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根室はロシアと至近距離で隣接する地域だ。もしロシアが日本に侵攻するとすれば、おそらく真っ先に根室に上陸することだろう。根室がウクライナのようになってしまうことは考えたくない。いつもあの熱量で来訪者を温かく迎え続けてきた人たちが、土地を追われ、あるいは殺害されるようなことは想像したくない。ロシアと隣接するウクライナ東部の様々な地域で今日も戦闘が行われ、民間人への略奪や殺戮が続いている。しかしながら、残念なことに今すぐそれらの行為を止める手段はない。戦争とは何か。平和とは何か。我々人類はその問いに対する答えは知っているが、対処方法はいまだに知らないでいる。ウクライナの報道を見聞きするたびに、根室の人達を想うこの気持ちは・・・権力を有してその行使方法を見失ってしまった者にはもう理解できないのであろうか。
2022.05.29
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「私たちに会いに来てくれた。」その言葉が妙に心に残ったので、真意を聞いてみた。根室は北の果ての町。海の向こうはロシアで、その異国との距離は本土への距離よりはるかに短い。そんな自分たちの町に来てくれた人たちは暖かさを運んでくれる。・・・と言うのだ。これは彼女の祖母の受け売りらしかったが、それでも彼女もそう感じているとのことだった。なるほど!どうりで・・・昨夜の旅館の女将も、岬の食堂のご夫婦も、この女の子も、いわばよそ者の私にこんなに温かい接し方をしてくれるはずなのだ。今までいろんなところに旅をしてきたが、根室ほど会う人会う人の温かさを感じた町はなかったような気がする。よその町ももちろんそれぞれ温かく接してくれたが、根室はその熱量が違ったのだ。あの人たちは、間違いなく今も形や立場は異なっていても、あの熱量で温かく訪問者たちを迎え入れては送り出しているに違いない。
2022.05.19
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店内にはお客さんがいなかった。彼女は北海道から出たことがないらしく、内地(他府県)の人と話をするのが好きだと言った。彼女は私のバイクのナンバーを見て、どの県から来たのかと尋ねる。今ではバイクの香川ナンバーは[香川]と記載されているが、私が当時乗っていたバイクは旧記載の[香]のみだった。私が四国の香川県だというと、彼女は「遠いところから私たちに会いに来てくれたんですね!」と言ってにっこりと笑った。
2022.05.18
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店を出るときには、ご主人と奥さんが店先まで出てきてくれて握手を交わした。私は丁重にお礼を申し上げた。駐車場に戻ってバイクを走らせる。少し朝のコーヒーを飲みたくなった。花咲ガニのフルコース朝セットは純和食で最後は日本茶だった。それはもちろん美味しかったし、あのコースのしめは少し濃いめの熱いお茶が正解だ。しかしなぜがコーヒーを飲みたくなった。しばらくするとコンビニがあったのでバイクを止める。温かいコーヒーがほしかった。さすがに北海道である。この真夏でも朝は冷える。コンビニにはホットコーヒーも置いてあった。早速温かい缶コーヒーを1つ手に取り、レジへ向かう。レジには小柄でかわいらしい女の子がいた。お金を払って店を出て、駐車場でバイクに座って景色をみながらコーヒーを飲む。美味い!!しばらく景色とコーヒーを堪能していたら、女性が私に話しかける声がした。振り返ると、さっきのレジの女の子だった。
2022.05.16
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店はご夫婦できりもりされていて、活気のある雰囲気だった。何やらご主人が朝から漁をしてきたばかりの花咲ガニを出すのが自慢のお店とのことだ。なるほど!私をかなりのカニ好きと見た女将の意図がここで読めた。千円もしない金額で新鮮この上ない花咲ガニのフルコースを堪能できる朝食セットをいただいた。カニの刺身からはじまるそのセットは本当に贅沢だった。刺身には醤油も何もつけない!海の塩水が乾ききっていない状態の殻から身を吸い上げる。その味の美味いこと美味いこと・・・食事を進めながらご主人の武勇伝をお聞きする。今のようにGPSなんかが無い時代だ。日本の領海ぎりぎりで操業をしていてもロシア軍からすれば領海侵犯と判断されることも少なくないらしかった。ほとんどの場合はまずは音声で警告をしてくるのだが、年に何回かは何の警告も無しに発砲される。船には十数か所の弾痕があるのが自慢だとご主人はにこやかに話を進める。その話を聞きながら他のお客さんの食事の用意をする奥さんは「また自慢話がはじまった・・・」とばかりの苦笑いをする。その空間がとても居心地のよいものだった。
2022.05.13
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翌朝は予定よりかなり早起きした。女将のアドバイスだった。少量の朝食をいただいて女将に別れを告げる。旅館は下り坂の道沿いにあった。夜に到着したときは、その下り坂の向こうが真っ暗闇だったので気になっていたのだが、それが海であったことに気付く。これでもかというくらいの綺麗な海だった。そして女将に言われた岬を目指した。岬の手前にある駐車場にバイクを止めて、歩き出す。まさに観光地と言わんばかりに、通りの左右に土産物屋や食堂が並んでいる。それらの店に寄らずに岬に向かった・・・女将の指示だ。観光地エリアを抜けて、岬に向かう道の途中に木造のほったて小屋があった。食堂だった。女将は朝一番にここに寄るようにと教えてくれたのであった。
2022.05.12
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もうそろそろ26年になる。30歳代に入ったとき2年連続で夏の北海道にバイクで出かけた。2年とも北海道に10日ほど滞在した。初年度の日程半ばに根室にて一泊した。予定より大きく遅れて暗くなってから旅館に着いた。今と違って携帯電話なんかが普及していない頃だったので、初対面の女将が心配しながら到着を待っていた。当時は根室に行くには長い国道をひたすら走るしかなかった。街灯もないその道では、時として車両が故障したり、動物とぶつかってけがをしたり、暗闇のブラインドコーナーを曲がり切れずに転倒したりで、バイク乗りが無事に根室にたどり着けないことがあるらしかったのだ。無事な到着を喜んでくれた女将は夕食にこれでもかというくらいの量の花咲ガニを出してくれた。トゲだらけの硬い殻を割って食べるのが嫌だと残す人が多い中、私はそれをバリバリ割って隅々まで食べるものだから、女将は感心することしきりだった。
2022.05.09
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今月で56歳になる。56年生きてきて、こんなに様々なことが重なり多忙を極めた時期は無かったかもしれないと感じるほど今年は多忙だ。だいたいの50歳台半ばのおっさんたちはこれくらい多忙なのか・・・あるいは、私が特別なのか・・・はたまた、私の現在の状況ごときで多忙なんて言っていること自体甘いレベルで、ほかの同年代はもっと多忙なのか・・・今の私には知る術がない。ま!とりあえずあと2か月を乗り切りたい!世のおっさんたちにエールを。
2022.05.07
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先の20世紀のことを「戦争の世紀」とか「殺戮の世紀」とかいう人もいるし、そのような書籍や映画も数多ある。21世紀に入ってもう21年が経過した。つまり21世紀のもう5分の1を我々は過ごしてきたのだ。20世紀では解決されなかった、または問題視さえされていなかった諸問題が新たな方向に向いてきている。しかしウクライナで戦争が起こった。ウクライナでの戦争の影に押しやられてしまっている人権弾圧や殺戮も世界各地で止まっていない。それらの原因を紐解けば、共通点がある!それは『過去への執着』だ!その執着が『恨み』『憎しみ』を呼ぶ!そしてそれらが『支配欲』と絡み合ってしまう。最終的にそれは『憎い奴らは殺してしまえ!』『殺して奪え!』となってしまう。我々人類は、地球上の生物の頂点に存在している・・・と思い込んでいるが・・・地球上で一番愚かな生物が我々人類なのかも知れない。
2022.05.06
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終わらせるのが難しい・・・だから時間を要してしまう。そしてひとりまたひとりと人命が失われていく。これが戦争だ!そもそも戦争自体や、戦争が終わる定義が存在しないのだ理由だとも言われている。なのに、いとも簡単にある日突然、戦争は起こってしまうのだ。
2022.05.04
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3週間ほどブログを更新できなかった。いろいろあったが、一応大丈夫だ!3週間も経過したのだからウクライナでの戦闘は終結したかといえば・・・現実はそんなに甘くないようだ。この3週間で大きく変わったのはだたひとつだろう。それは死者数だ。いったいこの3週間で何人の人たちが殺されたのだろうか。本当に胸が痛い。中には「なんでもっと早く戦争を終わらせられないのか!」と憤っている人も多いことと思う。しかし悲しいことに、戦争とはそういうものなのだ。はじめるのはいとも簡単!しかし・・・終わらせるのは本当に困難なのだ。
2022.05.03
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