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♪ 常識が風に吹かれてふーわふわいつしらに消えゆく赤とんぼ 気まぐれなアランは二日ほどカミさんのベッド寝て、昨夜は私のベッドにやって来た。凭れてきてしきりに喉を鳴らしている。一度いなくなり夜中に再びやって来た。寝入ってからはどうだったか知らないが、4時頃トイレに行った時はすぐそばの窓の下で寝ていた。 いない時間帯があったにせよ一晩中私のそばにいたようだ。しかし、それも続かずにまたカミさんの方に行ったりする。忖度して両方に気を使っているなんてことがあるはずもないんだが、猫の行動はよく分からない。☆ 久しぶりに木工のDIYにアランの寝場所を作ってやろうと思い、息子に端材が有ったら持ってきてくれるように頼んであった。3×4㎝の角材が4本届いたので昨日さっそく開始した。 窓の外を眺めるのが好きな猫。寝る場所も高いところが好きだし、どちらかと言えば誰にも見られないようなところがいいらしい。箪笥の上の奥の方に寝ていたり、冬は押し入れの布団の上で寝たりする。 左右の視力が違うので、ノコギリで真っすぐ切ることが出来ない。特に直角を出す必要がある時には苦労する。真っすぐに切れないものだから組み立てるとゆがんでしまう。 それで、前回パーゴラを作った時に作った、シート状のマグネットを貼り付けて作った道具を使う。作業台がないので何かと不自由する。白いのがマグネットシート。脚4本をなんとか直角に切ることが出来た。 角材は下地材なので物は悪く、節が多くて鉋も掛けにくい。しかたがないのでペーパーで磨って、そこそこの状態までにする。天板は55×40㎝ほどの大きさで、有り合わせのものを使う。フローリングの板があったので、それをつないで使う。 枠をつけて脚の固定に強度を持たせる。ボンドで仮止め。速乾性の木工ボンドが便利だ。 速乾性の木工ボンドは直ぐに乾くので、次の作業が続けて出来るのがいい。この日はこれまでにし、あとは脚を付けて終わり。補強が要るようなら適当に・・。釘か木ネジを打てば枠は完成。 120㎝の高さなのでステップはいらないかもしれないが、置く場所によって考える。場合によっては、ちょっとしたインドアグリーンを置くことも・・。 一時期、落ち着いて寝る場所がないのか、妙に情緒不安定な状態が続いたことがあった。季節の変わり目だったのか、不定愁訴みたいなのが猫にもあるのかと思ったりもする。 今朝はこれまた変なところに横になっている。一晩中私のそばにいたので今日はもういいとばかりに、そばに来ないし本箱の上にも乗らない。ほんと、何を考えているんだかさっぱり分からないのが猫の面白いところ。 段ボール箱に布を敷いて、ふかふかの寝床を作ってやる。これから寒くなるので、寒がりのアランが昼寝するのにもってこいの場所をね。
2023.09.14
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♪ バイデンの再選出馬表明を聞きつつ穿つ生木の匂い 昨年「あげます&ほしいです 知多半島中心」で、「木をたくさん切ったので、欲しい方は自由に持って行ってください」とあった。行ってみたらもう大方無くなって目ぼしいものがない。しょうがないので、輪切りになって転がっていたものを3つほどもらってきた。 植木鉢を乗せるのに使えそうだ。鉢植えはそのままにしておくと、下から根がでてそのまま根付いてしまったりする。台に乗せればそんなこともなくなる。ブロックなどのは真夏に熱くなるので良くないし、見栄えも悪い。 切ったばかりの生木。そのまま置いておくと腐ってくる。三つのうち二つは、地面に接する側にロウを溶かして塗り込んでやった。今は、細く切ったブビンガの板を乗せる台になっている。 残り一つは結局、置く場所がなくて放置してあった。あまり良い木でもない。他の2つは、木の表面から察すると、クマシデとかクルミの類に似ている。それとはまた違う木のようだ。あまり魅力がないが、まあ形がちょっと面白いので手を加えてみることに。 生木なので日の当たった部分が割れ、皮が剥がれてきた。いっそ剥いてしまえと、やりかけたのはいいがきれいに剥けない。お前は一体何の木だ?ドリルで穴を開け、鑿で彫っていく。 皮を剥いだがあまりきれいには剥けず、木肌も美しいとは言い難い。チェーンソーでの切り口は汚いので、ノコギリで切り直し。木が硬いのか、ノコギリが切れないせいか、けっこう難儀した。 もっと深く掘下げようと思ったが、このしょうもない木をそこまで手を入れる気力が無くなった。全体にペーパーを掛けてはみたが、このままではどうしようもない。水抜き用の穴も開けてある。 この後どういう風に格好つけていくか。まだいいアイデアが浮かばない。割れ目は景色として尊重する。今はまだ半生状態なので、番線で縛るのもありだ。最終的には防腐剤を塗ってやるつもりで、色が付けば少しは様になるだろう。 最初、貰って来た時は薄い輪切りにして使おうと思っていたが、切るのが大変なので断念。製材所のようなところでカットしてもらわない無理だ。懇意だった大工さんは亡くなってしまったし、タダでそんなことをやってくれるところは無いし・・。ハンギングがまた一つ増えた。苺には実がついているものの、勢いがない。 ワイヤープランツの苗をかったものの植えるところがない。取りあえず空中から垂れ下げてやろう。
2023.04.27
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♪ すこしずつ若さ戻っていく気分野にも山にもうるおいの影 昨日は寒かった。北西の風が吹きまくっていて、とても外へ出る気にはなれなかった。今日も寒いがこれも今日まで。月曜日からは待望の春の陽気がやってくる。「キエーロ」の容器を作る(箱はプランターにしていたものを使う)つもりでいたので、蓋を作る材料を買いにホームセンターへ。 黒土14ℓを2袋、波板クリア(6尺 幅65㎝)1枚、パイン(の集成材(1820×18×18)(91×18×18)各1本、傘釘、丁番。これだけで3,000円ほどかかった。 蓋の造作は家の中で。丁番を取り付けて、土を入れれば完成だ。底板はすき間を開けて付けてあるので良いかと思うが、ネットをも一枚重ねておいた方が良いかと。 生ごみを入れる深さが20㎝は欲しいとのことだが、箱の上まで25㎝しかない。3㎝ほど下がったところまで土を入れる予定で、まあ何とかなるだろう。乾燥しないように注意する必要はある。 土が37ℓ必要だが、黒土は28ℓしかない。9ℓ足りないのは庭土で補充するつもり。 孫をスイミングに迎えにいく日で、ばーばが夕方5時過ぎに連れてきた。最初は新聞に載っていた「間違い探しクイズ」をやらせていたが、終わると、エネルギーが余っているらしく、「ドッジボールしよう」と言いだした。「しょうがない、付き合ってやるか」と外に出る。6~7mの北西の強風が真正面に。身震いしながらちびっこ広場へ。 まったくもって、「子どもは風の子」。寒いなんて言葉は一度も出ない。孫を相手に寒さも忘れ、途中からサッカーに変わって走り回る。 真上に三日月が輝き、蕾も見えない桜の枝に影を作っている。足早に夜の帳が下りてきて、顔もボールも見えなくなった。「帰ろうか~!」─ ☆ ── ☆ ★ ☆ ── ☆ ─そして今日、「キエーロ」を完成させた。 波板の幅が65㎝しかなく、ぎりぎりのサイズ。置く位置がブロック塀の脇なので、吹き降りで雨水でびしょびしょになるのは何とか避けられそうだ。陽はカンカンに当たるので申し分ない。 庭土を篩でふるって余分なものを取り除き、3分の1ほど入れた。ちょっと足りない気もするが、取りあえずこれでやってみよう。購入した黒土も庭土も、サラサラに乾燥してる。適当な湿り気が必要なので如雨露でたっぷり水を含ませる。1時間ほど経って見てみると、これもまあいい塩梅だ。 蓋の持ち手は補強金具があったので、それを転用。長すぎるので、切り込みを入れて折り曲げてある。すごく持ちやすく、指1本でも開けられる。もし、強風で蓋が開くようなら、この部分を何かで固定すればそれで済む。箱ごと移動する場合も考えて、サイドに持ち手も付けた。 気温も上がってくるようなので、3月から始めてみよう。
2023.02.26
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♪ 冬に咲くシャコバサボテン赤白のつぼみふらみ人恋しなり ワイヤークラフトのリベンジ。#18では細すぎたので#14でやってみた。2㎜の太さがありかなり固くなるので小手先で折り曲げるのは難しい。 建築のコンクリートの鉄筋を曲げる道具を真似て、角材に釘を打ち付けて折り曲げると楽にできる。直角に曲げるのは簡単だが、今回はいろんな角度に曲げる必要がある。 以前、かなり太くてかたい平たい鉄の棒をまげて猫のオーナメントを作ったことがあるので要領は分かっている。その時の大変さを思えば簡単なことだ。1㎜のステンレスを直角に曲げた時の釘。パイプに通して曲げた。今回のもの。鋭角にも鈍角にも対応できるようにしたらこうなった。 とりあえず試してみるだけなので図柄は同じものを拡大。一筆書きのため、長いままで扱う必要がある。どのくらいあるものか、幅30㎝ほどのものなのに2m15㎝もあった。 丸くして束ねてある針金をそのままカットしないでやることに。ある程度伸ばしておいて、折り曲げる位置にマジックで印をつけながら、図面に沿って正確に曲げていった。 ちょうど線が交差するような場所をスタートと最後の部分にし、先を曲げて引っ掻け、固く締めて固定。これはこれでうまくいった。壁に掛けてみた。こっちは空間に吊るして撮った。折角だから、パーゴラに吊るしておくことにしよう。 据え置きの図柄を吊り下げられるようにと、尻尾を伸ばしたら全体のバランスがおかしくなった。どこかほんの少しいじるとその歪が全体に影響する。歪み捻じれを直すのに結構手間取った。 針金の重みで歪んだので、角材に釘を打って使ったのが良くなかった。平らな板の上でやればスムーズに出来たはず。 以前、平たい鉄線(9×4㎜)を曲げて猫のオーナメントを作った時のことを思い出した。あまりに硬くて思うように曲げられず、デザインも予定とはまったく違うものになった。途中で手を出したことを悔やんだりもした。 しかし、これがそこそこ出来たのだから大概のことはやれるはず。#14でも大丈夫だろう。そなるともうワイヤークラフトとは呼べなくなる。 一筆書きの、ワイヤーだけを使った「ロートアイアン(Wrought Iron)」ってところかな。Mを模った門扉のロートアイアン。
2022.12.10
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♪ 大雪や器用遺伝子持つ孫のふとぶとしくも大胆にあれ ワイヤークラフトなんてものに興味を持って、いつものように手を出してみる。パーゴラの飾りに何か一つ作ってみよう。 それで作ってみたのがこれ。ワイヤーが細いし、背景が明るくごちゃごちゃしているので背景に負けてしまう。撮り直してもこれ以上は無理だった。サイズが小さすぎる。 アップで撮ってようやくわかるようじゃ、あんまり意味がない。かといってもっと太い番線だと細かい部分を曲げるのが大変で、うまく形を出せない恐れがある。こんな20㎝ほどのものでも、切らずにやるとかなりの長さになる。曲げればよじれたり歪んでしまって、なかなか平らな状態を維持できない。折り間違えると直すのは困難で、一発で決める必要がある。 でも折角なので、この際、倍の太さの番線を使って倍の大きさのものを作ってみるか。☆ 土曜日にやって来る孫のために、英語の筆記体の名前を作ってやった。興味をそそってみたわけだが、思った通りに喰いついてきた。最初は同じものを作ってみたが、ビニール被覆の柔らかい針金でもけっこう難しい。でもやってみると、そこそこの雰囲気は出せている。手応えあってなんとかなりそうだと思ったか、「パパの名前だったらどうなるの? 作ってみたい」と。 筆記体なんか習ってないし、一筆書きで読めるようにするには線がややこしくなる。図案を書いてやると、あれこれ指図されるのがいやらしく、DKへ持って行って一人でやり始めた。なんとかできて、大満足で見せに来た。「ママの名前はどうなるの?」 図案を書いてやるも帰る時間が来てしまい、持ち帰って家でやることに。先曲がりラジオペンチといっしょに持たせてやったが、上手くできたのだろうか。☆ 9月のいつだったか、突然に編み物に目覚めたと言って、毛糸が有るバーバのところにやって来た。さっそく教えてもらいながらマフラーを編み始めたことがあった。 じーじの血を引いているようで、手先が器用。自信を持っているのか、何でもやりたがるところなどそっくりだ。じーじみたいに器用貧乏にならなければいいが・・。
2022.12.08
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♪ 未曽有の世界人口八十億飢えて死にゆく子らの傍ら パーゴラの柱を立ててみた。枠を乗せてみないと分からないが、あとは何とかごまかしてやる。足の部分を微調整し、モルタルで固定。 柱の補強と鉢を置く台にするために、ブビンガの板を北の外側に取り付ける。そのやたらに重い板の長さを寸法に合わせてカットする必要がある。5㎝もある硬い木なので電ノコでないと無理で、うるさいけどしょうがない。サイズが151㎝×96㎝暑さが5㎝、比重が0.9もあった。重さを調べたら、0.9×1.51×0.96×0.05=0.065。65㎏を3等分しても21.6㎏もある。 やたら重くて使い勝手がわるいので外に出し、3等分したやつだ。裏表からやってやっと切った。その時のことを思えば大したことはない。 これを1mにカットすると14㎏ほどになる。ちょうどいい重さだ。★ 世界の総人口が15日、国連の推計で80億人に達した。2010年8月から10億人増えた。今後も増え続け、30年には85億人になる見通し。 ♪ 少子化で悩む国あり多産国あり文明という害毒のはて
2022.11.16
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♪ 朝の陽の影映しおるガラス窓ロシアは間なく厳寒に入る しばらくは晴天が続きそうだ。紅葉も始まっていて、土日には各地の野山に人々が押し寄せることでしょう。人が人を呼び、混むほどに吸い寄せられる様に集まっていく。みんなが揃ってネットに写真をアップ。似たような写真が、これまた淀みに浮かぶうたかたのようにひしめき合う。 来週の日曜日は雨の予報が出ている。 へそが曲がっている私は、人が押し寄せるところは避けたいほうだ。何処へ行っても人だらけ。渋滞で車の中にいる方が長いなんて耐えられない。 こんないい気候の晴天の日にやることと言ったら、ウォーキングか日曜大工。山登りもしたいが、体の準備が出来ていない。無理はできない。それならばと、さっそくパーゴラの制作に取り掛かった。 左右の視力が違うので、垂直に切り下すのが難しい。どうしたって斜めになる。以前、FBのDIYグループに、それを解消する手作りの道具を紹介してあった。 シート型の磁石を使って、鋸の角度を固定しながら切るというもの。細かいところは分からないが、イメージして作ってみた。 やってみると、長さを整えるだけのカットはバッチリ。きれいに直角に切れている。 しかし4×9㎝の材の9㎝の面を45度に切り落すのが難しい。安定が悪く、作った道具をうまく固定できず動いてしまう。騙しだまし切るには切ったが、うまく接着できるかどうか。 そういえば、もっと大きな自在に伸ばせるクランプがある。それを使えば多分バッチリだ。これで問題解消。さくさくと作業はすすむはず。今日中に、天の部分の大方できてしまうか。 柱をどうするか。かなり重量があるので、9㎝角を使うべきか。固定する土台も要る。組み立ては道路が使えるので問題ない。 一人でどうやって建てるか。やったことがないので、方法を考える必要がある。
2022.11.05
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♪ 強烈な日差しが朝のあさがおの青きにはねてくらくらっとなる 小次郎の前脚から網戸を守るガード。 7㎜のアルミの丸棒とか10㎜のアルミパイプをタテに並べるとして、5㎝間隔で15本ほど必要になる。5㎝なら犬の前脚が通ってしまう。それ以上狭くするにはかなりの数になる。面倒くさいし、結構高くつく。一時的なものにそんなに手間と金を掛ける必要もない。 結局、金網で作ることにした。 木枠を45度にカットして、突き合わせて止めるのが一番いい。問題は45度にきちんとカットできるかどうかだ。左右の視力が違うので、普通でも垂直に切れない。角をきちんと90度に出来るわけがない。 そういえば、亡くなった義父が使っていた道具の中にそんなようなものがあったのを思い出した。引っ張り出してみたが使い方が分からない。 45度のスコヤと、45度同士を固定接着するためのものらしい。まあ、こんなものがあればなんとかなりそうだ。こんな風にして使うのかな? 先ずは、先端を45度にカット。なんとか垂直に切れたようなのでボンドを付けてビス止め。L形を二組作り、合体して四角にする。 工具のおかげで歪むことなく、きれいな四角い枠が出来上がった。何をやるにも道具が決め手になる。有ると無いのでは大違いだ。 次は金網張り。金網の幅が91㎝なので、木枠の高さをそれに合わせた。左右は端の始末もあるので大き目に切っておく。 V字形の止め金具を使い、まずは上下の木枠の端一杯に固定する。金網の扱いは初めてで戸惑った。かなりテンションを上げて固定しないと撓んでしまう。が、やっているうちに要領は分かって来るもの。 左右の切り口をどう始末するか、適当なものがない。幅といい丈夫さといい、ちょうど良さそうなものを思いついた。荷造りバンドだ。 これなら何とかなるだろう。同じV字の止め金具で止めるも、金網を折り返してあるので凸凹してうまくいかない。1枚目はひどい出来だったが、2枚目は上手くいった。2枚で5,000円弱かかっている。 網戸の前にあるこれを見て、小次郎はどんな反応を示すのか。様子を見たいところだが隔離中なので家の中には入れず、玄関に置いてくるだけだ。 * ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。
2022.07.28
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♪ することを探し作りししてる間にはや半年の環境整備 雨が降るというので雨水を受けるように上のタンクに雨樋を設置。夜中になって4~5㎜の雨量になるというので、防犯灯の明りで半分まで溜まっていた水を、ホースで下のタンクに移した。 今朝、確認すると思ったほど降らなかったらしく、タンクにはまだ余裕がある。今日一日の小雨程度の雨なら溢れることはなさそうだ。 先日まで二つとも満タンだったので庭の水やりに、水道を使わずに済んでいる。樋の付け替えもほとんどワンタッチで済むし、水の移動も簡単だ。 水道の蛇口に付けた「切り替えノズル」をストレートにし、ホースの口に当てて一杯になるまで水を入れ、片側に栓をする。栓の方を上のタンクに、反対側を下のタンクに入れて、栓を水中で抜けば水は勢いよく移動していく。栓は紛失しないようにリングを付け、ラックに掛けておく。 とに角、カンカン照りの夏を乗り越えるためには、朝晩の水遣りは欠かせない。水道を使わずに自然の恵みを最大限に活かせるのは有難い。タンクがあるおかげで、土いじりで付いた手の泥を簡単に落とせるのもいい。 前からどう使おうか考えていた古い門扉の使い道が決まった。隣家を解体する前にほしいと言ってあったものを確保してあったが、どう使おうか思案していたものだ。 とりあえず、長年の風雨にさらされて染み込んでいる泥を落とすことに。車が無い日なので駐車場が使える。手持ちの「スチールウール錆び落とし」で、あまりきれいにしすぎても浮いてしまうので軽くこすって洗い流す。 装飾の鋲を外し、濡らしながら擦ればまっ黒の汚れが浮いてきた。水道のホースの水が辛うじて届いたので、洗い流して水を切る。ここまでやったところで、天気は下り坂。乾かしながら天気の回復を待つことに。 風化して表面がガサガサになっているので、軽くペーパーを掛けてやれば見違えるようになるだろうが、あくまでも浮いた感じにならないように・・。 18年2月に設置した猫のオーナメント。もうこちら側は通る機会も減っていることだし、柱の奥には木材が押し込んであり、土ぼこりも被って汚れている。猫のオーナメントを取っ払って、この柱の間に立ててやろうと考えてのこと。 何もなしだと如何にも物置然としていて落ち着かない。それで試しに、やったこともない猫のオーナメントを作って飾ってみたというわけだ。ラインだけのボリュームのないもので、中途半端だった。 偶然にも門扉のサイズがぴったりで、ちょうど嵌る。これなら造作なく設置できると分かり、作業に入ったわけだ。部屋が暗くならないかとも思ったが大丈夫のようだ。 郵便受けやガスのメーターがあるのでそこを避けるしかないが、まあいい具合に中央に設置できそうだ。固定してしまうか、丁番が付いていたのでそれを使って開け閉めできるようにするか。裏側には閂を通す金具も付いているのでそれを活かす手もある。 大工の親方に頂いた柱がずいぶん役に立っている。最初はただの装飾柱のつもりだった。しかし、せっかくの空間をただ開けておくのはもったいないとばかりに、物置になるまで時間はかからなかった。 * ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。
2022.05.13
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♪ 散髪をして涼し気なカランコエ ピピとアランもやってはどうか 牛革の表皮は剝がれやすいなんて思っても見なかった。手持ちの牛革を使ってスマホ・ポシェットを作り、裏側にメモ帳を入れるポケットを付けてあった。全体が出来上がってからだったので縫製はできず、ボンドで貼り付けておいが、半年も経たないうちに剥がれてきた。 強力ボンドなので普通ならそんなことにはないはずなのに、あっ気なく取れてしまった。 牛革の性質など全く知らず、牛革は、性別や年齢によって「ハラコ」「カーフ」「キャップ」「カルビン」「カウ」「ステア」「ブル」の7種類に分類されるらしく、それぞれに特徴があり、異なった性質を持っているという。素人の私にそんな違いが分かるはずもない。 カッターナイフでスパスパッと切れるし、ミシンで縫うにしても厚手のジーンズよりよほど縫い易い。2本の糸を交差させての手縫いだって、目打ちで穴を開けておけばわけなくできる。ポンチで穴を開けることが出来れば大概のことはできる。 どうすれば上手く付けられるかを考えるも、どうしたって貼り付けるしかない。細い線状に貼ったのが悪かったようなので、大きな面を「両面テープ」で貼り付けることにした。 肩紐を通す位置が悪く小さいポケットしか付けられず、小さいメモしか入らず不自由だった。この際、少しずらして切れ込みを入れ直し、背面一杯の大きさのポケットを付けた。これならメモ帳がそのまま入る。3月の画像 カランコエ・シンセパラがやたらに多きくなり、葉も茶色に汚い部分があったので思い切ってカットしてやった。 脇から茎より長いランナーを出し、その先に仔苗ができている。マダガスカル産の多肉植物で、ちぎって挿せばいくらでも増やせる。このまま放置して伸ばしっぱなしにしていたらどうなるのか、興味がある。オリズルランのように垂れ下がって、接地したところから根を出して増えていくのだろ。かなり大きくなるのでハンギングにして吊り下げるのは無理だから、台の上に置いて台から下に垂らしたら面白いかもしれない。 スマホの標準カメラの他にアプリのカメラが入れてあって特性が違うのか、撮った写真の雰囲気がかなり違う。右が標準のもので、朝日による色温度が反映されたものになっているが、もう一方は青みがかったものになっている。 写真は難しい。難しいから面白い。ブログに写真を載せるにも結構気を使っている。何気なく撮ったようなものでも、何枚か撮った中から選んでいるし、トリミングや明るさ・コントラストの調整もしている。あんまりいい写真が撮れないときもあるが、それはそれでしょうがない。 陽も高くなってきて(7時半)、色がおとなしくなってきた。アプリカメラの色とほぼ同じ感じということは、アプリカメラは赤みを補正してあるらしいということ。どっちがいいのかはケースバイケースで、メルカリに出品するものを撮る時などはこちらの方が良いかもしれない。 * ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。
2022.05.03
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♪ 綿雲が流れながらに暮れゆきて空に欅の美しき骨 スマホのポーチが完成。有り合わせの革だったし道具もないし、テクニックもくそもない。手縫いの線は曲がっているし・・。まあ初めての、それもぶっつけ本番で図面もなしで作った割にはそこそこかな。スマホが入っていない状態スマホを入れた状態 バッグの上に出ている紐は見ての通り、スマホを入れると5㎝ばかり短くなる。 つまり、紐を引くとスマホが出てくるというわけ。こうしておかないと取り出しにくいだろうと思って取り付けてみた。 その考えは正しかったようで、とても便利だ。紐は、ずれないように穴を通してルートを固定してあるので、出し入れに気を使う必要もない。 紐の先に鈴を付けてみたが、チリチリとうるさいので外してしまった。 かなり重い機種なので、肩に下げた具合がどうもピシッと決まらない。痩せているのもマイナスだけど、まあ仕方がない。いっそのこと腰に巻いた方が良いかもしれない。 あれこれ試しているうちに慣れてくるだろうし、使い方も決まっていくのだろう。
2021.12.02
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♪ 道行きの印籠なれば何処へでもスマホ供としこころ安けく 今朝はすこぶる穏やかで、東の空のこの辺りだけ雲があるだけで周りはほとんど快晴です。かなり冷える予想通り、データにもしっかり残っているようです。愛知県知多市付近の観測値28日8時~29日7時(ウェザーニュース) 前線の通過に伴って、明日の夜から天気は下り坂。大荒れになるところもありそうですが、この地方の予報は3㎜程度の雨で、それほど影響はないと思われます。 まあ天気が崩れるのなら、ウォーキングは朝の内に済まそうか。 せっかくだからスマホを持って出ることになるが、ウェストポーチに入れて行くのもなんだかおもしろくない。手に持てば重たいし邪魔になる。 それで今、肩に掛けるスマホ用のバッグを作っているところ。あとは手縫いで仕上げる予定だが・・ 分解した革鞄の牛革が残っていたのでそれを使って、道具がないので手持ちのもので適当にやってみる。そうは言っても、やはり段取りを考えないとまずいので、あれこれ手順を考えて・・。 ベルトがないので100均で買ってきた。革をくり抜いてマグネット式の止め金具を取り付けたりして・・・。 寸法の微妙な調整はしないまま、二枚をボンドで張り付けた。在り来たりの普通のものにはしたくないので、画面手前にわざとはみ出た部分を作った。ハトメを打つ予定だったが、100均にあるのは大きくて使えない。何か、工夫してみよう・・。
2021.11.29
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♪ 秋の空に落ちてくるもの何もなくフォーマルハウトの光(かげ)統べる夜 爺さま、何やらごそごそしていたと思ったら、こんなものを作ってた。鳥のえさ台を作るって言ってたけどこんな豪勢なものになるなんて、びっくりだ。 アランがえさ台の鳥を狙うのは分かりきってるので、ブロック塀側には柵みたいなものが付けてある。アランは身軽だからこの高さじゃ簡単に飛び乗っちまう。だからと言って、餌を乗せるのに届かないんじゃ困るから、あまり高くもできないらしい。 今は、ブロックに上がれるけど宅地が売れてまともな塀でも出来れば、もう絶対に上れなくなるからねぇ、それも考えてのことらしい。 向こうのキウイの茂みがいい隠れ処になる。 一番上の部分には手が届かないので、柱から下せるように着脱式になっている。 鳥の種類によって食べるものが違うし、飲み水とか水浴びもできるようにとも考えているらしい。いろいろ考えてるんだねぇ爺さま。よっぽど暇なんだ。猫は暇でも何もしないけど、何かやってないと気が済まない人間って、貧乏性にできてるんだねきっと。ブロック塀側はこんな感じ。 ブロックの上から見るとこんな風だ。「なんかいい感じじゃない?」って、自画自賛している。ていねいに文章書いて、まじめに何枚も写真を撮って、ブログにアップしている爺さま。世の中の役に立つようなもんでもないし、間違いなくナルシストなんだろうねぇ。自己満足のためにやってるとしか思えない。反対側には一本の木もなく空間ばかり広がっている。 でも、野鳥を愛してるのは確かだね。一方的な慈悲の、何の見返りも期待しないところに心を寄せられるというのは偉いんじゃない? 僕らのことも気にかけてくれて、会話にならない対話みたいなのもしてくれるしね。爺さまって人間嫌いだったっけ? いや、そうでもなさそうだ。文句や不平不満も言わずに精一杯に生きてる姿が美しいって、それを見てるのがただ好きなだけなんじゃないのかな。 ほぼ最終形に近いものが出来たみたいだ。よほどアランを警戒してるんだねぇ、アラン除けのための横棒が一本増えている。たった一度でも猫に襲われたりすると二度と来なくなってしまうことを恐れてるんだろうね。 格好の止まり木にもなりそうで、有って困るものでもなさそうだ。 そして、ご丁寧に動物の毛を入れる籠まで用意してある。鳥さんが巣つくりに使うというのを知っての、心のこもった配慮ってとこらしい。こういう気配り、自民党とかいう組の人たちにも見せてやりたいね。水浴び水飲み場も作ってある。箱の中にはミカンを入れるのかな?早々と柴犬小次郎の毛を入れてある。 初夏の抜け毛の時期にせっせと集めていて、僕らも協力させてもらったやつだ。しかし、いくらなんでも早すぎるんじゃないの? 渡り鳥も来るわけだから、年によって時期に変動があるらしい。それで、爺さまいつ来てもいいようにしておくんだって。そしてすぐに気づいてくれるようにっていう気遣いらしいよ。「こんなのをいくつか並べて色を塗ったら、釜山の「甘川(カムチョン)文化村」みたいになりそうだなぁ」 な~んて、悦に入ってるんだかやりすぎだと思ってるんだかよくわからない・・・。 とにかく環境が変わったけど、野を自由に飛びまわっている鳥や渡り鳥がちゃんといつものように来てくれることを願ってるってことらしい。 タイトルに「◇」が付いているブログは、飼い猫「ピピ」の目線で綴っています。いつもはソフトな傾向にありますが、時に辛辣になったりします。
2021.10.27
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♪ 費やした時間を溶かしうす青き光りを放ちいるソーダ水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 諏訪市にある原田泰治美術館主催の「第15回絵画キルト大賞」の作品講評がリモートで行われ、その様子がYouTubeにアップされている。知人のキルト作家も過去に受賞していることから出品依頼されていた。今回はコロナ禍の影響で応募数が少なかったらしい。表彰式は中止になり作品展のセレモニーも応募者の出席なしで行われたらしい。 入選の知らせを聞いていて観に行こうかとも思っていたけれど、自重していた所へYouTubeを見てくださいという連絡をもらった。それで早速、パソコンを開いて観てみることに・・・ふるさと絵画部門 24 この画面、ピントが合っていない(クリックでYouTubeの画面へ) 舟一艘と水面だけの、ともすると平板になりがちなものをとても上手く表現されているとの評価。他の作品は様々な技術を駆使し、原画に忠実に再現しようとしているけれど、彼女は絵から受けたを印象を自分なりの表現で作品にしようとしている。水面を表現するのは、矢張りかなり苦心したらしい。 この様にもとになる絵があって、それを再現するというのは案外入りやすいいもので、テクニック勝負のウェートが大きい。どれだけ手間を厭わず徹底して創り上げられるか。そのモチベーションに掛っている。 ライフワークの蚊帳使いはユニークで、それが好感を持たれたようだし、その色がまた良くマッチしていると高評価されている。染めた私も協力した甲斐があったというもの。受賞は逃したけれど、年を重ねて目も悪くなったという今の彼女にはこの辺が精いっぱいなところなのかもしれない。素晴らしい感性の持ち主ですが、寄る年波には逆らえないのは残念なことです。 絵画と違って工芸は繊細な技術が要求されるし、眼が悪くなるとなかなか思うような作品は出来なくなる。テクニックは教える事ができても感性までは教えられない。* *** 入選・入賞作品 *** *(すべてクリックで拡大します)ふるさと絵画部門 1ふるさと絵画部門 2ふるさと絵画部門 3ふるさと絵画部門 4ふるさと絵画部門 5ふるさと絵画部門 6ふるさと絵画部門 7ふるさと絵画部門 8ふるさと絵画部門 9ふるさと絵画部門 10 ここで表彰される作品はさすがにみんな素晴らしいものです。ひと針ひと針 丹精込めるのは勿論のこと、どの素材をどう活かすか、それをどう表現すれば出したいものが出せるかに心を傾け、原田泰治と一体になって、気の遠くなるような時間の中に埋没していった長い時間。作品が完成した暁には、階段を一つも二つも上る事ができたのではないでしょうか。優秀賞 ふるさと絵画部門 11最優秀賞 ふるさと絵画部門 12原田泰治賞 ふるさと絵画部門 13尾関鈴子賞 ふるさと絵画部門 14原田泰治賞 ふるさと絵画部門 15 受賞作品はさすがにレベルが高く、その立体的な陰影が原画以上の魅力をもって存在感を示して余りある感じです。実物はかなりの迫力があるのだろうことが想像できますね。二次元のものを三次元的に表現するというのは、面白い企画を立てたものです。それだけ原田泰治の絵にはパースペクティブな構図と色彩的な魅力があるという事でしょう。ふるさと絵画部門 16ふるさと絵画部門 17ふるさと絵画部門 18ふるさと絵画部門 19ふるさと絵画部門 20ふるさと絵画部門 21ふるさと絵画部門 22ふるさと絵画部門 23ふるさと絵画部門 25ふるさと絵画部門 26ふるさと絵画部門 27挿絵イラスト部門 28挿絵イラスト部門 29挿絵イラスト部門 30 好評の詳しい内容が知りたい方は、YouTube をご覧ください。
2021.06.04
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♪ 浮き雲の空晴れやかに窓に映ゆ吸われるごとく鳥 ぶつかりぬ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 嬉しいねえ。爺さまが2階に上がる新しいルートを作ってくれた。塀が無くなると今までどおり簡単に2階へ上がれなくなるのを心配してくれてのことらしい。石積を取られると崩れてしまうかも・・ でもなあ、ピピは身軽だし若いからどんなんでも平気でアタックするけど、僕は9月でもう10歳になる。人間で言えば50代の半ばだから、そうそう身軽にヒョイヒョイというわけにもいかない。ましてや初めてのところともなればちょっと躊躇ってしまうよ。 でも折角だからチャレンジはするつもりだけど、その前に婆さまが上ることを教えようと、あれこれしてくるだろうなぁ。他に上がる方法が無くなれば嫌でもそこを使うしかないんだから、慌てることは無いのにねぇ。固定してないので、何とでもなる・・ ブルやらユンボやらが入って工事が始まると大変だ。怖くて外に出られないじゃないか。家を壊すバリバリっという音とユンボの音が悍ましそうだし、植木を掘り起こす時はかなり地響きがしそうだし。耳の良い猫にとっては、もうカタストロフィー的な騒音となって身を縮めさせることになるんだろうなぁ。寿命がだいぶ縮むかもしれない。考えただけでもオソロシイ。防犯的にはどうかと思うけど、盗られるようなものはなさそう・・ 気候が良ければこのビニールトタンの上で昼寝をしたりするので、おあつらえ向きってことになるのかな。 塀がなくなった姿なんか想像できないけど、日本人は諸行無常なんて言って変わっていくことを受け入れているので、僕もそれに倣って順応していくしかないなぁ。 爺さまなんか、どうせあと10年ばかしの人生だし、過去を忘れて変化していくのを面白がっやるなんて息巻いている。毎日の短歌のネタにも困らなくなるって、返って喜んでるくらいだ。【このブログは2020年8月22日より、飼い猫ピピの目線で書いています。 タイトルの頭に ◇ が付いてますが一部例外があります。日によって文体が違ったりしますが、そのうち一つの形に収斂していくと思いますのでそれまでは、未熟さを面白がりつつやり過ごして頂けるとありがたいです。】
2021.02.02
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♪ 人類が人間として人として空を見ている ああハラヘッタ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 昨日は久し振りの手製本で蛇腹のノートの続きをやっていて、どうやら出来上がった様です。歳をとって何でも忘れやすくなっている爺さま。段取りも忘れがちだし、やらないと腕が鈍るのでたまにやるようにしているらしい。 やることがあっていいなあって、毎日が所作なしの猫には羨ましいばかりです。寝てばっかりアランはどう思ってるのかなあ。なんせ、昼寝はまあ当然としても夜も婆さまの布団でぐっすりだからねぇ。朝方、冷えて来ると布団にもぐり込んじゃって、かなり遅くまで寝るんだからねぇいったい何時間寝てるんだか。脳や目が腐るじゃないかって、爺婆さまが心配してる。 h165㎝×w140㎝ 片面が270㎝を18枚、折丁を繋いであるので36ページ分ある。広げるとかなり長い。裏表紙の落款の下にフクロウのシールなんか貼って・・ 裏表紙だけを固定して、畳めば本の形に収まるようになっている。紙が薄いのでそうしないと持たないのと、この方がカッコいいんじゃないかと・・。 一番上の紙の端に少し厚めの紙を貼って、捲りやすくしてある。 表紙には谷中の「いせ辰」で買った縮みの千代紙が使ってある。凹凸があるので貼り難かったけれど、なかなか良い感じに仕上がっている。手触りも良い感じで気に入っている様子。 アランがさっき外に出たと思ったら、もう帰って来た。「この部屋はホント暖かいなぁ、また眠くなってきたぁ」 おいおい アランよ、また寝るつもりかい? このブログは8月22日より、飼い猫ピピの目線で書いています。タイトルの頭に ◇ が付いてますが一部例外があります。 日によって文体が違ったりしますが、そのうち一つの形に収斂していくと思いますのでそれまでは、未熟さを面白がりつつやり過ごして頂けるとありがたいです。
2020.11.12
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♪ ごく少ない山の記憶を引きだして思い寄せおる『山のパンセ』に‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 秋の夜は、しみじみと本が読みたくなるらしいね。図書館が、本の一斉点検のため10月21日(水)〜29日(木)までの期間が休館になって、20日までに借りると貸出期間が25日と大幅に延長されている。 それで、読むのが遅い爺さまは、この時とばかりにぶ厚い本を2冊借りてきている。 それで夜、部分照明を点けて、ソファーにゆったりと座って読むことにしたらしい。今までそんな風に読んだ事はなかったけれど、案外これが良いらしい。 回りが暗いので本に集中できるので落ち着いて本が読める。アランもやって来た。じきにソファーの隣に乗って居眠りを始めるのだろう。 数日たって、気付いたことがあり、こういうものを作ってやろうかと何やらやっていた様子。 これ、なんだ? 板が揃わずこんな中途半端なものに・・。でもこれで十分。 いつものようにその辺にある板を適当に切って釘で打ち付けただけの変哲ないもの。白木のままだと手アカが着いたり珈琲の染みがついたりして汚れるので、表面処理をしたいのだとか。 存在感が出過ぎるので着色はしたくない。古いニスがあったので塗ってみたらしいけど、凝固したようなものが点々と着いて、うまく塗れなかった。相当古いので、分離していて使い物にならなくなっていたようだ。 しょうがないので何か油性のもので適当なものはないかと探し、唯一あったのが整髪用の椿油。これならいいだろうと、布に付けて薄ーく塗り込んでいた。これは良い、いい! 最高だぁと自画自賛。 そう、ひじ掛けの上に珈琲などが乗せられるように、エプロン台を作ったというわけ。 足が延ばしたくなれば、以前作った子供用椅子とか、キャスター付きの座椅子に乗せるっていう手もある。ちょっとトイレ 今読んでいるのは、串田孫一の「山のパンセ」。かなりの偏執狂的な雪山信奉者で、これほどまでに冬山が好きだったとは知らなかった。 哲学者でもあるこの人の山の文章に、薄暗い照明がピッタリ合っている。ランプならもっといいかもしれない。 雪と共に鷹揚と厳寒の夜を耐えている、串田孫一の姿が浮び上がって来る。昭和30年ごろ、43歳前後の脂の乗った時期の心模様がしみじみとした思考の上に、淡々とした筆致で綴られている。 爺さまは共感できるものがたくさんあって、山に重ねる人のあるべき姿の考察を、ゆっくりと時間を掛けて読みたいと思っているようだ。 1915年、東京生まれ。詩人、哲学者、随筆家。東京帝国大学哲学科卒。中学時代から登山を始め、のちに東京外国語大学教授で教鞭をとるかたわら山岳部長に就任。1958年、山の文芸誌『アルプ』を創刊し、’83年、300号で終刊するまで責任編集者を務めた。 2005年、90歳で逝去。 このブログは8月22日より、飼い猫ピピの目線で書いています。タイトルの頭に ◇ が付いてます(一部例外あり)。
2020.10.17
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♪ 未本とは記憶と記録の断片をチョイとメモするそんな本です‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 爺さまは、「未本(白紙の本)」、「何時からでも始められる日記帳」などいろいろ、今までに作ったものの手持ちがある。それを展示・販売したいのだけどと、知り合いのミュージックサルーン(喫茶店)に打診したところ、是非お願いしますという事になったらしい。 今までに何度も、作品の展示販売させてもらっていところなので、話は早い。 コロナ禍で客足は遠のいているし、夜の営業も止めているらしく経営も大変らしい。ライブもほとんど日中にやっているんだとか。逆にそのことを前向きに考えて、生活の仕方も変えているという。 多くは期待できないけれど、店の活性化に少しは役に立つんじゃないかと爺さまなりに考えているみたい。 お皿などを立ててディスプレイする「木のスタンド」があるので、棚に並べる場合はそれでいいけれど、壁面にはどう展示するか。このスタンドを使って何とかならないかなぁとを思案していた。 それでいつものように、在り合わせの材料で試作していたのがこういう感じのもの。 スタンドを固定できればそれでいいわけだし、本の表紙に使った厚紙の端切れがあるのでそを利用したんだね。2㎜の厚さのがあってそれなら強度は充分だし、接着するにも問題ないと・・ 爺さまは何でも工夫してやってみようとするところがいいじゃない。その積み重ねがあるので、直ぐにアイデアが浮かぶし、器用に形にして見せてくれるのはホント楽しいねぇ。 実際に店まで行って壁面に掛けてみて、「おお、これならいけるんじゃないの」という事になった。補強に竹ひごが貼り付けてある。 テグスが前後に張ってあって、それを吊るようになっている。前と後ろの長さの調節で吊った本の角度が変わるので、前を少し長めにすることで落ち着いた。背表紙の方を見せたいときはスタンドを使わず、ここに裏向けて乗せるだけで何とかなるようだ。個展で100冊作ったことがある 使い方が分からない人も多いし、上製本の本格的な作りになっている「未本」を自分が汚すことになると思うと、もったいなくて使えないという人も多い。 メッセージとか使い方のアイデアなんかを書いて、あとは、すべてをマスターに託すだけだ。お客が少ない分ゆっくり話が出来るし、その為の道具として使ってもらえればそれはそれでいいことだしね。 ほぼ日手帳なんか参考になると思うけど、マスターと話していて二人ともこの糸井重里の名前が出て来なくて困ったとか。爺さまは、単なるど忘れだと思いたい今日この頃のようです。 このブログは8月22日より、飼い猫ピピの目線で書いています。タイトルの頭に ◇ が付いてますが一部例外があります。 日によって文体が違ったりしますが、そのうち一つの形に収斂していくと思いますので、それまでは未熟さを面白がりつつやり過ごして頂けるとありがたいです。お帰りの際にポチっと クリックお願いします
2020.10.14
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♪ 孫のために如何に過ごさん三時間 脇役の吾(あ)がいつか主役に‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ランキングに参加してみました 毎月曜日の孫と過ごす3時間。昨日は孫の椅子を作ってやった。一応、寸法を決めて材料の準備はしておいたが、段取りもせずにいきなり始めたのでモタモタとして捗らず。 孫にも作業をさせたいわけだが、時間制限があるので悠長にやってられない。ノコギリでカットして、ドリルで少し穴を空けておいネジ止めしようとしたが、肝心のネジが無い。しょうがないので釘打ちに変更。手持ちの材料で何とかする 釘打ちを孫にやらせるわけだが、金槌はけっこう重い。すんなりとはいかず、四苦八苦の初体験。電ドルで穴を空けおいたので出来たが、そうでなければ無理だ。一所懸命に金槌を振り下ろし、打ち跡を板にたくさん付けながら頑張った。最後には腕が痛い、とギブアップ。 一人ならもっと早く出来るところを2時間かかってほぼ完了し、座面を取りつけるだけとなった。それじゃぁと、次のイベントのアイスクリーム作りの準備をしてもらう。前回やっているので、段取りは分かっている。上出来だ。頑丈にしたので大人が乘っても大丈夫。 背板の位置を確認したら、案外低い位置が良いことが分かり、こういう形になった。全体にちょっと歪んでいるのは愛嬌だ。足の高さに若干の狂いがあってガタついたが、疵防止のシートをそこだけ二重にしたら治まった。 食べるために固まった部分を少し削り、全体をかきまぜて冷凍庫に入れた。 今回は、カミさんの希望で抹茶アイス。孫も抹茶が大好きなので喜んでいる。ホイップ作業をやってもらい、その間に椅子座面の取り付け作業をする。 来て―!と、呼ぶので行ってみると、傾いてボールの中味がこぼれたという。氷に乗った底の丸いボールは安定が悪い。腕も金槌で疲れているので、うまくコントロールできなかったようだ。 そのまま保留しておいて、椅子を完成させる。本当は、最初にアイスクリーム作りをしようと言ったが、椅子作りの方がやりたいというので後回しになっていた。凍らせるまでの時間がかかるからと言ったのだが、しょうがない。 椅子の方は何とか完成させ、ホイップの続きをやる。 前回と違ってマカダミア・チョコなど入っておらず、案外泡立てやすい。とは言ってもあまり時間は掛けていられない。最後に抹茶を投入して、撹拌するといい感じの色になった。何だか物足りない気がして、買ってあったアーモンドダイスを適当に入れてやった。 時間が短いので、食後までに凍らせるのは不可能だったが、どうしても食べたい。外側の凍った部分だけをすくって食べた。抹茶をどの程度入れたらいいのか分からず迷ったが、少ないより多めがいいだろうと、大匙1杯分入れたのが正解。いい具合の抹茶アイスになっていた。 きのうの中腰の作業が響いて、朝から腰が痛い。改めてアイスを食べてみたが、味は最高。見た目では分からないが、アーモンドダイスのプチプチした食感が残るのがいい。お帰りの際にポチっと クリックお願いします
2020.08.04
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♪ 長梅雨にインサートなる曇り日をアイスクリーム作りて遊ぶ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ランキングに参加してみました 月曜日は、孫が来る日なので久し振りにお菓子作りをやろうと考えていた。同じものじゃ面白くないし、何を作ろうかなぁ。そう思っていたところに、昔、子供が小さかった頃に作ったアイスクリームのメモが出てきた。分量が書いてあるだけで詳しいやり方はなかったが、まあ何とかなるだろう。 それで昨日、晴れてはいないがとても蒸し暑い。アイスクリーム作りには好都合だ。なぞなぞの本を一冊読んで疲れたところでアイス作りにスイッチオン。用意した材料は生クリームと牛乳、それに砂糖だけ。 これじゃあちょっと能が無いなぁと言うと、孫がイチゴのアイスがいいという。そんなもの買ってないし車もないので買いに行く事も出来ない。チョコでも入れるかと、一緒にコンビニへ。あんまり甘くしたくないのでミルクチョコレートは使いたくない。ブラックチョコがないのでマカダミアナッツチョコを選択。 さあ始めようかと冷凍庫を開けると氷が少ししかない。あまり氷なんか使わないので無くなっているという発想が無く、確認しなかった。まあ水を入れてやれば何とかボールを冷やすことぐらい出来るだろう。氷水で冷やしながらボールに材料を入れる。 チョコを細かく刻む必要があることに気付いて、さっそくそれに取り掛かる。気温が高いのでもうベタベタし始めている。慌てて包丁で細切れにし、すぐにボールの中に投入。 あとはホイップするだけ。撹拌機でやるわけだが、やりかけたところで気付いた。最初に刻んだナッツ入りのチョコを入れたのは拙かったんじゃないか。余分なものが入っていると、泡立ちが悪い気がして来たのだ。でももう後の祭り。 シャカシャカ、シャカシャカするが一向に泡立つ気配がない。どのくらいやればどうなるかが全く分からない。でも、とにかくやるしかない! 孫にもやらせ、交代でやる。ちっともそれらしくなってこない。孫は疲れてテレビを見に行ってしまった。泡立てに、”細かい金網のアク取りを使うとよく泡が立つ”、と何かで聞いたことがあったのでそれもやってみる。小一時間もやっただろうか、いやもっとかも知れない。何とかそれらしくはなったが、クリーミーなものとは程遠い。しかし、もう限界だ。 昔、子供に作って見せたのは、材料を空き缶に入れて口を閉じ、氷の上で回転させて作るというもの。アイス作りの原点みたいなものだった。出来たのはシャリシャリするフローズンアイスみたいなもので、アイスクリームからは程遠いものだった。そにれに比べれば立派なものだ。 生クリームがたっぷり入っているので、それなりのものにはなるはずだ。チョコが入っているので少し色が付いた。チョコそのものが溶け込むことはなく、マカダミアナッツと一緒に底に沈んでいる。 冷凍庫にボールごと入れ、食後に食べるまで冷やしておく。固まるまでちょっと時間が足りないかも知れない。 さあデザートの登場だ。どうかなあ~。表面は固まっているが、中の方がまだ固まっておらずかなり柔らかい。容器に入れる時、底の部分をトッピングするように最後に乗せる。 おお!美味そうじゃん。 「うまーい」と、孫もご満悦。滑らかさは無いがまさしくアイスクリームだ。チョコとナッツの歯触りも良い感じ。甘過ぎず、ちょうどいい塩梅だ。何と言っても無添加ところがいい。今朝になって撮ったものこの削り跡は、昨夜遅くに私が食べた証拠。 何時もそうだが、作っている時はブログに載せるつもりなどなく、途中経過の写真など撮る発想がない。それが翌日になってから書こうという気になるものだから、写真が最終形のものしかなく、内容も後日談的なものになる事が多いのは仕方がない。 材料 生クリーム200㎖、牛乳100㏄、砂糖大さじ3杯、 マカダミアチョコ5粒 ホイップは「腕の力を抜いてやらないと、泡だて器がちゃんと動かず泡が立たないんだよ」と、今朝になってカミさんが言う。 ど素人のやることだからねぇ、次にやる時はもっとうまくいくと思うよ。お帰りの際にポチっと クリックお願いします
2020.07.28
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♪ 残生に何か残さんと抗えばけだし長雨無と化してゆく‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ランキングに参加してみました 皮のブックカバーの第三段。厚めの文庫本が入るように大き目に作り、折り返してマグネットで止めるようにしてみた。 蝋引きの糸と手縫いの針が買ってあったので、今回は端をミシンではなく手縫いのステッチを入れてみる。牛革を縫うなんてやった事ない。ただ針を刺しても入って行かないので、目打ちで穴を空ける必要がある。スチレンボードみたいなものが有ればいいがあいにく手元に無い。使っていないマウスパッドがあったのでそれを下にして、やったらうまくいった。 みっともないものにはしたくないとは思うもののノウハウがない。適当にやるしかない。何とか縫ったが端の糸の始末の仕方が分からず、もたもたしつつ何だかなあの頼りなさ。 どんなやり方をしたところで世界初なんてはずはなく、当然名前付いていいて、ブランケットステッチらしいと後で知る。ベースはいつものパターンで・・なかなか良いーじゃん! と、自画自賛。 革はやっぱりいいなあ。エル・パソの安田君がオリジナルの革カバンを創りながらほくそ笑んでる顔が浮かんでくるなぁ。 動物は死して毛皮や羽毛など人間に恩恵をもたらしてくれるけれど、人間は、動物に対して何かもたらしてやっているのだろうか。お帰りの際にポチっと クリックお願いします
2020.07.18
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♪ いうことを聞いてくれてるうちが花 卵立てなどやっておこうか‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 漁網でハンモックを作ろうと思ってやり始めたが、漁網の糸が硬くて素肌に直接当たると痛い。これじゃあ夏の暑さを逃れるものとして使うのは無理と判明。 シャキッとしているところは良いので、表面に寒冷紗でも乗せてやるか、あるいは他の素材に替えるて仕切り直しするか。布で作れば簡単だがそれじゃ面白くないしなあ。 部屋のどこへどう吊るすかも考えていて、2間・3.6mの梁尾から梁に渡すのがベータ―のようだ。フック状のボルトを通してやれば頑丈だなんて思ったが、厚さ13.5もあるので穴を空けるのも大変だ。ホームセンターに用事があったので物色していたら良いものが有った。フックハンガー @239円 最近は体重が減ってきていて、60キロもないのでこれで十分だろう。ついでにナイロンロープ(6㎜)も買ってきたので、今更もう作るのを止めるわけにはいかない。というか、作って見ないと気が済まない。 ハンモックで寝たことなど無いので、一晩中をハンモックで過ごすなんてことが出来るのかどうか。手足が伸ばせないので具合が悪いのかも知れない。両端に板を付けたタイプのものなら、窮屈でもなく涼しいのかもしれないので、一応それも考えている。 真夏の「熱帯夜」は年々増える傾向にあるので、体力が落ちて来ればよけいに堪える。二階より2-3度は温度が低い一階下に降りて寝る。クーラーは嫌いなので無風の高湿度の部屋で、暑さで這い出したミミズのようにグダーとなって一夜を過ごす。それを少しは軽減してくれるんじゃないかと期待するわけです。太線(青)は5年移動平均値、直線(赤)は長期変化傾向を示す。 気象庁全国の13地点は、網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、銚子、境、浜田、彦根、多度津、名瀬、石垣島。都市化の影響が比較的小さく、長期間の観測が行われている地点から、地域的に偏りなく選出されている。 最近30年間(1990~2019年)の平均年間日数(約2.3日)は、統計期間の最初の30年間(1910~1939 年)の平均年間日数(約0.8日)と比べて約2.9倍に増加している。 1994年に突出して、その辺りから増加に拍車がかかってきている。去年も暑くて熱帯夜は過去最高を記録している。この傾向は今後ますます増えていくのでしょう。
2020.06.17
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♪ 捨てさらず活かす道あり十薬の白き花弁が闇にかがよう‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ メダカの稚魚がたくさん生まれていてその世話をしたり、牛革のブックカバーを作り直したりそのミシン糸を買いに行ったり。朝顔の直播きした場所に支柱を立ててネットを張ったり、ウォーキング用のパンツを買いに行ったり10キロウォークをしたり。時どき筋トレしたり、本を読んだり、TV映画を観たりと、いろいろしているうちにすぐに孫の来る日がやって来る。 月曜日に作った夏みかんのピールのもう少しふっくらしたものを作り、先日と同じように夕食後のデザートにに食わせてやろうと1個分だけ用意。前日の夜に下ごしらえ。 今回は、白い中綿の部分を取りからず、80%ほど残した。煮こぼしは前回と同じ4回やり、苦味が強く残らないように水に晒す時間を長くし、水も3回ほど替えた。 笊にあけてそのまま一晩、水きりをしておいた。そして翌日の午後。最後のところで焦がさないようにと、ほとんどパティシエ気分で・・ 甘さを控えるためグラニュー糖は前回よりも少なく、皮200gに対して50%の100gとした。中綿がある分、太くて柔らかそうに煮上がっていく。 昼食前に煮始め、水が多かったこともあって予想外に時間がかかった。ざるそばを食べエールを観ながら鍋を見に、行ったり来たり。出来上がったのは昼食も済んですこし後。しっとりと柔らかく、つややかに・・みかん一個でこの量だ 良い感じに煮上がって、夕食までに出来るだけ乾かしておきたい。効果のほどは良く分からないが前回と同様、冷蔵庫に入れておいた。 孫がプールに行っている間に最後の仕上げ。タッパーに入れてグラニュー糖をまぶし、よく振って全体によく馴染ませる。再度グラニュー糖をまぶして完成。太くて立派なものになり、前回のとは大違いだ。いかにも美味そう。 試食してみれば、けっこう甘いが前回よりも風味が強い感じ。噛んだ時のグラニュー糖の歯触りと、果肉の様な柔らかさがマッチしていかにもデザートらしい風格がある(ちょっとオーバーかな)。 それを容器のまま冷蔵庫に入れて冷やしておいた。夕食後 “さあ デザートだぜー” と孫の前へ。販売してもいいくらいだと、自画自賛。 前より多少苦味があるものの、それを風味と呼べばなかなか乙な味で、美味い。夏みかんの香りと歯ざわり、グラニュー糖の甘さとやさしい苦味。それぞれが絶妙な主張の中に調和している。前よりうまーい!容器を抱え込んで、食べること食べること。 どんどん口に入れていく。放って置いたら全部食べてしまいそうなので、ストップをかけた。 カミさんも食べてみて、以前、隣家のおばさんに頂いたものと変わらないと、満足そう。パティシエもどきは、してやったりと満足げに残りを冷蔵庫にしまうのであった。冷蔵庫に入れて置いたら、一層しっとりとしてきて羊羹のような照りが出ている。冷たくておいしい。
2020.06.05
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♪ ハシボソの賑やかなりしみなづきの始まる壁にぶさかわの猫‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 牛革のブックカバーの2作目は、芭蕉の全句集(袖珍版)用に文庫より少し大き目のサイズのもの。取れるぎりぎりの大きさの革を使ったが、ミシンの調子が悪くて腹立ちの中でやったので、クチャクチャになった。 そのミシンの不調は、直ぐに糸が切れ、何をどう調整しても直らない。カミさんに見てもらったら、何のことは無い針の向きが違っていたというお粗末。差し込み部分の平らになっているのを向こう側にしてセットしてなかっただけの事。あまりいじらないミシンだからこういうこともあるわけだ。 原因が分かって、気が抜けてしまった。まあ、こういう初歩的ミスや無知から来るミスを繰り返す素人の強みというのもあってして、そこから得られる事はけっこう多くセオリーにはないやり方を思いついたりもする。それもまた面白いんだけどね。 それでリベンジに、次もギリギリの革を使って文庫サイズの制作に掛る。スタイルは変える余地が無いので、横幅に余裕があったので少し長めにしてマグネットで閉じられるようにしてみた。 小さなマグネット(6mm)でも磁束密度220ミリテラスあるので、二つ付ければ丁度いいかなと判断。マグネット同士では強烈すぎて開け閉めが出来ない恐れがあるので、相手側に適当な金属を探す必要がある。こんな小さな丸い金属なんてそうそう有るもんじゃない。 物入れを探していたらビス用の座金が目に入った(網戸の外れ止めの用に買ったビスの付属品)。試しに磁石を近づけ、ちゃんと付くのを確認。これなら大きさも的にも丁度いい。 小さいものを直に革に接着して、使っているうちに取れやしないか心配だ。それで、裏打ちした布を貼りその上に接着することに。とにかく小さいので糊付けが難しかったがなんとかできた。 あとは表紙の差し込み部分を作って完成だが、何か新しいアイデアはないものか考え中。★ 小山の上で朝から何を言い合っているのか、いつもよりやけに賑やかなハシボソガラス。「喧しい!!」と𠮟っている爺さんが、少なくとも一人・・・ここにいる。昨日書いた印象とはまるで違う。 ハシブトよりも声が悪くてでかい、いかにも柄が悪そうなのが空を引っ掻き回して飛び回っている。PCの前の壁に吊ってある猫のカレンダー。↓ 月が替わって今月はブサイク系の猫ちゃんで、これから1ヶ月間こいつに見られ続ける事になる。
2020.06.01
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♪ アメリカの大地を駆けていたるらん牛革にそのひと世を想う‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 先日バラシたバッグの牛革を使って、試にブックカバーを作ってみた。革を扱うのは初めてだったが、布より楽な部分もあって案外すんなりいったのが意外だった。 拡大します ⇒ 専門の道具など無いので有り合わせのもので適当に。牛革はカッターですんなり切れたし、型彫用のポンチで穴を空け、家庭用ミシンで誤魔化しながらなんとか縫うことも出来た。 ☆ ☆ じゃーん ☆ ☆h210 × w149 の雑誌用サイズ 閉じた時の固定と飾り、栞(上下二か所で)にもなる紐は、通すハトメの位置を変えることでいろいろな使い方が出来るようになっている。 ハトメは補強の意味もあるし、アクセントでもある。 ミシン針#16を使い、スパンシー#30糸で周囲を縫ってステッチ。内側の表紙差し込み部は、ミシンが動かずそこだけ手で回しながら縫った。左上に、カバンの作者・安田芳文氏のサインがあるアメリカに100㎏の革を仕入れに行っていた話を聞いたことがある。 こうしてみるとやっぱり布とは違って、牛革独特の存在感があるねぇ。使っている内にどんどん味が出てくるのもいいところ。紐は固定してないので取り外し交換自由で、紐でイメチェンもできる。このリボンはちょっとダサいかも。吊るしておく、なーんてことも出来る。白い壁ならインテリアにもなるが、これじゃぁ保護色だ。 問題点は幾つもあるが、自分で使う分にはこれで十分。文庫サイズならもっと良いものが出来そうだ。次はもうちょっと工夫してみようっと。
2020.05.28
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♪ 階段を上がりてくれば扇風機机に時を回しておりぬ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 文庫サイズのノートと着脱式のカバー、第二試作がほぼ完成。最初のものと違うのは、本体のノートの表紙を厚くしたのと、カバーの表紙を差し込む部分を改良して使いやすくしたこと。ノート本体は、この様な色違いのものなどちょっと工夫を入れたものなど、いろいろなタイプを考えている。カバーを開かないようにするため、リボンかファンシーゴム紐などで固定できるようにしたい。そのいい方法を探している。 カバーの片側はポケットでもう一方は帯にしてある。ノートの表紙を差し込んでも良いし、片側だけ差し込んで使ってもいい。メモなどを入れたりも出来るし、ハガキがちょうど入る大きさなので重宝するだろう。 ノートの表紙に、何か面白い模様など入れたいところだが、紙が厚いので我が家のプリンターでは印刷できない。何かいい方法が無いか、考えているところ。 本格的に数を作るとなると、先ずは表紙用の布を染めて裏打ちしておく必要がある。単なる紙の表紙ではありきたりなので、折角ある染色技術を使わない手はない。絞り染めとローケツ染めを駆使して小洒落たものを作ってやろうじゃないの。 表紙が立派だと、ノートをラフな使い方するのが気が引けるという意見があり、今回の「中身のノートを差し替えできるもの」を作ることになったわけ。色々考えるのは楽しいことだ。 さあ、どこにも無い、面白いものを作るぞ~!
2019.07.28
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♪ 自分には無いもの欲しモノ言えば自分と同じモノが返りく‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 文庫本(A5)サイズのノートを作り、それを着脱できるカバーを作ってみた。フラットのカバーでは面白くないので、キルティングの綿を入れて膨らみを出してみた。 初めてのことなので、どういう風にしたらいいかは手探り状態。試行錯誤を重ねるしかないが、二つ試作して三つ目に漸くまともなものになった。 手に持った感触はなかなかいい。小口に留め金具とかは必要ないだろう。シンプル・イズ・ベスト。 普段使いのノートはページが一杯になれば新しいのに替える必要があるので、表紙があまり立派だともったいなくて使えない。中身が入れ替えできれば都合がいいわけだ。 そして、同じ厚さなら文庫本のカバーとしても使えることも想定しているので、気分次第で使い回しをするのもいい。 写真では表紙のふくらみ感が分からないのが残念。11月の「茶房じゅん」での個展に出品する予定なので、どこにも無いオリジナル感満載のものにしたい。もう一つ二つアイデアもあるので本番はこれよりもいいものになるはず。「MDノート」にも使える。B5サイズ @864円(方眼、横罫、無地) 市販のMDノートと同じサイズになっているので、勿論それも使える。これは確かに紙質が良いので書き心地がいいがちょっと高い。メモや予定を書き込んだりして気楽に使うのにはもったいなくて使えない。 MDノートと同じラフな作りなら手間いらずだ。自作のちょっと面白い使い方ができるものを用意したいと思っている。
2019.07.07
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♪ ふつふつとなにかが胸にあがりきてその正体を創に探らん‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 知人の大西さんから展覧会をやっているので見に来ない? と電話。相変わらず元気そうな大きな声で。そのフレンドリーな声を久し振りに聞いて懐かしさがこみ上がって来た。場所はと聞くと、以前通りかかって小洒落た小さな店を発見して何の店なのかなあと思っていた、まさにその場所だった。家から3キロ弱の隣町。当然、歩いて行った。 陶器・・・榊原照代 型染・・・大西春伸 木版画・・・久野晴美 榊原照代さんは良く知っている陶芸作家で、木工芸家の夫と「杜や」というユニットで活動している。その石粒の入った土を薄く挽いて仕上げる技術は大したもの。私は大き目の茶碗を買い、その軽さと質感にほれ込んで使っている。 普通の茶碗の1.5倍ほど入るかと思われるサイズで、最近は少食になったのでそれでご飯を食べる事はなくなった。しっかり焼き締めてあり簡単に割れたりしない感じもあって、使っていて安心感があり使い心地もいい。 大西さんの型染は年季が入っていて手慣れたもの。クリーニング店を経営しながらの二足の草鞋を続けていたが、今はクリーニング店も閉めてゆうゆう自適のマイペースで続けている。御年78歳になったとか。 アイデアで何でもモチーフにして型に起こしてしまう。絵付けには遊び心も入っていて面白い。その数限りない手持ちの型を使い(主に抜染技法)、体験教室やイベントでTシャツを染めたりして喜ばれている。今回も土・日に自分のTシャツを持参してもらい、好きな模様の型を選んでもらってそれに型置きして抜染するというのをやっていた。 私のように意固地なところのない明朗快活で人当たりの良い人で、会場には明るい風がいつも吹いている。 版画の久野晴美さんは地元の人で大西さんとは20年ほど前からの知り合いらしい。シルクスクリーンを学びローケツの藍染などもやっていたが最近になって、以前やっていた木版画が急にやりたくなったらしい。版画に目覚めたという感じかな。 色々やってきたことが伏流水となって浄化されつつ流れ、最初にやっていたものとは全く違う世界が現れて来る。モノを作るということは自分の中にあるものを形にする事。そのため蓄積されたものがそれが何であれ、多ければ多いほどいい。 やりたいことは何が何でもやってみる。寄り道、脇道、迷い道。内向、そして発露の自己顕示。それが創作する者の生きる場所だ。「うさぎ商店」 そう、この5月に珍しい建物を見掛けて写真を撮った。その時に個展の案内板が出ていて、それが伊藤さんのものだったのだ。オーナーは着物のリメイクをしていてこの場所に新たな店を設け、昨年の11月にオープンしたばかりらしい。以前からのブログがあって、こんな情報が載っていた。 ブログは「かめのようなうさぎのような」スロウなウサギの日記 まだここでの知名度がなく実績もないので2階のギャラリーを利用する人が少ないらしい。大西さんが頻りに私にやれと言う。11月に茶房じゅんでの個展があるので直ぐには出来ないが、頭に入れておこうと思う。一週間で1万円ぽっきりでそれ以外は何もなしというのは魅力だ・・。
2019.06.17
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♪ てすさびにテニスエルボーおじゃま虫折り合い付けて共にあそばん‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 今朝の5時過ぎの南西の空。ほんの10分足らずのうちにモノクロからカラーに変わった。 冬空のような雲だ 27日午前3時の天気図 日中の最高気温(℃)予想 今日は冬型の気圧配置で、寒気が流れ込んでかなり冷え込む予想。 北海道・東北の一部では雪の降る予想も出ている。連休の入り口は北西の風が冷たい一日になりそうだ。 右ひじの上に痛みが出て以来、ずっと治らずにいる。使わずにいれば治るのだろうがこの部位は何をするにも使うところで、ジッとしていて痛いわけでもないのでついつい使ってしまう。歯を磨くとか雑巾を絞るような動作でも痛い。あらゆる動作でこの部位が使われていることが、痛みが出ることで気づかされる。 そもそもなんで痛くなったのかがよく分からない。ストールのフリンジをまとめる作業をしてからなので同じ姿勢で慣れないことをやったせいかとも思うが、大した作業でもないのに情けない話だ。 怪我をして、その怪我が治らないうちに次の場所が始まる、あの力士の気持ちはこんな感じなのだろう。痛みを押して場所を務めねばならない苦労はたった15日間とはいえ、相当辛いに違いない。 三角巾で腕を吊って使わないようにすればいいのだろうが、やることが色々あるのでそんな訳にもいかない。 通路に設える竹の柵作りに掛かかろうと白木の丸杭(120cm×3.5cm)を9本買って来た。半分にカットし、上半分の先をナタで尖らせる。 どの作業も右ひじに負担がかかるが、休み休みしてどうにかやっつけた。 竹そのものがせいぜい5年ほどでダメになるだろうし、丸く削ってある木はそもそも柔らかい木なのでそう長持ちはしないだろう。なのでテキトウでいいわけだが、一応防腐剤(クレオソート)を塗っておいた。木はひび割れているのも多く、折角の防腐剤の効果も半減してしまう。 そうかあれがある!と、思い付いたのが「イレクター」の棚を作った時、接着剤に付いていた注入器。それを使ってひび割れの中に注入してやろう。テキトウでイイなんて言っていたのが嘘のようなこの配慮。まあこんなもので割れ目に注入したところで大した効果はないと思いつつ、几帳面で善良な私は出来得ることに全力を尽くすのだった。 防腐剤が乾いたのを見計らって杭打ち作業に入る。砂地なので掛矢などなくてもトンカチで打ち込めば何とかなるだろう。高さと一直線に並ぶようにするためのガイド糸を張って・・。 案の定、スコスコと入っていった。テニス肘の痛みを我慢して8本の杭を打ち込んだ。真ん中にもう一本入れた方がいいのかどうか。入れるにしても竹が曲がっているので、竹を渡してからやった方がいいんじゃないか。そう判断して、取りあえずはこれでこの日の作業は終了。 果たして、どんなものが出来るやら。くねくねと曲がった太さも不揃いの竹をどう扱うかに掛かっている。
2019.04.27
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♪ 移動車の「ゆーきやこんこん」聞こえくる籐工芸を見た帰り道‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 可児市在住で、長年籐や藤蔓などを用いた作品を作り続けている太田順子さんの個展があり、最終日二日前の土曜日に慌てて観に行って来た。 なかなか大変な作業であることは想像できるものの、実際にやったことがないものは想像するしかなく、本当のところは分からない。残念ながら行った時間が悪くこの日は教室があるというので早めに帰られたとの事で、直接話を聞くことが出来なかった。拡大します どの工芸でも同じ問題を抱えている様で、オーナーの話では材料が手に入らなくなってかなり苦労しているらしい。籐は、輸入しているものの丈が短いものしか入らないし、藤蔓は採る人が居なくなってこれまた手に入りにくくなりつつあるとか。拡大します オブジェ風のものやレリーフの壁かけ様のものも有り、その製作意欲はなかなかのもの。バッグの編み方と素材の多様性や意匠の巧みさには目を見張る。これぞ手わざの見せ所。貴重なクルミの皮で作った花の器があり、それがとても良かった。クルミの皮の花の器 参考写真(HPより) 本人が居ないので写真撮影の確認が取れず、個別の写真を撮ることが出来なかった。もっとも、工芸の世界では意匠の問題がからんでくるので写真撮影は出来ないことも多く、本人がいたとしても許可は得られなかったかも知れない。しかし、工房のHPにはバッグの写真も載せてあるので作品のあらましは見ることが出来るようになっている。 籐、藤蔓、山ぶどうや木通の蔓などを駆使して作られた作品には独特の趣があるが、私の好みとしては、あまりきちっとしてないラフな感じのものがいい。「籐(ラタン)」は竹でも木でもなく、東南アジアを中心に熱帯雨林地域のジャングルに自生するヤシ科の植物で、日本名で「籐(とう)」と呼ばれる200種以上ある植物の総称とか。ツル性植物で節があり、とげを持った表皮に包まれているというのは意外。さまざまな種類の樹木にからまって伸びていくので竹のように真っ直ぐではないらしい。竹に比べて非常に軽く弾力性がある。 節があるものの、節と節の間に空洞はないというから竹とは大違いだ。家具、建具、敷物、籠、バッグなど様々な分野で活用されている。籐材料 皮付き 皮をはいだもの 皮籐 細い線材となったものが手に入るが、自分で任意のサイズに薄く割いたりして使うこともあるらしい。皮の方には光沢があって、作品によって使い分けする。 そういえばつい先日カミさんが、友人の亡くなったお祖母さんが長年趣味でやっていた籐工芸作品を一つ貰って来たっけ。紅葉葉楓を入れて撮ったあれだ。かなりの量があったらしい。その面白さ嵌るとそのバリエーションに惹かれて興味が尽きなくなるのだろう。
2019.03.11
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♪ 陽光に誘われ出でてあれこれと庭に用事を見つけて楽し‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 外部に設置してあるコンセントのカバーが壊れている。東向きの角にあり、大雨の日にはずぶ濡れになることもある。センサーライトの電源にもしているのでこのままでは拙いと思い、カーマに買いに行くも使えるものが置いてない。 それじゃあ作ればいいかと思って適当なものが何かないかと探したら、あったあった。染料や絵具などを溶くのに取ってあったプリンのプラスチック・カップ(Pastelとある)。厚みがあってかなり丈夫で、サイズもピッタリだ。 電気の笠を作った時と同じようにハンダゴテで溶かしながら穴を開け、サイドにも切り込みを入れてコードをはめ込めるようにする。コードは防水用のもので、ゴムで覆われていて多少の弾力もある。底の角の部分を通すのに難儀したが、強引に押し込んだ。 切り込み部分は下へ向けておけば問題ない。「うまくいったぜー」と大満足。 実は、最初は別のメーカーのプリンカップでやったのだが、アクリル製だったのでこの段階でパキッと割れてしまった。やりかけたら諦めないのが信条の立花萬平を見習って、このポリプロピレン製のもので作り直したのだった。テイカカズラが新しい蔓を盛んに伸ばしている。 お蔭でハンダゴテでプラスチックに穴を開けることが上手くなった。それじゃあ前から考えていたものもついでに作っちまえと・・。 今や、冬を除けば一年中咲いている「ツルニチソウ」。青い花が欲しくて植えたのはいいが地面を横に這う性質があるので、それを阻止する必要がある。竹で囲ってやるのはどうかなぁと思っていたところなのだ。 いっその事、塩ビのパイプをかぶせて高さを出す方が “腐る心配もなくて良いんじゃないか” と閃いたわけ。ちょうどいいのが家にある。 全くのブラインドにしてはモヤシみたいになってしまう。途中に穴を開けて光を入れてやる。それと同時に、茎を穴から出してやれば見た目も良いだろうと・・・。外で作業を始めると嬉しくて、その辺をウロウロと・・ さっそく獲得した高度な技術(オーバーなこと)を活かす場面だ。 ドリルで連続した穴を開けた後、穴と穴の間をハンダゴテで溶かして整えるというわけだ。 切り出しナイフであらまし削っておいた。溶かす部分は出来るだけ少なくしておかないと矢鱈に時間がかかるからだ。 大きめに開けた穴から蔓を出して・・ 上に伸びた蔓が、塩ビ管をおおいつつ垂れ下がってくるはず。日陰でも花を付ける生命力旺盛な植物なのでコントロールしないで放っておけば、庭を覆い尽くすに決まっている。 とに角、「横に這わせないこと」がツルニチソウをのさばらさないためのポイントだ。 この日は、なぜか詰まって流れなくなっていた樋を外して、中の泥を掻きだす作業もした。餌台のそばで、あれこれやっているもんだから、スズメやメジロがしきりに上で何やら言い合っている。 春は何をしていても心地いい。
2019.03.09
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♪ 黎明に照明ありて文明の旗幟とし闇を悉く消し‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 古い古い蛍光灯を使っていた染色場の電灯を交換せねばならなくなった。LEDのまともなものを買えば結構するので、取りあえずパーツだけを買って適当なものを作ることに。 元々、改装して作った部屋だけに配線も剥き出しだし、二階に蒸気と温度が抜けないように天井に設置した保温材も剥き出しになっていたりする。照明は天井からつるし、適当にコードを引っ張ってあるだけのものだ。どんな設えでも気にするようなものじゃない。 よくもまあこんな古いものを使っていたもんだ。前住人が使っていたものだから、少なくとも50年以上にはなる。LED電球とそれをとり付けるソケット、それにペンダントスイッチを買って来た。コードは家に幾らでもあるので何とかなる。適当に繋いで天井に吊るし、コードを電源まで伸ばして固定すれば事足りる。 このままだと裸電球のままで、如何にも殺風景という感じ。やっぱり笠が欲しい。それなら100均で売ってる樹脂製のお皿が使えるんじゃないかと閃いた。階段上の廊下の電灯も裸のままだったので、そいつにもついでに笠を付けてやろう。さっそく100均で、直径22cmの白い皿を2枚買って来た。 皿はポリプロピレン樹脂で固い。普通に穴を開けるには道具がないと無理なので、半田ゴテを使うことに。穴の大きさに描いた円の少し内側に突き刺し、少しずつ溶かしながら移動してやれば簡単に穴が空く。溶けてはみ出たバリはナイフで削り取り、工作用のヤスリで削って微調整。 実際は穴開けには少し手間取ったが、あとは何てことなく終了。絶縁付き閉端接続子で結線しておいたのでその辺も問題ない(圧着ペンチなんてないので、ニッパで)。カメラのせいで暗く写っているが、十分な明るさがある。 LED電球60形相当(810ルーメン)@1,077、プラソケット@306、ペンダントスイッチ@204、笠(お皿)@100。〆て1,687円+税で済んだ。 それにしてもLED電球の効率の良さは抜群だ。60形相当(810ルーメン)で消費電力が、1/8の7.3Wというから驚きだよね。二階廊下の電灯100均のお皿には見えないでしょう? もう一回り大きい方が良かったなぁ。 100均は本当に便利だ。本来の使い方以外の方法を工夫して、いろいろに応用するのが楽しい。安いので気楽に試せるし、ダメなら本来の使い方をすればいいだけの事。 海外で100均商品を紹介するTV番組があるけど、グッドなアイデアが詰まった商品のやたらに受けがいいのが小気味いい。その優れものが100円だというところで、また驚かせる。ホント、日本人って凄いね。
2019.02.18
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