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2023.02.03
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​​ ​三宅唱「ケイコ 目を澄ませて」シネリーブル神戸​ 「耳を澄ます」 といういい方はありますが、 「目を澄ます」 といういい方はありません。そのあたりが気になってやってきた シネリーブル・神戸 です。​​
​​​ 観たのは 三宅唱監督 「ケイコ目を澄ませて」 でした。 三宅唱 という監督は、 佐藤泰志 の原作を映画化した 「きみの鳥はうたえる」 を観たことがあります。名前はかわいい(?)のですが、写真で見ると結構いかつい人だったことに好感を持った記憶があります。マア、映画とは関係ありませんね(笑)。​​​
​ ぼくは最近の日本映画をあまり観ないのですが、この人の作品なら見ようかなと、名前を憶えている数少ない監督の一人だということもあって観に来ました。​
​​​​ 耳が聞こえない少女 ケイコ(岸井ゆきの) がボクシングに打ち込んでいて、彼女が信頼している ジムの会長 が、この映画の中でたった一人だけ知っている俳優だった 三浦友和 でした。彼の、老いの演技に、 「ああ、いい役者になったなあ。」 と納得しましたが、彼がいなければ、この映画をぼくはドキュメンタリーだと思って見終えていたような気がしました。もちろん随所にドラマ的展開は仕込まれているのですが、ドキュメンタリーのリアルをぼくに感じさせたのは口がきけない ケイコの演技 でした。​​​​
​​  「わかった」 とか 「はい」 とかいう片言であれば発声できるらしい ケイコ という役柄を、 岸井ゆきの という女優さんが無言で演じながら、ボクサーの修練を積む女性の深い内面をいかに演じているか、もう、見ていただくよりほかありません。​​
 思わせぶりなアップも、意味ありげなセリフ回しも一切ない映像のシンプルさが、これほど爽やかな映画をぼくは知りません。
​ 映画の終盤、様々な鬱屈を抱えながら試合を戦う ケイコ が、ついに、唸るように吠え、吠えた瞬間にカ ウンター・パンチ を喰らうシーンがあります。​
​ これが、泣かずにいられようかという、決定的瞬間でしたが、このシーンを撮った 三宅唱 拍手! でした。​
​​「ケイコ、目を澄ませて!」​​
​  ​​そのセリフが、 三浦友和 の口から発せられるのではないかと、勝手に期待して観ていましたが、とうとう、その言葉はありませんでした。マア、考えてみれば、映画の最初から最後まで、その言葉を唱えながら ケイコ に肩入れしていたのは ぼく自身 だったわけで、昂る気持ちのせいで、一瞬、視界が濁ってしまった瞬間の カウンター・パンチ に、痛い目にあったのは、観ていたぼく自身だったのかもしれませんね(笑)。いい年をして困ったものです(笑)。 帰り道、脇道の路地を歩きながら、誰もまわりにいないことを見計らって シャドー・ボクシング の真似をしてみましたが、いくら腕を突き出してみても 「シュッ!」 という音はしませんでした。ぼくは、日本語字幕付きの上映でこの映画を観ましたが、ボクサーの突き出すパンチには、字幕にはない 「シュッ!」 という音がしていたと思いますが、ホントは、そんな音しないんでしょうね。もし、したとしても、 ケイコ には聞こえないんだというようなことを考えながら 「目を澄ます」 という言葉を噛みしめました。 ​ 上の写真はパンチを喰らった翌朝の顔ですが、 目を澄まし 続けていたからでしょうか、ずっと怒っている(ように、ぼくには見えた) ケイコ をまっすぐに演じた 岸井ゆきの 拍手! でした。​​​​
監督 三宅唱
原案 小笠原恵子
脚本 三宅唱  酒井雅秋

キャスト
岸井ゆきの(小河ケイコ・ボクサー)
三浦誠己(林誠・ジムのコーチ)
松浦慎一郎(松本進太郎・ジムのコーチ)
佐藤緋美(小河聖司・弟)
中島ひろ子(小河喜代実・母)
仙道敦子(会長の妻)
三浦友和(ジムの会長)
2022年・99分・G・日本
2023・01・18-no007・シネリーブル神戸no171
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最終更新日  2023.07.31 22:34:04
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