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「あのね、 元町映画館 に行きたいというからね、これかなと思ったのが 『屋根の上のバイ オリン弾き物語』 という、アメリカの映画作りを話題にしたドキュメンタリーなのよ。」 で、 ダニエル・レイム「屋根の上のバイオリン弾き物語」 です。本日、一人で鑑賞してきました。
「何ですか、それは?」
「いや、だから、たぶん、 屋根の上のバイオリン弾き という、ミュージカル、日本でも 森繁 とかのは知てるやろ。あれは、たぶん、 ブロードウェイ の ミュージカル の輸入版やと思うねんけど、映画ががあるねんね。 1970年 くらいの。それは、文句なくええ映画やったと思うねんけど、その原作が、えーっと、何やったっけ?ロシアのユダヤ人の小説やねん。あのね、 ナチスの前からユダヤ人虐殺ってあんねん。 」
「 ホロコースト の前から?」
「 ポルゴム やったか ポグロム やったか言うねんけどな、そういうのがあるねん。忘れたけど。ユダヤ人がよおけすどった、 19世紀くらい やで、 東ヨーロッパ 、今の、 ポーランド とか ウクライナ とか、もともとロシアやなかったとこを ロシア帝国 が征服していって、住んでた ユダヤ人 が追い出されていくねん。まあ、そういう ユダヤ人問題 やね。それがアメリカで映画になるわけやけど、その辺の話が出てくるんちゃうかなというので、それを見るのもいいかなと。ごめん、あやふやで。」
「東欧の、ナチス以前のユダヤ人の社会と、その迫害のありさまを、まあ、ブロードウェイでは当たり狂言であったとはいえ、映画にするときに、こんなに大ヒットするとは考えていなかった」
「ユダヤ人のことなんて、まったくかかわりのない日本人が、この映画や戯曲を喜ぶのはなぜなんだ?」 まあ、本質的にいい映画だからという議論はさておき、 日本 という社会の海外からの文化の享受というか、受け入れの特質にふれる発言でドキッとしました。そのうえ、やたら流行っていても、歴史的な関心や理解には、大概の場合広がらないまま、ブームが去るところりと忘れる日本人の特質について、たとえば、この映画を作っている ダニエル・レイム とかどう思うんだろうと思いましたね。
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