PR
カレンダー
カテゴリ
コメント新着
キーワードサーチ
「んっ?なんで?」 と思ってしまいまいた。 「バナナ」 とか 「芭蕉」 とか、全然思いつかず。このところ頭が固くなってきているなあと、また思った次第です。ハハハ。
「橋」のそばに「亡くなった人」が現れる イメージです。 「橋」 は彼岸と此岸をつなぐものですが、このイメージは 「お能」 じゃないかと思ったのです。 能 では、舞台の正面左手にある廊下を 「橋掛かり」 といい、 主人公の亡霊 はこの 「橋掛かり」 から舞台に出てきます。源平の戦いで無残に散っていった若武者や、実らなかった恋に苦しみ死んでしまった恋人たちが、成仏できずに現れて、無念や執心を述べ、舞うことで思いを晴らそうとする作品がたくさんあります。ちょうどお盆なので、 お能 の話にします。 でも、本を紹介する前にもう少ししんぼうしてくださいね。 『ムーンライト・シャドウ』 と 能 の 『井筒』 にいくつかの似たところがあって気になったので、触れさせてくださいね。 世阿弥 の 『井筒』 は、 『伊勢物語』 を題材にして、恋人への恋慕を主題とした複式夢幻能です。簡単に内容紹介します。
――彼(ワキ)は無力ということをよく知っている。聴くことしかできないということを、身に沁みて知っている。 ワキ とは、 シテ が本心を語るに足る相手、ともに苦しむことのできる 「無力」の「力」 を持っていると、黙っていても、感じさせる力量が必要な役だというのですね。
――いつまでも浮かぶことができない魂の救済を求めて、再びこの世に出現するシテと、それをただ黙って受け止めることしかできない無力なワキ。その関係の中だからこそ、シテは残恨の思いをあるいは「語り」、あるいは「舞い」、そしてその行為を通して、最後には自分自身の力で、残恨の思いを昇華させていくことができるのだ。
――そんなワキは無力だが、幽霊はほかの人々には己の姿を見せないが、ただワキにだけその姿を見せて魂の救済を求める。
――換言すれば、無力なワキのみが異界と出会い、そしてシテの新たな生を生き直させる機会を得ると言える。さらに言葉を換えれば、ワキは無力だからこそ、異界と出会うことができるのだ
追記2024・02・02
100days100bookcoversChallenge
の投稿記事を
100days 100bookcovers Challenge備忘録 (1日目~10日目)
(11日目~20日目)
(21日目~30日目)
(31日目~40日目)
(41日目~50日目)
というかたちまとめ始めました。日付にリンク先を貼りましたのでクリックしていただくと
備忘録
が開きます。
週刊 読書案内 荒勝俊「日本狛犬大全」… 2024.11.20
週刊 読書案内 岡田暁生「音楽の聴き方… 2024.05.28
週刊 読書案内 金子信久「長沢蘆雪 か… 2023.10.24