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2019年09月28日
なつかしの(九月廿六日)
うちのからまたオロモウツに来ているという話は聞いていたのだ。それがなかったら気づかなかったかもしれないけれども、チェコで一番大きな村とも言われる小さなオロモウツのこと、足を向ける場所は限られているから、いずれは再会できていたはずである。確か去年もどこかでばったり会って、飲みに行こうぜと約束しながら、そのままあいつが帰国する日になってしまったんだった。ほとんど毎年数か月仕事の関係でオロモウツに来ているらしい。
去年は自分で企画したというイタリア映画のイベントに招待してくれたけど、時間の都合がつかなかったので行けなかった。都合の合う時間の映画にはチェコ語の字幕がついていないという問題もあったか。まあ、チェコ語の字幕がついていても、読むのが間に合わない恐れがあるからなあ。イタリア語の海におぼれてしまうよりはましだけど。
そう、我が唯一のイタリアの友人アレッサンドロと再会できたのである。サマースクールで知り合ってすでに廿年近く、会うたびにお互い年を取ったなあとか、年を取るわけだよなあなどと笑いあってしまう。今回も近いうちに昼飯でもと約束したのだけど、どうなるかな。
一緒に通りを歩いていたら、アレッサンドロのチェコ人の知り合いとばったり会って、立ち話になる。三人であれこれしゃべっていたら、我々日本人とイタリア人がチェコ語で話していることに驚かれ、サマースクールで知り合ったんだよなんて話をした。
でも、一番の驚きだったのは、アレッサンドロの息子が、あんなにかわいかった息子のえみ君が、今ではEスポーツの解説者、大会の司会者として働いているという話で、思わず、二人してあれこれ質問を重ねてしまった。自分でもゲームをやっていたけど、選手ではなくて、コメントをする方を選んだらしい。
昔、オロモウツに住んでいたころは、イタリアで日本人のかわいい女の子と出会って、日本語勉強したいなんて言ってたんだけどなあ。それで、日本語の本をあげたんだけど、役には立たなかったのかな。アレッサンドロの話では、Eスポーツは日本と韓国で盛んだから、えみ君は日本にも行って仕事をしたことがあるらしい。日本との縁が切れていなかったことは素直にうれしい。チェコ語は今でもできるのかな?
その後、ホルニー広場まで行って、同朋に会いに行くといって、グランモラビアのイタリアチーズのお店に入っていくアレッサンドロと別れた。今後はオロモウツにいる時間を増やしたいと言っているから、会う機会は増えるだろう。そうすれば、特に連絡など取りあわなくても、いつか一緒に食事をしたり、お酒を飲んだりする機会もあるだろう。
たまに会う機会があれば、酒など度飲み交わしながら、近況を語り合う。これが、懐かしきよき友人との付き合い方なのである。サマースクールの同窓会とか企画してくれんかなあ。
2019年9月26日25時。