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「さようなら」谷川俊太郎 詩人 の 谷川俊太郎 が亡くなったそうです。 2024年 の 11月13日 のことだそうです。
ぼくもういかなきゃなんない
すぐいかなきゃなんない
どこへいくのかわからないけど
さくらなみきのしたをとおって
おおどおりをしんごうでわたって
いつもながめているやまをめじるしに
ひとりでいかなきゃなんない
どうしてなのかしらないけど
おかあさんごめんなさい
おとうさんにやさしくしてあげて
ぼくすききらいいわずになんでもたべる
ほんもいまよりたくさんよむとおもう
よるになったらほしをみる
ひるはいろんなひととはなしをする
そしてきっといちばんすきなものをみつける
みつけたらたいせつにしてしぬまでいきる
だからとおくにいてもさびしくないよ
ぼくもういかなきゃなんない
「谷川俊太郎がなくなったって。」 で、その日の フェイスブック で、 友達 が 詩人の死 を悼んでいました。
谷川俊太郎さん「さようなら」ですね。 谷川俊太郎 が、もう、30年以上も昔にだした 「はだか」(筑摩書房) という詩集を チッチキ夫人 が大切にしていたことを思い出しました。
「ぼくもういかなきゃなんない、でしょ。」 で、これが皮をむいた姿。 美しい詩集 ですね。 1988年 の出版です。 挿絵 は 佐野洋子さん 、 装幀 は 平野甲賀さん 、最初の詩が 「さようなら」 です。懐かしいですね。
「うん、挿絵は佐野洋子さん。彼って、いったさきで大変ちゃうの?」
「そうねえ、少なくとも三人は確実に待ってるからねえ(笑)」
とおく 「うみよりももっととおく」 へ行ってしまった 谷川俊太郎の声 が、やっぱり聴こえてくるようですね。
わたしはよっちゃんよりもとおくへきたとおもう
ただしくんよりもとおくへきたとおもう
ごろーよりもおかあさんよりもとおくへきたとおもう
もしかするとおとうさんよりもひいおじいちゃんよりも
ごろーはいつかすいようびにいえをでていって
にちようびのよるおそくかえってきた
やせてどろだらけで
いつまでもぴちゃぴちゃみずをのんでいた
ごろーがどこへいっていたのかだれにもわからない
このままずうっとあるいていくとどこにでるのだろう
しらないうちにわたしはおばあさんになるのかしら
きょうのこともわすれてしまっておちゃをのんでいるのかしら
ここよりももっととおいところで
そのときひとりでいいからすきなひとがいるといいな
そのひとはもうしんでてもいいから
どうしてもわすれられないおもいでがあるといいな
どこからかうみのにおいがしてくる
でもわたしはきっとうみよりももっととおくへいける
追記
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