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長沢樹の名前はどこかで聞いたことがあるな、程度の感じで本作が初読。しかし…私の好きな作風にまた出会ってしまった。主人公は映像制作の専門学校に通う夏目行人。ある日渋谷駅近くで不思議な少女・香砂に出会う。彼女曰く、自分は武者修行中の身で、人に宿る”悪意”を退治しているのだとか。悪意が人に憑依するとその人を犯罪行為に走らせる。それを防ごうとしているのだ、と。折しも渋谷では連続暴行事件が発生中。しかしそんなオカルトめいた話、いきなり信じられるだろうか?勿論、これら事件に関しては警察も警戒を高めている。中でも、防犯カメラの映像解析だけで(つまり、足で稼ぐことなく)犯人を挙げた実績を持つ女性警官・水瀬は、とある独自の視点から事件現場近辺に常に香砂がいることを突き止める。が、彼女を襲う謎の体調異変・記憶喪失。彼女は複雑な家庭に育った過去を持つのだが、それと関連があるのだろうか?一方、夏目は学校の「夏課題」(いわゆる卒業制作)にも取り組まなければならない身。グループではなく単独での制作を決め、他班の制作状況のドキュメントを作ることにする。その中で出会った会田という男に影響され、徐々に自分の作りたいものを見失っていく。という3本立てで話が進んでいく。特に香砂のパートは、彼女の持つ能力は一体何なのか、ということが伏せられたまま、ただ淡々と彼女の主張と起きた出来事だけで構成されている。ミステリなので、ミステリアスなのはいいが、オカルトが過ぎると何でもアリになってしまい、ミステリが崩壊する感じがして、危なっかしい(実際、香砂がやっていることは危なっかしいのだが)し、「本当に大丈夫か?」と思ってしまった。しかし、終盤に至ってこれら3つの流れが合流し、できるだけ合理的・論理的・科学的に香砂の能力について検証しようとする夏目のとある実験的試みに辿り着く。物語はきちんと着地する。こんな複雑に絡んだ3本の糸をどうやって編み出し、どうやって解き、どうやって合流させたのか、作者の頭の中が見てみたい。それだけではなく、夏目をはじめとする学生たちの「心の成長」もきちんと描かれていて、青春小説としてもかなり質の高い作品になっていると思う。全体としてかなり面白かった。以下、印象的だった箇所の引用。「それでもこっちは信念持ってやってるし、それなりに研究も苦労もしてるってのに、努力も何もしてない奴が前走ってる人の足引っ張るって、もう最低」ただ、本能が、ここは一度壊れておけと叫んでいた。壊れなければ、再構築はないと。
2019.08.27

DQ5・サンチョの初期装備、・大金槌・ステテコパンツ・おなべのフタ・シルクハットを星ドラの見た目で再現した。大金槌が手元になかったので、パイレーツハンマーなるカッコいいもので代用したが…さすがに上半身も着てるか(DQ9方式)。しかしこの装備で単身チゾットの険しい山を登ったんだよね、彼は。しかもパパスから親子三代に渡って仕える忠実な召使い。実はこの人メチャクチャ強くて優しくて、主人公が冒険を終えてグランバニアに王として落ち着いた後は、副大臣あたりに就任してもおかしくないのでは?
2019.08.26

はぐメタのつえ…元々メインスキルにイオナズンとベホマラーという攻守の強力な呪文がついているので、それだけで十分優秀な武器だ。あまりに優秀過ぎて、これに勝る杖に私はいまだ出会えていない。それは下の「ぶき使用回数ランキング」を見てもらっても判る。2位の黄金竜のやりもかなり早い段階で手に入れて、使いまくっているという印象があるのだが、はぐメタとは大差。実際、呪文を使った戦法を好む私にはこれ以上ない味方である。ではこのはぐメタのつえ、メインスキル以外は何をつけるのがいいのだろうか。以下私見を述べる。ちなみに私のこの杖は2本目を入手し強化したものである。まず攻撃呪文のAスロット。ここは悩まず、手持ちの最強攻撃呪文(イオナズン以外)をいれればよい。対戦相手によって変えたり、単体/全体攻撃の好みによって変えたりはあるだろうが、私はジゴフラッシュにしている。まぁここはホントに好みで。次に緑のAスロット。ここも選択の余地はある。あくまでサポート系の呪文(いわゆる「バフ」。「マヌーサ」など対敵のものではないもの)にこだわるなら、バイキルト、スクルト、フバーハ、マジックバリア、それからベホイミという選択肢もある。私の好みとして「攻撃より防御」というのがあるので、バイキルトは除外するが、他はこれまた好みで。私はスクルトをチョイス(マジックバリアを他のメンバーが持っているので)。で、いつも悩んでその時ごとに変えているのが青のBスロット。正直「青」も「B」も杖につけるには微妙。元々は「メタルトラップ」がついていたのだが、最早殆ど出番なしなので。ひとつの考え方として、呪文を封印された時の攻撃/回復用のスキルをつけるというのがある。が、これがなかなか適当なのがない。モンスター用のブレスを使ってた時期もあるが、敵の耐性次第で効かなかったりするし。かといって「やいばくだき」のような「打撃攻撃+α」なスキルだと、力の低い呪文使い系の職には向かない。なかなかこれが最適、というのが最近まで見つからなかったが、遂に見つけた。というか、スキル自体は昔から手元にあったのだがあまり使っていなかった。それは、「天空のベール」である。効果は全員のブレス耐性UPとHP小回復。まぁ回復量が少ないのでそっちはあてにならないが、「フバーハ効果」は使える。Lv.10におけるCTもフバーハと同じ。しかも、スクルトを既につけているので、1本の杖にスクルトとフバーハという二大防御呪文がついているようなもの。これの何が大事かって、自前のメンバーに海賊がいないパーティにはかなり有り難いんである。海賊…ねぇ、そこまで強いとは思わないじゃない、初見で?でも最強職だからねぇ。いないとなったら、作るか別の方法を考えるしかない。で、考えたらこうなった、というワケ。因みに私は海賊は助っ人頼み。大勢の優秀な海賊と「契約」を結んでいる。そんなわけで、はぐメタのつえの青スロットは「天空のベール」で決まり!
2019.08.25
15日付で書いた記事の続きみたいなもの。今回は映画ドラクエには一切触れません。その代わりに俎上に上げるのは(というか、私があげられるのはこの人だけ)勿論、スティーヴン・キング。ほとんどの小説が映像化(映画だけでなくTVドラマ等も含む)されている彼の作品だが、私は劇場で観たことはない。理由は15日の記事参照。ただ、TVでやっていればたいがい観るし、更に気になる作品ならばレンタルで観る。それでも観ている作品はほんの一握り。なので、ここで書けるネタも限られている。でもまぁ、まずはコレでしょ、という作品が「ミスト(原題:霧)」。所謂「ショッピングモールに閉じ込められて…」の作品。外にはどうやら異形の怪物がいて、出て行った人間は帰ってこない(生きた状態では)。そこからの脱出劇を描いた作品なのだが、この作品は「原作忠実度」でいえば「99%」と言っていい。原作のストーリー、キャラクタ、設定をちゃんと忠実に映像化している。しかし、残りの1%すなわち終わり方が原作とは正反対。原作は、大変なことがいろいろ起きたけど、それでもこの先に希望はあると思わせる終わり方なのに、映画の方はそれはそれは身も蓋もない、それまで頑張ってやってきた結果がこんなやるせなく切ない破滅的悲劇だなんて…という感じ。正直私も最初この映画をTVで観た時は、「そんな終わり方ってありかよ~」と思ったのだが、でもあの話の流れ(そしてそこがアメリカであるということ)を考えれば、こういう結末もある意味自然と言えるなぁと思い直したものである。勿論、どちらが好きと問われれば「原作」なのだが、映画の破滅的終焉も私好みではある。で、何が言いたいかというと、映像化に際して常に言われる「原作忠実度」が99%(私の勝手な採点だが)と非常に高い映像であっても、原作を裏切る結末を描くことは可能だ、ということ。多分、この作品の原作ファンで映画は嫌いという人はそこそこの数いると思う。じゃぁ「原作忠実度」を100%にすればいいかというと、それは最早原作そのものになってしまう。100%の映像化というのは絶対無理。原作のイメージをほんの少しでも損なわれたくないなら、映像化作品は観なければいい。原作を読んで(あるいはゲームならプレイして)いればよい。だから「原作忠実度」というのは映像化作品の評価の絶対的指標にはならない。勿論、これが低すぎると最初の「シャイニング」みたいなことになるのだが…。もうひと作品、原作と映画で結末が違うけど、私はどっちも好きという作品がある。「シークレット・ウィンドウ(原題:秘密の窓、秘密の庭)」。イケメンのジョニー・デップ演じる全くイケてない作家が離婚し、しかも自作を盗作だと言い張る頭のおかしな男につけ狙われるという話。これも原作忠実度は90%はあると思うし、それでいながら結末が違う。「ミスト」のように180度違うってほどではないので、どっちかというと原作ファンが受け入れやすいのではないかと思う。だから何が言いたいかというと、「原作」が好きで好きで堪らなくてこのイメージを誰にも壊させたくないと思うなら、映画館なんぞへ初めから行かなければいい。そういう選択もファン心理として理解できる。でも、「他の誰かのイメージ」を元に作られた映像を観るのも、それはそれで楽しかったりする。例えば、配役ひとつとっても。だから、まぁ、観たい人だけみればいい…という身も蓋もないのが本稿の結論。私は全く映画通ではないけど、たまには観るのもいいと思うけど。
2019.08.24

ここのところ、映画関係や夏休みということもありコラボイベントが目白押しで、相変わらずストーリーが進んでいない無課金冒険王です。で、ここ数日やっていたことは何かといえば「イシの剣」を10回強化して使える剣を1本増やす、ということ。さすがに自力で期限内に素材となる剣を全部集めるのは無理なので、マルチを駆使してひたすら同じ敵と戦っていた。で、こういう武器作成はこれまでも何度か行っているが、何故か「最後の1本」が手に入らないものである。私も当初、昨夜のうちには入手して完成すると思っていたのが、ラスト1本がなかなか出ず、諦めて寝て起きて今朝一番にマルチをやったら無事入手・完成にいたったという次第だ。取り敢えずスキルはありあわせのものをつけたが、かなり使えそうな感じ。攻撃力は手持ちの他の武器と比較すると、「星神のやり」と同じくらいあるので、これまた十分いけそう。惜しむらくは、緑スロットがCランクと低いこと。もしくは緑をなしにして橙スロットがあっても嬉しいかも(特に今、星騎士なので)。でもまぁ、福引き以外で入手できる自作武器の中では、私史上最強のものができたので満足。そして早速装備してみた。ついでにコスプレもチェンジ。先日までの夏祭りイベントで入手した衣装。ダーク系で3人ともまとめると統一感あるし、DQの世界観にもよくあっていていい感じ。ちょっと気が早すぎるハロウィンの衣装みたいでカッコ可愛い。
2019.08.23
聖母女子高等学院の文学サークルを舞台にした学園ミステリ。サークルの会長で学園のマドンナ的存在である白石いつみが謎の死を遂げた。事件?事故?自殺?他殺?乱れ飛ぶ噂の数々。そしてサークル定例の「闇鍋会」が今年も開催されることに。そこでは、サークルメンバーがいつみの死にまつわる話を短編小説の形で朗読するのを聴きながら、闇鍋をつつく。メンバーが交代交代登壇し朗読する内容はお互い激しく食い違っていて、まるで自らは犯人ではない、真犯人はあの人だ、といわんばかり。そして最後に副会長によって朗読されるのは、何と死んだいつみ自身が著した短編小説。全ての矛盾した揣摩憶測がこれで丸く収まるのか?それともこの事件にはまだまだ隠された謎があるのか?本当に最後の最後まで判らない良質なミステリ。特に、ある種閉鎖的な女子校を舞台に設定することで事件の異質性だったり他ではないような人間関係だったり、ある意味ミステリに必要な素地が自然と用意されている。そして何より「ミステリとして面白い」。先日読んだ「放課後に死者は戻る」といい、この秋吉理香子という作家、只者ではない。いや、単に私の好みの作品を書くなぁと思っただけだが。以下、印象的だった箇所の引用。女子校らしい一節。女子校では、ドラマチックな妄想は真実に勝るのだから。女子校でなくとも、勝ることはあるよね。
2019.08.19
大丈夫、映画ドラクエのネタバレはしません。まず、ドラクエが映画化されると知った時に思い出したのは、数年前の「DQツアー」のことだ。あの時は(というか今回も)日テレが煽りまくって(勿論、いい意味で)私の中でも期待値は上がりまくり、でも「ゲームのイメージを傷つけられたらイヤだな」という不安もあり、両方の気持ちを抱えて観に行ったものだ。しかし、そんな不安は開幕3分でキレイに吹き飛び、期待をはるかに上回る結果に大満足したものだ。今回も基本的には同じ気持ちで観に行った。で、それがどうだったかは昨日のブログを見てもらうとして…。でもひとつ想像できるのは、「ツアー」の金谷さんにしろ、今回の山崎さんにしろ、ファンにそっぽを向かれるような作品を作ったら、「アイツのドラクエはダメだった」というレッテルを末代まで貼られ続けるというプレッシャーが間違いなくあったということ。勿論、両作とも完成度はかなり高く(ツアーと映画の単純比較はできないが)、ファンの一人として私は満足した。ただ、山崎さんのほうが○○○○…○○だった、ということは間違いない。ただ、一般的に有名作の映画化というのは(原作が小説であれゲームであれマンガであれ何であれ)、上記の通りプレッシャーとの闘いである。中には、知名度やクオリティの面で原作を上回ってしまった映画「スタンド・バイ・ミー」みたいな例外はあるが、「ファンの色眼鏡」を通してみると、大体原作の良さは多かれ少なかれ損ねられる。私がそれを人生で初めて体験したのは、高校生の時。当時流行っていた「ジュラシック・パーク」の原作を読んで「これは素晴らしい!」と思って映画を観に行ったら「最悪だった」という覚えがある。あの原作は、恐竜を蘇らせるということを題材に、「人間が自然の摂理(神の領域)に介入しようとしたらどうなるか?」という哲学的なテーマを、カオスやフラクタル・複雑系など当時の最先端の科学の知見を織り交ぜて描いた、それはそれは壮大な話なのだ。ところが、スピルバーグはそれを三文怪獣映画にしやがったのだ。勿論、そういう深淵なテーマは映像化しにくいし、したところで「面白い映画が観たい」だけの観客に遡及できない、というのは判るが、それにしてもあの映画はひどかった。「ゴジラ」でも見た方がいいと思った。それから、有名なホラー作品「シャイニング」についても同様。スティーヴン・キング原作の小説に対する「忠実度」が全く感じられず、正直「何これ?」という感じ。キング本人も「あの映画は駄作」という趣旨の発言をしている。これを監督したのはキューブリックだ(その後「シャイニング」は別の監督の手でより良い映画が作られている)。世間的には「世界的巨匠映画監督」であるスピルバーグもキューブリックも、ファン(私)から見ればヘボ監督もいいところで、原作と原作者の顔に泥を塗りまくってくれたトンデモ野郎に過ぎない。それに比べれば、今回の映画ドラクエは十分成功していると思う。原作への適度な忠実度とそこに加えられたオリジナルのアレンジのバランスは絶妙といっていい。「そうか、令和のDQ5はこうなんだ!」と感じさせる新時代性もある。だから、だからなのだよ、あそこがもっと素直に○○○○…○○であれば…、とちょっとくどくなるのでこの辺で。
2019.08.15

今、映画を観て帰ってきたところ。できるだけネタバレしない範囲で、ホットなうちに感想を書いておく。まず触れなくてはいけないのが、公開前から喧しい「声優問題」。これは正直、全く気にならなかった。というか、むしろどのキャラもイメージ(勿論、ゲームのイメージからは多少変更されている)にとても合っているという印象だった。一番はやはり有村架純さんのビアンカ。私はキャストが発表された時点から「きっといい天空の花嫁になる」と思っていたが、その通りだった。いやそれ以上かも。ビアンカは勿論「チャキチャキしてて竹を割ったような男勝り」だけど「主人公に対する一途で純粋な思い」を持っている。加えて本作では「魔法使いというよりこすっからい盗賊」的な側面がやや強くなっており、そこら辺も見事に演じている。サンチョのケンコバさんも良かった。サンチョは忠実な召使いだが、ゲーム内で描かれていなかった「太っている=コミカルキャラ」の部分の演技はさすがコメディアン、という感じ。サンチョってゲーム内では仲間になるのが遅いし、正直あんまり使えないんだけど、本作では出番多め、しかもコミカルありシリアスありで、なかなか見どころが多い。それから個人的に触れないでいられないのが、安田顕さん(プサン=マスタードラゴン)。この人は私の中で、「牛乳を大量に一気飲みして鼻からリバースした人」という永遠のイメージがついているのだが、ついに神を演じるまでになってしまった。いや、プサンの飄々とした感じとマスタードラゴンの威風堂々とした感じ、どっちも見ものだ。ゲマの吉田鋼太郎さんも凄い。ゲマと言えば本作中最も憎き存在。とにかく憎くて憎くて堪らない存在なのだが、それがキャラクタデザインと吉田さんの演技の両面で表現されていて、私も見ていてぶん殴りたくなった。いや、吉田さんじゃなくてゲマを、だよ。あとは、スラりん(山寺宏一さん)。山寺さんの声の演技を今更云々するつもりはないが、アニメ「アベル編」に出てくる2匹のスライム(チチとカカ)を思い出させるような「トゥルルン」みたいな声なのか音なのか判らない発声は、日本で彼しか出来ないのでは?ストーリーのほうは、普通にゲームをやれば数十時間かかるストーリーを2時間でやるので、かなり「バイパス手術」がされているけど、要素要素はオリジナルを残しているので、話の進行そのものに違和感はない。また、それを支えるBGMも、DQ5のみならず他のDQ作品の曲・効果音を全面に使っている。しかも、元のシーンと違うシーンで曲が使われても、これまたしっくりきてしまう。ホントにすぎやま先生の音楽は凄い。あとは、勿論アニメなので、コミカルなシーンも多くあり、座席で身を捩じらせるほど笑える場面も多い。さて、ここまで基本的には褒めちぎってきたのだが、やはり触れなくてはならないのが、封切り後によく目にするようになった「ラスト10分問題」である(ネタバレしそうな箇所は、無理やり伏せ字にする)。一応言っておくと、エンディングそのものはいいのだが、その直前の10分ほどが…ね。山崎さんはやっぱりDQをただの○○〇だとしか思ってないのか、それとも○○さんの影響を受け過ぎたのか…あ~上手く書けない。あの部分は私の中では全く消化できていない。そんなわけで、本作を採点するならば90点。ファンの贔屓目を目一杯積み増しするとしても95点。100点満点はあげられない。まぁそうはいっても令和最初の夏に観るにふさわしい作品であることには間違いない。私も観ていて楽しかったし、観て良かったと思う。
2019.08.14
「シュレーダーの階段」(小島達矢、双葉社)を読む。気が付くと謎の密室に閉じ込められている加奈美。どうやら拉致・監禁されたようだ。犯人の要求は「ゲームに挑戦すること」。勝利すれば解放、負ければ死という選択。しかもそのゲームというのが、「後手で始めなければならない3×3の〇×ゲーム」のように、「よくて引き分け・ほとんど負ける」という理不尽な設定のものばかり。彼女は家庭教師であり恋人である晃教の言葉に従い、正攻法以外の勝つための方法を模索する。文字通り、命を懸けて。そしてどうやら別の部屋にも監禁されている人がいることが判る。遠藤という男で、ダストシュートを通して手紙を送ってくる。彼女は逆にカメラを通じで遠藤に話しかけることが出来る。二人は協力してゲームの解を探す。一方、中学生男子5人組の様子も並行して描かれる。明らかに4人がかりで残りの1人を苛めている。そして放課後、4人のうちの「ボス」がある計画を実行するため、とあるマンションの一室―苛められている男子の姉の部屋―に不法侵入する。そこで彼らが見つけたのは「監視カメラ」。苛められっ子の姉は何者かに監視されているのだ!この一見無関係だが勿論看過できない状況は互いの繋がりを見せないまま終盤まで進展していく。そして密室事件については意外過ぎる手口と犯人像が示される。しかし、それとマンションでの苛めのつながりは?勿論それにも解答編は用意されている…が、正直ここの詰めが甘い気がした。確かに話としてはまとまった感はあるが、唐突過ぎる出来事が最終盤で起きるし、それを除いても全てがしっくりきたという感じはしない。解かれていない謎が明らかにある気がする。何というか、ちょっと勿体ない。密室の設定が凄く面白いのに(私は映画「CUBE」を想起した)、結末にそれが活かしきれてないというか…「シュレーダーの階段」というタイトルの意味も判らないし(この後調べてみるつもり)。でも、基本的には面白かった。卓抜な設定は時に魅力的なキャラクタよりも小説においては大事だ、と思っている私にとっては、こういう作品は大好物。ところで最近「君の膵臓~」からずっとこの手の作品を続けて読んでいるが、双葉社ってこういう作品強いんだ、ということも初めて知った。実はこの後読もうと思っているのも双葉社刊の同ジャンル作品で、期待しているのだ。以下、印象的だった箇所の引用。世界平和の実現など、きっと宝くじが当たるよりもありえない話だ。競争に参加すれば最後、死ぬまで戦いを強いられ、かぎりあるものを奪い合う。「自分の親を見て、ああ、こんな退屈な大人になるんだ、って想像するだけで、頭がおかしくならない?」―たとえ、最も正しい決断が自分の命を捧げることだと理解していても、それを実行できる人間は少ない。
2019.08.14
「放課後に死者は戻る」(秋吉理香子、双葉社)を読む。先日読んだ「君の膵臓を食べたい」の巻末の新刊案内(って既に新刊じゃないけど)でタイトルと粗筋を見て、「これ読みたい」と思い、近所の図書館の蔵書検索かけたら見事にヒット!で、読んでみた。冴えない男子高校生・小山のぶおは何者かに崖から突き飛ばされて落ち、死亡する。しかし、魂だけは残っており、彼を助けようとして同じく落下した別のイケメン高校生・高橋真治の体の中に宿る。小山は高橋として生活しながら2か月後には元の学校の元のクラスに転校生としてやってくる。勿論、彼の目的は犯人捜し。誰が自分を殺したのか、このクラスの中にいるはずなのだが…。という設定だけでも私の好きなパターンだ。学園、ミステリ、そしてホラーというかオカルトというか、好きな要素が詰め込まれている。しかも、読み進めるとそれだけではないことが判る。「他人として生きる」ということは、他人をも自分をも客観視することであり、それまでのオタクな自分を顧みたり、イケメンになって女子たちの注目を浴びたりする中で、小山はそれまでの自分の世界観が覆っていくのを感じる。この辺は読んでいて凄いなぁと思ってしまった。そして結末は…ちょっと安直すぎるんじゃない?って思わせるのは前振りで、実は2段落ち。しかもなかなか手の込んだ2段落ちになっていて、これまた面白い閉め方だなと思う。とにかく、小山の心の成長が全編にわたり見事に描かれている。<本書で勉強になったこと>「鉄道オタク」は英語で「railway buff」という。「buff」は「ファン、マニア、○○狂」といった意味。<t-crossさんから一言>同じオタクでも「パソコンオタク」は「computer geek」という。この「geek」は単にパソコンばかりやっているというだけでなく、「服装がダサい」というニュアンスも含んでいる。洋の東西を問わず、オタクの服装はダサいんだね。以下、印象的だった箇所の引用。今回は高橋になった小山の独白から。そうか。ルックスの良い奴は、結構リアルにギャルゲーみたいな毎日を送ってるんだ。
2019.08.11

以前から気づいてはいたのだが、「戦いの記録」を見るとシーズン1のサブクエストが1つ未クリアで残っていた。そこで、目を皿のようにして橙色の「!」を探すと…ガンドグビア大陸に発見。依頼者はもはや懐かしいあの人。って辺りで気づくはずだった。敵がアイツだということに。でも気づかなかった私は、特段何の準備もせず洞窟に乗り込んだ。そして最終フロアの最奥で待っていたのは、名前を思い出すのもイヤな仇敵「ウラドスラーデス」。勿論、思いっきり返り討ちにあった。そこで今度は下準備をしっかりして、あと復活用のジェムもある程度使うことを前提に再戦。見事、ってほどではないが一応勝利を収めた。以下はその記録。まず、メンバーの職業と装備。●星騎士(Lv.69)黄金竜のやり+25太陽のかんむり★+25はぐメタよろい上+25しんりゅうのよろい下★+40トルナードの盾★+25ヤマタノオロチ・強の魔石魔法戦士の輝石●バトルキング(Lv.99)天空のつるぎ★+30ひかりのかぶと★+25しんりゅうのよろい上★+50黄金竜のよろい下+25しんりゅうの盾★+40ほのおのリングバトルマスターの輝石●時空術士(Lv.99)はぐメタの杖+25はぐメタのかぶと+25ユグノアのよろい上+50しんわのよろい下+25ルビスの盾★+25天文学者の輝石アトモスの首飾り次に、セットしたスキル。●星騎士:黄金竜のやり+25ドラゴンオーラメイルストロム夢幻突き超はやぶさ突き(ヒャダイン;輝石)●バトルキング:天空のつるぎ★+30降臨黄金竜ギガソードバトリアソードバトリアサイクロンいなずま斬りスクルト●はぐメタの杖+25ベホマラーイオナズンジパングの祝福ドルオーラフバーハ(マホカトール;輝石)それから、道具。世界樹の葉世界樹のしずく星霊樹の果実星霊樹のなみだ(道中のヴァルハラーによる毒対策)攻撃系スキルに関しては、敵の弱点であるバギ系のものを中心に、比較的良く効くメラ・イオ・デイン系のもので揃えた。が、これがちょっと揃え過ぎで、道中のエンゼルアーマー(バギ耐性が高い)になかなかダメージを与えられず、思わぬところで苦しんだ(まぁ、少しだけ)。それよりも、いつも頼りにしている助っ人の海賊が、耐性のせいかすぐに死んでしまって期待通りの活躍をしてくれなかったことが苦戦の要因だ。おかげでジェム復活を「4回」もしてしまった。でも、シンドスラーデスの時は5回だったから、少しは冒険王・宇宙王が板についてきたと思う。そして無事、シーズン1サブクエスト182個すべてをクリアした!
2019.08.09
「ヒクイドリ 警察庁図書館」(古野まほろ、幻冬舎)を読む。事の発端は警察官による連続交番放火事件。それだけでも問題なのだが、背後には共産主義系政党の影が。そしてそれを取り締まる側は、警察内部でもほとんどの者が存在すら知らないといういわゆる「秘密警察」。ストーリーの中には「アサヒ」「ワクチン」といった隠語が、何を指すのかを示されないまま登場し、その正体は終盤まで明らかにならない。なので、読んでいてもどかしさを覚える展開。ところが終盤に至って真相が明らかにされると急展開。最後は「まさかあの人が」という人が実は「名演技」をしていたという意外過ぎる幕切れ。そして秘密警察の話ゆえか、全ての伏線がちゃんと回収されたのか、まだ実は…ってなことがあるんじゃないか、など勘繰ってしまいたくなる。少なくとも私の頭ではストーリーを追うのが精一杯で、まだ何かあるとしても判らない。でもまぁ、面白かったのは間違いない。以下、印象的な箇所の引用。「恋愛の本質は、執着だ。盲愛と呼ぼうと、ストーキングと呼ぼうと」「そう、警察は売られた喧嘩は買う組織だ」アレヤレコレヤレ。イマヤレスグヤレ。アレハドウシタ。ナゼデキナイ。定員不足、予算の制約、装備の陳腐化、他部門との軋轢。リストラ圧力。無謀なノルマ。この数式もまた、最適解などもたない。自転車の素晴らしい所は、Nシステムにもオービスにも引っ掛からないところだ。
2019.08.08
「君の膵臓を食べたい」(住野よる、双葉社)を読む。アニメにもなった話題作。タイトルで何となく気になっていたのだが、結局アニメは見ずじまいで、つい最近になって近くの図書館の書架を見ていたらタイトルが目に飛び込んできたので読んでみた。何やらカニバリズム的にも聞こえるタイトルは、自分が病気を抱えている臓器と同じ動物の臓器を食べると治る、という民間信仰に由来するのだが、読み終わると結局このタイトルが指し示すことが本作の全てだということが判る。主人公の男子は友人も恋人もいたことがなく、小説の中にだけ世界を求める変わり者。もうひとりの主役・桜良はそれとは正反対の快活で友人も多いタイプなのだが、見た目からはまるで判らないが膵臓に不治の病を抱えている。そんな2人がふとしたことから出会い、恋愛でもない友情でもない不思議な関係を築いていく、というか他の人には一切明かしていない病気のことを出会いの時点で知ってしまった彼を桜良が一方的に振り回すような感じ。勿論、最初はそんなものであっても、付き合う時間が長くなれば…である。そして、その時間の終わりは膵臓の病気ではない思わぬ形でやってくる。最初はラノベタッチのちょっと不思議な話だなという印象だったが、だんだん著者の描きたいことが見えてきて、結局それが前述の通り作品のタイトルとして表されているということが判る。でもやっぱり不思議で独特な話なんだけど。勿論、決して嫌いではない。以下、印象的だった箇所の引用。「だから、火葬は嫌なの。死んだ後に焼かれるのはなぁ」「それ、焼き肉食べながらする話?」どうして彼らは多数派の考えが正しいと信じているのだろうか。きっと彼らは、三十人も集まれば人も平気で殺してしまうのではないか。自分に正当性があると信じてさえいれば、どんなことでもしてしまうのではないか。それが人間性でなく、機械的なシステムであることにも気づかずに。
2019.08.05

昨日まで行われていたステップアップ福引き。武器もかなりイイのが幾つか手に入ったが、今日は防具(鎧)の話。昨日第2ステップを引いたのだが、そこで★5つを3アイテム入手。・刃の鎧(上)→手持ちの「黒刃の鎧」を強化・竜神の鎧(下)→手持ちの同じものを強化・オルゴーの鎧(下)→錬金強化と、いずれも手持ちのアイテムを強化したり錬金強化したりできるものばかり。そして早速、これら強化済みのアイテムを星騎士(自分自身をイメージしたアバター)に装備させてみた。黒刃の鎧は攻撃面、オルゴーの鎧は呪文面が強く、星騎士にちょうどイイ感じ。そして明日はいよいよ、映画ドラクエの公開日。まぁある程度落ち着いてから行くつもりだけど、今夏最大の楽しみなイベントだ。早くパパスやビアンカたちに会いたいな。
2019.08.01
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