PR
カレンダー
カテゴリ
コメント新着
キーワードサーチ
「ヨーロッパ女性が東洋人男性の前で、裸になるのが平気なのは何故か。」鯖田 の論旨は、それを冷静に考えています。結論的に言えば、キリスト教信仰による選民思想が徹底してるということになるようなのですが、その信仰を肉食文化、牧畜農業文化の発達に結び付けて論じて行く手管が鮮やかなのです。
《日本で籠城といえば、昔から、まず用意されるのは米、塩、水である。いくら肉食好きにしても、パリではなぜ、危急存亡のときまで小麦や小麦粉を貯えるだけですませないのだろうか。》 そこから、読者としては、いささか消極的だと感じる仮説的結論に、まず、たどり着きます。
《パンが主食とはいえない》 ところが、ここから著者の本領が発揮されていて、これが、すこぶる面白いわけです。
週刊 読書案内 坂上香「根っからの悪人… 2025.08.11 コメント(1)
週刊 読書案内 隈研吾「日本の建築」(… 2025.07.31 コメント(1)
週刊 読書案内 木田元「なにもかも小林… 2025.07.26 コメント(1)