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マリナーズのイチローが２９日、サンフランシスコで行われたジャイアンツ戦で好守を連発。スーパープレーで敵地のブーイングを封印した。
１回のジャイアンツの攻撃、マリナーズ先発ウォシュバーンが５連打を浴びて２失点し、なお走者満塁の場面。ここで８番ウィンの当たりは右中間へ。抜ければ走者一掃のピンチだったが、中堅から右中間方向に全力でバックしたイチローが、ジャンプ一番左腕をいっぱいに伸ばしてキャッチ。スタンドを一瞬で静まりかえらせた。

イチローは５回にも２番ビスケルのセンター前に落ちるかという当たりに猛ダッシュで食らいつき、果敢なスライディングとあわせて左腕をいっぱいに伸ばしてギリギリのキャッチに成功。スタンドからは感嘆のため息ももれた。

打撃でも１回にジャイアンツ先発ジトから右前打を放つとすぐに盗塁を決めるなど、２打数１安打で調子も上々だ。

一方、松井秀喜選手は２９日、ブルージェイズ戦に５番左翼で先発出場し、空振り三振、二ゴロ、左飛で３打数無安打。「ちょっと今日は雑な感じでしたね」と松井。オープン戦通算打率は．３３３。試合はＡロッド、カノの本塁打などで、ヤンキースが６－３で勝った。３０日は欠場し、３１日のタイガース戦が最後のオープン戦となる。ここまでホームラン１本と、パワー不足が気掛かりのようだ
。

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