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ナルホド、お上手ですね! というのが、まあ、二度目の印象ですね。
「妻って!母って!私って!」 という、役柄の素直な演技が好印象で、楽しい作品でした。でもね、ボクには新しい疑問が湧いてきちゃったんですね。
あの、リディア・ターの印象は何だったんだろう? ですね(笑)。
だって、天才が凡庸な「世間」相手に苦労しているんですからね(笑)。 ところで、 あの作品で、 彼女 が演じていたのは 天才的音楽家 だったのですね。つまり、 「音楽」 に対する 「空虚」 が、映画の物語の前提として充填されているという設定でした。で、彼女が演じなければならなかったのは、 「音楽」 を天才として体現する人の 「空虚」への転落 だったわけですが、ボクが引っかかったのは、その音楽の天才の演技だったんですね。
あまりに通俗! しかし、今考えてみれば、それは 女優ケイト・ブランシェット の 罪 ではないかもしれませんね。 彼女 は、腹立たしいほどな インチキぶり を実に見事に演じていたともいえるわけで、お上手だから、よけいに引っかかったんでしょうね。
でも、まあ、今回の印象を加えても、
大好き、二重丸! とは、まだいきませんね。というわけで、結局、また、出ていらっしゃると聞けば見に行くしかなさそうですね(笑)
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