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2021.11.04
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カテゴリ: 気になる本
『村上春樹(BRUTUS 21年10/15号)』という雑誌が最寄の本屋で売り切れだったので、三宮に出かけた際に購入したのです。
買った後で中を見たのだが「翻訳家として何がすごいのか?」とか「私的読書案内 51 BOOK GUIDE」とか色んな切り口があって・・・楽しめそうでおます。





雑誌、マガジンハウス、2021年刊

<商品説明>より
1979年に『風の歌を聴け』でデビュー後、文芸の本流を担ってきた村上春樹。
同時代を生きるブルータスが、ついにこの稀代の作家に向き合います。
村上春樹と読み、村上春樹を読む。
村上さんが手放せない51冊の本について28ページにわたって書き下ろし。
著作から時代を読み解く年表や、早稲田大学<村上春樹ライブラリー>案内も。
【目次】より
・村上春樹の私的読書案内。51 BOOK GUIDE
・特集「ドイツの『いま』を誰も知らない!」
・年表で探る。文芸・社会学・カルチャーで振り返る、村上春樹の時代。
・翻訳家として何がすごいのか?

<読む前の大使寸評>
買った後で中を見たのだが「翻訳家として何がすごいのか?」とか「51 BOOK GUIDE」とか色んな切り口があって・・・楽しめそうでおます。

rakuten 村上春樹(BRUTUS 21年10/15号)



村上さんの書棚を、見てみましょう。
p23
<うちの書棚から>
 僕はレコードの蒐集に関しては、長年かけてかなり真剣に追及をおこなってきたけれど、書籍蒐集に関しては正直なところ、それほどの熱意は持っていない。初版本とか稀覯本とか、そういうものにもほとんど興味がない。

 もちろん本好きではあるが、本というもの自体にとくに執着はない。たいていの本は読み終えたらさっさと処分してしまう。うちにはそれほどの置き場所もないし、もう一度読み返す本、あるいは後日引っ張り出して参考にする本というのは限られている。だから読んでしまった本の多くは古本屋さんにまとめてひきとってもらう。あるいはどこかに寄付する。

 古本屋に売ってもたいしたお金にはならないが、リサイクルしているんだと思えばいい。本というのは、読みたい人の手から手へとどんどんわたっていけばいいのであって、個人の本棚の隅っこに死蔵していては、その価値は発揮されない。それが僕の書籍に関する基本的な考え方だ。

 だから今うちの書棚にある(生き残っている)本は、①まだ読んでいない本 ②そのうち読み返すかもしれない本、必要になるかもしれない本 ③いただきものの本 ④なんとなく愛着があり、手放しがたい本…ということになる。またそこに⑤実用性のある本、という一項を加えてもいいだろう。

 ここにあげた51冊の本は、おおよそその5つの分類のどれかに属するわけだが、大半は④の「なんとなく愛着があり、手放しがたい本」にカテゴライズされるかもしれない。①②に関しては、特殊なものでない限り、今の時代いざ必要になればインターネット通販で手に入れることが可能なので、それほどのこだわりはないのだが、個人的な思い入れのある本というのは、やはりしっかり手元に置いておきたいものだ。

 そういう本は汚れや変色や、ヤレみたいなものさえ自分の一部のようになっていて、かえって愛着が湧いてくる。ページがほどけてばらばらになったのを、セロテープで貼り合わせた本みたいなのもある。そしてそういう本にはなぜか「これ、一度手放したら、また見つけるのがむずかしそうだな」という種類のものが多い。

 考えてみれば、僕は10代の頃に浴びるほど本を読んだ。何はなくとも、とにかく本さえ読んでいられれば幸福だった。たくさん本を買ったし、図書館の本も読みまくった。読んだ本の多くは小説だった。しかし記憶している限り、小説家になりたいと思ったことはなかった。

 本を読むという行為があまりに好きだったので、自分で何かを書くという方に頭がまったく働かなかったのだ。小説というのはなにしろ素晴らしいものであり、この自分にそんなものを書く資格があるなんて、大それたことはとても考えられなかった。でもあるとき、20代の終り頃だが、ちょっとしたきっかけがあって、「ひょっとしたら僕にも何か書けるかもな」と思った。そして「何か」を書き始め、結果的にそのまま(自分でもよくわからないうちに)職業的作家になってしまった。

 小説を書き始めたときに役に立ったのは、そしてその後もずっと役に立ち続けたのは、それまでに浴びるように読んできた様々な本の「記憶」の集積だった。それは巨大な深い貯水池のようなもので、僕は必要に応じてそこから自分のための水を汲んでくることができた。もしそのような集積が存在しなかったら、今までこうして小説を書き続けることはとてもできなかっただろう。

 考えてみれば、僕はこれまで小説を書くことで悩んだり苦心した覚えがほとんどない。もし何かが欲しければ、もし何かが足りなければ、その貯水池から自分のための水を汲んでくればよかったわけだから。本当に大事なのはモノではなく、身体の内側に染み込んだ記憶だ。心からそう思う。霊感とは記憶のことだと誰かが言った。

 ここにあげた51冊の本は、そのような巨大な貯水池に流れ込んだ水源のほんの一部、ほんの一掬いに過ぎない。結局のところ(こんなことを言うと、世の愛書家たちの憤激を買いそうだが)ただのモノに過ぎない。でもなぜか手放すことのできないモノたちだ。そしてそうやって手元に残されたモノたち、一冊一冊を手に取り、それについて短い口上を述べていく作業は思いのほか楽しかった。

 これまで形を持たなかったいくつかの記憶に、僅かなりとも形を与えていけたみたいで。


51冊のうちの一冊を、見てみましょう。
p26
<05/51 丸谷才一著『樹影譚』>


丸谷才一さんは紛れもない文章のスタイリスト。
 丸谷才一さんは紛れもない文章のスタイリストだった。「名文家」というのでもないし、「美文家」というのでもない、また「才筆」という表現ももうひとつそぐわない。「文豪」という地点からはかなり遠く離れている。

 結局のところ「スタイリスト」としかいいようがないだろう。だから彼が旧かなを捨てて文章を書くというのは、あり得ないことだった。もしそんなことをしたら、彼の文章のスタイルは根元から損なわれてしまったことだろう。スタイリストがそのスタイルを失ったら、いったいどこに行けばいいのか? 文章の個人主義を最後まで頑固に守り抜いた作家だが、「孤高」という表現が似合わないところが、この人の持ち味かもしれない。

 丸谷さんは多作家ではないが、それなりに多くの小説を書き残している。そのどれが「代表作」なのか、選択はむずかしいところだが、僕は個人的にこの『樹影譚』(1988年初版)が大好きだ。少し長めの短編小説というところだが、文章にまったく無駄がなく、物語の奥が深い。読み返すたびにその印象が少しずつ変わっていく。色合いが変わり、風景の角度が変わり、肌触りが変わってくる。紛れもない名作だ。


『村上春樹(BRUTUS 21年10/15号)』2 :冒頭のインタビュー
『村上春樹(BRUTUS 21年10/15号)』1 :辛島デイヴィッド×小野正嗣による対談





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Last updated  2021.11.04 00:01:27
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