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2021.11.28
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​​​​​​​ソンタルジャ「草原の河」元町映画館​ ​​
「映画で旅する世界」 の特集で見た2本目のチベット映画です。 ソンタルジャ というチベットの監督の 「草原の河」 という作品です。
 見終えて、邦題の 「草原」 はいらないと思いました。チベットとかモンゴルとの映画には 「草原の」 と枕詞をつけると・・・、という感じなのでしょうが、監督の原題が 「河」 とエンドロールで出てくるのを見ながら、 「なんだかなあ」 という気分になりました。​​

​ 5歳くらいでしょうか。上のポスターに後ろ姿で映っている少女、 ヤンチェン・ラモちゃん のお母さんは、二人目の赤ちゃんを身ごもっています。 ラモちゃん は、このところお母さんのおっぱいが恋しくてなりません。で、こうやって遠くの山を眺めていたりします。 お母さん は、畑に麦撒きをしながら 「こうして土に埋めておけば春になったらたくさんの麦になるのよ。」 ラモちゃん に教えます。それを聞いた ラモちゃん は、大切はクマのぬいぐるみを、こっそり土に埋めて、たくさんのクマさんになるよう祈ります。
 ある日、オオカミがおうちの近所にやってきて、放牧しているヤギさんたちを襲います。で、子ヤギさんのお母さんが食べられててしまいました。残された子ヤギさんは、おうちの近くの柵の中で飼うことになりました。
 で、 ラモちゃん は、一人ぼっちになってしまった子ヤギさんと仲良くなります。まだ、小さい ラモちゃん ですが、友だちになった子ヤギさんにおっぱいをあげたり、柵で囲ってオオカミから守ったり、一生懸命世話をします。なのに、 父さん は、子ヤギさんを他のヤギさんたちの群れに追い返します。で、おおぜいの仲間についていけない子ヤギさんははぐれヤギになってしまい・・・・。

 チベットの草原の、厳しくも、豊かで美しい自然や、縺れたり、切れ切れになったり、もう一度結び直したりする家族の絆を5歳の少女の目を通して描いている映画でした。 出会うと、すぐにいじめたりからかったりしてくる近所の男の子たちとか、大好きなおっぱいを ラモちゃん から取り上げる原因らしい、お母さんのおなかの赤ちゃんのこととか、 オジーちゃん のことをいつも悪く言いうお 父さん とか、 ラモちゃん にも悲しいことや辛いこと言はたくさんあります。
 中でも、 お父さん ラモちゃん をオートバイに乗せて、山で修行している オジーちゃん の所に連れて行ってくれたときに、自分は会おうとしないばかりか、 お母さん が用意してくれたお土産の麦こがしを捨ててしまったことを、 お母さん には黙っているように言ったりするのはわけが分かりません。
 家族と別れ、河の向こうの山の洞窟に住んで、村の人たちからは 「立派な行者」 として尊敬されている オジーちゃん ですが、 お父さん は死にそうになっていた オバーちゃん に冷たかった オジーちゃん を許すことが出来ないらしいのです。
​​ まあ、こんなふうに書いていくと、延々と書くことがあるのですが、映画の終わりになって、そんな お父さん オジーちゃん のあいだに立った ラモちゃん 「春になったら、お母さんの新しい赤ちゃんや、ぬいぐるみのクマさんの赤ちゃんたちが、みんな生まれてくるよ。」 と、二人の仲直りをとりなすかのようなシーンの美しさは忘れられないシーンになりそうでした。
ラモちゃん を演じた ヤンチェン・ラモさん は上海の映画祭で主演女優賞をとったそうですが、さもありなんという存在感としぐさや表情でした。イヤ、ホント 拍手! するしかないですね。
監督 ソンタルジャ
脚本 ソンタルジャ
撮影 ワン・モン
美術 タクツェ・トンドゥプ
音楽 ドゥッカル・ツェラン

キャスト
ヤンチェン・ラモ(ヤンチェン・ラモ:少女)
ルンゼン・ドルマ(ルクドル:母)
グル・ツェテン(グル:父)
2015 年・ 98 分・ G ・中国  原題「河 Gtsngbo
2021 11 01・ no102 ・元町映画館no93



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最終更新日  2024.06.05 23:29:01
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