地の斜面の表土を掘って地層を露出させることで模様を浮かび上がらせる視覚的表現ので地上絵。ブリテン島南部に特徴的な石灰岩の地質を使って、白亜(チョーク)の白色で巨大な動物や巨人の絵を浮かび上がらせる表現が、青銅器時代後期以降多く登場した。☆ その中の一つで、イングランド南部オックスフォードシャー州バークシャー・ダウンズにある丘陵(ホワイトホース・ヒル)の西向きの斜面に、抽象化された線画による馬が描かれてる。それが「アフィントンの白馬」と呼ばれるもの。 私はこれが甚く気に入った。ちらの方が断然いい。“ドラゴンだ”という説もあったらしいが、この流れるようなラインと動きのあるフォルムはまさしく馬そのもの。原型とは多少違っているのかもしれないが、とても素晴らしいと思う。アフィントンの白馬(Uffington White Horse)体長約111メートル、高さ約40メートル これだけのスケールで、大幅に簡略化して馬を表現できるのは芸術的センスと相当な技量がなければ無理だろう。 描かれた年代は紀元前1400年から前600年の間、つまり3000年以上前の先史時代、青銅器時代後期か鉄器時代初期のものであることが判明している。 白馬の由来については諸説あって、ケルト神話の馬の女神エボナあるいはウェールズ伝承の馬の女神フリアノンへの信仰によるものという伝承もある。白馬像の目的や起源は諸説あって定かではないが、なんらかの儀式や信仰に基づくものと考えられている。 考古学者ジョシュア・ポラード(Joshua Pollard)は、2017年、インド・ヨーロッパ語族の神話にみられる「太陽の馬(sun-horse)」を描いたものとする説を唱えた。 この神話では太陽が馬に乗るか、馬に引かれて戦車で空を横切ると信じられており太陽の戦車を引く馬をモティーフにした絵画や彫刻などは新石器時代から青銅器時代に各地で発見されている。 ポラードは、真冬に向かいの丘からアフィントンの白馬を観察すると、太陽は馬の後ろから昇り、日が進むにつれて馬に近づき、最後には馬を追い越すように見えることを発見した。このような太陽が空を横切る動きを躍動的な白馬像に仮託した太陽信仰に基づく遺跡であるとする説は現在有力視されている説の一つとなっている。定期的なメンテナンス 自然保護団体ナショナル・トラスト主催で毎年夏にボランティア活動の一環で伝統的な「スクーリング祭(scouring festivals)」が開催され、清掃とメンテナンスが行われている。(Call of History - 歴史の呼び声 -より)
2024.04.30
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♪ 満開のすでにその先思いおり・・・・・・・雪のごときを 桜が見たいわけでもなかったが、大池公園まで歩いてきた。薄曇りでも最高気温は20℃ほどになるというので、遅れていた桜は満開になっているだろう。今が一番いい頃合いということで人出も多いだろうから、火度ごみを避けて午前中に。 途中、何人ものリュックを背負った人が、私と同じ方に向かって歩いていく。皆さん急ぎ足でなんだか一生懸命のようす。みんなバラバラで個人の集まりという感じ。たぶん名鉄のハイキングorウォーキングの企画かなにかだろう。 隣り合わせた年のころは40歳前後の男性に声をかけてみた。話好きの人に当ったらしく、気軽に話に乗ってきてくれた。訊くとやっぱり、名鉄企画のハイキングだった。 新しく出来た「加木屋中ノ池駅」から「聚楽園駅」までを歩くというものらしい。8㎞ぐらいのコースだという。参加料などはなく、タイムリミットなども無い。参加するとなにがしかのプレゼントがもらえるんだとか。「よく参加されるんですか?」 「歩けるので健康にいいと思ってね。」岩村や小牧城など、結構あちこちに行っているようだ。 「知らない場所に行けるのがいいんですよ。こんなことでもないと行かないところにね。」「先日は五条川に行ってきました。桜はまだ咲いていなかったです。」「大池公園は今日あたりが満開でしょうね。」 「コースに御池公園が入っているんですよ。」「私もちょうど行くところなんです。ウォーキングが好きで、朝倉から歩いてきました。」 「朝倉?わからないです。」「どちらから見えたんですか?」 「碧南です。ご存知ですか?」「ええ、鰻とか一色漁港とか」 「碧南生まれなので、シャコとかよく食べました。蟹はワタリガニばかりで・・、実が少ないでしょう」「ワタリガニは蟹の中で最高じゃないですか。」 そんなこんなのおしゃべりしながら歩く。それにしても前を歩く皆さん決して楽しそうじゃない。修行僧のような顔をして、誰ともしゃべらず黙々と歩いている。見るからに重そうな(2㎏ぐらいはありそうに見える)リュックを背負っている。一体何が入っているんだろう。 真っすぐ行けばいいのに、皆さん左折していく。「協賛のファミマやラズベリーパイジェラート工房などに立ち寄るコース設定となっていて、設定どおりのコースを行くんでしょう。」 ァミリーマート指定店舗、スギ薬局指定店舗ではそれぞれ特典があるらしい。この地図の⑩番にあたる。 大池公園に着いたところで彼とは別れ、久し振りに春の大池公園の散策を楽しむ。まだ午前9時過ぎということもあって人は少なめだ。左回りに池を巡ってみるが、ずいぶん様子が変わっている。 池の護岸に手が入っていて様子が違う。浚渫でもして、その土が盛ってあるような感じに見える。諸行無常を感じながら池を巡る。 すでに散り始めているのもあればまだこれからというのもある。 大池公園には8種類・約700本の桜の木があるといわれても、その違いを楽しめる人は少ないのじゃないだろうか。そこへいくと、5日から始まった大阪造幣局 桜の通り抜けには、約140品種・340本の桜が植えられているというからすごい。カンザン、フゲンゾウ、ショウゲツ、ヨウキヒなどの八重咲きの品種をはじめ、とても珍しい桜が公開されている。 ソメイヨシノのは樹齢は50~60年と言われていて、正面入り口周辺の桜はかなり草臥れている。最盛期を過ぎてしまうと樹幹が傷み枝が崩れて、その姿は哀れさを伴って痛々しくもある。30~40年ぐらいがもっとも美しい時期なのかもしれない。 休憩がてら、「茶房じゅん」に立ち寄った。入り口のベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作) が、その強烈なピンクの艶やかさと妖艶な花の姿で手を広げるように迎えてくれる。黄色い万作しか知らない人は、パラレルワールドに入り込んだかと思ってしまうような、異様なインパクトがある。 ほんのわずかな開花期間に、ピタリと合ったことをラッキーと思わないわけにはいかない。 17,000歩ほど歩いて、心地いい疲労感に浸っている。ソメイヨシの花そのものには魅力を感じない私だが、最後に桜とは対極にあるようなショッキングピンクの花に接して、いい刺激をもらって脳細胞が喜んでいる。
2024.04.06
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♪ 歩くたびに世の動きなど目に入りこころ騒がす春の野次馬 今日16日は全国的に “北または西より” の冷たい風が吹き、最高気温は昨日と比べて大幅に下がる所が多く、仙台市は16℃も低い5℃、金沢市は14℃低い7℃、東京都心も8℃低い13℃の予想で、この時期本来の気温に。 昼間も防寒が欠かせない。昨日、関東や北陸、四国地方で春一番が吹いたというのに・・。 昨年は1月から天候がおかしく、台風の上陸さえなかったが一年中おかしな年だった。今年ももどうやらそんな一年になりそうだ。元旦から大地震に見舞われたりして、一体どんなことが待ち構えているのだろうか。☆ ☆ ☆ 昨日、ときおり小雨のチラつく中をウォーキングしてきた。あまり遠くへ行くのは憚れる天気だったので、近場の通ったことない道を周り込むようにして歩いた。どこかで坂を駆け上がりたい気持ちがあったが坂は無。さすれば階段を駆け上がろうと、いつもの秋葉神社に足を向けた。120段の真ん中の踊り場で、雲の様子を眺めてみる。雨は止んで薄日が差している。 いつもの様に境内から東の空を定点観測。天気も時間帯も悪く、空は何の変哲もない雲を抱えて愛想がない。 おや、あんなところにアパートらしきものが出来ている。あちこちにこういうものが新築されていて、交通の便も悪いし入る人が居るのか知らんと訝しい。通ったことのない道なので行ってみようか。 3棟がL字形に並んでいるようで、間もなく完成らしい。近くにはフィールがあるし、その対面には近々住宅地が出来て、DCMの大型店舗も出来るし「平和堂」というショッピングセンターも出来ることになっている。そんなことを見越してのものか。 道すがらテニスをやっているところに出た。坪庭のような一面だけのコートで、その横にはそこそこのスペースの広場がある。看板が立っている。大雨の時の貯水池らしい。 何故ここにこんなものが有るのか、イマイチ分からない。この周辺は現在開発が進んでいる知多市信濃川東部土地区画整理地の東側に当る。 DCMの大型店舗が全貌を表し始めた。かなり大きな倉庫を含めた店舗で、駐車場は前面に306台分あり、屋上も駐車場になる。 知多市信濃川東部土地区画整理地の造成工事はほぼ終わっていて、あとは住宅の建設を待つばかりとなっている。平和堂は二棟に分かれていて幾つかのテナントが入るらしい。 今でも道路が渋滞して困っているのに、こんな大型店舗が出来ると大変なことになる。一体、市はその辺のことをどう考えているのだろうか。渋滞を考えると、軽々に住宅を建てる気にならないかもしれない。 暗雲とまではいかない雲がかかっている夕近くの空。その中をジェット機が白い軌跡を描きながら横切っていく。 長浦にはスーパセンター「オオクマ」が建設中だし、過当競争になるのは目に見えている。値引き競争に乗っかって、消費者たちはあっちへ行ったりこっちへ行ったり、移動しまくって単純な往来では済まない。市の目算通りに大型商店の誘致には成功したのかもしれないが、アクセスがスムーズでなければ現代の車依存社会では大きなネックになるでしょう。 人口が増えなければ限られたパイの奪い合いだけで、税収が上がるはずもない。近隣からの来客を期待するなら、アクセスがスムースなのは必要絶対条件じゃないのかと、危惧してしまう。建設中のスーパセンター「オオクマ」
2024.02.16
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♪ 天空に黒き花びら舞うごとく樹々の放せしカラスあまたに きのうの夕方4時半ごろ、幼児があって車で通りかかったところで、おびただしいカラスの群れに出くわした。そういえば以前からカラスが塒にしている場所の近くだった。おびただしい数のカラス。ウォーキングで時どき見かけるカラスもこの中にいるのだろうか。 塒に集まる時刻で、車がきて人が降りたのを見て木に止っていたものたちも一斉に空に舞い上がったようだ。古見御嶽神社のあたりで、直線距離にして150~160mほど先だ。 塒は変わることがあるが、この場所はずっと変わらないままのようだ。佐布里池の南の森も塒になっていたが、ここも安全地帯なので変わらずに塒にしているはず。そう思うと、知多市内には夥しいカラスが生息していることになる。 中部地区はハシボソもハシブトも居る。カラスを見かけるとつい嘴を見て確認したくなる。絵本や漫画などに出てくるのはハシブトが多い。その特徴のある嘴を描きさえすれば、すぐにカラスと分かるぐらいだから当然と言えば当然だ。 鳴き声もハシブトの方がおおらかでカラスらしいが、ハシボソの声は濁って野太く喧しいので、嫌われるのはこっちの方だ。 飛びあがったカラスも順々に木に止り、空を舞っているものは少なくなってきた。面白い写真は撮れそうにないので切り上げた。 白鷺や川鵜がコロニーを作って、樹々の上が糞で真っ白になり、景観や植物に害をおよぼしたりする。ムクドリは市街地や人家のあるところに集まるので糞と鳴き声が公害が問題になったりする。 しかし、カラスのそれはあまり聞かない。黒い姿が不快なのは確かだが、ゴミさえ漁ったりしなければ頭も良いし、憎めない奴なのだ。人を避けてアスファルトの上を急いで歩くときなど、チョコンチョコンと変則スキップするようだ。その恰好はちょっとオカシイ。 でももし、カラスに好かれて、たくさんのカラスが寄って来たりしたら、ちょっと怯むかもしれない。ハシブトカラスが紙の上に実はこれ、紙に描いたカラスなんです。 紙をぐるっと回せば・・ARIAさんの鉛筆画
2024.02.02
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♪ 多種多様の不条理のなか平凡を珠玉と思う雀すずめよ 最近はあまり通ることのない裏の通路。カミさんが用事があってそこを通って戻ってきて「聳えてるって感じだねぇ」と、建ち上がった家の存在感の大きさに驚いていた。 二階から水平の位置で見ているとそんなことは感じないが、下から見上げると確かにそんな感じがしないでもない。 通路がわずかに坂になっている上に向こうの土地がかさ上げされている。狭い通路からは見上げる感じになって威圧感がある。マンションか何かだったらもっとだろう。 我が家の敷地より北側に広がっているので、隣家の庭に突き出る形になる。庭の一画が陰になるだけでなく、東側にある畑はもろに影響を受ける。畑なので「日照権」云々は住居の場合と違うのかどうかは知らない。 初夏以降は日も高くなるものの距離が近い。畑への影響は大きそうだが、どうだろう。☆ こんな状況でも野鳥はエサ台にやって来る。エサがある場所は何も変わっていないので、工事の人が居ても無視する格好でやって来る。夜降った小雨に濡れたエサ台。8時半過ぎになってスズメがやって来た。 メジロは、いつも午後3~4時ごろに、狭い庭の南側からスーッとエサ台めがけて飛んくる。スズメは朝から違うアプローチでパラパラっとやって来る。 単発的ではあるが、ヒヨドリもやって来る。 建屋の工事が終わるのが4月上旬。住人が引っ越してきて落ち着くまでにはまだだいぶ間がある。変化した状況が見慣れた景色となるのは1年を過ぎたころのことだろう。☆ 冬となればインドアの設えが変わる。寒さを避けて取り込んだ植物に、しかるべき所に居場所を与えてやる。 “掃除するのに邪魔になるなぁ” とか呟いているヤツには、「インドアグリーンを飾っているのに、文句を言うことはないだろう」と、勝手な自分を正当化する。リビングの一角にいいスペースがある。朝日はまったく当たらないが冬の日照時間はけっこう長い。孫が小さい頃に押したり乗ったりして遊んだ木の車。高さもちょうど良いい。 パキラの鉢はけっこう重いが、取手が付いているので楽に移動できる。掃除のときに移動するするには好都合なのだ。☆ 今朝、富士山の山頂付近に大きな笠雲が出現。日本付近に接近している前線の前面で湿った強い風が吹いているためだとか。ウェザーニュース 前線の南側にあたる富士山周辺には、湿った空気が流れ込んでいて雲が発生しやすくなっていっらしい。河口湖の上空2000m付近では15〜17m/s前後の強い西〜西南西風が吹いている状況らしい。 今日は生憎の天気。前線が本州付近を南下し、九州から北陸、東北は雨。東北は日本海側ほど午前を中心に雨や雪が降るという。 能登の被災地では停電や断水も続いているし、孤立しているところもあって、お気の毒でならない。
2024.01.18
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♪ 数値しか信用しない世となりて金も命も心もデジタル 気温予想が当たらない(特に最低気温)。特別に何かが有ったわけでもないのにだ。一番よく当たると豪語しているウェザーニュースがそうなのだから困る。今朝の最低気温予想は1℃だったが、-1.6℃だった。予報と結果の両方を表示しているのはウェザーニュースだけ。 暖かい日が続いていたので惑わされ油断していたが、最低気温は連日、氷点下になっているんだね。そういえば5日の最低気温はー0.2℃だったっけ。6日が「小寒」で寒さが本格化する時期なのだ。 おととい、ブーゲンビリアの葉が落ち、枝先が霜枯れていたので慌ててビニールで覆った。室内ではガーベラやカランコエが咲いていたりするので、季節感が狂ってしまう。 シャコバサボテンも夏の暑さのお蔭なのか、立派に育ってたくさんの花を咲かせている。今朝のシャコバサボテン去年の1月15日 年が明けてからはほぼ例年並みの寒さになっている。 そういえばメジロ。最初に来たのが去年は1月10日ごろだったが、今年は1月3日ごろと去年よりも少し早かった。決まって午後4時ごろに、番で仲良くやって来る。 あちこち回って、ここへ来るのがその時間なのかと思ったりもするが、スズメも同じ時間にやって来る。 植物も情報伝達していることが分かってきているぐらいだから、野鳥だって当然何らかの情報交換をしているのだろう。仲間同士はもちろんのこと、小鳥同士の何かがあるのかもしれない。 2日ほど前からヒヨドリも来ているようだ。ジョウビタキがピラカンサや南天の実を食べにくるのを見たが、遅れてヒヨドリもやって来ているようだ。 そのヒヨドリが姫沙羅に刺してあるミカンに気づき、啄みに来た。しかし、図体が大きいので口ばしが中の実に届かず、皮を齧った跡があった。その後、強引に引っ張ったのか、刺したピンから抜けて下に落ちてしまっていた。 建屋の基礎の上にかぶせた白いビニールが、青空の下で日を浴びて光っている。まるで雪国の風景のよう。 昨年(11月、12月)に、原因の分からない異常な値を示したアクセス数が、少し間隔をあけて3度あった。その後、様子を見ていたがもう出ることは無かった。例のごとく総数の字の並びが面白かったので切り取っておいた。「令和6年能登半島地震」で地盤の隆起と断層のずれが有った。その詳細が発表された。国土地理院(水平方向)国土地理院の資料を基に作成(読売新聞) 全地球測位システム(GPS)を使って解析した結果。同県輪島市が西方向に最大約1・2メートルずれるとともに約1・1メートル隆起。 震源に近い珠洲市の地点では西へ約90センチ移動し、約90センチ隆起していた。穴水町も西へ約90センチ移動し、約3センチ隆起。七尾市の能登島は北西へ約70センチ移動し、約30センチ沈下した。国土地理院(垂直方向=隆起・沈下)(読売新聞) 地下に存在する水のような流体が地下の断層を滑りやすくさせるなどして誘発されているとみられている。過去約3年間で、震度1以上の地震が2日午前9時までに計653回発生、うち147回は1日以降に起きた。 活動収束の見通しは立っておらず、同庁は「これまで地震が少なかった地域でも警戒が必要だ」と呼びかけている。
2024.01.09
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♪ 渡り来し景色のいつか変わるべし尉鶲には知るよしもなし 今朝は一番の冷え込みで、わが知多市も1.3℃まで下がり、8時の段階でも3.9℃と出ている。PCの前に座ったものの寒くてブログを書き始められない。最近、布団に入ってきて朝までずっとそのののアランが、さっそくやって来て膝の上に乗ってくる。 ジョウビタキがずっと前から、毎年やって来て「カッ、カッ」「ヒッ、ヒ」というあの独特の声で縄張りを主張しているのを見てきた。この目の前の様変わりした宅地にも、相かわらずやって来る。時どきカッカと鳴き、柵の上から周りをながめている。 冬場にしか会うことのできない、貴重な渡り鳥。チベット、中国東北部、ロシアの極東部沿海地方、バイカル湖周辺で繁殖をしていて、非繁殖期に日本、中国南部、インドシナ半島北部に渡ってくる。越冬のためにやって来る冬鳥だ(たまに留鳥として日本で繁殖するものもいるらしい)。 春には地元に戻ってしまうので、その間の変化はまったく知らないわけだ。一度訪れて冬を過ごした土地を目指してまたやって来ることを思うと、愛おしくもなる。代替わりしているはずなのに必ずやって来るというの、我々の知り得ない渡り鳥の仕組みがあるのだろう。群れることなく、紋付姿の侍然としている。 普段、クモなどの昆虫を主食として食しているが、餌の少ない冬場には、ピラサンカやヒサカキの実も好物として食べているようだ。 古い隣家の庭や畑には実のなる木があるので、その実を目当てにやって来るらしい。今朝もやって来ている声がしたので写真を撮ろうと思ったがアランが膝の上にいるので身動き取れず。 少し経ってから見ると、畑の向こうにあるタラの木の実を啄んだのを目撃。こっちの庭にはピラカンサもある。 縄張りは、一度張ったら続けて守っている方が都合がいいのだろう。先陣のものと争うのは大変だし労力もいる。短命な野鳥が、同じ一族の行動を受け継いでいくのだとしたら、そのシステムがどうなっているのか・・。 四十雀が言葉を使ってやりとりしているのを研究し、作文能力があることを世界で始めて発見した動物行動学者の鈴木俊貴さん(京都大学白眉センター特定助教)なら知っているのかもしれない。『BIRDER Special オオルリ・キビタキ・サンコウチョウ』 警戒心がそれほど強くないので割と近くで観察できる。その紋付を着たような美しくも凛々しい姿とあまって、観ていても楽しい鳥だ。慣れると手乗りで餌を食べる様にもなるらしい。 一羽で行動するところは私に似ているし、とても好感が持てる。見るのはオスがほとんど。一度だけメスを見たことがあるが地味で目立たない。縄張りを張るのもオスだし、奥ゆかしく陰にひっそりと身を隠している姿は、言ってみれば明治・大正の女性のようでもある。 以前はエサ台の櫨の実を食べに来ていたが、こうも風景と状況が変わってしまってはいくら警戒心が強くないと言えども、難しいかもしれない。でも、ヒヨドリなどは工事中でも来ていたので、早朝なら案外エサ台に乗るかも知れない。
2023.12.03
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♪ 新しい帰化植物が根を張りて華僑のごとく実を弾かせる 歴史民俗博物館の企画展で見たいものがあって出かけた。ついでに、ウォーキングを兼ねて横須賀港まで夕日を見に行った。5時少し前だった。 歩き始めて間もなく。そういえばあそこにあった見慣れない花の植物は、もしかしてアレじゃないか? 途中にある工業団地の金網フェンスに咲いていたのを撮ったことを思い出した。あの得体のしれない花の正体・・。 8月21日 この花であの種子はちょっと予想出来ない。 その場所へ来ると、やっぱり! 先日持ち帰ったあの珍しい実が、たくさんぶら下がっている。先日のは葉が完全に落ちてしまっていたが、ここのものはまだ青々としている。 10月8日のブログに書いた、キョウチクトウ科の蔓性多年草で、 米国東部および中部およびカナダ(オンタリオ州)が原産のキナンクム・レーベ。耕作地などの荒れた場所に生息しているというあれだ。 8月21日のとはまったく違う場所だ。何度も通っているところだが、こんなの見るのは初めてだ。暖かい地方の植物ならわかるが、北東部・中部やカナダ原産のものがどうして? 1か月もすれば蔓が枯れて、実が乾いて羽毛のついた種が飛び出すのだろう。その様子を見られるかもしれない。あちこちに種が落ちて、すごい勢いで繁殖するようになるのだろう。 根が広がると長さ12メートルまで成長し、特に農耕地では根絶が非常に困難という代物だそうだ。手が付けなくなるんじゃないか。 あちこちでものすごい勢いで繁殖して、在来種を脅かしている帰化植物が問題になっている。日本野鳥の会ならぬ、「日本植物の会」みたいなところに報告した方が良いんじゃないだろうか? ☆ 夕陽が沈みそうになって、あわてて農地改革で整備された畑の中道を走る。最近はウォーキングにランニングを混ぜることにしているので、これ幸いとばかりに・・。だが、せいぜい走れるのは1キロぐらいのもの。 着いてみるとすでに太陽は無く、臨海工業地帯の間に鈴鹿の山山がシルエットを浮かび上がらせ、暗いオレンジ色の空が広がっていた。 ここには釣り人が必ずと言っていいくらいに居る。季節によってターゲットは違うのだろう。クロダイのフカセ釣りの人はおらず、やって来た人はどうやら投げ釣りをしているらしい。狙いは何んだろう? 暗くなってきた。向こうの堤防の上にも釣り人がいて、じっと竿先を眺めている。近寄って何が釣れるのか、「スズキですか?」と声を掛ける。「ウナギです」との返事。 夏はよく釣れたとかで、今でもまだ水温は高いので釣れるだろうと。夏は暑いし蚊が凄いので大変で、この時期はそれもない。釣りをするには最高の時期で、すぐ後ろまで車が入れて何かと便利な釣り場のようだ。 たまに「クロダイ」なんかも釣れるらしい。「スズキ」はブッコミでは釣れず、ルアーで狙っている人がたまに大物をゲットしているとか。 エサは何かと聞くと、「ドバミミズ」で途中で採ってくるとのこと。釣れれば自分で捌くが、奥さんも息子も食べないので近所に上げたりするらしい。 まだ明るいうちはダメで、暗くなってからが勝負らしい。 気候のいいこの時期、太公望よろしく竿先に付けたケミホタルを見つめて憂さを忘れてて過ごすのもいいかも。この日は常連3人が距離を置いて、竿を3~4本並べてウナギを狙っているらしい。 帰りがけにやって来た車が釣り道具を下ろしている。「ウナギですか?」とカマをかけてみると「コチ、コチだわ」と意外な返事。向こうにウナギの人がいますが・・。「ああ、あっちはウナギ」と、皆さんお互いに知っている同好の仲間のようだ。 6時前、名古屋オーシャンズの拠点のフットサルの練習コート。現在ランキング1位とあって、人気抜群のチーム。子どもたちがコーチについて熱心に練習していた。 トップチームの選手が日替わりで毎日、個サルも開催していて、夜も賑わっているようだ。 往復5キロほどの距離だったが、気候もいいし気持ちのいい1時間だった。スクワットをやっているお陰で、体が軽いし歩いてもあまり疲れないですむ。
2023.10.12
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♪ 何ゆえに鯔は跳ねるや夕暮れの胸に沸き立つミトコンドリア 先日、美しい夕焼けを見たが、ここのところ天気は不安定でゲリラ雨が降ったりして、スッキリしない空だ。降ったり晴れたりで、それが入道雲と多様な雲が入り混じって複雑な雲模様を作り出す。夕日を受けて色をまとい、面白い写真が撮れるかもしれないと思い、スマホを持って夕陽の見える横須賀港へ。 鈴鹿山脈あたりに雨雲がかかるのは分かっていたが、果たして夕日との絡みがどんな具合なのか、行ってみないと分からない。 着いてみるとかなりの雲が西空に掛かっていて、条件的にはあまり良くない。北の雲と西の雲を交互に並べてみる。 日没は17時57分。雲に隠れてしまい最後まで見届けることはできなかった。上空に水蒸気が多く、夕陽が空を美しく染めるような状態ではなかった。当分はこんな空模様が続くのだろう。いつかリベンジしよう。 以前、石灰石らしきものが積み上げられた写真を撮り、持ち帰ったものについてあれこれ書いた。推察して、伊吹山から運んでくるのだろうなんてことを書いた。この表示は最近のものらしい。 クロダイの落とし込み釣り釣りをする人が一人や二人必ず居る。この日は他に、コマセでアジか何かを釣る人がいた。ぽつぽつ釣れていたようだ。満潮が19:37。暗くなるまでもう時間がない。 今日はこれから、歌会始への詠進歌を書く予定。毛筆で書かねばならない。下手を承知ではあるが、何とか様になるものが何枚めで出来るか。1年に一回の事なのでやってみないと分からない。 11首詠んで、5首まで絞ったが1首決めるのにまだ迷っている。個性があり、物語があって鑑賞に堪えるものでなければならない。 8年間で生徒6人が「歌会始の儀」の入選者となった高校がある。新潟市中央区の東京学館新潟高校。書道の授業から偶然始まった短歌の指導が、快挙につながっているんだとか。 指導を担当する田村裕教諭(60)は、「作歌の際は着眼点とドラマ性を重視している。大切なのは技法や過去の作品鑑賞よりも実作。歌は筆で書くようにもしており、他人に見られることも意識させている。新潟市中央区の東京学館新潟高校(読売新聞) 2021年のお題は「実」で、2年の藤井大豊さん(17)の歌が選ばれた。 「七限の書道の授業は『実』の文字最後の払ひに力を込める」 田村先生は「オリジナリティーのある着眼点。積極的に創作に取り組んだ成果が表れている」と目を細めた・・。 私は、21年の入選歌の考察で「お題の言葉をそのまま歌にしたところに、素直な若者の気持ちが出ている。結句の『最後の払ひに力を込める』が秀逸。書道に託して、学校生活の充実ぶりと意気込みが詠み込まれ、若さを表現して余りある。」と書いている。
2023.09.19
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♪ コーヒーを右手で飲んで左手でマウス動かす机(き)に木瓜の花 ときどき夜明けとほぼ同時くらいにキジバトがあの独特な野太い声で啼いていることがある。今朝も小雨の降る中、6時前後から何を言っているのか、しきりに啼いていた。 雉鳩の啼き方はいくつかあるようだが四拍子で鳴くことが多い。ウォーキング中に三拍子で啼くのを聞いたことがあるし、今朝は遠くで二拍子でせわしく啼いているのも聞こえてきた。 啼き方にも2種類あって、個体差なのか伝えている意味が違うのかは分からない。あるいは何かやり取りでしているのだろうか。4拍子3拍子 四十雀は軒下の巣箱に営巣したことが何度かるので、その啼き方の違いを4つぐらい聞き分けることが出来た。互いにコミュニケーションしていることがよく分かったが、雉鳩は一方的に啼いているだけで、コミュニケーションしている様には思えない。 いや待てよ、二拍子で啼いていたのがそれなのか?これだって初めて聞いた啼き方で、ウォーキング中にも聞いたことがない。今度、あの声がしたらもう少し注意して聞いてみよう。☆ ハシブトガラスとハシボソガラスの鳴き声に大きな違いがあり、顔と声のイメージが逆だと知って、面白いものだと思う。 あの嘴が大きく体も一回り大きいハシブトの方が、いかにも烏らしい明るい声で啼く。街の周辺に棲息していて、生ゴミや人の周りで残り物を探したりするので目につきやすい。ハシボソより頭が良いので話題になりやすいく、漫画や絵本に出てくるのはほとんどがこれ。 一方のハシボソは農耕地、河川などで見られることが多い。細くて丈夫な嘴で、木の実、草の実、野菜類、昆虫類、海岸や川辺で見つかる魚やけものなどの死体など、なんでも食べる。 低いだみ声でまくし立てるように鳴くので、姿を見なくてもすぐにハシボソだと分る。 名鉄の高架下の草刈り。市を通して名鉄に依頼してもらった。これで3回目。市から職員が二人やって来て、「早急に刈るという返事はもらってあります。」と言いながら、しかし、また聞きの形になるので今後は直接言ってもらう方が良いと、担当部署の電話番号を書いたものを手渡された。太田川駅にその部署があるらしい。 先日、県の道路管理の担当部署の電話も教えられたばかりで、今度もそういうことになった。何度も同じ人からの依頼なのでその方が良いという判断なのだろう。依頼者本人にゲタを預けた方が話が早いということだろう。 まあこっちもその方が、言いたいことが直接言えるので都合がいい。「こっちから言わなくても、毎年やってくれないと困る」「年2回、最低1回はやってほしい」と。 何をするにも縦割り行政が邪魔して、身動きがとりにくいのも確かで、メンドクサイ仕事はなるべく減らしたいのも人情だ。甘んじて受けてやろうじゃないの。☆ 隣保班に若い家族が5軒増え、皆さん右も左も分からないはず。古株というか地の主みたいな存在の爺が、良い環境にするための率先して行動するのは当然の事。 夏井いつきさんの「瓢箪から人生」を読んでいたら出てきた言葉。「サンガイ ジウナコ ラギ」。ネパール語で「みんなで生きるために」という意味らしい。 山を越えて三日もかかる病院にお婆さんを背負って運んでくれたネパール人の青年。なぜそこまでしてくれるのかと、病院に医療支援活動に来ていた岩村博士が問うた。その時の青年の答えがこれだったという。 この言葉は絵本にもなっているらしい。この青年の様な立派なことでなくとも、「みんなで生きるために」という思いは私にもある。小さなことの積み重ねがジグソーパズルのように繋がっていく。そのピースの一つ一つに細胞の核のような思いが宿っている。「サンガイ ジウナコ ラギ」。濁音が三つも入っていて、ぎくしゃくした響きだが「みんなで生きるために」とセットにすると柔らかくなる。心に留めておきたい言葉だ。
2023.09.05
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♪ 軟弱な自分に鞭を打つというひ弱な爺の雲下の意地張り 何故か伊吹山に固執していて、取りあえず一度行っておかないと気が済まない気がしていた。それで、登山道が閉鎖されているならいっその事バスで行くかと。ドライブウェイで上がってから、頂上までの遊歩散策の登山コースが3本あり、そこを歩くだけのものだが足慣らしには良いかと。 土・日は混むので平日を選び、名古屋から出ている阪急交通の高速バスを予約。昨日、暑いのを承知で行ってきた。9時発ー10時45分着 片道1600円。6割ほどの乗客は、前日より多いとのこと。 近いので、1時間18分後にはドライブウェイ入り口に到着。気温24度との表示があった。30分ほどでスカイテラス駐車場に着くようだ。あれが伊吹山か。石灰石の産地なのでいかにもそんな感じだ。 帰りのバスまで5時間20分もある。どうやって過ごすかは一応は考えてあるが、行ってみないと分からない。 東コースは下り専用らしいので、西コースから登って東コースを下り、昼ごしらえをして中央の直登コースを登るとか・・。 バスを降りて取りあえず西コースへ。ストックを1本だけ持ってきたのでそれを使いながら、石のごろごろする道を登る。 ウグイスがしきりに鳴いている。 ウィークデイでもけっこう人が多い。観光バスでの団体がいくつか来ているようで、花の説明など聞いている。鶯に交じってホトトギスも鳴きだした。 脇道があったのであえてそちらに足を向ける。後に続いてくる人はいない。少し行くと下へ降りる道があり、そこにロープがしてあって登山道は下山禁止との表示。 ああこれが閉鎖になっている本来の登山道か。大雨で登山道が崩れ、通行止めになっている。道理で誰も付いて来ないわけだ。閉鎖になっている登山道。 それにしても暑い。上に来れば気温が下がって涼しくなるだろうと思っていたのは大間違いだった。今年の異常気温は山でも同じだ。本来はこのような登山をするつもりだったが、この暑さじゃ半分でバテるだろう。日陰もないカンカン照りの登山は、何時になく過酷なものになるだろう。頂上近くになると今度はトンビが、あの特徴的な声で鳴きながら輪を描いている。 あっという間に頂上に着いたが、避暑に来た気がしない。風もなくギラギラと太陽が照り付けて、背中は汗びっしょりだ。 ビールが飲みたくなった。山小屋で「よく冷えた缶ビールをッ!」と所望して、店主のおばさんに聞くとやっぱり異常な暑さだという。湿度も72%ある。長袖を用意したのは無駄だった。 冷蔵庫の上の温度計をさしながら、いつもなら20℃そこそこなのに今日は26℃もある・・。こりゃあ氷河だって溶けるわ。 東のコースを行こうとしたら途中で、ここから先は上級者向けで装備のない人は云々との表示があって、なんだか拒否されたような。道が細く、雨で荒れているということらしかった。 なんだか分からないままに左の方へ回っていくと、中央の表登山道へ出た。しょうがないのでそのまま下山。階段ばかりの道をしばらく行くと平らな道に出た。前方からぶくぶくと太った狸のようでそうじゃない、何かの動物が上って来るのが目に入った。 ありゃ何だ? 顔がアンパンマンの様に膨れていて、体形は豚のように丸々と・・。 慌ててスマホを取りだしたが、ちょっと遅かった。あいつが上っていった辺りにはこんな足跡がたくさんあった。拡大すると・・。それにしても良く肥えていた。何を食べたらあんなに肥えるのか・・。 登山道のあちこちにこのような扉が設けてある。最初何のためのものか分からなかったが、この表示を見て納得。あいつはニホンカモシカだった。☆ 頂上ですきっ腹にビールを飲んだので、何となくアルコールが残っている感じのまま、ややもつれた足でスカイテラスに戻って来た。12時半ごろで、テラスで昼食を取る。14時30分の出発まではまだたっぷり時間がある。しかし、登山の足慣らしに来たはずだ、このまま何もせずに時間をつぶすことなんて出来ない。 下りてきたばかりの中央登山道は途中からだったので、階段ばかりのこのコースをちゃんと攻めてやろう。たった20分で上れる。そして西コースから下りてくればいい。参考写真 距離は短いのでかなりのスピードで上がる。ウォーキングで120段上がるのとはわけが違うが、日ごろのトレーニングの成果を確かめたい。何段あるのか、どの程度疲れるのかも知りたかった。 100段ごとに息を入れながら、一気に頂上へ。階段だけで560段あった。階段になっていない部分ももちろんあったが、まあそこそこの疲労で済んだ。空気だって薄いわけでもないし・・。 そのまま西のコースへ回り、さっさと下りてきた。伊吹山を有名にしている肝心の花は、暑さのせいで開花時期がだいぶ早まったようで最盛期は過ぎていた。大して見るべきものもなく、花の写真は1枚も撮っていない。午後になって雲が出てきた。山は何時だってそうだ。石灰石の採掘場が見える。全山が石灰石で出来ていて、石灰石の有数な産地でもある。知多半島の港に積み上げられている石灰石 伊吹山は牧野富太郎も登っている。麓の薬業をしている家に泊まり、案内を頼んで登っている。仲間とは別れて自分は一人なのに大量の植物を採集して、持ち運びに困ったと書いている。この時、イブキスミレを発見している。 スカイテラスでビールが飲みたかったが、ここはドライブウェイの終点だ。アルコール類は一切置いてない。美味しい泡で喉を潤すことが出来ないのが、今回最も悲しかった。運転手が「日曜日は混むし下手なドライバーや無謀なのがいるので怖い」と。 5時過ぎには家に着いて、飲んだビールの美味かったこと。半袖で通した腕はかなり日焼けしていた。 今朝になって、太ももが痛い。こんなところの筋肉痛なんて初めてで、あの階段上りが堪えたようだ。まあ、おおよその体力テストにはなった。少し猛暑が落ち付いたら、どこかの低山を登りたいと思う。
2023.07.29
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♪ 夏雲の丘丘丘を抜けて行くヒッチハイクの帯広の空 1日中クーラーの部屋にいると体も心もおかしくなる。体を動かしたくなる。37℃ほどにもなった午後2時ごろ、トレーニングしようと体育館に行くも祝日の後で休館だった。ガッカリして、このくそ暑い中を戻って来た。 午後4時頃、まだ35℃ほどあったが歩きたい衝動に駆られ、気分転換も兼ねてウォーキング出た。図書館前の歩道を塞いでいる草と木がどうなったかも確かめたい。ポケットのないスポーツ用短パンとノースリーブ。暑いのでスマホとボトルのホルダーを着けるのは無理。この猛暑の中を、スマホをだけを持って出かけた。途中、見慣れない花が咲いていた。 35℃の気温の中、3キロの道を30分間、肌をさらして歩いてくればさすがに堪える。図書館は連休の後で休みのはずで、冷たい水がいつもの様に飲めない。他に給水ポイントはないし、小銭を持って出るのも忘れて、自販機でお茶を買うこともできない。暑さには慣れていとはいうものの何とまあ無謀なことを。 まあ、距離も知れているし何とかなるだろう・・・。 15日に片側通行にして何やらやっていたと、カミさんが言っていた。連休前に前倒しで処理してくれたのかもしれない。この目で確かめないと気が済まない。バス停の所まで来て、「さあて、どんな感じになっているかなぁ?」おお、きれいになってるぞ。 見るほどに土手の木がものすごいことになっていることを実感する。高所作業車を使っての、難儀な伐採作業だっただろう。横断歩道のところもスッキリとした。これで、歩行者や自転車が雨の日でも安心して通れるようになった。 毎年やればこんなことにはならないのに、苦情が出るまで放置してあることが問題だ。老若男女が文化・教養を高めにやって来る図書館。いくら縦割り行政でも、智のシンボルである施設のあり方に無神経すぎやしないか? 周辺に対する意識が低すぎやしないか? 自転車の若い女性がやって来て、館の駐輪場へ向かった。え?やってるの? 階段を上がって確認すると、なんと開館している! 入り口の休館日のカレンダー表示を見ると、今週は休みなしでの営業になっていた。 ラッキー!! これで、暑さに萎れかけていた身体に冷たい水が補給できる。正面の企画展示コーナーで地図に関する本の特集をやっていて、面白そうな本がたくさん陳列されていた。 何故かこんな本もあって石の好きな私は、衝動買いならぬ衝動借りをしてしまった。 休みだと思っていたので図書館カードを持っていない。住所・氏名などを紙に書いて、本を借りる時に「歩道がきれいになって良かったね」というと、「え、そうなんですか」と来た。 車で南の駐車場から入る人は気づかないのかも知れない。それでも、草や木の枝が酷くて通りにくいということは知っているらしいので、簡単な経緯を伝え、横断歩道のことなど言わずもがなのことまでしゃべって場を離れた。帰りがけにもう一度、冷水を飲んで涼しかった館を出た。☆ 真夏の猛暑日だというのに空の様子が夏らしくない。浮かんでいる雲が、まるで秋の始めのようで巻雲や遠くにうろこ雲まで浮かんでいる。入道雲などどこにも無い。 北に停滞していた梅雨前線が再び南下。東海は昼過ぎから次第に雨が降り、関東甲信も内陸部を中心に雨が降る。大気の状態が不安定となるため、雷が鳴って、激しく降る所もあるらしい。突風やヒョウにもご注意を。 ここらで雨が降ってくれると有難い。昔のように夕立が復活してくれないかなぁとも思う。夕立で束の間静かになり、ふたたびセミが鳴きだす。あの何とも言えないひと時がいい。
2023.07.19
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♪ 暗転のどんでん返し梅雨明けを猛暑に変える不埒だぞ 天 中央図書館の前を通っている国道。その歩道が草と木の枝が伸びて通りにくくなっていることを7月10日のブログに書いた。それでその日のうちに、市のホームページのフォーマットから「除去・清掃」を依頼しておいた。 そして昨日13日、回答の返信があった。日頃は市政にご理解とご協力くださり、ありがとうございます。さて、過日、お問い合わせのありました件につきまして、ご返答させていただきます。ご指摘の箇所については国道にあたるため知多市ではなく愛知県管理となり、草刈りを含めた維持管理は愛知県知多建設事務所が行っています。また、お問い合わせの内容は7月11日に愛知県知多建設事務所維持管理課の担当者へ伝えさせていただきました。なお、該当箇所の草刈りについては7月18日から実施するとのことです。事情ご賢察いただき、ご理解いただきますようよろしくお願いします。 ・担当者連絡先担当:愛知県知多建設事務所 維持管理課電話番号:0569-21-3249知多市 都市整備部 土木課 管理チーム 0562-36-2670 連休明けの18日に作業をする予定という。依頼したからそうなったとは書いてない。文面からすると、すでにそういう予定になっていたとも受け取れる。こういうところが如何にもお役所的だ。 事務的に結果を伝えるだけで、こちらがいろいろ書いた心情や先方の事情などには一切触れられていない。簡潔で無駄がない文章というべきか。「愛知県知多建設事務所 維持管理課」の連絡先も明記してある。今後は直接そちらに連絡・依頼をしてほしいという “推して知るべき” ものと斟酌させられる。 いかにも日本的でお役所的な感じがしないでもないが、考えすぎだろうか。 まあ、この酷い状態が思ったよりも早くきれいになるというので、それはそれで嬉しいことだ。 図書館長にも要望を出すようにお願いしてあったので、一応、この結果を報告しておくつもり。間もなく梅雨明け。 次第にチベット高気圧が日本付近へ張り出しを強める見込み。太平洋高気圧の本州付近への張り出しも強まる。17日頃には、梅雨前線は北海道付近まで北上し、活動を弱めるとの予想。 北陸や関東甲信、東海では16日から19日、近畿から九州では16日から18日にかけて、最高気温が35℃以上の猛暑日になる所がある。知多市にもトンデモナイ予想が出ている(気象協会はこれより2度ほど低い)。 梅雨明けの連休ともなれば、家族揃っての大移動がある。息子一家も、40周年記念のディズニーランドへ行くらしい。
2023.07.14
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♪ 美しい花を付けない草や木の一つであるも無くてはならぬ 今年もまた同じことが繰り返される。草が生え繁るのは当然として、その処分がされないままになっているのが、どうにも見苦しくも暑苦しい。 それで堪らず市に要求して除草清掃してもらいたくなる。毎年同じことが繰り返されるというのが情けないと思いながら、私めがまたしゃしゃり出て苦情を言う羽目になる。 側溝から向こうは名鉄の敷地なので市の方では手が出せず、名鉄に伝えてもらって刈ってもらうことになる。人手が足りないというか、対象範囲が広いのでなかなか手が回らないという実状なのだろう。なのでこちらから言わないと、永遠に順番は回って来ない。 昨日、雨も上がったので、ウォーキングがてら図書館に本を借りに行った。感覚的なものと知的なものが融合した簡潔な描写と詩情豊かな澄明な文体で20篇余りの小品を残し、文壇に認められてまもなく、31歳の若さで肺結核で死んでしまった梶井基次郎。 *檸檬 城のある町にて *泥濘 *路上 *橡の花 *過古 *雪後 *ある心の風景 *Kの昇天 *冬の日 *蒼穹 *筧の話 *器楽的幻覚 *冬の蠅 *ある崖上の感情 *桜の樹の下には *愛撫 *闇の絵巻 *交尾 *のんきな患者 *瀬山の話 死後次第に評価が高まり、今日では近代日本文学の古典のような位置を占めている。梶井の残した短編群は珠玉の名品と称され、世代や個性の違う数多くの作家たち(井伏鱒二、埴谷雄高、吉行淳之介、伊藤整、武田泰淳、中村光夫、川端康成、吉田健一、三島由紀夫、中村真一郎、福永武彦、安岡章太郎、小島信夫、庄野潤三、開高健など)から、その魅力を語られ賞讃されている。(Wikipediaより) 文学青年でもなかった私はこういう本に全く触れず素通りしてきた。遅まきながら読んでみようと思った次第。 それで、先日短歌に詠んだ「♪ 図書館への歩道に伸びる草と木の処置を求めて館長に会う」の通り、図書館前の草ぼうぼうの歩道を通ることになる。バス停から横断歩道までの20mほどの距離。そりゃあ酷いものです。 こんな状態じゃ雨が降っていれば傘も差せないし、下半身はびしょぬれになる。館長にこのあまりにもひどい草と木の枝「刈り取り整理」を市に依頼するように頼んである。しかし、縦割り行政の壁があって “なあなあ” というわけにはいかないらしい。「私の方からもお願いしておきますが・・」と言った手前もあるし、一般市民の声を直接伝えた方が話は早いだろう。以前にも依頼したことがあった。国道なので県の管轄、市から県に市民の声として伝えることになるらしい。名鉄の線路わきと同じでややこしい。 ずいぶん経ってから確かにきれいにはなったが、時間がかかって忘れたころにようやく作業がはいるが、依頼したからなのか、予定の作業をこなしているだけなのか分からない。 指定のフォーマットでお願いをすることになるが、「またあの人から要望がきてます」と言われそうだ。でもこれは私個人の要望というより、同じように困っている人が居るはずなので市民の代表としてお願いするというスタンス。 日本人は、「おおやけ」に対する遠慮があるように思う。陰でグダグダ言っているくせに、直接言うことには凄い抵抗がある。上下関係を意識してお上には逆らえないという、前時代的な感覚を持っている人が多いのでしょうか。「出る杭は打たれる」というのを意識し、他人と違うことをやろうとしない。個人の意見を表に出さず、周りばかりを見て生きている。自分の「感性」を磨くどころか、自分を殺して周りに合わせて生きている。インスタにこんなのがあた。 私に言わせれば、「わたくし」が無いに等しい。挙句には「孤」に埋没するのを危惧して付和雷同の烏合の衆となる。自分を出さないことが習い性となり、逆に、自信を無くしていく。ガス抜きしないので不満が溜まっていき、極端になるとカルト教団みたいな所に逃げ込む羽目になる。 メンタリティーが弱すぎるのか、社会が悪いのか。 良い事だけを書きたいと思っている矢先なのに、筆が滑って、書くつもりもなかったことをグダグダと書いてしまった。 植物の様に「ただ黙々と美しい花を咲かせる」というのが理想だ。良いと思ったことを、自然体でだまってやっていけばいいだけの事だ。
2023.07.10
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♪ 胸椎と腰椎の接するあたり歩けば痛みの付き添い始む 佐布里池の北東に大規模な太陽光発電所がある。19年に完成し8月より商業運転を開始している。 稼働中のそれは「四電エンジニアリング」と(株)中部プラントサービス(本店:愛知県名古屋市)が共同出資する事業会社「知多太陽光発電合同会社」が運営している。 出力規模 約11.68MW、年間予想発電量 合計 約14,540MWh(一般家庭約 4,800 世帯分(※)の年間電力消費量に相当)※1世帯当たり 2,973.6kWh/年で算定 側を通るたびに拡張され、景色が一変していくのを目の当たりにしていた。この場所の上の方は、市の不燃ごみの処理場に使われていた。中古で買った家の庭の改修をし、大量に出た瓦礫と土を大工さんの軽四トラックで運び込んだことがあるのでよく知っている。 こういう使い方しかない場所を起点に、下へどんどん拡張していったわけだ。ここから中部電力に送られている。(Google マップ ストリ-トビュー)Yahooマップの航空写真(拡大します) 佐布里池側からすればあまり人が行くことのない目だたない場所ではあるが、巽が丘住宅が近くにあって多少は景観を損ねている。でもまあこの程度なら許せる範囲か。☆ 佐布里池の半分を周遊することが出来る。1周3キロちょっとにはアップダウンがあり、そこそこ歩き甲斐がある。 佐布里池は知多市の貴重な観光資源で梅の花の時期以外にも、寺本駅からパークロードを経由して佐布里・梅の館まで歩く「名鉄ハイキング」とか、企業のオリエンテーリングなどにも利用される。 我が家からここまでは5キロほどある。ここまでの往復ができなくなるともう完全な老人の仲間入りだ。今は辛うじて歩けているが、今年の夏はどうなるか。だんだん億劫になりかけていて、ウォーキングマシーンなどに頼るようになっていくのかもしれない。 粕池のそばでブルーベリーを栽培している知人に会いに行って、そのまま戻って来ると、せいぜい8キロぐらい。その辺りがちょうどいいと思うようになるのかも。☆ 腹筋が弱いせいか、脊椎の腰の辺りに痛みが出る。なるべく腹を出して前かがみにならないようにして歩く。ベンチで仰向けになって休むと楽になる。
2023.06.10
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♪ さんぜろごぜろさんぜろご歩みきてすべってころんで日が暮れてゆく いよいよ4軒目の棟上げ工事の下準備が始まった。土台を組んで床の下地までやって帰っていった。 正面に中央に玄関がある、ちょと意表を突かれた感じの間取りになっている。 まだ若い夫婦。皆さん大枚を注ぎ込んで新築の家を建てる、その決断と行動力には感心するばかり。終身雇用はなくなり、年功序列もない。世界は不安定を増すばかりで、先を見通せない難しい時代だ。一つ間違うと大変なことになる。 9日のブログに書いたように、地球温暖化は深刻さを増すばかりだし、世界情勢は安定からは程遠い方向へ向かっている。かといって、悲観ばかりしていては生きていくことはできない。 頑張って、精一杯人生を楽しんでほしい。そのために我々老人も、出来ることをこちらも精一杯やっていく。☆ いつもの様に数字にピント。ゴロがいいので留めおく。 折れ線グラフ見てみれば、どこぞの株価のごとくして、はたまた地球の気温のごとく、乱高下して不穏なり。2023年02月01日〜2023年04月18日18日7時35分
2023.04.18
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♪ プールからツーブロックの孫が来る三年3組今が旬です 1日降った昨日。貯水タンクが満杯、溢れる寸前で雨は止んだようだ。一日中気温が変わらず肌寒かったのに、孫はスイミングから半袖で帰って来た。運動した後とはいえ、見てるこっちが寒さを感じる。 今朝も、スッキリしない天気。お寺の裏山のもっと右の上から昇って来ていた太陽が、だいぶ北へずれている。黄道が、南回帰線から夏至の北回帰線に移動してゆく途中。こんなところにも季節の移ろいを見ることが出来る。 雨にしっとりと潤った大地は瑞々しく、ムクドリの草の実を食む姿まで生き生きと見える。ナニワイバラの莟もだいぶ開いて、くっきりと白を輝かせている。まだ4月の中旬だというのに、さっさと咲いて、あっという間に散ってしまうんだろう。やはり四季咲きの方がいいか・・拡大 薔薇の下にはウインターコスモスが大きくなってきた。肥料をやったのが間違いだったようだ。こぼれた種から、キバナコスモスも芽を出し始めている。紫宝花もこれから伸びて来るし、こりゃあケンカになる。真夏のカンカン照りに、水の奪い合いだ。整理しなくちゃならんだろう。 薔薇の一枝を裏の塀に伸ばしてやったので、正面の枝は一本に整理する方がいいかも知れない。今年の夏の様子をみて、剪定をどうするか。 冬と夏では大違い。様変わりする先を読むには、何シーズンか経験しないとわからない。 先日、1か月ぶりにやって来た孫の雰囲気が、随分違っていて驚いた。初めて美容院に行ったらしい。それで好みの髪型にしてもらったらしい。「自分で説明して、やってもらったの?」 どうやらパパが髪型を伝えて、やってもらったらしい。「ツーブロックとか言ってたけど、意味分かんなかった」 そうか、じーじもよう分からんなぁ。 なんでも、両サイドの髪を持ち上げて留め、その下の髪を短くカットするらしい。ツーブロックのブロック(block)は、塊、区画の意味ではなく、遮る、阻止する方の意味なんだね。 髪を下ろすとカット際が隠れて、今風の髪型になるというものらしい。よくテレビで見かけるあれだ。小学3年生でそんな髪型をするなんて、時代も変わったものだ。 私なんか、もう何十年も床屋に行って無い。カミさんがやってくれるのでタダ。美容院は未だに男が行くところというじゃないというイメージが抜けない。昭和の男はみんなそうでしょう。 3時間経過して、どうやら空が晴れてきた。3件目の新築の家は、昨日が引っ越しだった。ちょうど雨も小降りになった時で運がいい。運のいい人が集って来る。 また一軒お隣さんが増えた。周りを見渡しても新築の家が増えていて、確実に新陳代謝が進んでいる。私も含め、団塊世代が重くのしかかっている今。あと10年もすれば一気に様変わりする。今がその過渡期の入り口。変化の波は徐々に大きくなっていくだろう。
2023.04.16
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♪ いつもより少し嬉しい夢を見た遠くカラスの声瑞々し 朝から雨が降っている。そんな予報だった? てっきり夜になってから降るものだと思っていた。 しかしこの雨はもう止み、薄日が差して風が出ている。昼頃には7m/sの強風が吹くらしい。知多市 4日からの10日間天気 2月から、日の入り後の空に、「金星と木星」が明るく輝いているのが見えている。日々高度を下げている木星と、逆に高度を上げてきた金星が次第に近づくように移動し、2日の今日はこの2つの惑星が最も接近して見える。まだ夕明りの残る空に、一番星と二番星が並んで見えるという感じ。 時間が進むと二つの惑星は低空に移っていく。暗くなっていく空の中で、圧倒的に明るい2つの惑星がぴったりと寄り添う光景を眺めて、愛を誓うも、若かりし頃を懐かしむのもいいでしょう。ただ、寒いので・・・。 日本気象協会ではこんな指数を使って、夜空の観察をサポートしてくれている。約マイナス4等の金星、すぐ隣に並ぶ木星も約マイナス2等だ、何の問題もない。「星空指数」は、その日の夜空が天体観測に適しているかを表す指数。天気や月の満ち欠けを考慮して計算されていて、数字が大きいほど、星空が綺麗に見える可能性が高くなっている。 また、3月24日には「月と金星」が接近する。新月から2日目の、細い細い月だ。 このような月と星の接近した様子を見るたびに思う。あの月星(moon star)シューズのトレードマークは、この様子がモチーフになっているのだろうかと。そんな気持ちを抱かせるこのマークは優れたデザインと言えるのだろう。2013年に斜めに傾けたものに変更されている。
2023.03.02
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♪ 幽玄の深みに浸る鏡花潭 目白が池に黄の影の揺る 今年の冬は寒暖の変化が大きかった。最低気温がそれほど低かったわけでもないのに、屋内に取り込んだパキラの葉がその変化に対応できず、何枚かの葉が傷んでしまった。 半地植え(塩ビ管に植えてある)した紫宝花は、地上部がすっかり枯れてしまっている。多分、春になれば新芽が出て来るとは思うが、ここの紫宝花にとっても新天地なのでどうなるかは未知数だ。 日本では1年草あつかいの唐綿(アスクレピアス・クラサヴィカ)はメキシコ、南アメリカ原産。世界中の熱帯、亜熱帯地域で帰化状態にあり、中国、台湾、オーストラリアなどでも栽培を逸出したものが野生化しているらしい。 多分この地でも冬越し出来ると思っていたが、地上部は枯れてしまった。辛うじて根元に出ていた新芽は大丈夫そうなので、なんとか冬越し出来たと思いたい。 種がたくさん採取してあるので蒔いて育てればいいわけだが、多年草として育ってくれればその手間を省けるというもの。 シトシトと降る雨は、一気に降る大雨よりの地面によく浸透してくれる。いいお湿りだと思っていたが、窓下は短いながらも庇があるため半分しか雨が当たっていない。油断すると水が足りていない事にもなりかねない。 この浪花茨は成長期に水を欲しがるらしいので、水不足にならないよう注意してやる必要がある。ここに植えて2年目を迎える。大輪の真っ白な花を早く見たいものだ。 エサ台にやって来たヒヨドリ。今年はまだ2度しか目にしていない。先日、ウォーキングで幾つもの群れが南の方へ飛んでいくのを見たが、17日にも同じように飛んでいるのを見た。まだ渡りの戻る時期ではないらしい。 それとも、多くのヒヨドリが留鳥となって南方のどこかに棲みついているのだろうか。ガラス越しに ヒヨが行くと、すぐにメジロがやって来た。「こっちが先客だ」と言わんばかりに・・
2023.02.19
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♪ あの人にこの人にもとおすそ分けキムチ鍋にと漬汁も添えて 昨日、3件目の棟上げがあった。最近は「建前」の儀式はほとんど行われない。施主も若く、仕事があるので休んでやることもないらしい。都合のいい別の日に、棟木に幣串(へいぐし)と呼ばれる飾り物をつけることはあるらしい。 上棟式は上棟後の縁起のいい日に行うのが一般的。冠婚葬祭などの場合は六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)を参考に日取りを決めることが多いが、建築の場合は十二直という暦注を元に選定した建築吉日(建、満、平、定、成、開)から日取りを決めるらしい。 大安であっても、十二直の三隣亡に当たる日などは避けた方がいいなど、独特の慣例があるという。日曜日でないとダメとなると難しくなる。 先の日曜日、丁度出かけるところに施主夫妻があいさつ回りをしていたようだった。留守になったので、棟上げのこの日には顔を出すだろうと思っていたが、来れなかったようだ。歪みを補正して暫定的に固定するための筋交いがビッシリ入っている。補強のボルト締めだらけ。耐震のためにしても “こうなるか” って思う。複雑な切込みがしてある。これじゃあボルトで締めないと持たないわな。 10時にはもうここまでいっている。2時間しかかかっていない。けっこう風が冷たくて寒い朝で、そばでじっと眺めているのもつらい。たまに2階から眺めるだけだったので、あっという間にこうなっていたという感じ。 この後、屋根下地を打ち付け、防水シートを張るなどして5時前には終了していた。本来なら、ここから上棟式が行われる(※地域によって異なる)。(簡易な上棟式) 1.棟梁が棟木に幣串(へいぐし)と呼ばれる飾り物をつける 2.祭壇に神饌(しんせん)を供え、飾り物を飾る 3.棟梁が建物の四隅の柱に、水、塩、米、酒をまいて建物を清める 4.棟梁の祈願 5.施主・関係者の祈願 上棟式には施主の家族のほかに工事関係者が出席します。棟梁、現場監督、担当者、設計者、職人3~4人など、家族以外の参加者は7~8人程度。神主を呼べば玉串料、ご祝儀や引き出物、直会(なおらい)があればその費用と、結構出費がかさむ。 地元の風習に倣う必要がある場合を除き、新家や分家ともなればそんな風習にはとらわれないで、全く何もしないというのが現実のようだ。☆ 今日は屋根ふきをするようだ。総2階ではないので屋根は小さい。1階は玄関部分と裏側に屋根があるが、すぐに終わりそうだ。 向かいの、なかなか売れないモデルハウス。どうやらダンピングに入ったようだ。 4180万円税込が3980万円に、200万円値下げされている。☆ 早めに漬けたキムチが食べごろになっている。1カ月経っていない。暖かい日が間にあったので、発行が進んだようだ。
2023.01.18
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♪ 先勝の無風快晴気温4度8時に上棟工事始まる 昨年の暮れから工事が始まっていた3軒目の住宅の棟上げの日がやって来ました。7時にたくさんの建築関係者が集ってきました。例のごとく暇人がここまでを定点観察しているので載せておきます。 今日一日で家の骨格が出来上がる。8時に作業開始だ。大工や作業員は12人ほど来ている。 これからその模様をじっくり観察させてもらいます。2階の寝室からは目の前なので撮影するにも好都合。家がどんどん出来上がっていく様子を見るのは楽しいものです。図面を見て切り刻んで、現場で一発勝負で組み立てられる。機械もな大昔、日本の大工の技術は凄かったが、それからすれば今は規格の揃った材料を機械で削って組み立てるだけ。まあそうだとしても、いつも感心しながら眺めている。 良い天気となった今日、せいぜい楽しませてもらいましょう。
2023.01.17
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♪ また一つ歴史を残し新玉の年輪でーんと光をあびる 昨日、今シーズン初めてエサ台にメジロがやって来た。ずいぶん遅かった。そう思いつつ去年はどうだったか確認すると、1月17日に初めてやって来たことが、この日記ブログに書かれている。そうだったのだ。最近は来るのが遅いのも確かだろうが、環境がまったく変わってしまったので戸惑っているのだろう。 周辺もどんどん変わっているし、自然がどんどん減っている。順応する間もなくかわってしまうのでどこへ行ったらいいのか分からなくなってる? 最初は1羽が、数日前に置いて表面が乾いてしまったミカンを啄んでいた。飛び去ったあと、新しいのと交換してやったらすぐに、今度は2羽が一緒にやって来た。たぶん番だろう。 この殺風景な庭の唯一の楽しい来客だ。他の鳥も来てほしいが、来たくなる要素がまったく無いので期待は薄い。パーゴラの上部に蔓性の植物を這わせ、それなりの緑が覆ってくれば多少はイメージが変わるだろうか。 こんな何気ないことが日常の愉しみになる。 あの「よしもと・ばななさん」も最近の本(「私と街たち(ほぼ自伝)」)に「毎日が蜜だ。生きているだけで丸儲けだ。今日が来るのが嬉しい、目を覚ませるのが楽しい。だいたいの人がみな愛おしい」と書いていて、結局、幸せって、生活の中にあるんだと。掃除したり、ごはんをつくったり、洗濯したり。そのことじたいが、幸せなことだったということに気づく。みんな年を取っていき、いつかだんだん生活が出来なくなってくる。 自分で着替えられ、瓶の二が開けられて。もうそれだけで幸せなことなんだと。きちんと、生活することがいちばんだって。 小説は売れなくなってきている。連載を本にしたいと出版社に相談して、断られたこともある。いくら文学賞をとっても、海外で翻訳が出て評価されても、そうだと。書く場所は必ずあるので、本当に書きたいことだけを書いていくつもりとか。 家族がよりどころって、昔ははなしたけど、いまは趣味で、毎日会ってるという。 おカネは、勿論全くないのは困るけれど・・。最近の若者を見ていると、それぞれのコミュニティーをよりどころにして、上手に暮らしている。そういう時代なんだと。 あくせくしない。自分に合ったスタンスで地に足を着けて、じっくりと生きていく。個人が消費されて、疲弊してゆく風潮に異を唱え、成長を目指すん「じゃない」株式会社が立ち上ったり。新しい方向性と価値観、手法も手順も今までにないアプローチで肩ひじ張らずに、ふわっと実現していく。 今朝も早速やって来たので、窓越しに。猫ガードを設置してあるので、アランが飛びつくのは避けられると思うが・・・。
2023.01.11
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♪ 庭先の花に主を思いみる花海棠のつぼみのまるみ 今度の新築は元々家が建っていた場所だからか、地盤調査をしないまま基礎工事が行われている。平らに均して砕石を入れて固めただけで、もうベースのコンクリーが打ちの準備がされている。 道路との段差があまりないので全体にフラットな感じの基礎になっている。 外周に型枠が設置され、全体に鉄筋が組まれてコンクリートが流し込まれる。前の二軒とはずいぶん違って、鉄筋もコンクリートも少なくて済みそう。建築高騰の中ではすべからくそうありたいところでしょう。 いいねえ、新築は夢があって。何もかもが新しくすべてが初めての中での新生活。どこから越してくるのか知らないが、ちょっと変わった名前の一家。三文字のその苗字は信濃の国がルーツとかで、長野に多い姓らしい。 皆さん3千万円前後のローンを組んでの新しい一歩。我ら老人と入れ替わって、社交的な明るい住宅地を築いていってくれることでしょう。☆ 去年は2軒の新築工事があり、下の写真を撮った所の家の解体もあった。新しい住人が隣保班に加わり、一年前とは雲泥の差の風景。住環境そのものも大きく変わった。 あの隣家の塀に囲まれ狭い庭には日が当たらず、外からはまったく見えない、「隠棲」というにふさわしいような家だった。それがウソのような今。朝から夕方まで燦燦と日が降り注ぎ、往来からは丸見えという、真反対の状況に様変わり。 周りからは「良くなったね~!」とその好転を賛辞され、また羨ましがられたりもしている。往来から丸見えになって、少しでもいい雰囲気だと思われる家でありたい。それは金をかけることではなく、心が現れている家であること。どんな人が住んでいる家かは庭を見ればよくわかる。 以前、花海棠の花(鉢植え)が咲く庭をみて、その奥方がとても魅力のある人と想像していたことがあった。あくまでも勝手な想像だが、そう思わせる何かがその庭にはあった。花海棠 この花には色気があって、好きなんです。放っておくと5mにもなるらしいが、そんなのではなく楚々として控えめに咲いているのが良い。半日蔭ならそんな感じに咲いてくれるだろう。 植えたい気分だが、あいにく植える場所がない。鉢植えで育ててみるか。
2022.12.09
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♪ しずしずと天火明命(あめのほあかり)没みゆき言葉きかむと坂かけのぼる 午後4時半ごろ、ウォーキングを兼ねて図書館へ。いい具合に晴れて雲も少しあるようなので夕日がきれいだろう。以前よりも日没が早くなっている。それでその時間に合わせて出たつもりだったがちょっと心配になり、急な坂を走って上り、新知保育園うらの坂も走って上がった。 体が重く、最後はヨタヨタと息を切らして上りつくと、夕陽はすでに沈みかけていた。 急いで前の開けた場所へ移動。辛うじて夕焼け空の雰囲気は捉えることが出来た。朝日はすぐに明るくなってしまうとは違って、夕陽は沈んだ後もその名残をしばらく楽しませてくれる。 飛行機雲が一筋、西に向かって伸びている。上空は高度によって湿度が違うのか、方向を違えて短い飛行機雲がいくつか光っている。消えかかっているのもある。 乾燥しきっている時は軌跡を残さず、飛行機が飛んでいるのかどうかさえ分からない。晴れて少し雲があり適当な湿度がある時の夕焼けは、その時々に微妙な変化を見せてくれる。ここにも塒に帰るカラスの群れが・・ 直ぐ近くにある中電知多火力発電所からの送電線が真上を通っている。これはこれで壮観な眺めだ。わずか2分ほどの夕焼け鑑賞。16:45 こんなに早く陽が落ちてしまうとは思っていなかった。11月3日に来た時も17:07の時点で日は落ちてしまっていた。それには間に合うつもりでいたのは浅はかだった。もう5分、走らなければ10分早く出るべきだった。前もってこれを調べておくべきだった。「天火明命(あめのほあかり)」は太陽光や熱の神格化した日本神話に登場する神。天皇に繋る他の神と同様、稲に関係のあるものでもあり、太陽神・農業神として信仰されている。 何故に夕陽がこんなにも心を震わすのか。今日と明日が入れ替わるその節目の儀式。過去となりゆくすべてのものへの惜別と未知なる明日への憧憬として、青ではなく紅であることの意味。これがもし青い色で日が暮れるのだったらどうだろう。 ストレスや疲労した心を鎮静させてくれるのかもしれないが、明日の希望とか未知への憧れに向かっていくというようなイメージは、もう少し違ったものになるのかも知れない。
2022.11.26
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♪ おお空に浮かぶものなく中空に蜘蛛の巣張りて生きるごとしも ようやく天気が安定して、しばらく晴天が続くようだ。前線が南海上を通過し、冬型の気圧配置に近い形になって寒気が降りてきている。急に朝晩が冷え込むようになった。きょう19日、盛岡で初霜を観測しました。平年より7日早く、昨年より3日早い。 今シーズンの最低を記録したところがいくつかあり、あす20日朝は、さらに冷え込む所があるようだ。 夕焼けが見たいと思っても、雲がないんじゃそれも無理。歩く日だったこと夕方になって思い出し、慌てて3キロほど先の横須賀港へ。出るのが少し遅かった。日没時間の15:13に間に合わず、すでに太陽は鈴鹿の山の向こうへ。 どのみち雲が無いのできれいな夕焼けは見られなかっただろう。17:1917:26 5分後に一瞬空が明るくなった気がした。その後、徐々に暗くなっていったが、ムクドリの群れがどこにも見えない。以前、遭遇した時はもっと遅い時間だったのだろうか。蝙蝠も出現せずトリッキーに飛ぶ姿をみることも無かった。 急速に季節が変わって何もかもが変わってしまったのか。今年はずっとおかしな気候が続いていて、最後まで尾を引いていくような気がする。 この日は快晴で、雲がないだけでなく、多い時は何本も見える飛行機雲が一つもなかった。上空の湿度が低く、飛行機雲が出来なかったのかもれないが、機影さえもないというのは如何にも味気ない。星の出没も、何もない時間帯だったようで、月も星の一つも出ていない。 この夕空はまるで死海の底を見ているようで、SFの映画のワンシーンの様にも思えた。ただただ無という文字が浮かんでいるばかり。歩道に落ちている銀杏がわずかな臭気を漂わせていた。 円安は止まる気配もなく、昨日は1時150円目前にまで下落した。このまま行くと負のスパイラルに入り込んで、スタグフレーションに陥る恐れもある。出口の見えない霧の中でおろおろするばかりの日本。近未来は、まるでこの日の空のようだ。 * ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。
2022.10.19
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