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「ボクらイタリアやケンね!」的、「それでいいのか!」的、コメディ 好きです。
「はぁー???」 ですが、まあ、 原題 は 「Corro da te」 で、訳せば 「君に向かって走る」 とかいう感じで、かなり直球勝負なラブ・ストーリーを思わせますが、 主人公 がスポーツシューズメイカーの社長さんというあたりから 「笑い」 のほうにシフトしていることは明らかで、 存在=セクハラ という、いかにもな イタリア男ジャンニ君 を、多分、 イタリア的セクシー男前 の ピエルフランチェスコ・ファビーノ君 が演じているわけで、要するに、 こてこての女たらしの彼 が、なぜか、
ずっと走っている映画! でした(笑)。
「関係が成り立つか?成り立たないか?」 という観点でしか興味がわかないというタイプの方は、男女を問わずいらしゃるのだろうということは、まあ、経験上からも知っていますが、この映画に出てくる 男性 が、ほぼ、全員、そういう思考の方というか、そういう開き直り方で描かれていることが、まあ、かえって 爽快 というか、 まあ、勝手にしてください というか、しかし、それにしても、こういう発想って、 フェミニズム とかの考え方からすれば、
アウト! だと思うんですけどね、という始まりでした。
アウト! な発想で、 今年の悪質映画ワースト10 とかにラインアップするしかないだろうという展開なのでしたが、ボクの結論は、
セーフ!(笑) でしたね(笑)。
なんで、セーフなのか? を語り始めると、 ボク自身 が、
「美人の後ろ姿には見とれる」 健常で反ボケ で、 あつかましい老人男性 であったりすることの 「差別性」 に無自覚なことが暴露されそうですが、要するに映画が描いている 「人と人の出会い」 が、
アウトの可能性を、何とか乗り越えようとしている素直さ! に 笑えた からですね。
チョー美人の キアラ
を演じた ミリアム・レオーネさん
、イタリアのくそ男 ジャンニ
を演じた ピエルフランチェスコ・ファビーノくん
に 拍手!
でした。
いやープロですね(笑)。 監督・脚本 リッカルド・ミラーニ
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