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2024.10.07
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​スティーブン・ダルドリー「リトル・ダンサー」シネリーブル神戸​ ​ 20年ほど前に評判になったそうなのですが知りませんでした。ただ、監督の名前に、ちょっと聞き覚えがありましうでしたが、 ​​
​「まあ、とりあえず、名画ということらしいからな。」
 ​ そう思ってやって来ましたが、ははは、大満足でした(笑)
​​​​ 見たのは スティーブン・ダルドリー という イギリスの演出家 が監督をしている 「リトル・ダンサー」 でした。20年以上昔の映画ですがちっとも古びていませんでしたよ。まあ、ボクは、こういうの好きですからね。もう一度いいます。
​とてもよかった! ​​
​​​​ ​​​​​​​​​​​​​​​  「Billy Elliot」 という英語の題名通り、ダンスに目覚めた ビリー君 の、所謂、 ビルドゥングス・ロマン です。 イギリス の北の方ですね、 ダーラム という地域の エヴァリントン という 炭鉱町 で、 炭鉱夫の父 、ちょっとボケ加減の オバーちゃん と暮らす ビリー君 、多分、 10歳か11歳ぐらい ですが、 お母さん が病気で亡くなってしまっていて、 オバーちゃん の世話は の仕事のようです。​​​​​​​​​​​​​​​
​​​​​​  お父さん オニーちゃん ​​
​​ 「男はボクシング!」 ​​
​  という、まあ、マッチョな方で、放課後は 50ペンス の受講料を握りしめて ボクシング塾 に通っている ビリー君 です。​​​​
​​ で、その彼が、同じ体育館で練習することになった
​​ 女の子のするバレー! ​​
​  に目覚めちゃうんです。あのー、 ダンスのバレー ですよ。​​
 まあ、そこからは、いわばありきたりの成長・成功の物語なのですが、これが、まったくシラケることのない展開で、素晴らしかったですね。
​​​ 徘徊する おばーちゃん を追いかけて行って、怪訝な顔の オバーちゃん
​​ 「ビリーだよ!」 ​​
​​​  ​​そう声をかけて手を握るシーンが始まりで、ロイヤル・バレー学校に合格して家を出る ビリー君 を、オバーちゃんがいきなり
​グワシっ! ​​
​  と抱きしめるシーンが終のお別れでした。​​
​​​ 実は、この映画を見ていたボクには、 ビリー君 と同じ年ごろの頃、学校から帰って来た玄関で、やっぱりボケてしまっていた ​オバーちゃん​
​​ 「どちら様でしょうか?」 ​​
と挨拶された記憶があるのですが、その時の オバーちゃんの姿 が浮かんでしまって泣きましたね。​​​​
​​​​​  ビリー を演じる ジェイミー・ベルくん オバーちゃん ジーン・ヘイウッドさん 、言葉がありませんね。 拍手!拍手! ​​​​​
​​​​​​​​​​​​​ 親友の マイケル君 はじめ、 ビリーのまわりの子供たち ウィルキンソン先生 、ああ、それから、 お父さんとオニーちゃんのトニー 、みなさんに 拍手! でした。 監督 スティーブン・ダルドリー ですが、見終えて思い出しました。以前、 ナショナルシアター・ライブ で見た​ 「ジ・オーディエンス」 ​の 演出家 ですよね。 イギリスの俳優さんたち の演技力もさることながら、 子役たち にも、いい芝居させていますね(笑)。 拍手! でした。​​​​​​​​​​​​​


監督 スティーブン・ダルドリー
脚本 リー・ホール
撮影 ブライアン・テュファノ
編集 ジョン・ウィルソン
音楽 スティーブン・ウォーベック
振付 ピーター・ダーリング
キャスト
ジェイミー・ベル(ビリー)
ジュリー・ウォルターズ(ウィルキンソン先生)
ゲイリー・ルイス(お父さん)
ジェイミー・ドレイブン(トニー 兄ちゃん)
ジーン・ヘイウッド(おばあちゃん)
スチュアート・ウェルズ(マイケル親友)
マイク・エリオット
ニコラ・ブラックウェル
コリン・マクラクラン
ジャニーン・バーケット(お母さん)
メリン・オーウェン(25歳のマイケル)
アダム・クーパー(25歳のビリー)

2000年・111分・G・イギリス
原題「Billy Elliot」
2024・10・04・no127・シネリーブル神戸no273


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最終更新日  2024.10.07 22:51:46
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