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サイレントは寝てしまう という思い込みもあって、敬遠していたのですが、つい先日見た ドライヤー の 「ミカエル」 という サイレント映画 が思いのほか面白かったこともあって、チョット、興味を持っていました。
「極北のナヌークいいですよ!」 と誘っていただいたこともあって、意を決して、やってきた 元町映画館 です(笑)。
「映画といえば」 で、すぐ名が出てくる ルミエール兄弟 だって、まあ、ドキュメンタリーなわでしょうとか、なっちゃうんですが、とりあえず、この作品を見終えた後の 満足感 というのはなんといっていいのか
「やたらあれこれこれ語り掛けたい気分」 と
「うーん、と唸って、いい心持ちのまま座り込みたい気持ち」 がぶつかり合う感じでした。
世界で、最も古い映画の一つということで、珍しい風景や人間模様のニュース映画的なコラージュ映像を予想していましたが違いましたね。
生きて登場するです!たとえば上の写真の 赤んぼう が動き出すのですが、その場面、その場面で、生きているからこその、実に、興味深い、それでいて見ているこちらに、いろんな思いがい浮かんでくる、それぞれが、それぞれの 「ドラマ」 を生きていて、やがて
「生きものの世界」 の大きなうねり、たがいが励まし合いながら盛り上がる 協奏曲のエンディング のように膨れ上がっていくさまは、実に圧巻でした。
普遍的な生の実相を一つの物語として描こうとしている ようで、まさに
映画そのもの! でした。
トークの中で、 アキ・カウリスマキ
という、今年のお正月に 「枯れ葉」
という映画が評判だった フィンランド
の監督の 生涯でベスト
だとかいう話がありましたが、
なるほどなあ・・・さもありなん!やな。 とわからないなりに納得でした。
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