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爆殺拳オルガ:パワーアーマーの訓練を受けたい。FalloutNewvegas 第35話「Nothin' But a Hound Dog」あたしとアルケイド先生、ロロはオールドモルモンフォートに戻っていた。T-51bを着た先生とロロの姿にモルモンフォートの皆は驚いていた。BOSと思ったらしい。「明日はもうどこにも行かないぞオルガ、全身が悲鳴をあげている。医者の不養生は避けなくてはならないんだ」先生は面倒くさそうにT-51bを脱いでベッドに腰をかける。「いいよ、明日はミック&ラルフに行って頼んでおいた通行証を取りに行ってフリーサイドの畑仕事の手伝いに行くくらいだし。クリムゾンキャラバンには明後日行こう」「そうしてくれると助かる」クリムゾンキャラバンに行く理由は単純にお金を稼ぐため。モハビをウロウロして使えそうなものを探すのもいいけど単純にキャップが必要な時もある。モルモンフォートは無償で治療をしているので色々と入用になる。キャップは持っていて困らないのだ。「オルガ、ちょっといいかしら」ジュリーがテントに入ってきた。「どうしたの?」「ザ・キングが呼んでいるのよ。帰ってきて直ぐで悪いんだけど話を聞いてきてくれない?貴女を指名してるの」「ふーん…いいよ」なんだろう?何かトラブルでもあったのかな?またNCRとの揉め事だったら嫌だなー…「ロロはどうする?」「いきませ~ん…明日の畑仕事に備えてゆっくり休みたいのです~」あ、これは興味無いって顔だ。まぁロロはキングスと何の関係もないしね。あたしはヌードルをお腹に入れてキングスに向かう。見張りの男が手を挙げて挨拶してくる、あたしはキングスでは有名らしい。「ザ・キング、来たよー」「おお、待ってたぞ。お前にやってもらいたい仕事があるんだが」「なに?」「レックスの事なんだが…」ザ・キングの足元でぐったりしているサイバードッグのレックス。前に聞いた話だと歳をとりすぎたせいで脳が限界らしい。「サイバードッグに詳しい医者がいると噂を聞いた。そいつは北西の山の中にあるジェイコブスタウンに住んでいるらしい。レックスを連れて診てきてもらえないか?」「あ、レックスを助けられそうな医者が見つかったんだね!」「ああ、だがジェイコブスタウンはスーパーミュータントが住んでいると聞いた。医者もスーパーミュータントかもしれん。俺たちが行くよりお前の方が奴らと交渉しやすいだろう?」「アポカリプスの使徒なら話を聞いてくれるかもってこと?うーん確かにウエストサイドのスパミュのミーンもアポカリプスの使徒には好意的だしね」「それもあるがお前なら大丈夫と思えるんだ。ただの勘だがな」「えへへ…何か照れるなぁ~じゃあ今から早速連れて行く?」「いいのか?帰ってきたばっかりだと聞いたが?」「レックスの為にも早いほうがいいでしょ?それに北西にはアポカリプスの隠れ家もあるしそこで休憩もできるから大丈夫だよ」「そうか、ではレックスを頼む」あたしはリュックを用意してもらってそこにレックスを入れて背負う。そのままキングスを出てモルモンフォートに戻ってジュリーに行き先を伝える。「ジュリー、じゃあ行ってくるねー。明日の畑仕事は行けないと言っといて」「わかったわ気をつけてねオルガ。隠れ家にはDr.ルリアがいると思うからよろしくね」リュックから顔だけ出しているレックス。下に降りて歩きたいようだけどフラフラの姿を見たからそうはいかない。レックスは自分の体が思うように動かないのを認めたくないのかもしれない。あたしは小走りでアポカリプスの隠れ家を目指す。夕方までには着けそう。フリーサイドを出て北の道を進む。天気は良い、このまま走れるところまで走っていこう。途中行商人のバラモンが襲われたような形跡を見つけた。荷物が散乱している、物取りの犯行ならちょっとおかしい取られる様はない。近くには粘液と肉片が。多分これはエナジーウェポンでやられたあと…フィーンドかな?でも荷物はそのままだし…「クゥーン…」レックスが下に降りたがっている。何か見つけたのかな?リュックから出してあげるとバラモンの死体や散らばっている荷物の匂いを嗅ぎ始めた。「んー?どしたの?知ってる匂いがあるの?」「ワンワンワン!」「そっか…だけどレックスは話せないからなぁ…あ、でもレックスが知ってるという事はフリーサイドに関係しているのかな?レックスの散歩はフリーサイド内だし」「ワンッワンッ!」「うーん…この行商人が何者かわからないしなぁ。一応記憶に留めておくよ」再びレックスをリュックに入れて出発する。時刻は昼を過ぎたところ、予定より早く隠れ家につきそう。PIP-BOYを見ながら岩山を登っていく。周囲に生物の気配はない、あたしは勢いをつけて登っていく。下からは見えない場所に隠れ家はある、そうじゃなきゃ隠れ家って言わないから当たり前なんだけど。「やっと着いたー!前に着たときと変わってないね」目の前に小さな小屋がある。アポカリプスの使徒のシンボルが書かれている。あたしは金属製のドアをノックする。「ルリア居る?」「誰?」中から若い女性の声がした。「モルモンフォートのオルガだよ」「ああ、久しぶりね。鍵を持ってるなら入ってきて」「はーい」あたしはジュリーから預かった鍵で中に入る。中はきれいに掃除されてベッドも清潔なシーツが敷かれている。あたしのテントのベッドより綺麗だ。「どうしたの?ここに来るなんて珍しいじゃない」「ちょっとこの近くの山奥に用があってね。ジェイコブズタウンに行くんだ~」「え!あそこに!?」ルリアは驚いて少し青ざめた顔であたしを見る。「スーパーミュータントがいるのよ?近づかない方がいいわ」「レックスを助けたいの、そのためにはどうしてもジェイコブズタウンに行かないと駄目なの…凄い医者がいるって」あたしはレックスを下ろしてルリアに事情を説明する。「スーパーミュータントの集落に医者?信じられないわ…」「何かトラブったらヤバイかもね。流石のあたしも大勢のスーパーミュータントに襲われたらどうしようもないし…でもスーパーミュータントだからって話が通じないわけじゃないだろうしなんとかなるってあたしは思ってる」「…感心するわ、貴女のその前向きさに。ジュリーが気に入る訳ね」「頑丈さと前向きがあたしの取り柄だからね!」あたしはレックスに水を飲ませてあげる。ベッドに腰掛けて一息つく。「今日は泊まっていくのよね?」「うん、明日出発するよ」翌日レックスに肉の缶詰をあげてあたしはビックホーナーのステーキを食べる。隠れ家にはそこそこ食料が備蓄してあるので美味しいものが食べれる。ルリアは書類の整理をしていた。「朝からよくステーキなんて食べれるわね…」「最近お肉食べてなかったんで…えへへ」塩とスパイスだけで味付けしたけど美味しかった。このビッグホーナーは柔らかいから野生じゃないと思う。どこの牧場だろう?「そのお肉美味しいでしょ?この前グレートカーンズ出身の女の子から買ったのよ。牧場の営業に回ってるんだって」「ふーん…」美味しいビッグホーナーの牧場かぁ。ミルクも美味しそう。チーズやヨーグルトはないのかな?「そのうちまた来るって言ってたから今度買ったらモルモンフォートにも持って行ってあげるわね」「ありがとうルリア!」「ワンワン!」「レックスの分も勿論用意して貰うよ、ね?ルリア」「いいわよ」「じゃあ行ってくるねー!帰りにまたよるかもー」美味しいものを食べてテンション上がったあたしは昨日よりも速いペースで走る。山に入ると空気が冷たくなってきた。埃っぽさはなくなって植物の匂いがしてくる。「ハァハァハァ…」レックスも興奮している。きっと走り回りたいのだろうけど我慢してね。道はある程度舗装されていて歩きやすかった。ハイウェイの名残で朽ちかけた看板が時々見える。木が多くなってきた、林の奥にはビッグホーナーの群れが見える。「ビッグホーナー多いなぁ…皆この山から連れてくのかな?」少し進むとまたビッグホーナーの群れを見つけた。数十匹の群れだ。「大自然だね~レックス」「ワンワン!」「あれ何かいる?」林の奥から何かが近づいてきた。木の陰に隠れてこちらの出方を伺っている。「む?強盗?」あたしは念の為にフラググレネードに手をかける。銃は使えないけど投擲は得意なのだ。「シュアアアアアアアア」大きなカマキリが襲いかかってきた!この巨大カマキリは家畜や人間を襲うほど大きく、畑にも来るのでよく駆除していた。力が強くて鎌は鋭い、だけど体はそんなに頑丈じゃないからショットガンの一撃でバラバラにできる。フィーンドやバイパー団のようなレイダーの方が厄介。あたしは飛びかかってきた巨大カマキリをカウンターで迎え撃つ。パワーフィストの一撃で粉砕した。「おっと、まだ何匹かいるね」次々に襲いかかって来るカマキリを粉砕していく。5匹倒したところで出てこなくなった。あたしはレックスの無事を確認してジェイコブズタウンを目指して走り出す。山の頂上が見えてきた。白くなっている、アレが雪だね。あたしは雪に触ったこともないけどこうやって遠くのは見たことある。氷を細かく砕いたようなものだと想像している。目の前に大きな柵が見えてきた。木々の間に張られている。柵の中央には扉がある、あれがジェイコブズタウンかな?あたしは双眼鏡を取り出して見てみる。スーパーミュータントがライトマシンガン構えて立っている。手招きしているように見える。「すごい視力いいんだなーあたしの事バレてるし…」あたしは恐る恐る近づく。敵意がないことをゼスチャーで示すと見張りのスーパーミュータントはライトマシンガンを下ろした。すると扉が開いて中から金属を貼り合わせて出来た鎧を着たスーパーミュータントが現れた。「ジェイコブズタウンへようこそ。見て回るのは構わないがナイトキンをジロジロと見るのはやめておけ嫌われたくなければな。もしNCRならその事は黙ってろ、この辺りでは良く思われていないからな。私はマーカス、お前は?」「あたしはオルガ。医者を探してここに来たんだけど…」「ほう?医者だと?Dr.ヘンリーのことかな?それにしても一人でこんなところまで来るとは大したものだな。どういう事情か聞かせてもらえないかな」マーカスと名乗ったスーパーミュータントは外見に似合わずとても紳士的だった。身構えていたあたしはちょっとだけ緊張が解けた。リュックからレックスを出して事情を説明する。マーカスはあたしの話を真剣に聞いてくれた。「なるほど…話は解った。Dr.ヘンリーに会わせよう、ついてきてくれ」マーカスについていく。ジェイコブズタウンの中には大きな建物が一つ、ビッグホーナーの牛舎が一つ。綺麗に整備されている。麦わらをかぶったナイトキンの姿も見える。おっと、ナイトキンは見られるの好きじゃないんだよね確か気をつけなきゃ。続く
Oct 31, 2013
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カサンドラ:カードゲームだけでなくビリヤードも好き。ダーモット:ダーツが得意。FalloutNewVegas第34話「Dr.K」カサンドラ、ダーモット、ベロニカの前に突如包帯フード白衣の女性が現れた。「前と同じポーカーで勝負」「いいわよ、他のプレイヤーは無し、ディーラーと私とお前のガチ勝負よ!」「お前はやめて…だけどあの子達に会う前に名前を明かすのは控えたい。んーそれじゃ『K』と呼んで。Dr.Kでいい」包帯白衣の女性は右手を顎に当てて頷いて言った。「ふん、じゃあKやるわよ。チップは1000枚でどう?先に1000枚取ったほうが勝ち」「それじゃあこの前の負けを取り返せない、2000枚にして」「…いいわよ」「お嬢様、2000枚もチップを買われますと…」「心配しないでダーモット、勝てばいいのよ勝てば」自信たっぷりのDr.Kの要求に引くわけにはいかないとカサンドラはダーモットの制止を振り切る。二人はキャッシャーのいるカウンターへ、2000枚のチップを買う。「わたしは負けない」「今度も私が勝つわ」ダーモットとベロニカの見守る中、ポーカーが始まった。「乗せられるチップの最高枚数はどうする?」「100枚でいいわよ」「わかった」カードが配られる。カサンドラは最初から100枚のチップを置いた。Kも同じく置く。Kはカサンドラとディーラーの様子をじっと見て観察している。1ゲーム目。カサンドラの勝ち。Kは降りた。2ゲーム目はドロー。親の勝ち。3ゲーム目、Dr.Kの勝ち。ゲームは進んでいく。カサンドラの手札が強い時に限ってKは棄権してチップの減少を抑えている。Dr.Kのチップ枚数がゆっくりと増えていく。「コイツ…私の心が読めるのか?」「それは読めない。だけど貴女の仕草、表情、呼吸の仕方のパターンで手札が予想できる。わたしは覚えた」「そんな事…」「できる。わたしにはできる、覚えるのは得意だから」そしてついにカサンドラのチップは全て無くなった。Dr.Kは4200枚のチップを手に入れた。「わたしの勝ちね」「く…くやしい…」カサンドラはDr.Kを睨みつける。「くやしいのは分かる。わたしも悔しい思いしたもの」「次は負けないわ!」「…ポーカーではわたしに勝てない。違うゲームでなら勝負する」「言うわね、ボロクソに負かしてあげるわ」「…そんなに怒らないで欲しい、これでお互い様。知り合ったのも何かの縁、わたしは貴女と仲良くしたい」「はぁ?」Dr.Kの予想外の言葉に思わず声が裏返ってしまったカサンドラ。「なんなのよ…ゲームで知り合った相手なんか信用できる?おかしいんじゃないの?」「大丈夫、わたしには分かる。嫌いな人間のパターンは覚えている、貴女はそのパターンに当てはまらない。だから仲良くしたい」「仲良くって…あんたと友達になれって?」「これ、渡しておく。わたしは今はここにいるからまた時間がある時に会いに来て」Dr.Kは小さな紙を取り出した。『ニューベガス・メディカルクリニック』と書かれていた。「なにこれフライヤー?ニューベガス・メディカルクリニック?病院の医者なのあんた?」「医学の知識はある。本業は科学者だけど成り行きで手伝うことになった」「ふーん…まぁ医者と知り合いになるのは悪くないかな。なんか私ってそういう連中に縁があるのかなぁ…スタン博士もなんとなく知り合いになったし」「じゃあ、わたしはこれで失礼する。あ、そのまえにチップ代は返しておく。お金がないと困るのでしょ?」そう言うとDr.Kはチップを換金する。2200枚をNCRドルに、残り2000枚をキャップに替える。そしてキャップの入った袋ををカサンドラに渡した。「何してるのよk」「いらないの?」「いらなくわないわよ、でもそれはゲームであんたが勝った分でしょ。だから持ってなさいよ」「でもまたゲームするのでしょ?キャップ持ってないとできないから渡しておく」「貸しって訳?…私は金の貸し借りはしない主義なの取り戻すから持ってなさいよ」カサンドラはキャップの袋を押し返す。「…じゃあ貴女の連れの…ダーモットと言う人に渡す。それならいいでしょ?」「お嬢様、自分が預かっておきます」ダーモットはDr.Kから袋を受け取った。「屈辱だわ…こんな…」ダーモットはカバンに袋を詰め込んだ。Dr.Kはアトミックラングラーの出入り口に向かう。すると勢いよくドアが空いた。「おいー!いるかぁー!?」褐色銀髪の若い男が入ってきた。黒いロングコートを着ている。「ここよ」Dr.Kは若い男に向かって言う。「ちっ、勝手にフラフラと歩きやがって!離れるなといっただろうがぁ!」「大丈夫、わたしはそんなにヤワじゃない」「そういう問題じゃねえんだよ!心配させるなって事だ!」「そんなに引っ張らないで」若い男はDr.Kの手を引いて出ていく。「悪りぃ、騒がしたなぁ!」「カサンドラ、またね…」嵐のように現れて二人は去っていった。カサンドラ達もアトミックラングラーを後にする。クリムゾンキャラバンのマクラファティに報告をする為に。アトミックラングラーを出てしばらくすると後ろから着いてくる者たちがいた。「ダーモット」「はい、恐らくキャップの袋を見ていたのでしょう」ダーモットとカサンドラは銃を抜きながら振り返る。「動くな。なんで私たちに着いてくる?答えないと撃つ」「たまたま俺たちもこっちの方向に用があるんだよ」「そう、たまたまだよ!」うすら笑いを浮かべる二人組の男。汚れたコートを着ている。「たまたまだと?じゃあ前を歩け」カサンドラは小さなリボルバーを向けて言う。「おいおいお嬢ちゃん、なんでお前の命令を聞かなくちゃいけないんだ?」「そうだぜ、どう歩こうが俺たちの自由だろ?」「あーめんどくさい、強盗だろお前ら?殺してやるからかかってこい!」手招きをするカサンドラ。「へへへっ話が早ええな…」男たちは懐に手を入れる。「あがっ」「ぐへっ」男たちの眉間に弾丸が命中する。ダーモットの9mmピストルから放たれていた。カサンドラの言葉で隙ができた瞬間を彼は見逃さなかった。「クズめ!カジノで負けた連中かな」「うかつでした、あの袋を見られていたとは」ダーモットは小さくため息をついた。「あー、私の出番なかった!パンチしたかったのにパンチ!」ベロニカはシャドウボクシングをしてみせる。「フリーサイド歩いてたら嫌でもパンチできるって。さぁクズの持ち物をもらうわよ」カサンドラはそう言って眉間に穴を開けて倒れている男たちの懐を調べる。357口径ピストルと弾を手に入れた。「こんな手入れをされてない銃でも売ればいくらかになるかもね」「じゃあ私も!」ベロニカは死体から比較的新しく見えるブーツを脱がせている。「これは売れるでしょ?」「靴は消耗品だし状態いいなら売れるわよ」「あ、タバコもあった!カサンドラもダーモットも吸わないでしょ?じゃあこれも売ろう」空いてないタバコを見つけたベロニカはブーツと一緒にカバンに詰め込む。クリムゾンキャラバンに戻る前に、街頭で子供が宣伝していた『ミック&ラルフ』雑貨店へ寄ることに。そこでカサンドラは状態のいいスパイクナックルを見つけ、ダーモットは9mmホローポイント弾を、ベロニカはサングラスをそれぞれ買った。「流石に素手じゃキツイ相手もいるからね、探してたのよ良いナックルを」「あら?そしたらパワーフィストは?」「ベロニカのつけてるようなのだと技が限定されるからちょっと使いにくいかな」三人はクリムゾンキャラバンに戻りヘンリーの事を報告する。「よくやってくれたね、これは報酬だよ。さて、これでお前たちが信用できる取引相手だという事が解った、明日以降いつでも来るといい、仕事を用意しておくから」500キャップを受け取るカサンドラ。「こんなに…」「ああ、クリムゾンキャラバンはいい仕事には金を惜しまないのさ」500キャップを手に入れたカサンドラ達は泊まるためのホテルを探しにストリップ地区を目指す。サイドカーは50キャップを払うことでクリムゾンキャラバンに置いておくことした。行商人のバラモンと同じで商売道具だと言うとマクラファティは納得した。フリーサイドを進み南地区に入り大通りを更に南に進む。大きなゲートの前にセキュリトロンが4体ゲートの見張りをしている。カサンドラは通行証を見せてベロニカは連れだと説明する。セキュリトロンはゲートを開いた。「さぁここから先がお待ちかねのストリップ地区よベロニカ」「ワクワクするわ!素敵なドレス売ってるかな?カサンドラのに負けないくらいの!」「お嬢様、ベロニカ様、宿泊はどこにしましょう?」「ホワイトグローブに行ってみる?あそこならドレスもいいのありそうだし。ちょっと従業員がアレだけど」「アレ?」「全員気味の悪い仮面つけてるのよ。でもまぁそれ以外はいいところかな?清潔だしサービス良いし静かだし。賑やかなのが良いならザ・トップスかな?刺激が欲しいならゴモラとか?」「いいわね!ストリップ地区のホテル全部行ってみたい!」ベロニカは目を輝かせている。「今言った他にもホテルカジノはいっぱいあるから全部回るのは無理よ。でもその気持ちは分かるわ、ストリップ地区にいる間は外の世界のことなんて忘れるくらいだもの」「今日はホワイトグローブに決めた!」「ではホワイトグローブに行きましょう」ダーモットは静かにそう言った。続く
Oct 29, 2013
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カサンドラ:ヒールは特注のもので激しく動いても折れないダーモット:革靴の底は鉄板入りFalloutNewvegas第33話「You Can Depend on Me 2」「邪魔ぁっ!」男たちを見てすぐに動いたカサンドラ。フリーサイドに入った時から彼女は臨戦態勢の状態にあった。敵と一瞬でも思わせるものには容赦なく攻撃する、物陰から飛び出したところで彼女の不意を付くことはできない。左足で地面を蹴りナイフを持った男に接近、ナイフを持った手を跳ね上げ上半身を上下ブレさせずに水平に動かして体をひねる、右肘を縦に振り上げ男の顎を打つ。「ごっ…」横への勢いを縦回転へと変化させて肘に十分な力を伝えて打つ。更にカサンドラは反対方向へ上半身をひねり水平に肘を振る。鉄パイプを持った男の鳩尾に肘が突き刺さる。これらは八極拳基本技の一つ『頂肘』である。「ぐぇっ…」一瞬で二人の男が地面に倒れた。何が起きたのか理解できずに立ち尽くす残りの男二人。「ぎゃっ」「あがあああっ!」ダーモットの射撃がバットの男の喉を貫く。タイヤレンチの男はベロニカのパワーフィストで吹き飛ばされ廃墟の壁に叩きつけられる。「カサンドラすごいわ!何今の動き!あんなの見たことない」パワーフィストから蒸気を出しながらベロニカが言った。「八極拳よ、これが私の武器かな。銃も場合によっては使うけどね」カサンドラはドレスの下の大腿に隠した小さなリボルバーを取り出して答える。「ベロニカ、フリーサイドはこんな感じだからね」「大丈夫、自分の身は自分で守るわ」カサンドラたちの様子を見ていたのか周囲から視線が注がれる。「まだ居るみたいね…」「始末しましょう」ダーモットは9mmピストルを右上、左上に向かって撃つ。建物の上で小さなうめき声が聞こえた。「終わりました」「ふん、私らに安い殺気浴びせやがって…」「カサンドラあなたたちどこでそんな訓練を?あ、言いたくないならいいわ」「Vault7よベロニカ。世界中の格闘技術者を1000人集めたVault。4年に一度格闘大会を開いて優勝した一族が監督官になれるの。私の一族は最も優勝回数の多かったのよ」「Vault7…今もあるの?」「あるけどもう今は別物ね。4年前に突如扉が開いてみんな出て行ったわ。残った一族だけでなんとかやってたけどNCRにVault7は取り上げられたのよ。奴らと戦おうともしたけど人数が違いすぎるしどれだけ人が死ぬか分からない、だから明け渡したのよ。追い出された一族は小さな牧場をはじめたのよ」「ダーモットも?」「ダーモットは牧場の前で行き倒れになってたのを父が助けたのよ。それで元気になってからは牧場を手伝うようになってね。格闘術は父や母、叔父や従姉妹が教えたのよ」「あ、牧場の一族ってカサンドラの…」「そうよ…牧場の経営はダーモットの手伝いのおかげもあってうまくいってたんだけど、ある日、元Vault7の連中が大人数で押しかけてきてね。牧場を賭けて勝負しろと言ってきたのよ」「それで?」「父は受けたわ、歳で技が衰えてるにもかかわらず。そして負けた…父は自分でも衰えていたのが分かっていたのだと思う。だけど相手に挑まれたら引けない、相手も父の性格を知ってわざと挑発したのだと思う。そして私たちはVault7からも牧場からも追い出され居場所をなくした。残ったのは格闘技術と車のイリオス号だけ」「他の家族はどうしたの?」「牧場を明け渡すまいと戦って死んだわ。私はダーモットに無理矢理イリオス号に乗せられ牧場から飛び出すようにして逃げた。牧場を経営してた時のつながりで知り合ったジャンク屋にかくまってもらいしばらく過ごした後、ジャンク屋の倉庫を家として貰った。ベッドと机を置いたらいっぱいになるくらいの小ささだったけど車の中で過ごすより快適だったわ」「色々あったのね…なんだかウチも人ごとじゃないかも」「いつか牧場を経営するの。そして一族再興よ。この技も伝えていかなくちゃね。その為に大金がいるって訳」「カサンドラ偉いわ、応援したくなっちゃう!BOSはウチはハイテクの他は疎いからね…もしもの時のために農業も覚えたほうがいいのかも」「牧場経営を始めたらベロニカを雇ってもいいわよ?」三人はフリーサイド進みアトミックラングラーを目指す。途中当たり屋、押し売り、子供を使った詐欺などに出くわしたが全て叩き伏せた。子供は往復ビンタで許した。「こんなにパワーフィストで人を殴ったのは久しぶりよ!」「どうしようもない連中が多いのよここは…」「彼らも必死なのでしょう。ですが降りかかる火の粉は容赦なく払います」「こんな格好してるからかなぁ…プラズマライフル持ってパワーアーマーでも着てればよってこないかな?」「馬鹿だから襲ってくるんじゃない?いっそのことデスクロー連れて歩くとか?」「いいわねカサンドラ!問題は友好的なデスクローに会えるかどうかね!」「噂では人語を話せるデスクローがいるとか。あくまで噂だろうけど」「スローンに行ってみようかしら?」フリーサイド南につながるゲートを抜ける三人。昼間からネオンの輝く看板が見える。北とは違って店が立ち並んでいる。路上販売、客引きが叫んでいる。三人は十字路を西に進みホテルカジノのアトミックラングラーを目指す。「南地区はキングスの見張りがいるから馬鹿は少ないね。それでも裏通りは多いけど」「キングスって何カサンドラ?」「ザ・キングってギャングが率いてるチームだってさ。一応フリーサイドの治安維持を掲げて活動してるけどNCRともめてるって話よ」「あれ?ニューベガスってMr.ハウスが支配してるんじゃないの?」「フリーサイドは別、ハウスが支配してるのはストリップ地区だけよ。NCRは大使館なんて物ストリップ地区に立ててるけどね」「へー…NCRはストリップ地区を自分たちのものにできないのはどうして?」「セキュリトロンのせいよ。ハウスはあのロボットを自在に操ることができるのよ」「ロボットの軍団でストリップ地区を支配してるのね」「そう、あとはカジノ経営でキャップを稼いでる。自分のカジノは開けないくせにね」「そうなの?」「ハウスの居るとされるラッキー38は誰も入ったことが無いと噂よ」「NCRはカジノで骨抜きにされてるのね。リージョンとも戦ってるし敵を増やしたくないというわけね」「多分そんな感じじゃない?」アトミックラングラーの前に到着する三人。ベロニカは斜め向かいにあるシルバーラッシュの看板を眺めている。「あれが有名なシルバーラッシュね。BOSの間でも有名なのよ」「エナジーウェポン専門店だからね」「どの程度揃えてるのか気になるわ…後で寄って見ない?」「ヘンリーってボンボンをぶちのめしてからね」「お嬢様、依頼はヘンリーを辞めさせるだけです。暴力は必要ないのでは…」「マクラファティの話聞いただけでぶちのめしたくなったからやるかも。殺さないけどね」アトミックラングラーの古い扉を開くと中からは戦前のジャズが流れていた。左のステージにはスーツを着たグールが喋っている。聞いている客は居ない。中に入るとショットガンを持った男、店の用心棒らが三人に視線を浴びせてきた。「あら、外観とは違って結構本格的なホテルカジノなのね」「そう?ストリップ地区のと比べ物にならないほど汚いわ。ベロニカは初めてだから新鮮なのね」「ヘンリー・ジェミソンの事を店主に聞いてきます」「頼むわダーモット」カウンターでグラスを磨いている小奇麗なスーツを着た男。この男がアトミックラングラーの店主の一人ジェームス・ガレット。もうひとりの店主フランシーヌ・ガレットと二人で経営している。それぞれサービスと経理で担当を分けている。ダーモットは人あたり良いジェームスにヘンリーの事を聞く。「いらっしゃい、何をお求めかな?」「お聞きしたいことがありまして、ヘンリー・ジェミソンはこちらに居ますか?クリムゾンキャラバンの依頼で彼に会いたいのですが」「アイツならスロットで遊んでるよ。ほらあそこの金髪がヘンリーさ」「ありがとうございます」カウンターの横のスロットマシンで遊んでいる若い男は茶色のスーツに整った金髪のオールバックであった。「ヘンリー・ジェミソンね?」カサンドラが近づく。「誰だ?…ほう中々にいい女じゃないか。流石俺だな魅力に寄せられちまうってか」「御託はいいのよ、今すぐクリムゾンキャラバンを辞めてもらうわ」「はぁ?何言ってんだお前?俺を誰だか知ってるのか?」カサンドラに顔を近づけるヘンリー。「金持ちのボンボンだろ?無能で仕事のできない遊び人のクズとも言える」「て、てめぇ…!」掴みかかるヘンリー、カサンドラは腕をひねってヘンリーを地面に転がした。「グ…なんなんだてめぇ…何者なんだよ!?」「クリムゾンキャラバンを辞めてくれればそれでいいのよ。それだけが望みよ」「辞めたくてもやめれないんだよ。オメルタから借金をしてるからな…」「借金で追われてるのにこんなところで遊んでるの?今すぐここにオメルタを呼んでもいいのよ?」それを聞いて青ざめるヘンリー。「解った、今すぐ辞める!だからオメルタには内緒にしててくれ…クソッ親父のコネで面白おかしくやってたのよ…マクラファティがお前をよこしたんだろ?あのババア、親父が黙ってないぞ…」ヘンリーは社員証のピンバッチをカサンドラに渡してフラフラと店の二階に消えていった。「お見事ですお嬢様」「自分の面倒を見れないただのお子様だったのね~」「一発殴ってやろうかと思ったけどあんなヘタレ殴る気も起きないわ」三人はカウンターで飲み物を注文しフロアのテーブル席に着いた。「ぷはーっちょっと休憩ね。こっちに着いてからずっと緊張しっぱなしだったもの」ベロニカはジョッキのビールを一気に飲んで言った。「ここは外より安全だからね」カサンドラはヌカコーラを飲む。「夜までに戻ればいいでしょう。そういえば宿はどうしますか?」ダーモットは水を飲んで言った。「できればストリップ地区で泊まりたいかな。ベロニカの持ち金しだいだけど。私は金の貸し借りは一切しない主義なの」「そうねー手持ちは500キャップくらいかしら」「じゃあ行けるわね三日ほどなら。足りない分はカジノで稼げばいいのよ」「ではマクラファティ氏に報告の後、ストリップ地区に行きましょう」「カジノ楽しみね!そういえばこの店にもあるんだっけ?」「やってみる?カモがいればボロ儲けできるわよ」カサンドラはストリップ地区でカードゲームで大量のチップをむしり取った相手のことを思い出していた。「カモというのはわたしの事?」「あ、お前はあの時の!」カサンドラの横に全身を包帯で巻き、グレーのフードに白衣を着た小柄な女性が立っていた。「今度は負けない、貴女のパターンは覚えたから」「またやろうっての?いいわ小遣い稼ぎに使ってあげる」続く
Oct 27, 2013
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カサンドラ:甘い物が好き虫歯は無いダーモット:新鮮な野菜が好き虫歯は無いFalloutNewvegas第32話「You Can Depend on Me」サイドカー付きのバイクに乗ったカサンドラとダーモットはヘリオス1に行きBOSの事をNCR兵や中にいる研究者に聞いて回った。しかしBOSの行方もエリヤの事も何一つ解らなかった。判明したことはヘリオス1はただの発電施設ではない事、旧時代のハイテク兵器が関係している事だった。二人はBOSに接近するために街を周り聞き込みをすることにしたた。最初に第188交易所に行くことにした。「金も稼がないとダメねー…この前カジノで1万キャップ儲けたけどまだまだ足りないわ」サイドカーの助手席でオレンジの髪をいじりながらつぶやくカサンドラ。「何か商売を始めましょうか?」七三分けの三白眼の中年男、ダーモットが言った。「商売?何をするのよダーモット」「運び屋などどうでしょう?我々はスタン博士の援助もあって機動力は確保できています。それを生かせば」「なるほどね、刺激もありそうだしクソ共にヘコヘコしなくていいからね。で、どこに行けば運び屋になれるの?」「プリムにあるモハビエクスプレスです。しかしその前に実績を積んでおいてはいかがでしょう?クリムゾンキャラバンで仕事をしてみるのもいいかもしれません」「まずは仕事ができるって信用させるのね。いいわクリムゾンキャラバンに行くわよ」「承知致しました」ダーモットはバイクのアクセルをひねり発車させる。砂埃をあげサイドカーはハイウェイを北に進む。途中第188交易所で情報収集と食料、水の補給をすることにした。「さーて…なんかいい物売ってるかなー」助手席から飛び降りたカサンドラは行商人の品揃えを確認しに行く。「自分はここで待ってますので」「あ、うん。私が適当に買ってくるよ」「シュガーボムないかな。ファンシーラッドケーキでもいいけど。新鮮な果物でも」「いらっしゃい、いいドレスだね!何をお求めで?」「オーダーメイドのドレスだからね!特殊合金の極細ワイヤーを編み込んであるからシワにならないし、ある程度の防刃防弾効果もあるのよ。ねぇ食料品なにがあるか見せて」「今あるのはこれだけかな」「シュガーボムが二つ…あとは缶詰かぁ…じゃあシュガーボム二つで」「どうも」カサンドラは買ったばかりのシュガーボムをすぐに開けて食べだす。「んーいいんだけどこれだけじゃやっぱり物足りないなぁ…ガッツリと甘いものが食べたいベガスのホテルで食べたパンケーキがまた食べたいわねー」カサンドラは一気に一箱のシュガーボムを食べきりボトルの水を一本飲み干した。「ん?」そんなカサンドラの様子を笑顔で見つめる人物がいた。カーキのローブ、フードをかぶった女性だ。「なに?何か用?」「いい食べっぷりだなと思って。すごく美味しそうに食べるからつい見ちゃったの」「甘いものが好きなのよ」警戒しながらカサンドラが答える。「ねぇ、あなたどこから来たの?このあたりの人じゃないでしょ?どこへ向かうの?」「まぁね、モハビ前哨基地のずっと西かな。ベガスに行く途中よ」「まぁ、本当に遠くから来たのね。お金持ちにでもなろうって訳?」「…ねぇ、根掘り葉掘り聞いてどうしようっての?誰なの?」カサンドラはフードの女性に近づく。彼女の右手にはパワーフィストが装備されている。「ずっとスカベンジングやトレーダーをやっていると他人の事が気になるのよ。私はベロニカ、大地の穴ぼこに家族と一緒に住んでいるのよ」「穴ボコ?」「まぁ正確に言えばバンカーだけど。私の言い方の方が興味をそそると思って。でもあそこにはほとんどいないの、家族の為に雑貨や食べ物を拾ってるから。必要なものはなんでもね。「バンカーねぇ。家族のために出稼ぎって訳?」「ええ、でも心配はしてないわ。みんな自分の面倒は自分で見れるし。誰かが食料を手に入れなきゃね。それに最近は私がこっちにいるほうが嬉しいみたい。まぁそれは別の話だけど。ねぇ…聞きたいことがあるんだけどいい?」ベロニカの目が少し真剣になる。「なに?」「前にブラザーフット・オブ・スティールというグループのメンバーと口論になったんだけど、随分変な連中よ彼らのこと何か知ってる?」「(BOS!?ベロニカって女…BOSについて何か知ってる?)」カサンドラは慎重に言葉を選んでベロニカの質問に答える。「まぁ少しくらいわね。ハイテクを持ってなければ襲っては来ないとは思うわね。だけど奴らが何を考えてそんな事をしてるのかはどうでもいいわ」「ふーんそう、気を付けないとね。でもハイテクなんて持ってないから大丈夫かな」「話はそれだけ?私もう行くけど」「ちょっと待って、貴女相当鍛えこんでるんじゃない?向こうのお供の男性もそう。かなりの使い手よね?」「だったら何?」「自分の面倒を見れる人に出会うのを待っていたのよ。私一人じゃ危険すぎて行ったことのないところがあるの。どうかな?一緒に旅をしてお互いを助け合うってのは?「は!?」ベロニカは会ってすぐのカサンドラに一緒に旅をしないかと誘いをかけてきた。「どういう事?会ってすぐに何?頭おかしいの?それにあなた家族のために買い出しに来てるって言ってたわよね?それはどうするのよ」「それは大丈夫、みんな自分の面倒は見れるし稼ぎ手は他にも沢山いるしね。それに私を連れて良かったと思うはずよ?もし足手まといになるようならすぐに別れればいいしお互い恨みっこなしよ」「(なにこいつ…何が目的?ダーモットに相談してみる?連れてくのなら一応無理矢理乗ればあと一人はバイクに乗れるけど…)」カサンドラはダーモットの運び屋を始めるという話を思い出した。名を売るためにこのベロニカを利用するのも悪くないかもしれないと考える。「…それで何か目的?」「モハビのグループが生き残るためにどんな事をしてるのか見てみたいのよ。勉強のためにね。私のことが気になってるから言うわ…実はBOSの一人なの」「…はあああぁっ!?」「悪かったと思うわ。だけどどんな反応を示すか見ておきたかったの。私たちは敵をたくさん作ったし…それでも連れて行ってくれる?」「(探していたBOSのメンバー!?しかも旅を一緒にしたいだって?これはチャンスだわ)」「そうねーBOSなら訓練を受けてるんでしょ?役に立ってもらうわよ?」じゃあ一緒について行っていいのね!私パンチは得意よ!銃も使えるわ。世間知らずで。カリフォルニア出身で、目を輝かせて空気圧ガントレットをはめたこんな女の子に賭けてくれてありがとう」ベロニカはシャドウボクシングを見せる。「へぇ…ボクシングスタイルね。かなり高レベルのトレーニング積んでると見たわ」「えヘヘースーパーミュータントをぶっ飛ばしたこともあるのよ」「それなら十分よ、私の名前はカサンドラよろしくね」カサンドラはベロニカを連れて買い物を済ませてダーモットの元へ戻る。「買ってきたわよ。こっちはBOSのベロニカ、しばらく一緒に旅することになったわ」「これはこれは…自分はダーモットと申します。以後お見知りおきを(流石お嬢様!早速BOSを見つけるとは!運の良さにはいつも驚かされます)」「ベロニカよ。工作も得意だから必要な時は言ってね?BOSの腕を見せたげる」サイドカーの後部座席にベロニカ、助手席にカサンドラが乗り込む。「BOSにはバイクとかある?」「前はあったけど引越しを何回もしてるし今はなくなったかな。貴重なガソリンで動くバイクだったのに。恋人と一緒に乗ったものよ」「ふーん恋人か…」「あら?ダーモットとカサンドラは付き合ってるんじゃないの?」「違うわよ。ダーモットは家族よ、血は繋がってないけどね」「そうなの?お邪魔しちゃったのかと思ったわ」ベロニカは舌を少し出していたずらっぽく言った。サイドカーは北東へ向かって走り出す。キャンプマッカランの東の道を通り、途中助手席の銃座でフィーンドを蜂の巣にして進む。カサンドラはPIP-BOYの地図を確認しながらダーモットにクリムゾンキャラバンへの道を指示する。「あの壁に囲われた建物がそうでしょう」「バイクごとなかには入れるか聞かないとね」クリムゾンキャラバンの入口には行商人が並んでいた。カサンドラたちのサイドカーを眺めている。「次の者…珍しいなバイクか」受付のショットガンを持った男が言った。「自分はダーモットと申します。仕事を探しに来たのですが」「んー…身なりもそれなりでバイクも持っている。いいだろう入れ、バイクはバラモンの柵の横の木箱の近くに停めておいてくれ」「承知致しました」バイクを停めて三人は仕事を紹介してくるというマクラファティに会いにいく。「仕事を探してるんだって?お金には困ってそうにない感じだけど。まぁ事情は聞かないよ、丁度今3件の仕事があるんだ。キャラバンの仕事じゃないけどやってみるかい?」白髪交じりのスーツを着たマクラファティが言った。ダーモットが前に立ちカサンドラとベロニカは後ろで待機している。「ふーん…ここがモハビ最大のキャラバン、クリムゾンキャラバン社か」「私も初めて来たわ。行商人と取引は何度かしたけどね」二人は木造の建物の中を見渡す。書類整理をしている者、無線で何かやり取りをしている者などが忙しそうに動き回っているのを眺めていた。「お嬢様、ベロニカ様、仕事を引き受けました」「お、どんな仕事なの?」「ヘンリー・ジェミソンという人物の説得です。彼はクリムゾンキャラバン社の融資をしている牧場主の息子でその立場を利用してクリムゾンキャラバン社に入ったのですが、仕事をせずに遊びまわっているとの事です。マクラファティ氏はヘンリーを解雇したいという事ですが、父親の手前こちらから解雇することもできず困っていると。そこで我々にヘンリーが自分から辞めるように説得して欲しいと。これが依頼です」「よーするに金持ちのボンボンを辞めさせればいいのね?」「はい」三人はバイクを預けたままフリーサイド東ゲートからベガスに入る。中に入ると崩れかけたビル、やせ細って路上に座り込む男、ボロボロの服を着た子供が走り回っているのが目に入ってきた。「いつ来ても辛気臭い所よね」「ここからはいつも以上に警戒が必要ですね。ベロニカ様も気をつけて」「え?そうなの?ワクワクしちゃう!」ダーモットは9mmピストルを取り出す。ベロニカはパワーフィストを回している。崩れかけたビルの前に差し掛かった時、ナイフと鉄パイプ、タイヤレンチ、バットを持った男が4人飛び出してきた。「キャップよこせ!」「ジェットでもサイコでもいいからよこせ!」「肉を切らせろ…」「女だ…ヒヒヒッ」男たちが飛び出し、カサンドラたちの道を阻む。続く
Oct 26, 2013
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運び屋ヴァン:カードゲームのキャラバンはまだやったことがない。FalloutNewvegas第31話「クリムゾンキャラバン社」モヤモヤとした気持ちでボルダーシティを出た俺はアップグレードコードをレンジャーステーション・デルタのシェファー隊長に持っていく。NCRはモハビ各地にこういった駐屯地を設けてパトロールしているのだという。デルタは小さく急な傾斜の途中の岩棚に作られていた。「ご苦労様、上にも報告しておくわ。少ないけど手間賃よ」シェファー隊長から50キャップ受け取った。「ここはまだマシだけどフォーロンホープは地獄だって聞くわ。けが人に物資不足、通信は機能してるのにどうしてこんなことになってるのかしら」「はぁ…」通信がうまくいってないらしい。続けて話を聞くとここデルタがスーパーミュータントの群れに襲われたとかデマが流れたという。「何の目的で誰が流したデマか解らないけど…マッカランでもスパイ騒ぎがあるのよ」「マッカラン…モハビのNCR最大基地ですよね」「そう、モノレールに研究施設、武器弾薬に車両にベルチバード、エリートレンジャー。あそこがモハビの活動拠点ね。貴方は前哨基地といい今回の事といいNCRに協力的だからマッカランに行けば何か仕事をくれるかもよ?私からも言っておくわ」「それはどうも」記憶をなくした俺は満足に運び屋の仕事もできない。ベニーに追いつき決着をつけたあとの身の振り方を考えなくては。ボルダーシティに戻った俺はそのままハイウェイを進みキャンプマッカランを目指す。高い壁に囲まれ壁の端から端まではどのくらいあるかわからないほど広い。中の様子は分からないが元々空港だったというくらいだからかなりものだろう。大きく西に迂回して進む。休まず歩き続け、マッカランの近くのレプコン社の探索前に泊まったモーテルで泊まることにした。日は傾きかけている、翌日にベガス入りを目指す。モーテルのベッドはかなり傷んでノバックに比べるとカビ臭かったが野宿よりは断然マシだ。マッカランの隣にある農場の労働者などはこのモーテルを住処にしているらしい。ノバックと比べていいところは飲めないが水が使えることだろう。ノバックはタンクの水を部屋に持ち込んで使用しなければならなかった。あの町には井戸も水道も通っていない。「ベニー…ジェサップらグレートカーンズを雇ってまで俺からチップを奪った…なぜ?」普通なら自分の手下を連れてくるだろう。チェアメンだっけか?連れてこなかったという事は他のメンバーに知られたく無かったのかもしれない。「セキュリトロンのヴィクターがモハビエクスプレスに荷物を運ぶ仕事を持ってきた。そしてその仕事はユリシーズと名乗る運び屋が受けるはずだった。そいつは仕事を断って俺を推薦したんだったな…」そういえばビンスとベッキー。あの二人も運び屋だったな。今度会ったらもう少し詳しい事を聞くとしよう。「Beep」ED-Eが0:00を知らせた。そろそろ寝る時間だと言いたいらしい。「そうだな寝るか、お前が見張ってくれるおかげでグッスリと寝られるしな」「Beep!」俺は部屋の明りを消して目を閉じた。「Beep!」ED-Eの音で目を覚ました時刻は6:00だ。「よく寝たな…さて髪を整えたらすぐにベガスを目指すか!」「PUPUPUPU」俺は水で体と髪を洗った後ロロさんから貰った整髪剤をつかって髪を整えてみる。「こいつはいいな…わけのわからない動物の油の整髪剤とは全然違うぞ」さらりと伸びがよくベタつかない。それに花の香りがする。「この香り…ルナさんやメロディさんの髪からしたのと似ている。きっとロロさんが作ったのを使っているんだな」最高にきまった髪に機嫌を良くしモーテルを出る。マッカランの近くの農場にはもう人が集まり作業を始めていた。「農業か…やってみてもいいかもな」農場の横の大通りを北上する。徐々に建物が多くなってきた。この辺りは戦前ならもうベガスの敷地だったという。今は大きな壁に阻まれ、北から回り込むかマッカランでモノレールに乗るかしか入る方法はない。無理に壁を越えようとするとセキュリティが反応し蜂の巣にされるのだと聞いた。北西に大きな塔のような建物が見える。夜でも明々と電気がついていたのを覚えている。『ラッキー38』あの塔のような建物はそう呼ばれ、あれもカジノホテルの一つらしい。しかし中に入ったものはおらず、中にはベガスの支配者Mr.ハウスがいると噂されている。崩れかけた建物が立ち並ぶ通りに入る。こういう場所は何が出てくるか分からない、警戒する必要がある。「Beep…」ED-Eが反応する。PIP-BOYに警戒の赤いカーソルが二つ表示される。俺は10mmピストルを構える。壁沿いに進み通りの横道の様子を伺うとフィーンドの男が二人見えた。「レーザーライフル…奴らはなんであんなに高価な武器を持ってるんだ?」それにBOSが狙わないのだろうか?ともかく俺はこちらの存在に気づいてないフィーンドに先制攻撃を仕掛けるべく身をかがめた状態で10mmピストルを向けて引き金に指をかける。「ぐぁっ!?」フィーンドの首に弾丸が命中、一発で一人を仕留める。もう一人が慌ててレーザーライフルを構えるがED-Eの攻撃の方が速かった。レーザーで体を焼かれ黒焦げになる。「フィーンド…前もモーテルの近くで見たな。この辺は奴らのテリトリーなのか」パウダーギャングは見なくなった。リージョンも今のところ見ない。「NCRと敵対してるリージョンはいなくて当たり前か。パウダーギャングもNCRから逃げてるんだったな。フィーンドはNCRをなんとも思ってないのか?」NCRが奴らを放置してるとは思えない。今まさに抗争中なのかもしれない。「Beep」「どうしたED-E?」ED-Eが何かMAPにマーキングした。「ん?この近くにクリムゾンキャラバンがあるのか。そういえばグッドスプリングスで助けたリンゴが居るんだったな。キャスさんの事もあるし寄ってみるか」建物が並ぶ通りを抜けると開けた場所に出た。西側には電飾で飾られたゲート、フリーサイド東と書かれている。北東にはかべで囲われた建物がいくつも見える。PIP-BOYの地図を見るとあの建物がクリムゾンキャラバン社で間違いなさいそうだ。十分に警戒しながらクリムゾンキャラバンの金属の扉を叩く。小窓が開いて男がライフルを構えた。「動くな、お前は誰だ?」「モハビエクスプレスの運び屋だ。クーリエ・シックスのヴァン」「ちょっと待て…」奥でもうひとりの男が机の上のターミナルを操作しているのが見える。「よし、確認した。入っていいぞ運び屋」ゲートが空いたので中に入る。中には柵の中に囲われたバラモン、リアカー、大きな木箱、テント、貯水タンクのようなものが見えた。その中でも一際目を引いたのが一台の自動二輪車だった。サイドに人が乗るであろう座席が取り付けてある。銃座もある。「珍しいものがあるな。それよりもえーと…確かアリス・マクラファティって人に会わなきゃいけないんだっけか。キャスさんが言ってたな」「おーい運び屋!」声をかけられた。振り向くとそこには懐かしい顔があった、リンゴだ。「リンゴじゃないか、元気にしてたか?」「ああ、おかげでな!ほら、前に約束してた残りのお礼だ」100キャップを受け取った。「どうも、ところでアレは誰か乗ってるのか?」俺は自動二輪車を指差してリンゴに聞いてみる。「あああれか。ウチの得意先から来てる連中がここに置かせて欲しいってさ。行動する仲間がひとり増えたとかベガス入りするとかでな」「ほう…どんな奴らなんだ?」「一人はオレンジの髪に派手なドレスの女。一人はガタイのいい長身のスーツの男。もう一人はカーキ色のローブとフードを被ったパワーフィストの女だ」「金持ち夫婦と用心棒って感じだな」「いや男と女はそんな感じじゃなかったな。わがまま娘とお守りの男と護衛の女って所かな。マクラファティに仕事をもらってすぐに出て行ったぜ。フリーサイドに入ったんじゃないか?」「特徴のある三人組だな。ところでリンゴ、マクラファティに会いたいんだが。聞きたいことがあってな」「いいぜ、案内してやるよ」木造の建物の中に入るときれいに整頓された机が並んでいるのが見えた。中央の机には高そうなスーツを着た白髪交じりの中高年の女性が座っている。「すみません、マクラファティさんはどちらで?俺は運び屋のヴァンと言います」「マクラファティは私だけど?」スーツの女性はそう言った。「貴女がマクラファティさんでしたか。知り合いのの紹介でここに来たのですが…」「そう、仕事をもらいに来たって訳ね。小さな商社との交渉とヘンリー・ジェミソンの問題解決、ガンランナーの調査があるけど?ああ、ヘンリーの件はさっきの3人組に任せたから商社の交渉とガンランナーの調査だね」「ええと…」俺は仕事を貰いに来たわけじゃない。しかし顔を売っておいても損はないだろう。「交渉というのは?」「キャシディキャラバンって小さななキャラバンがあってね。キャスって女が率いてるんだけどNCRと商売してて評判もいいのよ。競争相手だったけど最近キャスがキャラバンを辞めたがってるとその筋の情報を聞いてね、それでウチに入らないかと交渉して欲しいんだよ」キャスさんのキャラバンは有名なようだ。「キャスはモハビ前哨基地にいると会えるんじゃないかな?」「…わかりました」何か引っかかるが何が引っかかってるかは分からない。マクラファティの態度に違和感を感じた。交渉か…キャスさんにとってキャラバンは父から受け継いだ大事なものだ。そう簡単に渡さないだろう。今は一人になっているけど彼女は手放す気はないように思える。ベニーの件が片付いたらもう一度キャスさんに会いに行こう。ライカちゃんにも会いたい。俺は一応『交渉』の仕事を引き受けておいた。続く
Oct 25, 2013
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運び屋ヴァン:近接武器はナイフしか持っていない。一応研いである。メロディ:近接武器は特殊合金のナイフ。バラモンの骨も簡単に切れるFalloutNewvegas第30話「ボルダーシティ」レプコン社でオルガさんらと別れた。彼女たちはフリーサイドに帰るらしい。俺とメロディさんはノバックに帰ることに。ロケットの燃料は見つかった、これでノバックの近くにあるグールの問題を解決するできるとメロディさんは言った。「ヴァン君付き合ってくれてありがとうね。あ、ED-Eもね!ノバックに着いたらいい物あげるよ」「なんだろう、楽しみだね」「んーまぁいざという時に役に立つかもね」ノバックの戻るとすっかり日は暮れていた。メロディさんは自分の泊まっているモーテルに飛んでいきすぐに戻ってきた。「さぁこれだよ。リチャージャーピストル。ヴァン君はエナジーウェポン使えないって言ってたけどこれは役に立つと思うよ?私の調整も入れてあるし」ピカピカに手入れされたエナジーウェポンだ。「ありがとう使い方は?」「そのピストルは半永久的に弾が必要ないの。自動でチャージされるんだよ。威力が低いのが難点だけど調整してそこそこの威力は出せるようにしたの。その代わり最大装填数が下がったけど6発も打てればいいでしょ」「チャージの時間は?」「30秒くらいかな。5秒で1発、これも私が調整して早くしたんだよ」「凄いね、これはいざって時のために使えるよ」これは使える。弾切れは命を危険にさらすことになる。弾を込める時間がないときにも使えるだろう。「それじゃ今からグールたちの所に行ってくるよ!ヴァン君はゆっくりと休んで」「メロディさん!今から出かけるの?危なくない?」「大丈夫、スニーキングは得意だしナイトキンらは説得して出て行ってもらったし」ナイトキン?確か…ミュータントじゃなかったか?「私たちはただの女じゃないんだからね。でも慢心はしないように気をつけるよ」「じゃあここでお別れだね」「そだねー。あ、でもヴァン君そのうちベガスに行くんでしょ?じゃあまた会えるよ。私たち姉妹もベガスで落ち合うことになってるし」「なるほど、ルナさん、ロロさん、メロディさんが揃って会えるんだね」「んーそこに一人増えるかもね。リアって子も。モハビの東側でMr.ガッツィーのJJと一緒にベルチバードの見張りと、東から来る途中に設置していった通信装置の調整をしてるの。目的の人物が見つかったら呼ぶからね」「リアさん…どんな人か楽しみだ」「あはは、おかっぱで眼鏡でブツブツしゃべる子だよ。毒舌だから気をつけてね」メロディさんは準備するために再び部屋に戻っていった。俺は貰ったエナジーピストルを持って自分の借りた部屋に戻る。ベッドに体を投げ出して天井を見つめる。「Beep」「見張りは任せてゆっくり休めと言いたいのか?」「PON!」「じゃあそうさせてもらうかな…」どのくらい眠っていただろうか、目が覚めたのでPIP-BOYで時間を確認する。「0:00か…まだ真夜中だな」おれは風に当たりに外に出る。きれいな水を飲みながら夜空を眺める。「明日はマニーにもう一度チェックスーツの男の事を聞いてみるか」ノバックのスナイパーのマニー。あいつはノバックの問題が解決したら教えると言っていた。どうしてすぐに言わなかったのかは解らない。「…なんだ?」大きな音が聞こえる。雷でも無い、何かが爆発した音でも無い。大きな音が空に響いている。「あれは!?」空に向かって飛んでいく物体を見つけた。あれは…ロケットだ!「メロディさんが何かやったのかな?」あのロケットには誰が乗っていたのだろうか。どこに向かって飛んでいったのだろうか。俺はロケットが見えなくなるまで眺めていた。翌日―俺はディノバイトに行き恐竜の口にいるマニーに話を聞きに行く。「よう、どうやらグールの問題はあの姉ちゃんとお前さんがなんとかしてくれたみたいなだな。今朝あの姉ちゃんが来てお前さんのことを話して行ったよ」「そうか、メロディさんが…」「チェックスーツの男たちのことが聞きたいんだったな?奴らならボルダーシティに向かたぜそこにいなかったら街のNCRに聞くといい」「ボルダーシティ…確か北東にある街」「そうだ、今はすっかり廃墟になっちまったがまだNCRが駐屯地として使っているな。なにせフーバーダムに一番近い街だからな」フーバーダム。NCRとリージョンが発電施設であるダムをめぐって戦ったと聞いた。辛くもNCRが勝利、現在フーバーダムはNCRの管理下に置かれている。モハビに電気が通っているのはフーバーダムのおかげらしい。ヘリオス1はほとんど役になってないと聞いた。俺はマニーにボルダーシティの詳しい場所を教えてもらったあとディノバイトショップでレプコン社で手に入れたものを売って弾薬と食料、水を買う。ザットガンと名の新製品をすすめられたが断った。俺は9mmピストルに10mmピストル、ハンティングライフルにリチャージャーピストルを持っている。ハンドガンは3丁もある、これ以上いらないだろう。ハンティングライフルは主にスコープで索敵する用で撃った事はない。普段は背負っている。10mmピストルは右脚、9mmピストルは左脇、リチャージャーピストルは腰に下げている。細かい荷物はED-Eに持ってもらっている。「さぁ行くか」ノバックを出て北へ向かう。ハイウェイを辿って188交易所で休憩してそこから東に向かう。驚く程何も起こらずにそのままボルダーシティにたどり着いた。瓦礫が積み重なる街の入口に大きな石碑が見える。そこにNCRが立って眺めている。「どうも、俺は運び屋のヴァンといいます。その石碑は何ですか?」「ん?これはフーバーダムの戦勝記念碑だ。レンジャーがシーザー・リージョンの精鋭たちをボルダーシティに誘い込み町ごと吹っ飛ばしたのさ。ただNCRも痛手を負った。俺の兄は命と引き換えに負傷兵を避難させた」「そんな事が…」「俺は休暇中でカリフォルニアの家族の元に帰る途中さ。西へ向かう輸送車に乗せてもらう予定だったが遅れててね。ところでボルダーシティには何の用で来たんだ?」俺はチェックスーツとその護衛の男たちの事を話した。「さぁ分からないな。モンロー少尉なら知っているかもしれない、町の真ん中あたりにいると思うぞ」「どうも」俺はボルダーシティの中心へと進む。NCRの兵が慌ただしく走り回っている。何かあったのだろうか?「あの、モンロー少尉はどこに?」「誰だお前は?俺がモンローだが?」ガッチリとした中年の男がそう答えた。「貴方に聞けばわかると向こうで言われまして」「なんだ?こっちは忙しいんだ。ノバックから帰還中のパトロール隊がグレートカーンズに襲われてな」俺は手短に事情を話した。「お前の言う男たちの特徴からしてグレートカーンズに間違いなさそうだな。奴らはNCRに銃撃戦を仕掛けてしたんだ。パトロール隊は無線で応援を要請してきたがそのまま奴らを追ってこの後ろの廃墟まで追い詰めたんだ。幸い死人は出なかったが彼らはエイカーマン上等兵ギルバード上等兵が人質に取られてしまった」グレートカーンズか。彼らとは接触がなかったが話を聞いてみる必要がある。チェックスーツの男との繋がり、俺を撃った連中なのかどうか。「どうするつもりなんです?」「お偉さんがたはやむ得えない犠牲だって言ってる。正直解決策が思いつかない。奴らがしびれを切らして出てくるを待っている状態さ」「NCRではない俺なら交渉できるかもしれません」「ほう…命懸けだぞ?そこまでする価値があるってのか?こちらとしてもよくわからない者に託すのは気が引けるがこの状況を打破するにはそれもやむを得ない事なのかもな。銃声が聞こえたら突入する、それでいいな?グレートカーンズのリーダーはジェサップていう奴だ」俺とED-Eはボルダーシティの廃墟に足を踏み入れる。NCRのスナイパーが3人待機していた。「気をつけていけよ、この辺は滑りやすい」「頭を低くな」「カーンズめ…」俺とED-Eは瓦礫に隠れながら廃墟の先にある建物を目指す。扉の前で足を止めて交渉役だと声をかける。するとあっさりと入れという声が聞こえた。注意深く扉をあけるとカウンターが目の前にあった。その向こうにバンダナを巻いたモヒカンの男がいた。「なんてこった!グッドスプリングスでベニーが始末したはずの運び屋じゃないか!!」ひどく動揺している。まるで幽霊でも見たかのようだ。「あんたがジェサップか?チェックスーツの男の事と奪った物について聞きたい」「ああ…それは…ベニーだ。あいつは俺たちが裏切る前にブツを持って消えやがったんだ!今頃ストリップ地区でほくそ笑んでるだろうよ」「ベニー?あのチェックスーツの男か。やつは何者なんだ?」「ニューベガスのザ・トップスてカジノを経営する大物さ。チェアメンてメンバーの一人で大仕事の話を持ってきたのさ。有り得ないくらい報酬が高いってところで気づけばよかったんだがみすみすチャンスを逃したくなくてな」「何故ベニーを裏切ろうとしたんだ?」「信用できなきんだよ。報酬の金の半分も未払いだったしな、払いたくなかったんだろう」「俺から奪った物については?」「でかい派手なカジノチップということしか知らないな。プラチナ製である理由も知らない。ベニーはそれが何か知っているようだったが」「…俺がここに現れた理由はわかるか?」「なんだ復讐か?」「…NCRから交渉を頼まれててね。人質を開放してくれないか?」「NCRがいなくなれば俺たちも消えるさ。そうすれば誰も傷つかない、そうだろ?」「まずは人質を開放してくれ、そうすればNCRに撃たないように言ってやるさ」「解った…こんなことになるとはな。NCRが取り決めを守るといいが。おいあんた、このライターをやるよ。ベニーの持ってたものだ」俺はジェサップからライターを受け取って人質と一緒に建物から出る。廃墟から出るとモンロー少尉が無線を片手に渋い顔をしていた。「間に合ったか、今しがたお偉いさんから人質もろともグレートカーンズを始末しろと命令されてたんだ。良かった二人の命は守られたな」ほっとした顔で人質だった二人を見るモンロー少尉。「グレートカーンズと人質解放を条件に見逃すと交渉してきたんだが…」「そうか…しかし私は軍人だ。命令には逆らえない、不本意だがグレートカーンズには死んでもらう」「…モンロー少尉、あんたはそれでいいのか?」「契約に対しては誠実でなければいけない…しかし命令は命令だ」モンロー少尉はNCR兵に合図して廃墟に踏み込ませる。数十人のライフルを持った兵が突入していった。「………」これで良かったのだろうか?説得して攻撃をやめさせるべきだったのでは?俺を殺そうとして荷物を奪った相手だからどうなってもいいと少し思ってしまったのか…続く
Oct 20, 2013
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運び屋ヴァン:ロロのカバンの中身が気になる。メロディ:オルガとすぐに意気投合した。FalloutNewvega第29話「レプコン社探索」モーテルで一晩過ごした後俺たちはレプコン社に向かう。古びたコンクリートの建物の周りには警備のMr.ハンディーの姿が見える。レイダーらの姿が見えないのはこのロボットのせいだろう。うかつに手を出せば火だるまにされるからだ。「大丈夫かな?」オルガさんが言った。「Beep!」ED-Eは問題無いと判断した。同じロボットのコイツがいうのなら安心だろう。「武器とか出さなければ大丈夫かな?敵意を見せたらダメだねきっと」メロディさんが言う。「行きましょうか~」ロロさんがフラフラと先頭を切って歩き出す。Mr.ハンディーはロロさんを見て声をかけた。「レプコン社は随時見学を受け付けております。営業時間は9時から21時までとなっております」今の時間は9時半だ。周囲に人の気配をがないことを確認しレプコン社のドアを開ける。中にはMr,ガッツィーが2体見える。「あれを見て」オルガさんが指差した方にはフィーンドの死体があった。4体、セキュリティロックされたドアの前で倒れている。恐らくこじ開けようとしてロボットに襲われたのだろう。「見た感じ荒らされてる様子はないわねー、セキュリティが厳しいからかな」メロディさんが言った。「ロケットの燃料も残ってそうですね」「だね、んじゃとりあえずこのターミナルいじってロック解除してみるかな」「え、大丈夫なんですか?」「だからー頭脳派だっていってるじゃない。こんなロック外すくらいわけないって」そう言うとメロディさんはターミナルのキーボートを開きロック解除に取り掛かかる。オルガさんとロロさんは前方のMr.ハンディーに夢中だ。「ツアーガイドだってロロ!」「気になりますね~」Dr.アルケイドはやれやれといった様子で小さくため息をついた。「レプコン社は2054年に設立された。2076年レプコン社はロブコ社に買収される。それでも名前は残ったんだ。宇宙開発部門としてな。警備をしているロボットはロブコ製だろ?実質レプコンはロブコと同じだったんだ」「Dr.は物知りなんだな」「歴史の勉強として教わった事を覚えてるだけだよ。オルガとローズ・ローザはガイドに夢中だから俺が見ておいてやろう。お前たちは探すものがあるのだろう?」「じゃあそうさせてもらうかな」俺とメロディさんはロケットの燃料を探して探索。ロロさんらはツアーガイドに参加する事になった。「開いたよヴァン君ー」ドアのロックを解除したメロディさん。俺は後を付いていく。中の部屋にはカウンターがあり、ロボット達の収納スペースが見える。「んー何なに?このターミナルはー…」カウンターのターミナルを弄りだすメロディさん。「ほー…顔認証ね、やっとくかな。ヴァン君もこっち見て」シャッター音がした。すると部屋の左にある通路からMr.ハンディーが出てきた。「顔認証を確認しましたどうぞお通りください」「こっからさきはガイドしない場所、つまり社内になるのね」「なるほど」俺とメロディさんは警戒しながら進んでいく。突き当りに大きな金属の扉とターミナルを見つけた。だがセキュリティが厳しくメロディさんでも開けられなかった。「何かありそうなんだけどなー…共鳴振動破壊やっちゃおうかな」「メロディさん、それは最後の手段として他の所も見てみない?」「それもそっか。ここは後回しにしよっか」俺とメロディさんは二階へ上がる。ED-EがPIP-BOYに反応のデータを送ってきた。「ん?動くものが3体いるってか?」「Beep!」「警備のロボットだね。セントリーボットじゃなきゃいいけど」「PUPUPUPU…」ED-Eは体を揺すって答える。「違うみたいだよ」「この子話せないのが不便よね~」「Beep…」「それでも俺は大体コイツの伝えたいことは分かるようになってきたよ」「PON!」飛び上がるように上下にホバリングするED-E。嬉しいらしい。「音声データを利用して組み合わせれば多分話せるんじゃないかな?…あーでもこの子壊れてたところを修理したんだっけ。それじゃあ直したルナしかわかんないか」「このままでもいいさ、不便してないしね」「そっか。ED-E、お前のご主人様はいい人だなー」「Beep!」俺たちはED-Eの送ってくれた反応を見ながら遭遇しないように避けて進む。壁の崩れた部屋にターミナルを見つけた。ここでも顔認証プログラムに登録する。「階ごとに入れる人間を制限してるみたいだねーターミナル見てると最上階は役員のフロアだって。何かありそうな予感」「この階にもまだ何かあるかもしれないよ」注意深く机や棚を探っていく。俺はそこでオレンジのカードを見つけた。「それはカードキーっぽいね」「どこか差し込む場所があるということか…」その後2階を探したがそれらしきものはなかった。次に俺たちは3階に上がる。するとまたED-Eが動くものの反応を送ってくれた。「さて、ターミナルを探して顔認証しなきゃね」3階はこれまでのフロアで一番荒れていた。誰かに荒らされたというより老朽化で崩れてきている感じだ。「これでOKっと。さぁ最上階の探索始めよ」「ああ」「Beep!」役員のフロアーというだけあって机はかなり大きく一人一部屋当てられているようだった。崩れた壁の穴をくぐりぬけ廊下に出ると…死体があった。2体ある。頭から血を流している。近くにある大きなコンクリートの破片には血がついている。恐らく探索中に崩落が起こって頭に直撃したのだろう。「おや?T-51bだね」「T-51b?」「うん、この死体が来てるパワーアーマーの名前だよ。戦車の装甲並みに硬いんだよ」「凄いものなんだね」「あーあ…パワーアーマー着ててもヘルメットかぶってないから事故で死んじゃったんだね。私たちも気を付けようね」「……」パワーアーマーか。そういえばオルガさんが何かアポカリプスの使徒の役に立ちそうなものを探してたっけ?パワーアーマーとかはどうなんだろうか。「エナジーセルいただきー…ん?メモ?」メロディさんは死体の持ってたレーザーライフルからエネジーセルを取り出している。メモも見つけたらしい。「えーと何なに…ふむふむ…へぇ~この人らBOSだってさ」「BOSですか」ブラザーフット・オブ・スティール。戦前のハイテク機器を集めて回っている集団だ。前に行商人に聞いたことがある。エナジーウェポンを取り扱わないのはBOSに関わりたくないからだという。ベガスにあるシルバーラッシュだけは違うらしい。「関わらないに越したことはないかな」「危険なんですかね?」「んー…一般人には基本手を出さないけど自分たちの主張を通したくて武力に物を言わせることはあるね。まぁエナジーウェポン収集してるギャングってくらいのものかな」「そうですか…」「東のキャピタルにいるBOSはちょっと変わっててね、人助けの為に動いてるの。それが元で内部分裂したんだ~」「そんなアポカリプスの使徒みたいなBOSが東に?」「アポカリプスの使徒かぁ…似てるのかもね。もしかしたらエルダー・リオンズは影響受けたのかも」BOSか…俺とはかかわり合いがなさそうだ。気をつけるべき集団ということは覚えておこう。俺たちは3階を探索し青いカードを見つけた。そしてオレンジのランプがついたドアも見つけた。「ここに2階で見つけたカードキーを指すのか」ドアはあっさりと開いた。中に入ると崩落で中央の床が抜けているフロアに出た。俺たちはゆっくりと滑り落ちないように瓦礫を踏んで下りていく。「んー?ここは倉庫かな?えMFセルとかいっぱいあるね。あ、薬品棚もある!!」大きなコンピューターと何かの研究資材、それと薬品や機材を置いた棚、金庫。確かにここは倉庫のようだった。俺はピカピカのプラズマライフルを見つけた。「あ、多分これだ!ロケットの燃料!!やったぁ」「良かったですね、俺はこんなの見つけたよ?」「どれどれ?…あ、凄い!新品のプラズマライフル!しかもこれ大量生産のじゃないね。特別仕様だよ見たことないし」「俺は扱えないしメロディさんに上げるよ」「いいの?売ったら何千キャップとかいくんじゃないかな?あー…でも私はライフルよりガンの方が得意だからなー…オルガのところの先生に上げたら?」「なるほど、あのDr.エナジーウェポン使ってるしね」俺たちは倉庫でめぼしいものを回収すると青いカードキーを使って外に出る。「あ、ここに繋がってたのかぁ」「最初に入れなかった所が倉庫だったんだね」「じゃあこれで探索は終了かな?オルガ達のところに戻ろう」俺たちが最初のフロアーに戻るとオルガさんたちも戻ってくるところだった。「思ったより面白くなかったね。ロボットの紹介が一番楽しかったね」「ロロは知ってる事ばっかりで退屈でした~」「さて…俺たちが遊んでいる間に向こうは探索を終えたようだぞ?」オルガさんと合流した俺たちは上の階の事を話した。Dr.アルケイドに特殊なプラズマライフルを渡した。「エナジーウェポンか…そのなんというか…クレイジーだよな。詳しいというわけじゃあないんだ。ただ面白い記憶が蘇っただけだよ」「?」なぜか動揺するDr.アルケイド。「パワーアーマー気になる!!持って帰ろうよ先生!」「オルガ、言っておくが訓練してない者が来ても動けないぞ?俺はその…着れるが」「じゃあ先生が着てもう一着も運んでよ。パックバラモンのように!」「お前な…」「はぁ~いロロもパワーアーマーの訓練受けてますよ~」「決まりだな、不本意だが俺とローズ・ローザでパワーアーマーを着て帰ろう」「いいないいな~あたしもパワーアーマー着たかったなー…」オルガさんたちはパワーアーマーを着て持って帰るらしい。続く
Oct 14, 2013
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運び屋ヴァン:オルガを見ての第一印象はなんか強そう。爆殺拳オルガ:ヴァンを見ての第一印象はカッコつけっぽいメロディ:オルガの第一印象はなんかリアっぽいローズ・ローザ:ヴァンを見ての印象は髪が熟れたトマトみたいFalloutNewVegas第28話「過去と現在」レプコン社に向かう途中で偶然にもメロディさんの姉妹のロロさんと出会った。ロロさんのイメージは聞いていたのとちょっと違っていた。「どうかしましたか~?」「いや、なんでもないよ」カバンからモンスターのような植物が飛び出したときは驚いたが。「ねぇロロ、ベガスに行ったんでしょ?何か解ったの?」「何も~」「はぁ…まぁそんなことだろうと思ってたけどね。ロロに期待してもダメなのはわかってるけど」「焦らないでくださいメロディ~。ちゃあんとロロは頑張ってるのですよ」ロロさんは何か緑色の粉をばらまいている。「ロロが出来ない子じゃないのは分かってるよ?でものんびり屋さんだからねー…それ、ベガスからやってるの?」『それ』とは粉のことだろうか?「やってますよ~だから任せてください~」「じゃあ後は中継地点が繋がれば東のリアと連絡取れるわけね。ルナの心配はしてないし」「メロディは何をしてたのです~?人探しだけじゃなさそうです」「私ってば頭脳だけじゃなく人望もあるわけよ。だからちょっと頼まれごとを引き受けちゃってねーちょちょいと依頼をこなしてあげて助けてあげようってわけ」「そーですか~メロディは自己顕示欲が強いですからね~」「いやいや…人間みんなそうでしょ?まぁマザーの子供の私たちは特に強いんだけどね」「ですね~」会話をしながらもメロディさんはエナジーウェポンのハンドガンを持ったままだしロロさんもライフルをいつでも撃てるかまえだ。「やれやれ…この人数まるでミニギャングだな。…オルガ、近接戦闘担当のお前が何故最後尾にいる?」「ハァハァ…」「聞こえてるか?」「…はっ!なに先生?なんで後ろにいるかって?そりゃー先生の後ろを守るためよ」「俺は悪寒を感じるのだが…?」「気にしないで後ろは任せて!」……オルガさんはかなり変わったレディーのようだ。俺はメロディさんとロロさんの会話に耳を傾けながらED-Eの反応を時々気にする。第188交易所に着くまでの間メロディさんとロロさんはしゃべり続け俺とDr.アルケイドとオルガさんは時々他愛もない会話をしながら歩いた。「第188交易所。またここで泊まることになりそうだな」Dr.アルケイドが言った。「えー?ここ?建物の中で休もうよ」メロディさんは不満のようだ。「まだ日が落ちるまで時間はあるね。ちょっと早足で頑張ればキャンプマッカランの近くのモーテルにたどり着けるんじゃない?」オルガさんが言った。「ロロはどこでもいいですけど~?」「私は嫌よ、こんな砂っぽいところで寝たくない」「じゃあ頑張ってオルガさんが知ってるモーテルを目指しましょう。皆さんそれでいいですね?」俺の問いかけに反対する人は居なかった。俺たちは少し休憩した後モーテルを目指して歩き出す。しばらくハイウェイをすすんだところでメロディさんが左手を上げた。同時にED-Eも警戒音を発する。「あの建物の影に誰か隠れてる。警戒して」メロディさんが30m程先の崩れかけた建物を指差す。俺たちはハイウェイから外れて身をかがめる。メロディさんとロロさんはかがんだ姿勢のまま左右に分かれて小走りで岩と瓦礫に身を隠した。「ED-E、わかるか?」「PUPUPU…」俺のPIP-BOYにデータが送られてくる。レーダーに4つの反応、大きさから人間だとわかる。出てこないのは待ち伏せしているからだろうか。俺とDr.アルケイド、オルガさんも看板や岩に身を隠す。「厄介だね。向こうから丸見えなのにこっちからは見えないし近づけない」「こういう時の定石は爆発物で威嚇するかスモークを焚くだな」オルガさんとDr.アルケイドが言う。確かにそうだ。「ん?」ロロさんがカバンから何かを取り出した。サボテンのように見える。地面に置くと待ち伏せしている連中の居そうな場所に転がっていく。「ンダコラー!?」建物の影から銃口が見えた。サボテンに向けられる。するとサボテンは飛び上がって破裂した。「グギャアアアア!!」顔を押さえた男が飛び出す。動物の骨を頭にかぶっている。フィーンドと呼ばれるレイダー集団だ。「そこかっ!」メロディさんが飛び出す。そして大きく息を吸い込む。「ハアアアアアアアアアアアッ!!」轟音が響き渡り砂を巻き上げ、衝撃波がフィーンドらの隠れている場所を襲う。顔を抑えていた男は壁に叩きつけられ、隠れていた男は耳を抑えて地面を転がる。次の瞬間乾いた音が鳴り、地面を転がった男の頭に穴があいた。ロロさんがライフルで撃ったのだ。「ロシテヤラー!」「クスリヨコセー!」俺とオルガさんDr.の隠れていた横からフィーンドが現れた。電動ノコギリのリッパーとレーザーピストルを持った二人だ。俺は腰の高さから素早く10mmピストルの引き金を引いてレーザーピストルを撃ち落とし更に胸に銃弾を二発浴びせる。クイックドロウ、記憶を失っているがこの早撃ちを俺は覚えているらしい。もう一人のリッパーを持った男に銃を向けると既にオルガさんが接近していた。「コノヤロー!」「遅い!オルガロケットアッパー!!」フィーンドのリッパーを振る速度よりも早くオルガさんのアッパーが放たれる。フィーンドは歯を飛ばしながら数メートル体を浮かせて一撃で沈黙した。あの速度であの鉄の塊であるパワーフィストを叩きつけられば絶命するだろう。「ふー…誰も怪我しなくて良かった」「なるほど…ここは待ち伏せで襲撃するには最適だったということか。NCRは何をしているんだか」Dr.の言うとおりだ。こういう危険な場所こそNCRがパトロールするべきなのに。「ちょっと気が緩んでたかも…モハビはのどかだし」「全然動くもの見かけませんものね~気配も少ないですし~」メロディさんとロロさんが言った。「モハビは砂漠だからな。昼間は生物は洞窟や廃墟に身を潜めている場合が多い、人間は街に固まっている。フィーンドのような連中はまれだよ」Dr.が言う。「カサドレスやナイトストーカー、デスクローはモハビで最も危険な生物だ。これらの生物は昼夜問わずに襲いかかって来る」「カサドレス?ナイトストーカー?」メロディさんは知らないようだ。「よその地域には居ないのか?カサドレスは蜂のような外見で人よりも巨大な昆虫だ。猛毒を持ち甲殻は固く並の銃弾では歯が立たない。群れで行動している、見つかったら絶望的だろうな。デスクローよりも音や匂いに敏感だ。ナイトストーカーは爬虫類と狼を合わせたような生物でコイツも猛毒を持っている。夜目が聞き暗闇に潜んでいることが多い、カサドレスのように群れで襲いかかってくる。単体で見ればカサドレスほどではないが奴らの連携は驚異的だ遭遇しないに越したことはない」「ふーん…モハビも危険なのいるんだね」「…」俺はふとルナさんのことを思い出した。彼女はMr.ガッツィーを連れていたけれど二人では危険じゃないだろうか?グッドスプリングスの北はカサドレスがいると出る前に聞かされたんだが…「あの…ルナさんは大丈夫ですかね?メロディさんロロさん心配じゃない?」そういうと彼女らは意外にも。「あールナなら平気平気。慎重な性格だし能力的にも」「ですね~防御に徹すればそうそうやられる事はないですよ~」「そうですか…」能力的…か。確かにメロディさんは普通の人間ではない能力を身につけている。恐らくルナさんも何か特殊な能力を身につけているのだろう。俺はプリムで銃弾がそれた事を思い出していた。「へぇ~ロロたちってみんないろんな能力持ってるの?羨ましいな~」オルガさんが言った。「例えば火を噴いたり、めちゃくちゃ速く動いたり、怪我を一瞬で治したり。そんな力欲しかったなー」それを聞いたメロディさんはオルガさんに向かって言う。「持ってて良かったと思うし誇りに思うけど、君が考えてるより大変よ?使いこなせないと精神的にも肉体的にも危ないよ。強大な力を持ってたけど病んだ子とか、使いこなせなくて肉体崩壊招いた子もいるしね」メロディさんは続ける。「私も能力を自覚し始めた頃は怖くて声出せなかったもの。自分の声もわからなくなっててそれで泣いたら鳴き声がうるさすぎて他の子に避けられたりねー…他の子に負けたくなくて頑張って使いこなせるようになったけど…またそこで壁にぶち当たったんだよ」「壁?」「うん、能力なしじゃ何もできない子なのかな?ってね。それにおんぶにだっこじゃ使えない時や通じない時に困るじゃない?それならどうするか。訓練して並の兵士、それ以上にならなきゃって。もちろん勉強もしっかりやったよ?」「そーなのかぁ…だからロロは学者なのに銃使えたり体力あったりすんだね。メロディたちはエリートなんだなぁ」「えへへ~。私もロロもルナも戦闘特化じゃないけど自分の身は自分で守れるね」「あたしももっと頑張るぞー!やる気出てきた!!」メロディさんらは訓練と勉強の日々だったと言う。オルガさんは毎日がサバイバルだったと。俺はどうしてたのだろうか?どこで生まれてどうやって育ったのか。断片的な記憶しか無い。いつか記憶を取り戻したとき俺は今の俺でいられるのだろうか?続く
Oct 9, 2013
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爆殺拳オルガ:ヒゲの男が嫌い。グールは別。ローズ・ローザ:色眼鏡が嫌い。グールは別。FalloutNewvegas第27話「偶然の再会」「なななっ!?なんだお前たちは!!さてはこのファンタスティックをお払い箱にするために派遣された者だな!?」「は?」色眼鏡のヒゲ男は急に大声を出して騒ぎ出した…ウザイ。アルケイド先生が前に出てヒゲ男に質問をする。「俺はアポカリプスの使徒のアルケイド。こっちのは護衛のオルガに植物学者のローズ・ローザ。イグナシオに用があるんだがどこにいるか知らないか?」「なんだって!?じゃあファンタスティックの代わりに来たんじゃないのか?」「いいから質問に答えてくれ。あんたと会話をしに来たんじゃない」「いや~良かったクビになったらどうしようかと!それで何の用だって?」「……イグナシオはどこだ?」アルケイド先生の顔が引きつっている。あたしはパワーフィストを叩きつけそうになった。なんというか人をイラつかせる名人コンテストならこのファンタスティックはモハビ1なんじゃないかと思うほど最高にウザイ。「彼ならあっちの部屋にいるね。ファンタスティックは忙しいから失礼するよ」あたしたちは散らかった部屋を通り抜けて奥の部屋に行く。そこには白衣を着た男がいた。「あんたがイグナシオ?アポカリプスからの届け物よ」「ん?ああ、モルモンフォートの者か待ってたよ。これでコード解析がはかどるよありがとう」あたしはカバンからPIP-BOYを取り出してイグナシオに渡す。イグナシオは早速PIP=BOYを左腕に装着してコンピューターの前で操作を始めた。「ねぇ、ここって発電施設なんでしょ?あの大きな塔はなに?」あたしはヘリオス1の敷地内にある巨大な塔を思い出していた。「ただの発電施設じゃないようだ。この先にある施設はこことは比べ物にならないテクノロジーが使われている。戦前の軍の記章も見つけた。Vaultやエンクレイヴの施設に匹敵するようなものだね。あいにくセキュリティが厳しくて詳しくは調べられない。昨日も調査に入ったNCR兵二人が灰にされたよ。だけどこのPIP-BOYがあればこちらからメインコンピューターにアクセスしてコードの解析を行える。もし今でも稼働が可能なら阻止しなくちゃならないからね」「テクノロジー?」「エンクレイヴ…」「気になりますね~」「ともかく施設のミラーの向きを変えてここの電力供給量を復活させなければ」「そうだな、ここの電力はモハビ郊外やフリーサイドに送るべきだ。超兵器の起動なんてものは考えない方がいい」え?超兵器?なんでアルケイド先生はそんな事を?なにか知ってるのかな?「アルキメデス。コードにこの名前が繰り返し出てくるんだ」「…戦前の超兵器か。そんなものは眠らせておいたほうがいい」「ああ、BOSが諦めなかったのはこの超兵器を手に入れたかったんだろう」イグナシオとアルケイド先生はあたしに解らない言葉を並べて話し出す。よくわからないけどここには電力で動くとんでもない超兵器が隠されてるって事。そしてNCRはまだそのことを知らない。ファンタスティックがその事に気がついてNCRに報告するまでまだ時間がかかりそうという事はなんとなく感じ取れた。「ロロはNCRの手に渡って欲しくないですね~」「そうなの?」「もちろん他の勢力もダメです~」あーまぁそうかもね。戦前の超兵器なんてものを手に入れたらロクなことにならないものね。アポカリプスの使徒で管理できればいいんだけどNCRも黙ってないだろうし。「さて、仕事は終わった。どうするオルガ?少し南に行ってノバックでローズ・ローザの探し人について尋ねに行くか?」「どうしよっかな…」ロロの事もそうだけどせっかく遠くまで来たから何かモルモンフォートに持って帰ってあげたい。寄ってみるのもいいかもね。「寄ってみようか。ひょっとしたらロロの探してる人もいるかもしれないし」「決まりだな」あたしたちはヘリオス1を後にする。イグナシオはまた何かあれば報告すると言っていた。ヘリオス1を出て南に進む。前から誰かが歩いてくるのが見えた。「おやぁ?」ロロが声を上げた。すると向こうから歩いてくる人影から大きな声が聞こえた。「おーーーーーーい!何でこんなところにいるのよーーーーー?」こんな大きな声を聞いたのは初めて。あたしは目が悪いから顔は見えないけどロロの知り合いらしい。徐々にお互いの距離が縮まる。赤い髪の男と帽子をかぶった女と浮いているロボット。「ロロ!なんでこんなところをウロウロしてるの?」帽子の女が叫んだ。…あれ?ロロにそっくり!「メロディ~!あ、オルガさんアルケイドさんロロの姉妹ですよ~」ロロは帽子の女に駆け寄る。名前はメロディらしい。赤髪の男は銃を下げてあたしたちを見ている。「俺は運び屋のヴァン。メロディさんと一緒に旅をしているんだ。君たちはメロディさんの家族の知り合い?」「え?えっと…あたしはオルガ。アポカリプスの使徒の手伝いをしているの。ロロとはウエストサイドで出会って今はなんとなく一緒にいるんだよ。横にいる眼鏡の医者はアルケイド先生」ふーん…悪い奴じゃなさそう。先生は挨拶もせずに難しい顔で浮いているロボットを眺めている。「先生?」「なぁ…そのロボットはどうしたんだ?…お前の物なのか」先生はヴァンを見て言う。「ああ、ED-Eって言うんだ。壊れてたんだけどある人に修理してもらって俺が引き受けたんだ。良い相棒だよ」「そうか…不安にならないか?突然レーザーに焼かれたりする心配は?そうなる前に湖の底に沈めておいたほうがいいんじゃないか?」「あんた何言ってんだ?コイツは従順でいいロボットだ。そんな事しないさ」「コイツがどういうロボットか知らないのか?…いや知らないならそれでいいんだ」「あんた医者というより科学者か何かなのか?」ヴァンは質問する。「正確に言うと医者でも科学者でもない。知識があって少し訓練しただけだよ。つまらない男だよ」そう言うとアルケイド先生はまたED-Eと呼ばれたロボットを見つめだした。「…オルガさん君はあの先生の護衛か何かなの?ゴツイパワーフィストをつけてるけど」イケメンのヴァンはキラキラした目であたしに質問する。「うん、あたしは近接戦闘が得意だからね!腕力にも自信あるよ?腕相撲してみる?」あたしもキラキラして言ってみた。「いやぁ遠慮しておくよ。俺は腕力より銃の腕に自信があってね」「ふーん…」自己紹介を一通り終えた後、あたしたちはヴァンと一緒にレプコン社に向かうことになった。ヴァン達はロケットの燃料を探しに、あたしたちはモルモンフォートで使えるものがないか無いかを見るために。目的が一致するなら人数が多い方がいいに決まっている。ひとつだけ残念なのはアルケイド先生にお似合いな美少年が居ない事かな!ヴァンはイケメンだけどアルケイド先生とのカップリングは違う。ああいうのは「キャー素敵!」っていう女と一緒なのが似合ってる。偏見だけど。「うーん…」「なにアルケイド先生?おなかでも痛いの?下痢?便秘?」「どれも違う。ちょっと思うところがあるだけだ、お前は気にしなくていいぞ」変な先生、まあいいや。前衛はメロディとED-Eがしてくれるしあたしは先生のケツを眺めながら歩けるし。続く
Oct 5, 2013
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