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先日、ドライブの途中で吉野川市の川島町に聳える、川島城に立ち寄ってみたんでよ。川島城って県道から少し入ったところにあり、少し坂道を上ると悠然と聳えています、いつも目にしていましたが、今まで立ち寄る機会が殆どありませんでした、考えて見るとお城に対する興味が殆どなかったのでしょうね。都会に住みだしてからは、パンフレットなどであちらこちらのお城を見物するようになりました。今まで、大阪城はもちろんですが姫路の白鷺城、和歌山城、四国愛媛の松山城、高知城、滋賀の彦根城、長浜城、名古屋城、犬山城など各地のお城を見物してきました。やはり一番印象に残っているのは姫路城、別名白鷺城です。城内の色々な仕掛けも興味があります。そこで今日は地元の川島城について少し調べてみました。
川島城は吉野川に臨む要害堅固な城なんです。現在の城は模擬天守ですが、
歴史を紐解くと室町時代も末期になり、阿波国では三好氏が主家本丸跡の細川氏を凌ぐ勢いとなり、その三好氏の家臣であるこの地の豪族川島兵衛之進が元亀３年(１５７２)、吉野川に臨む天然の要衝の地に城を築き、川島城と名付けたそうです。その川島兵衛之進も天正７年(１５７９)四国統一を目指す土佐の長曾我部元親軍と戦って敗れ、阿波の諸将一族とともに討死。
その後、天正１３年(１５８５)蜂須賀家政が豊臣秀吉によって阿波一国を与えられると、家政は徳島城の防衛基地として阿波岩の鼻国内の要地９ヶ所に城を築かせ、家老の林能勝をこの阿波九城の一つである川島城主とし、城下町の経営にあたらせたそうです。
林能勝は後に道感と号し、禄高５千５百石で、城兵３００名とともに川島城を守備していた。
川島城は林氏が３代にわたって居城し、阿波九城の中でも特に重要な位置を占めていたが、江戸時代に入って、元和元年(１６１５)の一国一城令により、川島城は他の八城とともに寛永１５年(１６３８)に廃城となった。なお、川島には江戸時代を通じて阿波徳島藩の奉行所が置かれ、明治維新を迎えることとなる。

下克上の時代、室町幕府管領細川晴元の執事であった三好長慶は主家を凌いで京に侵出して勢力を拡大。
阿波国は長慶の片腕で実弟の三好義賢とその子長治が支配することになる。この地の豪族で細川氏の家臣であった川島兵衛之進も三好氏に仕える身となった。
川島城は吉野川に突き出た「岩の鼻」と呼ばれる二の丸跡に建つ川島神社断崖上に築かれた要害堅固な城であったそうです。
現在、川島城跡は川島万葉植物園となっているが、二の丸跡には川島神社が建ち、その東側に観光用の三層模擬天守が岩の鼻から眺める吉野川昭和５６年に建てられた。天守内部にはレストランや貸しホールなどがあり、天守としては異色の存在である。

本丸跡である「岩の鼻」の展望台に立つと、眼下に吉野川の清流が眺められ、その断崖の高さから川島城が要害堅固な城であったことが実感できる。

★坂の途中から川島城を望む