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2025.06.29
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​​ ジャン=ステファーヌ・ソベール「アスファルト・シティ」キノシネマ神戸国際 ​​​​​​ 退職して、映画を見始めて数年たちますが、 ショーン・ペン という俳優さんが最近のお気に入りです。この前見た​ 「ドライブ・イン・マンハッタン」 では、 ニュー・ヨーク の、実に渋い ​タクシー運転手​ でしたが、今度は 救急救命隊員 らしいというので、梅雨明けとかで暑いうえに、人込みも予想される土曜日ですがキノシネマで見ました。封切り二日目でしたが、映画館は空いてました。見たのは ジャン=ステファーヌ・ソベール という 監督 が、 ​​ シャノン・バーク という作家の体験作品を映画化した 「アスファルト・シティ」 です。​​​​​
​​​​​  舞台 ニュー・ヨークのハーレム でした。医学部入学を目指し受験勉強をしている、 コロラド だかの田舎から出てきて、安アパートで暮らしている青年 クロス(タイ・シェリダン)くん が、なんと、新人救急救命隊員として、オロオロしながら働きはじめるシーンから始まりました。​​​​​
 つまらない感想かもですが、日本では考えられない受験勉強ですね。​
​​ アメリカやなあ・・・! ​​
​ と感心しながら映画が始まりました。
​ で、受験生の クロス君 は、一癖も二癖もありそうですが、実は腕利きのベテラン隊員、​ ショーン・ペン 扮する ラットさん とコンビを組んで、現場が始まります。
​​​​ 現場は ハーレム です。凄いもんですね、 犯罪、薬物中毒、移民、貧困、ホームレス、入れ墨だらけの黒い肌、黄色い肌、アフリカ系、南米系、アジア系、ばあさん、おっさん、妊婦さん、おニーさん、 そして 子供 白人 だと見分けられたのは、助ける方の関係者ばかりだったのも印象に残りました。​​​​
​​​​​​​​​​​ 映画は、若くて、素直で、多分、理想主義者の クロス君 「理想と現実とのぶつかり合い」 あるいは、 「仕事と人生との葛藤」 との出会いを、 受験勉強 女性との私生活 、そして 壮絶な現場 という、 錯綜するシーン と、 暗いBGM を重ね合わせることで、
​​​クロス君のこころのなりゆき​​​
​​として描いているニュアンスで、実に
​​​重苦しくて、​​息苦しい印象の映画​​​ ​​
なのですが、
​​ ​​ 秀作!​​ ​​
だと思いました。 ​​​​​​​​​ ​​​​​それにしても、若い、新入りの相棒、 クロス君 に対して、 孤独な生活 を送っていることをさらけ出し、一方で、あの 9・11の現場 について、自嘲的に語る ラット を演じる ショーン・ペンはさすが でしたね。​​​​​
​「生きることは、かくも哀しい」​
​​  ​​​​人の命を、 危機一髪で救う仕事 をしながら、いや、そういう仕事をしているからこその、 孤独と自己欺瞞 にさいなまれて果てる ラット の姿の中に、 ​若いクロスくん​ が​
​​ ​「前を向いて生きる契機」​ ​​
​ を見つけ出す姿を描こうとしたかに見える ジャン=ステファーヌ・ソベール 監督 拍手! でした。​​​​​
​​​​​  おしまいのテロップ でしたが、実際に、この映画のお仕事をなさっている人たちが自ら命を絶つという現実があることがうったえられていて驚きました。命がけで人の命を救うお仕事に携わっていらっしゃる方たち自身が、社会から追い詰められているという気持ちになられてしまう 「今」という時代 に、その理由はあるのでしょうか。映画の中で、 ショーン・ペン が見事に演じていた 「孤独」な救命士の姿 を思い浮かべなおしながら、 クロス君 が、無事、生き延びてくれることを祈るばかりでした。​​​​​
監督 ジャン=ステファーヌ・ソベール
原作 シャノン・バーク
脚本 ライアン・キング  ベン・マック・ブラウン
撮影 ダビド・ウンガロ
美術 ロバート・ピゾーチャ
衣装 ステイシー・ジャンセン
編集 サー・クライン キャサリン・マッケリー
音楽 ニコラス・ベッカー カンタン・シリャック
キャスト
ショーン・ペン(ラット)
タイ・シェリダン(クロス)
ベンガ・アキナベ(バーディス)
ラケル・ネイブ
ケイリー・リース
マイケル・カルメン・ピット(ラフォンテーヌ)
キャサリン・ウォーターストン(ナンシー)
マイク・タイソン(バロウズ)
2023年・125分・R15+・アメリカ・イギリス合作
原題「Asphalt City」
2025・06・28・no096・キノシネマ神戸国際no35
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最終更新日  2025.06.30 22:49:39
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