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◇地面に舞い降りたモンキアゲハ

モンキアゲハは沖縄県を除く国内最大級のチョウ。アゲハチョウ科で関東以南に生息し、県内では４月中旬ごろから姿を見せるという。吸水すると同時に、おしりから水分を出しており、水に含まれた栄養分だけを体内に吸収しているとされている。

◇大きく育て蚕のあかちゃん

シャープペンシルの芯ほどの小さな蚕に柔らかな桑の若葉を与える秋田淳子さん親子。
桑畑に薫風が吹き抜ける中、孵化（ふか）したばかりの蚕（かいこ）をある程度まで育てる「春蚕の掃き立て」が始まった。良質な生糸を大量に輸出し、製糸業が国の主要産業だった時代、掃き立てを専門に請け負う稚蚕（ちさん）飼育所は、県内でも集落ごとにあったほどだ。養蚕（ようさん）農家は年々減り続け、飼育所も今では東みよし町の１カ所だけ。「養蚕文化を受け継ぎたい」と、むせかえるような若葉の香りの中で、連日作業に追われているそうです。

◇徳島の「隠れた特産品」ノリ不調

漁船に乗り、ノリの生育状況を確認する養殖業者。今期は暖冬に原油高騰が追い打ちをかけたそうだ。色落ちしたノリが今期は多かったとか。
吉野川の「恵み」をふんだんに吸収し、その品質の高さから徳島の「隠れた特産品」とさえ言われるノリ（海苔（のり））が今期は不調に終わった。極端な暖冬と少雨が影響したようで育ちが悪く、出荷額は激減。さらに漁船や乾燥装置の燃料となる原油の高騰が追い打ちとなった。将来的に、温暖化が品質に影響を与えることへの懸念もあり、養殖業者からは嘆きの声が聞こえてくる。
県漁連によると、県内では主に吉野川の河口付近でノリが養殖されている。生産量こそ全国の約２％（乾海苔）に過ぎないが、ノリの生育に必要なリンや窒素に恵まれているため、色づきは黒々とし、光沢も良く、柔らかな食感も評判で、兵庫、香川など瀬戸内産の中でも人気が高く、東京を中心に出荷されるとか。
ノリの漁期は１０月～翌年４月。ところが、今期の出荷額は昨期の約１６億円を大幅に下回る約１２億円だった。生産量は春近くになって盛り返したが、暖冬や少雨の影響で自慢の色と食感がいつもと比べて劣り、業界全体の単価の下落もあって、昨期に比べ１枚あたり２～３割下落したそうです。関係者は頭を痛めているとか。深刻ですね。

◇夏鳥アマサギ、水田で餌争い　

夏鳥アマサギ、水田で餌争い　徳島市方上町　夏鳥として渡ってきたアマサギが、田植え前の水田で代かき作業をするトラクターの後部に集まり、かき回された土の中から出てくる餌の争奪戦を繰り広げている。
徳島市方上町の水田では、数十羽のアマサギが水生昆虫やカエルなどの餌をついばむのに必死。中には小型のネズミをくわえて飛び去るものも。アマサギは五－七月に国内各地で繁殖し、初冬には東南アジアなどへ旅立つ。

◇香港で阿波踊り選抜連が乱舞披露　

阿波踊り選抜連が乱舞披露　香港で「日本の芸術と文化祭」本場の踊りで日中友好を。徳島県阿波踊り協会の選抜連が十八日、香港・太古（タイクー）にあるショッピングセンター・シティプラザで開かれている「日本の芸術と文化祭」（二日－六月三日）で乱舞を披露した。
特設ステージでは、協会徳島支部所属の十七連から選ばれた踊り子ら二十九人が計三回、各三十分間にわたって熱演。午後四時半からの初回には約二百人の買い物客らが詰め掛け、ぞめきのリズムに大興奮。ステージいっぱいに繰り広げられるあでやかな女踊りや躍動感あふれる男踊りに、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。初めて見たという女性は「衣装も新鮮な感じがして、すごく楽しかった」と浮かれていた。

公演は十九、二十の両日も行われ、選抜連一行は二十一日に帰県するとか。

◇白い花かれんが勝浦のミカン畑に

白い花かれん　勝浦のミカン畑、見ごろは20日ごろまで　徳島県内一のミカン産地・勝浦町で、温州ミカンの十万（じゅうまん）が白く清そな花を咲かせ、里山を彩っている。見ごろは２０日ごろまで。
木々が満開の花と、開花を待つ白いつぼみを無数につけ、まるで雪化粧したよう。
今年は表年に当たる上、暖冬の影響からか、例年よりも花の数がかなり多いという。農家の人たちは摘花作業に追われているとか。

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