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2025.08.01
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​​ 平一紘「木の上の軍隊」キノシネマ紙戸国際
​​​​​​  予告 とか チラシ とか見ながら、なんとなく見る気がしなかったのですが、 井上ひさし 原案 「こまつ座」 が劇化していた作品の 映画化 だと知って見ました。​​​​​​
​​​​​​  「父と暮らせば」 を残して亡くなった 井上ひさし 原案 が脚本化された戯曲のようですね。ボクは見たことがありませんが、お芝居としては、何度も上演されている作品のようです。 井上ひさし の遺志がどんな映画として描かれているのだろうというのが、今回のボクの興味です。
 見たのは 平一紘 という 監督 の「木の上の軍隊」です。​​​​​​

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ アメリカ軍の圧倒的な攻勢の中です。偶然、 ガジュマルの大木 の上に隠れることができて、何とか殺されることも、捕虜になることも免れた、頭の固い上官、 山下少尉(堤真一) と現地召集の純朴極まりない 新兵、安慶名セイジュン(山田裕貴) という 二人組 のお話でした。 二人 が木の上に潜んだのは、 伊江島守備隊 という設定ですから、 1945年 3月の下旬 のことです。 4月 に本格化した本島への侵攻の前ですね、そこから、敗戦を知らないまま、
​​ 2年に渡って二人芝居の戦争を続ける! ​​
​ というところに、​
​「井上ひさしやな!」​​
​という印象を持ちました。
「上官」 「部下」 「二人組」 がいれば 「戦争」 は継続し、 「軍隊」 を描くことができるという 着想 はさすがですね。​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

​​​  二人組のお芝居 ということですから、やっぱり、 ダイアローグ というか、 会話 が気になりますね。​​​
​​​​​​​​​ プロの大日本帝国の軍人であるという、状況がどう変わろうが変わらない思い込み、 「何とかの赤子」 とか、 「大和魂」 とかで自らを支え続ける 山下少尉 「思い込み」 が、偶然、 やってきた「戦争」 のために徴集された 島の雇われ新兵 「リアル」 によって相対化されていくプロセスが描かれていくのですが、 安慶名セイジュン(山田裕貴) が演じる茫然自失の姿、
​「一人芝居」というべき迫力! ​​
​がとても印象的で、​
​​ 「この、若い俳優さん、ヤルナ!」 ​​
​でした。 拍手! です。​​​​​​​​​
​​​​​  が、位階を忘れたかの忘我の表情で、帰るところのある ヤマトンチュウ である 山下少尉 に対して​
​「ぼくには、変わり果てた、ここしかないのです!」 ​​
​と言い募る ことば 眼差し に胸うたれました。​​​​​
​​​​​​​​​​​​​​​​​​ あれこれ文句をつけても仕方がないのですが、
​事実に基づいた「物語」 ​​
​を謳い文句にするのであれば、 「アメリカ軍が」 の以前に、 「大日本帝国が」 が語られるべきだし、この島の 青年たち 「新兵」 として命令され、 女学生たち が竹やりを持たされているのは何故ですか、ということや、 「木の上の軍隊」 二人 「敗戦」 を知らずに潜んでいる間、 この島はどうなったのですか 、とか、この 映画 2025年 に作られるまで、 この島 アメリカ軍 とか 「日本」と名前を変えたヤマトンチュウ はなにをして、なんとか生きのびた ウチナンチュウの安慶名セイジュンくん は、どんな戦後を生きなければならなかったのですか、とか、まあ、問いただしたいことがわらわら浮かんできました。
青い海 に立ち尽くす 安慶名セイジュン(山田裕貴)くん の姿は、胸に迫りましたが、 あまりにも情緒的 という気もしましたね(笑)。​​​​​​​​​​​​​​​​​​

監督・脚本 平一紘
原作 こまつ座
原案 井上ひさし
撮影 砂川達則
編集 又吉安則
音楽 辺土名直子 真栄里英樹
主題歌 Anly
キャスト
堤真一(山下一雄・少尉)
山田裕貴(安慶名セイジュン・現地召集の新兵)
津波竜斗(与那嶺幸一・現地召集の新兵)
2025年・128分・G・日本
2025・07・31・no115・キノシネマ紙戸国際no40
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最終更新日  2025.10.11 10:25:54
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