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2011.12.15
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自衛隊の次期戦闘機にF35が決まったようですね。
 やはり最先端の性能(ステルス性)が決め手のようで、高くても性能を重視する軍人の思考が貫かれたようで・・・・仮想敵国の殲20と対抗するには妥当といえなくもないですね。

だけど、アメリカが技術流出を嫌がっているように、思惑どおりに防衛産業育成につながるかどうかは不透明のようです。


12/14 次期主力戦闘機:F35固まる 中国見すえステルス より

戦闘機変遷

 航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)に、当初から有力視されていたステルス機F35が採用される方針が固まった。ステルス機の開発を進める中国に対抗する狙いだ。一方、F35は生産技術に非開示部分が多く、製造や修理に参画して国内防衛産業の育成につなげたい防衛省の思惑通りになるかは未知数だ。

 F35の最大の特徴は敵のレーダーに探知されにくい高度のステルス性能だ。空自のF15とF4は07年、沖縄県周辺で行われた米空軍の最新鋭ステルス機F22との戦闘訓練で、相手を発見する前に攻撃され完敗。空自幹部は「大人と赤ん坊ほどの違いだった」と振り返る。防衛省はF22導入を検討したが、技術流出を恐れた米国による禁輸や生産中止を受け09年に断念した経緯があり、ステルス機導入は空自の悲願だった。

 背景には、台頭する中国への強い警戒感がある。中国空軍は1月にF35と同じ第5世代機のステルス機「殲(せん)20(J20)」の試作機の試験飛行に成功。「国土防空型」から「攻撃兼備型」への転換を加速しており、中国機に対する空自の緊急発進(スクランブル)は、今年4~9月の半年間で、前年同期比3・5倍の83回に急増した。

 防衛省が懸念するのが、国内防衛産業の技術基盤の衰退だ。F2生産には主契約者の三菱重工業のほか、下請けも含め約1200社が参画していたが、既存の機種の修理だけでは、防衛産業全体を維持するのは難しい。戦闘機生産から撤退を決めた企業もある。

 F35も国内でのライセンス生産の見通しは立っていないが、空自幹部は「詳細な情報が開示されなくても、最先端技術に直接触れる意味は大きい」と力説する。だが国内企業が関与できる部分が少なければ、それだけ部品調達や修理を米国側に頼ることになり、部隊の運用に影響する恐れもある。

 政府は武器輸出三原則の見直しを検討。11月末から外務、防衛両省などの副大臣級会合で議論を重ねている。しかし、三原則見直しには民主党内に根強い慎重論があるほか、臨時国会で一川保夫防衛相が参院で問責決議を受けたことに野党が反発を強めており、見直しの行方は不透明さを増している。


ところで、国産ステルス機ができないわけではなくて、日本製ステルス機「心神」という計画もあるようです。
ただ、武器輸出のできない日本で国産するとなると、べらぼうに高いものにつくし、今後どうなるでしょうね。
日本製F2の実績など勘案して具体化を検討するんでしょうけど。

11/18 日本製ステルス機「心神」、5年後の初飛行目指す=英誌 より
 米国のステルス戦闘機F-35の調達を進めてはいるが、日本は国産ステルス機の開発を放棄したわけではない。英ジェーン・ディフェンス・ウィークリー(JDW)は16日、防衛省技術研究本部と三菱重工はまもなく先進技術実証機「心神」(ATD-X)を公開すると報じた。日本航空自衛隊の吉岡秀之氏は「日本のステルス戦闘機開発には何の問題もない。われわれは優れた戦闘機を生み出す」と語った。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

 防衛省は年内にも三菱重工とATD-X製造契約を結ぶ予定で、すでに同計画に5億500万ドルの開発費を投入している。初飛行は2016年の予定。吉岡氏は、「2016年の初飛行は日本の航空事業にとって非常に重要」とし、「日本の既存のレーダー基地で、現役の第3世代、第4世代戦闘機は探知可能だが、中国の殲20やロシアのT-50など今後、周辺国で就役する第5世代戦闘機に対応可能かはまだわからない」と話す。

 ATD-Xは主に日本が自主開発した航空機のステルス材料、先進的機動性、エンジン、レーダー、飛行制御など数々の技術検証に使われる。同計画は当初、米国の技術介入を避けていた。その理由は、日本がF-2支援戦闘機を開発中、日本に近代戦闘機の技術を掌握させないよう、米国が横やりをいれ、多くの政治問題や経済問題が起きたからだ。ATD-Xは、エンジン2台、三角尾翼、推力ベクトル、先進的なアクティブフェーズドアレイレーダーを装備し、米F-22に類似した点が多い。

 防衛省はATD-Xを基礎に、先進的な軍事航空技術を手に入れ、情報化、スマート化、クイック・レスポンス、対ステルス性能を備えた第6世代の「3i戦闘機」を開発し、現役のF-2戦闘機の後続機として、航空自衛隊の次世代の制空攻撃主力機種にしたいと考えている。ATD-Xはすぐに日本の次世代戦闘機になるわけではないが、F-2の後続機のステルス技術や操作性を検証するのに重要な役割を果たすとみられる。

 防衛省は新戦闘機の開発に燃えているが、日本の経済状況や差し迫った戦闘機配備の必要から、日本は最終的に米製F-35の調達を優先させるだろう。F-2の事例があるため、ATD-Xが将来、本当の意味で日本の国産戦闘機になるかまだわからない。

テクノナショナリズムに目覚めた大使としては 心神頑張れ!! という気もするのですが。


12/21 日本政府、F35配備を正式に決定 より
 財政難の中にあっても、日本政府が最も高額なF35を選択したのは、周辺国をけん制するためだ。中国とロシアは、それぞれ開発中のステルス戦闘機「殲20」「T50」を2015-16年に実戦配備することとした。従来の戦闘機では相手にならないほどにステルス戦闘機の威力は優れている、というのが専門家の評価だ。06年に米国アラスカで行われた模擬空中戦では、ステルス戦闘機(F22)1機が、米空軍の主力戦闘機F15・F16・FA18合わせて144機を撃墜したと見なせる成果を挙げている。周辺諸国が全てステルス戦闘機を配備するとしたことで、次世代戦闘機(F-X)を来年決定する韓国にも影響が及ぶ見込みだ。

 一方、20日付の日本経済新聞は、三菱重工業とIHI、三菱電機の3社がF35の翼、エンジンなどの部品を生産することになったと伝えた。防衛省側は「全体の40%程度を日本企業が生産することになり、ステルス技術も一部公開されるだろう」と語った。これは、日本が2016年の完成を目標として独自に進めている先進技術実証機(ATD-X)「心神」の開発にも役立つ見込みだ。





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Last updated  2011.12.22 10:21:37
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