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シャトー・セネジャック[2010]/オー・メドック何となくタンニンを欲していて、開けたボルドー。セネジャック、だいぶ昔に何度か飲んだ記憶はありますが、ひさびさ。想定より柔らかい酒質。とはいっても右岸みたいなシルキーさがあるわけではないのですが、タンニンもこのヴィンテージにして溶け込んでいて、醸造技術を感じます。黒系果実には青さもほとんどなく、ミネラル感は弱め。余韻はそこそこ。もう少しゴツゴツしたタンニンを期待していたのですが、味わい的には今どきボルドーらしく、明らかに向上していました。ただ、その日は軽い渋みを期待していたので、肩透かし^^追記:杯が進まず、残した半分弱を翌日飲みましたが、果実の甘みがグッと乗りました。そうなると、ボルドーらしい酸とタンニンの存在も逆に感じれるようになり、渋さの方向性はないのですが、トータルに美味しい赤ワインになりました。クリュ・ブルジョワとはいえ、若いボルドーはやはり2日目以降でしょうか?
2016年11月29日
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先週の土曜日は、ダブルヘッダー。昼は、鮨さいとう。さいとうさんの鮨とワインは、合わせにくいというのはある理由で、ほぼほぼ結論だったのですが、持参した、フルーリーのエクストラ・ブリュット2002年は、今まででいちばん好相性ででした。おそらく、・ドサージュが少ない・適度な熟成感・ピノ多め、でもブラン・ド・ノワールではないの3つの要素が揃ったので、赤酢を使ったシャリと合ったのではないかと思います。あと、プレステージほど要素が多くなかったのも、よかったのでしょうね。夜は、火曜日に行ったアトリエ・レ・カイユの階下の系列店、ラ・カーヴ。高校時代の集まりでした。お店のウォークインセラーに入れて、自分で選べるシステムですが、適当な泡がなかったので、ペティアン系があるか聞いたら、話題のドメーヌ・ナカジマに初めてありつくことができました^^巨峰で造った辛口のロゼ・ペティアン。センスを感じる美味しさ。日本随一と言われるカベルネ・フランも飲んでみたいです。赤はとあるワインを選んだら、ブショネだったので、消去法でコレを。ワインな人々ではない集まり、やはり評判はイマイチ。酸の強さとボディの細さは、想像通りでした。個人的には、あまり相性のよくないドメーヌです。〆は、リショーにしました。安心の柔らかい味わいのビオローヌ。その後、なぜかスナック。バーボンソーダを2杯飲んだことを、かすかに覚えています^^
2016年11月28日
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一昨日、北参道のアトリエ・レ・カイユにひさびさに若い友人と。1Fカウンターのお店で、地下には大箱の系列店があって、明後日はそちらに行く予定です。昔から知っている若い個人オーナーなのですが、先ごろ近所にフレンチデリと定食の3号店を開店したそうです。地下のセラーから自分で選んで持ってくることもできるのですが、ワインがメインではなかったので、グラスで泡を飲んだ後にリストから。オンリストされているものは、すべてボトルでも、グラスでも、デカンタ(半分)でも飲めるシステム。グラスで泡を飲んだ後、デカンタで白、赤、赤。白はジャン・リケールのヴィレ・クレッセ。ヴェルジェにいた人です。2013年。ややトロピカルが入っていて、マコネらしさがあって、コレはコレでいい感じ。大きめのブルゴーニュグラスで出してくれたので、少しずつ液温を上げながら飲みましたが、味わいはダレませんでした。画像失念の、ディオジオ・ロワイエのブルゴーニュ・ルージュ2013年の後に、メインに頼んだミラノ風カツレツに合うワインを、と頼んだらコレが。コート・ド・マルマンデというAOCのワインは、初めてです。南西地方で、ボルドーのアントル・ドゥ・メールと地続きのようです。メルローがメインとのことですが、タンニンがよくこなれていて、非常に飲みやすいワインでした。ヴィンテージは忘れました。昨夜は家でコレを。オリヴィエ・ジュアン、最近06のモレのリオットを飲みましたが、近所にレジョナルの13年が売っていたので、同じ味の傾向かを知りたくて。基本線、同じでした。もちろん、だいぶ要素は少なく、シンプルな味わいですが、やはり黒を感じる果実味。ただ、マニャンや昔のペロ・ミノのような派手さはなく、何となく地味な感じ。この味筋は、日本では受けないかもしれません。リオットを入手した際、バックヴィンテージのシャルムも買ってしまったのですが、開けどきが難しいかもしれません。古酒までいけば、美味しいかもですが、きっと中途半端な時期に開けてしまうのだと思います^^
2016年11月24日
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ヌーヴォーのバックビンテージ?、探したら何本か残っていました。これは、昨年のロワールのヌーヴォー・ブラン。一昨日に飲んでみました。王冠留めで、リリース直後は微発泡しているのですが、1年経って泡はほぼなくなり、ほんのり残糖感。ややミネラルが弱めなのですが、よく冷やして飲んだらよかったです。同じヌーヴォー、3年前のものも1本ありました。せっかくなので、これはしばらく放置してみます。昨日は、ソゼのブルゴーニュ・ブランの2014年。ブル白、今のところハズレがない2014年、当然コレはよかったです。個人的ブルゴーニュ・ブランの四天王の一角。ムルソー系だとルーロ、シャサーニュだとラモネ、そしてピュリニィ系だとルフレーヴとコレ。もちろんその上にコシュ・デュリはいるのですが、値段と入手難があるので、現実的にはこの4本ではないかと。エチケットを見なければ、よくできた村名だと思えるレベルに思えました。しかも、間違いなくピュリニィと言ってしまいそう。ミネラルの背骨、酸の伸び、そして果実味の重心が高めで、いわゆるエレガント^^という味わい。味を基準にすると、早飲みする分には、相当コスパがよい気がしました。
2016年11月21日
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一昨日は、今期2回目の犬のしもべ。先々月のNHKホールは3階席でしたが、今回はよき席でした。ブルで言えば、前回の席がACブルゴーニュ、今回はよい畑の1級。初めて行ったホールでしたが、音響もよく、力強さもありながら高域がきれいに伸びる様は、ニュイ・サン・ジョルジュのレ・カイユの如き、心地よさでした^^東京からだと、移動に時間がかかるのは難ですが、このホールはいいですね。昨日は、ひさびさに解禁日当日に飲んでみました。私にはリスのような吝嗇さがあって、毎年数本買うヌーヴォーなのですが、半分くらい飲みそびれて、寝かしてしまいます。まあ、買ってもあまり食指が動かないというのもあるのですが……。で、リスが仕舞い込んでしまう木の実のように、ないと思っていたものが数年後に見つかることもあります。ただまあヌーヴォーは、1年またワインを飲み続けてこれた御礼のお賽銭のような存在に思えるので、買い続けています。いちばん食指が動いたルロワを開けてみました。まあキャッシュフローのために造ってはいるのでしょうが、ルロワは中途半端にMC臭くないのが美点です。ヴィンテージもあってか、ちょっと酒質は弱めでしょうか。まあでも、スルスルと行けました。2015年は飲みそびれて1本まだありますが、これはせっかくなので、また木の洞に入れて、存在を忘れることにします。リスではなく猿酒のように、よく熟成したあかつきに、ちょっとびっくりする美酒になることを期待して^^
2016年11月18日
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先週末、三田の晴山。9人で泡6、白2、赤1。人数が多く、1人1杯という感じなので、泡がメインになりました。口開けは、ルイ・ロデレールのナチュールの最新ヴィンテージ。ブラン・ド・ブランかと思いました。ビオ感と今どき感、アリ。男子会のSさん持参。2本目、私が持参したフォリアージュの04。ジェスタンの本家?このボトルは、酸化熟成のニュアンスが強かったです。瓶差?3本目、シャルとーニュ・タイユ。このオリゾーは、何でも希少なキュヴェのようです。ブラン・ド・ノワールらしくはあったかもしれません。タイユ、先代から飲んでいますが、確かに進化を感じます。持ってきたのは、男子会のIさん。4本目。ピエール・カロのクロ・ジャカン。4年ほど、家で寝かしていたそうで、今まで飲んだクロ・ジャカンでいちばん美味しいと思いました。アヴィーズのブラン・ド・ブランでも、これは寝かしたほうが美味しくなりますね。ここで、いったん白に(確か)。バンジャマン・ルルーのアベイ・ド・モルジョの13年。きれいなミネラル感で、ムルソーかと思いました。シャサーニュらしさをとれた人もいました。バンジャマンは、白が安定的にいいですね。白の2本目は、熟成感と濃密感アリ。フェブレのコルシャル98年。先代の造りでも、赤と違って、白のコレは鉄板に旨いです。赤は1種類だけ。先週に引き続き、男子会のY田さんが、古酒。1種類と書いたのは、瓶差がありそうと、同じものを2本。知らないネゴスのメルキュレ71。かなり進んではいましたが、良年の果実の甘さは、しっかり残っていました。液面低めのほうが、なぜかミネラル感がありました。終盤戦、泡に戻って、アルフレッド・グラシアンのキュヴェ・パラディのロゼ。このロゼ、初めてですが、好みでした。妖艶さアリ^^最後も珍品。ペリエ・ジュエのグランド・ブリュット?。イタリア経由のボトルだそうですが、この経由の泡古酒が旨いんだそう。年代は不明。泡がムースでしたので、80年代の前半か70年代。〆にふさわしい味でした。でもって、2次会。7人残って、拙宅へ。男子会のメンバーも初のお招きでした。さんざん飲み食いしたので、強めの赤がよかろうと。オリヴィエ・ジュアンのモレサンのリオットVVの09。造り手×村の特徴か、黒系果実が支配的。09らしい熟度もあって、個人的には好きなのですが、メンバーはエレガント好きが多いので、杯が進まない人も^^なので、白をもう1本投入。06のメゾン・ルロワのモン。まあモンと言ってもモンタニィの1erです^^しかしながら、好評。巷で言われているように、アーモンド香が顕著で、果実味、ミネラル、酸とも申し分なく、まあシャロネーズのこの村のワインとは思えません。一体、何を施しているんでしょう?深夜、みなさんをお見送りして、眠りに就きました。まあ途中でも、当然寝ていたわけですが^^PS しかし、晴山さんの料理は、毎回素晴らしいです。東京の日本料理、ブルゴーニュのように、近年めっきり高くなりました。たぶんそれは、ひと昔前と違って、多くの有名店が、よい食材に糸目を付けなくなって、原価がどんどん上がっていっているからだと思います。高級鮨屋と張り合う魚介を使う店も多い気がします。おまかせの平均単価は、前のイメージと1.5~2倍くらい? その中で、晴山さんは高い中でも、味よし、コスパよしだと思います。難点はやはりワインと同じで、予約困難店だということでしょうか。今回も、常連さんのおかげでした。
2016年11月14日
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VdF ブラン・シャルドン・ネ ・ディエール[2015]/レ・ヴァン・コンテ亜硫酸無添加、ロワールのシャルドネ。ペティアンに近い微発泡。ロワールのシャルドネは、昔ピュズラのキュヴェを飲んだことがありますが、あれに近い味わい。ソーヴィニヨン・ブランやシュナン・ブランより、品種の個性が弱いこともあって、ロワールのビオのシャルドネは、それとわかりません。まあいつものレ・ヴァン・コンテ節で、スルスルと。旨いのですが、暑い時期の昼間のほうが、ふさわしいかもしれません^^
2016年11月10日
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ブルゴーニュ・レ・ジュヌヴリエール・ピノ・ノワール[2015]/フレデリック・エスモナンこのヴィンテージがもう出ているんだ!とびっくりして買ったブル赤。どちらかというと、「安かろう悪かろう」のイメージのある造り手のひとつで、確かに昔飲んだオフヴィンのグラン・クリュは、健全だったのですが、まあその格とは思えない味わいでした。ただ、他より圧倒的にリーズナブルだったので、あまり損をした気にはなりませんでしたが。その造り手のいちばんベーシックなワインですし、今どき税抜2,000円以下ですので、もちろん期待値は低かったのですが、気になる15年というヴィンテージの片鱗がわかるかも、と。やはりどうやら、2015年はグレートヴィンテージ!ということで、よいように思えました。香りには、ややヴェジタルなニュアンスが。除梗する造り手なので、う~むという思ったのですが、飲んでみると味わいにはそっち方面はほとんど感じられず、ぶどうがよく熟した味わい。選果が甘く、やや痛んだぶどうも入ってしまったのかも。ただし、全体の完熟度が高いので、その部分は、香りに出ても、味わい的にはマスキングされた?味筋的には、実にシンプルですが、楽しめます。つい最近、ベルトーのレジョナルの2014年の2本目を開けたのですが、アチラは1本目と同様、まだまだ青いニュアンスが味わいにあって、あまり杯が進みませんでした。コチラのほうがスルスルと飲めてしまいます。少し強引ですが、ワインを煮物に例えると、こんな時期の2015年ですから、ある意味「サッと煮」レベルで、素材に味わいがしっかり染み込んでないかもしれません。まあそのぶん、素材の味わいがよくわかる。その論法で言えば、2015年はかなりいいのでしょう。そろそろ新しいヴィンテージを追いかけるのを止めようと思う、ここ数年ですが、15に関しては無理かもしれません^^
2016年11月08日
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定例の男子4人でのワイン会。珍しく1月半も空いてしまいましたが、うち2人が前月、長めにフランスに行っていたため。しっかり食べ、シャンパーニュ巡りで、しっかり持ち帰ってきた模様です。青山のロアラブッシュにて。テーマは私から、たまにはオーソドックスは?ということで、各自1本で、以下を振り分け。・シャルドネ主体の泡。・コート・ド・ボーヌの白・コート・ド・ニュイの赤×2・二次会で、ピノ・ノワール主体の泡これば、オーソドックスかどうかは別として、それぞれ持参するものがすんなり決まったようです。1本目。Iさんから、アグラパール。06のアヴィゾワーズのエクストラ・ブリュット。言われてなるほどでしたが、なかなかこの造り手に辿り着けず……。ドサージュ少なめながら、強いミネラルに負けないぶどうの熟度とふくらみがあり、余韻も長く綺麗な味わい。ブラン・ド・ブランはやはり、アヴィーズ村が好みです。2本目はSさんから。飲んだ瞬間、私ともうひとりが「ルフレーヴ?」。らしい黄柑橘の味がしたもので。果実味がしっかりあって、クラヴァイヨンと思いましたが、結果は×。ピュリニィとは思ったのですが。答えは、ペルノのピュセル09。この年らしく、ぶどうがしっかり熟している印象。後からだんだんとミネラルも出てきて、美味しくなりました。赤の1本目は、私から。トリが古酒だと聞いていたので、果実味主体のワインにしようと思い、コレを。ピエール・アミオのシャルム06。ヴォーヌ・ロマネと思った方もいましたが、確かにそれっぽいニュアンスもありました。先日、同年のモレのレ・ルショを家で開けましたが、そちらはややヤワでしたが、これはよかったです。除梗系らしい味わいで、樽の要素が多めながら、しっかり重合して、柔らか&ツヤツヤの赤系果実がしっかり前面に出た味わい。細かいヒダのある味わいではありませんが、シャルムとしては充分合格点。10年後くらいもまた、美味しそうでした。2本目はYさんからで、一転熟成香と、枯れる前の甘やかな果実味。それでいてミネラル感の背骨がしっかりあって、一同「シャンボール?」。結果は、グロフィエのボンヌ・マール75。ジャスト飲み頃の古酒で、みなアペラシオンにも造り手にも納得の味わい。2次会は、西麻布のトレ・ゾール。Iさんが選んで、残りの3人がブラインドでしたが、これも造り手まで、なかなか辿り着けず。結果、セドリック・ブシャールのブラン・ド・ノワールでした。07年ということで、硝煙系の香ばしさと、やや赤い果実を感じる柔らかい味わいで、〆にふさわしい味わい。この日のワイン5本の流れ、かなりいい感じでした。飲んだぶどうでいえば、シャルドネ40%、ピノ・ノワール60%。これ、黄金比かもしれません^^
2016年11月07日
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マルターディンガー[2006]/ベルンハルト・フーバー数か月前のワイン会で、この若木バージョンを持参したのですが、これは同じヴィンテージの樹齢が少し高いもの。ミネラルのあるビオブルのニュアンスは変わらず、旨いです。先日のベーシックキュヴェは、柔らかくこなれていましたが、こちらは最後までやや堅めの味わいで、もうしばし、2~3年熟成させたほうが、さらに美味しくなると思います。しかしながら、やはりブルピノと見紛う味わいで、ブラインドならヴォルネイ?などと言われるかもしれません。フーバー、美味しいので、同年のさらに上のトップキュヴェも入手したのですが、そちらの飲み頃は、だいぶ先のような気がします。
2016年11月02日
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