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今日は野暮用で外出できず、温泉もなし。一日ほとんど家にいるということが苦痛になるこのごろでございます。
さて、このブログでは久しぶりの大相撲ネタ。昨日優勝を決めた 琴欧州 が今日も勝ち、14勝1敗で有終の美を飾りました。大関になってからぱっとしませんでしたが、まだ若いし、これからが期待ですね。
ところで、表彰式のとき、日本の 国歌 がまず流されますが、これを見て最近思うのは、ここのところずっと外国人力士が優勝しているわけなので、君が代のあとにその出身国の国歌も流してもいいんではないかと思ったりします。琴欧州だけでなく、朝青龍や白鵬など、みんなそれなりに苦労してこの特殊な相撲社会に溶け込んで頂点に立っただけでなく、今の大相撲は彼らでもっているわけですから、彼らの功績をたたえるためにもそのくらいやってあげてもいいんじゃないかと思います。「相撲は日本の国技だから」という反論が当然あるでしょうが、最近もまた懲りずに弟子への体罰事件でのまずい対応など、こういう周囲の変化が見えず頭の固くなった ガラパゴス化 が背景に起こる古い体質の相撲界の不祥事に比べれば大した話ではないのではないかと思いますよ。
あと、琴欧州、だいぶ日本語うまくなりましたね。先ほどのNHKのスポーツニュースのインタビューでも、ほとんど違和感なく聞けました。日本語と近いモンゴル語を話す朝青龍や白鵬に比べ、ブルガリア人が日本語を話すのは結構難しいと思いますが大したものです。それにしても最近の相撲取りは結構よくしゃべりますね。私が子供のころの相撲取りはインタビューでもほとんどが口数も少なく、そもそも人に答える態度ではない輩もいたように思いますが、このようにみんなよくしゃべるようになったのは、彼ら外国人力士の功績もそれなりにあるように思います。抽象的な「品格」ばかり全面に立てて、マイナス面ばかりをあげつらうよりも、もっといい部分をポジティブに褒めてあげたほうがいいと思いますね。その点、琴欧州は受け答えもすごくいい感じで好感はもてます。
話は相当それますが、ずっと中国語に関係している身として、昔は中国語を普通にしゃべる日本人がたくさんいましたが、今はそういう人がかえって昔より少なくなり、その代わりにちゃんと日本語を話す中国人がものすごくたくさん身近にいるように感じます。最近日本側の通訳として出てくるのは日本にいる中国人が主体になり、日本人通訳が出てくる機会が少なくなったように思います。
以前より中国に行く日本人や中国語を勉強する日本人はかなり増えているはずなのに、ある一定のレベルの中国語を話す日本人ということでは比率が下がってしまっている気がしてなりません。昔は中国側の用意する通訳はレベルが低いケースが多くて心配したものですが、最近では同時通訳などの中国側レベルの高さに驚かされたこともあります。あと何かの雑誌で、海外に出て行って仕事を長期でする日本人の数は年代が低くなるほどその比率が減っているという記事をみたこともあり、こういうところも日本の衰退、内にこもってガラパゴス化している部分を現している部分かなと思います。
琴欧州の優勝に際して、日本の今後について憂いを感じた一日でございました。こんな憂いを感じているヒマがあったら、温泉にもっと行かないといけませぬ。。
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